はてなキーワード: ぼんやりとは
1
特に悪いことをしたわけではないが
定時で上がる時は俯きながら逃げるように
会社を後にする。
「夕焼け小焼け」が垂れ流されていた。
退屈だ、大体のことに興味が持てない。
冷めた日常を押し流すように
強めのアルコールを喉に流し込めば
朝になるまでの数時間は気がまぎれる
そしてまた 現実を突きつけられる日々
後輩の冷ややかな目
を思い出すと憂鬱になる。
あげる
最低限の会話と最低限の仕事をこなして
終わりを告げるチャイムが鳴れば帰路につく。
しかし確実に歳はとり、 老ける。
シワが増え 記憶力と体力も低下していく
白髪が混じりの44歳。
考えたくもない。
上司に定時で上がることを告げた。
正直、気分が高揚していた。
リビングへと向かう。
夕食を広げると同時にテレビの電源をつけた。
映し出されるスタジアム。
誰にも言ってないが最近の楽しみがこれだ
点が決まると独りで雄叫びをあげる。
お酒が進む進む。
前半戦が終わりハーフタイムになって
一息ついた時、我に帰った、
「俺が応援したところで何があるのかな。」
「ただ1人で叫んでいるだけではないか。」
たまにあるのだ、
そんな時はアダルトビデオでも見ればいい
ひとりの時間は十分過ぎるほどあるんだ
そう思い、ブックマークしてあるエロサイトの中からDMMの文字をクリックした。
しばらくページを眺めるが
すぐに手が止まっていた。。
違うなぁ、何か違う、何かこうなんとなく虚しい 虚しくて涙が溢れてきた
泣いても 仕方がないのはわかっているが
こんな年にまでもなって、いつまでも同じことを繰り返している自分が情けない。。。
こんなはずじゃなかったなぁという思いが
込み上げて涙が次から次へと溢れて止まらない。 無理して住んでいる家賃が高いアパート。
無理して新車で買った車。
すべて偽物の願望で、空虚な心を埋める為に過ぎない。
顔を上げて洗面台に写る、幼いじじい どうしようもない。 声を上げ奇声を上げ咽び泣く。
疲れては果てて、感情を抑えきれなくなり
横になって体を震わせた
そして胎児のように丸くなった。
そこに写っているのは
まだ幼い頃の私と弟と父、母
あぁ、この頃に戻りたいなぁ。
意識が遠のく。やり直したいなぁ。
生まれ変わりたいなぁ。
しばらくして
隣の部屋に置いてあった携帯の着信音が珍しく鳴っていることに気づいた。
2
のそのそと音のなる方に近づき、なんなら出る前に切れてほしい思いとは裏腹に
着信音は鳴り続けた
また昔みたいに県外に泊まりでさ! 」
声に出してはみたが頭の中で
反射的に面倒という文字が浮かんだ。
思えば相手の要求に対してつい良い顔をしてしまうのが昔からの癖だ。
数年前、自分含め友人三人でスキー行ったのだが自分以外の二人はちょくちょく会っているようで
そこにどう入っていけばいいか分からず あんまりいい思い出はない。
翌日、
スキーの為になまった体に鞭を入れようと地元のフィットネスクラブに向かった。
土曜の昼過ぎと言うこともあり、閑散としている
受付と着替えを済ませ
鏡の前で、20代後半らしき女性がストレッチをしているのが見えた。
自分もとりあえずランニングマシーンの電源を入れペタペタと歩いてみる。
視界に入る女性のヨガか、太極拳かよくわからないがとにかく気になって悶々とする。
顔に出ないように心がけるが、むっつり顔になっているのが自分でもわかる。
30分くらい走っただろうか、顔と背中に汗が滴っているのが分かる。鏡に映る自分はいつもより爽やかに見えて
この際ストレッチをしている女性に声でもかけてやろうか!と考えた。
「おつかれさまです!! 体柔らかいですね!」
「よかったら一緒に走りませんか?」
いつのまにかおばさん達もいなくなって
あと一回り若ければチャンスだったかもしれない。
こっちに向かってくる男性が目にとまる。
私はすぐにマシンを降りて気付れないように二人の様子を伺った。
すぐに二人が親密な関係なのが見て取れた。
危ない危ない
まるでスーパーマンのようにきらきらと輝いていた。お似合いなのだ。
そう悟ったら一気に恥ずかしくなった。
着替えてジムを出てそのまま
また涙で視界がぼやけてきた。
3
どのくらい時間が経とうが構いやしなかった。
予定も何もない土曜の昼過ぎに汗だくのおじさんがただ独り、意味もなく命を消費している。
人としてこの世に生まれ 私は何を残せているだろうか?
