はてなキーワード: 貧民街とは
現在、ジョージ・フロイド氏の死をきっかけにアメリカだけではなく、世界レベルの人種差別撤廃運動が盛んだ。
ただ、この活動は結局何も意味を成さないように思う。正確には何かしらの影響は出る。コロナによる閉塞感や不況に苦しむアメリカ国民のガス抜きになったり、マスター/スレーブや白黒という既に定着した用語がコンテキストを無視して言葉狩りされたり、あるいはトランプが失脚して後のアメリカの動きが大きく変わるかもしれない。
それだけだ。アメリカでの人種差別の本質は何も解決しない。あれはアメリカの社会構造/経済構造に深く根ざしている。100年かけて作られた社会構造を変えるには100年かかるのかもしれない。少なくとも表面的な言葉狩りで悦に入ってるだけでは何も変わらないだろう。
まず、アメリカにおいて「黒人あるいはヒスパニッシュを恐れ疑うのは正しい」というどうしようもない事実がある。
言うまでもないが個人を取り出したときに善良な人は山ほどいる。私の知人にも黒人は居るが彼らをことさら警戒することは当然無い。
ならばなぜ警戒することが正しいのか? それは彼らが貧困層としてスラムに多く居るからだ。スラムには黒人やヒスパニッシュが多く居るの方が正確かもしれない。性善説にしろ性悪説にしろ衣食足りて礼節を知るので、貧民街の治安は一般的に悪い。それは教育不足によるモラルの崩壊や全うな職にありつけないため犯罪に手を出さないと生きていけないという事に起因する。かつての日本の同和差別なんかもそうなのだが「ガラの悪い地域の人間と付き合うな」というのは小市民的な処世術としては致し方ないと言わざる得ない。お金があれば犯罪をしないかと言われれば当然そんなことはないが「今日のご飯のために」盗みはリスクが高すぎるのでしないという話だ。
適切な教育を受けねば経済的に自立できず、経済的な自立ができなければ犯罪に走らざる得ず、その状態では適切な教育を与えられない。そして「中には善良な人もたくさん居る」というのは事実と知りながらも貧困層と向き合うときには警戒せざる得ない。10人に1人の犯罪に走ろうとする人間が目の前の知らない誰かとは分からないからだ。
日本から見るとアメリカは教育先進国として紹介されることもある。それは一面で事実だ。多様性を重視しリーダシップ型の人間を育てるのに適した学校も多い。
義務教育期間の授業料が無料という話を聞いたこともあるだろう。そんなアメリカで経済的な理由で教育が受けれないというのは何故だろうか。なんのことはない、アメリカの教育費はメチャクチャ高額なのだ。
アメリカに住めばわかるがアメリカの教育費は基本的に高い。何故なら学区という考え方があるからだ。
日本では文部省主導による教育指導要領によってどの小中学校も基本的には同じことを教える。同じことを教えるから原則的には設備も似たようなものだ。教室があり体育館がありプールがある。調理実習のための家庭科室や実験のための理科室、音楽室なんかもふつうはあるだろう。最近ならコンピューター室とかもあるかもしれない。そんなのは当たり前で多少の地域性や教員のスキルの優劣はあっても、日本ではどの学校に行っても誰に教わってもだいたい同じことが学べる。だが、アメリカではそんなことはない。
アメリカの学校は学区ごとに完全に独立している。これは設備の有無はもちろん、教える内容も全然違う。進化論の代わりに創造論教える学校も普通にある。何故このような独立性があるかといえば、学校の費用は学区の税金から賄われている。つまり学校の周りの地価/家賃によって学校の予算が変わる。そして、予算のある学校は良い施設と教員を揃え先程あげたような先進的な教育をしてくれる。では、そうでない学校は? 不足した設備とやる気のない教員により十分な教育を受けることができない。
しかもアメリカは日本なんて比べ物にならないほどの学歴社会だ。なので、親は子供に良い教育を受けさせようと良い学区、すなわち家賃の高いところに住む。子供のために良い学区に住むなどもザラだ。そうして比較的裕福な層が住むことで治安も安定する。市の予算があるので街も綺麗で便利になる。すると子供を持ってない層でも住みたがる。アメリカで治安はマジで大事だ。そうすると家賃はどんどん上がり、貧困層は住めなくなり下手をすると元々居た土地から追い出される。
