はてなキーワード: ヘイトクライムとは
作品内で天祥院英智(以下、英智)が「リベンジポルノを撒き散らす」という発言をしたことにより、先日よりTwitterをはじめとしたSNS界隈で炎上している。
これに対して色々な意見が述べられているが、どうも「何が」問題なのかという点がズレてきているように思えたので、一個人としての考えをまとめさせてもらいたい。
この投稿を見ている人で、あんさんぶるスターズ!!(以下、あんスタ)をプレイしていない人ももちろんいると思うので、英智がなぜそういう発言をするに至ったかを簡単にまとめておく。
Crazy:Bというアイドルユニットが、他のアイドルたちの過去を捏造して公表したり、センセーショナルに煽ったりしたことで、アイドルへのヘイトが集まるようなパフォーマンスをした。
彼らの行いを放置することは、アイドル業界にとってよくないことだと判断した英智は、彼らを大人しくさせるための対抗策の一つとして、Crazy:Bのメンバーの情報を集める。
その際、英智は「やられっぱなしでは癪に障るからね。(中略)彼らの弱点を掴めたということだよ。だからもし、『Crazy:B』が【アイドルロワイヤル】での卑劣な戦術を繰り返すようなら、同じように僕たちも彼らを破滅させるために手に入れた情報を公開する。彼らの、恥部をね。毒針ならぬ釘を刺してあげるよ。目には目を、歯に歯を、ヘイトクライムにはヘイトクライムを。悪評を立てられたら、その報復としてリベンジポルノを撒き散らすよ (アンサンブルスターズ!! メインストーリー 第五章 第百三十八話より引用)」と発言している。これがどのような情報であるのかは、メインストーリー上では明確にされていないが、少なくとも、Crazy:Bにとっては触れられたくないような話であることは匂わせている。
さて、ここで問題となっているリベンジポルノとはどういうものなのか。
リベンジポルノとは、離婚した元配偶者や別れた元交際相手が、相手から拒否されたことの仕返しに、相手の裸の写真や動画など、相手が公開するつもりのない私的な性的画像を無断でネットの掲示板などに公開する行為のことである(wikipediaより引用)。日本でもリベンジポルノ防止法(私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律案)が制定されており、犯罪行為である。
これを踏まえて、今回の問題点は大きく分けて二つあると筆者は考える。
そもそも、文脈から考えると英智の行動は、リベンジポルノではないと言える。
今回、彼が示した対抗策は、簡単に言うと「ライブ会場やネット上で誹謗中傷を受けたので、こちらもCrazy:Bが嫌がる情報を公開してやろう」ということである。今回のCrazy:Bの行動も、英智が用意している策も、リベンジポルノも名誉毀損であることには違いないが、Crazy:B及び英智の行動は「性的なもの」ではないため、リベンジポルノという例えが当てはまるかは疑問である。著者である日日日が、何かの理由を持ってこの表現を用いたのかもしれないが、少なくともその説明が作品中で行われていない以上、適切な表現ではないだろう。
また、リベンジポルノという単語の使い方が適切でない以上、会社や作者が性犯罪に対して鈍感であると捉えられても仕方がないように思えてしまう。ただでさえ、日本は外国と比べて性犯罪に対する認識が甘いと言われいる。エンターテイメント上での表現とはいえ、十分な配慮を持って使用するべき単語であることは間違い無いはずだ。膨大なテキストを公開しているあんスタであるが、しっかりと複数の目を通して校閲していれば、そもそもこの問題は起きなかっただろう。(他の文章でも所々、使い方がおかしい文章や、誤植が多いことから、普段から校閲が甘いのだろうというところではあるが)
SNS上では、あんスタは、そもそも現実世界と同じ基準で考えるとおかしいところがたくさんあるから、あんスタはあんスタ世界の独自のルールに基づいている、と考えているので気にしない。という意見も見られる。フィクションと現実の乖離について弁えていることは大切なことであり、否定はしない。しかし、今回の問題はもう少し配慮するべきところが隠れているのではないだろうか。
問題となった「悪評を立てられたら、その報復としてリベンジポルノを撒き散らすよ」という台詞についてであるが、もしも「悪評を立てられたら、その報復として彼らを社会的に殺すことも厭わない」と表現されていたらどうだろうか。この表現は、簡単に言うと「相手の行動により名誉に傷がついたので、相手にも傷をつける」と言っているようなものだが、そう表すことで、眉を顰める人はもっと多くなるのではないかと筆者は考える。倫理的な対応ではないからだ。
