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2020-02-05

無敵の人と関わること

綺麗事を言う人間が嫌い。社会から必要とされない人間はいないだと。そんなの嘘だ。世の中には誰も相手をしたがらないようなどうしようもない人たちがいる。我々はそういう人間最期の砦。

綺麗事を言う人間現場を知らないことが多い。どうしようもない無敵の人と実際に関わってみて欲しい。彼らと関わると、人としての尊厳が奪われていく。怠惰堕落不公平矛盾。本当に疲れ果てた。自分権利だけ主張をして他人の心情にはお構いなし。自分勝手で本当に酷い奴らだ。

獣のような彼らにも人権がある。確かにそうだ。だが我々支援者尊厳無視か?狂っている。

彼らの境遇わたしはまったく同情しない。心の底から軽蔑している。働かず、医療費も、税金も払わないような奴らだ。

社会が出した汚物の処理をさせられている気分だ。まさに尻拭い。

植松のようにはなりたくない。そうなる前にここで吐き出した。

2020-02-03

どこにでもいるオタク映画CATSを観てきた話。

これはどこにでもいる普通オタクが「金を払って観る悪夢」「SAN値チェッカー」と名高いカルト映画CATSを観てきた感想文です。

ネタバレが盛大に含まれていますので、その辺りお気を付けて頂けると幸いです。

昨年12月の暮れに海外で一足早く上映が始まり、その評価を読み「絶対に見る」と心に決めて1ヶ月、私はようやく映画館へと足を踏み入れた。

やれポルノだの玉ねぎだのと聞いているので期待は最高潮、何しろ私はホラー映画が大好きで、そしてクソ映画が大好きです。

今日は一人で悪夢を観に来たことを忘れて売店で巨大なポップコーンジュースを買い、はやる心を抑えながら入場開始を待つ。

上映前に最後に流れた「それでは、夢のある映画の旅をお楽しみください」のアナウンスは、この後の展開が「悪夢であることを啓示しているかのようでした。

私はオタクの中でも日陰に生きる人間でありますゆえ、正直CATS本編と同じくらい実写オタ恋CMも滅茶苦茶キツかったんですが、この辺りについては口を閉ざし静かにスクリーンへと目を向けます

劇場の照明が落ち、暗闇の中映るのは夜空。

猫の映画ですよ〜!という事を示唆するかのごとき可愛らしい雲、ここからどうなるのか期待が高まります。ちなみにここが唯一ここからの110分の中で「これは猫だな」と理解できた部分になります

さて、開始して1分ほどですがここで早くも私の脳は処理の限界に達してしまいました。

ドラクエIIIの夜のピラミッドBGM不協和音にしたようなBGM流れる中、夜の街を闊歩するのは人間によく似た体躯にうっすらと全身毛のテクスチャを重ねた「何か」。

一瞬、誤ってメイドインアビスのシアターに来てしまったのかなと思いました。人間性の喪失の結果と言われれば納得も出来るのですが、そもそもこれは「人間」では無く「猫」らしいんですね。

BGMの中、四つん這いの合成獣キメラ)の集団道路をぐるぐる回る姿はムカデ人間の続編かと錯覚を覚える絵面ですが、その中心で蠢く頭陀袋も嫌な予感しかしないし、案の定悪夢が飛び出すし、今の所パンドラの箱なのですが果たして最後希望は飛び出してくるのでしょうかね。

そう言えば海外の評判ではやたらと性的な印象がありましたが、ただでさえ限りなく全裸に近い全裸なのに動きがこう猫々しいしやたらと柔軟性をアピールするし妙に動物的な飲食シーンを盛り込んでくるし、観客の無意識の奥底にあるなんらかの性的衝動を呼び起こそうとしてるのかなって感じは分かるんですけど。ですが、残念ながら扉のノックの仕方がシャイニングジャック・ニコルソンなんですよね。へただなぁ…欲望解放のさせ方がへた…こんなんじゃ歴戦のケモナーだって裸足で逃げて行きますよ。

さてなんの説明もないままに話は進み、ジャ…ジェ…?なんか分からないけど固有名詞がいっぱい出てくる、完全にルシがファルシパージ状態。私は原作CATSを知らないので、知ってたら話の流れが分かるんですかね?知ってたら開幕1分で席を立ちそうですけども。

さて墓場で歌って踊るシーンではふとBloodborneを思い出しましたが、ひょっとしたらこの夜は獣狩りの夜だったのかもしれません。私の啓蒙も爆上がりしていきます

トイレで歌うシーンは真っ先にトレインスポッティングを思い出しましたし、ひょっとしたらこ映画も薬でぶっトんでる狂人の見た夢かもしれないし、狂ってるのは私だったのかもしれないと思い始めました。

まだ始まって30分も経ってないんですけど。あんな猫やこんな猫の説明を歌っているけど私にとっては全てが邪悪モンスターしか見えない。

さて、かく言う私もだんだんと目と心が慣れてきました。

感覚的に言うと「有色はマシ」「服あると相当マシ」「全裸はほんとキツい」「白系マジで無理」、要するにヒロイン枠の生物が一番キツい。黒人の敵とマジシャン比較視覚へのダメージが少ない。それだけで若干好きになる、だから頼むから帽子を脱ぐなコートを脱ぐな。あと手先と足先が人間なのがマジで拒否反応を起こす、黒人の手の平が肌色なのでも認知が「?」ってなるのにこの生き物の手足見てると「??????????????????」ってなる。かといって靴だけ履いてるのも異常なんですけど、タップダンスだけ見たら凄い出来なのに他の全てが恐怖。

