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はてなキーワード: 眼鏡とは

2019-11-06

男性の方が暗黙の服装の縛りが大きいと思う

私、昭和末期に生まれた女だけど、子どもの頃、「男の人って選択肢少なくて大変だな~」と思っていた。

女はスカートズボンも履けるし、雇用機会均等法の後だったから女もバリバリ仕事する道が開けてたし、相変わらず専業主婦っていう選択肢もあったし、専業主婦ならすっぴんボサボサ髪の人も今よりたくさんいた。(まあ、だから仕事してるお母さんは毎日身綺麗にしてて羨ましかったんだけど)

逆に男は毎日髭剃らなきゃいけないし、髪伸ばせないし、アクセサリーカラフルな色の衣類も身に着けられないし、働いてお金稼ぐ以外の進路がないし、まじで大変そうだなーと思っていた。

自分が成人して総合職就職したら、女性エビちゃんOLみたいな服装OKなのに男性昔ながらのスーツだった。しかも、可愛い服装からお嫁さん候補なのかと思えば社内結婚なんか一つもなくて、ほんとにただ各自の好きな服装をしているだけだった。エビちゃんOLはもう過去だけど、未だに女性の方だけ女子アナみたいな服装オフィスは多い。

kutooや眼鏡の件で、女性は外見の縛りが多いみたいな声が大きくなってきているけれど、正直言って男性の方が暗黙の外見の縛りが多いと思う。

2019-11-05

眼鏡の度が合わなくなってきたので買い替えたいんだけど、JINZ、Zoff、和真、どれがいいだろう。

2019-11-04

anond:20191104234243

例えばバクマン眼鏡ヒロイン絶賛して

そう「女の子から」がわかってるんだ。可愛いお嫁さんになるのが女の一番の幸せって生まれながらに思っている。それまでは、いや、結婚しても女らしく、おしとやかに可愛く。それが計算じゃないんだからクラス勉強できる女岩瀬より百倍頭いい。

サイコーだってどんなに可愛くても馬鹿は嫌だろ。反対に岩瀬だって見た目も悪くないけど、好きになれなくね?確かに女で一番成績がいい。それが誇らしげな性格が嫌だ。馬鹿だとさえ思う。

みたいな台詞に眉をひそめるタイプの女は無理そう。

ゆうなさんの等身大フィギュア最高ですね!!!積極的にヨイショ出来る人じゃないと厳しそう。

2019-11-02

anond:20191102143252

以下に当てはまる項目が多いほどオタク度が高い

アニメが好き

漫画が好き

ゲームが好き

アイドルが好き

体育会系が嫌い

ブサメン

童貞

恋人いたことない

内向的

禿

デブ

身長

眼鏡

チェックシャツ

子供部屋

2019-11-01

真性M女がハプニングバーハプニング体験した話

人生三回目にしてようやくハプニング体験した話をここに書き捨てる

週末の都内某所

これで三店目のハプニングバーだ

二年以上振りのハプニングバー体験

一店目は見学気持ちで行き、置いてあったSM雑誌を心ゆくまで堪能して帰った

二店目ではベテラン男性女性に膣フィストを堪能して貰い、その後飢えた単男から囲って守って貰えお互い楽しくまったり変態会話して過ごした

交わる事に興味はない

射精欲に捕われてる相手にはみじんも興味も情欲も沸かない

何故なら性的な意味でこちらはかなりの経験者だから

真性M女という言葉がある

定義は色々あるけれど、自分はこれだと思っている

色々性的経験を積み重ね、プロとしてM女もした結果、私はS性もしくは変態性を持った相手しか体を使って欲しくという事が良く判った

相手が有段者な程、戦いは盛り上がる

この対戦相手は何処までの経験を持っていてまだ自分が知らない快楽を与えてくれるだろうか?

また、自分はこの対戦相手欲望に応えられる経験を有しているだろうかと思い身震いがする

変態性が高い相手との戦いも面白い

この間プライベート出会った相手は一晩中アナル性器をひたすら舐めたいと望む人だった

一晩舐められるなんて屈強な舌の持ち主だなぁと二穴を蕩かされながら考えていた

有段者に遭遇するとすぐに判る

彼らは性に対する余裕が違う

一般相手回転寿司価格を気にしながらお腹を満たそうとしている感じがする

有段者の彼らは価格のない寿司屋価格を気にせず好きな物を好きな分だけ食べる感じ

そのぐらい圧倒的に違う

誰が対戦相手になるか判らないのがハプニングバーで、今回訪れたハプニングバーには複数の有段者がいた

秒で傅いて望みを叶えたくなるぐらいにリードが上手い相手

ポリシーとして避妊具無しで舐める事は通常滅多にしないのだが、この相手要求には素直に従えた

これは不思議体験だった

その相手が軽やかに帰った後に会った相手面白かった

交わろうとせず只々弄りあう事を求める相手だった

何と弄り合いだけで5時間以上経った

(こういうプレイを望む相手プライベートでもなかなかない)

一回飲み物を取りに行った時もその後もずっと共にいた

まるで前々からずっと一緒にいるかの様な安堵感だった

口移しで飲み物を呑ませ合い、当たり前の様にキスをしてキスをされて

---

我々が長い時間ソファで弄りあっている間、同じく隣で弄り合いだした女性と目があった

華奢で可愛らしい女性

彼女は夜の部開始と共にすぐ相手を決め、艷やかな声を響かせていた

その後も相手を取っ替え引っ替えし、空間にその嬌声を聞かせる様に響かせていた

彼女のお眼鏡にかなっただろう新しい相手を連れて隣に腰掛け、その相手に肌を貪られている彼女の目は爛々と燃えていた

こちらを見るその狂った目は白くてらてらとと輝いていた

まるで美しい女神を見ている様で弄られながらもずっと目が離せなかった

相手愛撫を受けた後、嬉々としてまた個室へと消えていく彼女自分の濡れた太もも越しに見ながら、私の目も彼女の灯りを反射して燃えられていただろうかなと思った

今回かなり満足いく経験が出来たので、ハプニングバーに行く事は今後もうないだろうなと思いながら、唾液の残り香と共に帰路についた夜だった

2019-10-31

【宇崎ちゃんは遊びたい】を女子が読んだ感想

※思いっきネタバレしてます









・思ってたよりうざくない

・一人映画女子も行く

・正直いいおっぱい

・え、かわいい

高校とき巨乳同級生おっぱい触ったの

思い出した

・M男が好きそう

女子大生の割にはうぶ

友達にはなりたくないけど同僚には最高

・猫好き最高

・先輩の筋肉触りたい、とくに腕

・先輩が寝込んでる姿エロい

・親子のタッグしゅき

眼鏡いいよね

・この二人はよ付き合え

女子でも楽しめるから読むべし!

