はてなキーワード: 小売店とは
俺も基本的には転売屋は消え去れというスタンスだし、PS5とかガンプラとかの転売屋は憎んでいる。
ただ、俺のもう一つの趣味の美少女フィギュア界隈においては転売屋に感謝している。
美少女フィギュアって基本的には予約して買う商品であり、完全受注生産というのが多い。特に手が込んでいて価格が高いものほどそうなっている。
2,3か月程度の予約期間があり、発売日は予約が締め切られてから早くて半年後、遅ければ1年半後。
発売が延期になるのも珍しくないので、予約開始から発売まで2年近いものだってある。
そういった商品を確保して、うっかり予約しなかった人たちに売ってくれるのが転売屋なのだ。
あくまで現状での話だが、予約数に上限が設けられることはほぼない。
つまり転売屋が買い占めて値段を吊り上げるという状況にはなってない。
せいぜい値上がりしても3割増し程度なんだよね。
美少女フィギュアってやたら箱がでかいし、値上がるフィギュアばかりではない。
でかい小売店が在庫余らしてセール価格で売ってるのもよくあること。
そのあたりの事情を知っていると、とうの昔に予約締めきって買えなくなった商品をいつでも買えるように保管してくれてるなら
5千円程度の手間賃は払ってもいいかなという気分になる。
最近、夜遅くにやってくるカップルの女の方の行儀が物凄く悪い例をよく見る。たとえば、ゴミ箱のサイドに設置してある棚(ドリンクの飲み残しを捨てる為のタンクが収納されている)の上に足を乗せて靴紐を結び直すとか、店員が品出しをしているまさにその目の前で一番奥の品物を取っていく。しかも謎にイキった言葉を吐きつつ。そんなカップルが一組ではなく何組も。彼氏の前で強い俺様アピールしてイキリ散らかすムーブが女子の間で流行っているのだろうか。
遅くに、職人風の男性客が来店。すごくしょんぼりした顔で、数時間前に当店に来店したのだが、酔っ払っていたせいでスマホを当店のゴミ箱にゴミと一緒に捨ててしまったかもしれない、という。何か可哀想なので、ゴミ箱漁りに付き合って上げたが、結局見つからず、しょんぼりの深まった顔でコーヒーを買って帰って行かれた。
ということがあったと、事務所で休憩中のAさんに話したら、Aさんは深刻な顔で「その職人風の客は、夕方五時半ごろに来た客だと思うんですけど(省略)」とちょっと長くその時の様子を語って、最後に「という訳なのですが、あんなイキリ散らかしてた癖にスマホ無くして助けを求めにくるとか、すごくダサいですね」と締めくくった。長い話の結論が「すごくダサい」とは!
しばらくして、ふとスマホを無くした職人風のお客様には、ゴミ箱漁りに付き合う前に当店の電話の子機を貸してさしあげて、お客様ご自身でスマホに電話をかけていただけばよかったんだなと気づいた。どうせ、ああいう場合は大抵スマホを外に落としてはおらず、身近なところにあるものだし。もし本当にゴミ箱に捨てたのなら、ゴミ箱の中からスマホの着信音が聞こえるはずだ。名案というより当たり前のことだが、そんなことに限っていつも、五分後くらいに思い付く。
以前、私ではないコンビニバイト増田が、お客様達の財布を観察していると増田に書いて、ブコメとかでフルボッコにされているのを見た。それを見て以来、お客様の財布を観察するのは良くないこと……と思いつつ、逆についついお客様の財布に目が行ってしまう私だった。
最近、30年使い続けた私の財布がいい加減寿命っぽいので、新しい財布が欲しいのだが、世の中の人達はどんなお財布を使っているのだろうか……あわよくば丈夫そうなお財布がどんなものか知れたらいいな……と思ってお客様の財布を観察している。
私がコンビニバイトを始めた時には既に女性客は長財布を使っている人が多かったのだけれども、最近は年配の男性客でも長財布派が増えている。やっぱり、世の中の小売店が自動レジを続々と導入しているからだろうか。自動レジはヨレヨレのお札を受け入れてくれないことがしばしばある。だからお札をピンとさせておくために、嵩張るけれど長財布。
だよなーと思うけど、長財布はファスナーからダメになりそうに見える。安い財布だとやっぱりファスナーがYKKじゃなかったりするのだろうか。あ、ブランドもののお財布はやっぱり、ファスナーが頑丈そうに見えるな。数年前はしま○らで買ったと思われるスタッズのびっしり着いた黒い財布を使っている人が男女とも多くいたのだが、最近はとんと見かけない。安物だからやはりファスナーからダメになったのか、それとも世の中の人は私が思うよりも頻繁に財布を買い替えるものなのか、謎だ。