この学区というやつは相当細かくて、道路挟んで一つで世界レベルの金持ちが住む超優良学区と経済的に弱く残念な学区が同じ地域にあったりする。パロアルトとか。
サンフランシスコ等のシリコンバレー界隈で時々問題になる不動産の高騰問題がこれだ。ただ、これはアメリカ全土で程度はさておき起こっている事だ。家賃と教育や治安といった部分が強く結びついているため、経済的弱者が這い上がる事が難しく裕福層との差分は時と共に拡大していく。
無論、アメリカは自由の国だ。アメリカンドリームの国でもある。当然、貧困層への教育も考えており特に成績上位者を特別に上級な学校に通えるようにする仕組み等も整っている。「機会の平等を!」これに関してアメリカは取り組んでいる。
しかしながらそれは上澄みを救う対応だ。伸ばすべき人をもっと伸ばす。これはとても理にかなったことだが、固定化された格差の解決にはならない。必要なのは底上げだ。
これには奇しくも日本型の「結果平等」の考え方の方が向いている。日本の教育は決して万能では無いが、格差を固定させない----すなわち富の再分配としては良く機能している。
さて、話を戻そう。
先程から経済格差の固定の問題について話してきた。では何故それがアメリカでの人種差別の問題に繋がるのか?
このような社会構造が出来たとき、100年200年前の経済的弱者は誰だっただろうか? そう、奴隷解放されたばかりの黒人たちや中南米からやってきたヒスパニック達だだ。
ここから経済格差が固定され拡大された。今以上に白人至上主義な世相も大きく影響しただろう。
ヨーロッパの時代かユダヤ人差別を筆頭とした差別はあるし、それはどの地域、どの時代でも残念ながら変わらない。日本だって同和問題とか在日問題とか色々ある。
ただ、今のアメリカでそれはより深刻だ。単なる風説とか好悪だけではなく、必要悪として「貧困地域の人間を恐れる」という事と一体化してしまっている。元々差別にあっていた人種そのものが地域で固定されかつ教育/経済の両方に負のスパイラルが入り用意に抜け出せないという最悪の状態だ。この状態では単に黒人を恐れるなと言っても仕方がない。なぜなら犯罪を犯すものも事実として多いのだ。もっと良い職をというのも難しい。それは適切な教育を受けてないからだ。そして、それは偏見をどんどん加速させていく。事実と虚実がおり混ざって差別の根はどんどん深くなる。誤解と偏見を無くせば良い生易しい話ではない。
これは政治が全うに富の再分配をして、地域経済によらない教育/地域経済によらない治安というものを打ち立てるしかない。もちろん、偏見をなくすための活動はとても大事だが同時に事実としての固定化された経済と教育の格差を解決しないと根本治療とならない。
ただ、今までのアメリカはそういう国ではないし、これからなるにはかなり長い道のりの気がする。事実、このデモのさなかでそういったことはさほど話題にはなっていない。もっと初等教育を平等にすることに力を入れる方が大事なのに。誰だって今持ってる利権を手放したくないのだが、そこから目を逸しては今回の人種差別問題もさしたる成果は得られないのだろうな。。。。
貧民なんて常に暴動と隣り合わせなんだから、じゃあ酒飲ませばいいのか、って言われてもそれも制御を無くすだけだしな。
風評なんて気にしない?じゃなくて風評をちゃんと気にしてないと役所が金出さなくなるんだよ。
弱者を囲っていたぶって半グレ認定なんてされてみろ。関係者として出入り出来なくなるぞ。
どこから金を引っ張ってると思うのよ。金持ちの老人相手にやってる事業じゃねえの。
金がねえけど国から金出してもらうしかなくなった奴ら相手にやる商売だから利益がある程度しかねえの。
増田の言う生かさず殺さずは弱者を囲っていたぶるに見えてないだなんて言わせないぞ。そこにすら気を使わなきゃいけねえのに風評なんて気にすんなって?
稼げねえのに??
