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はてなキーワード: 書籍とは

2017-01-20

広義と狭義と俗的なアレと

専門用語とひとくちにいっても,ものによって狭義の定義と広義の定義とがあり,加えて厳密には正しくはないが世間的にまかり通っている使い方(なんて言うんだろう,俗称?)なんてのもあり,結局文脈に応じてその単語がなにを指しているか推測しなければならないわけで,たまに頭が爆発しそうになる.

書籍だと爆発しそうにならないがネットサーフィンだとしばしば爆発しそうになる.その理由はおそらく,ウェブページというのは書籍の1ページ1ページがばらばらに置いてあるようなものなので,文脈を推しはかりにくいからであろう(なのでウェブページを見るときは,そのページがどういうサイトのものかチェックするのが大事だ).

爆発しそうになるのは,えてして学び始めたばかりの分野に多い.自分が十分に理解していると言えるような分野(そう多くはないが)であれば,余裕があるので,推測もしやすいし,語義のぶれにも寛容だ.無理解単語については,そもそも語義のぶれを認識できない.難しいものだ.

ちなみに爆発しそうになるのは,リアルでの会話でもたまにあって,「すいません,今その言葉どういう意味で使ってます?」と尋ねたくなってしまうが,会話を混ぜ返すのがめんどくさいので結局訊かず,さりとて結局尋ねないので何を言ってるのかわからなくて「そーっすねー」で〆ることの多さよ.

全ての言葉を正確に使うのは難しいので,結局重要なのは空気を読む技術なのだ,という点に落ち着く.とはい自分が属する領域専門用語が正しく使われない様子を目にすると,やはりちょっと気持ち悪さを感じてしまうのだった.

電子書籍と紙は対立するものだよ

id:eerga 僕の頭が悪いせいなのか、どうも論点が違う(すり替わっている)気がする。もともとは電子書籍を同じクオリティで出し続けろっていう主張ではなく、電子書籍で(も)出版しろっていう主張だったのでは?

id:Kil 「紙をやめて電子に置き換えろ」でなく、「紙と電子自分の好きな方を選べる権利もっと広く多くくれ。そして読者を対等に扱ってくれ」と言いたいだけなんだけどね。前者を主張する人もいて混ざるから荒れるけど。

id:kagerou_ts 「熱心な読者」向けの商売をしすぎたからこうなったのだ、といいたいのかなと思うど、それならその 「熱心な読者」のほうにむしろ絶望まれてるっぽい電子書籍に全力フルコミットしてくれてもよくないです?

いまのところ、電子書籍市場の大きさは紙の書籍市場の1/10以下で、電子書籍設備投資イニシャルコストを、電子書籍利益は全くまかなえてないよ。おおげさに言えば、電子書籍部門は、紙の書籍部門利益を食ってるんだよ。もちろん細部は、出版ジャンル出版社によってちがいはあるよ。でも、マクロ視点で言えば、そうなんだよ。

電子書籍市場は成長中だし、未来への投資だろ? という言説は、たしかにあるよ。それには一定説得力が有る。でも、だとするならば「電子書籍専門の出版社を立ち上げて銀行から融資を受けて運営すればいい」んだよ。社内の別部門(紙の書籍部門)の利益をもちいて新事業を始めているってのは、これと構造はほぼ一緒なんだよ。「社内だから融資相当の)経営資源投入の稟議が、銀行から融資引き出しよりも、ゆるい」って言うだけのことなんだよ。「ゆるくないと電子書籍の推進が出来ない」ということでもある。

出版社がやる場合原稿著作者っていうリソースを共用できてシナジーが得られる(ことになってる)から、緩めの稟議でも推進できる。でも、じゃあ、現状、電子出版部門利益で「作者の発掘」「企画の立ち上げ、進行」「取材や著者との企画協力」「原稿進捗管理」「各種素材の入手管理」「紙面デザイン」「広報」「メディアミックスなどのIP管理」ができるのか? そのスタッフ人件費払えるのか? と問えばそれはNoだよ。

読者は無責任に「電子書籍を読む権利をよこせ」とか言うし、単体著者視点では「ボクの本は両方ででてますし、電子書籍と紙の間に対立はありませんよ」とか言うかもしれないけれど、内部の経営リソースの分配という意味合いにおいて、現在は明確に電子書籍と紙の書籍は、対立するものだよ。対立っていうか「少なくとも現時点、電子書籍は紙の書籍利益スタッフ寄生している」よ。

当然、利益が拡大しないまま電子書籍を増やすっていうのは、紙の書籍利益を圧迫するっていう意味で、紙の書籍に悪影響を与えるよ。紙の書籍利益構造っていうのはもうガチガチに決まっている。印税も%減らすことは出来ないし、印刷も枯れた技術なので旧に値段が下がったりはしない。つまり利益が圧迫されれば、企画のもの扇情的になって内容のない本が増えたり、単価が上がったり、出版点数が減ったり、地方への配本が切り捨てられたりするよ。

そもそも、「ある書籍の読者が2万人」いたとして、これにたいして電子書籍を推進して「紙の書籍読者1万5千人+電子書籍の読者5千人」になったとする。単価的にも、利益率的にも、こうなったとしても現在、ちっとも売上増えてないよ。読者が増えないのだとすれば、電子書籍インフラを作り上げて維持するのは、ただの重荷でしかないっよ。2万人の読者を支えるにあたるコストがただ単純に増大するという、経営視点で見たら愚かな判断だよ。電子書籍は非常に利益率が高いとか(そんなことは現在全くない)、電子書籍版を出すことにより既存読者の外に読者の母数がすごく広がるとか(そんなことは現在全くない)しない限り、「電子書籍化を超加速する」っていうのは、下手をすると利益背任ですらあるかもしれないよ。