お年寄りのお客様に、時々ショッピングモールとか百貨店の一角とかで安売りしている金運が上がる財布を使い込んでいるお客様がいた。あのお財布、たまに見かける時に、安すぎてどうなのかなと思って、一度は手に取って見てみるもののやっぱまた後にしようと思って元の場所に戻したものだけど、もしかして、希望を持っていいのだろうか。もしも30年使い込めたら、私もその時はお客様と同じくらいのお年寄りになっているんだなとか、想像してしんみりとしてしまったが、しんみりしただけで、まだ新しい財布を買うめどはたたない。
私は高値転売は擁護しないし、そういうところからは買わないという立場です。
そのうえでですが、これは逆張りとかでなくて例のストアの件は義憤に駆られてアレコレ叩くのやめたほうがいいと思いますよ。
どう動くかわかりませんけど、多分「世間の心情」とだいぶズレたところの決着も想像されるので。
まず外からは「あいつらは法外に高く売ってる」という見え方は一緒なんですが、小売店と転売業者ではそこでだいぶ意味合いが変わってきます。
「小売店は自分が仕入れた商品(※もちろん正規ルートで仕入れた商品)を好きな値付けで売っていい」んですよ。
それをメーカー希望小売価格より高く売るのも安く売るのも小売店の自由です。
小売店で売られているものを買い占めて、別の場所で高値で売るのだったらそれはいわゆる「転売」だと思います。
ですが小売店が「仕入れた商品をメーカー希望小売価格よりも高値で売る」のは「通常の商行為」の範疇であり、転売ではないんです。
心情の面では許せない行為であっても残念ながらこれを「転売」と呼んでしまうと、「事実に反することを喧伝された」と逆に反撃を受けると思います。
別名義で沢山出品しているように見えていることを、ペーパーカンパニーを使った手段だという主張もありますが、
「商品の仕入れはAという会社が行い、販売はAのチェーン店のB、C、Dがそれぞれで行うことにしている」と言われる可能性があります。
「高額転売している業者B、C、Dと所在などが一緒じゃないか」という声に対しては、
「あれはウチのチェーン店で小売店ですが何か?」と言われてしまうことが想定されるのです。
なので「普通の商行為をしている」と主張する相手の行為に対して「転売」と指摘し発言・拡散すること自体が「名誉毀損」になったり、また「ここで買わないで」と発言することが「業務妨害」になり得る可能性があるんです。
今回争点になりそうなところはここだと思います。
以上のことから考えると、これ仮に司法の場に出たとしたらものすごく分が悪いと思います。
たまに庶民の心情に沿わない裁判の判決が出たりすることがありますが、自分が感覚的に「正しい」と考えていることが、ああいう場に出た場合にまったく逆の結果になってしまうことがありますよね。
余談だがメーカー本体の社員が配属前研修で来てるのを見たことがある。中国有名大の修士にスゴいことさせるね
いわゆるドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル、UQモバイルのMNO+1、その他インターネット回線を売ってる人たち
有料記事
2021/5/13 07:00(最終更新 5/14 14:44)
欧米諸国に比べ、日本は新型コロナウイルスの感染者数と死者数が桁違いに少ない。しかし、公衆衛生が専門で、政府の新型コロナ対策を検証した民間臨時調査会(委員長=小林喜光・前経済同友会代表幹事)のメンバーでもある東京慈恵会医大の浦島充佳教授は、世界が新型コロナに立ち向かう現状を人類と新型コロナとの「戦争」に例え、「唯一の戦勝国は米国だ」と断言する。米国の勝因は何なのか、日本はなぜ敗北したといえるのか。インタビューを進めていくうちに、日本の「盲点」が見えてきた。【聞き手・小川祐希】
――日本はこれまで、新型コロナの感染者数や死者数を比較的低く抑えてきました。どのような対策に効果があったのでしょうか。
◆私は、感染拡大を抑制してきたのは政府ではなく、国民の自助努力のおかげだとみています。このことは、複数の鉄道路線が乗り入れる乗換駅や、小売店や娯楽施設の人出の増減を調べれば明らかです。乗換駅や、小売店と娯楽施設で人出が増減すると、それに続いて感染者数も増減するからです。
