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はてなキーワード: あいまってとは

2020-08-02

もののけ姫を観てきた(ネタばれ

学生の時に何度も映画館で観たけれど、最近また観てきた。

やはりこの映画は、映画館で観ないと人生の大損と思う。

開始早々の祟り神戦は、アニメ映画の中でも屈指の爽快なアクションシーン。

激しい動きのようでいて人間の目の動きをよく押さえていて、ただ画面を揺らして画面酔いさせるようなものとはレベルが違う。

音楽も画面と完全にシンクロして印象的な金属音ともあいまって脳汁バドである

その後、アシタカ西国へ赴く場面は多くの人が言うように素直に号泣するしかない。

一見のどか田舎風景でも病や飢え、戦が絶えない非常に厳しい世界であること、シシ神の森の不思議さやタタラ場の異様さなどが自然と配置され、複雑な背景を解説無しですっと飲み込ませる演出はまた最高。

思うに、エボシは、高級遊女か何かで上流階級とツテがあり、そこから師匠連とつながって石火矢の技術や、もしかしたらタタラ技術も手に入れたのだろう。

ただし、おそらくきちんとした後ろ盾はなく、師匠連やその上の人たちから見て使い捨ての手駒でしかなく、地侍などと組んでも主導権を奪われかねない危うい立場であったと思う。

そこで、手っ取り早く勢力を築いて生き延びるための手段として、自分を裏切らない捨てられた女達と病人を利用し、そのことに本人も自覚的だったと思う。

から、「曇りなき眼」発言で大笑いしたのには、意表を突かれたこともあり、また多少は青二才に対する嘲笑もあったと思うが、自嘲の成分もある気がして目頭が熱くなる。

結局、神々たる自然に向かっていくのは、人間の地から追われた弱い者たちであって、「最初に人が自然を侵したのだ」としたり顔でいう人間に限って、人間の地の真ん中でのうのうと生きているという欺瞞に気が付いたから、エコを前景から引っ込めたのではないかと疑っている。

ジコ坊というのも面白い人物で、徹底的に現実的前線指揮官であるにもかかわらず、結構な遊びがある。アシタカのようにやけに戦闘力の高い不審若者を、自分関係先に送り込んだりする。

作中に天朝様の御文が出てくるが、基本的師匠連の目的神殺しとそれによる更なる権威の増大である

ジコ坊のセリフで「神殺しは怖いぞ」というのがあるが、彼は以前にも神殺しに関わっているともとれる。

怖いのは神による祟りだけなのか。神殺し英雄は、権威を求めるものにとって邪魔なのではないか。ジコ坊は神殺しに関わったために、いい年して最前線に送られているのでは。ことが済んだとき、エボシの立場は非常に危うい。

たぶん、ジコ坊が「神殺しは我々でやろう」と部下に言ったら、その時点でエボシは殺されてしまたかもしれない。

また、神殺しの後、シシ神の首に部下を集中させることで、エボシの存在をうやむやにしてしまったように見える。

ラブリーである

いやー本当に映画っていいものですね!

2020-07-06

感想屋が書いた自ジャンルの内容に怒り狂ってる【追記あり

ソシャゲをやっている。高校生ヒーローたちに指示を与える指揮官となって彼らを導き、世界を救うゲームであるポチポチゲーだけど絵はキレイだし何よりストーリーが良い。世界観は重厚だしキャラの心境変化や成長の描写が丁寧で、終末に向かう世界の謎がだんだん解けていくという展開も面白い。大好きだ。

でもこれは愚痴記事です。

金と引き換えにレビューを書く感想屋というやつが話題になった。当人がどういおうとそういう形態であることは否定できない。

感想屋がそのソシャゲのメインストリー一章を読んで書いた感想タイトルがこれだ。なお※には作品名が入るが削除した。

~~感想屋さんはむちむちメイド♂とイセザキカーセッ●●の夢を見る―「※」感想

キャラクターを貶めている。

この作品にはむちむちメイドもカーセックスも登場しない。

多少なりとも注目を集めた(ツイッターを開設して一週間足らずのうちに900人近いフォロワーを獲得した)身として、個人的感想から何を言っても構わないだろうとか、見たくなければ見なければいい、といった言説は受け入れがたい。(そういった弁明すらないわけだが)

感想屋がこのゲームをやっているという内容をつぶやいた時点で戦々恐々とし、いざ感想が公開されれば推しへの言及が少なかったことに胸をなでおろしつつ、他担に対する罪悪感と雑で下品な内容に怒りが湧いた。

これは感想自体には直接は関係ないことだが、自ジャンル炎上に巻き込まれてる時点ももうめちゃくちゃ悲しいしめんどくさい。別で言ってるがこのサービス問題がありまくりだ。

それにひとつも気づかずサービスをおっぱじめた感想屋も憎ければ依頼した人間も憎い。できれば平穏に過ごしたいと思うのはどんなオタクもそうだろうが、とくにこのゲームはサ終が決まっていて本編もクライマックスであり、金で感想を書く配慮の足りないサービスに荒らされるのは時期もあいまって不快まりない。

布教だの感想を書けだの、そういったことは片道フォローだろうがROMだろうがどうでもいいがとにかく自発的な行動が契機となっていなければ中身を伴わない。金で書かれたレビューサクラだ。その人が自分で「いい」と思ってくれるから嬉しいのに。

感想の内容によってはそれが誠実であればまた気分も違っただろうがよりによって「むちむちメイド」だの「カーセックス」だの下品ジョークウケると思ってるイタイオタク日記以下の言葉が並んでは、原作が好きと言う立場から肯定できる要素は皆無である

月並みな言い方になるがゲームに登場するキャラクターたちは魅力的で、それは彼らが世界観に基づく血筋派閥、家庭環境、才能といったそれぞれのハンデを背負いながらそれでも世界を救うために戦おうとするからである。その姿勢文字通り命がけだ。

私はこのゲームが大好きで、彼らの戦う姿をかっこいいと思うし、尊敬する気持ちすら抱く。そして彼らがまだ高校生であることを思い出して、背負うものの大きさ思って胸が苦しくなる。しかしそういった同情心もまた、彼ら自身によってある者は無粋である、ある者は不要であると跳ねのけていく。

それを「キャラが割と見た目と中身にギャップがある子たちなので、そういうのが好きな人結構好きだと思います」とかいうクソみたいな定型文でまとめられたのクッソ腹立つわ。ふざけるのも大概にしてほしい。ポジティブ感想とか言いながら影が薄いだの印象がないだの他キャラsageしないと自分の目が引かれたキャラの話もできてないし。

というかカーセックスより原作名を隠せ。「人の心がない」のは感想屋の方だろう。せめてこのゲームの話をしているときたかだかCVつながり程度で他ゲーのリンク貼るのはいろんな意味無礼からやめてくれ。できればサービスもやめてほしいけど。

では。

追記

なんか「一般向け」と称して感想の第二弾が出てたが腐るほど言われているように一度ネットに上がったものは消えない。まあもとの記事も消してないから何がしたいのかよく分からんが。内容も読書感想文ネットで探してきたあらすじ切り貼りする小賢しい小学5年生レベルキャラ紹介は公式サイト見ればよっぽど分かりやすい。500円だか1000円だかで書いてもらったあらすじとしては妥当なんじゃないですかね。

問題は“感想”屋と名乗っていることだが。

火消しのつもりなら火消しの体をなしていないしアレが対価としてお出しされるのに金払うやついるの?

からずもこのゲームサンプルのようになってしまたこと本当に悔しくてたまらない。地獄の果てまで忘れん。一生恨んでやるからな。

2020-04-11

anond:20200411154200

最初はぼくのおなぺっとがいいと思う。それで「オナホールはこんなもんか、もっといいの買ってみよう」ってなって、

「ないしょのツインテール さな」とかに手を出してく。

このツインテールさなには「奥の細道」という、何回も使用していくうちに開通する穴があって、

シリコン系のホール特有の「熟成(劣化)」もあいまって、ぬるぬると程よい刺激でかなりの名器になる。

自分ホールは7年モノなんだがが、先日初めて女とやった時に、本物の女と殆ど変わらない、それ以上な事に感銘を受けた。

そういう育てる楽しみがホールにあるのも知ってもらいたい。

おすすめホールウィスキーを注いでやる、「アルコールオナニー」なんだが、

やっていくうちに頭とチンコがポカポカして、たまら気持ちよさになる。

未成年の時は酒は飲まなかったが、チンコは飲んでた。今ではそれが誇りだよ。

2020-04-07

結局のところマスク必要ということでOK

2020年1~3月上旬ぐらいまでのコロナウイルス関連記事でのはてなブックマークでのコメントは、マスクはしなくてもそれなりの距離をとれば大丈夫

……みたいなコメントとかが多かったけど、東京を含めた日本全国の感染者数増加の報道が増え、「あれ?想像していたよりも感染力高くない!?」な空気になってきたら、感染者が誰だか分からない環境ともあいまって感染を防ぐには余り効果がないと言われていた布マスク手作りマスクも、ほとんど症状がでていない(かもしれない)感染者がいると思われる現状では必要ということになってきた感じのコメントが多くなってきたと思う。

はじめの頃はWHOレポートが……などと言ってマスク不要論コメントをしていた人も多かったが、現状WHOレポートの想定以上の環境と高い感染力だと思われるので、4月になり「緊急事態宣言」となった今はマスク不要論を言う人もかなり減ったと思われる。

ということで、布マスク手作りマスクでも、マスク必要ということでOKだろうか?

まあそれ以上に、こまめな手洗い・うがいも重要なのでそちらも忘れないように。

2020-03-08

[]3月7日

ご飯

朝食:納豆卵かけご飯。昼食:なし。夕食:豆腐白菜の鍋。

調子

むきゅーはややー。

二日酔い気持ち悪いのと、疲れがあいまって日中寝てた。

疲れが全く取れない。

なにか具体的に体が悪いわけじゃなくて、ただただ疲れててただただ寝たい。

ゲームも遊べてない。眠いから

○本格スマホRPG

箱開けを少し。ダマスカスカスがもう少しで掘り切れるので、そこまではやろうと思う。

2020-03-01

自坦と○ックスがしたい。

しがない独身OLです。

一昨年とあるアイドルにハマり、ファンクラブに入り一年。積もりに積もった自坦への思いを抱えたまま日常生活をおくるのが辛くて、このどうしようもない欲望を漏らしたくて吐き出したくてたまらなくなったので書くことにしました。

私は!!!!!!

自坦と!!!!!!

セックスがしたい!!!!!!

見も蓋もなくて明け透けで品がなくて風情もなくてさーせん!!

でもここからもっと本能丸出しで書いていくので、この時点で「気色悪」と思った方はこれ以上読み進めないことをお奨めします。興味本意で読んで不快な気分を持ってしまう方にも先に謝っておきます。ごめんなさい。

もも我慢できないので好きに書く。

あのさ~~~~~~

マジで自坦がエロすぎるんだけど!!

エロさが過ぎるんだけど!まじエロてろりすと!

私は普通容姿をもった普通人間で、それなりに恋もしたし今も恋をしているし、男の人に不自由したことなくて、欲求不満というものを抱えることなく今まで生きてきたんです。

なのに!!!

いま!!!

自坦とセックスがしたくてしたくて堪らない。

平たく言えば自坦とセックスがしたい。もう少しかみ砕くと自坦とセックスがしたくて、つまりは自坦とセックスがしたい。要するに自坦とセックスがしたいわけです。

最初はね、自坦のことはただの面白い人ぐらいにしか思ってなかったんです。どちらかと言うとかっこよさやセクシーさよりトーク面白さを全面に出したグループ所属しているし。

ところがどすこい

ライブでね!!!

