「バックミラー」を含む日記 RSS

はてなキーワード: バックミラーとは

2018-07-18

首都高の怖いところ

都内在住だけどたまにしか運転しないので首都高はいまだに怖い。

1. 速度が速い

とにかくスピードが速いので怖い。時速100kmぐらいまではいけるけど120キロになると怖い。

カーブに突っ込むときちゃんと曲がれんの?!ポーンと飛び出さない?!って心配になる。

スピードを落とすと後続の車がずらーっと並んじゃうのでバックミラーはもう見られないです。気まずくて。

2. 見通しが悪い

高速道路なのに2車線でも狭いし両脇にそそり立つ壁とカーブが多すぎて道路の先がどうなってるのかわからない。

迫りくる連続カーブを集中してこなさないといけないので肩に力が入って運転後はぐったり疲れてる。

3. 車線変更が難しい

まわりの車の速度が速い、カーブ連続してるということもあって車線変更するまでに時間がかかる。

どのタイミングで入っていいのかわからないのでずーっと左側を走り続けることになる。

4. 料金所からの合流の助走期間が短い

もうほんと短い。車1台分ぐらいしか助走区間ないとことかある。いやそれ入れないから!

無理無理無理。一旦停止すると入ったあとの加速が難しいしほんと悩む。あれなんとかして欲しい。

5. 右から合流

いやいやいやいや。合流は左からでしょ。右からルール違反でしょ。そんな準備できてないし。

そして自分が右から合流することになったが最後。左端の走行車線を走ってたはずなのに

気がついたら右の追い越し車線になってて後ろから煽られるっていう地獄

左に行きたいのに車線変更にも時間がかかるから手汗がすごい。

そして出口が右側にあるのもやめて。そっちまで行けないか・・・

6. 分岐が複雑

ジャンクション多過ぎ。複雑すぎ。一回左に出てからぐるーっと右側に進むやつとか

分岐点が多すぎてナビを使ってても手前の分岐を左に入るのか、奥に見える分岐なのか判断に困る。

7. 道路名前が覚えられない

C1とかC2とか○○号線とか多過ぎ。C2ってなに?間違えて入ったら地下をグルグルさせられた。

あの分岐だけは絶対にナビになかったはず。いまだに根に持ってるぞ。

8. クロス合流

併走区間が短い合流と右からの合流を許せてもこれはどうやっても慣れない。

2路線が対等に左右から合流してその先でまた2路線分岐するとこあるよね?あれやばい

自分が右から合流して左の分岐に入りたいときはあのクロスするところで緊張がピークです。

ウインカーをずーーーーっと出しっぱなしでジリジリと左によって周りの車が勝手によけてくれると信じて前だけを見て走るだけ。

9. 深夜のアクアライン

時速200kmぐらい出てる車にスバーッと抜かれるの怖すぎる。トンネルで音がかなり響くのでバックミラーに現れる前に音がおっかけてきて怖い。

----

追記

時速120kmは盛りすぎっていくつか書かれてたので。湾岸線羽田に向かう道だよね?)も含めて首都高って書いてる。というかあれ首都高って呼ばないんだ?その区別すらつかないぐらいのドライバーです。

ほとんどみんな首都高怖いってコメントなので安心しました。

あと案内板が役に立たないってのも追加すれば良かった。ほんとどこから乗っても銀座への案内しか出てこないので。

では。

anond:20180717142336

2018-05-12

幽霊

変な風に思われたくないので、人前ではあまり公言しないのだけれども、私は幽霊をみます

母方の祖父母二人ともが、いわゆる、霊感が強かったらしく、そっちの親族はだいたい見える人です。

子供の頃から見えていましたが、子供心でも、これはあまり人前で言う事ではないと思っており、大人になってから、その血筋の事を知りました。その時は、もっと早く言ってよー、っと思いましたが。

ちなみに、本当に見える人には分かるのだと思うのだけども、普通の人と見分けがつかないくらいハッキリとしています。なので、きっと幽霊と気付かずに通り過ぎている事も多いと思います

例えば、最近だと、スーパーに車で買い物に行った時にこういう事がありました。駐車場で車を止めようと探していたら、ある車の運転席に人が座っていたので、もうすぐ出ると思い、少し通り過ぎて、車が出るのを待っていました。バックミラーで出るのを確認していましたが、2〜3分経っても出る気配がないので、運転席を凝らして見ると、誰も乗っていませんでした。もちろん、助手席に移ったわけでも、車から出て行った訳でもありません。あー、幽霊だったんだ、と思い、他の場所を探しに行きましたが、こういう事がしばしばあります

あくまで自論なのですが、幽霊に対しての良くある指摘について、見解を書きたいと思います

幽霊見えないし、そういう場所にいっても、結局、幽霊出ないじゃん

さきほど説明しましたが、生きてる人と区別が付かない事が多いので、実は、気付いてないだけで、見てるかも。

あと、感覚的な事ですが、テレビチャンネルみたいなものがあり、それが合わないと見えないのかな、と思っています。よく見える人は、地上波CSBSの全チャンネルを見れる感じ。しかも、2画面とか4画面対応。逆に、見えない人は、何も放送してない1つのチャンネルしか見れない感じ。なので、人によって差が出るのかなと思ってます

幽霊が本当にいるんなら、戦争天災で人がいっぱい死んでるから幽霊だらけのはず

幽霊にも寿命があるのかなと思ってます。多分、50年くらいが最長。法事最後って、50回忌だけど、多分、幽霊寿命に由来してる気がします。でも、実際の平均寿命はもう少し短いと多いと思ってます。母方の法事で集まった時に、一度に、ある先祖の23回忌と別の先祖の33回忌をしたことがあります。その時に、どっちか忘れたけど、1人しか来ませんでした。親族何人かで同じ人しか見てないから、もう1人の方は寿命を終えた(成仏?)のだと思います

なので、戦争とか関東大震災とかの幽霊はもうほとんど居ないと思う。

あとは、上で触れたけど、同時に見てるチャンネル数に限界があるから、死んだ人全員、見えるって訳にはならないと思う。

この前、この辺の話題になったことがあり、少し考えてみたので、書いてみました。

2018-02-20

ガソリンスタンド

「中拭かれますか?」ってタオルを渡されるけど、あれどこらへんを拭くべきなのかが微妙にわからん。

適当ハンドルだったり、バックミラーを拭いてるけど、本当はそんなとこよりもっと拭くべき所があるのなら、スタンドの人に笑われている気がしてなんか恥ずかしい。自意識過剰かもしれないけど、他に気にしてる人っているかなぁ?

2018-02-07

白バイが転んだ

2車線の道路で、交差点のとこだけ右折レーンが有って3車線になる。

俺はその右折レーンで、前から2番目位に停車。

背後には、550ccと思しき白バイが停車。

対向車線を一台の乗用車が通過。

何の違反を捕らえようとしたのか分からないが、

白バイパトランプを点けて、片足を軸にUターンしようとしたのだが、

スピンターンも、アクセルターンもできずに、

コケタ。

俺はバックミラーを見ながら、唖然とした。

白バイ隊員はすぐさまバイク引き起こし、颯爽と追跡開始とはならず、

バイクを起こすのに四苦八苦していた。

もう交通違反切符を切るどころ話ではなかった。

ただただかっこ悪かった。

あんなおまわりさんも居たんだなー。

2017-02-18

エンジンスイッチ押して行き先指定するだけで完全に自動運転してくれる車が欲しい

マイカーはいいぞ〜。仕事の行きも帰りも車内は一人。完全に一人になれる空間だ。

大声で歌っても、上司悪口を言っても、今日反省をしていても、誰も咎めない。

鼻クソほじっててもいい(前の車のバックミラーに映るかもしれない)。こないだはヒゲ剃ってるオッサンとか化粧してる女の人とかも見た。

好きな音楽大音量でかけて、颯爽と道路を駆け抜けるのは最高だ。

この先つらい勤務先が待ち受けてるにしても。

はいえ、ストレスになることももちろんある。

運転中は常に意識をはっきりさせておく必要がある。居眠り厳禁。飲酒などもっての外。花粉症の薬もアウト。

二徹三徹した後のドライブなんか昔はよくやったけれど、今はとてもじゃないけどできない。

不注意になってはいけない、つまり常時注意を張り巡らせなければならない。

電車みたく、ボーっと居眠りしてたら……というわけにはいかないのだ。

から早く完全な自動運転車を実現して欲しい。

乗り出し300万ぐらいになるまで我慢するつもりだけど、何年後になることやら。

2016-11-17

父の自転車バックミラー

自動車の無いウチは、よく父と自転車で遠くまで出かけた。

遠くの安いスーパー、大きい公園

ある時は、父は自分の生まれた所が見せたいと、自転車で遠く離れた父の生家まで乗り気でない僕を連れて自転車旅行に行った。

中大雨に降られ、安物のテントに滲み出る雨を父は夜通しタオルで拭いていた事を覚えている。

中学生時分の僕は、父の自転車に付いているバックミラーが恥ずかしかった。

交通確認なんぞちょっと後ろを見ればできるのに、

それを否定するバックミラーに父の老いを感じ、それを表明しつつ走るような父が恥ずかしかった。

やがて父と僕は自転車で出かけなくなった。

それから少しして父はくも膜下出血で死んだ。

僕は結婚子供が出来た。

子供は大きくなり自転車に乗れるようになった。

親子で一列になり、自転車で出かけるようになると、僕はフラフラ走る後ろの子供をチラチラと見ながら

走るようになりバックミラーが欲しいなと思った。

その時僕ははっと思った、父がバックミラーで見ていたのは交通ではなく子供の頃の危なっかしい僕なのだと。

僕は父の愛を思い出して自転車の上で少し泣いた。

そのあと自転車バックミラーを付けた。

2016-11-06

はなまるうどん

バンドのリハ前に一人で食べてた

吉祥寺祝日夕方5時過ぎ

混む前で、店内ガラガラ

そこへ家族連れが入ってきた

お父さん、お母さん、推定3歳男児

お母さんのエルゴ推定生後6ヶ月の赤ちゃん

両親は推定30代前半

カジュアル服装ながら、だらしなくない

立ち振る舞いからも、なんとなく育ちの良さが表れている感じ

買い物帰りらしく、荷物で手がふさがっていた

注文前にテーブル席へ

「ここにしよっか」穏やかな口調のお父さん

椅子を引いて荷物を置いていると、推定3歳男児がポツリと

「ボク、ここイヤだ」

すかさずお母さんが「じゃあこっちにしようか」と隣りのテーブル席へ

お父さんもすぐに荷物を移動し始める

すると推定3歳男児

「ボク、ここで食べるのイヤだ」

グズる感じではなく、自分意思を冷静に伝える口調

お母さん「おうどん食べて帰ろうよ?お腹空いたでしょう?」

推定3歳男児「ボクおウチでおうどん食べたい」

お父さん、お母さん「‥‥‥」

このとき沈黙、たぶん3秒間くらいだったと思うけど、妙に長く感じた

自分だったらどうするだろう?