あと衣類については黒人っぽいキメラが首からbling-blingなおさかなネックレス下げてるのは良いなと思いました(数少ないポジティブ感想)。

この作品、猫だけでなくGの者等も等しくキメラになっているとの話はうっすら聞いていたのですが、正直全裸じゃないし着ぐるみっぽさあるからこっちの方がだいぶマシではあったんですけど、喰い始めた時は流石に驚愕のあまりポップコーン食う手が止まりました。

ネズミとか、子役?っぽく見えたんですけどこれを見たご両親は「可愛い〜💕」「◯◯ちゃんの演技最高〜!」って思うのでしょうか、人生開始してまだ間もないのにこのような罰を受けるのはあまりに酷ではないでしょうか。

あと犬の存在示唆されているのに画面に映らなかったの、犬はキメラじゃなく犬ですよってことなんですかね?製作陣や太いスポンサーの中に敬虔な犬好きでも居たんでしょうか。なんにせよ、助かった動物が居るのは良いことですね。

個人的認知的不協和を感じるポイントデザインや動き以上に「大きさ」があるんですけども。人間体躯に猫の動き、街並みは人間の大きさの中で人間らしき体躯の生き物が「猫のサイズと言うには高さは合っていても細身すぎて違和感」で「人間とは思えない位小さい」姿で街を這い回り走り回る。人間の脳には大きさや距離感自動的に調節してピントを合わせる機能があるはずなんですけどそれが全部ぶっ壊れる。

脳の機能に直接影響する映画感覚ダイレクトに伝えてくるこの作品はいっそ4dxでも上映してほしい。余談ですが私はこれを観ながら「TOHOシネマズ限定かっぱえびせんポップコーン」を食べていたので、こいつらがゴミ箱から拾ったエビ食うシーンでセルフ臭覚で新感覚映画体験をしてしまい大変不愉快な思いを致しました。

定期的にあったのですが、このキメラ達が猫の鳴き声で「ミャー」とか「ニャーン」とか鳴くのがかなりキツい。というか主役級は顔がアップになったりすることが多くて「あー、人間の顔と身体した獣のキメラだなぁ」って思えるんだけど、ヒキで後ろに映ってるその他大勢ヤバい意味不明物体が四つ足で這い回ってる、フォーカスが手前に当たってるせいでぼんやりボケた画面の奥で蠢いている人間ではない何か。私が観てたのってひょっとしてサイレントヒルだった?と誤認してしまいそうだし、私は悩める私に胸を張って「違うよ、CATSだよ」って言ってあげられない。

そこそこ話が進んでもストーリー理解できない。一番歌と踊りが上手い奴が選ばれるオーディションなのは分かるけど、選ばれたら転生って死ぬやつじゃん?あと黒人男性なんでよく分からない魔法使ってるの?確かに猫よりは魔獣って感じだけど、それやるとますます猫の概念から遠ざかるよ。観ていてふと私が思い出したのは「悪魔ネコ」でした、懐かしいですね。

ところでこいつら猫?ってことは乳首6つあるんですよねってふと思って心底ゾッとしたし、この時点で完全に食欲を失っているのでポップコーンは封を閉じられている。

この時点で唯一覚えてる名前ヴィクトリアだけだし、ヴィクトリアったら捨てられた飼い猫割には異様に順応高いな…こうやってこの映画に慣れてきてる自分もひょっとしたら既にヴィクトリアなのかもしれない…と正気を失っていたら家無き捨て猫で「子猫であることが発覚したのですが、私の中の子猫の概念がグチャグチャのベコベコに狂うのでこの件については早めに酒飲んで忘れようと思いました。

さて、物語の結末、私の刑期の終わり近付いて来ました。

ゲイビの男優インナー無くしたマリオみたいな格好のキメラが踊ったり、黒人キメラコート帽子も脱いだせいで一瞬マジで全裸かと目を疑いましたがそんなことは無く。あとヤク中の流れあったんでやっぱりヤク中の見る夢だったオチも考えたのですが残念ながら物語大団円へと向かいます

マジシャン無茶振りされる流れ観てると「いじめか?」と思いますが天下のハリウッドがそんなことをするわけが無いのです、ちゃんとなんとかなりハッピー的なエンドです。

ここまで観ていて、ストーリーの中の時間が夜から夜明けまでで12時間も経っていないことに恐怖を感じる。映画も2時間足らずだし、体感的には6時間くらい苦しんでるんだけど。

最後最後に、老いた猫は画面のこちら側ん見据えてこう言います

「猫はあなたそっくり

これは、ここまでこの映画を観続けた私にとって実質「死刑判決」でした。啓蒙が上がり過ぎて狂ってしまいました、私は人間のつもりだったけれど、実は限りなく画面の中の生き物によく似た「なにか」であると告知されました。

ホラーにある「次はお前だ」的なアレであり、告発シリアス社会派にある「他人事ではないぞ」みたいなアレを感じます。あと夜闇に紛れた姿も怖かったけど朝日の下よりは大分マシだったみたいです。朝日の下のキメラ達は、エグいアダルト作品を観た時のような性的興奮よりも先にショックに殴られる感覚がありました。もうこの辺りは感想メモすることも忘れました。

