はてなキーワード: 白ワインとは
寒い→何か暖かいもの、身体にやさしいものを食べたい→調理技術がない、予算がない、時間がない→詰み
という課題を抱えている在宅勤務後の同志に捧げたいのが、意識低い系リゾットだ。
これは賃労働者の乏しい資源を最大限に活かす要請に応えるべく開発されたものだ。
こんなものリゾットじゃねえという異論はあるだろう。むしろ、もっと簡単にリゾットらしいものが作れるなら教えてほしいと思っている。
晩秋の夕方、すでに日は落ちている。賃労働者にとっての料理は、通勤電車を降りた瞬間から始まっている。
今日もようやく殺伐としたオフィスでの勤務が終わり(在宅勤務の穏やかな日々は遠い記憶の彼方だ)、朝まで少しだけの自分の時間が残っている。この時間を有効活用すべく、最適な調理を行いたい。できれば乏しい給与事情が問題にならない、安価で栄養価の高い、温かい料理がよい。
食材を調達する場所は、強いていえばどこでもよい。賃労働者向けの、駅前の格安スーパーなどもよいだろう。
店に入ったらまず青果コーナーで、秋らしいキノコを手に取ってほしい。これは好みでよい。一応のおすすめはエリンギだ。
次に精肉コーナーで、ひき肉の小分けパックを手に取ってほしい。牛豚のあいびきならコクが出る。あっさりしたものが食べたければ、鶏肉をカットしたものでもよい。
肉でなくシーフードが欲しければ、代わりに鮮魚コーナーに行こう。鱈などの白身魚が切り身で売っている。これをひとつかごに入れよう。むき身のエビやアサリなども小さいパックで置いてあれば、好みで入れてもいい。ここで重要なのは殻付きのものを買わないことだ。
冷凍食品コーナーに着いたか。それでは冷蔵庫の扉を開け、冷凍のミックス野菜を手に取り、かごに入れることだ。グリーンピースとかコーンが入った細切れの野菜ではなく、ブロッコリーやニンジンの大きめのカット野菜が入っている袋にしよう。これで野菜を買ってきて、洗い、切るという手間はなくなる。鬱で料理ができない人にもおすすめだ。
ここまでのプロセスが終わったら、ソース等の棚がある場所に行ってほしい。探すのはトマトソースだ。ここで重要なのは、調理済みのトマトソースを選ぶことだ。デルモンテでも、カゴメでもいい。注意すべきなのは、トマトピューレでもカットトマトでもないことだ。調理済みの、トマト以外に材料が入っているトマトソースをかごに入れるのだ。
次に米などの穀物が置いてあるコーナーに行こう。ここでの目当てはパックご飯だ。繰り返す。パックご飯だ。普通はレンジでチンするやつだ。できれば、100gずつの小分けパックが2つになっているものがよいだろう。理由は後でわかる。
最後にこれは任意だが、酒類のコーナーに行き、適当なワインを入手しよう。さきほど肉をかごに入れたなら赤ワインを、魚介類をかごに入れたなら白ワインだ。銘柄?一番安いメルシャンの小瓶でいい。飲むために買うのではないからだ。
家に油がないなら、オリーブオイルも買っておこう。ふだんそんなにオリーブオイルを使わないなら、サラダ油でもいい。いい感じのものを買おう。
買い物を終えて帰宅したらまず手洗いうがい。それがすんだら、肉(魚介類)のパックを開けて、塩コショウを振っておこう。分量? いい感じの量でいい。
次にキノコを適当に切る。いい感じのサイズであれば切り方は何でもいい。
もし家に電子レンジがあれば、冷凍のミックス野菜を適当な器に開けて、解凍しておこう。家に電子レンジがなければこのステップは不要だ。
次に適当な鍋かフライパンを出して、火をつけよう(IH調理器でももちろん可能だ)。鍋が温まってきたら油を引こう。
油がいい感じに温まってきたら、肉(魚介類)を入れて軽く炒めよう。火加減は、いい感じにだ。
いい感じになったら、ワインを少しだけ追加しよう。分量は、いい感じにだ。
ワインのアルコール分が飛んで、肉(魚介類)に火が通ったら、ミックス野菜を投入して、水分を軽く飛ばすくらいな感じで温める。電子レンジでミックス野菜を解凍しなかった場合は、ここで解凍してそのまま温めればいい。
野菜が温まってきたらキノコを入れよう。いい感じに火を通して、しんなりしてきたら頃合いだ。
次にトマトソースを開けて鍋に投入する。水も少し加える。分量? いい感じにだ。見当がつかなければ、ちょっとずつ足していけばいい。
再び鍋の中身が煮立ってきたら、パックご飯の封を開けよう。ご飯は事前に温める必要はない。パックから出してそのまま鍋に入れる。この際に隠し味としてコカ・コーラを入れる選択肢もあるがこれは任意だ。
ご飯の分量だが、ハーフサイズのパック1つ分くらいでよい。フルサイズのパックを入れると、ごはんが多くて、加熱を続けると糊のようになってしまうからだ。
味見をして、いい感じかどうか確かめよう。もうすこし塩気が欲しければ塩を足そう。
ご飯がいい感じにゆるゆるしてきたら、火を止めるか、保温用のとろ火にしよう(この際に焦げ付きに注意だ。保温する場合は適宜水を足すのがよいかもしれない)。
レードルで鍋の中身を器によそったら、意識低い系リゾットの出来上がりだ。好みでコショウなどを追加しながら食べよう。
他に何かもう1、2品用意したければ作ってもいいし、買ってきたものを開けてもよい。他に何もなくても心配ない。今作ったもので一食分食べた感じのする満腹感は得られるはずだ。