楽器を弾いている彼がね!!!

もんのすごくエロくてね!!!

彼の奏でる音が地下なる洞窟を揺らし(比喩表現)河川を溢れさせ(比喩表現)脳に雷を走らせる(直接表現)ほどに衝撃を与えたのです。

もしこれを読んだ人が同坦であれば「あ、これって自坦のことかも」と思ったんじゃないかな。そう、ベーで始まりスで終わる楽器担当する彼です。

彼をよく知らない人や好みのタイプじゃない人は「へ~? エロいんだ?」って感じかもしれないですけど、彼まじでエロいんです。

とりあえず、まず彼のエロさについて語りたい。

①声がエロ

あ~~エロい~~

彼はもうすんごく優しい声をしていて、甘い歌い方をするんです。

正直、言葉責めかいらん派なんだけど彼の声だとものすごく盛り上がれる自信がある。なんなら全然エロくないワードでも興奮できる気がする。耳元で「銭湯おっさん」って言われるだけで昇天できる。(同坦に握手を求めながら)

②体型がエロ

丸みを帯びた肩まわり。

がっしりした首。

大きい手。

すらっと長い脚。

きゅっとしたりポヨンとするお腹

エローーーーー

とりあえず全身がエロい。

いや、もうこれに尽きるかも。

あのちょっとジトッとした視線がたまんない。

横目で見られるのも、上目遣いされるのも、見下ろされるのもどれも良い。

目の幅がワイドからね、白目の部分が多めだと視線の鋭さが増すんです。

女性がドキッとする角度よく分かってるよね!

好きだよ!(シンプルに)

知らんけど。

正直、自坦のプライベートを知らないので、女性と二人になった時の言動や本当の性格は分からないです。しょうがない。

なのでインタビューやらメンバーと一緒にいるとき雰囲気から読みとくしかないんだけど。

彼は甘えるのが大好きで甘えられるのも大好きらしい。要はイチャイチャしたがり。濃厚接触歓迎派。

そんなん女子みんな好きなやつ!!!

甘えん坊(くっつきたがり)の人って男女問わずエロいと思うんです。体温を感じるのが好きってことだもん。言葉より体温。考えるより体温。馬鹿になってイチャつこうぜ。

私は別にオーラとか見えないし、オーラが何たるかとかよく分かってないです。

ただ、先日初めて番協に参加させていただきまして、自坦をあの明るいスタジオであの近い距離で見させていただいたんですけど、彼のオーラがすごくエロかったんです。

ちょうどドラマ撮影の合間でちょっとお疲れっぽい様子の彼。出てきた瞬間、

「え!! めっちゃエエ男やん!!!!!」

って倒れそうになった。

あらためて自坦の魅力に殴られた。

なんかもう、気だるい雰囲気あいまって、それはもうエロくてエロくてこんなにも色男な男はこの世にいないんじゃないかと咽び泣きました。惚れた欲目ももちろんあるとは思うけど、あのとき世界で自坦が一番エロかった。時を戻したい。

絶対フェロモン多めよね。(同坦に握手を求めながら)

そんな理由で、自坦がエロすぎて私は本当に参っているのです。自坦とセックスがしたい。したくて堪らない。

どうする?

もういっそ自坦とセックスする?

どうしたら自坦とセックスが出来る?

世の中に不可能なんてない。

一般人と付き合うアイドルもいるだろうし、ワンナイトでもいいかアイドルに近づきたくてどうにかコネを繋げて実際にセックスをするファンいるかもしれない。知らんけど。

私の女としての魅力がどうとか、コネが無いとか、彼を誘惑できる自信がないとか、そんな問題は置いといて。自坦と私が同じ時代を生きる人間で性欲がある以上、セックスが出来る可能性はあるわけです。

どうしたら自坦とセックスが出来る?

でもね、誘いかた以前に、私的に無理なんです。

自坦とセックス出来ないんです。

こんなにも自坦とセックスがしたくてしたくて堪らないのに、私は自坦とセックスすることが出来ないんです。

なぜなら、彼がアイドルで、私は「ファン」だから

ファン」って何だろうとよく考える。

ファンと名乗る人には、皆それぞれ、自分の「ファン道」みたいな物があるよね。あなたファン道、私のファン道。みんな違って、みんな良い。一般的定義は置いといて、私にも私のファン道があります

一、CDDVD等の音盤を買うべし

一、雑誌やグッズも買うべし

一、チケット正規に購入するべし

一、ライブや道中でのマナーに気をつけるべし

一、番協の時は自坦だけを眺めたい欲を抑え全力で盛り上げることに徹するべし

一、うちわに困らせるようなことは書かない

一、自坦のプライベートは詮索しない

一、自坦と遭遇することがあっても基本的には騒がず接触せず、もし応援していることを一言伝える場合は自坦や周りに迷惑のかからない範囲で慎ましい行動をとること

これが私の理想的ファン像であり、自分への規律なのです。

なのでね、もし自坦と物理的な接触があったとして、ミラクルが起きて自坦がその気になったとしても、自坦とセックスは出来ないんです。セックスちゃうと、その瞬間に私は私の思うファンはいられなくなるから。私は彼にとって清く正しいファンでありたい。ゆえに無理なんです。

彼のエロさばかりを書いたけども、私は彼のエロくない部分もとても愛していますムードメーカーで、自分が疲れていてもつい場を盛り上げてしまサービス精神旺盛なとこも。洋服音楽にこだわるのが好きで、いつも珍しいものを探している好奇心いっぱいのとこも。自分を愛してくれるファンに、精一杯の愛情を返そうとする優しいとこも。

ファンであることが幸せなので、私はいつまでも彼のファンでいたい。ファンであるということはすなわち「ファンという名の塊」の一部になることなので、「個」である必要がない。ファンとして彼を支えたい以上、彼とセックスすることはあり得ないのです。どんなに彼を愛していて、彼も愛情を返してくれても、セックスをすることのない関係。とてもプラトニック関係。NO SEX, YES FAN!

ぴえん!(泣き笑いの絵文字)

だけど、頭では理解していても、セックスしたい欲求勝手に沸いて来ちゃうからさー。本当に困る。他のファンはこの欲情を一体どうやって昇華しているんだろ。

みんなどうしてるの?

お酒とかスポーツで発散させてるの?

彼氏セックスするときに自坦を重ねてみたり?(最低?)

アイドルにハマるの初めてだから、本当にどうしたらいいか分かんなくて困惑中です。出来ないから余計にしたくなるんだろうね。カリギュラ!!!

妄想を楽しむという方法もあるのかもしれないけど、妄想するとなるとそれは自分の好みのセックスになるわけで、自坦がするリアルセックスとは違うわけじゃないですか。

私の言うセックスというのは単純に甲が乙に丙すれば良い、みたいな話ではなくて、自坦は一体どう丙するのか、自坦の甲はどんな姿形をしているのか、どんな乙に興奮するのか、みたいなことを知りたい!見てみたい!体感したい!という願望なので。妄想や身代わりでは満たされない欲望なのです。

世界いちばんセックスがしたくて、絶対セックスの出来ない相手本能の部分をこんなにも刺激してくる自坦を好きになってしまうなんて。こんなにももどかしい愛の形は今まで知らなかった。

だけど愛してしまったのは私なので、今日悶々としながら彼の過ごす大切な日について思いを馳せるしかないのです。

こんなこと、周りの誰にも話せなくて。ついつい匿名の便利さを利用して書いちゃいました。

そのうち消すかも。

あー、自坦とセックスしたい。

2020-02-27

コラボチケ、引き換え損ねた分を

期間終了後に郵送交換して欲しい

破棄するくらいなら交換してくれ。。。

無理だけど。。。

新型コロナあいまって

数千円とはいえ

ドブに捨てた気分。。。

2020-01-07

[]1月7日

ご飯

朝食:なし。昼食:おにぎり三つ。夕食:キャベツ人参ソーセージスープパンチーズ

調子

むきゅーはややー。

去年、思いの外頑張れてたみたいで、いろんなことがスムーズに進んで定時で帰れた。今週忙しいと思い込んでたけど、随分と楽できそう。

そんなわけで、本当は来週からやろうと思ってた新企画です。2020年ゲーム日記は少し違います。今まで、だらだらだらだらだらと超大作アニメRPGばかり遊んで来ていますが、幅広くいろいろなゲームを遊ぶための新しい仕組みとして「遊ぶゲームランダムにきめーる」を導入します。

○遊ぶゲームランダムにきめーる(はじめに)

これは、僕の悪癖「ゲームを遊ぶ前にダラダラと下調べをしてしまう」を解消するために、遊びたいゲーム候補の中からランダムゲーム選択する遊びです。以下の四つの群に四つのゲーム候補、計十六個のゲーム候補があります。それらを一つのから一個、一日四個のゲームを遊びます。だいたい一つ三十分の計二時間遊ぶ予定ですが、まあこの辺は残業プレイベートの事情との兼ね合いで柔軟にやっていきます

○遊ぶゲームランダムにきめーる「フライハイワークス」:「1:Shizuku」(3DSDLソフト

パズルゲーム。いわゆる一筆書きパズル系かしら。パズルジャンル分け詳しくないけどそんな感じ。

二年ぐらい前に遊んでたと思うんだけど、忙しくて遊ばなくなったのを再プレイ

とはいえ、仕組みを忘れてるのでセーブデータを消して最初から今日は1964(2面)の2-3をクリアしたところまで。

こういうシナリオのない、純粋パズルだけゲームは、割と好きなのだけどココ最近遊べてなかったので、とても楽しい

頭を使うのは苦手なのだけど、試行錯誤の結果解けた時のすっきりー感はゲームならでは。割とこの試行錯誤の繰り返しが好きなので、どうしても最善手を探したりする部分は苦手かもしれない。とはいえ、ただクリアするだけでも良いと思うので、のんびり遊ぼう。

○遊ぶゲームランダムにきめーる「ポケモン」:「4:ポケモンレンジャー」(DS

ポケモン外伝ゲー。この当時多かった、タッチパネルを利用して遊ぶ系のゲーム

タッチパネルポケモンを囲って、ゲットではなくキャプチャするポケモンレンジャーになるゲーム

今日は、チュートリアルであろう見習いミッションクリアして、町のパトロール仕事を受けるところまでプレイ

ドット絵が可愛くて、このポケモン可愛い可愛いのわちゃわちゃ感はドット絵ならで、懐かしい気分になった。

特にチュートリアルキャプチャするポケモンが、僕の大好きな悪タイプポケモンの一匹ヘルガーなのもあって、とても気分良くゲームを開始できた。

シナリオクリア自体はもちろん、恒例の悪ポケコンプもやっていこうと思う。

○遊ぶゲームランダムにきめーる「スマブラ参戦作品元ネタを色々遊ぼう」:「4:スターフォックス」(スイッチスーファミオンライン

スーファミ3Dシューター

難しい! もともとシューティング苦手なのと、昔のゲーム難易度が高いのと、ローポリのいまいち敵なのかアイテムなのかわからないグラフィックあいまってか、ステージ2でいきなり何度も死んでしまった。

難しいとはいえブラスターSE挙動微妙なふわっと感などは遊んでて楽しい

はじめに、でも書いた通りこのランダムにきめーるシリーズは広く浅くがモットーなので、ゲーム趣旨理解したら、どこでもセーブリセットでも使ってサクッとクリアしようと思う。

○遊ぶゲームランダムにきめーる「最高のコンテンツを作る会社ゲーム群」:「3:本格スマホカードバトル」

超大作アニメRPGコラボしたときいて色々プレイしてみた。ただTCGってカード効果眺めてるだけで秒で時間すぎるね。

コッコちゃんと戦えるみたいなので対戦するためのデッキを構築してたけど、少し模索するだけであっというまだった。

適当にググって組めそうなアーキタイプコピーするのがよいかなあ。もしくはサクッと課金してストラクチャーデッキみたいなのを買うとかかなあ。

なんにしろまず、使いたい色ぐらいは自分で決めたいかな。なので、次からは一色づつ使っていこうかしら。

2019-12-15

anond:20191215150249

保険適用ってざっくり3割だろ?

