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2018-02-10

地裁の傍聴に行ってきた

検察警察とか被告被告人とかよくわかってないし、知識教養なしで書いてるからわかってる人が読むとイライラする日記になってそう。すまん。

平日に時間があったので前々から気になってはいた傍聴に行ってきた。

事前にネットで軽く下調べした。

高裁以降は「地裁の続き」の話になる。地裁の「新件」のもの事件の話を最初からするのでわかりやす

地裁の作りや傍聴の流れは趣味の人や専門家などの個人ブログなどで予習ができる

地裁によっては公式ホームページに傍聴ガイドがある

という感じ。

午後は13時からと聞いていたので、12:45ぐらいに着いたのだけれど、開廷表と言う「今日スケジュール」を見たら、刑事事件は実際は13:30くらいから始まりだすようだった。民事も傍聴できるみたいだったけど、ほとんど5分くらいしか枠がないやつだったり、そうじゃなくてもなんとなく傍聴者ほかに居るのかなって思って行きづらかったのでスルー

「新件」は1事件50分が基本のようで、ただ授業の時間割表と異なり、興味のある複数事件を同日にハシゴしたくても、効率よく繋がるとは限らず、間が40〜90分程度開くことが多くなりそうだ。

道路交通法違反窃盗の2つの新件に行った。

開始時間の5分前くらいに傍聴席に着席する人が多そうだった。柵の内側の関係者10分前くらい。傍聴席に入るドアや関係者席に入るドアに、目線の高さに小さい扉付きののぞき窓(外から中の様子が観れる)があるのが面白かった。

傍聴者は、常連っぽい私服の中高年のオッサン(失礼だがギャンブルとか好きそうな感じ)が各数人、被告被害者関係者っぽいスーツリーマンが各数人、ひそひそきゃっきゃした女子大生二人組、修学旅行か課外授業かの中学生(私服だったか小学生か?)など。

道路交通法の方は、「ごく普通一般人が、安易気持ち違反行為をしたら大事故になり、免許も取り消され、ついに今日被告人と呼ばれて裁判に…」みたいな感じだった。

こんなこと本当にあるんだなぁと思った。被告人はわざとじゃなさそうだったけれど、しらじらしいくらいに最後まで「被告人は○○してください」の呼びかけに気づかず、えっ自分呼ばれました? みたいなもたつきがあった(毎回、弁護士さんが背後から小声で呼びかけてジェスチャーしてやっと動いた。)

検察が手元の紙を見ながらすごい早口で「したがってこの行為は○○法○条および○条に該当し被告人行為は極めて悪質かつ重大と考えられます。」みたいなことをまくしたてるのがドラマっぽ〜いと思った。無駄に長い定例文だからあんなに早口になるんだろうな。

あの日はなんでそんなことしちゃったんですか? と、弁護士裁判官検察(警察?)から質問があって、被告人が青い顔でしどろもどろに答えるのを、素人ながらにそれ誤魔化して嘘ついてるだろって感じだったけど、裁判官検察も、ねちっこく問い詰めたりは全然しないで、いや、それはないだろ…と内心思ってそうな間がちょっとあるだけでスルーしてたのが正直意外だった。悪い奴をバッシングして叩きのめす・いじめるんでなくて、どうすればよかった? これからはどう改めればいい? を、皆で考えましょうね、被告人はそれこそを心に刻もうね、みたいな。もしかたらこ裁判は傍聴に中学生(小学生?)が沢山いたから、そういう傾向がひときわ強かったのかもしれないけど、(性質としても悪巧みじゃなくて事故だし)、自分思い込みに気付かされた。

あと、弁護士から被告への質問は、ヤラセというか、打ち合わせ済みなんだろうけど、被告弁護士誘導と違うことを答えちゃってそうな場面がいくつかあって、緊張するんだろうなぁ素人っぽいなあ(?)とハラハラした。なんなら検察側も、しおらしく反省してもうこんなことは二度と起こしませんそのためにはこういう風にします、という言葉を言わせようとしているんだけど、なかなか被告がそれに乗らなくて、聞かれてもないことをペチャクチャ喋っちゃって、見ていて大変に歯がゆかったです。被告人事故は辛く思ってやらかし認識はあれど、道交法違反の方の、自分犯罪を犯したんだって意識あんま無さそうだったな…。

求刑って最後最後に言われるものなんだね。最初かと思っていた。この裁判求刑の直後くらいに判決があって閉廷だった。道交法の初犯テンプレ事件だったからかな。

判決では執行猶予について、小学生素人被告意識してか、裁判官から丁寧な説明があった。牢屋の中じゃなく社会の中にいながらの更生期間ということらしい。意識したことがなかったので勉強になった。

2件目は窃盗被告の両サイドを制服警官が挟んでいて、おおおーと思った。

開廷表からは罪名の「窃盗」と被告の氏名しかからないんだけど、最初検察警察から、詳しい説明があった。スーパー万引き常習犯被告はもともと警備員マークされていて、ある日、酒とツマミ万引きして店から出た瞬間に警備員に肩を叩かれ、カバンを捨てて逃走。監視カメラ映像と、カバンの中の私物から後日警察が来て逮捕窃盗公務執行妨害前科があるし、犯行は前回の裁判が終わった直後で執行猶予中。とのこと。

途端に傍聴常連っぽい人が何人か「なーんだ万引きかぁ」という感じでぞろぞろ離席したのが面白かった。

さっきの道交法といろいろ対照的だった。席もなんか左右逆だったし。さっきのは検察側が3人いたけど今度は1人。かわり?に、被告側に制服警官。下世話な話だけど、被告の身なりもホームレスみたいなヒゲ伸び放題のくたびれた初老で、弁護士が若くて化粧濃いめのお姉様で、検察スポーツやってそうなアゴヒゲ青年で、キャラ濃かった。