2019-10-29

大学は出たけれど

表題、職に就く気が起きない。東大から東大院に進んで今修士の2年。社会に出て評価される能力人間的魅力に欠けている自覚はある。会社に入ったら自分と合わない人とも会話しなきゃいけないわけで、この「東大卒」という肩書のせいで色眼鏡で見られることは間違いないし、このまま死んでしまいたいとまで思うようになった。下手なプライド邪魔をして行きたい会社以外手をつけなかった結果、NNTで今に至る。ここまでの人生だったな。

オタクがHIGH&LOW THE WORSTにハマった話

もうタイトルそのままの話である

どこにも吐き出せる場所がないのでここに書く。

※前提として、私はハイローシリーズファンではない。初めて触れただけのにわかである。多々間違ってる部分があったとしても、お手柔らかにお願いしたい…


さて。私は根っからの隠キャである学生時代カースト下位で、休み時間には教室の隅でオタク仲間とお絵描きしていたタイプ人間だ。

E○ILEみたいな眩しい音楽を聴いていたのはどちらかと言えばカースト上位のグループだった。休み時間ファッション誌片手に化粧を直しながら、カレシと携帯で連絡を取り合うような。そういう我々とは違う人種の為のカルチャーなのだと思い込んでいた。

社会人になってからもやはり偏見は拭えず、たまにテレビSNS等で宣伝を見掛ける事はあっても、きっと自分には一生関係のないジャンルだろうなとスルーしていた。音楽映画も、である

…その筈だった。

そう、このポスターを、Twitterで見るまでは。

https://high-low.jp/sp/movies/theworst/



私には人生を変えるレベル推しが3人居る。

とある格ゲー主人公

とあるジャンプ系の風紀委員長。

とあるゲームの4の主人公

…まぁ、お察しである

そして今回のこの映画通称、ザワ。

めちゃくちゃに高そうなどこかのブランド物を纏った顔のいいヤンチャ男達に混ざって、

黒髪

・真ん中分け

眼鏡

・学ラン(白シャツin)

という、オタク大好き要素全部載せ特盛り!!な男がいるのである

一目見た瞬間に早くも気の狂った私は、昼休憩中の職場一体に響いたであろう奇声をおにぎりでどうにか相殺し、劇場を探した。あった。幸いにも定時で上がれば余裕で行ける。すぐさまチケットを買った。こういう時の瞬発力だけはチーター並みにある。いや、盛った。

兎にも角にも、速攻で仕事を終わらせ劇場に向かった。

まりここでネタバレしても面白くないので掻い摘んで話せば、

・轟洋介の破壊力

小田島有剣の破壊力

もう、これに尽きる。

こういうの大好き。完敗。オタクが大好きな要素全部載せお子様ランチどころかフレンチのフルコースだった。

見たまま一匹狼で最強の轟が自分には唯一無かった物を得ていく過程に、謎の母性を発揮しそうになった。そして眼帯は凶器眼科から出て来た時のちょっぴり嬉しそうな顔を見ながら、内心こちらは少しだけ残念でした。すみません。そして何度も大事な場面で空気を読まずに疑問を素直に口にしちゃう可愛さ。皆スルーしないで!!逆に張り切って説明している時の彼は実に生き生きとしていて、見た目を裏切らないなと思いました。

(ここまで一息で喋るオタク

小田島は… なんだろうな?!

彼の出番は正直言ってそこまで多い訳じゃない。それなのに、映る度に目玉を持っていかれる。心臓も持って行かれる。

二次元から出て来たとかそんなレベルじゃない。100%作画神回金髪ポンパドールにまんまるなサングラス、「およよ〜?」「やーっておしまい」が許される男子高校生ってなんだ。その見た目で熱い。仲間が倒れてれば「救急車ァ!」の叫びを上げ、本気の抗争ともなればオシャレな私服から伝統制服羽織ったスタイルになり、同学校の先輩の喧嘩口上を積極的に引き継ぐ熱い男。頭もキレる参謀役。前述の彼とは違って充分すぎるくらいに空気も読める。同校で共に四天王に君臨する幼馴染もいる。

何より狡いのは、この2人をまとめて視野に収めるチャンスが何度もある。何故。目玉が足りない!!!

念の為言っておくと、私自身は腐にはあまり興味がない。それでもこの2人が並んだ図の良さに3回は死んだ。新手の宗教画か?

そしてこの2人にボコボコに殴られた上に、視野の外から渾身のストレートを決めて来た男がいた。

村山良樹の破壊力

なんで誰も教えてくれなかったの!!!

(あとで知ったのですがシリーズ通して普通に人気キャラなんですね。ノーガードで行った私が悪い。)

番長。轟が何とか越えようとしている最大のライバルであり、校内じゃ比類なきレベルの化け物のような戦闘力の男。…なのに、ぽわぽわの柴犬みたいな男… えっ?

と思えば、轟の中に昔の自分見出してどうにか導こうとしてみせたり、彼らのプライドを潰さない形で裏から手を回して確実にサポートしてみせたり。

いい先輩!!!

