はてなキーワード: ドキュメンタリーとは
あちこちで話題になってるけど、ネタバレ厳禁みたいな風潮で大して踏み込んだ感想がないので
腑に落ちない点があるので書き残しておく
前半はフェイクドキュメンタリー、後半はリアルドキュメンタリー、という認識で見て欲しい、という作りなのは分かる
でも私には、後半部分も不自然で作り物っぽく見えた
特に、獅子舞の踊りがわからない時に、詳しく知ってる別の離村者が都合よく出てくるシーンとか、違和感があった
今でもたまに廃村の手入れに来ていると言うが、それにしたって建物の状態が良すぎる気がするが、そんなもんなのか?
ただし、(監修者のような)廃村マニアにはよく知られてる場所のようで、結局この廃集落がまずありきで、
そこに適当なキャストを集めて2重のフェイクドキュメンタリーを仕掛けてるのでは? と想像した。
前半部分には、視聴者が違和感を感じる仕掛けが意図的に入っているのだが、それでも理解できない変な演出がある
明らかに慣れていない釣り人や、花粉症はいないという発言の直後に鼻を噛む少年、というのは、
彼らが普段はここにいない人たちなのだ、ということを示唆する演出なので理解できる
15年働いた会社を辞めるので、沢山の人に挨拶をしている。上司や先輩、後輩と部下、全方位と毎日あちこちで話をしている。話す度にとても寂しい気持ちになる。
高校時代の親友が死んだ。この数年、会っていなかったが、本当に寂しい。初めて行ったフジロックの話、20年前の話をもう一度したくても、もうできない。美術室でのあの日々を語らう相手はもういない。
兄も仕事を辞めるという。会社の事情でやむにやまれないけど、心配になる。
Tverで廃村のドキュメンタリーを見て、涙が出た。私の生まれた集落も高齢化と過疎化が進む。親友の通夜で帰省をしたばかりなので、余計に堪える。生まれ育ったあの地も、20年後には無くなっているかもしれない。
先週末の全感覚祭へのドネーションをし忘れた。あの活動の凄さへのリスペクトを表す方法はドネーションだった。色んなことが重なって、自分のことしか考えられなくなっている。
大学院もあと少しで卒業で、同級生ともお別れである。修論を完成させなければならない。ますます視点が自分にフォーカスされていく。
できるだけ沢山のものを見たいはずなのに、どんどん視界が狭くなっていくこの矛盾をなんという。うっかりタップした絵文字が、自分の焦燥をあざわらう。
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最近はてぶでもホストの話題で「ローランドみたいな人メディアに出すな」ってブクマたまにつくけど、たぶん歌舞伎町の中ではローランドの店だけ集客の構造が違いすぎる
まず、ローランドの店はもともと売掛(未入金)を売上計算していない。完全入金でしか売上に反映しないから、「今月の目標のために売掛する」「ナンバー入るために売掛させる」みたいなことができない。あまり旨味がないのだ。
実際、ホスト密着動画の中で、客自ら「売掛できる?」と聞いてトップホストが「売掛なら注文入れなくていい」と断ってるシーンが存在する。
さっき、ローランドの店は売掛全面禁止をいち早く出した。もともと売掛は常連しかやってないみたいだったが、本人が芸能人やってるからイメージも大事だしな。
そして、あの店はホスト狂いのような人が来る店じゃなくて、ローランドショーというYouTubeのドキュメンタリーやホストのライブ配信を見てファンになった人が集う「配信者に会いに行けるAKB商法+Vtuberの投げ銭文化」の代表みたいなとこだ。ローランドのYouTube登録者の強みがここに出てる。客も日本に限らず全世界からローランドショーを見て、観光がてら来店する人も多い。
ホスト自身も「歌舞伎の客を取り合って、夜の世界に沈めるようなリスキーなことやらずに、少額ずつでも歌舞伎町の外側へ客層を広げる方がよっぽど安定する」といった趣旨を話をしている。みんなで応援するから、同じホストの客同士の嫉妬や張り合いも少ないらしい。
