はてなキーワード: ナンセンスとは
ガロは書く人も居なさそうなので、元読者の義務感に駆られて書いてみた。リアタイで読んでいたのは80~90年代の一部なのでいろいろ偏っているとは思う。選択の基準としては、漫画史的な重要性や、後世に与えた影響を優先した。バックナンバーや単行本やアンソロジー、関連書籍(が多いのもガロの特徴ではある)などの知識も動員したが、記憶に頼って書いているので誤謬などはご容赦。むしろ先達からの突っ込みが欲しいです。なお、ガロ分裂後のアックス誌の作品にはここでは触れない。
まずはなにを差し置いてもこれ。そもそもガロという雑誌の創刊自体が長井勝一による「カムイ伝」を掲載する媒体を作りたいという並外れた理由によるもので、「ガロ」という奇妙な誌名も作中人物の「大摩のガロ」から取ったものだった。どちらかと言えば現在では「読まれない」作品になりつつある印象なので当時の熱狂を図るのは難しいが、漫画史的には「どうやら漫画という媒体は歴史的・社会的な諸問題を描き得る(と読者に思わせた)」点がエポックだったのではないかと思う。今であればそんなもん当然だろうと思われるかもしれないが、所詮我々はこのような巨人の肩の上にいる。
つげ義春がガロ誌に発表した短編は悉くが傑作なのでとても一本に絞りきれるものではなく、作品の完成度からすればむしろ「ゲンセンカン主人」や「赤い花」ではないかとも思うのだが、後世に与えた影響の大きさを考えればこれを選ばざるを得ない。「見た夢をそのまま描いた」という誤解を受けることも多い本作だが、実のところは多種多様なコラージュや巧みな漫画的技法に満ちていて、きちんとした作為の下に統制して作り上げられた「シュール」の傑作であることがわかる。
若い男女の同棲と破綻の物語と描けば無数の類例が思い浮かぶが、1970年の発表当時には極めて新しかったはずである。なにしろ婚前交渉などという言葉が現役だった時代だ。主人公の職業がアニメーターというのも新しく、しゃれていたのではあるまいか。この作品の画期は、漫画に「俺たちの等身大の青春(あるいはそのように夢想したいもの)」を持ち込んだ点だったのではないかと思う。林静一の洒脱な絵は上村一夫などによる後続作に比べても洗練されていて、今見ても色あせない。
漫画(に限らず表現)とはなにものかを描かなければならないのだというドグマがまだ有効だった60年代、漫画から意味というものを完全に取り去ってしまった佐々木マキの一連の作品はセンセーショナルであったらしい。画風はおそらく杉浦茂の系譜にあるのだが、もはやナンセンスという言葉も不適当だと思われるぐらいに徹底して意味や物語は排除されている。その衝撃は若き日の村上春樹にもはっきりと影響を与えたらしく、のちに佐々木は村上の著作の挿画を担当することになる。
簡素な絵でナンセンス漫画を濫作していた滝田ゆうが、心機一転、自らが少年時代を過ごした戦前の私娼街・玉ノ井の風景をおそろしく緻密な絵柄で描き出した。「三丁目の夕日」的なノスタルジアものの先駆ではあるが、最終回、戦火は玉ノ井の街を焼き尽くして終わる。ここに描かれているものは、卓抜した記憶力と画力により再構築された、失われて二度とよみがえることのなかった風景なのである。
ここまでは疑いなく殿堂入りの作品が並ぶが、ここからは判断に迷う。70年代ガロからは永島慎二や宮谷一彦を外してはいけないかもしれないのだが、活躍のメインはガロ誌ではなかった作家だし、やはり当時の熱狂を現在から嗅ぎ取るのは少々難しい。安部慎一や花輪和一、古川益三(のちのまんだらけ社長)の諸作品も思い浮かぶけれど、ここでは作品の強度と詩情、卓抜した画力を取って敢えて鈴木翁二で。
これも当時の衝撃をいま追体験するのは難しいのかもしれないが、ヘタウマや不条理がどっさり詰め込まれた本作が半世紀近く前のものと考えるとやはり衝撃的だし、こういうギラついた脳天気さは、結局は80年代「軽チャー」の苗床になったのではないかと思わされる。
80年前後のガロにはニューウェーブにカテゴライズされる作家も少なからずいて、例えば川崎ゆきお、蛭子能収、ひさうちみちお、奥平イラなどが挙げられるのだが、個々の作品への愛着はさておいて結局のところ今に至るまで強い影響を与え続けているのはむしろニューウェーブの埒外にいた丸尾末広ではないかと思う。圧倒的な画力は漫画のみならず演劇や音楽にも影響を与えたし、世代を超えたファンも多い。なお本作の初出はガロ誌ではないのだが、代表作として外せないのと単行本は青林堂だったのでご容赦を。
80年代ガロではこの人の名前も外せない。「過激な」作風と言われ「特殊漫画」を自称他称もしている人ではあるけれど、実のところは非常に息の長い物語を紡ぎ出せるストーリーテラーでもあり、日本の近代史や土俗性を容赦なくぶち込んでやるから覚悟しろよというぎらついた野心も垣間見える。その試みがもっとも巧くいった作品の一つが本作。水爆投下とともに発射された精子が自我を持つ話です……と書くと面白そうでしょ?
