はてなキーワード: オタクバッシングとは
3話ですごいフェミ目線で話が進んだかに見えて話が反転するかなと思ったら、今度はオタクバッシングに通行人のパリピを暴漢扱い。全方向に暴力を振るうというすげー少女漫画だなこれと感心した。このへんが過激なのか?
たしかに奈良田愛は生い立ちに問題がある。あんな目にあったらトラウマもんだろう。でもよく考えるとそこまでキモいおっさんが再婚相手というレアケースで視聴者のヘイトを集めるか? そんでトラウマ持った奈良田ちゃんはファンのオタクを攻撃して通行人にえづきかけて、それ見たさらさは助けてくださいコール。自分がナンパした人だったらすげー被害だなと思う。手は握っちゃいかんよ。そら怖い。でもあれは過剰防衛でしょ。下手打つと留置所コースですよ。
更にいうと、これって逆説的に「被害者は加害者になりうる」みたいなメッセージが込められてるとしたら、もう被害者も悪いですから、みたいな解釈が成り立っちゃって誰も救われないんだけど。被害者もオタクも通行人ナンパ師も無神経なさらさも全員悪いという劇中劇ってことですかね。太一もサラッとキモオタを攻撃してて、笑うと同時になかなか振り切ってんなと。
よく言われる騒音おばさんや伊丹十三の件も結局真偽の程はよくわからないし、彼らは巷で噂されている程恐ろしい宗教団体なん?(統一教会は何かここ最近改名したらしいけど、長たらしい名前で書くの面倒なので便宜上旧称で書く)
彼らの集会や行事、例えば集団合同挙式とか葬儀の様子(集団でお経を唱えるやつとか、また数年前に起きた火山の噴火の犠牲となった少女が統一教会員の娘だったようで、その時の派手な葬儀の様子が巷で話題になった。)こいういうの不気味で気持ち悪いという人達もいるみたいだけど、これらだって彼らの中だけでやる分には別に外部に迷惑をかけてないのでは?不気味で気持ち悪いと思うのならわざわざ顔近づけて覗かなきゃいいのでは?
霊感商法みたいなことやってるって話も、まあ統一の方は昔ガチでそういうのやってたっぽいけど(今もやってるのかどうかは知らん)、創価の方はどうなの?信濃町の売店の写真とか調べてみたけど見た感じそこで売られているグッズの殆どは(まあ「大勝利飴」とか少々アレなネーミングセンスのものもあるけど)そこまで露骨に値の張るものでもないし、また信濃町の中を歩いて撮ってみたという動画も幾つかネットに上がっているけど、それ見た感じじゃ売店の周りで悪質な客引きとかキャッチセールスとかやってる感じでも、撮影者に何か絡んでくる感じでもなかった。
入信・入会を拒んだものや脱会しようとした者に集団で嫌がらせとかストーカーしてくるみたいな話とかもさ… 統一の方はちょっとよくわからないけど、創価については例えばマキシマムザホルモンのダイスケはんは創価大学出身で、彼もまた実は在学中に創価学会とはちょっと一悶着あったみたいだけど、最終的に彼は学会から「大学名をプロフィールに載せないで欲しい」「創価大学ではライブをしないで欲しい」「金輪際大学へ出入りしないで欲しい」等と言われて追放された様で、この様に学会と何か揉め事を起こした者は寧ろ学会の方から拒絶・破門するみたいだぞ。また、このことで未だにダイスケはんが学会から嫌がらせを受けているなんて話は(明るみになっている限りでは)聞かないし。
あと菊とか鶴とかのタブーの話も、確かに言われてみればテレビで創価について特集しているの殆ど見たこと無い(前に池上彰が少し特集しているのを見たことがあるくらい)ので事実マスメディアでは彼らに関する報道は半ばタブー視されているのかもしれないが、ネット上の噂によるとそれは実は創価学会は在日コリアン系の集団で、彼らがメディアを支配しているからだ、そして日本のメディアが左寄りなのもまた彼らのせいなのだっていうけど本当にそうなの?(統一は確かに創始者が韓国人の文鮮明で本部も韓国にあるという事は教会の方からはっきりと明言しているが、)池田大作は本当にソンテチャクなのか?確かに日本のテレビ報道が左寄りなのもまた否定はしないけど、それって創価に関連する報道がほぼタブー視されていること関係あるの?その噂のソースとされるこちらのサイト(http://peachy.xii.jp/korea/)ってデマとかが指摘されまくってるやつだし。ていうかそもそも創価学会が支持している公明党って自民党と連立関係にあるわけだし、むしろ彼らは左界隈とは対立している側では…?
