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はてなキーワード: 孤独とは

2017-02-23

http://anond.hatelabo.jp/20170223075508

孤独なんだよ

ゲームをやったら皆に報告したいと思うし、ボスを倒すのも同じだし、疲れただとか楽しいだとかつぶやくのも同じだよ

彼女がいたら楽しかったこととか話したくなるでしょ

同じだよ

Twitterは生涯の伴侶

非モテ処女から非モテ童貞質問

http://anond.hatelabo.jp/20170222175523

http://anond.hatelabo.jp/20170222125612

あのさ、自称非モテ」に訊くけど、結局どうしたいの?。自分を変えたいの?。モテてたいの?。現実彼女欲しいの?。人気者になりたいの?。それとも自分は変わらず、周囲の理解を得たいの?。差別を無くして、イケメン平等に扱われたいの?。すなわち、モテたい、ってこと?。

よく「非モテ脱出指南」みたいなエントリーに、「非モテ理解していない」みたいなブコメが付くけど、じゃあ、なんなのよ「非モテ」って。どうしてモテないのか、どうしてモテるような行動に移れないのか、個々のディープコンプレックスや、その元になったトラウマまで理解できないよね。だからこそが万人に有効な「非モテ脱出指南」なんてものあり得ないんだけど。で、そこらへんの「リアル非モテ事情」を理解してもらった上で、どうしたい訳?。モテ方を知りたい訳?。

そもそも「モテる」ってどういうことよ。恋人を持つことが出来るって事?。複数の異性に好意を持たれてチヤホヤされること?。セックス相手不自由しないこと?。

女の「非モテ」話してみようか。あたしさ、女だけど、全然モテない訳よ。ブスだし、デブだし、しか身長170近い。巨女よ、巨女。女の「モテ」はわかり易いんだよね。顔面至上主義から。ズバ抜けて美人じゃなくても、いわゆる平均的な顔面女の子問題なし。それなりに努力して綺麗に見せたり、性格が良いってだけで救われたりするわけよ。もちろん性格悪くても顔面良ければチヤホヤしてもらえるし。でもさ、デカブスデブになると、もう救いよう無い。化粧してもお洒落してもオカマしか見えなくて、無様になるだけ。てかさ、モテる為に努力するって、なんかハシタナいって思っちゃうんだよね。ま、努力しても「オマエなんか何しても無理」って言われるのが辛いだけだけどさ。実際、そういう傷つくこと言う奴いるからね、どんどん臆病になる。化粧品や服買うのすら恥ずかしいんだよ。店員に「オメ、お洒落無意味」と思われるのが恐い。何処行っても外見で忌み嫌われるんじゃないかとオドオドしてるんだよ。

能町みね子の「モテない系」ってカテゴライズ面白いと思うけどさ、自称モテない系」の女って、あからさまにモテる為のアピールできるほど顔面に自信無いけど、自分はまだイケてると思ってるんだよね。だから「圏外」ってゲットーを授けて自分を「非モテから差別化する。モテないんじゃなくて、モテないという選択自分でしているだけだよ、みたいな。

「圏外」って、いわゆる「喪女」だよね。恋愛相手の圏外。でも日本なんか殆どのオンナノコは顔面向上に対し努力家だから喪女人口比率が少ないし、喪女自分の外見恥ずかしいから、あんまり外で堂々と遊ばないから見かけないしね。で、外は綺麗な子ばっかりに見えて、更に出づらくなる。悪循環非モテ処女って男にモテないだけじゃなくて、同性にもウザがられる存在なんだよね。モテたい子はドブスとはツルまない。喪女は男除けに効果抜群だし、一緒にされたくないからね。でも孤独じゃないよ。喪女には喪女仲間がいるし、姿の見えないインターネットもあるからね。

「そんな喪女のオマエも、結局イケメンが好きなんだろう」と言われるかもしれない。鑑賞物としてのイケメンは有りだけど、現実世界では喪女イケメンが恐い。自分顔面磨きに余念の無い男は、女性の外見にも厳しい意見を持っているからな。いや、殆どの男は女性の外見に厳しいけど、イケメン自分実践しているだけに、コチラの頭が上がらないと言うか。イケメンが歩いていたら物陰に隠れたくなるくらい恐い。

喪女別に異性にモテたいって思ってないんだよね。いくら頭や性格が良くても、顔面が伴わなければ、恋愛相手、すなわちセックス相手としては見てもらえない。そこらへんはキッパリ諦めているんだよ。もちろん「ブス専」「デブ専」とか居るだろうけどさ、フェティッシュの道具に甘んじてまでセックスしたい訳じゃないし。最低限、人間として扱ってもらえれば幸せだよ、みたいな。恋愛競争プレッシャーから開放されるって、ある意味天国だよ。その安住の境地に満足できない喪女が本気でにモテたいと思ったら、顔面改革を実行してリベンジするし。だから漏れ脳内彼女で十分!」と言っているような非モテ童貞が、地団駄踏んで現実モテを敵視する心理が、皮肉じゃなくて本当に理解できないんだよ。教えてよ。なんで知りたいのか、自分でも良くわかんないけど。


p.s. 実は非処女でも非モテでもありません。夢壊してごめんね

2017-02-21

けもフレを褒めるひと

けもフレ旋風。

私もそれに飛びついたクチの人間で、見え隠れする背景世界安心して見ていられるフレンズたちのコミュニケーションギャップを楽しんでいる。

そもそもアニメ自体見るのが限界で、友人に勧められやっとこさ見てハマったくらいのものなのだが、

一話の最後で「新世界より」かよ!と度肝を抜かれてそれ以来の虜だ。

私はヨコハマ買い出し紀行も好きだし、人類は衰退しました。も好きだし、BLAME!も好きだし、少女終末旅行も好きで、

同じような趣味のひとにとっては絶好のたまり場だと思う。

でも周囲を見回してみると楽しみ方がちょっぴり違う気がしてならなくて今回こんな日記を書くに至ったわけだが。

このブームキャラクターよりも世界観よりも見ている人たちによって支えられているような気がしている。

「当然だろ」と思っただろうが、言いたいのはブームの牽引が「けもフレ構文」なりのミームによるもので、

キャラクター人気なりまどマギみたいな展開ありきで進んでいるわけでもない。(もちろんフレンズがかわいくないとは言っていない)