そして鳳仙の頭もいい上司のお手本のような素晴らしい男でした。彼に関しては何喋ってもネタバレになりそうなので割愛。とにかく顔がいい。熱い。そして腰が細い。

そんな四方八方から殴られながら5回鑑賞して、ようやく少しだけ冷静に見直せたのでここに加筆。

初見に優しい

ジャム男(おじさんじゃないよ)という案内役のようなキャラが事細かに注釈を入れてくれる。シリーズを観てなくても1回目から楽しめた。あとから履修すると更に深く噛み締められるので二度楽しい。結局2回行く。

・E○ILEもファンもこわくない

怖くない(当たり前

・好感の持てる構図

高校生vs高校生大人vs大人に上手くまとめていくのが良かった。これが決闘流儀というやつなんだろうか。よくある主人公戦闘力スーパーインフレ展開にはならない。それぞれのキャラに見せ場を作って、きちんと威厳を持たせたまま終わる。皆が収まるべきところへ収まる。そこは陽キャの作った映画だなと思った。勿論、いい意味である。私の普段観るアニメ漫画はすぐ人が死ぬ。皆死ぬ。それはそれでいい。

ハイローシリーズにも悲劇はあると聞いて後日観たら本当に地獄だったので、ザワが例外的レベルハッピー映画だったようです。それはそれでいい!!

さぁ。公開している内に劇場で!!

回し者ではないけれど、あの格ゲー張りのアクションカメラ回し、各キャラに合わせた爆音音楽、そして顔のいい男たち。その全部を映画館で浴びるこの快感を、別の誰かにも味わって欲しい。

30数年の偏見をぶち壊してくれたザワに感謝しながら、次回は生まれて初めての応援上映チャレンジする。チケットは買ってしまった。もう戻れない。楽しい

2019-10-27

チュートリアル徳井ADHDじゃないかと大っぴらに「心配」する人へ

こういう人のことね。

一見正論に見えるけど、じゃあこれが徳井氏ではなく、自分上司の話だったら?

「昔からどうも片付けが苦手でね。予定を立てるのも苦手で、やるべきことを先延ばしにしてしまうんだ」

という上司に対して

「それADHDかもしれませんよ!一度病院発達障害検査受けてみたらどうです?」

とスルッと言える?俺は無理だ。少なくとも今は。

完全に決めつけて物を言うけど、同じように「徳井氏には言えるけど上司には言えない」という人が多いのではないだろうか。

 

遠くの人には言えるけど近くの人には言えないということは、まだまだデリケート問題だということだ。

デリケートな話に正論振りかざして突っ込むのは良くない。まだその段階ではない。

  

現にこの話題Twitter検索すると

到底『性格のせいで済まされて放置はまずい対策してあげてほしいって切実に願』っているようには見えない、

ただただ茶化すつぶやきが多くヒットするし。

 

つーか、心配しているのだから、本人のためになるかもしれないからセーフという考え方、

セクハラパワハラで散々擦って擦って擦られてようやく「その考え方は危険」という認識が広まってきたのに、

ここに来てまた蒸し返すかという感じ。

 

本人の不自由心配する行為セクハラパワハラを一緒にするなと言われそうだけど、

そいつだって元々は本人の不自由結婚できないとか仕事できないとか)を心配するテイで正当化されていた時期があったんだよ…。

理がこちらにあるという自覚があればこそ、もう少し慎重になってほしい。

2019-10-26

今日も「政治経済」カテのホッテントリトップはくだらなすぎるな

釣り記事で、「会社受付嬢眼鏡ダメって言われるんです、これってひどくないですか」

が「政治経済」カテのホッテントリトップとかはてなくだらなさすぎ。

ビジネスインサイダーに釣られすぎ

2019-10-24

見知らぬ女が痴漢にあってたとする

被害にあった女性が見て見ぬ振りされたとか言うけどさ、女が性暴力の恐怖をいつも感じてるように男は暴力の恐怖をいつも感じてるんだよ。

仮に勇気出してその痴漢を止めに入ったとする。

逆上されてボコボコにされたり、何か凶器使われて大怪我するとかあったら自分の家庭は?仕事は?

そんな俺に協力する男はいるのか?

そんな不安払拭できないなら見知らぬ女がどうなってもしょうがない、と思う。

そんな男性がわりと多いんじゃ無いかな。ぶっちゃけ自分もその一人だと思う。

自分の稼ぎで家族を支えてる、と言う男性も多いだろう。万が一自分半年くらい仕事できなくなったらどうなるか、とか、そう言うのってあると思う。

公の場で性暴力震えるような奴の頭がちゃんねじ止めされてるか疑問だ。

からさ、男性陣は何かわかりやすサインが欲しいよね。痴漢孤独に立ち向かってない、と言うのがわかるやつ。

ヤンキーが鞄に赤テープ貼ったら喧嘩上等サインだったらしいじゃん。

そんな感じで、「自分背中をお使いください」とか、「自分痴漢がいないか目を光らせてます」とか、「何かあったらふんじばれるくらい強いですよ」とか。

そういうのが周囲にわかる形でつけるには例えば眼鏡とか社章の位置とかそんなん?

で、そう言うのあるならやってもいいって言う男性も意外と多いんじゃ無いかな。

痴漢かに対する抑止力にもなるでしょ?

なんかそう言うアイテム出来ないか

2019-10-23

最近のストスノ担の過激競争意識について

最近、というか同時デビューが決まってからというものスト担スノ担によるお互いのライバル意識過熱化しているのではないか危険に思っている。

そして、今日SixTONESSnow Manデビュー発表の生配信CDの発売形態が発表されその熱はいっそう強まったのではないだろうか。

比較されたくないとか、競わせたくない、いっしょくたにされたくないって言ってる人達気持ちもわかる。理解はしてあげられないけど。(個人的に同時デビューが決まった時点で許容範囲に入れていた内容だから。)

わかるけど、そういう目で見てしまってるのは自分たちオタクの側なのでは?と正直疑問。

そういう色眼鏡で見てギャーギャーTwitterで騒いで本人達に気を使わせてるのは?誰だ?たぶん、事務所ではない。私たちだ。

人達が一緒にやれるのは最後から支えあってって本当なのかはわからないけども公式に口に出してる事ならその気持ち尊重してあげるべきではないのだろうか?