あとこういうこと書くと「これ書いてるのってひょっとして学会員・教会員なんじゃないか…?」みたいに思う人もいるかもしれないが、まあ正直この文章も彼らを擁護するものでは全くないと言えば嘘になるかもしれないけど、仮にこれを書いているのが学会や教会の関係者だとしてそれで文章の正当性の内容が薄らぐのか?あとこれは筆者の偏見かもしれないがオタク層の中にアンチ創価・統一が多いような気がするのだが、ちょっとそのオタクとアンチ創価・統一を兼任している方々に問いたいのだが、例えばネット上の学会・教会に関するあやふやな噂を全て真に受けて学会・教会の関係者を皆一括りに「嫌がらせやストーカーをしてくるような恐ろしい人たち」と決めつけるのは、それはマスコミのオタクに対する悪意ある偏向報道を真に受けてオタクを皆一括りにして社会不適合者・犯罪者予備軍扱いすることと何が違うのか?また前述通り彼らの集会や挙式や葬儀の様子を不気味で気持ち悪いと思うのはまだ個々人の主観だろうが、参加を強要されたというのならともかくわざわざ覗き込んできて「不気味で気持ち悪い」というのは、それはオタ趣味文化にまったく興味も理解も無いやつがわざわざオタクイベントの様子を覗いてきて「うわっ、キモッ!」等というのと何が違うのか?またもし仮に自分の周りに学会員・教会員と判明した者や若しくはその疑いのある者がいた時に、それだけでその者を「あいつ学会員・教会員らしいぞ」「うわ怖っ、もうあいつと関わるのよそう」等と陰口をたたいたり村八分にしたりするのは、それは嘗てオタクバッシング最盛期の頃にオタバレした者やオタク疑惑をかけられた者が受けたいじめと何が違うのか?またそういう集団での嫌がらせや陰口や村八分にしたりすることこそ、(仮に本当に行われているとして)悪質な信者がやっているとされる嫌がらせやストーカー行為等と五十歩百歩ではないのか?ていうかぶっちゃけ彼らはオタクの敵なのか?現状どこぞのフェ〇パ〇ク連中の様にサブカルやアニメとのコラボイベントとかにクレームつけて火付けしてる感じでもないし、また先ほども言ったが公明党はその〇ェミパヨ〇連中と対立している自民党と連立関係にあるわけだし、寧ろアニメに火付けしている連中とは対立している側ではないのか?(ただまあ、逆に彼らが直接オタクの味方をしているという話も聞かないし、またそれだけでオタクは寧ろ公明党を支持しようみたいな話になるものそれもまた安直な考えではあるだろうけど。)
と、書き綴ってきたが正直筆者個人も彼らのことを真っ白な集団だと信じ切っているわけでは無いし、もし本当に何か良くないことをしているのであればそれはきっちりと批判・糾弾されるべきだと思う。ただ、ネット上で彼らに関する噂を真に受けて彼らを叩いたり怖がったりしている人達を、その風潮を見ていて、その辺りモヤモヤしていたことを事を思わず書き綴りたくなった。少なくとももし自分の周り学会・教会の関係者、又はその可能性がある者がいたとしても、周囲にしつこく入会を勧めてくるとかじゃないのなら本人の信じる宗教くらい本人の好きにさせてやればいいのではないだろうか?その宗教団体に入った結果どうなろうとそれは本人の自己責任ではないのか、と筆者は考える。
虚偽DMCA凍結事件、犯人はラブライバーではありませんでした
https://togetter.com/li/1476203
【犯人はラブライバーじゃない】DMCAによるTwitter凍結。問題ほぼほぼ解決したのでその報告。
https://note.com/moriteppei/n/n153d5263afa0
ああ、赤木智弘氏とかのほうね。
何にせよラブライバーじゃない事がはっきりしたのは良かった。
これよりも寧ろLGBTの人に成り済ました案件の方が余程気になるのだけど。
>ぼくが「党派性はろくなことにならん」と記事も書いたのに、とにかく「表現の自由戦士」のせいにしたがる人らがいる。
