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はてなキーワード: 矮小化とは

2024-01-27

anond:20240126020048

AI論者がAI創作界隈だけに矮小化して考える傾向にあるのはなぜだろうか。

AIはもはや世界的な経済競争の中核的な要素であって、反AIの言ってることはこの競争から日本だけ降りろということ。

不可能だよ。AIの発展した未来地獄だとしても、開発をやめた未来地獄。輝かしい未来が訪れると信じて突き進むしかない。

2024-01-26

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

2024-01-25

anond:20240125234325

いいえ、日本社会の汚さを憂いているだけです

貴方のようなカス人身売買から目を逸らして

人間身体を買うという行為を趣向の枠にあてはめて矮小化していることを嘆いています

拉致被害者人身売買同義では無いですね

2024-01-24

いわゆる利権にしがみついて公金を必要以上に掻っ攫おうとしてるように見える動き、これはまだ全体の輪郭想像妄想?)してる人としてない人と分かれてるものだと思う。

からこそその中で起点となったともいえる某団体名称を使って⚪︎⚪︎問題呼称する人がいるみたいだけど、もはやそれは矮小化して捉えてるとすら自分は感じてる。一方の思惑のひとつとすら勘繰ってしまうのはやりすぎか。

まあ何が正解なのかを自分は知らないとも言えるし、今後の動向によっては正解という名のゴールポストが変容する可能性すらあるのだろうが。ただまあ、ここ数年、いやここ一年でずいぶん「流れ」が変わったように見えるのは自分の気のせいだろうか。

2024-01-20

anond:20240120194622

流石無神経ジャップオス

空爆された事も生理にもなる経験もない癖に

他人の不幸は即座に矮小化したがる

この国が30年も停滞してきたのは正にこういう男が原因

2024-01-17

anond:20240117163423

痴漢されたことない女はわざわざ「自分痴漢されたことがない」と言わない。

言うメリットがないというか痴漢被害矮小化に加担してるとして叩かれるまである

「女の生理(or出産等)はこれだけ辛いんだ」に対して「私は生理出産)楽だった」みたいなことを言ったらぶっ叩かれるのと同じ

2024-01-15

anond:20240115180508

言及元ですが、報道にあるような性行為強要(黙示のものも含む)や性加害行為があったのなら心底クソ野郎だし悪だとは思いますよ。

そして、内心では強要の有無についての報道を元にした私なりの意見もありますが、ネット上ではそこまでの言及を控えているだけです。

ダサいかどうかに矮小化するつもりはないっす。

2024-01-12

コミケ女性けが相性が悪い話

https://togetter.com/li/2293203

この方はn=1としてC99の体験の話をしているけれど、C99に限らず直近のC103(冬コミ)まで参加して相性悪いよなあ、と思ったので書こうと思います

C99に矮小化してしまってるので、「あの回は特別で他のジャンルも似た感じだった」というコメント散見され、自分もそこを加味してしまうとよくないなあ、と思ったのと、

どう考えてもブコメ100字で足りないので。

書いているのはC100まで女性向けサークルサークル参加(と日によっては一般参加)、以後は一般参加のみの人です。

また便宜上女性向け・男性向けという呼び方を使い、比較として現在女性向けの主流である赤ブーブー主催イベントの内容を書いています

あくま個人見解であり、これもまたn=1の話というのは念頭に置いておいてください。

まず筆頭として「午後チケット」というもの女性向けと相性が悪すぎます

公式によると午後チケットの人は12時30分から入場とありますが、C103は午前チケット11時頃着の12時頃会場入りできたので、実際はもう少し後だったのではないか、と思います

Togetterコメントなどにもありますが、女性向けサークル撤収が早い傾向にあります

これは

・アフター(打ち上げ聖地巡礼等)がある

飛行機新幹線・家(子を預けている、帰省する等)の関係

特定ジャンルCPのみを買うので一般参加者が長居しない

という理由がよく挙げられますが(最後男性向けもそうじゃないかと思いますが)

