はてなキーワード: 奇跡とは
カタカタカタ!ターンッ!
できたー!
あのさ、
ウエアラブル腕時計が毎日9キロメートル走れ!と行ってくるのでさすがにそれは無理だわ。
今月のノルマ毎日9キロ走らないと今月の目標クリア出来ないからな!って
私は何と戦って何を目指しているのかって思っちゃったわ。
あれさ、
どんどん普通にウエアラブル腕時計に言われるがままに目標値を上げていったら
1日アクティブリングを閉じるのに800キロカロリー分動け!って
どんだけ追い込むのよ!って
5、4、3って鍛えるメニューのあと何秒で終わるかってカウントダウンするじゃない。
そんでゼロ!ってなったら
私は喜ばないわ!
私にそんな課題課すのなら自分で目標値変更出来るの私知ってるんだから!って
朝は朝で起きたら
もっと寝ていいよ!って追い込んでくれないのよ。
それはそれこれはこれなのかしら?
それでさー
どういう仕組みで私が寝た瞬間を測定してるのかしら?って思うし
なんだか睡眠が深い浅いとかも
グラフに出てくるし
あれ何を見て本当に判定してるのかしら?って
朝起きたときの90点台をたたき出したときのグッドな睡眠と言っても
そんな良い目覚めではないって
点数と目覚めの良さとは比例しないみたいなのよね。
ピロッ!ピロッ!ピロッ!ピロッ!フワンフワンフワワ~ンって不合格の音が鳴る寸前で
奇跡の1点追加で
テテーテテーテテーテテーテーテーテデデン!って合格になった時とはまた別の達成感があるのよね。
いや違う言い間違えたわ。
点数と寝心地の達成感とはかけ離れているのよ。
明日は頑張りましょう!って言われてもどう頑張るのか?
55点でも目覚めが超快調爽快!って時もあるので
ウエアラブルウォッチ腕時計端末機械装置って信じていいのかよく分からないわ。
寒さが身に染みる今朝とか
みんな「くーぅ」って言って川平慈英さんみたいになるのより不思議よ。
くれぐれも寒いからって川平慈英さんみたいにならないように注意しなくっちゃ、よ。
うふふ。
お昼はおにぎり握ってきました!
いや二択だけど。
それに併せていただくホッツミルクカフェオレのヒーコーが最高!
1日の良い始まりよ!
新しい電気ケトルが欲しいんだけど
2リットルいっぺんに一度に沸かせるのが欲しいわ。
私の筋肉に聞いてみるわ。
ほら聞かれてるぞ!
沸かす!パワー!!!
私は2リットル沸かしたいわ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
https://anond.hatelabo.jp/20220127115426
を書いた増田だけど、案の定の言い訳がずらずらと並んで吐き気が倍増した。
作品や作者に迷惑を掛けたくないから伏せたけど、そのせいで物事を具体的に考えられない人の反応を抑制出来なかったなと反省した。
だからもう少し具体的に考えてみよう。(勿論作品名は出さないけど)
問題は、その表現の問題点が「TPOによる」もので、広告やコラボの時にだけ問題になる、と”本当に言えるのか?”という事だ。
と、TPOの話に入る前にまずその作品は全年齢向けでインターネットで公開されていて、不特定多数が見るツイッター上にも(時には全年齢向けの範囲内でセンシティブな)イラストが公式で上げられ、その状況も許容されている。
つまりAV等の18禁コンテンツを例に出した反論は余り意味が無い作品である事は言っておく。
では本題に入る。
広告やコラボの時にだけ問題が発生するなら、確かに矛盾は発生しない様に思える。
では本当に指摘される問題点は「広告やコラボの時にだけ」発生するものなのか?