もう、彼らはジャニーズJrではなくなってそれぞれデビューしたアーティストになって行くのであれば嘘でも大人が着せたヴェールでも身に纏う覚悟はあるのではないのか。

その覚悟がある上で今回の事や今までの事で私達オタクネガティブな事を言うのは彼らにとってどうなんだろう。

どうして、ただデビュー楽しみ!じゃ終われないんだろう。

彼らの周りには無数の散ってった夢がある。生放送で言ってた通り彼らも1度は諦めかけたその夢。その中で掴んだ希望なんだからもっと私たちオタクも寛容に物事を捉えられないのだろうか。

このままお互いのファンがお互いいがみ合っていたら彼らの立場はどうなるのか。それどころか、私達ファンが彼らに見捨てられてしまう時が来るのではないだろうか。

今、不満に思いそれをなんのオブラートに包むことなく口に出し、ツイートしてる人達は彼らの覚悟をよく考えて発言して欲しい。

anond:20191023160950

ハーレイだってジョーカーに入れ込むまでは真面目系カウンセラー眼鏡美少女だったわけだし、アーサーもジョーカーになってからその辺メイクとか色々行動方針とか変えたんだろ。だからこそのあのジョーカーの「イキリではない」身の上話っぽいものは、盛山直太郎があったとしてもある程度は事実なんだとは思うけどなあ。

全部ウソなのだと流石に台無しじゃん。

2019-10-16

anond:20191016214632

からそれが強引で醜く見える客観的根拠を示せとさっきから言っている

自分の極端に偏った色眼鏡世界だと思ってんなよゴミ、さっさと↑を証明して見せろやどーせできねーんだろーけどな

一目惚れハラスメントされた

この前のことだ。

私はその日、大事用事があったのでいつもより気合を入れたメイクをして、下ろしたてのブランドワンピースを着て居た。

美味しいアフタヌーンティーを堪能し、女子会を終えて帰宅しようと最寄駅からバスに乗ろうとした時である

突如として見知らぬ男に立ちはだかられた。

すみません!信じられないと思うんですがさっきお見かけして一目惚れしてしまいました!」

「あの、よければ連絡先、あの、帰りも一緒に帰りたくて、」

そこには冴えない眼鏡の男が立って居た。手には買い物袋を提げていて、それが確かに私の先程目の前を通った店の名前であったから偶々見かけたというのは真実なのだろう。

いや気持ち悪っっっっっっっっっっっっ

一目惚れして呼び止めてスマホせとか、加害すぎるだろ。

アプリゲームしてるのが見えないのか?お前の連絡先よりガチャの方が大事なんだわ。

てか帰りって何?家まで来るの?もしもしポリスメン?

誰?この人に一目惚れとか教えたやつ。ちゃん遺伝子から教育してくんない?

その日最高に高まった私のテンションは全く知らないロマンチストな気色悪い他人台無しにされましたとさ。

メルヘンなんて信じてんじゃねえ

2019-10-15

anond:20191015175724

ちんこ眼鏡たいへんですね

ちんこ切ったらはずれるんですかその色眼鏡

2019-10-14

朝鮮のある少年物語

 その朝、ぼくは学校に行くのがひどく遅くなってしまい、それに高森先生がぼくらに連体詞について質問すると言ったのに、まだ一言も覚えていなかっただけに、叱られるのがすごく怖かった。いっそのこと授業をさぼって、野原を駆け回ってやろうかという考えが頭をかすめた。

 すごく暖かくて、よい天気だった!  森の外れではツグミが鳴き、原っぱでは、製材所の向こうで、アメリカ兵たちが教練をしているのが聞こえた。どれもこれも連体詞規則よりはずっと面白そうなことばかりだった。だが、ぼくは誘惑に打ち勝つことができて、大急ぎで学校に走って行った。役場の前を通りかかると、金網を張った小さな掲示板そば大勢の人が立ち止まっているのが見えた。二年このかた、敗戦だの、徴発だの、アメリカ政庁命令だの、悪いニュースは全部そこから出て来るのだった。で、ぼくは止まらずに考えた。

 「今度は何かな?」 すると、ぼくが走って広場を横切ろうとしたとき見習い小僧を連れて掲示を読んでいた鍛冶屋親方が、ぼくに向かって叫んだ。

 「そんなに急がなくてもいいぞ、ちび。学校なんて、いつ行っても遅れはしないからな!」

 ぼくはからかわれているんだと思った。で、はあはあ息を切らせながら高森先生の小さな学校中庭に入って行った。ふだんだと、授業の始まるときは大騒ぎで、勉強机を開けたり閉めたりする音や、よく覚えるため耳をふさいで、みんながいっしょにその日の授業を大声で練習するのや、それからまた先生が大きな定規で机をひっぱたいて、「ちょっとかに!」と怒鳴るのが、道まで聞こえてくるのだった。

 ぼくはその騒ぎを利用してこっそり席にもぐり込むつもりだった。ところがちょうどその日は、まるで日曜の朝みたいに、すべてがひっそりしていた。開いた窓から、仲間がもうきちんと席に並び、高森先生が恐ろしい鉄の定規を小脇にかかえて、行ったり来たりしているのが見えた。戸を開けて、それほどしんと静かな真ん中に入って行かなきゃならなかった。ぼくがどんなに赤くなり、びくついていたか、分かるでしょう!

 ところが、そうじゃない! 高森先生は怒りもせずにぼくを見て、とても優しく言った。

 「さあ、早く席について、ジソン君。君がいないけれども、始めようとしていたんだ」

 ぼくは腰掛けをまたいで、すぐに自分勉強机に坐った。その時になって、やっといくらか怖さがおさまって、先生が、視学官の来る日や賞品授与の日にしか着ない、立派な羽二重の紋付袴を着込み、細かいひだのついた帯飾りをし、刺繍した黒い絹の絹の帽子かぶっているのに気がついた。その上、教室全体が何かふだんと違って、厳かな感じだった。

 けれども一番驚いたのは、教室の奥の、ふだんは空いている腰掛けに、村の人たちがぼくらと同じように、黙って坐っていることだった。三角帽子かぶったスニル老人、元村長、元郵便配達人、それからまだ多くの人たちも。その人たちはみんな悲しそうだった。そしてスニルさんは縁がいたんだ古い初等読本を持って来ていて、それを膝の上にいっぱい開き、大きな眼鏡を両ページの上にまたがって置いていた。

 ぼくがそうしたことにびっくりしているうちに、高森先生は教壇に上がり、さっきぼくを迎えてくれたのと同じ重々しい声で、ぼくらに言った。

 「みなさん、私がみなさんに授業するのは、これが最後です。朝鮮学校では、これから朝鮮語だけを教えることという命令が、アメリカ政庁から来ました……。新しい先生明日ます今日はみなさんの最後日本語の授業です。熱心に聞いて下さい」

 その言葉を聞いて、ぼくは強いショックを受けた。ああ!ひどい奴らだ、さっき役場掲示してあったのはそれなんだ。ぼくの最後日本語の授業だって!…… ぼくときたら、やっと日本語を書ける程度なのに! このままの状態でいなくちゃならないわけだ!……

 今になってぼくは無駄に過ごした時間のこと、鳥の巣を探して歩いたり、川で氷遊びをするため、欠席した授業のことを、どんなに悔やんだことだろう!