派手にお金を使う中には、オーストリアやブラジル、メキシコ、韓国、台湾など、海外のお金持ちも多い(ローランドショーの視聴者は特に韓国が多い)。これはホス狂いをターゲットにしてる他店ではあまり見られない現象だと思う。
ちなみに、ホスト業界やホス狂いの中では「あの店は投げ銭アイドルの店だからホストじゃない」とけっこう見下されるてるらしい。
さらに、ローランドショーはソンさんというテレビディレクターが密着してるが、ホストに対して好奇心はあるが思い入れはないので、嫌な部分はすぐに切り取って動画にする。密着の切り取られ方によってはホストがヒールになることもあって、コメント欄には荒れに荒れることも珍しくない。
ローランドの店は売上と知名度はとんでもないが、ホスト業界では弱小の弱小である(ローランドの古巣グループですら業界4〜5番手くらい)。芸能人の店だけあって、客側がトラブルをガレソに報告して炎上したこともあり、ホスト側も迂闊にヤバいことはできない。有名さを引き換えにある程度の自浄作用があるっぽい。
それでもハマって夜の世界に堕ちる客もいるだろうけど。
ここまで書いておいて、俺はローランドショーとそのホストの配信を3年くらいずっと見てるだけの田舎の人間だから、歌舞伎町なんて行ったことないし、実態はズレがあるのかもしれない。でも、売掛やらの風呂に落とす話でローランドの名前が出るのは違うなとずっと思ってただけ。もし本当に店に通ってる人とかいたら増田に書いてくれよ。
数か月後にインスタのストーリーに「名前募集中」がタコを食べる動画をアップしたが
・撮影中に誰かに話しかけられる様子がある(これまでの彼の動画のスタイルは完全一人)
また、別に「暗闇をただ走るだけ」の短いストーリー動画があげられており
「名前募集中」は誘拐、監禁中なのではないかと話題になっている。
ところで、Kate Yupという海外の大食いYoutuberがいる。
彼女は海産物などを手づかみでひたすら食いまくる汚い系の大食いYoutuberだが
・腕や顔に傷やあざのようなものがある(本人曰く口の周りはヘルペスとのこと)
・字幕が不自然に大文字になっている部分があり、つなぎ合わせると「SOS」などの単語になっている
・時折動画内に何者かの声で指示が出ている様子がある
・疑惑に対する釈明動画の一人称が「I」ではなく「She」である
彼女の投稿は2019年を最後に絶たれているが、この都市伝説が独り歩きした結果
今でも再生数は伸び続けている。
ソースに悪魔の角のように突き立てられた二本の「タコ」の足が刺さっている様子がセンターに映っている。
「名前募集中」も元々タコを24時間食べてみたなどの動画を上げていた人間なので、
消息不明後の最初の動画が「タコ」を食べていても不思議はないが……
今や日本の変なホラーの第一人者ともいえる映画監督の白石晃士が2005年に発表した映画「ノロイ」だが
ファウンドフッテージ、フェイクドキュメンタリーの技法を使っており、
作中の登場人物の公認ファンサイトや、ブログ、出版社のサイトなどを数年がかりで仕込んでいるという
力の入れようだった。
他にもホラー系のYoutuberがかなり大掛かりで長期間にわたる仕込みで行う、ホラー企画などを行っている。
またテレビ東京で今年の11/18(もう3日後か)に「祓除(ふつじょ)」という式典を行う特番を用意している。
2004年1月2月に放送された番組だが、先日の11月8日9日の深夜に再放送された。今はNHKプラスの配信で一週間見ることができる。
選「ドキュメント・エルサレム」(前編) - NHKスペシャル - NHK https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/MV8W36W6XX/
(追記:後編のURLもつけときます。選「ドキュメント・エルサレム」(後編) - NHKスペシャル - NHK https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/XZR9W44JV3/ )
最近作られた「映像の世紀」とかのイスラエルドキュメンタリーやパレスチナ紛争の解説番組なんかと比べてよっぽど中身があった。
