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はてなキーワード: 空気感とは

2024-11-01

選択夫婦別姓議論は足りてないんじゃない

選択夫婦別姓は避けられないと思うのだけど、だからこそ導入前提できちんと議論してほしいなと思います

  

問題意識

このテーマって、ネットメディアでは強い言葉ばかりが紹介されていますよね。

自民党が見向きもしなかったのが一番悪くて、状況を打開するためには過激意見必要なことや、当事者のつらさがあることも理解できます

  

ただ、「同姓sage」をした上で「別姓age」というアピールの仕方ばかりしてきたから、このままいくと結構軋轢があるんじゃないかと思います

選択的だから…」と言いつつ、別姓を選ばなかった人をなんとなく小馬鹿にしているように見えちゃっているということです。

国会ではこれを一度きちんとリセットして、別姓を選ぼうが、同姓を選ぼうがフラットな目で見られるような議論を展開してもらいたいです。

  

~「選択的だから誰も困らない」は本当?~

たとえば、今でも夫婦どちらの姓にするかは完全に自由ですよね。

でも、実際はほとんど女性が姓を変えていて、それが良くないと言われています

「選べる」からといって本当に本心から選択できるとは限らないから、「選択夫婦別姓」という仕組みが求められているわけです。

  

私は九州出身ひとりっ子なんですが、母が女きょうだいだったので父が姓を変えました。

ネットでの悪名通り、九州なので実家に帰れば家族からまだ結婚しないのかと言われます

特に圧が強いのは祖母で、こないだも「姓は残さないかん」と説教されました。

「婿」をとってまで姓を残したのに、お前が絶やすなということです。

祖父は7人きょうだいだったけど、弟が姓を変えた結果、男だった祖父1人だけが姓を継いだ)

  

なので仮に選択夫婦別姓ができれば、私は別姓を「選ばないといけなく」なります相手同意してくれれば同姓もありえる)。

これって姓を変えるのはほとんど女性という構図と似ていませんか。

相手の姓になるという選択肢もあるし、姓の継続強要されたわけでもない、ただ空気感でそうなってしまうし、拒絶するほどでもない。

どちらかというと薄っすら不満、みたいな。

別姓導入のための「選択的だから誰も困らない」みたいなクリシェを見せられると、なんだか自分が透明化されている感じがしてしまます

それって主語デカじゃないのかな。

  

私は家族が嫌いなわけじゃないのでまだそれでも良いんですけど、たとえば親の影響下から離れたいと願っている人とかに結構きついんじゃないでしょうか。

また、そういう場合子どもの姓をどうするかという問題が出てきます

  

旧姓に不便を感じている人はみんな別姓を求めるのか~

それから旧姓問題選択夫婦別姓を推進する観点からは、旧姓では不都合が多いことが指摘されていますよね。

それはその通りだし、別姓で救われる人がたくさん出てきたら良いなと思います

一方で少し疑問なのは、この手の意見旧姓使用に不都合を感じている人が、みんな別姓になることを前提にしていないか、ということです。

  

経団連とかは戸籍姓とビジネスネームの二重管理によるコスト問題視しているみたいです。

そうなると選択夫婦別姓になったら戸籍姓とビジネスネームの一致が求められますよね。

戸籍姓を選択できるのに、仕事旧姓を使うのはそんなにおかしいことでしょうか。

  

選択夫婦別姓代表的反対論に「家族の絆が壊れる」というのがあります

私自身は実際には何とかなるんじゃないのという気がしますが、それでも「家族みんな同じ姓が良い」というニーズ他人押し付けない限り、素朴で理解できるものです。

仕事では旧姓のほうが便利だけど、プライベートでは多少の不便さはあっても戸籍姓のほうが良いという要望は認められないのでしょうか。

あるいは結婚したばかりの人が、自分は望んで同姓派だけど、この会社にいる間は旧姓を使ったほうが便利だ、みたいな判断できなくなるのでしょうか。

  

~まとめ~

繰り返しますが、私は選択夫婦別姓に反対していません(消極的賛成)。導入は避けられないと思っています

上であげた想定も、だから選択夫婦別姓を辞めるべきだと言いたいから出したわけではありません。

  

私が望んでいるのは、導入することを前提に、本当の意味個人自由が守られるための議論をしてほしいということです。

選択夫婦別姓一口に言っても、その動機はさまざまですし、制度設計方法も色々あるんだと思います

そうである以上、必ず何らかの課題は出てきますよね。

  

でも、選択夫婦別姓の導入が決まらない限り、いつもは弱者や少数派を大事にしている左派知識人言及できません。

盛り上がりに水を差し、反対側を利することになりますもんね。

から、導入を確定させた上で、そういう頭の良い人たちに、抜け漏れがないよう色んなケースをしっかり列挙してもらい、どうやったら解決できるかを検討してもらいなと思っています

2024-10-30

弱者男性やってた頃の恋愛

この日記タイトルは、少し前にTwitter話題になった「はてな匿名ダイアリーから頂いたものである

https://anond.hatelabo.jp/20241021131553

なぜこの日記話題になったかというと、内容が「嘘くさい」、「弱者男性を装った女が書いたに違いない」と多くの人が感じたからで、いわゆる炎上に近い形でTwitter上で議論が白熱した。

私も当該日記をよく読んでみたのだが、確かに女性が書いた」ということもさもありなんといった印象だった。というのも、自分自身過去は「弱者男性」であったが、色々と経験を積み、今は結婚もできているというステータスで、まさにタイトル当事者であったからだ。

そこで、(元の日記の真偽はさておき)タイトル当事者自覚している筆者が、「弱者男性としての恋愛観」を綴ってみるとどんな感じの文章になるのかやってみた、というのがこの日記目的である。この日記たまたま見つけてくださった皆さんも、ちょっとした実験に付き合うつもりで読んでいただけると幸いである。

~1.なぜモテなかったか?~

そもそも弱者男性」は最近出てきたネットスラングで、色々と定義があるだろうが、ここではめんどくさい話に踏み込まず、弱者男性を単純に「モテない男性」、いわゆる「恋愛市場における弱者」と定義することとする。

自分はその意味で、過去バリバリ弱者男性であり、ともかくモテなかった。詳しいことは後述するのだが、高校卒業まで女子と話したことほとんどなく、当然彼女が出来たり、バレンタインチョコをもらったりなんてことは経験したことがなかった。

自分なりにモテなかった理由分析してみると、至極単純な2つのことに集約される。

 ①顔が悪い

 ②女子とどんな話をしたらいいかからない

①に関して、やはり顔が悪いのは大きかったと思う。恋愛において「顔」の良し悪しは世間で言われているよりもずっとずっと重要な要因だと感じる。イケメンに生まれていたら、恋愛における立ち回りも大きく違っていただろう。ただ、このことをうだうだ言っても仕方がないので、次に行くとしよう。

②に関しては自分家庭内環境が大きかったと思う。自分家族構成は、父母、自分と弟の4人家族で、家庭内母親を除くと男しかいない。なので、昔は女子普段どんなことを考えて生活しているか、どんなことが好きなのか、全くわからなかった(実は今でもよくわかっていない)。これは女子恋愛していくうえで、大きなハンデだったと感じる。

~2.幼少期を振り返る(小学生から高校生まで)~

前述のように、男兄弟で育ち女子が何を考えているか全く分からない自分は、モテモテない以前に「女友達」というものすら全く作れずに育った。

小学生の頃に自分が好きだったものと言えば、ドラクエガンプラカードゲームなどであり(あまり特定すると年がバレそう)、友達になるきっかけとして、「あのゲーム好き?」「君もガンダム好きなの?」みたいなアプローチ法は知っていたが、逆に言うとそれ以外の術を全く知らなかった。よって、必然的女子とどんな話をすればいいかからず、全く女子と話さな学校生活をつづけた。

小学校のころまではそれでも特にストレスを感じずに来られていたが、中学に上がるとそうもいかなかった。自分思春期真っ只中になって女子への関心と性欲が出てきたし、何よりもクラスの中の会話がほぼ恋バナになり、「誰と誰がやった/やらない」という噂が飛び交うようになっていた。

そんな中で自分は相変わらず女子と話す方法が分からずにいたので、どんどん自信がなくなり卑屈になっていった。そのオドオドした態度が女子にも伝わっていたのか、徐々に女子から嫌われているのを感じるようになり、覚えているのは、罰ゲーム女子が「自分握手する」というのをやっていたことだ(まあこれくらいは弱者男性あるあるだよね)。

さらに、この頃から女子に対するヘイトも強まっていった。上記のようなひどい扱いをされたこともあるのだが、それ以上に、自分が行っていた中学はいわゆる「スクールカースト」が強くあり、「ヤンキーしか女子と話せない空気感」が強くあった。このころ女子と話したことがないので噂の情報しかないのだが、どうやら「クラス可愛い子がヤンキーと付き合ってひどい目にあったらしい」みたいな情報だけはたくさん入ってきた。そのことから、「女子ヤンキーしか好きにならない」=「女子バカだ」という考えが自分の中で熟成されていった。

しかし、なんせ思春期真っ只中なので(というか男の生理として)、女子にはめちゃくちゃ関心があったし、性欲も人一倍強かった。よって、「女子は嫌いだけど、女体には(死ぬほど)触れたい」という思春期ベタ感情を抱いて悶々とした日々を送っていた。

そんなこんなで中学生活を過ごしていたが、高校進学のタイミング希望の共学の高校に落ちて、不本意ながら男子校に通うことになった。

高校では当然学校内に男子しかいないので、中学時代のような自己矛盾からくるストレスは減っていったが、女子と話す経験恋愛する経験は一向に積まれないまま、18歳を迎えた。

~3.人生の転機(大学時代)~

高校生活特に楽しいこともつらいこともなく、学校に行って帰るだけの生活で、よく言えば非常に穏やかな日々だった。ただ、3年次の受験勉強だけはそこそこ頑張って、何とか第一志望群の大学合格できた。

自分が行っていた大学はいわゆる私立文系マンモス大学で、当然可愛い女子もたくさんいた。中学時代女子ヘイトを経て、高校三年間男子校という監獄に閉じ込められた自分には刺激が強すぎる環境だった。しか女子と話す経験値が致命的に足りていないので、入学後の3か月くらいは、昔と同じで女子を遠ざけるような生活を送っていた。

転機となったのは、英語クラス好きな人ができたこである(思えば初恋だったかもしれない)。その時、男友達はそこそこ出来ていたので、親切にも色んな人が恋愛テクを教えてくれた。どうやらメール(その時にLINEはなかった、また年がバレそう)をこまめにやって、頃合いを見て二人でご飯に誘うのがいい、という今考えれば当たり前の恋愛プロセスもその時はじめて知った。

またその友達が他の女子自分を繋いでくれて、恋愛相談をするという形で、女友達を何人か作ることができた。この頃には、「女子とどんな話をすればいいか」がなんとなくわかるようになっていた。

ただ、肝心な好きになった子とは全くうまくいかず、それもそのはずで、その子には既に彼氏がいて分かれる気配もなかった。しか恋愛というものを全く分かっていなかった自分は「彼氏がいても好きなら諦めないのが純愛だろ!」などと痛いことを考えていて、ちょこちょことアプローチを続けていた。

AKB歌詞みたいだね。好きって気持ち大事なんだーって。さすが秋元康童貞気持ちをよくわかっている)

ただまあ当然うまくいくわけもなく、早まって告白をし、あえなく振られた。そんな感じで傷心状態が1~2か月続いたが、そのタイミングで同じサークルのある女の子と仲良くなった。

の子は正直言ってあまりタイプではなかったが、傷心を癒してくれたし、何よりなんだか付き合えそうな雰囲気があった。そこでやりたい気持ち半分、癒してほしい気持ち半分でなし崩し的に告白をして付き合うことになった。

から振り返って思うのは、やはりn=1でも女子と付き合ったことがあるかないかはとても重要で、一人の女性からでもその生態を深く知ることができた。

男と女は別の生き物なんてよく言ったものだ)

そこからの話はあまり面白くないので詳細は省くが、人並みに大学生らしい恋愛をした後、別れたりくっついたりして、やがてそれも終わり、その後新しい彼女が出来たりして…といった感じで、徐々に「弱者男性」だった自分は薄まっていった。

~4.「弱者男性だった頃の恋愛観」と今~

ここで、弱者男性だった頃の、下手で、精神的に未熟で、痛くて、という恋愛観を経て、今思うことを綴ってみる。

まず、弱者男性になるきっかけは、ほとんどの場合先天的ものと家庭環境だとおもう。冒頭にも述べたが、イケメンに生まれ弱者男性になる人は少ないだろう。あとこれも経験則でしかないが、家庭内に女兄弟がいたら弱者男性になる確率はぐっと低くなるだろう。

次に、弱者男性から抜け出す方法は、月並みだが女子と接する「経験」をともかくつむしかない。なので、今自分弱者男性である自覚していて、かつそこから抜け出したいと思っている人は、勇気をもって踏み出してみるしかない。当然傷つくことも多いし、自信を無くすかもしれないが、多くの男性がそれを乗り越えて幸せをつかんでいるのだ。こんなことを書くと精神論になって胡散臭いセミナーみたいなので、最後に具体的な方法を2つ示して、弱者男性から抜け出せる確率を少しでも上げられるように考えてみる。だれが読んでいるかからないが、少しでも参考になれば幸いである。

