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2022-11-16

国がどれだけ民間企業に手を出すか、国策対応する米国台湾韓国などへ民間だけで対抗できるのか

半導体に関して、国が関与しようとしていて、また失敗するのではという論調は多い。

だが、放置して民間だけに任せておけば成長するという時代は終わっている。

競争相手を見てみればわかるが、米国台湾韓国も国をあげて支援をしている。

金だけじゃなく、技術も、人も、法律も、国家リソースを注ぎ込んでいるのに、1企業では対抗できない。

金さえ出せばいい、という意見もあるだろうが、日本場合、金を出すだけだと失敗する。

研究環境が整ってない所や、技術がない所にいくら金を注ぎ込んでも芽が出ない。

進捗管理だけして他社に投げて失敗する。


国に足りてないものは沢山ある。

世界に対しての情報収集能力は足りてない。

半導体のような分業体制になっている場合、把握出来てないのだ。

報道陣も把握出来てないので、業界ランキング上位企業コンシューマ向けニュースのみで検討となる。


日本場合、国が研究費を出しているが、民間技術をどう移管するかというのが弱い。

研究内容についても、民間アカデミックで離れてしまっているので、研究者の興味関心に閉じてしまい、活かしにくいというのもあろう。

そもそも国が、日本国内でどういう研究が行われていて、どう民間移管して稼ぐかという戦略がない。

米国が強いのは、人、金、物、技術を国の組織が把握しているからだろう。

常にゲームチェンジャーとなる技術米国外含め世の中に出ていないか情報収集をしている。

日本場合国内報道されるものけが全てになっているし、メディアも力が弱くなり政治以外は国外まで把握出来てない。


国が技術を知っていないといけない時代だ。

必死バズワードに関しては法律で後押ししようとしているが、BtoB全然把握できてない。

2022-11-15

第二次世界大戦が起きる直前くらいの時代

どこかの独裁者核兵器ゲームチェンジャーだと気づいて、原爆を大量に作ってから戦争を起こしてたら世界征服できてたんじゃない?

ドイツとか戦争を始めてから原爆やらミサイルの開発に取り掛かったんだよね。

2022-10-28

第二次世界大戦あたりの時代

ドイツ戦争を始めてから核やミサイル技術の開発を始めたけど、どっかの頭のいい独裁者原爆ゲームチェンジャーさにいち早く気づいて、完璧に開発してから世界侵略を始めたらやばかったな。

2022-08-31

新しい技術好きな人、1週間後には忘れてるのに、壊されて生活に関わる人達の事気にせず、ゲームチェンジャーだって騒ぐんだよな

イラスト生成サービスでもそうだけど。

どうやってこの先何年か食っていこうって不安になっている人に、使えないと淘汰されるだけ能力不足っていう。

で、そういう人に限って、自己責任論がー、って一方では言ってる。

結局のところ他人事から無責任に色々言えるんだ。

どちらかというと、新しいおもちゃが手に入ったし、あわよくば自分達にお金が振ってくるかも、って人達でしょ。

そしてAIがパッと描いたものお金なんて払えないって言うのもそういう人達よ。


世の中、そんな急に変えられないし、人の生活がかかっている部分なんて徐々にしか変えられないよ

2022-08-04

女性向けスーツポケット

まだまだ盛り上がってる女性スーツポケット問題既存メーカーが「シルエットが……」「ブランドイメージが……」とかモジモジしてる間に、

ワークマンあたりが「あ、ポケットつければいいんですか?」と、しれっとした顔で王手を打ってゲームチェンジャーになりそう。

https://twitter.com/jiro6663/status/1555046559297187840

女性向けスーツポケット付けたところで、文句言ってる層は「だが買わぬ」するだけで

結局ごく一部の需要しか無くてそんなに売れなくて終了するだけじゃねーかな

2022-06-20

Li-ion電池の値段が下がることに文句を言ってた増田追記です

anond:20220620011640

(6/21 1:15 追記

なんか元増田とかこの増田で「リン酸鉄系電池のせいでリンが枯渇する・枯渇が近づく」って言う内容を読み取ってる人がいるみたいだけど、そんなこと書いてないよ。元増田では追記で「枯渇が見えてる資源を使ってたら価格が下がっていくとは考えづらい」って書いたし、ここでは「問題消費量じゃない」って書いてるよ。書いてないことを読み取られても反論のしようがないからね。

追記終わり)