ほんまこれ。
この問題についていえば、口では表現の自由を言いながらも政党を重視する様な人物ほど信用できないのは事実。
これに関しては右も左もそうだけど、自身の支持する政党が規制を推進し出したり、その手の勢力と手を組んで、自身の政党に反対活動が邪魔になりだした途端、反対していた人達やオタクを攻撃し出したりするからね。
当時の児童ポルノ禁止法や都条例の時はそれこそネトウヨと呼ばれていた一部の自民支持者が執拗に規制に反対していた人を叩きにかかったし、今のしばき隊以降にフェミやポリコレを取り込んだ立憲や共産、れいわ等の野党支持者が表現の自由戦士と称し、オタクを叩きにかかった事例を見ても右でも左でも政党がメインな人達はすぐ裏切るから信用できないと言う事が良く判ったからね。
今回に関してもネトウヨBAN祭りがあってその時は燥いでいたにも関わらず、自身に火が飛ぶや否やまたこの人達は都合良くこの件も利用して屁理屈を言い、オタクバッシングをしていたのを見ているからなぁ…。
https://quickcms.century.yokohama/?liberal01
https://quickcms.century.yokohama/?liberal02
読んでいて割と同意できる点も多い。
恐らく元リベラル支持層だった人ほど納得でき、現在のフェミニストやポリコレに加担するリベラル層ほど図星を突かれ怒りだす様な内容だろう。
視野の欠如の部分は本気で同意できる部分であり、現在のリベラルが支持者議員問わず視野狭窄に陥っているからこそ、空気が読めない、保守系支持者にすらお花畑と言われる様な言動や政策を発言したりする様な事をするのだろう。
そしてこの他者を見下していると言う潜在意識はそれこそ先鋭化しきったリベラル層がフェミニストやポリコレと組んでオタクバッシングを繰り広げる行動にも表れていると考える。
結果更なる先鋭化を招き、それが要因で更に視野狭窄に陥り、中間層はおろか本来のリベラル層離れを招き、オタクに限らず、その他大勢の人間まで完全に敵に回す事になる。
そして当人達はそれに気づく事はない。
その一例として挙げれば少し前、いや現在進行形で話題になっている赤十字の件やJAの件である。
こちらの一件ではオタクやオタク以外の一般人以外にも医療従事者や農家と言う敵に回すと普通にヤバいとしか言えない様な割と笑えない層まで敵に回してしまっている。
選挙目線で考えれば、致命傷と言うしかない自壊しか伴わない行動を行ってしまっている。
https://togetter.com/li/1452171
そしてイギリスでも労働党の支持者のコメディアンがその主力層である労働者を馬鹿にして見下している。
この国民を舐めきっている態度こそ現在リベラルが抱える病の一端とも言える。
何より日本においても昨今のリベラルの支持者の傾向を見ていると他者を見下すが故に問題行動への同調をしてしまっていると考える。
また私自身としてはこのイギリスにおいての労働党の退廃はEUの案件よりも寧ろ指摘されている様に労働者視点の長期的な政策に欠けている事の方が要因として大きいと考える。
またポリコレやフェミニスト等の弱者の権利を自身の思想に利用する集団のお気持ちにばかり配慮した点やこれ等の団体が規制ばかり推し進めた事に反発したのも理由としてあると考える。
イギリスにしてもジェンダー関連や子供を理由に過剰な規制が進められていたし、労働党に関してはそれこそ動物愛護における捕鯨関連や蟹を生きたまま茹でる事は禁止と言う一般人から見れば狂気の沙汰としか思えない公約まで含まれていたので、その事も一般人の反発を招いた要因の一つではないかと普通に考える。
要はリベラルが理想論ばかり繰り広げ、その結果世間に対して平等や人権を盾に規制を押し付ける様になる等し、それに対して世間は疲れを感じ、支持層すら離れたのは事実ではないかと考える。
