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はてなキーワード: 感染症とは

2020-03-17

ちょっとマイナーめの土着宗教の本を読んでたら、昔その国に外来宗教が入ってきたときのことが書いてあった。

外来宗教vs土着宗教みたいな対立が起きたんだけど、ちょうど同時期にその国で疫病が流行したらしく、

土着宗教側が「外様の神なんか拝んだせいだ!」的に勢いづいて、一度は外来宗教側の重鎮を国外へ追い出すことに成功したらしい。

その後結局、外来宗教が盛り返して、最終的にはそっちの方が優勢になったらしいけど。

神様のご利益云々はさておき、昨今のコロナ事情を見てると、外国から使節団や何かが入ってきたことで感染症流行したのは本当だったのかもね。

2020-03-16

パンデミック」新型コロナ  学会症例、診断遅れで重症化報告も

3/16(月) 16:34配信

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時事通信

 新型コロナウイルスによる感染症は、中国日本韓国にとどまらイタリアなどの欧州イランなど中東米国などにも拡大し、甚大な影響を与えている。国際保健機関WHO)は世界的な大流行意味する「パンデミック」と認定した。中でも、感染経路が追いきれない「市中感染」は発見が遅れ、重症化しやすいと指摘されている。日本感染症学会所属する全国の感染症専門医から実際に診療した患者病態や推移について募集ホームページHP)上で公開している「緊急報告としての症例報告」の中から、市中感染の事例を紹介する。

臨床検査技師が推察する新型コロナ検査数が増えない理由

twitter検査しているのは技師なんだ!って動画がバズりました。著作権問題はあるけど、あるあるが詰まってて面白かったです。臨床検査技師が少し注目されたので、公開されている情報を元に新型コロナウイルス検査キャパが増えたにも関わらず検査数があまり増えていない理由を主に「国がどうやって検査キャパ数を増やしたか」を中心に推察していきます

みなさんが思っている論点と違っててタイトルで釣ったと思われる方がいたらすみません

タイトルを「国が〜」とかにすると政治的意図があると思われそうだからやめました。


前提として全数把握をしない理由は、様々な先生方がおっしゃっている通りだと思っています現在、陽性者は軽症・重症にかかわらず原則入院措置がとられています。(病床数の都合で一部は違うみたい)軽症のコロナ患者感染症病床をとられてしまうと、空気感染するような麻疹結核などの感染力の強い感染症患者隔離できなくなってしまうことが危惧されます

まり身近には感じないかもしれませんが、結核患者数は年間1万5千人を超えており死亡率は20%弱(平成28年)です。麻疹に至ってはワクチンがあるにも関わらず未だにゼロにできていません。


この病床数の点については、この先新型コロナ感染者数がもっともっと増えてくれば、軽症患者は自宅隔離処置がとられると個人的には予想しています


さて、本題です。

ここでは以下の4点を踏まえて検査キャパ数に比較して検査数が伸びない訳を推察していきます

あくまでも私個人意見です。違ってたらすみません

1. 増田について

2. 国はどのようにして検査キャパ数を増やしたか

3. 保険適用でも検査できない?

4. PCR簡単か?

時間のない方は2と3だけでいいかも。


1. 増田について

臨床検査技師一般市中病院微生物検査に数年、病理検査に十数年いた中堅技師病理検査フラジャイルをご存知の方であればわかるかも。森井君と同じ仕事をしていました。ちなみに大学卒業研修はTaqManプロブリアルタイPCRを使った、ガン遺伝子定量身バレ防止でざっくりすぎ)。今は事情があって退職主婦をしています

現場で働いている人たちは守秘義務もあってなかなか発信しづらいし忙しいだろうから外にいる増田個人的見解をみなさんにお伝えします。


2. 国はどのようにして検査キャパを増やしたか

当初、新型コロナPCR国立感染症研究所マニュアルに基づき、一部の地方衛生研究所実施していたようですが、2月14日厚生労働省日本臨床検査技師会(日臨技:全国の臨床検査技師所属する団体)の理事長あてに協力要請を出しています。おそらく、ダイヤモンドプリンセス号の検体を大量に検査しなきゃいけなくなった頃なんじゃないだろうか。これに対し、関東圏に所属する技師が1日に数名〜10名ほど派遣されています

*1 新型コロナウイルスに関連した感染症対策における協力要請について

http://www.jamt.or.jp/information/tuuchi/asset/pdf/yosei-3.pdf

*2 派遣の状況

https://www.jamt.or.jp/covid-19/

派遣された技師がどこで何をしたかは把握できませんが、タイミング的には検体採取後のように思えるので新型コロナ検査に関わっていたものと予想されます


また、*1のPDFを読むと、2月17日には日本生検査所協会(全国の検査受託会社所属する団体)宛てに厚労省から検査協力の要請がなされています

ざっくり内容をみると、「検査試薬をお試し分だけ提供するから欲しい人は言ってね。検査できそうだったらどれくらいできそうか教えてね。」ということが書かれています

それに対し、SRLやBMLLSIといった大手をはじめ複数検査受託会社がうちはこれくらいやれますよと協力を表明したようです。

どの会社がどれくらいかはわからないけど。自社のホームページ公表している会社もあります


これにより1日に検査できる数を増やし検査可能件数が約7000件と見積もられたものと予想されます


ここまでがキャパが増えた経緯。

そして、ここから検査が増えない訳。


*1には協力要請とともに

感染者が増えてきたら、地方生検査所は疫学調査クラスター接触者追跡のための検査をするから診療必要検査検査受託会社検査お願いね。」といった意味にとれる文があります

まずこの文章から現在症状は無いし感染者との接触も明らかでないけれども不安から調べたいという人の窓口は無い、ということがわかります

ある程度検査を重ねて陽性例・陰性例が積み上がってきた中で、やっぱり海外渡航歴のある人や換気が不十分な部屋にいた集団、それらの濃厚接触者に陽性者が多いみたいだとわかってきた。だから保健所を通した地方生検査所は、濃厚接触者を中心に検査をしてクラスターを追っていきたいという意図がみてとれる。それを踏まえてtwitter検査拒否された人のツイートをみてみると地方生検査所は接触歴のない人の検査お断りしている可能性がある。

繰り返しになるけど、接触歴の明らかでない風邪っぽい人(=診療必要検査)は病院から検査受託会社検査に出すことを想定しているから。

実際はどうかわからないけど。


では、症状があるのに調べて貰えないのはなぜか?次に続きます


3. 保険適用でも検査できない?