ちなみに裁判官は2件ともなんかお医者さんっぽかった。熱が出たのは何時頃ですか?とかここ押すと痛いですか?みたいな感じで、スーパーに行ったとき手持ちの現金はいくらでしたか?とか訊いていた。インフルエンザは陰性でしたみたいな感じでアナタ執行猶予は何年ですと言った。

窃盗の方も、なんでそんなことしたんですか? 同じ過ちを繰り返さないためにはどうすれば? を詰めていく流れはだいたい同じ。被告淡々と、とつとつと反省の思いを挟みながら適切に答えていった。慣れている。進行もスムーズ。ただしこちらは、嘘っぽくねそれ?という供述はつぶさに突っ込まれたいた。ただし被告の受け答えも短く適切。面接で受かるやつ。突っ込みに対しても予習済みだったのかなという感じでそれっぽく言い訳できていた。判決は数週間後の後日だった。

全体として、まあなんていうか、下世話な楽しさがあった。他人の本物の人生の、やばいことになってる部分を切り抜いて生で見ているわけで。ネット炎上とか小町とかコピペブログの胸糞悪かったりスカッとしたりの話を見ちゃうタイプ面白さがあって、楽しいし刺激的だけど、悪趣味な楽しさだなとちょっと後ろめたい。

社会勉強になったなぁという気持ちもある。一回見といて良かったなという感じ。今回の二件とも、そういうことがあると知っていながらも、関わりはなかったので、「本当にこういうことってあるんだ…」と体験できたのは、漠然経験値積んだというか、実績解除したぜ感がある。

本当にこんなことあるんだといえば、今回は2件とも、被告プロフィールがわりといかにもそういうことしそうな感じというか世間的な偏見通りだったのが印象的。被告の生い立ちだ家族仕事だって裁判の場で言われちゃうのも個人的にはコレつらいなと思ったし、聞いて正直、あ〜ぽいわ〜と思ったし。偏見で決めつけるのはよくないと今でも思ってるけど、偏見存在するだけのことはあるもんなんだなあと。

またいくかは微妙。平日に暇になったらタダで楽しめる…とも思うけど、時間割が当日朝現地でしかからないし。組織的プロ犯罪とか裁判員裁判みたいな重大なものならまた違った印象があるかもしれない。裁判員裁判は事前に日程がわかるけど傍聴は抽選制(当日朝抽選券配布)なので行けるかどうか一長一短。

2017-10-18

anond:20171018122103

大谷直人


最高裁裁判官としての信条や審理にあたる心構え、仕事の印象、難しさは。

予断を持たずに事件に取り組み、判決などで具体的な理由を示すにあたっては、最終審としての説明責任を果たす内容になるよう、力を尽くしたい。最高裁には多様な紛争についての不服が申し立てられ、どの事件も最終的な決着が求められている。社会的に影響の大きな事件も少なくなく、責任の重さを日々痛感している。

国民裁判所に期待する役割は何だと考え、身近な司法とするために取り組んでいることは。

広い視野の下で、公正な判断を行うことが期待されていると感じる。その期待に応えるためには、判断の内容を説得力ある分かりやすものにすることが大切である。また、裁判所存在国民に身近なものとなるよう、情報発信手続きの工夫などといった面にも一層留意する必要がある。

これまでに関わり、最も記憶に残っている裁判とその理由は。

地裁高裁で勤務した時代、3人の裁判官の間でさまざまな議論を重ね、充実した判断につながったと感じられた事件は、著名かどうかを問わず長く記憶に残っている。最高裁においても同じだろうと思う。

最高裁裁判官の任命手続きについての考え、出身母体出身別の割合は妥当だと思うか。

任命権限に関わる事柄であり意見差し控えたいが、現在バックグラウンドの異なる同僚裁判官とさまざまな角度から率直な意見交換ができる環境にあり、日々の仕事にとって大きな意義があると感じている。

憲法改正をどう考えるか。

裁判の中で憲法判断を示す立場にあり、お答えは差し控えたいが、憲法は、我が国における「法の支配」の基盤となるものであり、普段からそのありように国民の目が注がれていることは、大切なことであると考える。

憲法9条戦後日本で果たした役割と、9条に自衛隊を明文で位置づける論議をどう考えるか。

前項と同じ。

国政選挙で「一票の格差」の問題が長く続いていることをどう考えるか。

これまでに関与した定数訴訟についての私の意見は、大法廷判決の中で示してきたところであり、これからも個々の事件判断の中で示していきたい。

注:16年参院選の「1票の格差」を合憲とする多数意見(17年9月)

東京電力福島第一原発事故を踏まえ、司法責任原発関連訴訟への司法姿勢をどう考えるか。

法的判断司法に求められている大きな問題の一つであるが、今後訴訟最高裁に係属する可能性があるので、意見差し控えたい。

裁判員制度で、公判前整理手続きの長期化や裁判員候補者の辞退率上昇が問題視される現状をどう考えるか。制度課題や見直すべき点は。

国民の皆さんの理解と協力に支えられて、制度が定着しつつあることを、刑事裁判に携わってきた者としてうれしく思っている。大改革であり長期的なものさしで改善を図っていくべき課題もなお残っているが、刑事裁判が、「開かれた司法」の方向に大きく変わったことは確かである

静岡県で1966年に起きた一家4人殺害事件など、再審無罪判決が続くなか、刑事裁判の現状への感想や反省点、冤罪(えんざい)を生まない司法の実現への教訓は。

誤判を防ぐためには、一つ一つの事件において、当事者が適切な訴訟活動を行い、裁判官が曇りなき目で判断を下すことが、何より重要である制度運用改善点については、法曹三者の間で、実情をもとにして、率直で冷静な検討を深めることが欠かせない。

