2020-03-14

3月13日報道ステーション 横浜市市民病院 立川夏夫医師インタビュー

小木≫街のクリニックでもやや混乱が生じているようですけれども、では、感染症指定医機関ではどのような状況に立ち向かっているのか、重症者もそして軽症者も治療にあたっているという、こちら、中継をつないでお話を聞きたいと思います

横浜市市民病院新型コロナウイルス治療にあたられています立川夏夫医師と中継がつながっています先生よろしくお願いします。

まず、視聴者の皆さんにもこちらの写真をご覧いただきたいんですが。

立川先生とは別の先生だということですが、これは、集中治療室重症患者治療にあたっている写真だということですが。

ちょっとだけ右端患者さんが写っていますけど、立川先生、だいぶ太い頭の部分、酸素か何かを先生も…。触れないようにしているんですか。

立川≫これは、処置がなかなかエアロゾルが発生するような処置かもしれないということで。ヘパフィルターを通しながら息ができるようになっているという装置です。

小木≫ここまで重装備でないと治療にはあたれないんでしょうか。

立川≫いろいろ考え方はあるんですが、当院はまず、医療者も守るということで重装備させていただいています

小木≫そして、およそ20人の入院患者さんの中でどのぐらいの方が重症になっているんでしょうか。

立川≫大きく分けると4つのパターンがあると思うんですけれども。当院では、無症状の方が2例。発症するけども軽症だった方が13例、肺炎発症しましたけれども回復された方が2例、そして、肺炎発症して重症化された方が3例というような感じでした。

小木≫ということは重症化した方は今までの見た方の中でのおよそ2割以下ぐらいですかね。

立川≫そうなります

小木≫ここの境目といいますか診断をして難しいところといいます肺炎発症した人で回復した人。それから4番目の重症化した人。ここの境というのはどういうところなんでしょうか。

立川≫それは、もうみんな知りたいところなんですが、現在、分かっているのは基礎疾患がある方、それから高齢の方はそうなりやすいというところまでしか、分かっていません。

小木先生がご覧になっている患者さんの中で重症化する瞬間といいますか、重症化していく過程というのをご覧になって、何かほかの病気と違うとか、新型コロナウイルスの特徴はどういうふうにつかんでいらっしゃいますか。

立川≫このパターン4が中国先生たちも特徴的だとおっしゃるんですけども、数日間、5日間から7日間病態がくすぶったあとに突然、1日のうちに重症化して、人工呼吸器を使うような状態になってしまうという特徴があります

小木≫突然というのは朝、診ている人の様子が、全く呼吸にも問題ない方が変化するんですか?

立川≫当院の例は前日の夜までは、お元気だったのに、朝になったら、担当先生が息苦しいことを発見されて、当院に転院されてその日のうちに人工呼吸器になられたという方がいらっしゃいます

小木≫その兆候がみんな知りたいところだとは思うんですけれども。重症化して、実際治療薬等はどうされたんでしょうか。

立川≫いわれているような抗HIV薬ですとか、その他の薬を使わせていただきました。まだ、数例ということではありますけれども、少し、ひょっとしたら効くんじゃないかなというような感じています

森川≫初めてのウイルスと闘っていくうえで、どう治療していいかはかなり難しいところではあると思いますが、そういった情報というのは、医師の中で共有とかはされるんですか?

立川≫今回は、厚生労働省それから感染症学会等が、症例の共有という場を作っていただいているので、そういうことで行っております

小木≫やっぱり、今非常に問題にもなっていますが、軽症患者もご覧になってそして重症患者もいて、これを病院で診ていくといったときに、当然、重症患者を重点的に治療したいとなっていくと思うんですけど、その課題というのはどう直面されていますか?

立川現在は、軽症の方でも、当院では4週間ぐらい入院された方もいらっしゃいます現在は、入院退院が、法律等で決まっているような状態ですけども、現場医師からすると入院退院を、もっとフレキシブルに決めさせていただきたいというふうに思っています

PC検査というのが今、できない理由PC検査をしてしまうと軽症の方が多く見つかってしまって、その方たちは、法律入院させないといけないと。

いったん入院すると長くなってしまう。そうすると重症の方のためのベッドがなくなってしまう。そこから逆算してPC検査ができないという状態になっています

小木先生横浜市病院はベッドは今の状況でどうなんでしょうか?

立川≫今は、大体14部屋ある中で陽性の方が4人、それから疑いの方が3人で、重症の方のためにとっているという状態になっています

小木≫今、このままでいくともしかすると足りなくなるという状況は十分に考えられるということですか。

立川≫そうですね。

小木≫そうするとやはり今おっしゃったように、今、先生のところに軽症の患者がいても退院させるわけにはいかないということですよね。

立川≫そうですね。

小木≫これは、はっきりとした目安が欲しいということですか。

立川≫目安よりも、今少しせっかく治療に手応えがあってひょっとしたらもっといい治療法が見つかるかもしれない。

そのためには多くの患者さんを見つけて、多くの患者さんにたくさんの薬を使って、その中で、治療法を確立していくということが大事なんですけれども。

今、PC検査をすると、そのためだけにベッドが軽症の方でいっぱいになってしまう。そこから逆算して、PC検査ができないというふうに逆になっているんですね。

ですから、入退院フレキシブルに決められるようになれば、どんどんPC検査をして、どんどん患者さんを見つけてよい治療法に1日でも早くたどり着けるんじゃないか希望しています

小木≫具体的な仕組みをはっきり示してほしいということですね。

立川夏夫先生お話を聞きました。

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