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はてなキーワード: 責了とは

2010-02-24

「女は容姿で男を選ばない、重視するのは性格だ!」とか言うけどさ…

まあ嘘じゃん。

というかこんなの男女論にするほどでもないと思うけど、

ブサイク・ブスがどういう扱いを受けるかって言うのは

ブサイク・ブス本人さんに語らせたら大変だし、

本人じゃなくても小学校ぐらいから延々見て来た筈だろ!


男も女も、そういうことは延々やってきただろうに、見てきただろうに、

なんでそういう白々しい嘘をつくのか、という一点で女が嫌いになるわ。

俺は小・中・高と女がブサ夫くんやブス子ちゃんをいかにネッチリ

イヤ~な感じに笑ったり噂話したりしてイジメ抜くかはずっと見てきた。

そういうの小学校の時は男が多かったけど、中、高、と男は減って女の方が増えるんだよな。


クラスでも見たし、部活でも女が多い部だったから延々横で見せられた。

ささやかに止めようとして上手く行った事も失敗した事もある。

部長にもなって、男の後輩は守れたけど女の後輩は上手く守れねーんだよな、

女同士でいる時間の方が長くてわからないし男に庇われても微妙だろうしさ。

とにかく不細工でちょっと挙動が変な奴を見つけて苛めようとする奴等は常に居た。

なんであいつら常に一番ブスな子イジメめないと気がすまないの?

「違う、それはそのブサイクやブスが中身も腐ってるから」?

性格がよければ、コミュ力があればいじめないであげたんだよ」?

確かにそういうコミュ力鍛え上げたブス子さんはいたよ、

そのブス子さんの努力は否定しないし偉いと思うよ。

でもそういう子って、ちょっとしたお笑い芸人並みに気を張って

絶えず緊張しながらそれを表に出さずに自己イメージプロデュースして、

ようやく一般市民の末席に置いて頂いてるだけじゃねーか。

そんな痛々しい努力を強いておいて「コミュ力」とか抜かす傲慢さも腹が立つ。

下級民に「人間扱いしてもらいたいなら芸を身に付けて楽しませろ」と言ってるみたいだ。

コミュニケーション言葉意味わかってんのか。


社会人になっても俺はなんでか女が多い職場で、

同僚の女達が仕事中目に入る男全てについて延々と心の腐った会話してるのを見てきた。

取引先、出入りのSE、佐川のあんちゃん、プリンタ修理マンのおじさんにいたるまで、

本当に男全員についていちいち顔の作りと挙動、つまりルックスについてゴチャゴチャ言ってる。

何か暖かな視点で人それぞれの美点を発見する、なんていう明るく面白い話では勿論無く、

ほとんどの話の結論は「いかに今の男が『生理的に』嫌か」。

あれでどこから性格重視なんて話が出てくるんだっつーの。

そもそも性格って日本語を理解してるかすら疑わしい。

女の言う「性格」って「立ち振る舞いのスマートさ」かなんかぐらいのことなんじゃね?

あとは「場慣れ・女慣れした態度」とか。

その女のひとりが俺の事を好きだと言う話が女から流れてきて「ゲッ」となって、

まず性格が受け付けないからノーサンキューだ!と思ってたら

しばらくしてから一時、女の集団から凄い攻撃的な当たりを受けた。

俺はその情報について何かアクションを起こさなければいけなかったのに何もしなかったので、

そのことについて悪い噂が流れたらしい。

俺の性格が悪いという話になったらしい。

ときメモか!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

追記

ブックマークレスポンスありがとうございます

こういうとこに書くの初めてだったので反応貰って驚いてます

なんか俺に話かけてるっぽいコメントにだけ感謝を込めてお返事させてもらいます。

koisuru_otouto 増田さんも同僚の人たちの"美点"を"暖かな視点で"見つけられる人になれると良いね。がんばって! 2010/02/26

ここでは同じことやってる集団を「職場の女」とまとめて書いても

誰が一番仕事をきちんと責任持ってるか、丁寧な仕事するのは誰か、

はきちんと把握してるしそういう人にはよくフォローしてるよ。

仕事以外では彼女等に興味持てないけど、

誰が一番ブスだの動きがキモいだの腐った関心持ったことも一度もない。

頭が悪いならもうちょっと時間掛けて話を把握してから皮肉考えろアホ。

ststeam_heart もう少し見ていると、中心の人に合わせるというのが見られるよ。まあ、給湯室でやってるか会議室でやってるかの違いみたいには思うことが多い。 2010/02/25

「ワタシは合わせてただけなの」って奴についてっすかあ?