それに摘発されるならそんな毎回摘発される事業なんかやってられるかよ。
一番の首魁はその生かさず殺さずをしているところにその不満に擦り寄ってきて薬を置いて帰る奴らだよ。
ヤクを売る連中はどの層にでも手を出せるからな、貧民や貧民街のツレ、家の工事する業者、その社長連中にまで手が回りやがる。
だからグレてる奴らが蔓延ってる。定期的な収入と安くて悪いものでも大金出して買ってくれるからな。
だからすぐにうっすらとした利益を上げる分にはやってられるだろう。
まぁ貧困ビジネスで人間を集めて、その余った力を労働力に変えるとかならまだ稼ぎようはあるだろう。
をまず説明、周知しないといけない。
(小池さんは阿保だから、そればっか題目のように言うが。ついこないだまでは五輪五輪。あてにならない。)
(祭りやイベントの中止くらいはいいと思う。石川県知事みたいな人は抑えるのには有効かも知れない。田舎では祭りひとつ中止できない。
また、今時、若者が海外旅行とか阿保だが、それは、とめてほしい。)
宣言によってパニックにならないようにしないといけない。経済的損失を最小限に留めないといけない。
まずは、祭りや大規模イベントの中止や不要不急の外出禁止(労働禁止ではない)になると思う?
(飲食店はどうするのか。生活の補償はどうするのか。この辺りは、現政権は、生活感がないので弱い。想定できないから出せない。逆に暴動や路上は、貧民街になる。また、なぜ減税しないのか?)
まずは、国民ひとりひとりが、緊急事態宣言を自分でして、(極力自宅待機や感染しないようにする)足りないものを政府に要求する。
コンセンサスをとって、慎重に。対話的に。大きな国だから。各自真剣に。
有事だと思う。
続く
武装したギャングがフラフラ出歩く人を注意して回っているそうな
いわく「政府に正しいことをする能力がなければ、組織犯罪が解決するでしょう」とのこと
[G1] Coronavírus: traficantes e milicianos impõem toque de recolher em comunidades do Rio
[G1]'Jovens, fiquem em casa', pede mãe de homem de 26 anos morto com suspeita do novo coronavírus no Rio
日本でも2人ほど持病のない20代が重症(ICU、髄膜炎)になっていることが確認できているよね
NHKやCNNなどの大手ニュースが伝えているように軍や情報機関が警戒感を持っていることからも
シリアやリビアが停戦に合意したりアフガンへ電撃訪問したりすることからも
当然の起こり得る結果と言えそうな気がする
そんなこんなで、ギャング及び貧民街に住む人たちはコロナウイルスを深刻に捉えており、
「出歩くな。家にいろ」と強く訴えているらしい(物理)
ただ、本当に日本ってさぁ・・・って感じなんだけど、まともな対応ができている国は、日本と違って医師や専門家がまとも以前に、
どこも貧富の差が激しいのよね
映画 シティ・オブ・ゴッド(Cidade de Deus)の舞台になったリオの地域は、強く外出禁止を訴えているけど、
そもそも手洗いに使う水が十分ではないのだとか。蛇口を捻っても水が出ない
これだけで既に致命的な気がするのだけど食べ物すらも十分では無いのだとか
ほんで支援団体が食べ物の支援を強化するとかニュースに載ってたね
マンガです
本が好きだけどエルフ?との混血のせいで嫌われ、貧民街に住んでて本が読めない主人公の男の子が
森薫や三浦建太郎ほど、とまでは言いませんが、現代のマンガとしてはかなりの書き込みがなされています
CGも上手に使われているのでしょう おそらく
そのおかげで異世界の世界観がぐっと現実味を増し、読者をマンガへと引きずり込みます
見せ場をがっつり見開きで見せたり、そこで見開き使っちゃうの!?というのもあり、感情移入度はかなり高いです
原作の文章を引用して語られる世界設定も緻密で底が知れません。
※架空の原作を元に、作者がコミカライズした、という設定のマンガになっているので、その文章も当然作者が考えたものです。
ライトファンタジーがあふれた昨今、その魅力にひかれた人が多かったようで、まだたった2巻しか出ていませんが、15万部も売れているそうです
たった15万部と思うなかれ