日本弁護士連合会が昨年の人権擁護大会死刑制度の「廃止宣言」を採択した。死刑制度の存廃や、再審請求と死刑執行との関係をどう考えるか。

国民の間で議論を深めていくべき重要テーマであると思っているが、具体的事件に関与する立場にあるので、立法論に関わるご質問についてはお答えは差し控えたい。

取り調べの録音・録画や司法取引制度の導入が刑事裁判にどんな影響を与えると考えるか。新制度導入にあたり、司法判断はどうあるべきか。

重大な刑事事件裁判員裁判によって審理されており、今回の新制度運用については、裁判員裁判証拠調べにおいてどのような評価が示されるかが、重要ポイントになると思う。裁判員裁判と同様に、長期的なものさしで検討すべき問題であると考える。

法科大学院募集停止が相次ぎ、法曹志望者が減少するなか、法曹養成制度の現状をどう評価し、どうあるべきだと考えるか。

さまざまな課題を抱えていることは認識している。法曹養成制度教育制度の一つであり、時間をかけて行うべき人づくりの土台だといえる。長期的なゴールを見定めて、じっくり検討していく姿勢大事だと思う。

経済活動の国際化に伴い、国をまたぐ法的な争いを円滑に解決するために日本裁判所に求められることは何だと考えるか。

国際的経済活動が原因となった訴訟はこれからますます増加すると思う。裁判官は、紛争の背景にある実情も視野に入れた上で、判断を下すことが求められる。そのためには、研修、人的交流などの機会も一層充実させる必要がある。

外国裁判手続き電子化が進むなか、国民が使い勝手のよい裁判所にするにはどうすべきだと考えるか。電子手続き導入への賛否アイデアはあるか。

「開かれた司法」を推進していく上で、テクノロジー活用重要な柱の一つだと考える。それだけに、単に「便利かどうか」というのにとどまらず、司法へのアクセス裁判手続きの将来のあり方も念頭に置いた上で、総合的に電子化などの改革を進めていく姿勢が大切だと考える。

最近の出来事で、最もうれしかたこと、腹立たしく感じたことは何か。

個人的には、今年は名演と観客席の熱気が一体となったライブ出会う機会が多く、終演後はその場の一員であった幸福感を味わえた(例えば、ロシア劇作家チェーホフの「ワーニャ伯父さん」)。

趣味尊敬する人物、好きな言葉、座右の銘と、それぞれを選んだ理由は。

尊敬」という意味とは少し違うように思うが、強さ、弱さを含めて、人間的魅力に富んだ人物として、最近興味があるのは、森鷗外趣味コンサート観劇。好きな言葉はゲーテの「人間努力する限り迷うものだ」。

最近読んで感動した本、面白かった本とその感想は。

千葉聡の「歌うカタツムリ」。身近な生物を手のひらの上に乗せながら、生物進化に関するダーウィン以降の研究の歴史が物語られており、科学読み物として非常に新鮮だった。


木沢克之


最高裁裁判官としての信条や審理にあたる心構え、仕事の印象、難しさは。

約40年間、弁護士活動から培った経験市民感覚を踏まえ、弁護士出身裁判官であることの自覚と誇りを持って、正義と公平にかない、かつ、健全社会常識にかなう法律解釈適用に努めていきたいと考えております最高裁裁判官に就任して約1年3カ月経過しました。最終審としての判断の重さを更に自覚し、一つ一つの事件謙虚に向き合い、よりよい判断解決のため、誠実に職責を果たしていく覚悟です。

国民裁判所に期待する役割は何だと考え、身近な司法とするために取り組んでいることは。

裁判所に対して、一つ一つの事件について、迅速かつ適正妥当な判断を期待していると思います最高裁判所としては、主な事件判決などについて、ホームページなどでも公表していますし、法廷の傍聴人の方々にも事件の争点など概要がわかるような工夫を積極的に進めています

これまでに関わり、最も記憶に残っている裁判とその理由は。

個別事件判決の中で示した意見のとおりであり、これを離れてお答えするのは控えさせていただきます

最高裁裁判官の任命手続きについての考え、出身母体出身別の割合は妥当だと思うか。

いずれの質問についても、憲法で定められている任命権者が判断する事柄ですので、お答えするのは控えさせていただきます

憲法改正をどう考えるか。

憲法改正は、国会の発議により国民投票を経て行われるもので、主権者としての国民判断される事柄であり、各国民真剣に考え議論すべきものと思います

憲法9条戦後日本で果たした役割と、9条に自衛隊を明文で位置づける論議をどう考えるか。

国家存立の基盤である国の安全保障政策については、各国民自分の問題として真剣に考えるべき事柄であり、司法立場にある者として、個人的意見は控えさせていただきます

国政選挙で「一票の格差」の問題が長く続いていることをどう考えるか。

具体的事件において考えを明らかにすべき事柄と思います

注:16年参院選の「1票の格差」を合憲とする多数意見(17年9月)

東京電力福島第一原発事故を踏まえ、司法責任原発関連訴訟への司法姿勢をどう考えるか。

裁判所は、どのような訴訟においても、法にのっとり公平かつ適正妥当な判断をしていかなければならないものと考えております

裁判員制度で、公判前整理手続きの長期化や裁判員候補者の辞退率上昇が問題視される現状をどう考えるか。制度課題や見直すべき点は。

裁判員制度はおおむね順調に運営されてきていると思いますが、問題点もご指摘のとおりあります。更なる審理の工夫や制度広報に努める必要があると考えております

静岡県で1966年に起きた一家4人殺害事件など、再審無罪判決が続くなか、刑事裁判の現状への感想や反省点、冤罪(えんざい)を生まない司法の実現への教訓は。

誤判絶対にあってはならないものです。刑事事件事実認定においては、思い込みを排し、様々な視点から十分に証拠吟味することが大事です。刑事司法に携わるすべての者が、誤判防止に向けて、それぞれの立場で誠実に職務を行わなければなりません。