それは問題とする中身によって変わるだろう。一つ一つ少しだけ具体的に考えてみよう。
そのコンテンツを見た人が性犯罪や性加害を行うきっかけになるから問題だ、と批判する場合だね。
この場合は当然、「見る事」が条件な訳だから広告やコラボ等というTPOには依存しない。またその漫画で煽情的な描写は肯定的に扱われているので、漫画の時だけ文脈上誘発が抑制されているという事実も無い。
これも表現そのものの問題点であるので、広告やコラボ等というTPOには依存しないし、漫画上の文脈はむしろ(もし作者の意識を反映していると主張するなら)漫画が問題を抱えていることを積極的に肯定する材料にしかならない。
これも、程度問題として公的な団体の方が問題であるとは言えても、「私企業なら問題無い」とは言えない以上、漫画だけ免責する言い訳にはならない
これも雑誌やインターネットで見ても同じく性差別を助長する事に成るので、漫画だけ免責する言い訳にはならない
そもそもその漫画には余り当て嵌まらない気もするけど、これも表現の中身によるものなので、広告やコラボ等というTPOには依存しない
当然「見る事」が条件なので広告やコラボ等というTPOには依存しない
これもその漫画に当て嵌まるか微妙だけど、そう思う親も居るかも知れない。
ただその場合も漫画でその要素は変わらないし、インターネット上で子供でも普通に見られる(子供にとって馴染みの薄い公共施設等よりもずっと接点も多い)上に既に人気なので、既に子供が見ている可能性も十分にある。広告やコラボ等というTPOには依存しない。
一先ず思いつく範囲で並べてみたけど足りないと思うから他に「こういうのが有るよ」というのが有れば教えて欲しい。
こんな感じで、「TPOや文脈の問題」で回避できない問題点は結構有るから、「TPOや文脈の問題だから自分は矛盾しない」で思考停止せずに、
具体的にその表現が問題であるとする根拠として自分が何を選択するのか明確化してから、「その理由は本当にTPOや文脈の問題なのか?そうとは言えない可能性は?」と考える必要が有るよね、というお話。
そして冷静に考えて「広告とかコラボになると作品を撤去しないといけない程問題だけど、漫画の時は奇跡的に回避しており無害」なんて都合のいいケースは常識的に考えて非常に稀だろうから、大抵の理由ではその関門を超えられないんじゃないの?というお話。
以下追加分
有料コンテンツと、無料だが検索しないとたどり着けないコンテンツと、CMや屋外広告等「嫌なら見るな」が通じないものの取り扱いが異なるのは当然だと私は思う。そこに“不快だから”以上の理由が必要だとは思わない
そう、恐らくこれが一番正解に近いんですよね。
全年齢向けで公開されている以上、その表現が不快に感じるかは広告やコラボ等というTPOにはほぼ依存しないだろうけど、不快に感じる人にも届き得る。
だから性犯罪を誘発とか嘘を吐かずに、「ただ自分が不快だから」と本当の事を言えばいいのに、と思っていました。
ただ、「そこに“不快だから”以上の理由が必要だとは思わない」を正とした場合の影響範囲を考えなかったのは少し考えが足りないと言わざるを得ませんね。
その場合、漫画の広告やコラボだけでなく、あらゆる人から「不快だ」と思われ得るすべての広告やコラボが許容されなくなる。
極端な例で言えば、幸せな家族というものを言えられなかった人の中には「家族の団欒」の描写も不快に感じる人が居るだろうし、「カップルの描写」を不快に感じる人も居るかも知れない。
・・・・というように、「どういう理由で問題にするか?」という事を具体的に検討していくと、自然と色んな問題が見えて来て「そうとは言えないかもしれない」となってくるものなんです。
そうなって無いという事は、考えることをサボっているだけ、もしくは考えても思いつく能力が無いだけ、なんですよ。
公共掲出やコラボなどで受動的に見せられてしまうのと、自分から探しに行って能動的に見に行くのとでは結構な差があると思うんだけど…いくら後者のハードルが低いからって同一視するのは乱暴すぎでは
何の?
「結構な差がある」って何の差?性犯罪の誘発度が受動的かどうかで変わるの?それとも受動的に見せられたら女性蔑視な表現が能動的に見に行ったら女性蔑視じゃなくなるのか?どういう仕組み?
それともメッセージの度合い?性差別の助長度合い?傷付く量?子供への影響の量?不快さ?
何の結構な差が有るの?
そこはっきりしないと文が意味を為さないよね?なんでそこをちゃんと考えないの?
どういう理由で問題だとし、その問題の度合いがTPOで変わるのかを考えよう、というのがこの増田の主旨なんだけど、ちゃんと読めてる?
そういう風に考えた気になって思考を停止してしまい、自分が何を問題視の根拠として選択し、それが適切であるかを検討するとこまでいかない、サボる、
そういうのが良くないよ、っていうことが書かれてるんだけど、分かる?
