「クルーグマン」を含む日記 RSS

はてなキーワード: クルーグマンとは

2014-12-24

http://anond.hatelabo.jp/20141223171552

ツッコミ方がおかしい。

ピケティもクルーグマン金融緩和は正しいという認識であり、白川総裁とは相容れない。

そもそもハイパーインフレデフォルトって緩和否定派の言ってた事だろ…

但し金融緩和だけで十分か否かという点で、リフレ派とも異なるが。

2014-12-23

http://anond.hatelabo.jp/20131228022301

右派はこういうしょうもない人格攻撃や、ハイパーインフレデフォルトといった素人はめ込みばかりやっているから誰からも信用されなくなったのだと、いつになったら理解できるのだろう。ピケティやクルーグマンのように、誠実に議論を重ねる姿勢を少しは見習ったらいいのに。

2014-12-07

http://anond.hatelabo.jp/20141207214956

山形浩生『新教養主義宣言』

10代でこれ読んで、本読まなきゃ勉強しなきゃと思った

・J.Gバラード千年王国ユーザーガイド

小説家だとバラードに一番影響を受けた。現実の見え方が変わった。

ロイバウマイスター『WILLPOWER』

意志力は筋肉のようなもので、使うと疲れるし、鍛えることができる。という本。

俺はこれ読むまで努力ができないし、我慢もできないし、自制心のない人間で、もうこれはずっと続くと思ってたんだよね。

でも、これ読んで少しづ自己コントロールができるようになってきた。

嫌いな説教臭い体育会系的な根性論じゃなくて、心理学実験を踏まえた、科学的な内容なのですんなり受け入れられた。

二村ヒトシ『全てはモテるためである

ずっと女、特に若い女性コミュニケーションが取れなかった。

今もうまくはないけど、この本を読んだら少しはマシになって、職場とかで雑談できるぐらいにはなった。

アンディーウォーホル『ぼくの哲学

ウォーホルのカラっとした、ポップな世界観自分とまったく真逆で衝撃を受けた。

もともと生真面目でネガティヴで落ち込みやす人間なのだが、

これを読んで、落ち込んだら世の中の全ては取るにたらないしょーもない出来事なのだ。と少し考えられるようになった。

ポールクルーグマンミクロ経済学/マクロ経済学

ずっと経済学というのは後付けの屁理屈で何の役にも立たないしょーもない学問だと思っていたが、

これ読んで、経済学自分個人のミクロ人生を考えるのにも、世の中というマクロ事象を考えるのにも、

もの凄く使える学問だということが理解できた。

2014-11-27

http://anond.hatelabo.jp/20141125174047

自分リベラルではなくガチガチ保守だと自認していて、かつクルーグマンではないけれどもミクロ経済学マクロ経済学も一通りやっているのだけれど、デフレを退治しさえすればよい的な主張の妥当性が分かりません。何故日銀信用失墜心配したり、長期金利の上昇を心配することがトンデモなのでしょうか?デフレ退治の結果が悪性インフレスタグフレーションにならないという根拠はどこにあるのでしょうか?今はその兆候が見られないことを心配することはトンデモだということなのでしょうか?自分たまたまヨーロッパ経済危機世界的には遥かに深刻だから日本が今のところ助かっていだけだと思っているのですが。

2014-11-05

http://anond.hatelabo.jp/20141105142445

そのクルーグマンさんが最近になって格差是正しないと経済回復しないと言い出したんだよ。

教科書に書いていることなんて過去物言いから常にアップデートしないとね。

2014-10-07

http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4755910.html

悲報日本は今後スタグフレーションに陥ります:哲学ニュースnwk

hobbling スタグフレーションにはならんよ、普通にデフレ悪化するだけ。2%のインフレ率は無理だし。 2014/10/07

Moonlightdance ハイパーインフレ教だね。あと、公務員に対する誤解は大きいなぁ 2014/10/07

kasumani これを真に受けて騒いでいるのは、なんで会社賃金上げないのかもう少し考えろよ… 2014/10/07

bluelive ハイパーインフレは過度の物資不足で起こる現象から煽るほどのことはイスラム国が拡大して油の輸出ストップでもかけないと難しいが、賃金が上昇しないで現在インフレが続くと悪性インフレになる 2014/10/07

apricotbarley 日本 経済 考え方 公務員のお給料の仕組みから理解不足な気がします。 2014/10/07

ropponzo はてブ民は、何で経済ネタになるといきなり情弱になるの? 2014/10/07

cybo スタグフレーションって言いたいだけの人に見える。 // 例えば、クルーグマン。 > 「スタグフレーション差し迫っているという恐れが大間違いな理由―は、賃金の急上昇がまったくないからであるhttp://goo.gl/ePPZjy 2014/10/06

yorunosuke 経済 実際は企業の業績も株価賃金も上がってるのに「下がっている」という現状認識がまずおかしいので読む気をなくした 2014/10/06

hatekun_b はてブホント経済ネタ弱いなぁ 2014/10/06

ninosan これを本気で信じているのであれば、ドル建の債権ファンドを買っておけば円安ショックには耐えられる。なお、自身ドル建のダウ連動ファンドで相当利益が出ている。 2014/10/06