とりあえず自費の方が選択肢が増える(ほけんだと部材が限られたり制限が出る)

のともあいまって

なにを保険適用にしてほしいんだ?

ってのを正確にいえないと難しいと思う

2019-10-18

BLファンタジーラブストーリー

女の私にとって、エロいBLは大好きだ。

そこには、多分ほかの腐女子が持っていないような理由が含まれているのだと思う。

それは、『BLは女の私が絶対経験しないことだから』だ。

私はむっつりスケベ処女だ。更にいえば、今まで男性と手を繋いだこともないようなモテない喪女。本当は彼氏欲しいし、キスセックスもしてみたい。だが、出会いのなさや人間関係の気疲れもあいまってなかなかその夢は叶わない。(単にブスだからかもしれない)

からこそ、普通恋愛漫画を見るのはあまり好きではない。過ぎ去った青春勉強に終われ、理想の学園生活とは無縁。自分と程遠い生活を送る少女漫画主人公は、見るだけで心が傷む。

しかBLはどうだろう。その世界では、イケメン同士が恋をしてエロいことを繰り広げている。そこに女の介入など不可能。どんな美女が登場したとしても、結局結ばれるのは男と男なのだ。これなら、架空女の子嫉妬や憧れに似た変な気持ちを抱かなくて済む。自分比較しないで良いというのが、私がBLを好きなひとつ理由だ。

チョコレートを食べたことの無いガーナの子供たちがチョコを夢見てカカオを育てるように、腐女子の私はゲイセックス経験せずに(出来ずに)それを妄想して楽しむ。それは、都合の悪い部分は無視され、完全な理想を詰め込んだ1級品の妄想だ。当事者になることがないからこそ、安心して妄想に勤しめるのだ。(もし私が男女のエロ漫画に読みふけり、いざ男性とのセックスをしたらと思うと……!きっと現実理想の違いにうちひしがれてしまうだろう)

完全なる架空のものとして楽しめて、現実をつきつけられる訳でもない、そして、エロいもの提供してくれるBLというコンテンツ。だから私はBLが好きだ。

……断っておくが、腐女子の中には彼氏持ちや子持ち旦那持ちの人もたくさんいて、もちろん可愛い子もリア充な子もたくさんいる。

私のクソな考えを、さも腐女子代表言葉のように扱って、『腐女子モテいかBLに走る』などとは決して思わないでほしい。

これはただの喪女独り言。ただ、最近なぜ私がBLを好きなのかを改めて考えて発見したので、ここに書いて吐き捨てておく。

2019-10-16

追記しました】某献血イラスト問題について思考停止しないで読んてほしい

追記しました。

追記の前置き

いろいろな人の意見が見れて良かったです。ありがとう

思考停止」というタイトルにしたのは沢山の人に見てほしくて、煽りも含めてつけました。

結果、沢山の人には見てもらえたけど、ここに突っかかって議論が違う方向にいってしまたことは反省してます

また、ブコメツイッター文字数制限文化から短文で「また変なのが騒いでる」とか「なんでも規制するな」みたいに、問題の表面だけ見てコメントして終わっている人が多いと感じたからです。

最近ネットありがちな悪なら無条件に叩いても良いという雰囲気あいまって余計にそう感じてしまったところがあります

また「性的消費」という言葉が全てまとめてしまい、伝わりにくい表現にしてしまたことも私の落ち度です。

文章が長くなりすぎないように、便利な言葉として使ってしまいました。

議論の妨げになりそうなので使うのをやめます

また、文章が全体的に感情的になりすぎてたなーと、二晩寝て落ち着きました。

追記で言いたいこと

質問リスト更新しようかと思いましたが、AはNGでBはOKなの?じゃあCはどうなの?と水掛け論が加速するだけなのでやめました。(そこを議論したいわけではないからです。答えることで相互理解きっかけがまれ可能性はあるが、そして媒体として無理があります

結局、言いたかたこととしては「現代社会はまだまだ男社会であり、女性は生きにくい」に集約されます

時代の流れとともに変わってきているとはおもいますが、まだまだ女性は「男性に選ばれる性」から抜け出せていない。

(こう書くと、いやキモ男は女性から排除されてる!選んだことなんてない!といわれそうなんですが、男性の生きづらさについては後述するので今は置いておいてください)

からこそ

女性の少しくらいエッチな絵を公的の場に置いてもいいだろう、その方が男性楽しいし」「これくらいのことをいちいち気にする女性は付き合いにくいな、君はそうじゃないよね?」

「こんな小さなことで文句を言ったら男性に煙たがられ、男社会では損をするからやめておこう」「男社会で得をする為には、男性に媚びるしかないんだな、これは仕方のないことなんだから諦めよう」

という男社会迎合するようになっている図に危機感を感じています

女性のしがらみとか、全てとは言いませんが男社会によって形成されている部分もあると思います

また女性らしさを武器に、男社会をうまく生き抜く術を努力して身に着けている女性がいるのもわかります

からこそ「男性に媚びることができない自分が悪いんだ」「男社会で得をしている女性嫉妬する自分が間違っているんだ」と、ずっと苦しかった。

例として「男性をたてることが良い女性です」という本や記事は世の中にあふれていますよね?

そういった男社会を当たり前のこととして肯定する文化疲弊していたことに、気づいたんです。

男性をたてること」の中に広義にはなってしまますが、今回の「男性受けのする性的魅力を誇張した絵を公的な場に設置することに対して【これは普通表現です】と、違和感を唱えないことが良いとされる」事に反論たかったんです。

男性の生きづらさについて

今回は女性の話を書きましたが、同様に女性とは違った、男性の生きづらさも存在してると認識しています

それは否定しないし、もっと言語化して主張したほうが良いと思います(この場は女性の生きづらさを主張したいので、違うところでお願いしたいですが)

私は長いこと、女はイージーモードと言われるけど、男の方がイージーモードじゃん!と思ってました。

男性がどのように傷ついているのかわからなかったからです。

そして、女性では傷つかないようなところで傷ついている部分があったからです。

それからは、なるほど今の世の中は男性も生きづらいんだな、と思えるようになりました。

からこそ、男性にも女性の生きづらさがどこからまれ、どのように傷ついているのか知ってほしかった。

本当は世の中の判断基準男性から女性から、ではなくて「人間から」になってほしい。

気遣いができるなんて女性的ですね」ではなく「気遣いができる優しい人ですね」

男性は頼りになりますね」ではなく「しっかりしていて信頼できる人ですね」

というように人間性を評価してもらえると、お互いの性的役割に縛られる苦しみが緩和されるんじゃないかと思っています

最後

今まで傷ついてきた人たちが我慢することで成り立っていた社会がかわってほしい。

それは新たに誰かが傷つく社会ではなく、時代に沿った落としどころを見つけられる社会です。

お互いの落としどころを知るためには、まずお互いのことを知る必要があると思います

なので傷ついている人たちのことも知ってほしくて書きました。

蛇足

普段エロい!良いですね!とコメントしているのに対し、こういう問題になると「この絵は性的には見えないけど?」と急に真顔になる理由が私にはわかりませんでした。

からこそ、疑問を感じていました。

一番納得がいったのは、この程度の表現規制対象になったら、いずれは書店などから規制されてしまう恐れがあるから性的と認めるわけにはいかない、でした。

実際、書店に並ぶのも嫌!という主張も知っているのでわかります

この事が知れたのは私の中で良かったことです、ありがとう

中には「本当にわからない」という人も居るとおもいます

そういう人には、まだこちから説明が足りていないんだなーとは思います(聞きたくないかもしれないですが)

あと「輸血が必要な人のことを考えていない」とうのはそのとおりです、すみません

輸血を必要としているひとは、献血してくれる人が増える事が一番大切ですよね。

その人たちに対して目が向いてませんでした。

からといって、私の意見を取り下げるということはないのですが(規制したいわけではないので)配慮ができていなかったことは事実です。

追記終わり、以下原文

↓↓↓↓↓

最初

キャラ原作否定したい訳ではないです。

キャンペーン規制したい訳でもないです。

ただ、男女ともにこのような表現を許容することが、現在の「女性性的に消費される苦痛」の温床になっていることを知ってほしい。

性的に消費されることの苦痛男性にわかってもらうのって難しい事だと思ってます

から、何回でも言います

性的に消費されることを受け入れている女性もまた、私のような事をいちいち言う存在煩いことでしょう。(でも、煩いと感じるということは、性的に消費されることで傷ついた事があるからではないでしょうか)

キモい、エロいのが駄目なんでしょ、お気持ち案件、と言われるのが耐えられず長文を書きました。

ポスターNGな部分

献血という公的な場で、女性性的に見ることを許容する描かれ方をしている点です。

萌え絵から巨乳から、ではないです。

胸を平均的な大きさにしたとしても、身体ラインそのままの衣装や、アヘ顔とも取れる表情やポーズが残ります

まりイラスト全体が女性性的に見ており、またイラスト女性もそれを許容している表現公的な場に相応しくない、と言いたいのです。

まりどういうふうにNGなの?

女性性的に消費する事は普通の事なんだよ、という教えが公的の場におかれていることが問題なんです。

当たり前のように世の中にあったら、それが当たり前なんだ(文句を言う方がナンセンスなんだ)と思ってしまいませんか?

若いからそういった環境に身をおいていると、段々感覚麻痺してしまます

男性向け雑誌など、意図がある媒体表現されているのは問題ないです。

男性向け、という意図があるので、当たり前なんだ、とはなりにくいです。

よくある質問

たかが絵でしょ?

女性性的に消費する絵が公的の場に置かれ、許容されている事が問題なのです。

こういった思考の絵を、個人で楽しむのは問題ありません。

現実巨乳の人に対する差別コンプレックスでは?

現実巨乳の人は公的な場で、性的に見られることを許容していませんよ。

ただ普通に服を着て、生活しているだけです。

その服が巨乳を強調するようなものだったとしても、その人が良いと思って着ているのであって、男性に消費されたくて着ている訳じゃないです(あくま公的な場では)

ワンピースはどうなの?

ワンピース女性キャラの胸も大きく描かれていますが、公的な場で性的に消費されることを許容するようなポーズをとったイラストが使われることはないですよ。

作中でお色気シーンがあるのはストーリー上の意図があるので今回の問題には当てはまりません。

セーラムーンの衣装エロいよね?

セーラームーン女性の為のコンテンツであり、性的に消費されることを許容するようなイラストなどは無いと思いますが…。

女性の強さ、美しさなどを表現している作品で、男性に媚びるような意図はないと思います

大きいお友達セーラームーン衣装を見て、エロいことを考えるのは別に良いのです。

エロいと思っても、公的な場で女性向けに展開されているコンテンツに対して「セーラー服で戦う女性ってエロいよな!」とは発言しないですよね?

