はてなキーワード: 新年会とは
2、3年前の冬の日の夜、あの日も確か寒かった。冬の、呼吸をすると鼻の奥がつーんと冷たくなる感じの日。あの日と同じ。
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大学の課題か何かで帰りが遅くなって、いつもは行かない時間帯の駅前のスーパーへ。いつもより割引きになったお惣菜の弁当とカップ麺をカゴに突っ込み、レジを待った。並んでいると、ふとレジ打ちの店員さんに目がいった。そこにいつもの背の高いおばさんはいなくて、小柄で華奢な、みじかい髪を後ろで束ねた可愛い女の子がそこに立っていた。
僕は読んで字のごとく、彼女の可憐な姿に目を奪われてしまった。レジを待つ間、ずっとそのレジ打ちをする彼女を見つめていたと思う。自分の番がきた時、ふいに自分のカゴに入っている割引のお惣菜と大量のカップ麺に目がいった。僕は自堕落だと思われるのがなんだか恥ずかしくて、ただただ赤くなっていた。レジを打っている間は顔が見れず、ただただ彼女の耳についていた白い花のイヤリングを見ていたのが記憶に残っている。
会計が終わると、そんな僕の恥じらいなど知る由も無く、彼女は屈託のない笑顔で「ありがとうございました!」と言った。一瞬の出来事だったけど、目を見て微笑んだ彼女の吸い込まれそうな瞳に、僕の心は奪われてしまっていた。
その後も週に何日かは、いつもの時間より遅めにスーパーを訪れた。彼女の姿が見たくて、彼女がレジ打ちをしていたらさりげなくその列に並び、横目でレジ打ちをしている彼女の雪のように色白な横顔と耳のイヤリングを見ていた。彼女と話がしたかった。でも、見てるだけで声なんかは掛けられなかった。ただレジに並び、会計をする。それだけ。見栄を張るためにお惣菜やカップ麺は買わなかったり、料理なんかしないのにニンジンやじゃがいもなどの野菜をカゴに入れてレジに並んだりした。しかし、何度店を訪れても僕たちの関係は変わらず、僕はいつまで経ってもただの客で、彼女はずっと夜勤のレジ打ちのバイトの女性、ただそれだけの関係だった。
だけど、レジ打ちを待っている彼女の姿を見ることが自分の生活の中の小さな喜びだった。
そんな日が何週間か続き、年末になった。あんなに彼女に会うために通ったスーパーも、新年会やら忘年会、飲み会、正月を経た頃には彼女ことなど記憶の片隅に追いやられていた。
1月も終わりに差し掛かった頃、ふと彼女のことを思い出しスーパーへ向かった。時間帯はたぶん、合っていた。だけどレジ打ちに彼女の姿はなかった。しかし、通っていた頃も会えないことは何度かあったので、今回もシフトが入っていないのだろうと思い、気にも留めなかった。
だけど、何度か曜日を変えてスーパーへ訪れても、そこに彼女の姿があることはなかった。代わりに、短大生と思われる女の子が、『研修中』の名札をつけてレジを打っているだけだった。
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しかし飲み会でコミュニケーションを取って仕事にプラスになるのは、
コミュニケーション能力の高い人だけにあることであり、基本的にコミュニケーション能力が低い人間の場合は飲み会に行ってもプラスがないどころか仕事に悪影響が出ることもある。
コミュニケーションができない人間は飲み会に行こうが行くまいがすでに浮いているし、
コミュニケーション能力がないと自覚しているので「自分が飲み会にいないほうがみんな楽しいだろ」と毎度思うので、ここ五年会社の飲み会には新年会忘年会歓送迎会含め一切出ないようになった。
しかし毎回欠かさず出ていた頃と仕事での人間関係は全く変わらない。
コミュニケーション能力がないなら飲み会行かないほうがあなたも周りもハッピーですよ。
当方の会社はシフト制。幸か不幸か、はたまたシフト作成者の上司の意向か、新年会の日は何故か休日にされていたんですよ。
で、新年会の開催は夜21時からだという。お偉いさんが来るから強制参加ね、と上司は事もなげに。
で、本題なんですけどね。
前日に熱が出たんですよ、私。最近忙しいからとろくに昼休みも貰えず、とうとう体調を崩しまして。こりゃ無理だと思いながらも前日は出勤して、他の人がちゃんと昼時間取れるように仕事を分担して皆が食べたら帰らせてくださいってお願いしたんです。
そしたら皆昼食べ終わってるのに何故か帰らせてもらえず、そして昼時間も与えられず、18時にようやく帰っていいって言われまして。昼とは。こちとら発熱と頭痛と吐き気が凄まじいんだぞと。
で、新年会当日は回復しきれず、電話すらキツかったので、今日は休ませていただきますとメールしたら無視。電話も出ない。でも当方には車もなく会場に向かうには電車を何本も乗り換える必要があり会場に行くのは困難だったため、念のため同僚に伝言を頼んで新年会を欠席しました。
そしたらね、聞いてくれ。