しかしまぁ終わってみて改めて考えると、歌のクオリティは当然の如く相当高かったです。私はあのビジュアル日本語ミュージカルやられると「理解できないおぞましいものを無理やり理解させられる」感覚に負けて脳が爆発四散してしまいそうだったので字幕で観ましたが、吹き替え役者さんが好きな方は吹き替えで観ても良いのではないでしょうか。あの生き物達が好きな人間の声帯で歌い喋っている姿を観て立っていられるのならばですけども。

一言感想をまとめるなら、「目を瞑って観たらそこそこ満足度の高いミュージカル」だと思います。ただ残念ながら、目を開けると死んでしまうので気を付けてください。神話ありがちな奴ですね。

見るなのタブーだと思えば納得できる作品です、いや無理だできねぇな。

ここまで色々書きましたが、最期まで走った身としては「マジシャンの猫ならギリ抱ける」と思いました。

どうやら私も完全に狂ってしまったみたいです、その内全身の皮膚に薄ら毛が生えてきて服を脱ぎ捨て夜の裏路地に四つ足で走って行くでしょう。まだ日本語を語れる今の内に、これにて文面を終えようと思います

ありがとうございました、それではさようなら、どうかお元気で。

2020-02-01

あの娘ぼくが世界を滅ぼしたらどんな顔するだろう

故郷の村は遠く燻り 鼻にひりつく硝煙の香り

かに生き残った人類は、魔物喜劇と成り果てている

あともう15分で この街ともお別れしなくちゃ

あの娘ぼくが世界を滅ぼしたらどんな顔するだろう



誰もがもう諦めて顔を伏せるけど そんなことお構いなしに

汗で上気した顔 唱える呪文はまるで謡うイルカの様で

最期の瞬間 やっとまじまじ見つめられた

あの娘ぼくが世界を滅ぼしたらそんな顔してくれるんだ

2020-01-25

桃太郎

民間軍事会社経営する実子が出来なかった老夫婦は、赤子をさら養子にし、訓練を施して後継者とした。桃太郎と名づけられた赤子は、継承した資本力を活かし、犬・猿・雉を僅かな賃金きびだんごで雇い、鬼を倒して財宝を接収し、名を成した。老夫婦引退後の生活身分保証されたと喜んだ。

だが、桃太郎のみが名声を得、その兵卒であった自分たちが省みられないことに、猿は不満であった。桃太郎が得た財宝に対し、自分たちの取り分があまりに僅かであったことに、犬は不満であった。そんなある日のこと、雉は老夫婦の会話を盗み聞きしてしまい、桃太郎の出生の秘密を知ってしまう。正義感の強い雉は、義憤に駆られた。

雉は、犬と猿をつれて、老夫婦を成敗するのであれば、我々が助太刀すると桃太郎にもちかけた。桃太郎は答えた。なるほど、老夫婦悪人であり、どうやら自分被害者だ。しかし老夫婦がその悪事を行わなければ今の自分地位はなく、さほど恨む気にはなれない。犬は、老夫婦の取り分を山分けできると、付け加えた。桃太郎は答えた。なるほど、老夫婦の富を山分けにすれば大きな利益だ。しかし、悪人とは言え育ての親、親殺しの悪名は避けられない。それを聞いて、猿がけたたましく提案した。ならば犬と雉と私が誘拐犯として老夫婦を誅殺するから、それを見守って欲しい。ただし悪党討伐の栄誉は我々だけのものだ。桃太郎は、じっくり目を瞑って考えたあと、それを了承した。

3匹は、すぐに老夫婦を討ち取った。陰で見守っていた桃太郎は、手勢を引き連れ出てきて刀を抜いた。雇い主に刃を向ける不埒な輩、今すぐここで成敗してくれよう。3匹は話が違うと慌て、老夫婦誘拐犯だったと申し立てた。桃太郎は、被害者でも無い3匹が、勝手私刑するのは話がおかしいと否定した。3匹は観念して桃太郎に言った。我々に老夫婦を誅殺させてから、我々を討って財を独占するつもりであったとは、とんだ独占欲の塊よ。桃太郎は涼しげな顔で答えた。資本家は三手先を読んで動く。二手先を読めない労働者風情は、モノ化され、賃金の鉄則に甘んじるべきであった。3匹は浅慮を嘆く間もなく、成敗された。

満面の笑みの桃太郎。ところで、自分はどこからさらわれたのであろうか。体格は、老夫婦どころか人間離れしている。性格は、冷酷な決断を辞さな自覚はある。良心の呵責は無い。犬・猿・雉の最期を思い浮かべると、心躍る。産みの親がどれほどの傑物か、聞き出せなかったのが残念だ。最近ひたいに出来た瘤を触りながら、そう呟いた。

2020-01-20

普通という絶望感と生きている

私は何処にでもいる普通人間です。

小中高大とそれなりに遊んで暮らして、一般的サラリーマンとして数年目を迎えています独身街道をひた走り、今ある普通を守るために働いています

"普通"の暮らしを求めて早20数年目。

普通を目指す生き方が辛くなる反面、普通から逸脱しないように暮らすのが一種呪いのように感じられてきました。

この事を切に感じるようになったのは家庭崩壊からホームレスになった友達最期一言でした。

私と同じようなレールを走っていた彼は、家庭崩壊と共に"普通"のレールを外れ、携帯を質に片道航空券を買いに行きました。恐らく私の知らない場所斃死でもするのでしょう。

そんな彼が言っていた「お前は間違えるな。普通が一番いい」という言葉が耳から離れられません。

これは恐らく期待という名の圧力でしょうか。

2020-01-15

親になる覚悟がない人は出産しないで

「抑えられなかった…もう育てられない」発達障害の小6長男暴行―子供3人抱える47歳シングルマザー逮捕

学校でこういったニュース事務次官の件、植松の件を題材にディベートさせるべきだと思うよ

発達障害児が自分の元に生まれてくるかもしれないし、それによって自分人生がメキャクチャになる可能性を考慮しない人がまだまだ多すぎる

ハズレをつかまされても最期まで責任持って面倒みる覚悟はある?

