はてなキーワード: フレキシブルとは
Q1. 博士課程ってなんですか
A1. 博士後期課程の略。学部4年、修士課程2年過ごしたあとに、さらに(通常)3年間大学に在籍して研究を行う。
Q2. なんで博士課程に進学するんですか
私の場合、M1の初めはD進も考慮しつつ、夏頃には就職する気マンマンだったが、12月下旬にふとD進しようと思い立ったのでD進した。
Q3. 普段どんな生活してんのさ
A3. 朝7時前後起床、眠かったら二度寝。早ければ9時ごろ大学に行き、勉強 or 研究 or 事務作業。
混むのが嫌なので11時半すぎに昼食(半分くらいはぼっち飯)、18時〜19時ころ大学を出る、という生活の繰り返し。
気が向かなかったら平日休んだり、気が向いたら休日も大学に行ったりとフレキシブルな生活がおくれる!
多くは一人飯なので、好きな時間に好きなものを食べられる!!!
A4. 学費はだいたい国立の場合年60万円くらいかかります。
学振という制度を使うと、額面月20万円がお給料として貰える+最大年100万円研究費が貰える。
基本的には博士課程学生は年収240万円が上限なのだが、お給料貰えるインターンシップに参加すると学振の給料を止めてインターンシップ先から給料を貰うことができるので、さらなる高みを目指すことが可能。
学振を取れなかった場合でも、先生によっては毎月RA代(学振と同額支給する先生も!)を出してくれるので、そういう先生を選ぶことで金銭問題はあまり問題とならない。
Q5. 学振について
A5. 日本学術振興会特別研究員。DC1とDC2の二つがある。
DC1は修士2年生の時に申請して、通れば博士1年から三年間上記の給料+研究費が貰える制度、
DC2は博士1年 or 2年の時に申請して、通れば博士1年から二年間上記の給料+研究費が貰える制度。
給料がもらえるのはありがたいし、何より先生から自立できるのが一番大きい。先生に気を使わずに色々買えるし色々旅できる。
おおまかに言って、研究計画、業績、研究者としての資質の三軸で評価されるらしい。
しばしば、DC1は業績あれば通ると言われるがそれはおそらく嘘で、一つでも大きく欠けてしまうと通らないっぽい(有利なのは確かだが)。
また、研究計画は盛ればいい、というのもおそらく嘘で、所定の年数で博士課程学生が一人でできそうな研究計画(×(1+ε))くらいでいいっぽい。
Q6. インターンについて
A6. 博士課程では数ヶ月研究関係のインターンシップに参加する人がぼちぼちいます。特にD2の夏休みくらいがベストシーズンのようです。
どのようにインターンを探すのかについて、3通りくらいある。
1つめは、メンターになって欲しい研究者に直接コンタクトを取る方法。やったことないけど、効果は一応あるっぽい?
2つめは、会社や研究所のインターン募集サイトから自分で申し込む方法。このパスはあまり有効でなかったりするらしいので、中に知り合い/メンターになってほしい研究者がいればその人に頼む方が確実だとかそうでないとか。
3つめは、先生経由で紹介してもらう方法。誰かいい人いませんかメールが他の研究者や採用人間からくることがあるらしいので、それに紹介してもらう。
インターンで何をやるのかは場合によって大きく異なるらしいので、打ち合わせが必須。特に研究をやりにいったのに論文にできない/ならないような仕事をやって帰ってくるとか、準備不足で行って時間が足りずに終了となる場合もあると思うので、打ち合わせは念入りにしておくと後々楽だと思います。
また海外インターン、準備とか後片付けとかとても面倒くさいのですが、年取ると多分もっとめんどくさくなるので、博士課程にいるうちに一発覚悟をキメてやってみると後々の就職活動の幅が広がっていいのかなと思いました。もう少し歳を取ってから初海外生活となると多分キツイ。
Q7. 楽しいこと3つ
A7.
(1) 平日の昼間に遊ぶことができる
(2) かなり多くの時間をやりたいことに費やせる
(3) 学会で色々なところに行ける
Q8. つらいこと3つ
A8.
(1) 論文通らない
(4) 学部・修士で卒業した人たちと違う世界にいる気がする(みんな働いてて偉い!)
(5) 「今何やってるの〜?」「学生」の気まずい瞬間
Q9. 現時点で後悔していること
A9.
研究業界で名の知れた研究室や、研究業界の主導権を握っているような研究室の人と仲良くなるのは大事なような気がしますが、やっぱり学生の頃からそういう環境に身をおいてみたかった。
D2の頃に三ヶ月の海外インターンに参加してとても楽しかったので、D1の時も参加できたらよかったなぁと。一つ応募していたのは落ちてしまったのですが、複数応募しておけばと思います。
・じっくり勉強をすること
業績を稼ぐのに焦っていて、じっくり勉強する時間が少なかったような気がします。じっくり考えましょう。
A10.