何で「何の」結構な差があるのかを書かないの?
”上から下までBTSやBLACKPINKの“もどき”があふれる韓国の音楽ランキング番組を見ると、あきらめに近い絶望感を味わいます。同じ顔、同じメイク、同じファッションで、同じフォーメーション、振り付け、曲調、歌い方のグループが延々と続くからです。(中略)
楽器をまともに扱えるバンドもほとんどいなければ、落ち着いたベテランの存在もない。なかには星野源とコラボしたZion.Tや、ラッパーのMudd the studentのように、異彩を放つミュージシャンもいますが、チャートに占める割合としてはごくわずかなもの。”
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/joshi-spa.jp/1136077
は?
そんなわけねーだろ。
逆だよ、逆。
とりあえずさ、Melonって知ってる?
そのMelonの2021年間TOP100に入っている男性アイドルグループはBTSだけ。
他のグループは1曲も入っていない。
1曲も。
韓国で圧倒的人気を誇る女性シンガーソングライター。
あまりにもデジタルチャートで無双するため海外ファンから畏敬を込めて「デジモン(digital monster)」と呼ばれている。
10年前に夢色パティシエールの韓国版主題歌を歌っていた黒歴史あり。
2 Rollin’ Brave Girls(ブレイブガールズ)
四年前に発表した曲が突如としてチャートを逆走し、結成10年目にして奇跡の大ブレイクを果たした。
https://www.youtube.com/watch?v=-Axm4IYHVYk&ab_channel=BraveEntertainment
4 Peaches ジャスティン・ビーバー
説明不要。昨年、会社合併によりアリアナ・グランデと共にBTSと親戚関係になった。
https://www.youtube.com/watch?v=4TWR90KJl84&ab_channel=SMTOWN
6 LILAC IU
女性新人ソロ歌手。BTSのチャート独占を阻止したことで話題になった。(ごめん正直よく知らない)
無名で終わった歌手や引退した歌手が再起をかけて歌う『Sing Again』というオーディション番組に出演してブレイク。
日本人の多くはBTSが曲出せば当然年間一位を取れると思ってるかもしれないが韓国国内ではデビュー二年目の新人アイドルに負けることだってある。ファンの母数や海外人気に歴然たる差があるのでCD売り上げは圧倒的にBTSの方が上だが。
10年前の曲がまさかのチャート大逆走。はいはいデジモンデジ(ry
はい。
Brave GirlsやaespaはBLACKPINKと同じ四人組女性アイドルグループだが似てる所あるか?
TOP100まで見ればラッパーもいればトロット(いわゆる演歌)歌手だっている。
アイドルオタクしか見てないような音楽番組のチャートだけ見て寝ぼけた記事書いてんじゃねーぞ。
ついでに言っとくが男性アイドルだって世界的に売れてる連中はBTSとは違う路線で勝負してるからな。
まさか全員で陣形組んで踊るパートがあるとかラップパートが必ず入るとか全体的にメイクが濃いみたいな「ジャンルの特徴」を指して「BTSもどき」なんて言ってるんじゃないよな?
