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はてなキーワード: 活字とは

2022-10-04

youtubeの低知能向け科学動画を無くして

ここ5年くらいで、知り合いの超馬鹿がこぞってダメな方向に突き進んでる

もちろん、基本的本質的には初学者向けの科学解説動画有益もの

なのだけど、理解して次の工程に進む人、理解できずにちゃんと一歩戻れる人に届いてるか? というとそうではない。

それはごく少数で、ほとんどは、理解なんてできないがわかった気になる人が消費してる(そいつらはバカから活字は読めないが動画見たらわかった気になれる。動画さえなければ、この馬鹿層は本読めないか科学分野には立ち入らなかったはずの人々)

極悪なのはその次に視聴するコンテンツ科学的にも人道的にも政治的にもめちゃくちゃなやつ)。こっちを完全に叩き潰せたらいいのだが、どうやらそうはいかいらしい

馬鹿向け科学youtube解説見て、理解できたと勘違いして自分は賢いと思った人間陰謀論似非科学にどんどん染まってく

義務教育なんてずっと負けっぱなしだが、動画のせいで自分は勝ってるとか思う勘違いやろうを大量生産してる現状が凄く将来的にあやういきがする

2022-09-27

小説などの描写イメージできない :追記あり

旧字で旧仮名使いの古い本を読むわけでもないのに、どうしても活字の本の中での描写が頭の中でイメージしきれない。

読めない本の種類としては圧倒的に小説が多い。

技術書解説書などは問題がない。

一番の問題は、風景などの視覚的な描写を頭の中でしっかり思い浮かべるのができてないことだと思う。

知識が足りてないという事もあるし、ひとつひとつのパーツは理解できてもそれを頭の中で映像化するのが難しいのだ。

例えば

私は墓地の手前にある苗畠の左側からはいって、両方に楓を植え付けた広い道を奥の方へ進んで行った。 するとその端れに見える茶店の中から先生らしい人がふいと出て来た。

夏目 漱石こころ」より

夏目漱石はかなり分かりやすい素直な文体作家だと思うけど、自分にはこういったちょっとした描写ですらイメージするのが難しく感じる。

墓地は思い描ける、苗畑は普通の畑とは違うのか?と不安になったのでググった画像で補完するがまあ大丈夫

楓、広い道、茶店、どれも単体では想像できるけど、問題はこの光景俯瞰で見えない、地図のように絵を描こうとしてもかけないのだ。

まず「左側」でつまづいて、苗畑と広い道の位置関係もわからない。

漫画ならこれらが全て背景絵として描かれてると思うので、なんの引っ掛かりも感じないだろうと思う。

小説だと光景を事細かに描写する必要もない場合もあるわけで、そういう時はある程度読者が好きにイメージすればよいんだけど、自分場合まり曖昧しかイメージできなくてその場面の全てがぼんやりしたものになってしまう。

小説自体は、場面ごとの描写がはっきりと頭の中で映像化できてなくても読み進めることはできる。

でも頭の中で映像化されていないとぼんやりした空間登場人物がそれぞれ現れるだけという味気ないものになる。

から頭の中で映像化できないことがとても歯がゆいのだ。

ミステリー小説なんかでトリックとして建物構造だとかが描写されてる時もだいたいよくわからない。

特に空間把握能力が著しく欠けているのかなとも思う、実際地図を読むのは下手だし方向音痴だし。

ただそれだけじゃなくてちょっとしたディテールとかも掴めない事が多いし、それが気になって中々先に進めなくなったりする。

小説の中で描かれる描写が、全部ちゃん自分の頭の中で思い浮かべることができたらどんなにいいだろうと思う。

でもどうしてもそれができなくて、結局集中しきれず最後まで読みきらないことが多い。

子供の頃からまり読書はしてこなかったし、漫画ばかり読んでいた。

今は漫画はたくさんあるから漫画でいいじゃんと開き直ってもいいんだけど、やっぱり小説もっと読み込めたら楽しいんだろうなと思う。

なにか特訓の方法などあるんだろうか?

小説挿絵を描く人ってどんな風にして描いてるんだろうか?


追記

コメント色々ありがたい。

一番驚いたのは「そこまでイメージする必要はないのでは」という意見が多いことだった。

みんな小説など読んでる時は頭の中である程度具体的にイメージしながら読んでるものだと思いこんでいた。

ただ、言われてみれば登場人物の顔はおぼろげなまま読んでるのにそこは気になってないとか、自分の中に矛盾もあることに気づいた。

ファンタジアではないかという意見もあり、初めて知った言葉だけどこれも興味深かった。

自分がアファンタジアかどうかは分からないが、記憶イメージとして思い出すことはできるので、そういうのとはちょっと違うのかもしれない。

2022-09-16

ババア活字読めないんかい!?

レジバイト始めたんだけど、休止中のレジ10分に1回のペースで多種多様ババア共が来やがる。デカ文字で休止中って書いてあるのに、何で!?!?

