はてなキーワード: ベツレヘムとは
YouTubeでパレスチナとイスラエルの歴史を学ぼうと思ったら、英語で検索するに限る。
(本当はアラビア語とヘブライ語もわかれば最善なのかもしれないけど、ハードルが高すぎる)
ここ数日でたくさんたくさん視聴したので、中でも良質なものを紹介していきたい。
(実際に動画を見ずとも、紹介文だけでも読んでって)
1920年のパレスチナ: もう一方のパレスチナ人の物語 (字幕なし)
Al Jazeera English - Palestine 1920: The Other Side of the Palestinian Story | Al Jazeera World Documentary (47:17)
今でもユダヤが盛んに引用する、かつてのスローガン「土地のない人々のための、人々のいない土地 (A land without a people for a people without a land)」は、シオニストによる幻想である、というのが動画の主題だろう。パレスチナで健全な経済活動が発展していた証として、1934年の地元のアラビア語の新聞で「鉄道が5分遅れた」ことが報道されているというのが興味深い。
また、「パレスチナ人は国家を持ったことがない」との主張もよく見られるが、それには「今のイスラエルがしているような土地の奪取や抑圧がなかったからだ」という反論もまた定番で、この動画内でもオスマン帝国時代にパレスチナが議席を持っていたことが紹介されている。
イスラエル - 国家の誕生 (公式英語字幕あり = 自動翻訳の日本語字幕に切り替えても精度が高い)
DW Documentary - Israel - Birth of a state | DW Documentary (51:56)
※11月11日現在、動画が非公開になっている。直前までTwitterで言及があるので、ごく最近に非公開になったばかりか?ただしチャンネル内のイスラエル関連の動画全体が非公開になっているわけではなく、批判的な内容の動画も残されている。→DW Documentary - Israel Palestine
イスラエルの建国をイギリスによるお墨付きとしたバルフォア宣言の、但し書きとも言える「もちろん、パレスチナにもともと住んでいる非ユダヤ人の市民的・宗教的な権利が侵害されるべきではないことは明白である」という一節が、現代にむなしく響いている。
ドイツならホロコーストへの負い目があってもおかしくないとも思えるが、番組としてはユダヤ人のシオニズムに批判的である。もっとも、「ユダヤ人の排斥」という共通の関心の元に、パレスチナとナチスドイツに親交があったという歴史の側面も紹介されている。
なお、動画の公開は今年の5月だったが、ハマスの奇襲攻撃を受けてなのか10月13日に動画のタイトルが「Birth of a state (国家の誕生)」から「Story of a contested country (論争を呼ぶ国の物語)」に替えられたあと、10月20日にふたたび元に戻されたという経緯があるようだ。
どうしてイスラエル人入植者は紛争地であることを気に留めないのか (公式英語字幕あり)
Vox - Why Israeli settlements don’t feel like a conflict zone | Settlements Part II (10:56)
アメリカ新興メディアVoxによる、今も進むイスラエル人による西岸地区への入植の解説と当事者インタビュー。
大きく分けて、イスラエル政府やアメリカ資本の支援を受けた大規模な入植事業によるものと、宗教的信念に駆り立てられた個人・家族レベルの草の根入植が同時に進んでいる。エルサレムを含む西岸地区全体が「神が我々に与えた土地なのだ」という理念が、世俗的な入植動機の建て前としても、シオニズム信奉者の原理主義としても、お上から下々まで一貫していることに恐怖さえ感じる。
アメリカ新興メディアVICEによる、エルサレムにおける強権的な入植活動の実態。
いわゆる「入植地」とは違って、エルサレムにおいては一軒一軒の家単位での入植が進んでいる。一等地にはパレスチナ人に対して大金を提示することもあるようだが、この動画で紹介されているのは、入植者に都合よく作られた法律と軍隊に守られて、パレスチナ人を追い出してユダヤ人が住み着いてしまうという事例。
イスラエル側の副市長が、悪びれもせず「(イスラムの聖地である)岩のドームのある場所に、(ユダヤの悲願である)エルサレムの第三神殿を建てるのが夢だ、我々の世代のうちに」と語っている。
Rick Steves' Europe - Rick Steves' The Holy Land: Israelis and Palestinians Today (56:46)
ヨーロッパを中心に各国を旅する人気番組。この回では現代のイスラエル・パレスチナの各地を訪れ、ガイドや地元の人々との会話を交えながら、歴史と文化を紹介している。
近代の戦争の歴史やヨルダン川西岸地区での入植や抑圧の問題にもしっかり触れているが、全体としてはイスラエルとパレスチナの人々の活気にあふれた明るい側面を見せてくれる点で、YouTubeの中では貴重な資料。しかしいっぽうで、このイスラエル・パレスチナ回だけコメント欄が閉じられているのは、動画に暗い影を落としている。