 ついさっきまではあれほど嫌で、持って歩くのも重く感じていた文法歴史などの教科書が、今では別れるのがひどく辛い友達のように思われた。高森先生も同じだ。先生はいなくなり、もう二度と会いないのだと思うと、罰せられたり、定規でたたかたことも、みんな忘れてしまった。お気の毒な人!

 先生はこの最後の授業のために立派な晴れ着を着て着たのだった。そして今になってぼくは、村の老人たちが何で教室の隅に着て坐っているのかが分かった。それはもっとしょっちゅうこの学校に来なかったことを、悔やんでいるらしかった。そしてまた高森先生が四十年間も尽くしてくれたことに感謝し、失われる祖国に敬意を表するためでもあったのだ……

 そうした思いにふけっている時、ぼくの名前が呼ばれるのが、聞こえた。ぼくが暗唱する番であった。あのややこしい連体詞規則を、大声で、はっきり、一つも間違えずに全部言えるためなら、どんなことだってしただろう。だが、ぼくは最初からまごついてしまって、悲しみで胸がいっぱいになり、顔も上げられずに、自分腰掛けのところで立ったまま体を揺すっていた。高森先生の言う声が聞こえた。

 「怒りゃしないよ、ジソン君、もう十分罰は受けていはずだからね…… ほらそうして。誰でも毎日思うんだ。なあに! 時間たっぷりある。明日覚えりゃいいって。ところがその結果はどうだね…… ああ! そんなふうに教育などは明日に延ばしてきたのが、わが朝鮮の大きな不幸だった。今あの連中にこう言われたって仕方がない。なんだ! おまえたちは日本人だと言い張っていたくせに、自分言葉を話せも書けもしないじゃないか…… でもそうしたことはみんな、かわいそうなジソン、君が一番悪いわけじゃない。われわれはみんなたっぷり非難されるべき点があるんだよ。

 君たちの両親は、君たちにぜひとも教育を受けさせようとは思わなかった。それよりほんのわずかな金を余分に稼がせるため、畑や紡績工場に働きに出す方を好んだ。私だって自分とがめる点はないだろうか。勉強するかわりに、よく君らに私の庭に水をやらせなかったか? それから釣りに行きたくなった時、平気で休みにしなかったろうか?……」

 それから高森先生は、次から次へ日本語について話を始めて、日本語世界一番美しく、一番明晰で、一番がっしりした言語であると言った。そして日本語自分たちの間で守って、決して忘れることのないようにしなけらばならない。なぜなら一つの国民奴隷となっても、その国民自分言語を持っている限りは牢獄の鍵を持っているのと同じだと…… それから先生文法の本を取り上げて、今日課業を読んでくれた。ぼくはそれがあまりによく分かるのでびっくりした。先生の言うことが、みんなやさしく感じられた。これほどぼくがよく聞き、先生の方でもこれほど辛抱強く説明したことはないと思う。気の毒な先生は、自分がいなくなる前に自分の知っている限りのことを全部教え、それをぼくらの頭に一気にたたき込んでしまおうとしているみたいだった。

 課業が終わると、次は習字だった。この日のために、高森先生は真新しい手本を用意してきていた。それには美しい丸い書体で、「日本朝鮮日本朝鮮」と書いてあった。まるで小さな国旗勉強机の横棒にひっかかって、」教室中にひるがえっているみたいだった。みんな熱心で、それに静かだったことだろう! ただ紙の上を走るペンの音しか聞こえなかった。一度などは、黄金虫が何匹か入って来た。だが、誰も気を取られたりせず、うんと小さな子供たちさえそうだった。彼らはまるでそれも日本語であるかのように、心を込めて、一所懸命、縦線を引っぱっていた…… 学校屋根の上では鳩が小声でクークーと鳴いていた。それを聞いてぼくは考えた。

 「いまにあの鳩たちまで、朝鮮語で鳴けと言われやしないかな?」

 時々、ページの上から目を離すと、高森先生はまるで目の中に自分の小さな学校建物そっくり収めて持って行きたいと思っているように、教壇の上でじっと動かずにまわりの物を見つめていた…… 考えてもごらんなさい! 四十年来、先生はその同じ場所に、中庭を正面に見て、まったく変わらない教室にいたのだった。ただ腰掛け勉強机が、長年使われて、こすれて磨かれただけだった。中庭くるみの木は大きくなり、彼が自分で植えたホップは今では窓を飾って屋根まで伸びていた。気の毒な先生にとって、そうしたものにみんな別れ、そして頭の上での部屋で妹が、荷造りのために行ったり来たりしている音を聞くのは、どんなに悲痛なことだったろう! なぜなら明日は二人は出発し、永久にこの土地を去らねばならなかったのだ。でも先生勇気をふるって、ぼくらのため最後まで授業を続けた。習字のあとは歴史勉強だった。それからさな生徒たちが声をそろえて「五十音」の歌を歌った。あちらの教室の奥では、スニル老人が眼鏡をかけて、初等読本を両手で持って、子供たちといっしょに字の綴りを読んでいた。老人も一所懸命なのがよく分かった。感激して声が震えていた。それを聞いていると実に奇妙で、ぼくらはみんな笑いたく、そしてまた泣きたくなった。ああ! ぼくらはその最後の授業のことをいつまでも忘れないだろう。