うちの上司の上司、支店長レベルの人間がね、「信じられない!新年会に顔も出さないなんて恥知らずだ!俺はああいうやつが一番嫌いなんだ!」と騒いでいたらしく、やれあいつは病弱だと貶しまくっていたそうな。
ちなみにこいつです。前日当方に昼も食わせずに10時間労働を強いたのは。
上司のグラスを空けないように目をみはり、Aさんは焼酎を最初に飲んだらその後は日本酒、Bさんはビールしか飲まない、Cさんは最初はビールだけどその後は芋焼酎。グラスを空けるな。タバコの灰皿のススはつもらないように。そんなことを考えてずっとニコニコとお酌していなきゃいけない新年会。アホくさい。もう辞めます。泣きたくないのに泣けてきた。
ふと「演歌って持って20年くらいなんだろうな」ということを思ってしまった。
先日職場で新年会に参加させられたのだが、その際におっさん世代(40-50代)のカラオケを聴いてたのだが
80-90年代のJ-POPを中心に歌っていて「演歌」という選択が一切ないのだ。
考えてみたらすでに職場で管理職をしている世代は60年代~団塊ジュニア生まれで、
その時点で既に演歌というジャンルは「おじさんおばさんが聴くもの」という認識が生まれているはずだ。
その「おじさんおばさん」世代はすでに「おじいさんおばあさん」世代になっている。
高齢化社会とはいうが、その高齢者も20年もすれば自然減が続出する。
おじさん世代にとっても馴染みない演歌というジャンルはあるときを境に一気に衰退を始めるのではないだろうか。
歌番組は基本的に専門の番組を持ち、JPOPやロック等異なるジャンルとは一緒になることはほぼない。
テレビ放送はBSか深夜にひっそりとやっているカーテンと照明しかないどシンプルな背景の音楽番組くらいだ。
あのシンプルな背景が他ジャンルにはない「昭和から一切変化を許さない」排他的な雰囲気を物語っていると思う。
先週運転してたらラジオからとある大物演歌歌手とベテランのDJが主演のリサイタルの告知をしていた。
その中でベテランDJが「皆さん、このリサイタルではリクエストは送らないでください。私たちが責任を持って選曲します」
とのことだった。要は素人のリスナーがリクエストしたセットリストで曲の雰囲気をぶち壊すことをして欲しくないんだそうだ。
お金を出してくれる来場者に全精力をかけるというプロとしての意気込みは感じるが、一方で傲慢さを感じる言い方だと思う。
視聴者すべてにヘコヘコする必要はないとは思うが、今の立場で金払ってくれる人たちの前でふんぞり返っているよりも
少しでも若年層にアプローチをかける手段に講じたほうが演歌というジャンルの寿命を延ばすためにもいいと思う。
ところで前々から不思議に思ってるのだが、演歌のCDってどのアーティストもフィギュアのレビューサイトみたいな背景に
地域社会が学校の「味方」になるか「敵」になるかは、学校をスムーズに運用できるかどうかの非常に重要なファクターになる。そして人間は知らないもの、馴染みのないものを「敵」と見なす傾向があるんだ。
学校が地域社会と一切の関わりを絶ち、子供とその保護者だけを相手にしたとしよう。そうすると学校から出る全ての音は、周辺住民にとって「騒音」にかわる。たちどころにクレームの山が学校に押し寄せる。休み時間に子供を校庭で遊ばせることもできなくなる。子供たちが学校の行き帰りにしゃべっているだけで、町のどこかに自転車を止めただけで学校に文句がくるようになる。あらゆる問題が地域から降りかかってきて、学校が全然まともに運営できなくなる。
じゃあどうするのか。
地域の老人やら商店街の重鎮やらを運動会などの行事に来賓としてまねいて歓待し、卒業式にはOBの地方議員をまねいて祝辞の一つももらう。地域の祭りに子供たちを学校代表として参加させて歌でもうたわせ、自治会の新年会にはPTA会長が出席して顔を売っておく。
こういう普段からの根回しにより、地域社会が学校の「味方」になるんだ。そうすることで地域からのつまらないクレームは激減する。多少あっても、自治会長やら商店街やらが取りなしてくれるようになる。
韓国民団、少女像の撤去求める 「在日同胞共通の考え」:朝日新聞デジタル変更する
http://www.asahi.com/articles/ASK1D5JXGK1DUTFK00V.html
「韓国政治にはできるだけ関与しないというのが民団の立場。ただ、この問題で一番の被害者は在日同胞だ」と強調し、
駐韓大使らの一時帰国や通貨スワップ再締結協議の中断といった日本政府の対抗措置については
「大変厳しいが、早く問題を解決してほしいという日本側の思いも理解できる」と述べた。
(武田肇)
いや実際難しい立場になってるとは思うけど
「自分達の為の身の可愛さのために母国が道を曲げろと言ってるのか」
「お前らなんか知るか裏切り者」
ってなるじゃん。
「その論法は母国で慰安婦で騒いでる人達と全く同じ論法では…」
ってなるし。
そこはやっぱり自分達の身や自分達の都合の話をするんじゃなくて
みたいな言い方するもんじゃない?