目を瞑り、お得意の答えのない答え探しの時間に入った。
それは蜂やハエやムカデだったり季節ごと様々だが、見つけたら容赦なくシューズで踏みつけ
その死骸をつまんで作業台の上に乗せる。
拡大鏡を取り出し、潰された虫の変わり果てた姿をまじまじと見つめていると段々気持ちが楽になる。
少し経って死骸に問いかける
「お前は何の為に生きていた?
私に殺された気分はどう?死んだら生まれ変わったりする?」
返事はないようだ。
鬱陶しければこの虫けらのように
いや既にされているのかもしれない。
目立たず大人しく弱々しく
誰にも見つからないように
生きてきたのに、存在自体が認識できなくなって今じゃまるで透明人間のようじゃないか
行き交う人はすり抜けるように私のことなど見てはいない。それは自分が望んだことでもあるが
そんな気持ちも心の片隅に顔を出している
これからどんな事をして、何を食べてどんな生活を送れば 世間からいいねを貰えるのか。
案外私と同じ悩みを抱えているの人も多いかも
しれんなぁ。」
なんだか前にも同じこと考えた気がする
びっくりするほど撫で肩になった。
指先がとても冷たい。帰ろう、
4
間接照明が照らすダイニングキッチンの隅に小さく丸くなり、ぼんやりと薄暗い部屋を眺める。
出てきた検索欄に「女性と話す方法」と入力したページを無表情で黙々とスクロールしていくうちに。ガールズバーに行こうと思い立った。
丸見えだし気が引ける
次の週
前より孤独感や焦燥感、不安で目眩と吐き気が増した気がしたがなんとか踏ん張った。
上司に「今日は体調が悪いんで定時で上がらせて下さい」と告げ会社を後にした。
いつもならまっすぐ、アパートに帰り
空いた時間をゲームとアダルトビデオで埋めるのだが、今日は久々に実家に帰りたくなった。
ドアを開けると空き家という感じはしなかった。
まだ生活感で溢れているせいか、つい最近来たようなそんな感じがした。
父も母も数年前に亡くなり、四つ離れている弟も
県外で暮らしている。
数年ぶりに二階にある
自分の部屋にも入ってみた。
しばらく、ぼんやりと立ち尽くしていたが、市の防災無線から流れる「夕焼け小焼け」
のメロディーが
部屋を出る前に押入れから家族写真を取り出してポケットに入れた。
早く戻ろう。悲しくなる前に。
※繰り返される日々
(冒頭へ戻る)
私は「社会」を信じている。
そしてきっといまの多くの人がいまの「日本という社会の将来」を薄っすらぼんやりと信じていると思う。
「信じる」とは「考えることを放棄すること」だと思う。
「考えればわかることを考えない」あるいは「考えてもわからないことをそうだと思うこと」、それが「信じる」だと思う。
将来を結婚占いとか見てると、それ現状といまやっていることからある程度将来の見通しつかない?って思ってしまう。
人口比率などのいくつかの基本的な数値を見れば考えれば、いまの日本かなりヤバいと思う。
崩壊するとかという意味ではないけど、それなりにヤバいと思う。
でも確実に存在する将来だと思う。
ヤバいとは行っても国外にも拠点を作ったりとか、いくらか逃げ方があると思う。
でも、多くの人がしない。あるいはできない。
一人暮らしで心の病気をやってしまい、前は色々作ってたのが全くできなくなっていた。
一人なら買ってきた方が経済的だし良い、とも言うけど自分の場合買ったものばかりだと精神的に徐々に参ってきて過食がひどくなり、体の健康まで害しそうだった。
ひと月くらい前にカビカビのシンクを掃除して、ぼんやり料理してみるかーと思う。
バター入りのぶた肉トマト煮込みをふうふう言いながらすすると、うまい。不思議と少量で腹が満たされる。
それ以降ちょくちょく料理をするようになって、リハビリをしている状態だ。
『横断歩道で、ぼんやりと赤信号が青に変わるのを待っている若者がいた。
信号無視は良くないことだ。
でも見通しのいい道路で、車も来ない。
周囲には手本を見せてやらないといけない幼児もいない。
マザコンのボッチに違いない。
キモい奴を見たから、こっちの気持ちが下がった。今の若者は解せぬ』
まー、こんな趣旨。
だが自著に書くならまだいいけど、なぜ他の人の本への解説に書いた?