ガロ最末期の90年代から一人と考えて、古屋兎丸や山野一・ねこぢるなども思い浮かんだけれど、漫画表現の圧倒的な強度に鑑みて本作を選んだ。この地上には存在しないはずなのによく知っている風景がどこまでもどこまでも展開される。いつかうなされながら見た夢が、ここに具現化されているという驚き。「ガロがなければ世に出ることのなかった」作品の一つの頂点であると思う。逆柱作品はどれをとっても傑作なのに単行本の多くは絶版で、とんでもないプレミアが付いてたりする……。
・個人的にはつげ忠男の大ファンで、実際「無頼の街」「河童の居る川」など傑作も数多いのだが、漫画史的重要性を優先して涙を呑んだ。
・赤瀬川原平も言及に迷ったけど、ガロ誌での漫画作品(『お座敷』など)よりも、その外での活躍が多かった人という印象なので選外に。ガロ系の作家ではこういう人も多いのですが。
・「ガロにおける有名作家」という問題もある。水木しげるに矢口高雄に池上遼一といったビッグネームもあれば、のちのどおくまんも一度作品を掲載しており、末期ガロにも吉田戦車のような意外な面々が顔を覗かせる。珍しいところでは、SPA!誌で掲載を断られたゴーマニズム宣言の回を小林よしのりがガロに持ち込んで掲載された例がある。
・ガロ出身で他誌で活躍することになる人も多い。上記の他、新しい世代では花くまゆうさく・福満しげゆき・東陽片岡・古泉智浩あたりか。
・80年代ガロでかなり迷ったのは、トラバでも言及のある久住兄弟や泉晴紀・泉昌之、渡辺和博などの面々。このあたりのナンセンスな作品群はわりと影響も大きかったようなんだけど、作品単体でどうこう言えるものが思い当たらなかったので除外。
・つりたくにこ・やまだ紫・杉浦日向子・近藤ようこといった女性作家たちの極めて良質な作品についても言及しておきたい。特に津野裕子は最末期のガロに、寡作ながら優れた作品を残した作家で、機会があればぜひ一読をお勧めします。
・その他、この10選に選ぶには及ばないけれど間違いなくその人にしか描き得ない作品を残し、ガロという媒体がなければ目にすることもなかったであろう作家たちについても、その名をリスペクトしておきたい。淀川さんぽ、とま雅和、谷弘兒、三橋乙耶、菅野修、等々……。
・90年代ガロは文章ページが(文章ページのほうが……)充実してた感があり、呉智英や四方田犬彦など結構な面々が連載していた。
・投稿ページの「4コマガロ」も相当(雑誌のカラー的な意味で)レベルが高く、ここ出身の有名作家が福満しげゆき。
・同時期にやっていた「ガロ名作劇場」という好企画があって、90年代前半時点では入手困難だった作家を含め、ガロ出身の名作家を回顧的に紹介してくれた。林静一「まっかっかロック」なんてものすごい衝撃受けたし、楠正平や勝又進なんてこんなことでもなければまず読むことができなかった作家だったと思う。
・ねこぢるはやはり入れるべきだったかなーという迷いは今でもあり、代わりに削るとすればペンギンごはんか鈴木翁二か。リアタイ勢だったんだけど初読の際の衝撃は今でも覚えていて、90年代サブカル的にはわりとよくあった「無邪気な残酷さ」が普遍性を持ち得た希有な例だったんじゃないかと思う。(その点では山田花子には自分は少々点が辛い)
・>ビレヴァンいけば売ってる? >なんか漫画系のサブスクはこういうのの乗っかってどんどんセット売りとかして欲しいよな。
これは本当にそう思うところで、ガロの名作群はとにかく作品へのリーチが困難。古川益三の作品なんてマジで読めないし古書には衝撃的な値が付いてたりする。電書にするにしたってタダじゃないのは分かってるけど、なんとかならんかな。
・>「ガロ」はフォロワー・影響度では計れない作家作品が多すぎて。簡単に真似されるような作品はガロ的ではないとも言えるし
これも本当に同感で、孤立峰みたいな作家が多すぎるんだよなー。熱を込めて語られるけれど模倣はされない、って、表現としてはすごいことなんだけど。
前評判がしっちゃかめっちゃかになっているジョーカー2を観た。ジョーカー1とはほとんど別物だと言っていいような変な映画だった。
記憶がおぼろげで悪いけど、1ってたしか馬鹿にされて虐げられて抑圧されてギュッッッッッッッッッッッとなったアーサーがとうとう弾けて、あとはもう空想をヒュンヒュン加速させながらあちこちで殺しをやりまくるみたいな話じゃなかったっけ。