・搬出で並ぶのが大変

というのもあります

マンレポでも「箱を持って並んでいたが台車に乗せてもらえて助かった」というのは鉄板投稿内容です。

https://www.comiket.co.jp/info-a/MR/mr.html

箱1個でも本(紙)がみっちり詰まっていると重たく、腕力のない女性は搬出大変です。それを抱えてずっと並ぶのは結構きつい。

コミケの搬出は並びます。この辺りも過去マンレポを参照してもらえると明白なんですが、閉会間際に出そうと思うと1時間は見込まないといけなかったです。

なので、早めに撤収し、列が出来る前に搬出してしまいたい、というのがあります

昔はウエストウイングもHakoBookもなく、翌週にある赤ブーブーのイベント搬入クロネコヤマトのみというものあり、長蛇となっていました。しんどかった。

赤ブーブーは現在セルフ出荷といって予め専用伝票を受け取り、それを貼った箱を搬出場に持っていって渡して完了というシステムがあります。すごく楽です。

長くなりましたが、「女性向けの場合撤収が早い為、一般参加者の中で午後チケットという選択肢は除外されてしまう」という話でした。

次いで一般参加者が多いというのがあります

それはそうだろう、と言われそうですが、赤ブーブーのイベント現在でも10時開始で遅くとも12時には一般待機列はなくなります

規模が小さいイベントだったけれども、一番早かった時は10時30分に一般待機列が解消していた記憶があります

コミケも以前は12時~13時頃にはフリー入場になっていたと思いますが、現在上記の通り午前チケット・午後チケット別で並ばなければいけません。

並んでも買いたい本があれば別ですが、女性向けサークル数も減ってる現在ではちょっと遊びに行く程度では参加がしにくくなっています

それならば通販を使って並ばず確実に手に入れたい、となってしまうのも道理です。

また、コミケ一般参加者は男性の方が比率が高いです。少し古い情報ですが、下記の資料が公開されています

https://www.comiket.co.jp/info-a/C81/C81Ctlg35AnqReprot.pdf

女性けが減った今では更に男性比率が増えているのではないかと推測出来ますが、それは一度おいておきます

もうこれはどうしようもないですが、それが参加者がほぼ女性の赤ブーブーのイベントと比べて忌避される理由になります

何故か。「男波」というものがあるからです。

個々の体格差問題ではなく、女性1000人より男性1000人の方が質量が大きいです。またパワーもあります

一般入場列が来ると机が揺れます。揺れるだけならいいですが、ずれます。机上の本が落ちます。押さえていても負けます

「走らないでください」と言われてもお目当てを目指して早歩きになるし、あちこちに方向転換することによってえらいことになります

また、一般参加で動くにも男波に揉まれると移動が大変です。容易に埋もれます。あとリュックが顔に当たります

それと抽選というのもコミケを避ける要因になっていると思います

ただでさえお盆年末なのでスケジュールのやり繰りが必要になるのに、当落が出るのは1~2ヶ月前です。

C103ですと12月30日31日の開催で1110日に当落が出るスケジュールでした。

シフト制の職の人はもうシフトの締切後かもしれないですし、遠方の場合は繁忙期なので新幹線飛行機ホテルを早く手配しなければなりません。

また、予約を万全にしておいても落選していたらキャンセルをして行かないということも充分あり得ます

一方赤ブーブーは基本先着順で、満了近くなるとSNSサイトで告知もあります。申し込めば不備などを除きスペースは用意されます

まり申し込んだ時点から参加に向けてのスケジュールなどのやり繰りが出来るのです。

スケジュールといえば盆・年末という日程がそもそも無理という人もいますジェンダーバイアスになりますが嫁仕事というやつです。

逆に「コミケは申し込みから日が長いかジャンルスパンが短い女性向けにあっていない」ということについては懐疑的です。

例えば2024年6月に開催される赤ブーブーのイベントがもうすぐ満了と告知されています

こちらは募集スペースが倍になってからの早期満了であり、特定CPジャンル)のみのイベントです。

https://twitter.com/AKABOO_OFFICIAL/status/1739187539360260448

https://twitter.com/AKABOO_OFFICIAL/status/1744545230106599600

ジャンルスパンについても昔は男性向けの方が短いと言われていた(「クール毎に嫁が変わる」など)ので、差はないと考えています

つらつら長くなりましたが、元々C99以前から女性向け参加者が減っていたところ、更に追い打ちとしてチケット制で更に減ったというのが個人的な意見です。