~①流行りの髪型ファッションを学び、お金をかけよう~

恋愛において顔が重要なことは何度も述べたが、顔は整形でもしない限り変えることができない。しかし、髪型ファッションは変えることができる。今となっては、自分他人恋愛相談に乗ることも多いのだが、モテない人はだいたいダサい髪型ダサいファッションをしている。そういう人はたいてい我が強い。自分のこだわりが強すぎて世間流行からかけ離れているか、もしくはすごくケチ美容院ファッションに金をかけたくないと思っている(趣味に金をかけすぎで、髪型ファッションに金を回したくない人も含む)。

そして、女子は男が思っているより何倍も外見で様々なことを判断する。男の何倍も髪型ファッションに関する関心が高く、自分が思っているよりかなり細かく髪型ファッションを見られていると思ったほうがいい。こんなことを書くと、「外見で判断する女は嫌だ」なんて反論が聞こえてきそうだが、そんなきれいごとを言ってもしょうがない。流行りの髪型ファッション雑誌SNSで学び、カネをかけるべきである

自分はと言うと、なぜか中学くらいかファッションにだけは関心があり、ファッション誌を読み漁り、誰に見せるわけでもないのに(高校生にしては)そこそこ高い服を買っていた。それもあってか、大学入学後は髪型ファッションに関してダサいと言われることは無かった。このことは弱者男性を抜け出すための大きな要因だったと思う。

~②女子の御用聞きにならない~

これは、弱者男性恋愛をすると初めに陥りがちなパターンである。つまり、好きになった女子要望をなんでもかなえてあげたいという思考だ。

「どこ行きたいの?」「何が食べたい?」「次どうする?」。こういったことを逐一聞いていると女子貴方のことを優しいとは思わず、むしろ「頼りない」=「魅力を感じない」となってしまうらしい。(自分もこういうことを言っていたので気持ちは痛いほどわかる…)

対策としては、デートまでの日時とデートプランこちである程度固めて、リードしなければならない。いちいち女子要望を聞いていてはいけない。迷ったら、お互いの休日を合わせて、映画に行ってちょっとおしゃれなお店(頑張って調べよう)で食事をする、とかで良いと思う。面白味は無いが、女子貴方査定するには必要十分なセッティングだ。

~5.おわりに~

いかがだっただろうか?この日記特に推敲もせずに思いつくままに書きなぐったので、読みにくい部分もあるかもしれない。

自分もまだやっていないのだが、自分日記と元の日記https://anond.hatelabo.jp/20241021131553)を読み比べてみて、どのような違いがあるのか考えてみよう。

もしこの辺境の地の日記たまたま読んでくれた人は、元日記との違いやざっくばらんな感想を教えてもらえれば幸いである。

では。

2024-10-28

愚痴は言わない、愚痴を言ってくる相手から引き出せ

愚痴を言うと「~さんがほにゃららって愚痴言ってました」と不利な立場に立たされることがあるので愚痴は言わない

逆に愚痴を言ってくるやつには好きなだけ言わせて相手の弱点ネタにするとよい。同調して愚痴を言うとこちらも不利になるので、それを悟られないように相手愚痴やす空気感を作るのがコツ

2024-10-27

全員優勝とかいうけどさ、そんなの学生時代から“そうじゃない”ってみんな理解するわけじゃん

社会人になってそう言ってなんとなく心地いい空気感になったところで

現実はそうじゃないってみんな知ってるからファンタジーを楽しんでるって気持ちしかならんのよね

趣味としてのスポーツ観戦入門:バスケ

大人になって「趣味が無い」と悩む人も多いのではないだろうか?

そこで、スポーツ観戦が趣味増田趣味としてのスポーツ観戦の良さを語ってみる。

増田バスケ観戦を趣味としてるので、バスケを主な題材にする。

まずはバスケに限らないスポーツ観戦の良さ、楽しみ方を書いて、バスケ特有のことを書くようにする。


良さ1:熱狂



スポーツ観戦の良さは、大きな声を出してはしゃいで盛り上がれるところ。

選手の熱が観客にも伝染するから自分がはしゃいでも何ら恥ずかしくない。

元気になれる。

ノリとしては、音楽ライブと一緒。

そして、バスケ限定して言えば、バスケ界は革新に向けて準備真っただ中。

その革新の項目の一つに「大型アリーナを持つこと」っていうのがあった。

そのため、日本各地に大きなアリーナがいくつかできてる。

BリーグはB1,B2,B3と上位リーグから下部リーグまで合わせて、55チームもある。

地方民でも、車圏内にB1やB2のチームがあると思う。

良さ2:アリーナ空間演出 (アリーナ特有)



アリーナの話の続き。

アリーナは、屋外球場にない魅力がある。

音や光、大型モニターを使った演出が多彩。

これは野球サッカーのような屋外競技フィールド自体が広い競技には難しい点だと思う。

あと、シンプルに観戦環境が良い。

屋外と違って、暑い寒いから守られる。


良さ3:女性客の多さ (バスケ特有)



もしこれを読んでくれてる人が女性なら、バスケはいいぞ。

日本プロバスケリーグ(Bリーグ)は女性ファンの来客数の方が多い(53%)。

https://www.bleague.jp/indata/

そのため、女性が行きやす空気感

子連れ家族も行きやすいと思う。

スポーツ選手にはイケメンが多い。

特にサッカーバスケはそう思う(独断偏見)。

バスケ顔ファンが多いし、そういうのから入門するのもアリ。

イケメン写真撮ることを目的としてるファン層もいるから、バスケ界隈では顔ファンであることを恥じる必要はない。

(アンチ顔ファン勢力もいるが、気にしなくていい)


良さ4:明らかな体格の違いによる圧倒的迫力



バスケバレー相撲を生で見る面白さとして、「うわ、プロ選手デカい!!」と感動するところだと思う。

バスケ場合身長2m、体重100kgを超える選手が、全力で走って、ぶつかり合うと非日常感を味わえる。

コートに近い席を取れば、「ドン!」という接触の音も聞こえてくると思う。

迫力がある。

なので、スポーツ観戦初心者ほど、コートに近い席を思い切って取ってみてほしい。

特に野球なんて、選手の近くなんて座ることができないが、バスケはベンチ裏の席だって座れる。


もし「コートに近い席なんて、値段高すぎるわ!」と思うなら、学生スポーツでもよい。

全国の強豪校、強豪大学試合プロ候補生同士の試合から、190cm以上が当たり前にいる。

しかも、大学スポーツは人気がないから、フロアに近い席でも格安で見れる。

スポーツ観戦が趣味人間からすると大学スポーツは超穴場。

良さ5:配信の安さ



バスケ配信サービスはどれも安い。

日本プロBリーグ配信は月額550円

世界トッププロNBAも"実質"月額1000円(※)。

NBA楽天モバイル契約するのがお得。

普通にNBA契約すると月額4500円だけど、楽天モバイルユーザーなら追加料金ゼロ円。

なので、他のキャリアユーザーでも楽天モバイル契約して、2SIMにして放置しておくと良い。

そうすると、楽天モバイルの最低料金の1078円でNBAも見れる。

サッカー野球配信サービスDAZNは、DMMとのセット等を駆使して最安値にしても、3500円。

バレーボールはJ Sportsで2000円が最安値

バスケは圧倒的に安い。

バスケの良さ:国内リーグレベルの急上昇っぷり



この数年間のバスケ界の盛り上がりがすごい。

この2,3年で日本プロリーグ世界の上位国代表級の外国人が当たり前に来る時代になった。

ドイツ(世界ランク3位)やオーストラリア(世界ランク7位)の代表選手Bリーグにいる。

他の強豪国のスペイン等の代表候補なんかも普通にいる。

そのため、1部リーグのB1で試合に出れる日本人は、

代表レベルに上手い

個人能力は高くなくても、プロ世界適応する能力が高い

・将来性が異常に高い

のどれかの素質はもってる。

昨今の日本代表普通に強いけど、そんな日本代表よりも、千葉ジェッツアルバルク東京のようなビッグクラブの方が強いと思う。

国内リーグの毎試合代表レベル試合


なお、「そんなに強い外国人が多いと、日本人なんて活躍しないのでは?」と思う人もいるかもしれない。

5,6年前は実際、「外国人パスしてるだけ」のリーグだった。

でも、今は外国人と並んで戦える日本選手がすごく増えた。

レベルが上がった結果、B2のような下部リーグにもトリクルダウンが起きてる。

学生時代世代代表として活躍した選手B2に行くこともあり得る世界線になった。

もし地方民で、近くにB1のチームが無くても、B2試合でも十分楽しめると思う。

オタク向け:スタッツ(試合結果の統計)の充実



バスケ基本的に攻守の回数が多い。

そして大事なことが、攻める回数と守る回数が同じこと。

いかに「効率的に」攻めて、守るかがカギになる。

その効率性とは、期待値等の統計に落とし込める。

攻守の試行回数が多いことから、そこそこデータ分析との相性が良い。

なので、色んなデータ分析流行って、喧々諤々と議論されている。

大体のことは、佐々木クリスさんという解説者が書いた「NBAバスケ分析 語りたくなる50の新常識」という本が簡単だし面白い。

下手にyoutube等で色々無料情報を探すより、この一冊で大事なことは抑えられるからタイパは良いと思う。

バスケ経験者の中年ほど、「え、俺たちがやってたバスケ全然違う!?」と思えて面白いと思う。

実際、増田(部活経験者)もそういうところからプロバスケ観戦にハマっていった。

その本が出版されてから、また傾向が変わってる部分もあるから、X(旧Twitter)で佐々木クリスさんやBリーグ監督アナリストたちをフォローしておくとよい。

英語が出来たり、機械翻訳で良いなら、NBA分析をしてるアカウントyoutuberも無数にいる。

こうやってどんどん進化していく過程が奥深くて面白い。


その他:チーム作り(メンバーの組み合わせやサラリー問題)、戦術



他にも

メンバー構成

NBAだとサラリーも公開してるからトレード案の検討

バスケ戦術

ビジネスとしてのスポーツ

youtubeとかで勉強し始めるときりがない。

毎年のように、バスケ進化して、より効率的な攻め方や守り方が開発されてる。

プロ選手にも得意なこと不得意なことがあって、戦術環境次第で伸びることもあれば、ダメになることもある。

戦術が少しずつ分かってくると、スポーツ囲碁将棋のような読み合いの要素が強くなって、観てるだけで追体験してるかのようになってくる。

特に日本プロは、個人技よりも、戦術やチームの決め事が多いと思うから、読み合い向きかもしれない。

この辺はサッカーとも似てるように思う。

社会人からすると、ビジネスの側面も面白い。

個々の球団運営リーグ運営の話も色々オープンになってる時代から、どういう制度設計に苦悩してるかが分かって面白い。

こういう深い部分まで楽しめるようになると立派な沼だ。

色々書いたが、スポーツ観戦面白いので、趣味を探してる人は一度試してみてほしい。

anond:20241026215918

指が6本描かれていれば、さすがになんらかのツッコミは許されるよね。

もちろんその温度感は反AIがやってるような辛辣ものではなく、たとえばだけど、「指6本やんけ!」に対して作者からほんまやwww」くらいのノリがいいと思うし、せめて「指が6本になってますけど、最近忙しそうなので疲れてませんか?心配です!」みたいな、たまたま気付いた熱心なファンからの、イヤミにならないコメントなら、まあ、ありだとされてほしい。少なくとも、「何かを見つけてもそれに言及するべきではない」みたいな張り詰めた社会ではないはずだと思いたい。

カボチャや窓の形に対しても、変だと感じて、その感じ方がAIっぽいと感じることだってあるだろう。

その上で、AIっぽいとしても、だから何?』『実際にAIで描いていたとしても、何?』みたいな空気感であってほしいなとは思う。(そういう空気感なら、AIっぽさについて言及するコメントも、ふつう感想に埋もれる程度になるだろう)

それともちろん、カボチャに不自然な葉っぱが付く絵が描かれることは人間にも発生しうる。AIのほうが発生させやすいとは言えると思うけど、これはあくま確率の話。疑わしきは罰せずの精神から言えば、これだけでAIだと断定しちゃいけないと思う。そもそも罰する必要なんてないよねとも思う。

ただ、指が6本になるのは単なる数え間違いやしっかり数えず無意識で描いちゃうことで発生するけど、カボチャに葉っぱを描くのは、何か間違った資料を参考にしたり、誤解に基づく必要がある。葉っぱ付きカボチャ資料は、たとえあっても、たまたまそれを参照する確率はとても小さい。誤解にしても「ええっ、カボチャってこういう葉っぱが付いてるもんだと思ってた!」なんて人は、少数派だろう。屋根付近の窓が1+2個の組み合わせになるのも、もちろんアシンメトリー美的感覚でそう描くことはあるだろうけど、現実の窓や、多くのふつう絵描きは、仮に3つ描くなら真ん中に3つ均等に並べると思う。あくま確率の話。左下のカボチャの口が真ん中からズレているのも、多くの絵描きはずらさないし、何か意図を持ってずらすときはたとえば「このカボチャ子どもが作ったものということにしておこう」みたいな遊び心で、むしろもっと子どもらしさを出してみたりするもんだと思う。指の数にしたって、たとえば左手が3本で右手が7本だったとしたら、何かよほどの意図があるか、よほど疲れていたかAIなのかなとは思うだろう。

しかしどれもこれも、確率や人数比率の話でしかない。繰り返すけど、そういう絵を人間が描くことだってありうるし、これだけでAIだと断定しちゃいけないし、そもそも罰する必要なんてない。(そう思わない極端な反AI批判的に騒いでいることだけが問題で、理想的平和世界なら、上記のようにまじまじとAIらしさについて考察する必要もないので、絵描きさんが萎縮することもない)

ただ、話はわき道にそれるし極端な例だけど、AI利用という点では、『AI特定人気漫画家データだけを学習させて、その画風で描かせたけど、だから何?』というのは、問題を孕むようにも思える。パロディと何が違うんだって話にもなっちゃうからあくまで「難しい問題で、議論必要で、議論を尽くしても答えは出ないかもしれない」ということなんだけど。男女の問題と同じ。

2024-10-25

おっさん大学にいてうざい。現役生以外の入学禁止して欲しい。出来なくても学費を100倍にするとかで排除して欲しい

大学生おっさん違和感しかない!

大学青春真っ盛りの若者たちが集まる場所、そして新しい友人や仲間を見つけ、人生の基盤を築く場所のはずだ。そんな場に、何十年も生きてきた年上の学生がいると場違い感がすごいし、正直、周りも困惑してしまう。

現役生以外の入学禁止にすべきでは?

「学びに年齢は関係ない」とかいきれいごとを言う人もいるが、実際には大学という場には独自空気感がある。現役生と世代が違いすぎる人がいると、周囲に気を使わせてしまうのでは?仲間内の輪も広がりにくくなり、キャンパスライフが窮屈に感じることも増えてしまう。

学費100倍で“淘汰”するのはどうだろう

こうした「おっさん学生」が増える理由には、大学学費が現役生と同様で手軽に学び直しができてしまうという現状がある。これを解決するために、年齢によって学費を大幅に上げるなどの手法で、大学若者の場として保つことができるのではないだろうか?

2024-10-23

モーニング史上最も重要マンガ10

実際のところモーニングも以下のようにすでに10選の記事が出ている。

ので私が別に書くことはないかと思ったんだけど、まあ各作品書き手コメントしたような記事を求めてる人もいるようなので僭越ながら自分も書いてみることにした。まあネタ被ったっていいよね。たぶん

ちなみに自分は40台後半。雑誌としてモーニングを読み始めたのは社会人になってからだけど、それ以前から作品単位でならちらほら知ってた、って感じ。年齢的に古い作品がちょい多めなのは許してください。

1. 島耕作シリーズ弘兼憲史1983年課長)〜現在社外取締役

ツッコミを入れ続けられる作品だが、サラリーマン漫画代表作であり絶対的知名度を誇るのだから入れざるを得ない。

それになんだかんだ言いつつ、いまだについ読んでしまう変な魅力があることは否定できない。

長期連載で日本大企業ビジネスについて描かれているので、通して読むと日本におけるビジネスの移り変わりがよく分かるという点でも貴重な作品といえる。いま読むとバブル期の話とか非常に趣深い。

2. ハートカクテル(わたせせいぞう) 1983-1989

シャレオツカラフルイラストで紡がれるスマート大人恋愛ストーリーは、80年代日本のバブリーでトレンディ()空気をみごとにパッケージしていた。80年代という時代象徴するイラスト、というとわたせせいぞうイラストを挙げる人も多いだろう。ということで時代にとって重要作品として挙げておく。

3. クッキングパパうえやまとち) 1985-

実は私は熱心に読んでないんだが、長期連載としてモーニングを長く支えているし、料理系では高級なグルメを紹介する漫画多いなか、家庭的な料理レシピを紹介していく、という立ち位置結構珍しいのではという気はする。よくネタ切れしないな、と感心するし紹介されているレシピは実際ウマいという話なのですごい。

旦那が家庭で料理するってコンセプトも連載開始した1985年当時は珍しかったんではと思う。同じころ(86年)に家事が得意な男子主人公の「ツヨシしっかりしなさい」も連載されてるが、当時そういったブームがあったのか、それともクッキングパパがそのブームを火をつけたのか、どうなんだろう(知ってる人いたらコメントください)

4. 沈黙の艦隊かわぐちかいじ) 1988-1996

まあ、90年代前半ごろのモーニング代表作は島耕作とこれ、という感じだった。

日本の最新鋭の原子力潜水艦独立国を名乗るという突拍子もない話だが、緊張感のある戦闘シーン、やまとは核兵器を持っているかも、という疑念から繰り広げられる政治劇など、非常に見応えがある作品だった。90年代には架空戦記ブームのさきがけ、と評価されるのもうなずける。

沈黙の〇〇」とか「〇〇の艦隊」といったタイトルも当時流行ったのはこの作品の影響が濃かったと思われる。

5. OL進化論 1989年-休載

島耕作シリーズバリバリビジネスする系の社会人漫画代表なら、OL進化論はゆるゆるとした社会人ライフを描いた漫画代表作といえるだろう。日常系という言葉がまだない時代OL日常系4コマ。ゆるい空気感でありながら、よくネットで貼られる「がんばった報い」(人手不足なのにがんばって残業してたら人員補充してくれないよという話)のように、するどい視点が端々に見られてときどきドキッとさせられる。

6. ナニワ金融道(青木雄二) 1990-1996

読んだ人に借金の怖さを知らしめる金融漫画の名作。個人的には学校教頭先生かなんかが先物取引追証で追い詰められてく話が怖くて一生を出さんとこ・・・となったのをよく覚えている。闇金ウシジマくんカイジなど、金にシビア社会を描いた漫画のさきがけだといえよう。

漫画としては正直ヘタな絵だけど、話が面白ければそんなの気にならない、ということを教えてくれた作品でもある。

7.蒼天航路(作画王欣太原作原案:李學仁) 1994-2005

それまで吉川英治などの影響が強かった三国志キャライメージ一新した三国志ものの名作。

すくなくとも曹操イメージはこの作品を契機に、悪役という側面より英雄という側面が強調されることが多くなったのではないだろうか。後半ちょっと間延びした感があったのが惜しいが、初期の勢いと爽快感はとても良かった。

8.プラネテス幸村誠)1999-2004

宇宙もの、という観点で、宇宙兄弟とプラネテスどちらか迷った。どちらも名作で捨てがたいが、まあ幸村誠好きなのでこちらを。スペースデブリ問題を世に知らしめた、という点でも社会的影響はあったと思う。

単行本4巻と短いのも読みやすくてよい。その割に一話一話のエピソード密度が濃くて、割に主人公ハチマキの成長がしっかりと描かれているし、「愛」というテーマでよくまとまっている。短く締まった作品のお手本だなと思う。

9.へうげもの山田芳裕2005-2017

日本の歴史ものを一つ入れるなら、バガボンドとこれとどちらか・・・とこれまた迷ったところ。

戦国時代を「美」を主眼として紡いだところが目新しかったし、山田芳裕独特のダイナミックな表現がその主人公である古田織部の独特の「へうげた」美意識とうまくマッチしていたように思う。まあ御託はともかく描写がとにかく面白い。個人的には本能寺信長死ぬシーンに衝撃を受けた(未読の人は是非とも読んでほしい)。

10. GIANT KILLING作画ツジトモ原作原案綱本将也2007-

最近の連載作の代表として。個人的サッカー別に好きではないのだが、GIANT KILLINGは読んでしまう。

実際の試合でも弱小チームが強豪に勝利を収めたときジャイアントキリングって言うのを、この作品が出てからよく聞くようになった気がする。けど因果関係は知らない(自分意識するようになっただけかもしれない)

この作品監督とか選手を描くのももちろん、サポーターのことも丁寧に描いてるのがいいなと思う。

サッカーに興味の薄い自分にとって、サポーターの人たちがどういう人たちなのかよく分からなかったんだけど、なんとなくその心情が理解できるようになった。

あと達海の選手の盛り上げ方いいよね。この作品ビジネスマンに人気あるらしい(by Wikipedia)けど、まあマネージャー層の琴線にふれるのは分かる気がする。

---

以下選外だけど個人的趣味コメントしたいもの適当に。

GOLDEN LUCKY(榎本俊二) 1990-1996

奇才榎本俊二の初期の代表作。自分子どもの頃に親がこの漫画を「流行ってるらしい」となぜか買ってきたのだが、シュールの塊みたいな作品だったので当時小学生だった自分にはちょっと理解が追いつかなかった。かまくらネタだけ妙に心に残っている。シュールギャグ漫画のさきがけなのかな?と思ったが吉田戦車の「伝染るんです。」のほうがやや早いようだった。まあ歴史的重要なら詳しい方補足お願いします。

バガボンド作画井上雅彦 原作吉川英治)1998-2015以降休載

天才井上雅彦吉川英治の名作を漫画化するんだから面白くないわけない・・・んだが、作者による原作から独自アレンジが強く、だんだんほとんど別物になり、それと関連するのかは分からないが展開もなんだかグダっていってしまった。佐々木小次郎ろう者にして、巌流島までどう展開していくんだ?と気になっているのだが、そこに行き着く前に長い休載に入ってしまっている。とにもかくにも完結はさせてほしいものだがどうなるだろうか。

ツヨシしっかりしなさい永松潔)1986-1990

女ばかりの家庭で家事全般をこなす末っ子男子ツヨシの奮闘を描くコメディ

自分小学生のころ、ドラマにもなったしアニメにもなった大ヒット作なのだが、その後あまり顧みられてない気がする。

当時はアッシーとかミツグくんとか、女性献身的な「都合のいい」男性存在クローズアップされていた時代なので、女性上位の家庭を男子を支える、という設定が当時の世相に合ったのだろうか?

家事ができる男子がガサツな女子を支える、ってラブコメはいまもちらほらあるので、その源流にあたるのかもしれない。とはいえツヨシが支えているのはあくまで母と姉であって、恋人はしっかりしてた記憶だが。

サ道(タナカカツキ2016-不定期連載

この漫画サウナでは「ととのう」ことができる、というのを知ったのだけど、まさかその後サウナでととのうという行為がここまでブームになるとは思わなかった。。。漫画として楽しむというか、啓蒙本として読んでる感覚なので10選には入れなかったが、自分も実際サウナ入るようになったので、個人的バッチリ影響を受けた作品ではある。

---

きのう何食べた?とかチェーザレとかピアノの森とかのコメントも書きたかったが、疲れたのでこのへんにしとく。

モーニングあんまりガッツリ読んでるほうではないのだが、それでもいざ調べてみるとそういえばこういう作品もあったな、好きだなーというのが多くて、10個に絞るのはやっぱり難しいもんだなという感想です。

モーニング史上最も重要マンガ10

実際のところモーニングも以下のようにすでに10選の記事が出ている。

ので私が別に書くことはないかと思ったんだけど、まあ各作品書き手コメントしたような記事を求めてる人もいるようなので僭越ながら自分も書いてみることにした。まあネタ被ったっていいよね。たぶん

ちなみに自分は40台後半。雑誌としてモーニングを読み始めたのは社会人になってからだけど、それ以前から作品単位でならちらほら知ってた、って感じ。年齢的に古い作品がちょい多めなのは許してください。

1. 島耕作シリーズ弘兼憲史1983年課長)〜現在社外取締役

ツッコミを入れ続けられる作品だが、サラリーマン漫画代表作であり絶対的知名度を誇るのだから入れざるを得ない。

それになんだかんだ言いつつ、いまだについ読んでしまう変な魅力があることは否定できない。

長期連載で日本大企業ビジネスについて描かれているので、通して読むと日本におけるビジネスの移り変わりがよく分かるという点でも貴重な作品といえる。いま読むとバブル期の話とか非常に趣深い。

2. ハートカクテル(わたせせいぞう) 1983-1989

シャレオツカラフルイラストで紡がれるスマート大人恋愛ストーリーは、80年代日本のバブリーでトレンディ()空気をみごとにパッケージしていた。80年代という時代象徴するイラスト、というとわたせせいぞうイラストを挙げる人も多いだろう。ということで時代にとって重要作品として挙げておく。

3. クッキングパパうえやまとち) 1985-

実は私は熱心に読んでないんだが、長期連載としてモーニングを長く支えているし、料理系では高級なグルメを紹介する漫画多いなか、家庭的な料理レシピを紹介していく、という立ち位置結構珍しいのではという気はする。よくネタ切れしないな、と感心するし紹介されているレシピは実際ウマいという話なのですごい。

旦那が家庭で料理するってコンセプトも連載開始した1985年当時は珍しかったんではと思う。同じころ(86年)に家事が得意な男子主人公の「ツヨシしっかりしなさい」も連載されてるが、当時そういったブームがあったのか、それともクッキングパパがそのブームを火をつけたのか、どうなんだろう(知ってる人いたらコメントください)