グッドアフタヌーンというマイナーな月刊誌のマンガで、アニメ化もしていないのにここまで売れるオリジナル作品というのがどれだけすごいことか、
少しむずかしいかもしれませんが、小学校高学年、中学生くらいにぜひ読んでほしい内容にもなっています
月刊誌ということもあり、物語のペースにどうしても限界があることだけが玉に瑕ですが、
プロローグとなる1巻、助走となる2巻からまだ単行本になっていない1章の終わりまでの範囲では、絶対に損はしないクオリティです
ありふれた異世界転生、俺つええに読み飽きていても面白く読めると思います
正直申しますと、あの花のコミカライズ担当した作者だとは知っていたのですが、所詮画力だけで抜擢された漫画家だとあなどっておりました。
それをいい意味で裏切られた気分です。
ここでいう保守派というのは現在の自民党の中核である清和会とか、保守派の代表として扱われている日本会議とか、保守派の新聞と言われている読売新聞や産経新聞を対象にしています。とりあえずこの辺の人たちの意見が現在の日本で最も影響力があると思っています。もしそうでなければご指摘ください。
他にもいろいろあるけど、上記の保守派の人たちが考えていることややっていることって、過去(主に戦後)の日本はダメダメなので、とにかく改革したいって思いがすごく伝わってくる。保守の定義とかそういうのはどうでもいいけど、保守派の人たちがやりたいこと全部やったら
東京以外が貧民窟と廃墟で、天皇制もなくて、世界から孤立して、人口も少ないから経済競争力もない、そういう日本を保守派の人たちは目指しているっていうことでいいのかな? 保守派の人たちって日本が嫌いで日本を破滅させるために活動しているのかなって思っているんだけど違うのでしょうか。多分違うと思うけど、じゃあ何が違うのかを本当に教えてほしい。
ここでいう保守派というのは現在の自民党の中核である清和会とか、保守派の代表として扱われている日本会議とか、保守派の新聞と言われている読売新聞や産経新聞を対象にしています。とりあえずこの辺の人たちの意見が現在の日本で最も影響力があると思っています。もしそうでなければご指摘ください。
他にもいろいろあるけど、上記の保守派の人たちが考えていることややっていることって、過去(主に戦後)の日本はダメダメなので、とにかく改革したいって思いがすごく伝わってくる。保守の定義とかそういうのはどうでもいいけど、保守派の人たちがやりたいこと全部やったら
東京以外が貧民窟と廃墟で、天皇制もなくて、世界から孤立して、人口も少ないから経済競争力もない、そういう日本を保守派の人たちは目指しているっていうことでいいのかな? 保守派の人たちって日本が嫌いで日本を破滅させるために活動しているのかなって思っているんだけど違うのでしょうか。多分違うと思うけど、じゃあ何が違うのかを本当に教えてほしい。
久しぶりにマスターキートンを読みたくなったんだけど、あの漫画短編集なんでストーリーの当たり外れが多い。特に後味悪い回を読むのは嫌になる。(村人が全員悪者の仲間とかそんなやつ)
つーわけで一番気に入った回だけピンポイントで読みたくて、友達にうろ覚えの内容で尋ねてみた
・貧民街で足の早い奴が出てくる
・印象に残ったキーアイテムは靴。タイトルは「靴とスニーカー」だったと思うけどググっても出てこないんで違うかも
で、導き出された答えはタイトル「ファイア&アイス」、2巻で読めるエピソードだったらしい。
改めて読んでみると思い出と全然違うのな
・足の早い貧民街のやつ、なんとなく女の子だと思ってたけど男だった。そして思った以上に出番が少ない
・師匠の爺さんが思ったより偏屈。なお重要人物爺さんは二人出てくるんで、もう一人の印象と混じった模様。こっちは罪悪感に苛まれるだけの普通の善人
・靴はキートンが武器に使ってた。スニーカーじゃなくて革靴。「靴とスニーカーって同じものじゃねえかよ」って突っ込まれたけどそりゃそうだ
・読後感は思ったよりよくなかった。まあいい話だけど偏屈な方の爺さんちょっと可愛そう
思い出補正とマスターキートン名作っていう評判に影響されて意外と良い印象に改変されていたらしい。
記憶はあてにならない。
FableIIIというゲームの話をしたいと思う。
FableIIIは、XBOX360&PC用のRPGで、僕がプレイしたのはXBOX360だった。