ググって顔をみたら、いかにも滑った言いがかりを書くようなババア。
黒タートルひっつめ。
誰にも言いたくないし認めたくないから始めてだけどここを使うよ。
国語なんて長らく触れていないし、普段はツイッターランドのおたく村の住人だからハチャメチャに読みにくいと思うけど了承いただきたい。
ほんと吐き出したくてしょうがなかったんだ。
妊婦健診の日だったから、血圧、体重、頸部細胞診ののちにエコー。
婦人科診察台、あれほんとにエッチだなって思いながらぼんやりしてたけど、普通の診察室に戻るように言われ、ベッドに横になるように指示を受けた。
「ああ今日健診の日だし、わたしが採血でよくぶっ倒れるって言ってたこと覚えてくれてたんだな」くらいにしか思わなかったけど、横になるなり「お腹を見せてください」と言われて言われるがまま、腹を晒したんだ。だらしないお腹。
もともとスリムな体型ではないけど、つわりが7週か6週の終わりに少しずつやんで、わりとなんでも食べることができてたから体重は右肩上がりだったから余計にだらしない。
ジェル?を塗って先生がエコーの機械をあてる。そのときは「え〜〜?赤ちゃん本当にいるのかわかんないな〜〜」って笑ってた。
先生が赤ちゃんを探し当てて「わかりますか、これが胎嚢で、ここにうつってるのが赤ちゃんです。」と指し示してくれた。
5週で点だったものが、6週で心音確認できて、9週できちんと人型になってて感動すら覚えていたわたしはこのときはまだまだ理解してなかった。
「あのね、●●さん…すごく、小さいんですよ、胎児の大きさがね。いま9週だと思うけど、それにしてはとても小さい。7週目いくかいかないかくらいしかない。」
まじ?こんなにお腹出てるのに?
じゃあこの腹の肉はなんぞ?ただの脂肪なのか??
「え〜〜、2キロも増えたのに(笑」
「…心臓もエコーを見る限りでは、動いていませんね。確認できないです。」
えっ。
心臓、動いてないの?それってどういうこと??わたしの心臓も止まるかとおもった。待って。
6週めまではちゃんと生きてましたよね。
お腹はたしかに時々チクチク痛いけど、耐えられないような痛みはないよ。
まってまって先生、それ以上言わないで。
けいりゅうりゅうざん。
それ、ほんでよんだことある。
わたしはいまアラサーで、30代にほど近い人間の流産の確率は全妊娠の15パーセントくらいって何かで読んだ。
つわりがぱたりとやんだとき、心配だから病院にいこうかなって旦那に相談した。
先人たちは「流産のときは何かしら兆候があるよ」と教えたくれた。
「そっかあ、じゃあ特に痛みもないし大丈夫だな(^^)v」と思った自分を殴りたい。かわいそうなわたしの赤ちゃん。いつから止まってたのかな、心臓。
きっと苦しかったね。
確定診断は来週になるそうだけど、9割がた稽留流産とみて間違いないそうだ。
誤解しないでほしいんだけど、稽留流産は母体に何かしら問題があるわけではなくて、受精卵側の染色体異常がその原因の多くを占めている。
だからわたしの日頃の行いが悪かったわけでも、旦那がダメだったわけでもない。
そう、誰も悪くない。
初めての正常妊娠だった。
前の月に生理が来たときは、多分化学流産だったから生理痛が半端なかったし、10日以上遅れてきたから期待値も上がっててしくしく泣いてた矢先の妊娠だった。
染色体異常かあ。
人間感情が閾値を超えるとうまく反応ができなくなるらしくて。思わず先生に「マジっすか」って聞き返してた。
「そうですね」と先生。
聞きたくない。流産とかつわりとかここ数ヶ月ずっとそういうの読んでたからそのあとの処置は知ってる。でも聞くことをやめられない。
「今後の、その……処置は……どうすればいいですか」
なるべく冷静に冷静に声を出したつもりだったけど、処置という言葉を自分で選んだくせにそこで涙が止まらなくなった。
産んであげられなくてごめんなさい。
稽留流産の場合、自然流産と違って流産の兆候が見られないままお腹の中で胎児が死んでしまう。
だから胎児が自然に中から出てくるのを待つか、中絶手術と同じように子宮内から胎児を吸引してしまうか、どちらかの選択を迫られる。
