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2024-01-26

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

2024-01-01

anond:20231231235601

まったく根拠なく弱者男性レッテルを貼る。

「救う」などと無意識上から目線披露した上、

年の最後殺人教唆で締める差別主義者の犯罪者

こうやって茶化す弱者男性マジで終わってる

こいつら救う価値ないです

安楽死すら生温い

全員銃殺しましょう

茶化してるのは、あなただし、マジで終わってる倫理観弱者あなた

セルフネグレクトでやってるなら、そんな事に他人を巻き込むべきじゃないし、素直に助けてほしいと言いなさい。

2023-11-01

スキーム保険金殺人教唆

保険会社関係者背乗り

  1. 生命保険会社損害保険会社は、背乗り秘密を知る青年を知っている
  2. 青年は適齢期に外務機関就職しようとし、語学学校がこれを利用して、カルト女を通訳として妻に送り込む
  3. 国外出張の心細さから青年は女にコロっと惚れてしまい現地で結婚
  4. 妻は娘を出産するが、まともに育てようとしない
  5. 家の近所に工作員保険代理店設立され、妻は軽自動車を購入してそこで自動車保険契約、娘にも免許を取らせて使わせる
  6. 娘は弱々しく育つが、成年して家を出る

 「娘名義死亡保険契約を一括払いで作れば、満期払戻しのとき課税になり、娘に知られることもない」

  1. 夫婦の近所に住む工作員営業員が、娘が家を出たのちに、妻に上記儲け話を持ち掛ける
  2. 妻は話に興味を持ち、娘になりすまして偽保険契約をつくる
  3. 娘は、工作員同級生から男を紹介される(のちに男はパチンコ中毒であることが判明する)

被保険者にバレないことはご理解いただけましたね」

  1. 娘には何の通知も行われずに保険契約は続行
  2. 生命保険会社営業が、妻に、妻名義の契約で娘に秘密保険をかけよう。年払可。うっかり自分が受取人に登録されてしまっていたが、気づかなかったと言えばよい」と持ちかけ、妻はそれも契約する

「娘名義の銀行口座を作らなければ非課税にできない」

  1. 10年後、営業員はそのことを妻に説明。「銀行口座は娘のために作ったと言えば良い」
  2. 妻は娘名義の銀行口座を作り、秘密裡に保険金を受け取る(約200万円の利益

タマ信金の上得意」

  1. 妻の兄弟5名はみな政府系企業に務め、仲良くタマ地方に住んでおり、タマ信金の上得意
  2. タマ信金資金を引上げられると困る立場であり、兄弟らは、妻と青年離婚させ、妻に青年資産を取得させたい
  3. タマ信金住宅ローン返済が滞った客に、家を差し押さえない代わりに、娘を自動車事故に遭わせるよう依頼した
  4. 最初秘密保険の話を妻に紹介したのも、妻の兄弟の1人であった

「序章」

  1. 娘は運転免許を持たないパチンコ中毒男性とまだ付き合っていた
  2. そして青年は娘に運転を依頼した…

(妻が保険殺人計画したように見える事件

2023-06-30

Aさんが自分自身対象とした暗殺の依頼をBさんに仮にしたとして、Aさんは殺人教唆罪に問われるか否かとかをぼけーっと考えてた。

2023-06-25

anond:20230625224400

そうですね。住所さらしと殺人教唆をした新橋さんが引っ越しの実費+迷惑料(500万円)を支払うだけで終わる話なので尻すぼみになると思います

2023-06-10

anond:20230609235938

どういうこと?

令状無しで逮捕されるって現行犯なんだろうが、殺人教唆?の現行犯って何が起こったのか気になる。

2023-04-23

anond:20230423114550

「そうか…殺せばいいのか…」はい殺人教唆罪アウトー!