日本弁護士連合会が昨年の人権擁護大会死刑制度の「廃止宣言」を採択した。死刑制度の存廃や、再審請求と死刑執行との関係をどう考えるか。

死刑制度の存廃や終身刑の創設などは、最終的に国民意見により決められるべき立法課題であり、司法立場から意見は控えさせていただきます。とはいえ、死刑は究極の刑罰であり、その適用は極めて慎重に行われるべきものと考えております

取り調べの録音・録画や司法取引制度の導入が刑事裁判にどんな影響を与えると考えるか。新制度導入にあたり、司法判断はどうあるべきか。

制度は、捜査公判が取り調べ及び供述調書に過度に依存している状況にあるとの指摘を受けて立法化されたものであり、これにより、刑事手続きにおける証拠収集方法の適正化及び多様化がされ、公判審理の更なる充実が期待されます

法科大学院募集停止が相次ぎ、法曹志望者が減少するなか、法曹養成制度の現状をどう評価し、どうあるべきだと考えるか。

具体的な政策についての発言は控えさせていただきますが、法科大学院で5年間教壇に立った者として、法曹養成の理想に向けて開校した有力な法科大学院募集停止が相次ぐこととなり、残念でなりません。社会の様々な分野で法律家活動することは、法の支配する公正な社会を実現するために必要であり、大変意味のあることだと思います。わが国社会の今後の発展を支える有為人材として質の高い法律家いか計画的に養成するかという観点検討されることを望みます

経済活動の国際化に伴い、国をまたぐ法的な争いを円滑に解決するために日本裁判所に求められることは何だと考えるか。

国際取引事件家事渉外事件をはじめとする国際的紛争事件に十分対応できるよう、裁判所における人材の育成が求められるものと考えております

外国裁判手続き電子化が進むなか、国民が使い勝手のよい裁判所にするにはどうすべきだと考えるか。電子手続き導入への賛否アイデアはあるか。

裁判手続きのIT化のあり方としては、裁判手続き利用者利便性の向上だけでなく、本人訴訟への対応を含む関係者手続き保障情報セキュリティー、事務合理化を含めた費用対効果などの諸般の事情配慮しつつ、裁判手続きにとって真に望ましい姿を探る必要があります

最近の出来事で、最もうれしかたこと、腹立たしく感じたことは何か。

うれしかたことは、稀勢の里関の優勝と横綱昇進です。

趣味尊敬する人物、好きな言葉、座右の銘と、それぞれを選んだ理由は。

趣味は、歌舞伎鑑賞です。尊敬する人物は自分を育ててくれた両親で、感謝尊敬をしています。好きな言葉には「道を伝えて、己を伝えず」という言葉があります日本幕末から明治にかけての動乱期に、キリスト教の伝道を行った宣教師チャニング・ムーアウィリアムズ生き方表現した言葉です。私はキリスト教信徒ではありませんが、ウィリアムズは、幾多の困難に全身全霊で立ち向かいながら人々の心を一つにまとめ、教会や学校病院を造り、社会や世界を動かしました。そのような信仰の姿こそが、「『道を伝え』ることではないか」と思われます。そして「己を伝えず」。真の意味はいまだ計り知れないものの、「自分の考えを相手独善的に押しつけようとしない」とか、「自分名誉欲望のためにけっして人を利用しない」と解釈されています事実ウィリアムズは一介の宣教師に過ぎない自分の名が記憶されることを徹底して拒み、日記手紙の多くを燃やしまでしたとも言われています

最近読んで感動した本、面白かった本とその感想は。

松井今朝子師父遺言」。歌舞伎演出家武智鉄二師弟関係にあった著者の波瀾(はらん)万丈の半生を描いた自伝です。

2017-05-25

http://anond.hatelabo.jp/20170525145028

とにかく「裁判員裁判をやる」事が目的になっているんだから、それは仕方ないんじゃない?

裁判員わがままみたいな話になっているが希望して参加している訳でも無し。

素人でも判るように手加減するのは、他の国の裁判陪審員)とかでもあると思う。(陪審員って、気に入らない陪審員候補者をお互いに外しあうみたいな手続きがあって、実効性はともかく、仕組みとしては面白い

裁判員関係者も喜んでないなら、誰の為の制度なの?誰が続けさせているの?

ここの誰も「裁判員裁判最高!」って書いてないと思うけど。

http://anond.hatelabo.jp/20170525140547

どうせ覆せるようにしているんだから市民感覚なんて取り入れてないに等しい訳だしね。

何の目的だったんだろう?としか

NHKニュースの後のほうにやる追跡ネタで、裁判員裁判に出ようとした派遣社員会社が休めなくて大変…みたいなのをやってたけど、こんな事の為に派遣社員10日以上休まれたら、そりゃ困るって言われると思うよ。

裁判員裁判って要らなくない?