実際わたしら板挟みで困るわー
っていう感覚や都合まで捨てろって言ってるんじゃないですよ。
と思ったら韓国人にキレられまくってるし。
http://oboega-01.blog.jp/archives/1063723302.html
うーん…
彼女を作ると金がかかるという男性がいるけど、彼氏だって金がかかる。
完全に奢ってもらうことなんてそうないし、割合としては6:4くらいだろうか。
そりゃあ相手が質素なデートで満足してくれる人ならいいけど、アラサーの男性なら飲みに行きたいだのずっとカラオケは嫌だの駄々をこねるし、
そうなるとどうしてもお金がかかる。旅行に行きたいとか言われたら最悪だ。わたしが一人で旅行に行けば二泊三日でも三万程度で済むが、男性と一緒となるとそうはいかない。
ガソリン代高速代を割り勘にするぐらいなら、一人で昼間のバスに乗ったりLCCに乗るほうが安上がりだし。
昨日はデート後に財布を開いたら一万円なくなっていた。
デートそのものは楽しかった。彼のことも好きだ。だけど、毎週一万円かかるデートをされるとお金がもたない。今回の彼氏は割り勘派だから仕方ないけど…。
別に男性に全額払えとは思わない。ただ、割り勘にするなら相手の収入も考慮してほしいなといつも思う。それに付き合わされる低収入の身にもなってくれ。
そりゃ7割くらい奢ってくれるなら見たくもない映画や、飲みたくない飲みにも付き合うけど、5割負担だと合わせられない。相手の収入はわたしの何倍もあるからそりゃあ金の使い方も違うだろうけどさ。
相手が年上で収入もそこそこだと知っていたから、せいぜい五千で済むだろうと見込んでいたわたしもわたしだけどさ。あー今月苦しいな。デート厳しいなあ…新年会あるし…。こんなことなら新年会断っていればよかったな。
http://anond.hatelabo.jp/20170101194020
これは家庭内のことについて書かれてることだけど、自分はこれを前に勤めていた会社で全く同じことを感じてた。
某地方にあるその会社は創業以来の伝統だかなんだかで、毎年盆休みと正月休みの前には宴会を行っていた。社内で。
夏はバーベキュー、冬は鍋パーと一見リア充っぽいしきたりなのだが、その実支度も片付けも行うのは女性社員。男性社員は座って出て来るものを食ってるだけ。
普段の仕事ではそれほど男女の区別がないように感じていた会社だっただけに、初年度にそうしたあからさまな男女差別を見せつけられてかなりガッカリした。
入社時に未婚だった自分に対して年配の女性から「ほら!ここで気の利いた女をアピールするの!」とアドバイス頂いたことも今となってはよい思い出です。
あまりにもその雰囲気がイヤで次年度から理由をつけて不参加しようとしたのだが、そのたびに
「ちょっとだけでも顔を出しなよ」←顔を出すということは宴会数時間前からの下働きに参加しなくてはならない
「若い人がいないと会が盛り上がらないでしょ」←年寄り女性は片づけなども若い女に押し付ける
といった圧力をかけられた。
そして、次に就職した会社で忘年会や新年会をどこかお店を予約していることを教えてもらいつい口を滑らせて
「前の会社は社内で自炊宴会してて本当に大変でしたよ~」などと言ったことにより、その年から宴会が社内になった。
すると女性社員が競って「これ、うちで作ってきたんですぅ~」などと料理を持ち込むようになるという地獄絵図が発生した。
転職先の会社の上司は「うちはバナナ食うときもカミさんに皮むかせて一口サイズに切らせるようにしてるんだ。そうして食うと愛を感じるだろ?」とかいう発言してたので、そういうやつに耳にいれてはいけない情報だったのだと後悔している。
Twitterを利用し、いわゆるクラスタと呼ばれる人達と繋がって5年以上経つ。
彼女達との付き合いはネット上だけに留まらず、同人イベント後のアフター、遠方のフォロワーが上京したときのオフ会、新年会や忘年会といった季節の節目の飲み会、はては年賀状やお中元お歳暮のやりとりなどがある。