政府が初の緊急事態宣言を発令した昨年4~5月を例に見てみましょう。東京の乗換駅では、宣言が発令された4月7日の前後で人出が減少するペースに変化がありませんでした。宣言が解除された5月25日の前後も同様に、人出が増えるペースは変化しませんでした。これは、宣言のために人々が行動を変えたわけではなかったことを示唆しています。
実はそれ以前の一斉休校が開始された3月の下旬から、乗換駅の人出は減り始めています。休校になると、共働き夫婦の多くは、どちらかが在宅勤務に…
私がK市を退職する時点で係争中だった。判決はどうなったのだろう。もはやどうでもいい。考える価値もない。
彼は、当時40代後半の職員だった。建築系の部署で働いていた。働きぶりは有能で、能力評価ではどの項目も標準以上だった。
そんな彼が、なぜ問題職員だったかというと――性格だ。後に性格ではなく、脳機能の障害の一種であることが判明するのだが、とにかく苛烈な性格だった。
キレたい時にキレ散らかし、毒を吐きたい時に吐き、暴力を振るいたい時に振るい、不謹慎なことを言いたい時に言い、不埒なことをしたい時に埒をあけていた。かと思えば、機嫌がいい時、常識的な発言をする時、的確な助言や指示を行うこともあり、そのおかげか、これまでトラブルを起こしても小さい処分で済んでいたようだ。
ある年の春だった。
建築系の部署には珍しく、大学を出たばかりの女の子(Sさんとする)がC郎さんの部署に配属された。ただ一人の女性職員だ。そのほかは男性である。
その子の働きぶりは良好だった。10コ上の先輩(Aとする。男性。既婚)に付いて回り、仕事をひたすらに覚えていった。パワポの腕に覚えがあり、デザインセンスが抜群だと査定資料に書いてあった気がする。
精一杯頑張る子だった。愛想もいい。新人にふさわしい活発さで、気立てがよく、イベントや研修会の仕事もそつなくこなした。仲間受けも上司受けもいい。花見などの親睦行事にもよく出ていた。
……年末になる頃だった。そんな彼女の指導役だった10コ上の先輩であるAが、あろうことかSさんに手を出していたことが判明した。きっかけは人事課への匿名の投書と証拠写真(※こういう文書は大抵、職員からの密告である)で、隣の市にあるホテル街で手を繋いでうろつく2人の姿が写真に映っていた。
こうとなっては対応せざるを得ない。人事課の女性職員の付き添いとともに、Sさんを面談室に呼んで話をしたところ――Sさんとの行為に及んだのは、Aと、Aの隣の席のBと、島の奥側に座っているD係長と、Bの向かいに机が位置するC郎さんの4人に及ぶことが判明した。特に、C郎さんは(状況は省略)無理やりにSさんとの事に興じ、埒を明けていた。
さて、どうしたものか。ここまでの不倫案件は前例のない事態であるため、賞罰を扱ったことのある職員5、6人の間でも意見が割れた(賞罰の扱いが難しい案件については、人事課以外でいい意見を出せそうな職員も話に入れる)。
結論を述べると、4人ともに厳重処分(全員、3ヶ月間の減給10%。D係長はそのうえ1ヶ月の停職。Aは僻地に出向。Sさんは事務系の部署に異動。本当は免職処分にもできたが、替えの効かない専門職の部署だったので考える必要があった)となったのだが、C郎の態度があまりに酷すぎた。
何を言ったかは伏せるが、反省の色が全くなく、Sさんを無理やり行為に誘ったにもかかわらず、「Sが悪い」「なぜ俺がこんな目に」「合意の上だろう」と宣っていた。
Sさんの代わりに来た年配の女性職員がいたのだが――ミスの多さに頭にきたC郎は、彼女の頭を分厚いファイルで殴打したのだ(いわゆるキングファイル)。
周りの職員がすぐにC郎を取り押さえようとした。さらにキレて怒鳴り散らすC郎を、その階にいた市民や業者が冷たい目で見ていた……と報告書に書いてあった。
ほかにも、C郎は過去にもこうした問題行動(突然キレたり、非常識な性的発言をしたり、ふてくされたり)を起こしてきたという。
この暴力事件の指導面談の時のC郎は、上に述べた報告とはうってかわって物静かだった。やはり、その時々によって気分が変わるようだ。
「今回、C郎さんは傷害という罪を犯しました。過去に、何度も職員や企業や市民を傷つける発言をしていますね」
「必要だからやった。非常識でもなんでも、やるときはやらねばならない。嘗められたら負けである。本人を傷つけてでも、罪になることでも、組織のために必要なこともある」※私のメモには方言があったので、標準的な言葉に直している。