SusanoJapan ≫5の時点で読む気失せた。既に層の厚い年齢はだいぶ平均寿命に近付いてるのに未だに老人ガーって、あと何十年老人ガー言い続けるんだろな。そもそもアベノミ目的国民の消費促しでは無いわな。 2014/10/06

700近いブクマがあって読むべき価値ある意見はたったこれだけ。

はてブも質の低い空間になったもんだ。

2014-07-01

家電量販店で店員と交渉すると安くなるのは金持ち貧乏人の両方から搾取する為

釣り気味なタイトルを付けたが内容はまっとうな経済学の話。


家電量販店などで店員と交渉すると値段が安くなったりする。

今回話したいのは、なんでそんな風な仕組みが採用されているかっていう話。

ちなみにこの話題を取り上げたのは、はてな界隈でこの話題(の倫理的側面)が盛り上がりつつあるらしいから

(例えばhttp://fujipon.hatenablog.com/entry/2014/06/30/145658)。



実はこれはミクロ経済学教科書で独占や寡占の章を読むと書いてある典型的な話だ。

順を追って説明する。


家電量販店は多くの場合、周りに競合店が数えるほどしかなく、一つの街に限れば、

独占といわないまでも寡占を達成している状況だ(注1)。

から競争が激しい場合(注2)と違い、

商品の値段を意図的釣り上げる事で儲けを増やせる。


でも、値段を釣り上げてしまうと、当然お金のない人とか、購買意欲が少ない人とかは

商品を買ってくれなくなるという問題を抱える。

お金のある人には高く売り、ない人には安く売る、これが量販店にとって理想だ。


この理想に近づく為に登場するのが「交渉すると安くなるシステム」だ。

「交渉してまで値段を下げたい人」ってのは(言い方が悪いが)

ちょっとの値段を下げる為に時間をつぎ込めるほどお金節約したい人」であり、

したがって「お金のない人」だ。

こういう人は定価では買ってくれないだろうから、安く商品を売ってしまう。


一方わざわざ交渉しない人は「別に定価で買ってもいいや」と思っている裕福な人なので、

こういう人には高い定価を払ってもらう。

こうしてお金のある人・ない人の両方からお金を取り、儲けを最大化しようとしているわけだ。



というわけで、何で「交渉すると安くなるシステム」が採用されてるかというと、

「まぁ、商売ですから…」という事ですね。



ちなみにこの種の話はよくある事で、スーパータイムサービスを行う理由とか

航空券の値段が激しく変動する理由とかも同じ理屈(も原因の一つとして)で説明がつく。

(そしてこれらもミクロ経済教科書によく例として載っている。)



(注1)厳密にいうと独占的競争である事が多いが、難しくなるので立ち入らない。

(注2)正確には完全競争場合。この場合競合店との競争に負けない為に値段は極限まで下げざるを得ない。




======

(追記)

ブクマのQ&A。出先からなんで簡単に。

どの教科書に書いてある?>例えばクルーグマンミクロ経済学。他の教科書にも載ってるはず。

量販店が寡占って…>似た例だとクルーグマンの本ではガソリンスタンドを独占的競争モデル化してたはず。ここでは量販店にある程度の価格決定能力がある(ので値引き可能な)事だけ認めればOK.

