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はてなキーワード: 幕末とは

2019-11-06

anond:20191106153030

日章旗はすでに幕末から事実上国旗として使われていたが、

いわゆる十六条旭日旗明治維新以降、

菊花紋章モチーフ軍旗として制定されたものから

天皇中心主義軍国主義との結びつきがより強い。

また現在でも海上自衛隊自衛艦旗は、

大日本帝国海軍軍艦旗を引き継いでいると明言されているので、

意匠は似ているが別物だ」という言い逃れもできない。

日章旗日本国旗として広く知られているが、

旭日旗軍旗としての印象が強く、

特にスポーツなどの平和な催しにおいて用いるのは場違いである

2019-10-24

anond:20191024232654

ほんとそれ。

だけど大企業とか一部の集団の中には未だに先祖家系ものをいうところがけっこうあるというね。

あるところでは新入社員の同期は先祖がみんな幕末士族明治時代華族だったり、医者家系ってけっこう先祖代々だし。

そして、生まれついた要素でばかり人を判断する風潮も根強い。生まれつきの要素ばかりでなんでも決めつけて努力放棄する人はほんと多い。

ここの殆どの人は信じられないだろうけど、血液型とか誕生日占いが人事評価基準になる会社とか未だにあるからね。

anond:20191024062803

日本支配する支配者の側から考えみよう。

天皇支配者側で押さえておかないと、反対勢力天皇を引っ張り出してきて正当性根拠として利用するかも知れない。実際幕末にそれをやったのが長州なので、同じことを他の勢力にやられないために、天皇自分たち支配者側のコマにしておく価値がある。

anond:20191024062803

お前の現場はしらんが、少なくとも俺の周りは天皇があるお陰で、左翼右翼共通して日本という国体を守ろうと団結する。

内閣に反対でも、天皇右翼から支持されるのはもちろんのこと、反戦護憲象徴でもあるから左翼からも支持される。

これがもし廃止になって、日本直接選挙大統領制になったらどうなるか?今の時勢を見れば明らかだが、アメリカ韓国の様に国民が分断されるだろう。

しかもその分断を仕掛けてくるのは、アメリカ場合ロシア韓国場合北朝鮮中共

東側裏工作のお陰で韓国簡単親北になってアメリカまで捨て出し、当のアメリカ韓国強硬になった。

これで徳をしているのは正に中共ロシア

台湾だって今の米中貿易摩擦香港デモがなければ、今や中共の犬となった国民党が勝って中共の言いなりなってただろう。

日本場合直接民主主義じゃない。議員内閣制だ。どれだけ東側工作してこようが自民党総合力に敵う野党存在しない。

安倍がどれだけ人気が落ちようが、結局総理自民党から選ばれ続ける。これが一種東側工作防波堤になっている。

結局野党テコ入れしてもどうにもならないから、中共は今の右傾化している自民党と仲良くさぜるおえない。

これがもし大統領選で国の運命が決まるんだったら、簡単中共の謀略(学校教師メディアにいる工作員)によって日本人は韓国アメリカの様に国民が分断されて制御不能になるだろう。

タイ軍事クーデターの件でもそうだが、王室があるお陰で国民の団結が保たれる事は多い。

象徴とはいえもし無くしてしまったら、まだ暴力革命を完全に否定していない共産党の様なやつらにクーデターでも起こされて、国民は分断されるだろう。

もし政府機能不全になっても国体として日本国民が団結する拠り所が必要なんだよ。

日本史で天皇が実際にちゃんと実権握ってた時期なんて殆どないだろ。でも、天皇があるお陰で色んな動乱が最後には丸く収まるんだよ。

伊達に1200年以上続いてない。武士が実権握ってた時代天皇不要だったのか?今から振り合えるともし無くなってたら、幕末から明治にかけて天皇を元に中央集権化して発展する事はまずなかった。

各藩が群雄割拠して、西洋の思惑通り内乱をいっぱいさせられて、今の日本は3つぐらいの国に割れてただろうよ。

2019-10-17

anond:20191017233125

下方婚」とは - 自身より収入学歴社会的地位が低いパートナー結婚すること  つまり収入だけではないということだ。従って戦時中戦前戦後幕末江戸といつの時代存在する。以上。

2019-09-15

ボクは戦争に反対だ。しかし軍備の増強を望む。

このようなスタンスを取ると最近の決まった反応は「ネトウヨがまた何か言ってるよ」だ。

ボクは自身ネトウヨだとは思っていないけれど、もしかしたらある種のネトウヨの定義の範疇に居るのかも知れないとはたまに思う。

しかしながら、一旦ボクの立場を聞いて貰えないだろうか。

前提としてボクは海技士免状を取得している。つまり船乗りなのだ

この時点で戦争を繰り返さないためにはと先の世界大戦を少しでも調べたことがある方々ならば察しているだろうけれど、調べたことがない方々のために説明しなければならないだろう。それがこの話を始めた者の責任のはずだ。

そう、なぜ船乗り戦争に反対しながら軍備の増強を望むか?の背景を説明しなければならない。

まず日本国という存在島国という形態をしている。これはおそらくは日本の立地条件を知る99.99%の人が共通認識として持って頂けてると思う。これを否定されるとボクは何も言えない。