症状のない人に対して病院では検査ができないのは皆さんご存知の通りです。保険診療対象にならないからです。なので上で述べたとおり、症状のない人の窓口は無いに等しいです。

では、症状があれば検査してもらえるのか。おそらく簡単には検査してもらえないと思っています。ここからはかなり個人的な推測が強くなります。訂正してくださる医師の方お待ちしています

*3 検査料の点数の取り扱いについて

http://www.hospital.or.jp/pdf/14_20200304_01.pdf

ここには、新型コロナPCR検査保険適用になった旨を通知する内容がかかれています

難しいことがたくさん書かれていますが、重要な部分をかいつまむと、「認可された検査施設で認可された試薬を使って検査してね。検査するときは明細書に検査必要だと判断した医学的根拠を書いてね。」という意味だと思います。(保険診療の但し書きはいつも解釈が難しいです)

まり医学的根拠のない人は簡単には検査してもらえないようなのです。

医学的根拠が具体的にどんなことをさすのか技師の私にはわかりません。すみません

しかしながら、日本環境感染学会から出ている医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド

*4 医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド 第 2 版改訂版 (ver.2.1)

http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/COVID-19_taioguide2.1.pdf

を読むと、肺炎存在証明されないケースは感染リスクがなければ積極的検査すべき対象とは言えないと書かれています。(今のところ感染リスクがある人=濃厚接触者は保健所対応

また、新型コロナウイルス感染症に特異的な症状や所見がないと書かれていることからも、まずはコロナ以外の肺炎の除外が先になります

ということは、新型コロナ検査適応になる人は、胸部X線CT採血、喀痰培養(数日かかる)、迅速キットなどで細菌性・マイコプラズマインフルエンザなどなどによる肺炎が除外された原因のわからない肺炎にかかった人ということになるのではなかろうかと個人的には思うのです。おそらくあんまり多くない。

*5 市中肺炎入院症例の年齢別・重症度別原因微生物予後

http://www.jrs.or.jp/quicklink/journal/nopass_pdf/044120906j.pdf

*6 肺炎予防のために 知っておきたいこと

http://www.saitama-med.ac.jp/hospital/division/25respiratory_medicine/images/kanazawa02.pdf

診療方針については専門外なので検査から電カルをみてた経験から想像すみません。もしかしたら、いや別にもっと簡単コロナ検査出せるよと言われれば、あ、そうなんだ。って感じです。


あと、個人的には検査は適切な治療を行うための一つの手段だと思っています。今の状況をみていると、医療従事者側は患者治療目的なのに対して、患者側は新型コロナ検査を受けることが目的となってることによる混乱なのかなと思っています

国や病院側の方針患者目的果たしてくれるようなものでは今の所ないです。たぶん。しらんけど。


患者コロナかもと言い出すと病院にかかることすらもできなくなっていることも検査数が少ない原因の1つかもしれません。これは余談だけど、重症化しちゃったらコロナかどうか調べて貰えないことよりも、肺炎(もしくはそれ以外の病気)の治療をしてもらえないことの方が困るので、接触した覚えがなくて自宅療養してたけどつらいってなったら、保健所コロナかもって電話するより病院接触者じゃないことをきちんと伝えて周りに移さな対策をとりつつ普通に診察してもらって通常の検査受けた方がいいんじゃないだろうか?確率的にはコロナ以外の方が高いし、除外されればコロナ検査正規ルート?でたどり着く。のか???


実際どのくらいの検査が行われているのか、どのくらい増えているのか、は私が調べた範囲ではわかりませんでした。もしかしたらどこかにあるかも。先に書いた通り、病院からの検体は保健所を通さずに検査受託会社に回されるので、情報収集に時間がかかるのかも?


ちなみに、新型コロナ検査料は都道府県負担をするそうなので、PCR検査料の患者負担はないようです。他の検査処置料はかかるよ。

下のサイト解説が優しい。

*7 新型コロナウイルス検出のためのPCR検査3月6日から保険適用

https://gemmed.ghc-j.com/?p=32688


4. PCR簡単か?


上記理由から検査数が増えていないと思っているので、PCR簡単かそうでないかはあまり関係ないと思っていますが参考まで。

PCRにもいろいろあって、手順が簡易化されたものや細かい濃度調整や設定が必要ものがあります一般の市中病院内で行われているPCRは大体がメーカーがキット化した簡易的なものです。おそらく皆さんが想像してるのはこういうやつ?

*8 LAMP法を使った 結核迅速診断キット

https://jata.or.jp/rit/rj/339p11.pdf

正確にはLAMP法はPCR法とは異なります。ちょうどいいPCR資料が探せなかった。PCRはもうちょっと複雑になるけど院内でやれるPCRのざっくりしたイメージはこのくらい。リヴァイ班いなくてもできそう。うん。緊急度の高い結核PCR検査頻度の高い淋菌・クラミジアPCRあたりが実施されています

一方で、新型コロナのような新しい項目でキット化されていないもの検査頻度の低い項目は、採算性や精度管理などの点から多くの病院検査室では実施せず、検査受託会社外注されているのが現状です。


ではPCRの何が難しいのか?

国立感染症研究所ホームページ新型コロナウイルスPCRプロトコルが公開されています

*9 病原体検出マニュアル 2019-nCoV Ver.2.8

https://www.niid.go.jp/niid/images/lab-manual/2019-nCoV20200304v2.pdf

キット化されていないというのはこういうことです。読むだけでしんどいです。

DNAに比べRNAの扱いはシビアです。すぐ壊れる。手順がすごく多くて扱う試薬も多い。機械自動でやってくれるのは7ページの3)の部分あるいは11ページの7)の部分。あぁ、疲れてきた。

手順や試薬が多いとミスが起こります。1で増田卒業研究PCRやっていたと書きましたが、例にもれずコンタミネーションを起こし、ある一定の時期からネガティブコントロールに弱い反応が出続けるという地獄をみました。

おそらくピペットチップを交換し忘れ、共通試薬ターゲットを混入させるとかいう超凡ミスやらかしたのだと思います

逆に共通試薬を入れ忘れれば全て陰性になってやり直し。ぴえん。

あとで原因がわかればまだましで、間違った結果を出してしまうと最悪です。しかもこんなに手間暇かけて一生懸命やっても感度はそんなに高くない。感染にも配慮しなきゃいけない。