ハンス・モラヴェクが「Simulation, Consciousness, Existence(シミュレーション、意識、存在)」では、
意識は死んでも消えないことが宗教とかじゃなく論理的に示されている。
https://www.frc.ri.cmu.edu/~hpm/project.archive/general.articles/1998/SimConEx.98.html
ゲームで例えるなら、ゲーム機やセーブデータを破壊したとき「ゲームの中の世界」は本当に破壊されるのかって話。
確かにそれが破壊されれば、ゲームの世界にアクセスする手段は消滅するかもしれないが、
太陽フレアとか宇宙線の偶発的なメモリ書き換えで奇跡的に破壊したのと全くおなじセーブデータが作られて
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昔の人が満足してたとは思ってないよ。そりゃ昔だってもっとこうならいいのにって思う人はたくさんいるでしょ
自分以外の誰もが持ってるように見えてしまうというか、見える範囲が広くなってしまったのではという感想よ。
みんな持ってるように見える・何を持っててどう楽しんでるのかがよく見える、だから余計に諦めきれないんじゃないかなと思ったわけ。
ジョーカーになれとかもね、羨ましいから持ってるやつを害するていう思考は自分には理解できない。別に害したところで自分の手に入るわけじゃなし。余計虚しくなりそう。まあ理解できないのものを理解する必要もないし、それがどうしても自分の人生に必要だって人もいるんだろうが。
そもそも人生が平等だって思想が蔓延りすぎたと思うんだよな。んなわけないじゃんって感じ。
クローズドになっていくというか、場がどんどん区切られていくのかなあとは自分も思う。そっちの方がいいよな、知ることは大概苦痛を生むと思ってるから。
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結局『自分には手に入らないものがある』というある種の分別というものは、見えないからそう思える側面があるのだと思う。
ネットつーか今ここで想定してるのはTwitterとかインスタなどの、他人の日常を手軽に覗き見できるツールについてなんだけども、こういうものが発達するとぼんやりしてた世界が鮮明に、それこそ手に取るように見えてしまって、見えてしまったからこそ『自分もああなりたい』の欲望がいや増すのであろうなと思うわけである。
これまで見えてないし想定もしないし諦めるしかなかったものが、可視化されることで『自分の手中にないことがおかしい』までいってしまうんだろうな。
普通に生きてりゃみんな何かしら天秤にかけた結果諦めるようなことを繰り返してるわけだし、どうしても手に入れたければがむしゃらにやって、それでも無理なものは無理だったりするわけだ。
楽な仕事で一攫千金とか、モテる努力はしないが彼女彼氏を持っていないことが許せないとか、そういうのって『無理なもんは無理』の領域だと思うんだよなあ。
でも検索ワードひとつ入れたら普通にそれを手にした人々が、なにやら楽しそうにしているのがめちゃくちゃいっぱい出てくるもんだから現状がおかしいという認識になるんではなかろうか。
自分は化粧したくないし痩せるのもめんどくさいし、毛を剃るのも怠い、その上性格が悪いので、よっぽど気にしない上で自分を好いてくれる人が出現するという奇跡が起きない限りパートナーを持つことは諦めている。まあでもそんなもんじゃん。顔面もブスの類だしね。彼氏欲しいなあと思っても、現状をどうにかする努力と彼氏欲しい欲を天秤にかけたら努力したくない方に傾くんだわな。
仕事もそう、いい歳して大したスキルもなければ愛想がいいとか政治が上手いとかそういうわけでもない、その辺にいるただのおばちゃん。自慢できることなんてほぼない。早く死んじゃいたいけど親より先に死ぬのはさすがに……あと痛いのも怖いのも苦しいのもやだな……という消化試合っぷりである。心残りがあるとすれば積読くらいのもん。
ビノールトより強い奴に勝て、or宝くじでゲーム脱出カードを超低確率で引き当てろ
脱出方法がそういうのしかないとか、あきらかにゲーム内に閉じ込め殺す気まんまんで、つまりこのゲームはトラップで実際は超能力者人口削減ゲーム
クリア報酬の奇跡を起こすカードにしてもその特殊効果は島内限定で、実は島の外に出てしまえば当たるも八卦当たらぬも八卦みたいな価値の無いカードに変わる
能力者の頭数を減らせば自分が能力者ビジネスを独占できると考えて、ジンは人材派遣会社の仲間と一緒に能力者人口削減ゲームを作ったんだ
ちょっとした出会いがあって、それならたまに家に来てくれたらいいよその分お金渡すから。
という関係の同い年の友人ができた。
諸事情で休職中ということで、見た目もすごく好みだったので金で割り切れる簡単なセフレができるならいいと思った。