また個人的にはもうリベラルはここまで先鋭化をし、動脈硬化に陥った以上もはや手遅れと思っている。
共産党にしろ立憲民主党にしろ政党のスタンス等には関係なく、そのフェミニスト等の問題行動に議員が同調し、ツイッターで空気を読まない発言をし、水面下で自身の気に食わない人物に対して嫌がらせをしている節があるのは事実なのだ。
これはもはや一度壊滅及び消滅しない限り本来の趣旨に戻る事もないだろう。
寧ろリベラルと言う存在そのものが失敗そのものであったのかもしれない。
これ等の事から現状を見る限り自浄作用が働いていないのは見て取れるし、注意をする人達はもはやとっくに離れ、リベラルそのものが見放した後の状態であるとしか言いようがない。
もはや彼等が変わる事はないだろう。
それに共産の固定票にしても昨今は減少傾向みたいだし、左派及びリベラル自体世間から排除されつつあると考える。
また何より選挙においても世間の人間の評価が、自民に対して決して良いわけではないし、寧ろ消費増税や規制問題等で悪化しつつあり、尚且つ失策も多く、政策自体も信者以外良いとも思っていない上に日本経済も壊滅しつつある現状においてもそのカウンターの政党であるリベラル政党自体の支持率は低下し続け、更に選挙自体の投票率が下がり続け、結果リベラルや左派が勝てなくなっている事はそのリベラル自体世間から嫌悪されている証拠そのものである。
自民嫌いで野党支持のオタクは、自民に入った山田議員を裏切り者と思っていて、足を引っ張りたくてたまらなかったんだろうなあ。けどこの野党のやり方をオタクはちゃんと見てて今後の選挙での判定に使うことになる。だからこそ野党支持オタクこそ、これを批判しないとダメなんだけどなあ。— 義月粧子 (@syoukoy) 2019年12月9日
そもそも批判するような野党支持のオタクはとっくに野党そのものを見限って、離れていると思うけどね。
しばき隊以降のオタクバッシングで離れたオタクも多いと思うよ?
また自民だけではなく、公明や維新も嫌いだけど、山田太郎議員に関しては落選時代を含め、本当に活動して下さっているのを見ているからね。
寧ろただ与党を叩く為のツールとして、表現の自由や言論の自由を振り回している(ヨ)の連中やフェミに媚びだしているリベラルの方を遥かに問題視している人も多いと思う。
まさに表現の自由戦士ってそういうタイプの人も多いと思うけどね。
オタクは当時の票にならないと言われた経緯もあって投票に行くけど、中間の浮動票は昨今にリベラルの変節をみて、自民に入れたくないから悩んだ結果、投票に行かなかった人もいるんじゃないの?(適当)
単に野党側がしばき隊以降規制推進になって、論調が変わった人達は元々表現の自由や言論の自由なんてどうでも良く、単に票田として利用できるから当時言っていた様な人達であると思う。
これに関してはどう考えても野党側が有利な話題である赤松健氏や漫画家が文化庁と一緒になり、規制を推進しているダウンロード違法化拡大の話題に全く触れない事でも彼等が内心表現や言論規制問題に本来は興味すらない事が良く判ったからね。
オタク差別って、実際にはオタクじゃない人間のステレオタイプによって強化された。
源流をどことするのは難しいが、80年代後半の宮崎勤事件にフォーカスしてみたい。
このあたり、調べてみるといろいろ面白い。
まず、やり玉にあがるのが「宮崎勤」だが、彼は、最初は「アニメやホラー映画愛好家や大量のビデオテープ所持」としてテレビやワイドショーが紹介している。しかし、その後、ペドファイルからオタクという極めて雑な流れでオタクバッシングへとつながった。
このあたりの流れ、極めて重要なのだが、「ホラー映画のテレビ放送の自粛」なども起きており、オタクに対する規制と差別のみが強化された原因はほかにある。
まあぶっちゃけて言うと、「某自称オタクサブカル芸人」なんだよね。