島国である日本はどうしても何か日本の外で行おうとするとき必ず外へ出る技術を持つ者の助けが必要だ。

それは古来から船乗りであり、現代では航空機パイロットも含まれる。

先の世界大戦でも重要視されたのが船乗りだった。それどころか幕末明治維新の時点で船乗りもっと育てるべきではないか?という主張が強くあった。

日本世界貿易活性化させるためにも、そして(防衛であれ侵略であれ)戦争するのにも船乗り必要だと考えられたためだ。

外へ出る能力と、それらによって支えられる貿易日本急所なんだ。繰り返すが、これは幕末明治維新の時点で内側から指摘されていたことだ。

そのため第二次世界大戦では米国を中心として、日本急所を突くためにいわゆるABCD包囲網形成され日本は一気にモノ不足へ陥ることとなった。

モノ不足へ陥った日本はそれを解消すべく動かざる得なくなった。そうつまり真珠湾攻撃に端を発する太平洋戦争の勃発だ。

モノ不足で戦争に至ることは日本歴史上そう珍しいことではない。例えば戦国時代の興りは飢饉によるモノ不足によって豊かな土壌の奪い合いを始めたことが切っ掛けとされ、徳川幕府が安定したのは恒常的な飢饉が解消されたためという学説がある(突発的に起こる飢饉は別)。

このような考えは別に日本だけのものではない。ロシア南下政策も考えてみれば豊かな土壌と貿易のための不凍港を得るためのものだ。だからこそ当時の日本ロシアに警戒感を強く寄せたのだろう。既に経験しているのだから

先の世界大戦日本は誤った判断を下してしまった。急所である本土補給線の軽視をしてしまたからだ。護衛も付けずに輸送船を運航したり精神論補給が無くとも戦えると言ったのだ。それが「欲しがりません勝つまでは」の状況を生むにも関わらず。

そして数多くの艦船と共に多数の船乗りが海へ沈み敗戦を喫した。

それどころか政府徴用した民間商船企業賠償へ対して税率100%を掛けるという血も涙もない行いをする。

この記述理解しない方々も言うだろうからわかりやすく言えば、日本政府から賠償された全額を税として納めよということだ。つまり最終的に民間商船企業へ残るお金ゼロである

徴用した船舶と共に誤った判断によって補給線を崩壊させたにも関わらず、賠償金は最終的にゼロ民間商船企業船乗り戦争を嫌うには十分な理由になるはずだ。こんなこと繰り返してはならない。

再三言うが、日本はモノ不足によって戦争をする。日本島国なのでほぼ間違いがない。歴史がそれを証明している。

からこそ船乗り民間商船企業日本戦争を起こさないために国際貿易航路補給線を最重要視せよと訴える。

そして外国がもし何らかの理由によって日本戦争を仕掛けなければならないとなった際に、急所である補給線を狙うのは明白なので、日本補給線を狙うのは割に合わないと絶対的判断して貰えるだけの圧倒的な防衛戦力が日本補給線には必要なんだ。

もしこの軍備の増強に対して異を唱える方々が居るのであればボクは更に続けてこう主張する。

あなた達がボクの乗る船を守ってくれるのか」

「モノが無ければ日本戦争をするぞ」

「次の真珠湾攻撃の切っ掛けをあなた達は作る気なのか」

しかしたら強固な非暴力主義者の方々が「暴力はいけないので侵略されたら降伏したら良い」と言うかも知れない。これは非常に素晴らしい人道的な考え方だとボクも思う。

だかしかし「侵略される際、一番最初に標的となるのは補給線上に居るボクが乗る船だ。安全本土でボクの乗る船が沈む姿を見てから降伏するのか?」とボクは言いたい。

このような形でボクが死ねばボクは平和英雄として名前が碑に刻まれ永代語り継がれるだろうが、それは間違いなく神風特別攻撃隊が生まれ思想とまったく同じだ。

ボクはこのような美しい平和思想のための英雄にはなりたくはない。誰かの平和のために死にたくはない。あなた平和思想実現のために死にたくはないのだ。

ボクは自身を守り、そして日本をモノ不足へ陥ることを防ぎ、日本戦争の道へ進まざる得ないという結果へ至らせない軍備の増強を望む。

ちなみに船乗り労働組合である全日本海員組合憲法改悪へ対して反対している程度には反戦主義だ。憲法改正ではなく改悪に対して反対しているということをよく考えていただければ幸いだ。

2019-09-13

なぜ中学日本史山県有朋を扱わないのか意味がわからない

最近日本近代史に興味を持って色々勉強して、初めて山県有朋存在を知ったんだけど超重要人物じゃん。

幕末から昭和直前まで半世紀の間一貫して権力を持ち続けた。

明治大正政治事件名前が出てくる頻度が異常。

明治初の汚職事件に関与。

帝国陸軍の基礎を築き、統帥権独立など太平洋戦争の遠因を生む。

なぜ中学歴史で教えてくれなかったのか意味がわからない。

2019-08-23

anond:20190822174536

司馬遼太郎小説鎌倉時代雰囲気を、ずっと幕末まで引きずっていた。江戸から使者が、薩摩藩に入ると帰ってこなかったみたいな、話があったね。。

そんで、明治維新では、立場逆転という。。

横浜市カジノ誘致に賛成の市民

賛成の市民もいるんだから市民全員が反対みたいな偏向報道しないでほしいなぁ。市長英断だと思うよ。山下ふ頭の港湾業者なんて、どう考えたって利権守りたいだけでしょ。

今、みなとみらい玄関口になっている桜木町駅は、陸側の方は数百メートル以内にJRAの場外馬券売り場や大型パチンコ店があって、遠くから電車で来てくれる馬券客やパチンコ客で集客している街なんだし、今更、カジノ反対って言ったってねぇ。そりゃ、山下町にはパチンコ屋はないかもしれんが、近隣の長者町とか伊勢佐木町とか関外に行けばパチンコスロットゴロゴロあるわけで。あっちの方がよほど品が悪いのでは。