セーラームーンを男は読むな、とかそういうのではないですよ。)

エロが駄目なの?服着てるじゃん

エロではなく、女性性的に消費する絵を許容することが駄目なのです。

女性らしさや、女性の美しさを表しているだけのもの問題ありません。(モデルさんの水着姿など)

表現自由では?

公的な場でなければ自由にやってください。

私もオタクなので、表現規制されることに怯える気持ちはわかります

受け手にとって都合の良い表現生活の糧にしている気持ちもわかります

そういうものを、見たい人が自分選択して見ることは良いことだと思います

子どもをダシにするな、自分が見たくないだけでは?

子どもが成長して、自分選択して見るぶんには止めませんよ。

ただ、公的な場において公的コンテンツですよ、と展開されていることが問題なのです。

社会として、許容していることになりますから

小さい頃からのこういった刷り込みで「女性性的に消費しても怒らない存在なんだ」「女性性的に消費されるのは当たり前の事だから怒ってはいけないんだ」という意識が少しずつ形成されていくと思っています。それを危惧しています

フェミニストがまた騒いでる

思考停止しないでください。お願いしまから

今までは許されてきたことなので、感覚麻痺してしまうのもわかります

実際、私も数年前までは何が問題かわかっていませんでした。

感情論にせず、言語化して訴える人がまだまだ少ないからだと思います

■私は女性だけど、なぜこんなに騒ぐのかわからない

まりにも女性馬鹿にされてると思いませんか?

こういう絵を公的な場で起用しても女性は怒らないと思われているんですよ。

些細なことだとは思うし、今までのように目を逸らしてやり過ごすこともできます

ただ、それだと女性性的に消費されることによって傷つく社会を変えることができません。

女性から、という理由無用に傷つきたくない、傷つく人を減らしたいとおもっています

2019-10-15

私は昔偽善者だったことがある

確かあれは、合格して来春から通うことになった高校へ何らかの書類を提出しに行った帰りの電車の中だったように思う。

隣には友達のお母さんがいて、私はそのお母さんと一緒に電車に乗り込んで、3人がけの座席の前に立った。

目の前の席にホームレス男性が座って寝ているのに異臭で気づいた。

友達のお母さんも私も何も言わず男性のことには何も触れず、車両を移ろうかというそぶりも見せず、全く関係ない話をして目的の駅で降りた。

全く関係ない話をしながら(臭うなあ、ここに立つ前に気づいていたらこんな席来なかったのに。今更どこか別の場所に移ろうとお母さんに伝えたら、目の前の人は嫌な気持ちになったり怒ったりするだろうか。お母さんや全く気にしないそぶりで座っている周りの人は、この子ホームレス差別するような子だと思うだろうか)とずっと考えていた。

もう25年も昔の話だ。


就職して何年か経ち、もらったはいいが持て余した夏休みを、一泊二日の箱根ひとり旅に使おうと出かけた時のことだ。

よくある観光コースの例にそのまま倣って、旅館へは直行せず、ケーブルカーロープウェイに乗って向かうことにした。

観光シーズンからロープウェイに向かう行列は非常に混んでいた。だいたい30分〜1時間は並んでいたように思う。今のようにスマホで気軽に暇が潰せる時代ではなかったので、みな愚直に待っていた。

すると私の何人か後の行列で奇声が上がった。知的障害を抱えた成人男性特有の甲高い声だ。

声はそれからも断続的に上がった。静かにするよう諭す保護者の声はなく、誰も何も言わなかった。しかしその場にいる多くの人が無言のストレスを抱えていたこともわかった。

混雑もあいまって行列殺伐とした雰囲気に包まれていた。

(静かにしてくれ)と思いながら私は待っていた。(あの後ろの人と同じロープウェイに乗る羽目になったら景色台無しだ)というような事をおそらく考えていたのだと思うが覚えていない。

そのとき私は前に並んでいた人から罵声を浴びたからだ。

かにも、後ろの障害者男性から少しでも距離を離そうと歩を進め、無理に前に詰めようとしたから。

「ああ、後ろの人と一緒になりたくないのを見透かされた」という感情に頬を張られた衝撃しか覚えていない。

結局件の男性は一つ後の便のロープウェイに乗った。

この箱根旅行で唯一楽しかったと思えたのは、翌日の早朝にたった1人で散策した広場ウッドチップの柔らかさと澄んだ空気だけだ。

もう20年も昔の話だ。


私は昔偽善者だったことがある。

「お前は偽善者だ」という恥を突きつけられた、あの恐ろしい2つの思い出を忘れた事はない。

あんな思いをするくらいなら差別主義者だと非難される方がずっとましだった。


から今の私は差別主義者だ。

彼らとは関わりたくはない。彼らを助けるために税金が使われるのは全く構わない。けれど自分の目の届かない場所でやってほしい。彼らを助ける労力を担う人に十分な報酬を与えてあげてほしい。

私は彼らと同じ場所で過ごしたくはない。同じ避難所に入れというなら心底嫌だが甘んじて受け入れる。けれど不潔な人間免疫力のない子供妊婦病人、老人を近づける事を決して許したくないし、幼子でもないのにあたりの迷惑を顧みず騒音を垂れ流す人間に心近しく接する事は決してないだろう。

差別主義者の私にできることはそこまでだ。

かわいそうだから助けてあげるべきだ、それが人権だ、それをしない職員は人でなしの無能だなどと口が裂けても言いたくない。


私は差別主義者だ。

だが自分偽善を疑うことすらなかったあの頃よりはずっと明快な気分でいられる。

2019-09-03

anond:20190903163613

キングギドラってすげーよな!

「ピロロロ ピロロロ」なんてのが鳴き声なんだぜ!?

黄金体躯あいまって神秘性を感じるわ

2019-06-04

ライブMC中に怖くなった話

とあるミュージシャンライブに行ってきた。

といってもその日の彼は楽器はやらずに歌うだけだったので

シンガーと言った方が正しいかもしれない。

サポートピアノと、ボーカルだけで構成されたライブ

シンプルながらもオシャレで、歌声には情感もこもっており

飾らない言葉で紡いだロマンティックな歌詞あいまって

とても素晴らしく、いい雰囲気で進行していった。

で、問題トークコーナーの時に起きた。

サポートピアニストの方と、そのシンガーの二人でトークを進めるのだが

どうも話が噛み合っていない…というか…

当日のトークを一語一句覚えているわけではないので

雰囲気再現するとこんな感じ。

ピアニストB「こないだ水族館に行ったんだけど、やっぱ久々に行くと楽しいよね」

シンガーA「わかる。たまに行くといいよね」

B「イルカショーとか子供とき以来だったんだけど、すごい楽しめたよ〜」

A「うんうん」

B「で、ランチ食べようってなった時に、館内のレストランに行ったらさぁ」

A「え?館内って?なんの?」

B「え?水族館

A「…あ〜うんうんそっか」

みたいな感じ。

ピアニストの方の主語はずっと「水族館」で、水族館に行った日のことを話していて

「館内」はもちろん「水族館内」を指してるわけなんだけど

シンガーの方は、話の途中で主語を見失って、その度に聞き返していた。

これが、トーク中に1回や2回あったなら

シンガーの方がちょっとボーっとしちゃってたのかな?で済むけど

トーク中に何回も、下手すりゃ何十回もこういった聞き返しがあって

めちゃくちゃ怖くなってしまった。

ちょっと疲れてただけとか、たまたま寝不足で頭が回ってなかっただけ、とかならいいけど。

何度も聞き返すシンガーの横顔を眺めながら、とてつもない不安に駆られてしまった。

2019-05-29

anond:20190529160111

女性専用車両って、それ自体が男全体を痴漢予備軍とみなしているような不愉快さと、

痴漢発生のコスト関係ない男に背負わせる理不尽さがあいまって怨嗟対象となる風格十分だもん。

これだけ道理が分かっていながら「ミソジニー」とは...

2019-05-28

サッカーラグビーアメフトの違い

サッカー

かいボールコントロールしづらいので、選手が満遍なく散らばり、短いパスをつないで相手のゴールに迫る形になりやすい。

ポジションとしては、前に行くほど攻撃選手、後ろに行くほど守備選手、という大まかな役割分担がある。

身体へのタックル禁止されているので、選手同士の身体接触は肩をぶつけるくらいしかない。

とはいえボールごと相手身体を刈るようなプレーはあり、まったくの安全というわけではない。

ラグビー

前方にパスができないので、横一列に並んだ状態で横へ横へパスをつないでいくような形になりやすい。

倒されながらも少しずつボールを前方に運んでいってゴールエリアまで持っていく、というイメージである

ポジションは、相手ボールを奪い合う「フォワード」と、フォワードからボールを受け取って走りだす「バックス」に分かれる。

アメリカンフットボール

すぐにプレーが止まるので、短く区切られたプレーを繰り返していくイメージである

そのため、あらかじめ「こう投げる」「こう走る」という作戦を決めておきやすい。

ラグビーは後方にしかパスを出せないので、敵はだいたい前方にいて、タックルは正面から行われるが、

アメフトは前方にパスを出せるので、ボールを取った瞬間に後ろからタックルを受けることもあり、ラグビーより危険である(ので防具をつける)。

選手交代に制限がないのでポジションごとの専門性が強まりプレーが止まりやすいこととあいまってアメフト戦略性を高めている。

2019-04-14

体感で言うと女子トップレベル勉強できるやつは男に比べ少ない

とにもかくにも数学が苦手な女子男子に比べて多すぎる。この事実トップレベル勉強できる女子を少なくしている要因と言っても過言じゃあねえわな。中学受験塾で塾講師してたけど、小学生からすでにこの傾向があるし。女子は本当に算数が足かせとなって志望校ランク下げるっていう。

で、国立大学ののトップ校は文系理系とも数学必須から、そこでまず足切りされてるのはあるよね。そこに女子浪人しないとかの要素もあいまってトップ校に女子が少ない問題が起きてる感じ。