SNS上では、「リベンジポルノの被害にあっているのは女性がほとんどで、その女性がメインユーザーのゲームなのにその単語を使うのはどうなの」だったり、「実際にリベンジポルノが原因で自殺したアイドルがいるのに配慮に欠けている」だといった意見も見られるが、個人的にはアイドルものの作品でリベンジポルノという単語が出てくることに対しては構わないと思っている。もちろん、先にも述べたとおり、単語の正しい使用や、道徳・倫理的な配慮を十分にした上でのことである。
また、フィクションだから、といった理由で暴力的な表現や、唾棄されるような単語を許容してしまうのは危険である。ゲームという大衆にむけた作品である以上、物語上の出来事であるとはいえ、世界の何処かに、その言葉、そのストーリーに傷つく人がいるかもしれないのだから、その存在を考慮しないことは、あまりにも視野が狭いと言わざるを得ない。少なくとも傷ついた人に向かって「気にしすぎだ」などといった対応をとるのはあまりにも人の心に対して鈍感だ。
あんスタはスマートフォンでアプリをダウンロードして楽しむゲームであるが、その対象年齢には制限がない。中高生はもちろん、下手をすると小学生だってプレイ可能なゲームである。常識を弁えており、ある程度の道徳・倫理観を持った大人がこの話はフィクションだから、と判断することは構わない。しかし、情操を養っている最中の子供たちが触れるゲームとしては、あまりにも過激なストーリーになってしまってはいないだろうか。今回の炎上は、昔から、あんスタで過激に表現されていたところが改めて問題となって浮上してきたため起きたのではないだろうか。今回のことをきっかけに、対象年齢や、作品としての方向性を今一度定義し直すべきではないかと個人的に思っている。
日本でそういうことありましたっけ?
[oxygen] Stabbing Of Asian-American Family At Texas Grocery Store Being Investigated As Coronavirus-Related Hate Crime
(コロナウイルス関連のヘイトクライムとして調査されているテキサスの食料品店でのアジア系アメリカ人の家族の傷害事件)
https://www.oxygen.com/crime-news/man-allegedly-knifed-asian-family-in-suspected-hate-crime
民度はヤバくない
極端でも何でもないぞ
FBIはアジア系アメリカ人に対する憎悪犯罪の増加を警告しているし
既に子どもが刺されている
[oxygen] Stabbing Of Asian-American Family At Texas Grocery Store Being Investigated As Coronavirus-Related Hate Crime
(コロナウイルス関連のヘイトクライムとして調査されているテキサスの食料品店でのアジア系アメリカ人の家族の傷害事件)
https://www.oxygen.com/crime-news/man-allegedly-knifed-asian-family-in-suspected-hate-crime
Googleに Asian American hate crimes coronavirus もしくはCOVID-19 を入れて幾らでも見れるけど、
被害を集め報告するためのサイトも作られていて、日本語ドキュメントもあるぞ
(アジア太平洋計画および政策審議会のプロジェクト。ヘイトクライムを追跡する目的で作られた)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScJ7reaNSPOJi4cFdsjHpzVxSvhd0BMzQjxgMb1n2KF5vNI3Q/viewform
どんなヘイトも肯定はしないが貧しくて学が無ければそういうこともあるのかなってちょっと思えるけど
日本にそういう人はおらんやろ
アジア系の医師や医療関係者は患者にサービス提供拒否をされたりしているらしいぞ
Dr. Edward Chew, the head of the emergency department at a large Manhattan hospital, is on the front lines of fighting the coronavirus. He said that over the past few weeks, he had noticed people trying to cover their nose and mouth with their shirts when they are near him.