市民感覚裁判に取り入れるみたいな話で始まったけど、量刑が従来の刑より重過ぎるみたいな理由控訴されたりするんなら、無い方が色んなリソース節約にもなるし、サイコロか何かで決めた方がいいよ。

どうせ覆されるんだし、裁判員裁判メリットって皆無だと思うんだが。

2017-03-22

兵庫県淡路島洲本市で2015年3月、住民5人が刺殺された事件で、殺人罪などに問われた無職平野達彦被告(42)=同市中川原町中川原=の裁判員裁判判決が22日午後4時から神戸地裁で始まった。長井秀典裁判長主文を後回しにして判決理由を先に読み上げたうえで、検察側の求刑通り死刑を言い渡した。

兵庫・洲本5人刺殺、死刑の判決 神戸地裁

はてな村から死刑囚誕生たかと思うと味わい深い。

2017-02-28

http://anond.hatelabo.jp/20170228183559

そもそも裁判員制度は「司法市民感覚離れ」が度を越しているという懸念から導入された。

いやこれ違うんだよ。制度を始める前から最高裁の依頼で前田雅英教授ってのが市民アンケート取って、裁判官量刑市民感覚が大して変わらないことはもう分かってた。

それじゃあなんで導入したの?という話になるが、これはもう利権しか言いようがない。もともと刑事事件戦後ずっと減少傾向で、裁判所における刑事部存在感が日に日に減っていっていた。もちろん予算ポストも減らされる一方の中で、刑事部裁判官や関連する官僚ポストを作るための窮余の策が裁判員裁判だった。

2016-10-03

http://anond.hatelabo.jp/20161002084729

法曹法学業界

起案

遺言(いごん)

競売(けいばい)

差し支え(日程調整時)

国選

国賠

弁準

強わい

強殺

罪証隠滅証拠隠滅ではなく)

被疑者容疑者ではなく)

最高

最判

裁判員裁判員裁判意味で)

択一

新司・旧司

あたりかな

文提、仮宣、白表紙、調判、てこぎ、弁選、観念競、KSPS、A、V、W、AQ、弁特、赤本(赤い本)、しかるべく、不利陳、仮差し、未特例、重判あたりはちょっと趣旨が違いそう

(「趣旨」を多用するのも特徴ではある)

2016-05-11

今後テロリストの仲間になると外患誘致罪になるっぽい

外患誘致罪はつまり敵国スパイとかテロリスト

刑は死刑以外無く、死人や怪我人が出なくても死刑適応され裁判員裁判対象事件となる。

ニート馬鹿が○○国にハイリマ〜ス!とかほざいて本当に渡ろうとしたら死刑

気をつけような。

2015-12-18

裁判員死刑で死んでどう思う?と聞くのって良いの?

裁判員裁判判決で初の死刑執行ニュースFNN裁判員インタビューしてた。

要約すると、死刑で死んでどう思う?

インタビュアの裁判員の人は言葉を濁してた。

本人がOKすれば、取材を受けて良いみたい。

http://www.saibanin.courts.go.jp/qa/c9_4.html

あの胸くそ悪いインタビューを聞く前に許可を取ったんだろうけど、あれって問題にならないかな。

久しぶりにゲス報道を見たよ。

FNN報道ゲスです。

2015-08-18

40歳独身の俺が結婚にこだわる理由

ズバリ社会的信用を得るため。

実力主義とか言われるようになって久しいので、

結婚と昇進・昇給リンクしないと思っているけどね。

でも、周囲で誘拐事件とか起きたりしたら「40歳既婚男性」の方が「40歳独身男性」より捜査対象になる可能性は低くなるし、

家宅捜索とかで警察邪魔される心配も少なくなる。

何かの過ちで事件を起こしたとしても、裁判員裁判では「既婚」の方がマジョリティから独身」よりは情状酌量余地が広くなるし、量刑独身よりは減るはず。

2015-02-20

最高裁判所判事千葉勝美氏は死刑廃止論者と思われる

先日の裁判員裁判死刑適当だとされた高裁判決を破棄して無理やり無期懲役とした。

民意を反映せず己の自己満足を押し通した形だ。

何故彼が死刑廃止論者と思うのかというと、その前2012年闇サイト殺人事件に対する最高裁判決高裁死刑判決を破棄して無期懲役にした事による。

殺人犯に更生の余地などないことは、宮崎勤を始め女子高生コンクリ事件の加害少年たち、奈良少女殺害小林薫光市母子殺害少年死刑囚リンゼイさん殺害市川達也を見ると明らかだ。

殺人を犯した人間に更生の余地など必要ない。

そして、更生の余地ありとして少ない刑期で釈放されてみるのを想像すべきだ。

あるストーカー事件ではストーカーを許す判決が出た直後、ストーカー被害者が殺される事件さえ起こった。

再犯はこのような死刑廃止論者が司法にのさばっているから起こってしまうのだ。

これを司法による未必の故意だと考える。

死刑廃止論はこれを契機に改めるべきである

2015-02-12

死んだら自動公開されるウェブサービスキボンヌ

日経に『自分が死んだら、ネット上の書き込みを削除してくれる』サービスが紹介されていた。ウェブ上の終活

 でも自分はむしろ、逆のサービスキボンヌ

 『予め非公開のエントリを用意。自分が死亡したら、そのエントリが公開される』。

 そういう『死亡解除条件付き公開エントリ』の方が、実はニーズあるんじゃないか?

★『自分が生きている間だと、いろんなしがらみで、公開できない』が、

 『後世のためには世間情報公開しておきたい』内容って、結構皆抱えているんじゃないかと思う。

 例えば現役時代職場での出来事とか。

 そういう内容を、『エントリ主が死亡したことを確認できれば、公開』するサービスがあれば、受けると思う。

職場での守秘なやり取りを、本当は公開したいのに・・・という人は、結構いるんじゃないか?

