中学受験で大学の附属校に入った。同じ塾から進学した人が多く、入学した時から友達がいたから特に困った覚えはない。
そのままエスカレーターで高校、大学と進んだので、常にマジョリティにいた。肩身の狭さなど無縁だった。
就職も大学のOBがたくさんいるところに行き、入社前から同じ大学のOBや同期との懇親会が頻繁にあったから入社しても心細さを感じたことがなかった。
性嗜好も18歳以上の異性を好み、20代の後半で大学時代同じサークルだった人と結婚した。
就職して10年ぐらい経ち、なんやかんやでコンサルに転職し、客先に常駐するタイプのプロジェクトをアサインされた。常駐しているのは同じファームからは自分しかいない。
客先に常駐していると今まで感じたことないストレスを感じることが多いと思っていたところ、自分がこの会社の中でマイノリティにいるからだと気がついた。
社員と外部の者は社員証ケースで見分けがつくようになっており、社員は革製でリール付きの社員証ケースを首からかけているのに対し、我々は100円ショップで売ってるような布紐とプラスチックケースの社員証ケースを貸与される。
いわゆる派遣社員も同じ社員ケースを使ってるためか、このケースを首からかけているとあからさまにナメられ、廊下で社員から道を譲られることは絶対ないし、エレベーター待ちの順番も自然に抜かされる。
この肩身の狭さやナメられる感じをマイノリティの人達はずっと味わってきたのかと思うと、なんとも今までの自分が恥ずかしくなってしまった。
ありがとう
そんなの些細なマイノリティだよ、しょせん企業内の話 マイノリティってのは、社会全体におけるマイノリティだから、生活そのものがよそ者扱いなんだ
身長の低い人や女性、見た目東南アジア系はその「あからさまにナメられ」をずっと受け続けている 女性だけど舐められたことないよ、って人も歳をとると舐められる
それだけ長くマジョリティにいられたのは、運だけでなく特技でもあったはずで 人生の殆どをマイノリティで過ごしてきた私からすると、増田は優秀だったんだなって感想しかない