 突然、学校の大時計が正午を打った。それに続いて鐘の音が。それと同時に、教練から帰って来るアメリカ兵のラッパの音が、窓の下で鳴り響いた…… 高森先生は真っ青になって、教壇に立ち上がった。先生がそれほど大きく見えたことはなかった。

 「みなさん」と、彼は言った。「みなさん。私は…… 私は……」

 でも、何か胸につまった。終わりまで言えなかった。そこで先生は黒板の方に向き直り、一片の白墨を手に取って、全身の力を込めて、精いっぱい大きな字で書いた。

 「天皇陛下万歳

 それから頭を壁に押しつけたまま、そこに立っていて、口はきかずに、手でぼくらに合図した。

 「おしまいです…… 行きなさい」

ジークリサの弟?」

「俺の命令に従え!!すべてのユミルの民から生殖能力を奪えと言っているんだ!!今すぐやれ!!ユミル!!」

ジークは叫んだ。

「俺は王家の血を引く者だ!!」

ジーク最後に目にしたのは、涙する始祖ユミルと、それを支えるエレンだった。次の瞬間、すべてが暗転した。

いかなる原理によるものか。宇宙真空の量子揺らぎからインフレーションにより生じたものだと言う。ある世界線の内部を往来するうち、量子的に絡みあう複数世界線が混線した。そして、ジークは他の世界線へと転落した…

店舗と住居を兼ねる北沢精肉店の二階で、はぐみの兄は目を覚ました。

はぐみの兄はボリボリと頭を掻き、寝惚け眼で放心した。朝日がその横顔を照らしている。大学講義もなく、朝の身支度をする必要がなかった。

しばらくして、はぐみの兄は股間をまさぐり、やがて絶叫した。

「た、勃たなくなってるーッ!」

その大声でジークは体を起こした。眼鏡位置を直す。

「《うるさいな…》」

マーレ語で言ったが、はぐみの兄には通じなかった。

(《ここは…ヒィズル国か?俺は始祖ユミルといたはずだが、どうしてここにいるんだ?あれからどうなったんだ?ユミルの民から生殖能力を奪うことはできたのか?》)

思考に沈潜するジークに対し、はぐみの兄はふたたび絶叫した。

「うわーッ!裸にジーパンの髭のオッサンが、俺の部屋にーッ!」

地上から商店街を走る自転車チリンチリンというベルの音が聞こえていた。

「あたしがもう一人!?どういうことだ!?しかもなんか胸がデケェし!」

「うるせー!胸のことは言うんじゃねー!」

流星堂の土蔵の前で、二人の有咲が言いあいをしていた。

「うわー、有咲が二人!これで次の定期試験は楽勝だね!」

「はァ…もう一人の私、声が大きくて苦手かも」

二人の香澄が声を出すと、二人の有咲はさっとそれぞれの香澄の背後に回った。異なる香澄とはいえ、対人恐怖症は拭えないらしい。

香澄と有咲に偽物がいる。…双子の入替わりトリック?」

「これがもう一人の自分っスか。正直、信じたくないっス…」

一人のたえの泰然とした様子に、もう一人のたえは肩を落とした。

「いったい何が起きたんだろうね。うち、すこし怖いかも。あ、関西弁が出ちゃった!」

りみがわざとらしく怖がる。が、混乱の最中にあって誰も反応しなかった。

「うわー。ポピパはまた大変なことになってるね」

流星堂の門内を覗いたリサが大げさに言う。おどけた態度と裏腹に、表情に疲労が滲んでいた。

リサの腰には小学生ほどの少年がまとわりついていた。

リサさん、そのガキ…いや、子供は?」

胸が大きいほうの有咲が尋ねる。もう一人の有咲はリサと面識がないため、対人恐怖症を発揮しオドオドとしていた。

「アタシの弟ってことみたい。気づいたらいたんだ。どうにも、ポピパでも似たようなことが起きているみたいだね」

リサの後ろにはRoseliaの残りのメンバーもいた。

「でもリサさん、いくらガキとはいえ、知らない異性が家にいるのはキツくないですか?」

リサはすばやく片目で瞬きした。

「え?《年下の少年性的な目で見られて気持ち悪いけど、それを口にして傷つけるほどでもないし、気付かないフリをしている》?リサさんすげー!一瞬のアイコンタクトでこれだけの情報を伝えてきた!」

有咲は感嘆した。一方、リサの弟はリサ本音暴露されてショックを受けていた。

「でも、異常は人が増えたり現れたりしていることだけじゃないみたいよ」

千聖流星堂の門内に入る。

「あッ、紗夜さん!助けてください!」

「待ってください、紗夜さん!助けるなら私を!」

日菜の両脇につぐみが一人ずつ抱えられていた。

「は、羽沢さんが二人…」

紗夜はその光景を見て呆然とした。

「アハハ。面白いよね。こっちのつぐちゃんおっぱいちょっと大きくてー、こっちのつぐちゃんはまっ平らなんだ」

「また人が増えた…それで白鷺先輩、他の異常ってなんですか」

「なんと言ったらいいのかわからないのだけど…

千聖ちゃん生理が来なくなったんだよねー」

言葉を濁す千聖無視し、日菜は直接的に言った。

「それはオメデタ…じゃないですよね。ピルを飲んだりとかしたんですか?」

千聖の殺気立った気配を感じ、有咲はすばやく言葉を変えた。

「そうね。昨日までは普通に生理は来てたのよ。それで、この異常でしょう。気になってスタッフさんたちや知人に尋ねてみたら、やはり急に生理がとまった人がいたのよ。というより、生理という現象がなくなったというほうが自然ね。個人的にはありがたいけれど…」

千聖ちゃん、いつも生理中はイライラしてるもんねー」

彩は自分失言に気付き、顔を青ざめさせた。

花音たちにも同じような異常が起きているみたいなの。ここに呼ぶわね」

しばらくして、ハローハッピーワールドメンバーが現れた。

はぐみはスーツを着た会社勤めらしい女性に背負われている。

「見て見て。この人、はぐみのお姉ちゃんなんだ。はぐみ、ずっとお姉ちゃんがほしかたから嬉しい!」

紗夜は口元に手を当てた。

「つまり、今現在わかる異常はこのようになるでしょうか。第一に、異なる可能性の同一人物が同時に存在している。第二に、存在しないはずの兄弟姉妹存在している。第三に、広い範囲で人々の生殖能力が停止している」