だとしたら、2はアーサーが看守や囚人からヌメッとチヤホヤされながらガチ恋女とヌメヌメ愛し合い、歌を覚え、歌いまくり、寝ながら歌い、空想の中で歌い、電話口で歌い、なんかもうあちこちで歌い、その合間に裁判台に立たされたり殴られたりする、そんな映画だった。
とにかく歌の挟まり方がすごい。映画一本の中に、阿漕なyoutuberの広告ぐらいギチギチに歌が挟まっている。ロバートのコント「柳田節」ぐらい歌う。歌が終わるとどうなる?知らんのか、次の歌が始まる。
でもホアキンもガチ恋女役のレディガガも歌がうまいから、評判より全然楽しめるもんだな、と思った。3曲目ぐらいまでは。なにせ1曲1曲の演出カロリーが高いので、すぐお腹いっぱいになるのだ。そもそも歌を見にきたわけじゃないし。それでも歌はお構いなしに出てくる。二郎ラーメンでわんこそばをやっているような気分だ。「もう歌の口じゃないんだけどな」と思っていても「アイヨ歌一丁!」と強制的に歌をねじ込まれる。アーサーの歌わんこそばにストップはない。
さらに1と違うのは、全体的にアーサーが受け身なことだ。感情はしっかり出す。けれど、行動はどこか後手に回っている。質問されたから答える、囚人にキスを頼まれたからする、ガチ恋女が火をつけたから一緒に逃げる、法廷に立たされたから喋る、というように起点が他者や状況に置かれがちなのだ。
頼みの空想も、今回はそこまで現実に干渉してこない。いっぺん法廷でキレて暴れたときはちょっと気持ちよかったが、それも所詮は空想の中だけの出来事だった。だから、観客はほとんどの時間を「様子がおかしいけれど害はない、等身大のアーサー」と過ごすことになる。そして、彼の行動が「アーサーってそういうもんだよな」という我々の予想を超えてくることはほぼなかったように思う。
つまり、ジョーカー1のようなムチャクチャな破滅が彼自身の手で引き起こされることはなく、代わりに本人は歌ってばっかりいる、そういう変な映画なのだ。
火をつけたのはガチ恋女だし、裁判所に突っ込んだ車は信者のものだ。インパクトのあるシーンはことごとくジョーカーの手を離れて始まっている。裁判が突然の爆弾カー突入で強制終了になったときは流石に「ウオーッ!これだこれ!ゴッサムシティに法律はねェーッ!」と客席から立ち上がりかけたけれど、その後の展開で「あっ普通に法律とかあるんすね」「失礼しました」「そっすか……」とすぐさま心を着席させることになった。ここまでくると製作側から意図的にカタルシスを取り上げられているような気さえしてくる。
そしてある意味、それは当たっていたのかもしれなかった。物語の終盤、別れに際して歌おうとするガチ恋女にアーサーが言うのだ。「歌はもういい!歌うな!話せ!」みたいなことを。
ここで初めてアレッ?と思った。なんとなくそれまで、ジョーカー(アーサー)になんも面白いことをさせず、ただ歌わせるだけの映画を撮った製作陣にある種の無邪気さを感じていた。このナンセンスさは彼らの読み違え、あるいは天然ボケなんだろうと、無意識に考えてしまっていたのだ。
けれどそれなら「もう歌うな!」なんて客席の9割の人間が思っていそうなことを台詞にするだろうか。まるでこっちの考えが読めているようにも見えてくる。もしかして彼らは、ジョーカーを暴れさせずに歌わせてもそこまで面白くないことを最初から分かっててこれを作ったんじゃないだろうか。
そう考え始めた途端にいろいろなことが腑に落ちてきた。作中、アーサーは恋愛に溺れる以外はほとんど何もしてないのに、周りが勝手に感化されて狂ったり崇めたりする。そして、ジョーカーがただの人間アーサーだったとわかると潮が引くように離れていく。その心の動きが、映画館の席についてからここまでの自分の心境といやにぴったり重なっているのだ。
勝手に期待して近づいて勝手に失望して帰っていく、ジョーカー2の大衆と今ここにいる自分とfilmarksの低評価レビュアーたちはきっとそう変わらない。そして、思い返せばこの映画はずっと「シラフのアーサーと狂った取り巻き」に焦点を当て続けていた。
結局のところ、「おもんない取り巻きばっか映して何がしたいねん、はよジョーカー暴れさせろや」とぼやきながら、自分はずっとスクリーンに大映しになった鏡を見つめ続けていたのだ。
