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2023-09-16

まれて初めてマイノリティを味わってる

今までずっとマジョリティにいた人生だった。

中学受験大学の附属校に入った。同じ塾から進学した人が多く、入学した時から友達がいたか特に困った覚えはない。

そのままエスカレーター高校大学と進んだので、常にマジョリティにいた。肩身の狭さなど無縁だった。

就職大学OBがたくさんいるところに行き、入社から同じ大学OBや同期との懇親会が頻繁にあったか入社しても心細さを感じたことがなかった。

性嗜好も18歳以上の異性を好み、20代の後半で大学時代同じサークルだった人と結婚した。

就職して10年ぐらい経ち、なんやかんやでコンサル転職し、客先に常駐するタイププロジェクトアサインされた。常駐しているのは同じファームから自分しかいない。

客先に常駐していると今まで感じたことないストレスを感じることが多いと思っていたところ、自分がこの会社の中でマイノリティいるからだと気がついた。

社員と外部の者は社員証ケースで見分けがつくようになっており、社員は革製でリール付きの社員証ケースを首からかけているのに対し、我々は100円ショップで売ってるような布紐とプラスチックケースの社員証ケースを貸与される。

いわゆる派遣社員も同じ社員ケースを使ってるためか、このケースを首からかけているとあからさまにナメられ、廊下社員から道を譲られることは絶対ないし、エレベーター待ちの順番も自然に抜かされる。

この肩身の狭さやナメられる感じをマイノリティ人達はずっと味わってきたのかと思うと、なんとも今までの自分が恥ずかしくなってしまった。

2023-09-15

anond:20230911114250

実際これらしいんよな。そして自然発生した「謎の間」って和室から洋室に改修した一般の家でも結構見かける。

自分父方の実家も母方も実家も、日本の伝統的な流れを汲む家屋から洋風間取りに改修したのだけれど、そのままだと狭いので窓側の廊下を潰して部屋の一部、物置にしていた。

当時の日本人は「畳以外で寝れるか!」という思考だったので、畳はそのまま。

洋風椅子が普及し始めていたけれど、畳に載せるとへこんで傷がつくので、重い家具廊下の部分にしか置けない。

廊下だった空間構造関係上ドアにした方が安上がりなのでドアになる。部屋に入口と、他の部屋への入り口ができる謎扉ができる。

気持ち悪いので棚を置いて通れないようにする。

昔の廊下は遮熱性能がゴミでほぼ外なので、冬の間は襖を置く。結果的に夏もそのままになる。


高級と呼ばれる旅館は昔は個室では無く、一本の長い廊下に襖を置くだけの簡易宿泊所のような構造だった。

このような旅館現代化の波を受けて西洋風に改修する過渡期に、同じように謎空間ができたのだと思う。

そして一般的な旅館もそれを真似して今の形式が出来上がったのではないだろうか。

2023-09-13

うんちがでない日記

どんだけ踏ん張ってもうんちが出ない

括約筋の真上でうんちがとどまっている

便座に腰掛けて前屈みでいきむ、でない

持っていたスマホで即便秘解消法を検索するが、マッサージやツボ押しなど、すぐ効果が出るような解決策はなかった。

体勢を変えた方がいいのかと思い、便座に和式座りをする

便座に足を乗せてしゃがんで力む、でない

下を覗くと息子が情けなくぷらぷら揺れていた

まだ角度が足りないのかと思い、便座を離れ床にしゃがんで力むがうんこ肛門から少し顔を出して戻っていく

これは硬い。そんな硬くなるような肉なんて食べてないのに

もうすぐ出勤時間だ、はやく出さなくてはいけない

これはもうセルフ浣腸しかないとおもい、使い捨て手袋を嵌めてオリーブオイル中指に垂らした

肛門に塗りつけて便座に座り力む

でないぃぃぃ、お腹が苦しい、俺は何にも悪いことしてないのに…何で朝からこんな苦しい目にあうのか

手袋をした手で肛門をほじると、うんこが少しだけ漏れ

しかし一粒ふた粒漏れた程度で何も変わらない

ここからもうどうにでもなれロケーションを変えれば解放感で出るかもしれないと思い、色んなところで力んだ

廊下から洗面所風呂、寝室、キッチン

でなかった

うんこは出なかった

クーラーをつけているにも関わらず汗だくだったし、腹は膨らんで苦しかった

愛犬がチベットナギツネみたいな顔で俺を見ていた

出勤時間を5分過ぎた

俺は諦めて括約筋の上にうんこを感じながら家を出た

その日は一日中うんこを感じながら歩いた

散々な日だった

外ではうんこはできない。人が多いし、わざわざ個室に入りたくなかった

帰宅してすぐ、愛犬への挨拶もそこそこにトイレ直行した

少し力むとうんこはするする出てくれた

気持ちよかった…

今日一日中縛られていた圧力にやっと解放された

俺に足りなかったのは運動という名の腸内刺激だった

肛門酷使し過ぎたせいか、ケツを拭いたトイレットペーパーに少し血がついていた

やはり日頃の運動必要だと実感した日であった

2023-09-11

恐ろしい夢を見た話

増田大学2年、女。

昨日の夜から今日の朝にかけて、恐ろしい夢を見た話がしたい。

どこにも吐き出せないからせめてここにだけ書き残させて。

夢の内容は

高校時代の友人と数年ぶりに会って現在自分生活高校生活を振り返りながら談笑する」という字面だけ見れば何ら恐ろしい要素は無い他愛のない夢だった。

その友人との関係性を加味しなければの話だが。

・・・

その友人はみらい(仮名)という名前だ。

元々面識はなかったが、高2の新学期コロナによる数ヶ月にわたる臨時休校狭間で行われたクラス替えで同じクラスになり自己紹介で私が「趣味読書で◯◯◯◯◯と◯◯◯◯が好きです」と言ったのがきっかけで仲良くなった。

自己紹介が終わって自由に席移動して気になる人と話していい時間になった時、私は元々友達が少ないためクラス内に友達がいないこと、そして他人に執着しない性格だったこともあり手持ちの本を読んでやり過ごそうとした。

