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2013-02-11

片山祐輔は笑って言った。

「僕が犯人だったんですよ。」

そういった彼は逮捕時にみた猫を抱えた幼さの残る顔ではもうなかった。

 年が経ち時効を迎えたこの日、彼は軽々と自らがやった事を語り始めた。

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 年前、4人の冤罪を生んだ警察検察はその屈辱をはらすために一人の男性逮捕した。

その直後から報道された来歴はおそらく多くの人が納得できるものだったのだろう。

大学中退オタク前科

しかし、彼は釈放された。

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手がかりとなった監視カメラに映った姿を自分だと早々に認めた彼は、犯行を否定し続けた。

自宅のパソコンからも犯行に直接関わるもの発見できなかったという。

あの猫の写真をのぞいては。

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証拠がなければ立件すべきでない。

4つもの冤罪を作った事件のひとつめの教訓は真犯人と思われた彼を守ったのである

.

釈放後の彼はカメラの前で雄弁に検察警察批判を語った。

「僕は真犯人共感してる。信者だとも言えるかもしれない。」

繰り返し犯行をカメラの前で否定し続けた彼は真犯人代弁者となった。

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「偶然ですよ、偶然の賜物なんです。」

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指定された猫カフェで、あのとき写真のように彼は猫を抱えて笑う。

2013-02-06

http://anond.hatelabo.jp/20130205153620

鷲巣麻雀も決勝二人麻雀も導入目的は明らか。「普通麻雀より、相手の思惑を推理できる要素を増やす」よ。

福本は「相手の策を読み、裏をかきあっての心理戦」が描きたい(読者もそれが読みたい)が、

麻雀というゲームそのままでやるのは無理があるので特殊ルールにしてるのだ。

 

そもそも、麻雀漫画で闘牌がメインになっているものギャグとか実録物とか「麻雀をめぐる人間模様」がメインな話とかはとりあえずここでは置いておく)は、

麻雀というゲーム」か「麻雀を打つ人間」のどっちかで嘘をついてる。麻雀運ゲー過ぎる(少なくとも短期戦では)からだ。

前者はどういうことかというと、「麻雀はこうこうすれば捨て牌から相手の思惑を読みきることができるゲームだ」とか

麻雀はこうこうすれば運気の流れを自分のものにすることができるゲームだ」とかいう嘘(麻雀運ゲーじゃないよ、という嘘)。

一般的に麻雀漫画というのはこういうのを想像されがちだと思うが、現実にはこれは無理。

手配読みとか、100%嘘ではないが、あんなピンズドで読むのは条件が相当限られないと無理。

「嘘じゃねえ!流れはあるんだ!」と言いたい人もいるとは思うが、一応、現代麻雀戦術では、流れというものはないし、

相手の手牌を読むのは条件が相当限られないと無理ということになってるのだ。納得できなくてもそういうことにしておいてくれ。

バトルマンガで例えて言うなら「拳銃持った相手と素手で戦う時、銃口の向きを確認して高速で動けば全部避けられる」みたいなもんで、

「一見理屈は通ってるけど、現実にはそれ無理やろ」という話やね。

もちろん「嘘だからまらない」なんてことはなくて、嘘の付き方がそれっぽければ面白いわけだ。

麻雀漫画でこの手のだと、土井(旧ペンネーム山根)泰明原作(『勝負師の条件』『幻に賭けろ』など)が特に素晴らしいね

福本の特殊麻雀はこの変形で、「相手の待ち牌を読まなきゃ勝てない」とか「相手の手牌が部分的に見える」みたいなルールプラスすることで、

「それっぽい理屈が成立しそう度」を上げてるわけだ

(まあ鷲巣麻雀とか二人麻雀は実際にやったことないので、もしかしたら「成立しそう」ではなくマジで理屈が成立してるのかもしれないが)。

こんな七面倒臭いことせず、限定ジャンケンみたいに新しいものを作ったほうが無理ないけど、近麻でそれできなかったろうし。

 

ちなみに後者は、「雀士には人智を超えたすごい奴が居る」という嘘(人間は運をねじふせられるよ、という嘘)。

この代表例は来賀友志原作(『あぶれもん』『ザ・ライブ』『てっぺん』『天牌』など)。

『ザ・ライブ』で、神業的な打ち筋を見せた主人公がなぜそう打ったのかと問われて

「明確な説明は僕にもできません」とはっきり答えたり、

てっぺん』で「何を切るかではない何を引くかだ それが超一流の条件!」ってアオリがあったのが典型的だが、

「すごい奴ってのは理屈ではなく当たり牌を切らない」「すごい奴ってのは理屈ではなくツモる」って具合なんね。

さっきの例えで言えば、「すごい奴ってのは堂々としてるだけで拳銃の弾が当たらない」みたいな感じ。

理屈にはなってないが、ある意味リアリティはあるとも言える(そういう「持ってる」って言いたくなる人間って居るじゃん)。

哭きの竜』なんかも土井作品(クレジット無いけどあれ土井)にしては珍しくこっちだし、

むこうぶち』も、理屈は出てくるけど本質的にはこっち(傀が負けるところ想像つかねー)だと思う。

で、上の二つが分かりやすいけど、「強い! 絶対に強い!」という黄金バットサムシングを読者に納得させることが出来るキャラクター造形であれば面白くなるわけだ。

なお、咲とか兎、片山まさゆきの『ミリオンシャンテンさだめだ!!』とか『まんちょくスナイパーとどめ』(どっちも片山作品の中では知名度低いが超名作)とかはこの変形で、

人間力的な漠然としたものではなく限定的な異能にしてるわけやね。

ちなみに、「咲は麻雀漫画としてはダメ」とか言うのを見ると「それはどうか」と思うのは、

麻雀が分かってる人間なら、咲が『牌にドラえもんが描いてあったって成立する』ようなもんじゃなく、

ちゃんと牌譜作ってあって、ネト麻とかとつげき東北以降の戦術ベースにしてることは見て分かるだろ」って気持ちが半分と、

能力麻雀だってdisるの、片山の名作群をdisるってことだから承服しかねる」ってのが半分。

 

イカサマものはまあまた別論にしといてくれ。哲也とかのヒット作があるので勘違いされやすいけど、80年代以降の麻雀漫画シーンでは一貫して傍流(『(旧)バード』『凌ぎの哲』『ショーイチ』だけ読んどけばいいよ)だし。

2012-07-18

http://anond.hatelabo.jp/20120718162713

本件は加害者3名が悪いのであって本来加害者家族は引き合いに出されるべきでない。

しかしながら、一方で学校や市教委によるいじめ問題隠蔽体質の露呈、加害者家族(PTA暴力団警察子弟)による学校関係者に対する圧力が表面化したことへの地元住民や内外からの反発が引き金となって、今回の大騒動に発展した。

片山などはそれに便乗して支持者を募りたいだけであり、またロンドンブーツ淳などタレントによる発言はそれに類する。たとえば「~らしい」とか名前も出さずに「関係者〇〇は信用できる」などといった信憑性の薄い発言が繰り返しなされていることは客観的に見てもあまり信頼できる情報ではないことを、有識者は理解しているはずである

となれば、本件はやたらと暴動を大きくするのではなく、じっくり観察するのが重要だと考える。

熱くなればなるほど情報の整理、真偽の区別が出来ないためである。物事を客観的に見るにはまず現地の情報をよく読み取ることだから、ここでいくら騒いでも何も解決しないのは貴方も分かっているはずだが?

大津いじめ事件情報の推移は後々必ず検証すべき!!

大津いじめ事件

自殺の練習」というイジメ内容に怒りに怒ったネットユーザー2chを中心にあることないこと吹き込み続けもう何が事実だかわからない状態。

マスコミ報道も「新事実」と言って去年のアンケート結果の内容などを小出しにするんで時系列も把握するのが大変。

それでも一番信頼できるのは新聞報道しかなく、次いで少し怪しい週刊誌

そうした報道の中に「同じ中学保護者から情報としていじめ加害者家族に関することがチラホラ出てくるが、同じ中学からって他所の生徒の親や兄弟のことなんて、よっぽど自分の子供と親しい友だち以外は知り得ようがないし、どこでその情報を聞いたのか気になるところ。案外ネットで見つけた情報をそのままマスコミに話してることもあるんじゃないか

気になったものの1つは写真週刊誌FLASHの「加害者母親のビラ配り」の記事。同じ中学保護者情報として「ビラを配っていたそうです」と書いている。ネット情報が裏付けられたように思えるが、保護者の証言は伝聞口調だ。せめて「ビラを配っているのを見ました」という保護者や生徒を見つけられなかったのか。

ネットでは著名人も狂ったようにこの事件に首を突っ込んでいる。

特に目立っているのはデビ夫人と片山さつき議員

デビ夫人のブログの件に関してはいさらなので割愛。

片山さつき議員大津いじめ事件の記事について。

片山議員は、「滋賀自民党関係者大津政治行政関係者など、現地で直接、当該学校、事件当事者警察等に近い方々から急いで情報を収集」したとして、その内容をいろいろ書いている。政治家が、「関係者から聞いた情報ということで、情報源が確かだから信頼できる!としてネットで流れている。

しかしいくつかおかしな点もあるのだ。

・「主犯的な加害者の父親がPTA会長であった」→たしかネットでは父親がPTA会長だったと言われていたが、先の週刊誌FLASHの記事では、「母親が元PTA会長だった」と出ている。

・「母親は、ある女性の会の役職であるようです」→たしかネットでは母親大津市女性団体連合会会長とか言われていたけど、その方のネットプロフィールを読むと中学生母親の年齢とは全然違うし、そもそも住所が事件があった中学の学区外。読売新聞で、その女性に取材してネットの噂は否定された。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120718-00000756-yom-soci

一体、片山議員情報を仕入れた「関係者」は誰なんだ、という話。

確かに大津に関わりのある政治家なら「関係者」かもしれないけど、その関係者だって加害者家族情報なんて知りようがないじゃない。未成年プライバシー情報流出させる教育関係者がどこにいる。それら関係者ネットまとめサイト情報仕入れて片山議員に伝えたんじゃないのかな。

というソースロンダリングをいろいろ疑っているのだが、マスコミライターの方々には裁判が落ち着いたら是非とも今回のネット情報の流れについて検証記事を執筆してほしい。

2012-05-30

http://anond.hatelabo.jp/20120529053547

本当こういう感情的な決めつけがマスダとかはてなサヨクいかんところだと思うわ。人間のクズなのはおまえだろうに。

まず、現行法の話をすれば、親子兄弟には扶養義務はある。で、まず扶養義務がある者が被扶養者を扶養するのが原則。

これについてはいろいろ言いたいことはあるだろうけれど、とりあえずそうなっている。

今回の河本の一件で出た、「福祉局と話し合って決めているんだから違法性はない」という理屈ね。これ大間違い。扶養能力があってなおかつ扶養義務を果たしていない場合、厳密に適用すれば詐欺罪ですよ。やろうと思えば、今日からも立件できる。福祉局が「話し合った」のは、負担者と受益者が違うからですよ。扶養者と被扶養者の間で話がまとまるのを待っていたら、被扶養者が餓死してしまうからで、それで福祉局は扶養者が自発的に出す額と相殺して不足分を支給していたわけ。

河本には母親に対する扶養義務があり扶養能力があった。

・福祉局には河本収入差し押さえる調査能力がなかった。

・それでとりあえず河本が自発的に出せる額を増額してくれるよう「交渉」した。

これは生活保護の被支給者の生命を担保にした「誘拐交渉」なわけ。誘拐犯との交渉で、「警察には連絡しませんから子供を返してください」と言ったとして、それで法的に交渉成立、違法性はないということはないでしょう?