洋ゲーによくあるオープンワールドゲーって感じ。スカイリムとか。Falloutとか。
当時Twitterでフォローしてた、洋ゲー好きのゲイの人がそう呟いてた。
その時大学生で、ちょうど何かゲームがやりたいなと思っていた僕は、
当時「アイドルマスター」専用機だったXBOX360を引っ張りだした。
(なんでゲイがアイマスやるのか?ホモはアイドル好きだから。)
FableIIIの主な舞台は、ざっくり言うと剣と魔法の中世ファンタジー。
主人公は王子なんだけど、ひょんなことから統治者である兄から国を追われ、
剣と魔法を使って復讐を誓い、レジスタンスを率いて国を奪還する、みたいな話。
で、同性恋愛要素ってのは何かっていうと。
このゲーム、ゲーム中に登場する全てのNPCに男好きか女好きかが設定されてて、
自分がそれに合い、そのNPCの好感度を上げれば、恋仲になれるってことらしい。
しかも、同性でも結婚式を上げることができて、セックスもできる。
というわけで僕はプレイしながら男の吟味をしはじめたわけだ。ホモだし。
王城を出て最初の町は、山賊みたいな痩せ男しかいなかったので、軽くスルーしつつ、
成長を進めて、恋愛要素を解禁していく。
で、いくつかの施設を通り過ぎたあとの、ブライトウォールという名の町にいたのがジョーだった。
背は少し低め、がっしりした体つきに、顎ひげと優しそうな顔が印象的な男。
(NPCに話しかけると、なんとその人が同性愛者かどうかが表示されるのだ。現実もこうならいいのに)
すぐさまジョーに話しかけまくり、沢山遊びをして、好感度を上げていくと、
「ジョーの手を引き、湖畔まで送り届ける」
FableIIIの要素として、NPCと手をつなぐ、というのがある。
まあICOみたいなものだ。そうやってクリアするクエストがいくつもある。
僕はジョーの手を引き、村を出て、村と山道をつなぐ大橋を渡る。
手を引かれながらジョーが喋る。
「ところで俺、なんで付き添ってるんだ?パーティーに行くんだっけ?」
「変な夢を見た。あるお店に行けば、19.99ゴールドで全世界を手にすることができるんだよ。」
そうなんだ。ジョーはよく軽口をたたく。
途中、魔物が出るので、ジョーを一旦離れたところに連れて行き、魔法で魔物を一掃する。
それからまた手をつないで湖畔に向かう。
村を出た頃には日が暮れていて、湖に着いた頃にはもう夜になっていた。
湖面に月光が揺らめいている。
ジョーを指定の場所まで連れて行き、さてどうする、と思っていると、メッセージが出る。
どうしてこんなゲームに夢中になっていたんだろうって思う。
いや、なぜかは分かる。
ただ、それらが全部、今まで僕の方を向いていなかっただけだ。
だから、たまたまそれが僕の方を向いてくれて、キスをしてくれた時、僕はそれに心奪われた。
そういう体験を、僕はずっとしたかったのだと思った。
そのあと、僕は大都市で指輪を買い、近所の広場で結婚式を上げた。
ブライトウォールに一軒の家を買って、そこにジョーを招いた。
(FableIIIでは不動産を所有できる。)
お金がなかったので小さい家だったが、それでも心の底から嬉しかった。
ベッドがあったので、そこにジョーの手を引いていき、セックスもした。
画面暗転からの、声のみだったけど。
そうやって、ジョーとの日々を楽しんでいた僕だったが、ひとつ気になることがあった。
wikiを見てみると、なんと、武器や魔法のレベルをどんどん上げていくと、それに応じて外見が変わるというのである。
確かに、スキルをカンストしていた僕の外見は、体に紋章が浮き出るムキムキマッチョマンだった。
これはちょっとよろしくないな…と僕は思った。
僕はどちらかというとちょっと小太りな感じのほうが好きなので、これだとジョーと釣り合う男になれない、と思ったのだった。
なので、ちょっとこれはリセットするべきかな~とつい思ってしまったのだ。
それにまだ、ギリギリやり直しても気力が持つかなーくらいの序盤ではあったのだ。
で、やり直して気付いたのだが、なにやら街にいるNPCの名前がぜんぜん違う。
そう、どうやらNPCの生成は、性別名前外見性指向ふくめて全部ランダムだったのだ。
じゃあ毎回ブライトウォールにジョーがいるわけじゃないのか、なあんだ、と思ってメニュー画面に戻り、
一瞬血の気が引いた。
ってことは、ゲームをまた初めからプレイしてしまった時点で、前の世界は消えてしまったのか?