すると、「ねえ、◯◯◯◯◯好きってホントわたしも好きなんだ〜」とみらいが話しかけてきた。

第一印象は「綺麗だな」だった。

二重まぶたに通った鼻筋、光を湛える黒目がちの瞳、細く白い腕、赤い唇。

どこをとっても絵に書いたような美少女だ。

◯◯◯◯◯は私達の世代が好んで読むような作家ではないので本物の読書家だということは問わずとも明らかだった。

その後時間の許す限り◯◯◯◯◯や他の好きなこと、部活などの話をした。

その日の下校の時にはどちらともなく先生の目を盗んで校内でスマホの電源をつけ、LINEを交換するほど意気投合していた。

その日から臨時休校で暇を持て余していたこともありほぼ毎日のようにLINEでいろいろな話をした。

初めて話したときからなんとなく感じていたが、みらいは私と思考パターンが似ていた。

そして学力もほぼ差が無かった。

得意な教科の話になったとき時、二人とも同じ教科を挙げた。

その教科は私が1年の間たった1度だけ1位を名も知らぬ誰かに明け渡してしまった教科だった。

まさかと思いながら「もしかして1位取ったことある?」と返信した。

すると、「もしかしてずっと1位だったの◯◯(増田の下の名前)だったの!?私、1回だけ1位取ったことあってその回以外はずっと2位だったの!」と返ってきた。

こんなことってあるのかと思った。

それと同時に彼女のは切磋琢磨しあえる良い関係になる予感がした。

臨時休校が明けて登校が始まると私達はさらに仲良くなった。

それとともに私の中には負の感情が巣食いはじめた

初めて遠隔ではない担任の授業を受け、二人で談笑しながら教室へ向かっていると、担任からしかけられた。

増田新川(みらいの苗字)(仮名)!お前ら1年の頃から同じクラスだったのか?」

担任にはそれぐらい仲がよく見えたのだろう。

「違いますよ〜!担任なら前のクラスぐらい把握しておくのが筋ってもんじゃないですか〜?」

とみらいが軽口を叩いているのを横目に見ながら私は内心嬉しくて堪らなかった。

こんな美少女と対等な友人関係を築けていることが他人の目から見ても明らかなこと、私はその事実歓喜した。

しかし、その数日後私は地獄を見た。

その日、授業が終わると担任ロッカーを整理しているみらいの所へ向かうのが見えた。

その数秒後、廊下から二人の笑い声が聴こえてきて、今度は私のもとに担任がやってきた。

その担任第一声が

「ごめん。新川増田だと勘違いして声かけちゃった。だってお前ら背丈といい雰囲気といいなんか似すぎなんだよ。」

だった。

信じられなかった。あの美少女を私だと見間違えるなんて。

だって私は重い一重まぶたで背も彼女ほど高くはない。

それなのに見間違えるなんて許せない、彼女の美に対する冒涜だとさえ感じた。

きっと委員会の連絡か何がだったとは思うが、担任のその後の言葉が頭に入ってこないほどの衝撃だった。

担任と会話したあとチャイムがなったので自分の席に戻るともう一度さっきのことについて思索を巡らした。

そこで私は気付いてしまった。

私がおかしいということに。

普通人間なら心の中で喜ぶべきことを私は赦されないことだと感じて、しかも怒りさえも感じた。

どう考えてもおかしい。

他人に執着しないはずの私が、彼女には彼女に対しては何故かこんなに心を掻き乱されている。

もう手遅れだった。

その頃にはもう彼女への、そして彼女の美に対する感情はもはや信仰の域に達していたことを、その時ようやくわからされた。

私とみらいはいつもそばに居た。

休み時間になると彼女の方から私の所へやってくるのが当たり前だった。

その美しさや性格から友達は多いが、その数多くの友達の中で私のことを選んでくれた。

それが私にとっては至上の喜びだった。

クラスメイトが

「みらいちゃんかわいい〜」と言うと

みらいは

「まぁね〜」と当たり前だとばかりに返答していた。

そんな彼女自己肯定感の高さがこの上なく好きで、でもそんな彼女が眩しかった。

だってはいつも彼女の影だったから。

彼女が他のクラスメイトの「かわいい」と言われる時、私はいつも息苦しかった。

私をかわいいと言ってくれる人はいいから。

当たり前だ。わかってる。私が彼女より醜い事は私自身が誰よりも知っている。

決して表には出さなかったが称賛を全てほしいままにしている彼女が横にいると気が滅入ることも多々あった。

それでも私は彼女と一緒にいた。

二人でいる時だけは、その美しい瞳に私以外は映らないから。

それから数カ月後、修学旅行が始まった。

もちろん全ての行動を共にした。

一日目は某県の某資料館へ2学年全員で向かった。

みらいも私も暗い場所は苦手なのでドキドキしながら入館した。

手が触れたのを契機に、どちらともなくお互いに指を絡めて相手の震えを感じながら暗い館内を歩いた。

私は手汗が出やすい体質なので1度手を解こうとしたが、

「怖いから話さないで」と小声で訴えられたので逆らえるわけもなく結局出口までそのまま向かった。

その次の日は班別活動で某県の某洋館へ向かった。

私がお土産を見繕っていると、みらいが

「ねえ、◯◯こういうの好きでしょ?」といきなり声をかけてきた。

彼女の指差す先には、色とりどりの硝子でできた美しいエジプト香水瓶(中は空)があった。

美しい曲線と精緻彫刻

まさに私の求めるもののものだった。

凄く綺麗……とつぶやく

「全部一点ものらしいよ!せっかくだからお揃いで買おうよ!」とみらいはもう買う気満々でその手の中には桜色の香水瓶が収まっていた。

私は彼女のそれとデザインの一部がよく似た空色香水瓶を選び二人でレジへ向かった。

その日の夜食ホテルレストランで食べた。