福祉局はこういうぎりぎりの交渉を強いられていて、なおかつそこで生活保護を支給するかどうかを判断している。あのね、この判断を間違いと言うなら、そして、河本側には福祉局が譲歩したことによって違法性はないというなら、福祉局は今後、杓子定規強硬策をとらざるを得なくなるよ?

餓死者を増やしかねないことをしているのは河本を擁護している連中なんだよ?

まず河本行為違法性を認める。話は全てそこからじゃないか。それもせずに、片山がどうしたとあさってのことを言っているから純法理的に処理されれば、あんたらには一分の勝ち目もないよ。

まあ、俺は生活保護なんて関係ないか別にいいけどねー。つか、普通の人が普通に生活していて、一族親戚200人の中に生活保護受給者なんてふつういないって。

生活保護受給者なのは母親年金を払っていない、娘は母子家庭、息子はプータローみたいな家ばっかりで、そういうところに生活保護が集中してんだよ。「普通の人」から見たら嫌悪の対象以外の何物でもないじゃない。

これを分断だ、切断操作だ、B層あたまわりぃってわめいても、最初から切り離されてるんだから共感なんて最初からないんだよ。現実も観ないでただわめいているだけのお坊ちゃんからはてなサヨクは役立たずなんだよ。

2012-05-29

河本準一問題、誰が悪いのか

ことのはの人の意見なんかも読んだけど、いまひとつずれているように思う。岡山の福祉局が悪いのかというとそうでもないように思う。

生活保護制度的に、親族、この場合は親子と兄弟扶養義務を前提にしているのはこれは法設計上そうなっているわけであって、それがいいのか悪いのかはともかく、現状としてはそうなっている。夫婦、親子、兄弟には扶養義務があるのである。とは言え、運用上、その強制力は事実上ない。

扶養のためのお金を払うのは、制度的には義務であるが、運用上はそうなっていないため(もちろんそうなっていないのには理由がある)、生活保護必要とする人が発生した場合、それは扶養義務がある人に言ってください、と行政ボールを相手に投げ返してしまえば、生活保護必要とする人は結局、おかねを得られずに餓死することになる。

岡山の福祉局はそれを避けるために、河本準一との交渉との中で、相手が出すカネ(出せるカネではない)と相殺する分を差し引いた必要額を支給していたわけで、これをもって公的機関当局が河本準一の行動を是認していたということにはならない。河本準一の行動は少なくとも脱法的であるし、違法性も棄却できないのである

ただ、その違法性を徹底的に追求した場合事実上法の下の平等違反する可能性がある。誰もが親兄弟扶養する義務はあるが、実際に扶養行為を強いられる人は限られているからだ。家族制度のものに伴う問題である。親による子の扶養・養育、あるいは相続において、他と比較して劣位に置かれる人はいるが、それはプラス要素がないという不公平である扶養義務の場合さらに踏み込んでマイナス要素を負わされると言う不公平である

不公平というならばプラス要素がないのも、マイナス要素があるのも同じく不公平であるが、自らに責任のない状況においてマイナス要素を負わせる、それも刑法的な懲罰を伴ってということになれば、実態は法の下の平等違反する可能性が高い。そうした実情を勘案して、親子兄弟間の扶養義務は、運用上は「出来る範囲でお願いします」程度になっているのだが、法制度としてはあくまで義務である

河本準一と福祉局との間に、「合意」があったか違法性はないと主張している人は単に法論理上まちがっているのみならず、法制度の額面通りの運用を徹底させかねない、つまり無理やりにでもマイナス要素を追わせかねない点で、弱者を困窮させかねないものである

生活保護は多くてもこの場合年間180万円、ここ5年スパンで言うならば、その間、河本がその程度も負担できなかったはずがないので、経済的に強者の例まで、弱者として扱うことは本当に弱者の人たちを追い込むことになりかねないのである

河本を擁護するならば家族制度のものが持つ、不平等性を批判し、親子兄弟扶養義務を制度として廃止するべきであろう。更にいうならば、他の家族制度による優遇専業主婦配偶者控除も批判されるべきであろう。親権それ自体も解消されるべきである

ただし、現状そうなっていない。そうなっていない中で、片山さつき違法性がある河本の行動を批判し追及するのはごく当たり前なのである片山個人は親を扶養などしていないだろうし、家族制度に不平等性があるなどとも認識していないだろうし、家族制度を擁護するだろう。その点では私は彼女の考えをまったく支持は出来ないが、それはそれとして現状の違法性を議員が追及するのは当たり前なのである

河本準一問題で一番悪いのは自分が、扶養必要とする親を扶養させられることを期待されているにもかかわらず、その差別構造に「家族の絆」の名のもとにすり寄っている河本自身である。彼を糾弾するために開かれた記者会見で、「おまえは扶養しているのか?おまえは?おまえは?」とひとりひとり問い但し、自分一人たまたま扶養義務を負わされることの理不尽を述べたならば彼は信念に基づいたうえでの抵抗者になり得た。そうであれば私は彼を全面的に支援したであろう。

しかし彼が実際にしているのは家族制度に基盤を置いた結婚であり、それは独身者に対して「プラス要素を与えない」という差別制度である。その差別を容認しているのだから、同じ構造の中でたまたま不利になることを甘受すべきなのである

ありがとう2ちゃんねる人殺しども。今後、餓死者は増え続けるだ

ブラマヨ吉田不用意な発言で叩かれているわけだが、深い怒りしか感じない。

このさいハッキリと言ってやるが、河本氏に関しては、不正受給云々に関して、少なくとも突っ込まれる余地を残したという点では、ちょっとばかり否はあったかなと思う。

確かにプライバシーの問題とか、あるいは親を供養する義務が存在するとか、その辺りはいろいろと問題があるかもしれない。

しかし、それに対して無理矢理「在日」であったり、不正受給者を厳しく取り締まれとかやりやがった。お前らは本当に生活保護を申請する時の苦労を全く知らない。

生活保護をもらうための二つの

生活保護をもらうための壁は二つ存在する。

まず一つが水際作戦だ。水際作戦とは、受給者が生活保護を申請するための、申請用紙を渡さなかったり、今日相談だけにするといって追い返すことだ。

もう一つ。これは明確な言葉を忘れたが、生活保護を受け付けたあとに、なにかしらの生活のめどが立つや否や、受給を取り下げるというものだ。

「それって悪いことなの?」と思うだろうが、当たり前じゃ。最初仕事について「本当に安定するかどうか」まで見て、保護を取り消すというのならわかる。超絶ブラック企業にぶち当たって、2ヶ月で体調を崩して辞めたあとに、生活保護がなくなってみろ。悲惨なことになるのは目に見えてるだろ。

なぜ不正受給があるのか

なぜ不正受給があるのか?なぜ必要な人が受けられないのか?簡単だ。現在生活保護を貰うためにはコツが必要からだ。コツとは何か?まず水際作戦を受けないことだ。多くの人が追い返されているとはいわないが、それなりの人数は追い返される。「貴方には必要が無いですよね?働けますよね?」と言われて追い返されるのだ。顔を見せて「あのー、生活保護受けたいんですよ」と言ったらにこやかに受けられるんじゃないんだよ。戦場だよ。そしてケースワーカーものわかりがよければいいけど、ものわかりが悪いときもあるからな。そのときに消耗することもある。

あとな、公務員を無闇に減らせっていってんじゃねえよ。ケースワーカー労働基準監督署の職員は足りてねえんだよ。で、公務員を減らされたとき、真っ先に何処が削られる?福祉関係だよ。福祉関係なんてクズしかいない。クズを雇うなんていうことに、何が気持ちいいことがあるか?ないだろ。だったらそこから人員が削減される。削減されないにしろ、嫌な顔されるだろうね。そんなにブラック不正受給を憎んでいるんだったら、もっと公務員増やせって言えよ。さらにいうなら、その増やした公務員は福祉やそういうところに廻せって言え。

公務員が足りなくなりゃ、そりゃ管理はどんどんザルになるだろうよ。必要じゃない人は追い返すだろうね。

政治家はお前らの都合の通りには動かない

片山が動いたことに関しては知らないが、この件に関しては生活保護削減の動きも出ている。河本の一件が無けりゃ、物価水準に合わせることも考えるわな、とか思うことはあるよ。でもな、河本のおかげで「不正受給をやめさせろ」という世論が形勢されたらどうなると思う?そりゃ生活保護の厳密運営化を目指すだろう。はっきりいって、上記の意味で厳密に運営させたら、ますます餓死者が出続ける。そりゃそうだろうよ。現在生活保護制度ですら運用できなかったら、ますますボロが出るに決まってるだろうよ。

制度には二つしかないんだよ。緩く運用するか、厳しく運用するか。厳しく運用した場合は、必要人間は見殺しにするけど、その代わり不正受給は減る。緩く運用した場合は、必要人間は見殺しにならないけど、その代わり不正受給も増える。この2択しかない。そして、現在はそれなりに厳しく運用されている。これ以上厳しくしたら、ますます餓死者が出て、受給のコネを持っている人(ああ、あいつらの大嫌いな左翼NPOとか、暴力団の施設とか、弁護士だろうね)しか、その門を潜れなくなるだろうね。

人を殺したいならば、殺したいとハッキリ言え

いいよ、お前らが国を憂いているのはわかる。だがな、生活保護の50%が在日であるとか、そういう雑な認識で接しないでくれ。頼むから現在運用状態とか、そういうのをちゃんと調べてから物事を言え。それと、制度をどっちにカジを取るかハッキリしろ。あのな、「本当に必要な人に入るようにするべき」っつー理想論なら誰でも言えるんだよ。そうじゃなくて、現実に如何にそういう制度を実現するかだろ。そして、現状はそういうのから、そこそこ遠いことはわかってるんだろ。

餓死者を引用して吉田に迫ったクズ。はっきりいって、お前がやったことは本当に最低だ。そして、これを喜びながらまとめているアフィリエイトクズども。お前らも同罪だ。

おめでとう。お前らは、これから貧しい日本人を殺しつづけるだろう。無意識のうちにな。そうやって延々と血を貪りついて生きればいいさ。本当に醜悪だ。

そして、こんな文章をここにしか書けない俺が一番情けないよ。

「適切な運用」って何よ?

