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2024-11-11

明日人工授精ってのしてくる

増田は男ね、奥さん共々30代半ば。

モヤモヤしてるから吐き出させてくれ、愚痴だ。

子供が欲しいか産婦人科に行って、人工授精体外受精の詳しい説明聞いてきたんだ。もちろん、自分たちでも調べてたけどお医者さんからも改めていろんな話聞けて良かったよ。

んで、どっちにしますか?って聞かれた時奥さん人工授精を選んだんだ、体外受精人工授精での結果が出なかったらってことらしい。

産むのは俺じゃないか夫婦で話し合った上で最終的な治療方針決めるのは奥さんだと思ってて、そこはちゃんと納得してる。

じゃあ何にモヤモヤしてんのかってーと我々夫婦セックスレスなのね。

人口受精って要は俺がオナニーして出した精子をお医者さんがまあ上手いことして奥さんの膣に入れてくれるわけじゃん。

ならそれセックスで良いじゃん……?ってどうしても思っちゃうんだよな!!!

俺のなけなしの男としてのプライドはもうボロボロだよ。さっき書いたとおり奥さん治療方針選んだことに納得はしてる、してるけど、これで出来た子供を本当に俺は愛せるのかな?わかんねーんだよなあ

体外受精はまだいいよ、わかる。

卵胞と俺の中にいた元気な精子科学の力で受精させて色々やって結果奥さんに戻って育つじゃない。奥さんセックスできない俺の無力さを科学の力で助けてもらってる訳だからさ。

セックスしまくったけどできない、から人工授精もまあわかる。我々のセックスに足りなかった何かをお医者さんに補ってもらうんだって思えるから

セックスレスなのに人工授精、この事実マジで本当に心からしんどい。

セックスしたいんだよ俺は。まだ勃起するし。奥さんとやりたいんだ。

けど奥さんは俺とやりたくないんだよなあ、なんかもう男としてみれないらしいしそもそも性欲もわかねーんだとか。辛いなあ。

これでそんなこと言いつつ奥さん浮気でもしてりゃーせめて愛想もつかせる材料になったんだろうが完全にシロで、まあなんつーかもうどうしようもない。だかこれは本当にただのグチ。全然眠れないから書き捨てさせてもらう。

とりあえず明日は朝からオナニーしてカップ精子貯めてくるわ。

俺の人生なんなんだろうな、他の女とやりてーわけじゃないからこのモヤモヤをどう消化したらいいのか悩む。

実際に子供できたら昇華されんのかね、同じような境遇だった増田がいたらアドバイスください。

2024-11-04

推し活の概念全然わからん

今日は良い推しの日らしいけど、いつの間にそんな日ができたんだ?

誰かを推すことにまるで興味がなくてここまで生きてきたわけだけど、

なんでこんなにも誰かが誰かを推す風潮になったのか全然わかんない

推しがいると日々の生活を頑張れるっていうけど、なんでいないと頑張れないんだろう?

頑張れないというより、おひとり様が増えて家族を守るために行動するっていう生物本能昇華先が推しになってるのかな?

ともすると実は社会が衰退しているやばい風潮だったりする?

2024-10-30

anond:20241030182620

あったのかもしれないな…

自分自分人生昇華させるために使えなかっただけなのかもしれない

世代同性中央値より稼ぐ妻を持つ夫が思っていること

anond:20241029182918

アラサーの子持ち(二人)夫婦。

学歴は2人とも国立大院卒。

自分年収は750万くらい、妻は収入源が複数あって詳細は本人も把握できてない気がするが、児童手当が所得制限(特例給付)に引っ掛かる程度。

まあ皆大好き女の下方婚と言う奴である

収入生活の質について

自分一人の年収ではあり得ない家と生活だと思っているので、当然感謝はしているし尊敬もしている。ただ正直これに関してはお互い様というか、妻が高収入故に発生している苦労もある(家事育児負担など)し、何よりも週4在宅で日々の育児子どもの急な発熱等に対応しつつそこそこ稼いでいる自分努力現在生活寄与していると考えている。

セックスの話

特別理由がない限り、週に1回は必ずすることに決めている。毎回導入のためのムードを作ったりしていた時期もあったが止めた。理由は盛り上がったときしかセックスしないのではセックスまでのハードルが高くなりすぎるからだ。セックス夫婦重要コミュニケーション手段』であって、目的ではない。普段子どもたちを含めた家族としてのコミュニケーションが中心になりがちな子持ち夫婦が、男女として向き合ってコミュニケーションを取るための貴重な機会がセックスであり、ハードルをあげてセックス目的化するのはよくないと感じた。

ではセックスを通じて不満が解消するか否かについて言うと、当然解消する部分も多くあるだろう。一時的夫婦のどちらかに対して定常範囲を超えた負荷が掛かり不満が溜まった状態であったとしても、それは単純な相手に負荷をかけた加害者と負荷をかけられた被害者としての関係性ではなく、相手事情があった中での結果でしかない。理屈の上で納得しても感情の面で処理が追いつかない場合に、セックスという手段自分相手にとって大切な存在である確認できることは感情の落とし所として十分だと思う。

よって元増田の気にしている、夫にとっての自分価値性的魅力に依存する部分が大きいというのは杞憂であって、実際にはコミュニケーションによって不満が昇華されると言うだけなのではないかと思う。

2024-10-28

anond:20241016154446

隠れた攻撃関係ないけど、高校時代ギスったクラスメイト自分と仲直りする小説書いて文芸部作品として発表したのキモかったか気持ちちょい分かるわ

しかも大体そういうのって周りがみたら絶対あの人のことじゃんって分かるように書いてるし

昇華って防衛機制の中ではまだマシヅラしてるけど結局都合の悪い現実から逃げてることに変わりはないもんな

anond:20241016154446

隠れた攻撃関係ないけど、高校時代ギスったクラスメイト自分と仲直りする小説書いて文芸部作品として発表したのキモかったか気持ちちょい分かるわ

しかも大体そういうのって周りがみたら絶対あの人のことじゃんって分かるように書いてるし

昇華って防衛機制の中ではまだマシヅラしてるけど結局都合の悪い現実から逃げてることに変わりはないもんな

2024-10-27

パズルゲーム史上最も重要テトリス10

いろいろ忙しくて乗り遅れたのですが余裕ができたので書いてみる。

発明初期のライセンスの諸々は省略で、あくまプロダクトとしての10選とします。

元ネタはこの辺。

https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

Tetris1988年/アーケードゲーム/セガ

通称セガテトリス

現在テトリスの基礎となる設置移動と緩急をつけて上昇する難易度絶妙であり、

初心者からスコアカウンターストップを目指す上級者まで楽しめる形となっている。

アーケードゲーム流行と併せ、当時の日本テトリスブームはここから始まることとなった。

テトリス(1989年/ゲームボーイ/任天堂)

当時のゲームボーイにおける通信対戦機能を広めることになったエポックメイキング作品

横井軍平氏がプロデューサーを務め、通信対戦モードの導入はもちろんのこと、

当時のコンシューマテトリス作品の中では非常に快適な操作性であったこともあり大ヒットを記録した。

ハートレベルは令和の現代でも通用する高難易度現在Switchでの移植により遊ぶことができる。

Tetris1989年/NES/任天堂

海外版ファミコンであるNES(Nintendo Entertainment System)のテトリス

ファミコン版はBPSから出ているが、こちらは任天堂から発売しており、ファミコン版とは操作性を含め全く別物となっている。

ゲームボーイ版に近い快適な操作性であり、またレベルアップについてもゲームボーイテトリスと同様に難易度上昇は非常に高速。

スコアカウンターストップについては超高難易度であり、MAXOUTと呼ばれ多くのプレーヤーの最終目標となっていた。

10年ほど前からこのゲーム世界大会が開催されており、テトリス権利元の協力もあり毎年の大きなイベントとなっている。

通常では人力では操作できないスピードに到達するためプレイ限界があるのだが、近年操作方法を工夫することにより超高速状態でもプレイをする方法発明され、現在世界大会レベルが年々上昇している。

2024年1月に通常プレイを約1時間続けることによりクラッシュすることに成功したこと世界的なニュースになる等、テトリス史の中で最も重要テトリスの一つであることは間違いないだろう。

ミニテトリス(1996年~/おもちゃ/BPS(ヒロ)、他)

キーホルダーサイズの小型の液晶おもちゃテトリスを中心としたブロックゲームで遊ぶことができる。

入手性の高さ、そして小型のガジェットの手軽さから学生を中心に一大ブームとなった。

訴訟問題となった「テトリン55」を始めとしてほとんどが非ライセンス品であった。

その後ライセンス品としてはテトリスJr.という名前で発売された。

この時のキーホルダーゲームブームはその後1997年たまごっちに受け継がれていった。

Tetris: The Grand Master(1998年/アーケード/アリカ)

通称TGM。上級者向けテトリスとして発売されたテトリス

競技向けに最適化された高難易度テトリスで、近代では一般的となった「出現後即接着(20G)」のシステムを初めて本格的に組み込んだ作品である

続編であるTetris: The Absolute – The Grand Master 2(とアップデート版のPLUS)」、「Tetris: The Grand Master 3 – Terror Instinct」とともに

難易度テトリス金字塔として今も語り継がれる存在である

長い時を経てようやく初代TGMとTAP移植が行われ、今はSwitchで遊ぶことができる。

最新作である4については何度か発表と中止を繰り返しているが、2024年テトリスライセンスの取得をしたことアリカが発表しており期待が高まっている。

携帯アプリテトリス2002年~/携帯電話/ジー・モード

携帯電話のアプリとして公開されたテトリスアプリ買い切りが基本のため、十数種類の異なるバージョン存在していた。

日本ではジー・モードライセンス取得し開発を行った。

当時は物理キー十字キーの中心に決定ボタンがある携帯電話がほとんどであり、その操作方法最適化されたテトリスとなっている。

シリーズを通しておそらく遊んだことのある延べ人数としては日本最大なのではないかと考えている。

そのうちの一つであるTETRIS DIAMONDSwitch移植されたため遊ぶことが可能

テトリスDS(2006年/ニンテンドーDS/任天堂)

近代におけるテトリスの基礎を築いた作品

ワールドルールというテトリスの新仕様(ここにはT-Spinも含まれる)を盛り込んだ作品の中で一番普及に貢献したソフトであると思われる。

各種任天堂ゲームキャラクターを活かしたステージモードであることに加え、

システム上も新しい概念であるワールドルールをうまく昇華させたゲームバランスは見事というほかない。

そして世界中の人々と対戦が出来るネット対戦や、相手ソフト未所持でも最大10人まで対戦できるワイヤレス機能など、

3800円とは思えないボリュームがすばらしかった。宇多田ヒカル氏がエンドレスカンストまで遊んだという逸話も。

特にネット対戦においては、近年の対戦テトリスにおける戦法はこのゲームで開発されてきたものであり、

テトリスの対戦を普及させた作品としては歴史もっと重要作品であると考えている。

ぷよぷよテトリス(2014年/マルチプラットフォーム/セガ)

セガテトリスライセンスを取得し、ぷよぷよとの2in1として発表された作品

ぷよぷよテトリスの異種間対戦が売りであったが、対戦のバランスは初級者戦~中上級者戦に至るまで基本的テトリス有利なバランスとなっていた。

理由としては、セガコンパイル開発時代を含めぷよぷよルールとしては長年の研究を経て高度化された対戦が繰り広げられていた一方、

相対してテトリスの対戦に関する知見に乏しかったのではないかと推測される。

次回作ぷよぷよテトリス2も含め、長期間わたり日本コンシューマテトリスデファクトスタンダードとして運用されてきたソフトであるため、

良くも悪くも有名な作品であることには間違いないだろう。

テトリスエフェクト(2018年/マルチプラットフォーム/Enhance)

