2023-09-15

anond:20230911114250

実際これらしいんよな。そして自然発生した「謎の間」って和室から洋室に改修した一般の家でも結構見かける。

自分父方の実家も母方も実家も、日本の伝統的な流れを汲む家屋から洋風間取りに改修したのだけれど、そのままだと狭いので窓側の廊下を潰して部屋の一部、物置にしていた。

当時の日本人は「畳以外で寝れるか!」という思考だったので、畳はそのまま。

洋風椅子が普及し始めていたけれど、畳に載せるとへこんで傷がつくので、重い家具廊下の部分にしか置けない。

廊下だった空間構造関係上ドアにした方が安上がりなのでドアになる。部屋に入口と、他の部屋への入り口ができる謎扉ができる。

気持ち悪いので棚を置いて通れないようにする。

昔の廊下は遮熱性能がゴミでほぼ外なので、冬の間は襖を置く。結果的に夏もそのままになる。


高級と呼ばれる旅館は昔は個室では無く、一本の長い廊下に襖を置くだけの簡易宿泊所のような構造だった。

このような旅館現代化の波を受けて西洋風に改修する過渡期に、同じように謎空間ができたのだと思う。

そして一般的な旅館もそれを真似して今の形式が出来上がったのではないだろうか。

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