自発的に動ける、かつ、困ったら人に助けを求められる人。
なんか書いてほしいことあったらコメントにお願いします。もう一回くらいアドベントカレンダーで書くかも。
会社で、その人の仕事における短所・長所をチーム全員(7-8人)で話し合い、力量マップみたいなのを作ることになった。
僕は思わずえっ…と声を漏らすと
「なんだ、いやなのか増田」
「個人的な振り返りや、日常業務の注意していただいている中で事足りてるかなと少しおもったので…」
「誰が何が得意で苦手なのか上が把握すれば、よりフレキシブルな割り振りができるだろう。この話し合いはダメ出しではなくあくまで現状認識だ。この話し合いを嫌だと思う増田は向上心がなく打たれ弱すぎる。短所は伸ばそうなぜ思わないのか。だからお前はいつまでも伸びないんだ。アドバイスを否定ととらえるな。ありがたいと思って聞き入れろ」
と延々説教された。
それに上司の言っていることはもっともだが、この手の会議は年長者の「俺はいかにすごいか(すごかったか)自慢・お前はいかにダメか(あのころの俺と違うか)攻撃」みたいな独壇場になる。僕が公開処刑になり鬼泣かせ状態になるのが目に見えてる。僕はわりかしヘラヘラしているのでやり玉に挙げられやすく、気が強く逆切れしがちな女の後輩(そんなに仕事できない)はやり玉にあがらないのも腹が立つ。誰が自分を上げるための踏み台を喜ぶと思ってるのか。そんな会議意味あるのか。
「あの人は○○だから、頭が良い」という言説は果たして成り立つのか。例えば、「あの人は東大卒だから、頭が良い」というのは一般的にかなり思われている様だが、これはどこまで正しいのか。一般に、大学は入るのが難しく、卒業するときはそれほど難しくないという。(もちろん、入学に要する労力に比べてという話であって、卒業研究等、大変な困難を伴うのは当然である。)すると、「東大卒だから頭が良い」という言説は正確でないように思われ、東大入学試験時(当日)に、東大入試相当の問題(国、数、英、理、社)を解ける知識を有していた、ということが少なくとも言える程度だと思う。けして、東大卒業したからといって未来永劫の頭脳を持ち続けるわけではない。仮に、年老いて東大の問題が解けたとしても、京大の問題は解けないかもしれない。(極端な話)
ここで起こっていることは、一種の逆転である。別に、東大でも頭の悪い奴がいるとか、僻んでいるとか、そんな類の話がしたいわけではない。ラベルと中身の倒錯を問題にしたいのである。
科学が進展して、今まで分からなかった事が種々の法則で解析して説明できるようになってきた。でも時々、解析結果と実際の現象が一致しないことがある。法則が上手く現象を説明しない時、人は現象に問題があると考える。実験系が法則の様な理想的な条件にないのだと。本来は反対で、まず現象が先にあって、解析結果がそれに一致しないのは、我々の持っている法則が完全でないためである。そこで、法則は特殊な結果を説明できる様、書き換えられ、さらに普遍的な理論(統一理論)へと近づいていく。それが科学分野において真のあるべき姿だと思う。
話を戻すと、「東大卒だから、頭が良い」のではなく、「頭が良いから、東大に入れた」のである。更に言えば、東大入試でテストされる知性(頭の働き)を持っていたから東大に入れたのである。短い時間で幅広い分野の知識を試され、どれが落としてはいけない大問で、どれが捨てから見極める。応用よりは基本を押さえた問題設計。集中力、判断力、記憶力に特化した知性を東大は求め、それに応えた人々が赤門をくぐっていく。それ以上でも以下でもないのではないのだろうか。
社会に出ると東大は使えない。高学歴ほど仕事ができない。こういった言説は前述の倒錯に憑りつかれている。知性とは、もっと伸びやかでフレキシブルなものである。アメーバの様にその形を変えながら、様々な知的能力に特化しているものである。それが人々に多様な個性を与えている。画一的な試験で評価、定量化できるのは知性の一部に過ぎない。
知性に対するラベリングという状況は大変残念だが、人間の認識の限界もあって致し方ないという向きもある。そこで、知性からのささやかな「反撃」というのはどうだろう。つまり、東大卒くらい頭が良くなるのではなく、あなたの頭脳(知性)ならばどうすれば東大に受かるかを考えるのである。東大入試で求められているもの、集中力、記憶力、判断力…。今あるポテンシャルを活かして、アメーバの触手をどう伸ばしていくか、それを考えてみる。「頭の悪い」あなたは、似たような作業で単純なミスばかりするのではない。あなたの知性がその作業を苦手としているので、「頭が悪い」というラベリングをされているだけである。あなたの知性を使って、次のミスをどう防ぐか、その時こそ知性が試されている。
ECのようなことをしている会社に勤務。自分は商品担当。問屋と話をつけてきて商品の掲載条件を決定、掲載一覧情報を社内のWEB担当につなぐまでがお仕事である。
問屋がもってくる商品情報というのがちょくちょく間違っている。商品名のスペルが違っていたり、商品コピーに誤字があったり、色・サイズが違ったりetc. 自分も気づいた時には直しているのだが、正直、全部逐一見るわけにもいかない。「掲載情報が間違っていた時には問屋の責任にしますよ」の言質を取ったうえで、問屋に情報を入れさせ、自分自身でも商品価格などのクリティカルな情報をチェックしたうえで、えいや!でWEB担当に回すのだが、そのやり方が社内で問題になってしまった。
いわく、商品情報は100%正確であるべきだ。正確でない情報を製作サイドに回すのは商品サイドの怠慢である、と。私の上司、そのまた上司までCcに入れて、メールで告発をされてしまった。
いやいやそういわれましても「100%」の確認なんて無理じゃないですか。大体、ユーザーはそんな細かいところまでみてないでしょう。商品詳細ページのページビューって月どんだけさ?直接のクレームだって1件もないでしょう?よそのサイトを見てごらんなさい。アマゾンだってどこだって、細かいところを見ればうちと同じ程度には間違いがあるんですよ。なんかあったときには、その場その場でフレキシブルに対応するのが、結局のところトータルの業務量を減らせれるんですよ。というわけで、まあ、ここはお互い、社内で協力しあってやっていきましょうじゃないですか、と、ゆるいところで収めようとWEB担当氏と直談判に臨んだが決裂したところまでが今日。正直明日以降のことは考えたくもない。