子供自分人生を捧げる覚悟はある?

親になるっていうのはそういうことだと思うよ

2020-01-12

anond:20200112130719

非モテといえば鋼板襲撃の自衛官だよ

陸の人も海の人もいかにもモテから遠そうな風貌だった

女をあきらめた彼らが求めたのは警察官と戦って死ぬ誇り高い最期だった

頭が衰えた高齢者

家族と同居しているのに、家族と仲が悪いせいで自宅で孤独死したという話を読んで悲しくなった。

自分高齢になったとき、頭だけはしっかりしていたいと思う

長生きしても、家族と仲が悪かったり、認知症になって家族のことがわからなくなったりしたら

自分は何のために生きているのかわからなくなる。

最期老人ホームに入って死にたい家族と同居して介護されながら気を使いながら生活するよりは老人ホームに入って、たまに家族と会いたい

色々と衰えてしまって会話が成立しない祖母の姿を見ていると悲しくなる

介護から好きなように外出もできないよ。

体が不自由でも、頭さえしっかりしていれば他人意思疏通ができるけども、趣味を持っていたり、新しい話題がないと会話してても楽しくないよね

孫もね、小さいときは話もはずむけど孫が成長するとだんだんと話が合わなくなっていく

老化により頭が衰えたらなおさら楽しく話ができなくなる。

まともに会話ができなくなっても家族が優しく接してくれたらいいけど、

まともに会話もできないお年寄りとは家族も仲良くできないよなーって思う

高齢者を避けて話してて楽しい子供若い人、働き盛りの中年と会話するよな

赤ちゃんなんかさ、話ができなくても見てるだけでかわいいよね。でも、話ができない高齢者は見てたら悲しくなる

老人ホームに入るため貯金はしておかねば

2020-01-10

anond:20200110154736

その詩の最期に「鞦韆院落夜沈沈」ってワードがあるんだから若い娘と夜にちんちんで遊ぶ…そういう歌だってのは読み解けるんだぞう? ぱおーん?

2020-01-08

[]イランのソレイマニ司令が最期に残したセリフは「それ今に見たことか」だってマ?

そして民衆には「slay many(アメリカ人を沢山殺せ)」と言って果てたってマ?

anond:20200108071717

Zガンダムを見ようと思って頑張ったのですが挫折しました。

ガンダムは長すぎです、

だらだら引っ張らずに、26話くらいで簡潔にまとめてください。

(カミーユ達が地球から宇宙へ再び戻るエピソード、味方のオッサン2名のうちの1人が死ぬところまで見ました)

人生最期に見たアニメは「ボーボボ」です、

ただし、あれはギャグなので…ちゃんとしたアニメだと

ジャイアントロボ 地球が静止する日」です。

26話以内で収まる面白いロボットアニメは無いの?

2020-01-07

推しが2度死んだ話

人間は2度死ぬ

1つ目は、身体が役目を終えるとき。これを「物理的な死」としよう。

2つ目は、その人のことを皆が忘れてしまときこちらは「認識的な死」だ。

どちらが先に来るかは人それぞれだが、ほとんどの人が「物理的」→「認識的」の順番で死ぬだろう。

みんながその人のことを覚えていてくれるから葬式ではその人を悼んで泣くのだ。

身体は死んでも、誰かが覚えているかぎり、その人は未だ完全に死んではいない。暴君独裁者すらも例外ではない。

昔々あるところに、人間の子供を食べる恐ろしい怪物がいた。

民衆は、その怪物に怯えて暮らしていた。

それをある青年が名乗り出て、迷宮踏み込み、殺した。そして、青年英雄となった。

という神話が残っている。私の推しーーアステリオスもまた、皆に存在を忘れられる前に、物理的に死ねた。

もし、彼が物理的に殺される前に、皆から存在を忘れられてしまったとしたら?

それが、私のもう1人の推しミノタウロスだ。

2018年4月4日、私のもう1人の推しが死んだ。というか私が殺した。

FGOの第2部1章、『永久凍土帝国 アナスタシア』の配信

ロシアというギリシャ神話とは全く関係のない地で、私は彼に出会った。

同じようにアステリオス好きな人達と同じく、私も衝撃を受けたことを覚えている。

一般的に語られている神話通りの「怪物」といえる恐ろしい相手だった。

最期に「向こう側=主人公たちの世界が羨ましい」と呟きながらも、笑顔を見せて、死んでいった。

FGOでは大抵、こういうセンセーショナルな出番を与えられたキャラクターが、主人公の味方として召喚できるようになる。

私は、彼にまた会える日を待っていた。

ずっと待った。

ずっと、ずっと待った。

結局、彼は世の中の人たちから忘れられてしまった。

誰も彼の話をしなかった。

誰も彼の絵を描かなかった。

絵を描いた人も、「ネタバレから」と自粛ムードで絵を削除してしまった。

そして、公式からすらも忘れられてしまった。

雑誌に載った、2部1章のキャラクター相関図には、彼は載っていなかった。

公式アンソロジーの表紙にも、彼はいなかった。

実際、ミノタウロスがいなくても、ちゃんと話は回るのだ。

ならば、どうして出した?