ジョーカー1はいろんな人間に「自分はジョーカーかもしれない」と思わせた。けれど、ジョーカー2は「お前ジョーカーちゃうで」「自分をジョーカーやと思いたいただの取り巻きやで」「あとジョーカーも蓋開けたら多分そんな大したことないで」という常温の現実をバシャバシャと浴びせてくる。
そういうメタだと捉えれば、この映画は面白かったと思う。実際のところは知らんけど。ジョーカーは1も2も一回ずつしか観てないからうろ覚えだったり的外れだったりするかもしれないし、ひとまずこういう印象を受けたとだけ言いたい。他の感想も気になってきたな。
◆再追記
anond:20241026155116←皆さんの意見を受けてリライトしました、よかったら読んでみてね
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ランキングではなく、連載開始順に並べただけです
忌憚なき意見、待ってるぜ
黎明期レジェンド枠。サービスエロがジャンプマンガの大きな側面を担っていた事実は否定できないし、そもそもこの作品の売上が無かったらジャンプが存続してたかも怪しいので入れざるを得ない。
黎明期レジェンド枠2。ジャンプ黎明期の売り上げを支えつつ、不良系マンガを一大ジャンルとして確立させた意味で実は物凄く偉大な作品。これが無かったらろくブルも東リべも存在しない。
ギネス記録である40年にわたる長期連載、そしてサブカルチャー全般を積極的に題材として取り入れたことで現代日本の風俗、文化を凝縮したような史料的価値を持つ作品になった点を評価したい。
黎明期レジェンド枠3。売り上げもさることながら、見開きを用いたド派手な演出の数々や、「荒唐無稽な能力バトル」というジャンルを確立させた点を評価したい。(このジャンルのパイオニアはアストロ球団なのだが、後進への影響はこちらが上かなと思う)
リングにかけろが確立したバトルマンガ路線を、当時の少年たちが大好きだったプロレスに絡めることでさらなる高みへ導いた作品。初めてのジャンプ黄金期を作った作品で、キン消しをはじめ一般社会への影響力もすごい。いわゆる「友情・努力・勝利」はほとんどキン肉マンで作り上げられたといっても過言ではない。
勝利や友情といったそれまでのスポーツマンガの王道を抑えつつも、キャッチーな必殺技を取り入れ実際のスポーツ以上のエンタメ性を付与した。マンガ史全体としてはドカベンがこのジャンルのパイオニアだけど、ジャンプで言えばキャプ翼がそれ。海外で人気が爆発したほぼ初めてのジャンプ作品という点も重要。この作品がなければメッシはサッカーやってなかったかも。
80年代のジャンプの象徴といえる作品。創刊以来、ジャンプの主たる系統であった劇画タッチやハードボイルドな男向けの作風の最高到達点。
ラブコメから選ぶならこれ。決して革新的な要素があったとは言えないが、当時のジャンプが唯一苦手としていた王道ラブコメで人気を得たことが重要。ポップ路線を持ち込み、ジャンプ紙面の多様性はより進むことになる。
90年代中盤のジャンプ黄金期を牽引した作品であり、連載が終了してなおもジャンプ、日本のマンガ文化の頂点に君臨する作品。急激な路線変更、無理やり感ある後付け設定と引き延ばしなど、負のジャンプらしさをも象徴している。
国民的作品として定着してきたのはここ数年って感じはするけど、現代の異能バトルマンガはほぼ全てジョジョ3部の影響下にあると思うので入れざるを得ない。
バスケマンガ、いやスポーツマンガ史上の最高傑作。勝利と成長の喜び、敗北と挫折の苦さがこれ以上なく詰まったタイムレスな名作。もし序盤の不良マンガ路線を継続していたら日本のバスケットボールの歴史は(恐らく悪い方に)大きく変わっていただろう。
特筆して後世への影響や売り上げがずば抜けている印象はないけど、DB幽白スラダン終了後ワンピナルトブリーチが現れるまでの柱としてジャンプ暗黒期を支えた世代の代表として入れておきたい。
純粋なギャグ枠から一作入れたかった。ナンセンス、シュールさを主体としたギャグをジャンプ誌上で成功させた最初のマンガ。下品さやエロさを排除した純粋な面白さを追求した点が重要。その影響度は「マネもほどほどに...」という注意書きが当時の新人賞の要項に書かれるほどだったそう。