もちろん長期的に見れば電子書籍市場無視できないよ。電子書籍の配本システム構築のコストも、長い目で見れば(そして理屈で言えば)、1冊あたりの負担率が低くなるはずだよ。だからいま、大手はどこも、利益が早期に回収できそうなコミックとか技術書を切り口にして、少しずつ電子書籍対応を進めているよ。短期的な損失を我慢しつつ、投資しているよ。

でもその状態に対して「紙の書籍電子書籍のどちらかを選ぶ権利を広くくれ」とか「全部電子書籍で出せないのは無能」とかいうのは、いまこの時点では、ただのモンスターユーザーだと思うよ。

電子書籍への移行がいまのペースなのはなにも手抜きでもないし陰謀が有るからでもなく、既存出版多様性やらノウハウを守りながらソフトランディングしようとしているからだよ。

(だから作家IPを抱えていない非出版社のほうが、ためらいなく新規事業展開できるわけで、非出版社新興企業Amazonなんかのほうが強気改革できるのはごくごく当たり前なんだよ。そっちを応援したほうが、日本全体の出版業界刷新は早くなると思うよ)

もちろんそれも含めてただの利益追求企業活動なんで、ぶっ壊れちまえ、Amazonに滅ぼされちまえって消費者判断し、そういう行動をするのはありなんだけど、現在出版状況が「消費者がどんなにわがままを言ってもぶっ叩いても壊れない、天与の権利」だなんてのは錯覚にすぎないよ。

id:YaSuYuKi音楽業界が衰退していく様相を、再生装置技術的制約から10年以上余裕を持って観察し対応する余裕があったのに、そっくり同じ失敗を繰り返しているのはなぜか」という問には答えられていない

この手の疑問、よくあるんですけど、この国ってバブルの頃から少子化予言されてきて、年金破綻も十年以上前には予言されてて、それでもろくな対策取れてないよね? 政治批判でも出版社擁護でもなく、なにがいいたいかって言うと「それって疑問に思うほど特別じゃない、この国によくある普通に愚かな光景じゃないですか?」ってこと。出版業界神聖視しすぎだなって思うのはこういうところで、普通日本の平均にふさわしく愚かな業界なんだよ。

2017-01-19

いわゆる南京大虐殺論争について

アパホテルやらかした。

っていうか、中国人観光客激増中でアパホテルに限らずよく今までに問題にならなかったもんだと思う。でも、韓国人だって従軍慰安婦などの問題があっても日本にたくさん観光に来てるから、多くの人にはあんまり関係ないのかもね。

 

南京大虐殺は、むかーし、個人的にかなり調べ上げてネットでよく議論してた経験がある。当時はよしりんだった。「戦争論」って著書がベストセラーになって、確か「新しい教科書つくる会」が世間を賑わせていた時期だったように思うけど、南京事件問題もかなり2ちゃんねるなどでヒートアップしていた。それ以前も、1980年代から教科書問題で幾度も議論を巻き起こしてきた問題である。なので、そのたびに議論が深まったかというと実はそんなことはあまりなくて、同じ議論蒸し返しのほうが圧倒的に多かったりする。今現在ですらも「当時南京市民は20万人しかいなかったのにどうして30万人も殺せるんだ?」みたいな事を言う人がなくならないって言うのがその象徴だろう。

 

からか、Wikipediaでも論争の内容や論争史がまとめられている項目なんかあったりする。

南京事件論争

南京事件論争史

 

発火点は日本からというのが定番で、南京事件については本格的には上のページにもあるとおり教科書誤報事件から始まっており、今回もまたか・・・って感じなのである。いわゆる保守右翼人達って、常に刺激を追い求めてでもいるんだろうか?と疑いを持ちたくなる。

 

ところで、南京事件論争って、やってみると分かるがそう簡単ではない。自分でも論争してた当時、様々な一般書籍を買ったり、図書館へ足繁く通い、資料を他の図書館から取り寄せたり、高い資料本を古書店を通じて仕入れたりと、結構な手間だった。流石に外国語資料までは手が出せなかったが、写真捏造疑惑を調べる為に1930年代アサヒグラフ図書館に無理言ってカラーコピーしてもらったのが懐かしい。ネット議論する為にスキャナまで買ったw OCR原稿読み取って長々と手修正加えたりしてたのが懐かしい。何れにしても、歴史問題を本格的にやろうと思ったら大変なんである

 

で、ほぼ大抵の場合右派はそんな手間はかけないんだな、これが。せいぜい市販本を鵜呑みにしてくる程度。当然のことながら、滅多な事で彼らはいわゆるサヨク側の本なんて読みもしないから(右派の本の1/10にも満たないだろうしね)、自身思想に都合のいい事だけが書いてある本などしか見てないか簡単に騙されてしまっている。あの当時何度「せめて中公文庫の秦先生の本くらい読めよ」って思ったことだろうか。その、近現代史で有名なあの秦先生ですらもおかしなことを言うくらい(秦郁彦氏の「スマイス調査(修正)」について)、南京事件議論ってば難しいのにね。

 

・・・とかつらつら思ってたら、「人工透析患者は殺せ!」で仕事失ったあの人まで参戦してきたみたいだね。どうしても一部の人は刺激に飢えているようで、困ったもんですね(やまもといちろうみたいな締めだなw)。

http://anond.hatelabo.jp/20170119103333

そもそも「アパホテルはそうした書籍撤去せよ!」という話ではないんだが・・・

2017-01-18

[][]アパホテル書籍について対応する予定はない」

アパホテル書籍について対応する予定はない」 客室に南京大虐殺否定の本で一問一答
http://www.huffingtonpost.jp/2017/01/17/apa-apologizes_n_14223212.html

主義主張が正しいかは置いておいて、仕事自分思想を持ち込むのが行為として問題があるとは思えない。
ビジネス手段としては諸刃の剣だが

ただある種『邪道』的な手段であり、邪道中国韓国と争うのは分が悪いとも思え、日本人らしいやり方で啓蒙した方が、長期的には効果があるとも思える

APAホテル客室設置の書籍について

政権閣僚も同じような考え方なんだろうな。

◎客室設置の書籍について https://www.apa.co.jp/newsrelease/8325


アパホテル社長は、

南京大虐殺がなかったと言っているのか?