そのうち、毎月増えていく可愛らしい☆5サーヴァントたちがプレイヤーたちから可愛い!」「好き!」と言われてチヤホヤされている様子を見るのに嫌気が差した。

ギリシャ舞台の2部5章「神代巨神海洋 アトランティス」に微かな望みを懸けていたが、新規実装サーヴァントはどれも私の心を惹きつけなかった。

エウロペがアステリオスから見て義理祖母にあたるのは知っていたけれど、そんなことはどうでも良かった。

アステリオスはモーション改修されなかったし、ミノタウロスも(いつも通りだが)いないことがショックだった。

読むのに十数時間かかる重厚シナリオにはもう興味がなくなってしまった。

でも、ギリシャ舞台だ。もしかしたら、万が一でもミノタウロスに関する情報が得られるかもしれない。だから私は、ネタバレだけ検索した。

宮本武蔵カルデアの者といった人気者や、実装されま新キャラに比べたら圧倒的に情報が少なかったが、なんとか事の全貌が見えてきた。

ミノタウロスは、誰かによって召喚されたサーヴァントではなく、ギリシャ異聞帯から「輸出」された、「まだ生きている怪物」だったこと。

現地住民は、とうの昔に怪物と関わるのをやめて、名前すら忘れていたこと。

そして、ある一つのスクショを見て、私はFGOを見限ることにした。

迷宮主人公とともに踏み入ったと思しきシャルロット・コルデーが、

「汎人類史ミノタ……アステリオスはどんなお方だったのですか?」

主人公に聞いた。

その台詞に対する主人公の返しの選択肢が私の精神を抉ったのだ。

「大きかった……と思う」/「優しかったよ」

簡単一言。自信のない一言

私はアステリオスのことを人一倍知っているつもりだったが、FGO主人公は違ったらしい。

そんな一言で、私の幸せだった時間を片付けないでほしかった。

私はアステリオスのことを忘れてなんかいない。勝手に殺さないでくれ。

主人公プレイヤーなのは重々承知だが、私はこんな主人公感情移入できない。

そして、サーヴァントの強さは、知名度で決まる。

まり公式から主人公からも現地住民からプレイヤーから存在を忘れられたミノタウロスは、サーヴァントとしては未来永劫召喚できないということだ。

それだけ知れて、私は満足した。

私が物理的に殺す前に、彼はすでにギリシャの人々から忘れられて「死んで」いた。

でも少なくとも、私が彼のことを認識し、覚えている。

それだけで、彼は生きている。

2019-12-26

幸せになれなかったか上級国民を討ち取りたい

もういいだろう。人生は終わりだ。

だが最期に、私の人生むちゃくちゃにし、組織階段をホドホドで乗り切り、退職金ゆうゆう生活をしている、あの上級国民を討ち取りたい。

まだ、動けるうちに。

2019-12-25

痴漢というか盗撮被害に遭った話

年号が一回りするけど、まだまだ時効に出来ないから、記憶の整理のために増田に残します。

長文注意。

それそこ2000年代半ば、大学卒業して就職もできず、派遣社員だけでは食べていくのが精一杯で、週末はキャンギャルまがいのバイトを入れて糊口をしのいでいました。

その中でも、大手家電販売店にいるメーカーロゴの入ったカワイめの服を着た売り子?までいかない、質問したら「詳しい人呼んできますね!」って逃げられるアレをやっていたときの話です。

ちなみに、当時はあのちょっと恥ずかしいコスチュームをきるだけで、普通ロゴパーカー派遣の1.5~2倍の時給でした。今は知らない。

担当店舗に3ヶ月ほど通った頃でした。

フロア担当の偉い人に神妙な顔でバックヤードに呼び出されました。

勤務中の態度が悪いとか、休憩が長いとかでお叱りを受けるのかな?と思って、ヒヤヒヤしながら休憩室に行くと、フロアでたまに見る怖い顔したお客さんもならんでて「?」が深まる。

どうやらその方は私服警備の人だったらしく、となりにいたおばちゃん顔の人も併せて「何にも買わないのに、何してる人なんだろう」と訝しがっていたことを反省しました。

話を聞くと、ミニスカ店頭に出ている女の子たちを盗撮していた輩を捕まえたと。

念のため動画確認して欲しいとのことで、テレビに映し出される私のパンツ

この時男性陣は画面から顔を背けていただきました。

覆面警備のおばちゃんが「気持ち悪かったら、すぐに止めるからね」とそばにいてくれました。

間違いなくそのダサパンツ自分のもので、他にも被害者がいると言うことで、今後どうするかは追って連絡するとのこと。

派遣元に連絡するから今日は帰って良い。作業時間最期までいたことにして付けておくと言われ、その日はラッキーくらいに思ってドーナツ食べて帰りました。

その後しばらく週末の現場に入ることはなかったのですが、1ヶ月ほどあとにその店舗の偉いさんからの連絡で、加害者とその親御が直接誤って示談にして欲しいとのこと。

そこでやっとことの怖さに気づいて(遅い)、面会するなら立会人として当時の彼氏に同席してもらう旨伝えました。

店舗バックヤードに行くと、自分より少し年上の男性とその母親らしき女性が憔悴したかおで座っていました。

棒読みみたいな「すいませんでした」と言った男性に被り気味で、母親の人が念仏のように言い訳をつづけました。

問題を抱えた兄弟がいるため、この子には手をかけられなかった。

聞き分けのよい良い子なんです。

仕事を辞めてしまって、自暴自棄になってるんです。

ストレスでこんなことしでかしたんです。

の子反省を見てやってください

は?知らんがな。

メンタル弱ってたら、見知らぬ女の子パンツ無許可撮影してシコって許されるんか?