正直マンガ作品としての完成度は大したことない。だが集英社における映像媒体以外のメディアミックスとして最大の成功例であり、TCGを日本に定着させた初めての作品であり、暗黒期の集英社(とコナミ)に莫大な富をもたらしたことが重要。お金は正義。
大河ドラマ的な作風であったり、連載中であったり、作画コストが高すぎたりで他作品へ与えた影響がまるで感じられない(マネしたくてもできない)点が評価を迷うポイント。それでもなんだかんだ国民的マンガ、ジャンプの看板の地位は譲ってない。幼少期から温めた構想を週刊連載で30年かけてやる人間って歴史上存在しないと思うので、そういう意味では既にマンガの枠を超えた注目度になりつつある。
残酷で先の読めない展開、異常に複雑で難解な設定、それでいて少年マンガ的なシンプルな熱さを持ち合わせた稀有な作品。「続きが気になるマンガ」を描かせたら冨樫以上の人間はいない。ハンタの最終回を読むまでは死ねない。
サスペンスを主体としたマンガとしてこれ以上ない完成度。ジャンプ作品を大別するとバトルものスポーツもの恋愛ものギャグもののどれかになるが、それ以外のジャンルで最も成功を収めた作品。
ワンピース以降不在だった、圧倒的な看板力を持つマンガ。趣味の多様化、出版不況といった逆風を跳ね返し、国民的な作品を生み出す力がマンガにまだあると示した功績がデカい。
今のジャンプがジャンルレス化している最大の要因はジャンプ+の影響であり、その代表格ともいえる藤本タツキを入れないわけにはいかない。まだそこまで顕在化してないけど、今後10年でタツキフォロワーが無限に産まれそうな予感がするので入れておく。
◆追記
ブリーチ→個人的にはリストに入れるべきか一番迷った作品。るろ剣と入れ替えてもいいかも。売上的にも後世の影響的にも入っていいと思うけど、他の超長期連載作品と比べ終盤面白さを保ててなかったところがちょっとマイナス。実際掲載順もどんどん下がってたし
銀魂→人気売上的にはあり、メディアミックスの成功度も高い。ただ銀魂がなかったと仮定した時のマンガ史的影響力があまり感じられないので外した
シティハンター→人気売上的にはあり、ただハードボイルドでもコメディでも上の作品が複数あるように思う
テニプリ→正直候補に入れてなかったけど腐人気の拡大とテニス人口の拡大という意味ではたしかにアリだなと思った。入れ替えるならチェンソかデスノかな
ハンタより幽白→これ言うと公平性を欠いてると言われそうだが、俺は冨樫がジャンプ史上もっとも偉大なマンガ家であるという前提で全作品を評価している。幽白は序盤の人情モノ路線と打ち切りで冨樫の作家性が薄まっているように感じるため、より純度の高いハンタを選出。ただ未完に終わったなら幽白でもいいと思う
リンかけより聖闘士星矢→書いたように能力バトルマンガのパイオニア的存在であることを重視した。1作家1作品縛りなければ入れてもいい
ひばりくん→もともとギャグマンガとして書かれた作品なので評価に迷う。入れ替えるならオレンジロードなんだけど、あえてオレンジロードを入れたのはジャンプでギャグ要素を排した恋愛マンガをヒットさせたことによる後世への影響を重視したからなので...
サーキットの狼→ジャンプ史においてレース漫画の存在感がさすがに薄すぎると思う、必然的に後世への影響力も低く評価せざるを得ない
漫☆画太郎→画太郎のギャグは面白いけど汎用性や他作家への影響に欠ける。なぜなら絵柄ありきで、良くも悪くもマネができないから。俺がうすたのギャグを高く評価する理由は、ストーリーににも絵柄にも下ネタにも頼らない純度の高さ(=マンガにおける笑いの一般化)にある
呪術→はっきり言って候補にも挙げてなかった。同世代のチェンソ鬼滅より明確に格下だし、そもそもコンセプトがジェネリック版ハンタでしかない以上このリストには入れられない。冨樫になくて芥見にはある面白さがあるとするならば俺とは感受性が根本的に合わない
男塾→あれは劇画タッチとバトルものという過去のメインストリームをメタにしたギャグマンガなので、他作品の影響を大いに受けた側。このリストには入らない
と思うんだよね。
出版区の企画でヴィレッジヴァンガードに永野が行く回のコメント欄見たら「浅い」とか「ニワカ」とか言ってるやついたけど、サブカルってそういうもんじゃん?