2019-02-12

30のオッサンピンサロに通うことを覚える

童貞で未だ彼女ナシの30のオッサン

数ヶ月前からピンサロに通うことを覚える

好きなアニメキャラはふくよかなおっとり系巨乳のお姉さん

俺はおっきいおっぱいが大好きだ

風俗では指名料をケチるのだけは良くない、ということを耳にしていたので、

最初は目に入ったカップ数だけを基準Gカップの子指名してみた

おっぱいこそ大きかったが細身だったため、パイズリで密着したとき肉感いまいちだった

あとで見たらWの数字が他の子と比べ小さかった

情報を汲み取れていなかったことを後悔した


F以上でWもそれほど細くない子を選んで指名するようになった

フリーで入ってみたことがあったが、当然おおきいおっぱいは出てこない

指名料を払うことでおっぱいが大きくなるのであれば…

そう考えて俺はフリーでは泳がないことにした


週一、二ぐらいのペースで色んな店を回り、おっきいおっぱいをさがし求めた

遠方でたまたま入った店に居た子はおっぱい肉感も良く、

顔も俺の好きなたぬき顔でかわいくて愛想も良くて最強だった

近場だったら通っていたと思う


特定の子指名することなく色々と試していて3ヶ月ほど経ったが、

ついに運命の子出会うことになる

顔はそこそこ肉感よしおっぱい良し

フェラはあまり上手くないが、会話した感じの相性が良い

色気はあまりないものの、初めてなのに自然体で過ごせる

二日後また指名した


最近起きたことを報告しあってしばらくイチャイチャしてエロいことをする

日常の延長間が楽しくて、彼女が居たらこんな感じだろうか、と夢想した

そのまま通い続け、貯金が毎月5万ずつ減っていく生活が続いた


色々とムシャクシャした日、帰りはピンサロに行くことを決めていた

しかしお気にの子は出勤していない

普段だったらお気にの子以外に払う金はないとそのまま帰宅するところだったが、

その日は仕事が上手くいかなく、とてつもなくムシャクシャしていたのでピンサロにいくのは決定事項だった

普段行っているお気にの子がいる店で別の子指名するのはなんだか気兼ねして、別の店に行った

いつも通りの方法指名してみると、数値よりも細身でおっぱいもそれほど大きくない子が出てきた

その日のコンディションなどもありブレがあるものなので折り込み済みとは言え、

少しだけガッカリしてしまった、しか美人であった

ほぼほぼ会話もせずにベロチューが始まり、終始積極的にベロチューしてくれる

会話のないままエロいことをする色気のある空間にその日の疲労感もあいまってかめちゃくちゃ興奮してしまった

おっぱい以上にベロチューも大好きなので店を出たときの充実感がすごかった


俺の中でピンサロにいくことが決定している明日

お気に入りイチャイチャFカップとベロチュー美人の両方が出勤する

どうするか揺らいでいる自分がいる

お気にの子不義理は出来ないが、ベロチュー美人に惹かれている自分が居ることも分かっている

女の子の間で板ばさみになる日が来るとは思わなかった

彼女にするとしたらどちらがいいんだろうか

ロチュー美人内面はまだ知れていないからもう少し知る必要がある

そう、知る必要があるのだ

2019-01-28

体調悪くなりすぎる増田さん、

どこか、寮生活でも出来るといいですね

お勤め先に独身寮でもあれば

そういうので、ごはんは皆と食堂

みたいな規則正しい生活したら

ひょっとしたら体調治るのでは💦

飲み過ぎとか

冷えとか

運動不足とか

バランス悪い食事とか

そのへんがあいまって

きちゃってるんじゃないのかなー。

心配です。

2019-01-12

スーパーでつきまといに遭った。

結果モヤモヤすることになったのでメモしておく。

スーパー特設コーナーの棚を見ていたら、後ろからぴったりカートをつけてくるおばあさんがいるのに気づいた。

最初は、わたしの見てる棚を見たくて圧をかけているのかな?と思ったけれど、棚の前を空けてもそこを見ることはなく相変わらずわたしの後ろについてくる。

わたしが止まると止まる。

会計をする時も後ろについてきたし、(その人は会計せず)その後食料品コーナーへ向かっても後をつけてくる。正直ゾッとした。

何か気に障ることでもしたのかな?と思うが、向こうから声はかけてこない。

こちらは子どももいるし、なんだか気味が悪いので早足でスーパーの中をぐるぐるまわりながら逃げ、エレベーターで別の階に向かった。

しばらく子どもを遊び場で遊ばせ、また食料品コーナーへ買い物へ向かうと、例のおばあさんがうろついていた。

ギョッとするも平然として普通に食料品コーナーをまわっていくが、やはりついてきている。前より距離は空いてる気がするけど、近くまで来ている。怖い。

セルフレジに向かうと、今度は会計終わった人が向かう側で待ち構えている。めちゃくちゃ怖い。

近くにいた店員さんに相談したら上の人がやってきて、一応話を聞いてくれた。

彼の話によるとおばあさんはほぼ毎日朝早くから時間スーパーにいるが、特に実害を与えるような行為は見受けられないとのことだった。不快行為をされたのであれば警備に一声かけてもらうことも可能と言われたが、今回は実害はないしスーパーの人と話してるうちにおばあさんもどっか行ったため、それはやめておいた。

おばあさんは一見普通に見えたが、持ち物は正直普通ではなかった。詳しくは書かないけど。

なにか精神疾患持ちか、認知症かあったのかもしれないなーと思う。

出来事は以上なんだけど、わたしの心の中は超モヤモヤしている。

ひとつスーパー店員さんにこちらが過剰反応気味で面倒くさいと思われてることがありありと伝わってきたことだった。

正直認知症精神疾患持ちの人が何かやっていても、ある程度はスルーするのが普通なのかなと思うけど今回はわたしは怖くて黙ってられなかった。

つきまといの人に直接何かすることができなくても、見知らぬ人につきまとわれることの怖さを誰かにわかって欲しかったんだと思う。

店員さんも忙しいのでそんなのは無理だとわかってはいるし、文句をつけるつもりはない。でも、伝えたこちらがバカというかクレーマーというか、うるさく言ってる人に見られてる感じがしたのがとても辛かった。

もうひとつ自分へのモヤモヤ

普段ネット精神疾患が叩かれたりバカにされてるの見ていて、ひどいな、もっと寛容になればいいのにと思っていた。

ある程度の奇行しょうがないだろうと。

でも実際に自分奇行をされる対象になるとめちゃくちゃ怖くて、辛かった。

おおらかな気持ちにはなれる気がしない。

からそう思えても、その時は無理だった。

店員さんの反応もあいまって自分の器が狭いからこんなに過敏に反応してしまうのかな、と思うと自分が心底情けなくなる。

綺麗ごと大好きなのに、全然自分は綺麗ごとできてない。自己矛盾しまくりで自己嫌悪だ。

とにかくモヤモヤしてる。

とっちらかった文章になってしまったが、メモなので。以上。

2019-01-06

匿名ラジオ

匿名ラジオは、オモコロライターでお馴染みのARuFa目線の人)とダ・ヴィンチ・恐山仮面の人)がトークするラジオ

youtube公式チャンネルであがっている。

これがすごく面白かったので魅力を紹介したい。

個人的には数多の面白記事で有名なARuFa目当てで聞き始めたのだが、実は、オモコロ記事だけでは計り知れなかったダ・ヴィンチ・恐山の天然の魅力やトーク能力もすごいラジオだった。

もっとクールで冷めたタイプかと思っていたら、ノリノリで話を盛り上げてくれる温和な変人だった。

匿名ラジオ芸人ラジオのようなガツガツ感とは違い、なんとも言えないユルさがいかにもwebラジオで、まったりと聴いていられる心地よさがある。

このユルさを許容できるかどうかで、結構好き嫌いは分かれるかもしれない。

ARuFaの話し方は、意外にリア充系というかテンションが高めの勢い重視系で、意味がわからない面白ネタをノリだけでボンボンぶつけてくる。

普段記事スタイルから話を丁寧に組み立てて進めるタイプなのかと思ったら、ものすごく適当なことを放言していくスタイルだった。

頭がブッ飛んでいるのは各方面証言からも本当のようで、急に突飛なことを言いだして恐山が引きながら突っ込みを入れるのがお馴染みのパターン

ARuFa単体でも面白いのは間違いないのだが、ラジオ番組としては適切なパートナーがいないと成立しないタイプかも。

恐山は、知識が広く言葉選びのセンスが抜群で、与えられたお題の中で面白い展開を探っていくタイプ

小説家でもあるため想像力も豊かで、視聴者がついて行ける範囲で話を膨らませていくのが非常に上手い。

ラジオ的なことを言えば滑舌にほんの少し難はあるが、ARuFa破天荒暴走を的確にいなしたり、コンビとして物凄くうまくラジオをまわしている。

あと叫び声をあげるとよくタンが絡む。

恐山独特の才能が良くわかるのが、

#34「この世で一番かっこいいアルファベットを決めよう!」の回。

比較的地味な回だが、アルファベットだけでこんなに笑える話を展開できるのかとビックリする、ザ・文化系と呼ぶにふさわしい傑作だと思う。

持ち込み企画なので冷静に理論武装してくるのかと思えば、「第五位、J。一角で書ける割に、かっこよさがすごい」「Uは正直恋人としては、無い」などユルめながら変幻自在コメントをしてくる。

文字にすると伝わりづらいのだが、音声で聞くとそのおっとりした口調もあいまってわず笑ってしまう下らなさ。

こんなしょうもない話に同じ温度で付き合い、ランキング結果に本気で一喜一憂してはしゃでるARuFaも流石。

といっても、基本はアニオタ思考ラジオなので、オタク文化に親しみがない人にはいまいち良さがわからいかも知れない。

逆にいうと、アニメ系に親しんだ人なら抱腹絶倒できるトークスタイルである

#101「世間知らずのお嬢様になりきれば、つまらない夏も楽しくなる!」」の回では、お嬢様視点を実演する恐山が、独特のたどたどしい口調でチョコバナナを「ショコラバナーヌ・・?」と呼んでみたり、さらっと「花火が見えないのであの公園を買収いたします」「ベトコンの再来ですわ!」というセンテンスを挟む「お嬢様ネタ」がオタクのツボで面白い。

また、#109「それは決して叶わぬ夢、お姉ちゃんが欲しい!!」の回では、

ARuFaの出した「ガサツな姉」「甘々な姉」などの欲しいお姉ちゃんパターンの他に、恐山が速攻でギャルねえ。」という回答を出していて、その的確すぎる言葉選びには感動すら覚える。

二人の掛け合いのテンポ感は是非実際にラジオを聞いていただきたい。

#29「理想的な将来のビジョンさらけ出そう」披露した、「将来は探偵事務所を開き、猫を探していた女子中学生意気投合して彼女助手として雇い、二人で解決した事件顛末小説にまとめて暮らしたい」というボンヤリ妄想も、オタク濃度が高すぎて天才かと思った。

匿名ラジオは、あるあるネタシチュエーションネタを語るパターンが多いので、恐山が女役を演じる機会もやたらあるのだが、これが妙にしっくりくるのも個人的にツボ。

#65「子ども質問にすぐさま適当に答えよう!」の謎の女児「すぎやまみ小学三年生」は、恐山のふにゃふにゃした喋り方がぴったりハマっていて、最強の当たり役だと思う。

の子に対して急に「泣いてみて。」と言い放つARuFaも頭がおかしくて好き。

二人のトークはどれを聞いても笑えるのだが、ラジオの初期ではまだお互いに探り合っていて当意即妙の掛け合いにはなっていないので、はじめは#20以降を聞いた方がいいと思う。

月ノ美兎(!)などのゲストを呼ぶ回もたまにあるが、二人だけでグダグダと話をしているときの方が特有安心感があって面白いので、最初に聞くのはあまりオススメしない。

(※この回では恐山がまったく発言せず、女性ゲストが出るから緊張したんだね~とコメント欄でからかわれていたのだが、あれは口内炎のせいで喋れなかったんですよ!と大声でブチ切れる次週のトーク面白い。怒った恐山は貴重である

個人的初見の人にすすめるなら、アニメあるある話を展開する、#32「ラストバトルでOPテーマ流れる演出は最高」が聞きやすいかと思う。

アニメ好きの人だったら誰もが「あるある!」と共感しつつ、二人の空気感に親近感を覚えるはず。

オタク話なので趣味が合う人には親しみやすく、かといってトガり過ぎてもいなくて、入り口としては結構いい回だと思う。

#39「もし自分主人公になったら、きちんと物語を回せるのか?」も、話してる内容はまさに痛いオタクの会話なのだが、動画演出が異様なほど凝っていて痛さが芸に昇華されている回。コンテンツを作れるオタク底力を堪能できる。