減ったのはサークル参加者が先か、一般参加者が先か、については不明ですが、因果スパイラルになって減っていっていることは確かだと思います

ではコミケはこのままでいいのか、ということについては個人的にはこのままでいいと思っていますし、今更女性向け参加者を増やすことは難しいでしょう。

かにコミケと赤ブーブーのイベントでは空気感も違いますし、評論系の同人誌などは後者ではあまりありません。

しかし、コミケは規模が大きくメディア露出などもしていますが、いってしまえば同人即売会の一つです。

先述の評論系ならば「文学フリマ」「おもしろ同人誌バザール」「コミティア」、さら特定ジャンルに絞れば「技術書同人誌博覧会」「めしけっと」などのイベントもあります

なんでも一強の時代というのは長く続きません。色々な同人即売会存在し、それぞれが盛り上がっていた方がいいのでは、と個人的には思います

(なお女性けが赤ブーブーの一強になっているのはちょっと懸念していますがそれはまた別の話)

「人と一緒にいて疲れる人は、実は親と一緒にいても基本的安心感を得られなかった人じゃないかと思う。」っていうポストがバズってるけど、全くピンと来ない

少なくとも自分全然違うよ

自分他人と一緒にいると疲れるけれど、親は大好きだし一緒にいると基本的安心感は得られる

何故なら他人と一緒にいると疲れるのはルッキズムコミュ力で品定めされて失敗すると縁を切られる不安があるからであって

親ならそんな心配はなく自由に振る舞えるから

自分が人と接するのが苦手なのは専ら外部の問題であって親は関係ない。

何かこう、個人の悩みを常に親や生育環境問題矮小化したがる人が多いよな…

別に家庭には何ら問題がなくたって、世の中いじめブラック企業で心を病む人は多いのに。

そしてこういう話題には何故か「親ガチャなんて親に失礼」「何でも親のせいにするな」と言う人達は湧かない不思議

2024-01-11

敵「生理で休むのは甘えだと思う。私だって重いほうだし辛いけど仕事には出てる」

謎の敵1「仕事できる程度の辛さだったらその生理は重くない。お前みたいな奴が生理痛を矮小化している」

謎の敵2「生理ってそんな休むほど辛い?気分的に憂鬱ってくらいじゃない?」

 

ワイ「今日はなんかモチベーション上がらないので休みます

2024-01-09

anond:20240109114105

元増田にとって成人式は欠席したいイベントでなかった以上、なんでわざわざいなや思いしようとするのかなって疑問湧くこと自体普通におかしくね

核心無視して元増田苦痛矮小化するようなコメント邪悪さは無視ですか。

anond:20240109105354

こうやってなんとかして矮小化しようとする人が出てくる程度には好かれているようですが

2024-01-08

政府石川県「来るな」

現地では低体温症死ぬ避難民が出ているくらいなのに来るなと発信してしまうのは

コロナ禍で病院保健所職員仕事回らず自宅待機していろと言っていたのに近い気がする。

本当に必要なのは枠組みを変えて対応させる事だったのに、ミクロ視点では仕事を「減らす」ために来るなが最適解になってしまうやつ。

なるべく事態矮小化させたい政府側がこれに乗っかるのもコロナ禍と同様。

2024-01-05

anond:20240105115029

白人だけは特別」と「人間だけは特別」に、法律では明確に差があり、多くの国で標準とされていて、日本でも圧倒的に支持されている、と言う事実がある。

「お前が」ではなく「社会が」なので、突然話を個人問題化のように矮小化しない。

このような前提をすっ飛ばして、関連性もない例示だけで混同させ、連続性の誤謬を利用する。

この辺り、論破王で手慣れた詭弁師だとお見受けするが、貴方がこうやって振るってきた詭弁で世の中が改善したことあるか?

現実には作用しないから、、何の意味も無いんだよ。いいから悔い改めろ。人生では今日が一番若い。今からでもやるべきだ。間に合うかは知らんが。



つうか、負けてて草って、お前誰と戦ってるんだよ

anond:20240105123509

理系色の強い分野は異様に甘いな

去年もロケットの発射に失敗したとき、「失敗じゃなくて中止」っていう謎の矮小化ムーブを始めとったし

2024-01-04

予備費復興予算の全額だと思っている馬鹿左派

https://news.yahoo.co.jp/articles/84f208e971169cac130f5c6392893ccfe03e10de

少し知識があれば40億は予備費からさしあたって出せる額であり、その後補正予算が数千億円規模で組まれることが熊本地震等の例からもわかる。またそもそも現状で被害の全容も明らかではないのに総額が決まるわけもないということがわからない程度のおつむの出来なのが悲しい。