(マンハッタンの大病院の救急部の責任者であるDr.エドワード・チューは、コロナウイルスと戦う最前線にいます。彼は、ここ数週間、彼が近くにいるとき、鼻と口をシャツで覆おうとしている人々に気づいたと言いました。)
[The New York Times] Spit On, Yelled At, Attacked: Chinese-Americans Fear for Their Safety
https://www.nytimes.com/2020/03/23/us/chinese-coronavirus-racist-attacks.html
『貴方が私を憎んでいても私は貴方に最高の医療を全力で提供します。拒否しないでください』とか言ってたアジア系の医師もいたな
ただ、こういうリスクがあった上でも、アメリカの方がいいけどな
差別をするのは国でも人種でも時代でもなくその個人のパーソナリティの問題だ
セレブや勝ち組でも恐怖を感じるレベルのヘイトに一般人が立ち向かえるかは知らんけど
この文章では、人種差別に関する実体験を綴る。もしあなたがこのような話題にトラウマがある場合、無理に読み進める必要はない。
私は20代の日本人女性である。先日ヨーロッパのとある国の大学院を卒業し、就職活動を行った。
ヨーロッパには、日本のような新卒一括採用システムは存在しない。企業が出している求人広告に応募→書類審査通過の場合のみ企業から直接連絡が来る→面接→採用、というのが基本的な流れである(大学のキャリアセンターを通す場合や特殊な業界の場合は異なるパターンもある)。
私は大手就職情報サイトである求人広告を発見した。その求人は私の大学での専攻と非常に親和性が高い内容だった。具体的な仕事内容については言及を控えるが、小さなスタートアップが私の住む都市で事業を展開することになり、プロジェクトをサポートするスタッフを募集する、という感じ。検索すると普通に会社のホームページも出てきたし、活動記録やネット記事、代表のLinkedInなどもヒットした。私は迷わずに応募した。応募は、その就活サイトを通じて行った。
すると、しばらくしてそのスタートアップの代表本人から連絡があり、面接審査に進めることが決定した。大学卒業後なかなか仕事が決まらなかった私は、このチャンスに少なからず期待していた。
面接が行われたのは中心部にあるシェアオフィスの一角だった。面接は代表自らが行っており、オフィスにいたのは彼だけだった(同じ部屋にもう一軒別のオフィスが入っていて誰かが仕事をしていたが、ドアで仕切られた向こうにいたので話してはいない)。代表の話によれば、この街に越してきたのは先週で、まだスタッフも全く揃えていない状態だという。実際に部屋の中は殺風景で、最低限のデスクやPC、ソファがあるのみだった。代表は40代半ばくらいの白人男性で、ネルシャツにカーディガンを羽織っていた。話し方も落ち着いており、ふつうの人に見えた。
面接は至って普通に始まった。代表は今回のプロジェクトの内容を私に説明し、大学院での専攻内容やこれまでの職歴について質問してきた。しかし、話し始めて30分ほど経った頃、とても腹の立つ出来事があった。彼が、アジア人を侮蔑するジェスチャーをしてきたのだ。少しでも海外経験がある人なら、どんなジェスチャーかピンと来るだろう。両手で目を細めて吊りあげる、あれだ。
アジアについて話し出したとき、彼は無意識のようにそのジェスチャーを行った。話の文脈からいうと私を個人攻撃するつもりではないように見えたが、少なくとも非常に不愉快だ。若い人などがギャグのようにこのジェスチャーを行うことはあるが、まともな常識を持った人ならこんな仕草はしない。このジェスチャーを行った時点で、それは教養ない差別主義者の証拠である。私はその場で危険な雰囲気を察知し、「あとで連絡します」などと適当に話を濁して面接を切り上げてその場を立ち去った。悲しい気持ちでいっぱいだった。
面接終了から1時間後くらいに、代表から再びワッツアップ(ヨーロッパのLINEみたいなテキストアプリ)で連絡があった。「あなたの専門分野に近い領域で仕事をしている知人もいますのでよければ紹介します」といった内容だった。私は、当たり障りのない返事をした。すると彼は、続けざまに日本についての話を始めた。「最近新聞で見たんだけど、日本って・・・」というような感じだ。3、4通に渡って日本経済に対する持論を展開したあと、彼は突然こんなテキストを送ってきた。
ものすごく腹が立った。日本人の私を面接に呼んでおいてこのような態度とは、何だろう?バカにされていると感じ、すぐにこのような返事をした。「私はあなたが想像するとおり、典型的な日本の若者です。残念ながら私があなたのプロジェクトに参加することはありません」
すると、彼の態度は文字通り豹変した。続けざまに、彼からはこんなテキストが送られてきた。
「あなたは面接中とても大人しそうに見えたけど、本性を隠していたんですね」「僕の優しさを攻撃性の欠如だと勘違いしないでください」「私の知人は、日本人は〇〇人に対して最も差別的な民族だと言っていました」「あなたは差別主義者のようですね」「僕はあなたと話して、自分の白人としての誇りが傷つけられたと感じました」
はっきり言って、この男が私に何を言っているのか全く理解できなかった。私は白人に対する差別発言はもちろん、如何なる人種に対しても何の言及も行っていない。ただ面接に行って仕事の話をしただけだ。しかし彼の逆上は止まらず、さらにこんなテキストが送られてきた。
「あなたは最低です」「あなたを差別主義者として警察に訴えます」「僕は差別犯罪を通報するアプリを持っているから、今すぐあなたを通報できる」「あなたをfuckする」
相手は話が通じる状態ではない。私は気が動転する中、彼にひとことだけ「why」と送信した。すると、それに対する相手からの返信は恐ろしい内容だった。
「僕は〇〇(とあるアジア系企業)が大嫌いなんだ」「〇〇人(その企業が本社を置くアジアのとある国)は大嫌い」「〇〇人は、腐った魚ペーストの臭いがする」
背筋が凍った。彼は気が狂っている。まともな人間ではない。明らかに私およびアジア人に対する激しい差別的感情があり、テキストを通じて私を脅迫・攻撃している。このテキストを受け取ったのは彼のオフィスから程近いカフェだったのだが、私はすぐに窓の外を見渡し、奥の座席へ逃げた。まるであの男が窓の外に立ってこちらを見ているような気がしたのだ。
気が動転していた。何より恐ろしかったのは、この男が私のCVを手にしているという点だ。CVとは欧米で就活時に使う履歴書のようなものなのだが、そこには私の名前、メールアドレス、電話番号、住所などさまざまな個人情報が書いてある。もしこの男が本当に私を犯すつもりだったらどうしよう?家までつけて来たら?待ち伏せされたら?
私が真っ先に思いついたのは、警察への通報だった。ヨーロッパでは、この手の脅迫や暴力はヘイトクライムと呼ばれる。もちろん立派な犯罪だ。震える手で警察に電話をしたら、男性警官が出た。詳しい会話は割愛するが、緊急性のない事件だと判断され、「明後日あなたの家に伺ってお話を聞きます」と約束した。
警察への通報後、私は卒業した大学の緊急サービスに連絡をした。健康相談やメンタルケアについて、24時間通話可能な窓口である。とにかく帰り道が不安だったのと精神的に動揺していたので、その旨を早口で話しまくった。窓口の担当者は警察への相談を勧めてくれ、最短で家に着くルートの検索なども手伝ってくれた。幸い私には同居人がいたので、彼女に最寄りのバス停まで迎えに来てもらった。その日はまともな食事も喉を通らず、夜も全く眠れなかった。
警察が来たのは週末だった。男性2人、女性1人が私の部屋まで来てくれた。私はワッツアップの履歴を見せながらことの経緯を説明した。彼らは真剣に話を聞いてメモをとり、証拠としてテキストのスクリーンショットを撮った。また、彼の名前や会社名などを控え、レポートを作成して記録を残した。警察の指示によって私は彼の電話番号、メールアドレス、SNSなどすべてを着信拒否した。また、警察は彼が求人広告を掲載していたサイトに連絡し、広告を削除した。彼の脅迫はとても卑怯だが、これは単に若いアジア人女性を傷つけたいがための悪戯な犯行であり、実際に家まで追ってあなたを襲う確率は非常に低い、というのが警察の見解だった。身の安全を保持するため、私が彼の犯行を警察に通報したということは決して外部に漏らさないことを約束してくれた。彼からその後連絡が来ることはなかったが、私は1か月以内に全く別の場所へ引っ越した。
私は、まさか自分がこのようなヘイトクライムの被害者になるとは想像もしていなかった。しかも就職の面接官、大手サイトで見つけた求人でこんなことが起きるなんて。まるで50年代のような差別的言動、30通を超える言いがかりのメッセージ、レイプを連想させる脅迫。精神的なダメージは計り知れず、しばらく携帯を見るのも怖かったし、SNSなどにこの事件について投稿することもなかった。
普段の私は、とても明るく元気な性格だ。友達もいるし家族との関係も良く、自己肯定感も高いと思う。私の周囲の人も口を揃えてこれに同意するだろう。しかしそんな私でさえ、この事件当時は性格が変わった。「こんな暴言を吐かれるなんて、私が悪いのかも・・・」そんな考えが頭をよぎったのだ。冷静になってみれば、私には何の落ち度もない。ただ求人に応募し、面接に行ったら、面接官の頭がおかしかったという話だ。しかし、アジア人であるという変えようのない事実を理由に差別されたことで、私の誇りはひどく傷つけられた。この男が狂ってるんだ、そう頭では理解していても、感情はしばらくグチャグチャだった。生まれて初めて、ベッドの上で「死のうかな」なんて想像した。本当に、人生の中で最も傷ついた出来事だった。
ひとつめは、「人種差別は犯罪である」ということ。とくに日本人は、この辺の意識が薄い気がする。これは私たちが他者を差別してはいけないということだけではなく、「自分が他者から差別されたときに怒っていい」ということである。私は迷わず警察に通報した。「これぐらいのことで・・・」なんて迷う必要はない。警察はきちんと調書をとり、クリミナルレコードを作ってくれる。とくにヨーロッパでは、この手の犯罪に対し警察は動いてくれる。すぐに逮捕には至らないまでも、記録が残るだけで全く状況は変わる。何より、私は精神的な安心を得ることができた。
今回のケースの場合、面接でジェスチャーをされた時点で彼にもっとはっきり否定的な態度を取るべきだったという見方もあるだろう。しかし、相手のテリトリーであるオフィス内、しかも体格差のある男性が相手だったため、感情的な反応はリスクが高すぎる。脅迫メッセージなども慌てて消してはいけない。あとから、証拠として提出できるからだ。とにかく、自力で解決しようとせず、警察を頼ってほしい。
警察に通報するのが最もおすすめだが、どうしても勇気が出ない場合は大学のホットラインなどでもいい。とにかくSOSを出し、怒り、差別主義者たちにNOを突きつけること。
ふたつめは、自分を責めないこと。差別犯罪に巻き込まれたとき、精神的な負担はあなたが思うよりずっと大きい。自分の国籍、性別、セクシュアリティ、容姿など、自分で選ぶことのできない部分を攻撃することはとても卑怯だ。激しい悪意を向けられた時、人間の心は深く傷つき、自分を愛することができなくなる。私は警察と話している時、メッセージの内容を反芻して頭が混乱し、支離滅裂な言葉で説明をした。あまりに動転していたので、私は思わず警察官に「ごめんなさい、この国の言葉が上手くないから、私の言葉がわからないですよね」と謝った。すると警察官は、「何を言っているんだ。あなたの語学力はとても素晴らしい。何の問題もなく聞けています。私たちは、あなたがどんな被害にあったか理解できているんだから、あなたは大丈夫」と返してくれた。この言葉を聞いて、それまで一滴も流さなかった涙が堰を切ったように溢れた。
悪いのは差別主義者だ。そのことを決して忘れないでほしい。あなたは悪くない。あなたは美しい。他人に何を言われても、何をされても、あなたの心も身体もあなただけのものだ。
私は現在、とても元気に暮らしている。新しい職場にも恵まれた。正直なところ、今も時々あの男の顔を思い出すことはある。しかし、新しい年の訪れとともに、前向きな気持ちで歩き出したい。
これを言い出したのは、要するにしばき隊とかそのあたりの左翼が「日本人に対するヘイトを在日がやってたのを擁護する必要性に駆られて」なんだよね。
日本人を取り囲んでリンチとか、そういう朝鮮学校のヤンキーみたいな事象をヘイトだと認めると何かと都合が悪かったんだよね。
だから「多数から少数がヘイトで、少数から多数へはヘイトではない」という独自ルールを作っちゃった。
でも、世界のスタンダードから見ると、「むしろヘイトスピーチやヘイトクライムは少数から多数への過激攻撃においてよく見られる」ので、混乱が生じてる。
過去の虐殺なんかも、少数派が人種的優位性を主張して、多数派の女性への婦女暴行やレイプなんかを扇動しやらかした例はごろごろある。
なんでこんなことになったかというと、彼ら社会運動家と、その思想を保証する社会学者系のインテリは、とりあえず理論をでっちあげて検証をしないことにあるんだよね。
明らかな間違いを犯した理論も、すべてアカデミズムの肩書で保証してしまう。
このあたりに社会学とか文系学問出身運動家の腐敗があるわけなんだけれども。
川崎のヘイトスピーチの話も「外国出身者以外にもヘイトスピーチはあるかないか」というばかばかしい理由でもめた。あるに決まってるのに、左派系が必死に抵抗した。
アレは、「ヘイトスピーチはあらゆる属性が対象になる」なんて基本を、「他の属性差別はフリーにしておきたい」という意図でかなりもめた。
http://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/5320
愚痴垢で憎悪を増幅させて、加害行動しちゃってるの、それはヘイトクライム。
愚痴垢にひたっていると、事実とそれ以外の区別がつきにくくなっちゃう。
これは逆かもしれないけどね。区別がつかないがゆえに愚痴垢で考えを補強してる可能性。知らんけど。
自分と他人の境界線があいまいなのも、事実とそれ以外が区別ついてないから。
「あの人はこう思っている!」←これ事実じゃない。
「あの人はこう思っている!(に違いないと、私は思っている)」が事実。
事実とそうでないものを見極めて、各種情報(ツイッターはもちろん、ニュースとか人の話とかも)とむきあいたいと、気を付けている。
無敵の人は男、という風潮がありそうなので先に書いておく。女の体は持ったが、乳も子宮もいらないと思っている人間だ。必要な方にあげたいと常に思う。
そして社会の底辺に位置している。体はまあまあ動くが、寝たきりの日も多い。
まず、数々の「無敵の人」呼ばわりされている加害者が犯した罪を擁護するつもりはないのをはっきりさせておきたい。
特に今回の件は、絶対に反撃出来ないであろう小学校女子生徒を狙ったものである。同情の余地もない。
誰であれ他者を加害するのは卑劣で許し難いという考えである、だが……という前提で読んでいただけるとありがたい。
犯人が死んでしまい、これから捜査や目的、細かな事情が出てくるかと思うが、様々な意見を読んで、皆「自分に都合のいいストーリー」を作って読み解いていることに愕然とした。
子供やベビーカーに対するヘイトクライムと繋がっている。女をあてがわれなかったインセル。そういう見方もあるかもしれない。わからなくもない。が、どちらかと言えばフェミニスト寄りの人間だが、これにはさすがに頷けなかった。
もちろん、これを書いている私も人のことは言えない。これから書くのは、とても「無敵の人」「これからそうなるかもしれない人間」に同情的なものになるので。
というか、私自身、危うく足を踏み外しそうになったことが多々あったから、聞いてほしいだけだ。
ある程度フェイクを入れるが、ちょっとした障害を持っている。最初は健常者だと思っていたが、後に障害を持った。
「ほら見ろ障害者はいらない、危険思想だから社会に不要だ」というコメントが付きそうで今から不安だ。そんな馬鹿が出ないことを祈る。
家は貧困家庭だった。小遣いがなかったので、同級生が楽しげに遊んでいる中歯ぎしりしながらアルバイトをした。悔しかったしそんな感情を持つ自分になおのこと嫌気が差した。
私立の学校という選択肢を取れる人間に、今でも複雑な思いを抱く。生まれつき実家のパイプが太いから成功しているくせに一から自分で大きくなったと勘違いしている人間には殺意すら抱くこともある(実行に移すつもりはない。念の為)。
だから、被害に遭った児童が有名な私立校、エスカレーター式と聞き複雑な心境になったのを、許してほしい。
その事件が起きた朝、ほんの数時間前に、健常者の「障害者はなるべく関わりたくないから家にこもっていてくれ、理解を求めようなんてわがまますぎる」というようなツイートを読んだばかりだった。
こっちだって関わりたくない。関わらざるを得ないから関わっている。関わらなくて済むならお互い離れて暮らしていたい。こちらから願い下げだ。それをこちらが見えるところに書くな。頼むから。怒りで手が震えた。
障害者雇用は最低賃金に数円足しましたというレベルだ。どうやっても月7万から8万弱。それ以上働くと体調を崩す。
「未経験者歓迎」の職業に紹介を希望したら「やはり経験者を欲しがっていて」とハロワの職員に断られたこともある。何を言っているのだお前はと言えば良かっただろうか。
障害年金だけで生活できるなら試してみてほしい。ひと月大体6万5千円弱だ。
なんとか見つけた雇用も、補助金目当てでこちらを気遣うつもりなどさらさらない場所ばかりだ。労基法?守る企業の方が珍しい。
役所関連、社会福祉事務所。簡単に追い払われる。宇宙人と話しているような態度を取られることも多々ある。
主治医すらハズレに当たれば適当なことしか言わずこちらを威圧する。投薬の不安も聞いてくれないこともある。
障害者と見ればあからさまに子供に話しかけるような口調に変わる人間もいる。被害妄想ですねと片付けられるのはいつものことだ。
生きるのがとても面倒くさい。
味方がいない。
適当なことを口にする人々は、そこまで追い詰められた経験は、あるだろうか。
難癖をつけられ、差別や暴言を受け泣きながら役所や社会福祉事務所を後にした経験はあるだろうか。
公営住宅に住んでいるのに家賃が支払えそうにない、ごめんなさい、○日には払えますと謝ったことはあるだろうか。
とりあえずの一時貸付を借りたはいいがそれを返すのに泣きそうになりながら銀行の残高とにらめっこすることはあっただろうか。
無敵なわけではない。大事なものもある。好きなものだってある。大切な人もいる。だが、そんなものもストッパーにならないほど打ちのめされることがあまりにも多くある。
年間何万人も自死する国だ。命は大切と叫ばれるより、金をくれたら全部解決するだろうと思う。
自分がそうなるかもしれないというだけではない。
自分がそうした人間を生み出すきっかけの一言を言ってしまったという自覚はあるか。
身に覚えはあるだろうか。想像できるだろうか。
テロリストに同調してはいけない。だから思想を報道しない。そうした他国の動きもある。
「自分一人で死んでも変わらないのだろうな、こいつらは」
そう思わせたら、終わりだ。
だから同調しない。決して肯定してはいけない。それは変わらない。これから捜査が進んでも、報道などなくていいと思う。けして同調などしてやらない。だが、揺らぐ人間が出る可能性は、ある。
許してはいけない。
が、今回の件でも他の件でも心無い言葉を山ほど目にした。
「一人で死ね」
よく聞く言葉だ。
今瀬戸際にいる人間がその言葉を見た時の感情を、考えたことは、あるだろうか?
追い詰められた人間がさらに心無い言葉を見た時の感情を、経験したことはあるだろうか。
「無敵の人」を作っているのは、誰だ?
名もなく顔も出さない誰かが、一人でそっと死にたい人間の背中を全力で蹴った可能性を、考えたことはあるか?
死刑囚の手記を読んでみてほしい。
福祉が充実していたら止められたのではと思うものが、山ほどあるから。
罪は罪である。
愚劣な罪を犯した人間を庇うことはしない。
やまゆり園のように殺されたくもない。ネットで知り合った善意の顔をした誰かに殺されクーラーボックスに詰められたくない。
追い詰められた人間をさらに崖から突き落とす真似をしたくない。されたくない。
それだけなのに。
※追記
トラバやブコメたくさんありそうだが見る余裕がない。申し訳ない。
そもそもこの社会は被害者のケアも追いついていない。そちらも急務だろうと思う。被害者にはなんの落ち度もなかった。何度でも強調する。
加害者のやったことは卑劣で許し難く、子を持つ人間としては脅威だろう。心中察するに余りある。そして私の身勝手な「羨ましい」「複雑」という感情は綴るべきでなかったと反省している。捜査が進んでも同調する人間を出さないため加害者の報道は減らしてほしいと切に思う。
こんな記事を読んだ。
「自分の『普通』嗤われるの嫌」命絶った20歳の女性 届かなかった支援、母の苦悩 https://www.nishinippon.co.jp/sp/item/n/513530
たぶん、誰も気づかずに、無敵の人予備軍とネットの人間が気安く呼ぶような人たちは、今日も、今も、1分前にも1秒前にも亡くなっていはしないかと思う。
みんなもう一人で死んでいる。わざわざ誰かが言わなくとも。
列車が、人身事故で遅れると、「迷惑だ」という言葉に溢れる現状が悲しいだけだ。線路に飛び込まざるを得なかった人にも、人生があったのだ。そこまでしなくてはならぬほど、追い詰められた事実があっただけだ。
一人でひっそり死ぬ人を一人でも減らしたい。それが、無敵の人などと名付けられた人間を減らすことにつながりはしないか。
無責任な言葉を撒き散らす前に、答えのない問いを続ける。一人で死ぬ人をどうにかどこかにつなげたい。
今回や、数多の巻き込み型自殺者の加害者を擁護する気はさらさらない。
だが、今瀬戸際にいる人を踏みつけ蹴飛ばし加害者に同調したくなるような、そんな言葉を吐くのも、どうか一度考えてみてほしいと思う。
ブクマはなんかもう煮こごりみたいになってるから読めない。申し訳ない。
とりあえず、なんとか読めたトラバにいくつか書き足したいことを書いた。
「自分に都合のいいストーリー」を作って読み解いていることに愕然とした。
もちろん、これを書いている私も人のことは言えない。これから書くのは、とても「無敵の人」「これからそうなるかもしれない人間」に同情的なものになるので。
よく読んでくれ。また、今回の犯人や他の巻き込み自殺を擁護したいんじゃない。無敵の人になりかけそうな追い詰められた人間に汚い言葉を浴びせるバカに伝える文だとわかってくれるとありがたい。また、信頼していた人が勝手に自分の好きなように噛み砕いたコメントをしていたのに落ち込んだのもあった。
分断するな。「魔が刺す」という言葉がある。誰だって、とことん落ちる時がある。
発達障害関連、あとは事前連絡なしで飛行機に乗り込んだ車椅子の障害者に対するブコメがこんな感じの言葉で溢れていたのを覚えている。遡れば読めるかもな。
主旨がわかりにくい文で本当に申し訳ない。
心無い一言を誰が見ているかわからないところにばら撒くなと最初から言えばわかりやすかっただろうか?
関係ない話を蒸し返して申し訳ない。hagexさんが殺害された時に、増田で犯人を執拗に煽っていた人間は、あの後どうなったんだろうな。殺人教唆になりそうなものだが。
私の身の上話は余計だった。が、つながるべき福祉からこぼれ落ちたり、助けを求めた場所でたらい回されひどい対応をされ苦しむ人、諦める人は多いと知ってもらえるだけでいい。
貧困者やブラック企業に捕まっている人も社会の被害者だと思っているよ。
そうした人が、無責任で無神経な言葉をさらに受け続けたら、どこまでも落ちる。
「セックスできない非モテだから鬱憤が溜まったんだ、だから女をあてがえば解決」というバカも見かけた。何も言うことはない。同じところに落ちたくないので。
どんなに自衛していても、見える。それだけあちこちに心無い言葉が転がっている。それをやめたいと思っているだけだ。
女子生徒が自殺する一部始終を動画で撮影、アップロード。ホストを刺した女を撮影、アップロード、さらにそれを見て「この構図興奮する」と呟く人間。今回の件でも野次馬かマスコミかわからないがスマホを掲げた人間が山のようにいた。
そういうのを見るたび絶望するよ。「マスゴミ」と何が変わらないのだろう。
賛否あれども考えるきっかけになるならそれでいい。自分を振り返ってみてほしい。貧困や福祉も大事だが、崩れ落ちたモラルについても考えてもらえたらありがたい。