ハンディカム買えるくらいの財力あるなら、他にも解消法あるやろ?

何より何で笑ってんねん!!

なんだか得体の知れない恐怖で固まってしまった私の代わりに、概ね上記と変わらないことを彼氏が代弁してくれたことが救いでした。

強面の私服警備員さんとおばちゃん警備員さんが、加害者母親の人の両方に「それは言い訳にはならない。やったことは犯罪だ」と言ってくださったことが救いでした。

なによりも虚ろな顔でずっと謝罪言葉と息子さんの罵倒をしている母親の人が怖くて、怒りたいのと逃げ出したいのがごっちゃになっていました。

警察突き出し事件にするか、誓約書示談金を貰って今回は不問に処すかどっちにする?容赦はしなくて良いよ、ときかれて、当時めちゃくちゃお金がなかったので示談金をえらびました。

彼氏と二人でお腹いっぱいの焼き肉と、その後1ヶ月ちょっとましな食生活が出来る程度の金額でした。

その後、店舗に入るの女子スタッフミニスカでなくてもOKになりました。

私は半年ほど務めた後、まともな給料の出る正社員になり、週末の店舗バイトを辞めました。

何を言いたかったのか、分からなくなってきたな。

いい年の大人になった今でも、あのバックヤード盗撮犯と対峙して、まともに反論できる自信はありません。

そこにいたのは、私の隣で手を握ってくれていた彼氏と同じ男性ですが、得体の知れない何かでした。

その隣で念仏のように言い訳を呟いていた母親の人も、私と同じ女性のはずなのに、同じ何かだとは思いたくなかったです。

加害者が悪い、育てた親が悪い、加害者を取り巻く環境が悪い、と言ってしまえば簡単です。

干支が一周して、私は盗撮犯より年上になり、母親の人に近づいてきました。

何か一つ掛け違いが起これば、あの母と息子みたいになりかねないという事を、あの件にあったこの時期になると思い出すので、厄落としに増田に残してみました。

ちなみに、次に捕まった別の盗撮犯は撮影素材で稼いでいたらしく、示談余地なく速攻で警察におくられました。

2019-12-24

神は死んだ

狭いコミュニティに、小さな宗教があった。

青少年時代絶対的な、神のような存在がいたならば、縋りたくなるのかもしれない。

それとも単に流されていただけかもしれない。

逃げ出すことをしなければ、洗脳され、崇拝し、盲目的になり、排他的になる。そうしてますます絶対感が増し、信仰心高まる

部活動顧問と、生徒の話だ。

あれは、まごうことな宗教だった。

私は神のことを信じられず、けれどとある理由から逃げることも出来なかったので、そのコミュニティに身を寄せていた。

クソガキという異分子だった私は狭い世界で浮いていた。

からは集中攻撃に遭い、背後から信者に刺される。そんな日々だった。

結果という形で力を持っていた私は立場が低いわけではなかったので、一人で異分子派として居座っていたけれど。

いいや、何人か異分子はいたのだ。

しろ表面上は私と同じように振る舞う人間が多かったように思う。肩身が狭い中、彼らは仲間だとは思っていた。

一度、事件が起きた。

神がその立場追放される、そんな歴史的な日があった。

実に晴れやかな気分だった。荒れた土地の整理は面倒だなあと思ったけれど。

裏腹に、困ったのは信者たちだ。

流されるままに生きてきた彼らは、憐れな程に狼狽え、悲しんだ。

やがて、神を戻すべきだと立ち上がった。

分子だと思っていた人間とともに。

そう。真の異分子は私だけだったのだ。

これには裏切られた悲しみよりも、面白さの方がやって来た。

まず初めに鎖国して、国交を断裂した。卒業まで半年の頃だった。

ニセモノの異分子たちは、正式に神の信者になる者と、異分子ですが?という顔をしてこちら側に来た者に別れた。

卒業までそれは続いた。私は鎖国したまま、しれっと卒業した。

私は卒業してから一度だけ礼儀として挨拶に来たが、それ以降そのコミュニティに顔を出すことをしなかった。

信者や、ニセモノの異分子たちは、仲睦まじく傷を舐め合うような関係を保っていたようだけれど。

解放されて少しして、神が死んだと連絡が来た。

重大なそのニュースは、後輩である信者の、恋人から知らされた。

どうでもいいと思って聞き流した。

けれど、少しだけ連絡のとっていた信者確認したところ、連絡が来ていないというのだ。

信者たちだけで形成された連絡手段があるというのに、だ。

信者の後輩が私の友人でなければ、私も知ることは無かっただろう。

使える僅かなツテで、各地に散っている信者に連絡をしろと伝えた。

お前たちの神なのだから最期は見届けるべきだ。私は見届けないけれど、役目を果たしたのだから十分だろう。

もう奇跡の復活はない。

神は死んだ

何も出来ない愚かな信者だけを残して。

2019-12-23

ボンヤリした労働奴隷最期

・・・オレに君臨するのはオレだけだッ!!』と休日酩酊したとき自分が生み出した自分のための時間錯覚してるひとときに息巻くもの・・・

そのまま死んでゆく

悲哀に自分で気付かないだけ、数多の中途半端自営業者よりは幸せ

2019-12-22

犬死にそう

おじいちゃん犬、ついに身体機能が徐々に止まりだした

あと数日かな、あと数週間かな、あと数ヶ月かな

寝る時間が長くなってきた、ご飯も食べなくなってきた、でも起きてる間は好き好きってしっぽ振ってくれる

ありがとう、いいんだよ無理しないで、弱っていく自分を感じるのは怖いだろ

無理しないで自分のペースで最期まで生きてくれ、そのときが来たらどうか幸せなまま死んでくれ

人間たちのことは何も心配しなくていいからね

血液検査の数値が悪いことも、飼い主が毎晩君を思って泣いてることも知らなくていいからね

大好きだよ

2019-12-20

富士山滑落

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4365/index.html

これ読むと、案外悪い死に方じゃなかったのかなと思うな

誰もいないなか富士山のぼって綺麗な雪景色見てさ 最期ちょっと辛かろうけど、驚きの方が大きそうだ

この件については社会が悪いとも言えない気がする 何も悪くない…ってことはないのかな でも何が悪いかわかんないや

いい人生だったっていうのは無責任だけど、悪い人生だったとは言いたくない

2019-12-19

日本安楽死制度は今後絶対誕生しない

anond:20191219231734

何故ならば、日本は病んだ高齢者から大量の医療費を巻き上げることで製薬系外資が莫大な儲けを得ることを黙認している国家からだ。

病人安楽死する権利を与えないことで、病人は生きている限り医療を受け、薬を投与され続けなければならない。苦しみ死を迎える最期の瞬間まで、病院および製薬会社は儲かり続ける。こんなオイシイ構図を「安楽死制度」というクソみたいな制度医療カルテルの側から見て)で破壊されることは医師会および製薬会社役員株主達が絶対に許さないだろう。

郵政民営化に始まり種子廃止水道民営化など、国内利益外資に売り飛ばすのが大好きな売国為政者がのさばるこの日本という国において、医療という分野で国内の富を外資に売り捌ける環境がせっかく整っているのに、その環境を無下に破壊するような「安楽死制度」は絶対に生まれ得ないだろう。

安楽死制度がある国はいずれも、国際金融資本家が所有する悪徳外資系企業から搾取をはねのけ、国内市場独立を守ることに成功しているヨーロッパ諸国だけだ。

日本という国は、戦後から70年余り一環して米国経済的植民地であり、属国であることは周知の通りで、国際金融資本家が所有する悪徳外資系企業が市場支配することを易々と認めてしまう(認めざるをえない)ような情けない国なので、安楽死制度誕生しない。

俺も北欧先進諸国移住して安楽死してえよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

2019-12-17

帰宅して一息ついた瞬間にそれは起こった

ペリペリペリ……という軽快な音が下半身から響いた

椅子に座ったときに、うっかりチラシでも踏んづけたか

そう思って顔を下ろすと、長年履いてきたGUの黒いスキニーパンツの股の部分が大きく引き裂かれる音だった

椅子に座っただけなのに

スキニーパンツ最期儚い

てなわけでオススメの黒スキニー教えてください

寂しいけど一人でいるのが気楽すぎる

友達恋人もいない。恋人にいたってはいない歴=年齢だ。季節のせいなのかは分からないが、ふとしたときに「寂しい」と思うことが増えてきた。

この前高熱で寝込んでいたときに「これからもずっと風邪引いたときは熱があっても一人で病院に行って、その足で一人で買い物に行かなきゃ行けないのか...」と考えていたら怖くてたまらなくなってきた。

もちろんカップルを見ていると羨ましくなるが、それでも何もしようと思わないのはこれは自分哺乳類から本能がそう思わせているだけで実際はそこまで羨ましくないかなのだと思っている。それに自分には男としての魅力がないから行動しても無駄だと気づいたから。そして自分は一人でいることが好きだと気づいたから。

将来何の病気怪我死ぬかは分からないが、最期孤独死なのだろうな。という実感は何となくある。まあ仕方がない。

何かを成し遂げることもなく、子孫を残すこと無く死んでいくのは少し悲しいけど仕方がない。

2019-12-16

anond:20191216213054

ヘンなとこナメる

(実際、配偶者手作りヨーグルトにハマったときブーム最期らへんのは、明らかにヨーグルトでない菌の臭い・・・

ふと思ったが、親に殺処分されるのって反出生主義者にとって理想の死に方じゃないかな。

最期最期まで親を恨みながら死ねるんだぞ。よかったじゃん。

2019-12-15

それでもやはり猫を飼え

人間の傍にいて頼れるパートナー。その資質を見ても歴史を見ても、犬がナンバーワン(しゃれではない)であることは間違いない。

人類と犬の歴史は古く、猫では逆立ちしてもかなわない。そしてもちろん猫は逆立ちをしない。

そんな犬とのコミュニケーションが、猫「よりも」深いかは置いておくとしても、少なくとも相当程度に複雑であることも、これまた否定しない。人間は犬と共同で、野山で、森林で、河川で、海浜で様々な行動をとってきた。生き抜くために必要な、さまざまなミッションを共にこなしてきたのだ。歴史の中で、犬は人間にとって欠かせないパートナーであり、コミュニケーション相手であった。そのことに全面的同意する。だが、そのことは、こと今回の話題においては、明白に二、三のディスアドバンテージとならざるを得ない。それについて説明しよう。