このプロトコルをひたすらやっている姿を想像するとつらくなっちゃます

臨床検査技師であっても大学講義・実習でちょろっとやっただけの人がほとんどです。ご年配の技師の中にはPCR原理説明できない人もたくさんいます。本格的なPCRが精度よくできるのは研究所大学病院クラスの大きな病院研究熱心な一部の病院検査受託会社担当者くらいです。なので、いきなりマニュアル見てやってねと連れてこられても結構難しい。


検査受託会社がどうやって検査枠を増やしたのかはわからないけれど、検体検査資格を問わないので、もともと理学部卒とか農学部卒とかも多いし集めやすいのかも。(病院検査室は採血とか他の業務もあるし資格のない人を採用しているところは少ないです)


感度・特異度の高い簡易キットが開発されて検査する人の負担が少なくなるといいね



最後


ここまで読んでもらえると、ネットで騒がれている

病院検査室は忙しい、だから新型コロナ検査はしない。という状況ではない

ということはわかっていただけたかと思います

多くの検査検査受託会社が請け負うので、病院検査室が忙しいのはまた別問題

おそらく大変なのは検査対象でない患者対応に追われてる保健所と濃厚接触者の検体を受け入れてる地方生検査所とか。

検査数がみんなが思っているより少ないのは、あくま国内感染コントロール方針治療方針によるものである個人的には思います

もう少し気軽に検査出せるようになってもいいと思うけど。まあ外注だしすぐに結果わかるわけじゃないか微妙か。


ここまで言っといてばかすか検査されてたらウケる

急激に増えてきたのがわかったらしれっと消します。


検査はすでに増えてるのかもしれないし、言っていることが矛盾していたり、誤字脱字があったりするかもしれませんが、臨床検査技師なんてただの凡人ですし、わたしリヴァイ班でもありませんのでご容赦ください。

間違っていることがあればご指摘いただけると幸いです。

長々とまとまりのない文章を、ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。


症状あるのに仕事風邪なんかで休めない!

ていう人。いるよね。私もそうだった。

休むのが一番だけど、どうしてもいかないと死ぬときは、なるべく喋らない、距離とってしゃべる、食事時間ずらす、会社で共有してる電話PC自販機券売機食器・文具などなどは触らない、触ったら消毒か洗う。

くらいはしてもらえると少しは違うかも?

逆にそれらの共有物は汚染されてると思った方がいいです。

飛沫感染よりも手についたウイルスが目鼻口から入る接触感染の方が多いっていわれてるから目鼻口の周りを触るときには必ず手洗いしてね。

食事、化粧直し、間食、たばこの前とかちゃんと手洗ってる?

あと、すれ違っただけなら感染しないよ。

もつば顔に吹きかけられたらするかも。

それと咳したときにグーの手とかで受け止めるのはほんとやめてよそのウイルスコロナに限らず)の付いた手どーすんの?すぐ洗えんの?!

anond:20200316125615

日本住血吸虫も日本脳炎も日本と周辺アジアしかないよ

あと日本ワクチン制度の不備で感染症が多く感染症輸出国とされていた時期も長い

最近はマシになったが)

日本人が海外留学するならその前にワクチン大量に受けなければならないとか

ワクチン接種歴の証明書がないと現地の学校に入れないとかよくあった

予防法がない新型コロナと違ってワクチン存在していても国策として実施してなかった結果だからよっぽど性質悪い

西側諸国中国ワクチン開発で先を越されてはいけない

COVID-19という嫌らしい感染症は、ワクチンを使った集団免疫に頼らないと抑え込むことは難しいようだ。関連する科学者たちは全力を挙げてワクチン開発に取り組んでいることだろう。「SARSMERSですらまだ有効ワクチンがないのにそう簡単にできるわけがない」という悲観論もあるが、CRYSPR-Cas9などの遺伝子編集技術といった、当時は確立していなかったツールもあることだし、ワクチンの近い将来の開発・実用化には楽観的見通しを私は持っている。

ただ問題は、「誰が最初に開発するか」である

SARSMERSは抑え込みに概ね成功したこともあり、ワクチン開発にリソースをつぎ込み続ける動機付けにはならなかったと想像するが、現時点でCOVID-19ワクチン開発に多くのリソースを注ぎ込む動機があり、しかも実際そのリソースがあり、対象とする検体を最も保有するところはどこかというと、言うまでもなく中国であるワクチン開発には人体への影響を調べるための多段階の試験必要となるが、武漢で不足するインフラ労働者としてウィグル人を送り込んでいるという不確定情報もあり、中国なら彼らを使った人体実験もやりかねない。そもそもCRYSPR-Cas9を世界で初めて人体実験した国であるワクチン開発加速のためのとんでもないリソースを持っているのである

さて、COVID-19ワクチン中国世界に先駆けて開発・実用化するとどうなるか。その化学構造製造方法世界各国で特許取得すれば、中国製造したワクチン(またはライセンス製造させたワクチン)を、中国意向に逆らう国に使わせないようにすることは、法治主義に則る西側諸国実施することは簡単だ。つまり中国に逆らうとワクチンが使えないのだ。想像するだけで恐ろしい未来ではないか

数日前、「オランダ科学者世界で初めてCOVID-19の抗体を分離識別した」とのニュースが流れたが、なんだか白々しいと思わないか武漢であれだけ多くの症例経験した中国科学者たちが、まだ抗体を見つけていないはずがない。発表が禁じられているだけだ。ワクチン開発も、二歩も三歩も進んでいるはずだが、中国にとっては軍事機密と同じ扱いなのだ。決して明るみに出ることはあるまい。

愚かな私は今朝になってようやくこのことに気づいたが、このことに気づいた世界の賢人たちは既にたくさんいることだろう。ビル・ゲイツマイクロソフトを放り出して自身財団業務に専念するのも、おそらくワクチン開発で中国西側特許を取らせないために違いない。

これは戦争だ。人類未来のために、中国支配される暗い未来から逃れるために、西側ワクチン開発の科学者たちには全力で頑張ってもらいたい。たとえワクチン開発では先を越されても、せめて特許だけは回避できるよう、一矢報いてほしい。

追記

もしかして人体実験で得られた知見では特許は認めないという条項があるのか?詳しい人がいたら教えてほしい。一条の光となるかも。

2020-03-15

そんな都合よく感染症対策ロボットができるわけないだろ

映画小説の見過ぎじゃねえか

anond:20200315091204

まず、なぜピークカット理論における曲線が正規曲線に近い形を描くのか、理解できていますでしょうか?