「嘗められようと負けようと、人として不適切な言動をしてはいけません。カチンときても我慢しないと。みんな見てるんですから。特に私達は公務員です。公務員は24時間法律を守って生きていく必要があります。水清ければ魚棲まず、といったことは組織にも当然あろうとは思いますが、今回のC郎さんはあまりにもひどい」
「わかってはいるが、現実はそういうわけにいかない。杓子定規に捉えるべきではない。後輩への指導として、やるべきことはやらないといけない」
「昔はそれでよかったかもしれないが、今は」
「どれだけ時代が変わっても同じだ。それに、私は実際に結果を出している。私が基本設計を手掛けた公共施設は5つ以上ある。十分K市に貢献している。建築の弟子だって何人も育ててきた」
「今は関係ありません」
「なぜなのか? わからない人だ」
平行線だった。埒があかない。他の職員にも聞き取ったところ、やはり若手の頃から感情的に不安定なところがあるようだ。
慎重に議論を重ねたところ、C郎に下された処分はA夫と同様の諭旨免職だった。依願退職しなければ懲戒免職処分を行う。だが、依願退職を受け入れれば年度末での退職を認め、退職金も満額出すというものだ。
C郎には、建築技師としてのキャリアがあった。民間でも使える資格を多数保持している。事務吏員の場合は、この年で辞めることになれば当然露頭に迷うが、彼の場合は再就職が可能であると元転職エージェントの視点から判断した。
C郎さんを切るべきか切らないべきか、幹部の間で幾度も話し合いの場が持たれた。が、これまでの不良行為があまりにも多すぎた。
C郎は労働組合に加入していなかったので、組合からの反発はほぼなかった。ただ形式的に、「職員に対する威圧行為であり、許容されるものではない」との文書での通知があった。
度々になるが、労働組合がここまで形骸化した組織であると知って失望することがよくあった。彼らはいつもそうだ。「当局は〇〇弾圧の意図をもって」「〇〇攻撃には屈しない」「労働者がよりよく働いていけるための権利を」などと、いつも組合の広報や定期総会で息巻いているが、実際に行動に出ることはない。
昔は知らないが、私が居た〇年間では、職員側への不利益変更(職員定数や給与の削減)を行っても強硬手段でブロックされたことはないし、彼らが出した申入書の要求事項をすべて拒否したとして、特段何も言ってくることはなかった。
繰り返しになるが、彼らはあくまで政治団体なのだ。〇〇党などの上位団体に献金を納め、メーデーといった形で政治活動への労働力を提供し、そのほか票の取りまとめを行うことで自らの政治的意図を実現するための政治的アクターである。
その機能の補完的な一部として、職員同士による互助的、連帯的な機能を有している。そのことをわかっている職員は、労働組合に加入しない意思を貫いていた。全体の2割ほどだったろうか。
さて、C郎は自分で弁護士を探してきて、法廷で決着をつける道を選んだ。私が退職する時点で未決着だった。とっくに決着は付いているだろうが興味はない。
最後に、C郎がどうしてあんなに異常な行動を取っていたのか説明する。一言で表すと、『障害』だった。彼の異常行動は『性格』に起因するものではなく、(詳細説明は避けるが)脳の一部に異常があって、脊髄反射的にその人が思ったことを即、言葉や行動に移してしまう。そんな障害があった。だから、ミスが多い女性職員の頭をキングファイルで殴るといった行動を取ってしまった。
もっと早く言ってくれればよかったのに。
法廷ではなく、せめて面談の時にそれを告白していたら、こちらとしても配慮することができたのだ。私は、能力が低いという理由だけで職員の免職処分を決めたことはない。能力があろうとなかろうと、仕事への意欲が皆無だったり、他者を傷つける言動を行ったり、組織にとって不名誉となる行為(主に犯罪)をしたり――そういった、能力よりも、もっと深いところに問題がある者に限って組織から駆逐する。それが私のポリシーだった。
(蛇足1)
どれだけいい成果を挙げたとしても、違法行為やハラスメントをしていいわけではない。当人に起因する、組織に対するプラス効果によってマイナス効果を相殺することはできないのだ。プラス3とマイナス2が併存することはあれど、相殺して1にはできない。プラスはプラス、マイナスはマイナスとして在り続ける。