またウクライナ支援比較してしまセンスのなさも酷い。能登半島地震矮小化したいわけではないが、ウクライナ戦争はウクライナにとっての文字通り国家存亡の危機であり、それこそ被害の桁が違う。自国他国の違いはあってもその支援額と比較して多寡を論じても意味のある比較にはならないだろう。

こんな記事を書いてしま記者も通してしまゲンダイもその知識センスを疑わざるを得ない

2024-01-03

anond:20240103094615

子供いる人は自分が責められてる気になるから矮小化するんやろなあという話

土地ガチャ時代ガチャ健康ガチャも親ガチャの一部だろ何言ってんの

こういうふうに、

『親ガチャ』という言葉意味勝手矮小化する人が多いのって一体何なの?

いや、土地ガチャ時代ガチャ健康ガチャも親ガチャの一部に決まっているだろ

から『親ガチャ』という言葉否定する人達こそ、ガザ地区ウクライナでも成功して豊かな生活をしている人はいます!って主張すべきなのに、なんで都合よくそこは除くの?

ていうか障害ある子供を抱えている家庭なんて日本にも沢山あるし、自分もその一人だよ

親は障害のあるきょうだいばかりに構って自分は何でも一人でやらされたから、そういう意味でもまさに親ガチャ外れだと思っているよ

homarara 親ガチャとか言ってる人は、ガザ地区ウクライナ障害ある子供を抱えている家庭などを見ながら、国ガチャ土地ガチャ時代ガチャ健康ガチャについて思いを馳せよう。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4747241430229841871/comment/homarara

<

2023-12-30

ここにもよくいるけど、あたまの悪さ故にモラル破壊行為糾弾する社会について、「しょうもない!!」

批判し、「リアリティを受け入れるアタシ」

演出する可哀想バカ女って一定数いるんだね

例えば、吉本芸人ジャニー喜多川の性加害について、

どんな世界でも良くあること。めくじら立てるほどのことじゃない、しょうもない

と、問題矮小化しようとする人

頭が弱いからこそ、世界を知性が支配することを恐れるが故に、恐怖心が「しょうもない」という言葉に変換されるのだろう

2023-12-28

広告ブロックフリーライドではない。どんどん広告ブロックを使え

こんな記事話題になっていた。

【お願い】広告ブロッカー(Adblock)の除外設定をお願いします。 - すまほん!!

個人的にはこうしてお願いを出すのは真摯だと思うし、良質なコンテンツ提供するサイトが続く世界であればいいと思う。

だが、ブコメでこのような意見が目につく。

id:hyperpeppy 広告不快とか詐欺危険なのはわかるけど、なぜそこで「サイトを見ない」じゃなくて「ブロックして見る」になるのかわからない。見る以上は対価を払えよ。

また、他の記事ブクマではこんな意見散見される。下記2記事より引用

[B! 広告] YouTube広告を16倍速であっという間に終わらせるChrome拡張が公開、広告ブロック警告を回避 | テクノエッジ TechnoEdge

[B! 広告] YouTubeが広告を消す「Adblock Plus」をブロックし始めて大混乱に、Adblock Plus公式も対応に乗り出す

id:beed YouTube広告問題があるとして、利用しないではなく、コストを払わず勝手に利用するになるの、ただの自己正当化しかない。

id:manaten Youtube広告利益上げて持続してるビジネスなんだから広告嫌ならpremiumになるか見るなって思っちゃうんだよな。ビジネス持続の対価を支払わず利益だけ受け取るのは万引きと一緒やん

id:minaminoani どうもこのGAFAみたいな巨大企業相手なんだから金払わずに済ましてやろうというのは気に食わない。そんなに広告が嫌ならプレミアム会員になればいいじゃない。

id:bilanciaa タイミング考えろとかで広告ブロック正当化できるものじゃないと思う。卑しいな

id:kagoyax 他社のサービス広告引き剥がして金儲けってどう考えても倫理的にアウトだしこれまで放置されていたのがおかしい。Googleいわく規約違反から何人かアカウントBANしてみせしめ的に取り締まったら効果絶大だろうな

id:hyperpeppy 広告を見たくないならブロックするんじゃなくて「サイトを見るのを諦める」が正しい行動だろ。お店にお金を払いたくないからって商品を盗むのか?

id:shimmering ズルしてる側があたかも正当に書かれているの訳わからんな、これはGigazineが悪い

id:letitbomb78 なぜYouTubeだけは無料で見られるのが当然だと思ってるの?他の動画プラットフォームでも大抵月額制でしょ。広告がどれだけ不愉快でも見れるだけマシだと思わないのか。

id:Meleonic フリーライダーがイキんなと

id:njgj 正式広告を消す手段有料化)があるし、広告が著しい不利益をもたらすわけでもないのだからフリーライドしようとしちゃそらダメでしょ、としか…。

id:pwatermark いや、広告ブロックするくらいなら見るなよ

id:lejay4405 いや広告嫌なら金払えよ。消せる手段があるのに使わないで文句言ってるのマジで

id:ao-no 広告ブロック入れるほどYoutube見てるのに有料プラン入ろうとしないのは普通に盗人猛々しいというか、いびつ。よっぽど貧乏ならともかくそうじゃないんでしょ?

id:diesis そもそも最低限の線引したら広告の質なんてこだわらなくていい。不満なら金を払ってプレミアムになるか、立ち去れ。 /ネット草創期の何でもタダな空気をいつまで引きずってんのクソジジイども。

id:daij1n そもそも広告で成り立っているビジネスなので、それを迂回して見る行為窃盗と同じ。

id:koishi この店には金額に見合った価値はないから盗むのも仕方ないし、窃盗出来ないように対策するなんてひどい!…って君ら正気か?

id:pj_lim 金は1円も払わない。広告ブロック対策には文句言う。ガキが言ってるならまだしも一端の大人が言ってるから普通に引く。正気の沙汰じゃないってブコメあるけどオメーもだよ。

id:zzzbbb 広告ブロックって、必要経費を払ってないってことだからね。税金払ってないのと一緒。さすがに間違ってるとは思う。

id:a_ako 広告ブロックする、お金も払わない、という人は、クリエイター制作コストYouTubeサーバー代を何と思ってるのかな。霞でも食べて生きてると?

id:kamei_rio 広告は嫌いだけど対価も出さずブロックするのはシンプル不正じゃないの。ブロックしてる方々の分を肩代わりさせられるし正直どうかと思う

これらの意見は私の見解とは異なる。広告ブロックフリーライドではないし、ましてや万引きでもズルでもない。

コンテンツブロックを推進する側の意見としては主に以下の2つに大別される。

  1. コンテンツブロック権利視聴者にある
  2. 有害広告ブロックすべき

私は1.の意見である。これはプライバシー自己決定権の問題である

そもそも広告配信する自由が与えられているように、広告を見ない自由も与えられている。

コンテンツブロック提供側の意見引用する。

GitHub - gorhill/uBlock at eab7cb0e03a642129f33b2755ddf6d06f3922417

uBO is NOT an "ad blocker"; it is a wide-spectrum content blocker. (中略)

It is important to note that using a blocker is NOT theft. Do not fall for this creepy idea. The ultimate logical consequence of blocking = theft is the criminalization of the inalienable right to privacy.

Ads, "unintrusive" or not, are just the visible portion of the privacy-invading means entering your browser when you visit most sites. uBO's primary goal is to help users neutralize these privacy-invading methods in a way that welcomes those users who do not wish to use more technical, involved means (such as uMatrix).

(日訳)

uBOは「広告ブロッカー」ではなく、広範なコンテンツブロッカーです。(中略)

ブロッカー使用窃盗ではないことに注意してください。この不気味な考えに騙されてはならない。ブロッキング窃盗の究極の論理的帰結は、プライバシーに対する不可侵権利犯罪である

uBOの主な目標は、より技術的で複雑な手段(uMatrixなど)を使いたくないユーザーを歓迎する方法で、ユーザーがこれらのプライバシー侵害手段無効にできるようにすることです。

よくある質問 · Yuki2718/adblock2 Wiki · GitHub

違法ではありませんし、まともな法治国家においては今後も違法になる可能性はまずないでしょう。ドイツでは6度の訴訟においてすべて広告ブロック側有利の判決が出ました。

ウェブ標準化団体W3Cは、ユーザー拡張機能やブロッカーインストールして、望まないコンテンツブロックできなければならない、それが倫理的な面でウェブのあるべき姿だと明言していますプライバシー気運の強いEUにおいては、アンチ広告ブロックのほうが違法にされかけたこともあります

私たちは見たいものを見る権利がある。強制的配信されるコンテンツを見ない自由がある。広告を見たいと思ってコンテンツクリックしているわけではない。私たち広告と引き換えにコンテンツを見ているのではない。広告私たちにとって商品ではない。

テレビCM中に立って家事をするのも、テレビCMスキップするのも、テレビCM中に勝手テレビが消えるのも体験としては変わらない。同様に動画広告中に立って家事をするのも、広告を表示させないようにするのも変わらない。私たち配信者に機械に固定され、目を見開かされて広告を見るよう強制されていない。

ウェブにおいてコンテンツは店ではない。どちらかというと取り寄せに近い。広告ブロック万引きではなく、商品と一緒に届いたDMを読まずに捨てる行為だ。もしくは一度荷物を空けて勝手DMを捨ててくれる管理人

広告を見たくない人が見なければ潰れてしまビジネスモデルなら、そのビジネスモデルが間違っている。YouTube無料で見られるのは理由がある、もし完全課金制の方が儲かるのならそうすれば良い。Evernoteのように。その時私が課金するかはまた別の話だ(おそらく数ドルらするのではないかな)あとYouTubeプレミアム広告除去を目的としたプランではない。

id:akiat YouTubeプレミアムがないならわかるけど、YouTubeプレミアムユーザーにとっては、フリーライダー不正行為しか見えん。

id:rabbitmansdec30 有料で提供されてるサービス広告非表示)を無料使用するのはなぁ

id:miruto 金もわず広告も見たくないというのは虫の良い話だよ。広告見たくなきゃプレミアムにすればいい。

これをYouTube問題矮小化するな。YouTubeプレミアム課金すれば解決?私はそもそもYouTubeのように課金していない人たちに汚い広告を見せつけるビジネスモデル否定している。YouTubeプレミアム課金たからといって問題は何一つ解決していない。

私はこれまで世の中の人広告に対して興味がないものと思っていた。コンテンツブロッカーを使わなければwebが見れないのは少数派なのだと。だがどうやら異なるらしい。広告収入が減るくらいコンテンツブロッカーが広まっているのならば、そのビジネスモデルは間違っている。

個人的はいまの広告配信ビジネスモデル限界だと思う。コンテンツ制作者と広告配信者が一致していないせいで、ノイズしかない広告差しまれる。質の高い広告とはたとえばYouTuberのレビュー動画オモコロPR記事のようなものだと思う。PR記事動画クリックしてみにいくとき、つまり能動的に広告を見に行くときウェブサイト差しまれ広告のような嫌悪感はない。その広告を見たくてみているので。

(これは余談だが、個人的には広告よりもたとえばコインハイブのようにPCパワーを奪ったり、InstagramTiktokのように完全に嗜好に合致しており煩わしくないと感じる広告の方に未来があると思う。そしてもちろんそのような広告たちもブロック可能であるべきだ。)

コンテンツブロックマナー違反なので黙ってやれという意見がある。私はそうは思わない。私は無差別に投下された汚い広告webを埋め尽くす世界を望んでいない。間違ったビジネスモデルでなければ生き残れないサービスは滅びた方が良い。それを滅ぼすかどうかは私たちが決める。サービス側ではない。

金を払いたくないか課金していないという話ではない。私はそのビジネスモデルが正しいと感じ、続いて欲しいと感じたならば課金している。(たとえばNetflixSpotifyIFTTTやPinboardやDeepLやChatGPT PRO)

もちろん私が広告を見ない権利があるように、サービス側にも広告を見ないユーザブロックする権利があるのだろう。ユーザバンが認められる国や法があるとは思わないが。

改めてである広告モデルけが全てではない。ユーザーへの不便の押し付けではなく、サービスアップデートで覆すべきだ。NetflixSpotify違法ダウンロード駆逐したように。

もっと広告ブロックを使え。Twitterwebなりtweetpdを併用すれば広告は消える。Wikipediaには募金しろ。もちろん支援したいサイトホワイトリストに入れるのも良い。やりようはいくらでもある。くだらない未来を甘受するな。

お前らいつ勝手去勢された?お前の端末はお前の延長だ。自己決定権を取り戻せよ。

2023-12-26

NHK高島屋ケーキ報道

何日か前からはてな大人気の話題から、ちょくちょく記事を眺めてるけど、NHK報道した時、わざわざNHKで取り上げることか?とケチを付ける人がいたのが個人的にとっても謎。

高島屋謝罪してるんだから、単にネット騒動を取り上げたのとはわけが違うのに。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20231224/k10014298421000.html

 

今回の騒動を見ていると、「通販ケーキを頼むのが悪い」とか謎の被害者叩きムーブも本当に謎だったし、「一定数崩れるのは仕方がない」という謎の矮小化ムーブも本当に謎だったな。

前者は大手企業も含めて当たり前のようにケーキ通販をしているのに、なぜか通販で買うのが悪であるとか言う発想がまずわからんよ。

後者一般的にはどの程度の割合なのか、今回はその割合比較してどうなのかというエビデンスを一切示していないんだからお気持ち以外の何物でもない。

まあ読売新聞報道を見る限り、約2900個の注文で、苦情が約900件なんだからどこが一定数やねんというオチも付いてるが。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20231225-OYT1T50225/

anond:20231225152405

水星魔女の割と駄目な点として、「親でない大人」のレギュラーキャラクター殆ど登場せず

大人子供安易に親と子供関係のみに矮小化してしまった点だと思うわ

他のガンダムだったら「大人論理」はどちらかといえば組織論理が中心で、

ファーストランバ・ラル種デス議長など、「親ではない大人はいくらでもいて

親子という関係特になくとも、世代間の対立に話を持っていく事は出来た

それが水星魔女は違う

でも水星魔女がそういう構成を取った作品からこそ、「親」になれていない氷河期世代子供視点で視聴して批判して良いんだよ

2023-12-25

水星魔女公式ガイド本の監督インタビュー、意外性・驚きに満ちていた

12月22日に発売された公式ガイドブック、The Report of 機動戦士ガンダム 水星魔女 Season2を読んだ。

電子版があったのでポチった)

個人的に、監督インタビューが最も収穫が多かった。

 

毒親もの」のつもりは無かったらしい

スレッタ・ミオリネ・グエルの親が全員毒親かつ、大河内節全開な描写が非常にキャッチーであり、

シャディクとサリウスは養子養親関係だったこともあって、「親子関係」で注目されていた水星魔女

監督インタビューによると、親子関係の辛さに限定せず敷衍して、今の人たちが抱えた様々な「生きづらさ」を重ねて見てもらい、

その「生きづらさ」の克服や救済を描きたかったのが今作らしい。

それが親子関係に「矮小化」されてしまったのは大きな反省であると言っていた。

 

監督的には、「毒親バズのガンダム」という受け取られ方は意図しないものであったらしい。

水星魔女を「毒親もの」と受け取り、生きづらい自分虐待被害者である自分、などを重ねて見ていた層は、

世代因果や大量殺人なんやかんやで子世代が肩代わりして償うようなエンディングを見せられて、

生きづらさを克服して救済されるどころか最終回後に呪詛を吐き始め、炎上していた記憶があるが、

全体的に「監督としてはそんなつもりはなかったのにそうなってしまった」という印象があるインタビューだった。

 

私刑反対」「許すことが大事」を描きたかったらしい

監督は「司法から外れた主観的正義制裁行為の横行」に対して問題意識を持っており、

シェイクスピアテンペスト」の主人公プロペローが見せた「赦し」を今作で描きたかったため、

デリングやプロペラが死をもって罪を償う終わりにはしたくなかったそうだ。

 

しかし今作の世界観は、司法制度機能していない、鎌倉時代レベル自力救済世界だ。

貧民で人体実験して殺していたペイル社のCEOは、殺人の罪で司法に裁かれることもなく自由暮らしている様子で、

特に贖罪などの描写もなく、殺されていてもおかしくなかった5号も彼女たちを赦したようだ。

(5号はベルメリアにはキレていたが、ベルメリアにそうさせているCEOにはキレるシーンすら無かったんだよなあ…)

シャディクは逮捕されたが、やっていない罪を背負って司法制度をハック(?)している。

ニカは三年服役したが、シャディガールズは無罪という、この…。

 

司法制度加害者贖罪、両方を非常に軽視したエンディングを出しておきながら、

私刑反対」とだけ言うのは、「人が何に苦しむところから私刑が生まれしまうのか」についての考えが浅すぎるのではないだろうか。

被害者加害者を許すべきという強い思想が先行しており、「自力救済蔓延を防ぎ秩序をもたらすための司法制度」という前提の欠如を感じた。

監督自身自覚があるようだが、親世代実質的勝ち逃げして、子世代がやってない罪で大きな負債を背負いながらも

世代を赦しているというのは、結構強烈な主張であると感じる。この価値観を、日5ティーン向け作品で?

 

保護責任についての独特の感覚

公式ガイドブックに載っていて驚いた記述が、ラウダはグエルに密かにコンプレックスを抱いていたのが爆発して殺しかけたというものだ。

てっきり、ペトラ危篤錯乱して、ラウダ本人も自分が何をやっているかからない状態になっていたのかと思っていたが、違ったようだ。

しかしミオリネを殺そうとしてグエルを殺そうとするのが、錯乱でなくて何だというのか…謎戦闘にもほどがあるだろ。放送時に充分に叩かれてはいたが。

また、ブルーレイの特典コメンタリーで、ラウダの襲撃は弟を放置したグエルに責任があり、グエルがダメな兄であったことを皆に謝罪する一幕があるらしい。

何を言っているのかわからない。弟に殺されかけた兄が、弟を暴れさせてしまった責任について皆に謝罪…?

思えば本編23話のフェルシーのセリフからして、弟に殺されることを受け入れたグエルに「何を死のうとしているんだ」と叱るような姿勢だったし、

一方的攻撃されてグエルが防戦していたのに「兄弟喧嘩」と認識されていたのも、違和感があったのだった。

 

監督インタビューによると、魔女とは生きづらさを抱えガンダムを用い、魔女狩りに糾弾される者であるらしい。

ジェターク兄弟の話は、あくまでラウダの生きづらさ(兄に並べないコンプレックス)に寄り添うもので、

ガンダム無しでも優れたパイロットである兄とガンダムを用いることで拮抗、「救済」されて、「健やかな精神」を手に入れて「自分の道」を歩めるようになる話だったのか。

グエルはなぜ長男というだけで次男のためにここまでやる義務を負うのか…? 令和の日本は炭治郎に呪われてないか

しかもこの価値観監督一人だけおかしいといったことはなく、本編(監督脚本)・コメンタリーガイドブック編集など公式姿勢統一されているようなのだ…。

 

シャディクが、ミオリネがクイン・ハーバーの件で報道されているのを見て「ミオリネを穢したな」と、グエルの責任であるかのように認識していることにも引っかかっていた。

マルタンがニカの連絡係疑惑についてフロント管理社に報告したことも、寮長なのにチクったマルタンの罪とみなされており、この作品姿勢理解できずにいた。

どうにも、マルタンシャディク・グエルといった「男性の長」が、他人の分まで責任を引き受けて罪を背負い謝罪すべきという、個人主義とは違う感覚公式通底して在るようだ。

ペイルCEOプロペラやミオリネは「女性の長」だが、これに当てはまらない。監督ジェンダー意識していないとは言うが、非常に引っ掛かりを覚えるエンディングだ。

 

まとめ

やっと提示された監督による答え合わせが独特すぎて、追いつけないスピードだ…というのが個人的感想だったが、

10年後20年後、古臭い価値観に満ちた作品に見えるのか、課題に対する解答の糸口となるエッセンスを持っていたのか、確認できたら」

監督言葉にあった通り、今後価値観なんてどう変わるかわからねえからなあ。

でも今は怖くて飲み込めねえわと思った。特にエラン4号・グエル・シャディクのポジションなんか、誰も引き受けたくないだろ、って。

スレミオの結婚よりも、御三家役回りのエグさに関心を持ってかれてる時点で、対象顧客じゃなかったのかもしれないが。

要するにすべては百合の背景だったんだわ。背景に固執する、奇妙な視聴者だったんだわ。

anond:20231224062513

でも女性日本での生きづらさって、こういう小さな差別の積み重ねで生まれてくるのもあるでしょ。

そりゃど直球の職場での待遇差別もあるけどさ。

あと、これって男性差別とも女性差別とも言えるよね

わざわざ矮小化するようなこと言わなくて良くない?あっちの差別の方がひどい?そうね。でも今この話をしてる時にそれを言う必要ある?

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