搾取は言い過ぎ>釣りぎみタイトルですいません。本文はまじめに書いてる。

トラバ>なんだろね、これ…。

2014-01-03

http://anond.hatelabo.jp/20140101205839

この記事に限らないが本件に関する言説のほとんどが「本を読む」というわかりやす重要モチーフを見落としている時点で、

作品の意味曲解した単なる表現弾圧しかなくなっている。この点についてまともな反論がない。

こういう反知性主義に加担する奴が、学説史の反芻のような生産性ゼロ営為に耽るのはある意味仕方ないか

はてな匿名ダイアリーで強引な我田引水で「掃除の合間にしか読書できないか奴隷」なんて

変な反論も見かけたが、介護家事のようなオートメーション化が困難な労働こそ、遠い将来

人間に残される人間労働だという説(ノーベル経済学賞クルーグマンなんかが言ってる)もあるわけで、

その匿名SF想像力を欠き表現弾圧に加担しているのは明白だけれど、現実に進行中の

経済的技術的変革にも目を閉ざしている時点で、そもそも社会について語る資格を持たない低能だということになる。

ちなみに女性の多い介護労働賃金が低いのは、女性差別されているからではなく、

市場機構に任せれば価格高騰で介護労働安価供給できず、多くの家庭が介護労働

忙殺されることになる恐れがある為、政府政策的に介護報酬を低く据え置いていることと、

それとは完全に別次元の問題として、サービス受け手(なかでも女性)が「女性介護されたい」と

需要しているからだよ。こんなもんは差別でもなんでもない。

女性社会進出が進む北欧でも、こうした介護や保育のような政策的介入で低賃金

据え置かれた産業が、女性雇用の多くをまかなっている。まあこの辺は常識かな。

日本の男女の賃金格差が酷い一因は、家事労働の外部化が進まずM字型就労を余儀なくされるからだが、

しか家事労働の外部化が進んだところで、女性家事労働への従事という現状はさして変わらない。

誰かが家事労働を担わなければならないし、そして家事労働サービス受け手には

明らかにサービス供給者の性別に対して選好の偏りがある。

こういう現実を知った上で、「家事労働奴隷のやることでその解放フェミニスト仕事」だという

スタンスを維持するのは、逆にスティグマで苦しむ人間をただ増やすだけだという気がするんだがねえ・・・

まあその辺の繊細さの欠如が度重なる炎上事案の根本的要因なんだろうけど。

http://anago.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1387978659/n941-101

2013-03-28

http://d.hatena.ne.jp/jura03/20130327/p1

リフレ派が極右とつるんでるとか、クルーグマンが知ったら頭抱えるんじゃないかと思う

安倍晋三は、経済の救済者ではなく、ナショナリストで、第二次世界大戦の残虐行為を否定し、経済政策に明らかに少ししか関心が無く、もし彼が正統派を否定していたとしても、良く考えて異端理論採用したと言うよりも、学問意見に対する一般の侮蔑を反映したものであろうと書いてありますね。

Now comes Shinzo Abe. As Noah Smith informs us, he is not anybody’s idea of an economic hero; he’s a nationalist, a denier of World War II atrocities, a man with little obvious interest in economic policy. If he’s defying the orthodoxy, it probably reflects his general contempt for learned opinion rather than a considered embrace of heterodox theory. - Is Japan the Country of the Future Again?

しかムッソリーニを暗示しつつ、悪い人が正しい事をする事もあると言っています

It will be a bitter irony if a pretty bad guy, with all the wrong motives, ends up doing the right thing economically, while all the good guys fail because they’re too determined to be, well, good guys. But that’s what happened in the 1930s, too …

2013-02-25

経済学者がほぼリフレで一枚岩になるほど~

http://anond.hatelabo.jp/20130225162334

経済学者がほぼリフレで一枚岩になるほど一致して政府リフレ政策を助言できるようにならないと、あるいは(同時に)世間リフレ政策がひろく受け入れられるようにならないとリフレ政策は現実問題として相手されない

とすれば、なぜ元祖リフレーション高橋是清は、あるいはFRBバーナンキは、リフレ政策を実行に移すことができたのか、という疑問がある。

高橋是清場合は、旧平価による金解禁と強烈な緊縮政策のダメージがあまりにも大きかったためにリフレに賭ける他無かったのかもしれないが、バーナンキ場合は、クルーグマン国債自警団なんてやゆするように、量的緩和策に対する批判も大きかったわけだ。

実際のところ、直ちに緊縮をするべきだ等と言う連中は、優しく言って無意味、悪く言えば害悪しか無かったわけだが。

2013-02-04

ゼロ金利下における金融政策効果に対する評価・追記

P.S.1

http://anond.hatelabo.jp/20130202195230

各種の目標政策は、時間効果中央銀行ガバナンス手段の二つの目的で語られているので、分けた方が宜しいかと思います

岩本康志氏は、インフレ目標の導入を提言していますね。

http://blogs.yahoo.co.jp/iwamotoseminar/37778074.html

岩本氏の当該部分は、デフレ脱却をめぐるごたごたを終結させるための提言という特殊な状況におけるものであること、

またより直接的には

http://blogs.yahoo.co.jp/iwamotoseminar/32738553.html

・「ターゲットを1~3%に」現時点で必要なし。現在ターゲットから外れているので,ターゲットの変更がインフレ期待に織り込まれる効果は期待できない。現在ターゲット(0~2%)に入ったところで,CPI上方バイアス等のターゲットを決定する要因をあらためて見直す。