 でも生前に公開すれば、下手すれば名誉棄損とか様々な罪に問われる危険性。

 なので、『そもそも罪に問いようもない、死亡時点で公開ステイタスにしてやれ!』という

 『あとは野となれ山となれ』なニーズは大きい。

最高裁法務省ケンカを売っておくと、

 『自分が死亡した時点で、裁判員裁判評議内容を公開ステータスにしたい』という元裁判員結構多いと思う。

 世の中に公開したいのに、『生前では、評議内容公開が裁判員違反』だから、死亡時点まで公開保留し、

 (罪に問われようがない)死亡を待って公開する。

 そういう元裁判員な死者が増えたら、最高裁法務省がどう対抗するのか興味ある。

2014-09-24

http://anond.hatelabo.jp/20140924113853

つ http://www.asahi.com/articles/ASG2W5H7XG2WUNHB018.html

やり直し裁判員裁判、『差し戻し』控訴審で減刑 

 

つ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%95%E5%BB%B7%E4%BE%AE%E8%BE%B1%E7%BD%AA

法廷侮辱罪 

日本において法廷侮辱罪という罪名は存在しないが、類似する仕組みとして監置という制度があり、これは裁判官裁量処分することができる。

なお、裁判所法第73条により1年以下の懲役禁錮または1000円以下の罰金を明記した審判妨害罪が規定されているが、審判妨害罪は検察官公訴を提起しなければ処罰することができない。 

ファジー機能がついてないのは 古い機械以下?

類似する仕組み(中略)これは裁判官裁量処分することができる。

できる書いてあるよ? 類似品で十分ですよ。

2014-06-19

http://anond.hatelabo.jp/20140619162835

かわって差し上げたいわー

アンケートとか見ても八割型の人はやる気ないけど二割くらいの人はやる気あるみたいだね

裁判員裁判対象になるのは死刑無期懲役とかの重い犯罪がメインだから、選ばれたらたぶんそういう案件やれると思うよ

ただ、審査があって「死刑制度反対!」とか声高々に言ってる人だと検察から「こいつ嫌です」とか除外されるらしいので、そのへんのことは言わないほうが良いかもしれない

やりたい人はめっちゃやりたくて、やりたくない人は結構多い。通知状オークションに出して売り払いたいわー

2013-05-08

裁判員は、楽なアルバイト

裁判員というモノ。

誰が、裁判員制度をやってくれと頼んだのか知りませんが

知らない間に始まっていました。

ところで、裁判員というのは、報道では

裁判員裁判の判断の重み」とか「裁判員の心理的負担」とか

言われていますが、私は全然そうは思いません。

だって裁判員に何の責任があるんでしょうか。

法律専門家プロが「懲役○年」と言うのならわかります

でも、全くの法律シロウト判決を出す。

そして何より、一応守秘義務というものはありますが、

間違った意見を言っても、間違った判決を出しても、裁判員は何の責任も負わなくていいんです。


間違った意見を言った裁判員懲役何年、罰金○円

もしそうだったら「裁判員の判断は重い」でしょう。

「こいつは死刑にしよう!そうだ死刑だ!」→実は無罪でした。

こうなった場合でも、誰も責任を負わなくていいんです。

間違ったことを言っても、責任を負わなくていい。

守秘義務はありますが、裁判員でしゃべったことにはなにも責任はつかない。

自由に意見を言って、それで日当と交通費がもらえるんです。気楽なアルバイトです。

俺のところに「裁判員やってくれ」というのが来たら、喜んでやりますよ。

から遺体写真を見たらトラウマになった。だから訴えてやる」

てのも、ちゃんちゃらおかしな話です。

そんなに嫌だったら辞めればよかったのに。

2013-01-31

弱者ボコボコにしたがる人間たち

よくわからない怪しい塾の30代の引きこもりは諦めろという言う内容のホームページが話題だ

はてなの一部のコメントは「自分の子供はそうならないようにしたい」とか「今の引きこもり保護しようとする考えは良くない この内容は素晴らしい」と賛美している。

自分引きこもりのような弱者にならないと自信満々だ。

日本人弱者に攻撃的な性格なのかもしれない

「自力で生きていけない人達を国や政府が助け るべきだ」という 考え方に対して、「そうは思わない」と答えた 人の割合が、 日本は38%もいます。あのアメリカですら28% 。 先進国ではイギリス8%、フランス8%、ドイツ 7%。 中国でも9%に過ぎなくて、 日本世界もっと弱者に厳しい国だという データです。 http://www.club-willbe.jp/column/hatoh/03.html

また裁判員裁判では殺人おかし発達障害の持ちの人間検察求刑よりも判決が重くなった。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130129/k10015142841000.html

みんな自分のよりも弱い人間ボコボコにしたがる。

いつ自分が職を失ったり心身に重大な病を抱えたりするか分からないのに。

2012-10-04

確率論的には、裁判員裁判スタートから6件程度は「トンデモ裁判員法廷」が出現している

少し亀ネタだが、大阪地裁

発達障害『だから懲役を伸ばそう」という裁判員裁判判決があり、猛批判を浴びた。

裁判員制度制度設計として、

裁判員を6人も用意しておけば、極端な意見の持ち主が仮にいたとしても、

 それが多数派になることは、まあないだろう」という楽観主義に基づいて、制度設計したのではないか

制度設計時に、チキン統計学先生とか、呼んで議論したのだろうか?

仮に

殺人犯は、有無を言わさず死刑だ!」とか

韓国人はみんな潜在的犯罪者だ!」みたいな

「極端な意見を持っていて、それを法廷でも撤回しない、トンデモ市民モンスター市民」が

存在する確率を「10人に1人」と仮定する。

裁判員制度制度設計者の想定は、恐らく

「10人に1人程度の異常者が市民に紛れ込んでも、トンデモ判決が出現することは、まずない」

と考えていたのでは?

しかし、統計学的には、

「10人に1人のトンデモ市民が、裁判員6人の中の多数派(4人以上)を占める確率」は、

いくらなんだろうか?