なんて言いくるめるだろう?

とか、

あゝちょっとした修羅場になるのかな、子ども泣くかな

とか

で、お父さん

「じゃあ、おウチ帰ろっか」

お母さん

「‥うん、おウチで食べよっか」

絶句した

いや、もちろん心の中で

休日の昼間の吉祥寺の人の量をご存知だろうか

渋谷新宿並と言っても過言ではない

推定3歳男児推定生後6ヶ月の赤子を連れて買い物してまわるのが、どれだけ骨の折れることか

我が家の1歳女児と恐妻に想いを馳せずとも、容易に想像できる

疲れているであろう

子どもが騒いでもわりと平気なはなまるうどんで、ササっと食べて帰る

自分ならこのプランの変更などあり得ない

帰って、オムツを替え、ミルクをやり、お風呂の準備、買い物の荷物の整理、その間も騒ぐ推定3歳男児相手をし、自分たちも着替えたり、なんやかんや

しながらうどんを作って‥

いや、ないない

はなまるうどんベストチョイス

それをあっさり捨て去った

理由も聞かずに

帰り際のお父さんの一言

「なんだよぉ〜、ゆっくり食べれると思ったのに〜」

この口調が大事

怒りでもなく、悲しみでもなく、嘆きでもなく、嫌味でもない

トホホ‥(苦笑い

こんな感じだった

お母さんは言葉は発しなかったけど、やっぱり苦笑い

衝撃だった

何を食べて、何を見て、どんな親の元で育ったら、こんな親に成れるのか

推定3歳男児の冷静な意思表示を思い返し、正に、この親にしてこの子ありなんだなと

次の日、娘を初めて動物園に連れていく日

行きの車内で娘が寝た

最近は、離乳食を食べない問題保育園に落ち続ける問題などで、心穏やかに過ごせる日が少なくなっていた

頼れる親もなく、初めての子育てに戸惑うことが多かった

特に離乳食問題は深刻だった

子の成長を願い、余裕のない中、時間をかけて栄養バランスを考え、愛情たっぷりに作ったものを吐き出され、

握り潰され、床に撒き散らされ、泣き喚かれる

それが連日続く

次第に追い詰められ、食事時間が怖くなる

さすがに見かねて、朝だけは自分が食べさせることにしていた

朝だけでも、相当堪えていた

出勤前、時間が迫る中、なんとかひと口でも食べてもらおうと焦る

からすでに疲労困憊で満員電車に飛び乗りる

そんな日が続いて、自分も余裕を失っていた

つい大きな声で叱ってしまったりすることが増えていた

互いを責めた

そしてお互いが自己嫌悪していた

このうどん屋の一件を、妻に話した

話し終えてバックミラーを見ると、妻が泣いていた

そこから、穏やかに過ごすにはどうすればいいかを冷静に、建設的に話し合えた

お互い至らなさを恥じ、反省した

相手への感謝を口にした

その日もケンカせずに動物園で目一杯楽しめた

子どもを連れてどこかに出かけてケンカせずに帰ってくるなんて、今までなかったかもしれない

その話、増田に書きなよ?と言われたので、書いた次第です

あの親子さん、ありがとうございました

2016-05-17

車の運転中、赤信号で止まる時に一度完全に停車してから前との車間距離を少しばかり詰める車あるけど、なんで奴らはそんなことすんの?

後ろの車の気持ちを考えてよ。瑣末なことだけどさ、なんとなく同じように前進しなくちゃいけないような気になるじゃん。

ということは、後ろの車にも自分と同じ気持ちを味わさせなければならないわけでしょう? 自分が悪わけじゃないのに申し訳ない気分になっちゃうじゃんか。

そりゃね、ほんのちょっとばかし前進する分にはここまで愚痴を吐かないさ。前の車が少しだけ前進しようとも、腹立つから自分は止まったままいるもん。

でもさ、車体の半分以上も前に進むのはよして欲しい。ひどい時には車がもう一台止まれそうなスペースが生まれるんだ。もうそうなると煩悶がすごいの。結果としてこんな愚痴になるのよ。

一体全体なんでなんだろうね。どうして一度止まった場所ピタリと止まれないんだろう。あ、後ろの車が(ここでは自分の車になるんだろうけど)近すぎるって思って前進するのかな。あんまり詰めて止めてないんだけどな。車間距離って人それぞれ違うから、平均すると自分は近すぎるのかな。あるいはバックミラーの見え方に差があるからなのかな。印象にすぎないんだけど、高齢ドライバーがよく前進しやがる気がするんだけど、年取ると見え方が違ってくるのかしら。

本当になんで動くんだろう。出くわす度にちりちりちりちり腹が立つ。

2016-02-20

[] 仮免修了検定を受けてきた

お昼12から仮免のための検定

一度に受けるの受験者は25人程度

それが 3人1グループに振り分けられ1台の車を共有する

20人の内MTは8割程度

自分を除く男は皆、MTであった

従って自分必然的女性と同じグループとなった

普段学科の座学を観察してると、男でAT限定も少なくないのだが

助手席教官、運転席に受験者、運転席の後ろの席に、同じグループで次の受験者が座る

グループの三人目が運転するときは一人目が後ろに座る

二人目、三人目が後ろに座る場合は、前の人の運転を見て安心するだか緊張するだかがあるけれど、

一人目が、三人目の運転を見るのは何の意味があるのか分からない

一人目にとってはもはや何も得るものはないのだが

運転者にとって、後ろに人が座っているのは、何かしらの足枷になるのだろうか

自分グループの一人目だった

教習所内のコースをただただ走る

左寄りにただただぐるぐる回る

信号もない交差点を右折だの左折だのする

S字・クランクをこなす

脱輪をすると即座にアウトだと事前に脅されていたが、

脱輪しても停止して、バックでコースに戻れれば、それだけで一発アウトというほどの減点ではないらしかった

あと、踏切 (ただ窓を開けて進んで停止して窓を閉める、という手順をこなすだけの茶番) と坂道発進

初めの100mは慣らし走行で、採点対象外となる

100mじゃ数秒だけしかないことになる

採点が始まると、ここから採点ね、と宣言される

さっさと終わらせたい余りに、初めスピードを出しすぎて、

そうするとカーブの手前で速度を落としきれなくて、教官を驚かせてしまったが、

初めの左折を終わらせてからはいもの調子に戻り、

S字なりのイロモノをとりあえず無事こなして終了した

後ろにグループの二人目が座っていたが、バックミラー越しに偶に目が合う以外は別段気にもならなかった

走行が終って発着所と呼ばれるところに停めると、後ろの二人目を降ろして、

教官と二人きりの状態コメントを貰った

最初スピード出てたね。

緊張してました(てへへ

みたいな。

そういえば、

検定は、教習を受けた同じ日には受けられなくて、

必ず新しい日の一番初めに受けさせられる

まり、教習で少し調子を整える、ということができない

スピードをついつい出し過ぎたのはそれがあると思う

教習所側の意図でもあるらしい

グループの二人目が運転してる間は、自分適当な部屋で待たされ、

それが終わると、三人目の運転の後ろに座る

事前の説明で、運転者 (受験者) へのアドバイス絶対にしないことと言われた

何のために座るのかやはり分からない

先に言った事情からグループ自分以外はともに女性であった

人の運転に付き合って、女性の人の運転はとても優しい (つまり遅い) のだなと感心した

自分なら、いくらカーブでもここまで落とさないのに、という速度だった

15キロ10キロくらいまで、カーブの手前までで落とせと習った気がする

速度を落とすときにいちいち速度計はみないが、

自分は、許されるぎりぎりまでしか落とさな

まりせっかちなのだ

から、ここまで、自転車に追い抜かれるような速度までわざわざ落とすのだなあと感心していた

S字・クランクについて、この教習所コースには2つある

1つめは、右折で入ってクランクをして、細い道を横断してS字に入り、左折で抜ける

自分はこの、S字から左折に抜けるときに2回だけ脱輪をしたことがあるので、苦手意識があった

検定では運良く、2つめを一度通るだけで良かった

2つめというのはちょうど1つ目の双対で、左折で入ってS字を通り、細い道を横断してクランクを通ると右折で抜ける

右折のためには左車線を垂直に横断するので、脱輪のチャンスが減り、1つ目に比べて容易なのである

三人目のコースもやはり、この2つめの、クランク・S字であった

初めのクランクで後輪を脱輪した

教官が、バックして戻して、と指示し、少しバックしたが、コースを正さず、全く同じコース前進するものから当然ながら同様に後輪を脱輪した

教官は脱輪を気にせず先に行くよう指示した

検定の事前の説明では、脱輪した場合は、バックしてコースを正せば良いが、

脱輪したまま進んでしま行為は即座に検定を中止する行為だと説明していた

それを教官が指示したということは、そういうことらしかった

その先のS字を無事抜け、その後は踏切坂道のはずだったが、

そのまま発着所に行くよう指示し、終了となった

ネット (知恵袋) の話によると、全てのルートを完走した場合は、またその場合に限り、

検定は合格だと思って良いらしい

狭いロビーで30分ほど待たされる

壁に1から50くらいまでの番号のついたランプがあり、合格者は点灯によって知らされる

(平成時代だというのにね. 趣があって良いが)

残念ながら三人目は不合格であった

3,4人、ランプがついていなかった

ちゃんと数えてたわけじゃないけど

合格した人は教室に集められ、学科試験を受ける

暗記科目はもともと苦手であるが、今だけ (卒業する二週間後まで) 覚えさえいれば良いという覚悟で、つまり一夜漬けの要領で勉強していたので、何とかなった

その日に仮免 (少し綺麗な印刷物ビニールケースに入れられているだけのもの) を交付され、

さっそくその日から路上教習が始まった

2016-01-18

ドリームキャッチャー

昔の人ってすごいよね。

から有をを生み出す。

過去アメリカ大陸のどっかのオッサン妄想が、

キラキラ女子の乗る車のバックミラーにぶら下がってる。

から有を生み出せる人ってステキだ。

2015-11-30

ファミリーカーのバックミラーがいらない理由

まっすぐ走っている時

ブレーキを掛けなければならない緊急時には、遠慮無く急ブレーキを掛けるべきです。

バックミラー確認する必要などありません。

ブレーキが遅くてあなた加害者になってしまうかもしれません。

車は基本的に前に進みます

前のことを気にしなければいけません。

後ろの車間距離を気にするべきではないのです。

カードライバーがまっすぐ走っているときに気にするのは前方です。

車の危険は車が進む方向です。

バックミラーで後ろの運転者を気にするよりも、前方を気にするほうがはるか事故が減ります

車線変更をする時

車線変更する前にウィンカーで合図を出します。

数秒後、サイドミラー目視安全であれば車線変更します。

バックミラーで後ろを確認する必要はありません。

そのためにウィンカーがあります

正しくウィンカーを出して、適切なタイミング車線変更をするだけです。

バックするとき

車をバックする時は後方を目視で移動します。

バックミラーを見ながらバックをするのは危険です。

なのでバックするときバックミラーを見る必要はありません。

バックミラーを見る必要がありません。

最後

煽られることを気にする方が事故加害者になります

車の進む方向と車体の横に気を使うべきです。

不要な急ブレーキさえしなければ後方車両が追突してくることはありませんし、追突されたとしても後方車両が悪いです。

2015-07-27

芸能事務所の元マネージャーだけど、最近アイドルアニメはいいよね

ここ数年、アイドルグループが乱立したり、アイドル物のアニメ流行ったりと、とにかくアイドルにまつわる物が売れている。しかし、マネージャースポットライトが当てられる事はほぼない。