三十万人がおかしいって言ってるのか?


少なくとも、普通の日本人南京事件南京虐殺)があったことを知っている。

事実として、南京事件はあった。

しかし三十万人の虐殺があったかは疑問。

ただそのことが南京事件がなかったことにはならない。


捕虜民間人を何人も(数万人)殺した。

中国では南京事件とともに旅順虐殺事件学校で教えられる。

http://anond.hatelabo.jp/20170118095349

あったことにされているのです。

1.歴史検証的には人数の大小で説は分かれている

写真検証で移っているのはほぼほぼ中国兵)

2.南京外国人宣教師が現地の女性学校敷地内に保護した日記が残っている。


3.ベストセラー書籍レイプ・オブ・ナンキン」や

その映画化

アンジェリーナジョリーみたいな著名人発言

マスコミによってあったことにされています

学問検証と言うより

ノンフィクション映画を見た中国人米国人が、

「そういう事実があったんだ」とプロパガンダされている状態

アパホテルの件のブコメ見て

気になったんですけど、結構批判されていますね。

南京の虐殺結構本当にあったものだと思われてるんです?

自分全然興味がないので、元々いた人口や行われたとする期間などから無理、なかったものだ、という意見鵜呑みにしちゃってるんですけども。

それとも、虐殺ないのだけどホテル書籍をおいている行為批判されてるんです?

他には虐殺はあったけど数が違うよ的な話でしょうか?

http://anond.hatelabo.jp/20170118033103

全部言論の自由でしょ

全部ってどういうこと?

  

ハンセン病患者宿泊を拒んだら、そのホテル経営者が「旅館業法」で処罰されたという事例がある。

なので、ホテル側が客のハンセン病理由にして宿泊拒否をおこなったり、「宿泊拒否をやります」というメッセージ看板を出すことは違法だよね?

  

あなたの主張は、ホテル側のそういう行為合法になるように現行法改正しろってことかな?

それとも、法的には"看板の掲示"がアウトで、"書籍を置く"はセーフってふうに区別するってこと?

そうだ、ホテルには本を置こう。

アパホテルの件だけど、ブコメを読むかぎりだと「言論の自由」で擁護している人が多いね

  

じゃあさ、どこまでを擁護するべきかって問題にならない? セーフとアウトの境界線を教えてほしい。

例えば「当ホテルではハンセン病患者宿泊お断りしています」っていう看板を掲示したら、そのホテルにはぜったい行政から指導が入ると思うんだけど、それがあくま看板じゃなくて"書籍"だったら指導を免れるのか?

  

在日朝鮮人犯罪者ばかりだ、日本から出ていけ」

福島県民は旅行するな、放射能の毒がうつる

などなど、ホテルオーナーがあからさまに攻撃的なヘイトスピーチを表紙に飾った書籍出版し、それを客室に置いた場合、そういうケースも「言論の自由」で擁護しなくちゃならんのだろうか。

2017-01-17

http://anond.hatelabo.jp/20170117213911

あーあ、かまっちゃった。

この人某子育て書籍出版中のオバサ作家さんだよ。

偽善自己嫌悪自称才能有りおばさんの行動パターン

バカすぎる。

こんなとこで油売ってないで「書籍執筆」でもなさってればいいのにねー

まあ、出産育児系で本を初めて出す人間はほぼ全て性格がネジ曲がっているというのは既に周知の事実になっているが。

電子書籍で飯は食えない

知ったかぶりの人です。

  

ここ最近電子書籍についての話題が増えてるので書いてみようと思った。

  

出版物最初印刷する部数を決めて実際に刷って全国に配本する。このとき委託するとお金をがぼっともらえる。

  

取次から国書店に配本された後、売れ残った本は返品される。ここで売れなかった商品分のお金を返金する。

  

巨額のお金が動く中で著者への印税なども支払われる。

  

電子書籍場合はどうなのか?

  

取次を通し各電子書店配信されるという形は似ている。

  

ただあくまデータのやり取りだ。一万部の商品を預けるわけではない。したがって一万部の入金もなければ返品もない。

  

電子書籍は売れた分だけ入金される。

  

ここで実際の販売数だが、出版物は年々売れなくなってる。ほとんど売れず返品される書籍は山のようにある。

  

だけど不思議なことに紙の場合、刷った部数の入金はあるので一時的お金が増える。そこから社員のお給料を払える。

  

翌月には売れなかった書籍の返金をしなければいけない。お給料を出したかお金がない。またたくさん刷って入金を貰う。

  

これが自転車操業と呼ばれるもの(厳密には違うけど)。

  

電子書籍だとこの自転車操業ができなくなる。売れた分は翌月以降に振込だから給料払えない。

  

それに実売分の売上しか入らないとなると、そこから払われる著者への印税も低くなる。著者がご飯食えない。

  

今のシステムは一応、売れっ子でも新人でもわりと大きなお金をもらえる(実際は差があるけど)

  

こうした業界独自システム出版、取次、書店が生き残ってる。

  

電子書籍だけで飯を食う世の中になるには、どうしたらいいだろう?

  

全部電子化すれば書店や取次はいなくなり、弱小出版は潰れ、売れない作家さんは止めていく。

  

まぁ本の数が多すぎるとよく言われるから、この際は減らしてもいいかもしれない。

  

作家さんも売れっ子になるまでは我慢してもらうかバイトしてもらう(アニメーターみたいだ)。

  

業界電子書籍化を進められないのは「今のような多種多様出版物に溢れた世界」を維持できる見込みが無いから。

  

諦めるのか、何か別のシステムを作るか(出版社以外で)。

  

今はほんとに改編期なんだろうと思う

電子書籍を取り巻く日本事情

業界の程よく中心から距離のある関係者視点で、電子書籍を取り巻く日本事情について書いてみます

ここ数日話題になってる「全部電子書籍でだせっていってんだろ」「くそ業界滅びろよ」っていう読者の声と、それに対する業界いいわけじみたコメントに対するメモですね。

スタンスとしては、業界側の視点ではあるんですが、業界擁護するつもりはありません。すべての業界や消費物と同じように、必要とされなければ声を荒げなくても滅びると思っているので(そして出版業界斜陽であるのはもう周知の事実ですので)、ことさら擁護必要もなければ罵声を浴びせる必要もない、というのが個人的気持ちです。

読者側にも業界側にも各論はそれぞれあるとおもうのですが、今回述べたいのは、総論として「日本出版業界は、日本書籍市場に過剰適応してしまった」という点です。

この場合日本書籍市場」っていうのは、取次ぎのシステムであるとか、再販規制であるとか、書籍の値段分布であるとか、日本人読書傾向であるとか、まあ、そういうもろもろです。

さらに誤解を恐れずにいうのならば、「日本書籍読者の皆さんと、日本出版業界は、共依存の状況にあります」というのも加えたい視点です。

日本書籍読者の皆さん」というとなんだかすごい人数いるような感じがしますけれど、統計から見ても、「年間一冊以上、字ばかりの書籍を買う人」なんてものは、日本人口の20%もいません。もっと頻繁に本を買う人、書籍を買うというのが日常行動になってる人の数の統計は見たことがありませんが、体感で言えばその20%の数分の1ではないでしょうか? 「書籍のヘビーな読者」というのは、もはや不特定多数ではなく、特定多数なのです。

そういう非常に熱心な読者の方の存在を前提に、どっぷり浸かって過剰適応したのが日本出版業界です。

世界的に見て、日本出版業界は、出版物の値段、出版物バラエティ出版物の点数、印刷クオリティ、全国配送網、書籍へのアクセサビリティなどの点で、類を見ないほど高いレベルにあります個人的には、変態的で気味が悪いほどレベルが高いと思っています。こういった点は、日本読書文化とさきほどの「熱心な読者の皆さん」に支えられて、長年かけて進化してきた成果でしょう。

そしてその進化は、過剰適応の段階にあるのです。

出版という視点から離れてただのビジネス的な話として判断してほしいのですが、つまりそれは高度成長期を何度も経験して人口も増えて、中間層が発達して、娯楽に可処分所得を投入可能になった国が、「親にしかられない文化王様」として書籍を愛して、業界側もせっせと面白楽しい本を矢継ぎ早に出した結果です。そういう設備投資、そういう人材発掘、そういうスキーム作りをしたのです。再販規制も、広い意味で言えば「そういうスキーム」の一種しかありません。

現在出版不況は(個人的にはそんなに不況だと思っていないのですが)、このシステムのものがが、時代の流れに置いてけぼりになってしまったというだけのことです。少子化であるとか住宅事情の変化であるとか、読書文化の変遷(ここに電子書籍は含まれます)についていけなくなっているのが、現在業界を取り巻く現状です。

では、そういう仕組みを変えればいいじゃないか! と皆さん思うでしょう。

もっともです。時代に合わない企業は淘汰されるのが自然の仕組みです。

しかしながら前述したとおり、出版業界適応を超えて、過剰適応の段階にあります出版業界が今の時代に合わせる難易度は非常に高いです(それはみなさんも、出版業界の動きからうすうす察していますよね?)。イノベーションを起こす人的な余裕も経済的な余裕もほぼありません。大手がのろのろ動いていますが、この速度は何も出し渋っているとか、一部の読者の皆さんが言っているような嫌がらせなどという陰謀論ではありません。過剰適応して余裕がないだけです。

個人的見解でいえば、大手出版社が華麗にイノベーションを起こしてパラダイムシフトを達成するよりも、非出版業界会社が新しいスキームで参入するとか(Amazonはこれにあたります新規出版社になるというほうが、実現速度はずっと早いと思っています

まあ、とにかくイノベーションですから、壊して作るしかないのです。が、過剰適応しているので壊しづらい。それだけです。

この辺の話は、ビジネス書を読めばいくらでも出てくると思いますが、今回指摘しておきたいのはその先の「過剰適応」と「共依存」についてです。

電子書籍への移行を求める読者の皆さんはおそらく書籍愛好家ですし、今まで出版業界を支えてくれた皆さんだと思います

これを書くと炎上してしまう気もするのですが、出版物の値段、出版物バラエティ出版物の点数、印刷クオリティ、全国配送網などの利益を得てきたのも、皆さんなのです。あえて言いますが、読書家の皆さんはそれを「既得権益」だと思ってはいませんか? 共依存と指摘したのはこの点で、読者の皆さんはそういう環境を当たり前だとは思っているように感じるのです。自分日本人子供のころから日本の豊かな出版文化に首までどっぷり浸かっていましたので、それが当たり前の光景だという感覚はよくわかります。が、世界のすべてがこのように豊かなわけではないということを、ビジネスを通して学びました。

こういう書き方をすると、「出版業界脅迫」というコメントがつく気もするのですが、考えてもください。「脅迫だと感じる」ことこそ「あって当然の権利だと私は思っている」という告白なのです。

重ねて言います脅迫でもないし出版業界擁護でもありません。不要判断されれば業界が消えるだけだと思っています

イノベーションを起こして業界を変革するというのはよいことで、最終的にはユーザー利益になるような調整が行われるのが市場原理ですし、最終的にはそうなると思いますが、当然「破壊」するからには失われるものもあります。たとえば電子書籍なので物理書籍より安くなるのが当然だと皆さんは考えていると思いますが、それが未来にわたって保障されるとは限りません(そもそも安くならなければいけない理由もありません)。出版点数についても、このようなバラエティ保障されるとは限りません。

過剰適応というのは、安定した市場に向けてサービスフォーカスしすぎて余裕がなくなった状態ともいえますうつりゆく市場になったからには、投資においてリスクヘッジをしなければならなくなるでしょう。

読書人口というのは限られていると指摘したとおり、それはたとえて言えば、地方自治体のようなものです。電子書籍サービスをすぐしろ! いや無理だ! というのとは関係なく、斜陽業界なのですから物理書籍も含めて、もはや「今までと同じようなサービスは望めなくなるのが当然」なのです。

もちろん、業界側(出版印刷書店も)利益を上げるためにやっているので、今までより低コストによいサービスを目指してやっていますスタッフを少なくしても同じ仕事ができるように効率かも進めますしかし、それでも吸収できないときがくれば、当然ですけれど、価格への転嫁ライン出版点数)の絞込み、地方配本の削除などが行われるでしょう。これは、どんな業種でも同じことであって、出版業界は聖域ではないのです。

一連の応酬を読むと、どうももやもやするのがこの部分で、新刊が出るのもそれが配本されるのも面白い本がでるのも、全部ただの商行為であって、信仰とか正義とか哲学とか、そういうのとは何の関係もありません。出版業界人自分たち文化人な変なプライド持ち過ぎだと思いますし、読者側は出版自分読書ライフ絶対視し過ぎではないでしょうか? ただひたすらに、その取引の瞬間、やり取りが成立しただけで、永遠も持続もその取引には含まれていません。「続刊を必ず購入してもらえる保障」も「続刊が出る保障」もその取引に含まれていないのです。

ビジネス的な観点で言うのならば、大規模な投資をしてイノベーションを起こすのであれば、「熱心ではあるけれど人口の少ない旧来の読者」などは相手にせずに、「今まであんまり書籍を買わなかったけれど、イノベーションによって買うようになった新しい読者」をターゲットにすべきでしょう。

「早いところ業界をぶっ壊せ、イノベーション起こせ!」というのは非常にわかるのですが、業界の歩みが遅いのは「熱心な読者」に執着しているからなのです(なにせ過去から現在に渡るメインのお客様ですからね)。これが、業界から熱心な読者に対する「依存」です。

ぶっ壊せと叫んだ結果、「自分の好きな出版物出版文化がなくなる」というのは、当然のリスクとして織り込むべきだと思います

2017-01-16

Kindle以外を使う発想はないの?

電子書籍に関するエントリを見ていると、必ずKindleがどうこうってコメントがあるけど、そんなにみんなKindleばっかり使ってるの?

既存の紙の本は盛大にバカにするのに、Kindleバカにする発想まで出てこないの?

だってKindleって電子書籍の括りだと、明らかに使いにくい部類じゃん。ストアも使いづらいし、セールも分かりにくいし、アプリ内の書籍もまともに整頓してくれないし。

基本的日本企業サービスってバカにされがちだけど、電子書籍に関してはどう考えてもReaderだとかBookLiveだとか日本企業の方が使いやすいぞ。他の電子書籍を使う発想はないの?

なんでみんな紙の本を脱したのに、有名だからって明らかに使いにくいKindle思考停止しちゃってるのか。

もっと他も色々と試してみようよ。

紙の本なくなれとか言っているやつ、まじで脳みそあるの?

電子書籍の売り上げは紙の書籍と比べたらクソ以下であるからして、一般的出版社的な観点からすると、電子書籍は紙の書籍の売り上げによって成り立っているっぽい。

紙の書籍がないと電子書籍存在が危ういわけ。

電子書籍は便利だけど、紙の書籍が無くなるということは殆ど電子書籍が無くなる可能性を秘めている。

ひらがなはない

一世一元で、元号追号にしている関係上、ひらがなは避けたいな。後世で「明治大正昭和平成ときて、次に「しあわせ天皇」とか、やるか?

ひらがなとか日本書籍から引っ張るとかい意見は、元号自体中国制度の真似だけに、中途半端日本アピールがかえって寒々しいからやめた方がいいと思う。多数の賛成は得られないだろうな。

「文」が入るのではという意見個人的には好みなんだけど、皇太子が「徳仁」、秋篠宮が「文仁」、その子が「悠仁」…と来ていることを踏まえると、「文」は避けるのではないかと思うね。そのあたりの字は避けると思う。

過去に例があるが、今の人があまり使わない、シンプルな字を軸に、それほどマニアックでない中国古典典拠もつ言葉を選んでくるんではないかな。個人的には「斉」とか使うのがアリだと思う。








http://anond.hatelabo.jp/20170116114532

電書が出版社の目に入らないほど規模が小さいのは分かった。

まり電書ユーザが紙書籍買うようになっても結局影響は極小ってことですよね。

なので今後も電書を買っていこうな。

http://anond.hatelabo.jp/20170116031452

お前も馬鹿だろ

ニュースはそういう今までの元号制定の慣例も解説した上で、一般人意見解説してんだよ

特に、「今までは中国古典から取っていたが、別に中国から取るという決まりごとはない」。案としては平成の時は平仮名案もあった(元号法元号漢字二字と決められてるので平仮名にする場合改定必要だが)。

個人的に今回は、中国古典から取るということはやらずに、日本書籍から漢字を取ることになると思うね

そっちのほうがオリンピック前に日本アピールできるし

2017-01-15

電子書籍派と紙書籍派の争いは不毛

将来的にメインストリーム電子に移行することが明白な以上、問題は時期だけであり、どっちのどこが良い悪いという議論不毛


電子派は、もう電子の良さを主張する必要などなく、いかに時期を早めるかに注力すべきだし、紙派は、電子が主流になった時代に、どう紙の文化保全していくかを考え始めるべき。

電子書籍至上主義者と「紙の本」原理主義者は別の「本」を思い浮かべている

うまく説明できないけど。

前者の言う本は知識を得るためのツールで、それは仕事で使う参考書自己啓発本の類。あるいは、読んでいることがステータスになる本。

本とは情報インプットするためのもので、入手が簡単アーカイブ性が高い方が使い勝手がいいか電子書籍を好む。

後者の言う本はアート体験映画好きが映画館ポップコーン匂いをひっくるめて映画を楽しむように、書店で本を選ぶ手間暇と装丁や紙の手触りをひっくるめて本だと思っている。

私は「紙の本」原理主義者で、だからはてブに上がってくる電書籍万歳エントリーいまいちピンとこないし、

電子書籍至上主義者も紙の本の「良さ」を熱弁されたところで頭に?が浮かぶだけだろう。

結局、何が言いたいのか自分でもよくわからないのだけれど、電子書籍の普及で紙の本が衰退することはあっても完全に代替されることはなくて棲み分けが進むだけかなみたいな、ふわっとした話。

2017-01-14

未来の働き方をしているけどなかなか快適だ

フリーランス40代

30代までの働きでマンションを買い、寂しくもわびしい一人暮らしをしている。

仕事は週3日程度やって、会社員時代の半額程度の収入

それ以外にちょこちょこ投資。ローリスクローリターン中心のロングホルダー。

家ではアマゾンプライム会員で見られる映画音楽、たまに書籍を購入。

鍋料理に凝って何日も鍋を食べたり、

外に行って仕事がてらコーヒーを飲んだり、

楽しい毎日だ。

思えば、子どもの頃読んだマンガの中にある

通勤しないで家で仕事」「遊んで暮らす」にかなり近い状態になった。

そこまでの贅沢はできないけど、今の生活かなり快適。

2017-01-09

「よくわかる社会心理学」の読書メモ

下記書籍を最小限読書した。読書時のメモを以下に記す。

小口 孝司 (監修),"史上最強図解 よくわかる社会心理学",ナツメ社,2013.


人は社会的存在であることを前提
パーソナリティ心理学
性格心理学
心のなか 3つのシステム
 自己概念
  自己評価
  自尊感情
 認知
  状況やできごとへの認知
  他者への認知
 感情
  情動
  人ならではの高度な感情 社会的感情
関係
 心の遺伝子
 行動
人には必ず自分について知りたい欲求がある
 自己査定動機
自己概念
 個人的アイデンティティ
 社会的アイデンティティ
自己
 主体的自己
 客観的自己
  物質精神社会的
作動自己概念
 意識に上ってる自己概念
 状況や相手によって常にかわる
自己スキーマ
 現実 ありのまま
 理想 こうありたい
 義務 こうでなくては
 可能 そうなれるかもしれない
気になる異性に好かれたい → 理想自己選択
人は常に他者との比較によって自己評価
 社会的比較自分は良い、価値ある人間だと思いたい 自己奉仕動機
自分に甘口
 自己高揚動機
 自己防衛動機
平均以上効果
上方比較 私もあんなふうになりたい
下方比較 あの人よりはできるはず
自尊感情はほどほどがいい
ローゼンバーグ自尊感情尺度
 俺 27
 10〜50
 40以上 高め
 20以下 低め
潜在連合テスト
日本 謙遜を美徳
欧米 自己アピール 評価される
自尊感情を維持のために無意識心理作戦
セルフハンディキャッピング
栄光認知評価
 倹約
 バイアス協和
都合良しに目を向け、悪しにはつぶる
ヒューリスティック処理
 代表性
 利用可能認知評価のさい、何かに原因を求める
 原因帰属
  内的、外的
初期カテゴリー化
興味があれば深掘り
ステレオタイプ
個人に対するステレオタイプ
 2次元
  能力 優劣
  温かさ 温冷
解釈レベル理論
 時間的 心理的距離によって物事の捉え方 異なる
  長 抽象的 高次解釈 why  大目標達成できるが、理想高すぎで実行できない
  短 具体的 低次解釈 how 実現性高いが、目先しか見えない
恋愛
 高次解釈 崇高 理想現実恋愛しにくくなる
 低次解釈 肉体だけ
使い分け重要
コントロール可能
情動
 喜び 悲しみ 驚き 恐怖 怒り 嫌悪
 生理的変化 伴う
 重要事態に気付くため
社会的感情
 社会生活を営む人間のみ
 社会生活を円滑にするため
 愛 友情 感謝 誇り  → 助け合いを促す
 疑い 嫉妬 正義感 罪悪感 恥 → 集団内の裏切りを防ぐ
感情役割  命の危険から身を守りつつ、社会生活を円滑に送れる
感情 脳内無意識大脳辺縁系 扁桃体 大脳皮質
気分一致効果 良い気分の時は良い記憶を思い出す
感情感染
感情を適度にオープンにすると健康になる
感情コントロール理由
 合理的判断するため
 疲れやストレスを避けるため
 まわりの人によく思われるため
 社会にうまくなじむため
感情 あらわにしすぎも、抑制しすぎもよくない
紙に書いて表出する筆記療法
 感情抑制による健康への害を防ぐ
 1日15分以上 静かな場所で 誰にも見せない
 状況、感情を整理 いやなことへの慣れ できごとの解釈が変わる 抑うつ感がなくなり 免疫力もアップ
心の特徴は遺伝子で受け継がれる
進化心理学
助け合い社会行動
適応的かどうか
適応的でないと淘汰されやすい


以上

はてサファンなので最近毎日scopedogさんのエントリが読めて嬉しいです

毎日何本も記事をあげてどれも大量ブクマ獲得してホッテントリ入りとか完全にアルファブロガーだと思います

誰かの妄想書籍版の発売を期待しています

2017-01-08

「脳のしくみ」の読メモ

下記書籍を読んだ。今後のために、得られたことを整理して文字列化した。発信したくなったか匿名ダイアリー投稿高木 繁治 (監修),"脳のしくみ―脳の基本構造から記憶のあり方まで",主婦の友社,2010.


脳
  人間生命活動総合的に制御する重要な器官
  大きく分けて
    大脳
      人間知的活動にとって最も重要な,思考・知覚・記憶言語運動などの働きを担う
    小脳
      身体各部運動が正確に行われるよう調整するのが主な役割, 平衡感覚脳幹
      呼吸、血液循環、体温調整、代謝など、生命活動の維持
  神経細胞ニューロン)、それらをつなぐ神経線維が多数
  支持・栄養補給グリア細胞

大脳
  三層
    古皮質
    旧皮質
    新皮質
  古:爬虫類の脳, 旧:旧哺乳類の脳
    本能的な情動にかかわる大脳辺縁系
    運動にかかわる大脳基底核
  新:最も人間的な部分
  大脳辺縁系
    細かく見ていく
      短期記憶蓄積 海馬
      好き嫌いや怒りなどの感情 偏桃体
      意欲に関係深い 側坐核、透明中隔
      快・不快で行動意欲につなげる 帯状回
      各器官をつなぐ 脳弓
    食欲や性欲などの生存本能
    恐怖や好き嫌いなど人間本能的な感情
    偏桃体は「情動の中枢」、好き嫌い、快不快原始的動物感情を生む
  左脳右脳

小脳
  身体を使って覚えたことは小脳記憶
  反復練習で正確に

脳幹
  命の座
  大脳小脳、延髄をつなぐ
  器官
    間脳(視床視床下部中脳
    橋
    延髄
    など
  心拍、呼吸、血液循環、体温調整
  大脳意識的活動の中枢であるのに対し、脳幹無意識的な生命活動の中枢
  視床下部にぶらさがる脳下垂体
    視床下部の指示のもと、ホルモン分泌
    前葉
      成長ホルモン
      甲状腺刺激ホルモン
      副腎皮質刺激ホルモン
      生殖腺刺激ホルモン
      プロラクチン
    後葉
      オキシトシン
      バゾプレッシン

その他
  利き手
  男女の脳
    脳梁 女性のほうが太い
    前交連 視床間橋も
    左脳右脳両方を連携して話す, コミュ力高
    など

神経細胞, グリア細胞
  情報伝達
  神経細胞
    大脳に140億
    小脳1000億
    脳全体 千数百億
    情報ネットワーク形成
    構成
      樹状突起, 他の神経細胞から情報を受け取る
      軸索      樹状突起の一番長もの、他の神経細胞との連絡, 神経細胞同士が結びついて情報が伝達され、新たな結びつきができることで”記憶”として蓄えられる
      細胞心臓グリア細胞
    接着剤
    サポート
    最近研究では、グリア細胞情報伝達に加担?

神経細胞
  情報伝達
    電気信号
    軸索
    シナプス
    神経伝達物質
  電気信号の伝播
    細胞膜
    イオン
    チャンネル開閉
    膜内と膜外とで電位差
    電位差が隣に影響を与えそっちでも電位差
    軸索を伝搬
    軸索髄鞘が覆っているかどうかで、伝搬速度も変化
  情報伝達2
    単一神経細胞内においては電気信号で伝達
    神経細胞間のシナプス間隙では神経伝達物質で伝達

神経系
  中枢神経
    脳
    脊髄
  末梢神経
    体性神感覚神経
      運動神経
    自律神経 相反する2種の拮抗バランス ホメオスタシス
      交感神経    興奮緊張
      副交感神経  弛緩抑制人間の心はどこにあるか
    近代に入るまで:心臓
    今:脳が重要
  感情
    人間けがもつ特有のもの
      親しみ
      同情
      憎しみ
      羞恥心
    動物的なもの
      空腹が満たされたとき快感
      睡眠不足不快感
      生命を脅かすものにあったときの恐怖、不安闘争心
      人間的な感情区別して”情動”と呼ぶ
  情動
    視床下部
      生物としての欲求生存本能
        食欲
        睡眠欲
        性欲
    偏桃体
      快
      不快
      怒り
      恐れ
    視床下部×偏桃体×海馬×外部から情報情動
  怒りや恐れで生理的変化
      交感 増
    副交感 減
  情動だけでは暴走してしまう。大脳前頭連合野理性的制御
  感情情報大脳に伝える
    偏桃体が喜怒哀楽などの感情判断すると、脳内ホルモンという神経伝達物質によって、大脳皮質まで伝達
    脳内ホルモンの分泌コントロール:モノアミン系 神経細胞の集合
    モノアミン系
      A
        1-7 ノルアドレナリン
        8-12 ドーパミン
        6は怒りの中枢
        10人間しかない
      C
        アドレナリン
      B
        A,Cを抑える
    ホルモン脳内に伝わって、緊張や興奮などの生理的変化を身体にもたらす
    感情脳内ホルモンによって引き起こされるといってもよい
    役割
      ドーパミン  快感幸福感を増幅、意欲・運動調節・ホルモン調節
      ノルアドレナリン 怒り、不安、恐怖の感情覚醒記憶
      アドレナリン 恐怖
      これらにたいして抑止的に作用する神経伝達物質
        セロトニン
          睡眠、体温調節、生理的機能、過剰な興奮や衝動抑うつ感の軽減
          不足するとうつ状態
          片頭痛発症にも関与?
    幸福感の源
      本能的な欲求が満たされたとき動物全般にみられる
      ほめられる、試験合格コンテスト優勝、新しい知識獲得
      目標達成。小説が波乱万丈の末にハッピーエンド
      快の感情を追求することが、まさに人間らしい幸福感であり、ひいては人類進化につながる
      ドーパミンがその原動力
    主な神経伝達物質
      モノアミン  ドーパミン
                  ノルアドレナリン
                  セロトニン
      βエンドルフィン
      アミノ酸    γ網の酪酸ギャバグルタミン酸
      アセチルコリン
      神経ペプチド
    ストレス
      ホメオスタシス
      病気やケガ、不快環境トラブル経済的不安といった原因(ストレッサーから何らかの圧力を受けていると感じ、それに反応して心身が緊張している状態を指すのがストレス
      ストレスを感じると
        脳内ホルモン分泌  → グルコース身体エネルギー源)の生成を促進
        交感神経活性化    → 緊張が高まり、はたらきが活性化
      ストレスから抜け出せず、長期間バランスを崩していると
        睡眠障害学習能力低下、集中力低下、感染症など
        心拍数増加、血圧血糖値の上昇、気管支拡張思考力低下
      ストレスの進行度
        1. 警告期  ストレスに備えるべく活性化
        2. 抵抗期   ストレスの原因と闘う時期
        3. 疲労期  ストレスから抜け出せないと疲労期。糖質コルチコイドやアドレナリンノルアドレナリンなどが過剰に分泌されるために起こる。私たちストレスを強く意識するのはこの時が多い
      ストレス本来、外から物理的、心理的圧力に備え、克服するための脳や身体の反応
      ストレス日常的にあっても不自然ではない
      ストレスレベルが高すぎても低すぎても生産性は落ちることが証明済み
      適度なストレス必要
      定年後に燃え尽きてしまう人は、ストレスが少なすぎだからかも
      必要ストレスでも、慢性化すると心身に変調
        不安障害
        強い恐怖感
        動悸 息苦しさ めまい
        パニック障害
        強迫観念へのとらわれ
        強迫性障害
        PTSD
      人間幸福を感じるとき大脳辺縁系帯状回にあるスピンドルニューロンという神経細胞活性化し、細胞が伸長する
        いったん長くなると、不幸があっても縮まない
        長い分だけ幸福感が持続する
        幸福体験を重ねるほど伸び続ける
        ストレスに対しても強い抵抗力を持つ
        と言われている
        くよくよしないで前向きに考えることは脳を活性化し、免疫力を高め、病気悪化させない効果につながる
    恋愛
      性欲 視床下部
        第一性欲中枢  セックスを求める機能
        第二性欲中枢  セックスを行うための機能
      第一: 男 >> 女
      第二(男):摂食中枢のそば。空腹で生命危機だと性欲高
      第二(女):満腹中枢のそば。失恋でやけ食いはこのため?
      人間けがもつ感情の一つに、恋愛に関する感情
      恋愛感情を起こすのは主として性欲の情動だが、それだけではない
      恋愛対象としてふさわしいか総合的に判断するのは前頭葉にある前頭連合野

言語
  すべての民族に備わっている

記憶
  短期記憶  作業メモリ
  長期記憶  ストレージ
    陳述記憶
      意味記憶        一般的知識
      エピソード記憶  出来事
    非陳述記憶
      手続き記憶        身体習得する記憶
      プライミング記憶  無意識のうちに思い起こす記憶
  エピソード記憶は、意識すれば比較的容易に思い出せる、意味記憶きっかけがないとなかなか思い出せない
  頭の中に画像を描いたり、メロディをつけたり、音読したり、語呂合わせにしたり、物語にしたてる、五感を駆使するなどすれば、意味記憶も同様に定着が可能

睡眠
  体と脳の休息
  夢
    睡眠中に脳内で起こる仮想体験

五感
  略

脳の発達・進化・老化
  系統樹
    魚類
    両生類
    爬虫類
    鳥類
    哺乳類
    人類
  大脳神経細胞受精後四か月=成人
  誕生後に神経ネットワークを構築
  20歳ころに完成
  脳の老化は、神経細胞の変形と、脳内における密度の低下によるもの
  大脳皮質細胞数はあまり減少しない
  脳幹黒質では大きく減少、黒質運動調節・ドーパミンを分泌、運動能力・意欲の低下
  神経細胞同士をつなぐシナプスは増えることはあっても、減ることはない。記憶力や運動能力は衰えるが、思考力や判断力は衰えない
  植物状態大脳機能停止。脳幹機能

脳の病気
  略


以上
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