こちらは少しオタク濃度が高めなことは注意しておく。

萌えアニメに特化した回なら、

#93「アパート管理人になったら、どの部屋にどんな萌えキャラが住んでほしい?」がツボを突いている。

ARuFa妄想の完成度が研ぎ澄まされていて、自分で考えた幼馴染の名前が「ひなた あおい」、酒飲みのお姉さんが二階に住んでいて、ロリ双子が部屋に押しかけてくるなどのダメ暴走っぷりに、オタクならば「俺もこの会話に参加して~!」と悶絶するはずだ。

同じアニメ系統だと、

#13「一度は言いたいセリフ『とにかく服を着てくれ~!』」

#89「さえないオタク眼力だけで不良をビビらせろ!『殺す眼』のコーナー!」

などがある。

さらに、二人のトーク関係性がわかってきたところで聞くと最高に気持ち悪くて面白いのが、

#127「モテモテになるために『俺様キャラ』になってみよう!」なので、これは後の楽しみに取っておくことをオススメしたい。

既存作品商品から妄想を拡げる形式の、

#75「ちびまる子のクラスメートサバイバルした時の必勝法とは?」

#86マリオ主催する立食パーティに誘われたらどうすればいいの?」

#44「エナジードリンク、どれも同じ味じゃない?」

#35「決定!野原しんのすけ達と飲み会をする時に最適な席順」などは、それぞれの作品を知っているほど「こんな語り方もありなのか!」と興奮する面白さだと思う。

マックグリドルソーセージエッグショタキャラっぽい」という話からARuFaが「レースのきん○ま袋」を想像して一人で勝手爆笑してる#103「マクドナルドハンバーガー友達になるならどれ!?も、マクドナルドに行ったら思い出し笑いしてしまう傑作。

オタク系以外のトークももちろんオススメ

二人の愛すべきダメさがよくわかる、

#31女子高生集団、後ろから追い抜くの怖過ぎ問題

#108「行かない旅行の予定だけを立てるとすごい楽しいね!」は、放課後友達グダグダ話を聞いている雰囲気楽しい

いい歳した大人2人が「理想友達」について延々と話し合う様がシュールな、#63「全人類から好かれる『最強の友達』を作り上げよう!」も傑作。

妄想で作り上げた恐山の友人に、ARuFaまでもが徐々に惹かれていく流れが楽しいしよく考えると異常だしで、とても素晴らしい。

妄想友達と4人で遊びに行くオチの部分で、恐山が見せるリアクションの巧みさにも笑った。

仲の良い友人が楽しんでいる空気が満載、ついでに二人の演技力も満載の、#52「祝一周年!忘れもしない、あの日起きた大事件を振り返ろう!」も、webラジオという舞台で二人が真剣にふざけ合っていてとても面白い。

オモコロ記事に親しんでいる人なら、

マンスーンがゲストで登場する、#118「モテるために自分の『ヤバい部分』を他人から指摘してもらおう!」が聞きやすいかもしれない。

ARuFaモテない理由を知人にアンケートし、その調査結果を元にARuFaをイジる内容。勝手にこんなことをすると恐山が「ARuFaビンタでビン殺される」可能性があるため、年長者のマンスーンが参戦。オタク属性が強いためか、二人のトークスタイルにも一番馴染んでいるゲストで、この回もいい味を出している。

#77「ごめん!ARuFaお腹壊しちゃった!」も、お腹を壊したARuFa恐山トイレ越しに4、5分会話するだけのラジオで、いかにも昔のオモコロっぽいテイストかも。

「なんなんですか本当に!もう帰りますよ」「いや帰んないで帰んないで、近くにいてくれ」「気持ちわる」等のやり取りが聞ける。

ARuFa作曲能力の異常な高さが後半で判明する、#88「確信はないけど『恐らく自分が得意なこと』に挑戦してみよう!」オススメ

「ちょうどアイス」という本来存在しない「けいおん!」の曲を即興で作って披露するのだが、まず普通にクオリティが高すぎるのが逆に面白い。繰り返し聞いてもやっぱり良い曲だし、アカペラなのに曲のアレンジすら想像できるレベルで、その作曲センスに驚かされること間違いなし。

お題として出された「エロエロバナー広告」が爽やかな少女漫画原作アニメ主題歌っぽくなっているのは腹を抱えて笑った。

(いまさらだが、「ちょうどアイス」を豊崎愛生カバーしていた

他にも、回によってはループものアニメ演出を活かした動画なんかもあったりして、ARuFaの器用さや芸達者ぶりがよくわかる。

ARuFa母親が弟の○○○をARuFaランドセルに入れた話をヘラヘラと話してるのも気が狂いすぎててやばい

これがタダで聞けるのは本当にすごいことだと思う。

(面倒くさくてARuFaが設定していないため)広告も入らないので途中で邪魔される事はなく、1本あたり10分~30分程度で楽しみやすいので、是非聞いていただきたい。

2018-10-20

千田氏の問題提起説明してみる

はじめに

 キズナアイNHKウェブサイトにおいてノーベル賞解説記事に登場しておりましたが、そのことをきっかけに、千田有紀氏などが指摘をし、さまざまな方面から千田議論に対する批判が寄せられ、さらには社会学のものに対する批判もされているところです(これらをキズナアイ論争と呼びます)。

 ですが、そのざまざまな批判を読んでいると、「これって実はコミュニケーション不足で、伝わっていないんじゃない?」と思うことが多くなりました。いろいろあって社会学を学んだ人間として、それはちょっと悲しいなという思いがあったので、千田氏の問題提起ちょっと分かりやすくお伝えできればと思います

筆者の立場

 筆者は、社会学修士号を得ています。今は大学から離れているのですが、離れてそう長くはありません。専門は千田とも重なる領域家族ジェンダー)もありますが、教育メディアでした。

本稿のスタンス

 あくまで、千田問題提起がどのようなものに基づいて行われているのかを解説するもので、その意見妥当性とかは議論しません。私個人としては、千田立場に立てば理解でき一理ある議論ではあるが、だからといって、それは多くの人の理解を得る話法ではないし、その背景事情を一切踏まえていないのは、学術的に一定ポジションにある人のする作法としては疑問を感じているというところです。また、千田学術的貢献はいろいろな批判があるようですが、私は一定程度は評価しています

 なお、アカデミック作法は基本呼び捨てですので、ここでも、基本千田として書かせていただきます

千田氏の問題提起について

 キズナアイ論争のはじまりは、千田投稿記事です。https://news.yahoo.co.jp/byline/sendayuki/20181003-00099158/]

 ちなみに、現在10月13日)、追記もなされており、社会学者にはそれなりに分かる文章にはなっているのですが、一般の人はなおのこと分かりづらいことになっています。後に公表された、『「表現の自由」はどのように守られるべきなのか? 再びキズナアイ騒動に寄せて』記事による補足を踏まえて、まず、千田議論の要点をまとめてみましょう。

 (1) キズナアイNHK解説記事において「相づち」をする役割となっている

 (2) 「相づち」をする役割は、従来から女性が担ってきた役割である

 (3) 従ってキズナアイ解説記事における役割は、従来の女性が担ってきた役割を担っていることになる

 (4) そのことは、理系と呼ばれる分野で活躍する女性などに対して、好ましい状況を生むようなものになっていないのではないか

というところに整理できるかと思います

 社会学特にジェンダーフェミニズムを学んだ人だと、この4つの間を頭の中でこうかな?と繋ぐわけですが、普通の人はフェミニズムを体系立って勉強するわけでもないと思うので、「はて?」となるわけです。更にいえば、一つ一つの要点が「え?!」という感じになるかと思います

 千田議論理解するためには、とりあえず(1)は正しいものとして引き受けておいてください。そこが正しくないとなると、そもそも議論の前提が崩れてしまい、議論そもそも成立しなくなってしまうので、ご理解ください。

千田議論理解するための知識

千田議論理解するためには、いくつかの知識必要となります。一つは、千田の専門でもあるフェミニズム、もう一つは会話分析というものです。順に簡単に紹介しておきましょう。

社会学とは

 社会学は、社会対象とした学問です。といえば、早いのですがそれではよく分かりませんよね。社会学は、社会がどのように成り立っているのか、つまり社会の秩序はどのような形で形成されているのかを探求する学問です。例えば、古典的社会学特に日本戦後社会学では「農村」が特に注目されました。農村における人々のネットワークや、家族の在り方、そういうものに関心を持っているのが社会学です。

フェミニズムってそもそも

 フェミニズムを正確に定義することは困難ですが、フェミニズムを雑にまとめると、「女性地位を向上させようとする取り組みであったりそれを支える理論」というような言い方ができると思います歴史的には大きく2つのターニングポイントがあったとされています。それが「第1波フェミニズム」と「第2波フェミニズム」です。

 第1波フェミニズムは、1900年代ごろ、19世紀から20世紀へ移りゆくタイミングに起こりました。西欧諸国で主に婦人参政権を獲得する運動が中心に展開され、1920年代にはイギリスアメリカで実現をすることとなります。(ちなみに、日本はというと戦後婦人参政権が認められるようになるのですが、新婦協会青鞜社運動は同時代運動です。)

 第2波フェミニズムは、1960年代頃、社会運動が盛んになった時期に、女性らしさへの問い直しが運動として行われます代表例ではキリスト教社会では長らくタブーとされていた中絶合法化が挙げられます。また、この時代には女性が自らの自由に性を語るということが積極的になされるようになります

 いずれにせよ、その理論根底には、女性男性と同等の状況にないという認識に立っているということがあります

 第1波フェミニズムで焦点化されたのは、法律社会制度というものでした。第2波フェミニズムはというと、法的制度平等であっても、職場ではお茶くみに甘んじてしまっているし、男性と同じように性を語ることはできないというような、日常性差別特に焦点を当てていくようになるわけです。

 現代は第2波フェミニズムの延長線上にあります。#Metoo運動を始めとして、第3波フェミニズムがやってきているというような主張も時折みるのですが、第2波フェミニズムより後のフェミニズム運動について、多くの社会学者が納得しているような分類はまだ確立していないのが現状です。

マルクス主義フェミニズム

 上野千鶴子理論などを理解する上で重要キーワードが、マルクス主義フェミニズムです。そういう立場だと、だから上野千鶴子はそういう立場なのね、と理解できます千田議論もとりあえず、マルクス主義フェミニズム解釈すると、理解がしやすくなると思いますので、こちらを説明します。

 (フェミニズムにはさまざまな立場があります。ラディカル・フェミニズムリベラルフェミニズム等です。フェミニズム一枚岩ではないと、理解しておくと良いでしょう。)

 マルクス主義フェミニズムとは、先ほど、フェミニズム女性男性と同等の状況にないという認識に立っていると説明しましたが、そのような社会状況を生み出しているのは、今日資本主義社会システムなのであるといいます。で、これを理解するためには家父長制というキーワード理解しないといけないのですが、本題より長い解説になるので、そこら辺は上野千鶴子の『家父長制と資本制』をとりあえず参照してください。

上野理論を厳密に言うと、上野は、従前のマルクス主義フェミニズム教条的であるということで、それを乗り越える必要があると、主張をしています。)

 シンプルにいってしまますと、そのシステム資本制)の成立と密接に性差別を生む家父長制制度が続くため、性差別再生産(半分マルクス主義用語ではありますが)されていくということになります

会話分析

 会話分析というのは読んで字のごとく、会話を分析するというものです。まずは、社会学会話分析がなぜ重要になってくるのかをエスノメソドロジーというワードを使って説明したいと思いますそもそも社会学社会秩序はいかにして可能かを明らかにする学問です。そこで出てくる問いの一つにこの社会生活を営む人びとがやっていることを、研究者はどのように理解できるのかという問題です。

 この問題に答えたのが、ガーフィンゲルという人です。ガーフィンゲルエスノメソドロジーという手法提唱しました。エスノメソドロジーというのは、日常生活している人々が言動をどのように理解し、成立させているのかを、日常生活している人々の視点に立って記述するという手法です。

 エスノメソドロジーは、私たちの当たり前が、いかに「うまいこと」成立しているのかを見せてくれます。例えば次のような実験は非常に有名です。

A(被験者)「おはよう! 調子はどう?」

B(実験者)「調子ってなんだい?」

A     「いや、元気かどうかってことだよ。」

B     「元気かどうかって? どういうこと?」

こんな調子で話されると、本当に調子おかしくなりそうですが、こういう実験します。ここで浮かび上がってくるのは「調子」という言葉が、体調や近況を意味しており、それをお互い分かっているという「期待」をもって、Aは会話をしているということです。このような形で、秩序が形成されており、それらは記述可能な形で示すことができるとするというのがエスノメソドロジーです。

 会話分析の多くはこのエスノメソドロジーの考え方を踏まえて行われます。つまり、先ほどの会話のスクリプトのようなものを読んで、そのなかで、AとBはどのような「期待」をそれぞれ持っており、そこにどのような秩序があるのか? ということを考えているわけです。

千田議論を振り返ろう

 冒頭で、千田議論を強引に4点にまとめました。ここまでの道具を用意すればある程度説明ができます。それぞれの項目ごとにみていきましょう。

(1) キズナアイが「相づち」をする役割となっている件について

 そもそも実在人物は「先生役」とNHKサイトでも記載がありますように、ここで想定されているのは「先生」と「生徒」というコミュニケーションです。したがって「生徒役」となるキズナアイ基本的に「相づち」をする役割に当然のことながらなるでしょう。そもそも「生徒」の方が詳しいというのなら、「先生」が「生徒」の役割を担うことになるはずですし、「先生」と「生徒」という形で双方「期待」をもっていることは分かります別にこれが、男子生徒であろうと、まあこういう会話になるだろうなという感じではありますよね。

(2) 「相づち」をする役割は、従来から女性が担ってきた役割である

 これは、先ほどのフェミニズム議論が役に立ちますお茶くみとかの補助業務に当たっていたということは、先の説明でもしましたが、今日でも、「相づち」をする役割は、女性となっていることが多いです。例えば、新春の、一体誰がみるのかよく分からない県知事が語る!みたいな番組がありますが、あのとき大抵女性アナウンサーが話を聞いたりしていないでしょうか。このとき女性アナウンサーは、多くは男性である知事に対して、その発言がしやすいようさまざまな配慮をしながら、質問を重ねていきます

 そこでは、主役はあくま知事です。アナウンサーが主役となって、知事いじめていくというような内容になっていないでしょう。これが、でも、田原総一朗との対談だったらどうでしょう。一気に様相が変わってきますよね。また、地元財界知事の対談だったらどうでしょう。そこに「相づち」はあっても、「相づち」をする役割知事の対談者は決して担っていないと思います。会話の主体になっているわけですね。地元財界の人が女性でも、この場合だと「相づち」の役割はまあしないかと。

 ここでポイントになるのは、知事一方的に語るというような形式を取る時には、女性アナウンサーがその役割を担うことになり、他方、双方共にしゃべる場合には、女性活躍機会が途端に減ってしまうというということです。これは、私たちイメージレベルでも大体共通しているのではないでしょうか。(もちろん、個別具体で違う話も多く、徹子の部屋黒柳徹子をどう評価するかは難しいところですが。)

 もちろん、これは、女性知事と同等の立場役割を担っている機会が開かれていないから、そのようにならざるを得ないという側面も当然ありますが、男性アナウンサーがそうそうなっていないということは、一つこのことを証明するものであるとも言えます

(「相づち」をする役割も高度な役割であるということは決して忘れないでください。)

(3) 従来の女性が担ってきた役割キズナアイ

 ここで、議論はもどってきて、キズナアイは「生徒」役ではありますが、「先生」の発言を引き出すという意味で「相づち」をするということで、記事トップにも出てくる主役のはずが、補助的な業務を担わされていることになります。このときキズナアイ女性と見なすと、これまで女性が置かれていた立場女性積極的に前に出られる環境制度上はなっているにもかかわらず、結局はそうはなっていないという状況と重なる部分はあるでしょう。

 再び、徹子の部屋黒柳徹子イメージすると良いかも知れません。徹子の部屋における黒柳徹子は独特の立ち位置で、徹子の部屋を見て黒柳徹子は単に「相づち」をうつ役割だけではない、ということが理解できるでしょう。なんなら、黒柳徹子の方が目立っていたりします。対談の形式が、黒柳徹子お客様を招いて話をしてもらうというホストであるためであり、従属的関係になっていないというところに、このキズナアイ対談と徹子の部屋の決定的違いがあるのだろうと思います

 そうして比べてみると、キズナアイ女性役割再生産するということになったというわけです。これは、性別役割分業を進めていくものであり、女性にとって活躍の機会が減ってしまうというのがフェミニストたちの主張と結びつけて考えることが可能なのです。

(4) 活躍する女性への影響

 この時、女性は従たる役割を担わされるわけで、その期待が持たれます。そうなると、女性は、主たる役割を担える存在なのにもかかわらず、その期待から、従たる役割を担い続けなければならない、そういった状況にはまってしまうのです。そして、そうした悪循環から脱却しなければならない、というのがフェミニズム基本的な主張です。

 このような女性観で考えられると、女性にとって好ましい立場ではないという千田の主張はそう的外れものではないということは理解できるでしょう。

千田氏の議論の失敗

 千田議論をするという状況を作り出したことでは成功していると評価できますが、その議論の中で、自らの論理妥当性を提示し納得してもらえたかというとそうではないと思います。後の対応によるところも多いのですが、それは、実は最初きっかけともなった記事の一番最後文章であると私は考えます

なお10月3日、9時の時点で、スマートフォンから見ると、キズナアイバストショットしか見えない(パソコンでは、へそなどの下半身が見える)。

 この一文が最後にあることで、キズナアイの見た目(容姿)を問題にしたいのか、と思ってしまう人も多いと思います千田氏は、後の議論でも、キズナアイ役割に焦点を当てており、容姿問題にしていないといっているのですが、冒頭の太田氏の議論あいまって、多くの人が混乱したと推察します。そもそもキズナアイってあくまAIであって性別を超越した存在なはずなのに、性別二元論に回収されちゃうのって、なんだかなと。

 さらにいえば、表現問題に回収してしまったのがかなり難しい問題にしています表現問題にすると、結局妥当表現は何かということに行き着き、その線引きは複雑になってしまい、誰も理解できなくなるため、神々の審判でも仰がなければ、なんとも言えないと思います

 まあ、この発言が全てのオチかと思います

本人が個人的に自説を語るのは「自由」の範疇だが、それを公共空間に置いたらどんな意味もつのか、少しは配慮すべきだったのでは?

https://twitter.com/chitaponta/status/1051615591004438529]

2018-10-10

[]若おかみは小学生!

若おかみは小学生!』を見てきたので感想。いつものごとくネタバレ気にしてないのでネタバレ嫌な人は回避推奨です。あらすじ解説とかもやる気ないので見た人向け。またこ作品書籍漫画版アニメ版あるけれど、それらは横に置いといて映画の話します。

総評

これは120点っすな。点数の基準は「上映時間映画料金を払ったコストに対して満足であるなら100点」なので、「見れて大満足! もうちょいお布施したい」でした。

演出とは裏腹に内容的にはかなりヘビー(というのを見越して爽やかで明るい演出を用いていた)なので、児童文学原作でお子様向け痛快娯楽活劇とは言い切れないんですが、個人的にはクオリティさえ伴えば子供を思いテーマや悲しい作品でぶん殴ってもええやないか、いてもうたれ、子供ってのは子供なりに受け取るんだ派なので、クオリティでぶん殴ればいいと思いますふるぼっこドン

この映画に関してはTwitter児童労働がどうのこうのという話もちらりと耳にした程度で事前情報収集もなく見に行ったんですが、そういう物語じゃなかったですよ。

喪失を乗り越えるという話

じゃあ、どういう物語だったかといいますと、大きく2つの柱が絡み合うストーリーでした。それは大きなテーマで言えば「喪失を乗り越える」と「自分自身と居場所を見つける」という話。

初っ端から重いですが、主人公である女子小学生・関織子(通称おっこ)は、本作冒頭の交通事故において両親を失います。もうこの時点で軽い話になりようがないわけですよ。にも関わらず事故被害のシーンはグロカットされ、葬儀とそれに続くドタバタのシーンも描写はされず、おっこは新生活の場であるところの、祖母の営む温泉旅館「春の屋旅館」へと向かいますトランクひとつ持って別に落ち込むわけでもなく、ちょっと大変なだなあくらいの顔色で一人旅をして、到着し、新しい部屋(いままでのマンションとは違う昭和的な和室)を与えられ、転校して新しいクラスメイト挨拶をして、ひょんなことから家業である温泉旅館を手伝うことになります

若おかみは小学生!』って言うタイトルから当たり前ですが、こうして女子小学生おっこの若女将修行生活が始まるわけです。

「春の屋旅館」がある「花の湯温泉」は歴史のある温泉街で、古都然としたまちなみに浴衣姿の観光客が歩く割合賑やかで、カラフルな町です。この辺音楽美術演出あいまって、しみじみと明るく暖かく描かれていて雰囲気良いですね。美術レベルは高かったです。

でも、この明るく爽やかなあたりが(とうぜんそれは演出意図に沿ったものなんですが)、ある意味ホラーでもあるわけです。

小学生児童にとって、両親を失うというのは、最愛家族を失うということであるのみならず、加護者も生活基盤も導き手も失うということです。もう、それは世界崩壊かいレベルでの悲哀なわけですよ。

にも関わらずおっこはそこまでの苦しさを見せない。両親を思い出してちょっとうつむくことはあっても、笑うし、日常生活を送るし、新しい出会いにも前向きでいる。それはよく考えればとてもとても異常なことなわけです。

異常なおっこの新生活は、やはり物語後半に向けて徐々に破綻してゆきます。「両親がまだ生存していて自分と一緒に暮らしている」という幻想を何度もみてしまうおっこは、あるシーンにおいて事故の原因となった(もちろん別のですが)大型トラックを見て、事故フラッシュバックから過呼吸になってしまう。おっこは、両親の喪失という悲しみを乗り越えたわけではなくて、ただ単に今まで封印をして日常生活を演じていたに過ぎなかったわけです。

あらすじなんかにおいて本作は「主人公おっこの成長を描く」なんてサラリと書かれているわけですけれど、それは不誠実な欺瞞であって、おそらくおっこの身になってみれば、それは成長じゃなくて引きちぎられてバラバラにされてしまった自己の修復というサバイバルなわけです。失った何かから目を背けて、決定的な破綻をしないようにごまかしながら疾走するというのが、この物語の前半部分でした。

自分自身と居場所を見つけるという話

そういう意味で、おっこが若女将をやるというのは、児童労働とかそういうレイヤーの話ではないのです。両親を失って加護者も生活基盤も支えも失ってしまったおっこにとって「いまできるなにか」に必死に飛びついて自分を騙そうとしていたとも見ることができます祖母である旅館経営者(現女将)の後継者問題という、旅館側の都合があったにせよ、おっこが旅館雑務に飛び込んで笑顔で充実していく背景にはそれがあるはずです。

事実おっこの若女将雑誌に取り上げられて評判を呼ぶという広告的な価値はあったものの、従業員としてみたとき、お客さんに感情移入しすぎて夜闇の中に駆け出すなど(一般的社会人価値からすれば)行き過ぎな面もありました。

でもそれも仕方がないと思うのです。両親という生活基盤を失ったおっこは、同時に目指すべき将来の自分像も失っています。「将来こういう自分になったらいいな」です。その空隙を、目の前に提出された安易な「若女将」で埋めてしまったわけですから、その意味では、おっこの若女将労働としての若女将ではなく「若女将ごっこ」でもあって、つまりはある種の自分の居場所探しなわけです。

たとえおっこ自身がそれを言語化できるレベルで気づいてなかったとしても、まだ収入もなく住む場所自分では決められない小学性にとって、他にできることなんて事実ないじゃないですか。それはせめて居場所を獲得するという生存努力です。

おそらく祖母はそのおっこの悲痛に気がついていて、周囲が無責任に「若女将誕生!」とはしゃぐなかで、決して自分からは手伝え、継げとはいいませんでしたし、おっこの労働危惧してた素振りも見えました。経営者として「子供接客なんてさせられない!」と拒絶することもできたでしょうけれど、おっこから女将をとりあげて、じゃあ不安定彼女精神に何をしてあげられるかと言えば何もない。だから黙認しかないわけです。

だいたい「自分自身と居場所を見つけるという話」なんてもの現代社会において、大学卒業して就職して一年二年経った青年が、俺はどうやらこういう方面には我慢が効くがこういう方面は苦手だぞ、どうやらおれはこういう仕事とこういう人間関係の中でなら生きていけそうだ――みたいなのをやっとこさやるものなわけで。そんなものを、小学生が引きちぎられるような喪失を乗り越えるのと二正面作戦でやるのは無茶というものです。

そういう意味では、周囲の大人たちはもうちょいどうにかフォローしてやれなかったのかよ、とも感じるんですが、でも逆にそれこそ大人視点傲慢物言いであって、大人だろうが子供だろうがどんな人間でも自分自身の心の中の悲しみや未来とは、自分一人で向き合うしかないというのも一面の真実です。

おっこは画面上の軽やかさやおっちょこちょいさに隠されがちですが、実は誇り高い女の子です。特に自分が設定した自己目標に対しては愚直なまでに誠実です。だからこそ、宿泊客のために対立している真月に頭を下げて教えを請うこともします。その実直さが両親を失うという危地の中で彼女孤立してしまった原因だし、それが巡って彼女の味方を増やす原因でもあったのは素敵だったと思います

ふたつの話の交差点

おっこは「喪失を乗り越えること」から逃避して、目の前のロールである女将に飛びつき、そこで必死に働くことによって苦しかった過去ある意味塗りつぶそうとしたわけですが、その逃避が「自分自身と居場所を見つける」ことにつながってゆきます

幾つかの出会いがあって、目指すべき未来のヒント、ロールモデル出会います。たくさん登場人物がいるのですが特筆すべきなのは三人でしょう。

まずは旅館女将である祖母。登場シーンは少ないのですが、彼女個人人格職業倫理が融合してしまったあの佇まいは、今は亡き母経由もふくめておっこの誠実さの根っこのように思います職業倫理がついには人格化しちゃうって、昭和的な善人のあり方としてすごく共感できるんですけど、今の時代では流行らないのかもしれないと思ってちょっとロリしました。

二番目には、おっこの同級生、秋野真月(大旅館の跡取り娘、通称ピンフリ)でしょう。この娘は小学生女子なのですが、広い視野旅館業と湯の花温泉京の未来を見つめていて、顧客に対して誠実であろうという、幼いながらある種の達人系キャラです(傲慢物言いをする残念キャラでもあるのですが)。この娘と同年代として出会うことができた、ライバルとして対立したり和解したりできた、というのはおっこを取り巻く幸運の中でも格別のものでした。彼女との交友は、悲痛から逃げ出して飛びついた「若女将ごっこ」に、その内実の精神性を加えて「本当の若女将」へ進化させてくれたと思います

(余談&劇中では語られませんが、温泉郷に住まう子供の中でも誰よりも本気で町の未来について抱え込んでしまってる真月の孤独にとって、その孤独の闇に現れて、自分の高さまで登ってくれると約束してくれたおっこの存在は、想像すると涙がこぼれるものが有ります。真月からみてもおっこは救いであったと思うし、そうだと良いなあ)

三番目は宿泊客である占い師グローリー水領です。長い黒髪をたなびかせたこ宿泊客は、都心部事務所を構える凄腕の女占い師なのですが、私生活での失意から「春の屋旅館」で飲んだくれ生活をしています

抑制的な演出描写される彼女鬱屈をおっこはどうにかして励まそうと、浴衣を着たことのないという彼女着付けを手伝います浴衣経験のそんな彼女艶姿におっこが感嘆した感想が「格好いい!」でした。

ものすごくさり気ないシーンだったのですが、それはおっこが喪失していた「自立した憧れるべき大人の女性像」を見出した場面だったんじゃないでしょうか?

私生活で辛いことがあっても他者に当たらず、それどころか宿泊先の幼い従業員おっこに気を使っておどけてまで見せる。グローリー水領はおっこ視点では「素敵な大人のお姉さん」です。その素敵な年上のお姉さんに、「可愛い」でも「素敵」でも「綺麗」でもなく「格好いい!」と小さく叫んだおっこに、少し泣けました。お洒落で(←女子小学視点では重要です)、颯爽としてて、自立をしてて、視線を合わせて話してくれる。そんなお姉さんはおっこにとってどれほど輝いて見えたことでしょう。暗闇の中で我武者羅に迷走していた、それでも笑顔だけは守っていたおっこにとって、それは小さな灯火で「未来自分」「目指すべき形」です。

祖母の言う「誰も拒まない花の湯」、同級生真月のいう「客を癒やすレストスペース」、女占い師自分仕事を「他人を励ます仕事」だと評したこと。それらは全て本作テーマに重なるパラフレーズです。そしてそういう人々の輪の中に、自分も入っていける。癒やしたり癒やされたりしながら前へ進んでいくコミュニティの一員になる。「若女将」という「自分自身と居場所を見つける話」は、おっこにとっては生存努力であり逃避だったわけですが、それを誠実に、ごっこから実体にしていくのならば、結局逃げていた「両親の喪失という苦しみを越えていく」につながっていくのだ、という脚本はすごく良かったです。

別れ

ここまで触れてませんでしたけれど、おっこには霊感があるという設定で「春の屋旅館」にきてから騒々しい幽霊少年やおませな幽霊少女出会い、励まされています。両親が今でも生存していて日常は壊れていないという幻想に悩まされていた頃おっこを支えていたこ幽霊たちですが、物語終盤でおっこから見えなくなってしまうという形で別れが示唆されます

でもそれは、おっこが人間社会のなかで居場所確立した――七つまでは神のうちといういわばまだ神様たちの一員であり神楽の主役でもあったおっこたちが、社会の中で着地して、痛みも悲しみも乗り越えていく季節がやってきたのだというエピソードです(おそらく魔女の宅急便黒猫ジジが喋れなくなる、も同様の構造ですよね)。

見終わってから気づいたのですが、この作品幽霊や鬼たちは、幼いおっこが空想したイマジナリーフレンズだとしても物語が成立するように設計されています

おっこは自分の中の勇気かしこさと一緒に自分の悲しみと戦った。「春の屋旅館」はその舞台であり、若女将はおっこが戦うための姿だった。

すべてのフィクションファンタジーなので現実視点を持ち込みすぎるのは野暮というものなわけですが、今後おっこは中学入学卒業して、大学はともかく高校くらいは出るはずで、一人前になるまで十年近い時間があります。(このお話のおっこは絶対旅館業一筋だと思うのとは別に一般化するのならば)そのなかで、旅館から離れるかもしれない。現実に寄せて考えるならその可能性は高い。

でもそんなことはおっこの戦いとそこで得たものとは関係がないわけです。おっこは若女将というコスチューム身分を手に入れたわけではなく、戦いの中で手に入れた人間関係自分自身がある。将来どこでなにをしようと、おっこの手に入れたものが曇ることは二度とない。それがこの映画の中心であって、それは児童労働とかそういうのではなく、もっとパーソナルで尊いものだったと思います

ps.おう真月ちゃんパート書き足したで!

2018-09-27

anond:20180508033503

30歳時点での貯金額は覚えてないけど、35歳現在貯金額は750万円。増田と同じく月9万円ペースでお金が貯まっていってるので、このままだとあと3年以内に1000万円貯まってしまいそう。

貯まってしまいそう、と書いたのは理由がある。

私は結婚する気も子供を産む気もまったくない。持病があるので長生きしそうにもなく、将来のために金を取っておこうなんて気もない。

投資の類にも興味がなく、家を買う気もない。ギャンブルガチャ、酒もタバコもやらない。

ブランド品にも興味がなく、服は安物で十分だ。インテリアにも特に興味がない。

まり使う予定のないお金勝手に貯まっていっている状況。

なんとかして良い使い道はないかと「欲しいものリスト」や「やりたいことリスト」を日頃からノートに整理して、価格調査なども行なっているが、いざ買おうかと思っても重い腰がなかなか上がらない。

もっと良い買いどきがあるのでは? もっと良い選択肢があるのでは? と考え出すとキリがない。

要はお金の使い方が下手なんだろうな。

自分が楽しむためにお金を使うことがなかなかできない。で、元来のドケチさもあいまって勝手お金が貯まってしまったと。

自分で金を払っての外食は楽しめないが、人の金で食うメシは美味い。

人間性問題あると自分でも思うけど、これ事実なのよね。

少しずつ少しずつ、お金を使えるようにしていきたいとは思ってる。

だってこのままだと、「アパート孤独死したあとに大量の貯金があることが発覚」みたいな終わりを迎えそうなんだもの

あの世お金は持っていけない。自分を楽しませるためにお金を使っていけるようになりたい。

そして人生に満足して世の中に感謝しながら死んでいきたい。ちょっと大袈裟かもしれないけどそう考えている。

お金を使うのにも訓練がいるんだね。とりあえず、一回も飛行機乗ったことないし一回も海外に行ったことないので、死ぬまでにそれらは体験してみたいなあ。

ちなみに、私に貯金があることは家族も含めて私以外の誰一人として知りません。

2018-07-25

ねえスターウォーズって面白くない?

最近映画より全然面白いんだけど

こないだ地上波であった新たなる規模だっけを録画したやつみてんだけど

キャラ魅力的だし展開もわかりやすいし派手派手しいCGも少ないからすごく見やす

な~にが特撮はしょぼいけどじゃボケ

しろ最近のビカビカ光るだけで何してるかわからんソ映画よりよっぽど趣深いわ

てめーは遊助ミツバチ踊ってろや

R2D2がもうかわいいのよ~しゃべんないのとあのフォルムあいまってもう最高にかわいい

ハン・ソロもわかっててのってくれるところもちょろ河合いし

当たり前のようにハン・ソロの隣にいるチューバッカも意味不明すぎて最高

レイア姫は相変わらずブサイクだけどそういうラブロマンスは期待してないか別にいい

フォースっていったいなんなのかいまだにわからん

ベイダーは首締めるのにつかってたけどオビワン爺さんは相手言動にまで影響与えてたし

ルーク修行シーンもよかったなあ

ライトセーバーの先に糸つけた手まり垂らしてビームを打ち払うやつ

あー殺してやりたい

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