わたしはどちらにせよ、この子とはもうさよならしなくちゃならないのだ。
たった3ヶ月、数週間だけの妊婦だったけど、心身の変化はとても楽しかった。
まだ妊娠を経験していないひと、自分の乳首の色を覚えておいてください。びっくりするくらい黒くなるし、 ものすごく大きくなるよ。しかも後生そのまま。写真とかに抵抗がなければ記録として残しておいてもいいかもしれない。
わたしの乳首、もうピンクになることは一生ないんだな、って思うと大人の階段を登ったような気がする。別に自慢の乳首じゃなかったけどさ………。
4週目で妊娠に気づいたのだけど、そのときはまっったく自覚がなくて、でもフワフワして夢見心地で、でも同時にどうしようもなく不安だった。わたしお母さんになれるのかしらって。
わたしはもともと家庭環境が複雑で、母親のことを全くと言っていいほど覚えていない。祖父母はいたけど。
だから母親というものをイマイチ理解してないような気がしている。
でも6週めあたりから、なぜかメチャメチャにお腹の子が愛おしくなって、何が何でも産むぞ〜〜!!みたいな気持ちになって毎日お腹に話しかけまくった。母ちゃんもう疲れたよ〜〜、とかいまめっちゃ電車揺れたけど大丈夫〜〜??とか。
ホルモンの分泌とかなのかな、内側からも外側からも母親になるんだなという感じだった。
こうして文章にしていたらだいぶ落ち着いてきたけど、それでもやっぱ手術は怖いし、血が苦手だから出血がたくさんあるのは無理無理の無理だし、かといって赤ちゃんをこのままにしておくわけにはいかないしで、正直まだ受け入れられないでいる。
昨日も旦那とふたりでワンワン泣いたし、のちに子どもが生まれても、できなくて子どものいない人生を選択をしたとしても、今回妊娠した子のことは絶対に覚えておこうと思う。
まだまだ受け入れたくないけど、たった数週間だけでもこの子の母親になれてよかった。
12月は繁忙期でハチャメチャに忙しくなってしまうので、それまでに手術を受けて、暇を見つけて水子供養に行こうと思います。
ダイエット目的で毎日自転車乗ってるけど、走っててすれ違う人たち見て自転車乗りってだいたいこのくらいに分類できるかな〜ってぼんやり考えたことある
1:高そうなロードバイクにピチピチの服で乗ってる層
3:ロードじゃないけど速そうなやつ乗ってる層
┗持ち手のとこが横一直線のやつ、自転車で散策の意識高い系っぽいの
5:折りたたみとかの変わり物自転車が好きな層
私以外には優しいおばさん社員だったから、誰も助けてくれなかった。
今ではパワハラと呼ぶのかもしれないが、その頃はセクハラくらいしか言葉が無かった気がする。
ずっと派遣社員。
派遣先でも人の悪口を言うのが大好きなおばさんがいて、仕事を休みがちになった。
時給で働いているから、当然仕事を休めばその分の給料は出ない。
給料が出ないから、生活が苦しくなり、どんどん人としての余裕を失って行った。
1日13時間労働は当たり前、お金は出るがやってもやっても終わらない仕事を目の前に
身体がどんどんぼろぼろになっていくのがわかった。
「あ、私はおかしくなってる」と気づいた。
ちょうどそのタイミングで会社初のストレスチェックに見事ひっかかり
その派遣先もやめることになった。
その分の貧困状態が続いている。
きづいたらもうすぐ30さい。
保育園年長男子を藤井聡太くんみたいにしようと思って(というのは冗談で本当は最近彼がテレビゲームとYouTubeばかりでゆっくり母と向き合う時間が減ってるのを危惧して)公文の将棋セットを購入した。
駒にはちゃんと進める方向が矢印で示されているので初心者でもすぐ楽しめる。最初は歩なし将棋にすると分かりやすいとあったので、さっそくその通りに始めたのだが、これが全然終わらない。
午後6時半から始めて1回目が終わったのが8時半(これは私が勝った)
どうしてもと息子が泣くので2回目、終わったのは8:40(ぼんやりしてたら一瞬で私が負けた)
その後慌てて晩御飯。
食べ終わったら帰宅したパパと対局で終わったのは10時。(勝負がつかなかったので無理矢理やめさせた)
これ普通に歩も含めてやったらもっと終わらんよね?みんなどこにそんな時間あるの?
それとも息子も私も完全初心者だからこうなるだけで、慣れてきたらもっと速いの?てか、将棋趣味の人って結構いるみたいだけど、どこにそんな時間あるの?
先日登録したギャンブルで、50万負けた。風呂の中で息が荒くなった。あまりにも、あっけなくて。
親から資産運用のために、と受け取った金だ。増やせると思ってた。正直今でも思っている。
親にはまだ言えていない。言えるか、こんなこと。
親が汗水垂らして働いた金を一瞬で溶かす。罪悪感で心臓を焼かれる。
ちょっとずつでもまた戻さなければ。でも焦りは禁物だと言い聞かせながら、ベッドに入った。
案外眠れた。
昔好きだった女の夢を見た。
応援するよ、と言いながら、なんとかヤれねえかなあ、と考えている。
起きると朝だが、50万喪失のショックとまだ夢を見ていたいという気持ちで、
結局12時まで寝た。しかも結局ヤれなかった。あと彼女はニューヨークになぞ留学していない。
普通に都内で働く社会人だ。数年付き合っている彼氏もいるだろう。バカめ。
のろのろと起きて、親が用意した茶碗蒸しと飯を食う。
居心地がよすぎるからさっさと出たい。いや出たくないけど。
でも出なきゃならんのだ。行動できないくせに焦りばかり募る。
50万。50万。50万。
ぽれぽれと会社へ向かう。昼過ぎの車内は靄がかかったみたいな雰囲気だ。
もういい。また少しづつ増やそう。
ぼんやり思いながらコーヒーを飲んでいたら、隣の人に水滴が落ちて、
ひどく迷惑そうな顔をされた。
ある小さい会社に入社した時に合った、かわいそうな、でも気持ち悪かった、そんなおじさん。
小さな会社で、みんなとはすぐ打ち解けた。業務も楽しかったし、夜は同僚とよく飲みに行った。仕事とプライベートの境がぼんやりとしていた。
女の子たちとはとくに趣味も合って、かわいい洋服やコスメや流行りのソーシャルゲームの話で盛り上がった。そんな時によく話に顔をつっこんでくるおじさんがいた。おじさんも可愛いものが好きなんだという。
でもそんな話をする仲間がいないから混ぜてくれないかというおじさんを私たちは「もちろんですよー!」と受け入れた。
その時はおじさんに下心があるように見えなかったし、恋愛対象になるようなタイプでもなかったから警戒もしなかった。
おじさんは最初、無害だった。かわいいものみつけたよ!と私たちグループの前にかわいいものをもってくるだけの存在だった。
性別が違くても、年齢が違くても、趣味が話が合うなら「友達」になれるのかもな、と、思っていた。
ただ、距離感がこの頃から少しずつ近くなってきたような、違和感はあった。
ある時、好きな漫画の話になった。私たちは有名な少女漫画や少年漫画のタイトルをあげた。おじさんが上げたタイトルは、聞き覚えがないものだった。
「面白いから、読んでみてよ!」と言われた。家に帰る道で調べたら、仲良しな女の子たちのやりとりをメインに据えたほのぼのとしたものだった。
ここまではまだよかった。
グループの1人が「なんか、最近あのおじさん、距離近くない…?」と言い出した。「入社したときからくらべたらちょっと近くなったとは思う…」「確かに話してくるとき顔近くね?って思うときはあるw」
「ていうか、話してくるときに微妙に腕とかくっつけてくることある…」という。「それ私も心当たりあるかも…」「もしかしてセクハラ目的で近づいてきてるのかな」「なんか怖くなってきた…」
他の同僚にも相談して、上司にも報告し、すぐに対策がとられることになった。
おじさんは、「そんなつもりはなかった」と言っていたという。程なくして退職していった。
おじさんの好きなあの漫画みたいに、女の子のなかよしグループ感、そういうのを体験したかっただけかもしれない。
ただちょっと距離の保ち方が下手なだけの人だったのかもしれない。
どうしても気持ち悪いって思ってしまうけど、もしそうだったならなんだかかわいそうだな。
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と思っていたのが先月までの話。
PNを聞いて調べる。SNSを見る。うわ、確実にあのおじさんだ。
漫画もアップしてる。
最初は友達だと思ってたけど、だんだん体とか近くなって、恋心を覚えて…。
なるほどなるほど。
つまりあのおじさん、めっちゃくちゃ下心あったってことじゃん!!!!!!!!!
おじさんの「そんなつもりはなかった」って、「男性としてそういうつもりで行為をしたわけではない」ってことで、「女の子のスキンシップの一環としてやっていた。けどそこから意識しあって恋愛関係みたいに…」って気持ちはあったってことじゃん!?
自分のことを女の子と錯覚して、「百合」をしたかったんじゃん!?
おわり
働き出してからニート時代のことを振り返って良かったなと思うこと
見てる間、違うこと考えちゃう。
これってみんなそう?
なんか、輝いているステージ上が遠く四角くあって、
自分との間には暗いところに前の人の頭とかが見えて、
自分はどうするべきかとかそういうことを考える内面と向き合う時間になってしまう…。
悩みはでも物語の内容に引きずられることもあれば(たとえば、舞台主人公が両親と反目してたら、
自分も家族との関係について考えるとか)、全然関係ないこともある。
もったいないから、その舞台だけに没頭して他のことはよぎらないなんて状態になりたい。
映画館とかでもたまになるかな。
部屋で映画見てるときはならない。人生で1回だけ行ったことあるライブ(昼間)でもならなかった。
たぶん薄暗いのが影響してると思うんだけど。
就職してから、1年目の冬、会社に電話が掛かってきた。電話に出ると父親からだった。
「御祖父さんが亡くなった」
ぼくはその時、ああ死んだのだなとただ漠然と思った。年齢も90歳を超えていていつ亡くなってもおかしくはなかったから。
電話を切って、その死がまだぼんやりとしたものだったので何とも言えない気持ちになった。
和室の部屋に布団が敷かれていて、その中でおじいさんが目を閉じて寝ているようだった。
御祖父さんに最後にあったのは3年くらい前だろうか。御祖父さんは認知症になり、ぼくは兄と間違われ、母のこともわからなくなっていた。
最後の再会が死ぬときだなんて、あんまりだ。でもその死がまだリアルなものには感じられなかった。
また後日葬式をするということで、自宅に帰ることにした。
帰りの新幹線の中で、御祖父さんの人生のことを想った。ぼくの母を育て、そしてその母がぼくを産み、命を繋いでいく。
人はいつか必ず死ぬのだけれど、命を繋いでいくということはやめない。
ぼくもまた誰かの命を繋いでいきたいと思った。
マヨネーズ嫌いさん!同志!
ハンバーガー屋さんとか気を抜くと食べれなくなるよね〜。ファミレスのサラダもぼんやりしてると危ないし、惣菜パンも危険そうなのあるし、ツナマヨもマヨ度高いのはウーってなるよね!頑張って見極めて行こうねえ。
https://twitter.com/totutohoku/status/1060321477373743105
けっこう考えちゃったよ。
〔っていうかむかし読んだ本の内容を
より正確か。〕
詳細な状況によってよりよい行為は決まるはず。
功利主義を受け入れていても事実認識が異なればよりよい行為は変わる。
(これがなんとでも言えるっぽさの一因か?)
