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はてなキーワード: 平積みとは

2017-11-22

うちの近所のイオンスーパーマーケットは、気に入っている銘柄味噌を置いてくれないので、普段から不満である

不味いトップヴァリュ味噌をずらっと並べるぐらいなら、あの味噌を一列でいいから置いてくれよいう思いはあるが、

元々、たまたま入ったアンテナショップ試食しておお美味い!とびっくりして、それ以来通販お取り寄せしているインディーズ味噌なので

イオンのような大手との間に流通経路を作るのも大変だろうし、おそらく何千銘柄もある味噌の中から何を陳列するのかは、

イオン戦略であり自由なので、大人しく通販お取り寄せ味噌をしている。

よく遊びに行く友人の家に向かう途中にでかいイオンモールがあって、手土産を買うのに立ち寄ることがある。

かいイオンモールには未来屋書店があり、買物のついでに棚を眺めることもあるが、

郊外モールにありがちの、過激なほどオープンな店構えと糞面白くも無さそうな平積みスペースを見ていると

「売れてそう」で「知性なさそう」ではあるが、私が欲しい本は見当たらない。

子の妖怪ウォッチブームが去って、そういえばと久しぶりに柳田國男でも読もうかなと思ったが、無かった。

でも、それは柳田國男発禁にしているわけでもなければ、私の欲しい本を買う権利をはく奪されていると思ったりはしない。

イオンに入っている書店は、ショッピングモールという構造18禁用にスペースや動線を分けにくい。

子供の眼に入らないように動線を分けるとスペース効率が下がるからエロ本は置かない、という選択は、法令遵守観点から見て正しいと思う。

2017-10-29

誰か、ちゃんとした小説について教えてくれないか

俺は小説ほとんど読まない人なんだが、anond:20171029000811で語られているようなちゃんとした小説とは具体的にどういう作品のことを指しているのか教えてくれないだろうか

この間ノーベル賞とったイシグロさんとか、よく本屋平積みされて実写もヒットしてる池井戸潤湊かなえ作品がそれに当たるということでいいのかな?

で、それらがエロゲ漫画アニメとくらべてどの辺が優れてるのかもさらっとでいいか解説してくれるとうれしい

2017-10-18

anond:20171018103557

あれは「ひとは棚に並んだ既刊よりも平積み完全新刊を求める」という習性に乗っかった商売

本当は「Cの定番入門書2017」みたいに年次改定すりゃいいんだけどそうすると2016が売れなくなるだろ(技術書は3年くらい前の発行はよくある)


あとはまあ、初心者ほど「解説完璧IDE新版対応じゃないと戸惑う・不快に感じる」という面があるにはあるよ

毎年のように(下手すりゃ半年で)IDEメニューとかツール画面とかコロコロ変えるIDE頒布側にも問題はあるのだけどね


いちばんいいのがコマンドプロンプトでCの基礎を学ぼう、みたいなのなんだけど、黒い画面(あ、今は青い画面か)では売れない…

2017-10-03

オッパイアドバンテージ

書店平積みされている女性向けの「愛される秘訣」みたいな本あるじゃん

本命に選ばれる女性になる」とか「一生離したくないと思われる女性になる方法」とか。

あい文章書いたり人にアドバイスしたりして食ってる知り合いが何人かいるのよ。

かにモテる若いのはもちろん、それなりに年齢いってても男が切れない。

顔は平均並みから学年アイドルクラスまで。化粧上手で女子人気もある。

いい匂いするし、気配りできる。

ここまでならいるじゃん、モテモテクラスじゃなくても。

仕事にして稼いでる面子とそうじゃない面子の違いはオッパイ

モテモテ宣言して稼いでるメンバーは全員やや小柄でオッパイデカい。

オッパイ。すごいオッパイ

でも本やブログにはオッパイデカいですって書いてない。

気配りや駆け引きで、メイクや服の選び方が肝心だって書いてる。

何よりポジティブな心の持ちようが大切だって

でもオッパイすごいのよ。他を真似てもオッパイ真似られなかったら画龍点睛を欠くよ。

モテすぎで悩んだけど、どうしたら生きやすいか研究していまの自分がある」

っていう人も多い。

「つまりオッパイに引き寄せ得られる男のあしらいが上手くなったってこと?」

って思う。

オッパイ注目されるのが嫌でたまらない」からモテる方法教えます」へ。たぶんマジでこれ。

こういうこと?って聞いてみたいけど、セクハラか嫌味に取られるだろうから黙って増田に書いたよ。

すごいよ、オッパイアドバンテージが高すぎる。

2017-09-24

この週末、郊外書店に何軒か行く機会があったけど、

結構割合で、百田なんとかとかケント・ギルバートの本が平積みされてた。

中規模・小規模の店舗で、その割合で置いてるのは明らかに多いというレベルだった。

しかも、これは偶然かもしれないけど、だいたい児童書豊富書店だった。

もうゲンナリ。

こんな書店ばかりだと、潰れていってくれたほうが良いかも知れん。

2017-08-18

都内で大規模な書店行くけど

紀伊國屋書店とかジュンク堂とかブックファーストとかの大きめなとこよく行くけど、ヘイト本平積みになってるの見ないよ。

品揃え的には、そういったトンデモ本も置いててもいいはずだけどね。

百田はたまに見るけど、ケント・ギルバートとか沖縄にえさがなんたらなんて見ないなー。

広島からやっぱ都内より小規模なはずの書店平積みにしてるってのは、結構異常だよ。

2017-06-25

趣味なんてない

就活でも職場でも、「趣味はなんですか」と聞かれることが多い。

多いけども、毎度毎度答えに困る。

実際無趣味だ。友達もいないし、恋人いたことはない。

平積みの本を見て買って読んだり、入門書実践してみたりするが、趣味読書とするにはあまりライトすぎる。

神保町古書店に通ったりするほどでもないし、月に何十冊も読むほどのビブリオマニアでもない。別にレビュー書いたりもしない。

映画もよく見る。撮ったりはしないが、ああここから第2幕で、ここらがミッドポイントだな、とか思ったりはする。

だけど別に映画.comにレビュー書いたり、試写会に行ったりするほどでもない。人食べカエルとかメタルマンの人ほどの影響力もマニアックさもない。

なんというか、趣味といえば極めろ、部活は3年間続けろ、会社新卒で入ったら定年までとどまれ、みたいな「やり抜け思想」が強いな、と思う。

そもそも趣味なんてたかだか気晴らしだし、ましてや他人趣味に成果を求めていたりするのは高慢というか、何故そこまで強いるのか、その神経質さは何だ、と聞き返したくなる。

就活でもそうだ。

サークルだったらリーダーやるのが当然でしょ、という圧。

スポーツやってたら入賞くらいはしたんだろ、という圧。

それの趣味はうちの業務にどう結びつきますか、という意味不明な問い。(研究内容でも学科の内容でもなく!)

みんな他人趣味に期待しすぎだと思う。

別にたかだか気晴らしなのから、内容や取り組み方を聞いた所で人間性が見えたりはしないし、

「とりあえずやってみた」程度のことでも趣味と言ってもいいように思う。

思うけれど、やっぱり趣味と言うには自分のはライトだなぁ、俺は無趣味だな、と自分でも感じてしまうあたり、俺も変わらないんだなぁ。

2017-06-21

百田氏が自著の評判ツィートを熱心にリツィートしてる。「平積みじゃない、わかりにくいところに置いてる、在庫されてたけど店頭にない」など書店へのクレームも多数、そりゃな、ヘイト本からだよ。

2017-06-01

【再掲】■アマゾンの「バックオーダー発注廃止は、正味戦争の宣戦

元増田です。なぜか消えてしまってオダミツオさんとかに心配していただいているみたいなんで再掲します。

まあ、私が元増田かどうかも、どうでもいいじゃないですか。「CC BY 4.0」宣言しているんだし。

5/20の再掲が字数オーバーだったのかもしれませんし、捨てアドアカウントとられたのを、はてなさんが怒っているのかも。

とりあえずキャッシュからテキストを復元します。

結論

 アマゾンの「バックオーダー発注」廃止は、流通改善名目を借りた正味戦争の宣戦布告である。この戦争に敗北し、多くの出版社個別直接取引(e託)に応じてアマゾンのみに特恵条件を与えることは、破壊的な状況をもたらす。

 また、直接取引をしたところで流通改善するという保証はない。アマゾン依存度が上がるほどに、苛烈な「ご提案」に逆らえない状態となる。

 在庫ステータス管理の問題は、業界が抱えつづける課題ではあるが、このアマゾンの施策とはほぼ関係ない。

 長くなってしまったので、結論を先に書いた。これに納得できた人は、この先は読まなくてもいい。そうでない人、「僕と契約してe託出版社になってよ」と囁く声に揺れている人に向けてこれを書く。

 その提案書には、いくつもの重要な点が省かれているからだ。

取引正味の現状

 現在、出版業界の正味標準は以下のようになっている。

 出版社から取次への引渡 69%(-2~+10数%)

 取次から書店への引渡  77%(-5~+数%)

 一般に、老舗ほどよい条件を持っている。(大手がすごくいいというわけでもなく、特に正味が高いのは法学・医学などの高額専門書出版社である

 正味以外にも新興出版社は上記条件のほかに歩戻し(新刊委託手数料)を支払い、新刊の代金支払いは納入の7か月後、さらに3か月から1年の支払い保留を課されるケースもある。

 一方で、老舗出版社は新刊でも搬入翌月に代金の半額の内払いを受けるなど有利な取引条件を有している。

 かつては出版社ごとの正味の違いは書店への卸正味に反映されていたが、取次間の書店獲得競争の結果「一本正味」が増えている。その結果、老舗出版社の高額商品を卸すと取次が赤字になるという「逆ザヤ」も生じている。

 大手出版社が取次の株式を保有しているという背景もあり、こうした取引条件が改定されることはめったにない。

 アマゾン直接取引(e託)は、これを年会費9000円、正味60%の直接取引に一本化しようという提案である

https://www.amazon.co.jp/gp/seller-account/mm-product-page.html?topic=201463220

 ある意味で平等に見えるが、背面では個別に違った取引条件が出版社に持ちかけられている。漏れ聞いたところでは66%の提示までは確認したし、中堅以上からはそれ以上の条件で取引しているという示唆も受けた。

 しかし公式以外の取引条件はあくまで特約であり、アマゾンの提示する「条件」が守られなかったと判断された場合は一方的に破棄される。また、契約書をよく読んだ人は、その条件が数年間の時限であることに気づいたはずだ。

 アマゾンはこれまで(おそらく)73%くらいで仕入れていた本を、60%で仕入れるようにしたい。まずのところ、「取次に在庫を置いてもらえていない本」から。いきなり60%と言っても受け入れてもらえないから、短期的には優遇条件や集荷などのエサを出す。

 これが今回の提案の一番の眼目である

なぜこのタイミングで言ってきたのか

 アマゾンアフィリエイトにしてもマーケットプレイスにしても、市場占有率が上がるにつれ、取引条件を何度も改定してきた。取次からの卸を「73%」と推察したのも、天秤をかけられている取次がギリギリ呑めるラインを推察しての話だ。日本上陸時の大阪屋との取引正味が75%で、そこからコンマ5%刻みで4回、計2%下げただろうというのが筆者の読みである。取次のアマゾンに対する態度が「あんな条件では積極的には欲しくない」に年々変わってきたというのが傍証となっている。

 それにしても今回の「バックオーダー発注廃止」は急で乱暴な施策に見える。通告メールの文面にも焦りが垣間見え、「3月期の利益が取次対応の遅れによる売り逃しで毀損された」からだと主張している。

 3月は新刊が多く、セット搬入等も含めラインは輻輳する。アマゾン日販の蜜月が終わり、日販が「こんな粗利のところに便宜を図っていられない」と気づいたのもあるかもしれないが、今日に始まったことではない。

 より説得的な答えは、「配送料の値上げにより利益が圧迫されるので、別途利益を上げる見込みを立てて早急に本社に報告しないと、日本法人評価が下がるから」だろう。

 アマゾンは、租税回避や配送・資材・仕分の業者を徹底して継続的に買い叩くことに不断の努力を払い、設備投資の源泉を得てきた。そうした抜け道は徐々に塞がれてきたが、その間に無視できないシェアを得た。その買い叩きの対象が、いよいよ本格的に出版社にまわってきたということだ。

アマゾンで品切が頻発する理由

 さて、「話題になった本がアマゾンに行ったら品切になっていた」が、なぜ頻発するかの考察に移る。

 アマゾンの発注の仕組みは以下の記事に詳しい。

アマゾンのバックオーダー発注の件について小零細出版社が考えるべきこと

 このバックオーダーの発生してからのこれまでの流れについては、以下の5年前の記事が(ちょっと出版社が鈍すぎだが)おおむね正しい。そして、この流れは一般書店も変わらない。

amazonの本の補充はなぜ遅いのか

 精力的な書店は、発注を出版社に直接行ない入庫処理も迅速なので、出版社に在庫があるもののバックオーダー後の入荷はアマゾンより4営業日以上早い。

 このバックオーダー発注を7月1日から「取次を介してやらない。e託しない出版社の取次に在庫のない商品は扱いを中止する」というのが今回の通告である

 そして、高島氏の言うように在庫状態を開示して搬入を早くしても、問題は解決されない。

 ベンダーセントラル(VC)でチェックするとわかるのだが、アマゾンの発注は間歇的になされる。たとえば、週に10冊需要のある本は、2か月に1度、100冊の注文が来る。

 その冊数の在庫を日販が準備していなければ、大阪屋栗田の在庫を見に行って、それでなければ翌日繰り返す。そんなことをされたところで、それに対応して発注される可能性のある品目を網羅的に取次が在庫することは不可能である日販にしてみれば、その照会は大阪屋栗田で充足されたかもしれず、明日発注されるかもわからないのに、その数を即仕入れろというのも無理な話だ。

 なぜコンスタントに補充をやらないのかという疑問が起こるだろう。在庫が少ないタイミングで受注の波が来たら、アマゾンにしても機会損失になるからだ。

 しかし、実際にこの十数年、定番書であっても同じアイテムの「バックオーダー発注」の短冊が数週間に一度、同じ日に何枚も「市川13,6,4、小田原9,5,2、堺20,7、鳥栖6,5,2」というようにまわってきて、その前後でアマゾンで品切になり、回復まで10日間というような事態が繰り返されてきた。

 ベンダーセントラルを見ると、受注は多少の波はあれどコンスタントであり、アマゾン自身の「需要予測」もおおむね頷ける値になっている。しかし、発注だけがすさまじく間歇的なのだ

 最初倉庫の入荷オペレーションのためかと考えていた。しかし、倉庫が各地に増えた現在では、各倉庫の発注時期をずらせば、品切を回避できるはず。アマゾンの優秀な人たちがそれに気づかないはずはないが、折に触れてその点は提案してきた。

「発注時期を倉庫毎にずらせませんか」「バックオーダーの発注を版元に直接送りませんか」

 しかし、そのたびに返ってくる返事は「当社独自の計算にもとづき、在庫量・発注時期は最適なかたちでおこなわれています」「流通にご不満がある場合は、e託契約をご検討ください」だった。

 いま筆者が持っている仮説は2つ。

倉庫ごとに時期をずらすと、北海道の発注が佐賀に飛ぶような高コスト事例が頻発しかねないので、各倉庫の在庫を平準化したい」

「在庫についてつねに不安定にすることで、出版社と取次に対して取引カードにしている」

 それが穿ちすぎであるにしても、アマゾンの在庫が過小であり、それを解消する意思がないのはあきらかだ。

過少な在庫量と倉庫の人手、発注遅延、そして入荷時期への過大な要求

アマゾンの在庫が過小だ」と指摘すると、返ってくるのは「市川小田原川崎に、あんなに巨大な倉庫を持っているのに、あれ以上投資しろというのは無理」という反応だ。

 しかし、あの倉庫流通のためのスペースが大きく、書籍以外のものも大量に扱っている。書籍の在庫量が売上に対してひどく少ないのは、厳然たる事実である

 業界紙新文化』 の2017年1月12日号に成毛眞氏がアマゾンキャッシュフローについて述べている(以下リンク小田光雄氏の要約)。

http://d.hatena.ne.jp/OdaMitsuo/20170201/1485874803]

 それによれば、顧客から代金を回収し、納入業者たちに支払う期間のキャッシュコンバージョンサイクルはマイナス18・86日だという。仕入は月締め翌月払いの平均45日サイクルとみて、顧客回収サイクルはどんなに短くみても10日あるだろうから、平均在庫期間は17日、年間在庫回転数21強ということになる。この値は、筆者が複数出版社から確認しているVC上の在庫/売上比とも整合する。

 これは、書店としては驚異的な値で、駅売り雑誌スタンドかと見紛うばかり。ちょっと話題になるだけで「品切御免」となるのも、致し方ないことだ。

 話題の週刊文春が売り切れだからとスタンドを責める人は、まあどうかしている。アマゾンは、そういう在庫量でやっていくことを選択しているということだ。

 そして、取次から入荷後に出荷可能になるまでの期日も遅い。通常の書店でも、入荷後に配架担当者がいなくて1~2日寝る場合はあるが、アマゾンは入荷から出荷まで3日寝るのがデフォルトである。これは、現場の人員と設備を慢性的に不足させて、100%以上の稼働率を維持しているからだろう。そのため、繁忙期や天候不良時には業務さらに停滞する。

 アマゾンの発注判断は遅い。判断に人間を介さないため、需要が急激に伸びた場合にもその要因がパブリシティなのか、ネットのバズりなのか、その需要はいつまで続くのかという読みを外部情報に求めることをしていない。したがって、自サイトでの顧客の行動を見て、「売り逃し」が続いてから発注を増やすという行動になる。

 この入荷遅れと発注遅延という行動様式は、e託を導入しても基本的に解決しない。

「いま寄越せすぐ寄越せ、寄越さないならペナルティだ」とクレームする先が、取次から出版社になるだけである

 在庫ステータス22(重版中)のものも、アマゾンは同様の行動様式で発注する。即出荷できないものは発注せず、11になったら最前列に割り込ませろと言う。割り込ませなかったら、特恵条件は破棄される。

新刊については改善しつつある

 問題がここ1年で飛躍的に改善したのが新刊である。新刊については、情報が出てから発売までに時間があるので、アマゾンの遅い発注判断でも、じゅうぶんな量の入手が可能になる。そのうえ、アマゾンも「新刊の追っかけ発注は入手しにくい」ということを学習したのか、発注量も多くなった。

 新刊委託配本をしない出版社でも、取次とコミュニケーションを密にとれば発売即品切れを回避しやすくなった。

 とはいえ、発注タイミングはやはり遅い。「発売前重版」になるような本がアマゾンで入手できず、一般書店には平積みになるようなことは多い。それは、書店としてのアマゾンの能力が低いということの証左だ。発売4週間前に発注しても入手できない個人書店の事情とは問題のレベルが違う。

現在のアマゾン情報弱者相手の草刈場

 一方で、アマゾンの利用はどんどん広がっているし、検索順位は高い。話題書をスマホで検索して即注文しようとすると、アマゾントップに出てきて「2~3週間後出荷」となっている。そういうときに出てくるのが転売業者だ。

 マーケットプレイスで3倍程度の価格をつけ、「希少品につきプレミアム価格です」と説明している。そして、その業者のページを見ると、数十万点の出品物がある。もちろん商品仕入れているわけではない。受注があってから、honto紀伊國屋ヨドバシに発注し、届いたもの転送するのだ。

 商品登録から値付けまですべてbotを活用した、「他の書店を探すのが面倒な人」から無知税を搾り取るためのビジネスモデルである

 転売業者も栄枯盛衰が激しいが、いまは「ブックマーケティング」や「メディアフロント」が勢いがあるようだ。関心ある人は探してみてほしい。

 彼らの最大利益を追求する商魂や、ネガティブコメントを即流しにかかる熱意など、学ぶところは多い。

 トップ企業であるということは、いちばん情報に疎い人がやってくる場だということでもある。だからアマゾン偏愛する利用者は他の書店利用者より平均的に無知で、流行に流されやすく、堪え性がない。したがって配送関係でトラブルを起こすことも多い。発送に時間がかかれば、カジュアルキャンセルしてくる。この層を相手にするのはコストがかかる。だから、アマゾンはそのコスト負担を要求しているのである

 そういう人へ売り伸ばすのは商売の勘所でもある。

 だから、アマゾン提案に乗るという判断もありうるだろう。

どこまでやればいいのか

 アマゾンの要求は単純だ。「扱ってほしければ情報を出せ。情報を出したらカネを出せ。カネを出したらもっと出せ」ということだ。

 出版社ディスカバー21の干場社長の証言がある。2014年10月のものだ。

>https://newspicks.com/news/654047>

「これまでは大型パブや広告がある場合、前持って出版社の方で手動で在庫を増やすように指示できたのですが、10月1日より、今後、全てそれまでの平均売り上げによる自動補充にするという通知が10月を過ぎてからただ1通ポーンと送られてきました。

それが嫌なら、去年からアマゾン出版社に持ちかけているパートナー契約を結べと。つまり年間600万円以上の契約料を払えと。

それはアマゾンによる一方的評価基準により価格が決まるもので、売り上げに準じたものではない。今回の処置は、パートナー契約を結ばない出版社への締め付けとも受け取れます。」

<<

 この書きぶりからすると、ディスカバー21はおそらくe託を利用しているのだろう。というか、取次を利用せず書店直接取引するのが、柳原書店破綻以降の同社のスタンスである。「在庫を増やすように指示」などが出来たところからすると、導入当初はあるていど優遇されていたようだ。

 しかし、依存度が高くなったとみると掌を返す。大変合理的な行動だ。e託の正味60%もいつまでも固定されるとも限らない。

 こうした「パートナー契約」によってサイト内の表示順序も左右されているのが現在の状況だ。

都合が悪くなったら出口があるのか?

「e託で条件が切り下げられたら、取次取引に戻せばいい」。そういう意見もあるだろう。

「みんながそうやったあと、取次は数年後も残っているのか」という問題はまず措く。

 それにしても、アマゾン裏切り者を許さない。海外での事例は、反目した出版社商品に対して注文ボタンの撤去や検索結果への非表示など、アマゾンが自社サイトの優位性を最大限に活用した実力行使を辞さず、読者の利益を損ねることをものともしないことを我々に教えてくれる。

「e託やってたんだけどさ、不利になってきたからやめたよ。e託しなくてもそんなに不都合ないよ」などと公言する出版社の存在が、アマゾン戦略にとってどれだけ目障りかを考えてみよう。個別取引の合理性などかなぐり捨てて「アマゾンから離れた出版社は倒産した」という事例をつくりにくることは覚悟しなければならない。

 複数出版社でこの問題を訴えようにも「e託契約」も「パートナー契約」も、すべて明細は秘密保持契約(NDA)の向こう側にあり、その訴訟リスク情報共有と連帯を阻む。今回、筆者が匿名で書かざるを得ないのもそのためだ。

 現在でもアマゾンは不定期にポイント付与率の上げ下げを実施している。対抗馬のhontoもっと派手にポイントをバラまいているので、日本の出版界はそれを非難することもできない。

 現在のe託では販売価格の主導権は出版社にあるが、市場を更に占有したところで契約更改は再販廃止が条件となり、「プロモーション」「正味下げ」「値下げ」の3点セットの「ご提案」がつぎつぎに舞い込むことになるだろう。

 アマゾンで買えばほかより安いとなれば、消費者はなお雪崩を打ち、発言力はさら高まる

 電子書籍では、入金額分配契約出版社の場合、「アマゾンで本を買うと、他の手段より著者への支払いが少ない」という事態は、すでに起きている。これから紙の本にも普及してくる可能性が高い。

 アマゾン1社を優遇するなら、出版社縮小均衡の果てに「アマゾン制作部門の下請け」となる道を選ぶしかなくなるだろう。

 もうひとつの解は、アマゾンの条件を呑むのなら、その条件をオープンにし、他の書店にも同様の扱いをするということではないだろうか。60%条件ならば書店を起こせる人は多くなる。1社独占になりさえしなければ、安すぎる正味だとは思わない。本の価格は上がるだろうが、この正味戦争に建設的な出口を探すとすれば、そういう方向しかない気もする。

アマゾン破壊イノベーター

 アマゾンがやっていることは、「すべてのお客様のために」ある。アマゾンが考えるお客様希望は「手軽で安価な入手」だ。だから、「手軽で安価」な入手に協力する者は優先するし、それに協力しない者を悪く見せるために努力をいとわない。

「ほかの書店はともかくアマゾンで品切れするなんて」「売っていないなんて」という読者と著者の態度が、それを後押しする。

「業界が絶望相転移するときエネルギーを利益に変えている」と言ってもいい。

 だから、折りに触れ現れ、「僕と契約してe託出版社になってよ」と囁くあの提案書を追いかけまわして、「そいつの言うことに耳を貸さないで!」と叫ぶ。

 あなたが、すべての絶望希望に変える奇跡の道を見つけるまでは、契約してはいけない。

2017.5.20--追記

思いのほかたくさんの反響をいただきました。

ありがとうございます

匿名の身ですので、本記事は「CC BY 4.0」転載・再配布・翻案自由とします。

とだけ宣言しに舞い戻ってきたのですが、せっかくなのでもう少し蛇足を。

取次の擁護ウザい。

→擁護していない。取次が硬直的な差別取引で出版社が新しく出てくる芽を潰していることは既述の通り。

資本主義消費者利益なので残当

→まっぱだかの資本主義が野蛮で不合理な結果をもたらしてきたということくらいは、10代のうちに学んでおこう。消費者利益もエシカルでなければ持続可能にならない。いいかパンツくらい穿け。見ているこっちが恥ずかしい。

独禁法と公取は仕事するべき。

アマゾンは公取と密接に連絡を取って、アウトにならないギリギリの線を見極めて活動している。そして、紙の本はもちろん、電子書籍においてさえアマゾンは圧倒的な独占を未だ手にしてはいないので、公取は様子見。まあ、ケータイ相手のコミック商売をしている国内勢がまだ大きいかなのだが。

パトレイバー後藤隊長みたいな言いかたになるけど、役所が動くのは常に手遅れで犠牲が多数出てからだし、そうでなくてはならない。文化的公害のおそれには予防原則を持ち込むべきではない。

国内勢力を糾合して対抗するべき。

→それこそ公取の出番になる。出版界は笛吹けど踊らない者が多様にいるからこそ、自由でいられる場。そのメリットを手放すのは下策。テーマは変わるが、軽減税率ほしさに政府に嘆願する業界団体は恥を知れ。おまえら出版界全体を代表してなんかいない。業界が一丸になどなったらあっという間に規制され、規制団体天下りを送り込まれる。

流通改善しないで吠えるな。正面から戦え。

流通改善している。アマゾンで入手できるような本なら、たいがいの書店でさほど待たずに注文できる。アマゾンが1週間以上になっているならば、多くのケースで書店コンビニのほうが早い。というか、ド田舎以外で入手を急ぐならまずはhonto withでチェックするべき。

書店で取り寄せできないと書店のせい、アマゾンで取り寄せできないと出版社のせいにする読者をネット上で散見するが、実際は逆。アマゾン出版社に連絡をする労すら惜しむ。

とはいえ、取り寄せを渋ったり、TONETSやNOCSの在庫情報の見方を教育されていなくて「この本は取り寄せできません」とウソをついたりする書店員も、たしかにいる

ーーーーー

googleから拾ったキャッシュここで切れてます。

なんて書いたんだっけ。

「。社員に流通教育もできない書店はつぶれればいいのに。」までは確かなんだけど。

ラストガンジーの糸車と塩の行進にからめてなんか書いた記憶がある。だれかとっといてくれてないかなあ。

今日のところはここまでで。

2017.6.18 続きを書きました。

それでは計算いたしませう

https://anond.hatelabo.jp/20170618203827

2017-05-28

http://anond.hatelabo.jp/20170528113521

それにしても、引用法律で認められた権利だ、と主張すると、研究者傲慢だーとか言う人出てくるけど、心配するポイント間違ってるよな。

研究者引用できるってことは、新聞記者雑誌記者も、新書文庫の著者も漫画家引用できるんだよ。

っていうか、アフィブログ引用したとしても、それが法に従った適正な引用なら拒否できないんだよ(あいつらがそんなマジメなことやるかというのは別だけど、もしマジメモードでやられたら合法になる)。

そこで研究者側に自己規制求めたって、研究者側のルールマスコミ一般書の書き手に通じるわけないじゃんね。

そして、研究論文というのはまあPDF一般公開されることがあるので破壊力クソデカなのだが、これが「本」となると、研究者の書いたマジメなサブカル研究の本と、小規模書店でも平積みされる新書文庫の、どっちが破壊力かいと思ってんのかね。

研究者側に自制・自重すべき点があるのは間違いないし、研究者側のウカツな行動が腐女子に不信感を植え付けてきた歴史なんかを考えると、お前らもうちょっと自浄作用見せろよと思うし、研究者というだけで胡散臭がるのはよくわかるんだが、研究者自重を求めることが最優先になってる人を見かけると、なんか、こう、それでいいの? って感じになる。

やるべきことは、絶対引用されない場所への潜行か(まあ数十人単位読書会自分作品を見せ合うとか数十人のマイピクしか持たず細々と活動するような規模になるよな)、引用してるやつを見かけたら全力で袋叩きにするという圧力団体組織するか(ってこれ、今やってることか。けどまあそれ地獄だよな)、引用されるのは仕方ないという文化を新しく作っていくか、どれかじゃないの?

最後選択肢は、腐女子だけではどうしようもなくて、社会の他の人たちの意識変革も必要になるけど(女性性的創作へのまなざしとか同性愛嫌悪とか)、漸進的に変えていくことはできると思うし、そういう意味で今回撤退戦が選ばれてしまったことはあのPDFの不意打ち具合を考えれば仕方ないと思うんだけどやっぱり今後の発展のためにならないよなー、という感じがする。

2017-03-13

注文してから平積みになってた本を一箇所にまとめて片付けたら部屋が少しすっきりした

さて次はどうしよう

10年前の外付けHDDを4TBの外付けにデータ移行するかなあ

250GBとか320GB、500GB、1TBとかのが複数あってすげー場所とってるんだよなあ

しかものがあると本当に安心する俺は本当にクズいなあ

いったんはだんしゃりしたはずなのに

でもしょうがない

それ以上のなにかにつなげるための投資言い訳して買ったんだからがんばってやんなくちゃなあ

2017-03-01

anond:20170228225844

ワンピ○スが好きだと言いづらい

 

僕は尾田が好きだ。

荒木とか久保田とか小畑とか、他にもいろいろな漫画家が好きだけど、一番好きな作家を選べと言われたらやっぱり尾田だ。

今回発売された新作も、マスメディアで恒例として取り上げられて騒がれている。

マスメディアで騒がれると当然、全く興味のない人の目にも付く。

そこで、職場でも今日たまたま最新刊話題になった。

(正確には「たまたま」ではなく、ある意味では必然的ともいえる。マスメディアかく恐ろしや)

Aさん「そういえば新作出たねー。まあ全然興味ないけど」

Bさん「本屋で大量に平積みしてますねー。自分ワンピは1冊も読んだこと無いけど」

Cさん「同じく1冊も読んだこと無いっすね…」

そこに居合わせた僕は入社時にワンピが好きだと言っていた。

おそらく、この人達はそれを分かって言っているのだと思った。

この話題スルーしようと思ったけど、

僕を試すようにわざと言っていると思ったので、

とりあえず一言

僕「アニメ見るほどじゃないですけど自分ワンピース好きです」

Aさん「ほー・・・

見事にスルーされた。それ以上なにか聞かれたりはしなかった。

 

後日、僕が女装するらしいという噂が撒かれた

 

(この話はすべて創作です。くだらないネタにつかってすみません。)

2017-02-28

村上春樹が好きだと言いづらい

僕は村上春樹が好きだ。

町田康とか舞城王太郎とか池澤夏樹とか、他にもいろいろな作家が好きだけど、一番好きな作家を選べと言われたらやっぱり村上春樹だ。

今回発売された新作『騎士団長殺し』も、マスメディアで恒例として取り上げられて騒がれている。

マスメディアで騒がれると当然、全く興味のない人の目にも付く。

そこで、職場でも今日たまたま騎士団長殺し』の話題になった。

(正確には「たまたま」ではなく、ある意味では必然的ともいえる。マスメディアかく恐ろしや)

Aさん「そういえば新作出たねー。まあ全然興味ないけど」

Bさん「本屋で大量に平積みしてますねー。自分も春樹は1冊も読んだこと無いけど」

Cさん「同じく1冊も読んだこと無いっすね…」

そこに居合わせた僕は入社時に村上春樹が好きだと言っていた。

おそらく、この人達はそれを分かって言っているのだと思った。

この話題スルーしようと思ったけど、

僕を試すようにわざと言っていると思ったので、

とりあえず一言

僕「ハルキストほどじゃないですけど自分は春樹好きです」

Aさん「ほー・・・

見事にスルーされた。それ以上なにか聞かれたりはしなかった。

おそらく「村上春樹に興味がない人」にとって、「村上春樹好きな人」は得体が知れない人物だと思っているのではないか

転職したばかりでただでさえ上手く馴染めていない職場の人たちとの断絶が深まった気がした。

ももっとうまい言い方があっただろう。

しかしなぜ、ただ好きなものを好きだと発言することに引け目を感じなければならないのか。

なぜ「村上春樹が好き」だと言うことに引け目を感じてしまうのか。

初対面の人との話題タブーとしてよく挙げられるものに、

「ひいきのプロ野球チーム」とか「政治思想」とか「宗教」とかがある。

そのラインに「村上春樹」も食い込んできている気がする今日このごろ。

2017-01-31

http://anond.hatelabo.jp/20170131090341

そういうデータがあったのか。知らなかったわ。

そうなると、ラノベで育ってもう一歩踏み出せない層を取り込んだのか。

あれならカバーつければハードカバー読んでるっぽく見えるしね。

でも、なろう系読むくらいなら平積みベストセラー読むわ。

2016-11-20

はてなって、『お父さんは心配症』のこと好きなの?

集英社少女まんが雑誌りぼん』に『ちびまる子ちゃん』と同時期に連載されていた『お父さんは心配症』は、「少女向け」というカテゴリに加えるには異常で、読者層も少女のみならず次第に老若男女すべてに浸食していき、現在サブカルチャー殿堂入りとしてそのテの書店に燦然と平積みされ続けているというそ存在は、はてな民が嫌いなわけがないよね。

http://anond.hatelabo.jp/20161120191545

2016-09-10

ただの営業努力放棄じゃん

アフターアワーズの作者がさらに5000部売れないと次巻が出せませんっていってるやつ。

平積み用ポップとかブックカバーとか売る気満々じゃん。最後宣伝放棄して作者と読者にやらせてるようにしか見えん。

なんか重版を売るためのダシにされたような……。ウリナリの木彫りのブラビ像で見たことあるよこれ!

こんなことやって編集部営業部無能晒すだけだし、同じ雑誌で連載してる人とか打ち切りになったりしてる人とかは「じゃあ自分は?」って思うだろうし、なんで作者に営業までさせてんのよ。小学館は作者に営業分の給料も払ったれ。

こうなったら5000部売れて次巻も出せるようにならないと本当にいいところがない話だわ。

いっそのこと特設サイトもつくって「今何冊売れました!あと何冊!」みたいなカウンターまでつくったらいいんじゃね?

そこまでイベントしろよ。やり方が中途半端なんだよ。これからヒバナ編集部新刊出る度に同じことするのか?

とりあえず、売れるといいね

2016-09-08

苦悩から得た掃除の心得

掃除に対する私の考えを書きます

掃除嫌いだった10代の頃

10代の頃は掃除は大嫌いで、滅多にしませんでした。

学校からもらったプリントは机の上に平積みにで、たまりまくって机から溢れて床に落ちてても知らんぷり。たまにしか必要のない美術教科書などは学校から定期試験前に持ってくるように言われるのですが、どこにあるか分からず前日に大慌てで探したことがしばしば。

定期試験勉強中は現実逃避から掃除がしたくなり(苦笑)、ちょっとやって試験が終わってから続きをやろうと思うものの、試験が終わったらプレッシャーから解放掃除せずにそのまま。

毎年春、学年が上がってそれまでの勉強道具が必要なくなったときにあまり確認せずに一気に捨ててました。そのせいで日記など当時の自分を知る貴重なデータが残っておらず、今になればとても悲しい状況です。。。

一人暮らしをして目覚める

20代になって初めて一人暮らしをし、掃除に対する意識が変わりました。

最初の頃は、部屋にそれほどものがなく掃除する必要もなかったわけですが、今まで家族と住んでいた時間から急に一人暮らしになると、それまで家族がいたせいで食事時間を合わせたり風呂の順番待ちなどに時間が取られることがなくなり、かなり時間に余裕ができたため、「暇つぶし」として掃除をするようになりました。

リビングは、週1で床や家具コロコロしたり、掃除機をかけるようになりました。エアコンは3か月ごとにフィルター掃除機にかけ、半年ごとにエアコンの中身を専用のスプレーで洗浄するようになりました。

また、実家にいた当時は全く意識になかったトイレ風呂場といった水回りを掃除することを覚えました。水回りって放っておくと一気に汚くなります。それをいかに抑えるか、掃除の回数や掃除方法だけでなく、普段の水回りの運用も考えていかなければなりません。

私がそのとき思いつき、現在もしている水回り対処法は次のような感じです。

風呂場>

トイレ

  • トイレ掃除は2週間ごとに行う。毎回便器専用のクリーナーとモップで丁寧にこする。便座は便座シートで丁寧に拭く。(当初は「ブルーレットおくだけ」などを併用していたが、特に効果は感じられず、色が好きになれなかったので使用しないことに)
  • トイレは、掃除を考えると「小」は立ってしない方がいい。

どちらも定期的に行うように習慣付けられるまでは時間がかかりましたが、習慣になればこっちのものです。掃除している人からすれば当たり前のことでしょうが、定期実行が掃除の1つの要です。

さら儒教的思想に目覚める

その後、とある中小企業事務系のバイトしました。毎日朝礼があって選ばれた人が自分の好きなテーマプレゼンするのですが、その会社社長儒教的な考え方の持ち主でいろいろと教わりました。

その中でも次の言葉が印象的でした。

自分ダメになっていくとき予兆が見られる。部屋が汚くなっていたりするのはその予兆である


人は精神状態が落ちていくと身の回りのことに力を注ぐことができません。掃除ができなくなっていくのは自分精神ダメになっていくということだそうです。逆に考えれば、普段から掃除をしている人は精神衛生状態がよく、向上心をつけることができるということでした。(その会社ではそれを実践するために、毎朝朝礼の前に掃除時間が設けられていました)

私はこの言葉に感銘を受け、掃除は怠ってはならないと決心しました。

まとめ

まとめると次のようになります

掃除の基本>

  • 定期実行(最初は難しいが、しばらく続ければ習慣になって、逆にしないと気持ちが落ち着かなくなる)
  • ながら実行(別なことをしているときに並行して行えば、気持的・時間的負担も少ない)

掃除とき心持ち

2016-08-23

特技も人より詳しい分野もなくて、趣味時間お金があればやるけどどうしてもしたいとは思わないし、何が楽しくて生きてるんだろうって思ってしま

特技だとか詳しい分野とか、なんの努力もせずに生きてきたから当然なんだけど、30年生きててこのために努力したいと思う物事ひとつもなかったんだけど、純粋怠惰なのかな

時間があれば布団で寝ていたいし、飽きたらまとめサイト見るけどそのうち寝ちゃう

趣味読書と言っているけど、本屋平積み文庫本適当に表紙が好みだったら買うだけで、好きな作家も好きな作品もない

恋人好きな人いたことはないし、両親や兄弟とは没交渉だし、親しい友達もいないけど、そんなに対して問題なく生きてきた

体壊して仕事は辞めるけど、傷病給付もあるししばらく療養できる程度の貯金もある

悲観する程お先真っ暗ってこともないはずなのに、こんな人生生きてる意味あるのかなあと思う

2016-07-30

http://anond.hatelabo.jp/20160729213257

たぶん、僕も似てる。

「私は、こういう繊細な人間なんです」って胸の内を吐露することも難しいです。

HSP, Highly Sensitive Personなのかもね。

繊細さにもまして、話す勇気やアプトプットすることも難しいので、だから対処法があるわけではないと、思うけれど。

こういうのは、気の合った臨床心理士さんを見つけてカウンセリングを受けるのかなぁ。

  

追記(2016-07-31)...HSPは、Hyperじゃなくて、Highlyだったんだね。

既に似た増田も、いたようだ。僕は、本屋平積みのコーナーで、たまたま、見つけた。ネット経由で情報を得た人もいるんだねー。

http://anond.hatelabo.jp/20150827224229

1人1人の顔や性格が異なるように、感受性の違いも、個性。少数派には、少数派の感じ方があるということで。余り、自分を責めないようにしたい。

  

エロゲー売り場がどんどん小さくなっていく

いまから20年前

地方都市家電量販店にもアダルトコーナーがあって、最新のゲームからちょっと古い旧作まで完備されてたりした。

場所によってはプレミアがつくような限定版すら売れ残っていて定価でかえるような場所もあった。

時は過ぎ10年前

アダルトゲームブームが下火になり始め、

地方家電量販店からアダルトコーナーは駆逐され地方アダルトゲームを買うのは困難になった。

しか政令指定都市クラス家電量販店だと健在で最新作なら不自由なく買えるような時代だった。

そして今

政令指定都市クラス家電量販店ですらアダルトコーナーは縮小され、新作がちょこんと台に平積みされ

棚には蛍光灯の光で色あせた売れ残りゲームが並んでいる。

しかも、良質なデザイナーすらほとんど居なくなったため、明らかにデザインが5年前よりもダサい新作すらある始末。

 

こうしてソシャゲ安価同人DLゲーなどに時代が移り変わったのだと痛感するようになった。

アダルトゲームメーカーも相当な大手ですら、アダルトをメイン事業にしなくなった会社もちらほらある。

 

むかしの準大手アダルトゲーム以外に売れる事業を持っていない企業ジリ貧

規模を縮小し、存亡の危機に瀕してるメーカーもあると風の噂に聞く。

 

時代の流れとは無常ものだ。

 

 

 

追記

むかしは公式通販の方が実店舗より売れすぎると、金を貸してくれる流通がいい顔しなかったけど。

今は自社だけで資金調達できる体力のある企業しな残っていないとか、DLが主流だからそういう問題もないのかな?

 

売れているゲーム作ってたチームも資本のある別のゲームメーカー移籍して新作作るみたいなのも増えてて

業界の再編が進んでいるのかもしれない。

 

昔みたいにアダルトゲームの売り上げを一般にも公開してくれる情報媒体がなくなったか

市場規模は縮小してるというのは判るけれど、

かいデータとかは業界に居ないと集めにくい。

2016-07-16

シュレーディンガーエラー

今日大学物理学教室の辺りに用事があって通ったら学会ポスターの並びにアニメ調バーンポスターが貼ってあった。たぶん夏セミナーポスターだと思う。エラー猫を持ってそうなキャラカミオカンデを背負ってるヤツだよ。片言の日本ジンサン...とか言いそうでもあるな。

その後、生協書籍コーナーに立ち寄ったら物理学4コマなるもの平積みにされてて、同じ絵が描いてあった。なるほどここから取ったのか。

4コマ説明できるほど物理が易しいとは思えなないが、きらら系のレベル4コマ構成ブッチギッていけば多少説明できると思う。

===

(追記)

ちょっと調べたら物理学4コマじゃなくて、素粒子実験4コマだった。筆者は博士持ちかー、研究者としては芽がでなかったが思わぬ分野で才能が花開いちゃったパターンか。俺も道をさがさないと...

2016-06-03

最近アダルトゲーって優れたデザイナーが少ないのかデザインセンスがダサすぎる

パッケージデザインといい塗りといい、古臭いのがおおすぎる。

アダルトゲームのコーナーの新作をしばらくブリに見に行ったら、

数年前なら速攻ワゴン行きになりそうなだっさいデザインの絵や塗りばっかり平積みされて

ラノベデザインにすら劣る始末だった。

ラノベと違ってプロデザイン業者に頼んでいないってのもあるんだろうけど、ダサすぎだろ。

2016-03-23

読解力だの速読術だの

わたし読書と言えば専ら池袋ジュンク堂である貧乏性わたし、というかそんな読みたい単行本を即買いできるほどの余裕がないので毎週土日は必ずといっていいほどジュンク堂へ出かけた。ジュンク堂本店は座って未購入の本が読めるのだ!

何度行ってもジュンク堂をみるとワクワクがとまらない。

しかジュンク堂には営業時間という制約がある、それでもこの本を今日は読んでやる!と意気込んで家を飛び出したのだからと自棄になって本を読み漁る。チラチラと平積みの人気図書の真上の時計をみて残りのページ数を確認する。

忙しないがそうやっていくうちに何故か速読術も読解力も気づかないうちについていたようだ。

貧乏性が生んだ唯一の産物である

2016-03-13

書店ラノベコーナーが怖くて近寄れない

9割9分がいかにもオタク向けって様相美少女が表紙を飾っていて、タイトルは「俺の幼馴染がゾンビなのだがまあいからフェラチオしろや」みたいなどうにも臭ってくる長文ばかり。

で、試しにちょこっと立ち読んでみると、妙に上滑りした会話劇と必要最低限な描写しかしない地文。なんだこりゃ。

それなのに恐らくそれらは割と支持されてて。言っちゃえば俺の仕事なんかよりもよほど支持されてて。

「こんなんだったら俺でも書けらぁ!」と妙に強気な気分になると同時に、「え?同じ年齢でこの平積み?」とビビってしまうのだ。

要は、見下しつつも激しく嫉妬してしまうんだよな、ラノベ作者に。

なんつーの。「上手いことやりやがって!」みたいなさ。

じゃあお前も書いてみろやってツッコミセルフ済だ。実際挑戦してみたこともある。

でも、これが実に難しくてさ。

やっぱテキトーに書いてるわけじゃなくて、考えに考え抜いた末のあの表紙にあのタイトルにあの文章なのだな、と。

一年足らずで諦めましたわ、ラノベ作家への道は。

それでも嫉妬心だけはしっかりと残っているので、あのコーナーは未だに立ち寄れないでいる。

それどころか、カクヨムで話題!みたいな記事すら読めない。読んだら間違いなく胃が痛くなる。

そうだよ。俺はラノベを見下しながらも密かに挑戦し、あっさりと挫折した糞以下の存在として今後の人生をやり過ごすわけだよ。

バーカ。

2016-02-10

http://anond.hatelabo.jp/20160210125114

あー、極左はいたらしいね極右って昔の方が多かったの?元A級戦犯的な?戦後すぐとかはすごそうだけど、たとえばバブルの頃とか。

あと、私の理解が正しければ、どちらも日陰者で、いまみたいに365日日本津々浦々の本屋で彼らの主張が平積みされている、ということはなかったはずだけど。

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