と述べられていますので、目標政策をただ引き上げることの効果には否定的であると判断します。

なお、中央銀行ガバナンスというのも「信憑性のない口約束」に縛りをかけることで時間効果を高めるものであるため、分ける必要はないと考えます

P.S.2

http://twitter.com/night_in_tunisi/status/297643475992735744

ミスリーディングな部分も。たとえばクルーグマンゼロ金利の期間を指定してるんじゃなくて、4%インフレの期間を指定してる。全然違う。

ここは確かに悩んだ部分でして、

http://www.nytimes.com/2011/08/26/opinion/bernankes-perry-problem.html?_r=0

などを読むと、目標政策と絡めない、ただ期限を示すだけの時間軸政策にも賛成であると判断できるものがありましたので○としました。

ただ、確かに目標政策と絡めないものよりは、目標を定めての時間効果の方が効果であると考えているであろうこと、

また最近金融政策におけるKrugmanのスタンスは、完全にWoodfordに賛同、と思われる発言もあるため、Woodfordと同じく△へと変更します。

たとえばクルーグマン・・・と述べられているということは他にもミスリーディングと思われる部分があるということと思いますので、指摘して頂けると幸いです。

2013-02-02

ゼロ金利下における金融政策効果に対する評価

村上尚己─池田信夫論争にあるWoodfordの主張について / ニュース社会科学的な裏側

http://www.anlyznews.com/2013/02/woodford.html

を読んでいて、こういう表にしてまとめてくれたら分かりやすいのになと思った。

あくまでゼロ金利下で金利政策という手段が使えない場合かつ、緩和方向の政策に限ったときの評価です。

池田信夫高橋 洋一村上尚己浜田宏一岩本康志齊藤BernankeKrugmanWoodford
ゼロ金利期間の指定(目標政策と絡めない時間軸)××
目標政策(インタゲからNGDPLTまで)の導入・引き上げ××× or △
貨幣代替資産(残存の短い国債など)の購入××××××
貨幣代替物(5年より長い残存の国債株式ETFMBSなど)の購入× or △

・・・効果あり

・・・効果はあるが非常に小さい、もしくは効果はあるが副作用の方が大きく望ましくない

×・・・効果なし

注)バランスシートの規模を通じたアナウンス効果貨幣代替資産(残存の短い国債など)の購入の項目に含まれるとした。

異論があればトラバでどうぞ。訂正した評価と参照すべきものを教えて下さい。

他につけくわえたい人がいる場合も同様に。

P.S.1

http://anond.hatelabo.jp/20130202195230

各種の目標政策は、時間効果中央銀行ガバナンス手段の二つの目的で語られているので、分けた方が宜しいかと思います

岩本康志氏は、インフレ目標の導入を提言していますね。

http://blogs.yahoo.co.jp/iwamotoseminar/37778074.html

岩本氏の当該部分は、デフレ脱却をめぐるごたごたを終結させるための提言という特殊な状況におけるものであること、

またより直接的には

http://blogs.yahoo.co.jp/iwamotoseminar/32738553.html

・「ターゲットを1~3%に」現時点で必要なし。現在ターゲットから外れているので,ターゲットの変更がインフレ期待に織り込まれる効果は期待できない。現在ターゲット(0~2%)に入ったところで,CPI上方バイアス等のターゲットを決定する要因をあらためて見直す。

と述べられていますので、目標政策をただ引き上げることの効果には否定的であると判断します。

なお、中央銀行ガバナンスというのも「信憑性のない口約束」に縛りをかけることで時間効果を高めるものであるため、分ける必要はないと考えます

P.S.2

http://twitter.com/night_in_tunisi/status/297643475992735744

ミスリーディングな部分も。たとえばクルーグマンゼロ金利の期間を指定してるんじゃなくて、4%インフレの期間を指定してる。全然違う。

ここは確かに悩んだ部分でして、

http://www.nytimes.com/2011/08/26/opinion/bernankes-perry-problem.html?_r=0

などを読むと、目標政策と絡めない、ただ期限を示すだけの時間軸政策にも賛成であると判断できるものがありましたので○としました。

ただ、確かに目標政策と絡めないものよりは、目標を定めての時間効果の方が効果であると考えているであろうこと、

また最近金融政策におけるKrugmanのスタンスは、完全にWoodfordに賛同、と思われる発言もあるため、Woodfordと同じく△へと変更します。

たとえばクルーグマン・・・と述べられているということは他にもミスリーディングと思われる部分があるということと思いますので、指摘して頂けると幸いです。

2013-01-11

http://anond.hatelabo.jp/20130111002746

いやーわかってないのは君も同じだと思うぞ。

いわゆるリフレ政策を一番忠実にやってきたのはここ数年の韓国

しかに輸出系企業の業績は悪くないが、国民生活はといえば物価高で賃金が追いつかず、失業貧困も悪化しまくり。

賃金を上げるには労使交渉つまり左派的な活動が必要だけど、日本右派経済学者はずっとスルーしてきた。

クルーグマンはさすがに労働交渉の必要性をちゃんといってるけどね。

2012-12-25

http://anond.hatelabo.jp/20121225120645

クルーグマンがいってるように、労組の弱体化と非正規雇用の増加による労組加入率そのものの低下だろうね

特に日本はひどい

2012-12-20

http://anond.hatelabo.jp/20121220201842

デフレインフレ行動経済学の議論に右翼とか左翼とか本来関係ないと思うんだけど

経済学に詳しくない左翼の人って自民全否定から入って、自民の掲げる経済政策なので全部間違いだっていう議論立てをしがち

それじゃ「金融右翼」ってトンチンカンな批判した元朝日記者と同じになっちゃうよ

クルーグマンがあの記事読んだら卒倒するんじゃない

2012-12-10

http://anond.hatelabo.jp/20121210120503

そのへんは最近クルーグマンがいってることだろ。

富裕層への課税強化、労働者の交渉力強化、まともな社会保障、ということだわな。

2012-08-25

http://anond.hatelabo.jp/20120414135052

リフレ派はすぐに机上の極論持ち出すからダメなんだって話でしょ

リフレ派の基となるクルーグマンモデルにしても、長年積み上げられたマクロ経済学の延長上にあるもので極論とは程遠いし、

その他の参考にしているものも、(たとえばサージェントの4大インフレーション終焉など)歴史観察によるものが多く極論とは程遠い。

そして、直近の実証分析(たとえばhttp://www.mof.go.jp/pri/research/discussion_paper/ron218.pdfなど)は当然ながら極論とは程遠い。