実際、付き合いの長いリアルの友人達から「○○クラスタっていつもみんなで集まって美味しいもの食べて、仲がいいよね」と言われたことがある。
しかし本名と顔、住所や職業を知っていてもなお、私は彼女達の輪に溶け込めないのだ。
「Aさんやばい」
「これだからAさんは…」
「Aさん天才かよ」
といったツイートがTL上に流れてくる。
他クラスタでは空リプがどう受け止められるのか分からないけれど、私が所属しているクラスタではごく自然に当たり前のように名前が流れてくる。
「Aさんって名前をよくTL上で見かける」と誰かがツイートすれば共通フォロワーから「面白い人だからフォローすれば?」と返ってくる。
こんなやりとりからフォローし、フォロー返されるのが習慣となっていた。
ある時、私を除いた殆どのフォロワーがとあるフォロワーの身内垢と繋がっていることを知った。
空リプが当然の文化なので複数の人達が「○○さんがまた何かやってる」とツイートしていても、私のTLには彼女がいない。
ホーム画面に飛んでも「身内垢。フォロー申請拒否します」の文字。
身内垢というのはこちらからフォロー申請するものではないのだ。
彼女の身内垢を知っていても、向こうからフォローされぬ限り何もできない。
一度、フォロワー数人で遊んだとき○○さんの身内垢でのツイートが話題になった。
適当に相槌を打って、私は笑って誤魔化した。
彼女達は私が○○さんの身内垢と繋がっていないことを知らない。
気にしている私の器が小さいだけ。
○○さんの本垢と繋がっているけど、身内垢とは繋がっていない。
私はいわば中途半端者で、彼女達の仲間になりきれていないのだ。
もちろん、何人かの身内垢からフォロー申請がきたのでそちらと繋がってはいるけど。
そこで話題に上がっていたのは本垢では到底言えないようなことだった。
身内垢とは外部から隔絶され、選ばれた人しか見ることが許されないものだ。
私は○○さんには許されてもいないし選ばれてもいない。
それでも彼女の本垢から話しかけられ、リプのやりとりで盛り上がることもある。
みんなの輪に溶け込めず、かといって自分から一歩を踏み出す勇気もない。
ここまで身内垢に対する嫌悪感を露にしてきたが、私も身内垢を持っている。
それは文字通り、高校や大学で仲良くなった友人だけをフォローしている。
人の身内垢が怖いと思っているくせに自分は引きこもっているなんて、馬鹿な話もあったものだ。
要するに、「みんなと一緒に楽しめないと寂しいから仲間にいれて欲しいけど自分から言う勇気がないので察して欲しい!」とくそ甘えたことを抜かすワガママチャンなだけなのだ。
もしも同じ思いをしている人がいたら「それはあなただけじゃないよ」と伝えたい。
まあ、伝わったところでなんの解決策にもならないのだろうけれど。
たとえ解決策にならなくとも「こんな些細なことで思い詰めるのは自分だけかもしれない」と感じている人にこのブログが届けば幸いである。
歓迎会、忘年会、新年会、理由を問わず嫌いだしここ数年は欠席を貫いている。
酒を飲まない人間にとっては全く美味しいと思わないし酩酊感は気分が悪い。なんで飲みたくも無いものを飲まされなければならないのか。飲めないと言っても最初の一杯ぐらいは麦酒でしょ!とかなんだそれ巫山戯んな。
飯が不味い。4000円、へたすりゃ5000円も払って出てくるのは冷凍食品と見紛うような脂ものや不味いコース料理が数品出たかと思えば最後はコンビニに並んでるのよりも安そうなデザート。場所代と考えても割に合わなすぎる。
タバコが臭い。他人が肺をどうしようが知ったことでは無いが、飯の席で平然と煙草を吸う人って理解できない。隣や正面で煙を吐かれる身にもなれ。臭いんだよ気付けよ。ただでさえ不味い飯がさらに不味くなる。
職場の人間に興味はない。仕事も会社も嫌いなのに、会社の人間と何が悲しくて顔を突き合わせなきゃならないんだ。お前らそんなに仕事が好きなの?会社大好きなの?社畜なの?