あまり深く考えず、買ってきたものをいい感じに鍋に放り込んで温めただけだが、それなりに自分で作った感のある、温かい、身体にやさしい料理が食べられるはずだ。
食べ終わったら面倒臭くなる前に食器と鍋を洗おう。キッチンをいい感じに片付ければ、すでに何かを成し遂げた気になるはずだ。こうして賃労働者の夜は更ける。温かいものを食べて、ゆっくり寝て、穏やかな朝を迎えてみてほしい。お疲れ様。
秋も深まると温かい食べ物が恋しくなってくる。なかでも好きなのはクラムチャウダーで、アサリのコクのある味とホワイトソースが合わさった絶妙な味がたまらない。去年はサイゼリヤのメニューにあったので、行くといつも頼んでいた。
今年は(まだ?)ないようなので、自分で作ろうと思った。店で頼むクラムチャウダーで残念なところが一つだけあって、もっとアサリが食べたいのにあまり入っていないことだ。自分で作ったら好きなだけ入れられるはずだ。
「クラムチャウダー レシピ」で検索してみたら、思ったよりも色々な材料が書いてあり、バターと小麦粉でホワイトソースから自作する必要がありそうで、ハードルが高いなと思った。
ここでもう挫折しそうになっていたのだが、どこか、何かでクラムチャウダーと似たような味のものを家で食べていたような気がして、引っかかっていた。
そうだ、シチューだ。シチューの素を買ってアサリをぶち込めば、クラムチャウダーっぽいものができるんじゃないか。生産性が高い最高の時短料理アイディアだ。
仕事帰りに早速スーパーに行き、ボイル済みでむき身のアサリを1パック、特濃シチューの素、カレー用の野菜を買ってきた。白ワインでアサリを炒めると香りが良くなるらしいが、ワインは普段飲まないので何が良いのかよくわからない。酒コーナーの端っこに置いてあった白ワインの小さなボトルを買ってきた。
鍋にオリーブオイルとアサリと白ワインを入れて火にかけると、すでに西洋料理っぽい香りがして、テンションが上がった。
カレー用の野菜を投入し、少し炒めてからお湯を流し入れて煮込む。
その後でシチューの素を入れようとしたが、どれだけ入れていいのかわからない。箱の説明を見ると、5皿で1箱全部入れろと書いてある。5皿も食えないだろうと思って、半分だけ入れた。
シチューの素が溶けると、それっぽい見た目のものが出来上がってきて、さらにテンションが上がった。
これでもうクラムチャウダー完成じゃないか、自分は天才じゃないかと思った。
だが、かき混ぜているうちに、なんだか糊みたいに粘りが出てきた。
シチューの素を入れすぎたか?と思い、少し味見してみると、しょっぱくていまいちコクがなかった。
ここで大量に水を入れると、失敗したカレーのように水っぽくなるだけで、シーフード系だと生臭くて食えなくなるはずだ。
肉を消してコクを出す隠し味といえば、鶏肉でさえコーラを入れれば柔らかくこくのある味になるのだからいけるはずだと思い、冷蔵庫に残っていたミスティオコーラを入れたら、鍋の中が飴色になった。
これで勝てるはずだと思い、火を止めて、出来上がったものを口に入れると、アサリの味とコーラのケミカルな味が口の中で戦って、涙が出てきたが、吐きそうになりながら全部食べた。
低温調理ははっきり言って不味い。Anovaがレストランの味とか言ってるやつが結構いるがそいつらは味覚障害持ちかレストランといえばデニーズやジョナサンだと思ってるような輩だ。柔らかいのがいいなら豆腐でも食ってればいい。結局これはどうにかして胸肉を不味くなく食う方法であって、美味く食う方法ではないんだ。この点に関しては完全に増田に同意する。
そんな俺だけど最近すごく美味い胸肉の調理法を発見したから教えてやろう。ポイントというか基本的な考え方はこうだ。「胸肉が固くてパサつくのは避けようがない。だったら固くてパサパサでも美味く食える調理法・料理にする」
固くてパサパサなら不味いに決まってる?そんなことはない。例えば豚もも肉。もし塊を加熱してそのまま食ったら固くてパサパサで食えねえだろう。でも豚ももはスライスして調理したり、あるいは塊のままチャーシューとかにしても薄く切って食うことがほとんどだ。つまり、「薄く切って伸ばせば固くてパサパサなのは気にならない」ってことだ。むしろ硬さがあるからこそ豚バラ肉や鶏もも肉には出せない肉感が出て美味いんだ。
さて、それを踏まえてのベスト調理法は「カツレツ」だ。胸肉はそぎ切りにしたり観音開きにしたりしてとにかく薄くしろ。できれば叩いて向こうが透けて見えるかなんなら穴が開くくらい伸ばせ。俺はここから塩コショウして白ワインに浸しておくが、なければ日本酒とかでもいいだろう。面倒くさければ多分何もしなくても平気だ。この状態で十分くらいおいたらあとは衣つけて揚げるだけ。くれぐれも丸めたりするなよ。薄いまま揚げるんだ。伸ばしたからほんのちょっとの量でも成人男性の手のひらより大きくなるだろうからフライパンを使うといい。揚げ焼きでもできるが揚げちゃったほうが上手くいく。肉が薄いから長時間揚げる必要はない。衣に軽く色が付けば十分だ。こだわるなら衣にパルメザンチーズや刻んだパセリを混ぜてみてもいいが、そのままでも十分美味い。