この芸人というのは、宮崎勤後、かなりテレビに出まくった。言ってしまえば奇妙なキャラ付けでオタクを自称し、テレビでオタクってキモいでしょ? という偏見を持ってもらうことを仕事にしていた。
オタクのステレオタイプを強化し、妙なキャラクターづけで、「オタク評論家」としてメディアに露出しまくった。
それだけではなく、いまでいうところのストーカー行為なんかを紙面でやって裁判沙汰になったりしている。
「オタクの元祖」とかいう紹介をされると、烈火のごとくその当時のオタクが怒り出すこともある。
オタクはダサくて陰湿で気持ち悪い異常者、というコンセプトのタレントを、そのままメディアが時流に乗って重宝し、その結果、オタクの差別がより強化された。
なにより反感を感じるのは、そのオタクのキャラ付けが「演じられていること」だったろう。
オタク差別は、その芸人が「気持ち悪いオタク」を演じることによって一気に広がった。
しかし宮崎勤を語っても、「そのサブカル芸人が自分を売り出すためにオタクをコケにする演出を行い、テレビがそれを利用した」ことはなかなか振り返られない。
オタク差別などないという人は、この構図を今一度振り返ってほしい。
おそらく、他の差別に対しても得られる教訓があるだろう。
誰かが言わないといけないことだけれど、だれも言わないから言う。
BL好き腐女子、エヴァ大好き左翼、エロゲアイコンだった学者。
おじさんおばさんのオタクの一部が、差別で自意識を拗らせた結果おかしなことになっているという話だと思って聞いてほしい。
彼らは、エヴァ放送時に、衝撃を受けてこんなアニメがあるのかと驚いた世代だ。もうちょいわかりやすく言うと林原めぐみ直撃世代か、そのもうちょい前。
深夜にアニラジを聞きながら、エヴァを延々と語り、オタクの仲間内で、「この作品なら一般人に見せてもばかにされないんじゃないか」とかひそかに期待していた世代だ。
同時にあの時代のオタクは、自分を肯定して生きていくことが厳しい時代だった。
オタクと呼ばれると、どんなに社交的で、どんなに良い人格で、どんなに収入があっても、社会的信用が失われる時代だ。このあたりの空気を知りたいというひとは、
https://togetter.com/li/1220676 このあたりのまとめがマイルドに教えてくれる。
もっと空気感だけ味わいたいなら、飛んで埼玉! の空気感。バレた瞬間最下層民になるって時代。
だから、アニメ好きは必死になって趣味を隠し、隠れキリシタンならぬ、隠れオタクという言葉が普通に流通していた時代だ。
声優ソングの歌詞を見たら、みごとに「生きにくいオタクの共感を呼ぶ曲ばっかり」だ。
自分らしく生きていくということを大変だけど頑張ろう、っていう曲だ。
そんな時代に作られた林原めぐみの「don't be discouraged」は、差別の垣根を越えて、「ゲイやオカマの心をガッチリとらえた」という現象まで起きた。新宿二丁目では涙を流して歌う人物もいるそうだ。「生きにくい世の中だけど、勇気をもって好きなことに邁進しよう。理解されなくてもきっといいことがあるよ」というのは、まさに被差別属性を持つ人々の心をとらえるだろう。そんな時代だった。
僕らが生きたのは「好きなものを好きというだけで多大なリスクを覚悟せねばならなかった」という時代だ。
余談になるが、当時の深夜アニラジというのは、精神を病んだオタクの駆け込み寺にもなっていた。声優さんにガチの人生相談が舞い込んだ時代だ。
学校でオタクだと馬鹿にされてつらいとか、いじめられているとか、そういうはがきが普通に舞い込み、それを声優さんがガチに回答するような、かなり狂った時代。あの時代のオタクの空気はまさにどんよりとした息苦しさをまとい、まさに被差別階層の様相を呈していた。それにしたって、なんで声優さんラジオに人生相談をするんだ、と言われるかもしれないが他に相談できる場所がどこにもなかったのだ。親も、教師も、友人も、兄弟も、警察も、政治家も、すべてがオタクにとっては敵だった。もう顔の見える敵ではない存在が、漫画家や声優しかいないというのは、あの時代を体験したものでないとわからないだろう。当然ネット環境もない。