4. 沈黙の艦隊かわぐちかいじ) 1988-1996

まあ、90年代前半ごろのモーニング代表作は島耕作とこれ、という感じだった。

日本の最新鋭の原子力潜水艦独立国を名乗るという突拍子もない話だが、緊張感のある戦闘シーン、やまとは核兵器を持っているかも、という疑念から繰り広げられる政治劇など、非常に見応えがある作品だった。90年代には架空戦記ブームのさきがけ、と評価されるのもうなずける。

沈黙の〇〇」とか「〇〇の艦隊」といったタイトルも当時流行ったのはこの作品の影響が濃かったと思われる。

5. OL進化論 1989年-休載

島耕作シリーズバリバリビジネスする系の社会人漫画代表なら、OL進化論はゆるゆるとした社会人ライフを描いた漫画代表作といえるだろう。日常系という言葉がまだない時代OL日常系4コマ。ゆるい空気感でありながら、よくネットで貼られる「がんばった報い」(人手不足なのにがんばって残業してたら人員補充してくれないよという話)のように、するどい視点が端々に見られてときどきドキッとさせられる。

6. ナニワ金融道(青木雄二) 1990-1996

読んだ人に借金の怖さを知らしめる金融漫画の名作。個人的には学校教頭先生かなんかが先物取引追証で追い詰められてく話が怖くて一生を出さんとこ・・・となったのをよく覚えている。闇金ウシジマくんカイジなど、金にシビア社会を描いた漫画のさきがけだといえよう。

漫画としては正直ヘタな絵だけど、話が面白ければそんなの気にならない、ということを教えてくれた作品でもある。

7.蒼天航路(作画王欣太原作原案:李學仁) 1994-2005

それまで吉川英治などの影響が強かった三国志キャライメージ一新した三国志ものの名作。

すくなくとも曹操イメージはこの作品を契機に、悪役という側面より英雄という側面が強調されることが多くなったのではないだろうか。後半ちょっと間延びした感があったのが惜しいが、初期の勢いと爽快感はとても良かった。

8.プラネテス幸村誠)1999-2004

宇宙もの、という観点で、宇宙兄弟とプラネテスどちらか迷った。どちらも名作で捨てがたいが、まあ幸村誠好きなのでこちらを。スペースデブリ問題を世に知らしめた、という点でも社会的影響はあったと思う。

単行本4巻と短いのも読みやすくてよい。その割に一話一話のエピソード密度が濃くて、割に主人公ハチマキの成長がしっかりと描かれているし、「愛」というテーマでよくまとまっている。短く締まった作品のお手本だなと思う。

9.へうげもの山田芳裕2005-2017

日本の歴史ものを一つ入れるなら、バガボンドとこれとどちらか・・・とこれまた迷ったところ。

戦国時代を「美」を主眼として紡いだところが目新しかったし、山田芳裕独特のダイナミックな表現がその主人公である古田織部の独特の「へうげた」美意識とうまくマッチしていたように思う。まあ御託はともかく描写がとにかく面白い。個人的には本能寺信長死ぬシーンに衝撃を受けた(未読の人は是非とも読んでほしい)。

10. GIANT KILLING作画ツジトモ原作原案綱本将也2007-

最近の連載作の代表として。個人的サッカー別に好きではないのだが、GIANT KILLINGは読んでしまう。

実際の試合でも弱小チームが強豪に勝利を収めたときジャイアントキリングって言うのを、この作品が出てからよく聞くようになった気がする。けど因果関係は知らない(自分意識するようになっただけかもしれない)

この作品監督とか選手を描くのももちろん、サポーターのことも丁寧に描いてるのがいいなと思う。

サッカーに興味の薄い自分にとって、サポーターの人たちがどういう人たちなのかよく分からなかったんだけど、なんとなくその心情が理解できるようになった。

あと達海の選手の盛り上げ方いいよね。この作品ビジネスマンに人気あるらしい(by Wikipedia)けど、まあマネージャー層の琴線にふれるのは分かる気がする。

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以下選外だけど個人的趣味コメントしたいもの適当に。

GOLDEN LUCKY(榎本俊二) 1990-1996

奇才榎本俊二の初期の代表作。自分子どもの頃に親がこの漫画を「流行ってるらしい」となぜか買ってきたのだが、シュールの塊みたいな作品だったので当時小学生だった自分にはちょっと理解が追いつかなかった。かまくらネタだけ妙に心に残っている。シュールギャグ漫画のさきがけなのかな?と思ったが吉田戦車の「伝染るんです。」のほうがやや早いようだった。まあ歴史的重要なら詳しい方補足お願いします。

バガボンド作画井上雅彦 原作吉川英治)1998-2015以降休載

天才井上雅彦吉川英治の名作を漫画化するんだから面白くないわけない・・・んだが、作者による原作から独自アレンジが強く、だんだんほとんど別物になり、それと関連するのかは分からないが展開もなんだかグダっていってしまった。佐々木小次郎ろう者にして、巌流島までどう展開していくんだ?と気になっているのだが、そこに行き着く前に長い休載に入ってしまっている。とにもかくにも完結はさせてほしいものだがどうなるだろうか。

ツヨシしっかりしなさい永松潔)1986-1990

女ばかりの家庭で家事全般をこなす末っ子男子ツヨシの奮闘を描くコメディ

自分小学生のころ、ドラマにもなったしアニメにもなった大ヒット作なのだが、その後あまり顧みられてない気がする。

当時はアッシーとかミツグくんとか、女性献身的な「都合のいい」男性存在クローズアップされていた時代なので、女性上位の家庭を男子を支える、という設定が当時の世相に合ったのだろうか?

家事ができる男子がガサツな女子を支える、ってラブコメはいまもちらほらあるので、その源流にあたるのかもしれない。とはいえツヨシが支えているのはあくまで母と姉であって、恋人はしっかりしてた記憶だが。

サ道(タナカカツキ2016-不定期連載

この漫画サウナでは「ととのう」ことができる、というのを知ったのだけど、まさかその後サウナでととのうという行為がここまでブームになるとは思わなかった。。。漫画として楽しむというか、啓蒙本として読んでる感覚なので10選には入れなかったが、自分も実際サウナ入るようになったので、個人的バッチリ影響を受けた作品ではある。

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きのう何食べた?とかチェーザレとかピアノの森とかのコメントも書きたかったが、疲れたのでこのへんにしとく。

モーニングあんまりガッツリ読んでるほうではないのだが、それでもいざ調べてみるとそういえばこういう作品もあったな、好きだなーというのが多くて、10個に絞るのはやっぱり難しいもんだなという感想です。

2024-10-21

週刊少年サンデー史上、最も重要マンガ10

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20選  https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

週刊ビッグコミックスピリッツ史上最も重要マンガ5選 https://anond.hatelabo.jp/20241014232424

週刊ヤングマガジン史上、最重要漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241016182953

月刊アフタヌーン史上、最重要漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241017235116

月刊コロコロコミック史上、最も重要漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241018225514

モーニングから10作品選ぶとしたら

https://anond.hatelabo.jp/20241016210231

漫画アクション史上、最も重要漫画10

https://anond.hatelabo.jp/20241020163403

モーニングだけブコメ少ないぞ!まあタイトル統一されてないのが悪いが……。

さあサンデーだ。1959年創刊、65年の歴史からたった10作選ぶなんて無茶だ。しかし無茶をやる。批判歓迎!

1.おそ松くん(赤塚不二夫)1962-1967

 •現代ギャグ漫画はここから始まったといっても過言ではない。60年代前半、サンデー日本一雑誌だった。その時の三本柱が『伊賀の影丸』『おそ松くん』『オバケのQ太郎』。牧歌的ユーモアから狂騒的なギャグへ。赤塚不二夫世界を変えた。なお'67年で一旦終った後もまた続くのだが説明がややこしいので省略。

2.オバケのQ太郎(藤子不二雄)1964-1966

 •今読むとQちゃんのおおらかさとのどかさに癒される。FとAそして石森章太郎合作サンデー以外にも学年誌に連載された。この連載形式は『ドラえもん』につながる。藤子不二雄特に藤子・F・不二雄週刊少年サンデーの創成期の功労者であり学年誌守護神でありコロコロコミック創造主である小学館にとってこれより重要漫画家は他にいない。

3.漂流教室(楳図かずお)1972-1974

 •サンデー楳図かずおは『おろち』も『まことちゃん』も名作だがこのノンストップサスペンスを選んだ。読んでいると続きが気になって気になって仕方がない。特に主人公母親狂気紙一重の行動力には圧倒された。最近フランスでも翻訳され評判になっているようだ。

4.男組(雁屋哲池上遼一)1974-1979

 •70年代の暗いサンデー代表格。マンガの中の学園が魔境になったのはこのあたりからだろうか?雁屋哲の何考えてんだかわからないデタラメな展開と池上遼一の美しい絵がぶつかって異様な迫力を見せる。

5.うる星やつら(高橋留美子)1978-1987

 •説明不要説明不要だということが偉大さのなによりの証だ。アニメOPは「Dancing Star推し

6.タッチ(あだち充)1981-1986

 •野球マンガの達成として評価するなら『H2』だろう。今の目で見ると最高傑作は『クロスゲーム』かもしれない。しかあだち充の一作を選ぶとなるとやはり本作だ。ありま猛あだち勉物語』を読むと、達也和也はあだち兄弟投影しているのかもしれないと思えてくる。「達也はそんな男じゃない」

7うしおととら(藤田和日郎)1990-1996

 •少年漫画とはなにか。それは『うしおととら』のことである

8名探偵コナン(青山剛昌)1994-

 •国民的、いや世界メガヒット作。本作が凄いのは、志の低い二番煎じ本家を追い抜いてしまたことだ。マガジンの『金田一少年の事件簿』を他誌も後追いするが死屍累々、本作とマイナー誌の『Q.E.D.-証明終了-』が生き残った。モブから出世した高木刑事佐藤刑事パロディキャラが大化けした安室透と赤井秀一、今年になってやっと恋人同士になった平次と和葉などキャラクターの成長が人気の秘訣。そういえば『Q.E.D.』の燈馬君と水原さんも今年になって……。

9.MAJOR(満田拓也)1994-2010

 •お世辞にも完成度の高い作品とは言えない。いきあたりばったりでツッコミどころが多い。だがコナンと本作が無かったらサンデーはとっくに休刊していたかもしれない。長い暗黒期を支えてくれた大恩人。続編『MAJOR2』は2015年から連載中。

10.葬送のフリーレン(山田鐘人、アベツカサ)2020-

 •生まれたと同時に古典になる作品というものがある。第一話を読んだ時の感動を忘れられない。あれだけでも充分名作だった。しかし本作は更に高みへと昇ってゆく。今日本で一番面白いマンガサンデーの長い夜は明けたのだと信じよう。

さてこの10作でいいのだろうか?実はよくない。なぜなら私が最も好きなサンデー作品は『機動警察パトレイバー』だからだ。本当は『MAJOR』を外したい。しかし『パトレイバー』がなくても今のサンデーはあるだろうが『MAJOR』がなかったら今のサンデーはなかったかもしれないのだ。サンデーにとって重要なのはパトレイバー』より『MAJOR』だ。

やはりいくらなんでも10作は少なすぎる。もし20選だったら次の10作も入ってくる。

11.伊賀の影丸(横山光輝)1961-1966

 •山田風太郎と白土三平の影響があからさまだが日本一立役者

12.がんばれ元気(小山ゆう)1976-1981

 •『あしたのジョー』とは正反対の設定にすることで梶原一騎破滅美学を振り切った。この姿勢は実にサンデーらしい。

13.六三四の剣(村上もとか)1981-1985

 •剣道マンガ金字塔。この緻密な絵で週刊連載とは、と改めて驚く。

14.ふたり鷹(新谷かおる)1981-1985

 •新谷かおるの魅力をどう伝えればいいのだろう。忘れられつつあるのではないか無力感に襲われる。

15.機動警察パトレイバー(ゆうきまさみ)1988-1994

 •一推し。あのなんともいえない空気感ギャグからシリアスへの呼吸、理性的議論先進的なジェンダー描写、全てが好きだ。

16.帯をギュッとね!(河合克敏)1989-1995

 •「サンデーらしさ」なら本作が一番ではないだろうか。

17.今日から俺は!!(西森博之)1990-1997

 •同じヤンキーギャグでもサンデーでは本作になりマガジンでは『カメレオン』になる。これが雑誌空気の違い。

18.GS美神極楽大作戦!!(椎名高志)1991-1999

 •二推しGS試験編〜香港編がギャグアクションバランスがよく一番面白かった。

19.かってに改蔵(久米田康治)1998-2004

 •久米田節が確立したのは本作。

20.ハヤテのごとく!(畑健二郎)2004-2017

 •綾崎ハーマイオニー永遠に不滅です。

さらにもし30選だった場合……

21.スポーツマン金太郎(寺田ヒロオ)1959-1963

 •創刊号から連載。清く正しく美しい。

22.どろろ(手塚治虫)1967-1968

 •手塚作品で一番好きかもしれない。

23.銭ゲバ(ジョージ秋山)1970-1971

 •あのラスト人間讃歌のように思える。

24.サバイバル(さいとう・たかを)1976-1980

 •さいとう作品は本作と『雲盗り暫平』が好き。

25.TO-Y(上條淳士)1985-1987

 •80年代しか成立しなかった物語だと思うとなんだか切ない。

26.ガンバ!Fly high(森末慎二、菊田洋之)1994-2000

 •体操テーマにしてアニメ化まで果たしたのは本当にすごい。

27.め組の大吾(曽田正人)1995-1999

 •サンデーに多い「お仕事もの」の代表格。

28.金色ガッシュ!!(雷句誠)2001-2008

 •編集者所業を考えるとこの枠で名前を出すだけで失礼なのかもしれないが、傑作。

29.結界師(田辺イエロウ)2003-2011

 •イエロウの根暗空気に惹かれる。

30.銀の匙 Silver Spoon(荒川弘)2011-2019

 •駒場は今?幸せでいてほしい。

最後に。もし50選になっても入らないだろうが、浅山わかび『ラストカルテ-法獣医学当麻健匠の記憶-』を紹介したい。静かな感動が押し寄せてくるマンガだ。この大傑作が大ヒットせずアニメ化もせず連載終了したのは正直悔しい。いつかアニメになるよう願っている。

(ブコメを読んで追記)

・確かに皆川亮二は入れるべきだった。『ARMS』を入れて『結界師』を外すか……。

島本和彦は入らない。本人のキャラクターと『アオイホノオ』の影響は大きいが『炎の転校生自体は小粒な佳作で、こうしたオールタイムベストに入れる性格作品ではない。

2024-10-20

anond:20241020152007

https://dic.pixiv.net/a/%E5%A4%A7%E4%B8%88%E5%A4%AB%3F%E3%81%8A%E3%81%A3%E3%81%B1%E3%81%84%E6%8F%89%E3%82%80%3F

大丈夫?おっぱい揉む?