アニメで描かれているマネージャー仕事現実からかけ離れている。というわけで、芸能事務所マネージャーを4年やっていた俺がマネージャー仕事について書いてみようと思う。

マネージャー仕事は大きく分けて5つ。

1. テレビ局製作会社スポンサーへの営業

2. タレントスケジュール管理

3. 現場管理

4. 事務業務

5. ストーカーからタレントを守る

多分、1~4は、マネージャーと聞いて、普通の人が想像する仕事だろうし、ネットで調べれば腐るほど情報が出てくる。ここで話したいのは、5.ストーカーからタレントを守る。これは今まで殆ど

語られてこなかった事だから、今回書いてみようと思う。当然ながらタレントにはファンが沢山いる。純粋に応援してくれるファンも多いけど、中には迷惑行為をするストーカーもいる。そんな

ストーカーからタレントを守るのもマネージャーの大切な役割だ。では、ストーカーはどんな方法タレントアプローチするのか?

一番多いのが、ファンレターに色々仕込む奴。タレント写真自分写真を合成して送ってくる奴はまだ可愛いもので、中には使用済みのコンドー○を送ってくる奴や、爪や髪の毛を送ってくる奴

もいた。とにかく彼(彼女)らの行動は意味不明なのだ。次に多いのが、コンサートイベント終了後の出待ち。どの事務所でもそうだと思うが、危険行為を及んだ奴は出禁か、ブラックリストに入れて

スタッフ監視の目を光らせているが、ストーカーはそんなのおかまいなし。あらゆる手段を使って潜り込んで「接触」しようとする。だから、大抵の場合は裏口から出たり、ダミーの車を何台か用意

して、どの車にタレントが乗っているかからないようにする。(やりすぎだと思うだろうが、車を尾行するなんて当たり前のようにやってくる)

それでも中にはタレントの住所を突き止めるストーカーもいる。そうなった場合が一番危険。彼らはゴミ収集からタレントゴミを見つけ出したり、タレントの車に合成写真を貼ったりする。

中にはタレントが住んでいるマンションの近くに土地を買った猛者までいた。

そういう連中からタレントを守る事もマネージャーの大切な仕事のうちの一つなんだが、とにかく気を遣う。何千通とくるファンレターを全部読み、不審なファンレターを逐一チェックする。コンサ

トやイベント終了後は尾行されてないかバックミラーを常にチェックする。不審者がいるとタレントが言えばマンションに真夜中でも飛んで行く。

何が言いたいかというと、こういうエグい現実を忘れさせてくれる、アイドルアニメはいいよね。

2014-10-06

数年ぶりに女子高生と再会した話

かなり長くなる、長文失礼

日曜の夕方、自宅近くのタバコ屋で女性店長他愛ない話をしていた。

暇な時はだいたいタバコ屋にいるのだ。

愛煙家なので自宅以外でタバコ吸えるのも大事だけど、

お茶とか出してくれるんだよね。

まぁ昨今タバコ屋も暇なんだろう。

そんな感じでいつも通りの休日日常だった。

そこにタバコ屋に似つかわしくない若い女の子が入店してきた。

コーヒーデリバリーらしい。

大変そうな仕事だな、と思った。

その若い女の子と目があった。

可愛らしい、女子高生だろうか。

化粧もまだ知らないんだろうけど、スッピンでも十分美しいんだ。

とは言え、もうアラサーおっさんからしたら子供である

一々可愛い女子高生にコナかけるほど野暮な事はしない。

ただ、お互いに微妙既視感?みたいなのを感じている。

私は脳内記憶を探った。

そう、私はこの女の子を知っている。

ほぼ同時に「「あっ!!」」と叫んだ(携帯小説的な演出すまぬ)

JK「警備員さんじゃないですか!」

私「君はよく交番に来てた・・・

少し昔の私の話をしよう。これもまた長くて申し訳ない。

20代前半の頃

新卒で入った会社ブラック過ぎて辞めて

実家典型的ニートをやっていた。

ひたすらモンスター狩猟するのが主なライフワークだった。完全に社会ゴミである

そんな私に、仕事の依頼があった。

私の状況に怒り浸透した両親が自治体相談したらしい。

で、JKが言っていた「警備員さん」という仕事をしていたのだ。

とは言えインドアで貧弱な私が「警備員」などという物々しい仕事をしていたわけではない。

要するに田舎すぎてバスもないような地域で、しか高齢者が多いと

不便過ぎるこの地域をなんとかしたいって事で「便利屋」みたいな器用な人を

自治体で雇おうという事である

一応名目上は「町の警備員さん」であるが、

別にどこをという事ではなく、ワンボックスで町を走って何かトラブルないかとか

車出して欲しいって言われたら出したり、あとはPCのトラブルなんかも多かったな。

そんな感じで不便な所を無くすっていう仕事だ。よくわからないだろう。俺も今思い返してもよくわからないんだ。

で、事務所なんてオシャレなものはなくて基本的にやる事がない場合交番にいたんだ。

田舎交番なんで、駐在さんが一人いるだけで、駐在さんが外出してる時に

なんかあった時に誰か対応してくれる人がいると助かるって事で

お互いにメリットがあるねって感じで基本的には交番にいた。

そんな交番に何故かよく顔を出す女子中学生がいたんだ。

それが今回の件の女の子

曰く、「学校に行けば同い年の人はいっぱいいるけど、地元若い人がいなくて寂しい」という事だった。

町の警備員さんとしてそこそこ顔も広くて、場所交番という事で

女の子の両親も安心していたんだろう。

別に私としてもいかに若い女性がいない地域だからって女子中学生をどうこうしようなんて思わない。

恋愛感情なんて微塵もない、ただのダベリ友達のようなものだ。

その女の子の車の送迎もしょっちゅうしてた。

その仕事は結局、採算が取れないという事で(まぁ基本的に全部無料でやって私に安いけど給料払っているのだから当然だ)

一年もたたずに無くなってしまったが、その時は町内の皆さんに随分と惜しまれたものだった。

正直悪くない経験だった。

その後、上京してベンチャーでWEB周りの仕事を色々とこなしているうちに

気づけばインターネット系の一部上場企業でWEBを主体としたコンサルタントをやっている。

手前味噌だが、そこそこの収入もある。

セミナーゲストスピーカーなんてやってたりするもんで

結構業界では有名だったりする。

まぁ当時のニートあがりの貧弱ボーイが

そこそこの成功を収め、一人前の社会人として生きている中で

数年ぶりの再会という事である

彼女は、高校から水泳を本格的にやるべく上京してきて

今は寮みたいな所に住んでいるらしい。

正直、典型的な「田舎女の子」がこんなに垢抜けるとは、女ってのはわからんもんだ。

JK「お仕事中ですか?」

私はプライベートでもジャケパンスタイルだ。

突然お客さんから呼び出される事もあるというのと

普通に服のセンスがないからだ。

私「いや、普段着がこんなもんだよ。服のセンスないからね(笑)今日はお休み

だいたいタバコ屋で店長雑談する仕事ってなんだって話だ。

ここまでで、数年ぶりの再会で色々と話していたわけで

私「君こそ、コーヒー宅配はいいのかい?」

JK「あ、ここの配達したらそのまま直帰なんです」

田舎から上京してきて、当時の私を知る女の子出会うとは

やはり都会というのはすごい。

話は延々と弾む

タバコ屋の閉店時間になった。

私「長々と話に付き合ってくれてありがとう

JK「いえ、私も地元の方にこんな形で出会えて嬉しいです」

連絡先とか聞いてもよいものか、アラサーおっさん女子高生に連絡先を聞くというのは、客観的に見てどうなんだ。

と、思考していたら、ふと気づいた

足に包帯を巻いている

私「その足はどうしたの?」

JK「練習中にやっちゃって・・・部活出れないからバイトしているんです」

おいおい・・・。怪我しているなら療養してないとダメじゃないかと思いつつ、そこはあくま紳士的に

私「じゃぁその寮とやらまで送るよ、都会とは言えこんな時間女の子一人じゃあれだし荷物持つよ」

JK「いえ、そんな悪いです!」

本当に悪いと思っているのか、嫌なのか・・・。悩む

そこでタバコ屋の店長から助け舟

店「送ってって貰いなよ。やっぱり女の子一人は不安だし、この人ちょっと変だけど不埒な事はしないから、ねっ?」

ナイス店長

Jk「警備員さんは不埒な事なんてしません!ただ本当に申し訳なくて・・・

私「申し訳ないと思うなら是非送らせて欲しいな。ここで君をそのまま放り出す方が私には負担になってしまうよ」

あくま紳士的にだ。

いや、下心がないかと問われれば、ないとは言い切れない。

それぐらい魅力的な女の子なのだ

でも一人で帰らせるのは不安だと思ったのは本音

JK「そこまで言うなら・・・是非お願いします」

礼儀正しい娘である。まぁ言っても彼女の両親の事も、なんなら両親のなれそめまで知っているわけで

幸い嫌悪感は本当にないようだった。

タバコ屋を出て、私はタクシーを探す

JK「こっちですよ?」

私「あぁ、いやタクシー探しているんだ」

JK「私タクシー代なんて払えませんよ!」

私「そりゃ女の子タクシー代払えなんて言わないよ・・・

JK「ダメです!警備員さんにタクシー代払ってもらうわけにはいかないです!」

ううむ、まぁ言わんとしている事はわかるのだが、タクシー代なんて気になる額じゃないのだが・・・

私「じゃぁ寮までお姫様抱っこする?」

JK「無理無理無理!なんですかそれ!」

私「いや冗談だけど、じゃあ荷物持つのと、私の肩を杖代わりにするぐらいで妥協して貰えないか?」

JK「そ、それなら・・・わかりました。」

という事で歩き始める

寮とやらは歩いて20分ぐらいだと言う

自分一人なら迷わずタクシーに乗る距離なんだが

あそこまで拒否られてしまうと、いかんともしがたい。

帰り道も色々な事を話した。

最も彼女自分の事を一方的に話しているだけなのだ

私は相槌を打ちながら、雑談を噛み締めていた。

ずっとこうしていたいな、と心底思ってしまゲス自分がいた。

彼女は、やはりというか、上京して色々と苦労しているらしい。

バイトの件もそうだが、親の反対を押し切っての上京だから

金銭的に厳しいようだ。

そりゃ親元離れた学生なんて生活に余裕がないだろうなぁと思いつつ

なんとか自分が力になってあげれないかと提案を考える。

提案は仕事のうちだ。得意分野だ。

しかし、どんな提案しても援助交際みたいなトークになってしまうのは

どうしようもない。

そこは諦めよう・・・

ついに寮に到着した。

意外な事に、そこそこ立派な一軒家だった。

この一軒家に部活仲間と暮らしているそうだ。ルームシェアみたいな事なのか、一応学校公認という話だが、どんな学校なんだ?