6人全員が普通市民確率=0.9×0.9×0.9×0.9×0.9×0.9=0.531441

6人のうち5人が普通市民、1人がトンデモ市民確率

=0.9×0.9×0.9×0.9×0.9×0.1×6=0.354294

6人のうち4人が普通市民、2人がトンデモ市民確率

=0.9×0.9×0.9×0.9×0.1×0.1×15=0.098415

6人のうち3人が普通市民、3人がトンデモ市民確率

=0.9×0.9×0.9×0.1×0.1×0.1×20=0.01458

6人のうち2人が普通市民、4人がトンデモ市民確率

=0.9×0.9×0.1×0.1×0.1×0.1×15=0.001215

6人のうち1人が普通市民、5人がトンデモ市民確率

=0.9×0.1×0.1×0.1×0.1×0.1×6=0.000054

6人全員がトンデモ市民確率=0.1×0.1×0.1×0.1×0.1×0.1=0.000001

ということで、

「6人のうち、4人以上をトンデモ市民が占める確率」は、

0.001215+0.000054+0.000001=0.00127=0.127%

http://www.saibanin.courts.go.jp/topics/pdf/09_12_05-10jissi_jyoukyou/02.pdf

によれば、制度施行2009年5月から2012年1月までの裁判員裁判件数は4,840件

よって、制度開始移行2012年1月まで、4,804件×0.127%=6件程度は

トンデモ裁判員が多数派を占める法廷」で審理された、ということになる。

たまたま6件のうち一件が、大阪地裁トンデモ判決だった、というだけで、

確率論的には、「トンデモ判決が数回は出現することは、何らおかしくない」のである

制度設計者は

職業裁判官いるから、トンデモ判決が出そうになっても、歯止めを掛けてくれるハズだ」と

期待していたと思うが、昨今の法曹界の流れは、

裁判員意見を、極力尊重するように」という流れになっている、と聞く。

「よほどのことがない限り、二審でも裁判員判決量刑を追認する」という流れになっているため、

一審審理過程においても「職業裁判官は、むやみに裁判員を指揮できなくなってきている」らしい。

ということで、職業裁判員により指揮権発動もなくなると、

確率論の壮大な社会実験」の場に、裁判員裁判は堕してしまう、ということになる・・・

2012-08-02

ちょっと古い話だけど

将来のエネルギー環境政策に関する国民から意見聴取会で、中電東北電の社員が発言した問題。

会場の声みたいに「電力会社けしからん」ではなく、逆に「言論弾圧」「社員市民の一員」と言う論調の人も少なくなかった。

そういう人は 例えば殺人犯裁判員裁判で、裁判員被告の親きょうだいが混ざってたらどう考えるんだろう。

親族はい市民の一員」と言って、意見を聞いて判決に反映させるべきだと主張するのか?

まあ現実には被告親族同居人裁判員になれないんだけども。

政府はそもそも始めから抽選の結果電力会社社員発言者になることになった場合、拒否するべきだった。

そして、一歩進んで考えると、意見聴取会で原発ゼロを主張した市民たちの中に

クリーンエネルギーを開発する企業社員などはいなかったのかどうか?を検証するべきでもある。

2012-03-29

http://anond.hatelabo.jp/20120329133424

裁判員裁判目的の一つがそれでしょ

法曹常識世間常識をすり合わせる為に、一般人を参加させるってことだから

2011-02-28

検索履歴は裁判員裁判で証拠採用されるか

さっきテレビ見てたら、金沢主婦殺人事件で逮捕された元カメラマンから押収したPC

遺体なき殺人」とのキーワード検索したあとが見つかったと報道が。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110227-OYT1T00078.htm

金沢市上荒屋、主婦福田春奈さん(27)の遺体石川県内灘町大根布の海岸で見つかった事件で、福田さん最後に会ったとみられる知人のNHK金沢放送局の元外部委託カメラマンの男(35)が、「遺体なき殺人」というキーワードインターネット検索をしていたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。

 金沢西署捜査本部は、男が捜査自分の身に及ぶことを想定して、情報を調べていた可能性があるとみている。

 捜査関係者によると、男の自宅から押収したパソコンを調べたところ、インターネットで「遺体なき殺人」というキーワード検索した痕跡が残っていた。また、「遺体がなければ殺人罪起訴できない」などと記されたホームページの閲覧履歴も残されていたという。

2011年2月27日08時24読売新聞

 

これ以前「検索履歴は殺人事件の証拠となるか」でスラドで話題になってた。

http://slashdot.jp/it/article.pl?sid=11/01/08/1821226

スラドで話題にしてるのは米国の事件だが

http://slashdot.jp/it/comments.pl?sid=518943&cid=1885671

によると、日本でも暴行事件で証拠として出されていたらしい

日本では検索履歴を有罪の証拠にするのってわりとあることなのだろうか。

 3 本件後の事情に対する評価

   以上のように,本件以後,被告人が本件に関して高い関心を抱いていたこと,本件について凶器である可能性のあるハンマーに限定した検索を行っていたことは,特異な行動といえ,被告人犯人であることを疑わしめる事情ではある。

   しかし,被告人には,平成16年に,e遊歩道にある公園で,桜の木ハンマーでたたいていたところを通行人に注意されたことが発端となってトラブルとなり,駆けつけた警察官に対し,趣旨不明な発言をしたことから保護され,結果として国家賠償請求事件にまで発展した経験がある。このような経験を持ち,かつ,後述するように犯行時刻に近接する時間帯に犯行現場から数百メートル付近にいたことを自認している被告人にしてみれば,自宅付近でハンマーのようなものを凶器した通り魔的事件が発生すれば,自分が疑われると考え,前記のような行動に出ることも,それほど不自然なこととはいえない。

   したがって,被告人の前記のようなやや特異な行動は,必ずしも被告人犯人であることにのみ結びつく事実はいえないから,これらの事情の持つ意味は,被告人犯人であると仮定すれば合理的であるという仮定に基づく評価に過ぎないから,独立して犯人性を推認させる価値は低く,犯人性を判断する上で重要事情はなり得ない。むしろ,被告人犯人性を考察する上で,不当な印象を与える危険な側面がある。したがって,被告人犯人性を検討する上では除外するのが相当である

http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20100909092559.pdf

一般的な判断という感じでもないが、この事件では「被告人犯人性を検討する上では除外」しているよう。

もっとも、この暴行事件は日本では珍しい無罪事件なので、普通の有罪事件ではどうなのかよくわからん

この事件でも、犯人であることが他の証拠から明らかであったなら量刑に関する証拠などにはなるような?