書き方が悪くてEVアンチだと思われている節があるんですが(ただこれは完全に私が悪いです。すみません)、あくまで現状の電池技術ではコモディティ化は難しいだろうということを資源という面から書いたつもりでした。いい加減なことを書いているとまで言われてしまったのは心外だったけどね。

以下は気になったブコメへのコメントです。

korilog 埋蔵量はその時点で経済的メリットの出る採掘量なので、採掘技術進歩価格の高騰で増える。自分子供の頃にはお前らが大人になる頃には石油が尽きるからなって言われてたけど、寧ろ尽きるまでの年数が伸びてる

そうだね。でも価格が上がってしまうとますますコモディティ化からは遠ざかるよね。

muchonov 電池技術開発の弾込めは日本含め世界中で高密度化とレアメタルフリー(=廉価化)を目指して突き進んでるので自分は楽観的。次世代Li系は概ねコバルトフリーだし、本命はほぼ無尽蔵のNa・K系。リンは→https://bit.ly/3b1rPGk

そうだね。でもね、リチウムイオン電池って30年前には実用化されてた(1991年ソニー)んですが、EVとして普及し始めたのはこの10年ほど。あくまタイムスケールを感じてもらうためにこの例を出したので、そのまま当てはめることはできないけど新しい電池を車用に実用化するとなったらそれなりに時間がかかるのは覚悟しておくべきだろうね。多分今のEVブームが盛り上がっている間(今のインフレ退治の後の景気後退が来るまで)には間に合わないだろうな。でも、多分EV一般的に普及させるのは全固体電池なり金属空気電池だろうなとも思うから投資は惜しまないでほしいなとも思うね。

リン酸鉄系について色々ブコメ増田があったんだけど anond:20220620101253   に答えるのが手っ取り早そうだから答えるね。

あのさあ、LFP電池が使うリンの量なんて、農業利用される莫大なリン量に比べたらタカが知れてるというか、はっきり言って誤差のレベルでしょ

そうだね。でもね、問題消費量じゃないんだ。リン酸塩の値段は今後も続くリン採掘によって上がっていく。「肥料じゃなくて電池にするから安くしてくれ」なんてできないんだよ。現にウクライナ侵攻後にFertilizer prices indexの値段は2倍になってるからこの影響は半年もしたら出始めると思うな。あとね、個人的心配してるのがこのあと天変地異なりでリンの値段がさらに急騰した場合安全保障名目中国政府梯子を外してくるんじゃないかということ(四川大地震の時に似たようなことが一回あったみたい)。リンレアメタルよりも大事な、人間にとって生きていくのに絶対必要元素なのでそれを電池に使い続けるのは政治的にも難しいと思うな。

そもそもLFP電池自体がNMC系のLiBに比べて長寿なうえに、最後までバッテリセル内に滞留してて100%リサイクルできるから

これは違うよ。調べてもらったらわかるけど二次電池の正極活物質リサイクルって実は難しくて、今やってる電池リサイクルって実は負極に使う銅箔など肝心の正極以外のものが多いんだ(実は三元系でもまだそんなにできてないんだ)。リサイクルビジネスになるかどうかを無視したとしてもリン酸鉄のリサイクルなんて今出回り始めたEVリサイクルをするわけだから10年後に軌道に乗るビジネスだよね。もうすでにリン鉱石の値段が上がり始めている現状で10年後のリサイクルの話をされても、、、って思うね。それこそ次世代電池が普及し始めてるかもしれなくない?

元増田みたいな主張に対して「EVオワタ論者が寄ってきてセンセーショナルになりがちな風潮はマジで吐き気がする」って思う人はむしろ増えると思うよ

これはその通りで、書き方がよろしくなかったと思っていますすみません。あと書き方が悪かったのは承知の上で言ってるけど自分EVアンチでもテスラアンチでもCATLアンチでもないです。CATLは本当に世界一電池メーカーだと思ってるしめちゃくちゃ期待してます

以下はその下の部分に対してのコメントです。




市場原理の話はまあ定性的理解できるんだけど、さっきのタイムスケールの例からもわかると思うけど電池進歩って半導体みたいに速くないんよ。レアメタル使わないのは結構なんだけど、それが使えなかったとしてもみんなEVなり蓄電池が欲しかったらレアメタルを使ってる電池を使わざるを得ない(後、電池の新技術って声高に宣伝される割に実際実用に耐えるのが出てくるのってそんなに多くないんだよね)。個人的なところを言うと新自由主義的な市場原理技術革新を説明するのは開発者ちゃんと儲かる仕組みを作ってからにしてほしいとおもうね。