JK「よかったら上がってください」

私「え、いや、普通に考えて学校公認となると男子禁制だったりしないのかい?」

JK「基本はそうです。でも警備員さんならいいんです」

よくわからない理屈だが断る理由もない

しろ彼女ライフスタイルには興味がある。

入ってみると、きちんと手入れがされている、普通の一軒家だ。

そんなに悪くないのかと思案した。

JK「ここが私の生活スペースです」

絶句した。

『ここが』と言われた、そこは

どう考えても階段の踊り場なのだ

そこにベッドと狭い机がかなり無理な感じで並んでいるだけだ。

GTOかな?

バカな事を考える。

いくら男子禁制とは言え、これは凄まじいな・・・

私の思っている事がモロに顔に出ていたらしく

JK「確かにちょっとあれですけど・・・こんなに高そうな物件家賃2万なんです。住めば都ってもんですよ」

確かにこのあたりで一人暮らしをしようと思ったら

どんなに安いアパートでも6万はかかって、さら光熱費がかかるから

お金がない学生にはありがたいのだろうが・・・

2万を私に払って2DKとかに一緒に暮らさないか?と提案したくなる。

それはいくらなんでもNGな事ぐらいわかっているから思っただけ。

色々と思案していると男の声がした

「なんだこの怪しいおっさんは?おいJK、部外者は立ち入り禁止だろ」

どうやら彼女と同い年?らしい男子高校生のようだ。

JK「この人は私の恩人なの!あんたこそここは男子禁制なんだからね!」

DK「つってもMTGとかここでやるのに男子禁制も糞もないだろう」

ははぁ、なるほど、男子禁制というルール存在しているが

運用上そうもいかないというのが実情といったところか

とりあえず怪しいおっさんは怪しくなさげな態度を取る事にした

名刺差し出し

私「はじめまして、DKさん。私は○○○という会社コンサルタントをやっている警備員と申します。名前だけでも覚えていただければ幸いです」

DKは明らかに動揺している。それはそうだ。ビジネスライク物言いされたのなんて初めてだろう。

別に怪しいおっさんと言われた事に腹を立ててわざとやっているわけではない。恐らく。

彼はどうやら聞いた事のある会社名と、コンサルタントというよくわからないけど、普通サラリーマン以上の何かである事は察したようだ

罰が悪そうに言う。

DK「おっさんなのは一緒じゃねーか」

こいつ殴っていい?

って言うわけにはいかないので、JKにアイコンタクトしてみる。

JKは申し訳なさそうな顔をしながら胸の前で小さく指でバッテンをしている。

どうやら奇跡的にアイコンタクトが通じたようだ。あるもんだな、こういう事って。

JK「もう、いいから!私の個人的なお客さんに失礼な事言わないで!あんたこそMTG終わったんだから自分の寮に帰ってよ!」

DK「ちっ、わかったよ。」

と言って、私を睨む。可愛いもんだなぁ。嫉妬しているんだろう。

睨みながら階段を降りていく。器用だな。あ、こけた。

バーカ

JK「すいません。あいついつもあんな感じで・・・失礼しました」

私「まぁ彼の気持ちもわかるよ。意中の娘に変な虫がついたんじゃないかって危惧しているんだろう」

JK「いちゅうのこ?どういう意味です?」

私「いや、友達として心配しているんだろう」

気づいてないようだ。

どう見ても彼は彼女ほの字なのだが、

好きな女の子に冷たい態度とっちゃう思春期特有のアレである事は一目瞭然だが・・・

しかし、場所場所だけに、他にも人の往来があり、

皆共通して私を胡散臭い目で見ているのは事実である

落ち着くわけがない。

私「晩ご飯とか、どうしているの?」

JK「誰かが作る事もありますけど・・・誰も作らないならパスタとか茹でで食べますよ」

出た!パスタ

貧乏時代自分も随分お世話になったものである

彼女食生活不安になる。

だいたい水泳なんて体が資本じゃないか、そんな食生活でいいのか。

私「時間大丈夫だったらご飯食べにいく?」

JK「でも私そんなお金ないし・・・

それは知っているが・・・

奢るというとまた、あんな感じになるのは明らかである

私「私は、君にとって親戚のおじさんのようなものなのかと思っているのだけど、親戚のおじさんにご飯奢られるのは嫌?」

JK「いえ、そんな事はないですけど、警備員さんは親戚のおじさんじゃないし・・・・」

私「例えばの話だよ。でも私がおじさんだろうが、おばさんであろうが、例え私でなくても大人の人とご飯行ったら素直に奢ってもらうのも子供の仕事じゃないかな?」

JK「もう子供じゃないですよ!!」

カワイイ

私「これは失礼しました。ではレディーの嗜みとして私にご飯を奢らせていただけないでしょうか」

JK「警備員さん意地悪だ・・・

私「まま、久しぶりに会った、他人というほどお互いの事知らないわけじゃなしに、気軽な感じで行こうよ」

JK「わかりました・・・

ようやく息苦しい空間から脱出だ。

さて、どこでご飯食べようかな。

JK「あそこのサイゼリアとかどうです?」

私「ごめん、サイゼリアは親の敵だから行けないんだ。」

JK「は、はぁ?そうなんですか・・・。」

もちろん嘘だ。

サイゼリアとか勘弁してくれ。

不味いとは言わないが、男の品格を下げる。

私「確か、お寿司とか好きじゃなかったっけ?」

JK「好きですー!時々贅沢して友達くら寿司とか行きますよ~」

くら寿司で贅沢か・・・確かに高校生にすれば贅沢だな。

私は無言で適当寿司屋に入った。

JK「警備員さん・・・ここ回らないお寿司屋さんですよ?」

私「歴史的に見たら回らない寿司屋普通だよ」

JK「でもお高いんでしょう・・・?」

意味をわかって使っているわけじゃないんだろうけど、クスリときた。

私「銀座寿司とかだとさすがに二の足踏むけど、これぐらいは大丈夫だよ」

JK「そうなんですか・・・?」

不安そうである

やはりというか、値段を見て引いている。

JK「安いもの・・・安いもの・・・

ここまで来て遠慮されるのも困ったものである

私「何か食べれないネタとかある?」

JK「ありませんけど・・・・・?」

私「じゃ、大将~お任せで二人分握って貰えます?」

大将「あいよー」

JK「ちょちょちょ!お任せなんてしたら平気でいちまんえん超えちゃいますよ!」

いちまんえん・・・

私「あ、好きなものあったら別で頼んでもいいよ」

ここは無視してみる

私「今日は気分がいいから、大吟醸貰おうかな、辛めのやつあります?」

「ありますよー」

JK「聞いてください警備員さん!」

私「この大吟醸一杯で2000円するからいちまんえんなんて普通だよ」

JK「私、帰ってもいいですか?」

私「もう頼んじゃったし、私は小食だから二人分も食べれないよ?」

JK「でも・・・

私「ここで帰っても支払う額は変わらないよ。お土産に包んでもらう事はできるだろうけど」

JK「本当にいいんですか・・・?」

私「何度も申し上げているかと存じ上げますが、普通なので」

ようやく納得したようだ。

気にしない事にした後は、さすがに回らない寿司クオリティーに満足しているようだった。

JK「そういえばDKに渡していた名刺、私にも貰えませんか?」

私「あぁ、名刺なんてものは配る為の物だから全然構わないよ」

JK「有名な会社ですよねー?コンサルタントってどんな事をするんですか?」

私「頑なに色々な事を断る女子高生を無理矢理に寿司屋に連れて行ったりするお仕事

って言ったら『ぷくー』ってしてた。カワイイ

私「でもね、本当にそういう事なんだよ。臭い言い回しだけど、お客さんに喜んで貰える為ならなんでもするって事なんだよ」

JK「大変そうなお仕事なんですね・・・

そう言って、彼女は何かに納得したようだ。

JK「あの、LINEとかでもいいので連絡先教えて貰えますか?」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

聞きたいけどギリギリの所で抑えていたのに向こうからキタヨ!

さっそ連絡先交換、初めて携帯女子高生の連絡先が・・・

いや、さすがに自分高校生の頃はあったか、それはそうだ。

会話しながら、お寿司を食べる。

彼女は大変満足したらしく、もう10時を回ろうかって時間になったのでお会計をした。

会計の値段は伏せようと思ってたけどピッタリ張り付いて伏せさせないぞと目が語っている。

本当は失礼なんだよ、それは・・・

まぁ彼女がそれで納得するならそれでいいかと思ってたが

予想以上の値段だったらしく、また平謝りした。

私「あのね、食べた量は半々かもだけど、私が飲んだ分があるからこれぐらいの値段なの、気にしないの、もうやめようよそういうの」

JK「ううう・・・・。頭ではわかっているのですけど、なんとも言えない気持ちが・・・

まぁこれも社会勉強だとかなんとか言って、とりあえず納得させた。

店を出るともうすっかり夜もふけてほとんどの人は帰宅すべく歩を進めている。

私「寮まで送っていくよ」

JK「それは申し訳ないです」

何回このやり取りをさせる気だろう。

私「じゃぁ帰宅する君の後ろを寮までピッタリついていく」

JK「それはストーカーですよ!」

私「でも、もう寮の場所知ってるし・・・

渋々と納得したらしい。

知られている事自体を嫌がられたわけじゃなくてよかった。

寮の前に着いた。

彼女は照れくさそうにこちらを見返した。

暗いけど、彼女は美しかった。

JK「今日本当にありがとうございました警備員さんとお話できて嬉しかったです。またご飯に行きましょう」

私「うん、また行こう」

JK「次はサイゼリアですけど、私がご馳走します!」

私「そうか、サイゼリアは親の敵だけど、私はミラノ風ドリアが大好きなんだ」

JK「もっと高いもの頼んでください!!」

二人とも、別れを惜しむかのように子供みたいなやり取りが続く

私「もう遅いから、私は帰るよ」

JK「あ、そうですよね・・・

彼女は何かを考えているようだった。

JK「あの、最後ちょっと失礼な事聞いてもいいですか?」

私「答えられる事であれば、なんでもどうぞ」

JK「警備員さんは、彼女いるんですか?」

ドキっとした。

まぁいないんだけど。

なんて答えたもんだろう。そしてこの質問意図はなんだろうと考えると

赤面してくる自分が恥ずかしい。

私「彼女はいないけど、大切にしたい女性はいるよ」

JK「あ、そうなんですね」

私「私からもお願い聞いて貰えるかな」

JK「は、はい

私「また、今日みたいに多愛ない話をして貰えますか」

JK「でも警備員さんには大事な人がいるんじゃ」

私「そう、だから、お願いしているの」

彼女はしばし思案した後に、私が遠回しに伝えた事を理解したらしく

赤面していた。

JK「私じゃ・・・

私「そう、私にしてみれば君はまだ子供なんだよ。それは事実だから」

JK「???