なかなか量が多く、少食気味なみらいは食べきることができるのかと心配になったのでそれとなく隣にいる彼女を見やるともう限界という顔をしていた。

すると彼女の方から

「これとこれ食べれる?」と言ってきたので有り難く拝借した。

それで終わると思いきや、デザートミニケーキの二種盛りがやってきた。

私はぺろりと平らげたが、彼女はどうしても最後の一つが食べられないようだった。

そして

「ごめん。これ食べれる?」と聞いてきた。

私はうんと言おうとしたが、

私の食器フォークはつい先程席を巡回しているホテルの方に回収されてしまったので食べる術がない。

手で食べるのははしたないしと逡巡していると

はい、あ〜ん」

と私の方に彼女フォークで刺したケーキ差し向けてきた。

同じテーブルの生徒の視線彼女の手と私の顔に集まり、恥ずかしさで頬に熱が走るのを感じた。

いつまでもこのままではいられないと思い、覚悟を決めて顔を近づけ、食べた。

修学旅行でそんなことが起こったため、その後の学校生活ではクラスメイトに彼女との仲をからかわれることも増えた。

「なんかみらいちゃん増田さんって二人だけの世界?っていうか独特な空気感あるよね〜」と言われたりなんかもした。

今まではそう感じたことは無かったがあの修学旅行を経ると確かにと思う自分も居た。

その関係に心地よさを感じる一方、今振り返ればどこか嫌悪感があった。

念のため言っておくと、私は普通の女だ。

小中学生の頃は普通男子と付き合っていたし、好きになるのはいつも男だった。

でも共学は嫌いだった。共学の女が嫌いだった。

あらぬ噂を立てて私と彼氏を引き離そうとする、そういう汚い女が大嫌いだった。

から高校女子校を選んだ。

中学時代仲の良かった先輩から

女子校は本当に生きやすい。男がいないとそういう争いとかもないし。」と聞いていたのもあり必死勉強して女子校入学した。

女子校は先輩の言う通り生きやす空間だった。

秘密の花園なんてのは空想だけれど、進学校だったこともあり皆自分が一番大切だから自然無駄な争いを避けるようになっていたから本当に生きやすかった。

彼女存在けが想定外だった。

今思い返すとというより当時から薄々感じていたが、みらいはボディータッチが多かった。

1日に少なくとも2回以上はハグしてくるし、堂々と人前で手は繋ぐし、とにかく距離感おかしい。

最初こそ戸惑っていた私も仲良くなるにつれて気にしなくなってきたものの、時折嫌悪感に近いものを感じることさえあった。

でも、やめてとは言えなかった。

だってそうされている時だけは自分特別だと感じられたから。

2年の3学期になって3年生0学期なんていう進学校あるあるワード教師の口から出始める中、彼女との関係が変わった(と増田勝手に思っている)出来事が起こった。

2学年最後模試だ。

その前の記述模試から国数英3教科に加えて理社科目が追加された。

その記述模試ではあの教科は二人仲良く同点だった。

最後模試マーク模試だった。

2年最後だしここで一つ頑張ってあの教科でみらいに勝ちたいと密かに思っていた。

毎晩負けまいと勉強して迎えた本番。

習っていない範囲もあったが自分勉強してカバーした分自身はあった。

3月、結果が出た。

私はその教科で全国一桁の順位を取った。

模試順位掲示されるので早速見ると、みらいは私のすぐ下の段にいた。

しか偏差値には20程の差があった。

私は勝ったと思う前に彼女の不調が気になった。

トイレに行っていたみらいがこちらに来て順位が張り出された紙を見ると

「やっぱり◯◯はすごいよ、」と一言言って自分の席に戻っていった。

その日は話しかけてもどこか上の空だった。

次の日、彼女は休んだ。

心配休み時間隠れてスマホを起動させ、LINEを開いてメッセージを送った

すると数分後

明日は行ける。心配かけてごめん。」と返ってきた。

こんな時まで謝ってくるのが彼女らしいなとその時は思った。

次の日予告通り彼女は帰ってきたが、いつものボディータッチは無いしなんだかひどく静かだった。

結局2年の終業式の日まで彼女はずっとそんな感じだった。

3年になるとクラスが離れた。

前はあんなに同じクラスがいいと思っていたのに、最近彼女の煮えきらない態度をあまり好ましく思っていなかったので実際の所は

嬉しさ7割悲しみ3割といったところだった。

しかしその思いはすぐ覆された。

一つがクラスメイトの私に対する反応だった。

2年の時みらいと私ともう一人のクラスメイトの3人でたまに会話することがあった。

3年に進級してそのクラスメイトとはまた同じクラスになったので声をかけると

素っ気無いそぶりですぐ別の友達の所へ向かっていった。

そこで私は気付いてしまった。

結局私は彼女が隣りにいなければ価値のない、何も特別なところなどない人間だと。

みらいとはクラスが2つ離れていたため頻繁には話すことは無かったが、たまに会話するとそれはそれは惨めな気持ちになった。

彼女友達が多い。

私にとっての彼女はたった一人の心を許せる友人だった。

けれど彼女にとっては大勢友達の中の一人でしか無いという事実に串刺しにされる気持ちだった。

から私は彼女抜きで特別になると決めた。

2月模試の結果が私の背を押してくれた。

私にはポテンシャルがあることを教えてくれた。

それだけに縋って、今までの人生でやったことのないぐらい死ぬ気で勉強した。

その成果は存外早く出て6月模試では早速学年1位に躍り出た。

この結果には教師陣も驚いたのか露骨におだててくるようになった。

それをあしらいながら只管勉強した。

7月、もう何ヶ月もLINEなんて送ってこなかったのにみらいから急に連絡が来た。

夏休み日中学校勉強するよね?