カジノなんて品格のないものをうんたら、とか、歴史的経緯が云々いう人は、もともと、横浜スタジアムのある横浜公園に何があったか知ってて言ってるんでしょうね…あそこは、開港当時の外国人向けの遊郭(港崎遊郭)の跡地ですよ。ちょっと調べればわかるけど、尊王攘夷運動のあった幕末には、外国人にできる限り居留地に閉じこもってもらって街の外でトラブル起こさないように、遊郭とか競馬場とか、エンターテイメント施設を、全部日本側が作ってあげたり大きく支援したりして作ってたんですよ。

山手洋館ありますよね?あれ、全部、関東大震災外国人居留地が壊滅して、逃げちゃった外国人になるべく横浜にいてもらうために作ったモデルハウスみたいなものですよ。

そうやって、外国人にできるだけいてもらうために街を作ってきた経緯を考えれば、むしろ山下町にカジノがあってしかるべきなんじゃないですかねぇ。

結局、旧外国人居留地だった山下町・山下ふ頭近辺に対する変な幻想市民の中にあって、それを利用して港湾業者利権を守るために騒いでいるだけにしか見えないんですよねぇ。ギャンブルは全部、横浜っぽくない近隣の地区押し付ければいいっていうのが透けて見えて、いけ好かないんですよねぇ。

2019-07-26

anond:20190726024332

ごめん、そもそも国人が何国人より強いっていう考え方がわからん

そんなの人によるだろ…平均的な体格の話がしたいのか?

幕末じゃなくて現代だとしても、どうやったら日本人が他の国の人間に比べて強いとか弱いとか言えるんだ…?

お前の頭の中の定義なんか分かるかよ。まずそれを開陳しろよ。

anond:20190726021414

人斬りの事件がなかったとは言ってないし、幕末が荒れた時代だったことぐらい分かってるさね

現代でもナイフ通り魔する基地外いるけど別に日本人が強いってわけじゃないでしょ

anond:20190726015207

生麦事件で調べてみな。

普通に、刀で外国人斬り殺して、それ口実に日本全体が欧米諸国侵略されそうになってる。

生麦事件ほど有名ではないだけで、幕末の時期は、外国人が斬り殺される事件何度も起きてる。

ただ、欧米諸国の方も、数人切り殺されたからっていって貿易やめたら、自分とこ以外の欧米が儲かるだけだから大事にしなかっただけ。

anond:20190726015207

幕末は逆に荒れた時代だったので、ギラついた侍が多かったと思う

あと普段から殺人用の刃物を持って歩いてる時点で

パイプ持って暴れてるやつの100倍ぐらい怖い

幕末武士って本当に強かったのか?

幕末武士って強いイメージあったけど、よく考えたら二百数十年平和だったんだから

現代日本より平和ボケしてるわけだよね?

強いのか?

今でいうところの剣道の強いやつらの集まりって感じなのかなぁ

ドラマみたいに「武士ですから人斬りなんて当たり前」みたいな感じにはならなそう

2019-07-13

苦手な岡田以蔵タイプがわかった(えふご二次の話)

最初別に嫌いじゃなかったし、苦手とも思わなかったんですよ。

初めまして。トマレモです。

名前は、ちょうど目の前にあった、カゴメトマトレモネードドリンクから

甘酸っぱくて美味しかったよ!

これは某グランドでオーダーな運命二次創作で且つ、BLにも関する話なので、苦手な人、地雷な人、嫌悪感を覚える人は見ないでね。

そういう人で目に入っちゃった人は、速やかにバックして記憶DELETEして下さい。

そして、私の言う「よく」は、大概、私のTwitterタイムラインでのこと。

これはただの、整理と愚痴です。読まれる前提で書いてません。

では、よろしくどーぞ。


えーと。うん、苦手じゃなかったんだよなぁ。帝都が来たあと、以龍か龍以か迷うくらいには。

でも、その後に、違う龍馬右のcpに轢かれて、そっちにどハマリしてから、ジリジリと苦手感が出てきた。

地雷ってほどじゃない。言葉にするなら、

「なぁんかなあ……」

ってくらい。

浮き彫りになったのは、多分閻魔イベント

これは、Twitterフォロワーさんが、私の心境にドンピシャな呟きをしてたのを見て、「あーーー!!それーーー!!わかるーーー!!ありがとうございます!!」となったから、言語化やすい部分。

ギャグにする人もたくさんいた、偶然誘われ忘れてしまった岡田以蔵。その立場を、私のタイムラインでは主に龍以の人が、かわいそかわいそしてお涙頂戴のネタにしてたのを見て、『あ、私はこれ、駄目だ合わない』と思った。

岡田以蔵は、坂本龍馬に置いていかれた。

うん、ある時点では、それは間違いではないんだろう。龍馬土佐を出た。以蔵は残った。

でもその後、史実ネタになるけれど、龍馬は以蔵に会って話をしてる。

時には職の斡旋(勝先生の護衛の話ね)もした。

龍以の人も以龍の人もこの辺ネタにするの好きだよね。「一緒に行こうよ」と手を差し伸べる龍馬先生義理立てしてか、その手を取らない以蔵。何回も色々なパターンを見た。泣いたこともあるよ。いい話は刺さるものだもん。

でも、ここで思う。

岡田以蔵よ、お前、どこが置いて行かれてんの?

先に出ていった。うん。でもその後に一生会えなかったわけじゃないだろ。

会いにきてくれて、何くれとなく、同じ未来を見ないかって話をきっとしただろうよ。

EXP先生幕末むかしばなしでも、「土佐に戻ってこいよ」って言ってるコマあったじゃん。お前、望んで土佐に居たんだろう。望んで、武市に付き従ったんだろう。

自分で選んで、龍馬の手を、取らなかったんだろう?