弄りのターゲットにするな。愚痴や過去の栄光を聞くのも苦痛なのに、唐突に説教したり弄ってくんのやめろ。「休日何してるの?」とかお見合でもないのになんで言わなきゃならないんだよ。
過去の私は何をしていただろうか。
十年前、私はエル・プラットに降り立っていた。仕事上の出張と言い訳したが、目的はあの彼女に会うためだった。
アナベル。
空港から街までのタクシーは、当時カタロニア語を解さない自分には物珍しかった事を記憶している。
運転手はコロンブ、コロンとアジア系の私を見ながら笑顔で塔の人物を指差していた。すぐに理解できなかったが、それはコロンブスの像であろうとは想像がついた。
コロンブスは私の記憶ではジェノバの出身であり、リスボン時代があったことまでは理解していたが、彼が当時のカタロニアにどのような関わりがあったのか、その場では分からず不思議に思ったものだった。
タクシーは、それがまるで南欧そのものであるかのような眩しい太陽を受けながら、ホテルとへと私を連れて行った。
バルセロナは街は計画された美しい都市であった。そして今もその姿は変わらないだろう。
その街はオリンピックやアントニオ・ガウディなどで有名である事は既に知っていたが、そういった一画とは対照的に、市内の一部の通りでは、服飾を扱う中国からの貿易商で溢れており、その姿が往年の歴史、そして地中海の今も変わらぬ姿を教えてくれるには充分であった。
私は彼ら貿易商達の傍らを通り過ぎながら、アナベルに会えることが待ち遠して仕方がなかった。
携帯で彼女に到着を知らせると、すぐに「会いたかった」の返事が返ってきた。
(続)
妻が不倫していたよ。結婚前から僕と同時並行で付き合っていて、結婚後もちょくちょく会っていたみたいだよ。
共働きだから相手が遅くに帰ってきても不思議じゃないし、妻から仕事は激務だって話をよく聞かされていたから、
土曜の朝に朝帰りしてきたとしても、深夜残業してきて終電逃してビジホに泊まったと言われても納得してたよ。
それどころか、遅くに帰ってきた日は夕食とカフェインなしの栄養剤を用意して、労をねぎらっていたりしてたよ。
結婚して3年目、夫婦の営みはそれなりにあったのに子どもが産まれないのが不思議だったよ。
ある日、妻の鞄が空いていて、中にPTP包装シートが入っているのを目にした。
シートの裏側を見たらダイアン35という薬で、検索したらピルでしたよ。
どうして避妊薬なんて飲んでるのか不審に思って、本人に訊いてみたよ。
PMSが酷くて仕事に支障があるから、普段から低用量ピルを飲んでいるとのことでした。
子どもはどうするの?って訊いたら、まだ考えていないと言われ、まあそのうち考えましょうと結論。
妻の顔はいつも通り平静で、何もやましいところは感じられなかったよ。
もちろん、そのときは妻が不倫していたなんて想像すらしていませんでしたよ。
ピル発見から半年後、僕の大学時代の友人からLINEがあったよ。
「お前の嫁さん、○日の夜、(場所の名前)で男と一緒だったよ。腕組んでたぞ。大丈夫?」
記憶を辿ってみると、その日は妻が朝帰りした日でしたよ。嫌な予感がしましたよ。
あの仕事熱心で理性的な妻が不倫なんてするわけないよね。自分に言い聞かせた。
でも、意外なかたちで妻の秘め事が明るみになってしまいましたよ。
今年初め。会社の新年会でいわゆる盛り場を歩いていたときですよ。
少し離れたところの反対側から歩いてくる同い年くらいのカップル。
そのすれ違った女性の面影が妻にそっくりでした。というか、妻でしたよ。
その日の朝、妻は会社の新年会で遅れてくる。酔い潰れてたら泊まってくるかも、とのことでした。
嫌な予感が形を持って目の前に現れて、思わずそのカップルを早足で追いかけて顔を覗き込みました。
僕の突然の行動に部下たちは困惑したと思います。あのときはごめんね。
僕が突然目の前に現れて、カップルは面食らったような表情をしていましたよ。
その女性の顔はどう見ても妻でした。淡いワインレッドのコートも妻のものでしたよ。
妻は数秒間、何が起こったのか分からないといった表情をした後、恐怖に戦いた顔つきをしました。
そのときの僕の怒りに満ちた表情が恐怖そのものだったのかもしれませんけどね。
あと、これはとても不思議なんですが、その後のことはよく覚えていないんです。
ただ、男の方を問い詰めたら、あっけなく不倫を認めたことだけ覚えています。
そうして気づいたら、自宅で妻が土下座していました。
僕は色々なことを問い詰めましたよ。妻は男と学生時代から付き合っていて、
妻はその男と結婚したかったのだけども、男の側は全く結婚願望がなくて色々と関係がこじれたときに僕と出会い、
特に男と破局することなく並行して交際し、結果として結婚願望のある僕と結婚することにしたそうです。
結婚後1年くらいは音信不通だったものの、再び男の側から連絡が来たそうですよ。本当に?