いやいやいやいや。
僕は走りだす。
ブライトウォールの町を隅から隅まで全力疾走して探すが、そもそもジョーという名前のNPCすらいない。
日が暮れて、僕は途方に暮れた。
仕方なく、僕は、違う街に行こうと思った。
ランダム生成なら、違う街で、ジョーと同じ外見で、同じ性指向で、同じ名前の男が見つかるかもしれない。
でも見つからなかった。
じゃあ、と、同じ条件じゃなくていいから、男の同性愛者ならいいや、と思い、恋愛関係を結んでみた。
でも、それは、ジョーではなかった。
というかそもそも、友情関係から恋愛関係に移行するためのクエストが、NPCによって違う。
あの湖畔でのデートはもう二度と繰り返せない。
ジョーの声がする。
行きたいよ。君のところに行きたい。
というのは嘘で、本当は、その数日後に、ちゃんとロードメニューを見つけたのだった。
すげーわかりにくい場所にあった。
一旦戻ってまた違うファイルを開かなきゃいけなかったのね…。
僕は、泣いた。
僕はブライトウォールに一回り大きな家を買った。
それから、貧民街の孤児院を修繕し、黒人の子をひとり引き取った。
家は村の高台にあるので、玄関を出ると、山向こうに日が沈んでいくのが見える。
それをジョーと僕の子供の3人で並んで見守る。
ジョーが言う。
「俺、25年後はどこにいるのかなあ、って考えるんだ。それから、26年後のこともね。」
僕もそう思うよ。
ジョーのセーブデータは、今でもXBOX360のHDDの中に入っている。
…いや、もしかするともう消えてるかもしれないけど。
なんかレッドリングかなんかになると全部ダメになるんだっけ?知らないけど…。
だから、1年に1回くらい起動しては、ジョーとの会話を楽しんだりする。
もうとっくに全部のパターンを聞いちゃったけど。
5年も前のゲームだけど、発売日に買った思い出のゲームでもあり、
それを今日、夕飯を買った帰り道にふと思い出して、ここに書いた。
あの日、確かに俺はジョーを見つけたんだ、ということを残しておこうと思って。
それだけの話である。
アフリカはフィーバー中だから今回は除外、その他の地区も対象外。
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彼らを日本で受け入れることは可能だろうか。
・
食糧事情だけを考えるなら、日本中に分散すれば10万人単位で受け入れは可能だと思う。
正直に言えば、現代日本人が耐えがたいほどのサバイバルライフを送る彼らは、そうとうなあばら屋でもやっていけると思う。
・
百人単位で保護し、一ヶ月の日本語教育が終了したら、送り出し、次の百人への教育を繰り返すことは必要だ。
それでも、十分に言葉が通じないストレスは半端ないので、数十人単位で分散して共同生活を送って貰わなければならない。
あまり多いと、貧民街を形成して一気に治安を悪化させるか、最悪の場合は犯罪組織化してしまう。
単純に売春に絞って話すが、困窮した彼らをうまく言いくるめ、あるいは暴力で脅迫して売春に従事させれば犯罪組織は利益を得ることが出来る。
適度に田舎であれば利用客が少ないので、利益を出しにくい。外国人が少ないので自治体や警察も管理しやすいと言った利点もある。また、住居も地代が安い方がいいだろう。
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自治体の人口から1パーセントを上限として、受け入れに対する『補償費』を国が支出すればまあ。
また、どうせ生産人口には数えられないのだから、後継者不足の農家か職人に指導させて無聊を紛らわすのも良いだろう。
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