リフレ派はすぐに机上の極論持ち出す」というのはガセに過ぎず、そんなガセを信じて拡散してるとすれば、『自分リフレについて殆どまともに知らないくせにリフレ批判したがる「知ったか」』だと言っているようなもの

2012-07-15

富裕層増税に賛同しそうなリフレ

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-90cf.html

http://b.hatena.ne.jp/dongfang99/20120715#bookmark-101877238

ただクルーグマンを持ち上げる人で富裕層増税を主張している人が皆無なのは確か。

何で皆無と断言できるんだろう?

ちょっと調べれば何人もいるのがわかるのに。

知ってていないことにしてるだけかもしれんが。

飯田泰之

期的な財政規律のために税制の再考が必要だ.財政再建の原資は「2%インフレと2%成長で毎年4.5%の税収増」「80兆円の相続財産への広い課税」「累進課税90年代半ば水準への復帰」その後に消費税だと思う

http://twitter.com/iida_yasuyuki/status/6550260249

勝間和代

相続税上げ階級固定化防ごう

http://mainichi.jp/feature/katsuma/crosstalk/2010/01/post-35.html

高橋洋一

インタゲ名目4%成長+納税者番号+インボイス+α=財政再建 α=所得累進課税相続税強化-法人税減税でどうよ

http://twitter.com/YoichiTakahashi/status/20630051642

森永卓郎

消費税論議を吹き飛ばす、相続税改正の大きなパワー

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/122/

2012-04-10

黙って読めやこの15冊(大学新入生向け)

やぁやぁ、ご入学おめでとう。

TOKYO怖いなぁだの、そろそろせっくすしたいなぁだの、友達できるかなぁだの、

各自思うところはあるだろうが、そういう不安に対してオトナがドヤ顔で語るエントリ

塵芥のごとくはてな村には存在するし、私は粛々と本を挙げようと思う。

ま、やる気ある人だけ読んでくれればいい。

思うところあってわざと理系は外しました。

あといわゆる古典も抜いています

何故か?私が想定している読者がいきなり古典を読めるほどの知性があるとは思えないからです。

上にある本のあとなら接続できるものもあるし、大学のセンセの指導の下で読むならいいんじゃないかな。

「ここに挙げとかねーと一生かじることがねぇだろうな」って分野とか、

教科書で体系的に順番に学んでいて「なんで俺こんなんやってんだろ」とかわけ分からなくならんうちに

色々概観できるもの、そういう観点でチョイスしたつもりです。

そんじゃーね!

2012-01-08

[][]

http://krugman.blogs.nytimes.com/2012/01/09/japan-reconsidered-2/

http://econdays.net/?p=5678

クルーグマン

日本の低落が誇張されてることについて彼の言わんとしてることは正しい

(略)

ほんとうの日本問題とは,その低調な経済成長の多くが人口動態に関連してるってことだ.OECD数字をみると,1990年には15歳から64歳の人口が8600万人いたのが,2007年には8300万人に減ってる.一方,アメリカ労働年齢人口は1億6400万人から2億200万人に増えている.

(略)

Fingleton は次の点で正しい:このデータは,広く言われてるような日本没落っていう見方合致しない

(略)

このところぼくはよく言ってるんだけど,いろんな人が「ぼくらはこの危機に対して日本みたいにダメ対応をとってしまわないかな」と質問するとき,彼らはずいぶんと遅れたことを言ってる.実際には,まさにいまぼくらは日本よりダメ対応をとっているんだよ.

2011-02-20

リフレチキン

http://d.hatena.ne.jp/Baatarism/20110220/1298191592

藻谷浩介『デフレの正体』を「疑似科学」「トンデモ」と決めつけてるけど、それってリフレ派が言ってるだけじゃね? 本当にそうなの?

http://ohtake.cocolog-nifty.com/ohtake/2011/02/post-c69b.html

って意見だってあるんだからさ、本当に「疑似科学」「トンデモ」なのか、きちんと議論すべきじゃね? 本当に「疑似科学」「トンデモ」なら、それを誉めそやす大竹教授は悔い改めてもらわなきゃいけないわけで。

そもそもリフレ派って、素人の論説ばっかり叩いていて、経済学者同士での論争をほとんどしないよね。やたらと「専門知」を振りかざして「世間知」をくさしてるけどさ、だったらまず、きちんと「専門知」としての地位を確立してみろ、っての。え、アメリカではみんなそうだって? じゃあ客観的に証明してみろよ。少なくともクルーグマン何度も批判しなきゃいけないぐらいには、反対派がいるわけだけど、リフレ派ってそういうことには触れないし主観的な主張だけじゃ信頼するに足りないね