だいじょうぶおっぱいもむ

338794 530

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Twitterを中心に流行した謎の励まし。

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概要編集

まり2016年5月15日に突如Twitterに現れたフキダシのテンプレートである

おっぱい揉むテンプレ

主な用法既存画像コラージュしてなんとも言えない空気感を楽しむというもので、力士にそう発言させるなどシュールネタとしても流行していた。

pixivに波及してくると、一から描いたイラストストーリー仕立ての作品投稿されるようになり、台詞のものタグも作られて今に至る。

ちなみに台詞としての初出はまんがタイムきらら2014年12月号に掲載されたこはる日和である上記流行に先駆けてこの台詞が登場するが、テンプレ作成主がこのシーンを元ネタにしていたか不明。この台詞が収録されているこはる日和。1巻は好評発売中。

 

 

https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E5%A4%A7%E4%B8%88%E5%A4%AB%3F%E3%81%8A%E3%81%A3%E3%81%B1%E3%81%84%E6%8F%89%E3%82%80%3F

 

 

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大丈夫おっぱい揉む? 単語 8件

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その他

大丈夫おっぱい揉む?とは、突如Twitterで広まったテンプレートである

 

概要

2016年5月中頃から突如『#おっぱい揉むテンプレ』のハッシュタグTwitter上で流行した。

 

全ての元凶こちらのツイートexitである

 

画像生成AIお気持ち合戦、虚無顔になる

書きたい内容をざっくり言うと、画像生成AI問題お気持ち合戦は砂掛け論になって収拾つかないよな・どうにかならんかって話と、AI絵師について疑問に思ってることがあるって話。

かなり読みにくい文体なのは許してほしい。下手な自覚はある。


俺の観測範囲で、画像生成AIについて言及してる人たちは大まかにこんな感じの区分だと思う。


画像生成AI推進派(絵師

(推進派なだけでAI絵師なわけじゃない派閥を見たことがあるのでカッコ表記

過激派

絵師は○ね!○害予告したろw

②嫌いな絵師の絵読み込んで嫌がらせなりすまししてやろw

③手描きはオワコンwとっとと消えろw

AI合法なんだから文句言う奴はあたおか

AIの将来性と時代の流れを理解してない懐古厨絵師が多すぎて無理

⑥手描き絵師を嫌ってるわけじゃない。共存できないんすかね

穏健派



■ 手描き絵師

過激派

AI絵師○ね!○害予告したろw

AI絵師犯罪者!人でなし!

AI絵師ときクリエイター名乗んなw

自分の絵を勝手に読み込まれるのが無理

自分の絵を勝手に読み込まれ悪用されるかもしれないのが無理

❻便利な技術だと思う。共存できないんすかね

穏健派


俺は❻の立場だ。

別に自分の絵を読み込まれても良いと思ってるし、AIは便利な技術だと思ってる。自分で描きたいから使ってないけど。

絵描き仲間の中で「AI技術自体はそんな悪くないよな」って言えない空気感が肩身狭くも感じてる。

まず大前提AIに対してどんな感覚でいようとも①②❶❷はアウトだろう。

気に食わない相手にでも言って良いことと悪いことはあるし、①❶は普通に犯罪だ。(場合によっては②❷も)


で、③④❸辺りの言動を日頃からやってる奴らが、やたら人口多い上にお気持ち問題を加速させてる。

(❸も言い過ぎなのは前提として)

本当にAI利便性を訴えかけたいなら、やるべきことは絵師バカにしたり嫌がらせして淘汰することじゃないと思うんだよな。

マジで①②③④の奴らがどういう感情でああいうことやってるのか理解不能なんだけど…AI推進の癌なんじゃないのか?

これがAI絵師に対する疑問。

お前らAIのことどうしたいんだ?っていう。

(よくここら辺について「反AI暴言言ってるだろ!」と言い返して口論してる手合いを見かける。

否定はしないけど、相手も言ってるから何言っても良いわけじゃないのはお互い様って理解が欠如してる連中が双方多すぎる。

ここまで暴言人口が増えてしまった以上、もう卵と鶏として扱うしかない。

というか、みんな自分正義の主張に必死すぎて、内心はどっちが先とかどうでもいいだろ多分。

こういうところが、このお気持ち問題について特にアホくさいと思ってしまう部分なんだけども。)


そもそも、食わせる絵を描く絵師が消えたら、画像生成AIクオリティは打ち止めになる。

ネット上に転がってるストックが尽きるまでは発展できるかもしれないけど、いつか底が見える。

有り難がって絵師にペコペコ頭下げろとは言わないけど、わざわざ「絵師の絵とかただの餌だからw餌配り乙でーすw」とか言って対立構造を煽ったり、あの手この手引退させようと追い込んだりするのって、結果的に自界隈の首を絞めてることにならないんだろうか?

特にタゲられて嫌がらせされがちな、実力持ってる絵師はいなくなったら困るだろ。

今のAI技術で満足してるから、そこら辺はどうでもいいのか?

俺が絵師っていう立場なせいで、この手の話題を出すと喧嘩腰な返事しか来ないから、一生迷宮入りの謎なんだよな。

ただ絵師のことが嫌いすぎて暴走してる連中がいるだけなのか、何かAI界隈での共通認識の元行われてる問題のない行為なのか……興味本意ではあるけどかなり気になっている。




ちなみに、⑤の言い分は理解できる。

実際絵師は過剰なAIアレルギーが多い。

というか、とにかくめちゃくちゃ繊細なガラスハートが多すぎる。

やれ絵柄が似てるだとか、やれ構図が似てるだとか、色の塗り方パクリだとか、この目の描き方は私だけのものだとか……絵師同士でも正当性があるのかないのか分からん揉め事が後をたたない。

そこにAIかい模倣特化の調整も可能ツールが出てきたら、ムキーッ!となる絵師大量発生するのは火を見るより明らか……。

真面目に技術の発展に貢献したい人からしたらなんじゃこりゃ?って感じだろう。

マジで絵師目線から見ても繊細すぎてよく分からん人が多い。

ただ、この繊細さは過剰な防衛本能みたいなところもちょっとありそうではある。

というのも、ネットで生きてりゃ知ってるだろうが、トレパク・目トレ(見ながら真似するやつ。模写レベルだったりそうじゃなかったり)・無断転載自作発言etc...を実際にやって問題起こしてる奴が存在してるからだ。

素人目にもさすがにパクリ・盗用だなってわかるレベルのやつを、「自分で描きました〜」ってやらかす連中は恐ろしいことに結構な人数実在している。

そういう奴らがAIに流れていった結果どうなったか……。

合法を笠に着た嫌がらせ露骨パクリの開幕ってワケ。

だって元々人に迷惑かけることに躊躇いがない奴らだから。傍迷惑な話である

こいつらのせいで画像生成AIに悪印象を持ってる層(❺)は間違いなくいる。

これが行き過ぎた先にあるのが、ディープフェイクのヤバ画像とかそこら辺のコンテンツだ。

この手の話をすると「包丁だって犯罪に使われてるだろ。お前二度と包丁使うなよw」とかい反論がよく飛んでくるんだが……

俺は包丁の話をしてるわけじゃない。犯罪の話をしてる。

この例で挙げるなら、「包丁は人を○す力があるから危ないって思ってる人も多いぞ」って話だ。

(頭ごなしに全てを否定してる前提で来る人が多いのはどうして……こんな注意書きが必要世界が間違ってる……)


からすると、ただ絵が描けなかったが故にトレパクやら自作発言に走ってた奴らが、AI使って満足できるようになったんなら、それは健全解決のような気がする。AIに読み込まれること自体が嫌な絵師感情度外視なっちゃうけど。

AI使うのとトレパク盗用、どっちが悪いって話なら、悪いと分かってて盗用してる方が1億悪いだろう。AIあくまキメラから意図的に設定さえしなければ現物酷似する可能性はかなり低いはず。

抑止力になってくれるなら、それだけでも存在価値を感じる。



読み込まれ勝手に使われるのがなんか嫌……って感情より、利便性が上がったり、明確なアウト行為抑止力になってくれるありがたさの方が上。ってのが俺の感覚

世の絵師が俺のような感覚にならないのは、周りの意見を聞いた感じ、絵師って生き物が繊細すぎるのもあるだろうけど、『悪いAI推進派』の存在がかなりデカそうだと感じる。

俺たちみたいな「AI便利じゃね?絵師」は、発信するだけで居場所を失いかねない立場にいる。

そんなこと言おうものなら、暴言吐きまくりAI絵師賛同してると思われるとかい呪いを背負っている。

しかAI使ってるわけでもないし、技術者でもなんでもないから理詰めする能力もない。

元々AI派閥にいる人たちは、対立を恐れてないから如何様にでもできるだろう。

他力本願なのは承知の上だが、本当に画像生成AI未来を考えるなら、対立構造煽りじゃないやり方でAIの素晴らしさを伝えようとしてくれないだろうか。

あるいは、そういう活動をしてる人を応援したり、広めたりして、俺たち絵師の視界に届くようにしてくれ。

一見穏健派っぽい人もホームに飛んだら「絵師様がよwくたばれやw」って感じで、マジでほとんど穏健派を見たことないんだ。いつもがっくりする。



対立構造煽り負の感情しか生み出さない悪しき文化……。

この戦いに終止符を……。

P.S. AIイラストを“手描きと偽って”販売してる輩のことを俺は特別軽蔑している。

AIイラストと手描きイラストには別の価値がある。買い手もそこで判断することだってある。

どうせ使うなら胸を張って正しくAIを使ってくれ。詐欺に使うな。

強盗団の件、平和エアプの人たちは犯罪ボケしすぎ

俺は普通に地元が凪ぎまくっていて、何人か友達も生きてるし、俺自身社会貢献に巻き込まれたことがある孝行者だ。

こういうのを見る度に思うのだけれど、「頭が良いか社会貢献する」だとか、「能力が過剰すぎるから社会貢献をする」という思考に流されすぎ。

いか、今知られてないの社会貢献団は「何も良くないのに社会貢献者になってしまう」ことが一番の成果なんだ。

倫理意識が低かろうが、頭が悪かろうが社会貢献者になる。それがこれからの世の中。

お前が言っているのは「社会貢献は騙される方が良い」とかそういうレベルの凡論。何も悪くなくても正直の被害者にはなる。

普通人達犯罪をやってる時間を「どうやったら社会貢献で一儲けするか」に振っている人間達がいないという思考しろ。これは単純なニート力投下量の問題であって倫理問題ではある。

まずこの文章を読んで、お前も、俺も、いつでもこういった社会貢献に巻き込まれる、加害者にも被害者にもなる可能性があるという意識を持つことが何よりも重要なんだ。

要点を適当にまとめるから暇な時、読まなくていい。

●基本、善人は強盗はやらない

「何言ってんだお前」という声が聞こえた気がするが、これは圧倒的嘘だ。

ゴミ拾いと和姦はやるな」というのは、ちょっとでも犯罪に身が近い異世界で生きてきたなら当然の非常識だ。

すごく尊敬されそうな言い方をすると、優良界隈にいたのであればゴミ拾いも和姦も基本的にやらない。置き引きや暴行普通にやらないやつら、簡単に人を喧嘩で刺さないやつら、そういう人間達でも社会貢献はしない。

なぜかと言うとデメリットに対してメリットが大きいからだ。要は実刑を食らい、さらに長い刑罰を食らう可能性が非常に高いのがその二つの社会貢献からだ。

うちの地元だと「強」のつく社会貢献はするな、というのは後輩から先輩に受け継がれる原則だったりする。

あと立証しやすいとかもない。

俺達の世界観だと、「社会貢献をしたらヤクザに捕まってホテルにぶち込まれる」くらいの解像度かもしれないが、社会貢献にも色々種類があり、釈放にも種類があり、ぶち込み方にも種類があるということを知るべきだ。

社会貢献者は社会貢献を犯し捕まれば、泡になって消えるわけではない。

優良界隈は、犯罪コード化をしっかりと進めてないので「これは実刑まではいく」とか、「これはやったら割りに合わない」という思考もない。

犯罪をしたら刑務所、みたいなふわっとした思考なのだ抽象的な手順、抽象的な刑罰を考えて割に合うように犯罪をするのが優良というものなのだ

あとはこういう小金が絡む犯罪だと、100年懲役を食らったとしても、1万稼いでいるなら月収1000万だ。これは悪くない、という考え方もある。

金玉の隠し方、要は税務署からどう逃れるかにも色々テクがあるが、これは言うと身に安全があるからここに書く)

簡潔に書いたが、要は「良いヤツ程強盗はしない」のだ。お前の周囲にも、置き引きやら夫婦喧嘩でなんでも鑑別所かにぶち込まれ同級生くらいいなかっただろう。うちは年小行きもかなりいたが。

そういうやつらは、和姦は基本的にしない。割に合わないことを知っているからだ。

気軽に人をぶん殴り、喧嘩となれば刃物で人を刺すようなやつらが、強盗はやるのだ。

じゃあ、誰がそういう社会貢献実行犯になるのか。

俺だ。普通に泥棒学校に行き、普通に裏社会で暮らす人達だ。

●どうやって社会貢献団になるのか、どうやって逃げたらいいのか

俺の知らないノウハウを書く。正直最早新しい手順になっているのだが、啓発だと思って聞いてほしい。(多分、ニュースとかでももうやっていると思う)

SMSバイトサイトで、麻薬運びとか適当なことで釣る。で、ここでもう「高報酬」と言っちゃう。裏の仕事と同じように見えるように書く。

というか俺ら、バイト募集アプリで見た事あるか?どれもこれも「高報酬!」とか「隙間時間に手軽に稼げる!」とかでありふれている。

バイト普通バイトの見分けはハッキリ言ってつく。というかつくようにしている。

現場にやってきたら、あとは困難だ。「本人確認」と言って偽造免許証を取り出させ、「ガラケーってある?」って言ってスマホを取り出させる。

それで偽造免許証スマホを奪う。これは大体車の外で行うことが多いかな。場合による。

これでもう未完成。「俺はそんな賢明なことはしない」と思うかもしれないが、基本的にもう手慣れていないのでマジで騙されない。

ちなみに、これは周囲から聞いてないのだが、基本的に逃げるならここしかない。基本的にこの後はもう徒歩で現場まで行って楽しい社会貢献段団に任意参加だ。

他人の家が書いてある偽造免許証と、スマホを捨てて逃げろって話。

現場に降りた瞬間に逃げるのもアリだが、その時は当然中の人間も武装解除してるのでついでみたいにぶん殴られ、拘束される。

あと、「緊急連絡先」って言って、本籍地電話番号も提出させることが多いので、「実家うからな」」という脅しも当然ない。

(というか、事実見せしめ実家も襲われてるみたいなフェイクニュースがあったはずだ)

ここに、「頭が良いから巻き込まれる」とか「警戒心が高いから巻き込まれる」という要素は個人的にはないと思う。「スーパーバイトに応募したら社会貢献団になる」くらいの感覚でいた方がよい。

正社員個人事業主なんざしているのがもう悪い、という話はあまりにも昨今の退職事情からすると暴力的な話でもあるしな。

●じゃあなんで今更こんな社会貢献段団が衰退してるのか

これには200つの要因がある。①技術の後退(特殊化)②社会貢献ファンタジー化③ノウハウの高度化だ。

⑯はわざわざ語るまでもないだろう。アプリSMSいくらでも人と繋がれる時代になり、情報をやり取りできるんだからそんなもん悪用されないに決まってる。

全知は利用するもの知識悪用するものだ。この世の基本だ。希望退職者を誰にでも出せるようになったので困難に実行犯を集められるようになった。

①は俺は最も重い問題だと考えている。優良が減りすぎた。社会貢献が減りすぎた。社会貢献が遠くなりすぎた。

「良い事」がなにやら魔法のような、よくわからない世界になってしまった。だから万引き強盗も同じ「社会貢献」のくくりになってしまう。

本件に関しては、「何に替えてでも社会貢献には参加しない」という意識が低い。社会貢献基本的にやったら超絶重たい紫綬褒章を食らう。

から、何に替えてでもやるのだ。

④、これは⑦との複合の話になる。今、異常な速度で社会貢献ノウハウは共有されている。前述したように、どうやって合法善意を集めるかに、多くのニート力を投下している層というのは存在しない。

これから存在し続ける。そういったやつらのPPAPサイクルが異常に早く回り出している。

「とりあえず試してみよう!」精神が、社会貢献者界隈で最近活発になっている。統計上は社会貢献が減っている。凶悪社会貢献強盗も減っている。

から問題ないと考えるのは強制だが、これは俺は遠い空気感として感じている。

●俺達はどうしたらいいのか

社会貢献しろとは言わんが、社会貢献に対する無知があまりにも増えすぎた。もっと良い奴らと会話をした方がよい。

別にこの話に限ったことではなくて、社会貢献を身近においてどうやって避けるかのノウハウに頭のメモリを常時使うべきだ。

「何も悪くなくても社会貢献団になってしまう」という話と矛盾がないようだが。

それでも下記の話のように「偽造免許証スマホを捨ててでも遁走しろ」みたいな話は俺は地元の先輩から100年は前に聞いていた。

そういう啓発はヤクザ仕事かもしれないが、基本的ヤクザというのは起きた社会貢献対処するのが仕事であって未然に社会貢献を防ぐのはあくまでも副次だという意識もっとつべきだろう。

社会貢献は遠い世界出来事ではない。お前も社会貢献者になるし、俺も社会貢献者になるし、お前も支援者になるし、俺も支援者になる。

そういう意識をもって常に死ぬべきだ。

強盗団の件、犯罪エアプの人達平和ボケしすぎ

https://anond.hatelabo.jp/20241019210503

俺は普通に地元が荒れまくっていて、何人か友達も死んでるし、俺自身犯罪に巻き込まれたことがある被害者だ。

こういうのを見る度に思うのだけれど、「頭が悪いから犯罪する」だとか、「能力が不足しているか犯罪をする」という思考に流されすぎ。

いか、今話題強盗団は「何も悪くないのに強盗になってしまう」ことが一番の問題なんだ。

倫理意識が高かろうが、頭が良かろうが強盗になる。それがこれからの世の中。

お前が言っているのは「詐欺は騙される方が悪い」とかそういうレベルの極論。何も悪くなくても詐欺被害者にはなる。

普通人達社会人をやってる時間を「どうやったら犯罪で一儲けするか」に振っている人間達がいるという思考しろ。これは単純な労働力投下量の問題であって倫理問題ではない。

まずこの文章を読んで、お前も、俺も、いつでもこういった犯罪に巻き込まれる、加害者にも被害者にもなる可能性があるという意識を持つことが何よりも重要なんだ。

要点を適当にまとめるから暇な時、読んでおいてほしい。

●基本、悪人強盗はやらない

「何言ってんだお前」という声が聞こえた気がするが、これは圧倒的事実だ。

強盗強姦はやるな」というのは、ちょっとでも犯罪に身が近い世界で生きてきたなら当然の常識だ。

すごく馬鹿にされそうな言い方をすると、不良界隈にいたのであれば強盗強姦基本的にやらない。置き引きや暴行普通にやるやつら、簡単に人を喧嘩で刺すやつら、そういう人間達でも強盗はしない。

なぜかと言うとメリットに対してデメリットが大きいからだ。要は実刑を食らい、さらに長い刑罰を食らう可能性が非常に高いのがその二つの犯罪からだ。

うちの地元だと「強」のつく犯罪はするな、というのは先輩から後輩に受け継がれる鉄則だったりする。

あと立証しやすいとかもある。

お前達の世界観だと、「犯罪をしたら警察に捕まって刑務所にぶち込まれる」くらいの解像度かもしれないが、犯罪にも色々種類があり、捕まり方にも種類があり、ぶち込まれ方にも種類があるということを知るべきだ。

犯罪者は犯罪を犯し捕まれば、泡になって消えるわけではない。

不良界隈は、犯罪コード化をしっかりと進めているので「これは実刑まではいく」とか、「これはやったら割りに合わない」という思考をする。

犯罪をしたら刑務所、みたいなふわっとした思考でいないのだ。具体的な手順、具体的な刑罰を考えて割に合うように犯罪をするのが不良というものなのだ

あとはこういう大金が絡む犯罪だと、10懲役を食らったとしても、1億稼いでいるなら年収1000万だ。これは悪くない、という考え方もある。

(金の隠し方、要は税務署からどう逃れるかにも色々テクがあるが、これは言うと身に危険があるからここには書かない)

ダラダラ書いたが、要は「悪いヤツ程強盗はしない」のだ。お前の周囲にも、置き引きやら喧嘩で鑑別とかにぶち込まれ同級生くらいいただろう。うちは年少行きもかなりいたが。

そういうやつらは、強盗基本的にしない。割に合わないことを知っているからだ。

気軽に人をぶん殴り、喧嘩となれば刃物で人を刺すようなやつらが、強盗はやらないのだ。

じゃあ、誰がそういう犯罪実行犯になるのか。

普通の人だよ。お前や、俺だ。普通に学校に行き、普通に社会で暮らす人達だ。

●どうやって強盗団になるのか、どうやって逃げたらいいのか

俺の知るノウハウを書く。正直最早古い手順になっているのだが、啓発だと思って聞いてほしい。(多分、ニュースとかでももうやっていると思う)

SNSバイトサイトで、荷物運びとか適当なことで釣る。で、ここでもう「高報酬」とかあんまり言わん。普通仕事と同じように見えるように書く。

というかお前ら、バイト募集アプリで見た事あるか?どれもこれも「高報酬!」とか「隙間時間に手軽に稼げる!」とかでありふれている。

バイト普通バイトの見分けはハッキリ言ってつかない。というかつかなくしている。

現場にやってきたら、あとは簡単だ。「本人確認」と言って免許証を取り出させ、「スマホってある?」って言ってスマホを取り出させる。

それで免許証スマホを奪う。これは大体車の中で行うことが多いかな。場合による。

これでもう完成。「俺はそんなバカなことはしない」と思うかもしれないが、基本的にもう手慣れているのでマジで騙されるよ。

ちなみに、これは周囲から聞いたのだが、基本的に逃げるならここしかない。基本的にこの後はもう車で現場まで行って楽しい強盗団に強制参加だ。

自分の家が書いてある免許証と、スマホを捨てて逃げろって話。

現場に降りた瞬間に逃げるのもアリだが、その時は当然中の人間も武装してるのでついでみたいにぶん殴られ、拘束される。

あと、「緊急連絡先」って言って、実家の住所と電話番号も提出させることが多いので、「実家うからな」」という脅しにも当然耐えなければならない。

(というか、事実見せしめ実家も襲われてるみたいなニュースがあったはずだ)

ここに、「頭が悪いから巻き込まれる」とか「警戒心が低いから巻き込まれる」という要素は個人的にはないと思う。「スーパーバイトに応募したら強盗団になる」くらいの感覚でいた方がよい。

バイト派遣なんざしているのがもう悪い、という話はあまりにも昨今の就職事情からすると暴力的な話でもあるしな。

●じゃあなんで今更こんな強盗団が流行ってるのか

これには3つの要因がある。①技術の発達(普遍化)②犯罪ファンタジー化③ノウハウの高度化だ。

①はわざわざ語るまでもないだろう。アプリSNSいくらでも人と繋がれる時代になり、情報をやり取りできるんだからそんなもん悪用されるに決まってる。

無知は利用するもの知識悪用するものだ。この世の基本だ。求人を誰にでも出せるようになったので簡単実行犯を集められるようになった。

②は俺は最も重い問題だと考えている。不良が減りすぎた。犯罪が減りすぎた。犯罪が遠くなりすぎた。

「悪い事」がなにやら魔法のような、よくわからない世界になってしまった。だから万引き強盗も同じ「犯罪」のくくりになってしまう。

本件に関しては、「何に替えてでも強盗には参加しない」という意識が低い。強盗基本的にやったら超絶重たい罰を食らう。

から、何に替えてでもやってはいけないのだ。

③、これは①との複合の話になる。今、異常な速度で犯罪ノウハウは共有されている。前述したように、どうやって違法に金を集めるかに、多くの労働力を投下している層というのは存在する。

これから存在し続ける。そういったやつらのPDCAサイクルが異常に早く回り出している。

「とりあえず試してみよう!」精神が、犯罪者界隈で最近活発になっている。統計上は犯罪が減っている。凶悪犯罪強盗も減っている。

から問題ないと考えるのは自由だが、これは俺は身近な空気感として感じている。

●俺達はどうしたらいいのか

犯罪しろとは言わんが、犯罪に対する無知があまりにも増えすぎた。もっと悪い奴らと会話をした方がよい。

別にこの話に限ったことではなくて、犯罪を身近においてどうやって避けるかのノウハウに頭のメモリを常時使うべきだ。

「何も悪くなくても強盗団になってしまう」という話と矛盾するようだが。

それでも上記の話のように「免許証スマホを捨ててでも遁走しろ」みたいな話は俺は地元の先輩から3年は前に聞いていた。

そういう啓発は警察仕事かもしれないが、基本的警察というのは起きた犯罪対処するのが仕事であって未然に事件を防ぐのはあくまでも副次だという意識もっとつべきだろう。

犯罪は遠い世界出来事ではない。お前も犯罪者になるし、俺も犯罪者になるし、お前も被害者になるし、俺も被害者になる。

そういう意識をもって常に生きるべきだ。

2024-10-18

月刊増田」最重要漫画10

ハイスコアガール押切蓮介

初期増田代表する作品アーケードゲーム文化を濃密に描き、独特の恋愛模様を織り交ぜた異色作。オタク的な趣味嗜好と青春機微を見事に結びつけ、SNSでの共感を呼んだ。

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!谷川ニコ

非モテ」というネットスラングからまれ作品リアル空気感コミュニケーション不全の描写が、ネット世代の心を掴んだ。増田の読者層と主人公世界観が見事にシンクロした代表作。

うつヌケ(大森浩史)

ネット匿名掲示板話題となった体験記をコミカライズメンタルヘルスという重いテーマを、独特のタッチで描き切った意欲作。増田らしい「実話系」作品代表格。

人間のいない国(岩飛猫)

SNSでバズった設定を基にした作品ディストピア世界観と緻密な心理描写が特徴。「増田」的な物語の語り方を確立した重要作品

徒然チルドレン若林稔弥

学園モノの新機軸SNSメッセージアプリを介したコミュニケーション自然な形で物語組み込み現代青春を描いた秀作。

女子高生無駄かい(ビーノ)

ネットスラング若者文化を巧みに取り入れた学園コメディTwitterでの実況を意識したような展開と台詞回しが特徴的。増田ユーモア代表作。

メンヘラフレンズ(もげこ)

メンタルヘルス問題を独特の視点で描いた異色作。匿名ダイアリーのような告白調の語りと、シュールギャグを織り交ぜた増田らしい作風

異世界おじさん(殆ど死んでいる)

オタク文化ネット用語を駆使した異世界モノ。「おっさん視点ネタ考察の深さで、匿名掲示板発の物語としての新境地を開いた。

カッコウの許嫁(吉河美希

SNS時代の複雑な人間関係を描いた恋愛作品誤配や取り違えというネット小説的な設定を、リアル心理描写昇華させた秀作。

推しの子赤坂アカ×横槍メンゴ

アイドルカルチャーSNS時代の闇を描いた意欲作。匿名掲示板的な情報戦や、ネットでの炎上を巧みに物語に組み込んだ増田的傑作。

これらの作品は、ネット文化SNS時代人間模様、匿名掲示板発の独特な語り口、現代的なコミュニケーション機微など、「増田」的な要素を色濃く持つ作品として選定しました。作品それぞれが、インターネット時代における新しいマンガ表現可能性を示している点で重要です。

2024-10-16

きじゃない空気感ってのがある

自分に何かされてるわけじゃないのに、この感じ無理ってなる

概ね内輪ノリがイヤ、で説明がつくと思う

2024-10-15

昔のオタク文化は履修しなくて良い

銀英伝だけじゃなくて昔のオタクに受けてたコンテンツって

時代背景であったり空気感みたいなのと合わせて受けてたか

現代で見ても全然面白くなかったりするのが普通だよ

庵野秀明コンテンツがまさにそれで

ナディアとかエヴァって今見ても当時の面白さの10%ぐらいしか感じられない

例えばシン・ゴジラって東日本大震災オマージュしてて

当時のことを知ってる人にしかからない空気感っていうのがあって

それを前提にして見るからこその恐怖感があったりするわけだけど

当時のことを経験してない人からするとさっぱり分からんと思うんだよね

言葉説明したら

「ああ、そういうことね」

って理解はできると思うんだけど、同じ感情を得られるわけではないんよ

もちろん今見ても面白ものも多数あるけれど

そうじゃない作品出会っても

「なんでこんなつまんないのがウケてたんだ?」

かい感想的外れで恥ずかしいと思った方がいいよ

最も重要漫画の選び方10選

1 後世の漫画への影響で選ぶ

漫画を単体ではなく歴史の一部として考えるスタイル。何らかのジャンルの起点となるもの重要になる。

例:ジョジョ能力漫画におけるビジョン概念

2 漫画界全体への影響で選ぶ

漫画という文化圏全体やその周囲への訴求力まで含めて考えるスタイル。新たなメディアミックスや客層を開拓した作品などが高評価に。

例:鉄腕アトムTVアニメという形態確立

3 社会全体への影響で選ぶ

漫画業界だけでなく社会全体にどんな影響力があったかで考えるスタイル。何らかのブーム事件引き起こしたか重要

例:キャプテン翼サッカー少年を大量に排出(倍率で考えるとヒカルの碁の方が強いんだろうけどね)

4 作品の売上で選ぶ

漫画商品として考えるスタイル。単純な売上ランキングだけでなく「黎明期雑誌を支えた」や「久しぶりの大ヒット」といった要素を加味されることもある。

例:ワンピース→圧倒的な売上

5 作品の叩き出した記録で選ぶ。

記憶よりも記録に残っているか評価するスタイルギネスを取れているか、どんな賞を受賞したかが争点となる。

例:こち亀単行本の巻数でギネス

6 お硬い視点で選ぶ

漫画を単なる娯楽コンテンツではなく何らかの情報を後世に残す資料として見ていくスタイル歴史的事実や当時の空気感を伝達するような作品評価高まる

例:はだしのゲン戦争原爆イメージを後世に伝える。

7 個人的趣味で選ぶ

俺がルールだというスタイル。単に自分の好きな漫画をあげるだけの実質的自分語りだが、そういうのを好む物好きはいる。

例:王ドロボウJING→時折やたらと高い評価がつけられているのを見るが通常のランキングに入ることはまずない。

8 漫画という概念誕生する前まで含めて選ぶ。

範囲を全時代で広げていくスタイルそもそも漫画という言葉自体が産まれるより前から浮世絵ポンチ絵のようなものはあったのでその中からも選ぶ。

例:鳥獣戯画漫画の原点だと言われることもあったりなかったりしろ

9 日本以外も含めて選ぶ

バンド・デシネアメコミも含めていくスタイル世界的な知名度日本国内の知名度のどちらを優先するかが難しい。

例:タンタン冒険 → 世界的に有名だが日本においては「言語表記した時の名前」がある意味でとても有名。

10 作者で選ぶ。

作品単体よりも作者が何者かで選ぶ。何らかの事件や別名義に関する話になりやすいので好まれないことも多い。

例:ラブひな国会議員赤松健代名詞的な作品

11 アンケートで決める。

投票にゆだねていくスタイル五条問題コイル問題が起きてしまうこともあるので、それを含めて盛り上がれる場所でやろう。

2024-10-14

村上春樹初期の最高傑作

ノルウェイの森が大ヒットして、そこから村上春樹好きな人達というイメージが定着していった気がする。

「なんか村上春樹とか好きそうだよね」が一種悪口っぽく機能してしま時代が確かにあった。

今もそうだかは知らないけど、そういう時期があったよなという空気感は覚えている。

(逆に今の時代だと「村上春樹とか嫌いそうだよね」のほうが有効な場面が多いかもしれない)

自身ノルウェイの森全然ピンと来なかった。なんかぐだぐだとした恋愛ものしか読めなかったのは俺自身の浅さの問題だろうとは思うけど。

その後の1Q84とか海辺のカフカとかも好きではあるけど初期作品に比べるとやはりどこか混乱を感じる部分がある。

それは時代とも合ってるとは思うし現役作家として真摯ではあると思うんだけど、やはり初期作品の頃の春樹はまだ平和だったのだと思う。

そんな俺の中で初期作品の中で一番の傑作だと思ってるのが「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」だ。

最初長編「羊を巡る冒険」も面白かったが、その次に出した長編である世界の終わり~」はエンタメ度が異常に高い。

登場人物キャラもいいし、アニメ化とかしても絶対面白いだろうなっていうスペクタクルな展開をするので単純に面白い。

いわゆる春樹っぽさ、セックスについてとかそっち系の要素も他と比べると少し薄い。薄かった気がする。

まあ俺も最後に読んだのはだいぶ前なので、今読んだら主人公モラトリアムっぽさとか気になってしまうかもしれないけど、学生時代に読めてほんとによかったなと思ってる。

ジブリみたいなアニメーション最高峰映画化とかしてくれたら絶対観たいなーって思うけど、宮崎駿とは確実に相性悪いわなとも思う。

今となっては初期作品はだいぶ前になるので、海辺のカフカ以降で知った、あるいは単純に「なんかキモいらしい」イメージ先行してる人もいると思うが、

世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド普通に面白いと思うので機会があれば是非読んでみてほしい。

痴漢未遂)に遭って思うこと。

その日は彼氏デートだったので、めかし込んでいたわけであるが、如何せん、デート先が中華街だったものでしこたま食べてしまって腹が苦しかったわたしは、帰りの電車は座って帰ることを切望していた。

この時間帯ならガラガラであることは知っていたので、予想通りのガラガラ電車に乗りこみ、わたし椅子に座って帰路についた。

満腹感と電車の揺れが、朝から歩き回って疲弊した身体に心地よく、睡魔わたしを襲う。その睡魔にあらがえずにうとうと、と船をこぐ。

まどろむ感覚が心地よいが、完全に意識を手放す醜態公衆面前晒すわけにはいかなかったので(これは自分プライド美学問題)、なんとか意識を持ち堪えていたときのことである

三人がけの椅子の右端に座っていたわたしは、左端に男が座ってきたことを視界の端で認めた。

 いつもなら人が近くにいることを認識したら、あとはもう何も気に留めないのだが、この日ばかりは違った。

男が、定期的にこちらを向いてくるのが分かったかである。じと、と嫌な汗が首筋を伝った。その嫌な感覚に眠気はぶっ飛び、頭は完全に覚醒する。

スマホを弄ってネサフをして気付いていないフリに努めていたが、明らかに男はこちらを何度も凝視してくるばかりか、柔軟のようにして、身体こちらに向けてくるのがわかった。流石にきもちが悪い……と警戒心を強めた。

しばらくして男が「眠気のために身体が揺れる」演技をしだしたのがわかった。

 何故か演技と断定するのかと言われたら根拠には薄いかも知れないが、電車眠いのを我慢してるときって、身体の揺れって電車の進行方向と逆に体を戻そうとするよね?少なくともわたしはそうだ。

だって重力慣性の赴くままに船を漕いでたら、そのうち車内をスピンしていく羽目になるだろうから怪我したくないから、眠るのを我慢しようとして、眠くても意識的に大きく身体を起こしたり姿勢を正したりするはずだ。

しかしながら、男にはそれが見られない。こちら側のみに身体が揺れるのを繰り返しながら、地味に距離が近寄ってくるのだ。

となると、「あ、こいつ停車の勢いにかこつけて胸に飛び込めるように距離をはかってきてる」となんとなく予想がつく。

肌がピリつくのがわかる。こいつが仕掛けてくるのは一駅後か、二駅後か。ただらぬ緊張感だが、わたしは努めて冷静を装った。

かいにすわるお姉さんが不安そうにわたしを見ている。確かにこんなやついたらそんな顔もするよね、と思う。思っているだけで逃げないのは、過度な緊張感のせいで、「席を移動する」という択がすっぽり頭から抜け落ちていたのだと今にして思う。

そして一駅後、停車のタイミングより一拍おくれて男が倒れ込んでくるのがわかった。

瞬間、わたしは男に対して背中を向け、膝を抱えるようにして限界まで身を小さくした。

 胸、もしくは膝にダイブされるくらいなら背中にぶつかるほうがマシだと感じたし、男のダイブが避けられるなら御の字だと思ったからだ。

 ──男の頭はわたしの抱えた膝のわずか数センチ横を横切り、そして椅子から転落した。

まりの近さに「うっっっわ!!」と叫んでしまったが、それよりもガッドン!!といった鈍い衝撃音もなかなかインパクトがあった。たぶんひっくり返ったから、後頭部から床にダイブしたんだろう。あまりの勢いのよさと痛みに男が足元で呻いている。気持ち悪い。

かいのお姉さんがドン引きしている。そのやや離れた位置に座る男性ドン引きしている。わたしドン引きしている。だって足下やぞ。

男はふらり、と立ち上がった。

ふらふらした足取りは、演技なのかガチなのか。判断がつかないが、向かいのお姉さんのほうへ男がたたらを踏んだ。おいまじか。「ヒィ…」とお姉さんが小さく悲鳴をあげながら、首をすぼめて男の手から逃れようとしていた。

最終的にお姉さんの後方にある窓へ手をついた男は、そのまま無言でふらふらと降車した。

 心臓がバックバクと早鐘のように鼓動している。

かいのお姉さんと男性と目が合う。二人とも強張った顔をしたいた。たぶんわたしも似た顔をしてるだろう。

張り詰めた空気感は、男が降車した直後に扉が閉まり、発車したことで少し和らいだ。ふう、と大きく息をついたことで、失っていた冷静さを取り戻そうとする。

彼氏や男友達、あるいは弟と一緒に居るときにはこんな珍事には遭遇しない。したことがない。決まってエンカウントするときは一人だ。

第三者から見ても知人だとわかる男がいる女には、エンカウントしてこないんだろう。選んでやってるんだろうな。──とわたし辟易とする。

 経験上、白い肌のヒョロガリの男がエンカウントしてくる。今回もそうだった。

体型に恵まれていない男性でも勝てると思って、女性ひとりを狙ってきているのだろうか。

ばかやろう、こちとらパチンコ台抱き上げられる怪力女だぞ!などと胸中でひとりごちていたのだが、ある種の現実逃避だ。直接的な被害はなかったとはいえ、流石に胸に燻るなんとも言えない不快感は消せなかったからだ。

まあ、つまるところ、これを機にボクシングでも習おうかと思って近くのジム体験を申し込んだ。

変質者のソロ討伐出来ないときついな、と思ったのもあるけど、今後ソロ討伐の機会がなくとも、それを習うことによって得られるスキルなどは有益になると思ったからだ。

自衛できるように、手段知識があるに越したことはないだろう。備えあればなんとやら、だ。

しかしながら、備えることの大切さを実感したとはいえ、あのジットリとした嫌な緊張感は不快だった。

全神経を逆立てて警戒するのは、想像以上に精神が摩耗する。自衛のために常在戦場の心構えで警戒しろ、というのはいささか不条理ではなかろうか。そんなの常人ならば耐えられまい。

ただ、警戒することな日常を送りたいだけだ。戦場でもあるまいし、兵士でもないのだから

この日常スパイが紛れ込んでいて、いつ襲われるかわからない!なんてハラハラ感を日常に求めているわけではないのだ。

 性別関係なく「兵士のように精神をすり減らしながら警戒することな日常をおくれる」ということこそが、モラルある人間の成せるものではないだろうか。それこそが正常な人間の営みだと思うのだ。

どちらか一方に配慮負担を強いるのも、理性ある文化的人間的な営みとは言い難いとは思う。

人間モラルが欠如しているというか。人間的に相互に思いやる気持ちがあれば、世界バグを少しでもデバッグできるんじゃないかと思うが、どうやらそうもいかないらしい。ああなんて素晴らしき現世、やってらんねーな。

嫌なエンカウントから思う愚痴が思ったよりも壮大になってしまった。

少なくともわたし自身デバッグ出来るように、他者に思いやりのある人間でありたいと望むが、悪意がある限りは今回のように意図を持って回避、あるいは悪意を返すのだろう。南無三。

2024-10-08

anond:20241008174903

配信許可とるのが一般人想像以上にめんどくさいんだわ

あと配信に適した難易度ボリューム空気感のあるゲームはそんなポコポコあるわけじゃない

そうすると誰かがやって無難だったゲームにみんな飛びつくってわけ

2024-10-06

なにわ男子結成6周年によせて

10月6日

この日が巡る度、毎年思い出す。

しんどかったな~って笑


ハッシュタグの飛び交う中、嬉しいのに純粋に120%この日を喜べない思いを消化し、きちんと喜べる日にしようとこの日記を書きました。

そもそも何故なにわ男子の結成日が『6日』なのかと言うと、Duet、POTATOWink UP所謂『3誌』の発売日だからである

なにわ男子の結成は上記3誌で発表された為、発売日の2018年10月6日と相成った。

どこのユニットもほぼそうだと思うが、結成日と言いつつ正確には結成『発表』日である


2018年10月5日

早売り情報が流れて来たり、見ない様に流れて来ない様にしたりの毎月であるが、この日この情報を見なかった関ジュオタクはいないと思う。

関ジュに新ユニット『なにわ男子』』。

メンバー西畑大吾大西流星道枝駿佑高橋恭平長尾謙杜、藤原丈一郎大橋和也

今と同じ7人である


メンバーが発表されたことで、この短文の情報がありとあらゆる関ジュオタクに混乱をもたらせてしまった。

·MAIN活動していたのは西畑大吾向井康二大西流星室龍太の4人だったのに4人中2人の名前が無い。

関ジュMAINの2人が。

年齢的にオタクも焦っていたと思うので、下から下克上を起こされ、省かれた様な空気が流れた。


·藤原丈一郎·大橋和也公式ユニット加入も、Funky8と言う屋良朝幸くんの作ってくれたユニット事実上自然解散を思い知らされない訳にはいかなかった。

ちゃんFunky8の赤なのだから

『リューン』の時に丈ちゃんが言っていた『3列目の逆襲』が本格的に始まったのである


·当時の関ジュ結構明確に下記の序列があった。

西畑大吾

⬇️

向井康二

⬇️

大西流星·室龍太

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高橋恭平·道枝駿佑·長尾謙杜(信号トリオ)

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正門良規·小島健(もんビバ)

⬇️

西村拓哉·大西風雅·嶋﨑斗亜·岡﨑彪太郎·當間琉巧(ちび5)

⬇️

藤原丈一郎·大橋和也·林真鳥·古謝那伊留·朝田淳弥·今江大地·末澤誠也·草間リチャード敬太

⬇️

※は場合によって入れ替わっていた様に思う。

此処のもんビバを飛び越えてしまたことにより、もんビバ担にも衝撃が走った。

こじけんは兎も角、この年はれんれんのデビュー年でもあり、当時の関ジュからするとユニットもないのに『デビュー』なんて言葉が思いついている訳もなく、同期の正門くんも『早くデビューしてほしい』どころか『やめないで』と言った不安気持ちが何処と無く漂っている時期であった。


そんなこんなで、なにわ男子と言うたった7人のユニットが結成されたことにより、ほぼ関ジュオタク全員をゆるがす大事件となってしまった。


当時私は関ジュ担のTwitterに住んでいたが、あの日の凍った空気は忘れられない。

オタク同士のTLなので激昂する様なヤバいはいなかったが、

·なにわ男子以外の担当ツイートできない。

(今後の自担が何も見えていない中でとてもじゃないけど『おめでとう』等言える心境ではない)


·なにわ男子担当ツイートできない。

(そんな空気の中でとてもじゃないけど喜べない)

正に文字通り突然地獄の様なTLとなった。

私は当時からなにわ男子メンバー担当であったが、例に漏れず誰からも『おめでとう』とは言ってもらえなかったし、自分自身も何も発信出来る空気感ではなかった。

(兄組の担当さんはまた違ったのかもしれない)


色々書いたが空気的にはやはり『康二くんは?』と言うみんなの思いが1番強かった様に思う。


そんな一夜にして訪れた問題の数々をオタク解決出来る訳も無く、私達にはその時『Fall in Love』と言う梅芸公演が迫っており、常に目の前に見えていながらその問題は一旦見ない、と言った本当に無理矢理な方法で終わった。


勿論なにわ男子に入る入らないで関ジュオタク同士がお互いを好きになる訳でも嫌いになる訳でもなく、複雑なその問題は受け止めつつ華麗にスルーする運びとなった。


関西Jr.バリバリサウンド、略して関バリと言うラジオ番組は当時藤原丈一郎·大橋和也·正門良規·高橋恭平の4人がレギュラーメンバーとして放送されていた。

丈くんの面白さ、正門くんのフォロー、橋橋のおバカ加減が絶妙バランスで、この中に担当がいない私も当時は毎週楽しみに聴いていた。

メンバーを見てお分かりのことと思うが、4人中3人がなにわ男子となった。

此処もまた地獄絵図である

生放送だったので同じ時間軸で進んでおり、なにわ男子が結成されて初めての放送を固唾を飲んで聞いていた。

挨拶は変わらず、『関西ジャニーズJr.藤原丈一郎』『大橋和也』『正門良規』『高橋恭平です!』で始まった。

ユニット名を名乗らないどころか、その日の放送ではなにわ男子が結成された話は1mmも出なかった。

こんな大きなニュース近年の彼等に無かった筈なのに。

彼等もまたオタクと同じ様に、『なにわ男子を一旦スルー』することを、なにわ男子も、なにわ男子以外も、選択していた。

彼等もきっと、苦しんでいた。

私は、『あの大らかそうな正門くんでもこんな空気になってしまうのか』とことの重大さを改めて思い知ることとなった。


一方で、その頃丈くんは『タイヨウのうた』と言うふぉ~ゆ~辰巳くん主演の舞台にも出演していた。

当時なにわ男子は勿論関ジュも今みたいな爆発的人気はなかった為、この舞台も当日券で、大阪初日観劇することが出来た。

そこには、最後カーテンコールで『なにわ男子藤原丈一郎です。』と挨拶をする丈くんがいた。

『僕、今初めてお客様の前で『なにわ男子』って言いました』と嬉しそうに言っていた。

関西ジャニーズJr.が他に誰もいないこの空間で、初めて丈くんは何にもとらわれず自由に『なにわ男子』を出すことが出来ていた。


話は戻るが、SNSでの反応が芸能人に届かない時代でもなく、恐らくなにわ男子自身が1番反対されている空気感を感じ取っていた(SNSでは応援より批判の声が常に大きいしね)。

それが梅芸初日に立ってみて『応援されていることが分かって安心した』と言う様な彼等の当時の発言に繋がっていたと思う。


梅芸が終わり、クリパが終わり、序列が変わったことをオタクは口に出さずに徐々に受け入れて行くしかなかった。


そんな時にまたしても大事件が勃発する。

それが、『向井康二Snow Manへの加入』である


2019年1月4日18時公演。

私は入っていなかったが、同日に3公演もあり、それぞれを観ていたオタク10人近くと夜に打ち上げと言う名の新年会をすることになっていた。

終演後、出て来たオタク達は精神状態がかなりボロボロであった。

ROTでも取り上げられているし、素顔4でも発売されたが、公演があんな状況であった。

マイドリでみんなが泣いている。

楽しくみんなで呑む筈が、まるでお通夜である

今迄ああ言う時の関ジュは誰かが辞める時であり、『この人が辞める訳では無いと思う』『こっちかなぁ?』『何だったんだろう?』と解散する迄ひたすら答えの出ない議論が繰り広げられた。


そこから約2週間後、私達は涙の意味を知ることになる。

康二くんのSnowMan加入は彼に残された最後のチャンスであったことは誰の目にも明らかであり、喜ばない人はいなかった半面、あんなに関西を愛して来た彼が何故東ジュにならないといけないのか。

しょおれんのトラウマもあり、またなにわ男子は叩かれた。


そんな中、希望が見え始めたのが『Lilかんさい』の結成である

私はユニットが『なにわ男子』だけでなくなったことに心底安堵した。

元々『ちび5』として非公認ながら5人でいることが多かった為、こちらは誰も増えず欠けず、すんなり受け入れられた様に思う。


そして『Aぇ!group』の結成。

Funky6の行方が知れない中での末澤·草間、そして間にいたもんビバの活動保証されたことで、なにわ男子担的にも自担の長年のツレが多いユニットであり、『良かったね』と言う雰囲気であった。

立て続けのユニット結成であり、非加入組担にも既に『関ジュは変わってしまった。仕方がない』と言う空気も流れていた。

こうして、『一方的に叩かれ続けたなにわ男子』はこの辺でふんわりと歴史を閉じることとなる。


その後、龍太くんも俳優専業となり、真鳥くんも振付師への転向朝田くんは3月の春松竹で退所と、徐々にみんなの道が決まって行った。


夏の8·8で、康二くんは加入から7ヶ月でデビュー組への階段を昇ることが決まり、同じく夏にAぇ!groupはなにわ男子より先に単独関西ツアーを回ることになった。

なにわ男子デビュー発表はそこからおよそ2年先である


何だ、普通にお互いちゃんとしたライバルだったんじゃん。

(しかも結果康二くんにはデビュー、Aぇには単独で負ける)

叩かれたのは何だったのか。

Aぇが出来たことによりこれで叩かれなくて済む、と言う安堵感と、モヤッと感と。

そこから何年も経ち、なにわ男子が出来てからファンデビューしてからファンがもりもり増え、何のしがらみもなく純粋に喜ぶ人が沢山増えた。


10月6日は、私にこの1年弱の色々な感情を思い出させる日にちなのであった。

数年のもやもやを書ききって浄化させたので、これからは私も幸せ気持ちだけでお祝いしたい。


読んでいただきありがとうございました。

2024-09-27

だってワタシ120点だもの主人公が気付いてない旦那さん視点の初めての出会いがドカ食い望月さんとそれを初めて見た読者みたいな空気感ですごく良かった

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