そもそもアプローチは向こうからで、お金なんていらないから会いたいって言っていた。
ただ、自分の育った家庭が極貧だったせいか貧乏な人間を見るのが苦手だった。
ストレスで酒を毎日飲むその男の姿を見て、対価はあるにしろ金を渡してみたかった。
毎月6万円。年収800万円の外食をしない、少食で固定費も少ない、掛けるとしたら美容費用くらいの寂しい女にとっては大した出費ではなかった。
男は大体週に一度来た。最初は居心地悪そうだったが、好きに過ごせと放っておいたらその内昼寝もするようになった。
皿を洗ったり、私の髪を洗ったり乾かしたり、一日中べったりくっついてきて、キスやセックスや添い寝をして3日ほど泊まって帰って行く。
お金を渡すときは指示していないけど正座して座って、情けないような寂しいような目をして「ありがとうございます」という。
大した金でもない。月の半分女の相手して6万円じゃ労働としては赤字なんじゃなかろうか。
気楽にやっているといいんだけども。
最近はソファに丸まって昼も夕方もぐーすかよく寝るので犬のようだ。
彼の見た目が好みで相手からアプローチをされてそれを断ってこの生活を提案したこと。
いつかきっと復職して若い女でも見つけてこの生活もあっさり終わるであろうこと。
さみしいけど仕方がないこと。
わかっていて全部やっている。
いつだって手放せるようにさみしさとずっと仲良くして行く。
ああさみしい
追記:
以前ヒモみたいなものができた人間の話を増田に書いたものです。
さまざまなご意見頂けてすごく助かりました。
あれから1ヶ月だか数ヶ月だか経ったのですが、今月でヒモがヒモでなくなります。
ヒモになる前から勉強していた資格類も一通り取れたようで、今は大卒の初任給ほどの収入ですが出来てもうお金はいらないとのことでした。
応援していたことだったので、それはよかったと心底喜んでお祝いしました。
もうお金はいらないから、5月の私のマンション契約更新タイミングスタートで同棲を申し込まれました。
収入はまだしばらく私の方が倍ほどあるので、家賃や光熱費は私が7割負担ならと承諾しました。
今後も、忙しくて一緒に食事が出来なくても自分以外の誰かが作ってくれる手料理を頂けると思うととても幸福感があります。
仕事くらいしか出来ない女だったので、突然のことのように家族みたいなものができた奇跡を感じます。
ただこれも、私が平均より少し金を持っていた人間だから奇特なタイミングがあって、相手の優しさと歩み寄りがメインでつくてくれた関係性だと思います。
医師によって白い布を取り去られたその顔は、ありきたりだけどまるで眠っているようだった。
閉じきれずほんの少しだけ見える瞳は黒く、力なく開いた下顎から察せる口内はほとんどの歯が抜け落ちてくぼんでいる。
80を超えて、ステージⅣの口底癌を患ったものの、なんと再発の恐れはないとまで言えるほどに癌と戦った。認知症の症状こそ出始めていたが、元より辛抱強い人だった。それでも当時「いやだなぁ」とぽつりと呟いた声を私は覚えている。
癌も辛いし、放射線治療も辛いよね。それでも受けてくれてありがとう。
2分前に自分が何を言ったか覚えていてくれてなくても、私が孫だってあんまりわかってなくても、骨と皮しかないようなその手で握ってくれた手は暖かかったよ。
あの時よりももっとやせ細ってる気がする。
コロナ禍の所為で面会もできないし、一度だけしてもらったオンライン面会ではこちらの声に全く無反応で、タブレットを持ってくれていた看護師さんに促されて奇跡的に「んー」と返事をするだけ。
小さな私を叱るときに三階の窓から雨の中ランドセルを投げ捨てたあの力強い生命力はどこにも感じなかった。でもなんていうか、今でもあれはやりすぎだったと思うよ。
それでも何の苦悩も見えないその安らかな表情は、悲しみと同時に安堵も招き、ただはらはらと頬を熱く濡らした。
横たわる身体にかかった布の柄が細かいせいで、若干錯視じみている。ぼーっと見てれば不意に布が上下したようにも見えた。
薄く開いた瞼から除く目を見るのが怖くて、頭上寄りにパイプ椅子を置いて座り直し、角度的に物理で見えなくさせた。
顔をしげしげと見下ろすと、眉毛が一本だけ白く伸びている。どうせなら整えてあげられればよかったのに。
こんな時に限って出てくるのは涙で、あとはそのためのハンカチだけ。
ガーゼ生地に涙と同じだけの鼻水を吸わせつつ、そっと髪の毛に触れた。
柔らかい。
80後半、パーマもヘアカラーもしてないその髪は猫っ毛のように柔らかくて、結構黒髪も残っている。すごいねぇなんて撫で付けると頭皮からひんやりとしていて、冬の外から帰ってきたみたいだなぁとぼんやり思った。
おばあちゃん、死んじゃったんだね。
旅支度だと手伝った際に触れた肌は皮がたるんで柔らかいのに、芯まで冷えていて涙が止まらなくなった。
あと死装束って言いたいのに何度も死覇装って言ってごめんね。貴女を勝手に死神にさせてしまったことを恥じています。こんな孫ですが、まだ可愛がってもらえますか?
また明日、会おうね。
30歳。女。JDの頃に雑魚グラビアアイドルとかミスコンやって、多分見た目もいい。かも。
でもその経歴の中で色々あって男の人が全然だめになって非処女だけど三十路で恋人いたことなし。
26くらいから独学で専門職について今は年収そこそこ。でも孤独だし、うつ病なって合コンすら行く気なくて家で毎日寝てました。
そんな時にYoutubeで流れてきた「女性向け風俗を利用してみた」という、可愛らしい女性の動画を見てしまった。
酒飲めない、飯もあんま食わない、着飾ることも面倒だったけどこのまま枯れていくのもなあと思って使ってみた。
できれば普段なら知り合うこともないような派手な見た目の人にしてみよう。(キモオタクがギャルを選ぶ心理?)
小柄で優しげでちょっとむにっとした子がいいな。(自分が長身で痩せてるから?)
年齢は離れてると相手に悪いから同い年にして、でもショタコンだから幼い感じの子で。(おねショタ同人誌でオナニーしてるから)
よし、笑顔がかわいくて穏やかそうなこの子にしよう。(ギャルに優しくされたいオタクの心理)
ホテルを予約し、本人のSNSアカウントからチャットして少しお互いのこと雑談して12時間貸切とった(キモくてケチと思われたら辛いから)
当日、駅で待ち合わせた。
笑顔で背中をとんとされて振り向いたら、目線より少し下に22歳くらいに見える、HPのパネルと同じ顔の男の子がいた。
なにこれむちゃくちゃかわいいやんけ。「○○さんですか?ぼくxxです」と言われて頷くと自然と手を繋がれた。
あっこれダメだ〜私ハマるやつだ〜人生終わったわ。と思いながらまずは食事をした。
レストランに向かうまでの道のりもニコニコお話してくれて、緊張してるキモ喪女の私の背中をさすってくれて。
食事中のマナーも完璧で、話す内容もこちらを気遣ってか優しい話題ばかりで、
こんなにきれいな男の子が私に加害しようとしないで優しくしてくれてる、なんて奇跡みたいな光景なんだろうと思った。
流れるようにホテルに向かい、抱きしめられて背中をさすられて、この後どうする?大丈夫?一緒に寝るだけにする?と聞かれた。
うん、もう少しだけ背中トントンしてと言ってしばらくバレないように泣いた。
人間ってあったかいなって思った後、わー、自分が今まで軽蔑してきた非モテの風俗おじさんといっしょじゃんと思ったら情けなくて。
私どこで人生間違えちゃったかな。いや間違えてないかな、別にこんな感じの独身おじさんたくさんいるじゃん。
それの女バージョンが私なだけで、現代ならそんな女が増えてくかもしれないじゃん。
お金出したらきれいな異性が優しくしてくれるってこんなに嬉しいことなんだね。風俗ハマりおじさん、私今なら気持ちわかるよ。
頭にキスされて、照れてちょっと笑ったらそのままおでこにもされて、耳にもされて、また抱きしめられて。
「口にもしていい?」って聞かれたから、頷いた。そのままプレイが始まって、何一つ痛いことも嫌なこともされずに終わった。
一緒にお風呂入って、髪乾かしてもらって、抱きしめてもらってお話して寝た。
朝も同じようなことして、予約枠時間外だけどお昼ご飯も食べて、またねってした。
帰り道泣いた〜〜〜〜〜
人肌ってヤバいね。お金で買った優しさってヤバいね。男の人が怖くないってすごい幸福感なんだね。
少し希望出た。生きていけるかもって思えた。
たまにプライベートで会ったり、クリスマスや誕生日はプレゼントももらった。電話もたまにする。
でもいい。
今はもう、これがいい。
中々長い同人人生の中で、貴重な体験をさせていただいたので、記念に「増田」というものを一緒に体験しようと思い、この話を書くことにしました。
お暇つぶしに読んでいただければ幸いです。
私は所謂「マイナーカプ」で活動をしていました。もちろんあえてマイナーを選んだのではなく、ハマったカプがいつもマイナーでした。
そのカプでのサークル参加はもちろん私だけ。ウエブで活動してる方はいましたが、出ている同人誌の9割は自分でした。
ありがたいことに、自分の作品をそこそこ読んでくださる方がいらっしゃったので、マイナーなりにも承認欲求はまぁまぁ満たされている状態でした。