1度の食事だけのつもりが流れで元の鞘に収まってしまった、と。正直、男に未練があったんだ、と。ダメじゃん。
翌午前3時過ぎ、僕は妻の告白を聴いて不思議と冷静な気持ちになり、自然と離婚を切り出しましたよ。
妻は離婚したくない。やり直したい。いつか子どもも欲しい。ピルを飲んでいたのは不倫相手の子を身ごもらないためだ、と。
僕は妻の反論が面倒くさくなって、とにかく一緒に暮らすのは嫌だから、しばらく実家に帰って欲しいと言いましたよ。
その翌々日、妻は実家に帰りましたよ。しばらく時間を置きましょう、と捨て台詞を吐いて。
それから、毎晩のように義父母から電話が来ましたよ。娘を許してほしい。やり直してほしい、と。
最初こそ平身低頭に懇願していた義父母も次第に「不倫される僕の方にも非があったんじゃないか」
なんて言うようになりましたよ。最後には「お前だけは許さない!」と逆ギレされる始末。
そして、運命の日。週末の朝、寝室から寝ぼけ眼で居間に行くと、そこに妻と義父母がいましたよ。
そういえば、合鍵を返してもらっていなかったな、と後悔するかしないかのうち、罵声が響きました。
癇癪を起こしている相手の言葉尻を捕まえてもしょうがないんですが、
妻と僕の立場を考えると、その非難はあまりに理不尽を超えて、むしろ滑稽でした。
このろくでなし!お前なんかに嫁がした自分たちが恥ずかしい、とかそんな感じですよ。
ええ、ろくでなしだからこそ、娘さんの人でなし具合に気づかなかったんでしょうね。
そんな言葉を何とか喉までに抑えこみつつ、僕は一応謝るそぶりを見せました。
ところが、僕が義父に土下座しようとした次の瞬間、義父の拳骨が僕の顎にクリティカルヒットしました。
あとで聞きましたが、人間は顎を強打されると簡単に卒倒するらしいですね。僕は気を失いましたよ。
気づくと僕はベッドに寝ていて、妻が傍らにしおらしく座っていました。
その姿は少し可哀想に見えましたが、よく考えたら救急車も呼ばずに様子見してたんですね。
僕に暴行した義父は既に姿を消し、義母が奥で夕食を作っているとおぼしき音が聞こえました。
10時間近く気を失っていたんですね。仕事で疲れていたからかな。いい休暇になりましたよ。
僕の様子に気づいた妻が突然すがりついてきました。ごめんなさい、全部私が悪かったの!
そうですよ。その通りですよ。今更気付きましたか。
義父は癇癪持ちだそうで、妻は小さい頃から辛い目に遭ってきたそうですよ。
その日、自宅にやってきたのも、義父がどうしてもというので暴走させないためにやってきたそうです。
妻と義母、役に立ちませんでしたね。ええ、早朝に他人の自宅に無許可で押しかけてくる人は、義父でなくとも僕は怖いです。
妻は僕にすがりつきながら、涙ながらに語ってきましたよ。
僕と結婚したのは、義父と違って気性が穏やかで幸せな家庭を築けると信じたからだそうです.