良かったらうちの部室くる?」という内容だった。

彼女美術部の期待の星で、大学も某美大を目指していた。

3年に入ってからは画塾にも通い始めたと聞いた。

彼女には夏休み特別に部室の一角占領する権利顧問からもらったらしい。

私はその誘いにあっさり乗った。

彼女と実質二人だけで過ごせる時間をみすみす手放す訳がなかった。

夏休み、みらいの部活の日はみらいの部室で、それ以外の学校開放日はひたすら教室図書館勉強をする日々が始まった。

部室ではみらいが自分の背丈ほどの大きさのキャンパスにひたすら油性絵の具を塗りたくっていた。

正直油性絵の具の匂いは苦手だったが、みらいと同じ空間にいる方が大切なので我慢した。

他愛のない話をしながら、彼女は絵を、私は過去問をそれぞれ仕上げていった。

そんな夏が終わると、また連絡を取る回数が減った。

それもそのはず、彼女は推薦と一般美大受験するため、画塾に通うだけでなく面接練習なども必要になったからだ。

私はただ勉強していった。

この頃には志望校偏差値を大幅に上回る成績を取れるようになってきた。

冬がやってきた。

去年のクリスマス彼女と一緒に過ごしたのに今年はひとりだ。

そんなことを思いながら夜食で出されたホールケーキの残りを頬張りながら勉強していると突然LINE電話がかかってきた。

みらいだ。

素早くスマホに手を伸ばし電話に出た。

「ねえ、受験終わったら卒業旅行行こうよ。

修学旅行でまわったとこ、また二人で全部回ろう」

みらいは電話越しにそう言った。

私が

「うん、絶対行こう。約束

と言うと

「うん。約束。」という言葉最後電話が切れた。

突然そんな提案をしてきたのには驚いたが、その約束は私を鼓舞した。

そして迎えた共通テスト

かつて無い手応えを感じた。

自己採点をするとこれまで取ったことのないほどの高得点だった。

私は私大1本だったか2月受験は終わった。

みらいは家の都合で国公立しか受けられないと言っていたか3月にならないと結果は出ない。

祈るような気持ち2月を過ごした。

3月の頭、卒業式があった。

式が終わってもみらいの元へ向かった

「◯◯、待ってた」

そう彼女は言った。

写真撮りたい」

そう言うと彼女は私にカメラを向けてきた。

自分顔面に自信が無い私はせっかくだから二人で映ろうよと言って彼女スマホを借りてツーショを撮った。

その後は卒アル落書きをし合って別れた。

案外あっさりした別れだった。

そのときはそれでいいと思っていた。

だって卒業旅行に行こうと彼女は言ったから。

その日、LINE彼女スマホで撮った写真が送られてきたのを最後彼女からLINEが送られてくることは無かった。

みらいは志望校合格したら連絡すると言っていた。

彼女志望校合格発表日が過ぎても連絡が来なかったので、私はある決意をした。

整形をする決意を。

幼い頃から親に「醜い顔で産んだから形代は出すよ。ただし、高校卒業したらね」と言われていた。

今こそその時だと思い、すぐカウンセリングの予約をし、施術プランと日程も決まった。

私の思い一重は施術とダウンタイムを経て左右差のない整った二重になった。

大学が始まってからもみらいから連絡が来ることは無かった。

私は私で上京したので新しい暮らしと新しい環境に慣れるので精一杯でみらいに連絡している時間もなかった。

二重になってから人生難易度体感20レペル下がった。

大学同級生とはすぐに仲良くなれた。

それこそみらいが高校時代同級生から言われていたように

かわいい」なんて言われるようにもなった。

高校時代までの私からしたら信じられないほど環境が変わった。

やっぱり美は正義だなと感じた。

前期は友達遊んだテストレポートと格闘している間に過ぎ去っていった

夏休みも終わりに差し掛かった頃、ふとみらいのことを思い出した。

そして私からLINEを送った。

時間後、数日後、数週間後。

待てども待てども返信が来ない。

それどころか未読無視をされている。

プロフィール画像などは変更されているかLINEを見ていない訳では無いだろうに。

つの間にか私は彼女LINE確認しなくなっていった。

しかし私は今でもふとした瞬間にかつての彼女を思い出してしまう。

例えば鏡で自分の顔を見るとき

いつだっただろうか。

私とみらいはあの時担任が言ったように本当に瓜二つだと初めて気付いたのは。

卒業式の後、送られてきた彼女と一緒に写った写真をまじまじと見てみると

私と彼女は鼻の高さ、形、口の大きさ、頭蓋の形が本当によく似ていた。

そう、違っていたのは目だけだった。

私が二重に整形したことで、私の目はぱっちりと開くようになり、彼女の瞳の形そのものになっていた。

今の私と彼女双子のようにそっくりなのだろう。

今の彼女はどんな顔をしているのだろう。きっと美しさが増しているだろう。

そんなことを、私は鏡で自分の顔を見ると考えてしまう。

・・・

今日見た夢は

みらいと数年越しに会って食事なんかしながら

近況や今までのこと、あの時はお互いをどう思っていたかについて話し合う夢だった。

美しいのは相変わらずだなぁなんて彼女を見つめていると、

「◯◯、整形したの?良いじゃん似合ってるよ」なんて言ってきた。

本当に彼女らしいなんて思っているとアラームの音で現実に引き戻された。

起きて夢かぁと思いながら十数ヶ月ぶりに彼女LINEを開いたがやはり既読はついていない。

午後、用事を済ませて家に帰って来ると既読がつくはずないのになんとなくまたみらいのLINEを開きたくなった。

その衝動のまま、トーク画面を開き、自分の送ったメッセージを目で追う

「みらい!最近どう?元気?」

見慣れたそのメッセージの上に目を向けると、そこにはそのメッセージを送った日付が表示されていた。

それを見て息を呑んだ。

そこに表示されていたのは

「1年前の今日の日付」だった。

こんなに都合のいいタイミングで夢に出てくるほど彼女の幻影をいつまでもいかけている自分が心底恐ろしい。

という話。

anond:20230910223147

https://sotetsu-hotels.com/column/414/

・「広縁」の定義は?

日本家屋には、和室の南の方角に面して板敷の間がありました。建築用語で「縁」もしくは「縁側」といい、その幅の広いものが「広縁」です。一般的基準としては、幅(奥行き)3尺(約91センチメートルのものが縁側、4尺(約120センチメートル)以上ものが広縁と呼ばれています


・広縁はなんのためにある?

広縁や縁側は日本家屋独特のもので、もともとは建物への入り口、部屋と部屋を行き来する廊下、つまり通路としての役割を担っていました。身分制度があった時代は、室内には立ち入ることの許されない低い身分の者が控える場として活用されていたともいいます。やがて身分制度のない時代になると出入り口代わりとして、人々が集う場として活用されるようになりました。


もうひとつ、広縁や縁側を設けた背景には「部屋を広く見せられる」という事情もあったといいますさらに、南側からの日射しが直接部屋に入ることを防いで畳や襖を日焼けから守る、断熱効果を得るという役割も持ち合わせていました。