ただ、メジャーカプの、アンソロジーやプチオンリーには、やはり憧れるものがありました。
同カプでお祭りできるのとても楽しそう。同志でアフターもとても楽しそう。
いつもボッチ参加でボッチで帰るタイプだったので、キラキラした世界でした。
いつか自カプがメジャージャンルにならないかなー、なんて何年も思っていました。
もちろんメジャージャンルの基準は当社比ですが、イメージとしては今までの100倍以上の規模でした。
既にでたくさんの人がpixivに作品を上げていましたし、ツイッターでも作品が溢れていました。同人誌もたくさん発行されていました。
初めは戸惑いましたが、自分の作った作品が、今までのマイナーカプの比べ物にならないほど反応がありました。絶対数が多いので当たり前の話なのですが、とても嬉しかったのを覚えています。
ありがたいことに、そのメジャーカプのアンソロジーやプチオンリーにも参加させていただき、とても楽しくて奇跡的な体験ができたと思いました。
しかし、私はそのメジャーカプにハマって、とても心が疲れてしまいました。
原因としては大きく2つ。
1つ目は、「同カプ界隈全員が自分の作品を見てくれるわけではない」ということ。
マイナーカプの時は、マイナーであることである意味自分が神でした。サークル参加も自分だけ、左右のサークルは別カプサークル。サークル前を素通りされても気にならないし、絶対数が少ないので反応の少なさも仕方ないと思っていました。
しかし、メジャーカプにハマったことで、そのことが目についてしまったのです。
あの人の新作には感想が来るのに、自分の新作には感想が来ない。
マイナーカプの時は、自分のために本を書いていると思っていたのに、どれだけそれを言い聞かせても、嫌でも比べてしまいました。
界隈の人間が多ければ多いほど、当たり前なのですが、いろんな人間がいます。
ハマったメジャーカプの界隈では派閥のようなグループができていました。
仲良かったと思っていたのに、AさんとBさんがいつの間にかブロックし合ってたということもありました。
Cさんの事が気に入らないから、Cさんとつるんでいる私のことも気に入らない、とDさんにブロ解もされたこともありました。
他にも色々あるのですけれど、ピンポイントなので避けます。人間ってめんどくせぇなぁ!!!!!!
なんかすごい疲れました。
これを書き起こしてる段階で、人が多ければ当たり前のことだなぁ…と思っていますけれど、井の中の蛙が大海を体験して覚えた感想です。
もちろんたくさんの自カプの作品に触れられたのはとても楽しかったですし、勉強になりました。いろんな性癖があるな!!!うん!!!!
そして今、蛙こと私は井の中に戻る、ということを選択しました。
もちろん無理やりというわけではなく、たまたま次に書きたい熱がメラメラ燃えているのが、井の中だっただけなのですが。
今のところまだそのカプのサークル参加は私だけです。
広い大海のときより、のびのびできる〜!!と負け惜しみみたいな感じになっているのも事実です。
ただ、「これがメジャーカプの苦しみ…」という貴重な体験ができたのは、とても良かったと思います。
さーて、井の中温かいな〜〜泳ぐぞ〜〜!!
いつも7時に起きて顔を洗い、作業服に着替える。
仕出し弁当を急いで食べる。
毎晩日付が変わる頃まで残業が続く。
バスはもうないので、車通勤してる奴に乗せてもらって寮に帰る。
作業服のまま食堂に行き、すっかり冷たくなった夕食を保存棚から
取り出して、備え付けの電子レンジで温めて食べる。
テレビなんか見る気も起きず、酒を飲みたくなることもない。
急いで寝ないとすぐ朝だ。一秒でも長く眠りたい、それだけ。
土曜はだいたい出勤になる。
それ以上のことをする気分にならない。
年を追うごとに忙しくなっていく。
俺らが入社した頃に三十代だった上司連中はみんな既婚なんだが、
いま三十代の同僚はみんな独身。二十代はそもそも一人もいない。
安月給だけど、こんな生活を15年も続けてきたから貯金だけは3千万ある。
あるんだけど、空しい。