記事 (https://medium.com/@joschabach/flattening-the-curve-is-a-deadly-delusion-eea324fe9727) は、

「我々は曲線を正規曲線として単純化する」(we furthermore simplify the model into a normal distribution)といってるが、この時点でこの記事はアウトだし、これを参照するこの記事もアウトです。もう少し、曲線そのもの自分で描けるようになるまで感染理解記事に入れて頂ければ、信頼性も増すと思います

感染曲線の「ピークを下げる」というのは、たとえば学校閉鎖だったり、行動自粛だったり、個々人に衛生習慣を高めることで、医師技師単位時間あたりの稼働量を減らすことであって、集団免疫を獲得することを目的としているわけではありません。

そのピーク下の面積で算出される集団感染者の総数を目標値(https://www.ft.com/content/38a81588-6508-11ea-b3f3-fe4680ea68b5 によれば、イギリスは総人口の60%)にもっていくのではなく、この曲線のピークを下げた結果、総感染者数が曲線下の面積になり、それを総人口でわったら60%になるのです。

あともう少し、生物学的要素を考慮していただきたいです。SARSMERS流行しなくなったのは、またはエボラなどの風土病特定地域しか流行らないのは、全人類がこれらの免疫を獲得したためではないですし、感染者を全員捕まえたわけでもありません。

とはいえブコメ散見される「ワクチンができるまでの時間考慮していない」という意見はガン無視して良いです。ウィルスワクチン一般作成が困難であり、その中でもコロナウィルスは極めつけに難しく、作れたらノーベル賞クラスとも言われていますコロナウィルスワクチンができて、それが全国民に接種できるようになるまで、どんなに楽観的に見ても2年はかかるし、それどころか10年かけてもできないのではないか、とも思います

もっと医療研究予算のなかで、コロナウィルス系の研究比較的少なかったのですが、今回の件で各国が研究予算資源コロナに全振りしてきたらひょっとしたらどうにかなるかもしれません)。

とりあえず筆者が感染方程式感染率が時間で変化することを基づく微分方程式)を立ててくれないので、もう少しわかりやすサンプルを探したら、https://www.mag2.com/p/news/444079 があったのでこれでも参考になるかと思います

ピークを下げれば、感染症の収束までに感染する個体の数も下げられるのだ、ということを、まずはちゃん理解いただきたいです。

よろしくお願いいたします。

感染症スペシャリスト出てこいや

致死率はSARSに比べて低いか心配しなくて大丈夫ですとか言ってた感染症スペシャリスト

1月終わりの時点でそんな楽観的なこと言ってなければ、「これは良記事」とか言って警戒緩めて広めたツイッター民はてな民含めて、もっと危機感持って対処できてたんと違うんか??

今後イギリスみたいに日本ほとんどの国民感染して、何万人もの家族や友人が死ぬまで終わらないという方向になりうるし、

1度感染しても抗体ができず、2度目に感染すると更に悪化するという報告も出てきてる。

どんな後遺症が残るのかも全く分からない。

長い目で見れば、今思い切った方向に舵を切ったイギリス以外の欧州の方がダメージは少ないはず。

anond:20200314214814

些細なことかもかもしれないが、今は2類感染症相当

http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/COVID-19_taioguide2.pdf

"新型コロナウイルス感染症指定感染症指定されています。それに伴い、中東呼吸器症候群MERS)や重症急性呼吸器症候群SARS)と同じ2類感染症と同等の措置が取られます

具体的には患者を診断した医師直ちに報告義務があり、都道府県知事患者入院勧告し、全国約400の指定医療機関への入院措置が行われます

患者には一定期間、就業制限の指示を出すことができます。なお、入院中の治療費公費負担となります

なお、緊急その他やむを得ない場合につき、感染症指定医療機関における感染症病床以外に入院させること、又は感染症指定医療機関以外の医療機関入院させることが可能となっています。"

  

病床数も第二種感染症指定医療機関の病床数ですな

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou15/02-02.html

2020-03-14

anond:20200314180822

感染者がまだ少ないうちは軽症者も含めて今の感染対応病院で見るでいいでしょうし、病床数をもっと確保していく必要はあるでしょうがイタリアのような爆発状態になるとそうせざるを得ないかもしれません。

自宅と入院の線引きをどこにするかも問題になるとは思います

線引きや日々の健康状態監視LINE等のテレビ電話医師が遠隔できないかと考えます

今年のオリンピック開催が無理な理由

観客が感染するなんてどうということはない。

問題は観客じゃなく選手

アスリートって体が弱っている状態から免疫力が低下して感染症に弱い。選手としてのコンディションをピークへ調整するほど感染やす状態になってしまう。

選手村のクラスター化は避けられないと思うし、陸上競技なんかは重症化もあるかもしれない。

オリンピックに限らず、今年はスポーツ関係全般は開催が危ういと思う。

プロスポーツだとサッカーは開催しても同じチームの選手が一度に5人、6人と感染してしまえばチームになるのかすら怪しい。

「今や欧州パンデミックの中心地になった」←ざまあwwwwww

いやー我々アジア人をさんざんコロナコロナと呼んで嫌がらせしてきたヨーロッパが今やCOVID-19流行最前線とは、胸が熱くなりますね!

アジアから新規渡航者を警戒するだけならまだしも、すべての東洋人へのレッスン中止とか、なかなか素敵なことやってくれた教育機関もありましたしね!

やっぱり日本各地の大学ではヨーロッパ人への授業を中止したほうがいいんじゃないですか?

あいさつで気軽にハグキスをするから感染が広がってるみたいな側面もあるらしいですね。

確かアフリカエボラ出血熱アウトブレイクしたときは、葬式遺体に取りすがって悲しみを表すアフリカ文化に対して「そんな文化があるから流行るんだ。変えていかないと」みたいな論調だったように記憶してますので、ぜひいい機会ですからハグとかキスといった感染症を撒き散らす原因になる文化を変革していくべきなんじゃないですか?

アジア人に対してやってきたことやアフリカ人に対して言ってきたことをヨーロッパ人にそのまま投げつけるべき時ですよこれは。

いやー実に清々しいですね。

まるで武漢肺炎とか中国人お断りとか言ってたら自国の防疫措置がザルすぎて国内蔓延して逆に自分たちお断りされる立場になったどこぞの島国みたいな見事な因果応報ですね!

「今や欧州がパンデミックの中心地になった」WHO | NHKニュース

[] 国内でもなぜテストしないの?って声はフツーに出てます

ドライブスルーを導入した韓国って研究者の多い国だってご存知でした?

ガンガン検査テストをしているけど死亡率が低いドイツって医学部がお安いのご存知でした?