イスラエルの穏健派政治家たちが和平を結ぼうとするたびに、虐殺者シャロン率いるリクードなどの大イスラエル主義の右派がパレスチナのイスラム教徒を挑発してテロを呼び起こしご破産にしてきた。それをアメリカの福音派勢力が支え続ける。
イスラエル軍がアラファトがいる議長府を取り囲み連日連夜銃弾を浴びせ続ける映像は、現在ガザの病院を包囲するイスラエル軍の映像と重なった。
こういうドキュメンタリーを作ることができたのも20年前の話だからで、今はもう日本だけでなくリベラルだった北欧とかでもイスラエル批判が入るドキュメンタリーを作るのは無理な気がする
自分の中の二面性に折り合いを付ける方法がわからなくて死にたくなるほど落ち込むことがある。
メンタルクリニックを受診して軽い向精神薬を処方されたことはあるがカウンセリングは受けたことがない。
二面性というのは「道徳的で感受性豊かな自分」と「他者に対して悪意を向ける自分」のふたつ。
例えば感動的な映画や道徳的なドキュメンタリーを見て涙したり、素晴らしい人間になりたいと切に願う自分と
日常生活においてその場のノリで他人をいじって笑いをとってしまったり、仕事で自分本位の振る舞いをして
他の人を困らせてしまったりしたことを後から凄く後悔してその差に苦しんでしまう。
これはあくまで一例だが、なぜ自分はこんなにも良い人間になりきることができないんだろうか?
家族を助けたり他人を無償で手助けをすることは人並みにあるので根っからの悪い人間だとは思っていない。
だけど良い事をしたのと同じぐらい悪いこともしていてなぜかプラマイゼロに戻ってきてしまう。どうやっても徳が積めない。
そして過去の自分の振る舞いを反芻して頭の中がどんどんネガティブになってしまう。良かった自分を思い出すより、悪かった自分を思い出すことが多い。
最近はこのネガティブ思考の傾向が強くて日常生活に支障をきたしつつある。
眼の見えない偏屈な琴の先生の話で、検校ってのは盲人の最上級の官名のことらしいので、主人公はわりとえらいおっさんなんだと思う
この柳のおっさんは全盲で、柳の一人称視点で進むから、この作品では視覚情報は描写されないんだよ
この風、草の香りすんなとか、この女生徒しとやかに戸を閉めたな(推測)とかそんな感じ
柳のおっさんは昔は目が見えていたらしく、子供の頃見た夏の風景を思い出しながら、今もそんな花が咲いてる季節なんかなみたいなこと柳は語るけど、実際に花咲いてるかどうかは読み手にもわかんないわけ
御付きの人に手引きされながらも自分の家と教え場の行き来をするから、「渡り廊下」とか「庭」とか「校門」とかの言葉は柳の語りには出てくるけど、そこがどんなところかという視覚情報は描写されない
もちろん先に述べたように聴覚、触覚、嗅覚などを介しての描写はあるけど、具体的にどんなところなのかはよくわからないんだよ
でも小説としてすらすらと読めてしまって、読者である自分にとって「渡り廊下」ってただの言葉でしかないんだよと自分で証明してしまったようで気落ちした
何も描写が無くても問題がないってことは、いつも小説の中の世界を想像せずに、場所や風景を読み飛ばしているということだろう
もっとこう『指輪物語』とか『はてしない物語』とか『死のロングウォーク』を読んでいた中学生の頃は一つ一つの情報に目を凝らして小説の中の世界や登場人物の顔を想像してどきどきしながらページをめくってなかったけか
NHKの20minという20分の短いドキュメンタリー番組の『見えない人の見る世界』の回で、とある全盲の女性が自分は脳内に偏見スタジオがあると言っていたことを思い出した
今いる場所が商店街と聞いて、周りの音や活気を感じて、自分の脳内の偏見スタジオにパーツを組み上げてどんな場所かを作り上げていくとのこと
両側の白線は掠れていて、敷かれているタイルはモスグリーンでみたいな想像風景を、同伴者の話や新たに出てきた情報で間違っている部分を修正し、偏見スタジオで組みなおしていくみたいに世界を見てるんだってさ
目の見える自分とは違うなとか、面白い話だなってドキュメンタリーを見た直後は思ってた