かに昔の旅館とかって、広縁から各部屋に出来り出来たよね

2023-09-08

anond:20230908204929

しょっちゅう廊下無意味に行ったり来たりする隣人を同じ階の人間がどう思うか、察していただきたい

マンションエレベーターから下りとき

私はマンションエレベーターに一番近い部屋に住んでいる。

中間地点の階なので(仮に10階建てだとすると5階)、自分より上の階の人と一緒に乗ることも多々ある。

で、上の階の人と一緒にエレベーターに乗ったとき下りてすぐにドアのカギを開けると一番そばの部屋だと気配でバレてしまう気がする。

なので、下りた後に一旦廊下の奥まで行く振りをして、エレベーターのドアが閉まったあたりで戻ってきてドアのカギを開けるようにしている。

ここまでするのって気にしすぎかな。

中年男性休日

6時に起きてゴミ出し、朝食の支度。

妻と子供を送り出す。

9時いつの床屋

10時イオンモール。お目当ては今日からUFOキャッチャーに並ぶずっと真夜中でいいのにの景品。

開店と同時にゲーセンで筐体を見つける。一人一個までの注意書きがあって、とれる場所には一個しかない。

俺はUFOキャッチャーなんてやったことがない。1回100円、500円で6回。迷わず5枚の百円玉入れる。

2回目でとれた。

店員に頼んで一個置いてもらう。時間で残り1回。今度は取れない。

また500円入れる。

また2回目でとれた。自分の意外な才能に気づく。さすがに遠慮する。

靴屋スニーカー洗浄剤とブラシ買う。

スーパーで夕食の総菜(鴨のロースト茄子の揚げびたし、イカから揚げ、アジなめろうブロッコリー)と昼飯の材料(肉野菜炒め)買う。

ケーキ屋を除くとタルトセット1250円が1000円で売ってて思わず買う。

家に帰ってUFOキャッチャー戦果フォロワーゼロエックスに上げる。

野菜炒めと即席ラーメンで昼飯。

マツダディーラーで年内に買おうと検討してる新車の商談。予算400万、見積もり450万。

今乗っている9年落ち10万キロ越えの査定、35万。でも今月決めてくれるならプラス18万。

さらに値引き15万とのこと。心が揺れるというか、妻がオッケーなら買ってしまいそう。

ネットで見た方法スニーカー洗う。洗浄フォームつけてこすってふき取るだけ。

水洗いよりは汚れが落ちない。

ゲームしてると娘帰宅。何か玄関で騒いでる。

帰る途中で漏らしたらしい。服を脱がしてシャワーを浴びさせる。廊下雑巾がけ。服と靴を水洗いして干す。

夕方PTA役員会。運動会役割について。

15分説明聞いて終わり。

帰って子供と夕食。娘はゆでたブロッコリーだけばくばく食ってお腹いっぱいとか言ってる。

ご飯食べないとタルトやらんとか言って何とか食べさせる。

子供タルト食べる。

妻は残業らしい。

風呂に入って一息ついて増田

2023-09-05

anond:20230905151857

逆にお前んとこどんだけ殺伐としてんだ?