流れを上っ面だけなぞってコンテンツのビーチで水の掛け合いをするのがサブカルでしょ。
そっからディグって深めていくのはオタク仕草だよ。適当に腐して適当言う態度悪い眼鏡のヒョロみたいなのがサブカル住人じゃん。
こういうナンセンスで眉を顰めるような仕草こそ古典的「粋」こそが東京サブカルであって、サブカル内の評論駄サイクルの足元も見えずにライブハウスや小劇場の駄サイクルを貶すんだよ。
賢しいふりをしたがる現代人にはウケが悪そう。
「あいつらは何かやる」。外国人には「とりあえず職質」、その狙いは。元警察幹部が証言【レイシャル・プロファイリング】
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_66fdf521e4b0ccc050c5be63
本当に酷くて本当にうんざりする。
知能的に酷い。
donovantree
政府「円安インバウンドで外国人を沢山呼ぼう。外国人実習生呼んで仕事してもらおう」
なぜなのか。
2024/10/06
いや、「なぜなのか」もクソも別パートやんけ。
矛盾の指摘にすらなってない。
「経済施策の副作用として治安の懸念が増加するので、警察としては警戒体制を強化します。」
これ何かおかしいところがあるか?
何かナンセンスだったり不合理だったり愚かだったりするか??
というか、
お前等は本当に脳を使いながらこれを書いたのか?
脳を使いながらこれに☆付けたのか?
お前らはこれにも一個一個「なぜなのか」とか言いなよ。
何か当局や行政の重大な矛盾や不合理を発見したみたいなツラでさ。
アホか?マジで。
以上見たように
当該トップコメは政府批判にもなってないし権力監視にもなってない。
ただただ「え、これ書いてる人と☆付けてる人は一体どんな思考力なんですか?」って言われるだけの酷い答案。
俺は本当もうこういうのを見飽きた。
知能的に標準を大きく割り込むほどだとも思ってないわけ。
じゃあこの明らかに〇〇〇〇みたいなブコメがトップになるのは何故か。
もうわかりきってる。
「とりあえず行政批判であれば知的」っていう底抜けの怠惰さがあるよな?
書いてる人も☆付けてる人も多分ほぼ全員、
そういう悪い癖がもう脳や背骨にしみついてんのよ。
手癖で無意味に点数を取りに行ってるの。
その世代より上の怠け者の癖は「「とりあえず行政批判」だから。
お前等はさ、
ハフィントンポスト程度の記事を読んで何書いてあるか理解するということすらもうしたくないんだよ。
俺は別に読めないことを責めたいんじゃないの。もういいよそれは。
ただ、
読めないし読む気もないのになんで読んでるふりするの?
こっちが気になるわけ。
考えないし考える気もないのになんで考えるふりするの?
これは責めたいわけ。
長年の怠惰な習慣のせいもあるだろうけど、生まれつきのスペックもあるわけだからさ。
政治や社会の複雑なものごとに対処するのも、抽象的な思考をするのも、
生まれつきの多数派の無能であったことなんてその人間の責任じゃねーから、そこを責めるのはフェアじゃないし無意味だよな。
ただ、お前等は能力も意欲もないのに答案を出すという変な癖がついてるのは自覚すべきだと思う。
お前等は出来もしない・やる必要もない仕事(行政批判ごっこ・社会批評ごっこ・思考力ある人間擬態)に取り組み続けてしまった結果
「自分でもよくわかってない形だけの答案でいい点を狙う」という変な癖がしみついてるわけよ。
パターン暗記でポリコレしたり、脳細胞1ミリも使わず行政批判したり。
あてずっぽうやカンニングの練度だけ上がっちゃったみたいな
そういう何かの失敗の成果物がお前らということ。
その今の有様について自覚はしてもいいと思う。
以上確認してきたように、
お前等は一定以上複雑だったり抽象的だったりするものごとについて読み書きも思考も出来ない。
そしてそれは全然恥ずべきことじゃない。
むしろ世界の統計では東アジア人はトップレベルに賢いらしいから
そのうえでお前等が身の回りを超えたこと考えるのなんて人生の無駄。
無理にやってみたとこで妄想や党派性いがみあいに落っこちるのがオチ。
Xで反ワクやってる奴等だってお前等の五十歩百歩だし、あいつらすら地球規模で言えば頭良い方の人類。
だからお前等は今日のご飯とか周囲の人の幸せのことだけ考えて生きてりゃあよくね?
そういうことに意識高くなった方がよっぽど上等な人間だと思わない?
そこにしっかりと注意を払って生きるならば、それは十分に尊敬に値する立派な人でしょ。
読めもしない新聞記事や社会ニュースにブクマつけるのをやめたらどう?