そうして、非業の死(笑)を遂げたわけだ。

自分で仕える相手を選び、単純バカ扱いに反駁せず、更には思考放棄して、かと言って忠を貫き通せもせず。

それで、最後には原因は全部坂本龍馬で、おまんがわしを置いていったのが悪い???

どこの悲劇のヒロイン様だよ、勝手過ぎるだろうよ、その言い分。

そんでもって。

坂本龍馬は、抑止の守護者って立場で、記憶を保ってる。というのがよくある見解だよね。マイルームボイスでも明らかに帝都のことを覚えてる感、ある。

帝都で、最後最後で、かつての頃のように大切な幼なじみと笑いあえた。

それは、長く長く抑止力として過ごしてきたであろう龍馬にとって、どれだけぶりの、嬉しくて温かい記憶になったんだろう。

その記憶を持って、カルデアに来て、その近々の愛しい記憶を持たない、別人の同じ幼なじみに切り掛かられる。その別人とこれから仲間として戦っていく。

ねえ。どっちがしんどいよ、これ。

それで、イベントやらなんやら、基本突っかかって来るのは以蔵の方じゃん。

くっそ甘えてるよね。何かあれば「りょおまああああ!!」って叫んでさ。それで龍馬は、はいはいって来てくれる。

うん、以蔵スキーな方々は「素直になれないよね」と言ってるのをよく見る。

あれだけ、あれだけのことやらかしておいて(少なくとも、龍馬は手を出したりしてない。何か以蔵へきついことを言った訳でもない)、以蔵は自分勝手に頼るんだよ、龍馬を。

まあ、私は左右で言えば、右の立場思い入れやすい傾向がある。単純にキャラの好みとしても、龍馬の方が好きだ。

から、どうしても、思いは龍馬寄りにはなると思う。

それにしたって、英霊の成り立ちやらエピソードやらがあるにしたって、横暴じゃない?

喧嘩して「自分、まだ怒ってるんですけど?」っていう面倒くさい奴かよ、被虐待児の試し行動かよ…どんだけ甘やかされりゃ気が済むのさ。

坂本龍馬、以蔵が本気で拒めば多分。「わかったよ」って離れてくれるよ。自分が寂しかろうと、それが大切な幼なじみの本当に願うことならね。(二次では、それを超えてくるところが尊い扱いされるやつね)

カルデアで以蔵から責められて、気をつかって、それでもぐだぐだ出身として一纏めに扱われて、その度にご挨拶代わりに何かにつけて大声で怒鳴られて文句言われて(以蔵にその意識はないだろうけど)さ。

そんなことが年がら年中起きてりゃ、そりゃあ、龍馬の方も疲れるだろうよ。偶然、思わず、誘いを忘れるくらいに。

というわけで、私の地雷蔵さんは多分、作者の同情をたっっっぷり詰め込んで「かわいそかわいそ、いぞーさんいいこいいこ、かわいいかわいい」されて造られる、ヒロイン蔵さんなんだろう、と自分の中で着地したわけだ。

スパダリ系・いっそ完全にクズショタポメなんかは、全然平気だしね。支部では今も、お世話になっておりますう。

はー、文字っていう形にしたらスッキリしたー。

てわけで、まあ、こんなのを読む人は居ないだろうけど、読んだ人が居たらお疲れさまでした。

10月のるーしこ出るけど、以龍プチの参加、どうしようかなー。参加申し込み締め切りまで、あと一ヶ月。悩むとしますかー。

※轢かれて、は誤字じゃないです。トントラックで轢かれるくらいの衝撃と共にハマったことを表したかったの。

2019-07-09

anond:20190708000143

以前にも書いたが、観光地の混雑で苦しまない、土日の神田オススメだ。

神田といっても日本に数多ある神田の中でも、泣く子も黙るターミナルステーション東京駅と、世界オタク聖地秋葉原駅に挟まれ神田駅のことだ。

平日でもそれほど混雑しない半端リーマンの街・神田だが、観光客が少ないどこほではない。そもそも街に人が少ないので、土日や祝日になるとまじでゴーストタウンになる。

駅を一歩出れさえすれば、タクシーの列もないし、キャリーバッグに妨げられることもなく、ベビーカーも押し放題だ。

夕方から営業を始める飲み屋ヤワな感じで、客引きの兄ちゃんも押しがいまいち弱いので、ちょい飲みパラダイス銀河だ。(せんべろ立ち飲み屋も多いぞ)

特に最近マスコミ(の一部)で「裏千代田」と呼ばれる神田駅の東側昭和通りを越える地域台東区浅草橋日本橋馬喰町との境目、千代田イーストエンド)はおすすめだ。

ときには、本当に人影が無くなるほどのゴーストタウンぶり。

そこで以下の観光スポットおすすめする。

①お玉ヶ池

むかしむかし、この周辺に住んでいたお玉という美しい娘が二人の男性から求愛に悩んだ末、池に身を投げた伝説の池。現在は、埋め立てられてしまっていて、場所も定かではない。

千葉道場

幕末剣豪千葉周作道場があり坂本龍馬もここに通っていた。岩本町交番南側に「玄武館跡」の碑がある

③十思公園小伝馬町座敷牢跡)

江戸時代牢屋跡で、吉田松陰処刑地。吉田松陰に関する碑が立っている。

④十思湯

サウナで一汗流そう。第2、第4金曜日はふれあいデーのため入浴料100円。

ともかく、もしも観光地の人混みで疲れたら一度、神田に来てみるといい。

かに観光で楽しめるほどの場所ではないが、ミニストップも数店あるから、イートインコーナーでソフトクリームでも舐めるといい。

2019-07-02

西暦2000年まで生きた香淳皇后昭和天皇の妻で上皇陛下の母)。

香淳皇后山県有朋婚約を阻止されそうになった。

その山県有朋幕末普通に戦い抜き、明治5年には新政府汚職事件を起こすほどの大物だった。

こう考えると幕末なんてついこの間だな。

2019-06-10

anond:20190610091202

横だが幕末志士たちの話題ででキャっキャにぎわう女の子たちの横で空気読まずに「沖田総司の顔ってこんなんだったんだよぉ~」とか言ってそう

2019-06-09

土着の差別ってみんなが東京移住すると無くなるよね

ウクライナ人部落差別存在否定するようなこと言って侃々諤々人気だけど、少なくとも東京にいるとその手の差別を感じないというのはわかる。

自分被差別部落ではないけど明治維新徳川に付いた「負け組集落出身で、御一新土地財産を取られたのが現代まで影響しているのか、周囲と比べてあからさまに所得学歴も低い地域で育った。

中学校では「あの集落の子たち」扱いで暴力を伴う虐めを受けてても教師は我関せずでいて、県中から秀才が集まる進学校に入っても「あいつの家のあたりは……」みたいなことを言いふらす人間もいた。

地元でははっきりと差別されていたと言えるけど、進学で上京するとそういうのとは無縁になった。

「当社は明治元勲が発起人となった格式ある財閥企業でございますので、あなたのような出自の者は雇えません」と就職差別されたり、

「うちのご先祖様は新政府のために血を流して戦ったんだ。賊軍の子孫に娘はやれん」と結婚差別されたり、

当たり前だけど、東京では起こらないね

自分出身興信所とかで調べればすぐにわかるし、むしろ自分たちから幕末の動乱では主君最後まで忠義を尽くした。差別に負けずに代議士学者実業家を輩出した」と熱心に発信してるんだけど、東京では誰も知らないし気にしない。

こういう差別って地元に残り続けている人たちの問題なんだよね。

2019-05-30

嫁の使い込み

嫁に家計の使い込みをされていた。5年で総額500万。

全部ガチャゲー。

全部 iTunes からクレカ払いだったから、全履歴を追ってみた。

結婚してからも、本とか読むのが趣味で、携帯ゲームDSとか)もよくやってたのでその延長線ぐらいで、スマホゲームしてるぐらいだと思ってた。

主なゲームは以下の通り

茜さすセカイでキミと詠う:2,449,260

A3!:1,162,080

夢王国と眠れる100人の王子様:810,280

あやかし恋廻り:240,880

ナイトブラッド:65,600

恋愛幕末カレシ:51,140

ミリオンアーサー:56,200

先週、これじゃ駄目だと思ってクレカデータを消したらしい。発覚は家に届いたクレカ請求書たまたま俺が見たため。

どうも普段は速攻でゴミ箱に捨てていたらしい

子供(2人)の将来をどう考えてるんだろう。

子供万引きしてしまった時、叱っていたが一体何考えてたんだろう。

最初は働いて返すとか言ってたが、そんな値段じゃない。

クレカ管理が悪かった、請求書に目を通していなかった俺も悪い。

みなさんも、配偶者予算の透明化をするようにしてください。

6月から依存性の病院に通うことにしたが、これからどうなってくんだろうな。。。

アンダーツリズムin神田

いまオーバーツーリヅムが問題になっている。

そこで、観光地の混雑で苦しむくらいなら、土日の神田に来い、と言いたい。

神田といっても日本に数多ある神田の中でも、泣く子も黙るターミナルステーション東京駅と、世界オタク聖地秋葉原駅に挟まれ神田駅のことだ。

平日でもそれほど混雑しない半端リーマンの街・神田だが、観光客が少ないどこほではない。そもそも街に人が少ないので、土日や祝日になるとまじでゴーストタウンになる。

駅を一歩出れさえすれば、タクシーの列もないし、キャリーバッグに妨げられることもなく、ベビーカーも押し放題だ。

夕方から営業を始める飲み屋ヤワな感じで、客引きの兄ちゃんも押しがいまいち弱いので、ちょい飲みパラダイス銀河だ。(せんべろ立ち飲み屋も多いぞ)

特に最近マスコミ(の一部)で「裏千代田」と呼ばれる神田駅の東側昭和通りを越える地域台東区浅草橋日本橋馬喰町との境目の、千代田イーストエンド)はおすすめだ。

ときには、本当に人影が無くなるほどのゴーストタウンぶり。

じゃあいったいそこで何を楽しめばいいのかと、諸兄(姉)は疑問をもたれるであろう。

そこで以下の観光スポットおすすめする。

①お玉ヶ池

むかしむかし、この周辺に住んでいたお玉という美しい娘が二人の男性から求愛に悩んだ末、池に身を投げた伝説の池。現在は、埋め立てられてしまっていて、場所も定かではない。

千葉道場

幕末剣豪千葉周作道場があり坂本龍馬もここに通っていた。岩本町交番南側に「玄武館跡」の碑がある

③十思公園小伝馬町座敷牢跡)

江戸時代牢屋跡で、吉田松陰処刑地。吉田松陰に関する碑が立っている。

④十思湯

サウナで一汗流そう。第2、第4金曜日はふれあいデーのため入浴料100円。

検索

ともかくだ。

もしも観光地の人混みで疲れたら一度、神田に来てみるといい。

かに観光で楽しめるほどの場所ではないが、ミニストップも数店あるから、イートインコーナーでソフトクリームでも舐めるといいよ。

2019-05-28

anond:20190528095442

観光地の混雑で苦しむくらいなら、土日の神田に来い。

神田といっても日本に数多ある神田の中でも、泣く子も黙るターミナルステーション東京駅と、世界オタク聖地秋葉原駅に挟まれ神田駅のことだ。

平日でもそれほど混雑しない半端リーマンの街・神田だが、土日や祝日になるとまじでゴーストタウンになる。

駅を一歩出れさえすれば、タクシーの列もないし、キャリーバッグに妨げられることもなく、ベビーカーも押し放題だ。

夕方から営業を始める飲み屋ヤワな感じで、客引きの兄ちゃんも押しがいまいち弱いので、ちょい飲みパラダイス銀河だ。(立ち飲み屋も多いぞ)

特に最近マスコミ(の一部)で「裏千代田」と呼ばれる神田駅のイーストサイド台東区浅草橋日本橋馬喰町との境目の、千代田イーストエンド)はおすすめだ。

ときには、本当に人影が見えないほどのゴーストタウンぶり。

じゃあ、いったいそこで何を楽しめばいいのかと、諸兄は疑問をもたれるであろう。

そこで、以下の観光スポットおすすめする。

①お玉ヶ池

むかしむかし、この周辺に住んでいたお玉という美しい娘が二人の男性から求愛に悩んだ末、池に身を投げた伝説の池。現在は、埋め立てられてしまっていて、場所も定かではない。

千葉道場

幕末剣豪千葉周作道場があり坂本龍馬もここに通っていた。岩本町交番南側に「玄武館跡」の碑がある

③十思公園小伝馬町座敷牢跡)

江戸時代牢屋跡で、吉田松陰処刑地。吉田松陰に関する碑が立っている。

④十思湯

サウナで一汗流そう。第2、第4金曜日はふれあいデーのため入浴料100円。

検索

ともかくだ。もしも観光地の人混みで疲れたら一度、神田に来てみるといい。

かに観光で楽しめるほどの場所ではないが、ミニストップも数店あるから、イートインコーナーでソフトクリームでも舐めるといいよ。

2019-05-11

文系学問における注と参考文献の話、補遺

文系学問において資料実在証明するものとは何か」(anond:20190510230425)についたブコメに応答&補足説明します。

参考文献と注は違うよ!

Wikipediaですら参考文献を求められるので、参考文献(ここで言っている注)のない本はある意味Wikipedia以下の信頼性と考えられても仕方がないことを多くの人に知らせるべきだと思う。

参考文献と注は違います! ぜんぜん別です! 参考にした本を並べてあるのが参考文献(厳密にはこの場合「参考文献一覧」)で、本文中の記述の出典を直接明らかにするのが注です!

参考文献と注については、以下の4つの組み合わせが考えられます

  • a)参考文献も注も揃っている
  • b)参考文献はあるが、注はない
  • c)参考文献はないが、注はある
  • d)参考文献も注もない

このうち、研究書として許されるのはaとcだけです。ここで問題にしているのはbとdで、多くの学術的な新書はbであり(中公新書とかでよくあるやつ)、ごくまれにdみたいな本があります最近だと、岩波新書の『ロシア革命』)。

えっ、cも許されるの? はい、許されます。なぜなら、個々の注でしっかりと典拠を示してある場合は、参考文献リスト存在せずとも出典の表示に不自由はないからです。

これだとわかりづらいかもしれないので、架空の例で説明してみます(わかりづらいかと思ったので書き直しました)。

a)増田うんこを漏らした(注1)。一方、同人作家おしっこを描いた(注2)。

(注1)はてな太郎増田研究Hatelabo2019年、819頁。

(注2)Y. Arim, Oshikko Collection (Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies, 2019), p.8107.

参考文献リスト

Arim, Y. Oshikko Collection. Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies, 2019.

はてな太郎増田研究Hatelabo2019年

b)増田うんこを漏らした。一方、同人作家おしっこを描いた。

参考文献リスト

Arim, Y. Oshikko Collection. Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies, 2019.

はてな太郎増田研究Hatelabo2019年

c)増田うんこを漏らした(注1)。一方、同人作家おしっこを描いた(注2)。

(注1)はてな太郎増田研究Hatelabo2019年、819頁。

(注2)Y. Arim, Oshikko Collection (Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies, 2019), p.8107.

d)増田うんこを漏らした。一方、同人作家おしっこを描いた。

cでも十分に出典表示として問題のないことはご理解いただけるでしょうか? 実際、英語圏でもcのような本はたまにあります。そして、著書ではなく論文レベルだと、cのようなやり方を採用している雑誌はとても多いのです(日本語圏でも英語圏でも)。いや、もちろん理想を言えばaみたいな本であるべきなんです。でも、紙幅の都合というものがあり、印刷費が嵩むからどこかを削りたい、となった場合には、真っ先に参考文献が削られてしまうのは致し方ないと思います

日本出版問題は、そこで「参考文献ではなく、注を削ろう!」という話になってしまうことです。違います注か参考文献、ページ数の関係上どちらかを削らないといけないのなら参考文献を削るべきなんです。

もし注がしっかりとつけられていれば、参考文献の欠如は「どんな文献があるかひと目でわかりづらい」程度の問題しかなりません。しかいくら参考文献があったところで、注がなければ「ではこの記述典拠はいったい何なのか」という根本的な問題惹起します(bの例から正しい出典を復元できるでしょうか?)。参考文献は省いても構いません。しかし注を省いてはダメなのです!(学術的な新規性のある本ではなく、学界の定説初心者向けにわかやす纏める本でなら、読みやすさを優先して逆の判断になっても構わないのですが)

もちろん、これはauthor-date方式やMLA styleの注をつける場合には適用できません。どういう方式かというと、次のような方式です。

author-date方式

増田うんこを漏らした(はてな 2019: 819)。一方、同人作家おしっこを描いた(Arim 2019: 8107)。

参考文献リスト

Arim, Y. 2019. Oshikko Collection. Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies.