泣きながら訴えてきました。目の下を擦りすぎで、少し血が滲んでました。
でも、その幸せな家庭をぶち壊しているのは妻で、妻の無鉄砲さは義父譲りだと思うのですが。
とはいえ、義父にノックアウトされて、僕は気付きました。僕は離婚できない。離婚したら殺されるかもしれない。
特別モテるわけでもなかった僕は、精神的に自立しつつ女性らしさを失わない妻に惚れて結婚を決意しました。
でも、妻の女らしさもメンタルの強さも、おそらく不倫相手の存在が大きかったのでしょう。心の余裕というやつです。
不倫相手を失った妻は、もうかつて僕が惚れていた女性の姿ではありませんでした。
それでも、この破綻した夫婦生活は続けねばならないみたいです。その接着剤は恐怖です。恐怖は人の思考を縛ります。
すべて悪いのは、相手方の家族が地雷であることを見抜けなかった僕です。
僕はすがりついてきた妻にキスをしました。仲直りの印です。妻は初めて恋する乙女のように屈託ない笑顔を見せました。
今までのどこかニヒルな笑みが好きだった僕は、その姿に再び幻滅しました。
妻は今後ピルを飲むのをやめ、いつか僕らの間に子どもができることでしょう。
でも、僕がその子を愛することができるのか。正直、自信がありません。
たいていの人とは鍛え方が違うから、「これ、はてな的ではないけど、はてな民の俺が技術を駆使すればいけるな」というネタはどんどん書いていく。
オタク系の記事の方が中長期で積み上げるにはいいんだけど、短期的なアクセスとか収益性が悪いから、もうちょいテリトリー拡大したいので
ビジネスの話も、ビジネスじゃなくて政治経済で良ければ書ける。あのへんは「点」で報じることが多いから、そのNewsをちゃんと「線」でまとめてあげれば、れっきとしたビジネス記事になるから。
…というよりも、何を隠そう僕はmixiにいたころそっちの記事ばかり書いてたし
そろそろ、アクセスも取れてきたし、言ってもいいかな。
恋愛工学の記事にせよ、ダイエットの記事にせよ、「コンスタントに人気が取れるだけのネタがないだけ」で、不定期で良ければ、僕はそっちの方でもアクセス取れます。技術があるから、どっちのネタでも取れるけど、オタクなネタの方が好きなだけ
あれ?ダイエットの記事が未だにバズってるけど、検索エンジンからの流入が確認できない。…ってことはLINEかどっかで口コミで広がってるのかな?他のSNSも表記されてないってことは多分、LINEなんだよな?
【過去記事】本当に死んだのは「はてな」なのか?それとも、我々こそが死んでいるのか?/ブロガー新年会に参加して「【はてな】はもう死んだ。」と思った話
おおむね10ブクマ以下を目安に、もう少し評価されてもいいのになーという増田を集めてみました。
http://anond.hatelabo.jp/20160101213351 童貞だいすき。
これがいつまで続くのだろうか、と思ってしまうが、幸せそうだからまあいいか。うまくやってください。
http://anond.hatelabo.jp/20160102143038 ミニマリストの思い出
「夫の鉄道模型を妻が勝手に処分しちゃう話」の初期のバリアント(夫がどんどん自分のもの捨てちゃう奴)を思い出した。背筋に同じ種類の寒気を感じるというか。
http://anond.hatelabo.jp/20160102191839 あれから3年
幼少から弾いていたヴァイオリンを本格的に再開した話。勇気づけられるが、読んでるだけじゃだめなのは明らかでもある。
http://anond.hatelabo.jp/20160103024325 ノスタルジー、セックス、コミュニケーション。
だいたいタイトル通りだけど、普通に文章うまい。気が向いたらでいいので続きを書いてほしい。
http://anond.hatelabo.jp/20160104024330 ダメな奴の話
http://anond.hatelabo.jp/20160110142936 男性教員が女子学生から好かれる確率
http://anond.hatelabo.jp/20160131185333 教員が女子学生と交際する話
上の続編。実際につきあっちゃう人は……という話。
http://anond.hatelabo.jp/20160111034644 秋葉原のお触り系の店でバイトしてた話。
この手の風俗未満みたいなアルバイトの体験談って一定の頻度で書き込まれる印象。増田向きの話題だとは思うけど。
http://anond.hatelabo.jp/20160111172921 (無題)ど田舎の村にふるさと納税たくさんしたら返礼品届けに来た女の子が
こんだけ楽しそうなのほんとすばらしいと思う。自分で書いたらいいと思う。
http://anond.hatelabo.jp/20160111222228 過労死しそうだったホテル責任者が怒り心頭・・ていうかさ。
増田常連、というほどではないけど時々現れるホテルのひと。いろいろぶっちゃけて書いてくれるのでけっこう好き。
http://anond.hatelabo.jp/20160111223730 僕は心に童貞を飼っている。
後半の自己分析が少し腑に落ちない。
http://anond.hatelabo.jp/20160112011532 死にたい波がやってくる
増田は意外とおせっかいで、こういうエントリにはだいたい励ましや共感のトラバがつくんだけど、これはブクマも0でトラバがご覧のとおりなのでちょっと気になっている。今更だけどだいじょうぶ?
http://anond.hatelabo.jp/20160112060330 増田に書けばフィクションって事で済まされるよね!25
正月明けの神社の寸描。普通に面白いんだけどトラバが(元増田のも含めて)びっくりするほどクソ。
http://anond.hatelabo.jp/20160112091927 元デブから言わせてもらいたいこと。
リアクションほとんどなかったけど、これはわりと大事なことで、なぜか太ってるのって自己責任だと思われがちなんだよね。必ずしもそうではない、ということ。
http://anond.hatelabo.jp/20160112183533 スーパーマーケット・レジ待ち時間理論
増田名物、馬鹿馬鹿しいことを真面目に考察するねた。でもレジ待ちは題材としてちょっと有用すぎるし考察ももう少し執拗さがほしい。
http://anond.hatelabo.jp/20160112183433 (無題)私は一人でアメリカ東海岸のとある空港に降り立った
ねたとしてはそこまで珍しくなく、一歩間違えばあざとくなりそうなところを踏みとどまっていて、何故だろうと思ったら実は……という話。
http://anond.hatelabo.jp/20160113151106 Re:
上の話の続きを別の人が書いた続編。文体が少し軽いのが惜しい。もう少し淡々と書いていた方が味があったと思う。
http://anond.hatelabo.jp/20160113192011 好きな人とセックスをした。
http://anond.hatelabo.jp/20160114015909 ある夕方、駅のホームで
どうってことない日常の寸描だけどほのかなノスタルジアが漂う文章。
http://anond.hatelabo.jp/20160119235245 21歳、デートを考える
なんだかかわいい増田。都内にお住まいのようなので散歩をすすめる。適当に歩いてもそれはいろいろなものがあるしやがてはどこかの駅に着くから。
http://anond.hatelabo.jp/20160121073207 人生の賞味期限
http://anond.hatelabo.jp/20160125055451 新年会の後で
続きが気になる。
http://anond.hatelabo.jp/20160127020314 失恋した
そういえば失恋ねたも増田には多い。まあ元気出してね。自己申告がほんとならいい男いくらでも見つかるよ。でもハイヒールでは走らない方がいいよ。
http://anond.hatelabo.jp/20160131160415 TKCの会計事務所
会計事務所の業務の話。タイトルには TKC って入ってるんだけど、わりと一般的な話も多い気がする。この人たぶん以前個別の事例の話をフェイクを入れつつ書いてた人じゃないかな。そうだったらまたああいうの書いてほしい。
→消えてた。ざんねん。
http://anond.hatelabo.jp/20160131130635 3速で登った峠は3速で下る
例のバス事故関係の話。碓氷峠の図がかわいい。バスでも同じ挙動なんだろうか。
http://anond.hatelabo.jp/20160131091646 Copy__writingと中の人Fall(TM)の動きと女子高生に関する考察(minne事件以降)
最近の動向って意外と見なかった気がする。まあ知ってどうなるものでもないのだが。
http://anond.hatelabo.jp/20160131034108 妹のことを思い出した
持つものと持たざるものの話。一般論としてありそうなのだけど互いの趣味に具体性が欠けていて没入感が低い。
会社によるとか、業種によるとかいうことなのかもしれないけど、まだそんなトコあるんだな。
自分の会社は新年会で20人くらいで宴会に行って、最初の一斉オーダーでノンアルコールの人が8人いた。
多分その人たちは最後までノンアルコールだったと思う。誰も別に気にしてないし、お酒をすすめることもない。
5年以上いるけど各種飲み会で「あまり飲めないんです」とか「今日はやめときます」という人にお酒をすすめるシーンはまだ見たことがないし、飲まないからどうこうみたいなこともない。
1社しか知らないけど、別に会社がギスギスしてるわけでもないし、むしろどちらかというとアットホームな職場です系だと思う。
元増田はまだ出会えていないのかもしれないけど、アルコールなしや飲まない人のいる飲み会が当たり前のものとして回ってる会社も確かに実在する。