ひとつに決められるだろうな。
遊戯に金を使うべきではないっていうか
遊戯に金を使ってはならないってことだと思うが、
格好悪い男の話。
なんで生まれてきたのか、よくわからないその男は、いつも女の後ろに隠れている。
一緒に生まれてきた女はたくましく、迷いなく、快活な部類に入る、と思われている。
男は女を頼りにしており、いつも後ろに隠れている。
何かいうのは女に任せて、一人でうつらうつらしながら、一人で物思いにふける。
女が時折疲れて、あるいは遠出をすると、男はのそのそと前に出てきて物言う役目を変わる。
女は後ろでしくしくと泣いている。
男は女を慰めたりはできないので、ただ女の気がすむまで泣くのに付き合う。
女は男を頼りにしない。できない。戦うのは女の役目だ。
だってこの男は格好悪いし、意気地がないし、外に出ようとしない。
けれどこの男がいないと、女は自分がなんなのか、てんでわからなくなってしまう。
男が本を読んでいて、山手線にはねられてたまたま生き残った若者が、自分が投げた石にたまたま当たって死んだいもりについて述べた話をみつけた。
たまたま女に生まれて、ただそれだけで、意味などなく、果たすべき使命とやらは毛頭なく。
ぼんやりそんなことへ思い至りながら、男はまたうつらうつらした。
相変わらず女は男の前にいて、男の億劫な物言いを代わってやっている。
男は女の後ろに隠れて、有象無象を面倒くさげに眺めている。
格好悪いその男は、けれど女の後ろにいなくてはならない男なのだ。
格好悪いと女に思われながらも、女が自分を見失わないためには。
褒め言葉じゃないよ。もともとのところ「ぼんやりして役に立たない人」って意味しかない。
それをドラマを作る側が「でもそういう人が本当はすごいってことにしたらギャップがあって面白くない?」って思って、そういうドラマをたくさん作ったわけ。今度はそういうドラマの存在が逆流して「いざとなったらすごい」みたいに思う増田が増えたけれど、それはドラマが増えた副作用なんだよ。
言葉の意味は時代に影響を受けるから、そのうち昼行灯という言葉に「実は有能」がつくかもしれないけれど、いま現時点ではまだそこに至ってない。
新卒で入った企業が、上層部の癇癪で課長以下の役職が左遷される・残業、休日出勤してないと仕事が全く終わらない破綻状態・存在しない新人教育・古き良き()時代のパワハラ体質で心が壊れそう。
でも転職活動って何をしたらいいんだろうとぼんやり考えてる、転職サイト登録するだけじゃダメなのは分かるけどどうしよう
経験者の方々教えてください
とりあえず今年度中には今の会社出たい
紙と鉛筆さえ与えれば、大人しくしている子だったと母から教えて貰った。
そのまま小学生になっても絵を描き続けた。漫画家になることをぼんやり夢見つつ、父に買ってもらった原稿用紙に、Gペンで少女漫画の模写をし続けた。
絵画系は毎年何かしら賞を取っていた。小さな小学校の中で一番絵が上手かった。
中学に入った頃、初めてネットの世界に触れて、自分は全国的にも絵が上手い方なんじゃないかと言うことに気がついた。
当時はお絵かき掲示板やお絵かきチャットが全盛期で、ありとあらゆる場所で「同年代とは思えない!」と褒められた。
たまに信じられないぐらい上手い人を見つけると、こなくそ、と必死でデッサンや着彩を勉強した。
負けたくなかった、絵が上手な私でいたかった。
高校2年生の頃、絵を描く機会がパタリと減った。
隠れオタクになったので、年相応にファッションや恋愛、生徒会や学業に打ち込んだ。
ある時、ふとネットの世界に戻ったら、当時絶賛してくれていたお絵描き仲間の絵のレベルが相当に上がっており、オリジナリティに溢れた素敵な絵が毎日上げられていることに気付いてしまった。
同時期に、美大専攻コースの授業を受けていたところ、普通の男子生徒だと思っていた人たちの凄まじい画力にうちのめされた。
彼らは今、広告最大手の会社でデザイナーやってたり、某有名デザイン事務所に勤めていたりする。
毎日描くことを怠らなかった本物がそこにいた。
愕然とした、うちのめされた。途端に描く手が止まって、もうどうでもよくなった。
美大は諦めた。私には写実力しかないことに随分前から気付いていた。
そんなことを言い訳にしたけれど、本当は恥ずかしくて悔しくてどうにかなりそうだった。
私の方が上手かったのに!
そんな行き場のない悔しさだけが湧き上がってきた。
その頃には、もう滅多に絵は描かなくなっていた。
当たり前の結果に納得出来ず、絵を描くことをやめた。
あのまま描き続けていたら…と考えることもある。
結局表現したいものなんてなくて、賞賛が欲しかったのかなとも思うことすらある。
周りに差をつけられるのが怖くて逃げた井の中の蛙。
あれから10余年。絵にまつわる仕事をしている。描かないけど。
この人たちは、周りの人に打ちひしがれることもなく、毎日書き続けていたんだなと思うと頭が下がる。