われわれはすべて、誰かが眼を開けてくれなければ、目を閉じて世の中を歩き廻っている傾きがある。
さて、私が新卒で勤めていた会社は若々しい社風で知られており、よくも悪くも調子に乗った社員がそれなりにいた。すでに時効と思われるので、当時の記憶をそのまま辿ってみる。
具体的な仕事としては、飲食店や小売店に飛び込み営業をかけて自社求人誌に情報を載せてもらうのだが(追記:もうわかった人もいるだろうが、旧リクルートジョブズだ。問題のある行動が多い分社のひとつであり、近年同じく問題を起こしたリクルートキャリアとともに本社に合併された)、契約条件の交渉の時に調子のいいことを言って相手を騙したり(上司と話をさせろと言われてもブロックする)、人事関係だと、面接を受けに来た転職希望者を鼻で笑って次の質問に移る(時間がないから早く切り上げたい)。そんな連中が同期に何人も居た。
十数年後、私が営業所長に昇進した時には、そういった連中は駆逐されていた。悪行は長続きしないことを30半ばにして知った。今でも肝に銘じている。だが、彼らは別の意味で会社の役に立っていた。若手の営業所員が調子に乗った言動を取った際、その駆逐された連中の末期を語って聞かせることで、組織の癌の発生を抑止する役割を暗に果たしていた。
(蛇足2)
C郎さんの裁判の結果は見ていないが、障害を抜きにしてもK市敗訴の線が濃厚だ。明らかに能力不足や人格に異常がある職員でも免職処分にすることは原則できない。民間における解雇規制、従業員をクビにするのが「相当難しい」とすると、公務員の場合は「不可能に近い」となる。
https://www.tokyo-sports.co.jp/social/politics/452874/(東スポ)
橋本徹氏が大阪市長の頃に、勤務査定が著しく低い職員数名をクビにしたという記事だが、クビにされた職員が抗わなかったからできたことだ。職員側が何らかの事情で弱っていた、あるいは生きる力に欠けていたからできた。裁判に持ち込めば職員側が勝訴していただろう。それくらい公務員を免職させることは難しい。
ではなぜ、こちらが負ける公算が高くてもC郎に対する裁判の道を選んだのか? それは、他の問題職員をけん制するためだ。「C郎は度重なる指導にも従わず、挙句の果てには傷害事件を起こして免職処分になった。あなたも同じことをすればこうなる」というメッセージを全職員に対して発したのだ。
これにより、問題職員の側にいる連中に対して――まともな態度で勤務する姿勢がない人間の末路はこうなる、馬鹿なことをすれば相応の顛末が待っていることを伝えた。
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/060600020/(日経ビジネス)
次は民間企業の例だ。数年前に㈱カネカという企業で労使の育休トラブルがあった。増田の諸兄なら覚えておられることだろう。
㈱カネカで実例のなかった男性社員による育休取得を行うことで、マイホーム購入やわが子の保育園入園など、子どもを育てる準備を整えたばかりの人がいた。その彼に対し、育休復帰直後に地方出向(※彼は断った後に退職している)を命じたカネカがネット上で袋叩きにあった事件だ。
上にあるのは、カネカが事件後に発したIRである。これを読んだハイレベル増田民の方々は、おそらくこう思われたことだろう。「これは現役社員へのメッセージでもある」と。
現役社員に対して、カネカは裏のメッセージを伝えている。「育休を取りたいなら取っていい。彼と同じ運命をたどる可能性はあるが」という、表にできない本音だ。
なお、IRの中味自体も信ぴょう性がないことに注意すべきだ。ここに書かれていることは、カネカの外部から確認できるものではない。カネカ内部の細かい部分の意思決定(男性社員への処遇の理由など)は調査を受けてもバレようがないため、IRに嘘を書いている可能性もある。いや、外部から確認できない時点で嘘ではない。『カネカにとっての真実』である。
https://president.jp/articles/-/25254(プレジデント)新卒1年目で解雇された地方公務員の主張
地方公務員の例になる。今は有料記事になっていて途中までしか読めないが、要約すると、「四国にある本山町が、社会人適性の低い職員を試用期間で解雇した」というものだ。公務員のクビを切ることは普通は不可能であり、この本山町も、「今しかない」と決死の思いで断行したのだろう。
裁判に訴えれば、この男性は免職を回避できたのではないかと感じる。試用期間においても解雇権濫用法理が適用されるからだ。困った時に誰にも相談しなかったり、相談相手を間違えたり、相手の言うことを鵜呑みにすると彼のようになる。身につまされる記事だった。
2021/1/4 これ以下(約500字)を修正
参考先としたブログを書かれた方が、当項の内容が正しくないものと認識されていることがわかったため修正します。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
この項の要約(抜粋)は次のとおり。
・〇〇商事とか、〇△重工とか、△△電工とか、誰もが知っている一流企業にあっても、上で述べた本山町のような社会的間引きを行っている。適性のない人間を採用してしまった場合、組織としての非を認め、当人に退職を促す。
・K市の採用試験では、一流企業を辞めて試験を受けに来る人を疑ってかかる慣習があった。それも当然であり、採用後のハズレ率が7割を超えているからだ。たとえ一流企業の出身であっても、社会的間引きに遭う人間が活躍できるほど公務員業界は甘くない。
今はなき玩具屋ハローマックが靴屋のチェーンの傘下だったという話は有名だが、おもちゃのバンバンも靴屋の傘下だったらしい。今日電車の中で高校生がそういう話をしているのを聞いた。その事実にも驚いたが、21世紀に入る頃には見なくなったハローマックやおもちゃのバンバンの話を高校生がしていること自体にも驚きだった。そう思ってWikipediaで調べてみると、ハローマックの方は2008年まで営業していたらしい。約13年前。高校生の年齢が18歳だとすると、5歳位の頃。だとしたら覚えていてもおかしくないかもしれない。しかしおもちゃのバンバンの方は2000年に閉店している。ハローマックはともかくおもちゃのバンバンは彼女たちにとって歴史上の存在に等しい。今どきの若い世代はYoutubeで親世代の曲を聴いているというし、同じように自分の生まれる前のおもちゃ屋の情報をYoutubeやWikipediaで調べているのだろうか。いつ聴いても一応コンテンツとして成立する音楽はともかく、現存しない小売店の情報を仕入れて何が楽しいのだろうか。Z世代の考えることは分からない。
D_Amon 例えばプラモデル初回生産はものによっては数千個で、そういう小さな市場だから容易に買い占めて流通を塞き止めて高値で売りつける商売が成り立つ。メーカーは実需要的に供給大幅拡大はできない。わかるか塞き止め屋
塞ぎ止め屋などと悪し様に言っているが、それの何が悪いんだろう?
最初からメーカーが高値で売ればいいじゃないか。もちろん高すぎると売れないリスクがある。
転売ヤーはそのリスクを抱えて高値で売る。メーカーにとっては客も転売ヤーも買ってくれると言う点で同じ。客にとってはどちらからでも高く買うことになるから、同じ。
世間体が邪魔になる点だけが違うけど、その世間体を作ってるのはアンチ転売ですよね。
アドバイスの体裁をとった脅迫じゃんか。その言い方。下の「大学出てなさそう」さんとか、反転売勢って倫理を盾にして攻撃してくるのに、冷静な議論を持ちかけたりはしないよね。
mouki0911 商社は生産者から小売への取り次ぎだからむしろ産業の発展に寄与することを目的にしてるけど、転売は普通に小売店で買えるものを釣り上げるんだから産業を発展を阻害するんだよ。
規模の小さい服のセレクトショップなどは小売店から買い付ける場合もあると思う。原油価格高騰みたいに、需要が上がれば価格が釣り上がるのは普通のこと。転売の存在は生産者にとってプラスにならないがマイナスにもならない。阻害しているとは言えない。経済を回していると言う意味で社会にはプラスだ。生産者が最初から高く売れない理由があるなら、それこそが産業の発展を阻害している。転売は消費者にとってはマイナスだ。だけどそれは、元々が不正に安い価格で買えていただけでは? 高く売れない理由が生産者を押さえつけ、消費者に利する。転売ヤーはその鎖を断ち切って経済を回す。
小売店から買い付け出来ないようにする限定は不自然だと思う。A さんがレモネードを作っていて、B さんが買って別の誰かに販売していて、でも実は A さんは C さんにも売っていた。そのことで B さんが責められる。わけがわからない。この道徳を合理化するには小売店の厳密な定義が必要だ。