でも、『柳検校の小閑』を読んでから、小説を読むときだけは小さな情報から世界を予測して組み上げて修正してのスタジオが自分の脳内にもかつてあったよなと思った
はてなーが相変わらずちょっとズレたコメントしまくっててビビルわ。
こないだの漫画タイトル増田でも思ったんだけど、上手いこと言おうとしてんのか単に雑なのか、相手の出してきた設問と噛み合ってない回答めっちゃするよね。
今回の
もちゃんと満たしてないの多すぎる。
現代においても一強状態のものを平然と挙げてくる連中がいるよね。
いやいや一強のままじゃ駄目でしょって。
んで逆に完全に陳腐化したのを挙げてくるアホもいる。
陳腐化しちゃったらそれも違うでしょって。
今でも強力な手として使われているけど、対策方法が知れ渡っているものをあげろってことだよ。
たとえば「オレオレ詐欺」なんかがそうだと思うわけ。
毎月のように警察がジジババ集めて注意喚起することでなんとか鳴りを潜めてはいるけど、警察に言われたことをポロっと忘れたり、応用力がなくてちょっとマイナーチェンジされただけでひっかかる奴がいるから未だに被害が続いてるでしょ?
んで今みたいに知れ渡ってなかった頃はガンガン引っかかったし、そこらじゅうの反社が猫も杓子も真似していて巷はもう大混乱だった。
でも今じゃあまりに常識的すぎて、犯罪についてのドキュメンタリーで使われたら「新人の練習用かな?」としかならんし、映画や漫画の題材になるときも詐欺であることをいちいち説明したりなんてせずいきなり「オレオレ詐欺の典型的な手口ですよ。でもそう見せかけて~」みたいに一歩先の話を描くための踏み台にされる扱い。
オレオレ詐欺が存在していることもその対策についてももう完全に知れ渡っていて、詐欺師を志す連中はひとまずこれから練習するし、詐欺師に引っかからないために皆とりあえずこの対策を常識として身につけてる。
わかった?
YouTubeでパレスチナとイスラエルの歴史を学ぼうと思ったら、英語で検索するに限る。
(本当はアラビア語とヘブライ語もわかれば最善なのかもしれないけど、ハードルが高すぎる)
ここ数日でたくさんたくさん視聴したので、中でも良質なものを紹介していきたい。
(実際に動画を見ずとも、紹介文だけでも読んでって)
1920年のパレスチナ: もう一方のパレスチナ人の物語 (字幕なし)
Al Jazeera English - Palestine 1920: The Other Side of the Palestinian Story | Al Jazeera World Documentary (47:17)
今でもユダヤが盛んに引用する、かつてのスローガン「土地のない人々のための、人々のいない土地 (A land without a people for a people without a land)」は、シオニストによる幻想である、というのが動画の主題だろう。パレスチナで健全な経済活動が発展していた証として、1934年の地元のアラビア語の新聞で「鉄道が5分遅れた」ことが報道されているというのが興味深い。
また、「パレスチナ人は国家を持ったことがない」との主張もよく見られるが、それには「今のイスラエルがしているような土地の奪取や抑圧がなかったからだ」という反論もまた定番で、この動画内でもオスマン帝国時代にパレスチナが議席を持っていたことが紹介されている。
イスラエル - 国家の誕生 (公式英語字幕あり = 自動翻訳の日本語字幕に切り替えても精度が高い)
DW Documentary - Israel - Birth of a state | DW Documentary (51:56)
※11月11日現在、動画が非公開になっている。直前までTwitterで言及があるので、ごく最近に非公開になったばかりか?ただしチャンネル内のイスラエル関連の動画全体が非公開になっているわけではなく、批判的な内容の動画も残されている。→DW Documentary - Israel Palestine
