はてなキーワード: ブラックホールとは
一つのテーマ、受賞者最大3人、に授与するというルールだったと記憶してるけど
ワンテーマから3人の時と、隣接領域から受賞者詰め込んだのかな、みたいな時があるよね。
なかでも今年は飛びぬけて関連性なくない?なくなくない?
1997年 レーザー冷却法[スティーブン・チュー、クロード・コーエン=タヌージ、ウィリアム・ダニエル・フィリップス]
2008年 自発的対称性の破れの発見[南部陽一郎] CP対称性の破れを説明するクォーク理論[小林誠、益川敏英]
2009年 光ファイバー通信[チャールズ・カオ(高錕)] CCDセンサーの発明[ウィラード・ボイル、ジョージ・E・スミス] ←ちょっとこじつけっぽい
2018年 光ピンセットの開発[アーサー・アシュキン] 超高出力・超短パルスレーザーの生成方法[ジェラール・ムル、ドナ・ストリックランド]
2020年 ブラックホールと一般相対論[ロジャー・ペンローズ] 銀河系中心いて座A*の発見[ラインハルト・ゲンツェル、アンドレア・ゲズ]
2021年 気候モデル・温暖化[真鍋淑郎、クラウス・ハッセルマン] スピングラス[ジョルジョ・パリージ] ←地球規模に適用できる複雑系の研究?
日本では真鍋さんの人物エピソードだけ報道され解説が少ないであろうスピングラスは、統計物理学が専門だったヨビノリの解説を見るといいと思う。
俺は見たけどよくわからんかったわ。ジョルジョの研究分野が多彩で広い分野に影響を与えたすごい学者なのはWikipediaの受賞歴からも感じられた。
同一テーマの受賞がほとんどだけど、その中から1997年のレーザー冷却法をピックアップしたのは、レーザー冷却法にアーサー・アシュキンの考案した技術が使われていて
受賞したチューもアシュキンが先駆者だと言ってたことが2018年のアシュキン96歳当時最高齢ノーベル賞受賞につながったのかなあ、とか思って入れました。
ペンローズも「2020年に、ブラックホールと相対論で受賞するのが、ちょうどいいのか?」という点に、光電効果のアインシュタインみを感じて入れた。
exciteB アラフォーっぽい自意識過剰(さらに結論が宮崎駿的なアレ)。2ちゃんのせいか。「同世代よりひと周り古いOS」が入ると本当に苦労するのでバージョンアップしたほうがいい。
見た瞬間なぜか殺意が沸いたが、同時に上手い表現だなと思った。
なんか文末の発狂のせいでブクマカ共に叩かれてるけど、そこ抜きにしてみれば立派なエロゲーマー、古典深夜アニメ好きといった感じで、素晴らしいことだと思う。
自分もほぼ同い年の25歳で、居た場所でいえば元増田ことシン26歳(価値観が新しいとは言っていない)寄りの人間なのだけれど、上のような夢中になったモノがあまり無い、虚無の人間で最近悲しくなることが多い。
何故虚無の人間になったか振り返ると、多分虚無のネットに時間を使いすぎたからなんだよなぁ。
2ch、ふたばに触り始めたのは中一くらいで、きっかけは忘れた。
今思うと、そこで話題になるコンテンツは本質的にはどうでもよくて、そこに参加していること自体がどうしようもなく楽しかったのだと思う。
なのでオタクっぽいネタやスラング、時事ネタを断片的にかじってそれらしく振舞えるようにはなっても、自分で「好き」を名乗れるほど何かに傾倒したりはしなかった。
掲示板自体に対してもそうだった。ある時はネトウヨっぽい書き込みを茶化したり、またある時はサヨクっぽい書き込みにケチを入れたり、飽きれば政治スレ自体NG(非表示)にしたり。
「バラエティ叩き叩き」みたいな、ネットの声デカ勢力に対する逆張りスタンスも好きだったので、テレビもアニメもニコニコもそれなりに楽しく見ていて、運動会ではEXILEのダンスも楽しく踊り、Kについて熱く語るクラスメートにも自分から話を聞いたりしていた。
でも、それだけだった。「自分、色んなことに理解があって楽しめるねん」というポーズが、掲示板を楽しむ上で一番効率的だったからそうしていただけで、自分の意志で夢中になって我も忘れて打ち込んだことが何もない。
そして、居た場所柄からか、数少ないちゃんと触れたコンテンツが年の割に妙に古く、どの世代にも微妙に共感を得られないという点ではシン26歳増田と同じだ。(攻殻は素晴らしいし、イリヤの空で泣いたし、就職した今でも岬ちゃんには来てほしい)
別にネットの影響だけでもないとは思う。親がドラマを見る習慣がなかったり音楽を聴く習慣がなかったりとか、そもそもの自分の性質による点も大きいだろうとは思う。
でも青春の趣味の時間の大半を人に言えない虚無ネットというブラックホールに捨ててしまった結果、同世代どころか誰に対しても雑談の種がないのは結構悲しい。
ちょっと外に出るにも問題ないし、家の中でも楽だし、ペラペラだから洗ってもすぐ乾くし重宝してる
けど今朝洗濯して干して、干した中にワークパンツがなかった…アレ?