それはやりもしない英語と簿記と筋力トレーニングの記事をブクマし続けるのと一緒でしょ。
5年10年それをし続けたならもう英語と簿記とトレーニングの記事はブクマしないって決めるべきなんだよ。
それがない人生を選んだんだと自覚を持つべきだ。そっちの方がいい人生になる。
きちんと0にしておけば、本当に必要になった時は0から選べる。
どうしても社会に関心を持ちたいなら
ブクマする数を10分の1に減らしてその1本を本当にちゃんと読む。
記事も読めない、ブクマも読めない、でも点数高そうなブコメに☆付けよう、
アホみたいなブコメや完全に記事を誤読したブコメを1位にしたりするのをやめる。
はてブをそういう酷いコメントがトップ人気を飾る不気味なコミュニティにするのをやめる。
そういうことに取り組んでみたらどうだろう。
ゲームや開発者や実況者に対する解像度が低すぎてお話にならない。
まず、ゲームにも色々ある。FPSのような競技性が高い物(ネタバレとか特に無い)から、
紙芝居ゲーやシナリオ重視RPGのような映画とほとんど変わらない物(ネタバレ拡散=そのゲームを購入してプレイする価値を完全に失わせる業務妨害レベル)まである。
映画とほとんど変わらない物の作者にとっては、映画監督にとってのファスト映画の公開(しかも収益化あり)と何ら変わらない事をされている。
そして開発者は実況者全員を敵視しているのではない。
開発者は実況に対してルールを定め、そのルールを守る実況者は敵視していない。
開発者が定めたルールを破ってネタバレ等をしている悪質実況者を敵視しているのだ。
特にその被害が大きいネタバレが命取りになるゲームの開発者が悪質実況者に対して怒り狂うのは当然の事である。
実際、映画監督がファスト映画に対して苦言を述べているのはググればすぐ出てくるが、それと同じである。
そもそも他人が現在有効な著作権を持っている著作物を許諾なく勝手に利用してやっている悪質な実況と
著作権が大昔に消失してパブリックドメイン(利用するのに誰の許諾も不要)となったルールで試合を行っているスポーツや将棋とかとを
それは事実。この話は終わり。
「氷河期世代はつらかった」の次のセリフはなんだ?だからどうした。
だから助けてほしいのか。
なるほど。じゃあ具体的には誰が助ける?
世代に関わらず金を持っている連中か?
氷河期世代は氷河期世代よりも上の世代から苦しめられてきたのだろう。
だが氷河期世代はもう立派な大人である。立派すぎるぐらいの年齢だ。
「氷河期世代にメリットをよこさないなら、他の世代にデメリットを与えるぞ!」ではお話にならない。
それはただの敵だ。デメリットを与えてくるだけの存在は潰すしかない。
今は昔よりも伸びやすい。学習性無力感があるのかもしれないがそれすらも乗り越えろ。
俺がめちゃくちゃなことを言っているのはわかる。理不尽だし合理的ではない。だが喚いて何になる?
そんなものは当たり前だ。いつの時代でもそうだ。氷河期世代はそれに加えて運が悪かったのだろう。
屈辱を背負い反抗して生きてきたとしたらそれは褒められて然るべきだ。
だが、そんな他責をいつまで続ける気なのか。そのまま60、70、80、90になってもし続けるのか。10、20、30、40、50としてきて、まだ続けるのか。一生それか。
幼稚か?
誰がお前を優しくするんだ。
メリットはなんだ?
赤の他人がメリット無しで大の大人を助けるものか。無償の愛を求めているだけか。
「氷河期」は悲劇ぶるにはちょうどいい。だがもう賞味期限切れだ。
さぞ苦難の道だったことだろう。他の世代よりも遥かに遥かにキツく、地獄の世界で生きてきたというのだろう。
これからも地獄の世界のまま地に落ちていたいのだろう。そうすれば自分は悪くないからな。全部他人が悪い。全部他の世代が悪い。
全部全部何もかも他人が悪い。おそらく、自分の人生は他人のものなのだろう。
自分で生きていない。死んでいる。ずっと死んでいる。生まれたときからずっとずっと死んでいる。これからも死に続ける。実際の死の間際まで死に続ける。
じゃあもういい。死の直前に気づけ。
「なんでそんなことを言われなくちゃいけない?」と憤ることだろう。ずっと言われてきただ?
ずっと言われてきたのになぜ気付けない?
ずっと言われているんだぞ。
つまりそれが現実なんだ。わからないのか。なぜわからない。いじめのつもりで言っているわけではない。それが現実なんだ。
地獄みたいな現実を生きなきゃいけないことから目を背け続けているから、ずっと地獄なんだ。
本当にわからないのか。全人生を振り返れ。そこのどこにも、お前の責任は何もないのか。
断じて違う。お前はお前でお前の責任があることをわかっているはずだ。お前がお前の人生を主体的に変えるんだよ。
お前の人生だろ。何度言われてきた?