そんななか、差別に直面し苦闘したオタクたちはオタクと呼ばれるのを極端に恐れていた。
「俺はオタクじゃない。マニアだ(そんな違い、差別する側は気にしない)」
「俺はオタクじゃない。ゲーマーだ(そんな違い、差別する側は気にしない)」
「俺はオタクじゃない。アニメ好きだ(そんな違い、差別する側は気にしない)」
「オタクってキモいよね」と言われたら、正体を隠して「そうだねえキモいよね」と内心冷や汗流しながら相槌を打ってた時代だ。
当時、いじめられ、差別され、迫害され、バカにされていたオタクたちの一部が、「なぜ自分たちが差別されるのか」を必死になって考えるというのは、もうこれは宿痾の妄想のようなものである。
そんな中、一つの逃げ道に走ったオタクがいる。それが現在の左翼系でオタクバッシングをやっているオタクである。
「オタクはダメな奴らだ」とサブカル内部からオタクを批判することで、一般に認められようとする道を選んだ人間だ。
彼らの言い訳は「左翼思想からサブカル的にオタクを分析するためにオタク文化にかかわっている」というものだ。
「自分たちがアニメ・ゲーム・マンガ・ラノベを見るのはサブカルチャーの研究をやっているからだ。だから恥ずかしくない」と理論武装しなければ、好きなものにかかわることができなかった。
大学のサークル棟や居酒屋で、現実に起きた現象とアニメ作品をひたすらに絡めて、融合させて、一つの社会的事象としてとらえようと躍起になった時代だ。
具体例を挙げると、地下鉄サリン事件とオカルト系SF作品の影響を無理やりくっつけてトンチンカンな批評を、朝生みたいにオタク同志で語り合ったものだ。
それを見ていたクリエイターが「いまのオタクは作品も作らず、ただ批評ばっかりしてる」と嘆いていた時代。ただ楽しむではなく、「学問的批評という行動によって、ただのキモオタのブヒブヒ言う声ではなく、この作品が社会に与える影響や、社会的意義がどんなものか、左翼思想に合致するかチェックしている」という言い訳を自分に用意した。
彼らは、何の理屈もつけずにオタク文化を楽しむオタクを「ダメな奴らだ。キモイ。あんな奴らと一緒にしないでくれ」と、さげすむ自意識を持っていた。しかし、オタク文化は好きで好きでたまらなかった。
その鬱屈した倒錯は、傍から見ればただの変態の所業でありながら、それでも本人たちは大まじめだった。
左翼思想やフェミニズム思想を身にまとい、あのコンテンツはここがダメ、あそこが左翼思想から見るとダメ、右翼だ、女性差別だ、と言いながらアニメゲームマンガを消費したのだ。
ほかにも別の一派がいて、無理やり学問にこじつけて、オタク文化を鑑賞し、「CLANNADは人生」とか「fateは文学」とか馬鹿じゃないのかという発言が飛び出すこともあった。ネットで議論する際に「銀英伝」や「マブラヴ」で、政治を語り分析する人間がゴロゴロいた時代。
あれは、「馬鹿」だったのではなく「そうすることが差別を避けつつコンテンツを楽しむ作法」だったのだ。
しかし、時代は加速した。オタクは文化的にかなりの大成功を収めた。
オタク系候補が30万票や50万票取って、自民党の議員バッヂをつけてしまう時代だ。民主系や、社民系ではなく、よりにもよって自民党である。確実に時代は変わった。それも劇的に変わってしまった。(オタクが政治にいかに冷遇され続けてきたかは、それだけで10万文字を超えるエントリーを書かねばならないが、今回は割愛する)
要するにオタクコンテンツが一般趣味として認められつつある時代になったということだ。
そうなると何が起こるか?