昨日どこかに脱ぎ捨てて洗濯カゴに入れてなかったかな、と家中探すが見つからない
狭い家で探せるところも限られてる、全部見回って2周3周したけどやっぱり無い
家の中のどこかにある時空の歪み・ブラックホールに飲み込まれたか、
というくらい訳がわからない
見つかった
イスにおいてあった、目の前にあった
あったのに、違うと思って確認してなかった
夫のものだと思い込んでた
バッグだったり衣類だったり
それと同じような夫のチノパンが洗濯干しのそばにもあり、そちらは触って違うと確認してた
早川書房のkindle1,500点以上半額を受けて、Amazonのリストから俺の興味のあるものをリストアップしたから、みんな見るとよい。
全部購入したいところだけども(全部買っても、たぶん1万円強に収まりそう。お得)、当の俺が何しろ吝嗇なので、気になったものは、まず図書館で検索 → 人気のため多量の順番待ち、もしくはそもそも在架なし、の場合にだけ、購入することにする。
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『息吹』
おそらく、今回の目玉の一つだろう。『あなたの人生の物語(映画題名『メッセージ』)』を書いたテッド・チャンの作品集。
試しに図書館で検索したところ、予約待ちではあるものの待てないほどではない。ということでいきなりだけど購入×。
ちなみに、同氏の『あなたの人生の物語』はボルヘスの幻想小説にロードムービーを掛け合わせたみたいな素敵な雰囲気の作品が多くて良かった。おすすめ。
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『ザリガニの鳴くところ』
今回の目玉その2。図書館検索すると…すごい、100件以上待ち。ということで買います。
ミステリーは普段あんまり読まないんだけど、話題となると触れたくなるのミーハーなんだろうな。
あと装丁が良い。カバーってほんと大事。電子書籍が勢力を拡大する時代でも。
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余談だけど、文庫で最近出た同じ作者の『文字渦』が面白かった。これもボルヘスっぽくて、あとは異様な世界をぎちぎち理屈と設定で詰めていくのが酉島伝法もちょっと入ってるかも。
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同じタイトル、同じ内容で日本発だったら手に取らなかっただろうと思うのは、なんとなくラノベを基本的に卒業したつもりでいるから。
そんな中で、中国のラノベってどんなもんや、って動機で気になったんだと自己分析する。こういうところに自分の変ないびつさを感じる。
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購入×。
ちなみに早川の戦争ものというと、『ブラックホーク・ダウン』の原作を思い出す。上下巻でサイズはあるけど、グズグズの市街戦で疲弊する現地部隊と混乱する司令部、隊員たちが基地で過ごす日常の描写が様々なコントラストを描いていて、それが果てしなく悪化して正義の上っ面さえまともに繕えなくなっていく様子が素晴らしい。激烈に面白いからおすすめ。
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購入◯。ケレン味◯。あと、何気に南方熊楠×SFって目新しい? めちゃ相性良いと思うんだけどな。
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『なめらかな世界と、その敵』『楽園とは探偵の不在なり』『月の光』『地下鉄道』『紙の動物園』『少女庭国』
×。どれも少し予約待ちすれば借りられそう。
気になってた本の半額セールが来る頃には図書館貸し出し予約もピークを過ぎている、ってことなんだな。と変テコなさとりを得る。
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『禅とオートバイ』
購入◯。タイトルで惹かれ、説明書きを読んでも何がなんだかわからないところにさらに惹かれ…。なんとなく予想はしていたが、図書館にも在架なしということで、買うことにした。
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なんだよ、買わねー作品ばっかりじゃねえか、ってなんとなく心苦しくなってきたので、今回セールになっている作品の中で、すで購入して良書だった本のPR。
①『サルたちの狂宴』
twitter → Facebookと後の世の巨大SNS企業を舌先三寸で渡り歩いたウェブデザイナーのドキュメンタリー。当人は技術力や創造性よりも機転とノリで生きてるタイプで、ほんとに虚飾&虚業って感じなんだけど、イヤミじゃなくそれも生きてく上で本質的に重要なスキルだと実感させるところがある。最近ノってる『トリリオンゲーム』にもちょっと近いかも。
