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2020-07-01

次のコロナ対策を考えてみた

モデル

確率pで感染している人が、N人に接触して、それぞれにqの確率感染させるとする。

するとある期間にその人が他の人にウイルス感染させる人数は pqN となる。

解釈

上記平均値が1を超えていると再生産数が1を超えてしまう。

東京都では、qを下げる「マスク」、Nを下げる「新しい生活様式」だけではまだ足りないらしい。

残るpを下げる手段が無いか検討したい。

感染している確率pを下げられるのか

至極単純で「積極的PCR検査」をすれば良い。

感度50%としても検査した人については感染している事前確率が1/2まで下がる事になる。

平均の再生産数が1を下回るまでPCR検査を拡大していけば良いだけのでやることもとてもわかりやすい。

これを踏まえて本来東京都がやるべきこと

PCR検査検査能力を1日100万件程度とした上で、接客業営業職など人と接する機会が多い人については週に1度のPCR検査義務化する。

特異度についてはコロナウイルスが広がっていなければコンタミリスクは十分に低いはずだが、それでもあるだろう偽陽性リスク社会で受け入れて、コロナ患者には十分な保証をする。無症状であれば接客や密な会話以外は特に制限しなくても良いかもしれない。

まぁまた市中に広がっちゃってるから医療キャパを考えるとこの作戦は無理なんですけど、すぐ来るだろう次の自粛期間後にはPCR積極的にやる方針にしないとワクチンできるまでずっと「長いハンマー&短いダンス」で大変な生活になりますよ、と。

2020-06-15

PCR検査数は「多ければ多いほど良い」という話

あくま東京についての議論ですが、頭の中を整理してみる。

--

東京の段階的な緩和の目的新型コロナウイルスの「実効再生産数が1を下回る」経済活動範囲を探ること。

ステージ3がNGステージ2がOKとなった時に、じゃあワクチンができるまでステージ2にしておくことができるかと言ったら土台無理な話で、ではステージ分けにどんな意味があるのかというと、少しずつ緩和することによる人々の行動変容とそれによる実効再生産数の変化から次のアクションを決めることだろう。

ハンマーダンス」でいう「ダンス」の仕方を探るための社会実験中とも言える。

まだ結論は出ていないものの、おおよそ現時点での緩和状況では実効再生産数は1を上回ることは確認できたのではないだろうか。

まり想定していた理想的経済活動の開始を行うことはできない、とわかったということになる。

こうなると、「ダンス」の状況で経済活動再生産数のバランスをどうとるのか、あるいは別の方法再生産数を下げられないか、という議論になる。

経済活動を抑えるのは市民感情的にもう厳しいだろう。予算にも限界があるから継続的給付金バラマキはもう他の手段がなくなった時の最後の手段だ。

では再生産数の増加を放置しておいて良いのかというと、このままではあまりに「ダンス」の期間が短すぎる。

他の手段再生産数を下げる方法を探すしかないが、個人感情に訴える作戦は十分に効果を発揮してきたものの、これ以上の効果は見込めないだろう。

政治側のアクション再生産数を下げる、が残された道。

ではどうすれば良いか

結論としては「再生産数が高い業種の無症状患者積極的に捕捉する」しかないだろう。

いろいろ考えたが人権を守りつつ行える施策がこれ以外に思いつかなかった。

PCR検査の感度を考えると意味がないという人がいるだろうが、あくまで「実効再生産数の低減を狙い、全体としての再生産数が1を下回ることを期待する」という作戦だ。

0にする必要はない。継続的数字を下げることが目的だ。

飲食店従事者は定期的な検便が義務付けられているが、それと同じように業種を指定してPCR検査による検査必須とする。

新規感染者数が0に近づいているタイミングではそれによる医療崩壊は起こらないはずだし、感染が広がっていない状況ではコンタミ可能性も低くPCR検査の特異度は十分に高いとみて良いだろう。

PCR検査は限られたリソースであるので効果的に行うべきだ」というのは過去議論で、第1波を都民全体の協力で乗り越えた今、持続的な社会活動を行うために必要なのは「1日10万〜100万単位PCR検査能力」だ。

陽性者が当たり前のように出てくれば、それを前提とした社会となり、不必要差別も減るだろう。

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ちなみにこの話は「新規感染者が十分に0に近く、無症状者の受け入れ先や医療リソースに余裕が出ている状況」での話で、市中感染が広がってきた現時点では医療リソースが足りなくなる方が怖いので今やるのは少し怖い。

まずは次の持続的な社会を共有した上で、1ヶ月程度の自粛要請したい。これには給付金必要だろう。

それが終わったら、もう一度全員で「実行再生産数が1を下回る」社会を作っていくのだ。

今回の東京の緩和は失敗した(かもしれない。本当にわかるのはあと2週間程度だろうか)。

それは悪いことではないし、緩和したことで初めてわかったことも多いだろう。

次にやることは、今回の反省を踏まえて「withコロナ下での持続的な社会」をもう一度描き直し、それを実現していくことである

#頭の中を整理しながら書いてたらタイトルとは違う方向にまとまってしまった

2020-04-16

日本人って見えなければ騙して稼ぐよね

ウイルス撃退プレートとか。アルコールが入っていないハンドジェルとか。

昔だったらマイナスイオンとか。

目に見えなくて、個人検査機持っていなくて簡単に調べられない物が売れる状況になったら、私の時代が来た!ってことなんだろう。

ネットワークビジネスのような最初怪しがられるものは逆に目に見えるような形で騙そうとする。


古い機材でいいか一般市民検査機使えるような場所用意しておいたほうがいいと思うんだよね。

PCRだって変なバンドコンタミで出るかどうかなんて経験しないとわからないだろうしさ。

2020-03-17

PCR検査で「コンタミが怖い」みたいなこと言ってるけどさ

専門用語ごまかしてるだけで、結局のところ「汚れた容器を洗わないまま別の試験でも使っちゃう」位の意味なわけじゃん? それって単にオペレーションで防げるだけの話じゃん。

高度な技術でもなんでもなくね?