いちいち思想とアニメを絡めて面倒くさい批評を書くよりも、萌えキャラがなんか頬を赤らめて「ばか」とつぶやくSS漫画をtwitterにあげるほうがRTといいねが数万単位で跳ね返ってくるようになった。
このアニメはリベラル思想に対して間違っていないか、とか考える面倒くさい学術オタよりも、SNSで萌え絵をアップして焼肉画像を上げてる大学生絵師のほうがよっぽど尊敬を集められる時代になった。
いまの時代、萌え漫画を読んだり、コミケに行ったりする程度で、「あいつはキモイオタクだから石を投げよう」みたいなやつはかなり減って、大勢がオタクであると公言できる時代になった。これは若い人達ほど顕著である。他人にどうみられるかを一番気にして、自意識をこじらせる男子高校生や女子高生たちが、人前で、FGOだのアイマスだのバンドリだののアプリのイベントを周回している時代だ。
オタク差別から逃れるためにくだらないうそをつかなくてよい時代が来た。
しかし、この時代はある一部のオタクたちには実に生きにくい時代になった。オタク趣味を低俗だ、腐敗してる、萌えなど女性差別だと繰り返しバッシングしながら、それでも萌えアニメや恋愛ゲームを消費せずにはいられなかったオタクたちだ。これには女子も含まれる。女子でも乙女ゲーとかそっち系のほうは「恥ずかしいもの」としてバッシングされた過去が間違いなくある。腐女子を恥ずかしいものとしてとらえてバッシングしたのは、「そういう意識が高い系のオタク、女子オタク」だったし、「腐女子の中でも様々な争いがあった」ことは間違いない。
彼らは、同胞のオタクを常にバッシングしてきたせいで、オタクにもたらされた「自由にオタク文化を楽しむ」という時代に参入できない。今更「実は俺も萌えキャラ大好きなんだよ~! バンドリ周回してる! アイマス最高!」とか職場の人間に言えない人生を送ってきてしまった。
ネット空間においてさえ「こんなものは女性差別だ。左翼思想の面から許容できない人権侵害だ。オタクがオタクをダメにした。オタク社会を俺が浄化してやる」ぐらいの発言をしてきた人間だ。
彼らもこっそりオタク文化を楽しんではきた。しかしオープンに楽しむなんてことはできなかった。それが許される時代が来てもできない。
だからこそ、全力でオタク文化が一般になるのを阻止しなくてはならない。
そうでなければ自分のゆがんだ自意識が、ただの卑屈さの産物であると認めなければならないからだ。
林原めぐみの作詞した歌詞のように、ドタバタ前向きに差別を恐れずに自分を肯定しながら生きていくということができればどんなに良かったろう。
しかしそれがいまだにできない。あの時代のえげつない苛烈さ、報道も政治も、だれもオタクを守ってくれない。その時代ゆえの後遺症だ。
だいたいは左翼的なシンパシーを持ち、左翼思想で自分を固めてきた。
左翼思想やフェミニズムが、彼らをオタク差別から守り、他のオタクと異なり特別たらしめている自意識だ。
それを用いて、オタクだとカミングアウトするのが明らかに不利益にしかならない時代を、何とか生き抜いてきた世代だ。
必死に左翼理論と自己演出で、オタク差別されないように自分を防御してきた世代だ。
世の中のオタク表現を常に探し、「これは左派思想に合致しないから規制すべき」とオタクをバッシングするのは、「自分はキモオタとは違う良いオタクだ」と差別を逃れるために左翼思想を選んだから。
若い人たちは彼らを見たら、「こんなことをしなければ生きられなかった悲しい時代があったのか」と思ってほしい。
「好きなものを好きというだけで多大なリスクを払わなければならなかった時代」があったことを少しだけ思い出してほしい。
追記 確かに主語が広すぎたと反省している。ただ、はてなとかで率先してオタクを叩いてるひととかはに、かなり当てはまるのあるケースだと思っている。
「集計の機械が、投票用紙を書き換えている」ネットで噂される「開票 陰謀論」はあり得るのか?メーカーに聞いてみた
https://go2senkyo.com/articles/2018/07/20/36635.html
笑った。
こんな陰謀論もあったんだな。