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②『オクトローグ』
新刊だからもっとプッシュすればいいのに。酉島伝法のSF作品集。
初期の弐瓶勉漫画みたいな、ダークで無機的な荒廃と有機的などろどろぐちゃぐちゃがミックスされた至高の雰囲気。全編、Steamあたりで即でゲーム作品に展開できそうなくらい個々の完成度が高い。っていうか、このレベルでそれぞれを長編として起こさない酉島伝法には創作におけるコスパって概念がないのか? と思ってしまう。どうかしている(褒めてる)。
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ヴォネガットというとSF作家のイメージが強いと思うが、それ以外の作品にも素晴らしい小説がある。『ジェイルバード』はその一つ。
年齢を重ねることで区別されてくる人間の類型の一つに、他人と感情をむき出しにして触れ合うことができない者がいる。いわゆる「心が冷たい」人。
俺は、文学の使命の一つはこの「心が冷たい人」を救うことだと思ってる。『ジェイルバード』はそういう本。漱石好きな人とか意外とハマると思う。
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閑話休題。
『目を擦る女』
購入◯。最近亡くなった小林泰三の作品集。有名な『玩具修理者』しか読んだことがなかったので。
毒々しくも可憐な笹井一個の表紙が目を引く。装丁ってやっぱり大事だね(そういえば、この方も故人だ…)。
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『死亡通知書 暗黒者』
×。中国ミステリだそうだ。俺の生活圏の問題か、SFと比較するとあまり話題に入ってこなかった印象がある。
『息吹』といい、早川はこういうデザインの装丁好きだね(良いとは思う)。
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『華竜の宮』
×。椎名誠の『水域』といい、小野不由美の某作品のエンディングといい(ネタバレなので名前は伏せます)、文明は水没させてなんぼ、みたいなところが俺の中にある。
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×。あんまり趣味はよくない、と知りつつ、孤絶した文明と足で暮らす人々の特異な体質というテーマが好き。
似たような切り口で面白かったのは、『眠れない一族――食人の痕跡と殺人タンパクの謎』。不眠症、クールー病(ニューギニアのある部族が罹患する風土病)、同族食によって体内に蓄積されるプリオンがテーマの本。
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『透明性』
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ふと思い出したのが、別の作家の『全滅領域』。あまりにダウナーなので続編の『監視機構』で挫折したが、知らない人で『ソラリス』みたいな内省的なSFが好きな人はハマるかも。
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購入◯。そろそろル・グウィンに挑戦してみるか、ということで。
ただ、SFを露悪と飛び道具で評価するところが強くて思想性は最後に1%出てくればいいや、という性格なので、どうかな。合わないかもな。本当に一冊も読んだことがないから見当がつかない。
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×。「そんなに黒くない」「毛がない」…なんのこっちゃ?(amazon説明文ママ)
興味はあるけど挫折する可能性高いよなあ…と思っていたら、見透かしたように「必ず読み通せる科学解説」とまで書かれていて笑ってしまった。
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『100年予測』
×。国際情勢にフォーカスし、トランプ大統領誕生を予言したという本。
『紛争でしたら八田まで』が個人的に来ているのもあって、俺の中でいま地政学が熱い。
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×。
わかるようでよくわかんねー概念を三つ挙げろと言われたら、エントロピー、不確定性原理の次にアルゴリズムを挙げる。ちゃんと理解している人からすれば何を頭の悪いことを…という感じなんだろうけど。ここらでしっかり説明できるようにしておきたい。
ちなみに、よくわからんと言っておきながらアルゴリズム関連で面白かった本に、『マインドハッキング: あなたの感情を支配し行動を操るソーシャルメディア』と『ニュー・ダーク・エイジ』の2冊がある。前者は政治的煽動を目的として展開されたSNS経由のターゲッティングと思想誘導、後者はテクノロジーの発達が不本意に実現してしまった笑えないナンセンスとグロテスクがテーマだった。