そういうところがダメなんだぞ…

2020-03-12

anond:20200312164012

2件、記憶にある実例だと。

このように、現役のお医者さんでも、コンタミというか、感染リスクがあるという事例が2件以上あります

また、院内感染が疑われる事例も発生しています医療関係者も、感染リスクがあるのです。

検査をなぜ、そんなにやっきになってしないといけないのか。

今まで、インフルエンザだったら医師看護師は予めワクチンを接種していたのかもしれないが。

新型コロナワクチンは、開発されていたのでしょうか。

病原ウイルスから身を守る術を全ての医療関係者が身につけていると言えるのでしょうか。

検査自体にも、リスクがあるのでは。

  

世の中(?)コンタミ概念がないのかしら、とは思ってしまう。安易検査することの弊害の一つに検査する人も生身の人間で、運搬するのも、生身の人で。途中で、キャリアになりうるって可能性を考えられないのかな。

2020-02-23

なぜ新型コロナ検査件数が少ないか担当職員から

検査するのは都道府県ごとにある衛生環境研究所(以下、「衛研」と呼ぶ。)です。

感染症法という法律で決まっている。

窓口になるのは都道府県保健所。(市保健所場合もある)(入国前のクルーズ船だと検疫所になるが説明しない)

怪しい人を片っ端から検査したら捕捉できる患者が増えるのは現場もわかってるけど、検査対象ラインを線引きして足切りしないと、物理的に対応しきれない。

可能性の高い順からカウントして、対応しきれるラインで線引きしたのが今のラインってこと。

 

現場での検査の流れを説明すると、

新型コロナ患者医師から疑われた人(以下、「擬似症患者」と呼ぶ)がいる医療機関医師保健所通報(届け出)、

もしくは現患者の濃厚接触者や流行地域から帰国者健康観察(保健所が行う)にて症状発生を把握

保健所から衛研に検査実施の連絡

保健所医療機関に検体(患者の痰など)採取を依頼。

保健所職員医療機関に検体を受け取りに行き、衛研に届ける。

保健所職員から擬似症患者感染拡大防止のため行動自粛任意)を依頼。

衛研でリアルタイムPCR遺伝子解析検査実施(検体が届いてから結果が出るまで3、4時間かかる)

結果が陰性なら伝えてそれで終わり。

陽性なら保健所に連絡。保健所患者都道府県知事名による入院勧告を行う(患者勧告拒否したら強制入院措置)。同時に異議申し立て手続き医療費公費負担制度説明をする。

保健所患者第二種感染指定医機関移送し(消防救急車ではなく保健所感染移送車を使う。離島からだと大変。)、入院手続きを行う。

 

 

という流れ。

擬似症患者と疑う基準厚労省から通達で示されてる(これが流行地域での滞在歴とか患者との濃厚接触歴、かつ37.5度以上の発熱などね)。この基準外でも新型コロナかもと疑って保健所通報する医師もいるけど、都道府県としては通達どおりに判断するので、衛研で行政検査するかしないか都道府県任意基準内なら必ず検査するけど、基準外だと検査現場の余裕がなければ断る。

追記・2/17厚労省通達で、これまでの2条件に加えて、③「37.5度以上の発熱入院レベル肺炎」④「医師総合的に判断して新型コロナと疑われる」⑤「他の病原体検査で陽性になったけど治療効果がない」の3条件でも検査することになってるのを見落としてた。当県も今はこの基準でやってるので、病院医師から要望があれば④に該当するので全部検査してる。)

新型コロナは簡易な検査キットがまだないので、血液とって垂らして抗体検査とかはできない。一台数百万円するリアルタイムPCR装置(衛研に2-4台しかない所が多いと思う)にかけて遺伝子解析しないと検査できない。

追記・ただ装置に検体を置いてスイッチポン全自動でできるものではなく、コンタミを防ぐため検体を分離する担当遺伝子を増殖させる担当PCRにかける担当と3人の経験知識のある技師必要。結果も「陽性陰性」と表示されるのではなく、遺伝子バンドを読み取って新型コロナ配列に該当するか判定しないといけない。)

コロナだけやればいいのではなく、他にも検査すべき感染症はある。

保健所感染担当職員も、衛研の検査技師普段業務に加えて、コロナ対応をしてる。

 

衛研のキャパ限界に近い(患者が2桁数いる所はもう超えてると思う)民間検査機関に金払ってでも委託したいところで初期に検討したが、検体の空輸を受けてくれる運送会社が無くてできなかったんだなコレが。

県が民間企業に運べと強要はできない。国も無理だろうね。

 

 

これとは別に保健所→本庁→厚労省事務ルートがあり、

本庁では部長知事への説明資料記者発表資料を作ったり、

マスコミに投げ込みしたり、記者会見をセッティングしたり、マスコミからの怒涛の電話対応に追われたり、

保健所や衛研や医療機関電話メールで調整したり、

対応費用予算流用手続きのために資料作ったり財政説明したり、

今だと県議会代表質問でみんな新型コロナ質問出してくるから答弁作成して答弁調整したり、

病院から現場マスクが足りないから県がなんとかしてくれ」と電話が来て同情しつつも卸業者にも在庫がないからどうしようも無いんですと答えて申し訳なかったり、

県民から絶え間なくかかってくる電話に対応したり(私が作った○○エキスウイルスを退治できるのでぜひ採用すべし、とか、○○県は✕✕ばかりに力を入れてないでコロナ対策もっと注力しろけしからん、とか、いつ流行が収まるんですか来週そっちに旅行に行く予定だけど大丈夫ですか、とか、県は人の集まるイベントを中止させろ知事はけんからん、とか)、

関係機関(検疫所や県警や自衛隊在日米軍基地衛生管理部門市町村役所や庁内の関係各課)と連絡とったり情報提供したり情報もらったり、

前例が無くてわからない事だと他県担当者に電話して聞いたり、

厚労省内閣府から毎日のように来る新たな通達事務連絡を起案してくっつけて県内市町村に発送したり、厚労省から調査依頼や照会に対応したり。

 

 

これをなんとか片付けてからやっと普段業務をやれるので、平日は午前様になったり、もちろん1月からずっと休日も出勤してる。

都道府県感染部門は、出先も本庁もこういう1類2類指定感染症が発生してない平時業務量にあわせて人員が配置されてて、(感染部門に限らず、どの部署行革という名の人減らしで残業前提の人数しかいない)

軍隊のように危ない戦線に機動的にかけつける予備戦力など県庁には無いので(あったとしても専門知識経験のない職員がいきなり配置されても役立たないが)、

普段から補助金業務とかしてて残業しないと片付かない業務量なのに新型コロナ対応プラスされて、もう限界に近い。

これがあと一ヶ月続いたら確実に潰れる職員が何人も出る。

 

緊急時体制から、持続的な対応(もう感染拡大を留めるのは無理と諦めて、一般的には普通風邪として扱い、重症になる高齢者・基礎疾患を持つ高リスク郡のみ対応する)段階に来てると思う。

 

 

追記

電話対応民間コールセンター委託してだいぶ減った。国からコールセンター委託費用補助金が出ることになった。でも入れ替わりで議会対応が出てきて楽になってない。

県民から電話で「けしからん」「知事を出せ」系の非生産的電話高齢男性ばかりだった。なんでだろうね。

  

PCR装置都道府県が買う費用にも新たに国から半額の補助が出ることになったが、年度内(3月末まで)に納品しないといけないという無茶振りなので使えない。

もう事業予算残ってないか補正予算組んで県議会にあげて、議決を得てから公平な発注のため国際入札を告示して参加業者を募って、開札して業者選定して、ようやく契約発注。納品するまでどれだけの時間が残ってるか。いや無い。

なので来年予算で4月から動くことになるが、その頃にはもう落ち着いてる気がする。

 

普段補助金業務もやってるよ。やらないと病院がもらえるはずの金が入らなくて困るもの

 

 

追記

多かった反応「これを匿名愚痴ではなく公式発表しろ」に対して。

現場は実情を発表して国民県民に広く理解してもらいたいと思ってるけど、上が許さない。

組織として公式に「人が足りなくて手が回らないんです」と言ってしまうと、組織の敗北となる。

公式に発表するためには、正式な手順を踏んで上司の決済を得て広報課のプレスリリース記者会見で発表することになるが、課長部長が「人が足りないからやるべき事ができてない」を認めてしまうと、「ならなぜ事前に人員配置しておかないんだ」と責任問題になる。

もちろん県庁に予備戦力などなく、みんな担当業務をかかえて仕事してるので、上司としても「無茶言うな」なのは現場としても理解してて、原因をおっかけていくと根元に県庁全体で業務量に対して人が足りないという体質の問題が出てくるのだが、

そうすると県職員の定数増に反対してた県議の人たちの責任になる。行政は適宜定数増の議案を出してるが、県議会から厳しく追及されて定数枠をへらされてる過去の経緯があり、それを言ってしまうと外部に責任転嫁する形になってしまう。

県議過去の主張の過ちを認めれば選挙に落ちるので自ら間違ってたと言えず、「業務効率化して余裕を出したり、現在人員で工夫してやりくりすべきだろう」と行政側を責めることになる。

不毛な争いとなる。

行政トップである知事としても「公務員を減らします」と言ったほうがマスコミ有権者のウケがいいので、次の選挙を見据えると「公務員を増やします」と言うのは難しいだろう。あまり細かく実情を説明してもみんな読まない・聞かないし、ワンフレーズで「無駄公務員を減らせ!」と一言で言ったほうが多くの有権者は喜ぶ。

行政が事案の最中に「人手が足りなくてもう手一杯、手が回らない」と公式に認めることは非常に難しい。事案が終わってから反省でその見解を出すことは容易だが、そのころには世間の熱が冷めてて関心がなくなってて、人員増が認められにくいんだよね。

俺は地方職員だが、国(厚労省)も同じだと思う。

2020-02-19

anond:20200219192658

半導体クリーンルームで気をつけるべき作業とか、バイオコンタミを避ける実験経験で、指導されたことと、一緒かなーとは思う。

2018-10-10

バカマツタケの"完全人工栽培"は偉業なのか

先日、加古川肥料メーカー多木化学バカマツタケ(Tricholoma bakamatsutake)の完全人工栽培成功を発表した。それを森林ジャーナリスト田中淳夫氏がyahoo!ニュースで取り上げた記事は、多数のブクマを集め話題さらった。

http://archive.is/fdyLb 

ただ記事の内容には不正確な情報や、やや解説が不十分と感じる点があったので補足したいと思う。なお増田は単なるきのこ愛好家に過ぎず本稿は信憑性に乏しいが、ブクマカのきのこへの興味と深い理解一助となれば幸いだ。

冗長になってしまったので、概要だけ知りたい方や長文が苦手な方は、先に下部の【まとめ】を読まれることを推奨する。

以下該当記事の一部を引用するかたちで解説

バカマツタケマツタケの近縁種。名前名前だけに、マツタケより劣るように思いがちだが、実は姿もよく似ているうえに味と香りこちらの方が美味しくて強いと言われるキノコである

マツタケよりも香りが強いというのは一般に言われるが、マツタケよりも美味しいという話は聞いたことがない。野生下ではマツタケよりも相当に貧弱で、発生時期が早く暖かいこと、一般湿度の高い広葉樹林に生えることからマツタケよりも柔く品質劣化がはやい(一般的にきのこ寒冷地・痩せ地に生えるほど日持ちが良く高品質ものを得やすい)ことが関係すると思われる。近縁で姿がよく似ているというのは本当で、素人目には見分けがつかない。増田にも発生場所情報なしに個体だけで同定できる自信はない。

別名がサマツ早松であるように、マツタケより早く8~9月に発生することから名に「バカ」がついてしまった。

バカマツタケサマツと呼ぶ地域は確かにあるらしい。しかし必ずしもサマツバカマツタケではない。きのこ地方名は極めて多様で曖昧世界だ。その証拠に「サマツ」といっても梅雨時期に少量発生するマツタケを指すこともあれば、モミタケオオモミタケ等を指す地域もあるようだ。

マツタケの人工栽培がなかなか成功しない中、バカマツタケの方が環境適応やすいか栽培もしやすいのではないかと注目する研究者はいた。実は昨年には奈良県森林技術センターが、人工培養の菌を自然にある樹木に植え付けて発生させることに成功している。

『人工培養の菌を自然にある樹木に植え付けて』という表現は正確ではない。菌に感染した苗木を人工的に作り出し植樹することで自然下で発生させた、とするのが正しい。既に自然化で定着している樹木に植菌を施すのと、無菌状態の苗木に植菌するのとでは似て非なる技術だ。(ところで同様の研究マツタケでも行われており、無菌培養の松苗木の感染には成功しているものの、植樹後のマツタケ発生については再現性に乏しい。理由としては自然環境化においてマツタケ菌が他の害菌に負けてしまうこと、マツタケの発生にはまとまった菌糸量とそれを支える大きさの松が必要なことが挙げられる。例えば自然下でマツタケが生えるためには一般20年生程度の松が必要とされる。)補足になるが、奈良県森林技術センターバカマツタケ栽培研究農水省委託事業で、2015年より森林総合研究所(国立)との協働で進めている。要するに国策が3年の歳月を経て文字通り実を結んだかたちだ。今年の2月頃に、はてブでも話題にのぼった。しかし本件とは全く関係のない別個の案件であり、おそらく情報の共有などもされていなかっただろう。奈良県森林技術センターが松の苗木を利用するのに対し、多木化学は菌床を用いた完全人工栽培に取り組んだ。研究テーマアプローチも全く異なり、時期も多木化学のほうが先行している。

これがバカマツタケ栽培の第1号で、今年も継続発生させて実用化に一歩近づけた。ところが多木化学は(中略)木クズなどによる人工培地(菌床)で培養から生育までを室内環境で完結させたのだ。これは画期的なことで、キノコ栽培常識を覆す大発明かもしれない。

菌根菌(樹木との共生関係を結ぶ集団)とされるバカマツタケで『人工培地(菌床)で培養から生育までを室内環境で完結』、つまり”完全人工栽培"に成功したというのは実に画期的なことである。この成果は偉業と言っても差し支えないものであると思う。三重大学の菌学者白水先生も、

とその成果を讃えている。

しかし本文にある『キノコ栽培常識を覆す大発明』というのは誇張にあたる可能性が極めて高い。なぜなら「菌根菌の完全人工栽培成功」という点においては既に先行研究があり、実はとうに商品化もされているのだから。例えばホンシメジの人工栽培がこれにあたる。

とくにマツタケ類は、植物との共生必須と考えられてきた。これまでマツタケ菌糸の培養成功した例はいくつかある(私もその度取材に行って、いよいよマツタケ栽培成功か、と期待していたのだが……)が、子実体(傘のある姿のキノコ)を出すことに成功していなかった。だが多木化学は、とうとう菌糸から実体を出させるシグナルを見つけたのである。この研究成果は、これまでの定説を破るものであり、学術上も大きな成果だろう。

繰り返しになるが、多木化学の成果が学術上も大きな意味を持つ可能性は高い。しかし、その成果がどのレベルかという点については当該記事では説明不十分なので、詳しく補足する必要がある。一般きのこ栽培はざっくり以下の工程をたどる。

a. 優良品種の選定・組織分離

b. 菌糸の培養

c. 原基形成

d. 原基の成長肥大

e. 子実体きのこ)の発生

ごく簡単に一連の流れを説明する。はじめに野生のきのこをたくさん採ってきて、それらの中から有望そうな株の組織(胞子ではない)を切り取って培養する。具体的には寒天培地というデンプンなどの栄養素を添加し固めたものを使う。きのこ組織を切り取り培地に置くだけで(コンタミを防ぐ必要はあるものの)、比較的容易にクローンである「菌糸体」を得ることができる。無事目的の菌糸体が得られたら、それらを培養して増やす必要がある。従来は木くずの他に、米ぬか、フスマなどを添加し水を加え固めたもの(=菌床)を用いる。菌糸体は、適切な温度、水分、光などある条件が重なると原基(きのこの基)を形成する。原基は一般に、低温、水分供給、切断などの刺激により成長をはじめ、十分な菌糸体の量と栄養供給を伴って肥大し、きのこの発生に至る。

ここで問題になるのは、b. 菌糸の培養、c. 原基形成、d. 原基の成長肥大という三つの工程それぞれに、全く違ったメカニズム存在することであるマツタケを例にとると、これまで少なくとも半世紀以上もの研究蓄積(野外での観察研究の記録を遡ると実に70年以上)がある中で、c,dについては再現性に乏しく、bについてもまともな成果はあがっていない。マツタケ栽培の難しさにして最大の課題は実はここ《b. 菌糸の培養》にある。とにかく菌糸の成長が遅い上に、どのようなメカニズムで菌糸が栄養素を取り入れ増殖するのかということがほとんど未解明なままなのである

理由は当該記事にあるとおり、マツタケ樹木共生関係を結ぶ「菌根菌」であることが大きい。マツタケ菌糸の生育には生きている樹木必要で、実験室での再現ほとんど不可能といっていい。それではなぜバカマツタケは完全人工栽培可能だったのか。

マツタケなどの樹木共生する菌根菌に対し、シイタケナメコなど、倒木や落ち葉などを分解し、栄養源とする菌類は「腐生菌」と呼ばれる。腐生菌の多くは菌床による栽培可能で、多くが一般に出回っているのは既知のとおりである。実は菌根菌は、腐生菌が進化過程樹木共生する力を獲得し、腐生的な能力を失った集団だと考えられている。ところが菌根菌の中には、完全に腐生的な能力を失っておらず、腐生と共生、いわば両刀使いが存在するのである。その代表ホンシメジであるホンシメジは「香り松茸、味しめじ」と言われるように、我が国における代表的な食用である。菌根菌とされるホンシメジ栽培は、マツタケ同様に長らく不可能と考えられてきた。しか系統により極めて強力な腐生的な能力を備えるもの発見された(研究により、これまで同種と考えられてきた本種が実は様々な系統もしくは別種に分けられることがわかってきた)。1999年タカラバイオなどにより菌床による完全人工栽培法が確立され、その後商品化もされており、少量ながら現在一般流通している。

多木化学バカマツタケ栽培は菌床を用いた完全栽培なので、上記ホンシメジ栽培成功と同様である。つまり、本件はバカマツタケの中から腐生的な能力を持つ系統を選定し、培養から実体を発生させるまで成功したということだ。リリースにあるとおり、今後は栽培の安定化と供給体制の構築が図られ、数年後にバカマツタケ食卓に並ぶことの実現性は極めて高い。それではマツタケ栽培への応用についてはどうか。

勘の良い方には察しがつくと思うが、前述のc〜eの工程については応用が効く可能性が高い。他のきのこ栽培でも成功しているように、十分な菌糸体と栄養を確保することさえできれば、原基形成〜子実体に至るまで管理可能なことを初めてマツタケ類においても示したことは大きい。ただし、最大の課題である《b. 菌糸の培養》については、ほとんど応用が効かない可能性が高い。なぜならマツタケにおいては既に膨大な先行研究があり、当然ホンシメジバカマツタケ同様に”両刀使い”が存在する可能性も、その系統選びも、菌糸培養を促進する成分や菌糸の栄養源についても、少なくともバカマツタケよりは遥かに詳しく調べられているかである。それをもってしてもまともな菌糸培養に至っていないのが現状なのだ

つまるところ、多木化学による本研究の主な成果は以下の二点にまとめられる。

繰り返すがこれらが偉大な成果であことに疑いの余地はない。一方でマツタケや他の菌根菌の人工栽培を実現するには、それぞれの種類において腐生菌的能力もつ系統の発掘と培養法の確立必須となる。その意味において本研究の応用範囲限定的となる。田中淳夫氏は今回の研究結果により、さも菌根菌の栄養吸収のメカニズムが明らかにされ、あらゆる菌根菌の人工栽培可能になるかのような書き方をしているが(あるいは本当にそう思っているのかもしれない)、残念ながらそうではないことはここまで読んでくださった聡明ブクマカ殿にはご理解いただけたかと思う。

菌床栽培なら、植物共生させないので培養期間が短く、室内の環境を調整することで季節を問わず生産できる。また室内栽培から虫の被害にあわず収穫時も混入の心配がない、収穫も簡単……などのメリットがある。

逆にデメリットを挙げるとすれば、野生のものとは全く異なる味わいと食感になることである。つまるところ、野生の品と菌床栽培のものとでは全く別物と考えるべきである養殖ブリと天然ブリの味わいが全く異なるように(それでも近年の養殖技術進化は素晴らしく、季節によっては天然物を凌駕するものさえある)、それぞれの美味しさと楽しみ方があると増田は考える。今回の成果によりバカマツタケ普通に食べられるようになったら嬉しいし、美味しければ普及すると思う。ただし、仮にマツタケの完全人工栽培確立されたところで、天然松茸価値のものは今後も揺るぎのないものである消費者がどう捉えるかはさておき)。

菌根菌のキノコの中には、マツタケ類だけでなく、トリュフポルチーニホンシメジタマゴタケなど高級キノコが多い。今回の成功が、これらの人工栽培技術もつながるかもしれない。

トリュフポルチーニは、日本におけるマツタケ同様にヨーロッパで盛んに研究がなされているが、今のところ菌床での栽培成功したという話は聞かない。ホンシメジは前述のとおり既に栽培法が確立されており既に商品化もされている。

これらの菌根菌の人工栽培可能にするには、ひとえに”両刀使い”の系統発見と、それらの培養方法確立である。ちなみに本家マツタケにも、実は”両刀使い”の存在示唆されており、引き続き研究が進められている。また、マツタケ類は世界中に似たような種が多数存在しており、マツタケ(Tricholoma matsutake)の中にも、例えば中国の山奥には広葉樹共生する系統があり、更にはそれらが日本ナラやカシと共生関係を結ぶことがわかっていたりもする。種の中にも多様性があり、それらをしらみつぶしに調べていけば、そのうち栽培可能ものに出くわさないとも限らない。その点はトリュフだろうがポルチーニだろうが同様である。ただし、その研究がどれほど途方もなく根気のいる仕事なのは間違いない(ちなみにトリュフポルチーニ国産種が知られており、積極的に狙うマニアが相当数いる)。ところで、遺伝子組み換え技術により、これらの菌根菌に腐生菌的能力を付加することも可能とする研究者もおり、そのうち遺伝子組み換えマツタケの完全人工栽培実験レベル成功する日も来るかもしれない。

まとめ

参考文献

https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakaatsuo/20181006-00099530/

http://fs.magicalir.net/tdnet/2018/4025/20181003413938.pdf

http://www.kinokkusu.co.jp/etc/09zatugaku/mame/mame04-3.html

https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/bulletin/424/documents/424-1.pdf

http://www.jsmrs.jp/journal/No31_2/No31_2_167.pdf

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjom/50/2/50_jjom.H20-07/_pdf/-char/ja

トラバブコメに反応

見た目 味も 香りも 同等以上なら 偉業

あくまで野生産同士の比較なら、やや下位互換という感じではないでしょうかね。栽培バカマツタケは食べてないのでわかりませんが、うまくすればそこそこ美味しいものができる可能性はあるかなと。ただ、マツタケって単体で食ってそんなにうまいものじゃないと思うので、一般家庭での調理には手を焼く気がします。炊き込みご飯するにも炊飯器臭くなるしね。料亭とかでマツタケ代用品として普及する可能性はあるかもしれない。<

2018-03-25

あー俺ムスリムから酒飲めねーわ

居酒屋って豚肉コンタミちゃうでしょ無理無理

でだいたいOK

2018-03-07

アメリカ人チャットしてたら

トイレコンタミふーどしてるって内容が理解てきないんたが

トイレでご飯たべてるの?

食べ物下痢ってるってことなん?

ゆーイートふーどいんトイレット?

ってきいたおれwにおしえて

2017-06-10

生物学的に異なる種同士が交雑することは少ない。

DNAの異なる生物本能的に識別する能力生物は持っている。

男の集団の中に男装した女が紛れ込んでも気づかれることは稀である

女の集団の中に女装した男が紛れ込むとバレることが多い。

染色体が男はXY、女はXXなので

Xのみの集団の中にYがコンタミすると自然忌避排除する力が働く。

社会における女の扱われ方と、女社会における男の扱われ方を比べるとき

男女では双対性がないように思うことがある。

2016-08-23

閉会式を観た感想

「ちょーうまい

「すごい!」

「最高」

 私のタイムラインがそんな絶賛でうめつくされた。

 あるフォロワーさんのひとりなどは「ぜひ味わってほしいのでネタバレ厳禁です!」と事実上オススメコメントまで。

 ほーーーー、これは味わわねばなるまい。

 いったいどんな味かな、どんな料理かな……? 

 アツアツのカツ丼や脂のしたたるステーキ想像しながら、私はレストランのれんをくぐった。

「こちらが本日ランチでございます」 

 ウェイターであろう、むさくるしいヒゲを生やした中年男性料理を運んできて、わくわくをつのらせる私の前でクロッシュを取った。

 そして、現れたのは……


 まるごとのりんごである


 いや、能く見れば生ではない。

 ところどころシミのような紋が浮き出ており、全体的にしなびている。

 印象としては、リンゴ飴の飴部分を取り去ったものに近い。

 これは……


青森県五所川原市名物りんごの丸っこ漬け!!! 


 丸っこ漬けは9月下旬から行われる除袋時の落ちたふじりんご(まだ生食は無理)を活用して、翌年の田植え時のおやつ用として漬けたあおもり食の文化伝承である!!!

 生りんごを食べるようにそのままかじったり、皮をむいて切って食べる。昔は物が無く、特に田植え時の5月は収穫物の無い時なので、漬けたりんごは大切なおやつだったといわれる!(以上 http://www.umai-aomori.jp/cook/kyodoryori/densyo/104.phtml より引用

 しかも、不朽のブランドふじ」の最高級品を贅沢に使用している!!!!

 なんちゅうことや……これに比べたら山岡はんの大森靖k、もとい「大林」は天カスや……


 私が驚愕に打たれていると、ひげのウェイター(衛生のためか「M」と書かれた帽子を着用している)が気遣うようにそっと脇から付け合せのうめぼしを置いてくれた。

 客人にたいする奥ゆかしいOMOTENASHIの心、これこそCOOL JAPANの精髄である


 で、丸っこ漬けを実際食べてみると、モソモソしてるようなシャリシャリしてるような、しょっぱいような甘いような味である

 お弁当箱に入れて他の食材コンタミされたあのしなびたりんごを思い出す。

 ……こんなもんか?

 周囲を見渡してみると、右翼っぽいあんちゃんからライト左翼っぽい感じの人間まで「うめーうめー」と叫び声をあげている。

 一緒に来ていた私の夫も「いやーうまいなー、ぜひツイートしてこの感動をひろめなきゃ!」と丸っこ漬けと過疎の街五所川原市を讃えまくった。


 一方の私はといえば……

 いやまあ? 

 普通に美味しかったですけど?

 みんな二十世紀梨とか紅玉しか喰ったことないの???


 まあ個人の好みの問題でさーね。好きだと言ってる人を責めるつもりはありません。


 ちなみに参考。:

 「1964年東京オリンピック」→さくらんぼパン

 「1936年ベルリンオリンピック」→大トロ

 「1972年ミュンヘンオリンピック」→ベーグル

 「1980年モスクワオリンピック」→パピコの右半分

 「1984年ロサンゼルスオリンピック」→パピコの左半分

 「1940年東京オリンピック」→ネッシーの刺し身

   

2014-12-24

家で作れる比較安全なとりわさ※自己責任でどうぞ

http://anond.hatelabo.jp/20141223213114

安全な「とりわさ」食いたいって、投稿があったので、

紹介してみる。俺もめちゃくちゃとりわさ好きで、

スーパーの肉で家で何回もやってるし、お腹壊したことも

一回もない。手順通りちゃんとやれば、原因菌の

カンピロバクターは殺せるので、比較安全

<準備>

●鮮度の良い鶏のささみ

クックパッドとかに書いてあるけど、

何が鮮度良いかなんて解んないよね。俺も解んないよ。

というか処理の段階で食中毒菌が付着しちゃうらしいから

鮮度良くても駄目なときは駄目です。

とは言え、解体してからすぐ=繁殖時間が少ない

ってことにはなるので、「ドリップが出てない」

賞味期限がけっこう先」ぐらいで選んでみてはどうだろう。

醤油/だし醤油/ポン酢

この辺はお好みだけど、個人的に一押しは鎌田のだし醤油

●三つ葉

とりわさとは切っても切れない相棒

わさび/ゆず胡椒

これも好み。ゆず胡椒だととりわさとは言わないか…。

料理用の温度計

必須。2000円もしないで買える。

<作り方>

1)鶏ささみの筋を抜く

ささみの真ん中に白い筋があるので抜こう。

上手く引っこ抜けない時は包丁を使ってもOK。

2)ささみZIPロックに入れて空気を抜こう

筋をぬいたささみZIPロックに入れてチャックの横に口付け

しゅって空気を抜こう。真空パックみたいになったら成功だ。

3)鍋に温度計使って62度のお湯を作ろう。

温度計は鍋に刺したままでOK。

4)その中に2)の鶏ささみを入れて蓋をして1時間放置

時々温度計を見て60度を下回ったら少し火を入れて

62度にしよう。

5)1時間経ったら適当に取り出して、ぶつ切りにして、

小鉢とかに盛り付け

6)上から刻んだ三つ葉をかけて、わさびを溶いた調味料

(だし醤油醤油ポン酢)をかければ出来上がり

<コツ>

・温度は62度を絶対キープ。65度まで上げちゃったら失敗

マジで1~2度の温度差がすごい触感に影響でます

・冷えてきたときに、入れる火は弱火で混ぜながら。

・少ないお湯に肉入れすぎると、温度保つのが難しいから

肉100gに対してお湯1リットルくらいが良い。


【衛生情報

食中毒の原因はカンピロバクターです

・湯通ししたくらいではカンピロバクターは死にません。

飲食店で出ているとりわさもグレーゾーン

・75度1分で殺菌というのが正式見解ですが、

75度なんかに熱したらカチカチのささみなっちゃます

・で、よくよく調べると中心温度60度1分でほぼ死滅します。

・とり刺みたいな生感は減りますが、しっとりとやわらかく美味しい

とりわさが作れます

<追記>

いろいろとコメント燃えたので追記。

>鶏わさでいっぱいカンピロバクター食中毒でてるじゃねーか。

上にも書きましたが、しっかり加熱してなければ店だろうが

スーパーだろうがどこの鶏肉でも食中毒になります

正直上の方法で作るよりも

飲食店のとりわさ食べる方がリスク高いと個人的には思います

(超特別コンタミしないように生食用管理されたささみは除きますが、

普通飲食店はそんな高い食材使ってない場合が多いです)

>鶏の触感は生感ないでしょ?

鶏ハムに近い感触です。それでも、ぎりぎり狙ってるので

もうちょっとやわらかい感じですかね。

ノロウイルスや他の菌を考えたら85度まで加熱しろよ!

コンタミの可能性を言い始めると野菜でも刺身でもなんでも、

全部しっかり加熱しないとアウトですよ。

発言されてる方は一切そういう食事取らないのでしょうか??

絶対に気になる方は全部加熱したものを召し上がればよいかと

思います。(絶対は無いのでタイトルは調整しました)

>60度の根拠は?

東京都福祉保健局が60度以上に中心温度があがっていれば

問題ないという見解を出しています

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/campylo/report2a.html

2014-12-10

http://anond.hatelabo.jp/20141209233643

なるほど。

しかし、そのやり方では高純度のサンプルを得るのが難しそうだな。

コンタミの影響が無視できない。

2014-06-10

http://anond.hatelabo.jp/20140609233220

から露光変えて、「あ!緑に光った!」とか、コピー繰り返して「緑がついた!(コピー機に落ちた緑のゴミ)」→「え?実験ミスってた?あ、同じ実験室の他の所からも同様の報告が。コンタミだったんでしょうかね」みたいなのがセルネイチャーレベルでもガンガンあっただろw

マ○ビッツとか、話題だっただろ昔からwあれもコンタミって話で終わったが絶対クロってのが常識だったし。

2014-06-09

http://anond.hatelabo.jp/20140609201527

生物におけるハードワークってわかんねーかな。

たとえば、同時並行にPCRとか遺伝子発現とかをやるんだよ。ノックアウトマウス作ったり。

それで物療作戦でひたすらやればなんらか結果は出るんだよ、だって遺伝子から

論理的にというが、生物系って緑色発光タンパク質(GFP)が特定細胞に光った光らないとかだから画像修正とかフォトショでなんとなく結果が変わるんだよ。(今回の小保方も緑の部分が光った光らないだっただろ?)

したら、結果がでたってなる。論理関係無いイメージの問題になる。

そしてそれは、まあ見間違えとかコンタミかいくらでも理屈ついちゃう

現実知らずに妄想語りすぎだろあんた。

2012-10-18

Wikipediawikiって略すな」戦争に決着をつけるたったひとつのワケ

参考URLhttp://b.hatena.ne.jp/entry/blogos.com/article/48485/

このように、IT系ブクマーの多いはてなでは、「Wikipediawikiと略す」人間を過当に低く評価する態度を持つ人間が多い。

これは推測であるが、Wikipediawikiと略する行為無知を露呈していて偏差値が低く見えるとか、そういう略称を用いるのがリア充に多そうだという偏見からきてるとか考えられる。

しかし、しかであるWikipediawikiと略されるべきなのである非コミュ拗らせてこんな瑣末なことでしか優越感が得られなくなってしまったとしても、だ。以下に理由を述べる。

われわれが使っている日本語意味は、原則として文脈に依存する

例えば、上記参考URLの元記事を見てみると、言及されているのはWikipediaであり、システムとしてのwikiではないのである。終始言及されているのはWikipediaであるから、それをwikiと略したところで意味の混同は起きようがないのだ。起きてるとすれば、それは単に人の話を聞いてないか、狭量なだけ、ということだ。

理由としてはこれで十分であるコンタミなんて気にすんな。


それにさ、ウィキペって略すのはなんかださいじゃん。

これもまた憶測の域を出ないのだが、こんな考え方を持っている人は結構多いんじゃないだろうか。すかしっぺみたいでダサい、みたいな。

こんな略称ならwikiって言いたくなるよなー。

2011-05-08

http://anond.hatelabo.jp/20110508200459

完全パッケージ品をそのまま提供したならね。

今回なら、卸業者から来た真空パックの肉を、「そのまま」客に引き渡す場合

でも、マツモトキヨシ調剤薬局もやっているとして。たとえ武田から来た薬剤にコンタミがあったとしても、マツモトキヨシ調剤用ではない薬を調剤用に使用し、コンタミを増やすような作業手順を実施して客に引き渡せば、マツモトキヨシにも武田にも調査なり責任がつきまとう。

今回で言えば、焼き肉屋は卸から来た肉を調理調整して客に引き渡した。たとえ卸の段階でコンタミが生じていても、焼き肉屋でも正しい調理手順を実施していなかったり、生食用でないのに生食で提供しているのだから、両方に調査や責任がつきまとう。

ところで、ついでだから考えてみよう。

いま話題の東京電力は、GE東芝日立といった原子力プラントメーカーが建造した原子炉を使って発電している。

東京電力原子炉の運転者であり所有者であるしかし、その原子炉を製造したそもそもの主体はプラントメーカーである

では、その原子炉設備設計不良があって、事故が起こったとする。

所有者側と製造者側、どちらが主たる責任を負うのだろうか?

2010-08-06

実験前は霧吹きに入れたエタノール(70%)で手を殺菌すべき

いくら超特急細胞の継代をやれと言われたとはいえ、あのやり方はあんまりだった。おかげでシャーレは半分コンタミするわ、頑張ってた筋芽細胞たちは培地をいきなり変えられて筋管形成するわ、中には一番うまく分裂していたときに死ぬことになる細胞がいるわ、俺は最悪なことをやった。俺がやったのは昼食に納豆を食った手でFBSの不働化だった。んで俺の昼食は納豆ばっかりだし、めちゃくちゃ醸されてて実験後に変なコンタミが多発してインキュベーターがカビるわで、結果的に俺が食った納豆のせいで研究室が継代し続けてきた細胞株は壊滅した。なんせバチルスをFBSにばらまいたんだからな。俺が納豆ダイエットにはまる以前はもっと清潔な雰囲気があったぜ。みんな俺にコンタミさせられたときは苦痛だったはずなんだよ。だけど俺の実験前の食事は、コンタミの原因菌を明らかにし、一瞬醒めた目で見られたが、いったん細胞が全滅してしまうと何も感じなくなるように絶望が広がるから、みんなこのあとどうしようかという最悪の現実を考えないようにしている。言ってみれば強すぎるストレスで笑ってしまうように、実験中の細胞が全滅してしまうと苦痛があまりなく、むしろ細胞周期に合わせて夜中に継代する必要もなくなってよかったねと思い込んでる。しかし細胞たちは確実にバチルスに殺された。納豆ダイエットはやめたほうが賢明だ。実験前は発酵系の食品を避けて、確実に手洗いしろ。アルコールを吹きかけて殺菌だ。これは実験プロトコルだ。

元ネタhttp://anond.hatelabo.jp/20100806130523

2009-10-15

http://anond.hatelabo.jp/20091014213429

最高裁民主党の政策に違憲判決出さない人選するって事だろうな

なんという三権分立の無視!

まぁ現状もそうなんだろうけど、すでに行政立法コンタミする発言をしてるぐらいだから、司法コンタミしてくれそう!ワクテカ

2008-11-19

となりの研究者をイラッとさせる10の方法

1. 人の実験手順をじっと見る

   あるいは人の後ろにずっと立つ。

2. 人の試薬瓶にピペットを直接つっこむ

   せめてあらかじめ小分けしておいたチューブにつっこむか、できれば自分チューブに移して…!

3. 作業中に話しかけて、そのまま長話

   質問や要点をまとめておいてから→いまいい?って確認するとか。

   急ぎでなければ、たとえボスでも、クリーンルームまで追っかけてこないで…!

4. 自分が答えられないときの質問返し

   質問してきた研究者に「では逆に質問しますが」と高飛車に質問しちゃうのはだめ。

   逆に相手の研究者に「それはいい質問ですね」ってとりあえず持ち上げておくと、印象が良くなる場合も。

5. 知ったかぶりによる他分野の研究批判

   「****(他の研究分野)って終わってる or 行き詰まってる」

   これを言うのはほとんどその研究分野をちゃんと理解していない人ばかりでは…!

6. コンタミ犯人捜し・犯人叩き

   開き直っちゃうけどコンタミが出るのは仕方がないよ…!

7. 日常生活のあらゆるシーンに登場する(ひたすら業界特有の)研究(?)用語

   「女の子たちがみんなアグっちゃって、コンタミできなくて頭がサチっちゃってさー」

   せめて各単語の直後にカッコ笑いマークを。

8. ボス主催飲み会

   ラボポスドクしか残っていない場合、誰も出ようとしなかったり…!

   3コール目くらいでようやく腰を上げるふりするけど、学生か誰かが立ち寄ってくれることを祈ってたり…!

9. ディスポの器具を使おうとしないボス

   上とは被らないけど、なんでもかんでも手洗い&リサイクル…! ベンチに置いてあるゴミ箱はただの飾り…!

   今どきチップとかを洗っているのは悲しくなるね

10. 終わりのないポスドク談義

   前向きに進路を検討するはずが、いつのまにか愚痴大会になっていたりとか。

   わたしも気をつけなくちゃ。

(つづきは → はてなブックマーク で!)

http://d.hatena.ne.jp/Hamachiya2/20081118/hassle に敬意を表して。

*用語解説

アグる=aggregate、凝集する

コンタミする=contaminate、汚染される、好ましくないものが混ざる

サチる=saturate、飽和した

2007-12-05

増田だからって勉強不足もいい加減にしろ

http://anond.hatelabo.jp/20071204232000

あれは手袋をすると滑って危険だし綿埃が付着したり手袋コンタミをなかなか感知できないから清潔な手で持ったほうがいいという「プロ仕事」なんだよ。素人のくせに知ったふうなことを言ってるんじゃないよ。

警察の鑑識かなんかと勘違いしてるんじゃないのか?

番組でも当初は手袋の件についてテロップが出ていたんだが、今は出てないのな。おまえみたいな馬鹿ももういないだろうと言うことなのだろう。つまりおまえは世の中にいないモノとして扱われている存在ということだ。

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