ゲームクリエイターとして有名な水口哲也氏がプロデューサーを務めた新時代テトリス

音楽映像ゲームの融合が特徴の水口氏の作品の例に漏れず、このテトリスステージ毎のビジュアルサウンドの没入感が素晴らしく、各所から高い評価を受けている。特にVR機器との親和性が高く、VRでのプレイを推す人も数多い。

没入感を重視するためゲームとしては難易度を低く設定されており、文字通り誰でも遊ぶことが可能な作りになっているが、

それ以外の需要に応えていないわけではなく、各種対戦や高難易度モードも用意されている。

特に難易度モードについては近代テトリスの中で1、2を争うほどの難しさであり、完全クリア者は数えるほどしか存在しない。

続編であるテトリスエフェクトコネテッドでは、先に述べたNESテトリス再現したモードが追加しており、日本テトリスプレーヤーにとって最も容易なNESテトリス練習方法であった。

(なお、今年末日本SwitchオンラインでもNESテトリスが遊べるようになる模様)

テトリス99(2019年/Switch/任天堂)

テトリスバトロワ系の要素を盛り込んだ作品。単純に既存の対戦テトリスシステムを99人戦に拡張したのではなく、

独自システムを数多く盛り込む事で実力差がある人同士での対戦でも簡単にはやられないようになっている。

これによりバトロワ系のゲームを知らない初心者でも十分楽しめる作品となっている。

任天堂のサブスクシステム登録している人にとっては実質無料で遊べることが大きく、テトリス単体でのソロプレイ機能も含めて非常に大きな人気を博した。

既にリリースから5年が経過しているが、現在もなお遊ばれている作品であり、2024年におけるテトリス代表的作品であることは間違いないであろう。

2024-10-25

エロ小説を書いてみた

当方、性欲を持て余しているアラフォー女。

既婚。生活は満足している。


が、通常よりも性欲が強いのか、

いつも持て余しているのだ。


といいつつ、別に主人もいるし、

誰かとどうにかなりたい訳ではない。


毎日エロい妄想をしながら就寝していたが、

ある時から、その妄想ストーリー化していった。


もちろん、私にとって、

すごく好きなパターンの話だ。


妄想をして寝ること、1年は経ってると思う。


なんだか無性に

文章として残したくなってきた。



もちろん、小説なんて書いたことはない。


とりあえず、

読む専だったムーンライトノベルズに書くことにした。


小説を書くルールなんて分からいから、

私の妄想を垂れ流している。



1日1000文字前後

寝る前に書いているのだが、これがとっても具合がいい。


悶々としていた毎日に、

この1000文字ゆとりをくれる気がしている。


性欲が、形になって、

昇華して行ってるような…。


7日連続続いた。

目覚めもなんだかスッキリしてる。


学生時代から、この発散方法を知っていたら、

また違う人生もあったかもしれないなんてことを思った。


そして気づいたら、

7人の人がブックマークしてくれていた。



私の妄想垂れ流しが、

かにまれているなんて…

謎の満足感もある。びっくり。


ただ、この話をする場所がないというのが難点だったが、匿名ダイアリーに書くことで、

この欲も昇華できている。


初めて書いたから、変なとこあったら許してね。


インターネット世界、侮れない。

そして、また新たな自分場所が見つけられたことが、凄く嬉しい。


依存先は複数もてって言いますよね。

私にとって依存先のひとつが、この小説になりそう。


せっかく続いてるから、楽しみながら

コツコツ続けてみよう。


2024-10-22

デニムパンツコインポケットは、元はウォッチポケットだった。

メインのポケットの中にある、あの小さいポケット

あれはもともと懐中時計を入れる場所だったらしい。

それが腕時計ができて懐中時計を持ち歩く必要がなくなったから「じゃあコインでも入れとくかあ」ってなった。

現代では、その名残すら風化したせいもあって、こういうディティールに「どういう神経してたんだろう」と思う人が憚るわけだが。

大抵、衣服にはルーツがあり、それらに内包するディティールにはコンテキストがある。

それらを“ファッション”っていう側面からみると“オシャレ”の一要因とかにもなるからデニムには現代でもコインポケットが残っているわけだ。

その他にもダメージ加工とかヴィンテージジーンズとか、衣服機能性や利便性重視で評価するならそんなものいらないんだけどな。


以下、雑多な話。

そういえば、男性洋服に大きいポケットが服数あるのも、それらが大抵ミリタリーやワークなどがルーツからってのもあるかもな。

そもそも機能性や利便性重視で施されたディティールだから、そのルーツ丁重に扱った結果それがファッションとして現代昇華している形。

女性ものの服はそういうルーツで作られていなくて、初めからファッション”というレイヤーから作られていたものが多いから、それにポケットつけるのって基本的に“後付け”になる。

そういう“後付け”って「ファッションルーツコンテキストを軽視している」と受け取られがち。

半袖のシャツ/ブラウスとかできたけど、あれも界隈的にはウケが悪かった。

近年はデザイン性が高いものも増えたけど、当初は「暑いんだから仕方ないだろ!」ってな感じで長袖をぶった切っただけのようなものが多かったからなあ。

シャツ/ブラウスファッション文脈から評価している人からすれば「なんてことを……」って感じだったんだろうな。


まあ「ファッション機能性の両立」って「野菜ジュースをより飲みやすくて美味しいものに」みたいな話で、「できなくはないけどさあ……」ていう感じ。

制約は増えるし限度もあるからファッション視点からみると選択を狭めるので面白くない。

それは単純な足し算引き算じゃないため「ポケットないよりあったほうがいいじゃん」って話ではなく、オシャレの観点からポケットの皆無を評価する。

ファッションに対する意識の高い人は、ポケットがたくさんあるファッションをしていても、それらにモノをほとんど入れなかったりする。

ただ、そういう視点を知ろうとも思わない、知ったところで理解できない、する気がないって人も一定数いるわけで。

でも、それって是非善悪問題じゃないというか、仕方ないよな。

パクチー駄目な人に、パクチーの美味しさや良さ、パクチー歴史とか豆知識を語っても「知ったこっちゃない」って話だろうし。

「衣食住」の「衣」のレイヤーで服を見ている人にとって、服のポケットひとつとっても現代的かつ実用的な“意味”が欲しいに決まってる。

そのレイヤーから外れた時点で「必要いから、なくて当然」と考えるし、あるなら「必要なんだから、あって当然」という前提でモノを考える。

から服それぞれがもつルーツコンテキスト、そこからくるディティールは二の次なわけだ。


そして「衣食住の衣」でモノを考える人と、「ファッション」でモノを考える人だったら前者の方が圧倒的に多いから声も大きくなりがち。

これはもう“自然現象”みたいなものから仕方ない。

あるtogetterに「皆求めてるのはモールファッションビルでどれ手にとってもポケットがあることでしょ」とかいブコメに星が集まってるのが好例だな。

ファッションビルに店を構えるようなブランドまでポケットつけるのが当たり前になるってのは、ファッションというコンテキストやディティールを軽視する向きが強くなるってこと。

ファッションビル」と謳っておいてそんなことやりだしたら「ファッションって何なん」って話になる。

からユニクロあたりのマス向けブランドに頑張ってもらうのが落としどころだと思うけどな。

でも、そうすると今度はインフルエンサーとかが「最近ユニクロってダサいよなあ。これだから量販店ブランドは……」みたいなこと言い出すから厄介だよなっていう。

絵柄って表現技法じゃないの

他の芸術表現技法オマージュされてそれをもとに新たな技術昇華したりするイメージがある

実際ケンシロウカイジ作画って完全にそういう使われ方するじゃん

何が言いたいかっていうと絵柄は世に出て誰々の絵柄はこんな感じだよねがある程度共有された時点で共有財産になって本人の所有物ではなくなる気がする

2024-10-19

明らかにお前が悪いやろ!と思ってても、注意すると後悔が残る。

高校の授業でバレーボールをした。

交代交代で他のチームの試合審判を任されるのだが、今日は私が線審に当たった。

線審というのは、簡単に言うとボールコートからたかどうか、あるいはサーブの時にラインを踏んでいないかなどを判断主審に伝える役割だ(と私は理解している)。

私が見ているコートのチーム(Aチームとしよう)のサーブ。他クラスのNさんがサーブを打った。彼女は“明らかにラインを踏んだ。私は即座に主審へ合図を送り、反則(?)であるとしてAチーム相手チームに点が加えられた。この判定が不服だったNさんは、チームメイトに「は?絶対今(ライン)踏んでなかったやろ意味わからん」と言った。結構攻撃的に。「おかしいやろ」とも言った。私の中に少しの申し訳なさと特大サイズの怒りが込み上げてきた。試合Aチームの負け。Nさんは私の判定のせいで負けたとでも言いたいような顔で私を睨みつけた。私は遂に我慢がならなくなって、試合後すぐにNさんに話しかけた。「さっき、審判暴言吐いてたよね?やめてね、そういうの。完全に踏んでたし。うん。聞こえてるから。」と、とびきりの笑顔で言い放った。表情筋がピクピクする、と表現するのが正しいのだろうか。怒りと悔しさと、なぜか悲しみのような感情が込み上げてきた。Nさんは「あ、すんません」といった様子でヘラヘラしながら言った。周りにいるNさんのチームメイトも笑っていた。私は心底気分が悪くなり、その場を離れる際に「いや、お前が悪いやろ!」と言ってしまった。その一言がなければ、完全に私が正義だったのに。ああ、後悔が絶えない、、。

ところで、そのNさん、結構曲者である。成績優秀だと言う理由で、学校行事の際に全校生徒の前でありがた〜い演説をしていた。生徒会長でもないのに。他学年の代表は1分程度で終わっていたのに、Nさんは5分ほど喋り続けていた。まあ要は“でしゃばり”なのだ。なのでもちろん学年全体から嫌われている。今日審判事件クラスメイトに愚痴っても、みんな口を揃えて「あー、そういう人よな」と言う。Nさんは自分は賢い、下々とは違うのだというオーラがとにかくすごい。でも聞いたところによると、彼女は学年1位ではないらしい。私は学年4位だ。いや、お前そんな賢くないやん!そんな気持ちがあるから私はNさんに楯突いてしまったのかもしれない。

今、結構後悔している。自分は間違ってなかったのだから無視しておけばよかったのに。なんか言い返したことによってめっちゃ不利なってない?てか審判への文句ぐらい私も言ってしまうかもしれない。言わんかったらよかった。

そんな後悔を、匿名で書くことで昇華したい。

2024-10-18

月刊増田」最重要漫画10

ハイスコアガール押切蓮介

初期増田代表する作品アーケードゲーム文化を濃密に描き、独特の恋愛模様を織り交ぜた異色作。オタク的な趣味嗜好と青春機微を見事に結びつけ、SNSでの共感を呼んだ。

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!谷川ニコ

非モテ」というネットスラングからまれ作品リアル空気感コミュニケーション不全の描写が、ネット世代の心を掴んだ。増田の読者層と主人公世界観が見事にシンクロした代表作。

うつヌケ(大森浩史)

ネット匿名掲示板話題となった体験記をコミカライズメンタルヘルスという重いテーマを、独特のタッチで描き切った意欲作。増田らしい「実話系」作品代表格。

人間のいない国(岩飛猫)