2010-08-23

富裕層増税に賛同しそうなリフレ

http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20100822/p1

クルーグマン富裕層増税を訴えているという話も耳タコなぐらい聞きましたが、その中で実際に富裕層増税に賛同してそうな人はほぼ皆無でした。

歴史修正主義に反対してるなら事実確認くらいきっちりやってから書けばいいのに、何で皆無と断言できるんだろう??ちょっと調べれば何人もいるのがわかるのに。

勝間和代

相続税上げ階級固定化防ごう

http://mainichi.jp/select/biz/katsuma/crosstalk/2010/01/post-35.html

高橋洋一

インタゲで名目4%成長+納税者番号+インボイス+α=財政再建 α=所得累進課税相続税強化-法人税減税でどうよ

http://twitter.com/YoichiTakahashi/status/20630051642

森永卓郎

消費税論議を吹き飛ばす、相続税改正の大きなパワー

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/122/

飯田泰之

期的な財政規律のために税制の再考が必要だ.財政再建の原資は「2%インフレと2%成長で毎年4.5%の税収増」「80兆円の相続財産への広い課税」「累進課税90年代半ば水準への復帰」その後に消費税だと思う

http://twitter.com/iida_yasuyuki/status/6550260249

2010-08-21

松尾さんのリフレ派批判への反論についての疑問

Apemanさんをはじめ、リフレ政策の有効性を疑っていたりするわけではないのに、

> Apemanさんや、コメント欄にお書き込みの仲間のみなさんのような方々にこそ、是非拙著を読んでいただきたいと思っております。私がそこで主張しておりますのは、左翼価値観の望むことを実現するためには、不況の脱却は必要条件だということです。十分条件ではないかもしれないが、必要条件

http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay__100820.html

みたいな反論をしても、意味がないというか、そういうことを問題にしているわけじゃないのに、「リフレ派」はそういう問題のすり替えをする、とますます問題を悪化させるような。

たぶん、Apemanさんたちの問題意識の理解は、やはりrnaさんがもっとも本質をついていて、

クルーグマンを読んで欲しいというのはその通りなんですが、今問題になってるのは「リフレ政治家クルーグマンじゃなくてアイヒマンだったら、それでも支持するの?」みたいな話です。いや、それは極端かな。。。

http://d.hatena.ne.jp/rna/20100817/p2#c1282255089

というところのはず。松尾さんはこの点には楽観的で、

> ともかく、リフレ派は組織でも派閥でもない上に、金子議員リフレ派の中でもただの一ユーザーで、リーダーでもなんでもないのですから、リフレ政策に賛同することが金子議員の主張を許容することになるわけでは全くありません。別に自ら「リフレ派」と称さなくても、失業者をなくすために、多少のインフレはむしろ望ましいものと思って、無からおカネをどんどん作る政策を要求なさるならばそれでいいのです。その経済的なメカニズムについては、是非拙著をご検討下さい。

とのことですが、理屈では「リフレ政策に賛同することが金子議員の主張を許容することになるわけでは全くありません」と言えても、リフレ政策への支持がリフレ政策を主導する議員への支持として世間的には影響を及ぼす可能性があるのだから、松尾さん、人が良すぎ、ということ。

>それなりの規模の騒ぎにはなってるにもかかわらず、結局 rnaさん以外にはただの1人も「いやなるほど、たしかにレイシズム歴史修正主義は問題だ。緊急の問題への取組みが一段落したら注意を払おう」ってリフレ派は現われてないですよね。これってあまりにも示唆的すぎると思うんですが。

http://d.hatena.ne.jp/rna/20100817/p2#c1282306601

というApemanさんの指摘に対して、リフレが成功したら少なからぬ人が反対するよ、といっても納得してもらえるわけない。それどころか、

>まあ、率直にいって、いまさら右派左派とかよく本人もわかってないような対立軸持ち出して、ある特定の経済政策を主張する人を批判する場合は、1)その主張する人が感情的に嫌、2)別な私的利益を守りたい のいずれかでほぼ間違いないと思う。そうでなければ、ただの古臭い思想ボケ

http://twitter.com/hidetomitanaka/status/21626737559

なんていう人が主要なリフレ派の一人なんですから。Apemanさんたちがこれまでいろいろ積み重ねてきたものを、こんな風に踏みにじられておいて、それでもリフレ政策推進に協力すべきだなんて言われて、それはいくらなんでもひどいじゃないかと反論すれば、リフレ政策がわかっていないんじゃないかなんて。

もちろん、松尾さんがそうした主張の持ち主でないことはよくわかるけど、こういう言動を批判せず許容しておきながら、リフレ派はカルトじゃないとかいっても、白々しく聞こえて当然。

2010-08-16

分裂勘違い3分ウォッチング

♪♪♪

こんにちは。今回は昨晩のついったーにおけるtelle_me氏との議論です。

まずは話の流れを見てみましょう。

ここまで、総需要を増やすとサビ残が減る、という主旨の主張がされてきました。

(二重引用がtelle_me氏、それ以外がfromdusktildawn氏の発言です。)


@fromdusktildawn 無意味な仮定というか、トートロジーだよ、それ。熱くならないように。>総需要を増やし+労働供給を減らし+雇用流動性を上げる

@telle_me ?