(1)「他者」性の弱さ

犬は人間にとっていつも欠かせぬパートナーであったが、それは、犬が群れを作って生きるという性質を利用したものであった。そして、犬は群れの秩序を上下によって保つ。そのため、人間とのパートナーシップにおいても、犬はそれを「上下関係」として捉えるのである。結果、そこに現れるのは、「命令をする/実行する」とか「叱る/従う」のような、「一定ルールにしたがった意味交換」的コミュニケーションである特に中型犬以上のサイズになると必須になる「躾」の実施は、この関係性を加速させる。

これに対して、対人間、対猫のような独立性の高い生き物相手コミュニケーションにおいては、「命令をした/(しかし)/無視された」とか「叱る/(なぜか)/遊ぶ」のような、コミュニケーション非対称性が露わになる。必然的に、「相手の行動の意図を推測する」といった、より複雑な思考が求められることになるのだ。これは、犬とのコミュニケーションでは身に付けづらい能力であるコミュニケーション経験値を上げるためには、やはり猫の方が優れている。

(2)犬の本能を満たすために

犬は探知し、索敵し、探索し、追跡して獲物をしとめるハンターである。これは野外生活に適した性格であり、人間狩猟採集時代から重宝した、犬のパートナーとしての資質である。その本能を満たすために、散歩などの運動が欠かせない。だがこれは、現代の都会生活、そして、他者とのコミュニケーション課題を抱える人には、残念ながらあまり適した資質とは言えない。犬と適切にコミュニケーションをとるためには、ただ同居するだけでは不十分なのである

猫にももちろん運動必要だ。だが、それは室内で対応できるものだ。木の上に潜み、待ち伏せし、忍び寄って相手をしとめるハンターである猫の方が、現代の都会生活におけるパートナーとしては優れている。

(3)彼女ができたとき

そもそもの到達点を思い出そう。「彼女ができなくて辛い」である。では、もし彼女ができたら、犬はどうするのだ? 「かけがえないパートナー」となってしまった犬は?

できれば一日複数回散歩に同行し、密な信頼関係コミュニケーションと何より「共に過ごす時間」を求める存在が犬である。これと彼女共存させるのはなかなか難しい。彼女が大変犬好きであることを前提としても、おそらく中、大型犬となれば、時間配分において、彼女か犬かを迫られることが大変多くなると想像される。想像してみてほしい。一度や二度ならともなく、彼の家に遊びにいったら毎回犬の散歩に付き合わされる状況を! 彼女との関係を壊さずに犬を飼うことができるのは、彼女とのパートナーシップが進行して首尾よく結婚し、田舎に一軒家を買って子供が生まれてすくすく育ち始めて、そのあと、くらいになるだろう。

対して猫だ。猫はいい。猫は犬ほど時間を奪わないため、大きなトラブルがなければ彼女との共存不可能ではない。それだけでなく、部屋に猫がいるだけで彼女は(猫好きであろう)部屋に来て、そして、こちらが苦手な会話をしなくても、とりあえず猫と遊んで時間をつぶしてくれる。こちらは猫と彼女を眺めてにこやかに写真を撮ったりしていればそれでいい。楽だ。付き合い始めのきまずい時間も、猫がいるだけで大幅に解消できるため、彼女との末永パートナーシップを良好にしてくれるだろう。猫は自立し、待機する。猫は、犬ほど人間とのパートナーシップが密でない。だからこそ、彼女ができてからも、猫は共にいられるパートナーなのだ

(4)最期に…

これは完全に偏見の域だが、彼女に犬をひけらかす男は、どうも男性ホルモン多めのオラついた方々が多い気がする。中、大型犬原則飼い主にしか心を寄せないので、彼女に対しては警戒心を露わにすることが多い。そういう犬を「おとなしいんだよー」とか笑いながら見せつけ、彼女が内心少し恐怖を覚えてひきつった笑顔を見せたりするのを見てニヤついているような印象がある。どうもDV男臭い。一方、猫好きにはそういう男はいない。そもそも自体が、飼い主であるとないとに関わらず勝手他人評価するところがあるので、犬をひけらかすように猫をひけらかすのは難しいし、そういうことをしたい人はそもそも猫を飼わない。もちろん、犬好きが全てDV男というわけではない。だがDV男は猫を飼わないというのは声を大にして言いたい。世間にはDV男好きの病んだ女性もいるが、そういう人にモテたいのならともかく、健全精神をもった一般的女性安心させたいのなら、無難に猫をおすすめしておきたい理由の一つがこれである

いかがだろうか。犬の、人間パートナーとして「最善」である理由のそれぞれが、今回の場合はむしろディスアドバンテージになってしまうということが、これで犬派のあなたにも理解されたことと思う。彼に勧めるパートナーとしては、やはり猫しかない。猫しかないのだ。

anond:20191215100341

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