いつまで愚痴ってる?ずっと同じように愚痴ってきて、それで何が変わった?
何十年前の話をしているのか。苦しみを耐えてきただけだ。「苦しみを耐えればいつか王子様が」というバラ色の幻想に酔いしれていただけだろう。
その幻想がもう冷めただけだ。
今ごろ喚くなよ。少し助けたら文句をぶーたれるなら、ますます悪化するだけだ。
より誰も助けなくなる。
そろそろ死ぬぞ。いいのか、それで。
潰れるならそのまま潰れろ。
お前のスペースは無い。他の世代で埋めるぞ。
今の日本には余裕が全くない。
またものごとには優先順位がある。氷河期世代は優先順位が低い。
資源には限りがあり、氷河期世代は優先順位が低いから、氷河期世代には資源は分配されにくい。これが現実だ。
「優先順位を上げろ」
これはナンセンスだ。優先順位を上げるメリットは何だ。集団で優先順位を上げるメリットを提示できなければならない。当たり前の話だ。
ぶっかけるものは、女性の靴、スカート、制服、ジャージ、ノート、机、椅子、飲み物、水筒、歯ブラシ、食べ物、ドレッシングと様々だ
被害者の女性をオナペと呼んで写真や名前を晒し、こいつの○○にぶっかけてやったと自慢する書き込みもある。ぶっかけ後の写真もある
ちなみに、Xの #私物ぶっかけ で見つかる裏垢界隈も同じ様子を見せている
307名無しさん 2023/07/25(火) 09:38:45 ID:wWstxvE60 たまに彼女の私物にぶっかけてる奴居るけどナンセンスにも程がある。自分に見向きもしない高嶺の花にするのが至高。嫌われてたら更に良い。
310名無しさん 2023/07/25(火) 21:41:14 ID:sYoa0yQci 確かに彼女や嫁はないな
1.2回だったら使えるけど
やっぱぶっかけた物を履いたり、使って欲しい
313名無しさん
2023/07/26(水) 09:46:03 ID:F5vMMRTg0
全く同感です!本人に気付かれないうちに自分に染めるのがいいんですよね。
316名無しさん
2023/07/26(水) 23:46:36 ID:lt7YDMK60
中出しして孕ませるの想像しながら靴下の中とか、服に出すの最高。
中学高校は学校中のかわいい子の私物はほぼコンプリートしてたな。
廊下で各学年すれ違うたびに興奮してたな
彼女や嫁にしても興奮しない、らしい
そうか私が働いてるのか
教訓 頭は毎日洗ったほうがいい
働いたら負けかなって思っている
次は文章を書き続けて
とざまの考え方
ヘテロ劣勢でない
そんなにかんしょうするな
期待の裏返しだったらいいけど
なんのためにここにいるのっていうのじゃなかったらいいけど
給与発生してるなら楽やなってなるけど
エッジによっちゃってる
目をつけてる人はいる セトルしてるけど ここでたあとは
ぼくを外側からみようとする せんえつでナンセンス 実態にたどり着くことはできない
虚心坦懐に封印する すいませんっていって戻る
見えるときは府交感神経優位なのか
ホームレス 現状に満足 困ってない
300円 落とす振りした 卑しい人間だ
大学 流されて決めた
プライド高い
人生のモヤがとれない
おれがもらえてない ニン
流されて生きてきた
ダラダラしたいのかな
起きたら学生になってたらいく
ってことはダラダラしたいわけじゃない
選択を迫られるのが苦手
自ら環境を変えに行く人はなぜ
人間はなれる生き物
単純に価格が上がるというだけで反発は起きる。
消費税上げたら企業は増税分そのままとまではいかないまでもある程度は値上げしないといけないのは消費者も分かってるんだから。
さっき説明した消費税=売上税と分かってる人にとっては事業者への赤字黒字関係ない増税と分かってるからこれも理由に反発発生する。
消費税の逆進性問題やマクロ経済への負の影響からも反発する人もいる。
というか現状確定申告自分でしてる人の方が圧倒的に少数派なんだから全員が関与してる消費税への反発具合と比較すること自体ナンセンスでしょ。
仮に消費税に強い納税意識があるなら企業が消費税納入出来なかった場合その企業に”俺がお前に預けた税金を払え”とクレームいれる人がいてもいいはずだが、そんなやつがいたという話を聞いたことがない。
君が言ったのは「教唆成立」じゃろ?成立から完了になっちょるという言葉が理解できとらんのかな?
教唆「罪」成立とは言ってないという言い訳もナンセンスじゃなあ
「教唆」という単独の単語が法的概念として存在して、その「成立」が法学で問題にされているという基本的な知識もないことを自白してどうするんじゃ?