なお、この事件は裁判員裁判はない。

裁判員裁判だと裁判員に難しい証拠も証拠採用されなかったりするので、さらにどうなるかよくわからない。

くわしい人教えて

 

どうもあまりマスコミ捜査関係者の人も検索履歴を報道することについて疑問を持っていないみたいだが微妙な感じだ。

普通に考えて「遺体なき殺人」程度の検索履歴で犯人扱いは無理だろうと思うし、

そんな評価の微妙な証拠をぺらぺら喋る捜査関係者報道するマスコミもどうなんだって気がするんだが・・・

あと常日頃からアレな検索を楽しんでる人は怖いんじゃないかこれ。別罪の心配とか。それはいいか

 

金沢の事件でもしカメラマン起訴されたら個人的には最後まで否認して裁判所にこの辺扱ってほしいけど

まあ、他の証拠で立証できるならわざわざ提出する必要もなさそうなものだし、そもそも証拠提出されないだろうと思う。

それだけに、証拠提出されそうもないあるいは証拠提出されても証拠採用されない可能性のある弱い証拠を捜査関係者がもらすのってどうよって感じなんだが・・・

(まさか事件とは関係ないんですけど・・・ってことはあるまい)

神経質すぎかな。

結果が有罪ならどうせたいていのことは許されるだろうし。

そういえば結果無罪でも結局ダッチワイフにごめんなさいし報道関係者いなかったよね。関係ないけど。

あとこれ

2011-02-14

こだわり

強姦致傷等で懲役6年の前科がある被告人が出所後再び見ず知らずの女性3名をおそった事案。

仮釈放後2ヶ月で第1事件を起こす。

http://mainichi.jp/select/jiken/saibanin/archive/news/2010/05/20100521ddlk22040212000c.html

強制わいせつ傷害などの罪に問われた菊川市半済、調理師夏目康幸被告(30)の裁判員裁判で、静岡地裁浜松支部は20日、被告求刑通り懲役5年の判決を言い渡した

http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20100601113626.pdf

(罪となるべき事実

第1(平成21年11月24日付け起訴分)

被告人は,平成21年6月25日午後8時5分ころ,静岡県a市b番地所在の甲宿舎敷地内において,同所を歩行中のA(当時15歳)に対し,強いてわいせつな行為をしようと企て,「胸触らせて。」などと申し向け,同女の頚部を右腕で絞め付けるなどの暴行を加えた上,「しゃぶって。」と申し向けて,強いて自己の性器を口淫させるなどのわいせつな行為をしようとしたが,同女が身体をねじるなどして抵抗したためその目的を遂げず,その際,上記暴行により,同女に全治約3週間を要する喉頭外傷の傷害を負わせた。

第2(平成21年12月28日付け起訴分)

被告人は,平成21年8月13日午後7時52分ころ,静岡県a市c番地所在の民家西側路上において,同所を歩行中のB(当時24歳)に対し,強いてわいせつな行為をしようと企て,同女の背後からいきなり口を右手で塞ぐなどの暴行を加え,強いて自己の性器を口淫させるなどのわいせつな行為をしようとしたが,同女が大声を上げて抵抗したためその目的を遂げなかった。

第3(平成21年11月2日付け起訴分-訴因変更後のもの)

被告人は,平成21年9月30日午後5時5分ころ,静岡県a市d番地所在の株式会社工場西側路上において,同所を歩行中のC(当時15歳)に対し,強いてわいせつな行為をしようと企て,その背後から突然同女の前に立ちはだかり,「隅に寄れ。」,「目をつむってしゃがめ。」などと命令口調で脅迫し,さらに,道路脇にしゃがみ込んだ同女に対し,「先っぽ舐めて。」と申し向け,強いて自己の性器を口淫させるわいせつな行為をしようとしたが,同女が「嫌だ。」と言って立ち上がり,拒否したため,その目的を遂げなかった。

被害者は順に15歳女子高校生24妊婦、15歳女子。どうかとおもう。

犯行は一度も成功していない。しかもなんかだんだん弱くなってる。

そして何故か執拗に口淫のみを狙う。

判決を見ると「性器を口淫させて快感を得るためだけに犯行を繰り返している」とか

女性力ずくで辱めようとするプロセス自体に興奮を感じるという,ゆがんだ性癖」とは書いてあるけど

口淫にこだわる理由の説明はない。

以前は強姦致傷だったのに、刑務所での6年間になにかあったのだろうか。

2010-11-11

11/11

今日ポッキープリッツの日


なはずなんだけど、

24歳のustream自殺映像youtubeにUPされてるし(なんだかんだちょっと見てしまった・・)、

生きたまま首を切断したとか言うのが裁判員裁判死刑になるかどうかでニュースになってるし。

あんまり良い感じの朝じゃない。

もちろんこの世は天国じゃないし、

闇はいつもこういうことばかりなんだろうけど、

できたら闇は少ないほうが良いなと。

混在することがしょうがないのなら、

出来る限り闇から離れて暮らすようにはしたいなと。

特段人に自慢できるような生活はしてないけどさ。

あー、こわ・・・。

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