不思議そうな顔をしている。

私「君が、自分子供じゃないと言っていたけど、そう言うのはまだ子供な事を自覚しているんだと思う」

JK「そうなんですか?よくわかりません・・・。」

私「そういう事にしておこう、で、もしも君が自分はもう子供じゃないって自覚したら、その時に私がさっき言った事を思い出して欲しいんだ」

JK「よくわかりません・・・

私「そうだよね・・・。うん、はっきり言うと、今の君と私が付き合うのは私が犯罪者なっちゃうからそれまでは待とうと思うんだ、そして君が高校卒業した時に改めて私は自分を売込みに行くよ。コンサルタントとして」

JK「わ、わかりました!」

私「それまでは・・・お茶友達という事でどうかな」

JK「はい!!サイゼリア行きましょう!!」

サイゼリア好きなんだな。

私「じゃぁまた・・・。あ、そうだ」

JK「はい?」

私「私はもう警備員じゃないけど、あの頃のように君が困っていたらすぐ駆けつけるよ。困った事があったら相談してください」

JK「わかりました!警備員さんはいつまでも警備員さんなんですね!」

私「そういう事だね。じゃぁ名残惜しいけど、今日はこれで」

JK「はいありがとうございました!」

そして私は道路の前でしばし何かを探す。

それを見つけたので手を上げる。

彼女は複雑な顔をしている。

私「また怪我している君にあったらもう文句を言わせないよ」

そう言って、私はタクシーに載って帰路につく

JK「やっぱり警備員さんは意地悪だ」

彼女は満面の笑みでそういった

バックミラーを除くと

いつまで

2013-03-09

2014年3月就職活動戦線に赴くはずだったのですが

このところ急に春めいてまいりましたが・・・

就職活動も半ばとなり、皆さん面接対策に勤しんでいる限りかと思われます

はい。僕はというと、「JIN -仁-」の再放送見ながら涙を流しています

自己PRは完成していませんが、龍馬ペニシリンモノマネなら負けません。

就職活動なんて適当にやってりゃ、順風満帆にことが運ぶと思っていたのですが、、、

やれやれ3月にして大学三年の僕は戸惑いをあらわにすることとなりました。

仲の良い同級生にして戦友であるはずの彼らは文字通りの東奔西走を繰り返し、中には内定を獲得した猛者すらあらわれました。

当初、IT企業SEプログラマ)やメーカー商社の営業を目指していたのですが、会社の説明会に足を運ぶたびにその思いは薄れていきました。

あれ?思ってた感じと違う。スーツ着て毎日こんなつまらなさそうな仕事しないといかんの?サラリーマンなんてクソだー

就職活動愚痴に関しては腐るほどありますが、今回は省きます入社する前から脱サラです。

ただ、僕は悩みました。2月ぐらいで行き詰まりました。

俺って社会不適合者なんだなって実感が湧いちゃってどうしようもなくなりました。

現実に目を向ければ向けるほど不満や意見、こだわりが溢れだし、高いプライドと相まって僕の頭はイケダハヤト一色。

から一旦目指していた企業エントリーや説明会を全て無視し、就活前線を一時離脱しました。

今は何をしているかって?

家でごろごろしたり、ヒトカラいったり、読書したり。春休みPM2.5を満喫しています

僕は俗にいう意識高い系の学生をバカにする意識もっと高い学生です。厨二病を嘲り笑う高二病みたいなね。

ただ、破天荒なのは頭だけで行動が伴わない。

行動が伴う人間学生起業したり、まったく違う道をみつけて人生を謳歌するんでしょう。ただ僕にはそれができない。

今の就職活動社会全体に深い憤りや欺瞞を感じ、就職活道という社会への一般道を直進できない。僕のサイドブレーキはかかったままだ。誰かしごいてくれ。

リクルートスーツに身を纏うたくさんの車が僕の横を通り過ぎていく。サイドミラーバックミラーも省かれたその車体で、前へ前へと直進していく。

どの車もガソリンメーターは半分を過ぎてて、たまに後方確認したかと思えば車内を振り返っただけ。自己分析のためにね。

僕はハザードランプをつけて立ち往生だ。今更発進しようと思っても誰も割り込ませてなんてくれやしない。

虚無感というか就職を前にして達観してしまったように落ち着いてしまった。

今回こんなエントリーを書かせてもらったのも、こういった学生が他にもいるんじゃないかと思ってのことだ。

はい就職前線異常ナシであります

2011-07-28

追い越し終わったら速やかに走行車線に戻れ

関越走ってて、いつも、30分で行くところを45分もかかった。そうだ。追い越し車線を90㎞で走っているあんた。あんたが元凶だ。3車線の高速道路は、一番左が低速車。荷物満載のトラックや飛ばしたくない初心者が、50㎞(最低速度)から80㎞で走ってるところだ。真ん中はだいたい100㎞で流れてる。時々、なんかの加減で80㎞から90㎞に速度が落ちることがある。そういうときに、右の車線に出て、速やかに前の車を抜いていくわけだ。

追い越し車線を走れる距離は決まってる。その距離を越えたら道交法違反で、違反キップを切られる対象となる。

でもな。そうなる前に気づけよ。あんたの前はガラガラで前の車なんか見えないだろ? その代わり後ろは行列が出来てる。なんでだか、わかるか? あんたが追い越し車線を90㎞で走るような真似をするから、後ろがつかえちゃってるんだよ。バックミラーをのぞいてみろ。なんでだか、後ろの車がピターっと張りついてるだろ? それはな「煽り」といって、「早く走るか、どくかしろよ、ぼけっ」って意志表示なんだ。事故ったらやばいから、俺はしないが、そういう意味だってことは覚えとけ。

3車線の高速道路の1番右の車線は「追い越し車線」だ。「追い越し」が終わったら、速やかにどけ。特に、後ろの車ががんがん近づいているようなときは、あんたの車が遅すぎるんだから気をつかえ。

なに? 真ん中のレーンが混んでて、車線変更が出来ない? そういう下手ッぴは最初から追い越し車線に出るな。な? 事故らないためにそうしろ。

2011-06-02

http://anond.hatelabo.jp/20110601223156

うん。バックモニター付けたほうがいいよ。

今はもう車を手放したんだけど、昔10年程車に載ってて、1回だけ接触事故を起こしたことがある。

それがバック時だった。

結構大きめのセダンに載ってて、ゆっくりバックしながら歩道を超えて、駐車場に車を入れようとしていた時のこと。

当然こっちはバックミラーで後方確認しつつ、ドアも開けて後ろを確認しながらゆっくりとバックしてたんだけど、

途中、いきなりガンって何かにぶつかる音がして、三輪車に乗ってた婆さんにぶつかったんだよね。

マジで全く見えなかった。

つーかこっちはゆっくりバックしてんのに、どうしてそこにわざわざ突っ込んでくるんだよ婆さん…とムッときたんだけど、まぁ文句は言えない。

 

ゆっくりバックしてたんで婆さんに怪我は無く、車にも傷はなかったんだけど、

婆さんが乗ってた三輪車フレームが歪んでしまったんでこれは弁償した

 

バックモニターがあったら、バック時に急ブレーキをかけられるタイミングも早くなると思う。

もし次に車を買う機会があれば、必ずバックモニターは付けるよ。

2010-03-16

暗黙の運転ルール

適当に垂れて見る。あくまで適当なんで各地方で異なるカモナー

つーか、かなり微妙表現満載なので信じるかどうかはあなた次第。適当に垂れた内容を鵜呑みにしてパンダカラーリングの車に追いかけられたり、おいでおいでされたりしても俺シラネ。

  • 基本的に道路の流れに乗る

大原則・・・だけど、若葉マーク以外の人で稀にマイペースで走行してる香具師がいるが、道路にはそれぞれ制限速度とは別に「流れ」と言う物が存在して、暗黙のルール的にはその流れの速度を優先します。

片道2車線道路なら遅い車は抜かれるだけで済みますが、地方道路になると片道1車線当たり前、そんなトコで制限速度通りに走ると大渋滞の元になるので流れに乗って走行して下さい。

  • 制限速度は指定速度の+10km/hが原則

40km/hの時は50km/h、50km/hの時は60km/hで走行して下さい。残念な事に制限速度通りに走ると渋滞の元です。中には「速度通り走らずけしからん!」とか思われる人もいるかと思いますが、大原則として道路の流れを乱さない事の方が大切です。

但し、時間帯や場所によっては制限速度+20km/hや70km/h走行が必要とされる場所があるかも知れません・・・が、流石に20km/h超過になるとパンダカラーリングの車においでおいでされる可能性がありますのでご注意下さい。

ゼブラゾーンは『基本的には』走行禁止です。しかし、右折車線が右折車で埋まってしまっている場合はゼブラゾーン内に侵入し、停車する事もあります。で、無ければ本線(直線車線)に支障が出て渋滞になってしまいます。

大原則として、流れを妨げない・・・と言うのがあります。最近テレビCMで「ふんわりアクセル」とか言ってますが、背後に自動車が居る状況ではふんわりアクセルなんて辞めて下さい(だからと言ってフロアに付くまでアクセル踏み込めって訳じゃありません)

ふんわりアクセルは流れを妨げる以外何も利点はありません。あんた1台が地球にやさしくても後続車がどうかは別問題です。自分エゴだけで地球にやさしいとか馬鹿げた事言うのは本当に辞めて頂きたい。

  • 方向指示機は早め早めに

教習所でも言われてる超基本的な事です・・・が、急に指示出すとか、曲がる直前で指示出すのは道路の流れを妨げる一因になります。

早め早めに指示を出せば、後続車はあなたの車を避けて通行するか、あるいは停車してあなたが曲がるのを待つか判断し易くなります。直前に指示を出されると、避けて(安全に横を)通れるかどうかの判断が出来ずに停車する事に(=道路の流れを止める事に)なります。後続車の為にも指示は早め早めにお願いします。

  • 結局何が言いたいかと言うと

流れを止めるな!って事です。その為にはどうすべきかはとりあえず上記内容を参考にして頂ければと思います。

「運転手のエゴ・傲慢この上ない!けしからん!!!11」と脊髄反射的な批判もあるかも知れません。しかし、道路は基本的にみんなで利用するモノです。自己主張をする場ではありません。

もっとも、嘘か誠か怪しい匿名チラシの裏に書かれた内容に従うかどうかは全て閲覧しているあなた次第。

但し、「ケシカランケシカラン」とただこの記事をバッシングするだけの人は、街中で法定速度を1km/hでも超過しているドライバーの方々に喰ってかかって更生させてやって下さい。あなたがその行動を起こす事によって曲がり通ってる暗黙のルールが消えるかも知れませんよ。