思えば、爆弾メールを食らった時点で、素直に謝っておけばよかった。WEB担当氏の中では、正確な情報を掲載する、という点のみが唯一の価値となっていることを感じたうえで、業務量と正確さのトレードオフを持ち出すことは不可能であることを察する必要があった。上司に対して慎重に探りを入れながら見解をもとめつつ、どの程度の正確さが社として必要なのかを共有し、社としてのポリシーを決めてもらえばよかった。
率直に言って、「ほどほどのチェックをする」という、自分の仕事のやり方が誤っていたとは思わない。WEB担当氏の、変質狂的な正しさへの希求はブラックへの道につながるとさえ思っている。とはいえ、WEB担当氏の主張自体が誤っているということでもない。考え方や哲学の違いだと思う。悪かったのは、考えの違う他人と話せばわかりあえるのだ、と思って、バカ正直に話をしにいった自分の芸のなさだ。
最近、フェイスブック等を使って「ソーシャルランチ斡旋サイト」とか
「飲み会斡旋サイト」「コーヒーミーティング斡旋サイト」が流行っている。
いわゆる「ソーシャルマッチングサービス」だが、これをうまく「男女の出会い」に生かして、
「出会いサービス」というと、「結婚まで至らない、お遊び・いかがわしい不純交際」的響きがあるが、
恐らくフェイスブック系マッチングサービスでも、「真剣男女交際系」なサービスはあるとは思うが、
フェイスブック自体が、偽名でも登録可能なザルサービスであり、あまり期待できない。
※フェイスブックに某有名「男子校」出身の「女性」登録があって、思わず吹いた。
ところで、航空会社は搭乗する際に、乗客の氏名・年齢・性別情報を要求する。
国内線の場合は、身分証明を要求していないので、偽名での搭乗を100%阻止できないが、
比較的、「本当の氏名年齢性別」を乗客の皆さんは記入しているようである。
そして、クレジットカード決済搭乗の場合は、実名・実年齢・実性別確率はほぼ100%となる。
しかし、航空会社は、せっかくの個人情報を、航空保安以外の面では、あまり「活用」していない。
そして、伝統的航空会社(レガシーキャリア)は、格安航空会社(LCC)に価格で押され、
サービス面でなかなか対抗策を打ち出せない。
ということで、レガシーキャリアの活性化と、少子化対策の一石二鳥策。
「マッチングシートを希望する、(20歳~34歳)女性には、マッチングシート窓側を指定させ」
「マッチングシートを希望する、(20歳~34歳)男性には、マッチングシート窓側の隣の席を指定させる」
これによって、「マッチングシートを希望する女性」と「マッチングシートを希望する男性」は、見事「隣同士」に着席することになる。
隣に座っている人は、「多少は出会いを期待している異性」なんだろうから、勇気を持って声掛けしやすい。
マッチングシートを希望する場合はクレジットカード利用に限定することにより、
性別・年齢の虚偽申告をほぼ0%にすることができる。
つまり、「マッチングシートを希望すれば、かなりの確度で、20~35歳の異性が座ってくれる」ことになる。
※もっとも、残念ながらマッチングを希望する異性が現れない可能性も、あるにはある。
その際は「マッチング不成立でした」と伝えることになる。
フィーリングが合えば、お互いにメアドやケータイ番号を交換すればいい。
或いは、「お互い一緒に北海道旅行」なんて発展系も、あるかもしれない。
※そもそも、同じ方面の航空機に搭乗している、ということは、「趣味が一致する」可能性が高い訳であり、
フィーリングが合わなければ、そのまま別れればいい。
時間として「たったの2時間弱」なのだから、「合ってる時間が勿体無い」なんてことはない。
※そもそも、何もしなければ「退屈な機内のムダ時間」でしかない。
「ムダ時間の有効活用」と考えれば、得することはあっても、損することはあまりない。
「関係を深める」のにも2時間弱は適切な長さだし、「別れても後腐れない」と言う点でも、2時間弱は絶妙な長さである。
「北海道に行くのに、LCCじゃなく、レガシーキャリアを利用するだけの経済力の持ち主」なんだから、
いかがわしい出会い系サイトの場合、参加のハードルが低いが為に、「真剣じゃない」参加者が質を下げている。
レガシーキャリアの航空券代を要求することで、「マッチングシート参加者の選別」が図れる。
そして、このサービスは「レガシーキャリアならではのサービス」であり、LCCとの差別化が図れる点でも、ポイントが高い。
なぜなら、LCCの場合、座席指定が効かないケースが多いからである。
シートマッチングサービス参加希望者からしても、これは「そんなに気恥ずかしくない」サービスである。
どうしても「結婚相談所」とか「お見合いサービス」というと、「気恥ずかしい」「気後れしてしまう」キライがあるが、
このサービスの場合は、「レガシーキャリアの航空券購入時に、サービス付帯を申告するだけ」なので、気が楽である。
あと、細かい配慮として、「どの席がマッチングシートなのか?」は、他の乗客には「バレないよう」にする。
マッチングシートを固定してしまうと、「ああ、あの席に座っている男女、マッチングシートに座ってやがる」と好奇の目で見られてしまう。
「10時のフライトでは、マッチングシートを7組設定」とフレキシブルにするのがいいだろう。
このようなマッチングシートフライトサービスが成立するには、一定以上のフライト時間が前提となろだろう。
やはり、羽田~北海道、羽田~九州・沖縄、中部・伊丹・関西~北海道程度のフライト時間は必要になってくると思う。
国際線でも設定してもいいが、日本~アメリカ、欧州のような長時間フライトだと、
例の「いうほど国は何もしてないのか?〜エイベックス松浦氏のポエムに寄せて〜 」のエントリ( http://anond.hatelabo.jp/20130804050326 )の元増田です。
あれの「出生率が2005年の1.26から2011年の1.41まで上昇してきた」にたいしてのブコメでid:sea_side氏よりこんなブクマがつけられてたのだが・・・
「まだ不十分ながら少子化対策が形になって現れてきたとも考えられる。」これは違う。若い時に産まなかった人の一部が今産んでるだけで、若い人が産まない状況は変わってないのでこのままなら回復は早晩止まる。
これは俺の書き方も悪かったんだけどいわゆる「出生率」の話じゃないかな。俺の書いたのは「合計特殊出生率」の話だ。
1.26や1.41という数字も出していたし、日本では一般に出生率=合計特殊出生率として語られることも多いので、誤解を与えた(かもしれない)表記については勘弁して欲しい。
ちなみにブコメが言いたいのは、人口の分厚いアラフォー団塊ジュニア女性が駆け込み出産してるから出生率が上昇しただけ、彼女らはじきに産まなく/産めなくなるし、その後の世代は人数減ってくので、出生率上がってるのも今のうちだけだよということだよね。出生率だとその通りの解釈でいいのだが、合計特殊出生率の場合は、「各年齢の平均出産数」を足し算するので、人口構成の偏りの影響をうけない。
アラフォー世代がいっぱい産んだからすごく数値が上がりましたとか、逆に20代前半女子がいっぱい産んだんだけど人数少ないから大して数値上がりませんでしたー・・・みたいな話にはならないということな。もしブコメの指摘のとおり今後伸びがとまったとしても、人口構成が理由ではなく、別の理由ということになる。
ブコメに対するフォローとしては以上です。以下はすべて余談。コンビニ店長じゃないがすげー長くなったのでよろしく。
上に書いた「合計特殊出生率の増減は人口構成が理由ではなく別の理由による」・・・これは裏を返せば、合計特殊出生率が2005年から2011年まで0.15上昇しました、というのも十分に数字どおりの意味があるということだ。
もちろん俺もこれが政治や行政のおかげだ!すごい!と短絡するつもりはなくて、他の影響、たとえば出産関連の商品・サービスを提供している企業がマーケティングの一環として、団塊ジュニア世代に向けてメッセージ(まあ広告のことだ)をたくさん発して、商品・サービスそのものも力を入れて開発しましたとか、金利の低い経済状況も手伝ってこの世代向けに手頃で子育てしやすそうなマンションが大量供給されたとか、広義での「人口構成の偏りの影響」はあると考えている。
彼らにしてみれば団塊ジュニアの出産育児需要を、彼らが出産適齢期を迎える15年ほど前から今か今かと楽しみに期待していたのがいっこうに産んでくれなくてアテが外れてしまい「もうここ5,6年が最後の勝負やで!頼むでもう!」とばかりに必死にやっただろうからね。
第2次ベビーブームのときだって、合計特殊出生率の理屈で言えば上昇しないはずなのに、実際には一時2を割ったこともあった合計特殊出生率が(ひのえうまじゃないよ)、2.15近辺で数年間推移したことがあった。
企業のマーケティング以外でも、たとえば、お隣さんもお向いさんも赤ちゃん産まれるのを間近で接して「じゃあうちもそろそろ」なんてベビーブーマー以外の世代までその気になっちゃうなんてのは十分考えられることだ。子ども産むか産まないかっていうのは、政策だけでなくこのような「社会の雰囲気」の影響も強く受けるんじゃないかと思う。
社会のふいんき()の次は金の話だ。もう書いてる内容がめちゃくちゃだな。
正直俺も楽観視できないとは思う。なぜなら若者に仕事がなく結婚できない出産できないからだ。
要するに金の問題だ(ほかにも人生の価値観の多様化ということももちろんあるが、そういうのはもう仕方ないのでここでは置く)。
金がないことに対するひとつの解としては、最近話題のベーシックインカムだ。ただこれには数十年単位での時間がかかる。
俺がその手前の段階で期待してるのは、仕事の細分化によるワークシェアだ。
いまひとりの人間に500万払ってやらせてる仕事を300万ずつ2人にやらせる。
雇用規制を緩めるのとセットだが、暇な時はひとり解雇できるようにすれば企業にもメリットがある。
400万の仕事を250万ずつ2人にやらせる。300万なら180万ずつ2人にやらせる。あるいは500万の仕事を200万ずつ3人でもいいし、150万ずつ4人でもいい。
これを社会全体でできるようにすれば、解雇されたやつも他の企業にすぐ移れる。
いわゆる雇用の流動化というやつだ。
アルバイトとは異なり、年金、健康保険などは従来どおり加入させる。もちろん年収が少なければ年金の支払いも少なく老後もらえる額も減る。
だからどのみちこれだけではダメだ。ダメだが今できる少しでもプラスになる雇用対策、少子化対策としてのワークシェアだ。
そうやって年収200万の若者が結婚し(あるいは同棲、事実婚で)400万の世帯収入を無理なく見込める環境をつくってやる。200万の収入は心もとないが、世帯収入400万ならなんとかなる。
そうやって将来不安、雇用不安、出産不安を少しでも軽減してやる。
余談に余談を重ねるが、俺は主にネットの進化とIT化によって、基本的には仕事の総量は減っていくと思っている。
海外に流れてくのもあるだろうし、それがなくても今まで10の人手が必要だった仕事が5とか3とかゼロでできるようになってきている。
ゼロサムではなくマイナスサムだ。それをなんとかゼロサムでキープするために「細かく切って皆で分ける」というワークシェアが必要だと思っている。
それでもおそらくは数十年単位での一時しのぎだ。
それで時間稼ぎしておいて、ベーシックインカムなどより抜本的な対策を考える。そういう話だ。
今、大卒まで全部義務教育でも子どもひとり800万と言われてる。塾とか習い事込みの金額だ。
これを大卒までの22年でわると年間36万になって1ヵ月3万だ。民主党が月2.6万だっけ?子ども手当やりますって言ってたけど、かなりいい線いってると個人的には思ってた。ま、民主党はそれ以外の問題がありすぎたんだけどね。
ともあれ2.6万は結局半額1.3万になって、いまでは月5千円?元に戻っちゃった。乳児で1万だっけ?
あの2.6万をパチンコに使わず、必要ないとき(公立の小中学校なら月2.6万もいらん)はちゃんと貯蓄するようにしておけば、そして22歳まで支給すれば、子育て不安は相当なレベルで軽減される。
パチンコが不安なら2.6万支給じゃなくて高校も大学も学費をどーんと下げる。高校は授業料無償化になったけど、ケチケチせず修学旅行も無償でいいじゃないかと思う。
元増田の国会予算の話でいうなら此度の高校授業料無償化で、一般会計から4000億円支出されたんだそうだ。文教科学振興費5.3兆円のうち、0.4兆円な。
もっと大事なのは保育園、幼稚園でここは非常に金がかかる上に、親も若年で経済力がない。ここも無償化だ。
このサイト(http://educationalcost.com/list.php)によると公立保育園で120万。1歳から6歳まで年間24万。対象が500万人(乳幼児1世代100万人の計算)として約1.2兆円。
文教科学振興費がプラス1.2兆円は相当な負担だが、幼保一元化などサービスの効率化によりなんとか捻出する。
そして待機児童ゼロに。駅近、駅中にも設置。ここはさらにお金と時間かかるだろうけどね。
さらには出産から義務教育終了までの医療費無料化。これは一部自治体で近いレベルまで実現されているが拡大する。
乳幼児期の出産、子育て支援については、もうこれをやらずに他に何をやるのかというくらい大切な、少子化対策の1丁目1番地だ。
育児手帳?出産手帳だっけ?話題になってた。あれやめてこっちをやって欲しいくらいだ。
とにかく大事なことは、出産育児なんとかなりますよ。というメッセージとそれを裏付ける具体的支援だ。
乳幼児期の費用と医療費さえなんとかなれば、もう公立義務教育終了まではなんとかなる。
そして公立大学の学費も上のサイトによると、215万だが同じく2万円補助してみると4年間で96万円。ほぼ半分の負担になる。
(国の負担は50万人×4学年=200万人×24万=年0.48兆円の支出となる)
こんなもろもろで就学前120万、大学100万、それから上の800万には高校無償化の影響が入ってないようなので高校3年間で50万減として、合計270万親の負担が減るなら合計530万。年間24万の月2万となって33%減。とくに就学前負担が減ることによる心理的効果は大きいのではないかと思う。800万には塾や習い事も入ってるので「必要不可欠」な金額としてはもっと減る。
国庫負担はここに数字あげただけでも2兆円を超える。試算してない待機児童ゼロを目指すための保育園(認定こども園)の充実と医療費をあわせるとさらに増える(このへんは別途どこかで試算が出てるだろう)。
自分で国家予算とにらめっこしてモノゴト発言しましょうねと言っときながらなんだが、厳しい数字なのは間違いない。
ただ、それでも年金問題ヤベーよという話に比べると、はるかに見通しが立てやすいし、金額的にも現実味のあるレベルではないか。
急激な少子化は日本経済を破壊する。合計特殊出生率1.2なんて論外だ。この資料(http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/newest04/point.pdf)によると、合計特殊出生率1.35で37年後の2060年、日本の人口は8600万人になるらしい。33%減だ。
同じ8000万でも若者と老年のバランスがとれてる8000万なら問題ない。でも合計特殊出生率が1.35ということは頭でっかちな人口ピラミッドでの8000万だ。じきに将来5000万を割るとわかっている中での8000万だ。その社会はどんな社会だろうか?そんな市場で世界のグローバルカンパニーがビジネスしたいと思ってくれるだろうか?
荒廃しきったマンション、団地、住宅地、商店街、オフィス街だらけの国に、世界中から観光に、留学に来たいと思えるだろうか?
全国津々浦々「リアル・デトロイト」みたいな国だよ、37年後の日本は。あれデトロイトはリアルか。
まあいいやとにかく「日本全国総デトロイト化計画」待ったなしだよ。
デトロイトは全盛期185万人の人口が今半分以下の70万だって。日本も人口6000万でデトロイトになれる!そうなりたいのかという話。
今ならまだ間に合う。合計特殊出生率1.41を1.5にすればメディアがちょっと騒いで社会に前向きな雰囲気が生まれる。「日本いけるやん!」という気分になれば経済にも好影響が間違いなく出てくる。
そうして1.8まで回復すれば、ひとまず「急激で破壊的な」人口減は防ぐことができ、ひといきつける。あるいは人口1.2億から減るとしたって、緩やかに9000万くらいまで減少したとしても、もろもろ破綻しない仕組み、構造に変えていく時間を稼げる。人口9000万への軟着陸というイメージだ(9000万は適当な数字だよ)。
そこからまた腰をすえて「2」を目指し、また抜本的な社会保障制度の構築を目指して、国民みんなが前向きに考える。
最後におまけでウィキペディアの出生数と合計特殊出生率の推移グラフを載せときます。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/77/日本_出生数と合計特殊出生率の推移.jpg
何が原因で反応変わってるかって言ったら「猪瀬に味方するような奴だから」でしょ?
そんなことが人権より前に来ちゃうならもう人権なんか語るなよw
個人的に言っても
ここは原理主義的になってもいいから障碍者側を庇う一手だと思うけどねえ左翼なら
そうじゃなくて「店主の方が弱者だ」とかそういう考えを述べるならそれもいいよ
でもどっちでもないよね
はてサの一角であるid:sillyfishも認めてるように、大半が無反応、黙殺
「単に忙しいから」?
んなアホなw
こんな話対して興味ない俺でも目に入れざるを得ないぐらいこの話一色じゃねーかここ数日
これだけの露出度で人権マターど真ん中の話題がずーっとホッテントリ出し続けてるのに
わかりやすすぎんだよバーカ
労働人口ですか。 でもさ『労働力需要がありすぎる!!』みたいな話って聞く?
