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はてなキーワード: 登場人物とは

2023-10-02

anond:20231001223512

鬼滅は長命「種」じゃないな

 

鬼滅の鬼は元・人間ってだけで、生き物として別種になったわけじゃないんだよね

(そのへんの読解力ゼロで「人間だって魚とか牛とか他の生き物食べるのに、鬼が人間を食べるのはダメなんですか!」とか言っちゃってる頭お子様いるけど)

つーか生き物ですらなくなってる、人間を食い殺すのはそうしたいからってだけ

 

鬼滅が描いてるのは人間の内部の悪とそのかたき討ちの話だからだろう

鬼になるかどうかが生き様の話で、別種との比較の話じゃない

 

から元増田の求めるところによるかな

登場人物の中には数百年生きてるキャラがけっこう出てくる

ただし長命種として云々的なまじわりは描かれない

2名を除けばただただ無為に長く存在してるってだけ(うち1名ははっきり「400年も生きてなんもわかってない」描写だし)

 

【翌朝追記あり】劉慈欣「三体」の好きなところと微妙なところについて

ネタバレ注意!









好きなところ

たった一つの原理から出てくる結論三部作最後まで貫いている

この物語基本的原理は次の通りだ。「宇宙資源は有限であるしかしすべての文明は成長し・生き残りたい。よって、自分が生き残るためには相手を皆殺しにしていい。さもなくば相手に殺される」。そこから出てくる結論は「相手位置がわかったら即座に抹殺するのが最適解」。「相手と対等の立場に立って交渉するには、いつでも相手文明の座標を全宇宙晒す装置を作ればいい」。

これが適用されるのは地球人エイリアン・三体人だけではない。宇宙戦争ののち、孤立した地球人宇宙船同士も相互不信に陥り、突然殺し合いを始める。この原理原則例外はない。

どうしても攻撃したくなければ、相手の脅威にならないと示すため、限定された空間の中に引きこもるしかない。

絶望的な世界観

エイリアンのたった一つの水滴という兵器に、地球の最強の兵器であってもまったく歯が立たない。あるいは、エイリアンが数百年の偽りの平和ののち、地球人を何の共感もなくジェノサイドする・餓死させることを宣告する場面。主要なキャラであっても容赦なく殺してしまう命の軽さ。無意味に死んでいく人々。愛し合うカップルであっても、異なる早さの時間に引き裂かれる。この絶望感こそが本作の醍醐味だ。

さらに、地球人文明通りすがりの三体人とは別のエイリアンの作った名刺大の兵器で、三次元から二次元物理世界に落とされて再起不能になるまで破壊されるシーン、これは最も美しく壮絶な太陽系人類滅亡の場面だ。これを読むためだけに「三体」を買うだけの値打ちがある。

それだけではない、現在宇宙四次元時空で光速が有限なのも、本来は十次元光速無限だった世界が、宇宙戦争で使われた次元兵器による「堕落」の結果だと示唆される。感動的なまでの悲観主義

SF兵器なんでもあり

宇宙戦艦、超兵器エイリアンコールドスリープ、超構造体(メガストラクチャー)、ネトゲなど、絵になる風景ばかりだ。確かにSFモチーフを大量に詰め込むと粗削りになりがちなので、作品によっては一つに絞ったほうがいいと思うこともあるんだけど、これはいい

舞台中国である

これは欧米SFではほとんど見られない。中国が扱われるとしたら古代文明の謎であるとか、悪の共産主義陣営とかで出てくることが多いので、まず中国舞台であるというのが新鮮だ。始皇帝とか荊軻かい名前が出てくるだけでもうれしい。中国から見た日本文化ってのも、なかなか見られないか楽しいケンリュウも書いているけどね。あと、中国からしても日本と言えばカミカゼ忍者茶道なのね。あとは雀魂とか)。

関係ないけど、英語版ウィキペディアは概して日本よりも記事が多いし細かいことが書いてあるが、中国の歴史については日本語版のほうに一日の長があることもある。

あと、文化大革命が背景になる中国小説とか映画とかって、面白いのが多い。

宇宙の最終的な運命まで描き切る蛮勇

クラークとか小松左京とかじゃないとやらないくらいの発想がぽんぽん出てくるのが素晴らしい。

SFリアルさを求めて、技術革命とそれによる社会の変化を描くこともあるし、現実社会問題に肉薄することもある。雑食の僕はそれはそれで面白くて大好きなんだけど、定期的にSFルーツにある「人類の、そして宇宙の終局的な運命とは」「不可解なるエイリアンとの出会い」みたいなテーマ作品をどうしても読みたくなる。