2010-02-04

ふたつ恋した

http://anond.hatelabo.jp/20100123005026

つづき

 無謀な旅に出たのはそれを書きたかったからで、半月日本中を車で旅して、それでもまだそうかと聞かれれば、僕はうんとうなずく。それでもうんはいまは少し控えめで、バックシートの同乗者との旅が楽しくなり始めている。後部座席の右側の窓は全開で、海風に髪をなびかせて真っ青な海に向けて、彼女は表情をあかるくしてシャッターを切る。バックミラー越しの横顔には昨夜の凍えきっていたおもかげはなく、蒸し暑いとさえ思う風にはしゃぎきっていた。

 それだけで満足してしまう。

 写真の評価をしっかり伝えたのが良かったのか、安心して撮って良いのだと思ってくれたのか。

 雑誌旅行記みたいなサイトを作りたい。そう旅の目的をはなすと彼女は僕の書いた文章を読みたいといった。彼女はしばらく読みすすめ、これは私には無理と情けない声でいった。僕は慌ててブレーキを踏み、路肩に車を止めた。振り返って言った。

「ちょ、ちょっと待って下さい。僕はもうあなたに写真を撮って貰うって決めているんです。あなたの写真がいいんです。すてきじゃないですか、なにが無理なんですか」

「でもこの旅行記、格調高いし、大人っぽいし、私こんなに知識ないし」

 うつむく女の子をみて、僕はあっと思い当たる。

 意気込んでひとり旅にでた僕は、だれからもそしられない旅行記にしようと、堅固な文体で書いてしまっているのだ。本人からすれば少し堅いかなぐらいであるのだが、慣れない人からみればそれはきっと要塞でも見上げているような心地になるのだ。

「あ、いえ。でもこの文章堅すぎて、こんなの読んだら息詰まってしまいます。そんなところにぱっと明るい写真がほしいんです。あなたの写真は色彩豊かで、大胆な構図で、ダイナミックで、この動きのない旅行記をきっと生き生きとさせてくれる」

 僕は、思いつく限りの美点を話す。これでもプロの撮った写真を見続け、それを文章の隣にレイアウトし続けていたのだ。もしそんなプロ達に混じっていても僕はきっと彼女写真を選ぶと思う。

「それにWebサイトなのです。雑誌ではないのですから解像度も必要ないですし、僕はフィルムスキャンもやってましたから、若干色味が狂っても直せますし」

 すこしだけ顎が上がり、僕は安堵して息をつく。

「ちょっと安心しました」

「撮れないって言われたらどうしようかと思いました」

 彼女はふふと笑う。

「そんに気に入ってくれたんですね、私の写真

 それで僕は、旅行記に載せる写真彼女に撮って貰う事に執着心が生まれ始めている事に気づく。なぜだろうと思い、色味だろか、構図だろうか、被写体の選択だろうかといろいろに理由探しをするが、きっとセンスみたいな所かもしれないと無難に着地する。美感の好きと思うところが似ているのだ。そこの波長が合うのだ、きっと。

 バックミラーの中の、撮った写真ノートPCで確認する姿を見ながら思う。

(出来れば、ずっと一緒に撮ってくれないかな、三ヶ月に一回でもいいから)

 彼女写真に恋をし始めていた。

 まだまだ若いのだし、これから音をたててめきめきと上手い写真を撮るようになる。そうなればちょっとした写真家になるかもしれない、プロというまではいかなくても。そうなってしまってからではもう届かない。今のうちに出会えたのは幸運で、コンビを組んでいれば、有名になっても昔のよしみでほんの少しだけならつき合ってくれるかもしれない。

 そんな打算さえ生まれてくる。

 それぐらい僕は参っていた。

 彼女の撮る写真はそれぐらい魅力的だった。

 二つめのトンネルを抜けてちいさな港を右手に(カシャリ)、まばらな民家の間を抜けて海岸沿いの道を行くと、海一面に養殖場が広がる(カシャリ)。のんびりと車を走らせ地図を片手にちらちら見ると、牡蠣養殖場との記載がある。

「すごーい」

牡蠣だって。そういえば松島近いですし、松島といえば牡蠣ですし」

(カシャリ)

「こんなにたくさんあると迫力ありますね。あ、船が出てる」

(カシャリ、カシャリ)

 はしゃいでシャッターを切る彼女の横顔はまだ無邪気で、疲弊する職場修羅場の数々ですさんだ心にほっと暖かい場所が出来るのを感じ始める。夏の海風を全開に受けながら、真っ青なひかりを浴びているとなにかがほどけてくる。ああ、そうか僕はひとりじゃないのだ。そう思うとほっとし、なにかこれまでずっとひとりで戦ってきたような気がし、その戦いには様々な理由があったのではあるが、それさえもどうでもよいことのように、それよりもこの彼女との旅が楽しくなってきている事に気づく。

 海風の中を、岬を目指して、おんぼろのスズキを走らせるのは楽しい

 バックミラーの中のちいさなカメラマンが嬉々としてシャッターを切るのを見ているのは楽しい

 どんな写真が上がってくるのだろうと心待ちにするのは楽しい

 こんなにも楽しいものかと、内心動揺している自分がいることに気づく。

 不意に彼女がこちらを振り返り、胸に片手を当て深呼吸をする。

「ふう、夢中になりすぎちゃう」

 何度か息をし、そのきれいな眼がこちらを射貫く。

楽しいね、岬めぐり

 僕は、ええだか、ああだか、そんな曖昧なことをいい、その笑顔からあわてて視線をフロントガラスに向ける。胸がどぎまぎしていた。あまりのかわいらしさに動揺しているのに気づく。何重にも防壁を築いていたはずが、いつの間にか彼女はその内側に立っていた。

(この子、どうやって入ってきたんだろう)

 いや違う、目下の問題はそこではない。彼女はちいさなカメラマン旅行記に載せる写真を撮ってくれる。その写真はすてきで彼女との旅は楽しい。でも、そこで彼女が僕の気持ちに気づいたら? いま、落とされてしまった事に気づき、僕がくらくらになっている事を悟られたら。

 彼女は車を降りるかもしれない。

 極力、感づかれないようにしなければならないのか。

 背筋を冷や汗が伝うのがわかる。

 道は小さな港を駆け抜けてすぐに山間へそれを抜けるとまた小さな港、牡鹿半島ドライブはその繰り返しで、めまぐるしく景色が変わる。彼女はそんな移り変わりの速さに夢中で、シャッター音がいきいきと響く。手元の地図を見ると、目当ての岬である黒崎はもう目と鼻の先で、そこから大きな港を抜けてすぐだった。

「間に合いましたね。暗くなる前にたどり着けましたよ」

 バックミラーを見ると夢中でシャッターを切る姿、鼻歌をうたい、表情を輝かせてカシャ、カシャと目の前の光景を切り取っていく。まるで声さえ聞こえていないようで、海風に溶け込むように髪をなびかせる、それを見るだけでも思わず頬が緩んでしまう。

 軽自動車ささやか港町を駆け抜け、半島の最南端へと向かう。

 海は青く右手には、対岸に大きな島が見える。

 牡鹿半島はその東西を大きな島に挟まれている。その緑が海の色に鮮やかに映える。周囲の樹々のにおいが風に混じる。八月を過ぎた平日の夕方近くの半島はひとけも車通りもなく、この光景をひとり、いやふたりじめしている心地になる。ぽんこつのエンジン音だけがこの景色の中に孤独で、秘境へいくでもなしに世界にたったふたりになった心地になる。

(しかし、いったいなんでこんなことになっているんだろう?)

 わからない。

 最善と思える選択肢を選んでいるうちになぜかこんなことになっている。

 かわいい子が写真を撮ってくれて旅もしてくれるんだ、それでいいじゃないか。

 そう、それでいいはずだった。

 半島の南端で折り返して少し高いところにある駐車場のある展望台にスズキをとめる。

 彼女には新しいメモリーカードバッテリーを渡し、僕は早速彼女写真をチェックし始める。鮮やかで躍動感のあるスナップに、僕は夢中になり、そして幸福感に包まれる。

「いいじゃん」

 何枚か、おそらくサービス精神なのだろうが、旅行誌にありがちな紋切り型の構図を見つける。

(こんなことしなくていいのに)

 僕はノートパソコンの電源を落とし、頭の中に渦巻くうれしさとそれをあらわした言葉が浮かび上がってくるのをあれこれと選び始める。エンジンを切り、車を降りると海の香りが風となって包み込む。ふっと息を吸い込んで、こんなにわくわくしたのは初めてじゃないかとふと思う。

(どこいっちゃったんだろう?)

 僕は彼女を探した。

 ■シリーズリスト

 ・女の子ひろった

 http://anond.hatelabo.jp/20100116012129

 ・これこそ逃避

 http://anond.hatelabo.jp/20100119221742

 ・すごい彼女

 http://anond.hatelabo.jp/20100123005026

2010-01-23

すごい彼女

 http://anond.hatelabo.jp/20100119221742

 つづき。

 橋を渡って半島に入ると、二車線の道はくねくねとまがってトンネルに入り、そのまま半島の東岸を縫いはじめる。右手に真っ青な海が広がり、その青のまぶしさに彼女は表情を輝かせる。

「ごめん、逆がよかったね。西側からめぐるべきだった」

 助手席の彼女は首を横に振り、徐行して下さいと嬉しそうに言う。速度を落とすとシートベルトを外してシートをまたぎ、彼女は後部座席の右側の窓ガラスに両手をそえ、カーブで揺れる自分をそれで支えて、海の美しさにみいる。

「晴れてよかったですね」

「うん」

 バックミラー越しにはにかんで笑う。こっちのほうがお互いが見やすいかなどと思う。

 夏が過ぎ去ろうとしている半島交通量も少なく、のどか田舎道は岬めぐり巡礼者たちにはおあつらえ向きに思える。都会を離れ、人混みの孤独から離れ、何か嫌なことから離れ、ただただ陽光と、波の色と、緑のあいだを抜けてくる風のことだけを思う。それはとても贅沢な旅であると僕はもう知っているのだけど、彼女はまだそれを堪能してはいなかった。

「窓あけてもいいですか、ちょっと暑いかもだけど」

「ああ、そうですね」

 思いつかなかったとばかりに彼女は目の前のガラスおろしてしまう。そのねっとりとした海風に髪をなびかせて、窓枠を両手で掴む。それでカーブで揺れるのにバランスをとって、いいなあとのどかつぶやく。僕も窓を開けると潮のにおいが車内を舞う。嬉しくなってハンドルとんとんと指先でたたく。