そういう中にいると、私みたいなのは勝手に(自意識過剰なのは重々承知だけど)孤独感に襲われてしまって、

どうにも作品に近寄りがたくなってしまう。まぁツイッターやるなよって話なんだけど。

けもフレ構文は「あなたは〇〇するのが得意なフレンズなんだね!」と個人承認してくれはするけど、

結局それが一過性ブームしかないなら、その意味なんて視聴者にとっては二の次しかないような印象を覚えてしまう。

こんなにわかやすく、互いを認め合おう、って言ってくれている作品でようやく

大仰に言えば隣人愛に気づけたひともいるのだろうけど、実際そんな視聴者は少ないし、

ブームに乗っかっているだけのフレンズはこのクールが終われば何もかも忘れるようになるんだろうなぁと思う。

なにも隣人愛をみんな理解しろ、と言っているわけではない。自分だってそれは全然できていない。

ただ「あなたは〇〇するのが得意なフレンズなんだね!」とか言いながら平然と他人を傷つけることをする人が

まりに多いか辟易してしまっただけだ。

誰かを認めよう、なんてずっと昔からどんな媒体でも語られてきたことなのに、

こんな時だけ平然とわかったふりをしている人たちの嘘くささがあんまりにも気持ち悪い。

そんなことは私たちはずっとずっと考えて悩んできたのに、虫が良すぎる。

アニメにムキになるなよと思われても仕方ないのだろうが、少なくとも私はどんな作品にも意味見出したいと思っている。

製作にかかわったひとたちの熱意が垣間見える瞬間には心が燃え上がる。

からこそもうアニメを見るのに疲れてしまった部分もないとは言えないのだけど。

誰かからみたら私が臭いオタクなのもわかっているが、周囲のひとにはもうすこし真面目に作品をとらえてほしいとつい思ってしまう。

2017-02-20

昼夜逆転って孤独だよ

ネットで繋がってる数少ない友達普通社会人から最近話せてないし

目覚めた時窓の外が暗いと憂鬱

2017-02-19

非モテパートナー

人間パートナーはもう諦めた。せめてのぬくもりとして動物を飼いたいんだけど、ペットって恵まれた人たちにしか飼えないよね。

犬を飼ってみたいけど毎日散歩を考えると無理だわ。ずっとお留守番させることになっちゃうし。専業主婦がいる家庭とかじゃないと無理だろ。

にゃんこはどうだろう。うちの狭い家でずっと室内飼いすることになるかと思うとやはりこれも気が引ける。

あとは魚とか?できれば孤独を慰めるために触れ合える動物がいい。となるとハムスターとかになるのか。でもハムスターは指噛まれトラウマがあるから怖い。

非モテはやはりパートナーなしの覚悟を決めるしかないのか。

2017-02-18

http://anond.hatelabo.jp/20170218230812

家族があるのになんで孤独感が強まるの??

ああ

結婚し、子供も生まれ、順調に育っているが独身ときより孤独感が募る。

最近癒しはこっそり行くセクキャバぐらい。

結婚コスパ悪いよ。まじで。

あなたの愛と情熱を頂戴

愛を信じてるのに邪魔があるの

私はあなたを愛してるだけ

私はあなたに夢中から

地獄を切り抜けて付き従う

一緒なら寧ろ死にたいじゃない

私の愛に果てなんかない

私は誓う とっても感謝するつもり

至福の世界 あなたは至高

あなた様の命令に忠実に従います

命令して! 渡しはしない 何より尊い存在

あなたは知らないどうして私の愛が泣いているのか

凝着したい過剰なくらい

永遠になりたい泣きたくない

嫉妬妄想狂いそうよ

あなたの愛と情熱を頂戴

愛とは暴動衝動

精神以上に本能心臓までもっと要求したい

あなたのいない世界に住みたくない

あなた以外いらない 殺そう 殺そう

愛の為にあなた以外を殺して幸せになる

最後まで進む視線あなただけ

遮られずに遂げたい願い

あなたに真っ直ぐな純真は星と太陽の上まで飛ぶ

とても素晴らしい

ねぇ邪魔よ 冗談じゃない

視界の汚物は原型を留めさせない

排除する容赦などない

誰より譲れぬ存在

暗闇の中であなたの目を視えない

暗い視えない 孤独は痛い

ともに居たい もう時間がない

窒息もう苦しいよ

帰ってきて強く抱きしめて

愛とは純情結晶 すべてを頂戴

想像以上の恩情、確かな応え要望している

あなたの子供が欲しい

あなたの愛が得られるなら

私たち二人以外に何があろうと構わない

狂う愛憎模様 正気に溶かして

すべての人を融合 焦燥さえも

形状は悲壮 自由細胞単位

あなたは知らないどうして私の愛に泣いているのか

凝着したい 過剰なくらい

永遠になりたい 泣きたくない

抱擁してよもっと

あなたの愛と情熱を頂戴

あなたの全てを頂戴

理由なんていらない ただ愛し愛されたい

あなたのいない世界に住みたくない

あなた以外何もいらない

我慢できない 私の愛の為に罰を受けて

あなたを愛するために人生を費やす

私は今想像する

もしもあなたが私のものならば 天国楽園のよう

あなたは私が唯一愛する御方 私の人生 運命 全て

あなたの愛と情熱を頂戴

邪魔があるの 壊しに行かないと…

2017-02-14

http://anond.hatelabo.jp/20170214043510

数%しかいない富裕層は実はすごく孤独

から結局金持ち金持ちと付き合うんだよ

せめて私立中に行かせてもらっていればねえ

化粧がうまかったので結婚できた

アラサー引きこもり貧乏コミュ障ネガティブ、ブス、友達いない、派遣で誰でもできる仕事してた。年収320万ぐらい。結婚なんて出来ない。というか彼氏さえ出来なかった。ずっと。毎日不安で辛かった。このまま何年ずっとこの仕事できるのか?仕事関係以外の誰とも話さない日々が何年も続いた。


一人で生きられるに足りる収入能力があるわけではなく、

一人でいるのが気にならないほど何か打ち込める好きなことや仕事があるわけではなく、

結婚という制度に縛られなくても良いくら友達がいるわけでもない、

ただ化粧が、うまかった。抜群に。

まりにも孤独で死にたくなったので、家族がいればなあ、なんて考えるようになった。そこで、婚活してみようと婚活パーティーに行った。あれよあれよとそこで出会った人と結婚出来た。

優しい人だった。こんな孤独ネガティブでくらい自分を受け入れるどころか、すごく結婚積極的だった。

私とは正反対の輝かしくきちんとした人生を歩んできたようだ。

もっと周りには明るく若く健康女性がいるのに何故だろう?聞いてみると

ただ彼の同期が結婚ラッシュだったということ。顔が好みだったから。だったという。

化粧で変わるのですっぴんを見たとき結婚後》はびっくりしてたけど、本当に化粧がうまくて良かった。家族がもてて本当に嬉しい。

2017-02-13

孤独は不幸?

会社の人に遠回しにそんなことを言われる。

確かに私には友達がいないし、職場の誰とも仲良くないが。

じゃあどうしろと?

へりくだって友達になってくださぁああいいいいんんんんん」とでもいえば満足なの?

心にもない事なのに。

実際不幸になるよりも

他人に「不幸な人」と思われる方がキツイって病気かな??

でも貧乏孤独もどーでもいいけど「不幸な人」って憐れまれるのはすっげーーーーーーームカつく!!!