はてな太郎.2019.『増田研究Hatelabo

MLA style:

増田うんこを漏らした(はてな 819)。一方、同人作家おしっこを描いた(Arim 8107)。

参考文献リスト

Arim, Y. Oshikko Collection. Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies, 2019.

はてな太郎増田研究Hatelabo2019年

こういう方式の注をつける場合には参考文献が絶対必要です。当たり前ですね(author-date方式についてはanond:20190511230117も参照)。

2種類の「参考文献」

自分実験室の試験管”イメージ偏ってるなー(´・_・`)理系論文での引用たことないんかな。普通に出典書いてるし、それを叩き台に積み上げたり、否定したりするんだが。博士論文なんか引用文献沢山乗るしね

理系学問についてのイメージが偏っている点についてはごめんなさい。でも引用については、申し訳ないけれどそちらが勘違いされていると思います(もちろん私は理系論文ちょっとしか読んだことないので、私に事実誤認があれば教えてほしいのですが)。

文系学問において、参考文献には2種類あります

このうち、理系論文で文献として挙げられるのは「先行研究」だけですよね? でも、文系では「一次文献」も参考文献に含まれ、そこへの参照が論文重要な核を占めているのです。

たとえば上皇陛下が書かれた論文(※1)を見てみると、確かに末尾にずらずらっと先行研究が並んでいますが、論文の核となる部分はあくまハゼ遺伝子を解析した部分にあって、それは当然ながら実験室で採られたデータであり、何らかの文献によって引証される類のものではないわけです。

しかし、皇族つながりで天皇陛下が書かれた論文(※2)を例に出すと、この論文において著者の主張の裏付けとなっているのは古文書における記述であって、その原本研究施設が所蔵していたり史料集として公刊されていたりするわけです(史料集って何ぞや、という点については後述)。

私が最初増田で言ったのは、この「一次文献」の問題です。多くの場合理系ではこういう資料引用しないですよね(最近だと古天文学歴史的史料引用するとかあるのかな?)。しかし今回の研究不正がなされたような分野においては、そのような資料こそが研究の核心にあるという話です。

もちろん、慌てて言いますが「なにをデータにするか」は研究対象によって異なります文化人類学のような分野では、ヨソの土地まで出かけていって住人たちとの会話を書き取ったもの資料です(この分野だと「インタビュー」とかいう生易しいものじゃなくて、ヨソの土地に住み込んでその土地言語習得して日常生活を過ごす中で遭遇した会話や出来事を持ち歩いてるノートに書き付ける、という調査方法が採られます。これを参与観察というわけですが、私にゃ無理ですわ)。記述言語学だと研究対象の言語話者にその言語を口に出してもらって記録する(「これを○○語でなんといいますか?」と聞くこともあれば、話者どうしで会話してもらってそれを横で聞くパターンもあり)、というやり方になるんだろうと思います。なので私が言っているのは、あくまでも近現代史やその隣接領域での話だと思ってください。

一次史料からといって信憑性が高いとは限らない

文系生データは出典となる書籍だったり、原典資料がある場所と。原典原典って、どんどん辿っていけるブロックチェーンみたいな形式理想ってわけか。一時情報当事者証言なら信憑性高いって判断にはなるし

違います! 当事者証言からといって必ずしも信憑性が高いわけではありません! たとえば戦争犯罪裁判にかけられた人の証言のことを考えてみてください。彼もしくは彼女証言をそのまま「信憑性が高い」として扱ってしまってよいか? そんなわけはない。

歴史学において一次史料が重視されるのは、それが「生データ」だからです。それはひょっとしたら当事者の保身によって捻じ曲げられているかもしれないし、当事者が間違えているかもしれないし、当事者が見ても聞いてもいないことは書かれていないかもしれない(たとえば「沖縄返還をめぐる日米交渉」を研究しようと思ったとき日本側の史料は「日本側の政策決定過程」を教えてはくれますが、アメリカ外交官たちがどういう考えを持って交渉に臨んでいたかを教えてはくれないのです。それを知りたければアメリカ側の史料を見るしかありません)。けれども新しい研究は必ず一次史料から出発する必要があるのです。何故ならそれは昔の人によって直接書き記されたものから

なので歴史学では「史料批判」というものを重視します。これは説明すると長くなるので詳しくは歴史学入門書とかを読んでほしいんですが、要するに史料に書かれていることはどのくらい信用できるのか、みたいなことを分析するわけですね。あれれ~? おっかしいぞ~? この人、自分は後方にいたか虐殺行為に関わってなかったって言ってるけど、部隊の記録では後方にいたなんてどこにも書いてないよ~?

(「なにが一次史料か」というのも研究対象によって変わります特に科学史史学史といった分野では「他の研究において先行研究とされている文献が一次史料である」という状況がしばしば発生するのですが、この理屈はわかっていただけますよね)

デジタルアーカイブ史料

図書館ScanSnap SV600を完備し研究する皆の熱意でデジタルライブラリが出来るといいな… P2Pで共有されればノード消滅にも耐えられる。しか日本ではプリウスミサイル上級国民は不逮捕で、P2Pプログラマ逮捕なので

出来るといいな、じゃなくて、既にあります

たとえば国立国会図書館デジタルライブラリーには幕末以降の古書が多く登録されていて、PDFで落とすことができます。archive.orgや、フランス国立図書館デジタルライブラリー「Gallica」も有名ですね。こういうところに所蔵されている文献については、わざわざ現地の図書館まで行かなくともPDFダウンロードすればそれでよいわけです。デジタル化によって歴史学者の仕事は格段にやりやすくなりました。18世紀ドイツ語の本をコタツに入ったままで入手できるんだもんなぁ。