「そういえば、坂田さんって、なんで岬めぐりなんて思い立ったんですか?」

 不意打ち的なふしぎそうな目がバックミラー越しに向けられる。

 どぎまぎするが嘘はつけない。

 視線もそらせない。彼女は仲間だし、知ってもらったほうがいい事ではある。

「あー、長いですよ? それに退屈かも」

 バックミラーのなかで頷かれると、もう逃げ場はなくなった。

東京仕事を辞めたって、話しましたよね? その仕事雑誌作る仕事だったんです」

 へーという顔をするので、軽くため息をつく。

「立派なものじゃないんです、下請けですから。営業用語ではプリプレスって言うけど、今ならDTPかな? その会社雑誌だけじゃなくて、会社案内とか、IR資料とか、パンフレットとかもやっていて雑誌は半分ぐらい、でも雑誌は儲かってなかったと思う」

「どんな雑誌やってたんですか?」

カード会社の全会員に配る旅行誌。その旅行誌でだいぶ儲けていたらしくて、けっこう力を入れていた雑誌だった」

 ついこの間までの事とが、彼方の事に思えてくる。

出版関係やりたかったんです。プリプレスは誌面を作れるけれど、文章も写真自分のではなくて加工するだけ、下請けにしては給料が出ていたから続けられたようなもので、責了前は缶詰になるし、仕事ハードで、それで」

「やめたんですね?」

 得も言えない沈黙が何か責めるように続く。やりたいことを諦めたですね、おめおめと実家の安定した楽な仕事をするんですね? そんな声が聞こえてくる。言い訳する。

カード会社合併したんです、別の会社と。それで会員向けにやっていたサービスを見直すことになって、対象になったのが旅行誌をはじめ定期刊行物で、合理化ってやつで。先方はコスト切りたくて、会社もねばったんだけど価格が安すぎて、雑誌仕事がほとんどなくなって、残るはIR仕事。で、もういいかなって。この業界先がまったく見えないし、この年でこの不況転職もどうかと思うし、親はやくざ仕事はやめて、山形実家を継げってうるさいし。やけばちだったんです」

 それで、やりたいことを諦めて現実逃避

 バックミラーを見るとふしぎそうな顔をしている。

「それでなんで、岬めぐりなんですか?」

「ああ、実は先方に提案してたんです。担当者の方が、いいアイデアないかなって言うので、多いんですそういうの、クリエイティブってあんま垣根ないから。見透かされてたんですかね、出版やりたいの。で、けっこう夢中になっていろいろ調べて」

 彼女は窓枠に片肘をついて海風に吹かれながら、嬉しそうにする。

「こんなすてきですもんね」

 それで救われる。

インターネットやりたいんです。ずっと紙だったから、ネットの双方向性というか、でもネットの事は全然わからなくて、でも紙だと刷るのにお金がかかるけれど、ホームページを作るのってそんなにお金がかからないから作ってみたいと思うんです」

 唖然と言う風体で彼女は口をぽかんと開ける。

「どんなページなんですか?」

旅行サイトです。雑誌みたいに。あちこちまわってそれを記事にする。それでたくさんの人が読んでその旅をしてみたくなるような、そんなサイトがいい」

 彼女は考え込んで、しばらく黙る。

「じゃあ、写真は必要ですよね。もしよければ、写真を撮りましょうか? だって、こんな素敵な景色を撮らないなんてもったいないし、あなたは運転中だし、私以外撮る人いないし、これ撮りたいし」

 僕の答えは明確で、不良資産になってるカメラを処理してくれるなら、嬉しい以上の言葉はなくて、後部座席のカメラ機材を教えた。彼女はわくわくと、すぐにシャッターを切る。それを見た瞬間、その同乗者がすごい才能を持っていることに気づく。嬉しそうに見せられたプレビュー画面をみて、これはすごいと、わかる。


 ■シリーズリスト

 ・女の子ひろった

 http://anond.hatelabo.jp/20100116012129

 ・これこそ逃避

 http://anond.hatelabo.jp/20100119221742

 ・すごい彼女

 http://anond.hatelabo.jp/20100123005026

 ・ふたつ恋した

 http://anond.hatelabo.jp/20100204210025

2009-06-07

心療内科に行きたいが妻が許してくれない。

 小学校教員です。

 はてな普通ブログも書いてるんですが、妻もそれを知っているのでこちらに書きます。

 

 昨年10月に結婚して以来、非常に幸せな日々が続きました。

 夫婦関係も円満そのものだし、学級もまずまず良い雰囲気だったし。

 

 ……今年4月までは。

 

 4月に異動があり、現在の勤務校に配属されました。

 

 昨年、結婚後に、お互いの実家の近く(妻の勤務先も近い)に引っ越して、以来かなり通勤時間が長くなっていました。

 で、今回の異動は私自身の「引っ越し先の近くへ異動したい」という希望が通った結果、ではあります。

 なので、喜ぶべき事ではあるのですが……。

 

 ……つらいです。

 

 何がつらいか、というのはまあ本題からそれるので詳述しませんが、学校の規模がずっと大きくなり、学級の人数も増え、その対応にてんてこ舞い……というか対応しきれてないですし(今までが人数少なすぎた、という話ではある)、地域にも対応が大変な保護者が多いし、本校の仕事の流れもよくわからないのに、今までよりだいぶたくさん仕事を任されるようになったし(家は近くなったはずなのに帰宅時間はずっと遅くなりました)……。

 

 まあ、これまでも、時には

「ああ、教室に行きたくないな……」

 と思うこともあったのですが、学校に行こうとすると動悸がしたり吐き気がしたり、熱もないのに一日中頭痛がしたり、というのは初体験

 

 通勤途中でふとバックミラー自分の顔を見て、自分がすごい苦しげに歪んだ顔をしているのに気づき、このままではこの学校で今年度いっぱい(実際にはたぶん今後何年間も)仕事を続けるのは無理だ、と思い、心療内科に行ってみようと考えました。

  

 いや、自分うつ病だとは思わないのですが。

 万一休職とかしたら、ふとんをかぶって一日泣き暮らすとかしないで、嬉々としてゲームネット三昧の生活を送る自信がありますし。

 

 でも、今のままでは子どもたちに接するのも苦痛だし、

「授業が苦痛→授業の準備をするのが苦痛→授業がうまくいかない→授業が苦痛

 という悪循環にはまりつつあるので。

(授業がうまくいかない、って、本当につらいんですよ……)

 

 ともあれ、自分西洋医学万歳の人だし、精神科心療内科にも偏見はないので、つらいときは医者に相談しよう、とは前々から思っていたのです。

 

 で、近くの(でも校区からは離れた)心療内科の予約をとりました。

 

 受診してみて、仮に

「あなたは病気じゃないです(≒その程度つらい人はいっぱいいます)」

 と専門家に言われたら、まあそれだけでも気が楽になるかも知れないし、もしも抗うつ薬でも処方されればもっと楽になるかも知れないし、と思って。

 

 ……ただ、うちの奥さんが快く思わないだろうなー、というのはまあ予想していました。

 

 うちの妻、かつて体調がかなりあちこち悪かったとき、いろいろ医者にかかって薬もたくさんもらったもののいっこうに良くならなかった(で、なんかうさんくさい健康食品で治った)、という経緯もあり、医者を信用していません。

(むしろマイナスイオンとか岩盤浴とかを信用してる感じ。「毒素を排出」して「体質を改善」する、と称するジュースを、私も毎日飲まされてます……)

 とりわけ、向精神薬には強い拒否感がありますので……。

 

 だから、心療内科のことも、おそるおそる、言葉を選んで話してみたのですが……。

 

 ……が、話したとたんにオイオイ泣き出したのは予想外でした。

 

「あたしが奥さん失格だからなんだ! あたしがダーリンのことちゃんと支えてあげられてないからいけないんだー!」

 そんなことないので必死でなだめたのですが泣きやまず。

 

ダーリン病院とか行ったら、あたしショックで引きこもりなっちゃうようわあーん」

 そこまで心療内科への偏見が強いのか、と思ったのですが、よく話を聞いてみると違うのでした。

 

「だって、あたしが昔つらかった時には、ダーリンがいっぱい支えてくれたでしょ?それであたしは元気になれたんだよ?」

 

 もう10年近く前、彼女とつきあい始めた頃(お互い大学生)、彼女は本当に体調が悪く。

 全身に発疹ができて、身動きするだけでもあちこちピリピリ痛む、というのが毎日毎日一日中続いたのです。

 顔にも発疹が、というのは、女性である彼女には辛かったようで、精神的にもかなり苦しそうでした。

 

 その他にも、いろいろ入院したり手術が必要だったりと、

「行ってない診療科はない」

 と本人が言うくらいでした。(精神科は除く、ですが)

 

 その頃は、午前2時ごろ電話がかかってきて、

「なんでこんな体に生まれてきたんだろう……」

「もう死にたい

「あたしが死んでも誰も悲しまないよ」

 みたいな話を延々2時間くらいされて、私が一生懸命なぐさめて、

ありがとう、ちょっと元気出た。おやすみ

 ……みたいなことがしょっちゅうでした。

 

 まあ自分でもがんばったと思う(彼女はもっとがんばった)のですが、別に

精神科に行くな」

 と言ったことはないし(「行け」と勧めてもいないですけど)、行くというなら反対はしなかったと思います。

 

 しかし、

 

「あたしは病院行かなかったよ!? 今のダーリンより、あの頃のあたしの方がもっとつらかったと思うよ!?」

 いやそういう問題では……。

 

「だから、今度はあたしが支えてあげないといけないんだもん!なのにダーリン病院に行ったりしたら、あたしパニックなっちゃうと思うよ!?」

 もうなってるのかも知れない、と思いました。

 呼吸が「はひっ・はひっ」って感じでおかしいのでどうしようかと。

 

 ……妻の言うことは筋が通らない、とは思います。

 

 確かに、苦しいときには助け合うのが夫婦だと思いますし、支えてくれようとする気持ちはうれしいです。

 パートナーの支えだけで困難を乗り切れれば確かに素晴らしいでしょう。

 

 でも、病院その他専門機関に相談した方が楽になれる見込みがあるなら、躊躇なくそうすべきだ、とも思うのです。

 

 っていうか、必要なら適切な専門機関を探して相手に受診を勧めてあげるのも、望ましい夫婦関係なんじゃないでしょうか。

 

 ……でも、どうも彼女はそう感じていないみたいです。

 

「私が辛いとき、彼の精神的な支えで(それだけで)乗り切れた。
だから彼が辛いときには、私が、私の支えで(それだけで!)乗り切れるようにしてあげなければいけない。
 それが対等な2人の関係というものだ……もしそれができなければ、私は彼に支えられるだけの人間になってしまう。
だから、彼を病院に行かせてはならない」

 

 ……みたいな。

 

 まあ、

パートナー心療内科に行ったら自分の負け」

 みたいな気持ちが分からないとは言いませんが……。

 でも、だからって病院に行かせまいとするのはおかしいですよね……?