うちに入ってる清掃会社はうちんとこの子会社

掃除のおばちゃんとは廊下ですれ違ったら笑顔挨拶する関係

清掃後にトイレットペーパー三角に折りたたまれてる

不快に思ったことなんて一度も無いわ

2023-09-04

風俗の話が好き

ちょっと思い出深い風俗の話してよ。

俺か?俺の思い出深い風俗の話はな、吉原の高級店で3Pしたときの話。

ものすごくスケベでドSベテラン嬢と、ものすごくかわいい嬢の組み合わせだった。

部屋に向かう階段からプレイスタート。いきなり廊下ズボンパンツを脱がされいじめられた。

けど、なんか違うというか、ただ俺に意地悪するだけで、全然気持ちよくない。

こっちは「いやらしいドS」を期待してたのに、ただの意地悪な年増ババアだった。

相方可愛い方も、確かに可愛いが、ババアと一緒になって俺をいじめてくる。

ドMだと思ってた俺だが、ファッションドMだと気付かされた。

元を取ろうと可愛い方に集中してプレイを終えたが、なぜか残り時間にまだ余裕があるのに、帰るように急かされた。

普通高級店ともなれば、ゆっくりお茶を飲んだりタバコを吸ったりしてゆったりとプレイ後過ごすのだけど、

なぜかタバコお茶も出さず追い出された。

ここまで徹底してドSなのかと怒りながらプレイ後の休憩室に入ると、店員から

姉妹店に警察調査が入り、こちらの店にもいつ警察が来るかわからないので、さっさと帰るように言われた。

いじわるではなく、ただ客と警察接触させない為の配慮だった

それでもなんとなく不機嫌なまま店を後にした。

もちろんその高級店には二度と行かなくなった。

anond:20230903155017

で、辞めさせたBさんはどうしているんでしょうね

増田のしている事は廊下ゴミ廊下の隅にまとめただけで満足しているのと同じだよね

2023-09-03

君たちはどう生きるか、を夢の中で見た

今朝あまりに鮮明に夢に見たので残しておく

本物の方はあらすじさえ知らないが小さい頃はジブリで育った

第一

春と夏の間くらいの晴れた日

主人公(小6くらいの男児)は団地住みの友達の家に遊びに行く

その友達の家に行くのは初めてで部屋の番号が分からなかったため団地の一階で待ち合わせをした。

4階くらいの部屋に行くため、階段を上がり廊下をあるくと

家の台所小学校水道みたいな感じで廊下にあることに気づく。

「ここを共同で使うんだ」と友達に言われる。

一軒家に住む主人公にとってはとても珍しく見えた。

上にある棚には食器やグラスがみっちりおかれ、調味料も揃っていた。

物珍しさからその台所を見ていると、友達は彼の母親の車が帰ってくるのに気づく。

廊下から見えたためだ。

友達母親荷物を運ぶのを手伝いに階段を下っていく。

主人公はまだ台所を調べるのに夢中で、友達が降りていったのに気づかなかった。

よく見ると古本や絵筆など料理関係ないものも雑多に置かれていた。

主人公友達がいなくなっていたことに気づく。

彼の母親が帰ってきたことも知らない主人公友達を探しに団地の中をうろうろした。

ひとしきりうろうろして泣きそうになっていると

周りが木になっていることに気づく

団地自体が大きな木になってそこに団地の扉がついている

外を見ると下に雲、その下に街が見えた

団地の木だ」と主人公つぶやく

第二部

どうしたらいいのか分からなくなっていると後ろから声をかけられる

「何をしている?」

人間大人くらいの大きさの直立する猫のぬいぐるみが喋っていた

赤と茶のチェックの生地で目はボタンだった。

ことなく敵視されているような気がした

よく見るとぬいぐるみではなくぬいぐるみが手に持つ紅茶のポット(丸いビーカーに蓋がついているもの)が喋っていることに気づく

喋るたびに蓋が動き蒸気が立ち上っていた

友達を探してるんだ」

「ついてくるといい」

ぬいぐるみはそう言って階段を上へ登り続けたが

振り返って主人公がついてきているか確認するようなことはなかった

屋上につくと、破けたフェンスから橋がかかっているのが見えた

橋の先はより大きく高い木に繋がっていた

ぬいぐるみは振り返らずその橋を早足で渡りきってしまい見えなくなってしまった。

主人公は足がすくんで一歩も踏み出せずしゃがみこんでしまう。

もう日が沈むことに気づき涙が出そうになるが、こらえているとすぐ隣にさっきのぬいぐるみと同じ大きさの黒い猫がいることに気づく

「どうしたんだい」

友達を探しているんだ」

「この先で聞いてみるといい」

「怖いんだ」

「目をつぶってここに立ってみるだけでいい。やってみる?」

さっきのぬいぐるみより優しい口調になんとなく信頼できるような気がして、橋のスタート地点に目をつぶって立ってみる

主人公はなんとなく気になってこの猫に聞いてみることにした

「猫なの?」

「黒豹だよ。信じていい。目を開けないで」

そういって黒豹は主人公背中をすごい勢いで押して橋の上を走らせた。

彼の足があまりに早くて主人公は転ぶ隙もなく、ほとんど走っていないようなものだった。

橋を渡り切って息を戻しながら、団地の木よりもこっちの木が古く苔むしていることに気づく。

巨大な木の中心部に向かいながら黒豹となにか他愛もないことを話した。

中心の体育館くらいの大きさのホールに着いたが、黒豹は入ることができないらしく、ここまでだ、と言い残して去っていった。

ホールの中にはぬいぐるみがいたが、ポットを持っていないことに気づく。

ポットを持っていないがぬいぐるみは喋った。

「めずらしいことだ」

口調から先に会ったぬいぐるみとは別の年長の気配を感じ、別の者らしいと感じる

友達のことも気になったがまず疑問に思ったことが口から出てしま

「どこから喋っているの?」

ぬいぐるみ万歳をして上をみるような仕草をした。

つられて上を見ると大きな丸いく平べったいものが頭上にあるのが見えた

このホールが大きなポットだった

ここで起きてしまった

黒豹は服着てないバロンイメージで会話をもっとした気がするけど忘れた

続きが気になる

2023-09-02

隣の部屋の不審なところ

隣の部屋が時々玄関の扉を開けっぱなしにしている

そこから見える光景

壁紙が剥がされてボロボロ

マットレス廊下に立ててある

・水の流れる音が常に聞こえる(風呂に入ってる?)

・時々玄関扇風機が2つ置かれている

綺麗好きでよく掃除してるんだろうけど、それにしては壁紙ボロボロなのはなぜ?

ワンルームなのに扇風機2つなのも変

関わりたくないな

anond:20230829122648

書き捨てのつもりだったけど、いっぱい反応があってちょっとしかった。みんなありがとうございます

それで本題なんだけど、本当にこれ治るのか?

本当に?

マジで毎日泣いてるんだが。

流石に毎秒ではなくなってきたが、それは涙が出てもちょっとずつ気を逸らすコツみたいなのが身体にわかってきて(意図的深呼吸するようにするのが自分的には一番効く)、それやってるから泣き止めるだけで、ほっとくと一日泣ける予感がしてるんだが。

もうね、本当、日課とか日常的なあれこれといろいろ結びついてるのがきつい。

食事たかりに来ないし、食後にくっついてダラダラしに来ないし、寝息が聞こえないし、朝起きてもそこにいない。

廊下とかその辺の部屋の床とか、そういうありふれた場所空っぽなのが本当にきつい。

泣きまくった方がいいというけど、例えば「もうナデナデできないんだなー」とか、「足元くっついてきてたけどもうさわれないんだなー」とか意識すると、指とか脚がむずむずというかシビシビしてきて猛烈に悲しくなってきて涙が止まらなくてつらい。

仰向けでゴロゴロしてるとよくあいつが足元に来るから、つま先がいつもふわふわしてたんだけど、そのふわふわがないことを俺のつま先が訴えてきてつらい。

ぬいぐるみでも買えばマシになるだろうか?

でもあんなに、あんなにツヤツヤの手触りのぬいぐるみなんかあるわけない。かといって毛皮なんか本末転倒だし多分毛皮でもあんなツヤツヤなのはない。あのツヤツヤ具合を再現できるようなのは

「いない」みたいなことを意識すると、何でもういないんだよう、いないなんていやだよう、もっと遊びたかったよう、もっと遊びたいよう、それで頭がいっぱいになってあとはもうダメよ。これ書きながらもボタボタ泣いてるしな。いい年こいてな。

こんなんじゃダメだ、しっかりしなきゃみたいな気持ち全然湧いてこないのもまずい感じがする。

だって、しっかりって何だよ。

あいつがいないなんて緊急事態非常事態だよ、それがこのあとずっと続くらしいんだよ。意味からねえよ。

でも、じゃあ、呼び戻せるなら呼び戻すかっていうとそれも違うんだよ。高齢病気もあったしさ。

病気してない若い頃で呼べたとしても同じことだよ。食事とか気をつけてたし、病院にも連れてってたし、それでも病気したんだから要するにトシで、寿命だったんだよ。

病気してからだっていっぱいかわいがって、やれることは何でもやってたんだよ。それを全部消去して呼び戻したって、それはなんか違うだろうよ。もちろん戻ってきたんならまたいっぱいかわいがって何でもしてやるけど、それはそれとして、あいつはずっとがんばってて毎日かわいくてちゃんとえらかったし俺たちは楽しく暮らしてたんだよ。

これがベストだったんだよ。

でも、これがベストって何だよ。

今こんなで、それで、これがベストって。

意味がわからねえよ。

もうやだ。もうやだよ。

意味がわからねえ。

2023-09-01

今朝の夢

国の極秘プロジェクト最先端原子力技術研究所みたいな施設に招かれた。

自分の他に3人ほどの若い男女がいた。皆優秀そうだった。

施設の中の黒塗りの自動扉の向こうには、サッカーフィールドくらいあるどでかい重力制御装置があり、そこで実験を行うのだとボスから説明を受ける。

自分はその時とんでもなく眠くて、説明中もずっとウトウトしていた。

普段は茶目っ気のある小太りのボスに「大丈夫か?気分が悪いなら休め」と言われた。厳重な顔で、怒りと呆れが入り混じったような声色だった。やる気がないなら帰れ、役立たず、とでも言われた気分になった。自分は「いえ大丈夫です」と答えた。

我々は宇宙服のような衣服に着替え始めた。これは一人で着脱可能モデルだった。

しかしここでも眠気には抗えなかった。留め具を全てしっかり固定するように、と言われたが、その手順を半分以上聞いておらず、全然できなかった。自分の留め具はまだ半分以上残っていた。他の3人はすでに準備完了といった感じで、ボス雑談をしていた。

このまま行ったら流石に怒られるよな…と思ってやめた。もう間に合わないだろうと思った。

そして気がつけば周りに人がいなくなっていた。すでに実験スタートしたようだ。ああどうしよう、と思った。

 

仕方なく、実験中の扉の前でウロウロしていた。ここは長さ100m幅4m程の広々とした廊下で、扉の向かいは全面ガラス張りになっており、緑の木々たちを眺めることができた。

すると突然揺れが起こった。世界の終わりのような巨大な揺れだった。警報がけたたましく鳴り出した。

実験が失敗したんだ!」自分は嬉しいような悲しいような気持ちになった。同時に死を覚悟した。

きっとこの実験扉の向こうでは崩壊が始まっているのだろう。もはや逃れることはできない。

揺れが徐々に激しくなった。

天井が崩落して押しつぶされるのだろうか、扉の向こうの熱線に焼かれて消えるのだろうか、そんなことを考えていたら、全身が首からどろっと溶けるような感覚に襲われ、目の前が真っ暗になった。(起床)

2023-08-30

anond:20230830103254

長屋共同住宅の違いは、共用部(共用廊下・共用階段)があるかどうかです。

長屋特殊建築物に該当しないので、共同住宅のような防火避難上の厳しい制限がありません。

近所の新築物件工事案内板見たら「用途長屋」になってた

そういうのもあるのか

共用廊下がなくてメゾネットだったら長屋

2023-08-29

ワイは光GENJI世代だが、派遣社員として働いてた職場ではちょっとばかし浮いていた。

別にコンピュータ相手仕事から浮いてても問題はなかったが。

ところで2008年24時間テレビTシャツ村上隆のカイカイ キキだった。

デザインが良かったので黄色と水色を買って、着ていた。

その日もこのTシャツを着て会社に行き、コンビニに行きつつサボろうと廊下を歩いていたら、

つのまにか横に並んだ誰かがワイの胸を前から覗き込みながら、

女性の声で「おそろい」と言った。「。。。おそろい?」

「私とお揃い。嵐が初めて24時間テレビの司会やったときTシャツ」と言って、

女性自分の席に歩いて行った。存在は知ってるけど初めて会話した人。

嵐が好きな女性はこれだけでおっさんに話しかけられるんだな。

ファンの前にはSMAPファインがいて、その前はちょっと空いて少年隊チェッカーズか、

そんで光GENJIになるんだろう。いまのキンプリとかはもうわからん

娘が小さい頃、プリティーリズム限定プリズムストーンを入手すべく、

毎週末、朝早くからどっかのデパートや展示会場に行ってた。

開場までの時間、みんな座って待ってるんだけど、暇だしやることないから、

相手に「プリティーリズムのコーデをガンダムで例える」話をしてた。

もちろん娘はガンダムなんか知らないけど「もっと言ってもっと言って」とノリノリだった。

ほんで適当に話すんだけど、そのときは周りの多数の「お母さん」を意識して喋ってるから

話の流れは忘れたけど、「お父さんの時代だと光GENJIかな、いやたのきんトリオかな」と言ったら、

レンジから「それはない」とはっきりと聞こえた。ワイは他人のお母さんのツッコミを引き出せて嬉しかった。

それで昨日は、日暮里から秋葉原まで深夜歩いたんだけど、

感謝カンゲキ雨嵐を歌いながら歩いた。

家まで100mになったときサライを歌った。

真夜中におっさんアイドルの歌を歌いながら歩いてて、

かに乗っかって歌われたい。笑われたい。

でも鶯谷では声も小さくなる。

2023-08-28

anond:20230827213712

どんな低俗会社に勤めてるんや・・・

昨日社宅の廊下で夫の上司に「子どもは早いうちに産んでおくと楽だよ〜」

掃除機のヘッドが回転しないの…」

「何?ダイソン?」

廊下では回ってたのに」

「髪の毛とか絡まってない?ヘッド掃除しても回らない?本体に直に挿しても回らない?」

「困ったな。まだ他の部屋もあるのに」

「うん。ヘッド掃除した?」

「音はするから充電は切れてないのに」

「うん、ヘッド見てみようか」

「いいけど、なんか怒ってる?」

あのコピペみたいなことがマジで起こって驚いてる

新幹線と私

新幹線グリーン車を老人にたかられた、というのがネットニュースになっていて、おかしな人に絡まれて気の毒に…と心から同情した。

ところで、私は頻繁に新幹線に乗る。仕事プライベートで、かれこれ20数年の間、年間で片道50~100回くらい新幹線に乗っている。

あくまでも私見、かつ私の狭い観測範囲だが、中高年の男性は、特に東海道新幹線顧客だと随一にお行儀がいい、面倒のなさそうな人が多いと感じる。

中高年男性乗客の多くは新幹線に乗り慣れていそうで、「迷惑のかからないような乗客」としてのふるまいを理解している様子がある。それはそれでちょっと切ない(行儀が良すぎて)。

ゼロ年代ぐらいまでは、新幹線に乗るや否や靴を脱いでその足が臭い、みたいな人は確かに、たまにいたのだが、この20年近くでほぼ絶滅した感じがある。靴を脱いでる人はいるが臭ってはこない。新幹線の換気が良くなったとか洗濯洗剤が進化したとかそういうこともあるのかもしれないけど。

大昔に一度、あまりにくたくたで奮発したグリーン車で隣になった50がらみの男性の足が臭くて本当に、本当にびっくりしたことがあるが、そういう人は、その「彼」を最後に私は出会っていない。くだんのネットニュースの老人は、このころ中年だった人が高齢になったのかもしれない。知らんけど。

コロナ以前は特に東海道新幹線は、うっかりすると東京新大阪間の指定席が買えないぐらいの混在の時もあって、そういう時は、まれに物凄くおかし乗客に当たる。私が巻き込まれた「呆れるほどちょっとどうかしてるんじゃないか」という客は親子連れだった。

1組めは、夫婦幼児の3人家族下り東海道新幹線で、新大阪から乗車して東京まで。私は3列席の窓側のA席を買ってたのだが、既にその列はその親子連れにA~Cまで全て占拠されていた。

すみません、そこは私の席だと思うのですが…と声を掛けたら物凄くしぶしぶと言った様子で荷物やらごみやらをどかしてくれてそこに私がA席に座った後、親子はその席から離れてそして車掌と共に戻ってきた。こちらは切符を見せて当然何事もなし。そして車掌とその親子が何やら小声でもめている。

野次馬根性がもたげて聞き耳を立てていたら、その親子はB席を1席しか予約をしていなかったらしい。要するに大人2人幼児1人だが、指定席大人1枚と自由席大人1枚を買って、指定でB席1席だけを予約していた。そうするとAまたはCは空きやすい?らしく、親子3人でまんまとゆったり指定席に乗ろうというライフハック?手口?なのだそうだ。車掌さんにあとで聞いたらそういうことが割とあるらしい。

その後京都駅で当たり前だがC席も埋まって、親子は指定席Bと自由席とで離ればなれに。母親幼児が私の隣のB席に座り、恐らく自由席に移動しただろう父親の方が頻繁にこちらに様子を見に来る。C席に座っていた若い女性が迷惑そうで気の毒だったし、私も隣がわさわさしててなんだかなぁ…と思った。

もう一組も同じく、新大阪から東京に向かう新幹線の3列シートで、今度は私がB席の時に起きた。何だろう、お金がない界隈で3列シートライフハックが流行ってるんか。

B席は3列シートの真ん中なので、普段は「できればあんまり座りたくない席」ではあるのだが、その時は一本前の新幹線に飛び乗りたくて、新大阪から新幹線に乗り込むギリギリタイミングスマートEXで予約変更をし、その車両で唯一の空き席であるB席を取った。スマートEXまじべんり。

私が座ったB席の両隣、AとCは新大阪から乗り込んだ時は空いていたのだが、名古屋から親子3人連れ(子供小学校中学年ぐらい)が乗ってきた。その親子連れ指定をA席とC席しか取っていないようなのだ。間のB席は数十分前に私が新大阪飛び込み予約変更をした。親子を引き裂く形で私がB席にいる。

こりゃ申し訳ないので席を交換しましょうか?と申し出たところ、C席(廊下側)なら交換してもいいと言う。親子はAとBを3人で座り、私は廊下側に座るということになる。私が廊下側が好きだったらその申し出で何の問題もないのだが残念ながら廊下側が苦手。そもそも交換が必要だろう側が条件を付けてきたなぁ…とちょっと驚いていた。更にそもそもを言えば、小学生の子供がいるならちゃん指定席を取ってあげないと座れないのでは…。

返す言葉がなく困っていたらラッキーなことに車掌が来た。

意地悪したくなり、車掌に「こういう訳で席を交換しても問題ないですよね?」と水を向けてみたら、もちろん当事者同士で問題がないなら構いませんと説明される。そして車掌は親子3人を見て(当然だと思うが)指定席は2席で大丈夫ですか?別の車両なら、席は離れるが同じ車両で3席ありますよ、と案内。親子3人は別の車両に行くことになり、お母さんが私を睨みつけて車両を移動していった。

親子で旅行すると新幹線代がかさむから、なんかライフハック()を繰り出したくなるのかもしれないが、こういうのはどっと疲れるから本当に困る。

ただ、体感としてはこういう事件は極小ではある。20年×100回と仮定して概算2,000回の乗車でこういう酷いのはこの2例だけ。そして高齢者よりも親子連れ若い人の方がアレな率は高いと思う。

若い人に多い困ったケースは、席をまるで自分の部屋のようにしちゃう人だ。

テーブルスマホスタンド型の鏡とか何かの推しグッズ(小さいぬぐるみとかフィギュアぽいものとか)とか並べている。スマホは充電しているかケーブルが通せんぼ状態になってしまう。どう座ろうが他人がとやかく言う筋合いはないし、AとかE(窓側)で巣を作るのは全然かまわず新幹線満喫しとるなーと面白く思う。ケーブル通せんぼされても、快く通してくれれば何の問題もない。

ただ、これを通路側でやられるとこちらが降りられないから困る。こちらも別に東京名古屋ぐらいで文句を言うほど了見は狭くない。東京新大阪以西、新神戸岡山広島あたり下車の旅程の時に、「C、D席で巣を作る若者」に遭遇したりする。東京から新大阪以西に新幹線で移動中にどうしても「巣」が作りたいなら窓側にしてよ~~と割と真剣に思う。こちらが降りたくて声をかけると猛烈に不満そうになる。東京発だとだいたい新大阪でかなりの客が降りるわけで…そんな不満そうにされても当惑するしかなく。

同様にキャリーバッグを足元に置いて通せんぼする人もほとんどが若い人で、これはまぁ若い人が悪いわけじゃないが(新幹線の上の棚にキャリーバッグ上げるの面倒)、こちらが、すみません…と申し訳なさそうにしたら形だけでも「いいえお互いさまです顔」をしてくれないものか…。

あと若い人はマクドナルドを買って乗ってくる人が割とたまにいるね。551を買って持ち込むなというのはたまにインターネットで出てくるし(新大阪駅の土産コーナーで買うチルドの551豚まんは、どんどん包装が厳重になっている気がする)、確かに匂いちょっと気になるけど個人的には551でもビール匂いでもまーしゃーない、と思うタイプなのだが、マクドナルドポテトだけはダメなんだよなー、これは私の我儘なので怒ることはないが、出くわした時は早く食べ終わってー!と願っている。

コロナ最中2021年)にもやむを得ない事情新幹線にかなり乗った。コロナを警戒して社内ではNo食事になっていたが、そもそも21年の秋ぐらいまでは東海道新幹線は笑うほどガラガラだった。1車両乗客2、3人なんてザラで、あれは今思い出してもちょっと懐かしく、かつ、コロナ中なのに現場に行かねばならない仕事を持つ自分たちを憐れむような共感もあった。

笑ったのは、コロナ中のガラガラ新幹線で、3列シートで寝そべっている若い男性を見かけたことだ。作業着を着ていたか現業系のエンジニアなんかなーと思うが、なんかのやけくそだったかちょっとした悪ふざけだったか、少しうらやましかった。

そういえば、「オッサン新幹線マナーそんなに悪くない」の流れで言うと、ひと昔前によく言われてた「オバハンの団体は煩くてかなわん」というのも、最近のオバハンの団体も、わーもう無理ー!というレベル煩い人たちは居なくなったなーと思う。ただ、「オッサン」は数人以上の団体になり酒を飲み始めると逆にわぁ…という感じに騒がしくなるね。団体というのは恐ろしいものだ。

しかし、リニアができたらこういうストレスは減るだろうかね。

2023-08-27

半年夫を奪われて子どもなんか産めるかよ

また夫が出張に駆り出された。しかも今度は海外3ヶ月。会社が気軽に出張を命じてくるせいで、うちに夫がいるのは年に150日程度だ。

うちには子どもがいない。前は「出張ラッシュが落ち着いたら2人は欲しいね」なんて話していたもんだ。出張が落ち着く気配はなくむしろ増えている。

1年の半分夫がいない生活ではじめての育児はできる気がしない。私も夫も頼れる親はいない。そもそも子作りの機会だって半分喪失している。

昨日社宅の廊下で夫の上司に「子どもは早いうちに産んでおくと楽だよ〜」と言われて無性に腹が立っている。産めるもんなら産みたいさ。そう思うなら家族で暮らせる時間をくれよ。

2023-08-23

席はなく廊下に立ってかろうじで聞こえてくる雑談一生懸命メモしました。これが自分クリエイティブ作品です。なんて臍で茶沸きまっせ。

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