SNSでバズった設定を基にした作品ディストピア世界観と緻密な心理描写が特徴。「増田」的な物語の語り方を確立した重要作品

徒然チルドレン若林稔弥

学園モノの新機軸SNSメッセージアプリを介したコミュニケーション自然な形で物語組み込み現代青春を描いた秀作。

女子高生無駄かい(ビーノ)

ネットスラング若者文化を巧みに取り入れた学園コメディTwitterでの実況を意識したような展開と台詞回しが特徴的。増田ユーモア代表作。

メンヘラフレンズ(もげこ)

メンタルヘルス問題を独特の視点で描いた異色作。匿名ダイアリーのような告白調の語りと、シュールギャグを織り交ぜた増田らしい作風

異世界おじさん(殆ど死んでいる)

オタク文化ネット用語を駆使した異世界モノ。「おっさん視点ネタ考察の深さで、匿名掲示板発の物語としての新境地を開いた。

カッコウの許嫁(吉河美希

SNS時代の複雑な人間関係を描いた恋愛作品誤配や取り違えというネット小説的な設定を、リアル心理描写昇華させた秀作。

推しの子赤坂アカ×横槍メンゴ

アイドルカルチャーSNS時代の闇を描いた意欲作。匿名掲示板的な情報戦や、ネットでの炎上を巧みに物語に組み込んだ増田的傑作。

これらの作品は、ネット文化SNS時代人間模様、匿名掲示板発の独特な語り口、現代的なコミュニケーション機微など、「増田」的な要素を色濃く持つ作品として選定しました。作品それぞれが、インターネット時代における新しいマンガ表現可能性を示している点で重要です。

2024-10-17

anond:20241016154446

【要約】

筆者は、過去交際相手自分とのすれ違いを詩にしてSNS投稿し、その行為に強い不快感を覚えた。

その不快感の原因は、問題解決を避け、創作を通じて同情や共感を得ようとする態度にあった。

さらに、相手詩作をやめるという表面的な解決策を取ることで、問題すり替え自己を守ろうとしたことも、筆者には攻撃的な行動に見えた。

この行動は「カヴァート・アグレッション(隠れた攻撃性)」として分析され、過去交際相手たちも同様の手法で筆者を操作しようとしていたことに気づく。

最終的に、こうした関係が筆者の運気やエネルギーに悪影響を与えたと結論づけている。

批評

この文章は、筆者が過去交際経験から学び取った「隠れた攻撃性」に関する洞察を描いています

筆者の分析は詳細で、感情と行動を自己反省的に見つめ直していますが、全体的なトーンは非常に批判的で、相手の行動を一方的に「攻撃的」と解釈しすぎているようにも感じます

詩作感情昇華は、多くの場合個人感情処理の方法であり、必ずしも意図的攻撃とは限らないため、もう少し広い視点から相手の行動を理解する余地があるかもしれません。

2024-10-16

隠れた攻撃性を放つ彼女

追記】:

なんかたくさんブクマコメを貰ったのですが、一部誤認されている方も多いので言っておきますと、すでに彼女達とは別れています

追記2】:

一部の方々に強い賛同をもらえて嬉しいです。特に増田はこの考えに至るまでにとても多くの時間を使ったんじゃないかな。彼女さんはどれだけ時間使ってくれてたんだろうね」と言ってくれた方、とても嬉しかったです。

気づきのとおり、彼女自分気持ちを知って欲しいだけなので、相手側の立場に立って考えるということをしません。

少なくとも私は誠実に相手理解するために、たくさんの時間を使いました。それこそ、一部の方々から粘着揶揄される程度には、きっちりと相手を見ていたし、それに対する自分自身の反応も分析してきました。そのうえで、やはりこのコミュニケーションは駄目だと思います。詩への昇華転嫁自己解決手段として使う事は出来ますが、それを使っても相手との関係値は深まることがなく、永遠に平行線が続くだけです。そうするしか選択肢がなくて追いやられた結果なら悲しいことですしそうするしかないのかもしれませんが、最初から相手と向き合うつもりがなく自分精神世界に引きこもって独り遊びをするのは、単に子ども卑怯なだけです。

誠実なパートナーとして相手を信頼できるかどうかは、何か大きい障害問題が起きたときでも、この人となら一緒に解決していけるという自信や確信が持てること。彼女たちの多くは、自分自身を理解されたがってはいましたが、自分の方が相手理解しようとしたり相手テーブルについて、同じ土俵で擦り合わせをする能力に欠けています。促しても教えても、受動である限りこちらが相手リードするしかない。それは見方を変えるとコントロールであり、立ち位置が変わればモラハラと表裏一体です。

私は彼女支配下に置きたくはなかったし、コントロールするのもされるのも嫌でした。

私は自分彼女に対してモラハラをしないため、自分を守るために彼女から離れるという決断しました。

故に、私はモラハラでもパワハラでもないと自信をもって言う事ができます

導入

昔、私とのすれ違いか何かで彼女が詩か何かを作って投稿したのを見てた事があって、その詩が私が原因で落ち込んだ事と、その落ち込んだ自分気持ちを詩で昇華してる事が傍目から見て私にはわかったんだけど、そのとき滅茶苦茶モヤモヤしたのを覚えている。別にそのすれ違いはすぐにでも解消可能ものなのに、勝手に落ち込んで勝手に詩を作ってsns投稿して反応もらって慰めてもらっている一連の状況が、私からすると私との関係性においてなにひとつ自分から努力も行動もしないのに、気持ちだけは慰めを欲して周りにぶつけているようにしか見えなかったからだ。本人が見えるところにそれを投稿することも含めて、語彙力を極限まで薄めて誰にでもわかりやすい言い方をすると「すごい嫌な感じ」だ。寂しさもすれ違いも、相手ときちんと向き合って自分解決すればいいのに、それを詩に昇華して間接的に周囲から同調を買ったりこちらに訴えてくるやり方に、とにかくひたすらモヤモヤした。

モヤモヤの原因

もちろん私はその事を本人に直接伝えた。

ものすごくモヤモヤする投稿で、あなた気持ち良いだろうが私は嫌な気持ちだ、と。

結局、彼女投稿自体を削除するわけだが、そのときに「ここでは詩は投稿しない」(後に短歌も作らないということになった)という風に彼女は言ってくる。

今考えると、これは戦略的無知だったのではないだろうか、と思う。


気づき分析

私がモヤモヤしたのは、仮にも交際している相手との間で起こったことをネタに詩を作って本人の見えるところで投稿し、自分自身にも改善することやできる事があるはずなのに、それをせずに投稿から同情や共感を買ってる姿に腹が立ったのであり、創作のもの否定したことはない。そもそも論創作自体苦手な彼女だったので、詩も短歌ももともとライフワークではなく、たまたま私が短歌趣味としていたので向こうも関心をもって作るようになったという部分があるなかで、これみよがしに不安や不満を詩にして頑張ってる自分への応援みたいな形で出される事が、私にはあてつけのような行為しか見えなかった。互いの間にすれ違いがあるなら、互いの間でシンプル解決すればいいしそれが可能なのに、それが出来ない自分自身を見つめ直すことも相手と向き合うこともせずに、突然始めた創作にそれをぶつけて見えるところに置いておくというのが、たまらなく私には嫌なことであった。

気づき分析

そして何よりも嫌なのが「詩を作ること」をやめる、という解決手段彼女がとったことだった。問題は、二人の間のすれ違いそのものと向き合わずに、外側にそれを向けて共感を買ったり同情を得ている姿にあるのに、根本問題を「詩を作ったこと」にすり替えていた。そうすることで、「彼氏は私が詩を作る事を嫌がる」という認識すり替えを起こし、まるで「詩を作る事を制限されている」かのように認識バグらせていた。そうすることで、何か異常な要求自分がされているような状態引き起こし、それでも相手に合わせている自分という構図をマッチポンプのように作り出して、被害者意識を拗らせた上で自分深層心理を守っている様子がまざまざとこちからは見えた。それは自分自身が行った陰湿コミュニケーションへの罪悪感から目を逸らすための行動だったし、恣意的相手発言に対してストローマンを作って詭弁を使って相手から批判否定を封じるための行動だった。

カヴァート・アグレッション(隠れた攻撃性)とは

こういう戦略的無知詭弁は、相手とのコミュニケーション破壊する。

自分にとって都合が良いときボケて何もかも分からないふりをする老人のように、自分と向き合っている人の尊厳やあり方に対して、低いところからジリジリと行われる攻撃だ。

カヴァート・アグレッションの特徴は①はぐらかす ②問題をすりかえる ③真相を隠す ④被害者を演じる ⑤無知・混乱を装う ⑤人のせいにする といったところに現れる。当時は、それが隠れた攻撃性だとは認識していなかった。いま冷静になって分析すると、こういう見えない攻撃をたくさん受けていたなと思う。何故、かつて自分が付き合っていた人たちが、エネルギーバンパイアと化してしまったのか、それはどのようなところに現れていたのか。こうして形にして整理することは、未来自分のために必要なことだと思った。彼女達はこういうコミュニケーションを取ることで、隠れた攻撃性を向けていたし、それを通して私をコントロールしようとしていたのだなという気づきが私にとっては大きな学びだった。

総括

何故か運気がどんどん下がっていた理由は、こういうところに原因があったのだと思う。エネルギーバンパイヤ定義を調べたときに、彼女たちに対して抱いている認識とは異なる印象を持っていて、自分の中で彼女たちがエネルギーバンパイヤであるという確信を持たないでいたが、自分自身に起こった現象状態エネルギーバンパイヤと一緒にいるときとまったく同じだった。多分、意識していないだけで、本当はもっとあるんじゃないかと思う。ひとつひとつ向き合って見つけて、彼女達との関係性の中で受けてきた傷や絡まった糸を解いていこうと思う。

2024-10-15

俺には何もない

住むところはこういう環境で、普段食べるものクオリティはこのくらいで、会社には何分で通ってみたいな、自分とはこういう生活を送る者であるという定形があった。

結婚してからは、その同時期に出産した妻の性格が変わり、こういった要望は新しい生活に組み込まれることはなかった。

それがストレスだった1年間。

ただ、一つ一つの要素を見つめてみると、今も何かしらの形で昇華できている感じがする。例えば食べるものなら自分で作って納得のいく味にして楽しむなどだ。

そう思うと、俺が今までこだわっていた一つ一つの要素、つまり自分を形作る大事な要素の一つ一つだと思っていたものが、いつでも他人との関わりによって変化できてしまものなんだったと感じた。

俺には何もなかった

氷河期おっさんらんまをみた

最近らんまがリメイクされた。

放送からトランスジェンダーだのヤングケアラーだのとポリコレ方面から無粋な指摘が山ほどあったのだが、当然今の時代に合わせた表現というのもあるので八宝菜セクハラ(たぶん今の認識では性虐待にされてしまうだろう)しまくるようなことがどう昇華されるのかと言うのは気になっているのだが、そんなのはさておくとして、見てみた。

うる星やつらにノスタルジイを感じるのはおそらく50代序盤くらいのバブル世代の人だろう。

私は氷河期世代おっさんからなのからんまにはノスタルジイを感じた。うる星やつらにノスタルジイを感じるにはどうやら若干若かったらしい。

いまのらんまから入門した若者はお前が見ているその画面はこの世の何処か他の場所にいる中年太りのおっさんも見ているのだということを言っておく。ざまあみろ。

一話だけ見てみたのだが、まず、声優陣の声の出し方が変わったのか、前よりも子供っぽくなった気がする。

画面に擬音を出しているのはジョジョの影響か?

全体的に今回のらんまは可愛さを出そうとしているのかなと思ったりもした。

動画サイトツッコミでわかったのだが、女性陣の胸が小さくなっていて、そのせいで余計に子供っぽく見えたのかもしれない。女らんま中学生くらいに見えた。逆に男らんまがちょっと老けた感じがした。

私が年をとったせいもあるだろう。旧作を見ていた頃に新作をみたなら高校生でも疑問は感じなかったと思う。

そういえば旧作は全体的にエロかったと思う。

高橋留美子はお色気を出すことはあってもエロさを出すことはなかったと思っているので、旧アニメはなんであんなにエロかったんだろうなと思っていたが、やはり胸の表現だろう。

漫画うる星やつらではエロギャグは序盤にちょっとだけあったが、本当にちょっとだったし、どちらかというとキャラクターのどうかしている感じを出すために使っていて、エロのものはなかった。

あと全体的に感じたのが「色が薄くないか?」というものだった。

旧作はもっとかっちりした色になっていたとんだけど、今回はなんか薄い。輪郭線もなんか薄い、これはもしかして死後の世界物語になっているのかという感じの薄さを感じた。

老眼も相まって結構見づらかった。

あと、一話しか見てないんだが、らんまとあかね風呂場でばったり合うの二回もあったっけ?とか思ったりもしていた。この辺はもう記憶違いもあるだろうからどうでもいいが、この辺の表現割愛された部分があるのがポリコレとでも言えばいいのだろうか。

胸のポッチが書かれているかどうかなんていうのは正直些末なことでしか無いのでそこに目くじら立てるほどじゃないだろうとも思うが、思春期若者にとってはそれがどのくらい重要なのかはわからなくもない。

だけど多分大騒ぎしてんのは思春期も終わった世代だろとか思っている。思春期世代はもう違う常識で生きているからな。

で、面白いかと言われると、やっぱ年取ったんだな、懐かしさしか感じなかった。一度通過した物語から知っているというのもあるので新鮮な驚きとかそういうのはもはやないのが寂しいなとも思ったりした。

「いまらんまをアニメにするとこういう感じになるんだな」という目線で見ていたおっさん感想文でした。

2024-10-14

[]精子が出ない体でも子供ができた

不妊治療を始めたら、自分精子の全く出ない体だと判明した。

(途中で切れてたので、続きはこっち https://anond.hatelabo.jp/20241017030144 )

(コメントへのかいつまんだ返信はこっち https://anond.hatelabo.jp/20241021145456 )


…と、見出しは引きの良さで付けてしまったが、我々が体験した体外受精(保険適用)、更に男性不妊という状況での妊娠出産について、教訓の多い体験だったので、経緯をちゃんと残しておきたいと思った。

本音としては「こんな面白い体験文字にして残しておくしかないだろ!」という面が強い。

特に不妊治療において男性側と女性側両方を体験した事例はそんなに多くないと思う。

結果としては、精子はいたし妊娠もできたし、先日無事出産したので、めちゃくちゃ不幸な話を期待した人がいたらごめん。

この経験を書き残すことで、体外受精高齢での不妊治療男性不妊現実的なところ、また費用面の不安を感じている人に、それらの不安を少しでも現実昇華できればいいなと願う。

不安は「よく分からない」が原因の面が大きいと思っているし、そしてたぶん「思っているよりは」費用はかからない

しろ、妻に関しては妊娠出産に関して出ていくお金と入ってくるお金トントンに近かったので、「最高の不妊治療を受けて実質無料子供を作った」と言ってもいいくらい。

何より、実際やってみて我々は夫婦ともに「不妊治療やるなら体外受精(特に顕微授精)一択」と感じている。

インターネット上には不妊治療高齢出産に対してネガティブ寄り(というか慎重論というか)の意見が多いように感じるので、たまにはポジティブ寄りな意見があってもいいんじゃないかな。

もちろん、若いうちに子供を作れたら理想ではあるけれど、40過ぎてチャレンジしたって罰が当たるようなものではないのだ。

本筋含め長いエントリだけど、興味のある人は付き合ってくれれば幸い。

ワードとしての伝わりやすからここまでは「体外受精」と書いたが、実際は顕微授精なので以下は「顕微授精」統一で書いていく

=====

■経緯

詳細は後述するが、夫婦(私は40、妻は41)で不妊治療を始め、最初から体外受精、それも顕微受精(精子卵子を別個に採取し、人工的に受精培養させる方法)を選択した。

顕微受精となると、一度の採卵で母体から何個も卵子を取り出す(別途採取した精子受精させ、ちゃんと分裂始まった卵子のみを冷凍ストックする)ので、排卵誘発剤の自宅注射を2日に1度くらいのペースですることになる。

Falloutみたいだ!」「今日もヤク入れるよ!」と二人で笑いながら自宅で注射をしていた。

(Falloutのスティムパックのように、針を腹に刺して薬剤を注入する方式なのだ)

採卵日間近になると、今度は貯まった卵子が出てこないよう、点鼻薬による排卵抑制剤の投与が始まる。

妻は前日22時以降禁食、当日朝は水しか飲めない。

一方私は朝一で精子採取し、医院へ。

妻は座薬(痛み止め)を入れ、施術着に着替え、採卵の待機を…といったところで、私に医院から呼び出しがかかる。

「もう一度精子採取させてくれ」

一抹の不安を感じつつ、再度提出。

しばらくの後、言い渡される「男性不妊」。

どうやら、精液の中に私の精子が一切出ていないらしい。

「少ない」とか「元気がない」なら年齢的に覚悟していたが、掛け値なしゼロとなるとショック度が違う。

医院先生が、ちょっと歯切れの悪い、バツが悪そうな言い方をしていたのが印象に残っている。

ということで、ここまで妻が色々頑張ってくれた経緯は全て無駄となり、その日の採卵は中止となる。

■「絶対妊娠できない」宣告はめちゃ堪える

先生曰く、「ウチではこれが一時的もの先天的もの判断ができない」と。

通っていたところの系列医院なら男性不妊対応できるというので、その日のうちに速攻で仮予約の連絡を入れた。

ただ、その日は土曜日

仮予約の返信が来て、診察日が決まるのが最短で月曜日

この2日間はなんだかすごく長かった気がする。

恥ずかしながら、今まで「自分精子が出ていない」ということを疑う機会・症状などなかったので、かなり頭が混乱した。

今までは、年齢とか仕事とかお互いのストレスとか、子供を作らない(作れない)原因は色々あると思っていたのが、不妊治療を始めて一気に100 : 0になってしまったのだ。

精子が出ないなら出ないでいい。

そもそも高齢だし、もう子供ができる可能性がゼロならば、それはそれで諦めがつくのだ。

ただ、何もかもハッキリしないのがひたすら怖い。

月曜に医院からの返信が来たときは、まだ何も始まっていないのにすごく安心した。

男性不妊の種類を調査

初診で訪れた産科医院は、当たり前だけど女性9割超の空間

学生時代(大学女子9割の学部だった)を思い出し、懐かしいと思うなどする。

先生は後述する「この医院らしい」先生で、現実的なことを淡々と包み隠さず話してくれ、安心感があった。

曰く、無精子症はいくつかあるらしい

1 : 主な一つは精子通り道が何らかの原因(性病や各種炎症の後遺症など)で詰まる機能不妊

2 : 主なもう一つは先天的睾丸機能が弱く、精子作成能力が低い遺伝的な不妊

3 : あとはストレスホルモン異常による一時的精子減少などなど

2~3週かけて何度か採精し、毎度精子ゼロだったため、3の可能性はほぼなくなった。

ということは、可能性は1か2。

併せて行ったエコー診断や採血染色体検査を見て、先生的には「データと診断の限りはどこを見ても健康体で、健康精子がいる可能性が高い」とのこと。

染色体に異常がないので、精子が採れた場合、障がい児が生まれ可能性も下がるらしい(結果を聞いて、思っていたより安心感強かったので、子を望む人は染色体検査やった方がいいと思う。

そして、この「おそらくいるであろう精子」を取り出すには、手術の必要がある。

まり、「睾丸を開いてみないと実際いるかどうか分からない(開いてから取り出す方法を決める)」ということだ。

ちなみに、症状が1なら高確率妊娠可能精子が採れ、2だったら30%とからしい。

人生初の手術が精子の取り出しになる

まさか人生初の手術が「精子を取り出す」になるとは思わなかった。

そして人生初の全身麻酔も同時に達成することになる。

前日は22時以降禁食、当日も朝から厳密な制限を経て、朝早くから通院。

手術台に寝かされ、麻酔科医の先生世間話をしたと思ったら、



次の瞬間に手術が終わっていた。

ビックリするくらいあっけない。

ソ連SF映画不思議惑星キン・ザ・ザ」を思い出した。

(分かる人だけ感覚を分かってほしい

健康精子が採れた

結果からすると、精子はいたし(前述の状態でいう1)、数値を見る限り年齢なりの衰えはあるっぽいが、先生曰く「健康精子いっぱい採れました」とのことなので、顕微受精に支障が出るようなものではないようだった。

精子ストックは「10回分」(「10匹」ではないらしい)。

これを冷凍してストックする(年額で維持費がかかる)。

もし使い切ったら、もう一度同じ手術をすることになる。

(ちなみに、冷凍精子原則として婚姻関係又は事実婚相手しか使えない)

手術はものの1時間で終了。

術前の待機時間と術後の様子見の時間の方が長く感じたくらい。

以降、不妊治療の主役は再度妻にバトンタッチすることになる。

ちなみに、切開したのは1~2cmほど。

いわゆる「金的を蹴られたような痛み」が、その後1週間は続いたことも記しておく。

結構痛くて寝るのに支障があった。

ともあれ精子ちゃんと採れた!

事前に「まあほぼほぼ大丈夫でしょう」と言われていたので、喜びや安堵はそこまで大きいものでもなかったが、「ハードルを1つ越えた」実感があった。

■余談1

術後、なんとなく興味本位で「精子を取り出す」以外の選択肢(例えば元のように精子が精液に混ざって出てくるようになる術とか)があるのか聞いてみた。

先生曰く「かつては詰まった精子の管をバイパスする手術があった」らしい。

ただ、術式的に「精子だけ取り出す」より難易度が高く、ニーズも低いため今は殆ど行われていないとのこと。

まあ、精子が再度出るようになって得するケースは確かに少なそうだと思った。

スペック

改めて我々のスペックは以下の感じ。

不妊治療開始時 : 私40歳, 妻41歳

結婚して数年、都内賃貸在住、一応車は持っている。

不妊治療保険適用は43歳(になる前日)までなのと、私の本厄を目の前にしての治療開始なのが、なかなかヘヴィなところ。

現代で似たような年齢・タイミング高齢出産考える人結構多いんじゃないか

前述のとおり精子は手術で取り出して凍結済。

そこからのざっくり経緯としては、

生理周期に合わせての採卵2回(男性不妊発覚で中止した回は除外)

・着床試行回数1回

妊娠成功、そのまま出産

最終的に採れた卵子が2回合わせて10個くらい(中止した初回を入れれば15くらい?

若い人は1回に20~30個採れる人もいるらしいので、ここはやはり年齢が出るところなのかもしれない。

その10個の中で、受精可能そうな卵子が4つほど。

さらに、受精させてちゃん細胞分裂が始まった卵子が2個。

ちなみに1回目の採卵で採った卵子は全滅(受精させても細胞分裂が始まらなかった。

単純計算妊娠に適した卵子が出る確率が40%、妊娠まで到達した卵子20%。

これを自然妊娠(タイミング法含む)でやろうとしたら更に確率が下がるのは想像に難くないので、この時点で既に、我々の年齢で自然妊娠は相当に難易度が高いというのが分かる。

そもそも、「卵子精子注射針で直接ぶち込む」という超・直接的な手法をもってしても妊娠に至らないケースがあるんだと驚いた(成功率は我々で50%

とはいえ、そんな状況でも通院開始から男性不妊治療を経て、妊娠判定まで半年ちょっとなので、我々は総合的に比較的運がいい方だったんだとは自覚している。

妊娠判定時で妻42歳、私は41歳になる直前。

保険適用期間の治療で、なんとか成功できた。

から考えると、

病院選び

最初から体外受精(顕微授精)一択

先進医療を惜しまない

あたりが妊娠成功率を上げるポイントなんだと思ったので、それぞれの感想とか以下に書いていく。

勿論だけど、顕微受精は採卵時の母体への負荷があるので、母体が許すなら、という条件は付くが、何度も書くけど我々は「それでも顕微授精が最も良い」と感じている。

また、後述するが「思っているよりは」お金はかからない(金額について知りたい人は飛ばしてほしい。

病院選びについて1

なんとなくぼんやり子供欲しいよね」くらいの気持ちで、不妊治療保険適用になったことだし、そろそろ…と思いつつ、不妊治療自体には少し二の足を踏む。

…と、これ自体は我々含めよくあるケースだと思うけれど、やってみて分かる二の足を踏むには事情がある。

そもそも病院をどこにすべきか分からない。

みんな実際ちょっとGoogleマップとかで「不妊治療」で調べてみてほしい。

我々の場合(都内在住)、一番近所の不妊治療クリニックが「魂のこもった~」とかなんかラーメン屋みたいなこと書いてあり、この時点で結構キツい。

それ以外も「不妊治療専門の鍼灸院」というよく分からないトコがあったり、口コミ医師への愚痴が延々書いてあったり、「子供」というある種神聖ものを取り扱うからか、とにかく情報ノイズが多い!しか口コミでみんな専門用語使うから、ふわっと興味で調べてみた勢は口コミ勢の知識マウントでだいぶ気持ちが挫かれる(それだけみんな真剣なんだとは理解するが。

そのうえ、病院ではよくあることだけど、どこも口コミ評価が1か5に完全に二分している。

特に不妊治療ともなれば、子供ができたら高評価になるだろうし、できなかったら低評価になるだろうことそれ自体は分かるが、手探りでこれら情報ノイズを潜り抜けて「ここにしよう」と思える場所を決められる人はそんなにいないんじゃないか

私の場合は、調べ始めた一発目が明らかに相性悪めな「魂のこもった」ラーメン医院だったので、だいぶ「これは大変だ…」と思ったのをよく覚えている。

病院選び2

そんな折、知人女性たまたまXで話してお茶することになり、話の流れで不妊治療話題になった(相手は顕微受精子供を産んでいる。

曰く、

最初にかかった医院は合わなかったので乗り換えた

お金はかかるが絶対に顕微受精がいい

・2つめの医院自分に合っていた

実際に転院をしている人の意見は心強い。

この知人はハッキリとデータで話す人を好むタイプなので、そんな人が「自分に合っている」と感じた医院なら、前述のラーメン医院みたいな要素が薄そうでいいな、と思い、後日妻と相談の上、同じ医院受診

名前は一応隠すが、場所都心オフィス街

なんだかすごいエレガントな門構えの高級感ある医院だった。

少し遠いので、私が毎回車で送迎することにした。

病院選び3

結果から言うと、我々が選択した医院目的への最短経路を選ぶ傾向があって良いと思った。

初診時の説明は、ふんわりとした要約ではあるが、

あなたたち、その年齢で顕微授精以外の選択肢があると思ってるの?」

的なことを、データと共にハッキリキッパリ説明してくれた。

当初、顕微受精大前提とした説明が始まったので、「我々は知識がない、他の方法はどんなのがあるのか?」と割り込んで質問したところで、↑の回答。

一応他の方法も形だけの説明はしてくれたが、提示されたデータからは、現実的に「顕微受精(保険適用)+随時先進医療」以外の選択肢がなさそうなのは明らかだった(結果として、それが一番二人のストレスが少なく、かつ費用的に安くなりそうだとも。

成功率の高い妊娠を最速且つ確実にさせる」「その際、女性キャリアを極力邪魔しない」ことを是としたような医院で、さすが都心オフィス街ど真ん中にある医院だと思う。

加えて、医院の「ウチは高いですよ」オーラによるのか、客層がいい(こういう書き方をすると角が立つとは承知しているが。

客側に理解力があるので、ギスギスもしていないし、医師相手咀嚼できることを前提にハッキリ説明してくれる。

年齢による態度の変化もないし、100%の確約もしないし、変な励ましも空約束もしない(確率の低いことは隠さず低いと言ってくれる。

あと、待ち時間が少なかった(これ重要

予約した時間に行ったら、30分以内には何がしかアクション(診察・採血等)が起こる。

「これが民度の高い医院…」等と思わずはいられない。

私見にはなるが、この医院は「魂」とか「寄り添う」とかやらなかった。

目の前の患者に対して「結果」への最短距離データ準拠提示する。

人によっては冷淡に映るかもしれないが、我々にとっては初診の時点で「もうここしかないな」と思わせるには十分な明快さだった。

結果として、初診時に顕微受精以外の選択肢を閉じてくれたことで、男性不妊の発覚も早かったとも言える。

体外受精費用について

ざっくりと妊娠成立までにかかった費用(窓口で支払った費用のみ、交通費など諸経費は入れない)については、

男性不妊治療 : 合計10万円ちょっと(実は男性不妊手術も保険適用)

顕微受精(採卵3回、着床1回) : 50万円くらい

これだけ見ると高いと感じるかもしれないが、ちょっと待って欲しい。

これはあくま国保・社保のみ適用した場合金額(自己負担3割+自費治療 + 先進医療)で、実際は様々な要因でここからお金が返ってくる。

まず、上記の内、妻の先進医療分約10万円が、東京都助成金で7割補填される(上限額あり。

また、我々のケースでは使えなかったが、東京都助成の上限額を超えた場合は、市区町村助成金が出るケースもある。

さらに、民間医療保険不妊治療(正確には先進医療+日帰り手術)をカバーしているものがあり、それを適用することで妻は30万円くらい保険金が入ったようだ。

よって、最終的な妻の負担分は10~15万円程度。

私の最終的な負担額は5~6万円程度(民間医療保険国保の上限制度で多少補填された。

「最新の医療を駆使して子供一人作るのに15万円」

男性不妊治療込みで20万円」

こう考えると、まあまあお金持ちでなくても払えなくはない額に収まっていると思う。

ただ、重ねて書くが、これは我々が比較的運がいい方だったからの金額だ。

もし受精卵のストックが切れるまで着床を試してダメだったら、また採卵→受精→着床のサイクルが始まり上記女性側の金額が単純に倍になる。

予期せぬトラブル流産が起きないとも限らないし、民間医療保険審査が通らないことだってあるだろう。

治療中の気持ちとしては、最終的に自己負担分50~100万円くらいまでは使う覚悟をしていたし、実際そのくらいの覚悟で臨むのが適正だと思う。

(続き→ https://anond.hatelabo.jp/20241017030144 )

先進医療医療保険ガンガン使った方がいい

少なくとも東京都

2024-10-13

仇を恩で報ずる

当方中年男性

もう良い歳だしリアルで話をする場もないので匿名日記に吐き出してみる。

吐露目的駄文です。

物心ついた頃から両親は仲が悪く毎日喧嘩→そのストレス子供(俺)に当たり散らす、という環境だった。

小学校低学年までは八つ当たりと気付かず自分が悪いと思って怒鳴られたり引っ叩かれる度に泣いて謝っていた。

両親とも世間からは真面目で良い人と見られていた。が、家庭内では真逆というアレ。

父は親父(俺の祖父)が家庭内暴力を振るっていて嫌だったか自分絶対にやらないと誓っていて母にも直接手を上げたことは多分無い。その代わり暴言がひどく超えてはいけないライン(母を罵倒する際にその血筋まで否定するとか)を簡単に超えてくるのである意味暴力以上だったと思う。

母はヒステリーがすごく、普段からドアをものすごい音で閉めたり粗暴さが目立った。すぐ激昂し、物を叩きつけたり皿を投げたり、俺は何かあるとすぐ引っ叩かれた。暴力は手っ取り早く子供を黙らせることができる上に自分ストレスも解消できるということに気付いてしまったんだろうね。癖になってたと思う。母は口も悪くて本当に性格が悪いなと子供ながらに思っていたが、今にして思えば何かの病気だったんだと思う。ノイローゼというか。感情を抑えられなくなるやつ。

小3の頃、友達の家でその家族とお昼ごはんを食べた。

友達食事中にふざけたとき自分は反射的にビクっとなった。友達の親がブチギレると思ったから。

しかしコラっと注意されるだけでさして怒られず、お父さん・お母さん・妹さんも皆笑顔食卓を囲んでいるのを目の当たりにして衝撃を受けた。

うちだったら許されない。食事中に会話自体NGだ。「今日こんなことがあって〜」なんて話をすれば父から「うるせえ!」と怒鳴られるか母から無言で睨まれるかの二択。子供は黙って食え、親に感謝しろ、これがルール食卓光景と言えば父が聞く野球中継ラジオの音、それに対する父の罵声、それを見下すような目で横目に見る母。緊張感の中でコメを噛んでると砂みたいな味がするんだよな。味がしないというのかな。また食事中に水を飲むことも禁止されていがのが地味にきつかった。禁止する理由は「料理を水で流し込むのは作った人(母)に失礼だから」(母談)。意味がわからねえ。どんだけ性悪説なのか。

そんなわけで友人宅の食卓の明るい感じに驚き、同時に自分の家に疑問が生じ始めた。

後日その友達がうちに遊びにきた。

親共働きで不在だったので子供のみ。二人で座ってゲームをしていたが、そこに母が帰ってきた。

友達が若干緊張気味にお邪魔してますと言った側を「どけ!!」と罵声を浴びせて通り過ぎる母。

いきなり怒鳴られた友達顔面蒼白に。

申し訳なさと恥ずかしさで居てもたってもいられず外にいこうと言う俺。

その後もその友達とは親交が続いたが二度と俺の家にくることはなかった。

この件から俺は母に反抗しはじめた。おかしいと思ったらおかしいと言ったし、いつも食らってたビンタも落ち着いて見れば避けられることに気付き躱すようになった。ビンタを食らったときの頬骨の振動音とか目の前がブラックアウトする感じに耐えていたのがアホらしい。自分が悪いと思ってたからね。最初から避けてればよかった。

俺が生意気になったということで母の怒りゲージは数段上がって毎日さらに不機嫌に。

そして母があることないこと父に吹き込みそれを信じた父は問答無用で俺に「出ていけ!」ばかり言うように。それを無視していたら友達の親を悪く言い始め俺がブチ切れ。

そんな毎日の中、近所の人が通報したのか警官が来たこともあった。母がブチ切れて俺を警官自転車に無理やり乗せて「捕まえてもらう!!」とギャオった結果、警官のお兄さんがドン引き。あのひきつった顔は忘れられない。以降警官はこなくなった。

毎日これではさすがに身がもたない。

家庭の中で生きる術として、感情を無にすることに行き着いた。

怒鳴られても詰られても怒りで返さないし凹みもしない。とにかく反応しないこと。空気になること。

これがいちばんエネルギーを食わずに日々を過ごせる。

でも心の奥底に毒は溜まっていたんだろうね。

学校いじめっ子に標的にされ小突かれ始めたとき、毒の放出でとんでもないキレ方をしてその子ドン引きさせたりした。

日々蓄積した怒りを一瞬で解放するとすごい。向こうは子供のおふざけだがこっちは殺し合いスタート覚悟から。対・大人用の怒りだからしかしこの件が教師問題視され、親子面談→母が俺の悪口をあることないこと言う→教師「お前を叩き直す(使命感)」となり、俺の言うことは担任教師に信用されなくなった。いじめっ子調子に乗ってくるし中々しんどかったが、給食が食えるからいか...と開き直った。

中学生になり一転勉強するようになった。勉強は覚えたこと・考えたことを平等評価されるのが良かった。合ってるか間違ってるかが焦点で「お前の◯◯が気に入らないから減点」「今日は気分が良く無いかバツ」とかないのが良い。

から中学を出たら働け、調子に乗るな、自分で稼げとよく言われていた。

正直家を出たかったが何とか大学まで行った方がその後の人生プラスだと思った。

奨学金存在を知らなかったので親に金を出してもらうしか無いと思っていた。

しかしこれまでの経験上なにかをお願いすると調子にのるなと拒否られる。

そこで閃いたのが「普通の家はみんな子供高校に行っている」と言うことだった。

両親は世間体を何より気にするので普通という言葉に弱いことを知っていた。

それを利用するのは下衆、そしてさすがに小賢しいよな...と思ったがこれは両親にめちゃくちゃ効いた。

以降いっさい中学出たら働けを言われなくなった。

それから多少賢いとこに進学し社会に出て一人暮らしをはじめた。

周りは「親のありがたみがわかった」と言っていた。

俺は「一人のありがたみがわかった」と思った。

いきなり怒鳴られたり威嚇されることもない。自分のことを自分でやるだけで生活が成り立つ。こんな楽なことある

両親には産んでもらったこと、経済的な面で支えてもらったことを感謝している。

両親の不仲、子供への当たり方も悪気ではなく、そうしたくないのにそうなってしまっていたのかもしれない。

でもあの子時代はもう二度とやりたくないよ。大人自分でもメンタルがもたないと思う。

仕事で同僚の子時代を聞くと皆温かい時代を過ごしているんだよね。

それに何の疑いも持っていない。

から当然自分も家庭を持ちたいと言う。

俺も結婚はして普通人ぽく振る舞ってるけど心の奥底に毒が残ってるのを感じる。

ふとしたときに父のような度を越した暴言を吐きそうになったり、母のような感情のタガが壊れた言動に走りそうになって意識的に抑えてる。結構強烈な衝動。これをどう昇華させるか。

ネット自分と同じような経験をしている人は親への恨みつらみにかられ、介護の段階でやりかえしてやるなんて意見が少なくなかった。自分もその気持ちはとてもよくわかる。が子供時代に"子供"をやれなかったこと、他人を信用できなくなったこと、寂しいという感情がなくなったこと(これは利点もある)...それって親のせいも結構割合あるだろう?と言ってやりたいのだけど、俺は恩で反すことにした。

両親が憧れていたであろう、でも手が届かずぶつくさ言っていたものプレゼントした。

とても驚かれた。

両親の態度は一変した。

それからお互いに感謝のやりとりをするようになった。

子供の頃、毎日いるだけで苦痛だった実家。毎朝親の顔を見るだけで心臓がキュッとなった。自分が家にいて親が帰ってくるときドアの鍵音でビクっとなる感じ。

あれらが嘘のように過去になった。

正直心の毒はまだ残ってはいるが、恨みつらみのやり返しを選ばなくて本当に良かったと思う。

2024-10-03

anond:20241002123447

すべての行どころか全ての単語突っ込みどころしかないトンチンカンコメントですね

そもそも文章をキチンと読んでないよね?

斜め読み安易他人を蔑む自身幼児性を省みてはどうかと。

 

では解説

 

・いい歳して

愚痴

一般化して

自己肯定図るのやめな?

【いい歳して】

増田に年齢は書いてない。勝手な推測だよね。それはいいとして、

いい歳したら愚痴を放ってはイカンの?

なんで?

不平不満を押し殺しポジティブ思考や行動に昇華すべき

このような社会通念は存じているが

匿名日記愚痴で発散しパブリック場所では愚痴を糊塗するのも一つの手法ではないか

嫌なら読まなきゃいい、コメントなどせず黙殺すりゃいい。

 

いい歳して、のワードには上から目線も感じる

「いい歳してネットマウント取って自己満足図るのやめな?」

 

愚痴を】

上述とかぶるが、ネット愚痴を放っちゃイカンの?なんで?

そもそも元増田愚痴解釈するのがわからん

元増田

あなたの子供が私みたいな大人になりませんように。」

と締めており、知見の共有を試みているに過ぎない。

文章全体を読んでもそのようにしか俺は解釈できない。

今更話しても無駄過去の不平不満恨みつらみを羅列しているいわゆる愚痴には俺には読めないのだが。

仮に元増田愚痴だと認定したとしてもだ、匿名日記愚痴を書いてなにがイカンのだ?

キミがトンチンカンコメントする自由もある、同様にくだらない愚痴だろうが書き散らす自由もある。

しかしながら元増田には転勤族の子供は精神を病む可能性がある、という知見共有の意義が認められるのに対して、キミのコメントにはなんら価値を感じない、それこそ無駄ネットノイズ

 

一般化して】

一般化の意味辞書で調べましたか

アナタ恐らく誤用してます

端的に言えば元増田一般化などしていない。

どこをどう解釈し「一般化」と指摘したのだ?

 

仮に、誤用ではなく文字通り一般であると強弁するならそれもよかろうが、

一般化してなにがイカンのだ?

元増田体験事例から因果を導き出し、それが他者にも適用される可能性があることを言及しているにすぎない。

世間に知見を広める事はイカン事なのか?

なんで?

 

演繹的か帰納的か

社会の発展は、社会を観察し欠陥を見つけ次の社会モデル模索する、この繰り返しなわけだが

まり演繹帰納を交互に繰り返すしかない。

 

転勤族の子供が精神病みやすい」これは現状では一般論とは言えない、社会的な合意は無かろう。

しかし、その可能性を指摘し議論するのは無駄ではない。

マクロ統計を取り、転勤族の子供の幸福度所得犯罪率、生存率を長期追跡してみるのも面白いだろう。

そこで有意差が出て、社会的に看過できないほどの差があるのか、あるいはまったく差がないのか。

差があるとしたらどこまでケアすべきか、社会的にどう対応するかの議論になる。

そのきっかけは最初は小さな幾つかの事例から帰納的に仮説を構築していくしかない。

 

演繹的な結論のみ取り扱うなら社会は変わらない。

 

保育園落ちた日本死ね!!!」が国会で取り上げられ待機児童問題が劇的に改善されたことも追記しておく、キミに言わせりゃアレも無駄愚痴なのだろうが。

 

自己肯定図るのやめな?】

これまたワカラン

どこをどう読んで元増田自己肯定を図ったと解釈したのか。

私はゲームイラスト制作など立派なオタク方面に進み、それで今一応ご飯を食べています

(中略)

インターネットの中が故郷だと言うと気持ち悪いと思われるかもしれませんが、そうやって安定を得た人間がここにいます

ここあたりか?

これを?w

自己肯定?w

 

いや、うん、まぁ、そう言われればそうかもしれんが

で、なにかイカンの?

なにか問題

あれか?ネットにおいてポジティブ自己肯定発言他者にとって不快、みたいな?w

ネガティブ愚痴ダメ

ポジティブ自己表現ダメ

そういうこと?

なにも書くなと?

事実の羅列のみ許されるみたいな?

 

でもキミのような他者を蔑むワンセンテンスコメントは許される

みたいな?

むちゃくちゃだなw

 

一行で論理破綻とかすげぇよ

2024-09-28

さユりの死因を公表してほしい

この内容がひとつ当事者の声として、実際に関係者に届いてほしいのか、

それとも自分の心情を吐き出す場所がほしいだけなのかはわからないが、

書かないと、どうにかなってしまいそうなので書く。

彼女訃報を知ってから半日経つが、率直に言ってかなり精神的にまいってしまっている。

普段物事に対して必要以上に感傷的になったり、映画などを見ても大泣きしたりはしないタイプ人間なのだけれど、

このあまりにも唐突で受け入れがたいニュースに触れてからというものの、

仕事大学の授業が終わり一人になると、納得できない気持ち言葉がどんどん頭の中をめぐって、

よくわからない感情で涙が出そうになるし、

私生活特別な不満もなく、心身ともに健康に日々を過ごしていた自分でさえこうなるのだから

希死念慮を抱えて生きるような人々にとって、著名人自殺報道がどれだけ影響を持ちうるだろうか、ということも考えてしまう。

自分彼女に心酔する大ファンだったかと言うと、多分そうではない。

ただ、家で一人作業している時に流すiTunesプレイリストの数%は彼女の曲であり、

人生彼女の曲を聞いた時間を一つにつなげると、大抵の友人や家族と過ごした時間よりよっぽど長いのではないと思う。

彼女楽曲は、巷で「生きづらさ」として語られるような感情ベースにしたものが多くて、

それが彼女の内なる思いの発露なのか、商業作家としての生存戦略であったのかはわからない。

もうとうに中年差し掛かった自分にとって、

彼女に対しての感情は同年代ならきっと抱くのだろう「共感」とはすこし違っていて、

突出した作家性で、歌声で、演奏で、唯一無二の音楽を聞かせてくれる存在だった。

彼女の曲の中で、自分が最も強く印象に残っているのは

記憶にすがるように罰が下るのを待っていたように

僕が僕自身をこの部屋に閉じ込めていた

((「来世で会おう」作詞作曲 さユり))

という歌詞だ。鬱屈して閉じこもる心を「罰が下るのを待つ」と表現する感性

彼女にとって自分内面とは、けして外界とのつながりを断つための境界手段ではなく、

それはまるで彼女の内側に広がる「世界」であり、それを統べる神様とさえ繋がる場所だとでもいうような、

強烈な自意識のあり様、彼女作家性の一端に触れた時は、まさに殴られたような気分だった。

そこからひたすら彼女楽曲を聴き漁って以来、

自分プレイリストの中には、自分が今まで出会ってきたアーティスト達と並んで、高確率彼女が入るようになった。

(この曲を含め、彼女歌詞には「君」や「あなた」という表現がよく出てくるが、

 彼女にとってはそれもまた客体化された、向き合うべき自分自身であり「神様であるように思えてならない)

一度だけライブにも行った。

コロナ禍の中、東京名古屋まで遠征して、人もまばらな新栄町ライブホール彼女を見た。

落ち着いた会場の中で見た彼女の印象は、楽曲の持つ強烈な存在感とは裏腹に、

どこか年相応で、満員の観客と向き合うには何とも頼りなく見えた。

路上ライブ時代楽曲なども含めた弾き語り中心の穏やかなセットリストと、

苛烈さを秘めた内容に対して、いつでも「聞いて下さい」から始まるあまりにも低姿勢で飾らないMC

大満足と言うよりは、次もまた見に行こう、というような気持ちになったのを覚えている。

まりリアルタイムアーティストの動向を追うこともないタイプなので、

彼女結婚病気活動休止といった直近のニュースはまったく知らなかった。

ただ、毎日の在宅デスクワーク、その時の気分で音楽を延々と流す日々のワンシーンに彼女がいる、

そんな生活の中で突然彼女訃報を聞くことになった。

好きなアーティストの死に触れることは初めてではない。

1970年代洋楽もよく聞くので、ルー・リードデビット・ボウイが死んだ時もショックだった。

ただ、、寂しくはあってもどこかで覚悟していた大御所の死とは違い、

彼女の死に直面して、色々な感情が駆け巡って、最終的にたどり着いたのは「納得がいかない」という思いだった。

音楽歴史の中で、若くして死ぬ事によって、伝説的に昇華されてしまったようなアーティストはたくさんいるが、

もはやそんな時代ではないと思う。

生み出された作品とその作者の人生生活は切り離して考えられるべきであって、

劇的な死に方をすることで、楽曲意味が何らかの方向性を持って印象的に底上げされる、

なんて事は受け入れてはいけないと理性では思っている。

ただ、彼女楽曲がまとう空気価値観は、

自死」という究極の自己決定と紐づけた時に、そのありかたが容易く変質してしまう類のものだと個人的には思う。

内側に閉じられた世界自意識の中で、

彼女自身感性で研ぎ澄まされた強さと繊細さ、息苦しさがたどり着いた結果が「それ」だとしたら。

到底受け入れられない。結びつけてはいけない。

彼女がどんな人生を辿ったとしても、彼女楽曲に込めた表現意味は変わらないはずで、

自分にとって、これから先も、生活の一部として聞き続けるであろうたくさんの音楽の一つとして、

年月が移り変わっても、変わらないものとしてありつづけてほしい。

彼女言葉歌声音楽で生み出した、暗くもあたたか世界は、私自身の居場所でもありました。

彼女が、向き合うだけで精一杯だといった現実との対峙の中で、

自分だけの、二人だけの、生まれながらに全てが正しくて、善であるのだと強く歌ったはずの世界を、

彼女自身が、自ら”指パッチン”で終わらせる対象として塗りつぶしてしまったのではないか

彼女が歌の中で生み出して、繰り返したモチーフひとつひとつが、

彼女が選んでしまたかもしれない現実の結末と、それを知った自分自身類推に過ぎないイメージで上書きされてしまう事があまりも怖くて、

自分はいま、彼女の死を知ってからまだ一度も彼女楽曲を聞くことが出来ずにいます

ここまで来てやっと本題です。

今回の「死因非公表」というご遺族の意向による報道内容によって、自分は落とし所を見つけられずにいる。

まず大前提として、著名人の死に当たっては、今回コメントを出した彼女パートナーを初め、最も近しい人達が、

彼女の死という重大な出来事に対して向き合い、たとえ時間がかかっても心の折り合いをつけていく、

そのための時間絶対必要で、「ファンお気持ち」なんて物とは比べるまでもなく優先すべきで、

ニュースやその視聴者が、それが興味本位であっても切実な悲しみであっても、

彼女の死の原因のあれこれを詮索して、彼らに必要時間を踏みにじるような事はあってはならないと思う。

その意味において、詳細な死因を公表しない、と決めたご遺族の判断第一尊重したい。

ただ、それと同時に、自分を初めとして、彼女楽曲日常的に触れてきたファンも、

突然の訃報のショックと抑うつ、行き場のない感情彼女楽曲を以前と同じように聞けなくなった辛さを抱えています

その中で、彼女の死がはたして「自殺」なのか「病死事故死」だったのかを知ることは、

彼女の死を受け入れるにあたって大きな意味を持ちます

いや、大きな意味など本当はないのかもしれない。

あるのは、彼女の死が、病死事故死といった本人の意志によらないものであってほしいという祈り

でもおそらく報道コメントが暗に示すように、もし彼女が死を選んだという事が真に明らかになったとしたら、

自分の中で、彼女楽曲に対する「受け入れがたい変化」がより決定的な物になってしまうだけなのかもしれない。

ただ、海や山で誰かが遭難して数ヶ月が経ち、たとえ見つかるのが遺体だとわかっていても、

その家族が捜索活動をつづけてしまうように、

長い人生の中で避けられない大切な人の喪失を受け入れるにあたって、

その理由や結果を知ることは、たとえ残酷結論だとわかっていても、必要過程なのではないでしょうか。

見返すと何やらと淡々理屈を述べてしまいましたが、

今まさに現在進行系で心の行き場と日々の平穏を失ってしまった自分にとっては、

彼女の死因を知ることが、とても切実な問題であるように思えてならないのです。

自殺報道が最大限の配慮を持ってなされるべきだ、ということももちろん承知しています

その一方で、ペットロスといった身近な死を乗り越えるためのサポートなども社会課題として捉えられる時代においては、

一定社会的支持を持つアーティストの死に対して、ファン重要事実を知ることも、

私達が「大切な存在の死」という逃れられぬ現実を乗り越えるためには必要手続きなのではないかという事を、

いままさに行き場のない思いを抱える当事者として切実に感じています

自分は、彼女の死を知って以来、まだ彼女の曲を一度も聞くことが出来ていません。

乗り越えるのには時間必要かもしれませんが、

いつかまた彼女の曲たちを、これまで同様に、そして私の生活を彩る他の数多のアーティストとも同様に、

自分人生にとってかけがえのない存在として共に過ごしていく日々がまたいつか来ることを切に願っています

長くなってしまいましたが、

私は、以上の理由からご遺族の方の精神的な負担にならないタイミングであることを前提として、

さユりさんの死因公表を望みます

2024-09-27

「お育ちのいい」推しがつらい

推しは、お育ちがいい。

自分推しは今をときめくアイドルグループメンバーであるメンバーの1人だけが好きなのではなく、全員のことが大好きのいわゆる箱推しだ。アイドルとしての魅力はもちろん多分にあり、簡単には語り尽くせないほど彼らのことが大好きなのだが、その辺のオタク語りは割愛する。

このグループの大きな売りの一つに「メンバー全員家族仲が良く、お育ちがいい」という要素がある。

それ自体はとてもよいことだ。当たり前に。自分自身、彼らの両親に健全に愛されて培ってきた人間としてのあたたかなふるまいを好ましく思うし、両親とのほっこりエピソードを微笑ましく思っている。愛されて育った人間というのは、とかく愛される要素が多く愛おしい。

ただ、「お育ちがいい」という言葉が持つ攻撃性に気付かないでいられる彼らにとって、自分のような人間ファンとして適さないかそもそも見えてもないのだろうな…と感じる瞬間が多いのだ。繊細や〇ざかよって?分かる。だからそんな繊細お気持ち仕草を公にしてしまわないよう、今回は殴り書きをして供養しようと思う。

まず、このグループメンバーの半数がいわゆるお金持ちの生まれだ。小金持ちや成金等ではない。本当に純粋培養お金持ちの家で育った、心清らかで豊かなおぼっちゃまである。それもネットによく落ちてる適当身辺調査記事が出典ではなく、しっかりと本人出典のお墨付きだ。具体的には書けないが、あっけらかんと出てくるエピソード一般人にはなんだそのエピソード!?(笑)本物の金持ちってすげえや……となるようなものが多く、それは非常に面白いので書けないのがもったいないくらいである。

特に親との仲が非常に良く、成人後も実家暮らし家事の一切ができないままなメンバーもいる。それ自体は、まあ結婚相手交際相手なら是非を問えるかもしれないが、別に両親との仲が良好で双方同意の上なら完全に本人の自由だし、むしろアイドルとしてはおいしいキャラ付け安心要素があって個人的には良いと思う。

なんなら自分もそこを可愛いとさえ感じているし、自分好きな人が恵まれ環境にいて幸せに生きられるのは素晴らしいことだと思う。それはちょっと気持ちいか。まあオタク推しへの感情なんてそんなもんだろう

しかし、だ。良くも悪くも純粋培養おぼっちゃまな彼らは、悪意無く次の言葉を発する。

「俺たち(グループ名)はみんなお育ちがいいからね」

「おまえその行動はお育ちが悪いぞw」

なんなら、ファンも口にする。特にお母さん世代ファン

「(グループ名)は本当にみんないい子で、人柄からお育ちのよさがわかる!」

「みんな親と仲が良くてお育ちがいい子たちだから、このグループは素敵!」

…悪意の無い言葉攻撃性、すごい。悪意が無い・誰かを傷つけてやろうという意思が無い分、それがアイドルや大多数のファン側…つまりマジョリティ側の本音なんだなと、ドストレートに心臓に突き刺さる。人柄からお育ちが分かる、お育ちがいいから素敵、か。

いや、何も間違ってない。環境は悪いよりいいに越したことはない。実際「お育ちのいい」人はいい人が多い。余裕があるから、人にやさしい。豊かだから、人へ分け与える慈しみを持っている。けど、お育ちの良さを褒めるとき、反対に「お育ちが悪い」という言葉で人を貶すとき、そしてそれを笑うとき自分が何を踏んで何と比較して下げることになっているかには、メンバーも大多数のファン無自覚でいられるんだな…という虚しさが、ただあるだけで。

自分語りを挟んでしまうが、ここまでのお育ち関連の発言に対する拒絶反応からお察しの通り、自分は「お育ちが悪い」に分類される人間だ。

詳しく語ると身バレしそうなのでだいぶざっくりとワードを連ねるが「面前DV」「経済虐待」「ヤングケアラー」「アル中」「離婚」…あんまり書いても不幸の詰め合わせマウントにとられそうでやめるが、まあだいぶ不健全環境で育ったとだけ伝わってほしい。だから彼らに対して妬み嫉み、羨ましさが一切無いとは言えない。でもそれが至極勝手感情であることもちゃんと分かってる。

からそんなことは、表立って口にしない。別に彼らの家庭環境の良さは彼ら自身努力の成果じゃないじゃん、なのになんで「お育ちが悪い」ことを「お育ちのいい」側がそうやってバカにして嗤うんだ。…とかいう繊細仕草お気持ちは、胸に閉まっている。だのに、「お育ちのいい」彼らは自覚も悪意も無く、そんな胸の内のやわらかいところをこじ開けてくるのだ。それが、つらい。

メンバーの1人は、インタビューなどで自分発言が取り沙汰されるとき、決まってこのようなことを言う。

環境のせいでやりたいことに挑戦できないなんてことはない、環境関係ない。自分は恵まれ環境じゃなかったが、努力して夢に近付いた」

まりにも綺麗でまばゆい言葉だと思う。そのメンバー努力はもちろん凄まじく、口先だけの人間じゃないことは1オタクとしてよく分かっているから。

ただ、環境関係ない、なんてひどく残酷なことを言い切って発信してしまえるんだな…、と自分のような繊細ヤローは悲しくなるのだ。

ここで彼の言う「恵まれ環境じゃなかった」はなにも家庭環境の話ではない。とある事情のある地方に生まれた、という話なのだ(そうは言っても都会へのアクセスぶっちゃけ悪くない)

また、彼は留学へ行ったことがあり、大学にも通い、しかアルバイト経験は無いと本人の口から語られている。…それは恵まれ環境ではないのか!?と、自分は正直思ってしまう。

人には人の~…などと言うが、さすがにそれを自分は恵まれなかったが努力した!だから環境関係ない!と言い切る材料に使うのは、あまりにも軽率なんじゃないか…?いや、大いに関係あるよ、環境。なんなら上京して上手くいった、あのまま地元にいたら無理だったかもと同じ口で言っていて、いやじゃあやっぱ環境関係あるじゃんかよ(笑)と少し意地悪なことも思った。

別に今や家を出られない事情があるとか、虐待ヤングケアラーだとか、そういうのはレア中のレアケースでもなんでもないよくニュースでも聞く話じゃないか。もちろん彼だってファンに発信していない部分で苦労したことはあるだろう。だとしても、環境関係ないというのは、やはり成功者バイアスのかかった暴論だろう。少なくとも、アイドル不特定多数を励ますときに使う言葉じゃないんじゃないか

そんな家庭環境ことなんて想定していないのだからしょうがないだろう、揚げ足を取るな。ってかいつまでも環境言い訳するな。もしかしたらそう思うかもしれないが、環境なんて関係ないと言い切るならそこは想定してくれよと思う。

第一言い訳ってなんだ。何を言い訳したって周囲は自分の状況を変えてくれないっていうのは「お育ちが悪い」人はよく分かってる。自分もごくごく普通社会人として社会に溶け込めるよう、努力した。「お育ちのいい」人が夢を叶える努力と、そう変わらないであろう努力社会普通に生きるためにするのが「お育ちが悪い」人でも大半だろう。

スタートラインがあまりにも後ろに後ろに設置されていて、夢なんて見ていられなかった。でもそれは環境が悪かったから仕方ないよね、となんとか飲み込もうとしているところを、何周もリードしている側が環境なんて関係ないという言葉背中を殴るようなマネするなよ。そう思ってしまう。それも、推しからすれば言い訳の内なのだろうか。

私は彼らと同年代で、もう親元からは逃れているからまだグッと堪えられる。しかし、まだ幼く、親元から逃げられずに毎日虐待を受けていた環境でこの言葉推しから投げられたら…と想像すると、背筋に冷たいものが走るのだ。実際、現在進行形でそういう状態にいるファンが0なわけはない。表立っては言わないが、鍵垢で実は…と語る人を何人も目にした。

実は家庭環境がすごく悪かったから、彼らが悪意無く「お育ちがいい・悪い」をギャグにするのがキツいとか、「環境関係ない」と言ってるとき自分のようなファンは輪の内に入れていないんだと感じる、とか。推しから努力不足の烙印を押されているようだ、と。

でも、自分を含めその誰もが表ではそんなことを言わない。言っても遠回しに、かつ推し名前は出さない。なぜなら彼らはエゴサをよくするし、おすすめファン投稿がよく流れてくると言うから配慮している。わきまえているのだ。あとこういう意見言論統制したがるファン特にお母さん世代から空リプで遠回しにdisられるしね。いや陰湿~。まあ人間がたくさんいれば陰湿な人もその分いる。ここに殴り書きしてる自分もたいがい陰湿なヤツだと思うし。

話は逸れたが、表立って言わないのは別に彼らにお育ちがいいことを隠してほしいわけでも、罪のように思ってほしいわけでもないからだ。ただ、私たちはそのとき推しにいないものとして扱われることを受け入れるしかない。

しかし、私は一度だけ、彼らの発言に対してお問い合わせをしたことがある。発言に対してお問い合わせなんて厄介オタクのすること…と思って耐えてきた私も、さすがに我慢ならなかった。それは、彼らが肌の色に対してネガティブ発言をして笑いにしたときだった。

肌が黒いメンバー(と言っても、スポーツをしている人の日焼け程度の褐色肌)が自虐を頻繁にしたり、自分や他メンバーの肌の黒さをいじる流れを作ろうとするのだ。

「おまえ肌黒すぎw」とか「(黒い服で暗いとこだと)髪の毛だけ浮いてたよw」とか「(黒い服が似合うという発言に)あー色黒をごまかせるから?w」とか。

一部のファンも一緒になって肌黒いwwwといじり倒して、メンバーが「肌黒いって言うな!w」という流れができている。

いやこのご時世に?ハイハイ嘘乙。と思ってくれる人もいるだろうが、本当である。私も嘘や誇張だと思いたい。このご時世にこんな大胆かつ雑な肌の色いじり、いくらなんでも嘘すぎる。

あんまそういうこと言うなってw触れづらいわwというメンバー半笑いツッコミも、なにわろてんねんと率直に思う。このノリを1回や2回じゃなくしつこいくらいにやっているんだから、さすがにヒヤヒヤしてお問い合わせの1つや2つもするだろう。

当然、なにも彼らが差別から言ってるわけではないのは分かってる。むしろ、親や周囲から肌の色をいじられたコンプレックスで言っているのだろうな…というのは彼らのコンテンツをよく見ていれば察せられることだ。

しかしこんな発言が令和に、仮にも名の知れた事務所所属アイドルから出てきて、その上周りの大人が誰も諫めることなく世の中へと放出されるのか…と驚いた。

ライブ配信なら止められなくて笑いに昇華するのは百歩譲って仕方ないにしても、FCで載せる動画編集いくらでもカットできただろ。本人もスタッフコンプラ研修とかしてないのかよ、しろよ。しててこのザマならそれは事務所濡れ衣着せてごめん。

でもたぶん、してないね。してたらこんな、拡散されようによってはあっという間に【差別主義者】とバッシングを受け炎上する可能性のある発言を見逃すはずがない。そう思うのは希望的観測なのだろうか。

実際、私も彼らがそのような捉えられ方をして道が閉ざされてしまうのは怖かったから、お問い合わせという形を取った。ヒヨったのだ。炎上しても自分責任が取れない、と。

ウケるwwwとか今日いちだんと肌黒すぎwwwなんて笑ってる一部のファンを尻目に、さすがにこれはよくないからお問い合わせした…という表明もちらほらと見かけたが、結果は特に何も変わらなかった。なんでや。

口うるせーなと思ったのか、それともお問い合わせにはまったく目を通してなくてたまたまなのか。どちらにせよ、彼らにそういう声は届かないんだなと感じた。

しかし、だ。「お育ちがいい」と周囲も本人もおっしゃるなら、肌の色を揶揄する文脈を使うのはいかがなものかと気付いてくれよ。それとも、そんなマイノリティ問題には無自覚でいることこそが世間の言う「お育ちがいい」なのだろうか。

冗談も通じない口やかましマイノリティなんか相手にする必要ない、もしくはそもそもそんなことに問題意識など持ったことがない、というのが大多数の人間なんだろうか。

そして私も正直、お育ちが悪かった分人の痛みの分かる優しい人間…なんてなんの益にもならない称号を貰うよりも、無自覚でいられる大多数の側へ行きたかったのだろうと思う。

率直に、うらやましいのだ。「お育ちがいい」のも「お育ちが悪い」ことやマイノリティを踏みつけることを笑える側でいられるのも。でも現実的にそうはなれないから、つらいのだ。

別に肌の色を揶揄うくらいいいじゃないか現実差別とは関係ないじゃないか、いちいち過敏なんだよ。そう思われるのだろうが、そんなことはない。現に、ファンコメントやXで書き込んでいるじゃないか。肌が黒いこと=面白いことという価値観を発信してしまっているじゃないか

平成テレビではまだまだコンプラ意識なんてものは無く、このような価値観を大っぴらに放送していたが、それによる価値観刷り込みはすごい。肌が黒い人…なかでも特に海外ルーツを持つ肌の黒い人がそういう世論の中、学校で、社会で、どのような扱われ方をしたか

ルーツを持たなくてもいじられた経験があるなら、少しは想像力を働かせてほしかった。「お育ちがいい」なら。

自分たちのファンにも海外ルーツの人がいることを、知らないわけではないのに。ていうか君ら、海外進出意識してたじゃん。なら一層分かってなきゃだめだろ。

それはいけなかったのだと是正されているのが今なのに、よりによって周回遅れを行かないでくれよ。自分好きな人が誰かを踏みつける価値観を発信する側にならないでほしい。最悪自己保身のためでもいいから「お育ちがいい」ふるまいをしてほしいのだ。

…こうやって「お育ちのいい」人に期待してしま自分が、つらい。「お育ちがいい」ならこれくらい考えてくれよ、これくらい想像力を働かせてくれよとキリキリして、誰よりもお育ちの良し悪しにこだわって押し付けしまうのが、つらい。

彼らも人間から間違えることはある。でも、その間違いが致命的に誰かを踏んでる場合、それをなあなあにすること以外オタクには求められていないのが、つらい。ごちゃごちゃ言うならとっとと降りろよと思われるのが、つらい。

世間が「お育ちがいい」と彼らを褒めるときマイノリティを踏む発言もまるっと込みで受容されているようで、つらい。「お育ちが悪い」を笑える推しが、つらい。それでも彼らのことをだいすきな自分に酔ってるだけのようで、つらい。

こんなことをつらつらと書きながら、結局彼らには成功してほしいから表立って問題にしようとはしない、姿勢の一貫していない自分が、つらい。

「お育ちのいい」人を推している「お育ちの悪い」自分が、つらい。






(間違えて削除してしまったので再投稿。連投のようになってしまってすみません)

2024-09-25

anond:20240923115716

三谷幸喜は「自分家族が勤務先の人と接してる時、いつもと違うふるまいをして別人のように感じる時がある、それを映画にした」と言ってたけどおかしみまで昇華しきれなかった感じ?

2024-09-23

anond:20240923134617

怒りのもともとの原因(悲しいだとか、不安だとか)を自身言語化できないので、怒りに昇華されてしまう。

怒っている理由を紐解いて上げると落ち着くよ。もしくは、アンガーマネジメントには、5秒(だっけ)怒りをこらえると冷静に戻るとあるので、訓練してもらおう。

冷静になると原因の分析自身でできるようになる。

2024-09-17

風俗なめるなよ

風俗ってのはな、おいそれと素人が足を踏み入れていい場所じゃねぇんだよ。

童貞だろうがなんだろうが、そこでいい目に合うかどうかに必要なのは、たゆまない努力研究と真偽を見抜く眼力なんだよ。

歌舞伎町だの池袋で、酔った勢いキャッチに捕まっていい思いが出来るわけがないんだよ。

まず必要なのは自分自身を強く持つ事だよ。

一時の性欲に負けて風俗に行くのではなく、自分がどういう欲望を抱え、どのようにそれを昇華させたいのか?

それを強くイメージする事が重要。何度も言うが酔った勢いでなんてもってのほかだ。

次に必要なのは情報だ。

自分の性欲と向き合ったら、それをどのような店で昇華できるか、その店の情報を得る。

最初は難しいかもしれんが、今はインターネットという便利な道具があり、いくらでも情報は得られる。

それで自分が思い描いたイメージ合致する風俗、店、そして嬢を探すんだ。

なかなか最初は難しいかもしれねぇ。けどな、ここで得た情報無駄にはならねぇんだ。

から時間をかけて情報を得て、そしてそれを研究する事が必要だ。

途中でくじけるかもしれない。

性欲に負けて、適当な店でいいかと思ってしまうかもしれない。

その気持ちはわかる。だがな、そんなときは一度立ち止まってみろ。立ち止まってオナニーしろ

そしたら不思議と心が落ちつく。一時の性欲の迷いで選んだ店で、貴重な金と時間と性欲を無駄にする事は回避できる筈だ。

オナニーしたら風俗行く気がなくなるって?

そんときゃそんときだ。次の性欲の昂りを待つんだな。

けどな、これだけは言っておく。風俗に対する欲望ってのはな、オナニーときじゃ蹴散らせない。

いくら射精しても抑えられない欲望マグマを、お前は感じないのか?

そうだ。それこそが風俗への渇望だ。水を飲まなければ渇きは癒せねぇように、風俗に行かない限り欲望は消えないんだ。

anond:20240916143710

もっと学問レベルまで昇華してほしいけど、別に論理的思考からくる観察じゃなくてただの感性からこれ以上は苦行として拒否しそう

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