 

 気づきました。

 

「……うちの奥さん、元気になってなかったんだ……」

 

 謎の健康食品のお陰(?)で身体的にはほぼ健康になり、精神面でも朗らかになった妻。

 

 ……でも、やっぱり内面的にはかなり危ういバランスだったのかも知れません。

 

 っていうかヤンデレ

 

 フィクションとしては嫌いじゃないけど、身近にいるとは思わなかった……。

 

 断っておきますが、妻とはもう本当にラブラブだしその意味では超幸せです。

 っていうか、もし妻がいなかったら、とっくの昔に引きこもりになってると思いますよ、私。

 

 ……ただ……なあ……。

 

 翌朝、

「じゃあねダーリン!いってらっしゃい!気をつけてね!」

 とか、いつにも増して朗らかに送り出してくれる彼女を見て、すごく複雑な気持ちになったのでした。

 

 私を支えなきゃ、と思う余り、彼女ストレスがかかってしまっては何にもなりませんし……。

 言わなきゃ良かった、のかも知れません。

 

 ……ああ、もうすぐ明日が来ますね。

 そう思うだけでもなんか胃の辺りがもやもやとするんですが……。

 

 心療内科の予約の日も近づいてきますが、どうしたものか……。

 こっそり受診してみるか、やめておくか……。

 

 悩んでいます。

    

2009-04-02

夫の創作2

http://anond.hatelabo.jp/20090329194927

スメル

バスに乗った私は一番後ろの席に座る。

理由は、「他人に後頭部を見られるのが嫌い。」だからだ。

何気なく外をみると彼が寂しそうにこっちを

見ていた。

バス左折して彼が見えなくなるまで

彼は居なくなろうとはしなかった。

決断をしたのは私。彼を悲しませたのも私。

正しいか正しくないかは今の私にはわからない。

でもひとつの決意だと思い、後悔もしない。

そんな考え事をしていると前の席の小学生

話が耳に入る。

「なぁ、お前の好きなやつ教えてよ」

「いやだよ。翔ちゃんこそ教えてよ」

「なん^で^だよwwwなんで^お^れな^ん^だよwww

 おれが答^^える意味^ねえ^よwwwおれは^シ^ラフだよwww」

「翔ちゃん拒否りすぎwww」

ほほえましく思った矢先、私の考えとは裏腹に

言葉が先走っていた。

「カッ!」

小学生がこっちを見る。

私は続ける

「シャー!」

小学生がビクっとして前に向き直った。

昔から私は考えとは違う本能のような行動を

取ってしまう。

彼は「それは誰しも持っている資質であって、

君に限った事ではないんだよ」

といつも私に言ってくれたが、そのたびに

「ギャッザー!!シャー!ナイトギャッザー!!スィー」と私は答えていた。

信号が青に変わってすぐ、目の前を自転車が横断した。

運転手は焦ってブレーキを踏み、自転車の乗った少女

慌てた表情で加速した。

「危ない!」と思った私は無意識に窓を開け

「あるぶるなるいるでるしるょるうるがる!

 ひるきるかるえるしるなるさるいるブルン!」

と叫ぶ。

それを聞いた小学生が叫ぶ。

「はるちるがるとるぶるんだぁ!!」

もう一人の小学生が叫ぶ。

「しむらけんのだぁいじょうぶだぁ!!」

私も続ける。

「だぁ!だぁ!だぁめぇだぁ!」

心の中で「ダメだ」と「アメマ」が似ているなとフッと

思ったが良く考えたら「メ」しか合っていないので

「だぁめぇだぁ」の言い方次第なのだと気づく。

自転車少女は間一髪、接触をまぬがれ

私はホッと胸を撫で下ろした。

乗車時に私に対して、小言を発した運転手が

後ろで騒いでいる私をバックミラー越しに睨み付けてきた。

私は歯をむき出した。

バスを降りるとき、どうしても運転手への苛立ちが我慢できない自分

気づいた私は、仕返し、いや、恨み、怨念、と募らせてきた思いを

行動で表現することにした。

テトリスと共に彼の家から持ってきたもう一つ。

熊出没注意!と書かれたムササビの貯金箱である。

私はそれをおもむろに叩き割り、中に入っていた1円玉を

料金入れに流し込んだ。

「お釣りはいらないわ。」

私はバスを降りる。後方で徴収機の異音が聞こえる。

私はむき出していた歯を仕舞い、ニヤリと笑った。

私はこれから富士に向かう・・・。

2009-03-27

http://anond.hatelabo.jp/20090327190138

また、左右のバックミラーを見比べて白線車両の間隔が左右で同じくらいか確認する。

寄ってしまったと思ったら、前に出る。前進で修正する。

このためにまずすべきことは、左右で同じ高さにあるボディー上の目印をきめ、それが見えるように左右のミラーを調整する事。

http://anond.hatelabo.jp/20090327185601

バックミラー見て、車のボディーのふちと地面に描いてある駐車スペースの線が平行になるようにするだけ

2009-02-02

昨日、猫を轢いた

 いや、小型犬だったかもしれない


 運転していたのは夜遅くで、まわりは街灯も少ない場所だった

 普段からそんなに注意していないわけでもないし、この日もいつも通り「注意して」運転しているつもりだった

 そんな中、前方道路の真ん中でビニール袋?が風にたなびいているように見えた

 ビニール袋と思っていた僕は「ビニールなら踏んでも平気かな」なんて思っていた

 しかし近づいたときには、何か毛が生えたような? 生き物のように見えて……

 「うわあああ!」と思わず声が出てしまい、慌ててハンドルを切った

 ドン、と前輪が乗り上げた時の感触

 そのまま進みつつバックミラーを確認すると、何かが動いているように見えた

 後続の車両も慌てて避けている

 一瞬、後ろの誰かが轢かないかな、そうすれば僕が最終的に悪かったことにならないのに、なんて思ってしまい、急いでその考えを振り払おうとする

 次に思いついたのは、うちに居る猫のことだった。彼らは今どうしているだろうか? 同じように轢かれていないだろうか?

 そういえば、小さいころ飼っていた猫があるときフッと居なくなってしまって、どこかに旅に出たのかなあ、なんて素朴に考えていたけれど、こういう風に惹かれてしまったんだろうな、と思った

 あと、これは動物愛護法違反で、飼い猫なら器物破損も加わる感じなんだろうか、なんて思った

 その後は、結局人間は肉食の際に動物を殺して生きているのだし、これはそれがわかりやすく形になったのだ、なんてわけのわからないことを考えていた

 僕はとても混乱していたのだろう


 気を紛らわせるためにラジオをつける

 あそこでジタバタとしていたということは、その前にきっと轢かれて動けなくなってしまっていたということだ(だから僕のせいじゃない)

 自分が轢いてしまった後も動いていたということは、トドメになったわけではなかったんだ(だから僕のせいじゃない)

 そもそもあんなところにいるなんて、思いもしなかった(だから僕のせいじゃない)

 もしくは、轢かれてしまっていたということはどうせ助からなかったんだから、あれがトドメになってくれていれば、とか

 そんな考え方は間違っているのは良くわかっている

 もっと注意して運転すれば、気づいて轢かずに済んだんだろうし、轢いたら轢いたでその状況を直視したくないなんて気持ちを押さえつけて、猫の安否を確かめるべきだったのだ(動物病院は急患を受け付けてくれるんだろうか? でも朝まで待って連れて行ってからでも平気な程度だったかもしれない)

 でも、僕はそこから逃げ出して、頑張って忘れようとした

 あれは悪い夢で、本当はそんな事故はなかったのだ

 もし現実だとしたら、大いに反省し、もう二度と同じような事故を起こさないようにすればいい

 でもそんなの、轢かれた猫にとっては全然関係ないし、どうでもいいことだ

 その猫にとってはありもしない次の機会への反省なんていらないから、生きていたかったんじゃないだろうか


 次の日、同じ場所を通ってみた

 猫はそこからちょっと離れた場所で、息を引き取っていた

 最後の力を振り絞ったのか、それとも誰かが寄せてくれたのかわからない

 もし前者だったら、自分に何が出来たんだろう?

 いや、後者でも何か出来たんだろう

 端に寄せてあげて、保健所に連絡するとか、どこかに埋めてあげるとか(これは違法かも)

 何か供養したりしてあげるべきだったのかもしれない

 でも、僕は何もしていない

 ただ罪悪感に苛まれて、悪いことをしたとか、何が出来ただろうかとか、運が悪かったとか

 そういうことを悶々と考えるだけで、行動に移していない

 目をそらしても問題は消えないのに、僕は目をそらしている

 人を轢いてしまった時も、僕は目をそらして逃げるんだろうか?

 それで「僕は目をそらしている」なんて増田に書いて、叩かれでもしたら、懺悔できたなんて思って満足するんだろうか

 しかも「僕みたいなのが最低の人間って言うんじゃないだろうか」とか書いて、自分を卑下すれば十分だろうと思ったりするんだろうか


 なんか頭の中がゴチャゴチャしていて、気持ちの整理が出来ていない

 とりあえずここに何か書いていても何にもならない

 明日も見に行って、まだそこに居たら、せめて、保健所に連絡してあげよう……

2008-12-25

理解不可能な行動をとる高校生

時刻は早朝、天候はすこぶる晴れ、場所は電柱すらない、田んぼのど真ん中を突っ切る一本道の県道

俺は車を運転していたわけだ。するとはるか遠く前方で、左右の歩道それぞれに女子高校生らしき人間が数名ずつ立っているのが見えた。彼女らが登校中なのは言うまでもない。

左側の集団が、右側の集団に早く渡って来いと催促しているのが見えた。ちょうど俺の車と俺の前を走る軽トラの間は軽く1kmはあろうかというくらいに離れていた。対向車線からは車がやってくる気配はない。彼女らが車道を渡るのであれば軽トラ彼女らの眼前を通り過ぎた直後だろうと思っていた

軽トラが通り過ぎる。左側の集団が「今のうちだ」とせかす。しかし右側の集団はなぜかはるか彼方にいるはずの俺の車を気にしてなかなか踏み出そうとしない。片足だけを車道に踏み入れた右側の彼女らの視線は、俺の車と手招きする左側の友人たちを何度も何度も往復し、そしてついに、彼女らは意を決して車道を走り出した。俺の車にぶち当たるジャストタイミング

当然ながら俺は急ブレーキを踏み、クラクションを鳴らし、窓を開けずに(寒かったので)「何やってんだ!」と叫び彼女らをにらみつけた。状況が理解力を超えてしまったらしく、危うく(もしくは残念ながら)冷たいアスファルトの上で肉塊になりかけた(なりそこなった)彼女らは目を点にしてその場に立ちすくんでいるだけ。その場から引き返そうともしない。そして、徐行する俺の車をヘラヘラと笑いながら見送った後、悠々と右側の歩道へとたどり着く事に成功するのを、俺はバックミラーで確認したのだった。

・・・と、いうことがこの半年の間に三度ほどあったわけだ。これを根拠に高校生全員に一般化するつもりはないが、それにしてもちょっと洒落にならん頻度だよなあ。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん