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2021-02-19

2月12日

受験だるい

そんなに点数というか成績は悪くないんだけど、周りよりも圧倒的に努力してない自分にすげえイラつく。隙あらばスマホを開いてるしマトモな社会人になれる気がしない。

私立一般を受けてから、うお!ってスイッチ入ったと思ったけどそんなこと無かった。

工学院大学共通テスト利用と一般どっちも受かってた。明日芝浦の発表、受かってますように。

でも今日学校に行ったら好きな子の、結んでる姿見れた!!まじラッキーLINE返信こねえかな。

英語の講習はずっとラップのこと考えてた、まじでこういう所だと思う。special delivery聞いてからずっと流れてる おすすめ https://youtu.be/oWsB_Wo39lw

Keith Murrayかっこいいなあ

でもマジで音楽の話ができねえ、俺も米津玄師聴いて話合わせてえ、うっせえわとか一回もYoutubeレコメンドしてくれなかったよ。 でもそういうことじゃねえんだよなあって思ってる。そこは結構自分のいい所だと思う。

なんか森さんの話題すごいニュースでやってるけど、もうすぐ死ぬし優しくしてやってよ。真面目に頑張ってる人達からしたらそういう問題じゃないんだろうな、すいません。まだ酒も飲めないし社会人経験もない田舎モンですし分からない世界の話に背伸びしたい歳頃なんです。すいません。

いや、でもそんな学問というか、ちゃん教養がないとだめなのかな、とも思う。調子乗ってすいません。 おやすみなさい。

2月12日

受験だるい

そんなに点数というか成績は悪くないんだけど、周りよりも圧倒的に努力してない自分にすげえイラつく。隙あらばスマホを開いてるしマトモな社会人になれる気がしない。

私立一般を受けてから、うお!ってスイッチ入ったと思ったけどそんなこと無かった。

工学院大学共通テスト利用と一般どっちも受かってた。明日芝浦の発表、受かってますように。

でも今日学校に行ったら好きな子の、結んでる姿見れた!!まじラッキーLINE返信こねえかな。

英語の講習はずっとラップのこと考えてた、まじでこういう所だと思う。special delivery聞いてからずっと流れてる おすすめ https://youtu.be/oWsB_Wo39lw

Keith Murrayかっこいいなあ

でもマジで音楽の話ができねえ、俺も米津玄師聴いて話合わせてえ、うっせえわとか一回もYoutubeレコメンドしてくれなかったよ。 でもそういうことじゃねえんだよなあって思ってる。そこは結構自分のいい所だと思う。

なんか森さんの話題すごいニュースでやってるけど、もうすぐ死ぬし優しくしてやってよ。真面目に頑張ってる人達からしたらそういう問題じゃないんだろうな、すいません。まだ酒も飲めないし社会人経験もない田舎モンですし分からない世界の話に背伸びしたい歳頃なんです。すいません。

いや、でもそんな学問というか、ちゃん教養がないとだめなのかな、とも思う。調子乗ってすいません。 おやすみなさい。

2月12日

受験だるい

そんなに点数というか成績は悪くないんだけど、周りよりも圧倒的に努力してない自分にすげえイラつく。隙あらばスマホを開いてるしマトモな社会人になれる気がしない。

私立一般を受けてから、うお!ってスイッチ入ったと思ったけどそんなこと無かった。

工学院大学共通テスト利用と一般どっちも受かってた。明日芝浦の発表、受かってますように。

でも今日学校に行ったら好きな子の、結んでる姿見れた!!まじラッキーLINE返信こねえかな。

英語の講習はずっとラップのこと考えてた、まじでこういう所だと思う。special delivery聞いてからずっと流れてる おすすめ https://youtu.be/oWsB_Wo39lw

Keith Murrayかっこいいなあ

でもマジで音楽の話ができねえ、俺も米津玄師聴いて話合わせてえ、うっせえわとか一回もYoutubeレコメンドしてくれなかったよ。 でもそういうことじゃねえんだよなあって思ってる。そこは結構自分のいい所だと思う。

なんか森さんの話題すごいニュースでやってるけど、もうすぐ死ぬし優しくしてやってよ。真面目に頑張ってる人達からしたらそういう問題じゃないんだろうな、すいません。まだ酒も飲めないし社会人経験もない田舎モンですし分からない世界の話に背伸びしたい歳頃なんです。すいません。

いや、でもそんな学問というか、ちゃん教養がないとだめなのかな、とも思う。調子乗ってすいません。 おやすみなさい。

anond:20210219143644

古典先生おしえて!

古典は、なぜ義務教育の科目なの?

まぁ自国の古の言葉から国民として学ぶべき」とか精神論なのかな。愛国心の育成とかなのかな。

例えば、理系科目は「技術の発展、ひいては国の発展に繋がる」とかで納得。

社会は「組織機能させるため、他国と競うため」とかで納得。

現代文は「他社とのコミュニケーションのため、論理的思考力を養うため」とかで納得。

では古典は?

「故きを温ねて新しきを知る」はその通りだと思う。

けど、一次情報に各個人アクセスする必要あるか?翻訳された文で十分じゃないか

文化の発展」のためか?

もちろん歌舞伎などの歴史ある文化和歌集などは誇れる文化だと思うよ。でも義務教育でやるほどなのか?趣味レベルじゃないのか。

古典の代わりに、法律情報処理のが国民必要教養ちゃうんか?

古典を学ぶことは意味がないとは思わないが、学ぶ人数が多すぎると思う。

(と、書いていて思ったけど、そんなに学習時間多くないか?)

---

(追記)

義務教育って書いたけど、高校も含んで。履修する人多いから!

mazmot 国語教師の中に勘違いしてるのが多いけど、国語科は基本的英語と同じ語学教育古文は、現代語を理解する上で役に立つ。ただ、漢文に関してはねえ。 https://mazmot.hatenablog.com/entry/2017/04/06/233342 2021/02/19

かに現代語を学習するときに、由来や成り立ちとして古文が登場するときあるかも!

素人としては、そんな説明なくてもよいと思うけど、言語学者的には必要という判断なのかな。

B2igwzEE 「理系科目」「社会」というくくりのなかに義務(+高校)教育必須かどうかで議論の分かれる要素はあると思うが、なぜ国語だけを細分化して考えるのだろう

大分類でも、理由共通して記載できるからまとめて書いているんだよ!

下記みたいに個別に書いても同じだよ!

化学は「技術の発展、ひいては国の発展に繋がる」

物理は「技術の発展、ひいては国の発展に繋がる」

国語を細分化しているのは、物事理解するためには、階層や項目に分けて問題点特定していくためだよ!

primedesignworks 現代文の「〜の気持ちを答えよ」の方が余程無駄時間だと思う。著者は登場人物でないから正解が不明問題よりも、古文漢文は正確に読めるかの方が多いから楽。ぼくは、古文漢文のお陰で国語の点数が成り立ってた。

「〜の気持ちを答えよ」は「〜の気持ち文章を基に論理的に推測せよ」と質問しないとだめだよね!

mats3003 お前ら、科学の基礎研究に対する発見に「それは何の役に立つんですか?」というマスコミ質問小馬鹿にするくせに、学校教育については平気でこういうこと尋ねるんだなwww

どういうこと?

基礎研究に対する「何の役に立つの?」には、「医療分野の新薬の開発に役立つ可能性がある」とか「暗号化アルゴリズムに応用できる可能性がある」とか説明できるし、しているよね?

理由があるなら、それを答えればいいんじゃないの?

結局、古典は何で義務教育対象なの?

jminmin 人文系の基礎体力みたいなものからじゃないの。歴史学にしろ文学しろ数学語学と一緒。

そうなんだ!

「人文系の基礎体力」となる理由をおしえて!

例えば、数学は「化学物理などの自然法則定量化して原理を利用するために使われる」とかみたいな感じで!

takinou0 古典やらないと日本人過去に考えてきたリソースアクセスできないからじゃないかな。明治よりも前の話が読めなくなると思う。 誰かに翻訳して貰えばいいじゃん、というのは英語も同じこと言えちゃう

古典必要理由」じゃなくて「古典義務教育対象となっている理由」を知りたいんだよね!

英語は、英語の文献はリアルタイムで増えていて、自身で一次情報アクセスするメリットがあるよね!

古典は、新たな文献が発見されたとして、量はたかが知れていて、専門家翻訳すれば足りるよね!

ぜんぜん同じことは言えちゃわないね

take-it 文法を事細かにやるより、言葉の変化や文化の変遷、逆に変わらない人間精神を学んだり、長年読みつがれてきたものを読む、原点に当たるという学問的態度こそが、古典の授業で大事だと思う。

言葉の変化や文化の変遷」:それをまとめた結果を読めばいいんじゃないの?

「逆に変わらない人間精神を学んだり」:現代文翻訳文じゃだめなの?

「長年読みつがれてきたものを読む」:精神論的なアレ?

「原点に当たるという学問的態度」:英語を修得したほうが効果大きいよね!

caps_lock 巨人の肩の上ではないのかも知れないけど、文学社会でも我々は積み重ねられてきた何かの上に立っている。その何かを学ぶのは義務教育としてそう的外れではないのではないかと思う。

「その何かを学ぶのは義務教育としてそう的外れではないのではないかと思う。」この理由説明してほしいんだよね!

まり古典を学ぶ」→「●●●という作用がある」→「義務教育として必要」って説明してほしいんだ!

about42 漢文を知って英語見直すわかるぞ感がある。こちらは語学しろだとしても、現代語訳だけで原典を読める技術を与えなくていいって、有史以来から行方正でとプロパガンダきてもファクトチェックもできへんぞ?

漢文を知って英語見直すわかるぞ感がある」:ストレート英語勉強したほうが効果大きいよね!英語を修得するために、その補助のために古典義務教育としているの?

有史以来から行方正でとプロパガンダきても」:ちょっと何言ってるかわからないです!

ファクトチェック」:古典ファクトチェックで具体的にはどんな文献?それって専門家がいれば足りることじゃないの?

anond:20210219190700

言葉意味的なものではなく、「論理的思考の推奨」レベルの話。数学とかは論理的思考をすることを前提とした学問で、それを公教育で行うことは「論理的思考の推奨」、もっとトゲトゲしく言えば強制とも言える。

大学入試共通テスト古典問題が凄かったので解説させてほしい

タイトルの通り。筆者は高校教員で、いま業務が少しだけ落ち着いていて分析する暇が出来たので、次年度以降の入試対策のために解き直してみたのだが、新テスト方針をすごい形で問題として体現していたので、なるべくわかりやす解説していきたい。


わかりやすとはいえ大学入試古典問題について突っ込んで書くので、もし興味(と古典知識)があったら実際に解いてから読んでみてほしい。

問題解説予備校分析などは以下から参照。解けなくても解説や、現代語訳と設問を見るだけでもいい。


予備校

https://www.toshin.com/kyotsutest/

https://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/kyotsutest/21/


ちなみに大学入試センター問題作成方針はこっち。

https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?f=abm00038406.pdf&n=R3年度大学入学共通テスト問題作成方針(令和2年6月30日一部変更).pdf


以下は教員仲間とのディスカッションメモを元にしているから内容はかなり専門的かもしれない。それと、自分の専門は古典ではないので専門家から見れば細かい部分で雑だと思うが許してほしい。


まず、第三問の古文

センター試験から変わると事前に予想された、複数文章や会話形式選択問題はなかった。

本文(「栄華物語」)は妻を亡くした夫の哀しみについてのしみるストーリーだが、新傾向の問五が回答することによって本文の感動・深みをよりしみじみかみしめられるようになっている。これが非常に素晴らしく、「文学的文章入試問題かくあれ!」と感じた。いとあはれなり。


・具体的には、問五では本文中の和歌X(妻の死の悲しみを無常観を引き合いにして慰める歌)とそれに対する返歌Y(無常の教えなど今は悲しみが深くてとても考えられなかったよ、という返歌)に加え、本文とは異なるXへの返歌Z(無常の教えは肯定するが、それでもなお悲しい、という趣旨の返歌)を問題は示している。

・問いとしては、本文とは異なる返歌Zの存在を指摘し、Y/Zの内容を比較したうえで正しい説明を選ばせるというもの

これは表面的には和歌を中心とした複数の出典の内容を読解するという新傾向問題であるが、作問者の意図はむしろ文学的文章の鑑賞」つまり作品の情趣や感動の理解」に重点があるのではと感じられた。

・本文のストーリー的なキモは、妻を亡くした夫が、この返歌Yを書き終えながら「こんな悲しみにあってなお私はこんな冷静に返歌を書けているわけだが、それならこれから数ヶ月、数年と徐々に時間が経っていけば、私はこの悲しみをいつか忘れてしまうのではないだろうか」と考えるところにある。そして、亡き妻との思い出をまた振り返るところで、出題の本文は終わっている。

・問五の正解の選択肢⑥「和歌Yは、世の無常ことなど今は考えられないと詠んだ歌だが、そう詠んだことでかえってこの世の無常を強く意識してしまった長家が、いつかは妻への思いも薄れてゆくのではないかと恐れ、妻を深く追慕してゆく契機となっている」。この説明は、本文の感動を得るための入り口を示すものとして非常にすぐれた一文であると感じられる。さらには、本文の内容が古文学習における重要概念無常観」と繋がっていることに自然と気づくことができる。現代人にはなじみの薄い「無常観」という価値観が、悲しみと共に実感を持って感じられてくるだろう。これを正解として選べた受験生は、本文の「あはれ」を回答前よりも深く感じられたのではないか。(少なくとも自分は深まった)

・「こんな問題作れたらキモチイーだろうなぁ!!!!」と同業者的(?)的におもった。


・また、過去試行調査でも、本文と同一内容の文章だが異なる出典で差異のある文章を出題する、本文異同研究や異本系統研究といった国文学研究のよくある題材を意識させるものがあった。今回の出題も「栄華物語」とは異なる返歌が「千載和歌集」にあるということを指摘した問題である。新傾向で問う能力古文の中で定義した結果が、人文学研究的な意味での「思考力」ということかもしれない。(これは友人で一生敵わないんじゃないかってくらい優秀な国語教員が、試行テストを見て上記のようなことを半年前に言っていたのを思い出したから言ってる。持つべき者は優秀な友人である


これだけでも十分すごいが、続いて漢文

こちらは長い五言詩と短いエピソードを記した漢文で、いずれも馬車を操縦する「御術」に関するものという点で共通テーマ文章ふたつの出題である


・新傾向の問題は問三の押韻と内容理解を組み合わせた空所補充問題と、問六の2つ文章の内容正誤問題

とはいえ、問六は二つの文章の内容合致問題であり、多くの予備校などが予想していたものと大差ない印象。

・対して、問三は感心するくらい出来の良い問題で、複座的な視野を持ち、落ち着いて整理しながら考えるという多角的思考力が要求される。

漢詩押韻知識で、5択の選択肢をなるべく削るところまではセンターと同じセオリー通りの知識問題しかしそれで絞っても選択肢は残り三つ。

・そこから正答を選ぶためには文章Ⅱの読解と漢詩の読解ふたつを重ね合わせる必要がある。この二つの重ね合わせが難しく、よく考えられている。

文章Ⅰの空所補充については、該当部分を訳せば「四本の脚は馬についているとはいっても、その脚の速さが遅くなるのは御者である私の【X】のせいである」という感じになる。ここの【X】に入る候補「心」「進」「臣(臣下・わたくし、の意)」。

・該当部分の漢詩の訳ができていてテクニカルに解くなら、この時点で文脈判断して「心」が正解は出せる。(予備校でもそのように解説を打ち切っている)。

しかし、そもそも選択肢に上がっているのは文章Ⅱに入っている字なのであるしかも、いずれも馬の御し方の神髄について述べるところに選択肢の漢字は入っている。

受験生を惑わすのは、文章Ⅱの内容が「馬を早く走らせる条件」となっていて、その中に「心」「進」「臣」という字が傍線と記号付きで強調されていること。つまり受験生心理としては、文章Ⅱの内容が正確に理解できていないと「進」「臣」が誤りなのか判断しづらく、疑心暗鬼になるように作られている。あるいは、先ほどのテクニカルに導いた回答と矛盾するような内容がここに書いてあったら……という心理を誘発する。

・よって受験生文章Ⅱを慎重に読解せざるを得ず、その中で文章Ⅱを精読してゆく。同時に文章Ⅰとの共通点を探りながら、最終的に文章Ⅰの内容を考えて空所補充の内容を決定する。このような思考過程要求される(というよりも問題から誘導されてゆく)という問題構造が、出題者の作問力が並大抵の出来ではないことの証左である


このように、古文漢文ともに「受験生思考力を求める」という建前のもとで「受験生を深い読解へと誘導してゆく」「受験生思考多角的ものに仕立て上げる」問題に仕上がっているのは驚くべきことであり、事前の予想を超えた完成度の高さだった。

また、問題によって誘導した思考迷路の中で、その読解の深度や多角的視野に立って考えようとする態度の有無を測ろうとしている。能力の低い受験生ならこれだけの思考を繰り広げることはできず、中途半端な読解や類推に頼ってしまうので確率的に正答率が下がるが、問題誘導する深い思考対応できる受験生は自ずと正答へたどり着けるよう適切に迷路設計されている。学力を測る目的大学入試問題としても適切である

センター試験からの積み上げがあるとはいえ、「言語を手掛かりとしながら,文章から得られた情報多面的多角的視点から解釈」するという方針を、古典という題材を用いながら、新テスト実施初年度で見事に実現させたのは、高校教育の成果というよりも大学入試センターおよび作問者の作問能力の高さや学術知識の豊かさが結実した結果であると思う。高校教育現場から、惜しみない賛辞を送りたい。



2月22日追記

・思ってた以上に反応があったので、書いてよかったと思いました。ありがとう自分にとっても、いろいろ考える機会になった。

・別記事で「古典義務教育で扱う意義について」の返事を自分なりに書いてみました。

https://anond.hatelabo.jp/20210222160532

この記事みたいな筆の乗り方はないし、教育制度についても専門とは言えないが……

古典の魅力はもちろん語れるんだけど、他の科目と同様にそれは万人に共通でない、というのが義務教育のむずかしさであり、教員にとっては腕の見せ所でもあるとは思っています

古典が嫌いな生徒に古典を学んでみたいと思わせることが、自分の授業の到達目標でもあります

・あと、改行のやりかたを学んだのでついでに上に付して見やすしました。

文学的感じ方を入試に出さないでほしい

文系の連中だって微分積分の深みとか行列演算の感動とか最初から拒絶してるだろ

わかるやつはすんなり理解するけど、わからないものはわからないんだよ

こちらの書き方が悪かったなら申し訳ないけど、「感じ方」は出題されていません。あくま論理的に、勉強した成果を発揮できたら「あはれ」を感じられるような構成になっている、というつもりで書きました。

よくある誤解だけど、国語入試はとことんまで「論理的に」答えが出るように作られていて、必ず本文中に根拠があるし、その根拠と解答をつなげるものは「感情センス」ではなく「論理」になっています

しかしたら昔はそうじゃなかったのかもしれないけど……。

入試問題批評だと「大学受験のための小説講義」「教養としての大学受験国語」が面白かった

石原千秋の本は納得感高くていいですよね!どちらも自分現代指導根本にある本です。

解答して読んだ。長年古文から離れていたが丁寧な注釈と設問に助けられて理解できた。テクニック丸暗記ではとても太刀打ちできないが、当時の情緒を解する読解力があれば知識は最低限でも解ける良問だと思った。

解答までしてくれてありがとう!まったくその通りで、重箱の隅をつつくような部分もなく、古典学習におけるエッセンシャルな部分が試されていると思います

これは数学の同僚の先生に聞いたことですが、数学ⅡBでは指数問題でも非常に数学エッセンシャルな(そのぶんやや抽象的な)問題が出たのだとか。

共通テストについて、これまでの学力測定に加えて、より学問エッセンスを感じられるような方向を現時点では感じています実施されるまでの経緯がひどかったので、これについては非常にありがたい。

今回の共通テストセンター試験名前が変わったにすぎない。その程度の変革だったのだけど、もともとセンター試験がかなりよくできてるんだよ!国語でも随分前からちゃん多角的思考力を問う内容になってる!

そうなんです。ただ、今回の新傾向がそれをさら進化させたような代物で、ただただ凄いと思って、まずは同僚の先生に伝えようと思って書いたのがこの文章のもともとです。しかも、これまでと比べて劇的な変更と呼べるほどではなく、受験生にとっても取り組みやすものになっています

文系研究醍醐味を先取りできるテストってわけか。

それもあるし、これを見た高校先生は「知識だけでなく、学問的な思考方法を教えていく必要があるかも?」と授業を見直すきっかけになります

大学入試改革は、高校入試改革嚆矢としての役割を持っているので、この方向性国語の授業を探求性を高める方へドライブしてくれると思います

古文漢文って、歴史を学ぶだけで拾えない、当時生きていた人たちの生き様や心情を拾える学問なんだなあと思った。そう思うと大事やなー。未来人達に私達の心情とか踏まえて歴史理解して欲しいって思うもん。

こういう言葉を生徒から聞くために古典を教えているんだと思います

今回の内容はいずれ、授業にアレンジして生徒へ伝えるつもりです。その意味で、非常にいい「教材」になるのもセンター共通テストが良問であるとされる所以ですね。

2021-02-18

anond:20210218222957

そのへんは難しい。

トッドの描像はいちおうアフリカシステムイラントルコを詳しく分析してるという事になっているが

まあ結局歴史から未来を推論すること自体が怪しいというのは正しい。

でも少なくともアフリカエリートはそのへんの学問を確実に輸入してるのと(統治成功はしてないけど)

イラントルコも参照はしてるはずだから

白人の影響力は思想学問では結局残るはず。

個人的には中国人口動態学をどうやってるのかが気になる。

戦略を読まれないために表に出さず研究してるとかありそう。

anond:20210218160603

「文献研究」が中心のが多い文系学問を本当に修めていたら、基礎文献を全く見ないとは思わないけどなあ

まあすべての分野がそうってわけではないけど

anond:20210218160249

政治学経済学ロジックだよ、というかロジックじゃない学問が少ないと思われるが

哲学あたりはロジック性が薄いと言われてたかな、でも学部レベルでは哲学のものじゃなくて哲学史みたいな内容だし・・

2021-02-17

anond:20210217181015

物事の真理を追求する学問は美しいな。

ただただ、原理的な答えを追求していくことの美しさだ。

2021-02-14

メコン好きはファッション嫌いだろ

メコン好きはやたらイメコン理論に沿った「自分ベスト」を追求したがるけど、それ結局自分センスに自信が持てないからじゃない?

自分センスを信じていれば似合う髪型メイク服装もいちいち診断せずとも自ずとわかるし、最高にアガる服を求めてファッションビルをくまなく歩き回るのとかめっちゃ楽しいじゃん。試着もガンガンするし店員さんとも相談しまくる。ファッションの楽しみは模索から始まるんだよ。

でもイメコン類型から始まるじゃん。「あなたはこういうファッションが似合いますから始まるじゃん。自分の「好き」から始まるのではなく型にはめられることから始まるファッションなんて絶対楽しくない。イメコンをどんなに使いこなせたとしても根本がだめ。

で、そんなつまらないやり方を好むのって結局ファッションをどこか億劫に思ってるからな気がするんだよね。だって初歩を他人の診断に丸投げするんだもん。学問ならとにかく、正解のないファッションという分野においては主体性を持っていないと永遠にダサいままだよ。

自らをダサい自覚し、そこから脱却したいと思う奴はまず服屋を回れ。イメコン診断とか金と時間無駄。その暇あったら服屋を回ってまず世の中にはどんな洋服があるのか知識を蓄積しろ。そこから自分の好みを模索していけ。「服屋に着ていく服がない」とかただの動きたくない言い訳。私は病院帰りの全身ユニクロスッピン状態でも気が向いたら余裕で服屋に乗り込むぞ。アパレルスタッフは愛想命だから内心はどうであれ客を馬鹿にする態度は絶対に見せないから堂々と行け!

anond:20210214183903

社会学者が叩かれているのは

お気持ち作文を客観性のある学問として持ち出す詐術であって

お気持ち作文自体が悪いわけではないのだ

anond:20210214130134

演劇とか飲食とか

人間らしい仕事に道がなかった

あわれなやつらが

せめて学問ぐらいと大学に行く

あわれんでくれよ

2021-02-13

富裕国ほど性差別が広がる。ジレンマだよね…

科学分野の男女格差、富裕国で顕著 ユネスコ報告書

https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3331529.html

AFP=時事】国連教育科学文化機関ユネスコ)は、世界的に科学の分野で女性が依然として深刻な性差別に直面していることを示す報告書を発表した。男女平等に関しては、一部の欧米の富裕国は貧困国に大きく後れを取っている。

 また、主に富裕国が占める経済協力開発機構加盟国は、工学系の学位取得者に占める女性割合世界平均を下回っており、フランス26.1%オーストラリア23.2%、米国20.4%、韓国20.1%スイス16.1%日本14%となっている。

 ユネスコは明確な地域パターン特定していないが、女性工学系の学位取得者の割合が高いのはアラブ諸国で、アルジェリア48.5%、チュニジア44.2%、シリア43.9%、オマーン43.2%、モロッコ42.2%だった。

 中南米割合が高く、ペルー47.5%、ウルグアイ45.9%、キューバ41.7%となっている。


豊かな国ほど男女差別がなくなるのかと思ったけど、学問についてはそうではないのか。

仮に国が豊かになるほど女性科学分野から排除され、社会学などの文系に追いやられてしまうのだとしたら、つらすぎる。

ある程度豊かさを抑えてでも平等を目指した方がいいのかな。

アラブ諸国工学系の学位をとる女性が多いところを見ると、宗教文化でもアラブを参考にすれば科学分野での性差別が減るかな。

anond:20210213000314

アクティブラーニングもなくせばいい話

要らない連中に学問っぽいことをさせて箔をつけようというのが諸悪の根源

学問重視と言ってるやつは実は学問を重視してない

anond:20210212233513

そういう学問軽視がアクティブラーニングの潮流になって意味のないグループワークが増えたんだよ。

anond:20210212233329

これからアクティブラーニングの名のもとに授業数だけが増えて学問がなくなっていくよ。

というかもうかなり破壊されている。

2021-02-12

2月12日

受験だるい

そんなに点数というか成績は悪くないんだけど、周りよりも圧倒的に努力してない自分にすげえイラつく。隙あらばスマホを開いてるしマトモな社会人になれる気がしない。

私立一般を受けてから、うお!ってスイッチ入ったと思ったけどそんなこと無かった。

工学院大学共通テスト利用と一般どっちも受かってた。明日芝浦の発表、受かってますように。

でも今日学校に行ったら好きな子の、結んでる姿見れた!!まじラッキーLINE返信こねえかな。

英語の講習はずっとラップのこと考えてた、まじでこういう所だと思う。special delivery聞いてからずっと流れてる おすすめ https://youtu.be/oWsB_Wo39lw

Keith Murrayかっこいいなあ

でもマジで音楽の話ができねえ、俺も米津玄師聴いて話合わせてえ、うっせえわとか一回もYoutubeレコメンドしてくれなかったよ。 でもそういうことじゃねえんだよなあって思ってる。そこは結構自分のいい所だと思う。

なんか森さんの話題すごいニュースでやってるけど、もうすぐ死ぬし優しくしてやってよ。真面目に頑張ってる人達からしたらそういう問題じゃないんだろうな、すいません。まだ酒も飲めないし社会人経験もない田舎モンですし分からない世界の話に背伸びしたい歳頃なんです。すいません。

いや、でもそんな学問というか、ちゃん教養がないとだめなのかな、とも思う。調子乗ってすいません。 おやすみなさい。

必読書コピペマジレスのやつのパクリ海外文学

パクリ元→ https://anond.hatelabo.jp/20210212080317

だって楽しそうだったから...(自分文学的教育は受けてないし、誰かと読んだ本の感想を共有することなんてないので、元増田文学サークルとか友人とか出てくるのがうらやましい)

ネタバレありだけど、ちゃん確認せず書いてるので記憶違いがあるかも。あと、後半になると全然読んでなかったわ。

ホメロスオデュッセイア

オデュッセウストロイ戦争から帰る途中で船が難破して右往左往頑張るのを眺めるお話なのだけど、勇敢で直情的な普通おっさんなので苦労するところは苦労してて良い。あと、イリアスと比べても昔の神話らしく出てくる人物とか神様の類がガチ理不尽なので良い。話がズレるけど、イリアスにはディオメデスというやつが主人公然として出ずっぱりなのだけど、オデュッセイアの回想には全く出てこないし、アガメムノンとかアイアスとかと違って他の作者の物語にも出てこないのだけど、あいつなんなん?

旧約聖書創世記

途中で読むのをやめた記憶がある。

ソポクレスオイディプス王

エディプスコンプレックス父親に対向心を燃やし、母親に恋慕する、的なやつ)の語源だと聞いて読んだら、全然そういうノリの話じゃなくて「へぇ」ってなったやつ。オイディプス自身は預かり知らぬところで運命に弄ばれて、最後にはすべてを理解してしまって絶望する可哀想な話なのだけど、どうでもよいことで人を殺したことトリガーでもある(それも運命ではあるのだけど)ので、自業自得感もある。気楽に人を殺してはだめ、絶対シェイクスピア悲劇とかもだけど、「100%落ち度がない悲劇被害者」ってあんまり昔の物語には出てこないね

唐詩選』

タイトルすら知らないやつ、その1

ハイヤーム『ルバイヤート

いまいち印象に残ってないけど、なんかずっと酒を楽しんでて幸せそうだなって思ったような気がする。

ダンテ神曲

地獄編の半分くらいまで読んだ。作者(ダンテ)が古代詩人だか哲学者かに褒められて地獄めぐりを導いてもらうところから始まって、自分の嫌いなやつ(政敵とか批判者)が地獄で苦しんでるのを巡ってはひたすら口汚く罵って回るという、その性格の悪さというか根暗さに嫌気がさして読むのをやめた。原文だと詩的というか言語的な美しさとかあるらしいけど、こちとら娯楽としてしか本は読まないので日本語で読むからそんなん知らん、こいつは陰湿

ラブレーガルガンテュアとパンタグリュエルの物語

確か冒頭に「酒でも飲みつつゲラゲラ笑いながら聞くためのもんだから」みたいな説明が入るのだけど、そんな感じ。すごいでかい巨人の話だけど、家を椅子にしたと思ったら小便で洪水を起こして家を押し流したりするので、巨人としてのサイズも大概統一性がないんだったはず。なんか「人間の絆」だったかで、大真面目なキャララブレーを手放さなかった、みたいな描写があった気がするのだけど、ニュアンスがわかるようなわからんような...と思った記憶がある。

シェイクスピアハムレット

シェイクスピア作品は、意図はどうあれよく「様々な作品元祖とも言えるものなので、読むと後続の作品がより楽しめる」的に紹介されるのだけど、普通に単体で楽しめると思う。そもそも、別作品を読んでて「あ、これシェイクスピアで見たやつだ!」ってなったからって楽しいか?という感覚個人的にはある。ひとつ上にラブレー云々も別に良い要素だと思わなかったし。で、ハムレットシェイクスピア戯曲の中でも登場人物精神性の完成度が一番高いと思っていて、劇的さでは「オセロー」とか、キャラクターの鮮烈さでは「リチャード三世」とかには劣るかもしれないけど、舞台装置としてのキャラクターではなく、"異なる価値観教育etc...の元に自分で考えて行動する登場人物たちがつくる物語"としての面白さが本当に高いと思う。歴史的価値とかは忘れろ、楽しめ。

セルバンテスドン・キホーテ

パルケエスパーニャにいた。

スウィフトガリヴァー旅行記

巻末の解説すら読まないことが多いので、アイルランド云々の話をパクリ元で見て「そうだったんだー」ってなった。それぞれの国には短編小説くらいの分量しか滞在しないので、それぞれ短編SFとか的なノリで読んで面白かった記憶がある。自分自然科学系の研究者なので、科学なき探求(無為)をひたすらやってる国の印象が強い。なんかおまじない的なやつで作物の収穫量が増えるのでは?ってそれを試してるんだけど、当たり前に効果はまったくないし、それを評価するというプロセス存在しないので無限無為を繰り返してた。

スターントリストラム・シャンディ』

タイトルすら知らないやつ、その2。

サド悪徳の栄え

「目玉の話」は読んだけど、その結果として「悪徳の栄え」は読まなくて良いかな。ってなったやつ。

ゲーテファウスト

最強天才ファウスト博士悪魔契約して、「悪魔の力で楽しませてやる代わりに、人生楽しみきって満足したら魂もらうからな」って契約をする話なのだけど、すべての学問を修めた最強天才のはずのファウスト博士普通精神的に未熟なおっさんなので、酒飲んで暴れたり恋愛ごとやったり神話的な体験したりと色々していくなかでの言動がいちいち子供じみてるのが面白い。最後理想国家のために働く的なパートでいきなり聖人的になってたり、全体の流れが説教臭いのが多少鼻につくのだけど、ラストシーンの迫力は自分読書歴の中でトップクラスだと思う。ちなみにこの作品は「時よ止まれ、お前は美しい」って言葉元祖なのだけど、これってファウスト博士からの「この世界を楽しみ尽くして満足した。これ以上の瞬間などこれ以降はありえない(だからもう魂を持っていって良いよ)」という悪魔への宣言で、なんかラブロマンス的なシーンで使われてるの見ると、「ん?」てなるんよね。

スタンダールパルムの僧院

面白かったな」という感想を持った記憶はあるのに内容はまったく思い出せない。なんか年上美人若者恋愛する話だったと思う。多分登場人物が本気で生きてる感があって各シーンは面白いって読めたけど、全体の流れにはさほどの興味が持てなかったタイプの話だと思う。

ゴーゴリ外套

うだつの上がらない貧乏役人のおじさんが一念発起して外套を新しく買うのだけど、可哀想な目にあう。っていう胸糞の悪い類の話。どこかユーモラスなので面白がりつつも、「可哀想じゃんヒドイよ!」って思いながら読んだ。みじめな人間をみじめな人間視点で描ききるって案外すごいことだと思う。でもゴーゴリナンセンス小説ならもっとポップな「鼻」のほうが好きだし、大真面目な雰囲気ナンセンスをやっている感のある「死せる魂」も良い。死せる魂は未完だけど、なんだかんだ一つのエピソードちゃんと完結してるので、未完だからって敬遠しないで良いと思うよ。

ポー盗まれた手紙

タイトルとあらすじを知ってて、なので読んでいない。

エミリー・ブロンテ嵐が丘

主人公女性の半生記的なところがある物語なのだけど、主要登場人物であるキャサリン主人公)やヒースクリフ主観的感情があまり描写されない(まったくされない?)ので、なんかヒステリック意味不明言動キャサリンと内心が読み取れないヒースクリフが読者を置いてけぼりにしながらすごく力強くて迫力があって得体のしれない物語を作っていく話だったと思う。主観的情報がないからこそ感じられるキャラクターたちの感情の力強さってなんかあるよね。

メルヴィル白鯨

クジラに関する雑学(どう考えてもガセのものがある)がしょっちゅうはいってくるクジラ漁船物語体感で全体の3割)。エイハブ船長とクイークエグのキャラクターの良さを傍観者主人公視点で楽しむ感じだった気がする。ラストシーン映像的な迫力は「ファウスト」のラストシーンの迫力にも匹敵するものがあると思う。文章映像的迫力ってなんよ?って自分も思うけど、なんかそういうのはあるんだ。多分。

フローベールボヴァリー夫人

間違えなく読んでるし、面白かったと思った記憶もあるけど内容が思い出せないやつその2。多分、貴族恋愛ものってジャンルはいろんな作品があるので、自分の中でごっちゃになってるところがあるんだと思う。あらすじを読むとなんとなく思い出すのだけど...

キャロル不思議の国のアリス

ディズニー映画って、ノートルダムの鐘とかを筆頭にとんでもなく改変されてるもんだけど、不思議の国のアリスについては、その「不思議の国」感は素敵に映像化されてると思う。一方で、原作の「ひねくれイギリス人が伝わるかどうかは無視してそのアイロニー子供にぶつけてる感」はなくなってるので、そういうひねくれたおっさんのノリのために読んでみても良いと思う。

ドストエフスキー悪霊

ドストエフスキーノイローゼ死語患者独白を描かせると人類史最強だと思っているのだけど、この作品でも割とそういうところがある。ノイローゼ感のヤバさだけなら地下室の手記とか白夜でも良い。でも個人的には「罪と罰」の主人公の単純なノイローゼ患者ではないせめぎあい感が一番好き。

チェーホフ桜の園

由緒ある一家が没落していくんだけど、正常化バイアスなのかなんなのかどこか他人事で、お母さんなんて特に事が進む毎に悲しんではいるんだけど、一切その精神性が変わらなくて(成長しなくて)、「多分この人死ぬまでこうなんだろうな...」感があってすごい。ラストにお年寄り使用人に対する家族全員に関するシーンがあるのだけど、それがすごい印象的で、チェーホフの他の作品戯曲を抑えてこれが良く代表作として出てくるのはこのシーンのせいだな、って個人的には思ってる。自分チェーホフ戯曲より小説のほうが好き。

チェスタトンブラウン神父童心

タイトルすら知らないやつ、その3。作者名も知らない。

プルースト失われた時を求めて

5冊だか6冊だかにのうちの一冊目だけ読んで続きを読んでなかった。忘れてたわ。

カフカ審判

読んだけどあんまり好きになれなかった記憶がある。カフカ基本的キャラクターに人間味がないのが面白いところなのだと思っているんだけど、「変身」とかの短編ならともかく、「城」とかこれくらいの分量になると、人間味のないお話自分には楽しめないのだな、と思った。

魯迅『阿Q正伝』

読んでないけど、なぜかあらすじは知ってる。

ジョイスユリシーズ

読んでない。「ダブリン市民」があまり楽しめなかったという記憶があって手を出していない。ダブリン市民はどんな話だったか覚えてない。

トーマス・マン魔の山

結核患者の療養施設であるところのサナトリウム生活するおっさんの話。ワナビー小説家だか学者だか(主人公ではない)のエピソードや、立派な紳士とその子供の印象的な挿話があったかと思うと主人公と別の患者哲学かなにかの論争がてんやわんやあったり、女性患者との恋愛未満関係の話があったりと色々な要素がある。ただ、どの部分でも人物精神性についてバリエーション豊かで不思議リアリティのあるキャラクターが独特な言動をするので楽しめた。でも、突然こっくりさんをはじめたときは「作者どうした?」って思ったよ。なんなら今でも思ってるよ。

ザミャーミン『われら』

タイトルすら知らないやつその4にして作者名も知らないやつその2。

ムージル特性のない男』

タイトルすら知らないやつその5にして作者名も知らないやつその3。自分1900年あたりを境に新しい作品に苦手意識があってあんまり読んでないんだなって実感する。

セリーヌ『夜の果ての旅』

このへんはすごい現代的なんだけど結構好き。現代的というのは勝手自分定義なのだけど、この辺の世代になるとやっぱり文章が少なからず技巧的になって、観念的な表現とか比喩とかが増えてくるので、「うるせぇ、自分感情もっとわかりやす説明しろ!」って要求をしたくなるのだった。でもこの話は割とそれでもなんだかんだ心理がわかるので楽しめた。

フォークナーアブサロム、アブサロム!

このお話はすごい好き。南北戦争前の南部黒人バリバリ奴隷として使われてる時代地域)のある町にトマス・サトペンというヤバげなおっさんがやってきて領地開拓し、南北戦争を挟みつつ色々する話なのだけど、時系列出来事を追っかけずに何人かの周囲の人達の回想などでだんだんとそのおっさん人生全体像を見せてくる構造になっていて、ただのヤバげなチンピラおっさんだったサトペンが、相応の過去と野望をもったクソチンピラになっていく(自分の中で)のがすごい迫力満点で面白かった。この作者の有名どころの読みにくさは、「響きと怒り」>「アブロサム、アブロサム!」>「八月の光」なので、この逆順に読むのがおすすめ短編から読むのも良いけど、「ウォッシュ」だけは「アブロサム、アブロサム!」のネタバレから後に回すのがおすすめ

ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』

タイトルすら知らないやつその6にして作者名も知らないやつその4

サルトル嘔吐

そこまで好きにはなれなかった。説教臭さとも違うなんか面倒臭い思想みたいなものが全体に漂ってる感じで、個人的にはそれが鼻に付いたんだろうなぁって思う。

ジュネ『泥棒日記

読もうと思ってたけど読んでなかったのを思い出した。読もう。

ベケットゴドーを待ちながら

なんか意味がありそうで(少なくとも自分が考える限りは)何も意味がないという、意味ありげさで成り立っている戯曲。ただ、それぞれのシーンが映像としてかなり印象的なので、その力でのめり込みながら読んた。で、読んだあと思い返すんだけど、結局何がなんだったのかイマイチからないのだった。偉そうなご主人様とその奴隷のシーンとかあったけど、結局なんだったんだあいつら。

ロブ=グリエ嫉妬

タイトルすら知らないやつその7にして作者名も知らないやつその5

デュラス『モデラートカンタービレ

読んだはずだけどちょっと印象が薄い。同じ作者の「愛人」がそうだったと思うのだけど、登場人物の心情描写が変に淡々としていて、でも行動はどこか直情的で不思議だなぁと思いながら読んだ気がする。その不思議さを楽しむのかな。なんか村上春樹小説登場人物の行動を感情的にしたような感じ。

レム『ソラリスの陽のもとに』

タイトルすら知らないやつその8にして作者名も知らないやつその6。自然科学研究者なのにSF全然読まないのだった。でも、SFに興味のない研究者って外部の人が思うよりは多いと思うよ。そもそも本を読まない人をおいておいたとしても。

ガルシア=マルケス百年の孤独

ラテンアメリカ文学って魔術的リアリズムとかなんとかって、「なんかありそうにない魔術的なシーンだけど、不思議リアリティがある」みたいな評価がされてるらしいのだけど、それってヨーロッパ人感性日本人ヨーロッパ文学も大概魔術的なものとして受容してるところあるよなって思う。ただ、それはともかくとして、この作者の作品ではその言葉がしっくりくるとは思う。同じ作者の「族長の秋」とか短編の「エレンディラ」とかは割とお話全体のストーリー意味と(場合によっては)ある種の寓意を持っているのだけど、この作品だけは全体の流れとかはあまり意味ないんじゃないか個人的に思う(何度も読めばなにか見えるのかもだけど...)。それぞれのシーンをただただ楽しんでいたら、読む前に覚悟した長さの4分の1くらいの体感長さで読みきっていた。

ラシュディ『真夜中の子どもたち』

タイトルすら知らないやつその9にして作者名も知らないやつその7。なんかすごそうなあらすじだね。

残り全部

詩はたしなまいから知らない。ツエランはなんか親が読んでて好きだと言ってた気がする。ブレイクって多分宗教画を描く人でもあると思うんだけど、この人の絵はどっかで見てすごいなぁって思った気がする。

終わり

ちなみに、「哲学思想」のパートと「日本文学」のパートは両方合わせても5~6作品しか読んでなかった。多分後30年経ってもさほど増えないだろうなと思う。

anond:20210212092008

いわゆる実験系の学問の人の重視する「英語査読論文」とは違うカテゴリではある

とはいえそれは学問性質に起因する文化の違いだからなあ

2021-02-11

趣味なら良いけど、学問とか実益には古典は向かないよ

特に若い間は。もしその古典現代までの反駁に耐えうる素晴らしい内容を含んでいるのだったら、そのエッセンスもっと磨き上げられた上で現代の本にも取り込まれている。無いなら、それはファンが多いだけのただの古い本だ。若い人は古典ではなく、新しい本、その中でも評判の確立したちょっとだけ古めの本をまず読もう。読み漁ろう。インテリ仕草古典知識を貯めようとするなんて人生もったいないよ。

古典を読むのは年老いからで十分だ。そこまでに古典でない色々な本を読んでいれば、落ち穂拾い目的古典を読んで見ると、そこまで来て初めて気付くものを得られるかもしれない。もちろん、古典を読むこと自体楽しいという趣味の人、あるいはそもそも楽しむことが目的というジャンル古典、それとも訓詁学がしたいのだったら若いから大いに楽しむのが良いけど。

anond:20210210225201

anond:20210211114536

無理ではないけど厳しい

いま=46歳でも、基礎学問勉強が終わらない

ようやくソフトウェア工学が、だいぶわかってきて

ブレッドボード以上のハードに挑戦したいし

お金ができたら美大も生きたい

それでようやく、簡単に一式修められる

2021-02-10

anond:20210210124909

学問権威主義だと批判するやつ、十中八九ただの馬鹿から切り捨てるしかないと思うわ

コロナ関連でも居たけど、「論文が読めなきゃ批判もできないんですか?」とかさ

別にその手の馬鹿がわくのは社会学に限った話でもないけど、わきやす領域だろうね

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