他にも薄く切った胸肉を炒めたりとかソテーしたりとかピカタにしても美味いんだとは思う。ただ正直カツレツが美味すぎて他の料理にチャレンジする気が起きない。もし別の料理にチャレンジした人がいたらぜひ結果を教えてくれ。
ただ、最後に一つ注意だ。この調理法は胸肉を美味く食うための調理法であってタンパク源として効率よく量を食うための方法ではない。薄く伸ばすから子供のこぶし大の胸肉でも十分満腹になる。タンパク質が食いたきゃプロテイン粉でも食ってろってこった。まあ逆に超節約メニューであると言うこともできるけどな。
どこか書くところがないとすぐ忘れるので備忘録代わりに。追加していく予定。
「それが好きならこれも好きなはず」みたいなレスポンスがあると嬉しい。
「渡舟 2019 “テロワール”太田ノ谷 おおたのたに」府中誉(茨城)。15度:太田ノ谷産短稈渡船。蔵元あえてのスペック表示なしの販売らしく、原材料表示から純米酒だと分かるのみ。微炭酸を感じた気がするので生なのかもしれない。味はいかにも米の酒という印象。米のうまみと甘さを感じる。そこに重みを感じさせないような酸味が添えられ、瑞々しい印象を与える。好みの味。元旦からいい酒である(2101)
「まんさくの花 槽しずく 純米吟醸生原酒」日の丸醸造(秋田)。純米吟醸生原酒(加熱処理無し):16度:秋田県産吟の精:歩合55%:協会9号。加熱処理なしだからか、微炭酸を感じる。そして強い酸味と甘みとうまさ。味が濃いのに爽やかな印象。2021年の締めにこの酒を選んだのだが、よい締めであった。よい一年であった。皆にとってもそうであるようにと思いつつ。(2012)
「鳳凰美田 Black Phoenix 生酒」小林酒造(栃木)。純米吟醸生酒:16度:愛山:歩合55%。通販サイトでは「『パイナップル』のような風味」と書いてあったが、自分は洋ナシのように感じた。濃く華やかで、甘みを感じるが重くなくフルーティー。美味い。例のバイデン繋がりで売れた酒と知らずに買って飲んだのが、ノリで買った人も後悔しないだろう。これを機に日本酒を好きになってもらえたらよいのだが。(2012)
「春心 生モト純米 五百万石(無農薬・化学肥料不使用) 火入れ」西出酒造(石川)。純米:17度(原酒):五百万石:歩合70%:酵母無添加・生モトつくり。シェリー酒のような風味を感じる。実はシェリー酒は苦手なのだが、これは美味い。不思議な味わい。(2012)
「V1116」八戸酒造株式会社(青森)。純米吟醸:13度:青森県産米(通販サイト情報では麹が華吹雪、掛がまっしぐら):(歩合は通販サイト情報では麹55%、掛60%):デンマーク産白ワイン酵母V1116。香りは日本酒だが、口にすると、その酸味と甘みに、なるほどワイン酵母と思う。だが落ち着いて味わうとワインらしい果実味ではなく米の旨味を感じる。うまいし飲みやすいが不思議な味わいで、何の知識もなく飲んだら「何だこれ」となるのではないだろうか。(2009)
「しぼりたてそのまま 無濾過 吟醸酒」加茂錦酒造株式会社(新潟)。生酒純米吟醸:16.8度:歩合60%:新潟G9号。吟醸酒らしい華やかな香り。一口目はとにかく味が濃いという印象。酒度+1.0だが辛口で甘さもあると感じ、米の酒っぽさもある。そして旨い。他の酒には「ちょっと生臭いかな」と思っていた酒盗がよくあう。(2008)
「みむろ杉 Dio Abita」今西酒造株式会社(奈良)。純米吟醸:13度:山田錦:歩合60%。一回火入れの無濾過原酒。バナナっぽい。バナナっぽい日本酒などまずそうに聞こえるだろうがこれがうまい。青い感じと、甘みと酸味が高い次元で融合していて、丁寧に作られた芸術品を飲む心地。酸味のある日本酒は苦手だが気に入った。
「Five(イエロー)」酒井酒造株式会社(山形)。純米生原酒(白糀):17度:日本晴・山田錦:歩合80%。ここ以降は、すごくうまかった、なかなかない酒だという記憶しかない。逆にいうと、そういう記憶力なのでこの記事を作った。なんとかちゃんと足していって、まともな記録にしたい。
「多賀治 山廃純米雄町火入原酒」十八盛酒造株式会社(岡山)。山廃純米火入原酒:16度:雄町:歩合58%:協会7号。山廃は燗酒以外は苦手なのだが、これは冷やで飲んでもうまかった。料理も酒も温度が大事なのだが、酒の温度はないがしろにされがちだよなぁと思う。
「朝日鷹」高木酒造株式会社(山形)。細かいスペックは記録してない。十四代で有名な蔵元だが、それよりよほどうまかった。いや、十四代もよくできているとは思っているけれども、こっちは目を見張るほどうまかった。
京都・松井酒造と城陽酒造の何かを買ったのだがまったく覚えてない。いかに旨くても記録しないとすぐ忘れる。
松井酒造は京都のデパートで試飲させてもらった時は酸味が立って値段ほどではと思ったのだが、連れ合いが気に入って購入し、食事しながら飲むとやたらうまかった。
城陽酒造はやはり京都のデパートだか駅ビルだかで試飲させてもらって、何飲んでもうまくてどれを買おうか迷って、やはり連れ合いに決めてもらった。
麹をタンクに仕込むとき、食塩水の代わりに非加熱の醤油で仕込んだ醤油。当然高いし、7、8種類試したが、やっぱり高い方が旨い。というより、安いのを試してもこれなら普通の醤油でいいよなってなる。