2023-02-04

明石六郎先生作品話題になっていてとても嬉しいのでおすすめ作品を紹介していく

どうも、インターネット小説大好き増田です。

 

https://twitter.com/7QAJlk4GwYbw9NI/status/1618205072013553665?s=20&t=mSe2GXvlwerdBVFSpY7YfA

 

今回は5年前から毎日追わせていただいている明石六郎先生の最新コミカライズ絶対に勝てない魔王と戦うとかやってられないので、一緒に召喚されたクラスメイトを皆殺しにすることにした」のPRツイート(上のURL)がかなり拡散されていて、これがめっちゃ嬉しいので明石六郎先生オススメ作品を紹介していくぞ。

 

まずは明石六郎先生を知らない人が大多数だろうからプロフィールから紹介していく。

 

明石六郎先生小説家になろうで作品掲載されている作家だ。

代表作は「地味な剣聖はそれでも最強です」「絶対に勝てない魔王と戦うとかやってられないので、一緒に召喚されたクラスメイトを皆殺しにすることにした」のコミカライズがある。

多くの作品の特徴としては、ファンタジーファンタジーで終わらせない、異世界であってもそこに住む人々の性格や行動規範リアルを追求、そして納得できる展開で常に読者の予想を上回り続けてくるのでめちゃめちゃ面白い

 

それでは作品おすすめしていきたい。

まずは処女作である勇者を切実なほど必要としている世界から

この作品は、異世界召喚された一人の少年王様から平和を乱す魔王を討ってほしいと頼まれ作品だ。

第1話から、「これは日本健全男子中学生への、敵国の王への殺害依頼、殺人教唆である」というリアルを読者に突き付けてくる。

普通王様魔王を討ってくれと言われて「これは殺人教唆だ!」と思うだろうか。言われてみて初めて「確かにそうだな」と増田は思った。

 

続いて第2話では魔王を倒す勇者を支える4人のヒロインが出てくる。

彼女たちの登場シーンも痛烈だ。

「ひゅるるるるるる……」

「ここここ」

「ぬぅううううう」

「あああああああああ!」

 

そこに並んでいた四人の乙女彼女たちは皆、明らかに属性やら水属性やらの気配を漂わせているが、そんなことは些細なことだった。全員が身長2m以上、体重が100Kg以上ありそうな筋骨隆々の肉体。女神加護云々を抜きにしても、熊ぐらいなら首をもぎそうである

勇者を守り、世界を救うために、彼女たちはいかにして国家に鍛えられたのか、具体的には洗脳付き拘束具とドーピングで最大まで強化されたヒロインたちが出てくる。

世界存亡の前では個人人権など尊重されないだろうという嫌なリアルが描かれている。

 

さて第3話ではついに魔王が出てくる。

具体的には、国家によって人体実験されまくって原型をほとんど留めていない魔王が出てくる。

社会のために、世界のために、庶民のために、それらを理由異世界勇者迷惑をかけないために、彼らはその威信をかけて魔王を滅ぼすか、封じるか、試行錯誤を繰り替えした。

そして諦め。勇者召還を行ったことが説明される。

ちなみにこの話のタイトルは「勇者を切実なほど必要としている魔王である

 

残り2話あるけど作品オチに関わるのでぜひ自分の目で確かめてほしい、5話しかいからすぐ読み終わるし。

 

 

次にお勧めするのは「地味な剣聖はそれでも最強です」。

明石六郎先生代表作ともいえるだろう。現在493話で連載ストップ中だけどいつか再開されるらしい、僕は10年でも20年でも待ってます

あらすじは、「日本学生だった主人公神様ミスで死んでしま異世界転移。最強になりたいということで神様から仙人への紹介状をもらって、そこで五百年間の修行を受けた」というなろう異世界作品ありがちな導入となっている。

しかしこの作品は「最強」という言葉真摯に追求していく。

なんでも切れる剣を持つ者が最強か?

1万年もの研鑽を積める者が最強か?

相手の届かない場所から攻撃できる者が最強か?

殺しても死なない者が最強か?

世界の時すら止めて攻撃できる者が最強か?

この作品は全てを否定する、493話とかなり長いがどうかご賞味あれ。

 

 

今回コミカライズされた作品絶対に勝てない魔王と戦うとかやってられないので、一緒に召喚されたクラスメイトを皆殺しにすることにした」ももちろんお勧めできる。

この作品は1クラス30人ごと異世界召喚された中で主人公一人だけが魔王に忠誠を誓い、クラスメイト全員を殺していく物語だ。

 

この作品テーマは成長だろう。

第一章では、主人公クラスメイトを殺すためにひたすら魔王に鍛えらえる。

恐らく魔王主人公簡単パワーアップさせられるだろうが、主人公が苦しんだうえでクラスメイトと殺しあう姿を見たいために努力パートが挟まれている。

さてこの章の見どころは彼が努力する理由の変化だ。

最初はただ死にたくなかっただけだった主人公は、なぜ苦しんでまで生きるのかを考えることになる。

彼が最終的に見つけたクラスメイトを殺すに足る理由はひどく凡百なものであるが、覚悟を決めるまでの過程はきっと心を動かしてくれる、話数もそんなに多くないのでぜひ読んでほしい。

 

 

最後おすすめする作品は最も長く最も好きな作品だ。

タイトルは「虎の威を借る太郎パラダイスから来た最弱一般人モンスターの力『だけ』でAランクハンターに~」

今作の主人公は、モンスターパラダイスというゲーム世界に飛ばされてしまった悲しい一般人だ。

ゲーム世界は非常に過酷であり、簡単主人公は死にそうになる。具体的に言えば仲間のモンスターたちが敵と戦った余波で心臓の鼓動が止まる。

そんな主人公は最弱でありながら異世界大国家の英雄として出世していく、本人にとってははた迷惑なことに。

 

なぜ彼は最弱のまま英雄として祭り上げられるのか。彼の英雄性を象徴するセリフの中で特に好きなものを紹介しよう。

「……俺達は何もしてない。いいや、俺は何もしてない。だったらまあ……命を賭けるぐらいはしよう」

「俺達は怖いし、命を賭けている。でもあそこで戦っている人たちは、怖くて命がけで、しかも疲れて苦しくて痛いんだ。だったら、せめて怖い思いは一緒にしよう」

「……大丈夫、一人じゃない。孤独死ぬわけじゃないんだ、寂しくはないだろう?」

虎の群れの中にあって、主として居ることを認められた狐。

彼の生きざまをぜひ追ってほしい。

 

ここでは紹介しなかったけど他の作品も全部おすすめなので上の作品どれか一つでもはまったらぜひ。

2022-04-14

よく学校関係者いじめ殺した加害者について「加害者にも未来はある」とかクソボケコメント出すけど

被害者未来はなくなってるんだから当然加害者未来にもなくなってもらいたいよ

最低限現状の少年法にのっとって処分をきっちり受けてほしい

最大限は一族郎党皆殺しだけどまあそこまではな

司法手続きにのせないようにしようとする教師共犯とか殺人教唆にならんもんかなあー

2022-02-20

藤波よ、お前のその愛で猪木を殺せ」って言ったら殺人教唆の罪に問われるの?

古舘伊知郎見解が知りたい。

2022-02-12

今、ミステリと言えば「マダミス」を指す

マダミス=マーダーミステリー

マーダーミステリーとは、ミステリとTRPGを融合させた全く新しい体験型ボードゲーム

ゲームによって与えられた役を演じ勝利条件を満たすためにお互いを出し抜きあう最新型のロールプレイングゲーム

逃げ切りたい殺人犯真犯人を探す探偵探偵を出し抜かねばならない警察・どさくさに紛れたい盗人・時効が迫った過去事件犯人黒幕とも言える殺人教唆犯・特ダネ目当てのジャーナリスト、そして盤面の管理者ゲームマスター、それぞれの役割が与えられそれぞれが目標を目指す。

与えられたトリック、埋め込まれギミックプレイヤーはみなエゴイスティック、それぞれの結末がドラマチック。

紙で読んで探偵に先を越されて、犯人と作者だけが知っている情報に踊らされる時代はもう終わり。

テレビ画面の向こうで続けられる推理「わかったぞ。謎はすべて解けた」解答編で突然出てくる最後証拠、そんな馬鹿げた謎解きが有るか。

全ての手札は与えられている。

探す権利も、隠すチャンスも、暴くセンスは自前で用意。

本当のミステリーはマダミスだけ!

作者都合のミスディレクションはもうおしまい

目の前の犯人との知恵比べがそこにある!

令和の探偵小説なんてのは結局ね、自分には探偵役も犯人役も出来ないって決めつけた臆病者の駆け込み寺なんですよ。

2021-11-03

「何故人を殺してはいけないの?」と質問してくる子供に対しては「どうしても殺したいなら殺すべきだ」と答えるべき

それが「誠実」というものだ、少なくとも俺にとっての。

それで実際に殺してしまった場合には殺人教唆で罪に問われる事になる事実も併せて説明するそれは丁寧丁寧に。

人と一対一で向き合うというのはこういう覚悟で臨むのだという事も滔々も語るのだ。

そんな事は100%有り得ないと分かってそんな事が言えるのも百も承知二百も結構なのだ

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