しかし、当たり前ですが全ての史料電子化されているわけではありません。国によってデジタルライブラリーの整備状況に違いがありますし、そもそも現代以降に出版された印刷物の数を考えたら全部をデジタル化するなんて人手も時間も足りない、という場合もあるでしょうし、身も蓋もない話をすれば著作権問題もあるでしょう(とある国では、その国の図書館に直接行かないとデジタル化された史料アクセスできなかったりします。てっきりPDFはないと思っていたのですが、著作権上の問題で館内からしかアクセスできないようになっているだけだそうです)。

また、多くの国では、公文書館史料まではデジタル化は及んでいません。元増田でも書きましたが、お役所ちょっとした書き付けなんかも史料になるわけで、それ全部デジタル化しようとしたらとんでもない数になります(これについて、日本戦前外交文書のかなりの数をウェブで読めるので恵まれていますね……アジア歴史資料センター様には足を向けて寝られません)。なので未だに、現地に行って史料を直接見てくる、というのが重要になるわけです。

さらに言うと、史料が必ずしも公的機関によって保存されているとは限らず、貴族武士の子孫のおうちに保管されていて、読みたい人はご当主様の許可を得て読ませてもらう、という場合もあり、当然デジタル化の波は及んでいません。イギリスだと由緒ある大貴族屋敷には私設の文書館付属している場合もあり、日本歴史学者でもソールズベリ侯爵のお屋敷であるハットフィールドハウスに赴いて史料収集している人もいます。謝辞で「史料を閲覧させてくれた当代のソールズベリ侯に感謝する」みたいなこと書いてあって「すごい……」って思いました)

ただ、「みんなが読みたがる重要史料」については、史料をまとめた本を出すとか、史料を集めたマイクロフィルムを作るとか、そういう形で広く公開されている場合があります(たとえば第一次世界大戦の勃発に関しては、イギリスオーストリアなどの当事国が何十巻にも及ぶ史料集を出版していて、東京大学などの国内研究機関にも所蔵されています)。けれどそういうのを購入するのはお金がかかるし、何より発行から何十年も経ってしまうと入手自体が難しくなってしまう(でも著作権は残っているためデジタル化も遅々として進まない)ので、あんまりお金がなかったり新設されたばかりだったりする大学研究者は結局それらを所蔵している大学図書館に行く必要が……

「注があると読者に嫌われる」は本当か?

しろ最後の注を見て次の本を決めたりするので、注があると読まなくなる人というのがいるのにびっくり…

注なんて読みたくなければ飛ばせばいいのに注があると売れない……? やべえな世の中。/ みんな本当に自己防衛意識が弱いよね。優しい世界生きてるんだろうな

注があると読まない人が居るという話、ただ気持ちよくなるために情報摂取してる層には、正確性の担保なんてむしろ邪魔なんだろね。ワイドショー視聴者と同質。

これ、実際に「注があるから読まない」読者が本当にいるのか、と疑ってみるべき案件だと思うんですよね……。「編集から言われて注を外した」という話は学者あいから漏れ聞こえてきますが、「注があるから読んでいて苦痛だった」という話ってなかなか聞かなくないです? いやもちろん編集者のところにはそういう苦情のお便りが届いているのかもしれませんが……。「注があると売れない」という都市伝説が生き長らえているだけのような……(一般読者からしてみれば、注の存在に気づいてなかった、とか、なんか数字が振ってあるけど気にしてなかった、という場合も多いでしょうし)

注は別に読まなくてもいいです

ちゃんと注まで読んでるのね。今まで気にしたことも無かった…我ながら知的レベル低い…

注がついている本を読んでいる段階で十分かと思いますので安心してください。注は、もし興味がないならさらっと読み飛ばしても別に大丈夫ですよ。というか、注で典拠が示されていても、アラビア語とかギリシャ語とか朝鮮語とかロシア語とかで書かれている場合も多々あるわけで、そんなの普通の読者さんにチェックできるわけないですし。ただ、注を見てみると、おっ、ここはちゃんと原史料を読んで書いてるのか、なーんだ、ここは英語二次文献に頼って書いてるんだ、みたいなことがわかっちゃったりするので、学者仕事の裏側を垣間見ることができて面白いですし、どんな情報源を使って書かれているのか? をチェックしてみることは学術書だけでなく普通ニュースとかを読むときにも重要なことだと思いますよ。

ブコメ

物理分野では「参考文献」の意味増田とは異なる。参考文献は本文記述の直接の引用を表す。あとあまり明確に決まってないけど、注は捕捉説明を指す。「参考にした文献一覧」は存在しない。読書案内なら見かける。

誰がReferences(Bibliography)を参考文献と訳したのか。"refer"した文献のリストであって、本文の著述に紐づけられるものだけリストアップすればよく、逆に、何でもかんでも列挙して博識をひけらかすところではない。

や、まあ、文系でもたいていの場合は「引用文献」ってことですよ。それを「参考文献」と呼んでるだけ。参考にはなったけど言及してない文献は、私なら入れない(でも入れる人もいるかも)。

いま史学科にいる人間全員読んでリアルブクマしとけ。懇切丁寧な論文の"文法書"だぞ。

あなたがこの増田に感心してくれたことは嬉しいけれど、史学科の学生上から目線アドバイスしないでください。こんなの初歩の初歩で、史学科の学生さんならとっくに理解してます史学出身じゃない人たちが「そうだったのか~!」って言ってるだけ。別に史学科の常識を知らないのは悪いことじゃないけれど(私も他学科常識とかわかんないし)、自分が知らなかったある分野の初歩の初歩を解説されて、そこで聞きかじった内容をその分野を学んでいる人の前で「お前らこういうのよく読んどけよ~」って言えちゃうの、ちょっと傲慢すぎません?

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