ご指摘どおりそういうのは居るだろうけど、ひきょーもんだなあー 

俺が見てきた腐れ集団の中にそんな免責了見の奴がいたら「中心人物」より軽蔑するね。

2010-01-23

すごい彼女

 http://anond.hatelabo.jp/20100119221742

 つづき。

 橋を渡って半島に入ると、二車線の道はくねくねとまがってトンネルに入り、そのまま半島の東岸を縫いはじめる。右手に真っ青な海が広がり、その青のまぶしさに彼女は表情を輝かせる。

「ごめん、逆がよかったね。西側からめぐるべきだった」

 助手席の彼女は首を横に振り、徐行して下さいと嬉しそうに言う。速度を落とすとシートベルトを外してシートをまたぎ、彼女は後部座席の右側の窓ガラスに両手をそえ、カーブで揺れる自分をそれで支えて、海の美しさにみいる。

「晴れてよかったですね」

「うん」

 バックミラー越しにはにかんで笑う。こっちのほうがお互いが見やすいかなどと思う。

 夏が過ぎ去ろうとしている半島交通量も少なく、のどか田舎道は岬めぐり巡礼者たちにはおあつらえ向きに思える。都会を離れ、人混みの孤独から離れ、何か嫌なことから離れ、ただただ陽光と、波の色と、緑のあいだを抜けてくる風のことだけを思う。それはとても贅沢な旅であると僕はもう知っているのだけど、彼女はまだそれを堪能してはいなかった。

「窓あけてもいいですか、ちょっと暑いかもだけど」

「ああ、そうですね」

 思いつかなかったとばかりに彼女は目の前のガラスおろしてしまう。そのねっとりとした海風に髪をなびかせて、窓枠を両手で掴む。それでカーブで揺れるのにバランスをとって、いいなあとのどかつぶやく。僕も窓を開けると潮のにおいが車内を舞う。嬉しくなってハンドルとんとんと指先でたたく。

「そういえば、坂田さんって、なんで岬めぐりなんて思い立ったんですか?」

 不意打ち的なふしぎそうな目がバックミラー越しに向けられる。

 どぎまぎするが嘘はつけない。

 視線もそらせない。彼女は仲間だし、知ってもらったほうがいい事ではある。

「あー、長いですよ? それに退屈かも」

 バックミラーのなかで頷かれると、もう逃げ場はなくなった。

東京仕事を辞めたって、話しましたよね? その仕事雑誌作る仕事だったんです」

 へーという顔をするので、軽くため息をつく。

「立派なものじゃないんです、下請けですから。営業用語ではプリプレスって言うけど、今ならDTPかな? その会社雑誌だけじゃなくて、会社案内とか、IR資料とか、パンフレットとかもやっていて雑誌は半分ぐらい、でも雑誌は儲かってなかったと思う」

「どんな雑誌やってたんですか?」

カード会社の全会員に配る旅行誌。その旅行誌でだいぶ儲けていたらしくて、けっこう力を入れていた雑誌だった」

 ついこの間までの事とが、彼方の事に思えてくる。

出版関係やりたかったんです。プリプレスは誌面を作れるけれど、文章も写真自分のではなくて加工するだけ、下請けにしては給料が出ていたから続けられたようなもので、責了前は缶詰になるし、仕事ハードで、それで」

「やめたんですね?」

 得も言えない沈黙が何か責めるように続く。やりたいことを諦めたですね、おめおめと実家の安定した楽な仕事をするんですね? そんな声が聞こえてくる。言い訳する。

カード会社合併したんです、別の会社と。それで会員向けにやっていたサービスを見直すことになって、対象になったのが旅行誌をはじめ定期刊行物で、合理化ってやつで。先方はコスト切りたくて、会社もねばったんだけど価格が安すぎて、雑誌仕事がほとんどなくなって、残るはIR仕事。で、もういいかなって。この業界先がまったく見えないし、この年でこの不況転職もどうかと思うし、親はやくざ仕事はやめて、山形実家を継げってうるさいし。やけばちだったんです」

 それで、やりたいことを諦めて現実逃避

 バックミラーを見るとふしぎそうな顔をしている。

「それでなんで、岬めぐりなんですか?」

「ああ、実は先方に提案してたんです。担当者の方が、いいアイデアないかなって言うので、多いんですそういうの、クリエイティブってあんま垣根ないから。見透かされてたんですかね、出版やりたいの。で、けっこう夢中になっていろいろ調べて」

 彼女は窓枠に片肘をついて海風に吹かれながら、嬉しそうにする。

「こんなすてきですもんね」

 それで救われる。

インターネットやりたいんです。ずっと紙だったから、ネットの双方向性というか、でもネットの事は全然わからなくて、でも紙だと刷るのにお金がかかるけれど、ホームページを作るのってそんなにお金がかからないから作ってみたいと思うんです」

 唖然と言う風体で彼女は口をぽかんと開ける。

「どんなページなんですか?」

旅行サイトです。雑誌みたいに。あちこちまわってそれを記事にする。それでたくさんの人が読んでその旅をしてみたくなるような、そんなサイトがいい」

 彼女は考え込んで、しばらく黙る。

「じゃあ、写真は必要ですよね。もしよければ、写真を撮りましょうか? だって、こんな素敵な景色を撮らないなんてもったいないし、あなたは運転中だし、私以外撮る人いないし、これ撮りたいし」

 僕の答えは明確で、不良資産になってるカメラを処理してくれるなら、嬉しい以上の言葉はなくて、後部座席のカメラ機材を教えた。彼女はわくわくと、すぐにシャッターを切る。それを見た瞬間、その同乗者がすごい才能を持っていることに気づく。嬉しそうに見せられたプレビュー画面をみて、これはすごいと、わかる。


 ■シリーズリスト

 ・女の子ひろった

 http://anond.hatelabo.jp/20100116012129

 ・これこそ逃避

 http://anond.hatelabo.jp/20100119221742

 ・すごい彼女

 http://anond.hatelabo.jp/20100123005026

 ・ふたつ恋した

 http://anond.hatelabo.jp/20100204210025

 
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