2022-08-12

マンガに詳しい人教えて

バーナード嬢曰く。」と「鬱ごはん」っぽい作風マンガがあったら教えて下さい

休みだし「三体」とか「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を買って読もうと思ったのですが案外活字を読めなくなってしまっていて、軽いけど理屈っぽい気分になれるマンガがあったら知りたいのです

2022-07-31

ラノベおもろい

人生で初めて読んだライトノベルデュラララ!!なんだ。ちなみにその頃は3巻くらいまでしか出てなかったということで年齢を察してほしい。

ギリギリオタク腐女子市民権を得始めた(キモオタの声がデカかっただけというのもある)中、その頃流行ったラノベは何も考えず読んでいた。自然と手元に持っていたのでわざわざ考えて選んだりしなくとも同系統面白いものを嗅ぎ分けていたわけだ。(脳死で買ってた節もある)

親がラノベでも活字活字だろ、と思うタイプだったのもあり書籍だけは沢山買って貰えたので余計そうだったかもしれない。

当時、ハルヒ派はスニーカーバカテス派はファミ通えむえむっ!派はMF、人退派はガガガみたいなゆるく好きなレーベルが偏っていた。GOSICK富士見ファンタジアで読んだやつはガチみたいなところあったし。

西尾維新が好きと公言してるとややディープオタクって感じだった。化物語からハマった奴はニワカ扱い。戯言シリーズこそ至高、みたいな。

大学生くらいになるともうレポートやら論文やらで正直娯楽の本はそんなに読んでなかった。文献漁るほうが楽しかたからというのもあるけど、要領悪いから単純に本読む時間とれなくて。

そんなわけで幼女戦記オーバーロードかに首突っ込んだのは社会人になってからもっと早く読んどきゃよかったものを!って思った。超好き。

最近ようやっとまたラノベに戻ってきた。ノゲラ読み直すぞ、SAO読み直すぞ、アルファポリス女性向けに手を伸ばすぞ、異世界放浪メシ連載版を最新話まで追い、異世界居酒屋のぶをアニメで履修して、映画をやるからと夏トンを手に入れ、同作者のシリーズからミモザ告白を買った。取次のランキングにずーっといるか異世界ウォーキングも買った。ミミズクと夜の王メディアワークスから新装版になったので買った。豚のレバーは加熱しろ、がアニメ化するらしいので買った。

おもろい。誰だ最近ラノベはつまらんとか言ってた同輩は。つまんねーのは我々の頭じゃねーか。

ただ売れ筋雰囲気が変わったのは事実なので最近現代学園異能バトルの新刊にお目にかかることはあまりない。シャナ上条さん青春をともにしたオタクはやや寂しく思っている。

日常系小説は、存在しない

大きなストーリーなくてキャラが生きているだけをだらだら描いてるような

まさにそれの小説版を探していた。

数年の探索の結果、存在しないのだ、という結論に達した。

前に増田で教えてもらった、仲間たちが集まって酒飲んだりTRPGプレイしたりする小説は確かに面白かった。でも結局後半で、ハード恋愛人間うしのイザコザ、涙あり笑いありの人生の浮き沈みが出てきた。

The Peanuts みたいな、ほのぼのとした日常を——活字で——のんびり楽しむのは無理だった。

現実世界で揉みくちゃにされてMPやらSAN値やらを使い切って満身創痍フィクションに逃げ込んでるのに、心理的安全性担保された時間を、しか小説提供してはくれなかった。

クワク・ドキドキを得たい読者を否定するつもりはありませんよ。

——…俺は日常小説が読みたいんです。

だけど日常漫画ノベライズでさえ、原作にない波乱万丈に巻き込まれる羽目になるんだな。ことごとく。

おそらく、小説では絵の代わりになる展開上の刺激がないとビジネスの上で成り立たないのでは。

前に誰かと話したときはそんな結論になった。読者に何らかのストレスを与えることで、読書体験シェアしたいって欲求を作る。インプット圧力を加えて初めて、アウトプットが期待できる。退屈さは、社会的活動の契機にならない。

ならエッセイを読みなよ、ってアドバイスを貰ったこともある。でも俺が読みたいのは、フィクションなんだよなあ。エッセイも読むけど、フィクションが欲しいときは、ちゃんとある

anond:20220730105739

2022-07-25

anond:20220725184026

言ってることはわかるけど、

映画ゲーム活字では情報の伝え方が違ってくるので、子供の読み取る能力も違ってくるというアレもある。

ので、ここだけは一概に言えないと思うよ。

2022-07-22

anond:20220722013858

おっしゃる通りです。

俺は継続力がありません。元々持って生まれなかった上に、後天的にそれを獲得する必要がない程度の地頭のおかげで楽に小中学生を生き抜いた記憶が、地道な努力を受け付けません。今から獲得しようと思っても、なんとなく嫌です。面倒だし、大変だからです。

何かを極めようとは思いませんでした。どうせ無理だろうという気持ちが先に出てきてしまます

から負けるのが嫌いでした。負けるくらいなら勝負を避けました。昔は好戦的だったような気がします。いつからこうなったのかは覚えていませんが、何かを極めようと奮い立ったとしても、その過程自分よりもそれに精通している人間がいて、ああ勝てないなと思いたくないのです。わかってます。俺は弱くて狡い人間です。

俺の中の冷静なところでは、面倒でも地道に努力をして、人のために生きて、自分幸せになる、そういう人生を送るべきだとわかってます

努力の真似事をしていると、なんでこんなことをしているのだろう?と疑問に思います。なんのために、と考え始めてしまえば、いつだって結論は同じです。意味なんてない。目的なんてない。理由なんてない。ならやらなくてもいいじゃないか。そうして、俺は流されてきました。叱られるのは怖いので、逃すと本当に留年しそうな提出物だけは出すという狡さが俺を今ここに立たせています

できることな試行錯誤したいです。でもそれをする気力がありません。配信サービス映画ドラマを垂れ流したり、活字を追って小説漫画の中にいるときだけは、死ななくてもいいかなと思います。俺の脳の中の「理屈っぽく物事を斜めから見る機能」が物語に浸っている時間だけは忙しく麻痺してくれます

意見をくださってありがとうございました。

返信していることからバレてしまうと思いますが、俺は誰かに俺の存在に気づいて何らかの言葉を貰いたかったのだと思います

俺の今の精神状態では参考には出来ないけれど、いつかもう少し元気が出たら、何か自分にもハマれるものがあると信じて試行錯誤してみるかもしれません。

2022-07-21

ここ10年で「滅茶苦茶面白いな!」って自分が感じたコンテンツを思い出してみる。1【追記したよ】

最近ドクターストーンというアニメの録画を見て年甲斐も無く「滅茶苦茶面白いなこれ!」って思って感動した。

人生って嫌な事も多くて、正直先も真っ暗で最終的に悲惨な結末を迎えるかもしれないな…って暗い想像をする事もよくあるんだけど

そういう時ベタだけど「うわめっちゃおもしれえなこれ!」ってコンテンツ出会えたらそれが一瞬でも生き甲斐になれる事がある気がする

なのでここ10年という最近に「これに触れる事が俺の生き甲斐なんだ!」ってくらいハマった物を少しずつ思い出して一度書き出してみたくなった

思い出せない物も沢山あるだろうけど、それでもその時その一瞬でも楽しめたのならきっと幸せな事だったんだと思う。ハマった年も覚えているなら書く事にする。

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞2014年

まれて初めて最後まで追った深夜アニメ。このアニメを録画するためにブルーレイレコーダーを購入した。

機動戦士ガンダムSEED監督福田己津央氏が製作に携わっているという事で怖い物見たさで見始めたのだけど、見ている内に見事にハマってしまった。

OPに出てくるキラっぽいキャラが出るまではとにかく見ようかな…と思ってたんだけど、まさにそのキラっぽいキャラが出てくる4~5話で完璧にハマってしまった。本当に大好きだった。

次回が公開される一週間後を待ちきれず、放送日が来るまで何回も何回も録画した回を見返して待っていた覚えがある。今の自分からは考えられないくらいハマっていた。放送後に発売されたゲーム版スパロボも買っていない。

マジック・ザ・ギャザリング2012~2013年

イニスラード~ラヴニカへの回帰がスタンダートだった頃のMTG。当時友人達と一緒に遠くのカードショップまでカードを買いに行くほどハマっていた。

少年時代コロコロコミックで連載していたMTG時代デュエルマスターズが好きだったんだけど、地元MTGを取り扱っているショップが無かったので実際遊べるようになるのにその漫画を読んでいた頃から10年以上かかった。

基本的に安いカードしか買わないようにしていたんだけど、それでも結構な額を使ったような覚えがある。今ではその友人達との縁は切れたけれど、MTGだけは今でもMTGアリーナで遊んでいる。

当時ニコニコ動画MTG架空デュエル動画が大いに盛り上がっていて、そのシリーズが好きだった。所謂例のアレジャンルなので今となっては不謹慎かな、と思う。

空の境界TYPE-MOON作品2012年2013年

当時菊地秀行氏や夢枕獏氏の作品の影響で所謂伝奇バイオレンス小説にハマっていて、何でも良いか面白い伝奇小説は無いか!?と思っていた時期に古本屋出会ったのが講談社ノベルス空の境界だった。

一冊100円という事でとりあえず上下巻買って読んだんだけど、とにかく読みづらくて「Fateとか月姫好きな人間はこんな読みづらい文章作品にハマったのか…?」と読み始めた頃は思っていた。

読みづらい、とにかく読みづらい…と思いながら読んでいたけど上巻の終盤に始まる第五章・矛盾螺旋あたりから「あれ?この本読みづらいけど結構面白いのでは…?」と思い始め、下巻を読破する頃には完全にハマっていた。

正直今でもこの本の内容を理解しきれているとは言えないけど、主人公両儀式とその親友黒桐幹也恋愛物語にもうのめり込んでしまった。しばらく後にこの作品アニメ化している事を知りすぐにレンタルで全巻借りて見た。

アニメの出来もとても素晴らしくもう空の境界熱は止まる所を知らなかった。生まれて初めてアニメDVD、それも初回限定盤を買ってしまったし書店アンソロジーコミックスも買った。寝ても覚めても両儀式の事ばかり考えていた。

この自分の「好きだ!」「こういうのが見たい!」という熱量が、自分SSを書かせる行動力も与えてくれた。とあるコミュニティ空の境界SSを投下していたのもこの時期だったと思う。出来はあれだったけど、熱量はあった。

空の境界と同じ世界の話という事でメルティブラッドにも手を出してプレイしたし、メルティブラッドと同じ世界という事でついにCSFateにも手を出してしまった。クリアするのに60時間以上かかったけど、あれも凄いノベルゲームだった。

ここまで来るともう空の境界面白い、というだけでは収まらなかった。Fateの前日譚という事でFate/Zeroの小説通販で全巻買って読んだ。滅茶苦茶面白かった。その後はネットの各所でFateSSを読み耽りまくっていた。

空の境界アニメを見たんだから他の型月作品アニメも見るか!という事で、真月譚月姫DEENFate/stay nightのTV版と劇場版Fate/Zeroのアニメセールの時に全巻借りて三日で全話見てしまった。

正直今の自分には信じられないくらいの熱量がこの頃の自分にはあったと思う。倍速でアニメを見るのもしんどい今の自分が、TVアニメを計5クール分と劇場版アニメ一本を立て続けに見るとか、完全にハマっていた。

その後空の境界の続編小説が発売されている事を知りそれも読み、未来福音劇場版も楽しみだったけれど劇場には見に行けなかったのでレンタルで旧作扱いになる一年後に100円で借りて見た。これも中々面白かった。

この型月熱はずっと続くかと思っていたけど、ハマってから数年経つとやっぱり少しずつ冷めてしまった。色んな要因が重なった物だと思う。

型月ファン同士の嫌になるような叩き合いを見たとか、とある型月ファンサイトで作品叩きやらキャラ叩きやら嫌な思いをしたとか、自分の中で神聖視していた式のエッチな絵を見て衝撃を受けたとか、色々重なった。

結局2014年頃に放送されたUBWアニメ版は「劇場版の中で出来た自分イメージと違うと嫌だから」という理由で見なかった。2017年にやっていたアポクリファアニメは見たけど、こっちは先入観無く最後まで楽しめた。

多分今でも作品に触れたらそれなりに楽しめるんだろうなって思う。3/16事件とかDDDとか型月熱が冷めた後に触れてもそれなりに楽しかたから。それにしても、空の境界熱狂してた頃は本当に楽しかった。

修羅の門海皇紀川原正敏作品2013~2016年頃)

ある時月刊少年マガジン立ち読みした時に「陸奥VS呂布」という謎の煽りを見て何だこの漫画は…?と思ったのがこの漫画に対する第一印象だったのは覚えている。実際に読んだのはそれから大分経ってからだった気がする。

刃牙烈海王ボクシング編が「烈の門」と言われたり、夢枕獏餓狼伝をパクった作品だと夢枕獏本人に名指しで批判された事で、タイトルだけは読む前から知っていた。知っていたけど、中々手に取る気が起きなかった

それでもまあ有名だからきっと面白いんだろうな…と思って読み始めた所、最初の方は絵がお世辞にも上手いとは言えなかったり背景も正直手抜きだと思っていたけれど、いつしか…いつの間にか読む内にこの漫画にハマっていた。

第二部の決勝戦の頃には完全にハマっていたから、恐らくその前の片山右京戦・飛田高明戦あたりでハマっていたのかもしれない。第一部初期はあー夢枕獏作品パクリと言われたのも分かる…と思いながら読んでいたから。

気付いた時にはグラップラー刃牙夢枕獏作品より修羅の門には好きになっていた自分に驚いた。特に四部バーリ・トゥード編は未だに全格闘漫画で一番面白いパートなのでは?と思っているほどお気に入りだったりする。

修羅の門を読み終えた後には「とにかく修羅関係作品が読みたい!」と最初歴史物だからという理由で全く興味が無かったスピンオフ修羅の刻も読んでいてそちらにもハマっていた。幕末編と西部編、とにかく面白いんですよ。

その修羅の刻も読み終えると「もう修羅でなくても良い…川原先生作品なら何でも良い!」と、あの大長編海皇紀にも手を出していた。とにかく長くて表紙で何巻か見分けが付かない漫画、といえば知る人も居るかもしれない。

これもとにかく長かったんだけど…読み終える頃には「これもしかして修羅の門より面白くね!?」というくらいハマっていた。修羅の門を描いたご褒美なのか、とにかく川原先生の当時描きたい物を描いた漫画、だったのかもしれない。

この長い海皇紀もコツコツ集めて読み終えた頃には、他に読める川原先生作品といえばパラダイス学園やあした青空エンジェルHEROなどの短期連載作品か…それとも当時月マガで連載していた修羅の門の続編か、だった。

修羅の門とは全然雰囲気が違うなあと思いながらも川原先生の初期の作品も読んだし、修羅の門第弐門も九十九VS姜子牙戦あたりから毎月リアルタイム月マガ立ち読みして追っていた。とにかく夢中になっていた。

九十九VS子牙戦の間に挟まれ九十九VSケンシン・マエダ戦は「もしかしてこれ本当に九十九は負けたのでは…」と読んでいてハラハラしたし、その後のラスボス・海堂さんと九十九の戦いは最後までどちらが勝つか読めなかった。

この修羅の門第弐門のエピローグ、或いはプロローグにあたる修羅の刻・昭和編がその後月マガで連載されたのだけど、こちらも最後まで面白かった。あまり面白さに単行本も珍しく新刊で買いました。これまた面白かった。

その修羅の刻・昭和編を読んで自分の中で一旦何かが満足したのか…川原先生の新作・龍帥の翼自然と読まなくなった。これも海皇紀と同じで長くなりそうだ、と思ったのかもしれない。実際読んでみたら面白いんだろうけど。

フルメタル・パニック2018年以前)

これもいつ頃ハマったのかは覚えてないけど、少なくともアニメの四期が始まる以前だったような覚えがある。揺れるイントゥ・ザ・ブルー、が面白かった事がこの作品にハマった切っ掛けだったような気がするけどあまり覚えていない。

フルメタ最初の一巻か二巻かを読んだ後にその後長年放置していた覚えがあるんだけど、何かがきっかけで積読を崩してからはもう夢中になってフルメタを読み耽っていた。恐らく当時ロボアニメにハマっていたんだと思う。

短編はあまり好みじゃなかったけど、長編と中編が面白いのなんの。途中で積読が何巻か抜けていた時は自転車で即書店に走ってその抜けを埋めて読むくらい、それほどこの小説にハマっていた。夢中になって読んでいた。

途中で作者の後書きに反感を持ったり、正直最後の方の駆け足展開ご都合展開は好みじゃないと思ったけど、それでも面白くて時間を忘れて読んだ小説だった。スピンオフにあたるアナザーは未だ読んでいない。

アルスラーン戦記田中芳樹作品2015年~)

2015年荒川弘氏のコミカライズ版がTVアニメ化した作品アニメの一話を見て面白いな!と思い、二話までにそれまで積んでいた角川文庫アルスラーン戦記を全て読み終えた。滅茶苦茶面白かった。

アニメアルスラーン戦記主題歌が良く荒川弘先生キャラデザが魅力的という事で中々楽しく見ていた。割と初期に原作漫画を追い越してしまった影響か最後の方はアニオリ展開になってしまったのは残念だった。

とにかくこのアルスラーン戦記読破した事で「やっぱり田中芳樹作品面白い!」と思い、マヴァール年代記タイタニア夏の魔術や灼熱の竜騎兵等々それまで買っただけで積んでいた田中芳樹作品を貪るように読んでいた。

その中でも銀河英雄伝説は「数年かけてOVA外伝まで完全に制覇したのに、何で大まかな話を知ってる話をもう一度活字で読まなければいけないんだ?」と思っていた。実際読んだら、凄い面白かった。

当たり前だけどアニメ小説媒体が違うという一番の特徴があって、どれだけ声優さんナレーターの人の語りを入れてもアニメでは原作小説で描かれていた部分をそのまま全て作品に出来る訳ではないのだな、と思った。

OVA版が長いのもあって丁度内容を忘れ始めていた事もあってか、それとも純粋にこの小説が名作だからか、この場面や台詞は先にアニメで見て知っているなと思いながらもワクワクしながら読んでいた。

本編10外伝4巻の計14巻を読破した後は満足感と寂寥感の両方があったかもしれない。長い小説だけど、2018年2020年リメイク版が地上波放送された時はまた熱が蘇り読み返した。本当に良い作家さんだと思う。

とらドラ!竹宮ゆゆこ作品2016年

自分の中で小説ライトノベルを読むのが何より楽しみだった時期に読み耽っていた作品。これも一巻だけ読んだ後は長い事積んでいたけど、ふと他人とらドラ!読後の感想を見かけてこれは面白そうだと思い積読を崩し始めた。

どんな作品にも言えるけど、ある時期話題になった作品というのはやっぱり話題になるだけの面白さはある物だと思う。一度読み始めると「この先は一体どうなるんだ!?」と気になって気になって仕方なくなった。

この作品を読んでいて特徴的だと思ったのは、ヒロイン達が男にとって都合の良い一種アイドルではなく醜い所・駄目な所・嫌な所もある人間臭い存在として描かれている所だった。逆に男子達には理想が入っていた気がする。

積読を読み終えると続き読みたさに書店へ走り、それも読み終えると今度は「竹宮ゆゆこ先生作品なら何でも良い!」とわたしたちの田村くんゴールデンタイムも買って読み始めた。こちらも同じく最後まで楽しませてもらった。

特にゴールデンタイムは途中まではもしかしてこれはとらドラ!匹敵する名作なのではないだろうか?と思っていた。とらドラより巻数が少なかったためか終盤は駆け足気味に話が終わらせたのが残念だった。

ゴールデンタイム以降竹宮ゆゆこ先生作品には触れていないけれど、彼女電撃文庫で発表した二十数巻の小説はある時期の自分を本当に楽しませてくれた素晴らしい作品だった。本当にありがたい事だと思う。

野球漫画全般2015年以降?)

いつだったか自分の中で野球漫画ブームが起きていた時期があった覚えがある。現実野球が大好きという訳ではないけど、漫画というフィクションの中で描かれる野球という競技には本当にワクワクさせられた。

ドカベンなどの水島新司作品書店で片っ端から買い漁ったし、他にもあだち充作品ラストイニングおおきく振りかぶって名門!第三野球部ペナントレースやまだたいちの奇蹟などとにかく野球漫画を読みまくった。面白かった。

登場する女の子の可愛さは最強!都立あおい坂高校野球部が抜群だった気がする。中でも一番読んでいて夢中になれた作品ラストイニングだけど、結局何とか甲子園に出場した所以降はまだ読んでいない。いつか読みたい。

あだち充作品2015年以降)

野球漫画を片っ端から読んでいく内に、それまでタイトルと絵だけは知っていたけど読んだ事が無かったあだち充作品にも触れる事になった。最初に読んだ作品H2だったと思うけどこれがもう面白いのなんの。

野球恋愛をセットの物として描くからこっちは今野球が読みたいだけなのに!と思っている時はその恋愛要素が鬱陶しく感じる事もあったけど、それ込みで野球というスポーツを描く作品として本当に面白かった。

H2の後はタッチクロスゲームなどの野球物は勿論の事、ラフ虹色とうがらしいつも美空みゆきなど野球要素が無いあだち充作品明後日は読み耽っていた。読んでいて一番自分に合ってるな、と思ったのはクロスゲームだった。

コータローまかりとおる!2016年以降)

古本屋で全巻セットがお得なお値段で売られていた事から出会った作品タイトルだけは知っていたけどあまりに長すぎて自分が読む事は無いだろうな、と思っていたから意外な出会いだった。

82年連載開始の漫画という事で、最初は絵も内容も古いな…と思いながら読んでいたけど、絵が読みやすくなったりキャラクターに愛着を感じ始める頃には流石長期連載される漫画だけあって面白い!と思いハマっていた。

主人公コータローがとにかく作中で色んな事に手を出すのでこういう漫画である、と一言では言えないんだけれど…格闘・バトル・学園物の漫画というのが近い気がする。もっと言うなら何でも有り漫画なのかもしれない。

全59巻という長さにも拘らず最初から最後まで面白いストーリー漫画というのは本当に衝撃的だった。これは続編も面白いに違いない!と早速柔道編も買って読んだけど期待は裏切られる事無くやはりそちらも名作だった。

この名作少年漫画原作者の蛭田達也先生病気療養が理由2004年から連載が休止している事は知っているけど、実際に単行本最終巻を読むともうここから先は読めないんだな…と寂しく思ってしまった。

コータローまかりとおる!の連載が休止して再来年20年、この名作の続きが世に出る事があればこんなにめでたい事も無いのに…と思う。昔の漫画だけど本当に面白くて90巻以上退屈せずに読めるって凄い事だと思う。

anond:20220721070237anond:20220722013251に続く

2022-07-08

サイゼリヤ番号化問題について

qyosshy 誤注文がなくなって客にも店にもやさしいシステムしか思えん。聞き間違いだの頼んだ頼んでないだのが発生する仕組みを倫理的に正しいと思える感覚理解できん。/ 労働者側の視点が無いんだろうなあって思う。

yP0hKHY1zjyP0hKHY1zj 何十年も前からバーコードという形で生が番号化されているのだが、それを当たり前のように受け入れてきてファミレスの数少ないメニューの3桁の番号化で急に危機感を持つところがかわいい

akutsu-koumiakutsu-koumi 気に入らん人は騒いでおれば良いと思いますよ。でも銀行ATMを導入して倫理が損なわれましたかセルフレジの普及が人の機械化を推進しまたか自分漠然とした抵抗感を尤もらしい言葉に置き換えているだけでは?

slimebethslimebeth この手の人が下らないのは文中の老婆のような上の世代が嫌がってたことはあっさり受け入れてる点だな。文明の利便は享受したい、若い世代感覚は受け入れられない、我々世代情緒けが真っ当!てのは老人の我儘だ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/anatatachi_ohno/status/1544470962011115521



このブクマ連中の言っていることは一応は正しい。しかし、人間機械産業システム論理に組み込まれて、人間が取り替え可能部品のようになっていくことへの抵抗感や違和感は、マルクスウェーバーアーレントフーコー主題でもある。大野さんを老害断罪するのなら、これらの偉大な(とされる)哲学者老害断罪されなければならないだろう。

「新しい便利なモノ」に対して、何も考えずにさっさと適応できてしまう人と、違和感抵抗感を覚えながら少しずつ適応していく人と、どちらが人間としての主体性を持っているかと言えば、やはり後者であろう。前者の人は、今の中国のような独裁権威主義体制にも「便利だからいいじゃん」と、あっさり順応できてしまうに違いない。


ただもともとの最初エピソードサイゼリヤという、主題の大きさに比してあまり卑近な(個人的意見では不適切な)事例だったので、誤解を招きやすい面があったのは確か。また前後文脈大事なので、切り取られるのが宿命Twitterでは、論じるのに最も向かないタイプ議論でもある。GAFAのような事例で、字数を費やして活字で論じるべきだろう。

2022-06-14

anond:20220614062400

貴方自分観測範囲で浸透してるように見えてると「勝手に言ってるだけ」だよねそれw

IKEAなんか1店舗もない県なんてザラだよ

ちょっと古い女性週刊誌でもみて見な?

「〇〇イズムという生き方」なんてのが

いまどんだけ生き残ってんだよ

それでも一度は本に載って活字になったのだから浸透しました

とでも言うの??

2022-05-09

うたわれるもの初視聴

GWも終わる頃に暇になってしまったので以前から気になってたけど、ハマったら怖そうだから避けてたうたわれるものを初視聴

まだ、1作目の7割まで見たけど滅茶苦茶面白いし、終盤は既に泣きそうな予感がする(原作ゲームもやりたいけど時間が無い)

2作目は再放送で少し見た程度なので知識ゼロ

他にも面白くて泣けるアニメいか

この歳になると活字見続けるのしんどいかアニメが丁度良い

泣きゲー原作のやつ探せば早いんだろうけど

CLANNADは見たし原作も全部やった

Fateはなんか、うたわれるもの以上に長丁場になりそうだから意図的に避けてる(作品多過ぎ!)

FGOやったけどつまらなかったのもあるんだけど

エロゲーギャルゲーも女ばっかりじゃなく男キャラも程よく出てくるやつが現実的で1番面白いよね

ただの抜きゲーも好きだけどさ

2022-05-07

今日から無趣味です

漫画が好きだった。よく読んでいた作家浅野いにお押見修造

別にそういう話だけが好きだったわけじゃない。明るいギャグなんかも読む。

知り合いと雑談して、最近読んで面白かった漫画の話をしたんだ。踊ポンは良いぞ。

すると彼は「それ売れてんの?」って。そこまでは売れていないと伝えると「じゃあカスじゃん」って。

まぁ、商業作品面白さを発行部数で図る気持ち分からんでもない。そういう世界だし。

でもそういう話じゃなかったらしい。

「まずもっと売れてる漫画読めよ。君ワンピース読んだ?ナルト読んだ?」

実は俺の苦手なジャンルの一つにバトル漫画がある。バトル描写ばかりだと話が進まず引き伸ばしに感じてしまうからだ。事実その2作品最初の十数巻までは読んだものの、バトルの割合が多くなるにつれて飽きてリタイアした。その旨を伝えると

「いやバトル漫画こそ漫画醍醐味。絵に力を入れていないなら漫画である必要ないだろ。バトルの良さが分からないなら小説でも読んでろよ」

流石にそれは極論だろうと反論するも

「でも君バトル読んでないじゃん。最初の十数巻なんて読んだうちに入らないだろ。読んでないのに語るなよ」

なるほど、一理あるような気もする。最初の数ページ流し見しただけで語られたらイラッとするよな。彼はそのラインが少し俺より高めに設定されているだけで。

「ていうかそもそも君その作品本当に面白いって言い切れるの?」と彼は続ける。

「俺は色々な漫画を読んでいる。王道バトルも含めて。漫画以外もな。ラノベだってなろうだって読み漁ってるし作品に触れている数はお前より上。お前より作品を見る目はある」

かに俺は活字をあまり読まない。そこを突かれると黙るしかない。

「お前が読んでるその変な漫画は読んでないけど、多分面白くないんでしょ。だって王道漫画の良さが分からない奴はそもそも面白さとは何か分かってないんだから寿司屋サーモンしか食ってない奴の一番好きなネタサーモンなのと一緒だよ」

でも俺も漫画は好きだし、彼ほどじゃないが数は読んでいる。そのりくつはおかしい。

「だから読んでないのと一緒なんだってワンピースの良さも分かんない節穴で何読んだってよ。君が勝手感想もどきを抱くのは止められないが、世界で一番売れてる漫画の良さも分からないのに他人にそんな話をするな。君の好きは好きじゃない。ただのニワカ」

ワンピースが全てなわけじゃ…

「だから読んでない奴がなんで言えんのかって」

まぁ、商業作品面白さを発行部数で図る気持ち分からんでもない。そういう世界だし。

でもそういう話じゃないな。ワンピース読めなかった俺が悪い。

それから時間、ずっと反芻してた。

「君の好きは好きじゃない」

好みの点でも経験値の点でも彼のほうが優位にある。

多分俺は漫画が好きではないんだろう。強い奴が正しいからな。

それに、そう思ってしまった時点で証明されているようなものだ。好きってものもっと揺るぎない。他人に何言われても迷わない。

他に好きなものもあったはずだけど、俺より強い奴にそれを否定されて疑わずにいられるだろうか。

自信がないな。

好きではないんだろう。

今日から無趣味です。

2022-05-02

anond:20220502133647

そう思うことがあるのなら、二ヶ月99円の時は加入し得だと思うよ。

一切思わない俺でもなんだかんだ10冊程度は活字でも読む本がある。

クソ本での水増し酷すぎてその10冊探すのが本当にめんどくさいけどな。

2022-04-28

この大活字時代にそぐわない慣用句ってあるよな

「耳にする」←実際には目にしている

「耳が痛い」←情報は目で受け取っているのに耳が痛いとはこれいかに

「耳をふさぐ」←耳をふさいでも目で見ていたら同じ

聞く耳を持たない」←目で代用できないが耳は明らかに関係がない

2022-04-27

anond:20220427201607

そもそもバカプロ倫を読めない。世界史宗教の基礎知識必要かつ意図的ドイツ語っぽい文体翻訳してあるから普通活字小説や本も読めない人間が読めるわけない。

既出だろうが匿名ダイアリーの意義は「客観視」だと思った

勝次、いや活字のみで繰り広げられる匿名ダイアリーの意義。それは「客観視」に繋がることではないか

自分という人間独りよがりで、我が哲学押し付けがちな生き物だと自覚はしている。この文章が既にそうであるように。

からこそ、そこに指摘が入る、自分以外の目線が入るということが非常に助かるのである

言及」とはなんと画期的名目なのだろう。減給されてもかまわないくらいだ(あくまでも例えである)。

自分もやはりひとりの人間であって、他人から見るとうんこなのだと気づかされる。

うんこ扱いされることが意外に心地よかったりする(だからと言ってうんこやろー!とか言わないでいただきたいのは結構真面目)

いいね!でも♡マークでもなく言及

世の中には自分正当性を認めさせることを生きがいにしているような人も多くいるように感じるが、

ここに来れば純粋人間ではなく内容に言及して頂ける。

顔も名前もない、内容だけを純粋判断して頂ける。(文面などから判断されるかもしれないが)

うん、こういうのっていいかも。

うんこういうのっていいかも。

うんこいうのう。

うんこ有能。

2022-04-13

anond:20220413122146

絵は目に入った時点で「セックスや!」ってなるけど活字は目に入って即セックスではないやん。

「字あるな」→「読むか」→「あこれセックスか?」→「セックスや!」なるし

絵の場合は「絵あるな」→「認識するか」みたいにはならんし

anond:20220413121750

活字セックスが巷に溢れているのに、絵セックスが駄目な理由って何?

一緒だろと思うから違うと思う所以を教えて欲しい。

anond:20220413121645

本は読んでるけどたわわ含む漫画はほぼ読まん

活字セックスと絵のセックスじゃまた違うだろうし

2022-04-11

プログラマ35歳定年説

最初は30、35、40と幅があった

活字メディアに現れたのは1960年代後半

2022-04-09

解離性健忘かもしれないという話

昔の記憶ほとんどないような気がする。

一昨年うつ病と診断された現役大学生だが服薬しながら休んでたけど、薬を飲んでも悪夢ばかりで全く休めないこと、ネットで薬のことを調べるとあまり良くない情報が目に入ってしまい、怖くなってきて勝手断薬した。

シャンビリ感、反跳性不眠、頭痛肩こり筋肉の強張りとか離脱症状に悩まされてるけど、最近少しおさまってきて、生活リズムをできるだけ直して、漢方を飲んだり、たんぱく質とかマグネシウムを摂るようにご飯ちゃんと食べたりして養生中。

なぜ自分が解離性健忘なのかと思ったのか、経緯を話したい。(書いてみたら結構長くなってしまったので読める人だけどうぞ…)

去年の春休み、ひたすら眠ることしか出来ず、トイレに起き上がるのも一苦労だった。すごく死にたがってて(これもちょっと記憶曖昧)、どうせ死ぬなら今まで読もうにも読めなかった漫画を買って読んでから死のうと思い、気になる漫画電子書籍で数万単位使って買った。

から漫画は好きだったし、コロナ禍で外に遊びに行くことは減り、バイトで貯めていたお金が余っていたのでそれを崩して買った。活字だけの本は読めなかったけど、漫画なら読めた。それから夏休みはずっと漫画を読んでいて、寝るか、漫画を読むかの生活だった。何もやる気は起きなかったけど漫画だけは読めたから、これが酷い時期から脱する回復に繋がったのかもしれないと今では思う。

春休み明け、春休み前にいくら読んでも内容が理解できなかった活字だけの本を、レポート課題のために読み直した。すると、なんとスラスラ情景が浮かび、登場人物名前も覚えられる。今まで登場人物名前関係性がぱっと理解できず、悩みまくってたことを不思議に思うくらいに。

頭の中の霧が晴れるようだった。今までの悩み事が全部解消された感じ。

自分は生まれ変わったんだと思った。

でもよく見慣れたはずのゼミの人たちと話している時に違和感があった。顔と名前は覚えているけど、第一印象とかその人と話していて自分が感じたこと、思ったことは全く思い出せない。

その後も仲のいい友人と会って思い出話になる時、表面上では「そんなことあったね〜」と流してはいたが、ほとんどの場合は「そうだっけ?」「そんなことあったっけ?」「その時、自分はどう思ったんだっけ?」「その時、自分は何も感じなかったから覚えてないのか?」と考えることが多かった。ただ忘れただけかと思ってたけど、あまりにも覚えてなさすぎる。なぜ自分はこんなに出来事を覚えていないんだ?

調べてみるとうつ病の人は物忘れが多いこと、短期記憶が難しいこと、あと薬の副作用でもそうなるらしいことがわかった。該当しないことはないが、本が読めるようになったから違うのでは?と思った。さらに調べていくと、健忘というのが目に入った。全般性健忘、解離性健忘…周りから見ると普通だが、本人から同一性がなくなっているだとかなんとか…。これっぽいなと思った。自伝記憶エピソード記憶?というのがあまりないように思える。付け焼き刃の知識なので、勉強不足のように感じると思うがそこは許してくれ。

自分にまつわる「事実」を思い出すことはできる。自分名前出身地、生年月日、母校、家族名前と顔、友人の名前と顔、アルバイト先、所属していた部活、通っていた病院…これらに密接に関係していた時に、付随しているはずの感じたこととか思ったことの記憶ほとんどない。

昔の記憶を思い出そうとしても、主観的ではなくて、自分をその場の第三者視点から見ているようなものが多い気がする。

そもそも昔の記憶がそれほどないからなんともいえんが。

去年の春休み前までの記憶がすっぽり抜け落ちている感覚。海面の部分は見えるけど、そこから下はすぐに深海みたいなイメージ。…分かりづらいな。本当に氷山の一角だけ思い出せるような感覚かも。

書きながら思ったが、むしろ記憶を失くす前の自分が覚えすぎていただけか?

これと言ってトラウマになるような戦争体験とか事故性的虐待経験はないが、無意識下の心理的葛藤が原因なら該当するかもと思った。人間関係でよく悩んでいたし、自分一挙一動を振り返って反省する癖もあった。

病院に行って診察受けて自己同一性を再獲得すべきなのか、このまま生きていってもいいのか、ここ数日悩んでいたため書いてみた。でも医師を信じるという行為が今の自分にはまだ難しいので、通院は無理だろうな。せっかく断薬したBZ系の薬も飲みたくないし。

今までと同じように接してくれている友人、家族感謝しつつ、このことを打ち明けようか、かなり悩んでいる。一時的ものですぐに記憶が戻ればいいけど。

長々と書いたが、とりあえず今の自分気持ちを誰かの目の止まるところに吐き出したかった。

とりあえず飯食って休むのが今は良いのかもしれない。

最後まで読んでくれた人ありがとう





追記:2022/04/20

ブコメ言及コメント全て読んでます

医者を変えても良いという言葉を聞いて、だいぶ病院への向き合い方が変わりました。ありがとうございます

その後、他の病院に行って大学も休学し、とりあえずうつ病治療に入った。離脱症状はなくなりました。

医者によって処方の仕方とか診断とかかなり違うんだな。

健忘のことについては、今のところ日常生活に支障が出るほどではないのでもう少しして辛くなることがあったら後々医師に話そうと思う…。

2022-04-06

anond:20220406233626

流浪の月』オススメ。読み口サラッとしてるし文体も固くなくて普段活字読まない人にも良いと思う。

2022-04-05

国語ばかり勉強していたのは他者を知りたかたか

物語の中には事実虚構もあった。けれど、数学歴史教科書には事実しかなかった。

会話で自分表現する方法を知らなかった私は、文章に頼ることにした。最初は散文的な詩しか書けなかった。

家庭環境のいざこざ、学校での違和感

友人と競うように本を読み漁り、図書室にある本全てを理解しようとする勢いだった。

そんな友人は早稲田へ進学していった。

大学入学すると文系だった私は他人模倣小説を書くようになった。世の中には感情表現豊かな美文が溢れていて、真似したいと思った。何なら、作品を生み出したいと思った。時には、破天荒恋愛物語を。

狂しい程の人間関係や苦悩を描いた。

その頃漸く、難しいと思っていた新聞も読めるようになった。

社会人になってからはその欲求がぷつりと切れた。

社会では数字がメインで、何なら残業時間が全ての評価指標だった。「私、本とか読まないんだよね。自己啓発書漫画なら読むんだけど」と嘲笑う同僚、先輩。

文化価値観の異なる人脈を得てからは、次第に活字から離れるようになった。それでも、図書館へ行きたい思いは常に抱えていた。

心躍るような英雄譚を、癒やしや共感を得られるような他人人生を欲していた。

本なくしては、自分生活は成り立たない。表現なしには生きていけない。なのに何故生きようとすればするほどに書籍から離れていくのだろう。

アナログ学習する機会が奪われていくのだろう。

早稲田へ進学した友人は子供を生み地方人間関係から疎遠になった。彼女の引き出した私の「本の虫」という性質は徐々に消えていく。今や、正しい日本語を使えているという自信すら無い。

それは彼女が側にいないからではなく元来の自分に戻っただけなのである過去残滓を拾い集めても、あの頃の輝きには届かない。

硝子の破片みたいな危うげで綺羅びやかなあの日々が、図書館の床に落ちていないだろうか。

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