アメリカは流石世界中頭脳が集まるなりの対応を見せましたね

医者研究者が多いだけの日本とは大違いですね。マジでイノベーション以前の問題


とりあえず医師免許は2-3年で更新させましょう

[日本医事新報社]【識者の眼】「新型コロナウイルス感染症蔓延で思うこと─世界から遅れをとる日本感染防御」


私は国際協力機構JICA)の依頼で、15年ほど前からタイ国立皮膚科研究所講義をしている。

そこでわかったことは、日本医療東南アジア諸国より劣っていることである

かに日本病院数や医師数も多く、医療インフラは発達している。そのため日本では貧しい人も医療を受けることができる。

しか問題は、医療の質である。実際に日本では専門家と称される人は多いが、本当の専門家は少ない。

そのため日本では世界標準治療ではなく、日本独特の治療であることが多い1)。

今回の新型コロナウイルス感染症でも同様


(略)


さらに今回の感染蔓延でわかったのは、


実際はPCR検査ができるのに、検査の条件を厳しく設定していることである
感染防御で最初に行うべきことは、感染者を特定することである。診断がつかなければ、治療方針が立てられないのと同じである
政府に近い人は検査をしても意味がないようなことを言っているが、感染者を特定しないでどうやって対策を立てるのであろうか。


かに感染研などの公的機関では検査は手一杯かもしれないが、


日本には何千件の検査可能民間会社が多く存在する。なぜ検査をする余地がないというのであろうか。


(略)


かにPCR検査100%正確ではないが、これが今のところ唯一の検査である。またPCR検査で陰性になる人がいるが、それは感染していないか感染初期でウイルスがまだ十分増殖していないか


もう一つはウイルス存在する部位から検体を採取していないかである(爪白癬では真菌が存在する部位を知らない専門医大勢いるため、検査結果が陰性になることが多い)。


そのため数日前のPCR検査で陰性だった人を下船させ、公共交通機関を利用して帰宅させるのは(日本以外の国では2週間施設隔離)、感染防御を知らない人のやることである。これが日本医療現実であり、日本医療東南アジアより遅れている原因でもある。

政府は「国民生命安全を守る」と常日頃から言っていたのではないのか。


関連増田

 

 

参考になりましたか

anond:20200314154649 anond:20200314180728 anond:20200314180531 anond:20200314181243 anond:20200314181641 anond:20200315140444 anond:20200315162922 anond:20200317104152 anond:20200317120906 anond:20200318221142 anond:20200318221343 anond:20200323174138 anond:20200402140354 anond:20200402140456 anond:20200402140621 anond:20200402212528 anond:20210826144106 anond:20210906190206 anond:20210911175403

コロナより怖い感染症いっぱいあるのに

なんでこんな騒いでんの?

もうやめない?

交通事故のが

よっぽど多い

ペストエイズだってもっと死んでる

3月13日報道ステーション 横浜市市民病院 立川夏夫医師インタビュー

小木≫街のクリニックでもやや混乱が生じているようですけれども、では、感染症指定医機関ではどのような状況に立ち向かっているのか、重症者もそして軽症者も治療にあたっているという、こちら、中継をつないでお話を聞きたいと思います

横浜市市民病院新型コロナウイルス治療にあたられています立川夏夫医師と中継がつながっています先生よろしくお願いします。

まず、視聴者の皆さんにもこちらの写真をご覧いただきたいんですが。

立川先生とは別の先生だということですが、これは、集中治療室重症患者治療にあたっている写真だということですが。

ちょっとだけ右端患者さんが写っていますけど、立川先生、だいぶ太い頭の部分、酸素か何かを先生も…。触れないようにしているんですか。

立川≫これは、処置がなかなかエアロゾルが発生するような処置かもしれないということで。ヘパフィルターを通しながら息ができるようになっているという装置です。

小木≫ここまで重装備でないと治療にはあたれないんでしょうか。

立川≫いろいろ考え方はあるんですが、当院はまず、医療者も守るということで重装備させていただいています

小木≫そして、およそ20人の入院患者さんの中でどのぐらいの方が重症になっているんでしょうか。

立川≫大きく分けると4つのパターンがあると思うんですけれども。当院では、無症状の方が2例。発症するけども軽症だった方が13例、肺炎発症しましたけれども回復された方が2例、そして、肺炎発症して重症化された方が3例というような感じでした。

小木≫ということは重症化した方は今までの見た方の中でのおよそ2割以下ぐらいですかね。

立川≫そうなります

小木≫ここの境目といいますか診断をして難しいところといいます肺炎発症した人で回復した人。それから4番目の重症化した人。ここの境というのはどういうところなんでしょうか。

立川≫それは、もうみんな知りたいところなんですが、現在、分かっているのは基礎疾患がある方、それから高齢の方はそうなりやすいというところまでしか、分かっていません。

小木先生がご覧になっている患者さんの中で重症化する瞬間といいますか、重症化していく過程というのをご覧になって、何かほかの病気と違うとか、新型コロナウイルスの特徴はどういうふうにつかんでいらっしゃいますか。

立川≫このパターン4が中国先生たちも特徴的だとおっしゃるんですけども、数日間、5日間から7日間病態がくすぶったあとに突然、1日のうちに重症化して、人工呼吸器を使うような状態になってしまうという特徴があります

小木≫突然というのは朝、診ている人の様子が、全く呼吸にも問題ない方が変化するんですか?

立川≫当院の例は前日の夜までは、お元気だったのに、朝になったら、担当先生が息苦しいことを発見されて、当院に転院されてその日のうちに人工呼吸器になられたという方がいらっしゃいます

小木≫その兆候がみんな知りたいところだとは思うんですけれども。重症化して、実際治療薬等はどうされたんでしょうか。

立川≫いわれているような抗HIV薬ですとか、その他の薬を使わせていただきました。まだ、数例ということではありますけれども、少し、ひょっとしたら効くんじゃないかなというような感じています

森川≫初めてのウイルスと闘っていくうえで、どう治療していいかはかなり難しいところではあると思いますが、そういった情報というのは、医師の中で共有とかはされるんですか?

立川≫今回は、厚生労働省それから感染症学会等が、症例の共有という場を作っていただいているので、そういうことで行っております

小木≫やっぱり、今非常に問題にもなっていますが、軽症患者もご覧になってそして重症患者もいて、これを病院で診ていくといったときに、当然、重症患者を重点的に治療したいとなっていくと思うんですけど、その課題というのはどう直面されていますか?

立川現在は、軽症の方でも、当院では4週間ぐらい入院された方もいらっしゃいます現在は、入院退院が、法律等で決まっているような状態ですけども、現場医師からすると入院退院を、もっとフレキシブルに決めさせていただきたいというふうに思っています

PC検査というのが今、できない理由PC検査をしてしまうと軽症の方が多く見つかってしまって、その方たちは、法律入院させないといけないと。

いったん入院すると長くなってしまう。そうすると重症の方のためのベッドがなくなってしまう。そこから逆算してPC検査ができないという状態になっています

小木先生横浜市病院はベッドは今の状況でどうなんでしょうか?

立川≫今は、大体14部屋ある中で陽性の方が4人、それから疑いの方が3人で、重症の方のためにとっているという状態になっています

小木≫今、このままでいくともしかすると足りなくなるという状況は十分に考えられるということですか。

立川≫そうですね。

小木≫そうするとやはり今おっしゃったように、今、先生のところに軽症の患者がいても退院させるわけにはいかないということですよね。

立川≫そうですね。

小木≫これは、はっきりとした目安が欲しいということですか。

立川≫目安よりも、今少しせっかく治療に手応えがあってひょっとしたらもっといい治療法が見つかるかもしれない。

そのためには多くの患者さんを見つけて、多くの患者さんにたくさんの薬を使って、その中で、治療法を確立していくということが大事なんですけれども。

今、PC検査をすると、そのためだけにベッドが軽症の方でいっぱいになってしまう。そこから逆算して、PC検査ができないというふうに逆になっているんですね。

ですから、入退院フレキシブルに決められるようになれば、どんどんPC検査をして、どんどん患者さんを見つけてよい治療法に1日でも早くたどり着けるんじゃないか希望しています

小木≫具体的な仕組みをはっきり示してほしいということですね。

立川夏夫先生お話を聞きました。

当たり前だけど、新型コロナちゃんと治りうる病気だよ

感染確認と死亡のニュースばかりで鬱々とするけど、感染学会の報告などには治療の成果が出て退院した例も当然のように上がっているよ

http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200310.pdf

http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200303_02.pdf

http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200303_01.pdf

あと、厚労省発表を見れば、国内発生患者602人中115人は退院していることがわかるよ(死者19人で、他は治療中か確認中)

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10187.html

死者の内訳についてしっかりした統計は見つけられないけど、わかる範囲ではやはり60代以上に偏っている印象を受けるよ

必要以上に怖がらずに、普段通りの日常を過ごしていこうね

日銀金利を下げて、銀行が貸し出して儲けようと思いきや、景気が不安で誰も借りませんでした。

銀行は金余りでも、自己資金投資運用することは禁じられています

投資信託で手数料を集めてもお金は余るばかり。

 

でも、保険会社なら自己資金運用することができる! 

それで、株を買い支えたい内閣要請に協力して、優遇措置を受けたい!

そこで金融業界は、金貸しを休んで、金持ち金持ち団体に、保険契約をどんどん売りました。

 

ところが医療が発達して長生きの人が増えました。

長生きする被保険者年金型)が増えると、保険会社は得をしない。

 

そして突然、新型の感染症が巻き起こり、被保険者死ぬリスクが少し上がります

保険会社は口ではとても言えませんが、少しわくわくしています

相続人にもまた保険を売ろう…と考えています

そしてウイルスはそういう保険会社営業地域流行ったりします。

2020-03-13

政府パンデミック時の対応をどう想定していたか

ここに、

新型インフルエンザ対策政府行動計画」という文書がある。

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/keikaku/pdf/h29_koudou.pdf

パンデミックを起こすのは新型インフルエンザ特に、H5N1とほぼ狙い撃ちして対策を立てていたからだ。

ワクチンやら抗インフルエンザ薬といった、インフルエンザに絞った行動計画の細目はあるが、基本的蔓延防止の施策については、どんな感染症についてもパンデミック時はこの行動計画が基本になっている。

今般のコロナウイルス感染症(COVID-19)での現状を顧みて、この行動計画がどの程度役に立ったのか、検証したい。

なお、

政府行動計画対象とする感染症(以下「新型インフルエンザ等」という。)は、以下のとおりである

感染症法第6条第7項に規定する新型インフルエンザ感染症(以下「新型インフルエンザ」という。)

感染症法第6条第9項に規定する新感染症で、その感染力の強さから新型インフルエンザと同様に社会的影響が大きなもの

ただし、今般のコロナウイルス感染症(COVID-19)は「新感染症」には指定されないらしい。

SARSも一度は新感染症指定されたにも関わらず、COVID-19が指定されないのはなぜなのかよくわからない。

指定感染症」というカテゴリーに入れられたので、感染症法によって様々な制約と処置をうけることになったが、新感染症ではなく既知の感染症ということを強調している。

理由はわからないが、大人の事情があるのかと思う。

ただ、「指定感染症」のままでは、検査感染が確定してしまうと、入院が確定してしまう。

原則的感染症指定医療機関における感染症病床に入院しなければならないとされているからだ。

検査をすると医療崩壊という、変な理屈はこのためだ。

個人的には、指定感染症ではなく新感染症としたほうがよいと思うのだが(省令でよい)

法改正して特措法を施行するそう。

現行法の枠組みを利用すべきと野党が反対したのはこれ。

H5N1インフルエンザに狙い撃ちしたことは正しかったのか?

この行動計画、「Ⅰ初めに 2.取組の経緯」にある通り、策定2005年である

パンデミック現実2009年に引き起こされたが、H5N1ではなかった。

幸いにも、病原性は従来の季節性インフルエンザ程度で済んだが、国外発生期はこうする、水際対策は、国内発生期は、と細かく設定していたものの、全く役に立たなかった。

海外での発生から国内発生、流行までが早すぎた。

通常、新薬有効性や安全性審査しなければならないのだが、全てを超法規的にすっ飛ばしワクチンを作らせたが、出来たころには流行は終わっていた。

個人的には、仮にH5N1インフルエンザであっても、対策は役に立たなかったのではないかと思う。

例えば、行動計画ではワクチンに期待している節があったが、未知の感染症に対する予防薬を作ることは不可能であるし(プレパンデミックワクチンとして当たりをつけて作るとされていた)、パンデミックが起きてから終息するまでの間に予防薬を作ることも不可能だと思う。

PCRでの診断も行動計画にあったが、

全ての新型インフルエンザ患者PCR 検査等による確定診断は、患者数が極めて少ない段階で実施するものであり、患者数が増加した段階では、PCR 検査等の確定検査重症者等に限定して行う。

少なくとも、パンデミックがH5N1インフルエンザだった場合国内発生早期においては全ての確定診断はPCRで行うつもりだったらしい。

これ、発生したのがCOVID-19じゃなくインフルエンザだったとしても、検査キャパが足りてたとは思えない。

それから、鳥からヒトへのH7N9インフルエンザ大量発生した後も、SARSMERSが発生した後も、パンデミック対策はH5N1インフルエンザを想定しつづけたというのはどうなのか?

マスクについて

昨今、マスク感染予防の効果はないとされているが、この行動計画では推奨されている。

個人における対策については、国内における発生の初期の段階から新型インフルエンザ等の患者に対する入院措置や、患者の同居者等の濃厚接触者に対する感染を防止するための協力(健康観察、外出自粛の要請等)等の感染症法に基づく措置を行うとともに、マスク着用・咳エチケット・手洗い・うがい、人混みを避けること等の基本的感染対策実践するよう促す。

一方で、

患者マスクを着用することで他者への感染を減らすことができる。他者から感染を防ぐ目的では、手洗い等との組み合わせにより一定の予防効果があったとする報告もあるが、インフルエンザの予防効果に関する賛否が分かれており、科学的根拠は未だ確立されていない。

科学的根拠確立されていないと脚注で補足はしている。

まり、国の推奨は、科学的根拠はないがマスクを着用すべきと言っている。

マスクについてはもう一か所気になる記述があり

国は、衛生資器材等(消毒薬マスク等)の生産流通在庫等の状況を把握する仕組みを確立する

と言っている。

出来てるのかこれ?

それから

また、発生時に備えて、個人レベルにおいても食料品生活必需品等の備蓄を行うよう努める。

買いだめを容認するような記載もある。

基本的人権の尊重

基本的人権の尊重

国、都道府県市町村は、新型インフルエンザ対策実施に当たっては、基本的人権を尊重することとし、検疫のための停留施設使用医療関係者への医療等の実施要請等、不要不急の外出の自粛要請学校興行場等の使用制限等の要請等、臨時医療施設の開設のための土地等の使用、緊急物資運送等、特定物資の売渡しの要請等の実施に当たって、国民権利自由制限を加える場合は、その制限は当該新型インフルエンザ対策実施するため必要最小限のものとする。具体的には、新型インフルエンザ対策実施に当たって、法令根拠があることを前提として、国民に対して十分説明し、理解を得ることを基本とする。

COVID-19に対しては法令根拠がないし、十分に説明もされてない。

発生したのがH5N1インフルエンザだったら十分な説明があったのだろうか?

え?マジ?増田ニンニクが効くって書いた俺のせいじゃないゆおね?

デマ流布罪で捕まる???

anond:20200313210007

災害被災して精神がやられてしまう傾向だけど、今回みたいな感染症による消費減で収入減で後がなくなる人も多そうよね。

新型コロナ「ばらまいてやる」の男性傷害罪を問えるものだろうか

コロナ「ばらまく」男性捜査へ 飲食店の従業員感染 愛知県警(時事通信) - Yahoo!ニュース

 ついに威力業務妨害等の容疑で捜査が始まるらしい。ところでブコメでは傷害罪に問うべきという意見も多かったと思う。

 ブコメでも出た性感染症の事例(昭和25(あ)1441)を見れば確かに傷害罪は成立しうるとも見える。

 ただ個人的には今回の件と同一視できるのかという疑問もある。刑法に関してド素人中のド素人である自分が語っても仕方ないのだが、詳しい人がいたら意見をください。

(1) 因果関係

 基本的刑法では「その行為がなければその結果が生じないであろう」(コンディチオ公式)という条件関係が成り立たねばならないとされている。もちろん単純にこの公式が成り立てば因果関係が成立するというわけではない。例えばAが交通事故を起こして傷つけた相手Bが救急車に運ばれている最中地震が起きてBが倒壊したビルに下敷きになり死亡した場合にAがBの死まで刑事責任を負うというのは考えにくい。まあ、このあたりは相当因果関係説やら客観的帰属論やらの領分だろうと思うので重要だろうが今回は無視する。

 ところで、性感染症の事例ではこの公式比較的容易に確かめやすい。飛沫感染接触感染するわけでもなくほぼ性的行為やその類似行為をした場合感染すると分かる。対象も絞れるしそこから性感染症の持ち主を同定するのも必ずしも難しいわけではない。要するに「その性的行為がなければ感染は起こらなかっただろう」というのがほぼほぼかると言ってよい。

 一方で、新型コロナ場合はそうとも限らない。飛沫感染では可能性を絞り切れない。もちろん現状濃厚接触者の絞り込みはできていると言えなくもないが、もしかしたら自覚症状のない感染者と接触していた恐れがないとも言えない。実際今回は直接接客していない店員感染が認められたという。すると結局「被告人利益」ということで無罪推定原則対象になるかもしれない。

 一応関連して疫学因果関係疫学的条件関係)という考えもある。疫学証明病理学的証明により合理的疑いを超える確実な事実認定するという考えで今回の件でも使えなくもないかもしれない。ただ、これが採用された判決の多くはさつま揚げ中毒事件のような広義の公害事件である。また千葉大チフス事件のようなものもあるが、こちらは医師赤痢菌やチフス菌を食品に添付したり注射で投与したりしたというとんでもない事件なので、今回のように感染個人が濃厚接触を試みるといった程度の話に援用できるかは微妙な気もする。

(2) 故意に対する認定

では、今回の女性のように、「故意感染させるつもりがなかった」場合はどうなるのか。鈴木弁護士は、「過失と認定するのは難しく、感染させる可能性を認識しつつ認容していたら『未必の故意』があったと判断されるケースが多いのでは」と述べ、傷害罪適用される可能性が高いと指摘した。

「HIV」隠して関係もつと犯罪になる? 男性怒りのブログ投稿で話題に : J-CASTニュース

 次の論点に行く前にここを押さえておきたい。要するに性感染症場合感染認識があるのに感染リスクのある行為を行った時点で未必の故意が認められ傷害罪適用されるだろうということが書かれている。では、少し話は変わるがインフルエンザ場合はどうだろうか?感染リスクがある行為を行っただけで傷害罪となるだろうか?とすれば、インフルエンザに罹っているにも関わらず出勤するような行為傷害罪に当たるのではないかという話が浮上する。だが、これは一般には認められないだろう。性感染症感染リスクのある行為性的行為でありしか一般にそうした行為を行えばほぼ確実に感染するであろうという認識(実際にそうかはさておき)が存在する。例えば性感染症者と性行為をしたと判明した時と同僚がインフルエンザと判明した時を比べてみればいい。前者の方が感染しているかもと思うだろう。それなりにお気楽気持ち通勤してくるインフルエンザ患者がいる(しそれを許容ないし強要する会社がある)のはそういう理由である。つまり感染リスクといっても程度に差があり、性感染症場合は結果の発生を認容しているだろうから未必の故意が認められインフルエンザのような場合は結果の発生を認容しているとまでは見ていないだろうから未必の故意が認められないということになるのではないかしかし、だとしてもまだ問題がある。

(3) 過失傷害との関係

 素人考えだが実はこちらの方が問題なのではないかと思っている。刑法には過失傷罪の規定がある。これは逆に傷害に該当する行為特定する際に過失傷害のことを念頭に置いておかなければならないという意味ではないか。言い換えれば、故意を伴う特定行為傷害罪認定した場合故意はなくとも過失を伴う同様の行為をしても過失傷害として刑罰を与えなければならないということになるのではないか。例えば今回の新型コロナの事例では移す故意を持って濃厚接触した男性傷害罪とした場合インフルエンザを移す過失を犯した人も過失傷害で罰さなければならないという帰結になりはしないかということである

自分性病感染していることに気付いていない場合には、理論的には過失傷害罪の成否も検討されますが、感染に気付くべきだったという注意義務違反(過失)というものはなかなか観念しにくく、また立証の困難さを考えても現実にこれを処罰することは難しいと思われます

知っているにも関わらず!性病隠しての性交渉は罪?(JIJICO) - goo ニュース

 まず性感染症場合に過失傷害を想定するのは難しい。これは以上と(2)で引用した文に沿えば、(a)感染に気付くべきという注意義務が考えづらく(b)感染認識した上で感染リスクのある行為性的行為)をした場合には過失ではなく未必の故意があると認められる、という2点にまとめられる。しかしこれは性感染症特質ゆえではないか

 例えばインフルエンザ場合を考えてみよう。インフルエンザ場合は大抵熱が出る。特に冬であれば少なくともこの時点で風邪インフルエンザかという発想になるし、熱が高ければインフルエンザかもしれないと感付くだろう。つまり(a)感染に気付くべきという注意義務が想起されにくくとも感染認識自体は朧気なりとも持っていることが多い。感染認識をしやすいとも言えるかもしれない。新型コロナ場合は逆に風邪に似ていて逆に感染認識しづいかもしれないが…。一方で、(b)先ほど(2)で述べたように未必の故意までそうそう認められないだろう。しかし、これは性感染症では未必の故意が認められる範囲が過失として認定されるという可能性を排除しない。

 そこで新型コロナインフルエンザに過失傷害問題が生じる。性感染症と違い未必の故意をそうそう認めず「移してやる」という意思があると立証できた場合のみを故意とするよう厳格に解釈しても結局過失傷害範疇から逃れられない。インフルエンザや高熱の認識があるのに通勤してきた人間は恐らく過失を認められるのではないだろうか。特に咳エチケットを守らないようなのは他者への感染という結果を全く回避するつもりがないと言わざるをえない。こういった事情法令解釈に読み込んでよいのかという意見はあるだろう。しか裁判官人間であるから同程度に説得力のある解釈が2つあればいたずらに社会不安を招くような解釈でない方を(因果関係論など他の理由をつけて)選択やすいというのもまた事実である

(4) 以上のような指摘を回避できるか

 と言っても上手く構成すればここまで書いてきた問題回避できるかもしれない。

 第一に新型コロナのような新しい感染症とインフルエンザのような日常的に存在する感染症を分けることができればよい。例えば次のような文章風邪インフルエンザであっても傷害罪可能性はあるという前提の元で書かれているが、因果関係問題現実処罰は困難だろうとしている。

また、誰からうつされたかという点についても、よほどの閉鎖空間で、特殊病気を持っているのが加害者しかありえないということであれば、特定の人からうつされたと証明することも可能かもしれません。

しかし、多くの人は日常生活を送る中で膨大な数の人と接触していますから病気うつされたとしても、誰からどのように感染たかは分かりません。

そのため、現実的にはただの風邪インフルエンザといった感染症をうつしてしまったとしても、傷害罪として処罰されることはないと考えてよいでしょう。

病気を人にうつしてしまったら犯罪か? | 福岡の刑事事件に強い弁護士による無料相談

 私は(1)で、因果関係について性感染症インフルエンザ・新型コロナの間に線を引いたわけだが、インフルエンザと新型コロナの間に線を引ければ今回の新型コロナ患者傷害にしようと多くの人に問題は生じない。つまり新型コロナは濃厚接触者が現段階でもある程度把握できることが多くこの程度の蓋然性の高さであれば因果関係を認めてもよいだろう。一方もはやよくあるインフルエンザでは飛沫感染とはいえ絞り切れないか蓋然性が高いと立証するのは現実に困難だとさえ言えればよいわけであるとはいえ新型インフルエンザが突然生じて感染した場合にはおおよそ感染ルートが特定されてしまうので過失傷害罪で罰せられる可能性は否定できなくなってしまうようにも思える。

 第二に過失犯の成立が困難であれば問題がない。要するに故意による傷害罪が新型コロナインフルエンザで認められても過失が認められる要件が厳しければ多くの人には特に問題が起こらない。1つには過失傷害親告罪であることを利用し一般市民の善性を信じるというわけである。もう1つには実際に理論上過失犯が成立する条件が厳しければよい。過失論はよく分からないが大抵義務違反などを想定するはずなのでそのあたりで何かできたらいいんじゃないか的な話で、まあそこは詳しい人に任せる。

 まあ、何か書いてて刑法のこと全然分かってないな感が伝わってしまったと思うのだが問題提起ということで許してほしい。

せきトラブル対策に「花粉症バッヂ」を配布とか言ってるけど

花粉症は咳を呼び起こさないし、咳は明確に新型コロナウイルスの症状だし、バッヂ自体が巡り巡って感染症広めてる感あるなあ。

連続で3回咳したら退場」ルールを作るほうが良いような気がする。

2020-03-12

anond:20200312232317

岩田さんは、感染症オタクなので、とにかく視野が狭い。

木を見て森を見ずなので、俯瞰的に見ることのできる高山さんと比べると、

どうしても、おっちょこちょいイメージが拭えない。

感染症キャリアを「保菌者」っていうけどウイルス場合はなんて呼ぶの?

保V者?

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