でさー、ドヤ顔で「適切な運用」とか言っている馬鹿はなんですかね?俺だって「本当に必要な人に与えてほしい」と思いますよ。

でも、福祉には必ず例外がくる。じゃあ例外に対しては「お前は例外だからダメ」って言うのかどうなのかってのもまず一つあるよね。それ神様みたいにきめられないよね。で、生活保護を申請する場合、多くが緊急性が高い事例が多いんだよ。とすると、チェックしているから待っていてくださいねー、で死ぬ可能性もあるわけ。だから生活保護には、申請を出した時点で保護責任が生じる。だから申請をすると嫌がるの。

あとそれと、チェック体制をそれなりにしたけりゃ公務員を増やし、「福祉に人員をまわせ」って言うしかないの?すくなくとも、現状で廻ってないのに、さらに「チェック体制を厳しく」とかいったら、リソースもっと割かれるし、そうするとさらにザルになるか、むしろ「お前はくんな」っていう圧迫、あるいはまだ安定していないのにも関わらず「お前生活できてるんだから切るわ」ってなるよね。

「適切な運用」にしたところで、どっちに触れるのかはあるし、「もっと厳しくやれ」っていうんだったら、少なくとも現状の運用状態だったら見殺しにするという認識を持って言ってほしいよね、って思うわけ。それだったら一貫性があるからまだいいよ。

2012-05-27

http://anond.hatelabo.jp/20120527120421

別に期待してるわけでもモラルがあると思ってたわけでもないと思うが

逆に片山とか叩いてる人は政治家がそんなに立派な人ばかりだと思ってたんだろうかね

日頃政治家叩いてる人が格好の突っ込みどころ見つけて飛びついてるだけなんじゃないの?

河本叩きしてるやつも同じようなもんだろう

あと仮に吉本の人が犯罪者多いとしてもだからと言って不正受給見逃せというのもおかしいだろう

いつもはまじめだかちょっとぐらいの不正は勘弁してくれってことならわかるが

あとラジオテレビメールしてもスルーされるだけ

今回は政治家動かしたかスルーできなくなった

2012-05-26

re:河本準一氏叩きで見失われる本当の問題

 本件の印象は、「初動でつまずいたが、うまくリカバリしつつあるな」というものである


 推測だが、本件は、次のような流れなのではないだろうか。

 1. 5/16時点 広報担当部署レベルでの対応

→2. 5/18時点 弁護士投入(片山議員との面談に同席)

→3. 5/25時点 危機管理に強い弁護士コンサル投入(←イマココ!)


1.の時点での対応は、めちゃくちゃであるゼロである

 5月16日の発表(http://www.yoshimoto.co.jp/cmslight/resources/1/108/120516.pdf)を見てみよう。


 しょっぱなから週刊誌の記事やインターネット上の風説が流布されており」と書かれている。

 通常、「風説の流布」とは、金商法上の用語として用いられるもので、法律家であればこのような文脈では使わないから、おそらく広報担当部署のみでの対応であったのだろう。

 普通は、広報担当者には危機管理能力の高い人間を置くものだが、非上場化したので株主に叩かれることもないし、元々吉本ということでマスコミに叩かれることはないから、適当人材を置いて対応しているのだろう。

 更に、主語動詞の関係を見ても、「週刊誌の記事…が流布されており」となっており、意味をなしていない。

 アホくさいのでこれ以上は詳しくは触れない。


2.の時点でも、弁護士を入れて火消しに走ったようだが、イマイチだったようだ。


3.そして、本日対応は、なかなかである

 http://www.kotono8.com/2012/05/25komotojunichi.htmlによると、

記者会見によれば……、以下のような経緯である」、「ここに河本氏や母親の問題は一切ない」。

 とのことだが、当たり前である記者会見で話したことは、吉本側の言い分であるのだから

 過去に発表した事実矛盾しないように、かつ、新たな事実が判明しても嘘にならないように、巧妙に仕組まれている。

 (そうでなければ、吉本側も高いフィーを払っている意味がない。)

 2から1週間経って、満を持しての会見である。予行演習もバッチリやって、想定問答もバッチリ用意されているだろう。

 タイミングについても、おそらくは木曜日発売の週刊誌報道されることを見越してのものだろう。

 更に、土日の情報番組で何度も取り上げられることも期待しているのかもしれない。


 5月25日の発表(http://www.yoshimoto.co.jp/cmslight/resources/1/109/120525.pdf)も、垢抜けている。

 ざっと見ても、(1)まず謝罪から入り、(2)(過去行為の)責任を認めない(「自主的に」、「違法行為があったことを前提とするものではありませんが」、「道義的責任」)、(3)(将来の行為に対する)明確なコミットはしない(「…予定でおります」「…調整させていただきたいと考えております」)、(4)謝罪で〆る、という綺麗な流れである

河本準一氏の母親・姉・叔母二人の「生活保護不正受給」問題が騒がしいが、わたしは河本氏叩きにはまったく賛同できない。

 とのことであるが、このような人は、ディフェンス側の企業から見ると、善意であればあるほど、ありがたい。

 「ディフェンス側の企業としてどう対応するか?」をまず考えてから論じないと、企業の手のひらの上で踊らされるばかりである

もっとも、上記ブログ記事は少々論旨が破綻しているため、分かっていて敢えて曲解しているだけかもしれないが。)

2011-05-23

政局日本アメリカ実験台でしたw」

政局日本アメリカ実験台でしたw」

 

(みんせいきょく、Government Section、通称GS)は、

連合国軍最高司令官総司令部GHQ/SCAP)内部組織

GHQのなかで占領政策の中心を担った。

 

日本占領目的である軍閥財閥解体軍国主義集団の解散、軍国主義思想の破壊遂行し、

日本民主化政策の中心的役割を担った。また、意図的に労働組合を成長させたり、

本国では達成できなかった社会主義的な統制経済を試みたり、

日本でニュー・ディール政策の実験を行っていたが、インフレーションが激しく進行し、

 

また絶大な権力の元に、ケーディス大佐らをはじめ汚職蔓延した日本社会党片山哲

日本民主党芦田均革新進歩主義政党政権を支え、保守吉田茂らを嫌っていたが、

片山芦田内閣はいずれも短命に終わった。

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E6%94%BF%E5%B1%80

2011-04-28

ホリエモン実刑判決は重いor軽い?判決文を読む!

一連のライブドア事件における堀江貴文氏の刑事事件について、最高裁の上告棄却決定がなされて、懲役2年6ヶ月の実刑判決が確定した

執行猶予付ではな実刑判決が出されたことについては重いという意見があり、他方で、軽すぎるという意見もある。

では、そもそも裁判所自身は、どういう理由からこの量刑を相当と判断したのだろうか。

これは是非とも判決の原文を読むべきだと思う。


そこで、以下に、東京高裁での控訴審判決判決文の抜粋を引用する。興味がある人は読んでみてほしい。その上で議論するほうが、より的確なものとなるだろう。

なお、量刑最初に判断したのは第1審判決(東京地裁であるから、そちらを引用するべきかもしれない。

もっとも、控訴審判決を読めば第1審判決の内容も概ねわかる上に、高裁がなぜ地裁の判断を是認したのかもわかるから一石二鳥だと思う。


以下の抜粋は、「量刑不当」の主張に対する判断の部分である。もし、全文を読んでみたいという方がいたら、判例時報2030号127頁または判例タイムズ1302号297頁を図書館等で調べれば読める(これには解説もついている)。



証券取引法違反被告事件

東京高等裁判所平成19年(う)第1107号

平成20年7月25日第12刑事部判決

  

       主   文

本件控訴棄却する。

当審における訴訟費用被告人の負担とする。

       理   由


(中略)



7 控訴趣意中,量刑不当の主張について(上記3の〔4〕参照)

 論旨は,要するに,被告人懲役2年6月の実刑に処した判決量刑は重すぎて不当であり,被告人に対しては刑の執行を猶予するのが相当であるというのである

 そこで,原審記録を調査し,当審における事実取調べの結果をも併せて検討すると,原判決が「量刑の理由」の理由の項で説示する内容は,おおむね相当として是認することができる。以下,若干補足的に説明する。

 本件各犯行は,被告人は,P2の代表取締役社長として関連する多数の企業であるP2・グループの中枢に位置し,グループを統括する立場にあったものであるが,上記2のとおり,P2の取締役財務面の最高責任者であったP6らと共謀の上,東証提供するTDnetによって,同社の子会社であるP3がP5社を株式交換による買収及びP3の平成16年12月期第3四半期通期の業績に関して,虚偽の事実を公表し,もって,P3株式の売買その他の取引のため及び同株式株価の維持上昇を図る目的をもって,偽計を用いるとともに風説を流布したという事案【原判示第1】と,P2の業務に関し,平成16年9月期決算において,3億1278万円余りの経常損失が発生していたにもかかわらず,売上計上の認められないP2株式売却益及び架空売上を売上高に含めるなどして経常利益を50億3421万円余りとして記載した内容虚偽の連結損益計算書を掲載した有価証券報告書を提出したという事案【原判示第2】から成る