イスラエルのアパルトヘイトが、いかにして私の故郷を破壊したのか (公式英語字幕あり)
アルジャジーラによる2022年のドキュメンタリー。パレスチナ出身の父を持つアメリカ育ちの二世ジャーナリストが、イスラエルの隔離政策のせいで変わり果ててしまった父の故郷を訪ねる話。
イスラエルの元軍人の助けを借りて「パレスチナ人立ち入り制限区域」を歩くが、パレスチナ人に対するイスラエル人入植者や駐留イスラエル軍の露悪的なふるまいは、過去のユダヤ人や黒人に対する差別と迫害そのもの。ウイグルにも近いと感じる。
パレスチナ暫定首都の市長と会おう (ドキュメンタリー映画) (英語字幕ありだがYouTubeの字幕ではないので日本語翻訳にはできない)
VICE News - Meet the Mayor of the Unofficial Capital of Palestine (Full Documentary) | The Short List (2:13:43)
2020年公開の、パレスチナの暫定首都であるラマラの市長の日々に密着したドキュメンタリー映画。本編は1時間30分で、残り40分は監督のインタビュー。
文化的で明るく楽しい街の一面もたくさん紹介されていて、イスラエル軍による監視や抑圧と自治権や移動の自由の制限さえなければ、よい街のよい市長だったはずだろう。市役所の幹部には女性も多く、先に紹介した旅番組でもパレスチナの大学は女子学生のほうが多いと語られていたが、日本より女性が社会に進出している感がある。
オスマン帝国時代の法律のなごりで、イスラム教徒が多数派の中にあって市長はキリスト教徒と定められているというのも興味深い。(もともとはオスマン帝国時代からキリスト教徒が多数派の街だったらしい)
なお、本題とは関係ないが、映画内の音楽は武満徹や芸能山城組による日本の曲が多用されていて、特に脈絡もなく日本語の子守歌が流れてきた(30:32)のには驚いた。
ちょっと世界一周してくる。by nojiken - #115【現在進行中の悲劇】 パレスチナで何が起こっているか僕が見たことを伝えたいと思います。パレスチナ問題はとても根深いです。(エルサレム、ベツレヘム、ヘブロン / イスラエル、パレスチナ) (30:25)
動画自体は2020年の公開だが、前半は歴史の解説で、後半は本人による2013年のヨルダン川西岸地区への旅行体験記。イスラエル軍に抑圧された厳しい環境下のパレスチナ人の一般家庭に泊めてもらったりしていて、日本人のふつうの観光系YouTuberの動画とは一線を画している。
欧米は親イスラエルだと思われるだろうけど、実際、YouTube上で「再生回数順」で検索する限りは、パレスチナに寄り添った動画のほうがずっと多い。
数少ないイスラエル寄りの動画は総じて、聖書や2000-3000年前の歴史に触れたあとはパレスチナやアラブを悪や下に見ることに主眼が置かれていて、もっとユダヤ人の悲しい歴史や難しい立場で同情を誘うほうが戦略としても優れるのではないかと思うのだが、そうした意味でのプロパガンダにはイスラエルとして興味がないか、成功しているとは言えない。
なお、聖書を持ち出すのは非キリストのイチ日本人としては全く理解できないどころか、2000年掛けの土地の所有権の主張にはどん引きさえするのだが、イスラエルを支持するアメリカのキリスト教福音派に対してはこういう話が最も好まれるようだ。なのでこの点は戦略としては正しいのかもしれない。
いっぽう、パレスチナの側は、古い映像では聖戦の主張や過激な言動が目立っていたが、2004年にPLO議長がアラファトからアッバスに替わったあたりからは、PLOやファタハはもちろんハマスからさえ、宗教的な主張はほとんど聞かれなくなり、抑圧からの解放と自由を主眼に訴えるようになってきている。どれほど意図しているのかはわからないが、これは第三者(特に非イスラム圏)の同情を得るという意味では、戦略としてとても成功しているように思う。
しかしイスラエルに対してミサイルを撃ち込み続けるハマスも、精度が悪いとはいえ目標を軍事施設に限ることはどうしてできないのだろうか。民間人を狙うことの効果が、差し引きでプラスになるとはとても思えないのだが…。
ガザ地区の様子については別の増田を書いているのでご覧いただきたい。
→ anond:20231017113202 ガザ住民の普段の暮らしぶりについて調べてみた。
紹介トラバ
→ anond:20231111160010 NHKスペシャル「ドキュメント エルサレム(前後編)」がすごかった
宗教観が身体にしみついてるならまあ12/24とか12/25って日にこだわるのもわかるんだけど、大半の日本人ってそうでもないはずなのに、そのわりには「イブ……会えないの?」みたいな感じのノリがあるのはなんなんだ
12/24に特にすごいイルミネーションビカビカ祭りがあるっていうならまだ話はわかるが、実際のところイルミネーションって12月に入ったぐらいからずっとビカビカしてるし、そもそも人工灯が光ってんのを見て喜んだり発情したりするって行為がかなり虫っぽくてキモい
クリスマスムードがある日だったら全部同じだと思う 年明けなんかは明確に年が明ける瞬間があって、広場でカウントダウンみたいなこともできるからまだわかる
ベツレヘム?ナシミエント?みたいなのを飾ったりもせん 意味わからん装飾がごちゃごちゃついた謎の木が飾られるが、アレなんなんだ?みて嬉しいモンでもないよな どうせならもっと面白いものを飾れないのか
クリスマス意味わかんねえんだよな 皆どんな気持ちであれをやってるんだ キリストさんが生まれた?くらいの曖昧な理解は多分みんなしてそうなんだけど、それって正直どうでもいいじゃん
俺もメリークリスマス!とか言うけど、じゃあそれを言うときどんな感情なのか思い出して述懐してみろって言われたら超困るぜ だって本当に何も考えてねえ
あけましておめでとう!今年もよろしく!って言うとき、明けたことへのめでたさは特に感じないとはいえ、今年もよろしくと言う気持ちは本当にある
メリークリスマス、何も祈らないし何も願わないし何も……何もない 「言っとくか」で言ってるだけだ
本当に怖い 怖すぎるだろクリスマス マジでなんなんだあれ 奇祭も奇祭じゃん
そう思うとかえってメチャクチャ面白い気もしてきたな 日本のクリスマスほど空虚さと派手さが同居したイベントってほかにないだろ絶対
街全体がクリスマスムードに染まって、メリークリスマス!つっているが、全員何がめでたいのか分かんない状態で適当に発言している
最高の祭りやな……
だから
っつーことよ。「」の中だけ都合が良いので聖書に残したのよ。
マリアは逃亡した。
ヘロデ王がベツレヘムのすべての嬰児を探して殺せと命じたからである。
手をつけたマリアが逃げた。管理外にある庶子など戦乱の元であるから追っ手を差し向ける必要があるが、マリアを特定して捕らえたり亡き者にするためには、手をつけた事実が明るみにならねばならない。これは都合が悪かったのではないか。
そこで追っ手を放つ。近隣で単独行動しているすべての妊婦をとらえるなら簡単である。
しかしマリアは迅速に協力者ヨセフを従えあまたの夫婦の中に埋没する。
ヘロデ王はイエスを殺害するため同年代の嬰児を全滅する作戦に出た。しかしマリアとイエスは逃げ延びた。
大量の殺人をして巻き込んででも殺したい嬰児というのはどういうものか。よほどの禁忌が隠されていると私は考える。単なる召使いに手をつけたからといって必死で隠すとも思えない。
それを考えると、マリアはもしかしたらヘロデの近親者なのではないだろうか。娘か、孫か。
誰にもいえない、望まない姦淫の結果の妊娠。でもマリアにとって自分の子であるのは確か。
なに不自由ない生活をしていたはずの姫は信頼していたヘロデに犯され裏切られ、腹心ヨセフを連れて落ちのびる。自分と大切な子供、ともに生きるために。
なにこれ燃えてきた。
前回は、色メガネのお話だったね。
色メガネの長所と短所 http://anond.hatelabo.jp/20070308202932
今回は、メガネをかけない場合のお話だよ。でも、メガネをはずすと何が見えるかを説明するのはちょっと難しいんだ。だからまず、メガネをはずしているみんなのお友達に、何が見えるのか聞いてみよー。
ベツレヘム生まれのお友達のお話
「みんな同じお父さんの子供で兄弟だよー。だからみんなで仲良くしよーよー。あと、自分の目の中の丸太を取ると(色メガネをはずすと)よく見えるようになるよー。」
ルカによる福音書 http://www.cozoh.org/denmo/Luke.htm#C10V25
マタイによる福音書 http://www.cozoh.org/denmo/Matthew.htm#C7V3
インド生まれのお友達のお話
「執着がある間は(色メガネをかけている間は)苦しみは無くならないよー。」
仏教聖典 http://www.geocities.jp/gikooh/bukkyo-seiten.html
中国生まれのお友達のお話
「メガネをはずすと何が見えるかは、言葉では言いにくいなー。まずはメガネをはずそうとすることが大事だよー。」
道教 http://www.geocities.jp/hgcbw269/mitikyou.htm
もう一人のインド生まれのお友達のお話
「僕はメガネをはずしたら、こんな風に見えるよ。」
私は何者か? http://www.h5.dion.ne.jp/~babaji/babaji.html
メガネをはずすと何が見えるのか、少しは分かってもらえたかなー?
みんなも寝ている間はメガネをはずしていると思うけど、今度から時々、起きている間もメガネをはずしてみたらどうかな。
僕がメガネのレンズに例えていたのは、意識の焦点の合わせ方だよ。
メガネの色に例えていたのは、前提とする価値体系のことだよ。
こういったものを変化させていくことは、練習すると出来るようになるから、興味があったらやってみてね。
練習方法は、お友達に詳しい話を聞いてね。
もし詳しく知りたい人がいたら、こんな本もあるよ。
解脱の真理 http://www.amazon.co.jp/dp/4760500243/
解脱の真理 完結編 http://www.amazon.co.jp/dp/4915497070/
これは一続きの2冊の本だよ。メガネをはずす方法がしっかりと書いてあるよ。
英語でもいいなら
A Course in Miracles http://www.amazon.co.jp/dp/0670869759/
が、とても詳しく書かれているよ。
みんなのお役に立てたか分からないけれど、これで僕のお話はおしまいだよ。
それじゃ、ばいばーい!