微妙なところ

概して女性の扱いが悪い

第一部でエイリアン軍勢地球に呼び寄せてしまうのは人類絶望した女性科学者・葉文潔だ。「いっそ愚かな私たちを滅ぼしてくれ」と宣言してしまう。第二部ではエイリアンに対抗するために地球資源を使い放題にしていいと許可された「面壁者」羅輯が、どうすればいいかからずに、かわいいだけの理想の妻を求める(一緒に問題を考えるパートナーではない!)。さらに、第三部ではエイリアン和解した人類が、数百年の平和を経て穏やかになっており、「日本韓国アイドルのように」「女性化」していると描写される(前に「原神」のキャラとか”男らしくない”俳優とか実際に規制されてたよね)。

そして、コールドスリープから目覚めた主人公女性・程心もエイリアン文明破壊するための報復装置を、弱気から起動し損なう(これがさっき述べたエイリアンによる人類ジェノサイド宣言につながる)。

同時にコールドスリープしていた軍人は「この社会もっと雄々しくあるべきだ」という趣旨マッチョなことを述べる。2010年SFだけどこれでいいのか。このシリーズ普通に面白いと褒めていいのかオバマさん。僕はジェンダー意識がかなり保守的なほうだと自覚してるけど、これはちょっと弁護できないな(というかこれだけ女性の扱いが悪いと、作者には過去につらいことがあったのか? って心配になる ※1)。

さらに、第三部の主人公・程心は、使者として脳だけになってエイリアン文明に入り込んだ恋人・雲天明が、エイリアン文明の中枢から伝えてきた、人類文明を救うための暗号化されたメッセージを解読し損ない、これも人類滅亡の遠因となる。

まり人類の滅亡の契機は、ほぼすべて女性に起因している(いずれエイリアンに見つかっただろうけれども、直接の契機は女性)。寡聞にして、この点を検討している評論を見かけていないけれど、ググればどっかにあると思う。

三部作全部ドラマ化するとしたら、この辺テコ入れされるんじゃないかな。

※1 同じ心配をしているのが「たんぽぽ娘」のロバート・F・ヤングで、若くてかわいらしい女の子といちゃつく小説がやたらと多い一方で、「ジョナサン宇宙クジラ」では年上の女性たちや・女性上司日常的に暴力を振るわれている描写がある。成熟した女性に対する嫌悪と恐れを読み取ってしまうのは、気のせいだろうか。

被害妄想

エイリアンとの戦争に勝つためにはどうすればいいか軍人議論する中で「エイリアンに負けるかもしれないという精神的敗北者を追放する」「エイリアンシンパスパイ排除する」という結論が出てくるの、なんというか現実中国共産党の発想なんだけど、エイリアンに対してこういう態度を取るのは欧米だと冷戦時代SFが多い(この前のホーガンとかね。でもホーガンは「未来からのホットライン」が面白いよ。「シン・エヴァ」の元ネタだし)。なんというか、「三体」が悪いというより、中国政府がいまだにスパイ大作戦な冷戦世界観世界を見ているという感覚が生々しく伝わってきて幾分げんなりする。マジで共産党が「最善の防御は皆殺し」とか考えていませんよーに。さっきの女性の扱いと含めて、数十年前のSFを読んでいる気分になってしまった。

第一からエイリアンの超粒子で地球文明監視されて物理学の発展が阻害されるんだけど、これも敵のスパイに見られているという被害妄想的な感じがする。

深読みすれば、共産党監視されている国民の恐怖・心象風景なのかもしれないけどね。

ときどきトンチキ

SFってのはある程度ブラフ必要で、トンチキな場面も出てくるんだけど(それをどうやって読者に悟らせないか仮定文学であるSFテクニック)、たとえば第一部で地球文明を隅々まで監視できるだけの技術文明を、地球ナノワイヤで倒せるってのは、ちょっと無理があるんじゃないか?(追記。せめて向こうでナノテクが発展していないエクスキューズがほしいよね)

総評

人類に対して敵意を持っている宇宙の中での、人類の行く末について最後まで描き切った蛮勇がとても好き。三部作の壮大さのおかげで、隠せない欠陥にもかかわらずこの作品を気に入ってしまっている。第一部よりも第二部、第三部の順で面白くなっているのもいい。自分の中では★二つから★四つ半くらいまで評価が上がっていった。作家として器が大きくなったって感じたよ。

ラストの逃避にも似た、小さな農園を備えた小宇宙も、中国伝統的美意識神仙思想隠遁に繋がっていていい。美意識が共有できると嬉しいよね。

全体として思ったのは「これって炒飯ラーメン餃子の特盛セットじゃん」ってことだった。みんながSFと聞いて思いつくネタをがっつり取り込んでいる。読んだSFの冊数が増えると、青椒肉絲とか麻婆豆腐とか黒酢酢豚とか、燕のスープとかフカヒレかいろいろあるのがわかってくるし、全部乗せを馬鹿にしたくなる気持ちも出てくるけど、なんだかんだで小さい頃に食べた大味な全部セット無性に食べたい日もある。

読書楽しい

時々どうしても受け入れられない価値観出会うこともあるけれど、なぜそう考えるようになったのか? なぜ自分不快と感じるのか? と考えると、共感的に理解できるかもしれない。少なくとも自分価値観あぶり出される。

過去批判し、そのうえで現代をよりよくしていこうと思うが、だからといって過去を見くだしたいとは思わない。好きなところ、好きになれないところ、両方を検討するのは楽しい作業だ。

本を読んだときはたった一つの気に入った言葉があればいい。映画を観たときは一つでも好きな場面を見つけられたら良しとする。美術展に出かけたら、一枚だけでも気に入った絵があれば外に出た甲斐がある。

こうして欠点もあるけれども面白かった作品について書いてみて、「もういいや」って思ってた外伝にも、手を出したくなってきた。

それではまた。

前回

今さだらけれどセンスない認定されたSF作品を弁護したい

お昼の追記

「三体」人気すごいなあ。久しぶりにバズったよ。

以下ブコメレス

人によっては人物名前を同定できるかがハードルになりそう。

これは外国文学を読むとき鬼門で、自分三国志ゲームとか小説とかで親しんでたからなんとかなったけど、そうでないとしんどいかも。

おすすめロシア文学もなかなか読んでもらえないのもこの辺りに理由がある。

基本的にはメモしたり声に出したりしてその国の言葉リズムに慣れるのがおすすめマニアになってくるとジョンとヨハネイワンが同じ起源だとか気にし出すけど、これが通用するのはアラブ世界までだしね。

この方が好きなSFもっと知りたい。

SFじゃないのも含むけど、

必読書コピペにマジレスしてみる・自分のオススメ41冊編(1)

必読書コピペにマジレスしてみる・やっぱりオススメの21冊編 (1)

あとは、

必読書コピペにマジレスしてみる・海外文学編(1)

必読書コピペにマジレスしてみる・日本文学編

必読書コピペにマジレスしてみる・ミステリ編

必読書コピペにマジレスしてみる・哲学編

これは読書リスト

2022年に読んだ本

ではでは。

夜の追記

良くも悪くも手触りが野蛮な旧世代SFなのがむしろSFクラスタ外にもウケた理由なのかもしれないとは思う

これはちょっと思った。原初SFにある奔放な想像力、よくそんなネタ思いついたな! みたいなのがたくさんあるのが「三体」のいいところ。

で、それがモヤモヤする理由でもある。SFが洗練されてくると科学的正確さとか政治性とかを無視するわけにはいかなくなる。自分と異なった属性に対して誤った知識が広まらないよう、表現ルールがあるのは大切だと信じる一方、気持ちの面では想像力が羽ばたくのを少しも邪魔されたくない自分もいる。だから、反発する人の気持ちもわかる。

なので、正確性とかに気をつかったSFに慣れた身からすると「こんな粗削りでもウケるんだ! 売れるんだ!」という意外さと、先を越された悔しさがある。だから元増田みたいにSFの外にまで広がった作品を「センスがない」とディスりたくなるのかも。

でも、僕も最初はそういう作品から読み始めたわけだし、重箱の隅をつつくような外れ値の古参よりも、作品を買ってくれる新しいファンがどんどん増えたほうがジャンルは育っていくし、若いファンは「にわか」呼ばわりするのを恐れずどしどし読んでほしい。

思い出したこと

そういえば第三部でアボリジニおっちゃんが出てくるけど、欧米作品だったらもっと白人文化に対して批判的だっただろうし、なんだったら三体人に押さえつけられるときももっと痛烈な言葉をはかせていただろうな。より強い文明出会たことによる悲劇メタファーとしては扱いが若干雑だ。

欧米作品とのこの辺の感覚差異面白い

他に書いた文学関係増田

村上春樹のヒロイン・登場人物たちのつながり

カズオ・イシグロ大体読んだけど好きかわからなくなった

以上。

翌朝追記

おすすめの本のリスト追加したよ。

2023.10.12追記

早川書房翻訳SFファンタジイ編集部ツイッターに捕捉されてて吹いた。

2023-10-01

銀河英雄伝説の嫌いなところは登場人物予定調和的な行動を取るところ。

各人がそれぞれの役割をきちんと演じきってしまうところだ。

私の役どころはこういう感じですから、という醒めた目線を感じてしまって面白くない。

でも好きな人はそういう部分がいいんだろうなあとはわかる。

予定調和なことで物語理性的な展開しかしめさないのね。

から、なんでこいつはこういうわけわからんことするの?

っていう苛立ちを感じないことが心地よいんだろうな、と想像できる。

そういうのを好む人達って、馬鹿な行動をするキャラが出てくるお話を、馬鹿脚本とか呼ぶのね。

私はそういう人たちこそ馬鹿だと思ってる。

[]9月30日

ご飯

朝:なし。昼:ナポコーンスープ。夜:ピザ。間食:あめ。アイス

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみ

○ ワールズエンドクラブ

・はじめに

全国の小学生の中から落ちこぼれけが集められたガンバレ組に所属する11人の男女が、生死がかかった奇妙なゲームに巻き込まれることから始まる、トーキョーゲームスが開発した青春アクションアドベンチャーゲーム

打越鋼太郎小高和剛、中澤工と言った僕が度々高評価を付けている作品スタッフが関わっており、期待度は高めで遊んだが、僕は楽しめた。

実は発売当初に悪いインターネットで無遠慮かつ粗雑なネタバレを読んでしまい、それが記憶から消えるまで熟成していたので遊ぶのが随分遅れてしまった。(ちゃんと忘れれた)

テキストを読むパート以外にも2Dアクションパートもあるが、そちらはあっさり目で難易度もイージーを選べば難しくはない。

所謂初見殺しの要素が多いためゲームオーバーにならないわけではないが、覚えてリトライすればチェックポイントの間隔も短いので苦戦することはあまりなかった。

落ちこぼれガンバレ組が天下無敵になっていく過程演出としては悪くはなかった。

登場人物たちの仲良しシーンが良き

開幕の状況からは考えられないぐらい、登場人物達の仲良しなシーンがたくさん楽しめる。

途中参加のキャラも含めて12人の色々な組み合わせでエピソードがある。

視点人物は概ね無口な男の子れんちょが務めるものの、要所要所では視点人物が切り替わる群像劇スタイル

まだ小学生ながら恋愛っぽいエピソードも幾つかあるのもいいアクセントだった。

三角関係もあるもののギスギスせず、明るい雰囲気最後まで楽しめる。

喧嘩したりもするけれどパッと笑えばまた友達に戻る良い意味で引きづらない良い子ばかりなのがイイね。

協調性に欠けるキャラもいるにはいものの、各々の事情解決していくに連れてどんどん仲が深まっていくのも王道面白さ。

何を信じて何を疑えば良いのか難しい展開も多い中、このガンバレ12人がずっと一緒であることだけは疑う余地のない大前提として物語が進むのが心地よかった。

個人的には天才プログラマで少し幼く明るいバニラと、途中参加の記憶喪失不思議娘の雪の組み合わせが好きだった。

お互いどこか白っぽいという謎な共通点意気投合し二人だけのニックネームを付け合うのが良かった。

サプライズ重視の展開

スタートのデスゲームに始まり、さまざまな驚きが待っていた。

ゲームでの表現を利用した演出や、メタフィクションのような展開に、信頼できない語り手など、小学生達の仲良しエピソードが主ながら、各ライター過去作品に負けなぐらいサプライズ展開が待っている。

設定が開示されていくにつれ、ガンバレ組の根底を揺るがすような展開もあるものの、この世界が終わってもガンバレ組は一緒だと思えるからこそ、その先の奮起が早く読みたくなった。

絶望感が無いのは良い意味過去作との違いがハッキリして僕は好きだった。

この辺はシリアス度が足りないと否定的な人もいるのも納得いくので、この辺のバランス感は難しそう。

小学生レベル下ネタ

なにしろ、いつもの小学生レベル下ネタは健在なのだから

登場人物小学生なんだから小学生レベル下ネタで盛り上がることは理にかなっているだろ? と言われるとグウの音がでないが、いつものやつを今回も楽しめる。

ちんこ」と言うだけで人が笑顔になれると信じきっているライターの信念が伝わってくる。

歌の力はすごい

今作の名シーンはどこでも「ガンバレ組のテーマ」が流れている。

というと流石に大袈裟だが、歌の力はすごい。

おちゃらけ歌詞だがメロディシチュエーションが合間って泣かせにくる。

クライマックスでの使い方も最高に決まっていて大好きな楽曲だ。

・さいごに

明るい仲間たちの友情エピソードに、びっくりする驚きの展開、そして泣ける楽曲

製作陣の過去作と比較するとテイストはかなり異なるものの、面白ゲームだった。

ただボリュームの薄さと、アクションゲームパートのとってつけた感は否めない。

特にボリュームの薄さはアクションゲームパートの水増し感も相まってかなり感じた。

余韻が残るラストテキストで読みたいと思う部分が多かった。

ただ、良いところがいっぱいある好きな作品だ。

ガンバレ組は不滅だぜ!

anond:20230925193837

黒人」ばっかり注目するアメリカ中心主義にはもうウンザリだ。

アメリカポリコレで「黒人」が重要なのは人口の1割以上を占めていて、かつて奴隷制で無理やり連れてこられた過去があり、今でも黒人というだけで警察官から怪しいと疑われるなどの露骨差別があるからだ(ゴミを捨てにいっただけの黒人少年が逮捕された事件なんかを見ると、差別が薄まってこれなのか……という黒人の置かれた状況の苛酷さがわかる)。

でも、日本にいる黒人人口比でいうとごくごく少数であり(地方都市では黒人を一度も見かけないとか、普通にあるでしょ)、かつ全て自発的日本に来た人々とその子である。もちろん差別はいけないが、アメリカにおける黒人と同等の配慮をすべきとは思えない。人口比や歴史的経緯でいえば、黒人より先に東南アジア系に配慮すべきだろ、どう考えても。日本黒人奴隷を使役したことはないが、東南アジア侵略したことはあるわけで(まあ、日本でいう褐色キャラは、たいてい黒人ではなく南アジア系や東南アジア系だったりするわけだが……)。

本当に日本における人種的ポリコレを追求するなら、朝鮮系描写だろう。彼らは日本におけるマイノリティの中では中国系の次に数が多く、また日本による植民地支配犠牲者でもあり、在特会のように露骨差別を浴びることがあって、そして、中国系に比べてアニメに出てくることは少ない。中国系キャラが出てくる萌えアニメはいくつも挙げられるが(『ラブライブ!スーパースター』とか。クゥすみいいよね……)、朝鮮系キャラが出てくる作品と言われるとなかなか思い浮かばない。

日本系・沖縄系・アイヌ系・中国系朝鮮系がメインを占める日本多様性は、白人黒人アジア人のように違いが目に見えるアメリカ多様性とは違う。パッと見で違いがわかりづらいが、違う文化独自歴史を持っていて、独自アイデンティティを持っている。それなのに、目に見える多様性がない、目に見える多様性を増やせ、と言い出すのは、アメリカ多様性だけを真の多様性とみなすアメリカ中心主義にほかならない。多様性のあり方だって、多様であるはずなのに。

っていうか何よりもまず、世界人口の何割は黒人なんだから日本アニメにもそれ相応の黒人を出せというなら、世界人口の何割かはアジア人なんだから、まずはアフリカ映画や『ブラックパンサー』の登場人物の何割かをアジア人しろよ、ワカンダに全然アジア人がいないのおかしくね? っていう話になるはずなんだけど、そういうと「黒人文化に口を挟むな!」とか「ホワイトウォッシュだ!」とか言われるんだろ? それなら、アジア人アジア人のために作った映画黒人が口を出してくるなよ、くらいは言っていいんじゃない? ファッキンジャップくらいわかるよバカヤロー。

anond:20231001101058

黒人登場人物を正確に描くには、アメリカ史などの知識がめちゃめちゃ要求されるからな。

あんまり勉強せずに漫画道一筋で来た作家には描けないだろう。

黒人留学生に、バナナはまだしもスイカも食べさせるのは国際的NG、なんて理解できてる漫画はいるだろうか。

白人ヨーロッパのどこかの王女王子様、みたいなフワッとした描写でも許されるから使いやすい。

”オマタノヤロチ

約 688 件 (0.22 秒)

らんま1/2登場人物

Wikipedia

https://ja.wikipedia.orgwiki › らんま1 › 2の登場人物

巨大な頭1つから伸びる7つの細長い尻尾の先端に小さな頭が1つずつ存在する奇怪な姿から、真之介の祖父に「オマタノヤロチ」と命名される。泉から目覚めたが、事件解決 ...

早乙女乱馬 · ‎天道あかね · ‎大林隆介 · ‎響良牙

ナニィ

anond:20231001115553

島根パソコンなんてあるわけない」で有名なデジモン登場人物島根県出身の可能性がある

東京に住んでるけど

2023-09-30

あしたのジョー2とか、コブラエースをねらえ2とか、あのかっこよさってなんだったんだろうな?

いろんな映像作品を見てきたけど、あれと同種のかっこよさ、って体験したことがない。

あの特徴的な演出もそうなんだけど

登場人物のひとりひとりがすごく立っていてかっこいいでしょ。

洗練されている。

それでいて泥臭い人情もある。

そして、作品のものからかっこよさが滲み出している。

あのルーツはどこかにあるんだろうか?

どういう流れをくんでいる映像作品なんだろう。

2023-09-29

anond:20230929205304

その点では、縄文弥生古墳、あたりは楽ってことか。登場人物選択も含めて。(あれ?)

anond:20230929095218

なんつうか元増田といい女の登場人物といい少女漫画文化に毒され過ぎだと思うわ。

そういう感じの雰囲気で好きだと伝わるとかそうすれば男から言い寄ってくるとか現実的になかなかないっつーか、それを察して言い寄ってくる男はヤリチン寄りの奴だもん。

2023-09-28

難しい問題ですね

難しい問題だけど、貴方の妻には多分結婚当初~出産直後の間に義母から言われたことと、
その時義母から自分を守ってくれなかった貴方の姿が焼き付いてるんだろうね。
特に妊娠中~出産直後の女性って、その期間中に夫が守ってくれなかったら一生恨み続けるレベルになるから
そうなるともう、これは妻の考えは修復不可能で、妻としては「私(と子供)を取るか、親(と姉)を取るか選べ」という状態で、
仮に貴方がこの“問題について妻と子供を選んだとしても”、妻にとってはそれが当たり前で「結婚当初~出産直後」の事については別腹でこれからも恨まれ続けたまま生きるしかない。

難しすぎて簡単にどちらを選べば良いとか言えない。

整理すると

結婚当初~出産直後に義母に色々言われた時に守ってくれなかった夫(貴方)を未だに恨んでいる
・今回の事で貴方が妻と子供を選ぶのは「当たり前の事」と認識している
・その当たり前ができない夫(貴方)に怒りを持っている


・妻を守るために実家を遠ざけて、実家の事を結果的自分押し付けていた弟(貴方)を恨んでいる
・今まで実家の事を(結果的にとは言え)自分父親貴方父親)に押し付けていた分償えと思っている

多分こういう感じだと思います
どちらを選んでも幸せになれないし、どちらを選んでも今のままでは貴方は不幸になる。

から元増田を読んだ一人としてはどちらを選ぶのが正解とも言えない。

妻に、離婚覚悟自分がどうしたいと思うかをはっきりと言葉にしてみるしかないと思う。
うまく言葉にできないなら元増田と、それに付いたコメントまで含めて全部妻に見せて
「こういう所に相談してたんだけど」と正直に話すのも手。

願わくば元増田の話が釣りで「こんな不幸な板挟みに遭っている夫は実は存在しなかったんだ」であって欲しいと願ってしまう。

完全に外野視点として言うならとりあえず「月1万」で許してくれる姉が、この話に出てくる登場人物の中では比較的まともな方。
今後増額は有るかもしれないけれど、一般的な話として実家と疎遠にしてた子供に月2~3万ぐらいの介護費用求めてくる人の話をよく聞くので1万は安い方よ。

Re:結婚当初〜出産直後くらいのころに、デリカシーのない発言を色々されたの..

anond:20230928153448

古い映画とかでクソデカ二つ折り携帯とか出てくるとホラー映画なのにちょっと笑っちゃうし、古い小説とかで言葉遣いが古かったりすると若いはずの登場人物がお年寄りに見えちゃう

anond:20230928153101

鬼滅って作者が急に出てくるんだ…自分想像してたのは、一昔前のネット掲示板にあるようなSSで、急に作者が出てきて登場人物と会話するようなヤツだった。

自分は全部読んでないからわかんないけど、鬼滅のそれとはまた事情が違うと思う

園子温作品生産性のない本能に従ったセックス暴力、また盗撮恫喝恐喝等の犯罪不倫等愚かなことに没頭させる。またはメンタルイカれたもの本能に従った熱量をそのままにぶつけている。

結末がどうであれ、頭のイカれた人間本能を見せつけ人をアブノーマルとは言い留められない思想をどこまでも煽らせる。

そこで肝心なのは登場人物の女は男に従わずを得ない立場に追いやられながらも、女という武器で裏をかいてるという過剰な女としての自信だ。男はそれを「頭の弱い女」と呼ぶ。

この園子温の「頭の弱い女」…言葉は悪いが肉便器のような扱いを受ける女性は、女を自分武器であると過剰な自信を見出す。特にセックスにおける相手を魅了しているという自信は「愛される」という言葉に変換させ、メンタルの死んだ女にとって麻薬のような作用をもたらしている。麻薬となってるのは行為であり、男ではない。だからこそ馬鹿なのだと。

……思えばバカみてーな作品だ。刺激だけ求めている内容だ。これこそが男女敵対哲学のように映画で語りつつも、下衆を極めたゴミだ。しかしながら、「男女の友情は成立するか否か」といった無謀な問答が昔からある限り、創造性のない頭ゆるゆる性欲しかない人間再生産されるだけだ。それらを認めるところから整備を始めなければいけないとこ、性欲のみに従いたいと惰性貪り努力せず「愛される」「愛されたい」などといった耳障りのいい言葉に挿げ替える。今度は若年層に「死」「サディズム」への意識ミックスして新たな創作に刺激的な味付けをし、植え付けようとする。

今度は性欲という本能封殺し、死生観をメインにする。はたまた嫉妬恨み等負の感情を引き出させる。一体何が見えてくるのか。

ちなみに地獄でなぜ悪いチェンソーマン暴力狂気は似ている。いずれにしても破滅が好きだ。ファッション破滅

ここまで書いてクソどうでも良くなった。どうせこんな文章書いたって二番煎じどころじゃねーわ。

あーーーー醜いきしょい俺もお前らも。

2023-09-27

9/27 なんとなく、クリスタルを読む

今日バイト休みだった。

三度寝した後、昼ごはん彼氏にもらったノワールを食べる。それから図書館へ向かう途中でコンビニに寄り、からあげクンとだしおにぎりを買う。

図書館の前のベンチで買った二つを食べる。からあげクンは、期間限定フレーバーなんて買わずに、素直にホットを買えばよかったな、と後悔するも、だしおにぎりは、値段の割に美味しかった。

軽くお手洗いを済ませて、なんとなく、クリスタルを読む。登場人物暮らしぶりや、横文字固有名詞がたくさん出てきて、高度経済成長期直後の70年代後半から80年代一般市民にも余裕が出てきたイケイケな日本雰囲気がよく伝わった。特に私が気に入ったのは、生まれてきてから苦労や不安といった暗い感情とは無縁な若者の浅はかさや薄っぺらさがよく現れている点だ。小説を読んでいて、やけに注釈が多く、無視して読んでいたが、思ったよりも早く読み終わったので読む。これがなかなか面白い。例えば、

エルメス     …馬具商からスタートしましたのに、今や超高級ブランドになりまして

モデル      …大した顔でもないのに、自己顕示欲の塊で、モデルをやっている女子大生もいます

サマセット・モーム…なんたって、由利主人公)は一応、英文科ですもの

もはや筆者の皮肉混じりの感想となっているものが、ほとんどだった笑 また、最後に暗に少子化時代へと進む事を示しているであろう日本出生率を示したデータ唐突に現れる。これは、10年後もシャネルを着たモデルをやっていたい主人公の、将来もモノに囲まれた裕福な生活が送れると思っている主人公の行く末でも表しているのかと思った。オシャレで裕福な生活を送っている若者たちの生活→筆者の彼らの暮らしに出てくるモノに込めた皮肉混じりの注釈日本出生率からそんなに長くは続かないであろう今の生活、という一連の流れは、実に見事だった。