@telle_me トートロジーというのは循環論法ってことですよね?どこがどういう風に循環してます?

@fromdusktildawn サビ残を解決するためには、サビ残の原因である需要不足と労働供給不足と雇用の硬直性を解決すべし。というのは分かる。ところが、その原因の三要因の解決方法が示されていない。ただ恒等式的にサビ残定義したのみ。と言う意味トートロジー(同義語反復)。

@telle_me 恒等式とは考えられてないようですが?むしろ、総需要の問題を無視or軽視して、サビ残をさせる企業が態度を改めれば問題は解決するという主張を繰り返す人の方が多いのでは?

@fromdusktildawn 空を飛ぶには重力に打ち勝つエンジン空気抵抗を減らす流体が必要。と言っておいて、その具体的な製作方法は示さない。これは空を飛べないことと同じではないか、という意味に取っていただいて構わない。

サビ残問題をを解決するには、まず、どの方向性で解決するか、という問題がある。総需要の問題を軽視して、サビ残をさせる企業が態度を改めればサビ残が解決する、と考えるのは、不毛な方向性だと思う。

@fromdusktildawn 建設的に行きましょう。確かに「態度を改めれば」的主張をする人はいますね。特に労働者の見方的な仕事をなさっている先生方に。しかしそういった態度を改める法律なりができれば、企業はそこに対応して雇用環境を変えるでしょう。具体的には、賃金を下げる。

サビ残に対して、(1)企業が態度を改めろ。(2)労基署の人員を増やせ。(3)総需要を増やせ。という方向性での解決方法の提示があるとき、(3)の方向性をまず考えるべきと言うと、それは無意味だ、と主張する人というのはよく分からない。

@fromdusktildawn それが無意味と言われるのは、総需要を増やせっていうのは、要は景気を良くしろ、所得を増やせってことで、そんなのできるなら誰だってやってるよって思いがあるからだね。

@telle_me 最初と論点がズレてますよ。サビ残問題に対して複数の解決方向性があるとき、「総需要を増やせ」という方向性での解決がスマートというのが、トートロジーだと言う主張の意味について聞いているんです。

@fromdusktildawn 総需要を増やす方法をあなたが示せないからトートロージーです。

@fromdusktildawn 無論あなただけでなく、誰も総需要を増やす方法は示せないでしょう。 それは皆が分かっていることです。ただ、学問をやりすぎるとそこら辺が見えなくなるようです。総需要を増やせという言葉ナンセンス具合は、企業の態度を改めろと同じ地平のナンセンスさです

@telle_me 『総需要を増やす政策はある』という意見だっていくらでもありますよ。『総需要を増やすことなどできない』というのは、単にそれがあなたの意見だというのに過ぎないでしょう。

@telle_me とりあえず、総需要を増やすのに金融政策財政政策の組み合わせが効果があるなどと主張する経済学者たちを論破してみてはどうですか?

@fromdusktildawn 無論そうです。私の意見です。そしてここ20年の日本現実だと思います。

@telle_me この辺りの人たちのブログコメント欄で、総需要を増やす方法などないって書き込んでみては?

http://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/ http://d.hatena.ne.jp/bewaad/

むしろ、世界中の一流の経済学者たちに、「長期デフレ不況日本で総需要を増やすのに効果のある政策は皆無だと言い切れますか?」と聞いたら、多くはNoと言うと思うけど。

@fromdusktildawn うーん、刺激的かと思ったけど君案外つまらないなw 他の権威持ってくるなよ。 世界だか一流だかしらないけど、経済学者がそういうのは、潜在需要成長率に近づける程度のことで、需要そのもの増加は示さないし、示さない。もっと学問社会に対して虚だよ。


日本の 20 年の経済停滞の原因は、総需要を増やす方法が一切ないからではなく、経済政策が適切ではなかったからだ、という意見などいくらでもありますよ。 RT: 無論そうです。私の意見です。そしてここ 20 年の日本現実だと思います。 (via @telle_me) *Tw*

@telle_me 経済専門家でも何でもないぼくが、ぼくの素人ロジックをここで何時間もかけて延々と展開するのはできなかないけど、それをあなたに対してやる意味がよくわからない。

@fromdusktildawn 多分君にかけてる現実感が僕の癇に障ったんだろうね。つきあわせて悪かったな、錬金術氏さん。総需要を、景気を、君の所得を、そして僕の収入をあげる方法を、世界の一流の経済学者さんのブログから読んできてまた伝えてくれ。

ありがちな意見を主張する人がいて、それに対する反論なんて専門家が膨大な文章を書いていているのに、その反論を何時間もかけておまえ自身がしろ、と知らない人にいきなり言われてする人の方が理解しにくい。