2017-02-12

無職日記

 まず、スマホをやめることにした。仕事電話メールはもう来ないし、妻や恋人はおろか、親しい友人さえいないのだから、誰に気兼ねする必要があろう。思えば、朝は天気予報を調べ、通勤中はニュースを読み、昼はゲームに興じ、帰宅後は着信を知らせるランプを頻りに確認するのが、働いていた頃の日課となっていた。それに比べて、現在たいへん快適だ。さすがに貯金も心細くなりつつあるので、そろそろ職探しに本腰を入れるつもりだが、また働き出しても、できる限りスマホから離れた生活を送りたい。このご時世では中々難しいだろうが。

 次に、鏡を見ないことにした。現代社会には鏡に毒された人間が多い気がしてならない。なるほどメイクやらスキンケアやらで多忙女性が身だしなみに敏感になるのはある程度はやむを得ない。大体、鼻毛が飛び出ている女とのデートなんかお断りだ(無職とのデートなんかお断りよと聞こえてきそうだが)。しかし、自らの容姿を念入りに観察するような男には、どうも違和感を覚える。そんなに見惚れるほどでもないのに。そんな暇があったら中身を磨けばいいのに。と言っても、仕事中は何より外見を重んじていた私に、彼らを批判する資格があるかどうかも疑わしい。出勤前には寝癖のチェックが欠かせなかった。昼食におにぎりを食べたらお手洗いに行かねば気が済まなかった。或いはこれはビジネスマンとして当然の振る舞いなのかも知れない。ただ、私は少し疲れてしまった。誰とも会わない今なら、髪がボサボサだろうが歯にノリが付こうが一向に構わない。実に清々しい。

 そして、髭を伸ばすことにした。人生初の試みである。頭の隅に浮かんだのは、エイブラハム・リンカーンまさか彼みたいな美髯を目指すほど私も阿呆ではあるまい。単なる憧れだ。少年のころに図鑑の中で触れた、第16代アメリカ大統領の威容は、今なお私の脳裏に鮮やかに焼き付いている……と、ここまで書いて、我ながらちょっと呆気にとられてしまう。私は無職になって、悲しむどころか、むしろこの状況を楽しんでいるかのようだ。楽観主義も度が過ぎれば身を滅ぼす。けれども、信じられないかも知れぬが、私は実際、ほとんど常に悲観的であった。考えれば考えるほど思考は悪い方へ傾き、夢も希望も見出せず、自暴自棄に陥る。他人との比較が癖になり、酷い劣等感に悩む。「怠けた頭は悪魔仕事場」という外国の諺には、一つの真理が含まれるのではなかろうか。私は毎日悪魔暮らしているようなものだった。

 ある夜、都心の休憩所のベンチに腰掛けコンビニで買ったアメリカンドッグシュークリームを食べていた。妙な取り合わせだが、たった二百円でできる贅沢は他に無い。いや、正直に告白しよう。懐が寂しかったのだ。無収入生活がいつまで続くか見通せないため、財布も満足に使えなかった。林立するビルディングの明りの下を、仕事帰りのサラリーマンOLが、揃って足早に過ぎてゆく。車や電車の走る音がかまびすしい。デパートの買い物袋を提げた婦人たちの笑い声が耳を打つ。ふと、「どうしてこうなのか」、と思う。孤独を感じた。大都会の喧噪が却って私を独りにするようだった。周囲のベンチに座っているのは、単独の人が多いようだけれど、誰かとメッセージのやり取りでもするのだろう、彼らはスマホを熱心に操っている。私の存在に気付く人など何処にもいない。だが、ここで泣き出す訳にもいかない。

 その後も無為徒食の日々は変わらなかった。公園の木陰でぼーっとしたり、広場に群がるハトを眺めたり、日が暮れるまで彷徨したり、諸方の社を参詣したり。どこへ行っても充たされず、空腹は甚だしくなる一方で、足はいよいよ痛くなる。かといって、すぐに働く気も起きない。虚しかった。行き着いたショッピングモールトイレで用を足し、自らに課した戒律を破って鏡を見ると、生気に乏しく、いかにも自信のなさそうな、無精髭を生やした男が一人、救いを求めるような表情で立っている。そこにリンカーンの姿は無かった。足を休める場を求めて店内をさまよう。が、既に老人らが座を占め、熟睡しているらしい。安心しきった寝顔にみえる。帰りの難儀を憂えつつ、やむなく出入口へ引き返す。「いらっしゃいませー」「ただいま30%引きでございまーす」という若い店員のいきいきとした調子がなぜか辛い。女子学生愛嬌も、年配夫婦の微笑みも、母に抱かれた赤子の眼差しも、私には全てが辛かった。ようやく家に到着してテレビの電源を入れれば、アスリートの勇姿を目にするたび、怠惰自分を痛感し、アナウンサーの顔が映るたび、鏡の自分を想起する。私の居場所はいずこにありや。やがてテレビも見なくなった。

 さて、私はこの日記を「吾輩は無職である名前は言えない。」で始めようかと思った。己の憐れを笑い飛ばせるくらいの朗らかさが欲しかった。ところがこの通り、筆致はだんだん暗くなっていく。まあ無職から仕方ない。最後に、ついこの前、海へ行った話を綴って、明るい気持で筆を擱こう。それは、とてもよく晴れた、穏やかな日だった。太陽の光が海のおもてをきらきらと照らし、寄せてはかえす波の音がたえまなく響く。突堤で腕組みして獲物を待ち構える釣り人、のんびりとウォーキングを楽しむおばあさん、浅瀬に浮かぶカモの群れ、軽やかな足取りのミニチュア・ダックスフント、波打ち際できゃっきゃ言いながら貝殻を拾う女の子と、それを嬉しそうに見守るお父さんお母さん。おや、あそこの男の人は、どこか悟り澄ましたような目つきで大洋のかなたを遠望している。同志だろうか?(失礼)

 「明るい気持で筆を擱こう」と書いた。でも、このかぎりなく静かで、平和海岸に臨み、やわらかな潮風に身を任せていると、明るさも暗さも、楽観も悲観も、全部きれいに吹き払われて、どこかへ行ってしまう。不安や焦燥はしぜんに消え去り、自分無職であることさえ、いつしか忘れている。そこには何もない。あるのは広い海だけ――青空をのびのびと泳いでいるのは、カモメカップルだろうか。仲睦まじく羽を交わしている。幸せそうでちょっとむかつくけれど、もう人(鳥)と比べるのは止そう。カモメには、カモメカモメによるカモメのための鳥生があり、私には、私の私による私のための人生がある。お前らは、勝手にいちゃいちゃしてればいいのさ。

2017-02-11

江戸川乱歩 原作 舞台「孤島の鬼」をめぐる120時間

先週日曜、舞台を観てきた。江戸川乱歩原作の「孤島の鬼」。

感想増田投稿済みだし、最終考察投稿バリバリ編集なのだけど、

先ほど、ずっと一緒に推理に付き合ってくれていた友人が、《原作真相》に1つの答えを出してくれた。

「孤島の鬼」原作に対する現在の私の解釈について

※閲覧にはTwitter連携必要ですが、誰でも読めます



私はこの解釈を読んで、江戸川乱歩まじすげぇ人なんだな、と思ったし、

舞台感想を聞いて原作を読み返した」という超間接的な位置に居る友人にまで影響を与えたこの舞台まじやべぇな、と思った。



この話は、やれBLホモだと騒がれているが、こんなにも『人と人との愛の深い部分について書かれている』ことに萌えている感想は、まだ一度も見たことがない。

腐女子の皆さま、乱歩パイセンの名作は、想像を絶する至高のBL小説だったよ……(震え声)

次の新刊ネタにできるよ……



観劇してから120時間神経衰弱するほど友人と推理を重ねてきて、友人が辿り着いたこの結末に私は本当に感動したので、記念に最後にもう一度観劇しようと決めたのだけど、観劇前に今までのことを日記として残したいと思う。

(友人との推理使用した部分以外は原作未読をまだ貫いているし、私の主観での希望的観測は友人とは少し違うのだけど、それは最終考察とあわせて観劇後にまとめたい。)



どうせ同じ高いお金を支払って観劇するのなら、楽しめた方が絶対にいい。

私はもう「視点を変えれば、世界が変わる」=「つまんなかったものが最高に面白くなる」という瞬間を短くない観劇人生で知っていたので、本作初見では何か視点を歪められてるような印象にすごくもやもやした。

今思い返すと、色々なテクニック…いや、ヒントが散りばめられていた。

作中の探偵二人が言う「常識ではトリックを見落としてしまう、視点を変えるんだ」というようなセリフが印象に残っていたり(大事なことだから2回言いましたの法則。一度だけならスルーしていた)。

ストーリーテラーがやけに観客の目をガン見してくる→目を見るというのは語りかけてくるということで。しかしその眼差しに乗るメッセージは無く、視点誘導にも思えるのに最終的にストーリーテラー非難するような印象で終わる。この矛盾

原作では『簑浦』という名前主人公が『箕浦』であったり。同一人物に別の名前が与えられ『一人二役』であったり。

いかにも裏がある風で、どうしてもひっかけられてるような感覚があった。

「結局胸糞悪いだけだった」作品結構観てきたけど、それらは完全に私との解釈違い…美意識というよりもっと恣意的な『美学』の違いで、どうにも受け入れがたいという点からくる胸糞悪さだった。

でも本作では諸戸に感情移入できてしまったし、そもそも異形とは何かみたいな問題提起の要素もあり、そんな乱歩原作が『美学押し付け』には絶対にならないという妙な確信があって。私は謎解きに踏み出していた。

推理小説は読まないけど、リアル脱出ゲームとかは好きなんです。

(一晩明けて昨日、一緒に脱出できた経験のある頼れる別の友人が、私の沼りっぷりを気にかけて舞台を観に行ってくれた。そして私が完全に見落としていた最重要ヒントを見つけてきてくれた。優しすぎるし天才すぎる。)

(そう言えば原作解釈の友人も、私にとっては自明の理すぎて結構雑に扱っていたヒントが友人にとっては盲点で、そのヒントがあったからこの解釈に至ったと言ってくれた。嬉しかった。)

(そして、盲点とは必ず存在するし、それは本当に自分には見えないだけで、他人からたらこうも軽々と見えるものなのだなと、また一つ得難い経験をすることができた。人生って楽しい。)


終演後からすぐ調べ出して、最初のヒントには帰りの電車内でもう出会えていた。検索上位だった。有り難い。

からそのまま寝ずに感想を書き上げて翌昼増田投稿したのが初見感想

なんで増田に上げたかと言うと、これが《私》の感想であると、他の友人知人に知られるのが恥ずかしかたから。お陰で普段以上に壁打ち感ぱなくて孤独だった。それを全部友人との推理にぶつけていた。この五日間付き合ってくれて原作真相にまで辿り着いてくれた友人マジで有り難う。



自分感想の反応はサッパリだけど、各所に皆さまがどんどん感想を投下されるのでひたすら読み漁っていたのですが、どうにも自分の知りたい解がそこにはないように思えてきて。(感想拝読させていただいた皆さま、失礼な物言いになってしますみません。今回が異例だったのです。通常の演劇作品感想としてはとても楽しく面白拝読させていただきました。公開してくださったことを心から感謝しています。これからも是非よろしくお願いいたします。鍵、イクナイ。)

先述の私の盲点にあったヒントを見つけてきてくれた友人との会話でも判明したのですが、私が求めていたのはどうやら『感想』ではなく『印象』だったのです。

感想とは『事象対峙した発言者の想い』である。対して印象とは『事象対峙して発言者が捕捉できた部分』である

私は自分では見えなかった作品ありのままの姿を知りたかったみたいです。


その点では、原作を読んだけど舞台は見ていない友人と、舞台は観たけど原作を読んでいない私の探偵コンビはなかなか良いバランスだったのかも。

お互い違う表現を見ているか感想だけでは語れないけど、小説舞台作品本質が同じなら、印象と事実も一緒に突き合わせることで対話が成立する。


書いていた続きが寝落ちたら消えていたので、ちょいちょい追記していく。

2017-02-10

双亡亭最近微妙

タイトルの通りなんだけど回想長すぎ。

手塚治虫ほどとは言わんけど回想はそれ自体面白い話でないのならもっと圧縮してくれ。

地球外生命体との感動話をしたいのならそれこそもっと日常を書きこむべきでしょ。

「戦う理由説明」ならもっと短くていいけど、

宇宙人との交流感動話」なら短すぎ。それならもっと泣きそうになるくらいエピソード盛り込まないと。

完全に中途半端になってる。

昔の藤田なら長すぎってくらいこのパートを描き切ってちゃんと話として面白くしたし

からも語られる部分にできた、からくりサーカスの黒が村編とかまさにそう。

悪くいうやつもいるけど、俺はあの積み重ね嫌いじゃなかったよ。

だって孤独になった勝が一人で他人交流して絆を作ったからこそ最後客観的視点も作って説得できたんだもん。

しろがねの気持ち理解して、奪われた気持ち理解して、それでも守りたいものがあるって確認があそこにあった。

そこに繋がったから、振り返っても普通にしかった。いい話だった。

 

今の藤田は正直劣化してる。

もっと好きにガッツリ描いていいよ。

月光条例ちょっと自信失ったかもしれんけど、

遠慮せずに長くやりたいところは長くやってくれ。

みんな文句言ってるように見えるけどなんだかんだ好きだから。芸風だと思って。

それが藤田のいいところなんだから

雷句がマガジンで大暴れしてるのに藤田が周りの目気にしながら調整しているのは悲しい。

藤田、もう好きにせえ、と。

もっと大暴れしていいし、しつこく、しつこく、やっちゃって?

それがいいから。

フジタ作品おもしれーよ。

2017-02-08

プレママ友達ネガティブ攻撃がつらかった

無事に保活を終えて働きだしてからしばらく経ったので書く。


高校以来の友だちとほぼ同時期に妊娠した。比較若い年で妊娠したので、わたしたちの年代で同じ境遇にいるひとはまず周りにはいなかった。お互いを、心強い味方だと思いあっていた。


からこそなのか、「プレママ友達」と化したその友人はことあるごとに、妊娠育児に対するネガティブ不安わたしに漏らすようになった。そして当時のわたしも、その後ろ向きな言葉にアテられてるようにして、不安焦燥感から逃れられなくなってしまった。


心拍確認できても、流産するときはしちゃうらしい」

「周りに妊娠報告したあと流れちゃったらどうしよう、気まずい」

保育園入れるか不安すぎて今からもうやだ」

「安定期前に職場に報告して浮かれてると思われたらどうしよう、でも、報告せずにいると業務しづらい」

無痛分娩じゃなきゃこわいけど、24時間体制の産院じゃないから、もし何か起こったら自然分娩になっちゃうのがこわい」


はじめての出産を迎える、孤独わたしたち。「不安だね」「そうだよね」は合言葉だった。そこにしかまれない奇妙な連帯感が、その恐怖たちを加速させていく気がした。


不安感をいたずらに煽る友人のことばを受けるたび、心にどす黒い雲がかかるようになっていった。そのことに自覚的になっても、唯一のプレママ友達という絆ゆえ、友人から離れることはできなかった。待望の赤ちゃんがこんなにも近くにいるのに、心が暗くなっていって、つらかった。


いま妊娠してるひとへお願いしたい。(とくに初産の)妊婦同士で、不安煽りあわないでほしい。不安をぶちまけるべき相手は、同じ不安を抱えているひとではない。その不安を乗り越えたことのあるひと、もしくは、不安いちばん近くで一緒に乗り越えてくれるひとだ。


「ま、あとから振り返ってみて思うけど、何でもどうにでもなるよ!」とカラッと笑い飛ばしてくれるような先輩のお母さんたちに、わたしは後からずいぶん救われた。


前に進もうとアクションを起こし続ける夫にもとても救われた。産院を熱心に調べてくれたり、生活サポートをしてくれたり、保育園情報を片っ端から整理してくれたり。


不安を口にすることは、ほぼ何の歩みにもならないと知った。不安自覚的になるだけで何かが進んだ気になったり、あるいは他人との強い共鳴がある種の安心感を産んだりする。でもそれは、自ら不安を招き入れている行為だろう。


「なんかよく分からないけど、なんか、どうにかなりそう!?」っていう根拠のない楽観のほうが、よほど衛生的だ。


今思えば、友人はうつに近い症状だったのかもしれない。もしくはそう考えれば、「しかたなかった」とわたしも割り切れるかもしれない。でも、実際にアテられた期間はなんだかものすごく、つらかった。無性に不安だったし、つねに心に影が指す感覚がべとっとまとわりついていて、いやだった。


と、書き綴り終わったところであらためて願う。すべての妊娠出産育児が、おだやかにゆますように!祝福されますように!「なんとかなる」で、なんとかなってゆきますように!!

だって、じぶんのこども、もうはちゃめちゃにかわいいよーーー!!こどもは、いいぞ・・・

自分を見つめる 孤独毎日

悲しみにくれる家族

2017-02-07

http://anond.hatelabo.jp/20170207004004

から心中何度も頭をよぎってるとは聞いたけど

・何度も自殺を考えて死に切れてない自分よりよっぽどメンタル強い(ある意味でだけど

子どもを殺すほどの人間じゃない

・頼れる相手(今なら教祖様)が居る(依存度高いので騙されてしまうが支えのあるうちは死にそうにない

みたいな感じであんまり現実味感じないんです

やっぱり追いつめられて死ぬのってかなり孤独孤独な状況を作ってしまった後のことになるだろうし、

未来ある子供連れて心中ってハードル高いし(障害持ってる下の子はともかく、上の子はどうとでも生きていけるだろうし)

勢いで死ぬってタイプじゃないっぽいし



かまってくださってありがとうございます

2017-02-06

何気ない日常を『最高の今』にする

なぜかはわからないが。

人間は気分の動物だ。

  

映画なんかでは、バッチシ決めた男女が出てくる。

その中の登場人物になったら、すごく気持ちいいだろう。

  

俺は単なる惨めなフリーター

しかし、映画で出てくるようなバッチシした装いで働いてる時は、

「最高に今」って感じだ!

  

俺は孤独だ!

俺は誰にも認められない底辺だ!

だけど、俺が見ている俺は、最高に今の俺だぜ!

  

そういう風に生きようと思った。

フェイスブックにも乗らないような、底辺人生だが。

最高に今ってやつを作るために生きる。

  

あるいは、ジオラマ作りみたいなもの

ジオラマ作ったってなんの意味もない。

  

しかし、作られた『今』であっても。

それだけで俺の俺だけの映画ってことよ。

2017-02-05

美少女とドブスが勉強すべき理由

美少女場合

 美少女いい大学に行った場合将来有望な、生涯賃金の高そうな男と出会うことができる。体育会系の爽やか系のコミュ強者英語喋れる男がいい。そこでさっさと股を開いて男をゲットしておく。有望そうなのを複数キープしておくことも大事。そして男がいい会社に入ったらさっさと中出しさせて結婚させる。自分はさっさと寿退社して専業主婦というイージーモード突入。もしいい大学に行かない場合生涯賃金の高そうな男と出会うことがそもそもできない。人生イージーモードにしたいならいい大学に入っていい男に股を開くべきだ。

 また、大学で知り合うことがなかった場合でも、いい大学に入っておけばいい会社に入りやすい。というか美少女かついい大学なのだからいい会社に入れる。男性社員結婚相手要員として。入ったら将来出世しそうな男を探し出してさっさと股を開く。そして妊娠して結婚させる。寿退社。これで人生イージーモード突入できる。

 とにかくいい大学に行けば金を稼ぎそうな男に出会える確率が上がるし、いい会社に入れば生涯賃金の高い男に出会える。そいつらをゲットしたら人生イージーモード突入して、あとは家事育児をしながら暇つぶしに小遣い稼ぎでパートでもすればいいだけ。子供大人になって自立したらあとは死ぬだけ。人生イージーモードでうらやましい。毎日奥様たちと2000円のランチしながら夫の愚痴を言ってればいい。




ドブスの場合

 ちょいブサなら需要はあるが、ドブスに需要はない。したがって自分で稼いで生きていかなければならない。寿退社という奥義は使えないのだ。

 ドブスが一生働いていこうと思うならいい大学に入っておかねばならない。もちろん高卒でもパートは見つかるが、それで一生一人暮らしはかなり生活がきつい。ドブスは一生孤独なのを若い段階で悟って、努力していい大学に行くべきだ。そしてまあまあの会社に入って出世もせずに淡々と働いていく。

 親が死んで一人になったらペットでも飼うといい。ペットを飼うにはお金必要だ。そのお金を稼ぐためにはまあまあの会社で働いている必要がある。高卒パート独身ではペットは飼えない。ドブスが勉強していい大学に入るのは当然のことだ。




顔面偏差値40-60程度の連中の話

 お前らは勝手しろ。どうせ適当に生きて適当死ぬんだからイージーモードに入りはしないが、かといってベリーハードにもならないだろう。適当にくだらない男見つけて適当結婚して適当ブサイク子供産んで適当死ぬ。そういう人生だ。お疲れさん。

2017-02-04

http://anond.hatelabo.jp/20170204183944

非モテ」「根暗人間」「孤独人間」「ぼっち

別に被差別的に扱いを受けても政治的に何も問題のない連中じゃん

もしかしてLGBT様や女性様に並ぶとでも思ってんのか

日本の方が政治的に正しいと思える所

(いやまあ自分海外で住んだことないし所詮ネット情報だけで語るんですが…)

海外だと恋愛文化日本に比べて大成熟してる感があって、それは良いことだと思うのですが、

その一方で、「モテない人間」「ぼっち」とかに対しては随分と、抑圧的なんじゃないか?と思ってしまうフシがある。

海外パートナー文化カップル文化がかなり強いせいか、お一人様にはツライところがあるというか。

あと、プロム文化とかあったりするし、恋愛しなきゃってプレッシャーがかなり若い頃があるってのもありそう。



いや、まあかく言う俺も非モテで、いつもネット非モテ生きづれえと呪詛を吐きまくってる身ではあるんですが、

日本非モテは生きづらい。だが海外だと日本の数倍生きづらい」…のでは?と思ってしまう。



リベラルな方々がいつも仰る通り、確かに日本海外に比べて、全体的に「政治的に正しくない」国…ということは大いに認めます

しかし、ものの全てパーペキ政治的に正しくないのか?と言われると、ちょっと疑問なのですよね。

非モテ」「根暗人間」「孤独人間」「ぼっち」…ここら辺への扱いに関して海外より日本の方が政治的に正しい(抑圧が少ない)のでは?と思ってしまうのです。

2017-02-03

統合失調症の母をついに入院させた話

先日、独居状態の高齢者である統合失調症の母をついに入院させた。

発症から入院までおよそ四半世紀程かかった。

ここ1年程で近隣とのトラブルが増え、ここ数カ月は週に一度のペースで警察からトラブル報告の電話が来て謝罪に行く日々だった。

そこで「医療保護入院」という形で、本人の了解なしに家族同意により強制的入院を行った。



「こんな長い期間なんで放っておいたんだ」「お前の責任でもあるだろう」という声もあるだろうが、

自分気持ちを整理する意味でもこれまでの経緯を書く。



母は兼ねてより気性の激しい性格で、自分の行動が間違っていると思う事がなく、謝罪したことを見たことがない。

興奮すると激しく怒鳴り散らし、強い言葉で他人を攻撃する人であった。



日常的に暴力を振る事はあまりなかったが、私は10歳になるまではかなり厳しく躾をされ、

時間以上正座状態で延々怒鳴りつけられ、時に激しく叩かれて育った記憶がある。



母は父方が信仰している宗教を激しく嫌っていた。

父が私と弟を連れ、父方の実家や親戚宅に遊びに行く際に、母がついて行くことは殆ど無く、

「もし宗教の勧誘があっても絶対に断れ!」「あれは怖い宗教だ!」と念押しをされていた。

たまに母も父方の実家に来たことがあるが、その際は私も母の影響で、事件が起こることを恐れずっと緊張していた。

夏休みの子どもだけの楽しい父方の親戚宅の滞在は、いつも怖い出来事が起こるのではないかという思いとセットだったが、

母が懸念するような出来事は一度も起きた事が無かった。



そのうち父の浮気を母が疑う様になり、夫婦喧嘩が絶えなくなり、別居となったのが私が10歳の頃

別居寸前の激しい言い争いの末、兄弟二人に「お前らは父と母、どっちに付いて行くのか」と問われた際、

「両親が分かれて暮らすことが嫌だ」と泣きながら主張した事を覚えている。

しかしその頃、私は母の影響を強く受け、父を慕いつつも、母の想像上の悪人である父を恐れていた事もあり、

母方の祖母宅傍に、母と二人で移り住む事となった。そして弟は父に付き、これまでの家に残る事になる。



専業主婦だった母は別居後、販売員仕事を始め親子二人の生活が数年続いた。

そして事あるごとに父の悪口とありもしない怖さを母から聞かされて育った。

余談だが、私は小学1年生から激しいいじめを受けており、別居で引っ越した後もいじめは続き、当時はかなりつらい人生だった。



ある日、私の学校開校記念日と、母の休日が重なった日に、思いつきで弟に会いに行こうか?

という話になり、離婚調停最中に、小学校の校門から出てきた弟をそのまま家に連れてきてしまった事がある。

再開を喜んだ夜になって慌てて父が家にやってきたが、母は玄関の鍵を開ける事なく、父を激しく責め

自分の非は一切認めずそのまま追い返してしまった。結局、その日から狭い借家に母と弟で3人で住むことになり後に離婚が決定する。



中学生の頃、私に激しい反抗期が起こる。これまで母の言いなりであった状態から、徐々に物事を相対的に見れる様に

なってきてから、今までの反動もあり様々な出来事から私は母を強く嫌う様になった。そしてこの感情はいまだに消えることが無い。



対照的に母は会えない期間のあった弟へ強く愛情を注ぐようになる。

私の事には無関心ながらも「高校を出たら最低限の勉強だけして就職して早く家に金を入れる様にしろ。」と言われていた。

しかし弟はスポーツに才能を見出し、なんとか母が体育系の大学に行かせていた。私は母を恨み、弟を羨んでいた。



母が徐々におかしくなっていったのはこの頃だったろうか。

仕事上での人間関係トラブルの話は祖母しょっちゅうしていたが、相変わらず対立する相手を悪くいう事がほとんどだった。

その内、「誰かと話をしている際に、嫌な同僚が盗み聞きをして事情を知っているのでは?」と言い出し、

次第に「盗聴しているんじゃないか?」と言い始めた。そして話の中で彼女の敵になる人間が徐々に増えて行った。

しかし私は「元々の激しい性格と強い猜疑心が招いたいつもの奴だろう」位にうんざりする程度で聞いており、

しばらくは家族親族の誰もが病気可能であることを疑う事はなかった。



就職してしばらくは生活費を払っていたが、とにかくそんな母と一緒に生活をしたくなかったので、

近所に一人暮らしをする事になった。母は「今の仕事がどうなるかわからいか一人暮らしはしないでくれ」と言っていたが

自分性格が招いた結果だと思い、無視して家を出た。そして私は実家生活費を払う事をしなくなった。



近所ではあるが、母と弟と会う事や話すことを極力避けた生活が続く。

母は仕事を辞めパートをするようになった、この頃から私は近所に住んでいた弟や祖母や親戚とも疎遠になる。



しばらくしてカートを引いて歩く母と会う事たまにがあったが、嫌っていたこともあり

まり会話をすることもなかった。

しかし、あれは確実に症状が進行し言動おかしくなり、徘徊をする様になった異常な母だった。



私が母の異常性を指摘すると激高して怒り、頑なに否定した。また、私自身も子供の頃からの嫌いな母と向き合う事になり、

落ち着いて説得することができず感情的しか対応できなかった。



その様な事実に気付きながら、私は再就職先が通勤で遠かった事もあり、実家の傍を離れる事となる。

弟や親戚が母をなんとかしてくれる。自分はあの家族とは関わりたく無い、という思いがあった。



おそらくこの頃の弟の絶望感は想像をするに余りある。体の故障体育大学中退した彼は、徐々に壊れて行く母と二人暮らしを続け、

アルバイトをしながら、母の生活費もまかなっていた。

兄や父には頼れない、母の兄弟である親戚の中でも、母は鬼の子の様な扱いだった為か、親戚にも相談できなかったのだろうと思う。

そして次第に彼も家に帰る事を避ける様になったという。 昼夜の境無しに恨み事と自分が狙われている妄想を、

弟が寝ていようがお構いなしに呪詛の様に話し続けるのに耐えられなかったのだろう。

彼は一時はカルト宗教に通った事もあったそうだ。



その頃私は都内仕事好調彼女もできたが、人間関係の立ち回りで失敗し、今思えば鬱の症状を発症し、結果解雇される事になる。

その後も自営業再就職をするが、運が悪いのか、決定的に欠けた何かがあるのか。最初は順調に勤めても何故か数年すると

上手く行かない状態が何度も続き今に至っている。

幼少期から自己肯定感は低い方だったが、今では自己肯定できる理由さらに少ない人間になってしまい、死を考える日も増える様になった。

しかしこんな私を慕ってくれるパートナーをこれ以上悲しませたく無いというのが、生きる理由になりつつある。



この頃は母の症状もかなり進行しており、必要のないものを買い込み家が物で溢れ、荒れ放題であった。

何年かすると賃貸住宅を出ないといけない状況が何度か続く、弟に頼まれ引っ越しの手伝いをしたこともあった。

普段弟は殆ど家に寄り付かず、母は近所では有名人であった様だ。

しかし何故か日常生活を一人で行うことには支障がなく、買い物や家事などは全て一人でこなせる状態で、

支給された年金と弟の援助で生活を続けていた。風変りな半独居老人しかなかった。



徘徊を行い細かなトラブルはあったではあろうが、周囲に大きな迷惑をかけることはなかったらしい。

ただし、自分が襲われ被害に遭う妄想は常にある為、頻繁な110番通報派出所に入り浸り被害妄想を延々しゃべり続ける事は

しょっちゅうだった様だ。たぶん地域警察官の中でもやっかい有名人であったと思う。

その点では心あたりのある警察官の方には大変申し訳なく思ってる。

仕事はい私たち同様、制度の穴で苦労を強いられる人々であることに変わりはない。



ラバラの家族に転機が訪れたのは、今から数年前に弟に彼女が出来た事がきっかけだった。

母の住む家に通える距離にある、彼女の家で生活を始め、近く家庭を持つ事を報告してくれた。

彼女は大きな困難を乗り越え成功を収めた家で育ち、弟にはもったいない程の素敵な相手だった。

そして彼の子どもが授かった事をきっかけに、母を何とかしなければ、という兄弟での協力体制が築かれる事になった。



これより以前に、弟が役所や医師に相談したこともあったそうだが、散々たらい回しにされ出てきた結論は、

本人に自分病気だという意識病識)が無いと、精神科への通院もできないし治療もできないとの事だった。

そして母の症状は強い猜疑心が伴う為「薬に毒が混入している」「過去に薬で体をおかしくされている」

という妄想を持っており、通院・投薬が難しい状態だった。

入院させるにも費用が高額な為、ワーキングプア状態では結局どうにもならなく何もできない、という結論に達していたようだ。



私も色々調べたが、実際、統合失調症がある程度進行した状態で、病識は無いが日常生活可能しかし治療を拒む状態だと、

いわゆるグレーソーンとなり、周囲の人間お金が無いとどうにもならない状態だった。



そしてこの結論はここ数年、兄弟二人で対処した際にも全く同じ結論にしかならなかった。



いくつかの精神科を兄弟で相談に回ったが、どこもまず本人を連れてこないと話にならない、という結論だった。

また、症状が出てから経過年数が長く比較的症状が重い為、どこも受診を嫌がる兆候があった。



そこで「健康診断に行こう」と言いつつ近くの総合病院に連れて行き、そこにあった精神科も同時に始めての受診をさせた。

はらはらしながらの受診だったが、精神科医統合失調症と病名を告げられても理解が出来ていない様子だった。



母無しで医師に相談した際、入院相談等もしたが、否定的な答えしか戻って来ず、投薬しても発症から長期経過している為、

回復はほとんど見込めない旨。どこも満床ベットが空くまで場合によって半年以上待つことになる旨。

入院には大変お金がかかる。月30万位は行く、生活が苦しいと難しいよねという旨を伝えられ。まるで軽くあしらわれているかの様だった。

今ならわかるが、この医師からケースワーカー存在を紹介されることもなく、国立や県立病院可能性を教えてもらう事もなかった。

自分の事を棚に上げてあえて言うが、面倒事を何とか避けようとしかしなった、この医師の仕事に対する姿勢を私はいまだに腹立たしく思っている。



それでもこちらから持ち掛けた話で、弟が与える健康ドリンクに密かに混ぜて飲ませるという事で薬を出してもらった。



薬は数週間飲ませ続ける事が出来た、その期間は明らかに普段と変わった状態になり、何らかの良い作用が出ている様だった。

僅かに希望が見えたが、次第に蓋が空いた状態で渡される健康ドリンクを疑い出した。

飲むと頭がぼーっとしてだるくなると言い、健康ドリンクを飲む事を拒否し始めた、

毎日離れた母の家まで通う弟の負担もあり、 投薬はそこで終了となった。



同時に[精神障害者保健福祉手帳]の取得を検討したが、結論としては現状で必要が無いものであった。

取得しても得られるメリットは通院をすることで受けられる医療費対象であること。

医療費負担が3割→1割だが、既に母は年金生活者で、医療費1割負担対象者であること。

そして手続きが煩雑という事を事前情報として聞いていたこと。

これらの判断から通院ができない母には不要であった。

今後母がトラブルを起こした際、持っておいた方が無いよりもマシでしょう。

という免罪符程度のものしか無い。という結論になった。



また、通院と同時に市役所への相談介護申請を行い、定期的に家に来てくれるヘルパーさんと信頼関係を築き、

ゆくゆくは薬を飲ませてもらう事も計画したがこれも実現できなかった。

まず、加齢により体の不調があることも理由介護申請を行ったが、統合失調症等の精神疾患介護認定の判定要素に

大きく加味されることが無く、介護度2となった。

ヘルパーさんが定期的に母の自宅に訪れて買い物の連れ添いや、身の回りの世話等をしてくれることになった。

母も最初は喜んでいたが、次第にヘルパーさんが物を盗んでゆくと言い出し、やはり疑う様になった。

そしてヘルパーさんを避ける為か、ヘルパーさんの訪問予定時間に外出することが増えた。

そうなると、介護サービスを受けた事にならなくなる。介護事務所も国にに介護をした事実の申請が出来なくなる為、

実費の人件費が発生するようになる。その費用がは当然私が持つ事になる。(1時間約3000円程度だったろうか?)

そしてヘルパーを家に寄こさないでくれ、と強く言い出し、これも結局お手上げとなった。



結局この時も出てきた結論は、もうちょっと病気が進行しないとどうにもならないね。ということだった。



そして、去年あたりになってから、私の元に警察から頻繁に電話がかかるようになる。

過去にも真面目な新人と思われる警官から、母の妄言を真に受け私の元に安否確認の電話がかかることがあったが、

今回はついに近所の方とトラブルを起こし始めた。アパート近隣の住民迷惑をかけ遂に警察沙汰となった。

どうも明らかな幻聴が聞こえる様になり、彼女人生で登場した嫌な奴をののしったり、

幻聴で助けを求める困った人を助けようとしたり、私たち子供危機を救おうとしたりした結果、大きなトラブルに発展している様だった。

以前より持たせて携帯電話も、しょっちゅう警察通報したり、私たちに電話をし、

一方的にしゃべり続けたりする大事必須アイテムだったが、いつしか持ち歩かなくなり、荷物だらけの部屋に紛れてしまった。



近隣のトラブルはついにアパート不動産屋に伝わり、大家が嫌がり、アパート契約更新一方的拒否され、退去を迫られた。

ヤクザの様な不動産屋に電話口で恫喝され、あなたが面倒を見ないと駄目だろ、引っ越すにしても老人一人を

入れてくれる所なんてどこにもないよ。とまったくもって他人の家庭事情に土足で踏み入る様な事を言われる。

要は親を引き取って面倒を観るなり施設に入れるなりしろ、という訳である。それが出来ればこんな苦労はしていない。

親を引き取って一緒に生活することになったら、私の気が狂うか、母を殺めてしまいかねない。と思ってる。



さら警察や近隣住民からの電話が続く様になる。その都度、謝罪の電話や訪問に向かう事が短い期間に連続するようになった。

これまで半世紀近く、おそらく二番目に被害を受けた人間が、その加害者のしでかした事の為に謝罪に回るという罰ゲームである



しかし、このトラブルの増加あたりから、状況は徐々に好転を見せ始める。

トラブル頻発の経緯からか、独居老人を見て回ってくれる地域高齢者支援センターの方がたまに母の様子を見てくれていたそうなのだ

この頃になると母の症状もだいぶ進み、自分の事を自分ですることが出来なくなりつつあり、言動が破たんしている頻度や時間

長くなってきた。支援センターの方は、そんな母を外部に連れ出し入浴をさせてくれたり、

家の手伝いや話相手になってくれることがあったそうだ。

長く孤独だった母に対し、支援センターの方が母との信頼関係を築いてくれた。

母が病気になってから知り合った人間名前を覚えて良い人物として会話に登場することになった。

この支援センターセンター長さんには感謝しきれない思いだ。



センター長さんの案で母を健康診断に連れ出す事ができた。

そこに私も同行し、その流れで精神科のクリニック紹介してもらい、再度精神科受診させることもできた。

しかし、入院施設もなく、通院投薬が前提のクリニックで紹介された入院施設のある病院は、

かつて散々嫌な思いをした地元の総合病院だった。ウェブサイトで調べた所、当時の担当医師は既にいなかったが、

入院をさせても高額になり、治療をするにも、これまでと同じ結論にたどり着くのは明らかだった。



でも、これ以上トラブルを抱えた状態ではどうにもならない、そこでセンター長さんは老人ホームへのショートステイ提案してくれた。

何度かショートステイを行って次第に慣れてもらい将来的にはそこで生活を、というニュアンスだったと思う。

まず2泊3日で滞在させることになった。滞在時には私も同行し、旅行にでも来たと思って楽しんでくれと言って置いていった。

けっこう喜んでいた様子だったが、結局、最後は自ら老人ホームを抜け出そうとしたそうだ。

怖い何かがいてここにはいられないとの事。母は予定滞在期間より少し早く、自宅に送り戻された。



老人ホームの事も調べた。経済的には何とかなる様になっているが、それにはアパートを引き払い、完全にホームで暮らすことが前提になる。

しかホームでは看護サービスは受けられるものの、やはり薬を強制的に飲ませる事は出来ないそうだ。

また、本人の意思尊重することが前提なので、無理矢理家に帰ろうとする母を拘束することはできない。

また周囲とトラブルを起こした際はやはり退去を求められる可能性がある為、現状での長期滞在は難しいという結論だった。



ここで進退窮まった。引っ越しは迫られる、トラブルは頻発する、治療には金がかかる。同居は実質不可能

正直にいうと少しだけ真剣完全犯罪を考えた事もある。

しか殺人容疑者比率で最も多いのは家族や近親者という事を知って、実現不可能であることを認識した。



こうなったら、母と絶縁状態の親戚を頼りにするしかない。という事になり、自らの恥を含め事情を話し、

母のきょうだいである叔母に当面の入院費を工面してもらった。

その際、医療関連の仕事をかつてしていた母の弟にあたる叔父から

県立の精神病院存在を教えてもらう。あそこなら比較的安くすむかもしれない。ということだった。



アパート引っ越し先を何とか見つけ、ゴミ屋敷引っ越しを済ませ、恫喝をされた不動産アパートの引き渡しを済ませた。

殴りたかったし文句の一つも言いたかったが、こちらは加害者なので、なにも言える状況ではなかった。



翌日、筋肉痛で疲労困憊の状態で県立の精神病院に電話をかけた。

事情を話し、入院費について尋ねると、これまで問い合わせた病院のどこよりも費用が安く入院できるとのことだった。

状況で費用も変わるが、約8万程度だという。さらにこれまで受診した病院と連絡を取ってもらい、事情を把握してもらった。

そして遅くとも2週間位で入院ができるとの事だった。



電話した日の夕方、再び病院から電話があり、明日入院キャンセルになった関係で、

母を連れてくれば、明日そのまま入院できる。と連絡があったのが、つい一昨日の事だ。



正直、すこし拍子抜けをした、これまでの苦労は何だったのかと。



最初に誰かが県立の精神病院存在制度費用についてしっかり教えてくれれば、自分自身できちんと全て調べていれば、

こんな苦労はしなかった。私自身、最初問題から逃げようとしていたし、問題に向き合ってからも苦労の方向性

間違っている事に気付けなかった、しかし、役所介護福祉医療警察、の現場であった人も親類も、

これまで誰もそのアドバイスをくれなかった。いや、耳を傾けようとしなかった部分も多分にあるだろう。



正直、母の病気は隠したい恥という部分もあり、これまで親しい関係の人にしか、打ち明けた事が無かったが、

自分の不甲斐なさと共に、制度の穴に対しても恨み言の一つは言いたいと思ってこれを書いている。


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あと少しだけ以下に続きます

http://anond.hatelabo.jp/20170203210406

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