自動車の電動化についてはおそらく業界の人はみんな避けられないと思ってるよ。でもね、100年ほどの自動車歴史を振り返ったらわかるんだけど先進技術がほぼ100%で不可逆的に普及するタイミングってほんとわかんないんだよね。100年前のアメリカの例で考えてみよう。

1900年代ー1920年代アメリカって蒸気、ガソリン電気自動車が鼎立していて、蒸気はPWRの面で、電気は航続距離の面で難があった。だから当時の人もこれからの主流はガソリンになるんだろうなって思ってて、実際ガソリン自動車会社創業ブームになって1900年代はアメリカ全土でおよそ300もの自動車会社存在したんだ。ガソリン車っていうのは既存自動車に比べて

という利点があった。だからたくさん参入してきたんだ。でもね、結局ガソリンエンジン車の普及とBig threeの隆盛が決定的になったのは自動車技術問題じゃなくて、世界恐慌とその頃にテキサスで大油田発見されてガソリンが安くなったからなんだ。その頃にはもうアメリカ全土にあったガソリン車に群がった中小企業世界恐慌でもう潰れてる。だからその後のアメリカ自動車市場は生き残ってたクライスラーGMFordの寡占になったんだよ。

 この例から見てもわかるんだけどね、みんなわかってるんだよ。次に来る技術は。でもそれが決定的に普及するのは外部的要因に依存することが多くて時期は本当に読めない。だからそこまで体力を温存するという戦略もできるし、むしろ自分でその変化を起こしてやろうという戦略もとれる。どちらが正解なのかは正直分からない。でもね、技術的な側面だけじゃなくて社会的な側面から見ても現状の技術でのリチウムイオン二次電池電池コモディティ化させるゲームチェンジャー足り得ないだろうというのが正直な感想になる(将来的にもないとは言ってないよ!あくまで今の技術ではという話)。ただしその答え合わせは10年後かもしれないし、もしかしたら30年後かもしれない。もしかしたら水素なりアンモニアゲームチェンジャーになるかもしれない。だから日本人としてはトヨタ戦略が正しいと思いたいけど、そうではないかもしれないとは思っています。でもちょっとでも日本自動車産業応援してくれると嬉しいな。