「第二の異常が重要だと思うな。もし第二の異常が第一の異常と同じ原因なら、第三の異常は独立した問題ってことになるもん。ただ、第二の異常が第一と第三、それぞれの異常と同じ原因のものが混ざってるってこともありえるけどねー」

日菜が紗夜の分析をすばやく補足した。

「でも本当、どうしたらいいだろうねー。もう一人の私に学校に行ってもらって、私たちバンド練習しよっか。あ、でもさーやはもう一人のさーやが夜学らしいから、どのみち二人とも学校に行かなきゃ!」

「うー。やっぱり、この私は苦手だ…」

暗いほうの香澄がため息をつく。

そのとき、怒声が聞こえた。

「待てー!モカ!」

一同が路上に出ると、上半身が裸でジーパンを履いた髭男が走ってきた。その後ろをモカが追っていて、時折ふり返りつつ、石を投げている。

大学生らしい青年と、Afterglowメンバーが二人を追っていた。

「あッ、はぐみ」

「兄ちゃん!」

大学生らしい青年ははぐみを認めた。

そいつを止めてくれ!俺のEDそいつが原因なんだ!」

一同は髭男を見た。

「みんな、ジークさんの邪魔をしないで!」

モカが鬼気迫る表情で叫ぶ。

「よくわからないけど、あの男、友希那のお父さんと同じ雰囲気がする!自堕落無責任無能力だけど、ときどき妙な行動力を発揮して周囲に大きな迷惑をかけるタイプだよ!」

リサあなた、私のお父さんのことをそう思っていたの…」

友希那は表情に微妙なショックを浮かべた。

一同が道を塞ぎ、モカジークは包囲された。

「はァはァ…ヒィズル国の言葉が通じて協力者を得ることができたのはいいが、そのために敵もできてしまったな。まあいい…どういうわけか、いまの俺は《始祖の巨人》の力を手にしているのだからな。舞台は変わったが、計画は続行する!このまま、この世界のすべての住民生殖能力剥奪する!」

「そんなこといいわけないでしょ!モカ、なんでそんな気持ち悪いオジさんに手助けするの!もうあたしの『ゼクシィ』貸さないよ!」

「そうだぞ、モカ人間は守るべき家族をもって一人前だろうが!そして自分を産んで育ててくれた親と町、国に感謝だ!ソイヤぁ!」

まりと巴が問詰する。

モカ淡々と言った。

「ごめーん。でも、モカちゃんもう決めたから。あたしたちが最後人類になるの。それで、これまでのすべての人類の屍の上に、あたしと蘭だけがきのこるんだ。それって素敵じゃない?」

蘭は甲高い声をあげた。

「はァ!?意味わかんないよ!なに言ってんの、モカ!?っていうか、気持ち悪いよ…」

「蘭にはわからないだろうね。けど、あたし、もう蘭の背中を追いかけるのは疲れちゃったよ…」

微笑するモカの目は、涙に濡れて見えた。

「あたしたちはみんな、生まれてこなければ幸せだったんだよ。音楽コンプレックスからはじまる。ここにいるみんなも、生まれてこなければ良かったって思ったことが絶対あるよね!?それが正解なんだよ!もう、そんな過ちをくり返しちゃいけない。全部ここで終わらせるんだ」

その言葉に、その場の数人は沈黙した。

千聖が輪のなかに踏みだした。麻弥はハッとした。思索的で感受性の高い麻弥には、千聖モカ言葉共感したことがわかっていた。

千聖はポツリと言った。

「私の人生に、いいことはほとんどなかったわ」全員が千聖注視する。「思いだすことのできる最初記憶は、母に子役として振舞うことを無理強いされたときのものよ。私は母に褒めてもらいたくて、必死努力したわ。けど、母が私を肯定してくれることはなかった…努力過程けが残って、私は自尊心ばかり高い、空っぽ人間になった。それが向上心という形で、攻撃的にあらわれてしまうこともあったわ。パスパレのみんなと知りあって、ようやくそんな自分を変えることができた。けど、たしかに生まれてこないほうが良かったと言われれば、それを否定することはできないわ」

千聖ちゃん…」

彩が目に涙を浮かべる。

「けれど、たしかに言えるのは、自分人生が悪かったという理由で、他人生殖能力を奪うような自分は、生まれてきたことよりもなお悪いと言うことよ!」

千聖は啖呵を切った。

千聖ちゃん!」

千聖さん!」

Pastel*Palettesメンバーが抱きつく。

千聖さんの言うとおりです!モカさん、あなた大和撫子の風上にもおけません!子孫繁栄富国強兵ブシドー天誅です!」

イヴたまたま持っていた竹刀モカジークに襲いかかる。

あんたたち、こっち!」

胸が小さいほうの有咲が声をかける。門内を示され、モカジークはすばやく駆けこんだ。二人が入ると、有咲は鍵をかけた。

「何やってんだ、お前ーッ!」

胸が大きいほうの有咲が怒鳴る。しかし、有咲は鍵を握りしめて離さなかった。

「ごめんね。でも、私、どうしても生まれてきたほうが良かったと思えない…!」

有咲はその場に座りこんだ。膝に顔をうずめ、しばらくすると嗚咽が聞こえてきた。

「有咲…」

暗いほうの香澄が呟く。有咲の苦しみを知っている香澄は、その言葉を軽々に否定できなかった。

そのとき、いくつかの弦の音が聞こえた。

「生まれ場所から、すこし、はなーれてー」

うるさいほうの香澄ランダムスターを手に、歌を口ずさんでいた。

有咲が顔をあげる。香澄の歌は次第に勢いを強めていった。『Returns』。はじめに合唱に加わったのは、もう一人の香澄だった。有咲、二人のたえと、次々と合唱に加わった。

「あったかもしれない未来のことー、なかったかもしれない過去のことォー!自分の姿を鏡に映し、キミは誰なのと、問いかけてみたァー!」

やがて、Poppin’Partyの全員が合唱した。有咲は涙を拭い、門の鍵を開けた。

門内に突入し、モカジークを囲む。

「《チッ、使えないヤツだ…》」

ジークマーレ語で毒づいた。

「俺の《安楽死計画》はまだ生まれてこない子供対象にしたものだ。いま生きているもの犠牲にすることは避けたかったが、仕方ない…始末させてもらう!」

ジーク自分の腕を噛み千切った。一瞬であたり一面が蒸気と熱気に包まれた。

「おいおい。人間が増えたり減ったりする怪奇現象が起きてるって言うから取材に来てみりゃよォ…またこの姿になるとはな」

有咲は怖々と目を開いた。触手で全身が構成された巨人が有咲たち全員を蒸気と熱気から守っていた。

気付くと、ラフ服装女性と、テレビカメラハンチング帽の男性が傍らにいた。

女性挨拶する。

「私は映像制作会社ADをしている市川と言います。こっちはカメラマンの田代です。えーと、あと、あの大きいのがディレクター工藤です」

「おう!撮影許可も貰っとけよ!」

市川は苦々しそうな表情をした。

巨大化した工藤は、類人猿のように見える巨人をとり押さえていた。

「俺も業界にいて長いからよォ。てめェみたいなツラのヤツはよく知ってるぜ。おめェらみてェなヤツはよ、いろいろもっともらしい理屈を捏ねるけど、要は部屋に引きこもって一人で◯◯◯◯してるのがお似合いなんだよ!」

「う…」

巨大化したジークは呻いた。だが、それは哄笑の前触れだった。

ハハハハ!わかっていないようだな。格闘戦で俺に勝とうが、なんの意味もないということが。俺は《始祖の巨人》の力を手にした。それは、この世界のすべての生物操作できるということだ!はじめからお前らに勝目はないんだよ!もうお前らの体を直接、操作して全員、絶滅させてやる!」

その場の全員が硬直した。

「もし、いまの俺を倒せるとしたら、直接、因果律に介入できるヤツだけだ!ハハハハ!」

「呼んだか?」

空中に亀裂が走った。裂開したなかから、冴えない中年男性が出てきた。背中制服姿の少女を乗せている。

「よッ、白石君。助けに来たで。おっと。いけない、田代君やったな」

「助太刀にきたでござる。ニンニン」

「りみ!」

背中にいる少女を見て、暗いほうの香澄が声をあげた。

冴えない中年男性は巨大化したジークに言った。

「知っとるか?高圧鍋や圧力釜なんかは、威力の高い爆弾材料になるんやで。つまり炊飯器はえ爆弾材料になるんや。ゆうても、炊飯器がなんなのかわからんやろうけどな」

まさかうちの炊飯器をこんなことに使うとは思わんかったわ。まあええわ。みんなを助けられるんならな。御免」

もう一人のりみは炊飯器を巨大化したジークの延髄部に放った。

「《や、やめろおおおお!》」

ジークマーレ語で絶叫したが、その言葉理解できるものはいなかった。

爆音とともに、巨大化したジークの延髄部が爆散した。

全身に火傷を負い、四肢の断裂したジーク中年男性は担ぎあげた。

「お前はアッチの世界に連れていくわ。案外、お前みたいなヤツにはアッチの世界のほうが居心地がええかもな」

ふたたび、りみと裂開のなかに飛びこむ。その間際に言った。「もろもろの因果律も俺が修復しとくから、まあ安心しといてな。じゃ、またな、白石君」

「江野さん…」

田代呆然と呟く。しかし、その声を聞くものはもういなかった。

モカ…」

蘭は涙を流して放心するモカの肩を抱いた。しかし、モカがその声に応えることはなかった。

リサやはぐみは、つかの間の兄弟姉妹と別れを告げた。千聖生理が復活して沈鬱な表情をしていた。

二人の有咲が対面する。胸の小さいほうの有咲が言った。

「いろいろ、迷惑をかけて悪かったな」

別にいいって。あたしのしたことだしな」

有咲たちは同時に笑った。

「いろいろあったけどさ、あたしはちがう可能性のあたしを見て、なんだかんだ、いまの自分が好きなんだってわかったよ。…ありがとな」

「お前はもう一人のあたしだ。すこしでも運命歯車がズレてたら、あたしもお前みたいになっていたかもしんねー。いまのあたしのことも、すべて受けいれられるわけじゃねーし。だから、お前を助けられたなら良かったよ」

ちがう世界の有咲はこの世界香澄に言った。

「お前も…サンキュ」

「うー。有咲がいなくなって寂しくなるよ」

「お前にはあたしがいるだろうが!」

この世界の有咲が叫ぶ。

「えッ、有咲…?」

「うるせー!いまのはなし!」

「有咲ー!」

香澄は有咲に抱きついた。そうしているうち、ちがう世界住民たちはいなくなっていた。

「離せ!妊娠したらどうすんだ!」

「なに変なことを言ってるの、有咲ァ」

「あれ?本当だ。どうしてそう思ったんだ?」

江野は因果律の修復である間違いを犯したようだった。

些細ないまちがいと綻びで、この世界はできている。

(終)

2019-10-13

anond:20191012001846

見た目いかつくても舐められてたんだけど、何だったんだ。

むかし坊主で目つき悪いヤンキーづらで180cm80kgの見た目

性格は引っ込み思案で喧嘩したことない)だったのだけど、

当時はあるあるの内、

・道を聞かれやす

勧誘を受けやす

写真を頼まれやす

スーパー店員に話しかけられやす

・道でぶつかって来られやす

説教されやす

が当てはまってて、何で???不思議だった。

いかいから逆に喧嘩を売ってくるって感じでもなくて、

普通の人がすごい寄ってくる。

逆に髪伸ばして眼鏡かけたり見た目が穏やかになったら上記ほとんどもなくなった。

世間の人の舐めてくる基準マジで謎。

2019-10-11

AppleAR眼鏡出すんやて

ARってことはカメラ映像フィードバックされるのか、それとも透明ディスプレイ画像レンダリングする方式になるのか、或いは網膜投影ディスプレイだってことだよな?

なんかあんまり現実的でなさそうな気がするんだが。

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