逆に『労働人口不足』という状況の方が給与は上がるでしょ。需要と供給の関係。
↓あと女性がパートの国でも幸せになれるモデルはあると思うよ。
オランダ フレキシブルな労働体系が生みだした 女性も働きやすいオランダの育児スタイル
http://www.fqmagazine.jp/10224/wlb_childcare_netherlands/
オランダのように、別にフルタイムじゃなくたって幸せならそれでいい、って女性はそれなりにいそうではある。
昔はDVもネグレクト、浮気や不倫も無かったのかな。 それと少子化は別問題だろう。
現状では、正社員になってない、という段階でアレかな、難しいんではないかな。
女性って結構派遣社員のままでいることが多いよね。男性の場合、結婚とか考えると正社員になりたがるような気がするが。
あと「やりたい仕事」というのもな。。。もちろん希望する仕事につければ良いけど
パートって不幸なのかな? 長期的には日本もオランダみたいなモデルになってくような気がしているのだけど。
フレキシブルな労働体系が生みだした『オランダ』 ~世界の子育て事情~
http://www.fqmagazine.jp/10224/wlb_childcare_netherlands/
誰によるどういう立場の批判ですか?
うーん。とりあえず「日本弁護士連合会編 国際化時代の女性の人権」とかは見つけたけど、ちょっとしっくりきませんねー。ちょこっとした記述だし根拠として弱いな。
心情で話をされても困るんですけどね。
困るって言うか意味ねーだろ。
じゃあ別にバカの話に付き合ってくれなくってもいいんですけどw
裁判員制度導入以来性犯罪に対する量刑相場は厳罰化の傾向にある。つまりシロートの心情が大いに刑罰に影響してくる時代というわけだ。
それこそ心情や感情をねじ伏せるぐらいの論理性や妥当性を備えてないと、六法丸暗記一つ覚え系バカはPCの検索機能に取って代わられてオシマイでしょ。お呼びじゃありませんよ。
っていうか、「身体のこれこれを損ねるという点がナントカ説に基づいてこれだけの量刑に値する」とか何とかくらい言ったとしてもwikipediaに負けるしね。
吠えてるだけとか完全に論外っしょ。
出典が欲しいならあげるけどw
シーラッハの『罪悪』だ。ただし「実際の事件に材を得た短編集」。
結末も懲役30年とかじゃない。
本当はコンクリ事件をちょっといじくって出そうかと思ったんだが、アレはいろいろと要素絡み過ぎで話がずれずれになりそうだったのでやめた。
俺が裁判員だったらそうなるかもねー。
えげつなさがある域値を超えたらきっとそうなるだろう。
「そんな『ぼくちんの幼稚な感情』で出来損ないを処分できるフレキシブルな社会」でなくて本当に良かったですな。
「国際的に日本は強姦に対しての刑事罰が非常に軽い国である、という批判も受けている(by.wikipedia)」ってあるし
誰によるどういう立場の批判ですか?
心情で話をされても困るんですけどね。
困るって言うか意味ねーだろ。
俺だって心情的には死刑にしたい個人や集団ぐらい1ダースは居るけど
ある本で読んだんだが、とあるパーティで男たちが集団でウェイトレスを殴って鼻とか腕とか折って
レイプして被害者がぐったりなったところで板に乗せてステージ裏から地面に落として
みんなで小便ひっかけたっていう事件がある。日本じゃないが。
都市伝説聞いてるのとかわんねえ。
うん。
だって君みたいなパータレの感情で量刑決めてたら法律なんてグッチャグチャじゃないですか。
君にちょっとえげつない犯罪の記録読ませるたびにその犯罪の量刑がポーンと跳ね上がるの?
つーかそれなら死刑にした方がよっぽど「再犯とかありえないしだいじょーぶ」じゃん。同じ事なら養う分だけ金かかんねー方がいいじゃん。
横だけど、トレーニーはみんな仮説ぐらいは持ってるよ。
やり方が色々あって、不正解が見つかりにくいのがウエイトトレーニングっていうだけのこと。
体調や関節の痛みなんかでもメニューはフレキシブルにどんどん変わるし負荷も変わる。
あなたは回数にこだわってるみたいだけど、セット間の休憩をどれぐらい取るかも凄く大事だし、
ウエイトトレーニングでもっともっと大事なのは栄養だったりする。
ツリー読むとあなたは「高負荷」とか「10回」とか「糖質制限」とか、ウエイトトレーニングについて一応は勉強したつもりなのはわかる。
でもその知識ははっきり言ってまだ何の役にも立たないレベル・状態と言わざるを得ない。
何を専門にしてる人なのかわからないけど、「全体感」とか「フィードバック」とかいう用語にしても
血肉になっていないふわふわ感を感じる。一事が万事。
どうもちょっと、勉強や座学ばっかりで理論倒れ傾向になってる学生さんのような印象を受ける。
上っ面じゃなくてちゃんとわかっている人教えてください。
▼モバイル版「Flash Player」の開発中止をどう見る?
http://japan.cnet.com/panel/35010348/300015677/
▼Adobeはなぜ失敗したか, Flash-Playerの敗退は歴史の必然だった
http://jp.techcrunch.com/archives/20111109why-adobe-failed/
今後来るhtml5をもてはやす必要もなく、
で“既に代替されている”
html5厨の中にはこのあたりごっちゃにして歓迎してるやつが多数いる
くどいけど、その他の機能はjsとかcssとかhtml5周辺の独自仕様で
解決してることが多いからな!
普通にhtml5が覇権取るにはオーサリングツールがいるんだぞ。
全部含んでるんだ。
html5が現状見えてるのは、
までだ。
「描画系の機能でflash(flex sdk)同等の仕様を用意することになるだろう」
ってだけじゃ劣化flashすぎんだろ。
あとadobe終わったっていってるやつ、
それを一社じゃなくブラウザつくってる各社が実装するんだからな・・・
お前らがflash嫌ってるのと同じ問題が発生して、
flash殺すのはいいけど、html5を中心とした代替環境できんのに何年かかるんだよ。
あと、リッチインターフェース作るのに、いつまでもなんのサポートも受けれないような
jsライブラリ組み合わせて、必死にカスタマイズとデバッグしなきゃいけないのかよ!
業務系のuxデザインつくっていくのに、flex使おうか、html&css中心で行こうか悩んでんだ。
誰か何かアドバイスくれよ…
flexは良いところが多くて工数も減るし、どこかでadobeの5オーサリングツールに乗り換えられるだろうから
普通のweb屋としては、htmlとjsで苦戦しながらも自己責任でスクリプトチマチマいじってる方が、
他にもこの中途半端な状況に困ってる奴いるだろ!
【音注意】Count Down Tube http://www.leno-ig.com/ja/youtube/channel/
Count Down Tubeはチャンネル別に、トップソングをカウントダウン形式で視聴出来ます。
iTunes Music Store のプレビュー(30秒)では物足りなかったのが一番の理由です。
プレビューの短さを補うために、YouTubeにあるPVを再生しようと思いました。
また、1曲づつクリックして再生するのが手間だったので、カウントダウン形式で自動再生させました。
計4日で内訳は
「iTunes Music Store 、YouTube、アーティスト、ユーザすべてにメリットがある」
「アクセス増への対策」
「広告」
「機能追加」
[twitter:@leno_ig]
http://anond.hatelabo.jp/20101219185436
http://anond.hatelabo.jp/20101203150748
君とスイーツの共通点は
「固定したルールがある」と思い込んでるところだよ。
君の方が抱えてるルールが細かい分だけ病的だと思う。
高いもの頼むと機嫌悪くなる先輩も、遠慮すると「可愛くない」って絡む先輩も居る。
男の先輩にはいっそ「年上だから全部おごってもらう」でいいから
ニッコリお礼を言うほうがよほど大事だったりするし
同性の先輩の扱いはもっとフレキシブルだったりする。
(はりきって気働きしすぎると女の先輩の居心地を悪くして逆恨みされたりとか余裕であるぞ!)
もっと大事なのは
そんなくだらないルールに神経使ってる暇あったら
もっと次元の高いこと考えるべきだってこと。
http://anond.hatelabo.jp/20100911012629
こういうの好きなので、考えてみた。スタイルは人それぞれだと思うけど、自分の理想(と現実も少々)。
前日の準備で、翌日の出来不出来がかなり決まってしまう。そこで、1日のスタートがここから始まると考える。
家に帰ると、頭のスイッチがオフになってしまい、なかなか仕事や勉強の気分を作れないでいる。なので、ここはもうプライベートだと割り切っている感じ
寝る前のお作法で、朝の目覚めから違ったりする。なので、
昼飯後から能率が4割ダウン。頭脳労働はとりわけ効率が下がる。
集中力は落ちるけど、粘っていると閃きがあったりする時間帯。夜型の人たちが徐々にアクティブになってくる時間帯だったりもする。
データは出ているときに短期集中で出してしまう。行き詰まっている時は、とにかく人と話す。
とりあえずざっくばらんに。
こういうことを考えてみるのもよい気分転換になるな。そもそも自分は立場的にもこの方のレベルまで到達していないので(ポスドクです)、意見なんておこがましいことは言えず。だからこれは全部、「自分は……」という話。何しろ、型にはまった生活リズムや規律がすごく苦手。早起きは苦痛じゃないのに、決まった時間に起きるのは前日からすごいストレス。ストレスにめっぽう弱いので、ストレスフリーの環境で生きるためにこの職種にいるようなもの。気分の波が大きくて、自分で操りきれていない。だからスケジュールを極力、決め事としては考えない。フレキシブルでありながら、自分の意志で効率の良いリズムを刻めるのが理想だなあ。
その生物のくびきから逃れて文明社会築くのに、生命の根幹からもともとはずれていた雄が中心になった時代があった。
(文明は、生命の自然からはずれることで、初めて発達した。当然もともと生命の中心から阻害されていた男性だからこそ、それを推進できた)
その時には、文明的でない要素としては、暴力による支配ってのが、結構大事だった。
文明的なものとしては、物事を属性によって、ツリー形式の分類に当てはめていくのが、世界観の基準になっていた。
(ツリーの上にあるモノが、下にあるモノを支配しているという世界観。ツリーのてっぺんは神様。神様の下には人間。人間の下には、非人間要素に近い自然物とされたもの、すなわち生命の根幹に関わる女や未開人が、その下に自然界があてはめられた)
で、そのあともっぺん文明に革命が起きて、貨幣経済が発達した。
そうなると、本能レベルの敬意やら恐怖やらに囚われた、支配・被支配関係は、ずっとフレキシブルに機能する貨幣に取り替えられた。
これによって、個人主義社会が始まり、人間を属性で分け、支配のツリー構造を作る思想も、役に立たなくなった。
ツリーがほどけた後は、ばらばらの個人が、平等な平面の上にちりばめられ、個々の人々は金の流れで繋がっている、という世界観になった。
金は支配構造よりもフレキシブルなので、ツリー構造ではなく、メッシュ構造で、あらゆる個人との間に流れた。
支配のための分類に意味が無くなったために、人を人種やオスメスで区別する必要もなくなった。
同性愛・未婚・なんでもあっていいことになった。それがその個人に適した生き方なら、と。
ただ、いつの時代も、新しい感覚について行けない人がどうしてもいる。
権威や本能による統率が必要だと感じる人、個人の自由に心苦しめられている人。
あらゆる個性が認められる中で、「個性を認めたくない」という個性を持つ彼らは抑圧されている。
その抑圧が、ネットに吹き出しているんだろうのかもしれない。
権威のツリーに全てを組み込む世界観を持っているから、そういう人は、自分に当てはまるだけのことも、俺はこう感じるもの、私はこう感じるもの、ではなく、男はこう感じるもの、女はこう感じるもの、と主語が大きくなる。
絶対普遍の真理が世界を支配していると世界を認識しているから、真理はこうだ、現実はこうだ、という言葉を使うことも多い。
(ツリー形式の世界観では、ケースバイケースを本質的に理解しづらい。ケースによって異なる事例は「それはたまたまの例外だ」と思うか、ねつ造だと考える)
のではないかな、という、余り根拠のない予想。
15歳から20歳くらいまで、私は自分のコンプレックスにより精神的に完全に引きこもって過ごしてきました。18歳から、一人暮らしをしたので、物理的にも半ひきこもりになってしまいました。15歳くらいから20歳くらいまでの思い出はほとんどなく、部活、恋愛、人間関係、勉強、バイトなど、同世代の人たちがしていたであろうことをした憶えは特にありません。
20歳くらいのとき、それまでピーク時には週に三回ほどあったパニック発作も、落ち着いてきたこともあって、もう一度生きてみようと思い、バイトをしてみることにしました。そのバイトはかなりフレキシブルなバイトで、行きたい日に行って、社員さんのお手伝いをすればいい、といったものでした。これが私には良かったんだと思います。
誰かのちょっとした言葉で傷ついて、一ヶ月間ほどバイトに行かなかったりしても、クビになることなどなく、また気が向いたら行けばよかったからです。最初の頃は、ほんとうに、バイト先の人の単純な質問や挨拶にもまともに答えることが出来ませんでしたが、それでも、「病院に行ってるんだ、人に慣れるために行っているんだ」と自分を励ましつつ、行っていました。
バイトで一番辛かったのは、同年代の、かわいく、賢く、明るく、生き生きとした女の子たちの存在でした。自分とは対極の彼女たちの存在は、自分のコンプレックスを絶えず刺激してきて、本当に、彼女たちと接した後は、ぐったりとなってしまいました。
このバイトの関係で、接客のお手伝いをすることになったときのことです。あまりの私の接客のまずさに、社員さんが爆笑して、それをバイトの皆の前で、真似したのです。私はあまりの衝撃に絶句し、そのときは何が起こったのかもよく理解できず、呆然としてしまいました。私はもとより吃音で、社員さんにからかわれてからさらに言葉に詰まって接客をするはめになったのですが、まさか、そんな吃音という私の致命的な欠点を、本人の目の前で、しかも大勢のバイトの子たちの前で真似されて、爆笑されて・・・・。電車の中で、本で顔を隠しながら、泣いて帰った思い出があります。
あのようなことがあった以上、皆は私のことをひどくみっともなく情けないやつだと思っているに違いない、と思いながらも、いつかは人に慣れなくてはいけないという思いから「病院に行っているんだ」と自分を言い聞かせて、引き続きそのバイトに行っていました。
バイトを始めて半年ほど経った私の誕生日のことです。バイト仲間のある女の子から、メールが来ました。「あたし、Kのこと、ほんとに好きなの。これからも仲良くしてね」その子は私がバイトを始めたときからいた子だったので、私のみっともない姿を誰よりも知っている子だったのに・・。私はそれまで、もとよりあきらめているためか、友達をつくろうとか、人から好かれようという願望が希薄で、その子のことも好きでもなんでもなかったのですが、そういったメールをもらったことで、人に対して、好意というものが、少しずつ自然と持てるようになりました。また、その子に好かれているという自信からか、その子にだんだんと自分からも接していけるようになってきました。どれだけみっともない自分を見られても、それは人が私を嫌う要因にはなり得ない、ということ、もしかしたら世間では当たり前のことかもしれませんが、そのことを学びました。
それから、他のバイトもするようになり、人や社会は自分が思っているよりも優しく、穏やかで、受け入れやすいものなのだと思えるようになりました。
私が、この体験談を通じて言いたかったことは「ま、あまり気にすんな!!」と言うことです。みっともなくても、恥ずかしい奴でも、挙動不審でも、世間はあなたの人格まで否定したりはしないし、別にみっともなくても、能力的に劣っていても、社会に出て行っていいのです。「私のような者は社会に出ては皆に迷惑をかけるだけだ・・」と思い悩んで、ひきこもらないこと!!あなたがどうであろうが、社会に出て行けばいいのです。迷惑もかければいいのです。一度や二度の迷惑で、アウトキャストにされるようなら、もう世の中の大多数の人は、引きこもっています。でも、そうじゃないでしょう? みんな、迷惑をかけて、でも、それでも生きていっているのです。傷ついても、人は生きていけるし、迷惑をかけても、次のときに気をつければいいだけの話です。
私の生きた道というテーマでしたが、私なりのひきこもり『脱出記』を書いてみました。
ひきこもりの体験記は、皆と似たり寄ったりだからです。吃音の悩み、極度の強迫観念、能力コンプレックスなどから、幻聴、幻覚、はてはパニック発作になり、どうしようにもどうしようもない状態でした。
今では、ある程度までは開き直っています。のびただってあんなにバカでどうしようもないのに、それでも一人の人間として生きていっています(笑)。ジャイアンはどうしようもない音痴だし、スネオはうそつきだし、静香ちゃんはバイオリンが下手で、出来杉君は面白みに欠けるのに、それでも皆、フツーに生きていっています。
そういえば、今年度からうちの文書管理や庶務事務、財務会計(所謂内部事務系)も全部電子化されましたが、早速そういう事例が出ていましたな。
「今までなら課長決裁後に直ぐ伝票を会計課に持ち込めたけど、これからは市長決裁後じゃないと伝票を打てない」とか何とか。
んなもんで、うちのシステムには「決裁ルート:紙」という選択肢が残っている訳です。
これならば、従来通りの「フレキシブルな運用」ってのも可能な訳で。
まぁ、決裁を電子化すれば、逆に「誰が決裁を止めているのか」が可視化できる訳ですが。
そして、1日数十件もの決裁が上がってくる部長職が下から突かれ放題になる訳ですよ。
出世しすぎるのも考え物ですね。