2022-05-14

ひみつ道具ベスト

親しみ編

1位 タケコプター

 ヘリトンボ。近~中距離移動手段として最適。

 もはやポケットから出す演出もなく、普通に存在している状態

2位 どこでもドア

 こちらも初出以外では特になんの説明もなく出てくるレギュラー道具

3~4位 スモールライト

 そこまで使い勝手が良いわけではないが、記憶に残る使い方をされている。

 普段から他の道具とシナジーを生み出すことと、劇場版などでの活躍が光る。

 ガリバートンネルの意義を失いかねない

3~4位 タイムマシン

 使い勝手でいえばこちらが上位か。

 物語の最序盤で登場し、必要不可欠な道具

 おそらくだけど、漫画アニメタイトルになったこともなく、形状の問題からポケットから出てきたこともなく、テッテレッテッテーテーテテー(テッテレー)が鳴ったこともない

5位 もしもボックス

 ゲームチェンジャー。他の道具がかすむ

 ただし並行世界を生み出しているだけという説もあり、使用には割り切りが必要

実用

1位 タイムマシン

 色んなところでチートできる。死なずに死に戻りできる

2位 もしもボックス

 並行世界を生み出しているだけという原理と、バランス崩壊を招くという理由で2位にしました

3位 増えるミラー

 金を増やせばいい(紙幣じゃなくてGOLDバイバインのような危険性もない

4位 ウソ800(ソノウソホント

 使い方誤ってオチが付きそうだが、そこさえ気を付ければ

番外:意外と使い方難しそう

どこでもドア

 四次元ポケット収納できない状態使用すると、往復でしか利用できない。

 しかも、行先にずっと置いていなければいけない。

 2地点間を頻繁に移動し、かつ両拠点プライベートスペースが持てるなら(田舎の家&都会の会社の自室)使いやすいが、一般人からは使いにくい

 最も移動人数の多い2地点間に常設して、通行料をとるような運用になってしまいそう。そして航空会社JRにつぶされそう。

 それを回避するために、そうだ京都へ行こうキャンペーンみたいに、東京国内観光地特定期間だけ結ぶという案も考えられる。

 平日の稼働がどれくらいあるかわからないが、一日1万人移動するとして、1000円取ったら凄く儲かる

翻訳こんにゃく

 外国語ペラペラで過ごしたい人がどれだけ居るのか

 歴史学者かには売れそう

 というか、こんにゃくをあのまま(たとえ味噌をつけてでも)一枚食べるのがきつい

2022-05-06

ATMジャベリンだが

ウクライナジャベリンのおかげでロシア侵略を阻んだ。ジャベリンゲームチェンジャーだ」みたいな報道を山ほど見たんだけど、既視感があるなと思ったらナゴルノ・カラバフ紛争で「ドローンゲームチェンジャー」、アフガン戦争で「スティンガーは……」と、マスコミお得意の「話を極端に単純化してわかりやすくする事で視聴者感情を煽る商売」なんよな。

 

定期的に盛り上がる「戦車無用論」なんかも、戦車存在理由とか効果について、素人がわかった気になりやすいからなんだろうな。 「そういう兵器がある」ってこと自体素人によく知られているとは言えない自走砲無用論とかIFVの無用論ってあまり目にしないもの

 

戦闘機無用論も昔からあるけど、これもまた流行るのかな。

2021-11-06

anond:20211106114114

少額ながら投資してる立場として

テスラ自動車会社として見られて投資されてるんじゃないんだよ

もちろんその一面もあるんだが、エネルギー・航空宇宙その他いろんな産業に関するゲームチェンジャーと見られて投資されてるの。

Amazonが単なるネット本屋じゃなくなってきたようにね。

2021-10-26

EV信者の特徴

EV信者とは

将来的に、ガソリン車の販売禁止され、自動車がすべてEVに完全に入れ替わると信じてやまない人々のことである

特徴

 →そのため、電気自動車家電みたいに簡単に作れるものだと思っている

 →EVシフトのために必要となる技術は、技術者が頑張れば大抵どうにかなると思っている

 →しかし、「完全なEVシフトは厳しい」と評する専門家意見時代遅れであるとして退ける

 →特にトヨタはその典型例で、今後やばいことになるのは間違いないと思っている

 →しか日産に関しては、量産EV積極的販売しているという理由で、その技術力を高く評価している

 →生き残れない無能は淘汰されるべきと語る過激派一定存在する

 →水素エンジン燃料電池技術トヨタが抜きん出ているが、水素にまつわる技術開発は無駄であるとして評価しない

 →そもそも、「カーボンニュートラルのためにEVを普及させるべき」とは考えていない信者もいる

  →たとえ温暖化問題解決に繋がらず本末転倒になったとしても、EVが普及してもらわないと困る信者一定数いるらしい

  • EVのために増加する電力需要は、原発で賄えばいいと思っている

 →原発はモロモロの理由によって無理だという反論は、実現すらしていない核融合炉を引き合いに出して退ける

 →いかなる問題は、すごい技術者か、適当に思いついた机上の空論解決してくれると思っている

 →1か0かでしか考えられないデジタル思考回路である

  →EVが普及しつつ、ガソリン車も適度に生き残る未来想像できない

  →いかなる理由があろうとも、EV絶対ガソリン車にとってかわるものになると信じてやまない

 →厳しい反論は、よくわからない英文記事ソースに出したり、論点をずらすことで議論を複雑にし、相手が折れた所で勝利宣言する

EVが普及する理由として挙げがちな主張

Q:なぜEVが普及し、ガソリン車がなくなると考えるのですか?

A:

 注釈1:ただし、莫大な減税や補助金によって成り立っていることは伏せる

 注釈2:有利となる予測のみを取り上げる。そして、予測絶対に当たる前提でEVの普及を主張する。しかし、予測が外れても気にしない。

 注釈3:ただし、EVの普及は困難であるとする予測は、「ガソリン車による既得権益を守りたい企業/団体によるものである」として退ける。

なぜかEV信者言及しない内容

 注釈4:特に大雪立ち往生に対する信者擁護マジで一つもなかった

 注釈5:EV信者は、中小が潰れても問題ないとしてこの問題を片付ける。それなら、なぜ政府日産に巨額の税金を投入するんだろうね

2021-09-24

核融合2030年代に実現とか何言ってんの?って人への解説(補足あり)

自民党総裁候補高市早苗さんが2030年代に実現する(最初2020年代)と言って話題になった核融合高市さんのキャラもあってか「そんなもんできるわけねーだろ」的に扱われることもあるが、実は世界核融合ベンチャー企業では「2030年代に核融合実現」を掲げて100億以上投資を受けている企業複数あるので、業界としてはさして驚きはないのである。というわけなので、いくつかの核融合ベンチャーと、官製核融合実験であるiterについて簡単にまとめてみる。

iter (炉型: 保守的トカマク 日・米・露・中・韓・印・EU)

冷戦終結の一つのシンボルとして米露が共同で建設を決めていたiterに、単独実験炉を作るのを予算的に躊躇していた各国が相乗りしたのが現iter体制である

建設地決定の遅れや、上記の各国が機器を持ち寄って組み立てるという、みずほ銀行勘定システムばりにカオス体制のために建設は当初予定から20年近く遅れ、2025年初稼働(テストみたいなもん)、本格稼働は2035年という状況になっている。実はこの遅れが核融合ベンチャーが乱立する現在を作ったと言っても過言ではない部分があって、というのも、核融合ベンチャーにはiter予算が取られて食い詰めた研究者が立ち上げた組織が多いのである

形式保守的ドーナツ型のトカマク。国際協調なのであまり斬新なアイデアは盛り込まれず、磁石昔ながらの低温超伝導導体を使う。

投入エネルギー10倍程度の核融合エネルギーを出すことを目指すが、投入"電力"ではないため、正味マイナス。発電設備も持たない。ここで得た知見を元に発電を行う"原型炉"を設計する、というのが各国政府公式計画(ただし予算は決まってない)である

Tokamak Energy (炉型: 球状トカマク 英国)

iterなどの保守的トカマクが、よくあるドーナツ的な形のプラズマを作るのに対して、球状トカマクは球の真ん中に細い貫通穴を通したような形状をしているのが特徴。球状トカマクは磁場を使ってプラズマを閉じ込める(押し込める)のに有利ではあることがわかっているものの、まだ高温・高密度での実績は弱い。

トカマクエジーは高温超伝導導体で球状トカマクの磁石を作ることを目指している。球状トカマクは保守的トカマクに次いで実績があるので(日本には九州大学にQUESTという中型装置がある)核融合ベンチャーとしては「目新しさ」は弱いものの、逆に堅さがあるともいえるだろう。米国プリンストン大学(NSTXという装置燃えて止まっている)とも連携しているらしく、そういう意味でもチームが強い。

すでに100億以上の資金調達しており、堅実に装置を作って稼働させている。すでに1500万度程度のプラズマを実現している(年内にはこの装置で1億度を目指す)ため、単純な段階としては核融合ベンチャートップランナーと言って良い。(世界最高温度1000億単位かかった日本JT-60Uの5.2億度)

2030年までに電力を電力網に送り出すことを目標としている。

装置が卵っぽくてかわいい

Commonwealth Fusion Systems: CFS(炉型: トカマク 米国 MIT

MITのチームがベースになって設立した核融合ベンチャー。もともとMITはAlcator C-modというトカマクを持っていたが、CFSはこれをベースにしたARCという核融合炉を提案している。現在はその前段階装置であるSPARC建設である

Alcator C-modは小ぶりながら、世界最強の高磁場(最大8T)を作れるトカマクとして、他では真似できない成果を出していてプラズマ業界では存在感があったものの、2016年に完全にシャットダウンした。それと前後して元々力のあったMITの高温超伝導研究者とAlcator c-modプラズマ研究者がタッグを組んで提案したのが、ARCである

2030年代にはSPARC(商用炉でないものの投入電力より大きな出力を出すことを目指している)を稼働させることを目指しているので、ほぼtokamak energyと同じ目標を少し遅めの日程で掲げていると言ってよいだろう。

ARCという名前は、どう見てもアイアンマンアークアクターに引っ掛けているのだけど、残念ながらロバートダウニーJrは再エネ関連に投資しているようでアイアンマンとのシナジーはないようだ。

General Fusion(炉型: MTF カナダ)

MTF(磁化標的核融合方式)と呼ばれる方式核融合炉を目指すカナダベンチャー。この企業CEOの人のカリスマ的なやつで早期にお金を集めたという印象がある。CFSやtokamak energyがトカマクによる磁場閉じ込めでの長い歴史と実績(90年代米国MIT装置ではないが1000 kWを超える核融合出力を実現している)とチームの長い研究歴を背景に、ある種の堅実さをアピールしている一方で、MTFテーブルトップでの成果も出ていない状態からスタートアップを初めている。液体金属をぐるぐる渦巻かせて中心に空間を作り、そこに吹き込んだプラズマを液体金属で爆縮して断熱圧縮で高温にするというシステムである。野心的であるということはゲームチェンジャーになりえるということであるが、一方で論文などの試算はかなり大雑把なものなので(プラズマや液体金属がうねったりせずにすごくきれいに断熱圧縮される計算)、「そんなきれいに押しつぶされてくれるもんかねぇ?」という印象を持っている人は多いだろうと思われる。

装置ピストンがでかいので見栄えがする。

TAE Technologies (炉型: FRC 米国

メジャー核融合ベンチャーの中では多分最古参企業で、おそらく最大の資金投資を受けている企業。FRCという、トカマクなどとは異なる磁場閉じ込め形式を目指す。FRCはプラズマを閉じ込める磁場を、コイルではなくプラズマの動きで作る。5000万度を達成済で、2030年までに発電実証目標としている点はCFSやtokamak energyと同じ。FRCは高温は作れてもプラズマを安定して維持する能力は低いので、5000万度を作ったからかといって他より先に進んでいるかというとそんなことはないが、装置を作りまくって成果を出しているのは確かである。元々は陽子とボロンの核融合反応を使った発電を目指しており、その反応で出る3つのアルファ粒子に由来して"Tri Alpha Energy"という名前だったのだが、今は他の形式と同じ重水素三重水素を使った発電を直近の目標とした(陽子ーボロンも捨ててないらしい)ためTAE名前が変わったらしい。

かいところはよく知らないが、核融合一辺倒ではなく、応用技術特許化などで収益をだしているらしく、そこはすごい。

装置名が「ノーマン(現行)」「コペルニクス」とかっこよいのも特徴。

京都フュージョニアリング(炉型: なし 日本 京都大学)

京都大学小西教授が率いる日本初の核融合ベンチャー小西教授核融合ブランケット(後述)を専門にしている人で、一般向けエネルギー関連書籍を出してたりしている。

ただし、この会社核融合炉全体を設計するのではなく、ブランケット核融合で出た中性子を受け止めて熱に変換するところ)の設計を売る会社である海外などのプラズマ屋さん主導の核融合ベンチャーは、ブランケット設計はあまり注力していないところが多いので、そういうベンチャーに「あんたの炉はこんなブランケットおすすめですよ」と設計を売るのが仕事。まぁベンチャー目的なんて投資額と投資家の意思でどうにでもなるといえばそうなので、お金が予想外に集まれプラズマ屋さんも集めて核融合炉全体の設計製作だってやるのかもしれないが、さしあたり核融合自体を作る予定はなさそうである。ほかもそうだが、日本ベンチャーはこの2年でようやく2つ立ち上がっただけなので、今は正直海外と比べると桁違いに規模が小さいし弱い。ここも表に出ている研究者は一人だけである

Webサイト小西先生ちょっと疲れているように見えるのが気になる。

EX-fusion (炉型: レーザー 日本 光産業創成大)

2019年創業。"日本初のフルスタック核融合ベンチャー"をうたう企業。光産業創成大(浜松ホトニクスという企業が作った大学院大学)の研究者設立したらしいが、新しいため詳細は不明。"フルスタック"という言葉はよくわからないが、京都フュージョニアリングブランケットのみの開発を売っていることと対比して、核融合炉全体を見て実現を目指すという意味だろうと思われる。レーザー核融合米国NIFの2010年代の大コケにより世界的に元気がないので、生き残りをかけているのだろう。日本レーザー核融合といえば大阪大学レーザー研があるが、こことどの程度の連携をするかなども詳細不明である

ちなみに、"EX-Fusion"で検索すると、ドラゴンボール関連ゲームでの同名の設定のほうが上位に表示される。

Helical-Fusion(炉型: ヘリカル? 日本 核融合科学研究所)

Webサイトのみ公開されている未設立企業。まだ設立すらしていないので何もかも謎だが、噂では日本核融合科学研究所のチームが作るようだ。核融合科学研究所は1億度を超えるプラズマの実績のあるヘリカル型(トカマクとは違うよじれたコイルが特徴)の装置保有しているのだが、近々シャットダウンを予定している。その後は新規の大型装置予算が確保できないために小型設備での基礎研究に舵を切るとされているため、内部の核融合発電所を本気で作りたい一派が起業するらしい。日本で"ヘリカル型"といえばここか京都大学なので、名前からしてどっちかであるのは確かだろう。

この記事に続く補足を書いたよ(9/25)

https://anond.hatelabo.jp/20210925153855

2021-08-30

anond:20210827174930

電池技術的には、いまは「良い電池」だけじゃなくて

「安い電池」「持続性ある電池」の開発が流行してるね。

コバルトとかリチウムとか使わなくていいやつ。

テスラは、EVのミッドレンジ〜ローエンドを

LFPコバルトフリーだけどリチウムは使う)で

カバーしようとしてる感じ。

そのLFP含め新世電池技術開発をバリバリやってるCATLが

本命視してるのがナトリウムイオン電池

完全にレアメタルフリーから、これが出てくると

いよいよゲームチェンジャーだと思う。

蓄電系は多少重量比容量が悪くてもいいし、

ナトリウムバカみたいに原価が安い。

量産効果が出てくれば激安で作れる。2023年市場投入予定。

思惑通りに行けば、蓄電市場は相当こっち路線に流れていく可能性がある。

2021-08-26

anond:20210826180140

コロナは完全なゲームチェンジャーなんよね。

流石に2年近く続くと、体力のない悲惨業界ではどんどん倒産して、ほぼ一掃されたし、

この2年に商機見出し企業が躍進してる。

2021-07-31

ワクチンゲームチェンジャーではなかった

CNN.co.jp : デルタ株、水痘に匹敵する感染力 CDCの内部資料が警告

CDC資料によると、デルタ株は1人の感染者が平均8~9人に感染させる。これは水痘と同程度。一方、変異前のコロナウイルスは通常のかぜと同じく1人の感染から約2人にうつるという。

またデルタ株に感染した場合は、ワクチン接種者であっても未接種者と同じくらい人にうつ可能性がある。

ワクチンは90%以上の確率重症化を防ぐが、感染のものの防止効果はそこまで高くない。このためワクチンを接種していても感染する「ブレークスルー感染」が起こりやすいと、資料は指摘する。

新型コロナ: 米東部クラスター、ワクチン接種者が74% 当局分析 : 日本経済新聞

デルタ型に感染したワクチン接種者からは、未接種者と同等のウイルス量が確認されたとして、デルタ型は感染力が強いと指摘している。


おととい、モデルナのワクチン2回目を終え、副反応に苦しみながらも、やれやれこれでギリギリ逃げ切ったぜ、と思った矢先、

こんなニュースを目にして大いに落胆している。


これらの記事意味するところは、現在主流のファイザーモデルナなどmRNAワクチンでは集団免疫が期待できないということだし、集団免疫ができなければ、感染自然収束しない。

幸運にもデルタ株をやりすごしても、さらに新たな変異株に対応し続けるしかない、ということになる。


あと淡い期待を寄せているのは、経口ワクチンだけど、、。

2021-07-06

財布に無理やり金捩じ込んで「コレでお前も共犯やぞ」が通る方がいいの?

俺は今回の件で東京地検を支持するよ。

だってこれで有罪になったら「実は無理やり金を掴まされたんです><」って通報した人が捕まる世界になるわけじゃん。

そしたら金が余ってるやつが下僕に無理やり金掴ませて共犯者やす方式が最強になっちゃうだろ。

メタゲーム崩壊だよ。

逆に言えば今回の東京地検判断こそがゲームチェンジャー。

これによって今まで「オラオラ、俺が金くれてやったことバレたらお前も捕まるからお前は一生俺から離れられないんじゃ」って送りつけ詐欺のし上がってた連中が一気に窮地に立たされたからね。

この状況マジで終わってたからね?

偉いやつが金を無理やり渡す→権力がないうちは逆らえない→権力が出てきたら今まで渡された金の共犯から逆らえない

これによって古狸が一生パワープレイ出来るゴミのような年功序列宇宙日本政界だった。

でもこれから

偉いやつが金を無理やり渡す→権力がないうちは逆らえない→権力が出てきたらバラす→自白無罪→古狸爆死→自浄作用発生!

いいよね。

ようやくよどみきった宇宙が循環を始めたよ。

「うっわ100万そのまま貰いどくとかズッル!」みたいな庶民感覚政治を語る奴らは本当にアホだよ。

市民にとって本当にいいのは既得権益を持ってるやつがそれを一生手放さずに要られる社会がぶち壊されることだから

今回ので少しヒビが入った。

大事なのはそこね。

2021-07-05

メールとTeams両方つかってんだけどさ

明らかにメール時間かかるよな・・・

1用件つたえるのに数分かかるよ・・・

Teamsなら数秒やで・・・

これやばいゲームチェンジャーになるな

2021-07-04

VRSに固執してワクチン接種状況の視界を失う政府

「VRSの入力遅れのせい」って主張、一件単位データが出てこないなら、各自治体にワクチン消費数の概算だけでも出させて需要予測すればいいだけだと思うんですよね。たぶん、本当の原因はそこにはないんじゃないか

仕組みはありましたが、既に終わってます→V-SYS。VRSとの二重作業に不満が多く、一般接種では5末に「入力不要」になりました

これだな。教えてくれてありがとう



なぜ一本化するのがV-SYSではなく、入力作業が非常に煩雑で大不評な(バーコード入力が事実上使い物にならず手入力強制)なVRSなんだろう。やはり例によって、官邸の肝入りで強引に開発・導入したシステムが早々にお蔵入りになるのは面子が許さないとか、そういうくだらない理由か…?

VRSは、もしきちんとしたものができていれば、日本ワクチン接種を加速させるゲームチェンジャーになっていただろう。だが、実際には使い物にならないものを作ってしまったわけで、そこを認めず撤退しないのはどういうわけだ。

世間では「VRSを無視した明石市ワクチンが届かないのはブーメラン自業自得」という風潮になっているが、俺はおかしいと思う。接種一件一件の入力(「◯◯県◯◯市の増田太郎さんは接種を受けました」)を集計して統計を出すシステムは、そもそも普及率が上がらないと話にならないのは誰にでも分かることだ。ワクチン流通状況を把握するのは本来なら必達目標のはずで、最初から集計値を入れさせるV-SYSにしないのは全く合理的ではないと思う。

もし、それを分かった上でなお、不正確な値しか出せないVRSに拘っているなら、ワクチンの正確かつリアルタイム流通状況を曖昧にしておきたい裏の事情があると勘繰られても仕方がないんじゃないか

 泉市長の訴えに対し、「首長の怒りはもっともです」と政府関係者はうなずく。

ワクチン差配は正直、利権化されていて、実質的にそれを仕切る官邸は“ワクチンマフィア”と裏で呼ばれています。各県から要望数量を認めたり、割り落としたり、どのように差配しているかは正直、ブラックボックス。VRSのボロタブレット文句を言った自治体を含め、菅政権従順でない自治体、更にリアルな話をすると、首長自民党以外の自治体への配布を減らしたりといった恣意的運用はあると聞こえてきます



追記:

 河野氏6月23日記者会見で、今後のワクチン配送計画について「目をつぶって渡りをするようなオペレーションにならざるを得ない」と漏らした。そのうえで、在庫を減らして必要もの必要な時につくるトヨタ自動車生産方式を引き合いに見通しを語った。

 「自動車工場のようにジャスト・イン・タイムというわけにもいかない。すぐにVRSで(職域の)数字が見えないので、正直ちょっと厳しいと思っている」

https://digital.asahi.com/articles/ASP757H8DP75ULFA024.html

おいおい…。

ていうか、やっぱりJITジャスト・イン・タイム)がやりたかったんだな。確かに実現したらTwitter信者ドヤ顔できるもんね。だがこの調子だと、JITキモは「かんばん」のような洗練された情報システムの整備に加えて、それを使いこなす現場作業員意識改革だということを全く理解してないな。今、どっちもダメじゃん。それをムチで脅してゴリ押しすればどうにかなるとか思っているのだとしたら、JITを舐めすぎ。とりあえず大野耐一「トヨタ生産方式」を100回読んで出直してこい。

ジャストインタイムやりたけりゃ、普通に発注カードアナログデジタルカンバン方式で十分じゃねーの説を唱えたい。発注カードが現れたら、スマホQRコード読んでURLアクセス発注指示が出る奴よ。

うそう、サプライチェーンの仕組みづくりってそういうことよ。パワハラマイクロマネジメント管理だと勘違いしている自称「運び屋大臣」には理解できない発想かもしれないが。

anond:20210703171144

2021-06-29

チェンソーマン製作委員会方式じゃないのか

PV見たらクレジットが作者と集英社MAPPAだけだ。

これは相当かけてるのか?

アニメーターも若手だけど結構腕の立つ人集めてるし、人件費もそれなりに金掛けてそう。

どういう宣伝展開してくつもりなんだ。集英社アニメーション宣伝戦略担当できる人いるのか?


鬼滅映画も3社だけだったし、ひょっとしたら集英社アニメ業界ゲームチェンジャーになるかもしれない。

ジャンプ並みの大規模作品は少数出資で、小規模作品製作委員会ですみわけが進むかも。

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