イスラエルの建国をイギリスによるお墨付きとしたバルフォア宣言の、但し書きとも言える「もちろん、パレスチナにもともと住んでいる非ユダヤ人の市民的・宗教的な権利が侵害されるべきではないことは明白である」という一節が、現代にむなしく響いている。
ドイツならホロコーストへの負い目があってもおかしくないとも思えるが、番組としてはユダヤ人のシオニズムに批判的である。もっとも、「ユダヤ人の排斥」という共通の関心の元に、パレスチナとナチスドイツに親交があったという歴史の側面も紹介されている。
なお、動画の公開は今年の5月だったが、ハマスの奇襲攻撃を受けてなのか10月13日に動画のタイトルが「Birth of a state (国家の誕生)」から「Story of a contested country (論争を呼ぶ国の物語)」に替えられたあと、10月20日にふたたび元に戻されたという経緯があるようだ。
どうしてイスラエル人入植者は紛争地であることを気に留めないのか (公式英語字幕あり)
Vox - Why Israeli settlements don’t feel like a conflict zone | Settlements Part II (10:56)
アメリカ新興メディアVoxによる、今も進むイスラエル人による西岸地区への入植の解説と当事者インタビュー。
大きく分けて、イスラエル政府やアメリカ資本の支援を受けた大規模な入植事業によるものと、宗教的信念に駆り立てられた個人・家族レベルの草の根入植が同時に進んでいる。エルサレムを含む西岸地区全体が「神が我々に与えた土地なのだ」という理念が、世俗的な入植動機の建て前としても、シオニズム信奉者の原理主義としても、お上から下々まで一貫していることに恐怖さえ感じる。
アメリカ新興メディアVICEによる、エルサレムにおける強権的な入植活動の実態。
いわゆる「入植地」とは違って、エルサレムにおいては一軒一軒の家単位での入植が進んでいる。一等地にはパレスチナ人に対して大金を提示することもあるようだが、この動画で紹介されているのは、入植者に都合よく作られた法律と軍隊に守られて、パレスチナ人を追い出してユダヤ人が住み着いてしまうという事例。
イスラエル側の副市長が、悪びれもせず「(イスラムの聖地である)岩のドームのある場所に、(ユダヤの悲願である)エルサレムの第三神殿を建てるのが夢だ、我々の世代のうちに」と語っている。
Rick Steves' Europe - Rick Steves' The Holy Land: Israelis and Palestinians Today (56:46)
ヨーロッパを中心に各国を旅する人気番組。この回では現代のイスラエル・パレスチナの各地を訪れ、ガイドや地元の人々との会話を交えながら、歴史と文化を紹介している。
近代の戦争の歴史やヨルダン川西岸地区での入植や抑圧の問題にもしっかり触れているが、全体としてはイスラエルとパレスチナの人々の活気にあふれた明るい側面を見せてくれる点で、YouTubeの中では貴重な資料。しかしいっぽうで、このイスラエル・パレスチナ回だけコメント欄が閉じられているのは、動画に暗い影を落としている。
イスラエルのアパルトヘイトが、いかにして私の故郷を破壊したのか (公式英語字幕あり)
アルジャジーラによる2022年のドキュメンタリー。パレスチナ出身の父を持つアメリカ育ちの二世ジャーナリストが、イスラエルの隔離政策のせいで変わり果ててしまった父の故郷を訪ねる話。
イスラエルの元軍人の助けを借りて「パレスチナ人立ち入り制限区域」を歩くが、パレスチナ人に対するイスラエル人入植者や駐留イスラエル軍の露悪的なふるまいは、過去のユダヤ人や黒人に対する差別と迫害そのもの。ウイグルにも近いと感じる。
パレスチナ暫定首都の市長と会おう (ドキュメンタリー映画) (英語字幕ありだがYouTubeの字幕ではないので日本語翻訳にはできない)
VICE News - Meet the Mayor of the Unofficial Capital of Palestine (Full Documentary) | The Short List (2:13:43)
2020年公開の、パレスチナの暫定首都であるラマラの市長の日々に密着したドキュメンタリー映画。本編は1時間30分で、残り40分は監督のインタビュー。
文化的で明るく楽しい街の一面もたくさん紹介されていて、イスラエル軍による監視や抑圧と自治権や移動の自由の制限さえなければ、よい街のよい市長だったはずだろう。市役所の幹部には女性も多く、先に紹介した旅番組でもパレスチナの大学は女子学生のほうが多いと語られていたが、日本より女性が社会に進出している感がある。
オスマン帝国時代の法律のなごりで、イスラム教徒が多数派の中にあって市長はキリスト教徒と定められているというのも興味深い。(もともとはオスマン帝国時代からキリスト教徒が多数派の街だったらしい)
なお、本題とは関係ないが、映画内の音楽は武満徹や芸能山城組による日本の曲が多用されていて、特に脈絡もなく日本語の子守歌が流れてきた(30:32)のには驚いた。
ちょっと世界一周してくる。by nojiken - #115【現在進行中の悲劇】 パレスチナで何が起こっているか僕が見たことを伝えたいと思います。パレスチナ問題はとても根深いです。(エルサレム、ベツレヘム、ヘブロン / イスラエル、パレスチナ) (30:25)
動画自体は2020年の公開だが、前半は歴史の解説で、後半は本人による2013年のヨルダン川西岸地区への旅行体験記。イスラエル軍に抑圧された厳しい環境下のパレスチナ人の一般家庭に泊めてもらったりしていて、日本人のふつうの観光系YouTuberの動画とは一線を画している。
欧米は親イスラエルだと思われるだろうけど、実際、YouTube上で「再生回数順」で検索する限りは、パレスチナに寄り添った動画のほうがずっと多い。
数少ないイスラエル寄りの動画は総じて、聖書や2000-3000年前の歴史に触れたあとはパレスチナやアラブを悪や下に見ることに主眼が置かれていて、もっとユダヤ人の悲しい歴史や難しい立場で同情を誘うほうが戦略としても優れるのではないかと思うのだが、そうした意味でのプロパガンダにはイスラエルとして興味がないか、成功しているとは言えない。
なお、聖書を持ち出すのは非キリストのイチ日本人としては全く理解できないどころか、2000年掛けの土地の所有権の主張にはどん引きさえするのだが、イスラエルを支持するアメリカのキリスト教福音派に対してはこういう話が最も好まれるようだ。なのでこの点は戦略としては正しいのかもしれない。
いっぽう、パレスチナの側は、古い映像では聖戦の主張や過激な言動が目立っていたが、2004年にPLO議長がアラファトからアッバスに替わったあたりからは、PLOやファタハはもちろんハマスからさえ、宗教的な主張はほとんど聞かれなくなり、抑圧からの解放と自由を主眼に訴えるようになってきている。どれほど意図しているのかはわからないが、これは第三者(特に非イスラム圏)の同情を得るという意味では、戦略としてとても成功しているように思う。
しかしイスラエルに対してミサイルを撃ち込み続けるハマスも、精度が悪いとはいえ目標を軍事施設に限ることはどうしてできないのだろうか。民間人を狙うことの効果が、差し引きでプラスになるとはとても思えないのだが…。
ガザ地区の様子については別の増田を書いているのでご覧いただきたい。
→ anond:20231017113202 ガザ住民の普段の暮らしぶりについて調べてみた。
紹介トラバ
→ anond:20231111160010 NHKスペシャル「ドキュメント エルサレム(前後編)」がすごかった
日本史勉強していても、近現代で帝国軍がシンガポールやフィリピンの英米軍を陥落させた所で止まってしまう。それ以降が勉強できない。教科書も読めない。頭が勝手に拒否してしまう。
だから世界史選択だったし、第二次大戦以降の日本の記述があると無意識に読み飛ばしてしまう。他の教科で稼いだし、配点の多い箇所じゃないから実際の受験では問題なかったけど。
今でも第二次世界大戦中頃以降からの日本史は読めないね。関連する映画やドキュメンタリー番組も視聴できない。
開国→日清戦争→日露戦争まではテンションうなぎ上りだし、そこからの朝鮮併合や中国に理不尽な要求突きつけるところとか脳汁どくどくする。だけど、アメリカの圧力で艦隊の保有数制限されて日英同盟解消させられるところでちょっと気分悪くなる。それでもシンガポールやフィリピン陥落させたところで脳が回復する。だけどその後を読もうとすると思考がストップし、山下泰文将軍の刑死、小倉米兵集団脱走事件、パンパンに関する記事を読むと完全に脳が破壊される。
邦キチで取り上げられてまた話題になってたシン仮面ライダーの評価の話を書き残しておきたい。ネタバレなし。
棒読み台詞で共感のできない登場人物…つながりの変なカット割り…チープなCG…アニメみたいな謎演出もツライ。
正直言ってつまらない。
でも「一体なんだったんだろう」と思って映画館で見た人からパンフレットを借りて読んでみたり、NHKのドキュメンタリーを見たりしたらだんだん印象が変わった。
ドキュメンタリーは話題になってたころ俳優が愚痴る場面とか一部の切り取りで大げさに騒いでるんだろうなと思ってた。
実際はもっとやばかった。
なかなか決まらないアクションシーンの方向性、スケジュールの問題。
アクション担当が撮影してきた殺陣を全否定したり、現場でもどかしさから声を荒げる庵野監督。
みんな悩んで迷って苦悩して模索し続けて紆余曲折を経てあの映画はできていた
(もちろん番組としてストーリーや対立構図が仕立てられている面はあるんだけど)。
パンフの方はそういう生々しさはないけど、ドキュメンタリーを見てから読み直すと俳優やスタッフインタビューの端々にその苦労が読み取れて味わい深い。
システマチックな映画作りとはまるでちがう、学生が自問自答して自分や環境の限界と戦いもがきながら卒業制作をするような作品だったのだ。
そういう背景や演出の意図、やろうとしていたこと・出来なかったことを踏まえて本編を見返したら今度はおもしろい。
興味深い、に近いのかもしれないけれど。
せっかく制作の終盤で進むべき道筋が定まったんだから続編が見てみたいなあと思うようになっていた。
やっぱり作品単体で見たらつまらないんだからダメじゃないかと思う人もいるかもしれない。
ピカソの絵だってそれだけを見せられても美術のプロはともかくほとんどの人の目には留まりすらしないだろう。
それを「あのピカソの絵」だと知って初めて注意深く見てみようという気になる。
シン仮面ライダーが無名の監督作だったら駄作と切り捨てて終わっていたかもしれない。
でもこれは庵野作品で、庵野監督はそれだけの実績を積み上げてきた。
まあ読み解きが必要というのはマニアックというかアートの領域に近い映画なのかもしれない。
続編、ほんと見たいなあ。
(追記)
ちょっと今更かなと思って投稿したけど反応が多くてびっくりしてる。
目が離せない作品というのはすごい。
ちなみに私はシンゴジラは映画館で見たけどシンウルトラマンは(まだ)見てない、昔のエヴァは見てるけど最近のエヴァは見てない(興味はある)、という一般人です。
はじまって5分でおもしろくてそれがずっと最後まで続く映画かドラマかアニメ、いや映像ならドキュメンタリーとかなんでもいい
ジャンルは不問
というかアクションやホラー以外にそんなものがあるならみてみたい
定番はそれなりにみてるけど下記のようにだいぶ偏ってるので漏れがありそう
最近みてそれに該当するもの「RRR」「NOPE」「ダンジョンズアンドドラゴンズ」「ジェンブイ」「NO WHERE」「VIVANT」
強く気になるものなら車で片道30分かけてTSUTAYAに借りに行くよ(ドトールでソフトクリーム食うし)
よろしくどうぞ!
よろしくどうぞ!
【追記】
予想してたけど書くためのフックが弱すぎたね反省
あまり映画を知らない人へのおすすめ映画30作品を見繕ってくれ:哲学ニュースnwk http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4621649.html
ここらへんにあるのはたしかに名作なんだろうけど、どうにも古さがあるんだよね
どこで尋ねたらいいんだろう
クオラは爺しかいないし
ここだとマシかと思ったけどダメか
フリーレンでもみるか