 投資者を保護株式投資等の健全な発達を図るためには,上場企業に関する正確で適切な情報の開示が求められ,客観的な情報に接する機会の少ない一般投資者にとっては特にその必要性が大きい。そのために,証券取引法現在は,「金融商品取引法」と題名変更されている。)が定めるディスクロージャー制度有価証券報告書の提出であり,自主的規制制度としてあるのが東証のTDnetであり,いずれも関係者には有用なものとして評価されているところである

 被告人らの犯行は,経営する会社グループ企業が,時流に乗り発展途上にあって,飛躍的に収益を増大させており成長性が高いということを実際の業績以上に誇示し,有望で躍進しつつある状況を社会に向けて印象付け,ひいては自社グループ企業利益を追求したもので,このような動機というか戦略意図には賛同することはできず,上記ディスクロージャー制度の信頼を損ね,制度そのものを根底から揺るがしかねない犯行であって,強い非難に値するというべきである

 その犯行態様も,会計的側面や税務処理の面で必ずしも法的整備ができておらず,実態の不透明民法上の組合としての投資事業組合を組成し,これをP2株式の売却に形式的に介在させ,あるいはP2株式の売却益がP2側に還流している事実が発覚するのを防ぐために,P17組合のように日付けをさかのぼらせてまで組成した組合スキームに介在させている。そのために経理の専門家である監査法人公認会計士を巻き込んで,殊更にスキームを巧妙,複雑化させたりしているのであって,悪質といい得る。

 本件犯行は,結果として,株式投資等の健全な発展を阻害し,投資者の保護という面で深刻な悪影響を及ぼしたと認め得る。そして,犯行発覚により,P2は上場廃止となり,多数の株主に投下資本の回収を極めて困難にして多大な損害を被らせたといい得ること,また取引相手等の関連企業やその従業員にも少なからず影響を与えたことがうかがわれ,社会一般に与えた衝撃にも無視し得ないものがあるとうかがえ,結果は重大といってよい。

 また,本件犯行は,上場企業としての社会的責任の大きさや企業経営者として当然持つべ責任を顧みず,被告人を始めとする経営陣が自ら主導し,あるいは各事業部門の担当者子会社の者に指示を出すなどして,組織的に敢行したものである。P2の唯一代表権を有する者として,被告人の指示・了承等がなければ,本件各犯行の実行はあり得ず,その意味で,被告人の果たした役割は重要であった。

 原判決は,「量刑の理由」の項において,「被告人は,自己認識や共謀の成立を否定するなどして,本件各犯行を否認し,公判廷においても,メール存在等で客観的に明らかな事実に反する供述をするなど,不自然,不合理な弁解に終始しており,前記のとおり多大な損害を被った株主や一般投資者に対する謝罪の言葉を述べることもなく,反省の情は全く認められない。」と指摘しているのであって,十分是認できるのである被告人規範意識は薄弱であり,潔さに欠けるといわざるを得ない。当審において取り調べた被告人名義の「上申書」と題する書面によれば,「(P2の株式の分割につき,)今では,一度に100分割するのではなく,もっとゆっくり分割していけばよかった,少し急ぎすぎたのではないか反省しています」とか,「株式市場に対する不信を招いてしまったことは悔やんでも悔やんでも悔やみきれません」などと現在の心情をつづっているが,自己の犯行についての反省の情はうかがわれない。

 以上によれば,被告人刑事責任を軽視することはできないというべきである

 弁護人は,量刑不当であるとして種々の事情を主張しているので,主な所論について,当裁判所見解を示すこととする。

 所論の〔1〕は,原判示第2に関する有価証券報告書の提出は,過去粉飾決算事例等と比較して,粉飾金額等が少なくて軽微であるという。

 控訴趣意書に引用摘示された過去粉飾決算事例の多くについて,その粉飾金額を確認して比較する限りは,本件の金額は少ないといってよかろう。しかし,中心的な量刑因子は各事例ごとに異なるのであって,粉飾金額の多寡のみが決め手になる訳ではない。現に,原判決は,「量刑の理由」の項において,まず,本件は「損失額を隠ぺいするような過去粉飾決算事例とは異なり」として,「粉飾金額自体は過去の事例に比べて必ずしも高額ではないにしても」と断り書きを述べた上で,「投資者に対し,飛躍的に収益を増大させている成長性の高い企業の姿を示し,その投資判断を大きく誤らせ,多くの市井投資者に資金を拠出させた犯行結果は大きい」旨説示している。このような視点からの分析,すなわち損失隠ぺい型と成長仮装型とに分けての評価,すなわち後者では粉飾金額は高額でなくても犯行結果は大きくなるとする評価には注目すべきものがあり,本件に関しては上記説示の結論は是認できる。もっとも,成長仮装型の事例はまだ少ないから,一般論としてこの評価の手法が是認できるかは,慎重を要するであろう。さらに,所論は,引用摘示した過去粉飾決算事例の悪質性を強調したり,多くの関係被告人執行猶予に付されているなどという。しかし,当裁判所は,引用摘示した事例は量刑上の参考資料としてある程度役立つと考えるが,受訴裁判所でない以上その具体的内容について正確に知る術はないし,上記のとおり,あくまでも量刑因子は事例ごとに異なるのである。結局,所論〔1〕は採用し難いといわなければならない。

 所論の〔2〕は,P2株式株価につき,粉飾した業績の公表や株式分割により,不正につり上げられたものではないという。この主張は,原判決の「量刑の理由」中の,「粉飾した業績を公表することにより株価不正につり上げて,P2の企業価値を実態よりも過大に見せかけ,度重なる株式分割実施して,人為的にP2の株価を高騰させ,結果として,同社の時価総額を(中略)増大させた」との説示に対する反論であって,P2株式株価の動きを全く検討せず,しかも,株式分割の意義・効果を全く無視した見解であるなどというのである

 しかし,関係証拠によりP2株式株価推移を見ると,平成15年4月1日の終値が12万1000円,同年7月1日が73万5000円(株式10分割前に換算),同年12月1日が272万円(株式10分割前に換算),平成16年1月5日が452万円(株式10分割及び100分割前に換算),同年9月1日が526万円(株式10分割,100分割及び10分割前に換算)と急速に値上がりしていることは明らかである(原審甲12号証)。

 さらに,所論は,関連して,P2株式株価の上昇は,企業買収の発表や新規事業開始の発表,粉飾が問われていない事業年度における適時開示のほか、株式市場全体の傾向によるものであって,本件の平成16年9月期の適時開示における粉飾した業績の公表は影響していないという。しかし,株価の上昇原因が単一ではないことは当然のことであり,本件犯行における粉飾した業績発表や上記の度重なる株式分割という人為的なものも影響していることは否定できない。

 また,所論は,関連して,株式分割については,東証当時積極的に推奨していた制度であり,度重なる株式分割実施を不当視するのは制度趣旨を理解していないという。確かに東証が,平成13年8月ころ,上場会社に対して,個人投資者層を拡大するとの観点から投資単位の引き下げ促進について協力要請した事実がある(原審弁17号証)。しかし,P2においては,約1年間に10分割,100分割,10分割と3度も株式分割実施しているところ,東証が,延べにすると1年間で1万分割というような極端な株式分割とか,それによる弊害については想定していなかったものと推測できる。したがって,所論のように,東証株式分割等を一方的に推奨していたとまでは評価し難いのである。また,株式分割自体は理論的には株価とは中立的な関係にあるから,実際には分割後に株価が上昇することも下落することもあり得るであろう。しかし,極端な株式分割実施は,投資者の投機心を煽ることになるのであって,現にP2が平成15年11月に公表した100分割では,前日の終値が22万2000円であったのが,分割後の平成16年2月24日には100分割前の株価に換算すれば31万2000円となっている(原審甲12号証)。結局,所論の〔2〕は理由がない。 

 次に,所論の〔3〕は,P2株価が急落したのは,本件の強制捜査が原因であり,原判示第2の有価証券報告書提出の発覚が直接の契機ではないという。すなわち,原判決が「量刑の理由」の項における「本件発覚後,株価が急落し,」という説示との関係で,平成18年1月16日に東京地方検察庁が原判示第1の事実を被疑事実としてP2本社等を捜索したことが契機となったというのである

 この「発覚」の端緒は強制捜査の開始であろう。しかし,被告人らが犯罪に係る行為に出たか捜査が開始されたのであって,その結果,P2の提出した有価証券報告書の虚偽内容が判明したである。そして,それまで上昇の一途をたどっていたP2株式株価が急落したのであり,まさに原判決の「本件発覚後,株価が急落し,」のとおりである。所論が,関連して,P2が,多くの優良企業連結子会社としていたとか,潤沢な資金を保有し財務状況には何ら問題はなかったなどというが,このような事情と本件株価下落とは関係のないことである。結局,所論の〔3〕は理由がない。

 次に,所論の〔4〕は,原判決が「量刑の理由」の項において,「企業会計が十分整備されていない投資事業組合を悪用し,会計処理を潜脱したものであり,正に,脱法を企図したことは明らかである」と説示している点に関して,本件当時は,投資事業組合において出資元の株式が含まれる場合における株式売却益に基づく配当金の計上方法について統一的な方法が確立しておらず,企業会計の実務においても明確な指針は存在しなかったのであるから,「会計処理を潜脱」等というのは当たらないという。

 しかし,自社株式は,親会社のものを含めて,その処分差益は「その他資本剰余金」に計上するとの確立した会計基準があったのであり,原判決の説示意図は,実務において,投資事業組合を介在させて悪用するような事例を想定しておらず,悪用防止のための会計基準とか指針が確立していなかった状況下で,原判示第2の犯行はその点に着目して,まさに悪用されたというものである。このことは,原判決の「本件犯行は,資本勘定とすべきものを損益勘定にしたという単に会計処理の是非のみが問題となる事案ではなく」との引き続く説示により明らかであるしたがって,また,所論が,関連して,被告人が「投資事業組合から配当金をP2の連結決算において損益勘定に計上してはいけないとの認識を有する契機がないまま」とか,「P2の連結決算において売上計上が許されないものであると当然に認識できるものではない」などと主張する。しかし,本件では,投資事業組合独立した存在を否定すべきであり,そこから配当金という概念無意味であり,主張自体失当である。この点はさておくとしても,上記のような認識があったからこそ,組合を複雑に介在させたといい得るのであって,指摘の点は量刑判断においても理由がないのである。結局,所論の〔4〕は理由がないことに帰する。