ただ、刺身(アボカド含む)に使って旨ければ旨いほど、和え物などの他の料理には醤油の主張が強すぎて個人的には不向きだと感じる。
おすすめは、秋田・安藤醸造の十年さいしこみイ号醤油。360 ml、1,404円 (税込)。
純米酢
マイユのシードルビネガーが味と価格の釣り合い的に最高だったのだが、日本では取り扱わなくなった。白ワインビネガーでは代わりにならん。いまだに代替品を模索中。情報求む。
レモン果汁
酢と違ってカビる心配があるのだが、本物のレモンやスダチを毎度買うよりは安いし気楽に使える。
タルタルソースが欲しい時に、玉ねぎとピクルス/オリーブ/パプリカ(そこは好みだ。好きなのを選べ)を刻み、マヨネーズ+ヨーグルト+レモン果汁+塩コショウで作ると、作るのが楽で、しかも四十路の舌と胃にもくどくなく旨い奴ができる。
茅乃舎の煎り酒しか試したことないが旨い。150 ml、540円(税込)。
ちなみに茅乃舎は出汁以外では十穀米も旨いし、海乃七草は使い勝手がいい。
ファロのバジル・マスタードはカルディで手に入るはず。爽やかで旨い。
毎朝、判を押したように食パンとサラダと加工肉(ソーセージやハム)を食ってる(朝からバリエーションを増やす労力を増やしたくない)ので、加工肉の味にアクセントをつける大事な存在。
ちなみにファロにはくるみ・マスタードというのもあって、すげぇ旨そうと思って買ったら、汗みたいな匂いがして撃沈した。友人に試させたらそんな匂いはしないと言っていたが。
極上スパイス 喜
クレイジーソルトとかと同じようなやつ。醤油や鰹エキスが入ってるからか和食よりの味。和食が多い場合、こっちの方が使い勝手がいいと思う。
80 g、726円 (税込)。
料理酒
料理酒として売られているのは酒税から逃れるために食塩や酢が添加されてるので安いが、やっぱりふつうに日本酒使った方が旨い。
安い日本酒でも煮物には十分なので、わざわざ料理用に酒を買う気があるならふつうの日本酒を買った方がいい。
今まで食べて一番おいしかった既製品のドレッシングは宮崎県のマスコというメーカーのドレッシングなのだが、要冷蔵だからか友人知人に聞いても見た覚えがないというし、通販代も高くつくという、すすめにくい奴。
マスコのおいしいにんじんドレッシング。300 ml、486円(税込)。
ここまであえて単品のスパイスを入れてこなかったが、最後にこれだけ。
スパイスの話でもめったに取り上げられないが、使い方に知識がいらないし、香りがいい、見た目がいい、超テンション上がるやつ!
以上。
「コーヒー」と表現される飲み物は、実は種類がとてもたくさんあると感じている。
コーヒーにまつわる議論が尽きないのも、自分にあったコーヒーがわからないのも、
大抵の場合は対象がきちんとフォーカスできていないからだ、と言いたい。
「お茶」は緑茶、紅茶、ほうじ茶などの大まかに味のイメージが湧く名前があり、広く認知されて使い分けされているように思う。
抹茶・玉露・深蒸し茶などと、抽出方法、品質、加工の種類などでも名称が変わったりして多少は混乱するが、それでもその飲み物がどういう味なのか大まかな共通認識があるのではなかろうか。
一方コーヒーの場合、缶コーヒー、コーヒー牛乳、インスタントコーヒー、レギュラーコーヒーなどをすべて「コーヒー」と言いがちだが、それぞれ別のジャンルの飲み物なので話が合わない。
またレギュラーコーヒー以外は、ベースのコーヒー自体は味の傾向がほとんど同じで、深く焙煎した香りと苦味を特徴としていることが多いため、「コーヒー」の中では狭い範囲の飲み物だ。これを「コーヒー」と認識している人も多かろう。
実際の「コーヒー」には深煎りも浅煎りもあるし、エスプレッソもドリップもある。品種や産地、加工方法などで分類することもあるし、加糖やミルク、クリーム等で調味することもある。それぞれ全然違う味・香りの飲み物になるのだけど、「コーヒー」と呼ばれちゃう。
「ワイン」と言って赤ワインと白ワイン、スパークリングワインなどを一緒くたに語ることはあまりないのに、コーヒーではそれが起きているのではなかろうか。
言葉は文化的・歴史的にどのようにその対象と触れ合ってきたかが影響するし、地理的な差も大きいので仕方ないのだけど、なんだかなぁ・・
グアテマラってどこにあるのか知らないひとでも
その経験で思うところを書いてみる。
中米地域は北はグアテマラから南はパナマ、コロンビアあたりまで、コーヒーは主要産業なので
とても安く手に入り、日常的に飲んでいる。
グアテマラといえばコーヒー豆の名前だと思い込んでいたこともあり、
さぞかしおいしいんだろうと思って現地で買って飲んでみた。
ところが、どれを選んでも美味しくない経験を何度もしてきたので、そんなはずはない、と思って
口コミを頼りにブランドを選んでスーパーマーケットで買ってみた。
イザベルブランドのコーヒー。今のところ、グアテマラではこのコーヒー(銀のパッケージのほう)がマイベスト。
これが現地では評判のブランドだったので、試しに飲んでみたら、まさにこれ!このおいしさ。
というわけで、コーヒーの本場グアテマラだからといって全ておいしいわけではなかったというのが教訓。
グアテマラから飛行機で南にひとっ飛び2時間のところにパナマがある。
そして街で売っている激安コーヒーはどれもひどい味。
パナマ産のコーヒーとして外国でもっとも知られているのはゲイシャコーヒーというブランドだろう。
街のカフェで一杯10ドルとか、信じられない高値。1パック7~8千円などとても手が出ない。
一度は試してみたいところだが、たかがコーヒーに、、、である。
国名すら知らない人もいるかもしれないが、ホンジュラスは中米では有名なコーヒーの産地。
やはり地元の人に教えてもらって勧められたコーヒーの中から二つ選ぶと
http://cafecopan.com/es/inicio/
https://www.facebook.com/CafeDonJeronimo/
街のスタンドで挽いて袋につめてくれるのだが、ホッカホカしていてうれしい。部屋に戻ってドリップすると
泡の立ち上り方がすごい!ドリッパーからあふれんばかりの泡が醸し出す芳醇な香り。
人によっては、あるいはドリッパーによっては苦みが足りず、粉を増量してする人もいるようだ。
恐らくコーヒーメーカーでは調整がうまくいかず、手で注ぐほうがいいのかもしれない。
しかし、中米地域のコーヒーのなかでは、一番、日本人のテイストに合うと思っている。
また、2019年、ホンジュラスのコーヒー零細生産者の葛藤を描いた
Café con Sabor a mi Tierra というホンジュラス映画がオスカーにノミネートされている。
https://www.youtube.com/watch?v=CDPB0WT7sAc
続いて紹介するのは、コロンビア。
コロンビアとコーヒーのイメージが結びつかないひとはいないだろう。
しかし、意外にも、JUAN VALDEZの名声が日本ではあまり聞こえない。
フアン・バルデスはラテンアメリカでもその名を知らないひとはいないくらい有名なコーヒー生産者である。
フアン・バルデス・ブランドのカフェテリアも世界に出店しているが、数はそんなに多くない(世界約300店舗)。
日本にはまだ上陸していない。現在韓国とマレーシアには店舗があるそうだ。
フアン・バルデスのカフェ、高品質のコーヒーを堪能できるのもさることながら、
面白いサービスのひとつとして、カフェで豆を選んでから、さまざまな抽出方法をチョイスできるのもうれしい。
サイフォン、水出し、いろいろ。中には京都式という名前の抽出メニューがあって気になっているがまだ試したことはない。
長くなったので、最後にコスタリカを紹介して終わることにする。
コスタリカには、チョレアドール(Chorreador)と呼ばれる、伝統的なドリッパーがある。
木材のスタンドに針金で布のドリッパーがついている簡素なものから、お土産で買える家具調のものまでいろいろ。抽出方法は日本でネルドリップとして知られている方法。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB
コーヒーの生産地である山岳地域の田舎にいくと、大量につくってみんなで飲むのか、巨大なチョレアドールをみかけたりする。
コスタリカ大手のコーヒーで有名なのは、なんといっても1820ブランドだろう。
参考ウェブサイトのリンクが安全じゃない様子なので、リンクは張らないことにする。
しかし、1820がコスタリカでは、安くて家飲みコーヒーとして定番中の定番といっていいだろう。
以上、紹介してきたが、
いずれも日本では入手が困難。
せめてコロンビアのフアン・バルデスだけでも、日本出店を果たしてくれれば、日本人のコーヒー経験値はグンと跳ね上がるだろう。
日本特有のイキリカフェとかね、最近話題になっていたけれど、美味ければなんだっていいんだよ、勝手に枠にはめて世界観押し付けんなと。
もう洗い流されてほしい。
酒は人類の友! しかしついつい仲良くしすぎて(飲み過ぎて)しまい、 翌日、どんより後悔!してしまいガチで悩んでいます。Lさんは酒の達人と伺っています。上手な付き合い方、秘訣を教えてください。
こいつは酒呑み連中にとってはいつだって切実な問題だな、と思ったね。そしてオレが長いこと追求してきたテーマでもある。それで、頑張って回答をぱたぱた書いてたらよ、いつのまにかぎょうさん長くなっちまったんで、マシュマロでこの場をかりてお答えさせてもらおうってわけだ。
くだんのお悩みについてはよ、自他ともに認める酒好きであるオレもそりゃあ長えこと悩んできたしな、対策も練ったし、言ってみりゃトライ&エラーを繰り返してきた。それで世の多くの呑み助諸氏――ここは可愛くそう呼んでおきましょうぜ――も多かれ少なかれ、長え歴史の中でこの手の悩みと向き合い、敗れてきたにちがいねえ。
それで酔い、もとい良い機会だからな、オレなりの「酒との付き合い方」ちゅうもんを一気呵成に記してやろうと思ってな。何せおよそ20年近く「呑み助」として歩んで来たオレの長年のノウハウを一挙に列挙するからよ、いささか長回答になっちまうかもしれねえが、最後まで付き合ってくれ。損はさせねえからニャオ。じゃあ行くぜ。
あんたが普段、どの程度お酒をきこしめしていらっしゃるのかオレニャアさっぱり判らねえけどな、まずオレに関して言えば、ほぼ毎日呑んでる。わかるか? 毎日よ。だからな、「翌日にどんより後悔するほど」呑んじまうと、「翌日は呑めず」ちゅう由々しき事態を招いちまうわけだ。厳格な酒徒たるオレにとって、こいつはちょっとぞっとしねえ。まずあんたと酒子ちゃんの「目的」をしっかと見定めることが大切だとオレは言いたい。もし酒子ちゃんと週末だけの深い付き合いをしてえなら、恥も外聞も気にせずべったり一緒にいて、周りの連中が引くくらい仲良くしてりゃあいい。翌日ベッドから起き上がれなくなるくらいイチャイチャすりゃあいい。
かく言うオレにもそんなような時代があった。ただ、それは酒子ちゃんとウィークエンド・ラバーだった頃の話な。酒子ちゃんと毎日上手に付きあうんだったら、「どんだけ愛しあっても、最後の一線はけっして崩さねえ」。そんなジェントルなスタンスが求められるわけよ。似合わねえ? だよな。でも、これも酒子ちゃんをこよなく愛してやまねえからこそってもんよ。
だからな、あんたにゃ、翌日も新鮮な気持ちで愛しあえるギリギリの交わりっつーか、アッチッチ!の限界で自分らにストップ!かける客観性ちゅうの? 節度ちゅうの? そういうのが必要よ。あんたもご存知の通り、酒子ちゃんはいつだって付き合い始めの恋人なみにアッツアツで依存性の高えやつだからな、そりゃあ、それなりの意思の力が必要だろうよ。けどな、とにかく酒子ちゃんといちゃついてる時、常にあんたが念頭に置くべきことは「明日もこいつと新鮮な気持ちで愛し合えるか?」だぜ。忘れんな。
てめえの酒量リミットをおおまかにでも見定めておくことはめっちゃ大事だ。オレだってそれほど酒に強いわけじゃねえが――とりま、「3杯」がひとつの目安になっちょん。
こいつぁつまり、ビールなら小瓶1本(350ml)。日本酒なら徳利1本(180ml)。ワインならグラス1杯(180m)。おっと、ワインバーなんかでは1杯120mlが標準的らしいがな。まったくケチケチしてやがる。焼酎なら90ml、ウィスキーやウォッカならワンショット(45ml)を「1杯」ってことにしてな、「3杯」を1日に呑むリミットにしてるってことよ。や、あくまで「おおまか」だからな、実際にゃあこれより下回ることも上回ることも時々あるけどよ(や、たいてい上回っているか……)。
もちろん、「適切な酒量」ちゅうのはその日のあんたの健康状態によっても変わってくるからな――オレは専門医じゃねえんだからそこまで言わせんなよ――そのあたりはてめえの身体と相談しながらきこしめしてくれ。1週間程度、てめえの呑んだ酒の量と翌朝の体調のメモなんかつけてみると判りやすいかもしれん。オレはマメじゃねえから、そんなチンケなこたぁしねえが。
ただなあ、「おいおい、呑む時にいちいち酒の量を量ったり、自分を見張ってたらせっかくの酒がまずくならあ!」あんただって思うよな。実はオレもそう思ってる。だから酒の量にそこまで厳密になんなくても翌日に酔いを持ち越さずに済むテクニックをさらに5つばかり教えてやるから、両耳の穴かっぽじってよく聞け。
酒の合間合間で水を摂ることを心がける。よく聞く話? だよな。でもな、わかっていながらなかなかできねえ。だろ? でもな、日本酒だの蒸留酒だのをたっぷり呑む際はチェイサー(日本酒専門店では「和らぎ水」とか言うらしい)必須だぜ。ためしに今日から1杯(1合)につき、コップ1杯(約120ml)の水を飲んでみい。
とはいえ、こいつもかっちり決める必要はねえよ。酒席で、傍らにコップ1杯、あるいはペットボトル1本の水を置いておくことを意識するだけでも翌朝の目覚めがだいぶん変わってくるって話よ。べつに水道水でもいいっちゃあいいけど、ミネラルウォーターやら浄水器通した系の水だとなお効果が高いとオレは思うが、まあ錯覚かもしれねえ。まあ、とにかく酒を呑むならちょっとでいいから水飲め。忘れんな。
「あて」を取りながら呑め。これも昔から推奨されてきた呑み方だ。だがなあ……。
かねてより、酒呑みは呑む時は召し上がらないものと相場が決まってんだ。たしかにオレも究極的には「酒のみ」で頂くのがやっぱ本来的に感じる。それがもっとも美味しく呑めるっちゅう酒呑みはけっして少なくねえだろう。
だがな、ポン酒なら冷奴か焼き味噌(旨い焼き味噌とポン酒の組み合わせはカクベツなんだよ)、ワインならオリーブかチーズ(旨いチーズとワインの組み合わせはカクベツなんだよ)ウィスキーにナッツかドライフルーツ(焼酎なら梅干し所望!)くらいは率先して摂ってもらいてえ。もし家で呑んでて冷蔵庫空っぽなら、呑む前に茶碗1杯のコメ食っとくだけでも、身体に良いって聞くぜ。故・杉浦日向子女史もエッセイで「呑む前の赤だしとおむすび」を薦めてたから間違いねえ。
さて、こいつぁ余談だが――かつてのオレがすっげえ衝撃を受けたのは、早朝、まだ何も食ってねえ状態で果物を「あて」にして飲むワイン。これな。無論、オレら庶民にはそうそう簡単にできることじゃねえ。が、何といってもこの呑み方はワインと果物の味を30倍くらい引き立ててくれんだよ。たぶん起き抜けの舌が1日でもっとも敏感っちゅうこともあるんだろう。ワイン通の洒落たダチに教えてもらってよ、初めて試した時――たしかニュージーランド産のピノなんとかと林檎と白葡萄だったな――、あまりの美味しさに全身の肌が粟立った。あれは忘れらんねえ。
これがオレが個人的にもっとも強調してえ方策かもしれん。ここでいう「ながら」ってのは、飲み食い以外の行為よ。つまり、テレビやらDVDやら見たり、本を開いたり、スマホいじったり、誰かとくっちゃべることも無論含むからな。
あんたのお家、それか居酒屋のカウンターかバーで黙って、酒(とあて)のみと対峙して呑め。そやって呑んでりゃあ、どんくらいの量の酒がどんなふうにてめえに働きかけてんのか、また、どこで許容量を超えちまったのか、バッチリ掴めっから。
オレは時おり、自室で目え瞑って耳栓してな、座禅組むんよ。そんで傍らに酒を置いて呑む――そういう時ぁたいていポン酒だな。一番サマになるからよ――そういうことをやる。酒とてめえ以外のイッサイガッサイを遮断した状態で呑んでると(たいてい3合で眠くなって横になっちまうけどな)、次の日に二日酔いになることはだいぶん少なくなる。まちがいねえ。
ただ誤解すんなよ、オレだって酒を飲みながらダチと話したりよ、音楽聴くのも嫌いじゃねえっちゅうか大好きだからな、いつだってそうやってストイックに酒呑んでるわけじゃねえ。オレの場合、心を許した相手との酒で二日酔いになるのは全然かまわねえ。だがな、気の合わない相手とどうにかこうにかやりすごすために無理に酒食らった翌日はな、きまってそりゃもう粘り気あるイヤーな二日酔いになるね。こんなことだったら、1人で座禅組んで呑んでりゃよかった……って心底思うわ。酒の量とは無関係に「居心地良い状態で呑む」ってのは呑み助にとってもっとも大切なんよ。こいつはしっかり胸に刻み込んでおけ。
「チャンポン(判ると思うが、違う種類の酒をいちどきに呑むことな。ワイン飲んだ後、テキーラ食らって、チェイサーにコロナ飲んでジントニック飲んで……みたいなやつ)すると二日酔いになりやすい」っつう俗説がまかり通ってるが、信憑性あると思うか?
オレの長年の経験から言うと、めっちゃあるある思うね。科学的コンキョは寡聞にしてよく知らねえが、チャンポン呑み、これは全くお薦めできねえ。たしかに酷い二日酔いを招いてきたし、酔いが良い心地じゃねえのよ。なんでかって?
以下、オレの仮説っちゅうか思いこみなんで適当に流してくれ。
「酒」っちゅうのは「酒」っちゅう名称でひと括りにされてるが、同じ「酒」でも原材料によって、造り方によって、産地によって、「酒精の質」なるもんが異なるんよ。たとえばな、アルコール14℃のシャルドネの白ワインと、同じくアルコール14℃の山田錦で造った純米酒じゃあ、同じ「アルコール」で同じ度数でも、体感じゃまったく別もんに感じる。もちろんテキーラとウィスキーも違えし、ラムとビールも然り。それぞれの原料が、産地が、造り方(造り手)が、それぞれ全く別の酒精を生み出す。これって考えてみりゃ当たり前だよな。イヌだって同じ形してるけど、イヌそれぞれ全然まったく違うだろ。
でな、異なった酒精は体内で喧嘩する。たとえば、ビールの酒精とテキーラの酒精と日本酒の酒精とジンの酒精が戦ったらどうなる? そりゃあもぉ、てんやわんやの大戦場、翌日は「二日酔い」っちゅう名の凄惨たる祭りの後ですわ。
それを知ってるからか? アイルランドの生粋の呑み助たちわな、週末にパブで過ごす時、最初から最後まで同じ酒を飲む方が多いんだってよ。1杯目にギネスを飲んだららその晩はひたすらギネス。アイリッシュ・ウィスキーで始めたら、水で割ったり、氷を加えることはあっても、ラムやテキーラに切り替えることは決してしねえ。たぶん酒精に喧嘩されたくないからだろうよ。
まあ、そこまでは極端としてもな、全然別種の酒を混ぜ合わせて作る「カクテル」ちゅう飲みもの……あれはぜってえ良くねえわ。うら若き男女が速やかに効率良く酔っぱらうためには最適かもしれんが、翌朝の安全は全く保証しねえからくれぐれも用心せい。ちなみにオレは自慢じゃねえが、バーでもジントニックとかハイボールみたいな単一酒で作ったカクテル以外は呑まねえようにしてる。だいいち、あれこれ混ぜたもんはそれほど旨くねえし、これまでさんざん痛い目に合ってきたからよ。
繰り返しになるが、お前さんが長く、二日酔いにならないようにして呑み続けたいなら、同じ種の酒をじっくり呑め。せいぜい冷たいビールを1杯飲んだら、後はポン酒ならポン酒、葡萄酒なら葡萄酒、芋焼酎なら芋焼酎だけを浮気せずに呑め。飽きたらその日は杯を置け。わかったか。わかったな。
オレぁ葡萄酒とポン酒が大好きなんだが、スペインのテンプラリーニョだったかニーリョだったか、あとカヴェルネ・ソーヴィニヨンちゅう品種がどしても身体に合わなくてな、2杯もかっ食らうとヘロヘロになっちまう(カクテル同様、手っ取り早く酔うには良いだろうが)。他方(って言葉をいっぺん使ってみたかったんよ)、ボジョレーヌーボーに使われるガメイやピノなんちゃらだとな、てめえ1人でボトル1本開けてもまだ呑める感じするんよ。ポン酒だと、兵庫の「山田錦」ちゅう米で造った純米酒が身体に滲み入る感じがすんだな。
酒にはだな、飲み手との「相性」なるもんが確実に存在する。もちろん、その相性は人それぞれ違う。じゃあどうやって相性を見極めれば良いのか?
教えてやる。
「人」と同じよ。呑んでて、あんたの身体にすぅっと滲み渡るような、どっしり落ち着くような、きゃっきゃ喜んでいるような感じのする酒、それがあんたに合う酒だ。逆に相性が良くなきゃ、口に入れると違和感っちゅうの? ヘンな感じの後、しばらくして身体が拒否反応(とまではいかなくても不快感)を示すだろうよ。相性の良い酒でありゃあ、いつまでだって呑んでいることができる、いや、実際にはできねえだろうが、できるような感じすんだよ。
まとめるとだな、この世にそりゃもぉたくさんさんさん在る酒ん中から手前の心と身体にぴたりと合う酒を見つけることができりゃあ、そいつを自宅で呑む、またはそいつを出してくれる、ありがてえ店を見つけることができりゃあ、結果、二日酔いの頻度を減らすことができるだろう。
そのためにも数多くのポン酒を、色んな品種の葡萄酒を試してみようぜ。高価な酒を買う必要はまったくねえ。たしかにワインの場合、値段と品質はかなり比例するらしいが、高えからと言って、あんたとの相性が良いとは限らねえからな。オレだって高級ワインでひでえ二日酔いになって、旨安ワインで翌朝すっきりちゅうことはぎょうさんある。
あと、どっかの店で飲む場合、めんこい店員ちゃんだのソムリエさんだのに薦められたからって、合わねえ酒を無理に飲む必要はないからな。これも勉強と思ってだな、「すみません、ちょっと口に合いませんでした」とか何とか言って思いきり残しちまえばいい。店の人だってその方が勉強になるんよ。あんたに合う酒はだな、まるで一目ぼれのように(一目惚れ、したことあるよな?)「これだ!」って判んだろう。あんたの人生は、あんたの酒子と巡り合うための旅だと思って飲食店を巡って、酒屋で買って、自宅でも店でも、呑んだ酒とてめえの相性を毎回つぶさに観察してみろ。自分を大五郎、じゃねえ、伸二郎、じゃねえ、信じろ。
ありゃりゃ、やったら長くなっちまったな。。こりゃ誰も最後まで読まんだろうな。まあ、酒呑みのオレにとっては普遍的かつ切実なテーマだったから、しゃあねえ。
そんで、こんだけ偉そうなことをたっぷり記しときながら、オレとしたことが、今夜はいささか呑みすぎちまったらしい……明日は久しぶりの二日酔いだろうよ。これもまあ、しゃあねえ。酒呑みの定めちゅうもんよ。
さて、これからはあんたが翌日の二日酔いとはなるべく無縁の快い酒徒人生を送れますように! 心からそう祈ってるぜ。じゃあオレぁ酔っ払いついでに台所でもう1杯きこしめしてくるからな。あばよっと
私は母親にとっての娘の立場なんだけど、母親が50代後半にもやってヤバすぎる。発達障害か人格障害かわからないけど、専門家に診断してもらえれば何か病名つくかな。でも、ADHDだの知的障害だの病名がついたって今さら療育受けられないしどうしようもないよな。
母親の育成環境も悪くて、母親の母親(私の祖母)は過去に本気で妊娠中に間引こうとしたっていうエピソードを軽く母親に話すような狂った人なのよ。そういう話は墓まで持っていけと思う。祖母も頭がおかしい。
母親は目覚ましをつけないので仕事に遅刻する。一度遅刻すれば、誰でも目覚ましをつけなかったからだと学習して目覚ましをつけると思うが母親はその後も目覚ましをつけずに生活し続けてまた寝坊。10代の子供ならまだだらしなくても納得できるけど50代のオバハンがこれをするんだよ。
50代の自分を自撮りしてアプリで加工した画像を娘に送ってきて「何歳に見える?」と聞いてくる。いや、逆に何歳と答えてほしいんだと聞きたい。オバハンはオバハンだよ。しかも、母親80kgはありそうなデブだよ。デブなのに「私は脂肪のつき方のバランスがいいの!」とポジティブ過ぎる。娘の私が女盛りの歳なので妬みがあるのか「化粧が濃い」「高い化粧品を使うな」と私をディスる。しかし、他人から私が誉められると母親の手柄のように得意げになる。
食パンを袋ごと冷蔵庫に入れて、水滴だらけにして「なんでこんなことをするのか」と聞いたら「腐ると思ったから」と答えた。その日のうちにすぐに食べるサンドイッチとかなら冷蔵庫に入れる意味もあるけど、6枚切りの食パンを冷蔵庫に入れてどうする。冷凍室ならまだわかるけど。
モラハラの父親と結婚して客観的に見れば母親は不幸せなんだけど、母親は父親の奴隷でも幸せそう。
だいたいの中年男性って20代30代の男性より年収が高いと思うんだけど父親の年収がとても低いらしい。私の夫(20代)の年収はおそらく父親の倍以上。私の義弟の年収(30代)も父親の年収の倍以上。私の妹と義弟の夫婦は共働きでたくさん稼いでいるのに貧乏夫婦である私の両親が「おもてなししなきゃ!」とお金をたくさん使ってもてなしててアホらしい。私の妹のためにビール、赤ワイン、白ワイン、日本酒、毎回揃えて余ったぶん両親では消費仕切れなくて冷蔵庫で場所とってるし。冷蔵庫の中はただでさえ無駄な買いだめでグチャグチャなのに。