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結局、買わないでも借りればいいか、ってのがかなり多くなっちゃったな。最後に、今回のセール対象ではないけど早川から出ている本で「ちゃんと」買った良書を紹介して茶を濁しておきます。
類まれな想像力と合理性を持つ天才。強欲と自らでさえ使い捨ての駒のように扱うむなしさが同居する矛盾したパーソナリティ。「これをああしたらどうなるか」をプログラミングだけでなく現実世界に反映させてしまったエンジニアにして犯罪者、ポール・コールダー・ル・ルーを追ったノンフィクション。
犯罪ものであると同時に、この世界の構造の一端が見えるような錯覚を抱かせてくれる作品。
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②『闇の自己啓発』
反出生主義、変態性愛、身体改造、犯罪など、アンダーグラウンドだったりインモラルなテーマについて、決められた課題図書を通じて参加者たちが議論する体裁の本。内容それ自体も面白いけど、紹介されてる本が豊富で、そこから派生して読書体験けっこう広がる。
読んでて、最初は「自意識過剰過ぎてわけわかんなくなっちゃった大学生みたいだなー」ってイライラすることもあったんだけど、段々、各人の痛切なところとか博覧強記ぶりが見えてきて後半は感心しきり。面白い。続編読みたい。
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以上です。
100年後ともなるとシンギュラリティの影響で人間は単純な仕事や危険な仕事から解放され全員が似たような悠々自適な生活を送ってるかもしれない(という前提で書いていく
古典的な芸術の分野から最新の音楽シーン、はたまた近代アートなどにおいてもAIが幅を利かせ人間を凌ぐ洗練された作品を作ってるに違いない。
となると、もう創作全般は人間の出る幕じゃない。すべてAIにやらせればいい。
それでも自分でやりたい人もいるだろう。
圧倒的にAIにはかなわない。
では、他に何を趣味とするかといったら自分で体験できるものになってくるだろう。
スポーツや音楽の演奏など自分の体を動かして楽しむ趣味が主流になってくる。
これはAIが代わりにやったのでは意味が無いのでなくならない。
とまあ、普通の人が考えそうなことはここまで。
それほどAIがすごいことになったら、私だったら知的探求にAIを利用する。
あらゆる原子の最適な組み合わせを見つけてエネルギーや資源の問題を解決するとか。
でもそれは放っておいてもAIがやってくれそうではあるか。
ミクロな世界からマクロな世界までAIがどんな答えを出すのか興味がある。
今はただのSFとして語られるような技術も実現する可能性もある。
ワープを使って遠く離れた星へ一瞬で移動できたりしたらすごいな。
ブラックホールとか中性子星とか温度や重力・電磁波・磁場などの影響で直接観測するのが難しい天体もその場へ行って観測できるようになるかも。
妄想が止まらない。ここに書く以上に頭の中でいろんなことがぐるぐる回り出してひとりで「100年後ってすげー!」ってなってる。
頭の中はすごいのにキーボードを打つ指は進まないからこのへんで終わりにしておく。
暇な人がいたら「俺はこんな100年後を考えてる」っていう妄想聞かせてくれ。
宇宙人であるA氏は地上に地球人が産まれる前に地球に降り立った。
彼の宇宙船はガスや二酸化炭素類が発生しないクリーンなエネルギーであり、菌類は旅立つ前に滅菌室で滅菌されていた。
A氏は着陸し次第船体を四次元のボックスに折りたたんで収納し、四畳半の居住区を地球の物質だけで形成した。
完全なエコ住居であり、彼はできるだけ地球環境に改変を加えないように現地の食物は食べず、タンパク質と炭水化物を合成して作り出す器具からペースト状の食物だけを摂取した。
遠く母星への通信は量子論をもとにした通信設備で、ラグなく通信することができた。
光学迷彩的な家には匂いの偽装が施されており、虫も寄り付かない設計であった。
彼は地球の生態を母星に送り続けると、全く平和なまま母星から持ち込んだお茶を飲んで、つつがなく数年を過ごした。
そうして報告をすべて終えると、彼は住居を風呂敷のように畳んで四次元ボックスに入れ、代わりに宇宙船を取り出すと去っていってしまった。
まるでたった一人の花見客が、酒瓶をすっかり片付けて姿を消すようにである。
立つ鳥跡を濁さず(意訳)という信念を持つ彼であったので、一粒たりとも地上の改変箇所は見当たらないままだった。エネルギーは小型の縮退回路で間に合わせ、便は小型ブラックホールの中で分解した。
超巨大ブラックホールの変化する重力圏から逃れるためにイベント・ホライゾン通称「点P」の位置を計算するシーンはマジで熱かった