 次に,所論の〔5〕は,原判決が「量刑の理由」の項において,「本件各犯行は,被告人が,P2の平成16年9月期の連結経常利益の予想値について,前年度の実績値である13億円を上回る20億円として公表することを強く希望し,さらに,同予想値を30億円,50億円と上方修正させ,その達成を推進してきた結果にほかならない」と説示している点に関して,予算策定より前の時点において,P27やP32の買収に際して投資事業組合を使ったP2株式の売却というスキームはあったのであるから,業績予想値の上方修正は,株式交換により発行されるP2株式の売却益が生じたことの結果にすぎず,業績予想値を上げることを達成するために株式交換を行ったものではないと主張する。

 しかし,この主張は,検察官答弁書において指摘するとおり,被告人がP2株式の売却益を連結上の売上げ・利益に計上することができないことを認識していなかったとの前提に立つものであって,この前提が間違いであることは上記のとおりである被告人は,本来計上の許されないP2株式の売却益を連結計上することにより,業績予想値を高くして更に上方修正させたのである。所論の〔5〕は理由がない。

 また,所論の〔6〕は,原判決が「量刑の理由」の項において,「被告人は,(中略)結果的に,本件犯行による利益を享受しているといえる。現に,被告人は,平成17年にP2株式約4000万株を売却して約140億円の資金を得ているというのであり,(中略)これを量刑上看過することはできない」との説示に関して,被告人が自ら保有していたP2株式を売却して得た資金は,本件とは無関係であり,量刑不利益考慮すべきでないというのであり,加えて,被告人自己の保有株式を売却した平成17年6月27日は原判示第2の有価証券報告書提出から約7か月後であって,提出日前営業日終値は371円であったのに,それ以下の357円で売却しているなどという。

 しかし,P2の大株主であった被告人は,本件犯行に至るまでに株式時価総額を増大させ,ひいては自己保有株式資産価値を増大させていたのであり,そして売却により多額の資金を得ていることは事実であるから,原判決はこの事実をとらえ,「結果的に,本件犯行による利益を享受しているといえる」とし,「量刑上看過することはできない」と説示しているにすぎないもので,是認できる。売却時期とか売却値を格別問題としている訳ではない。所論の〔6〕は理由がない。

 最後に,所論の〔7〕は,原判示第1のP3の適時開示及び四半期開示について,原判決が「量刑の理由」の項において,「その利欲的な動機は強く非難されるべきである」と説示している点に関し,東証の規則により公表事項とされていたものであって,積極的に株価を押し上げようという意図があったものではなく,同種事案と比べて悪質ではないと反論するものである

 しかし,株式交換によるP5社の買収は,それによりP4ファイナンスが取得したP3株式を売却して利益を得,さらには,P4ファイナンス親会社であるP2に連結売上計上することによって利益を得ようとの企てであったこと,その際P5社の企業価値を過大に評価してより多くのP3株式を取得しようとの目論見があったことも明らかである

 また,株式交換による企業の買収やその企業の業績が好調である旨を公表することが株価上昇に影響することは明らかであるから,実際に株価が上がった否かに関係なく,株価を押し上げようという意図があったことも否定できない。したがって,投資保護という企業情報の開示制度趣旨考慮すれば,その虚偽性はそのまま悪質性に通じるというべきである。所論の〔7〕は理由がない。

 その他所論が原判決量刑理由について論難する諸点を十分検討してみても,是正すべきような誤りはないというべきである

 そうすると,被告人が,P2・グループのすべての役職を辞したこと,マスコミ等で本事件が社会的に大きく取上げられ,厳しい非難にさらされるなど,一定程度の社会的制裁を受けていること,前科前歴がないこと等,被告人のために斟酌すべき事情を最大限に考慮しても,本件が執行猶予に付すべき事案とまではいい難く,被告人懲役2年6月の実刑に処した判決量刑は,その刑期の点においてもやむを得ないものであって,これが重すぎて不当であるはいえない。論旨は理由がない。

(中略)

平成20年8月5日

東京高等裁判所第12刑事部

裁判長裁判官 長岡哲次 裁判官 姉川博之  Permalink | 記事への反応(1) | 23:58

2011-04-09

日本復興への課題(1/3)

以下は、私がmixiの「友人まで公開」日記に載せたものが元になっています。読みづらい箇所や語調の不統一などもあるかと思いますが、最後まで読んでくださると有り難いです。

妄動する英雄主義者たち

ソーシャルメディアの弊害

2011年3月11日東北関東大地震発生。ソーシャルメディアブログからSNS、そしてツイッターなどマイクロブログと一般に広がっていきました。今回の大震災、特に福島原発事故での情報においてツイッターの果たした役割はどうだったでしょうか。本来は正確で偏りのない一次情報が期待されるソーシャルメディアなのですが、実際には超強力な

デマ拡散装置

として機能してしまったのです。911の時は正確な一次情報を伝達したソーシャルメディアが、311ではそうなりませんでした。それどころか、従来マスメディアと同様に嘘、偽り、大げさ、憶測に基づいた情報が即座に、それこそ秒単位で拡散し、人々を不当な恐怖に陥れたのです。

極めて鋭い分析。震災発生から10日後の記事ながら、以後その通りに事態は推移している。

ネット上でウワサがはびこるのは、現状が正確に伝わっていないことが一番の原因のようだ。直接足を踏み入れると、ネット上の情報とは大きく乖離(かいり)した現実があった。

有力者たちの妄動

顕著なのは次の一例。

片山善博総務相は3日のNHKの番組で、東日本大震災日本赤十字社に届いている義援金被災地への分配について「政府で何らかの目安をつくり、早めに配れるような基準を示したい」と述べた。日赤と関係自治体間では調整に時間がかかるため、異例ながら政府が差配することになった。片山氏は「本来は自主的に民間団体や関係県で配分額を決めるのが一番よい。政府の介入はできるだけ避けたい」と述べながらも、「青森県から千葉県に至る被害があり、(当事者間で)どう配分するかは非常に難しく、うまくいかないようだ」と指摘した

本来は赤十字と各県の当事者協議し分配すべきだが、被害地域が余りに広汎なのでそれでは時間が掛かる、だから政府が分配に介入する、というもの。義捐金がなるべく早く分配されるようにするための、被災地のための措置だ。しかし、これを影響力のあるバカが曲解し、曲解が拡散した

56万人のフォロワーを有する宇多田ヒカルのこのツイートを、100+人(数万人!?)がリツイートし、数十万人の目に触れた。そしてこれをネットメディアまでもが取り上げ記事にした

ここまで拡大すると、バカの連鎖はもう断ち切りようがない。そして、フォロワー100万人を有する孫正義の発言はより有害だった。

100億円の寄付は立派だったが、これは最低だ。自分が影響力ある素人であることを自覚せず国民を煽動するのは、百害あって一利ない。素人感覚の政策提言が如何に危険かを、国民はこの1年半で民主党から学ばなかったのだろうか。

自分の頭で考えることなく、音楽家原発に反対することが使命だと勘違いしている、最も滑稽な例。

上杉隆の愚行

追求のための追及

現在も盛大に進行中の流言飛語は壮大な共同犯罪であり、誰か一人の主犯を特定することは出来ない。しかし、少なくとも最大の元凶の一人は間違いなく上杉隆だ。

27日の東電記者会見で、3号炉についての資料が配られたときに、私はプルトニウムについて書かれていなかったので、おかしいなと思い「3号炉でプルトニウムについて検出されていないというのは本当ですか?どのくらいの期間、検出されていないのですか?」と聞いてみました東電は「検出されてない」と回答したので、「もしかして検出していないんじゃなくて、測ってないのではないですか?」と確認したところ、うわっとなって、結局、測っていないのでもなくて、そもそも計測機を持っていないということがわかったのです。

記者会見では、何でプルトニウムについての記載がないのかを東電広報担当者記憶していなくて、咄嗟に「検出されてない」と答えてしまったが、よくよく調べたら計測していなかったということだろう。嘘と言えば嘘かも知れないが、大した問題ではない。

東電の社長はどこにいったのか?ということですね。〔…〕会見では嘘をついていたんですよね。前々から入院という噂は出ていましたが、実は過労で休んでいた。今度は、それを入院と偽っているという。全部、ウソ。これらが象徴的ですね。

社長の所在がそこまで大問題だろうか。

数日前の深夜、Ustream東電記者会見生中継を見たが、完全に糾弾と吊るし上げの場になっていた。記者たちはネチネチと追及し、東電は平謝りという構図。東電戦場にいるようなものなのだから、資料の記載漏れとかその場でパッと答えられないこととかは、幾らでもあるだろう。それをああも糾弾されたら、東電が極めて臆病になっても無理はない。臆病になればついついその場凌ぎの受け答えに逃げたくもなる。上記の2つの事例については、そういった背景も考慮すべきだろう。

海外メディアの盲信

地震が起きた後のその早い段階で、政府メディアは「安心、安心」と言っていましたが、私は、2日目にメルトダウン可能性がある、と言いました。なぜならば、当時ニューヨークタイムズワシントンポストメルトダウン可能性があると書いていたし、フランス新聞社イギリスのBBCもそう言っていた。だからメルトダウン可能性もあるから最悪の事態を想定して対応するべきだと言った。

今回、海外メディアがどれほどデタラメだったかは以下の記事を参照。

次の記事はまとも。ただし画像は不快。

閑話休題上杉批判の続き。

避難地域も指定していなかったから、30kmまで広げるべきだと言った。実際に、大丈夫だったら、範囲を戻していけばいい。しかし、政府は逆をやっている。だから、これはおかしいからやめた方がいい、と言い続けた。

避難指示には効果と弊害があるため、避難区域の設定には慎重でなければならない。住民の健康被害を予防するためにやや広く設定すべきだが、余りに広く設定し避難する必要のない人まで避難させると、徒に不安を煽るだけでなく農工商などの経済活動に打撃を与えることにもなる。

リスク管理イエスかノーかでやっちゃいけない。絶対安全を求めると、むしろ全体のリスクが増大することがある。一つのリスクを減らそうとすると、別のリスクが出てくる。だから異種のリスク定量的に評価して、その間のバランスを、ほどほどのところに求めるってのが、リスクベネフィットの考え方なんだよね。

避難範囲の設定

それでも結局、避難区域が、2kmから3kmになり10kmになり20kmになり、そして30kmになった。アメリカは50マイル=80kmの避難指示を出しているのに、日本人は今のままで大丈夫だと言う。この件については、一週間前に、一度、枝野長官に質問したんです。「日本では避難区域が30kmですが、他の国は80kmと言っています。これでは30km~80kmに住んでいる日本人不安になるんじゃないですか。私は日本政府を信じたいから、今、オバマ大統領が会見で80km避難指示を出しているけれど、もし自分たちの判断が正しいと思うのであれば、アメリカ政府に抗議をしてください。日本政府として。そうじゃなかったらおかしいでしょ?」と。すると、枝野長官は「日本の評価と世界の評価は違います」と言ったんです。私は「そんなはずはないでしょう、原子力で(苦笑)」と。

福島第一原発事故に伴い、米政府原発から半径80キロ圏内に住む米国人避難勧告を出した根拠は放射線量などの実測データに基づくものではないことがわかった。勧告の根拠となった米原子力規制委員会(NRC)の勧告は、仮想の事故シナリオによるものだったという。NRC幹部が7日、外部の専門家で構成される委員会で語った。

先月16日に出されたアメリカ政府による80キロの退避勧告は、日本政府が出した20キロから30キロという退避勧告とは大きく違ったことから多くの疑念や不安を呼びました

Japan's 12-mile evacuation policy appears "sufficient to minimize public-health impacts," based on available data concerning radiation and dispersal, Mr. Kerekes said.

Rep. Ed Whitfield (R., Ky.), chair of the House Energy and Power Subcommittee, told Dow Jones Newswires that "Japan had the expertise to deal with this issue and they had the scientists who understood nuclear energy," but added that the U.S. has "a right to be involved to protect American citizens and do what we want to do."

原発の80km圏内からアメリカ人全員避難したとしても、日本及び地域経済への打撃はないに等しい。また、たとえあったとしても、他国の経済のために自国民を(極めて低いとはいえ)危険に曝すわけがない。自国たる日本と他国たるアメリカとで避難区域の設定に相違が生じるのは当然だろう。

またその翌週に「間違っていたじゃないですか。30km以上の範囲でも放射性物質は観測されているし、東京放射性物質は絶対に来ないと言ったのに来てるじゃないか。政治は結果責任から、それはきちんと謝るべきだ。訂正しろ」と言ったら、「そんなことはない」と言う。さらに「30kmどころか40kmポストでも出ているじゃないか。ちゃんと訂正しろ」と言ったら「ちゃんとペーパー(書面)で出してください」と言われた。

「30km圏外でも放射性物質が観測された」と「30km圏外でも健康に直ちに影響を及ぼすほどの放射性物質が観測された」は全然違う。そんなことを言ったら、福島原発事故による放射性物質海外でも観測されている。

正気を取り戻せ

加速する不安肥大する陰謀論

結局、政府東京電力に都合のいい情報を入れている、というのが一番危険な状況。最初から「最悪の事態もあり得ますよ」と言っている人はメディアには出られない。ただ、可能性を言っているだけなのに、そういう状態は異常です。

戦慄するほどの陰謀論だ。

これでは、その〔3月21日4時…引用者註〕直前に福島原発で何かが起こったと考えない方がよほど不自然です。

東京電力だけがいろいろと隠し事をしているわけではないようにも思えます。保安院政府も結託して、我々一般国民にさまざまなデータ隠しをしようとしているように思えてならないことが多いのですが、こと放射線に関しては測定器が広く行き渡っていることもありますし、積極的に自ら集めたデータを公開する科学者もどんどん増えてきている昨今ですので、どんなに隠してもほとんどのことは数時間から遅くとも数日のうちには暴かれてしまいます。ここは姑息(こそく)な隠し立てをすることなく、すべてのデータを迅速に公開し、国民が一致団結してことに臨むというのが唯一の正しい対処方だと思います。早速、明日の朝から姿勢を変えていただきたく思います。

しかし、この記事でデータが利用されている東大教授の早野龍五(前回の日記でも登場)は、「3/15朝から現在に至るまで、原発から大気への大量放出は起きていない」と断言している。

また、早野はこうも呟いている。

データを見る.あれこれ見る.いろんな人が測ったデータを多角的に見る.すべてを統一的に騙すようにデータ捏造することなんて出来ません.しっかり見ていれば,嘘があったとしても,いずれバレます.)

一見するとガジェット通信の論調と同じだ。しかしここ数日の文脈からして、早野は恐らく「データの完全偽装なんて無理なんだから、懐疑精神は大事だけど、そんなに疑心暗鬼にならなくても大丈夫」ということが言いたかったように思われる。

ちなみに、早野の一連の呟きは-Togetter - 「@hayano 氏による連続tweet - 福島で 3/15に何が起きたか?」に纏められている。

この独自措置の根拠になったと思われるのが、次の記事。-グリーンピースも似たような提言をしているが、ここまで断言していない。

東京電力福島第1原発事故で、高濃度の放射性物質が土壌などから確認された福島県飯館村の汚染レベルが、チェルノブイリ原発事故による強制移住レベルを超えているとの試算を、京都大原子炉実験所の今中哲二助教(原子炉工学)がまとめた。

福島第1原発の北西にある福島県飯舘村の一部の地域では、屋外にいると約3カ月で推計最大95ミリシーベルトの被曝(ひばく)線量になり、避難や屋内退避が必要だとする調査結果今中哲二京都大原子炉実験所助教(原子力工学)らがまとめた。

福島第一原発事故により土壌が汚染された影響で、原発から30キロ圏外の福島県飯舘村では爆発から3カ月後も、最高地点では平常時の約400倍の放射線が出続ける可能性のあることが、京都大や広島大などのチームによる現地調査で分かった。この3カ月間の放射線の積算量は、国が避難の目安として検討中の年間20ミリシーベルトを超える値だ。国などの測定でも、汚染は30キロ圏内外で確認されており、今回の調査で汚染地域が不規則に広がっている実態が改めて浮かび上がった。

京都大原子炉実験所の今中哲二助教(原子力工学)や広島大の遠藤暁准教授放射線物理学)らは3月下旬に飯舘村を訪問。村内5カ所で深さ5センチの土を採取し、セシウム137などの濃度を分析した。調査地点は全て30キロ圏外で、道路沿いの集落を選んだ。

すべて京大助教の今中哲二の調査。この今中なる人物、どうも胡散臭い。-J-GLOBALの研究者情報によると、1950年9月生まれの60歳。理系業界には疎いので断言は出来ないが、途中どこかの企業で研究していた形跡もなく、60歳の助教でさしたる研究業績なしというのは研究者としての実力をかなり疑わせる。また、原子力安全研究グループHPでは、今中の主要業績として『反原発新聞』への寄稿を紹介していることなからも分かるように、明らかな反原発論者。今週末にも「周辺住民の避難拡大!脱原発への転換を!4・9緊急大阪集会」で講演したという。

つまりどこをどう見ても、政府やその他多くの研究者よりも公正で信頼できる情報を提供できる人物とは思われない。問題は、こんな人物の情報が政府発表よりも説得力を持ってしまっているということにある。

異常性バイアス

震災以来、複数のメディアコメントしている東京女子大教授広瀬弘忠は、去年5月に興味深い解説をしている。

現代人は今、危険の少ない社会で生活している。安全だから、危険を感じすぎると、日常生活に支障が出てしまう。だから、危険を感知する能力を下げようとする適応機能が働く。これまでの経験から大丈夫だ」と思ってしまいがちだ。これが「正常性バイアス」と呼ばれるものだ。強い正常性バイアスのために、現代人は今、本当に危険な状態でも「危険だ」と思えない。チリ大地震の津波が押し寄せているのに、見ているだけで逃げない人の映像が日本でも流れた。強力な正常性バイアスの例と言える。

この解説そのものに異論はない。しかし、上記の文章は次のように書き換えることもできる。

日本人は今、1ヶ月前に比べて危険の多い社会で生活している。危険だから、安全を感じすぎると、日常生活に支障が出るかも知れない。だから、危険を感知する能力を上げようとする適応機能が働く。この1ヶ月間の経験から大丈夫じゃない」と思ってしまいがちだ。これが「異常性バイアス」とでも呼ぶべきものだ。強い異常性バイアスのために、現代人は今、本当に安全な状態でも「安全だ」と思えない。被災地以外では食料が不足していないのに、不安のあまり買い込んでしまう人の映像が日本中に流れた。強力な異常性バイアスの例と言える。」

このように、現在の日本では「正常性バイアス」と逆の「異常性バイアス」が作用しているように思われてならない。広瀬は「正常性バイアス」にしか言及していないため、あたかも人は安全を感じ過ぎることはあっても危険を感じ過ぎることはないかのようになっているが、そんなことはないだろう。「正常性バイアス」にせよ「異常性バイアス」にせよ、人が周囲の状況に惑わされ判断を誤ってしまうことでは同じだ。そのことは広瀬も認めている。

東京女子大広瀬弘忠教授(災害・リスク心理学)は「大地震が起こると、被災地より周辺でデマや流言は起きやすい。『この先どうなるか分からない』という不安に支配されている」と分析する。

東京女子大学広瀬弘忠教授(災害・リスク心理学)は「被災地で厳しい状況に置かれており、普段から抱いている不安や恐怖が流言として表れている。メールインターネットの普及で流言が広域に拡大するようになった。行政は一つ一つの事実を伝えることが大切で、個人は情報の発信元を確かめ、不確実な情報を他人に流さないことが必要だ」と指摘する。

情報過多の弊害

ガジェット通信は先日、後述する日本気象学会理事長コメントをこう批判した

かにでたらめな情報は困りますが、まったく情報が出てこない状態というのも困ります。理事長メッセージから想像するに信頼できる気象観測データの収集が難しい状態なのかもしれません。しかし、放射性物質による汚染に関しては「今、どのような状態にあるのか」「これからどのようになるのか」についてしかるべき情報が示されないと、いつまでも不安が拭い去れないのではないでしょうか。また、情報公開できないのであれば、何故公開できないのか教えて欲しい。その「公開できない理由そのもの」もひとつの大事な情報です。「一般に伝わらない」ところでは、議論がおこなわれているのでしょうが、その議論の過程だけでも公開してもらえれば、安心につながるのではないかと思います。

ガジェット通信に限らず、現在日本の至るところで見られる意見だ。「政府東電はより多くの情報を公表すべきだ」と。しかしここには、人は与えられる情報が多ければ多いほど正しい判断が出来る、という大いなる幻想がある。

被災者でなくとも、人が情報の収集と分析に用いることの出来る時間や手段は限られている。また、たとえ時間と手段があったとしても、その情報が正しく信頼できるかを判断するには専門の知識と訓練が必要だ。情報を収集分析するための知識も訓練も時間も手段も乏しい大多数の人が、正しい判断を下すことは極めて難しく、何も決断しないどころか周囲の状況に惑わされ判断を誤ってしまう。

与えられた情報が多過ぎると正しくない情報と正しい情報を仕分けするのが大変です。

冷静に。正確に必要な情報を手に入れて正しい行動をとって頂きたいと切に願います。

つまり、過剰な情報が「異常性バイアス」を強化し、不安デマを拡大させてしまう。より多くの情報公開不安デマを解消する、という通念は全くの幻想だ。

http://anond.hatelabo.jp/20110409170039へ続く)

2011-01-28

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110128/trl11012822390062-n1.htm

日本には自由も民主主義もない」原告教諭、逆転敗訴に涙

 逆転敗訴した原告弁護団は28日午後の会見で、口々に裁判所への不満を漏らした

 「極めて不当な判決で、到底許し難い。速やかに手続きをして、最高裁の判断を仰ぎたい」。加藤文也弁護士は会見の冒頭、上告方針を明らかにした

 加藤弁護士は、日の丸君が代国旗国歌であることは慣習法として確立していたとの判決の指摘については「定着していることと、強制することは次元の違う話」と反論した

 会見場の壁一面には1審勝訴を報じた新聞記事の拡大コピーが張られていたが、教諭弁護士らは一様に固い表情。都立高校国語を教える川村佐和教諭は「こんな判決を出すなんて裁判所って本当にひどい」と涙を流し、「日本には自由も民主主義もないのか」とも話した

 都立高校片山むぎほ元教諭(61)も「裁判長の判断は全く理解できない。私は生徒に『あきらめるな』と教えてきた。これからも、理不尽をやめさせるために闘っていきたい」と語った。

まだやってたのね、この人達

日本には自由も民主主義もないのか」とも話した

仮にそうだとしたらこの人らとっくに塀の中でしょ。

2010-08-21

障害者の名目でガタガタいうんじゃない

相変わらず新聞の読者欄にはネゴトが多い。今日朝日片山幸子とかいう莫迦の投書は実に愚かだ。

車椅子の祖母を連れて回転寿司に行った。テーブル席を希望したら混んでもいないのに一番奥の席が案内される。介助で行き来するのも大変だったし、災害でもあったら避難も大変だ。店はもっと客の安心を考えて欲しい…

正直頭がおかしいとしか思えない。

なんでテーブル席希望は出せて入り口付近の席希望は言えないのか。「入り口だとじろじろ見られるので奥にして欲しい」とか「入り口はなにかとばたばたしてるから奥にしてくれ」という障害者だっているだろう。

というより、そもそも「希望を出す」という語りかけを障害者サイドがやめてどうするのか。現在障害者社会で個々問題にあたったときどう考えるのか、がおおむね認知されているというのならともかく、実際そうなってない以上、障害者ならではの要求をみんなが察することなど不可能だ。そして健常者と障害者平等に思えば思うほど扱いも分け隔てなくするほかない。障害者だからと特別扱いするのが常に通るのなら店もそうするだろうが、実際はそうも行かないはずだ。そこで彼らが語りかけを止めてしまえば、障害者の声はいつまで経っても認識されない。

常に理解を求め続けろ、語りかけろ、それが障害者の務めだ、というのではない。特別にテーブル席に着きたければそのときはそう言え、特別に手前の席がいいならそのときはそう言え、というだけのことだ。マックピクルスを抜くのと大差はない。

2010-07-13

2007参院選挙区得票順

当選梅村 聡大阪民主1281502
当選大河原 雅子東京民主1087743
当選辻 泰弘兵庫民主1086682
当選小川 勝也北海道民主1018597
当選牧山 弘恵神奈川民主1010866
当選岩本福岡民主1003170
当選小林神奈川自民895752
当選大塚 耕平愛知民主880856
当選鴻池 祥肇兵庫自民860568
当選白浜 一良大阪公明836903
当選榛葉 賀津也静岡民主823184
当選山口 那津男東京公明794936
当選松山 政司福岡自民791152
当選水戸 将史神奈川民主781533
当選鈴木東京民主780662
当選伊達 忠一北海道自民757463
当選行田 邦子埼玉民主745517
当選鈴木 政二愛知自民734153
当選谷川 秀善大阪自民732175
当選谷岡 郁子愛知民主720777
落選松 あきら神奈川公明691842
当選丸川 珠代東京自民691367
当選古川 俊治埼玉自民684270
当選川田 龍平東京無所属683629
当選長浜 博行千葉民主666241
当選山根 隆治埼玉民主665063
落選保坂 三蔵東京自民651484
落選高野 博師埼玉公明623723
落選多原 香里北海道無所属621497
落選山本愛知公明587268
落選宮本 岳志大阪共産585620
当選佐藤 公治広島民主570823
落選田村 智子東京共産554104
当選牧野 京夫静岡自民549375
当選岡崎 トミ子宮城民主549183
当選石井 準一千葉自民541701
当選藤田 幸久茨城民主540174
当選羽田 雄一郎長野民主538690
当選山本 一太群馬自民530114
当選高橋 千秋三重民主527935
当選金子 恵美福島民主503423
当選松井 孝治京都民主501979
当選谷 博之栃木民主484900
当選加賀谷 健千葉民主477402
当選藤井 孝男岐阜無所属466008
当選姫井 由美子岡山民主451185
当選平田 健二岐阜民主445489
当選松野 信夫熊本民主440742
当選平野 達男岩手民主437814
落選三浦 一水熊本自民432686
当選長谷川 大紋茨城自民427297
当選林 芳正山口自民419947
落選片山 虎之助岡山自民403783
当選塚田 一郎新潟自民403497
当選加治屋 義人鹿児島自民402541
落選皆吉 稲生鹿児島民主399877
当選溝手 顕正広島自民389881
落選白須賀 貴樹千葉自民387395
落選畑野 君枝神奈川共産385619
当選友近 聡朗愛媛無所属378813
当選糸数 慶子沖縄無所属376460
落選国井 正幸栃木自民372930
当選雅子福島自民372857
当選舟山 康江山形民主371071
当選西田 昌司京都自民362274
当選中村 哲治奈良民主359584
当選愛知 治郎宮城自民359099
当選大久保 潔重長崎民主352953
当選裕子新潟民主355901
落選黒岩 宇洋新潟民主344424
落選小嶺 忠敏長崎自民331147
当選徳永 久志滋賀民主325365
当選松浦 大悟秋田無所属319631

得票順なら落選

当選平山 幸司青森民主305642
当選吉田 博美長野自民301635
当選森田富山民主推薦無所属291714
当選一川 保夫石川民主272366
当選植松 恵美子香川民主257548
当選世耕 弘成和歌山自民256577
当選米長 晴信山梨民主242586
当選亀井 亜紀子島根国民217707
当選中谷 智司徳島民主206457
当選川崎佐賀民主210452
当選礒崎 陽輔大分自民199523
当選外山 斎宮崎民主推薦無所属196685
当選松村 龍二福井自民193617
当選川上 義博鳥取民主168380
当選武内 則男高知民主166220

民主 2増9減

民主推薦無所属 1増2減 

国民新党 1減

自民 6増3減

公明 3増

共産 3増

2009-12-25

I left a woman to die on Everest

この間の富士山遭難事故について。3人で登って1人だけ生還した。

それが想像できない立場にいる人からは、彼らがどんな状況に置かれていたのかを、想像することも、理解することも出来ないのだろうと思う。

もちろん、片山さんが悪いわけじゃない。彼は、生き残れる力はあったが、助ける力はなかった。単にそれだけだ。

例えば、踏み切りで脚をとられた人がいたとして、どの瞬間まで人は助けに出るだろう?

それが知り合いだった場合、どれだけの決断が必要なんだろう。責めないで欲しい。


今回の事故で思い出した記事がある。

標高の高い山で遭難に遭うと、死体は地に帰らない。ずっと、永遠にそこにある。

世界最高峰エベレストには50年間で3800人以上が登頂し、200人以上の方々が亡くなっている。

死体は、回収されるまでそのままにある。登山者たちはその死体を横目に登頂を目指す。

Everest + body」で検索してみればいい。登山服を着た日焼けした死体に出会うだろう。

http://www.dailymail.co.uk/news/article-451798/Everest-climber-returns-mountain-bury-woman-forced-abandon-9-years-ago.html

1998年、イアンはエベレスト登頂を目指していた。

頂上まで背負える空気ボンベは1本。約1時間分のエアになる。

急いで登らないと登頂はおろかキャンプまで下山することもできない。

"Please don't leave me."

8000m付近で遭難して動けなくなっている女性がいた。彼女自分がここで死ぬことを知っているようだった。

イアンは、登頂を諦めて空気がなくなるまでのあいだ、彼女の傍にいてからキャンプに戻った。

それは、彼女最後の言葉となった。

人は死んだら、ただの物体になる。Manとbodyは類義語ではない。生命が抜け落ちている。

それからずっと、イアンは彼女のことを忘れることができなかった。

2007年彼女を引き取りに行くまでの間、彼女の体は、9年間もの間、登山道の傍で置き去りとなって太陽の光りを浴びていた。


人間死体は、登山者にとってはとても運べる代物ではないのだ。

野口健エベレストゴミ回収を始めた時、それより死体回収をやって欲しいという声もあったそうだ。

特に、締める言葉は用意していない。

生きてリスクを冒せば、成功することもあれば、失敗することもある。その場を生き延びる人も、死ぬ人もいるけれども、100年後にはみんなゼロになってる。

わたしたちは限られた時間の中にいて、死ぬ前の時間を生きている。誰かと一緒にいて、どちらかが死んでしまったとしてもそれはあなたのせいじゃない。

ただ、悲しい出来事があったというだけだ。

危険なことは避けるべきだと思うかもしれない。でも、それは本人が決めるべきことで、他人が気を揉んでもしょうがない。

一回限りの人生だから、何をして生きるかは自分で決めたらいい。だけど、できそうなことに挑戦していくしかないんじゃないかな。

2009-10-29

http://anond.hatelabo.jp/20091029101450

http://japan.cnet.com/column/mori/story/0,2000055916,20357191-2,00.htm

上記の中で

 シャープ片山社長が、提携以上の話にはならないのかという質問に対して「われわれの業界はそんなに(買収の話を詰めるほど)時間的余裕のない競争環境の中にある」というような旨の答えをしていた

という状態だから押して知るべしかもね。

2009-08-01

金田伊功を送る会

金田伊功を送る会

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去る7月21日、心筋こうそくのため死去した金田伊功(かなだ・よしのり)を送る会が開催されます。日本のほとんどの(著名な)アニメーション関係者が参加する予定です。 故人の活躍の幅広さと功績の大きさを実感できる催しにしたいと思います。 業界関係者だけでなく、一般の方の参加も歓迎いたします。

2009年8月30日(日曜日

開場=18:30 開式=19:00~21:00

入場無料 ※但し、入場券(座席指定)が必要です。

会場 杉並公会堂大ホール 定員1,200名

JR中央線地下鉄丸の内線[荻窪駅]北口5分

入場券(座席指定)が必要です。当日は配布いたしません。

参加ご希望の方は下記よりお申し込みください。

締め切りました。

会場には消防法により規制される定員がございます。定員に達し次第、参加を締め切ります。

参加資格は特にありませんが、お子様、特に5歳未満の幼児は入場をご遠慮下さい。

駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。

締切り:定員になりしだい締切ります

発送:8月24日すぎに到着するように入場券を発送いたします。

当日の催し:関係者によるスピーチ、代表作の上映などが予定されています。

平服でご来場ください。アニメーターのふだんの格好で良いという意味です。短パン、Tシャツでも良いのでは。アロハどうでしょうかねえ。もちろん弔意を表すスーツ姿でもけっこうです。

主催:有志一同 共催:アニメーション制作各社一同 事務局:アニドウ

協力:日本アニメーター・演出協会、他

ご質問はなるべくメールでお寄せください。

入場券の申し込みはメールでは受け付けられません。

発起人 ※順不同/敬称略 7/31更新

野田卓雄(アニメーター作画監督

荒木伸吾アニメーター作画監督

りんたろうアニメーション映画監督

内山正幸(アニメーター作画監督)

貞光紳也(アニメーション映画監督

飯島正勝(アニメーション映画監督

鍋島修アニメーターアニメーション映画監督

長崎重信(アニメーター作画監督

松原京子アニメーター

高橋朝雄(アニメーター

山下将仁(アニメーター作画監督

越智一裕アニメーターアニメーション映画監督

亀垣一(アニメーターアニメーション映画監督

平山智アニメーター作画監督

本橋秀之アニメーター作画監督

佐藤千春(アニメーターアニメーション映画監督

渡部圭祐(アニメーター作画監督

いのまたむつみアニメーター作画監督イラストレーター

湯山邦彦 (アニメーション映画監督)

羽原信義アニメーターアニメーション映画監督

わたなべひろしアニメーターアニメーション映画監督

高林久弥(日本アニメーター・演出協会世話人)

河口俊夫(アニメーター作画監督

佐野浩敏 (アニメーター作画監督)

今石洋之アニメーターアニメーション映画監督)

黒沢守(スクウェア・エニックス・コンテ班)

上妻晋作(スクウェア・エニックス・コンテ班)

大張正己アニメーターアニメーション映画監督

片山一良 (アニメーション映画監督

阿蒜晃士 (アニメーター作画監督・演出)

結城信輝 (アニメーターイラストレーター

大塚康生アニメーター作画監督

宮崎駿アニメーション映画監督

高畑勲アニメーション映画監督

富野由悠季アニメーション映画監督

芦田豊雄日本アニメーター・演出協会 代表)

宇田川一彦(日本アニメーター・演出協会 副代表

高橋良輔アニメーション映画監督

川和之 (アニメーション演出家

福冨博 (アニメーション演出家

本多敏行 (アニメーター作画監督

山口泰弘 (アニメーター作画監督

才田俊次(アニメーター作画監督

森本晃司アニメーターアニメーション映画監督

松浦錠平 (アニメーション演出家

丹内司アニメーター作画監督

山内昇寿郎(アニメーター作画監督

北島信幸(アニメーター作画監督

なかむらたかしアニメーター作画監督

庵野秀明アニメーション映画監督

飯田馬之介アニメーション映画監督

片渕須直アニメーション映画監督

高坂希太郎アニメーターアニメーション映画監督

佐藤好春(アニメーター作画監督

美樹本晴彦イラストレーター)

板野一郎アニメーション映画監督)

平野俊貴アニメーション映画監督)

石之博和 (アニメーター作画監督

本郷みつるアニメーション映画監督)

辻真先  (作家脚本家)

首藤剛志 (作家脚本家)

武上純希 (脚本家)

金春智子 (脚本家)

和田洋一スクウェア・エニックス代表取締役社長

高橋浩(東映アニメーション代表取締役社長

丸山正雄マッドハウスCCO)

鈴木敏夫スタジオジブリ代表取締役プロデューサー

布川郁司(ぴえろ代表取締役社長

松谷孝征(手塚プロダクション代表取締役社長

松元理人(トムス・エンタテインメント専務取締役

竹内孝次(テレコムアニメーション代表取締役社長

田中栄子(スタジオ4℃代表取締役社長

康晴コロムビアミュージックエンタテインメント代表執行役社長COO

佐藤俊彦プロダクション リード代表取締役会長

下地志直(ジーベック代表取締役社長

武田康廣ガイナックス取締役アニメーション製作部長

柄澤哲夫ゴンゾ執行役員社長CEO)

内田健二 (サンライズ代表取締役社長

井上伸一郎角川書店代表取締役社長

岩渕徹(徳間書店代表取締役社長

小黒祐一郎スタジオ代表取締役社長

氷川竜介アニメーション研究家・文筆業)

片山雅博多摩美術大学教授日本アニメーション協会理事)

安彦良和漫画家

村上隆アーティスト

友永和秀 (アニメーター作画監督

なみきたかしアニドウ会長・オープロダクション代表取締役

http://www.anido.com/html-j/kanada-j.html

2009-03-15

片山さつきwikipedia項目の写真が怖い

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%87%E5%B1%B1%E3%81%95%E3%81%A4%E3%81%8D

自称さっちゃん(49)、幾らなんでも公式サイト写真はお直ししすぎだと思うけどそれにしてもこの画像怖いよ。

新しいブログでは自称「さっちゃん」やめたのか。

40代後半にもなって自分のことを愛称呼びする感覚が理解できなかったんだけど過去ミス灯台ってちやほやされたのを引き摺ってたのかも、とも思う。

さっちゃんといえばファッションセンターしまむらに「靴下買いに来ました」と出没していたと1月の半ばに聞いた話。

遭遇した知り合いいわく「違和感のある顔」。華々しい来店の仕方だったらしい。

その妹さんいわく「あのおばさんすげえ勘違いじゃね?」「あの猫背が気になる」とのことで。

片山地元ではそんな好かれてないと思う。

今となっては当選したのが意味不明なほど小泉ムーブメントが大きかったのか。

城内もどうでもいい。斉木?元マスコミ関係者なんざしらん。

結論:静岡7区、だれが当選しようと悲惨。

2007-11-28

守屋次官みたいな官僚って

悟りきった顔してるよな

片山にしろ

やっぱ社会の隅々まで知ってるからかな

2007-09-04

http://anond.hatelabo.jp/20070904203348

文化放送アナウンサーだった片山竜二は,奥さんと一緒に風呂に入っているとき彼女の胸のシコリに気付いたそうだ。結局不幸にもそれは乳ガンで,それが原因で奥さんを亡くした彼は,真面目に「彼女ができたら毎日おっぱい揉んでチェックすべし。」を実践するようエッセイに書いていた。

2007-08-01

http://anond.hatelabo.jp/20070730060929

山本一太候補者がなぜ参議院選挙当選したか。

1.対抗馬に「民主党候補者がいなかった。

2.徹底的に自民党色をなくした。

3.TVタックルでの知名度があった。

この理由はどれもちょっと違うと思う。

対抗馬に民主党公認がいないところは他にもいくつもあったけど、自民が勝ったのは大分だけ。なぜ大分で勝てたかというと野党の候補が民主推薦、社民推薦、国民新党共産党と4つに分かれてたから。他の選挙区みたいに共産以外の野党が一人に絞ってれば楽に勝ててた。つまり民主公認候補がいなけりゃ勝てたとは到底いえない。

あと安倍首相ポスター使わなかったり、応援演説断ったところはいくつもある。他の候補だって馬鹿じゃないんだから、安倍にこられるほうがやばいことくらいわかる。わざわざ選挙中に美しい国批判する人までいたわけで。

落選した大物議員岡山片山タックルとかテレビにもよく出てたけど落ちてる。知名度があれば勝てるというわけでないのはタレント議員が昔みたいに大量得票できてないことからもわかるはず。岡山で落ちたのは造反組平沼が協力しなかったから。今まで自民鉄板なのに今回落としたところは郵政造反がいるところばかり。自民の地盤・組織が崩れたというより民主にとられたから今回の結果になったんだろう。群馬で勝てたのは造反がいなかったからかも。

たとえば、三重小野崎耕平という候補者

とても優秀で落選したのは残念であるが、彼は一貫として自民党色にこだわっていた。

三重を例に出すのは不適切でしょ。2001年小泉ブームのときですら民主が勝ってたところなんだから、山本のまねしてても落ちてたと思うよ。

白地に赤字の名前のタスキがあれば、民主党だと刷り込まれている。

名前の連呼とかすれた声があれば、頑張っていると思う。

国民新党なんて党は、新聞を読まない層はわからない。

握手すれば、応援したくなるのが人情

いくらなんでも山本民主党だと勘違いする有権者選挙結果を変えるほどたくさんいるとは思えないが。

それに連呼や握手ぐらい他の人でもやってること。これも選挙結果を変えてしまうほどの影響はないでしょ。

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