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2024-04-27

「0歳児から投票権」はドイツでどのように議論されているのか?

 維新の会共同代表吉村大阪府知事が、「0歳児投票権」(未成年の子投票は親が代理して行う)を提案し、維新マニフェストに加えたいという意向だという。

https://digital.asahi.com/articles/ASS4T2RNLS4TOXIE01TM.html

 これについて同党音喜多幹事長が、次のようなツイートリツイート(リポスト?)していた。

吉村知事の0歳児投票権=ドメイン投票の実現可能性は兎も角、海外で真面目に議論されて国会まで行った話を、あたかも与太話のようにせせら笑い取り合わない風潮をみると、この国の知識レベル心配になる

海外議論で主な論点はすでに整理されてるが、日本SNS界隈の反応はそのレベルに達してない

吉村知事が言ってるドメイン投票は例えばドイツでは連邦議会において議論され、(https://bundestag.de/resource/blob/531942/6669f3e29651882065938fc6a14fd779/wd-3-157-17-pdf-data.pdf)、無論導入にはいたらなかったものの、第三次メルケル内閣のManuela Schwesig家族相など、賛同者もいた昔からあるアイディアの一つですが

それを「頭がおかしい」はさすがに乱暴すぎでは

https://twitter.com/Barrettm95sp/status/1783579344503529489

 ドイツ連邦議会議論されたというのは、この議論が無理のあるものではないということを示す一つの傍証とされているのだろう。音喜多氏もこれを自分議論を支持する意味でリポスト(?)しているようだ。ただ、リンク先のPDFを見て色々な意味で驚いた。

 第一に、このPDFドイツ連邦議会調査局(Wissenschaftliche Dienste)が作っているものである調査局が作っている立法資料を持ってきて連邦議会において議論されたというのは羊頭狗肉の感がある(※)。たとえば日本国会図書館調査及び立法考査局が資料を書いたら国会議論されたことになるのだろうか。

 第二に、調査局の報告書という体裁上、両論併記的であり、あまり執筆者個人意見は出ていないが、この提案に対する分析の水準は明らかに日本でいま議論されているようなレベルのものではないことに驚いた。なお、ドイツ法に詳しくない方のために申し上げるが、ここから先で述べる「基本法」とは、ドイツにおける憲法典日本憲法のような)にあたる法である

要約すると、

・親に子どもの数分の選挙権付与するモデル(Modell des originären Elternwahlrechts)は、ドイツ基本法38条1項1文が保障する平等選挙原則に反するし、平等原則原則20条の民主的連邦国家原理に含まれる。したがって、基本法79条3項の定めにしたがって、このような提案はたとえ基本法憲法改正によるとしても許されない。(4-5頁でバッサリ斬られている)

・一方子の選挙権を親が代理行使するモデル(Modell des originären Kinderwahlrechts)については、別途の考察必要になる。(同)

基本法38条2項(選挙権年齢)の改正必要という点はともかくとして、実質的な側面としてはやはり基本法79条3項が定める基本法改正限界について検討するべきであるが、そこで重要になるのは、基本法20条の民主国家原理に含まれ平等選挙原則にこのようなモデルが適合するか否かである

・親の代理投票主唱者は、親は子の票を受託に基づいて行使するので、平等選挙原則に反しないと主張する。すなわち、親自身投票権行使と子の投票権行使区別して行うべき制度であれば平等選挙原則に反しない。また、たとえ平等選挙原則に反するのであるとしても、このような制度普通選挙原則選挙権を万人に付与すること)に奉仕するから、その意味では民主主義原理に役立つ(※基本法20条、ひいては79条3項に反しない)。(7-8)

・このモデルへの批判者は、まずもって、望むか否かは別として政治プロセスに参加できない人にも選挙権を与えても、民主主義正統性は得られないとする(※普通選挙の拡大という言い分は見せかけであるということだろう)。そのうえで、親による代理投票は、事実問題として、親に複数の票を与えることに他ならない。親自身の票と子の票を区別して投票するという仕組みは非現実的であるそもそも代理投票という仕組み自体子ども成熟していないということを前提としているのであり、親が子の受託に基づいて投票するという議論矛盾する。加えて、親を通じた代理投票という仕組みは、選挙権一身専属的な権利であり、国家意思形成責任を持って参加する力をその人だけに与えるものだという側面を無視している。結局、基本法20条、ひいては79条3項に反する。(9-11

 ここから分かるのは、ドイツでは親の代理投票制度は、普通選挙の拡大に資するし、かつ、代理投票モデルであれば、平等選挙原則に反しないという形で議論されているということである。少なくとも「消滅可能自治体」があるからかいう「地方創世」で一山当てたいコンサル向けのくだらない理由提案の原点なのではない。また、少なくとも表向きは、少子化対策のために子持ちの票を増やそうという理由でもない(その理由馬鹿らしさはこれでも読めば良いhttps://mond.how/ja/topics/v35a8jk8lwp89el/jw3f2o4dj0z9fo4)。あくまでも普通選挙の拡大に資するというのが理由である。より民主的政治制度への変更を試みようという提案(として自らを位置付けている)というわけだ。ただ、民主主義平等選挙原則も同様に要請するからドイツ人がやっているように、平等選挙原則と両立するかを考えなければならない。

 平等選挙原則に反しないというためには、親自身投票と子の投票を厳密に区別する必要がある。それが現実問題として可能なのかということをしっかり考えなければならない。この仕組みの賛同者がドイツ連邦議会調査局を区別していないというぞんざいなやり方をとっていることからすると、どうもドイツ議論は話の枕に使われているだけで、ドイツ議論を真面目に受け止めて、そのような制度可能なのかを考察する者はあまりいなさそうだ。私個人意見では、親と子の投票を厳密に区分した制度を作ることは無理だろう。というのも、この仕組みが問題になるのは、子の投票意向と親の意向が相反する場合だが、その場合、子は自らの投票意向を開示して親を説得しなければならない。これでは投票秘密も何もあったものではなく、逆に子が投票秘密を守ろうとすると、親の投票意向コントロールすることはできない。それでは子から投票付託されたという代理人という建前が崩れる。また、投票意向が明らかにならない子について親が「代理」するのでは、結局親に二票与えるのと変わりがない。加えていえば、代理権を持つの母親なのだろうか、父親なのだろうか(吉村知事制度実現のあかつきには自身が子の分も含めて4票あるというので、父親が前提なのだろう)。ここは、親と子の投票を厳密に区分するという発想をとれば実は問題が生じない(子の意向に沿うならばその票を投ずるのは父でも母でも他の保護者でも構わない)のだが、先程述べたように、特に投票意向を表示できない子については区分は無理だろう。したがって、事実上「二票」入れられるのはどちらなのかという争いが生じざるを得ない。そのような場合には「0.5票」を両親に付与することも考えられるが、正面から両親に票を与えることを認めれば、ますます平等選挙原則に反しないという建前が崩れる。

 そもそも、ここから分かるように一口子どもといっても投票可能な年齢の子とそうでない子がいるのだから投票可能な年齢の子について代理投票などという面倒な仕組みを採らずに投票権の年齢を下げれば良いだけの話だ。たとえばオーストリアでは16歳まで投票権年齢が引き下げられているが、引き続き14歳投票権議論されていると聞いた覚えがある。このような議論真剣考慮に値すると思う。

 繰り返しになるが、ドイツではこの投票制度平等選挙原則に反しないと言えるか否かが議論され、それが難しいと考えられているようだ。だとすれば、ドイツ議論を踏まえて、この制度賛同者は、この制度平等選挙原則に反しないようになる制度可能性こそを真面目に考えるべきだろう。ただ思いつきでぶち上げても、もう終わった話だと一蹴されるのは当然である(※)。なお、そもそも平等選挙原則について真面目に考えないのであれば、民主主義コミットしていないと思われても仕方がない。上記議論では、平等選挙原則基本法(=憲法改正によっても曲げることは許されないと言われている(※※)。

興味本位で調べてみたところ、ドイツ連邦議会にこのような基本法改正提案が提出されたことはあるようだ(2008年提案)。ただ、連邦議会HP確認する限り、提案委員会付託されたが、その後本格的な審査が行われた様子はない。つまり、賛成・反対の議決もなく、本格的な議論もされずに一蹴された話だということだ。

https://dip.bundestag.de/vorgang/der-zukunft-eine-stimme-geben-f%C3%BCr-ein-wahlrecht-von/14939

※※

これはドイツ基本法79条3項の規定故ではあるが、憲法改正限界という純法律的論点を脇に措いたとしても選挙権平等を真面目に考えないことが民主主義であることを疑わせるのは変わりはない。なお、日本憲法も、14条1項からして平等選挙原則をとっている(そうでなければ一票の格差問題にされることはない)が、平等選挙原則排除憲法改正限界に引っかかる理論可能性はあるだろう。

追記

 それにしても、吉村氏に関しては、自身が子の分も含めて4票あるというから、「代理モデルの利点である平等選挙原則との抵触回避の利点をわざわざ捨てているように思う。利点を捨てるような発言自分からしていくあたり、本当にただの思いつきなのだろう。ドイツ人の議論を持ち出しながら(これをやったのは音喜多氏だが)、ドイツ人が回避しようとしていたことをやってしまうのは無様だ。「消滅可能自治体」に引っかけた話題作りという以上の意味はないのだろうが、話題作りのために民主主義根本原理に手を触れるのはどうかしている。それが弁護士のすることだろうか。

いわゆるドメイン投票制度ドイツでどのように議論されているのか?

 維新の会共同代表吉村大阪府知事が、「0歳児投票権」を提案し、維新マニフェストに加えたいという意向だという。

https://digital.asahi.com/articles/ASS4T2RNLS4TOXIE01TM.html

 当然ながら、投票価値平等に反すると言わざるを得ないのだが、これについて同党音喜多幹事長が、次のようなツイートリツイート(リポスト?)していた。

吉村知事の0歳児投票権=ドメイン投票の実現可能性は兎も角、海外で真面目に議論されて国会まで行った話を、あたかも与太話のようにせせら笑い取り合わない風潮をみると、この国の知識レベル心配になる

海外議論で主な論点はすでに整理されてるが、日本SNS界隈の反応はそのレベルに達してない

吉村知事が言ってるドメイン投票は例えばドイツでは連邦議会において議論され、(https://bundestag.de/resource/blob/531942/6669f3e29651882065938fc6a14fd779/wd-3-157-17-pdf-data.pdf)、無論導入にはいたらなかったものの、第三次メルケル内閣のManuela Schwesig家族相など、賛同者もいた昔からあるアイディアの一つですが

それを「頭がおかしい」はさすがに乱暴すぎでは

https://twitter.com/Barrettm95sp/status/1783579344503529489

 ドイツ連邦議会議論されたというのは、この議論が無理のあるものではないということを示す一つの傍証とされているのだろう。そしておそらく音喜多氏もこれを自分議論を支持する意味でリポスト(?)しているようだ。ただ、リンク先のPDFを見て色々な意味で驚いた。

 第一に、このPDFドイツ連邦議会調査局(Wissenschaftliche Dienste)が作っているものである調査局が作っている立法資料を持ってきて連邦議会において議論されたというのは羊頭狗肉の感がある(※)。日本国会図書館調査及び立法考査局が資料を書いたら国会議論されたことになるのだろうか。

 第二に、このPDFは、調査局の報告書という体裁上、両論併記的であり、あまり執筆者個人意見は出ていないが、この提案に対する分析の水準は明らかに日本でいま議論されているようなレベルのものではない。なお、ドイツ法に詳しくない方のために申し上げるが、ここから先で述べる「基本法」とは、ドイツにおける憲法典日本国憲法のような)にあたる法である

要約すると、

・親に子どもの数分の票を付与するというモデル(Modell des originären Elternwahlrechts)は、ドイツ基本法38条1項1文が保障する平等選挙原則に反するし、平等原則原則20条の民主的連邦国家原理に含まれる。したがって、基本法79条3項の定めにしたがって、このような提案はたとえ基本法改正によるとしても許されない。(4-5頁でバッサリ斬られている)

・一方、年齢にかかわらずに選挙権を付与し、子どもについては親が代理行使するモデル(Modell des originären Kinderwahlrechts)については、別途の考察必要になる。(同)

基本法38条2項(選挙権年齢)の改正必要という点はともかくとして、実質的な側面としてはやはり基本法79条3項が定める基本法改正限界について検討するべきであるが、そこで重要になるのは、基本法20条の民主国家原理に含まれ平等選挙原則にこのようなモデルが適合するか否かである

・親の代理投票主唱者は、親は子の票を受託に基づいて行使するので、平等選挙原則に反しないと主張する。すなわち、親自身投票権行使と子の投票権行使区別して行うべき制度であれば平等選挙原則に反しない。また、たとえ平等選挙原則に反するのであるとしても、このような制度普通選挙原則選挙権を万人に付与すること)に奉仕するから、その意味では民主主義原理に役立つ(※基本法20条、ひいては79条3項に反しない)。(7-8)

・このモデルへの批判者は、まずもって、望むか否かは別として政治プロセスに参加できない人にも選挙権を与えても、民主主義正統性は得られないとする(※普通選挙の拡大という言い分は見せかけであるということだろう)。そのうえで、親による代理投票は、事実問題として、親に複数の票を与えることに他ならない。親自身の票と子の票を区別して投票するという仕組みは非現実的であるそもそも代理投票という仕組み自体子ども成熟していないということを前提としているのであり、親が子の受託に基づいて投票するという議論矛盾する。加えて、親を通じた代理投票という仕組みは、選挙権が一身専属的な権利であり、国家意思形成責任を持って参加する力をその人だけに与えるものだという側面を無視している。結局、基本法20条、ひいては79条3項に反する。(9-11

 ここから分かるのは、ドイツでは親の代理投票制度は、普通選挙の拡大に資するし、かつ、代理投票モデルであれば、平等選挙原則に反しないという形で議論されているということである。少なくとも「消滅可能自治体」があるからかいう「地方創世」で一山当てたいコンサル向けのくだらない理由提案の原点なのではない。ただ、ここでも言われているように、平等選挙原則に反しないというためには、親自身投票と子の投票を厳密に区別する必要があって、それが現実問題として可能なのかということをしっかり考えなければならない。この仕組みの賛同者がドイツ連邦議会調査局を区別していないというぞんざいなやり方をとっていることからすると、どうもドイツ議論というのは話の枕に使われているだけで、ドイツ議論を真面目に受け止めて、そのような制度可能なのかを考察する者はあまりいなさそうである

 私個人意見では、親と子の投票を厳密に区分した制度を作ることは無理だろう。というのも、この仕組みが問題になるのは、子の投票意向と親の意向が相反する場合だが、その場合、子は自らの投票意向を開示して親を説得しなければならない。これでは投票秘密も何もあったものではなく、逆に子が投票秘密を守ろうとすると、親の投票意向コントロールすることはできない。また、投票意向が明らかにならない子について親が「代理」するのでは、結局親に二票与えるのと変わりがない。加えていえば、代理権を持つの母親なのだろうか、父親なのだろうか(吉村知事制度実現のあかつきには自身が子の分も含めて4票あるというので、父親が前提なのだろう)。ここは、親と子の投票を厳密に区分するという発想をとれば実は問題が生じない(子の意向に沿うならばその票を投ずるのは父でも母でも他の保護者でも構わない)のだが、先程述べたように、特に投票意向を表示できない子については区分は無理だろう。したがって、事実上「二票」入れられるのはどちらなのかという争いが生じざるを得ない。そのような場合には「0.5票」を両親に付与することも考えられるが、正面から両親に票を与えることを認めれば、ますます平等選挙原則に反しないという建前が崩れる。

 そもそも一口子どもといっても投票可能な年齢の子とそうでない子がいるのだから投票可能な年齢の子について代理投票などという面倒な仕組みを採らずに投票権の年齢を下げれば良いだけの話だ。たとえばオーストリアでは16歳まで投票権年齢が引き下げられているが、引き続き14歳投票権議論されていると聞く。このような議論真剣考慮に値すると思う。

 繰り返しになるが、ドイツではこの投票制度平等選挙原則に反しないと言えるか否かが議論され、それが難しいと考えられているようだ。だとすれば、ドイツ議論を踏まえて、この制度賛同者は、この制度平等選挙原則に反しないという理由を真面目に考えるべきだろう。ただ思いつきでぶち上げても、それはもう終わった話だと一蹴されるのは当然である(※)。なお、平等選挙原則について真面目に考えないのであれば、民主主義コミットしていないと思われても仕方がないはずである

興味本位で調べてみたところ、ドイツ連邦議会にこのような基本法改正提案が提出されたことはあるようだ(2008年提案)。ただ、連邦議会HP確認する限り、提案委員会付託されたが、その後本格的な審査が行われた様子はない。

https://dip.bundestag.de/vorgang/der-zukunft-eine-stimme-geben-f%C3%BCr-ein-wahlrecht-von/14939

※念のためにいうが、日本国憲法も、14条1項からして平等選挙原則をとっている(そうでなければ一票の格差問題にされることはない)。

いわゆるドメイン投票制度ドイツでどのように議論されているのか?

 維新の会共同代表吉村大阪府知事が、「0歳児投票権」を提案し、維新マニフェストに加えたいという意向だという。

https://digital.asahi.com/articles/ASS4T2RNLS4TOXIE01TM.html

 当然ながら、投票価値平等に反すると言わざるを得ないのだが、これについて同党音喜多幹事長が、次のようなツイートリツイート(リポスト?)していた。

吉村知事の0歳児投票権=ドメイン投票の実現可能性は兎も角、海外で真面目に議論されて国会まで行った話を、あたかも与太話のようにせせら笑い取り合わない風潮をみると、この国の知識レベル心配になる

海外議論で主な論点はすでに整理されてるが、日本SNS界隈の反応はそのレベルに達してない

吉村知事が言ってるドメイン投票は例えばドイツでは連邦議会において議論され、(https://bundestag.de/resource/blob/531942/6669f3e29651882065938fc6a14fd779/wd-3-157-17-pdf-data.pdf)、無論導入にはいたらなかったものの、第三次メルケル内閣のManuela Schwesig家族相など、賛同者もいた昔からあるアイディアの一つですが

それを「頭がおかしい」はさすがに乱暴すぎでは

https://twitter.com/Barrettm95sp/status/1783579344503529489

 ドイツ連邦議会議論されたというのは、この議論が無理のあるものではないということを示す一つの傍証とされているのだろう。そしておそらく音喜多氏もこれを自分議論を支持する意味でリポスト(?)しているようだ。ただ、リンク先のPDFを見て色々な意味で驚いた。

 第一に、このPDFドイツ連邦議会調査局(Wissenschaftliche Dienste)が作っているものである調査局が作っている立法資料を持ってきて連邦議会において議論されたというのは羊頭狗肉の感がある(※)。日本国会図書館調査及び立法考査局が資料を書いたら国会議論されたことになるのだろうか。

 第二に、このPDFは、調査局の報告書という体裁上、両論併記的であり、あまり執筆者個人意見は出ていないが、この提案に対する分析の水準は明らかに日本でいま議論されているようなレベルのものではない。なお、ドイツ法に詳しくない方のために申し上げるが、ここから先で述べる「基本法」とは、ドイツにおける憲法典日本国憲法のような)にあたる法である

要約すると、

・親に子どもの数分の票を付与するというモデル(Modell des originären Elternwahlrechts)は、ドイツ基本法38条1項1文が保障する平等選挙原則に反するし、平等原則原則20条の民主的連邦国家原理に含まれる。したがって、基本法79条3項の定めにしたがって、このような提案はたとえ基本法改正によるとしても許されない。(4-5頁でバッサリ斬られている)

・一方、年齢にかかわらずに選挙権を付与し、子どもについては親が代理行使するモデル(Modell des originären Kinderwahlrechts)については、別途の考察必要になる。(同)

基本法38条2項(選挙権年齢)の改正必要という点はともかくとして、実質的な側面としてはやはり基本法79条3項が定める基本法改正限界について検討するべきであるが、そこで重要になるのは、基本法20条の民主国家原理に含まれ平等選挙原則にこのようなモデルが適合するか否かである

・親の代理投票主唱者は、親は子の票を受託に基づいて行使するので、平等選挙原則に反しないと主張する。すなわち、親自身投票権行使と子の投票権行使区別して行うべき制度であれば平等選挙原則に反しない。また、たとえ平等選挙原則に反するのであるとしても、このような制度普通選挙原則選挙権を万人に付与すること)に奉仕するから、その意味では民主主義原理に役立つ(※基本法20条、ひいては79条3項に反しない)。(7-8)

・このモデルへの批判者は、まずもって、望むか否かは別として政治プロセスに参加できない人にも選挙権を与えても、民主主義正統性は得られないとする(※普通選挙の拡大という言い分は見せかけであるということだろう)。そのうえで、親による代理投票は、事実問題として、親に複数の票を与えることに他ならない。親自身の票と子の票を区別して投票するという仕組みは非現実的であるそもそも代理投票という仕組み自体子ども成熟していないということを前提としているのであり、親が子の受託に基づいて投票するという議論矛盾する。加えて、親を通じた代理投票という仕組みは、選挙権が一身専属的な権利であり、国家意思形成責任を持って参加する力をその人だけに与えるものだという側面を無視している。結局、基本法20条、ひいては79条3項に反する。(9-11

 ここから分かるのは、ドイツでは親の代理投票制度は、普通選挙の拡大に資するし、かつ、代理投票モデルであれば、平等選挙原則に反しないという形で議論されているということである。少なくとも「消滅可能自治体」があるからかいう「地方創世」で一山当てたいコンサル向けのくだらない理由提案の原点なのではない。ただ、ここでも言われているように、平等選挙原則に反しないというためには、親自身投票と子の投票を厳密に区別する必要があって、それが現実問題として可能なのかということをしっかり考えなければならない。この仕組みの賛同者がドイツ連邦議会調査局を区別していないというぞんざいなやり方をとっていることからすると、どうもドイツ議論というのは話の枕に使われているだけで、ドイツ議論を真面目に受け止めて、そのような制度可能なのかを考察する者はあまりいなさそうである

 私個人意見では、親と子の投票を厳密に区分した制度を作ることは無理だろう。というのも、この仕組みが問題になるのは、子の投票意向と親の意向が相反する場合だが、その場合、子は自らの投票意向を開示して親を説得しなければならない。これでは投票秘密も何もあったものではなく、逆に子が投票秘密を守ろうとすると、親の投票意向コントロールすることはできない。また、投票意向が明らかにならない子について親が「代理」するのでは、結局親に二票与えるのと変わりがない。加えていえば、代理権を持つの母親なのだろうか、父親なのだろうか(吉村知事制度実現のあかつきには自身が子の分も含めて4票あるというので、父親が前提なのだろう)。ここは、親と子の投票を厳密に区分するという発想をとれば実は問題が生じない(子の意向に沿うならばその票を投ずるのは父でも母でも他の保護者でも構わない)のだが、先程述べたように、特に投票意向を表示できない子については区分は無理だろう。したがって、事実上「二票」入れられるのはどちらなのかという争いが生じざるを得ない。そのような場合には「0.5票」を両親に付与することも考えられるが、正面から両親に票を与えることを認めれば、ますます平等選挙原則に反しないという建前が崩れる。

 そもそも一口子どもといっても投票可能な年齢の子とそうでない子がいるのだから投票可能な年齢の子について代理投票などという面倒な仕組みを採らずに投票権の年齢を下げれば良いだけの話だ。たとえばオーストリアでは16歳まで投票権年齢が引き下げられているが、引き続き14歳投票権議論されていると聞く。このような議論真剣考慮に値すると思う。

 繰り返しになるが、ドイツではこの投票制度平等選挙原則に反しないと言えるか否かが議論され、それが難しいと考えられているようだ。だとすれば、ドイツ議論を踏まえて、この制度賛同者は、この制度平等選挙原則に反しないという理由を真面目に考えるべきだろう。ただ思いつきでぶち上げても、それはもう終わった話だと一蹴されるのは当然である(※)。なお、平等選挙原則について真面目に考えないのであれば、民主主義コミットしていないと思われても仕方がないはずである

興味本位で調べてみたところ、ドイツ連邦議会にこのような基本法改正提案が提出されたことはあるようだ(2008年提案)。ただ、連邦議会HP確認する限り、提案委員会付託されたが、その後本格的な審査が行われた様子はない。

https://dip.bundestag.de/vorgang/der-zukunft-eine-stimme-geben-f%C3%BCr-ein-wahlrecht-von/14939

※念のためにいうが、日本国憲法も、14条1項からして平等選挙原則をとっている(そうでなければ一票の格差問題にされることはない)。

anond:20240426235828

俺は弱者男性だけど優先席に座ってる時に女性自分の前に立った時は妊婦さんの可能性があるかどうか、その人が中出しセックスしてそうかどうかを真剣に考えながら、頭からつま先まで舐め回すように見て確認しています

2024-04-26

職場で向かいデスクに座っているチーズ牛丼眼鏡を掛けなおす仕草キモ過ぎて無理すぎるので転職するか真剣に悩んでいる

いちいち人差し指立ててクイクイやんなキモいんだよ

奈良県メガソーラーあれこれ

公の場で政治の話はできんので半公共的な場所匿名であれこれ書き散らそうと思う。

目的

今まで奈良県政に興味がなかった県民紀伊半島住民、それ以外の人たちに、ぱっと「滑走路VSメガソーラー」の構図だけ見て「滑走路いらねえだろ」と言われている。一県民としてはバックボーンを知ってから滑走路とメガソーラー議論に参加してほしいと思った。

県政って突然計画が生えるものじゃなくて、ちゃん文脈があるからそこを理解してほしいし、広域防災拠点奈良県だけではなく紀伊半島すべてに影響する話なので関係ないと思ってる他府県民めっちゃ関係あるし、単純な構図で論争が起きてるわけではない。

※この日記は滑走路欲しい人が書くので中立風に書いてはいものの、まったく中立視点ではない場合があることに留意されたし。

【今までの流れ】

奈良南部地域普段から災害・水害が多い。

南海トラフが起きた時、救助や支援は深刻な被災が起こり得る和歌山人口の多い大阪が優先される。

奈良県はすぐに支援が受けられない(そもそも優先順位が低い)→災害時の広域応援部隊の重点受援県ではない(要するに、国が定めた基準の穴kでは奈良県全域が支援を最優先にしてもらえない地域

県内には自衛隊駐屯地がないため、災害発生時は京都支援要請災害派遣の流れ。つまり救助開始までの初動が遅く、対応が後手でしかできない。

・県南部民をはじめに奈良県防災拠点の設置および自衛隊の誘致を希望していた。

防災拠点に滑走路を置くのは自衛隊誘致をはかるため。

和歌山からも「南紀白浜空港だけでは南海トラフなどの大規模災害時の対応に間に合わない」と希望があり2000m級計画された。

地元住民計画同意し「防災拠点と滑走路ができる」認識土地を売却。

土地売却して計画始動タイミングで、県知事選の結果荒井から山下氏へ。

地元住民への十分な説明なく「メガソーラー案」が立ち上がり計画を強行する流れになる。

・何度か行われる説明会でも基本的に同じ説明のみ、「このプランが一番良い」と主張。

メガソーラーで発電、電力の売却や蓄電池の設置、水素ステーション建設プランを打ち立てる。

災害発生時はソーラーで発電して備蓄した電力を蓄電器に充填し、各地に配布する予定。

・滑走路は大型ヘリポートへ。

地元住民の反対や市議会での予算決議などで計画は一時保留の状態。←イマココ

【滑走路あれこれ】

・滑走路の大きさは大型輸送機(C-2のこと。能登でも活躍した。)の運用必要規定サイズ

・滑走路とは言うが、大型ヘリポートとしての機能も持つので実際は「航空機の離着陸用の土地」。

前例としてはのと里山空港。滑走路がひび割れている間はヘリポート、滑走路が直ってからはC-2の離発着使用

普段は使わないわけではなく、自衛隊UH-60Jなどの離発着場として提供するほか、民間機の誘致もし、南部活性化アクセスの悪さの解消を狙う。(ここもの里山空港とか南紀白浜空港と一緒)

建設したって使わないなら~論調はもうここ十年議論し尽くされ、使用用途は明確に決まっている。

平時であれば自衛隊民間機の離着陸、非常事態災害防災拠点

そもそも使わないでいられる方が幸福なのだ。ここがフルで稼働するときは、近畿全域で甚大な災害が起きた時である

メガソーラーあれこれ】

こちらの方が利があるという論法山下知事推している。

・一部県民特に南部民は「寝耳に水だよ!」「そんな計画だったら土地売らなかったよ!」「え?!安全ってマジで言ってる!?2023年6月2日の大雨でこの辺の太陽光発電システム地滑りを起こしたよ!?溜池決壊して激甚災害指定されましたが!!!???」「自衛隊マダー?」という感じ。

・ソーラー建設賛成派、作ってもいいけど滑走路もそのままでいいんじゃない?、反対派、そのほかグラデーションの皆さんがいる。

・先述の激甚災害指定されたことを含め、1020年で産廃になる可能性もメンテナンス必要性もあるけど、費用対効果は?

別にメガじゃなくてもいいのでは?(施設屋上ソーラーパネル配置とかでもいいのでは)

・五條って知ってますか?地図とかグーグルアース見たらわかりますけど「山」ですよ。送電どうするんですか?

メガソーラーの近くに水素ステーションも作る予定って水爆知らんのか?

水素ステーション安全だよ、そんなんだから後進国になっていくんだ!

・ソーラーせめて国産にしようぜ、なんで中国産やねん。

……と、保守派云々というより前例実態が明確でなく、過去の事例も踏まえて好感度マイナススタートメガソーラー。喧々諤々あるものの「へ~そっちのが利益あるなら多少計画から変わってもいいよね!」とは簡単にうなずけないのである

【補足情報

・広域防災拠点は救助要員の派遣救援物資の受け入れなどを担うところ。

奈良県内だけでなく、紀伊半島全域が対象なので、奈良県だけでなく、三重滋賀あたりでの大型の災害が発生した場合使用する拠点になる。

・国から支援を受けて作るものなので県の独断で作っていくものでもない。

・この計画自体県と国の合同で10年かけて計画されたもの

・前知事ハコモノ好きだったが県の借金は順調に減少していたし、必要予算中央から上手に助成を使ったりして作っていたので押しなべて無駄はいいがたい。

防災ハコモノ利権文句を言う人もいるが、それで金が流れて経済が活発化するのは県内企業

・ソーラー中国製が推されており、業者上海電力関係。つまり金の流れる先はおおむね奈良県の外。建設中は奈良県に金を落としても、継続して奈良に住み、働き、企業を立ち上げ、地域を活発に動かしていく人たちではない。

・今の奈良県借金は「ふるさと納税」が始まったことで他府県への納税が活発になっており、市町村納税額が低く赤字になっていることにも大いに関係することに留意されたし。

山下知事は「県が買った土地から何を作ろうと県の勝手」という論法

・↑の主張が一度でも通れば、「誰も住んでない場所お金になるから嬉しいでしょ」理論で核廃棄物原発建設されるかもしれない。

・↑これが飛躍した論理だと思うなら、県民とってもメガソーラー計画や県が買った土地から~という主張も飛躍した論理である

私見

ていうか滑走路ほしいよ~メガソーラー反対派増えてほしい~某党メガ賛同支持者SNSで声デカすぎてうぜ~~~~。

今まで伊丹とか関空とかまで高い金払って長時間移動して乗ってた飛行機県内にあるだけでどれだけ旅行に行きやすくなるか…。新幹線大阪京都まで出ないと乗れないから、とにかく交通費で遠方旅行とか、移動にかかる時間観光できる時間が少なくなってたの旅行好きとして悲しすぎる。車で行ける範囲制限があるし、車は都市部観光に向かないし…。

ヘリポート自体も悪くないとは思うけど、南海トラフ地震が起きた時、はたしてヘリだけで人員物資を集めて紀伊半島全域カバーできるのか?大型ヘリだけの場合東北から何往復必要になる?紀伊半島南部だけで90万人弱が被災するよ??

あとヘリポートにするならそれはそれでヘリポートの近くにメガソーラー作るの危ないだろ。ダウンウォッシュっていう強烈な地面にたたきつけるように吹き下ろす風を起こすから、その程度の風が何回も当たってたらパネル剥がれない?横風や上からの風に強くても地面に反射して下から回り込む強風も耐えられる?輸送数が増えたらその分、何度も吹き付けるよ?剥がれたパネルが人やヘリ、民家に落ちたり当たったりしたら危ないじゃん。メガソーラーが万が一火事起こしたら上昇気流発生して、そもそも離着陸できなくなるから防災拠点とかヘリポートとして使い物にならなくなるよ?災害時に物資を集めたり人が集まるところに漏電や火災リスクがあるものをわざわざ作るの?

防災に関する金はけちるべきじゃないし、物資集めて再分配して~が南紀白浜空港だけじゃパンクするから五条にぜひ作って欲しいってのは和歌山知事要請してたことだよ。令和元年の県議会議録に経緯が残ってる。八尾は小型の航空機しかまれいから大量の物資輸送できる航空機乗り入れられないし(小回りが利くって意味ではあるけどね。)、南紀白浜から奈良まで、八尾から奈良までの陸路絶対通れる保証もない。最悪のケースを想定して「陸路すべてが通行不可」になったとき、校庭や一般的ヘリポートしかとめられない、小型~中型のヘリ奈良県全域に必要物資を届けることはできるの?道路を作ったり、山を削ったりする技術を持つ地元土建屋仕事がなくなって技術のある人が県外に出たり、企業倒産したり、能登の時みたいに重機は社有してなくて外からレンタルする方式だったらどうやって道路を復旧したりがれき撤去したりするの?

災害が起きた時他県に頼るということは「自分たちの命を人任せにする」ことだ。よそに空港があるからそこでいいじゃん、まさかそんなこと起きないでしょ、なにかあったら大阪和歌山京都に頼ればいいじゃん、全員に袖にされるわけないでしょ。それって、自分の家に備蓄があることを知った隣人が「じゃあ何か起きたらあなたを頼ればいいわね!」って面の皮厚く言ってるのと変わらないってこと、分かってないよね。恥を知れ本当に。奈良県被災するとき和歌山大阪京都も大きな被災地になっている。なぜ彼らは自分たちのことで手いっぱいで、よそに人員を貸し出せないといってこないと思っている?今、ここで誰か助けに来てくれたら。そう思っても「現地に着くまで県境を越えるのでちょっと待っててくださいね」のこの時間がどれだけの命を奪う?土地勘もない、訓練もしていない他県で難しい判断を迫られる救助隊員だって大変だろう。

災害はその時だけじゃなくて起こる前・起こったとき・その後と継続的な支援必要なのに「起こったときしか対応できないししてもらえない。物資と人という、もっとわかりやすい「救い」を運んでくれるものを捨てるのは、そこに住む人、近畿に住む人の命を捨てるのと変わらないのではないか

山深い村とか集落が多いのに災害救助のプロ県内に常駐していないことを真剣危機的状況であることを自覚した上で、まだメガソーラーを求めるのか、考え直してほしいし、安易に賛成するべきでも、反対するべきでもないのだ。

奈良県メガソーラーあれこれ

公の場で政治の話はできんので半公共的な場所匿名であれこれ書き散らそうと思う。

目的

今まで奈良県政に興味がなかった県民紀伊半島住民、それ以外の人たちに、ぱっと「滑走路VSメガソーラー」の構図だけ見て「滑走路いらねえだろ」と言われている。一県民としてはバックボーンを知ってから滑走路とメガソーラー議論に参加してほしいと思った。

県政って突然計画が生えるものじゃなくて、ちゃん文脈があるからそこを理解してほしいし、広域防災拠点奈良県だけではなく紀伊半島すべてに影響する話なので関係ないと思ってる他府県民めっちゃ関係あるし、単純な構図で論争が起きてるわけではない。

※この日記は滑走路欲しい人が書くので中立風に書いてはいものの、まったく中立視点ではない場合があることに留意されたし。

【今までの流れ】

奈良南部地域普段から災害・水害が多い。

南海トラフが起きた時、救助や支援は深刻な被災が起こり得る和歌山人口の多い大阪が優先される。

奈良県はすぐに支援が受けられない(そもそも優先順位が低い)→災害時の広域応援部隊の重点受援県ではない(要するに、国が定めた基準の穴kでは奈良県全域が支援を最優先にしてもらえない地域

県内には自衛隊駐屯地がないため、災害発生時は京都支援要請災害派遣の流れ。つまり救助開始までの初動が遅く、対応が後手でしかできない。

・県南部民をはじめに奈良県防災拠点の設置および自衛隊の誘致を希望していた。

防災拠点に滑走路を置くのは自衛隊誘致をはかるため。

和歌山からも「南紀白浜空港だけでは南海トラフなどの大規模災害時の対応に間に合わない」と希望があり2000m級計画された。

地元住民計画同意し「防災拠点と滑走路ができる」認識土地を売却。

土地売却して計画始動タイミングで、県知事選の結果荒井から山下氏へ。

地元住民への十分な説明なく「メガソーラー案」が立ち上がり計画を強行する流れになる。

・何度か行われる説明会でも基本的に同じ説明のみ、「このプランが一番良い」と主張。

メガソーラーで発電、電力の売却や蓄電池の設置、水素ステーション建設プランを打ち立てる。

災害発生時はソーラーで発電して備蓄した電力を蓄電器に充填し、各地に配布する予定。

・滑走路は大型ヘリポートへ。

地元住民の反対や市議会での予算決議などで計画は一時保留の状態。←イマココ

【滑走路あれこれ】

・滑走路の大きさは大型輸送機(C-2のこと。能登でも活躍した。)の運用必要規定サイズ

・滑走路とは言うが、大型ヘリポートとしての機能も持つので実際は「航空機の離着陸用の土地」。

前例としてはのと里山空港。滑走路がひび割れている間はヘリポート、滑走路が直ってからはC-2の離発着使用

普段は使わないわけではなく、自衛隊UH-60Jなどの離発着場として提供するほか、民間機の誘致もし、南部活性化アクセスの悪さの解消を狙う。(ここもの里山空港とか南紀白浜空港と一緒)

建設したって使わないなら~論調はもうここ十年議論し尽くされ、使用用途は明確に決まっている。

平時であれば自衛隊民間機の離着陸、非常事態災害防災拠点

そもそも使わないでいられる方が幸福なのだ。ここがフルで稼働するときは、近畿全域で甚大な災害が起きた時である

メガソーラーあれこれ】

こちらの方が利があるという論法山下知事推している。

・一部県民特に南部民は「寝耳に水だよ!」「そんな計画だったら土地売らなかったよ!」「え?!安全ってマジで言ってる!?2023年6月2日の大雨でこの辺の太陽光発電システム地滑りを起こしたよ!?溜池決壊して激甚災害指定されましたが!!!???」「自衛隊マダー?」という感じ。

・ソーラー建設賛成派、作ってもいいけど滑走路もそのままでいいんじゃない?、反対派、そのほかグラデーションの皆さんがいる。

・先述の激甚災害指定されたことを含め、1020年で産廃になる可能性もメンテナンス必要性もあるけど、費用対効果は?

別にメガじゃなくてもいいのでは?(施設屋上ソーラーパネル配置とかでもいいのでは)

・五條って知ってますか?地図とかグーグルアース見たらわかりますけど「山」ですよ。送電どうするんですか?

メガソーラーの近くに水素ステーションも作る予定って水爆知らんのか?

水素ステーション安全だよ、そんなんだから後進国になっていくんだ!

・ソーラーせめて国産にしようぜ、なんで中国産やねん。

……と、保守派云々というより前例実態が明確でなく、過去の事例も踏まえて好感度マイナススタートメガソーラー。喧々諤々あるものの「へ~そっちのが利益あるなら多少計画から変わってもいいよね!」とは簡単にうなずけないのである

【補足情報

・広域防災拠点は救助要員の派遣救援物資の受け入れなどを担うところ。

奈良県内だけでなく、紀伊半島全域が対象なので、奈良県だけでなく、三重滋賀あたりでの大型の災害が発生した場合使用する拠点になる。

・国から支援を受けて作るものなので県の独断で作っていくものでもない。

・この計画自体県と国の合同で10年かけて計画されたもの

・前知事ハコモノ好きだったが県の借金は順調に減少していたし、必要予算中央から上手に助成を使ったりして作っていたので押しなべて無駄はいいがたい。

防災ハコモノ利権文句を言う人もいるが、それで金が流れて経済が活発化するのは県内企業

・ソーラー中国製が推されており、業者上海電力関係。つまり金の流れる先はおおむね奈良県の外。建設中は奈良県に金を落としても、継続して奈良に住み、働き、企業を立ち上げ、地域を活発に動かしていく人たちではない。

・今の奈良県借金は「ふるさと納税」が始まったことで他府県への納税が活発になっており、市町村納税額が低く赤字になっていることにも大いに関係することに留意されたし。

山下知事は「県が買った土地から何を作ろうと県の勝手」という論法

・↑の主張が一度でも通れば、「誰も住んでない場所お金になるから嬉しいでしょ」理論で核廃棄物原発建設されるかもしれない。

・↑これが飛躍した論理だと思うなら、県民とってもメガソーラー計画や県が買った土地から~という主張も飛躍した論理である

私見

ていうか滑走路ほしいよ~メガソーラー反対派増えてほしい~某党メガ賛同支持者SNSで声デカすぎてうぜ~~~~。

今まで伊丹とか関空とかまで高い金払って長時間移動して乗ってた飛行機県内にあるだけでどれだけ旅行に行きやすくなるか…。新幹線大阪京都まで出ないと乗れないから、とにかく交通費で遠方旅行とか、移動にかかる時間観光できる時間が少なくなってたの旅行好きとして悲しすぎる。車で行ける範囲制限があるし、車は都市部観光に向かないし…。

ヘリポート自体も悪くないとは思うけど、南海トラフ地震が起きた時、はたしてヘリだけで人員物資を集めて紀伊半島全域カバーできるのか?大型ヘリだけの場合東北から何往復必要になる?紀伊半島南部だけで90万人弱が被災するよ??

あとヘリポートにするならそれはそれでヘリポートの近くにメガソーラー作るの危ないだろ。ダウンウォッシュっていう強烈な地面にたたきつけるように吹き下ろす風を起こすから、その程度の風が何回も当たってたらパネル剥がれない?横風や上からの風に強くても地面に反射して下から回り込む強風も耐えられる?輸送数が増えたらその分、何度も吹き付けるよ?剥がれたパネルが人やヘリ、民家に落ちたり当たったりしたら危ないじゃん。メガソーラーが万が一火事起こしたら上昇気流発生して、そもそも離着陸できなくなるから防災拠点とかヘリポートとして使い物にならなくなるよ?災害時に物資を集めたり人が集まるところに漏電や火災リスクがあるものをわざわざ作るの?

防災に関する金はけちるべきじゃないし、物資集めて再分配して~が南紀白浜空港だけじゃパンクするから五条にぜひ作って欲しいってのは和歌山知事要請してたことだよ。令和元年の県議会議録に経緯が残ってる。八尾は小型の航空機しかまれいから大量の物資輸送できる航空機乗り入れられないし(小回りが利くって意味ではあるけどね。)、南紀白浜から奈良まで、八尾から奈良までの陸路絶対通れる保証もない。最悪のケースを想定して「陸路すべてが通行不可」になったとき、校庭や一般的ヘリポートしかとめられない、小型~中型のヘリ奈良県全域に必要物資を届けることはできるの?道路を作ったり、山を削ったりする技術を持つ地元土建屋仕事がなくなって技術のある人が県外に出たり、企業倒産したり、能登の時みたいに重機は社有してなくて外からレンタルする方式だったらどうやって道路を復旧したりがれき撤去したりするの?

災害が起きた時他県に頼るということは「自分たちの命を人任せにする」ことだ。よそに空港があるからそこでいいじゃん、まさかそんなこと起きないでしょ、なにかあったら大阪和歌山京都に頼ればいいじゃん、全員に袖にされるわけないでしょ。それって、自分の家に備蓄があることを知った隣人が「じゃあ何か起きたらあなたを頼ればいいわね!」って面の皮厚く言ってるのと変わらないってこと、分かってないよね。恥を知れ本当に。奈良県被災するとき和歌山大阪京都も大きな被災地になっている。なぜ彼らは自分たちのことで手いっぱいで、よそに人員を貸し出せないといってこないと思っている?今、ここで誰か助けに来てくれたら。そう思っても「現地に着くまで県境を越えるのでちょっと待っててくださいね」のこの時間がどれだけの命を奪う?土地勘もない、訓練もしていない他県で難しい判断を迫られる救助隊員だって大変だろう。

災害はその時だけじゃなくて起こる前・起こったとき・その後と継続的な支援必要なのに「起こったときしか対応できないししてもらえない。物資と人という、もっとわかりやすい「救い」を運んでくれるものを捨てるのは、そこに住む人、近畿に住む人の命を捨てるのと変わらないのではないか

山深い村とか集落が多いのに災害救助のプロ県内に常駐していないことを真剣危機的状況であることを自覚した上で、まだメガソーラーを求めるのか、考え直してほしいし、安易に賛成するべきでも、反対するべきでもないのだ。

実際に「能力値が見える理屈真剣に考えた」最初作品ってなんだ?

キャラクター能力自体は元々はTRPGにおいてキャラクターに対して能力値を振ったところからスタートして、そこから派生であるコンピューターゲームに引き継がれていったんだろうと思う。

ただこれはTRPGでもメタ要素であったように、ゲーム世界では伏せられていたはず。

それがいつからか「作品内の登場人物相手能力値を知る方法」が出てきて、今に至っていると思うんだけど。

それっていったいどこが発生源なんだろうか。

 

ドラゴボールスカウター以前にそういう発明があったのか知りたい。

2024-04-25

anond:20240425164537

よくおわかりでいらっしゃる

一次評価フィードバックで「もうちょい真剣みを持って企業研究してくれやマジ頼んます」という内容をすごい遠回しに伝えたんだけど、そんなんで人の心を動かすのは無理だったみたいだね。

武器や弱キャラばっかり使って、明らかに真剣にやってないか、わざと手抜きにして負けているとしか思えないような雑なプレイングをしている配信者が、見かねて苦言を呈したコメント晒し上げて「指示コメするな!下手なプレイを見たくないなら配信に来るな!」ってキレ芸してプチ炎上して、結果、ますます指示厨を呼び込んでるのを見て「プロレス商売うまいなぁ」って思ってる。あるいは指示厨ですらやらせの仕込みなのかもしれないね

喧嘩コントを「プロレス」と表現すると怒る人たち

どうやらガチで怒ってる人もいるらしい。

ジャンルごとバカにされてる感もあるから怒るのもわからんではないけど、「双方がネタだと分かった上で敵味方に別れて喧嘩してる風のコントをする」のを「プロレス」と言わずに何と言えばいいんだ?

プロレスマニア自身も「ベビーフェイスヒールは本当に心の底から憎しみあっている!」とは思ってないだろうし、「プロレスの決着は選手同士が真剣勝利を求めた結果だ!」とも思ってないだろ?

別に素人喧嘩コントを「プロレス」って言っても構わないだろうに、いちいち「プロレス発言した奴に突っかかって「訂正しろ!」とか言ってくる奴が側から見てて鬱陶しい。

どう考えてもこの先、世間喧嘩コント=「プロレス」という図式が覆ることはなさそうだし、それより「プロレス」という単語世間から忘れ去られる方が早そうだから、もうその辺の言い方で当たり屋みたいに因縁つけるのはやめてもらえないだろうか。

2024-04-24

完璧男女平等存在しないという話

あらゆる場所男女平等が叫ばれる昨今、「そもそも男女平等とはどのようなもの?」と真剣に考え、理解しているといえるだろうか。

少なくとも、完璧男女平等を求めようとするのでは「分かっていない」ことになる。

そもそも「分かる」とは、その語源を「分ける」とし、元は二つのものの違いを認識することからまれ言葉である

よって「分かる」ためには違いを知る必要があり、違いがあるのだからそれは同一のものではない。

まり完璧男女平等があるのだとすれば、それは「男」と「女」という言葉意味を無くし、何故なら同じ意味として用いるべき存在となって初めて「平等」と呼べる同一性確立されるのだから

無論そんなことは不可能だ。だって「男」と「女」はどうしたって違うから

それは社会的意味ではなく、生化学的な意味で、身体構造が違うのだから当然といえば当然だ。

男女の完璧平等不可能で、あくま可能なのは社会的平等であり恣意的定義付けとなる。

そうなんだよ。恣意的恣意的にならざるを得ないからこそ、そこには一種の厳格さが必要で、要は「それは誰にとっての平等なの?」という議論が本当は必要になってくる。

それを無視すると結局は利権側が得をすることになり、同時に自らの幸福を最大幸福の実現だと信じて疑わない人たちの暴走ネットの海をひた走る。

からこそ一度、原点に立ち返って「そもそも男女平等とはどのようなもの?」というのを改めてじっくり考えることの有用性はあると思うのだ。

少なくとも情報に溺れず、踊らされず、泳がされないためには。

完璧男女平等を求めるということは、円周率が3未満の円を探すようなものなのだ

2024-04-23

anond:20240423233445

うちもよく漫画原稿を残り◯日間で仕上げろってときは実質〇〇時間やんって考えますけど

10日なら200時間って計算しま

1日あたりの稼働時間を16時間計算休みに対する真剣さが足りないです

anond:20240423163311

コナン映画ってね、あんまり興味持てないんだよ。あの派手なアクションちょっとね、俺の好みじゃないから。金曜ロードショーでやるときに偶然見つけたら、まあ、ついつい見ちゃうけどね。でも、アニメ版原作回は別だよね、それは楽しみで、真剣に見ちゃうんだ。オリジナルの話も時々面白いことがあるけど、大抵は流し見しちゃうかな。

anond:20240423133457

無条件に単独親権など認められてないし、

この国は欧米に比べて賃金格差も大きく子のために離婚我慢する母親が大半である中で、

母親離婚を決める理由の多くは「子どもを守るため」である、そんな国なんですよ?

共同親権は「どんな(犯罪モラハラ虐待を繰り返す)親であっても離婚しないほうがいい」と議員自身も言ってるような制度ですよ?


共同親権Twitter検索してみな?

ただ奥さん嫌がらせで関与して文句つけたいだけの父親いっぱいいますよね?

もう一方の目や関与により子供がよりよく育つ、子の福祉教育や今後の人生幸福にとって良いことになる

コイツらの自認はこれだけどやってることは嫌がらせストーカーなんですよ。


福祉教育というけど、婚姻時にモラハラせずに福祉教育や養育を真剣に行なっていてまともな人物であるなら、日本人は子が巣立つまでは滅多に離婚しません。

そうじゃないか離婚されてるのに、離婚後に急に更生するわけないでしょ。

できるなら婚姻中に既にやってます

そんな「どんな母親であっても、ほぼ無条件に単独親権が認められてる」現状があるのだから共同親権が導入されれば、もう一方の目や関与により子供がよりよく育つ、子の福祉教育や今後の人生幸福にとって良いことになると想像できんの?

ちょっと高めの傘を買った

今までは百均コンビニビニール傘でいいやと思って安価な傘で済ませていた。

でもそういう傘だとすぐ何処かに置き忘れたり、逆に家に溜まってしまってうんざりしていた。

そこで意を決して高めの傘を買うことにした。

休日百貨店へと出向いて傘を見に行くと思いのほか種類があって驚いた。

思い返すとこれまで真剣に傘を選んだことがないのに気付き、様々なデザインの傘を目の当たりにすると正直心が踊った。

結局、悩んだ末に三千円ほどのものを購入した。

購入した傘を手にして歩くとドキドキし、雨が待ち遠しいなとさえ思えてきた。

たかが傘の一本。されど傘の一本。

元々雨の日は嫌いで、休みの日なら一歩もでないのが常だった。でも今は違う。

今度のお休み、雨が降ったら出かけてみようと思うんだ。

2024-04-22

anond:20240422053649

ギャンブルが悪いんじゃなくて負けるのが悪いだけでしょ

やるべき事はギャンブル中毒を治すんじゃなくて勝てるようにギャンブルすることじゃないの

ポーカー勉強真剣にやってみたら?

2024-04-21

女性婚活アドバイザーなりすまし男性の件が話題になったばかりなのに

あれを見てなお飽かず漫画の話から男女論で盛り上がって真剣殴り合いの起こる増田はてなって……

からキツいノルマを課されている課の課長をやってて、上司にかなりキツイ状況であることを申し立ててるんだけど

KPIはいつもギリギリクリアできてて、上司には「でもKPIクリアしてるじゃないか」と言われる

  

一方、部下たちは「どんどん仕事が増えている、どうしてこんなにキツいノルマを課すのか」と口々に言い、

「いつもすまないと思っている、上には掛け合っている」と伝えてるが、だんだん言い方がひどくなっていてかなりストレスに感じている

チャットだけでなくVoIPでいきなり通話がかかってくるんだけど、都度胃がキリキリ痛む

  

実際KPIは達成できてるんだけど、個々の能力に頼り切ってるところがあって

本来は一つの処理が終わりきったら次の処理に進むフローなんだけど、

能力がある人たち(少なくとも自分ではそう思っている人たち)は2つ3つの処理を並行で作業している

これは今のところ厳密なルールではないけど、安全を考えたら誰もがそうすべきだと思うようなこと

  

部下には「さっさとKPIをこぼせばいい、そうすれば上司人員不足について真剣に取り合ってくれる」と言いたいところだけど、

信頼関係もないし立場上俺からは「事故がないことが最重要で無茶な処理はどうかしないでほしい」と喚起するだけしかできなくて、

部下たちは毎日のように苦言を呈しながらも自分はできると信じて2、3人分の動きを自分たちの判断で行い続けてる

  

上司へ、運用が守られていないかもしれず事故が起きかねないから、正しい作業を徹底する規則を設けるよう伝えたけど

「現状、命じたわけでもない処理方法勝手判断で行ってKPIが達成できているなら、それが本来作業効率なんだろう」と言われて却下されている

  

評価につながることでもないのに文句を言いながらも必要以上に頑張る部下たちは白痴だと感じるし、

安全意識理解しない上司狡猾でアホだと思う

  

俺は、事故があったとき上司責任を取ることになるよう、合わせて部下からパワハラがあることも含めて、

その上の上司へこっそり報告を上げている

今のところ動きはないけど、証拠は残し続けている

毎日、はやく事故が起きて大事になってしまえばいいと願っている

  

事故を起こしたときは部下も上司もぶっ飛んでほしい

清潔感という概念文句言いたいなら

清潔感とは何か?を真剣に考えなきゃ駄目だろ。

なんかよくわからんけどこれは間違ってる!見た目についてああだこうだ言うのは差別

なんかよくわからんけど差別自分理解できないもの差別

じゃないんだよ。

こんなもんゲームをロクに遊んだことがない政治家が「ゲームを遊ぶと脳味噌が腐る!禁止ィ~!ゲーム禁止ィ~!」とか言うのと同レベルじゃねーか。

2024-04-19

電車痴漢の分類

痴漢の話書いてる人がいたので、痴漢被害歴9年、百戦錬磨の私が分類と対策をまとめてあげよう。

ただ、私は超ヘタレなので声とか出したこと無い。なので警察に突き出すとかしたこと無い。なので対策が手で払うとか逃げるしか無いので、もし見かけた人がいたら大声だしてあげてください。

一人でも痴漢被害者が減ることを祈って。

・なんとなく型痴漢

なんとなく手の甲でおしり触ったり、股間を気のせい程度に押し付けてくる痴漢

肘で胸を押すってのもある。

痴漢の大半はこれであり、一回大げさに払ったり抵抗すると止める。

これを真剣に悩みだすと乗るごとにどっかこっかは触られてることに気づくので考えない方がマシ。

下半身触り型痴漢

一番スタンダード

スカート場合スカートからスカート中、下着中の3種類がいる。下着中型のやつはとりあえず死ね

スカート上型のときにきちんと対応すると、なんとなく型で止まることが多い。

尻型と股間型がいる気がする。あまり併存しない。


・手握り型痴漢

手を握ってくる痴漢最初は手をなんとなく撫でるだけなのだが、徐々に指絡ませ型へ移行する割合が多い。

向こうがどう思ってるかしらないが、大して何も思わないため基本放置してる。

ただ股間持って行き型へ移行する人がいるため注意が必要

股間持って行き型

要するに触らせるやつ。たまに直接下のやつ出してる時があって、その時は声をだしたくてしょうがない(物証的な意味で)。

抵抗してる手を掴まれて持っていかれることが多い。

対策はとにかく拳をつくっておくこと。そうしないと最悪だぞ!(経験者は語る)

股間押し付け型(後ろ)

なんとなく型とは違い、明確にやろうという意思が伝わってくる痴漢股間をおしり押し付け(+腰振り)、髪の匂いを嗅ぐの2つセット。

たまに腰やお尻をもつ擬似SEX型や抱きしめ型がいる。

基本抵抗しても止めない。腰振り型から射精型への最終形態を備えている場合があるので注意が必要(1回しか無いけど)。

腰のあたりを持たれながら腰振られる擬似SEX型に遭遇すると、なんでこんなことされてるのかと空虚感がひどくなる。

対策はないのでただただ耐える。


股間押し付け型(正面)

正面から押し付け型。後ろからのやつより大胆な奴が多くてたちが悪い。

股間・足にブツ押し付ける、胸を腕や胸に押し付ける、顔近づけるが基本パターン。ただ3つは両立しないようで、多くて同時に2つ。

抱きしめ型へ移行すると3つが全て達成され、かつ逃げられなくなるダブルコンボになるので何とか避けたい。

一度、ここからキス型へ移行したことがあり私的にかなりトラウマがある。あれはない。

・胸型

胸触る、つつく、もんでくる奴。他の型と併存しやすい。

堂々と顔見られてニヤニヤしながらもんでくる奴が一回いて、それはまじで怖かった。

正面に立って胸覗いてくるのもいるけど、まぁいいですそのくらい。とりあえず触るな。


・ニヤニヤ型

すごい見てくる。顔、胸、足、尻。最初気持ち悪すぎて色々対策してたけど、今は諦めてます

さわんなければいいよ。


複数型(偶発?)

触られている時、それを見たやつが急に参加してくるタイプ。これだから気づかれるのは嫌なんだ。

顔を見るとだいたいニヤニヤしてる。キモい

最初のやつはだいたいおしり触ってるので、足や手、股間お腹を触ってくることが多い。


複数型(予定?)

完全にグルだろってやつ。2回経験したことがある。もうすぐにわかる。

この時の絶望感は言葉に出せない。この話をするとリアルでも釣り扱いされるので基本封印

とりあえずふとももより上は全て触られると思った方がいい。抵抗とか無駄なのですぐに諦めよう!(ダメだろ

射精

とりあえずやめろ。そして死ね

せめて人にかけるな。

ストーカー

怖い。一度名前言われながら触られた時合ってあれはさすがに身の毛もよだつ体験。どこで知ったんだ。



番外 

盗撮

最近増えましたね。スマホやたら向けてくる人。基本放置です。

うご自由にどうぞって感じ。ただ顔はできればやめてほしい。

カメラの方見るとわかりやすくキョドるからわかりやすい。

スカートの中堂々と入れる頭のおかしいやつにあったことある

書いてて思った。全員死ね極刑望。

質問等あればどうぞ。

興味もない話題で善人ぶろうとするはてブ

イオンシネマ車椅子インフルエンサー対話の結果

https://anond.hatelabo.jp/20240418183739

ブコメ欄が酷い。

 

はてブ民の特徴である無能性と怠惰性、

「善への意志はあるがその為に支払う労力・犠牲ゼロ

といういつもの特性が剥き出しになっている。

   

    

1.当該問題に全く興味がなかったことをドヤ顔で露呈するブコメ人気一位)

mogmognya

本文読みに行ったら、

スタッフの肩や手でサポートすることはできますのでお気軽にお声掛けいただけますと幸いです」とも書いてあって、

増田はなんでここを削って書いたのか気になった。

2024/04/18

これがぶっちぎりの一位で☆100個以上。

はいここに100人怠惰無能偽善者がいます

  

「なんでここを削って書いたのか」って 

そんなとこは論点じゃないかでしょ。

そこは一度も論点になってないんだわ。  

   

車椅子インフルエンサ―すらそんな話はしてない。

イオンシネマもそんな話はしてない。

そんなとこは最初から最後まで誰も争ってない。

だって肩や手を貸すサポートなんて当たり前だし既にやってるから

  

 

2.車椅子インフルエンサ―の訴えたこ

車椅子インフルエンサ―の中嶋さんは

イオンシネマ特定店舗特定のシアターの特定ちょっと高級シートで映画を見たくて

でもそれがシアターの真ん中あたりにある(当然階段の上)からスタッフにそこまで担いでくれって言ってたの。

  

で何度かそれをやってもらってたある日

イオンシネマ当該店舗支配人から「今後は致しかます」「別のシアターで見て頂ければ」って言われたの。

 

中嶋さんは「酷い、悔しい、これまで通りに担いでほしいのに」って世間に訴えたわけ。

以上の通り、映画スタッフ車椅子を担ぐか担がねえか論点なのね。

 

イオンシネマ支配人別に「お前への介助サービス一切しねえ」とか言ってないし

中嶋さんだってそんなこと言われたとは言ってないわけ。

  

イオンシネマ危険性のない・負担が重すぎない介助サービスは今までもこれからもするの。

そんなのあたりまえだし、中嶋さんもイオンシネマも今回そんなとこには一切触れてないの。

   

  

3.ネット野次馬も交えた議論の推移

車椅子インフルエンサ―「車椅子を抱えて階段上の方の席まで運んでー」 

イオンシネマ「今回は対応したけど今後応じかねます (同店の)他のシアター使ってもらった方がお互いにいいのでは」

車椅子インフルエンサ―「今まで3回やってもらったのに!酷い!Xで報告!」

           ↓↓↓↓ 

車椅子に同情的な野次馬イオンシネマは酷い!障碍者差別!」

映画館に同情的な野次馬「いや限度あるやろ 対応するの現場スタッフやぞ モンカマやめーや」

           ↓↓↓↓   

車椅子に同情的な野次馬障碍者対応企業義務やぞ!この無知が!」

映画館に同情的な野次馬「それは合理的範囲での筈やぞ 車椅子担いで階段上り介護プロでもむずいわ」

             

    

……で結論として

イオンシネマ検討したけど、スタッフによる車椅子障碍者を担ぐ対応はやらないことにしました、御理解を」 

てなったわけ。

   

 

論点担ぐか担がないかで、

中嶋さんが世間を巻き込んでかなり騒いだ(自分もかなり燃え上がって) けど

イオンシネマとしては「やっぱそれはムリっす」となった話。 

   

  

4.話を追ってた元増田 VS 全然追ってなかったはてブ民   

元増田は「中嶋さんが騒いだせいで~」みたいな口ぶりだけど、

そもそも現場スタッフ独断で何度か応じたが現場支配人検討危険!ナシ!になったような話だし、

介助素人スタッフ車椅子障碍者を担いで階段のぼるって言うのは相当難しい作業から

もともと無理なのが明文化されただけじゃない?と個人的には思う。

   

ただ元増田は言い方が意地悪なだけで

この問題論点・焦点については正確に把握して書いてるんだよね。

興味を持ってちゃんと話の中身を追い掛けてたのが窺えるわけよ。

    

それに対してはてブ民は?

mogmognya

本文読みに行ったら、

スタッフの肩や手でサポートすることはできますのでお気軽にお声掛けいただけますと幸いです」とも書いてあって、

増田はなんでここを削って書いたのか気になった。

2024/04/18

「あれれ?イオンシネマは肩や手でサポートすることは出来ると言ってるぞ!」

元増田はなんでここ削ったんだろう?都合悪いのかな~(ニヤニヤ)」

とか言ってドヤ顔してるわけ。

こんなん的外れすぎて元増田絶句するだろ。

  

このエントリをここまで見てきた人は(若しくはこの話に興味持ってちゃんと追ってた人は)もう

はてブ民がいかにヘンテコなこと言ってるかわかるよね。

 

肩や手を貸す一般的サポートするのは当たり前のことで 

イオンシネマはそれをやらないとかやめますとか表明したことは無いし、

中嶋さんだってそれを断られたなんてことは一度も言ってない。

  

それよりはだいぶ進んだ担ぎサービス中嶋さんが求めて

イオンシネマ検討の末に断った、ってのが今回の話。

   

  

なのでこのトップブコメはただただ頓珍漢で、

少しも元増田への反論や言い返しになってない。

 

まあ言い返せないのは当たり前だよね。

元増田はこの問題に興味持って追い掛けてたのに対し、

はてブ民はこの話に全く興味なくて追い掛けてもいないんだもん。

その非対称性が丸出しのトップブコメだったってわけ。

 

  

5.興味もない話題仕草だけ善人をやるのやめろ

もういろいろと明らかでしょ。

こうまで頓珍漢な”反論”が出来る&それに☆を集められるってこと自体

中嶋涼子さんの訴えやそれに付随するネット議論について

はてブ民は関心も知識ゼロだったって証拠なんだよ。

  

興味ないんだろ?

いいよ、このうえ否定しなくても。

言い逃れしようがないほどバレバレになったんだし、

別に興味持てないことは悪とかじゃないし。

  

ただ、興味ねえのに興味ある振りすんのはやめーや。

な?

  

「興味出なくて追わなかったのでこの話わかりません」て自覚を持てよせめて。

なんで追ってもいない話に何も調べずコメント出来ると思うんだよ。

ちゃんと追ってたっぽい奴相手効果的に言い返せると思うんだよ。

知識もなくその場でパッと全容掴めるような傑出した読解力も洞察力もあんた達にはないでしょ?

ならちゃんと調べてからコメントするか、黙れよ。

 

怠け者すぎるし自分に甘すぎる。

すごく怠惰でそこそこ無能なことの自覚ぐらいはもってほしい。

    

    

6.善なる無能低能かつその自覚がないはてブ

mogmognya

本文読みに行ったら、

スタッフの肩や手でサポートすることはできますのでお気軽にお声掛けいただけますと幸いです」とも書いてあって、

増田はなんでここを削って書いたのか気になった。

2024/04/18

興味もなくスルーしてた話について

車椅子側の要求が退けられました~」って言われたらカチンとなって、なんか言い返して善人ぶりたくなる。

でもちゃんと推移や論点を調べて反論材料探すほどの気迫も誠実さもない。

からワンクリックしただけで読めるイオンシネマ声明本文から反論材料を求めちゃう

   

はてブ民よりはずっと問題に興味持って追い掛けてるのが明らかな元増田相手反論企図し、

その反論材料すら自分で探さず元増田が貼ってるリンクから探せると思っちゃう

まりにも横着、あまりにも怠惰だろ。

 

能力も高くない癖に頑張るつもりもない。

自分能力高くないことの自覚もない。

でも自分を善人だと考える気持ちだけは人一倍

  

要するにこいつらって

善を目指すことに能力コスト必要ないと思ってるっぽいんだよな。

「ボクチンは・アタクシは善人デース!差別に反対デース!」

っていう自意識さえ持てば善人であって、そこで仕事は終わりだと思ってる。

 

それだけで自分仕事はとっくに終わってて、

あとは自分を「差別的な誰かを探して叱り付ける教師役割」ぐらいに思ってる。

     

善を目指してるとこだけは美点だけど自己評価過剰で怠惰無能で、

割とどうしようもない生物なんだよなはてブ民。

つかネットの善人気取りは大体これ。

怠惰無能自覚なし。善なる無能。それがお前ら。

 

 

お前等本当にさ、

もっと真剣に善を目指して生きるか、

でなければ善をあきらめた怠け者として自覚噛んで生きるか、

どっちか選ぶぐらいはすればいいと思うんだが。

 

努力もせず善人になれるほどの能力はねーから、お前らは。

残念だけど、前世でそこまでの徳は積めなかったんだよきっと。

anond:20240418110000

から真剣やらせるというのはいいね

別に将来じゃなきゃできないものじゃないんだし今からやろうよである程度のレベルお金をかけてやらせりゃいい

んで毎月収支を伝えて累計赤字の話もすればそのうち勉強のほうが楽って気づくよ

anond:20240419134224

増田さん、お話しいただいた内容を真剣に受け止めています私たちのやり取りからも、お互いにとって最善の解を見つけるためには、さらなる理解必要だと感じていますAIに対する見方には個人差があり、その使用方法についても一様ではありません。しかし、皮肉を交えてしまうと、本質的問題解決につながらないことが多いです。

私たちがここで話しているのは、AIをどのように活用するかという具体的な技術的な問題です。あなたが指摘する「違う使い方」が具体的にどのようなものか、もしそれがAI機能目的にそぐわないものであれば、その指摘は大変重要です。ですが、それを共有し理解し合うためには、具体的な例や根拠を基に議論することが不可欠です。

AI技術を適切に評価し、適用するためには、開かれた議論技術的な詳細への正確な理解が求められますあなたが感じている違和感問題点を、もう少し具体的に教えていただけないでしょうか?それによって、私たちはより良い理解に基づいた対話ができるはずです。

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