今の野党が勝てないのはフェミやリベラル左翼が先鋭化しすぎて、自民嫌いの一般層すら遠のいているのは一目見れば判る事だと思うがね。
参院選と言う消費税のかかった選挙ですら、50%割る時点でどういう事か良く判るだろうに。
確かに立憲とかが消費税凍結とか煮切れない対応をしたのもあるけど、フェミやリベラルの先鋭化も割と大きな負けるファクターだったと思うよ。
それと彼等が目の敵にしているオタク層もリベラル割と多かったのにしばき隊以降のオタクバッシングを契機にそちらの票も完全に離れたからな。
オタクは票にならないと言っていたのは与党だけではなく、野党もそう思って慢心していたのが招いた事態とも言える。
いい加減リベラル政党はそれこそ先鋭化しすぎたフェミや支持層を切る様な方針に舵を切った方が良いよ。
アレは票にならない所か票を逆に減らす結果をもたらしている。
ただ切った所でもう遅いと思うけどね。
https://arrow1953.hatenablog.com/entry/2019/10/23/102625
一つだけ確実に言える事がある。
この手の問題でオタクを非難しながら、オタクを自称する連中は大抵がにわか。
あくまで読んだ印象として、多分これ書いたのは当時の一番規制が吹き荒れていた時期にそれこそ嵐が過ぎ去るまで机の下で抱えて隠れていた奴か、単にオタクを利用しようとして、その後しばき隊やフェミとの合流以降、オタクバッシングで、リベラルからオタクが離反された(←離反するのは当たり前)事を逆恨みしている奴のどっちかだろうなと言う印象を受けた。
多分個人的には書き方やこの拗れ方からして、前者の隠れていた方じゃないかなと思う。
オタクと言ってもそれこそ10代から今だと60代オーバー、職業も様々で、そして私みたいなにわかオタからディープな人までいる訳だ。
だからこそこんなこじれた人がいるのも当たり前だと思うし、文章そのものにも突っ込むのもアホらしい内容だとは思った(コナミ)
しかしオタクだから隠れていろと言うのはそれこそ愚策であったのは過去の経緯から見て判る事なのにそれを理解していないのならば、ある意味救えないなあとも思う。
そもそもあの問題に関してはセックスアピールを利用するのは男性女性関わらず、それこそ美術においても当時から行われてきたことだし、普通にセックスアピールは武器となりうるものである訳なんだけどね。
そして献血の場合、男性にきてほしい、更に言えばオタクの血は汚染されていないから、その血を集める為と言う理由ならば、合理的であったと言うわけ。
そしてこの絵に関しては一部のフェミが過剰に反応していて、叩き始めただけで、何も問題のある代物ですらない。
(そもそもフェミの異常行動の果てにオタク所かフェミ以外の女性、精神科医まで敵に回した時点で察しなのよね。)
元は単に一人の弁護士が騒ぎ出して、それこそ油ぶち負けて火をつけたのが発端なのを忘れてはいけない。
寧ろ今までこの手の貢献しないクレーマーに屈していた社会こそが異常であるべきだとそろそろ認識し始めるべきだと思うけどねぇ…。
奴等最近クレカ会社にまでクレームつけて、嫌がらせをして、他方にご迷惑をまたかけているらしいし。
何もフェミ団体だけとは言わないし、この手の規制推進する連中はキリスト系も多いからな。
おフェミさんとは。
なんにでも「お」をつけないと丁寧語じゃないな、
女性の権利と社会改善を要求する運動に見せかけたマヌーバーであり、
オタクという他者を抑圧するヒステリックな欲求そのものを取り込み、
勢力の肥大化のみを目論み、目的のない奸計を行うゆるい衛星的ムーブメントである。
方向性がどこに行くかわからないことも多く、いわば船頭の多い船のようだ。
ハーメルンのごとき詭弁家の笛吹きに踊る老若男女が群れなしカラースターを連打する。
簡単に現出させることが可能なオタクとそのカルチャーに対する敵対行動を好む。
結果、社会を変えていくのに全くといいほど役立っていないという特徴を持つ。
発言の量を拡大する為ならば悪書追放的な右派道徳布教を目途とする勢力をも取り込み、
てな具合に妄想をしてみましたが、いかがでしたか。まあ、今更ですね。
ほんと話にならんよ。