今度、なんとなく、クリスタルで出てきたレストランケーキ屋さんが、今でも残っていたら、恋人と一緒に行ってみようかな。

anond:20230927172600

トレンディドラマ登場人物になれると信じてたな。

の子は転生もの現実逃避する他ない。

「そのうちに運命女性出会って幸せな家庭を築くんだ!きっとできるに違いない!」

って80%ぐらいは信じて生きてこれたけどさ。

2023-09-26

anond:20230926145004

>初代ガンダムとZまでは5年も間が空いているのに

監督サンが他のロボアニメつくってたからやで

世代としては何故か初代~ZZ世代と括られがち

登場人物カブから、ていうかアフターストーリーから

視る(観させる)ほうの世代についていえば、「その時点でもうレジェンド扱いされてた初代」のファンに向けてやからなぁ

2023-09-25

ACMA:GAMEって今考えるとすごい作品だった

能力もの特殊ギャンブルもの登場人物全員超能力者嘘喰いみたいな漫画

 

ふつうこういう能力ものって登場人物能力を考えてから

それに見合ったゲームや展開を作りそうなものなんだけど。

この作品は明らかにゲームを先に考えてそれに見合った能力を考えているので

 

万物目覚(オールタイマー):

自身が選んだ物体タイマーとしての機能付与し、セットした時間に音が鳴るようにする。

 

みたいな、何なのその能力……みたいな謎能力がめちゃくちゃ出てくる。

途中からたぶん面白なっちゃったのかヤケクソになっちゃったのかわかんないんだけど

とりあえず能力名と効果だけ出さなきゃ……って感じになって

 

恋の原点(ロリータコンプレックス):相手恋愛対象理想年齢を10歳下げる。

読書感想文(ナツヤスミノアレ):指定した書籍、または文章について相手に素直な感想吐露させる。

 

みたいなクソ適当能力名前だけどんどん出てくる。

ぶっちゃけ嘘喰いも言うほどこれ頭脳バトルしてるか?って思う部分はあったけど

ACMA:GAMEは明らかに作者の技量が描きたい話について行ってないのが残念だったな。

2023-09-22

被害者女性加害者の男

事件報道なんかで、被害者を「男性女性」、加害者を「男/女」って表現するのって、よくなくない?

登場人物を書き分けるレトリック上の要請、というのは理解する。

ただ、裁判にもかけられてない人に対して(というかたとえ死刑囚であっても)、報道というパブリック文脈で、わざと邪険っぽくした言葉を吐きかけることに対してかなり違和感がある。

「悪い行い」に対する批判を表明するのはいいよ。それがペンの力だから

でも、マスコミという私企業、あるいはそこに勤める会社員が、人の尊厳を踏みにじるような言葉遣いをしていいってことにはならないでしょう。

anond:20230921005808

俺も今日観てきたので感想を書く。(ネタバレは極力避けたつもり)

この映画岡田麿里ファン向けに作られたんじゃないかな?

岡田麿里を知らない人は楽しめないかと。

絶対世間流行らないだろう造語を恥ずかしげもなく登場人物に語らせるのは、まさに岡田麿里だなと感じた。

登場人物名前から派生する言葉遊びも同様だ。

ただ、「ぼんぼる」・「ほびろん」・「えすいばつ」・「あなる」・「あきらっきー」の様にインパクトのある造語が出てこなかったのは残念だ。

それと、岡田麿里はドロドロした恋愛や女同士の醜い争いに定評があるけれども、本作ではそうした描写が控えめになってたのも残念だ。

良くも悪くも一般向けに寄り添った映画だと感じたが、岡田麿里らしさを望むファンとしてはいささか物足りなかった。

君の名は。』みたいな一般向けアニメ映画を作ってと岡田麿里に頼んだら『アリスとテレスまぼろし工場』ができたのだろう、というのが全体的な印象だ。

ストーリーに関しては、世界設定が明らかになるまでの中盤までは難解で、話がどのように転ぶのか分からなくて作品世界に没頭された。

しかし、中盤で五実の正体と世界設定が明らかになると拍子抜けになる。ぶっちゃけ、いわゆる〇〇〇系だ。

そして、主人公目的が定まると、その後のストーリー展開はあまりにもシンプルだった。

こんなシンプル脚本にするなんて岡田麿里はどうしちまったんだ? と感じるほどにだ。

終盤のアクション演出映画らしく派手に表現されていたが、あまりにも話の流れがシンプルだったので、もしかしたらラストどんでん返しがあるのかな? と思ったが特に何もなかった。

終盤の風呂敷の畳み方が甘いのも岡田麿里しかったが、だったら登場人物同士のドロドロで醜い争いをもっと描いてしっちゃかめっちゃかにした方が良かったのでは?

あとは思い出せるだけの細かい感想を列挙する。

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