@fromdusktildawn 他人の反論には見当違いだと恥をかくぞって言いながら、一方で自分は、議論が進むと「一流の経済学が言うには」と権威から引用したり「自分素人」って急に立場を翻したり、そっちの方がよっぽど恥ずかしいけどなー。

ぼくは20年の長期経済停滞が経済政策の失敗にもたらされた可能性は十分にあると思っているし、現在の政策が十分だとも考えていない。それについてはさんざん経済学者たちが議論していて、その議論に概ね納得している。

いまさら、クルーグマンの"It's Baaack!"まで戻って、そこから延々と積み重ねられた議論をまた繰り返せと言われて、なんでそんなめんどくさいことを、面識もない人にやる義務があるのか、分からない。



このように、お互いに理解し合えず終わりました。なにがいけなかったのでしょうか。

ここでは、telle_me氏が採用している隠された言葉定義を知ることで議論が理解しやすくなります。それは

 『机上の空論のことはトートロジーと呼ぶことにする。』

です。このように言葉定義することが事前に表明されていれば、混乱はより少なかったでしょう。

次に、このように言葉定義することの妥当性を考えてみます。

例えば

サビ残が減る政策を実行するとサビ残が減る」

「総需要を増やす政策を実行すると総需要が増える」

というような主張は、いずれもトートロジーでしょう。では

「総需要を増やすとサビ残が減る」

どうでしょうか。このままの形では一般的定義でのトートロジーではありません。ではこれを

「総需要を増やすとサビ残が減る。ただし総需要を増やすことは不可能。」

と変えたらどうでしょうか。(総需要を増やすことは不可能かどうかについては後述)

サビ残を減らすための直接的方法の提案としては無意味とは言えるでしょう。では次に

A 「総需要を増やすと総需要が増える。ただし総需要を増やすことは不可能。」

B 「総需要を増やすとサビ残が減る。ただし総需要を増やすことは不可能。」

という2つの主張を比較してみます。これらはどちらも、実際上は無意味である、という点で共通しています。

トートロジーを含む無意味な主張Aと無意味な主張B。

言葉自体は変わっているので同義語反復ではないが、しかし無意味机上の空論である点ではどちらも等しいので、Bのこともトートロジーと呼んでしまう。これはかなり強引ですが、まったく無関係な定義ではないかもしれません。


次に、総需要を増やすことは机上の空論か、について考えてみます。

通常は実現可能性が非常に低い理論机上の空論と呼びます。例えば

日本国内に超巨大油田が見つかれば、景気は回復する。」

机上の空論でしょう。telle_me氏の言葉定義を使えば

「景気が回復することがあれば、景気が回復する。」

日本国内に超巨大油田が見つかれば、景気は回復する。」

もどちらも無意味トートロジーです。

では、

「総需要を増やすとサビ残が減る。」

について見ていきましょう。これについては

fromdusktildawn氏は『総需要を増やす政策はある』

telle_me氏は『総需要を増やすことなどできない』

という態度を取っています。ここで幾つかの主張を見ていきます。

1「総需要を増やすとサビ残が減る。ただしどんな方法によっても総需要を増やすことは不可能。」

2「総需要を増やすとサビ残が減る。ただし総需要を政策によって増やすことは不可能。」

3「総需要を増やすとサビ残が減る。また、総需要を政策によって増やすことは可能だが、そのような政策は知られていない。」

4「総需要を増やすとサビ残が減る。また、総需要を政策によって増やすことは可能だし、どんな政策かも分かっているが、そのような政策を実行することは不可能。」

5「総需要を増やすとサビ残が減る。また、総需要を政策によって増やすことは可能だし、どんな政策かも分かっているし、そのような政策を実行することも可能だが、当面の間は実行しない。」

6「総需要を増やすとサビ残が減る。また、総需要を政策によって増やすことは可能だし、どんな政策かも分かっているし、そのような政策を実行することも可能なので、今から実行する。」

これらは、1から6にいくほど、サビ残が減るということの実現可能性が高くなっています。

すると

fromdusktildawn氏の考える現状は、3から5のいずれかであるということになり、

telle_me氏の考える現状は、2であるということになります。

ところで、1を除く全てについて、総需要が増える潜在的な可能性はありますが、6以外の全てについて、実際には総需要は政策によって増えません。

よって可能性の基準の決め方次第で、1だけが机上の空論だとも言えますし、6以外は全て机上の空論だとも言えますし、その間のどこにでも線引きは可能です。

そうであるならtelle_me氏が6以外は机上の空論とみなし、

「総需要を増やすとサビ残が減る、という主張は直ちにそれを可能にする政策が実行されるのでなければ机上の空論であり、私はそれにトートロジーのような無意味さを感じる。20年間実行されない理論机上の空論でないというのなら、今すぐそれを実行し、実際上の効果によってトートロジーのように無意味なものではないことを証明してほしい。」

と言うこともまた可能でしょう。

というわけで今回のウォッチングまとめも、

「用語を定義しないと議論にならないが、定義するのは面倒だ。」

ということでした。

♪♪♪

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん