はてなキーワード: 小選挙区とは
https://anond.hatelabo.jp/20211102032036
これの増田です。多くの方にブクマ、ブコメしていただきありがとうございました。やっぱり自分が書いたものに反応がいただけると嬉しいですね。
ただ一切見たことも聞いたこともないブログのURLを貼ってパクリ扱いしてきたブコメは意味不明すぎて笑いました。単純に前回と比較してるだけの内容なんだから同時多発的に同じ結論に至っても全く不自然じゃないってば。
いただいたコメントの中で「維新が伸びたのも前回希望の党に吸われた分が戻っただけ」というものにはハッとさせられました。立民についての話なので立民が結党した2017年のものと今回の比較にしか目が行ってなかったんですが、ちゃんと見るためにはそれ以前もチェックしておくべきでした。素直に反省。
というわけで、今回は民主党政権から再び自民党政権に政権交代した2012年以降の4回の衆院選の結果を見てみます。
今回の立民の敗因として挙げられているのが比例で議席を伸ばせなかったことなんで、以下は比例での獲得議席数です。
民主・立民
2012 30
2014 35
2017 37
2021 39
2012 40
2014 30
2017 8
2021 25
2012 57
2014 68
2017 66
2021 72
2012年と2014年は立憲民主党はまだ存在しないので、前身である民主党の数字を当てはめています。
以上を見るとわかることとして、まず、民主党・立憲民主党の比例での獲得議席数は下野以降少しずつ伸びています。立民は比例で議席を伸ばせなかったせいで大敗したと言われていますが、今回の立民の比例での獲得議席数は民主党時代を含めても下野以降で最大のものとなっています。
維新は今回大きく勢力を伸ばしたと言われていますが、やはり前回が希望の党に票を吸われた影響で極端に少ない数字になっていただけで、実は今回比例で得た議席数は2012年や2014年に及んでいません。
自民党は全体では15議席減という結果でしたが、比例での獲得議席数は政権奪取以降最大でした。つまり、比例では伸びたものの小選挙区で大きく減らしてしまったということですね。ここで小選挙区の結果も見てみましょう。
民主・立民
2012 27
2014 38
2017 18
2021 57
2012 14
2014 11
2017 3
2021 16
2012 237
2014 223
2017 218
2021 189
今回の衆院選では自民党が小選挙区で大きく負けているのがわかります。政権奪取以降で衆院選の小選挙区で200議席を獲得できなかったのは今回が初です。
大きく伸びた維新なのでは? と考えるのが自然ですが、数字を見てみると比例と同様に希望の党に吸われて前回極めて大きく議席を減らしていただけで、それ以前と比べるとそこまで大きな伸びではありません。2014年と比べると5議席、2012年と比べると2議席の増加です。一方、自民の議席は2014年と比べると34、2012年と比べると48減っています。この数字は維新が議席を伸ばしたというだけでは全く説明がつかない。定数の減少11を全て自民が被ったと仮定してもまだ全然足りません。
では立民はどうか。前回の18という数字は結党直後で小選挙区に満足に候補を立てられなかった影響が大きいとして民主党時代と比較したとしても、2014年から19、2012年からなら30も伸ばしています。要するに今回立民は小選挙区では過去と比べて大勝だった。もちろんその最大要因は野党共闘で票が分散するのを防いだからでしょう。比例での伸びはここまで大きくないため支持自体が伸びたと考えるわけにはいかず、そうすると野党共闘が効いたと考えるのが最も自然です。そしてこの伸びは自民党の小選挙区での負け分のうちのかなり多くを説明できるくらいに大きいものです。
つまり今回自民党が議席を15も減らしたのは、維新が伸びた影響よりも野党共闘の影響の方が大きいと推測できます。立民は野党共闘で議席を伸ばし小選挙区で自民の議席を削った。一方希望の党として議席を得た議員を引き入れていた立民はその分を失い、それらは希望の党ができる以前の投票先であった維新に戻っていった。それが今回の衆院選で起きたことだったのではないでしょうか。
そしてここから先が本題。
あのね、みんな適当なこと言いすぎ。
「野党共闘は失敗だった! 見直すべきだ!」とか「立憲民主党は左に寄りすぎて支持を失った!」とか。
ここまで見てきたように事実として立憲民主党は旧民主党時代と比較しても選挙区・比例ともに議席を少しずつ増やしている。野党共闘をしていなかった旧民主党時代よりも今のほうが比例での獲得議席数は少し多い。
要するに野党共闘のせいで票を減らしているなんてことは別にない。一応野党共闘しなかったらもっと伸びたはずだと考えるならそう言うことも可能かもしれないけれど、そこまで立民のポテンシャルを過大評価すべき理由はちょっと思いつかない。
大敗の理由は本来立民の支持層にはならないはずの希望の党の議席を自分たちのものにしてしまっていたのでそれが剥がれたと考えるだけで十分に説明がつく。そこで「共産党と組んだせいだ!」「左に寄りすぎたせいだ!」と言うのはあまりにも短絡的でデータを無視した議論と言わざるを得ない。
立民が大敗した!→今回共産党と共闘していた!→だから共産党と組んだのが失敗だったんだ! なんてのはただの連想ゲームであって分析ではない。
https://news.yahoo.co.jp/byline/murohashiyuki/20211104-00266257
そしてこの記事なんかがまさに典型なんだけど、なぜ支持されないかを分析するていでなぜ自分は支持しないのかを語る人が多すぎる。
自分と他人は違う。自分がこれこれこういう理由で支持してないから支持してない他の人たちも同じように考えているはずだなんてことは別にない。本当のところはどうなのかはちゃんと調査してみないとわからない。
左に寄りすぎたから支持されないんだという主張は、有権者の多くが各党の主張、思想、政策といったものを把握した上で投票先を決めているということを暗黙の前提に置いた発想から出てくるものだ。でもまずその前提が成り立つのかがだいぶ怪しい。
普段からネットで政治の話をしているような政治オタクたちからすれば右だ左だというのは共通言語だろうけど、それが政治オタク以外にも本当に通じるのかちゃんと想像してみてほしい。
政治オタクたちは各党が掲げる政策を重視するけれど、大多数の人たちも本当にそうなのか。維新は大阪で支持されている。でも維新が掲げていた主要政策のはずの都構想は住民投票で否決された。都構想に反対した人たちは維新に投票しない人たちだったのだろうか?
立民がツイッターのエコーチェンバーの中で狭い支持者たちに引っ張られてしまっているというのは、まあ、そうかもしれない。では、立民が左に行き過ぎて支持されないんだとかおしゃべりしている人たちはエコーチェンバーの中にいないんだろうか?
20代の頃から働くのが本当に辛かったのだが、30を過ぎてからどうにもならなくなって、もうずっと安楽死したいと思っている。
自分の辛さは「他の人は1時間で10のことができるのに、自分は0.1くらいしかできない」ことに由来する。
周りからも邪魔だと思われているのは伝わってくるけれど、こんな人間でも生きるには働くしかなくて、そのことに絶望して夜通し泣いたり一睡もできず翌日を迎えて、
ただでさえクソなパフォーマンスが更にクソになるというループに陥っている。
「転職すればいい」、「メンタルクリニックに行け」、という言葉を信じて転職は2回したし、メンタルにも行ったけど何も変わらなかった。
「せめて1時間で1のことができるようになりたい」と思って勉強もしたが、自分が勉強する速度が職場で必要になる知識の増加量に追いつかない。
年収xx万以下で暮らす方法や働かずにすむ方法に関する本も読んだが、運が良かった、もしくはその運を掴むだけの才能がある強者の言葉だった。
どうあがいても自分がこの社会で普通に生きていけるとは思えない。
自分みたいな無能は働かないほうが社会にとってもプラスのはずなのに、社会はそれを許さない。
こんな人間なので自殺にも失敗してしまった。死ぬというのはとてもむずかしいことで、それをやり遂げた人の覚悟は想像を絶するし、
どうにもならなくて電車に飛び込むしかなかった人たちのことを思うと胸が痛くなる。
自分と、自分と同じ辛さを持つ人がせめて穏やかに生きられる社会になってほしくて選挙には行った。小選挙区も比例も自民党には入れなかった。
でも結局何も変わらなかった。そんな日に京王線の事件があって、あれは一歩踏み誤ってしまった自分なのだと思わずにいられなかった。
別に死にたいわけじゃない。けど生きて行くには働くしかなく、働くのは死ぬほど辛いので死ぬしかない。
毎月死なない程度の金はやるから社会に出るな、命を大事にしろと言われたら喜んでそうする。
だがこの国はそんなことをしてくれないし、きっとこの先もしないであろうことは先の選挙が証明した。
今は死にたいなんて思っていない人でも、いざというとき自分で自分を終わらせる選択ができるというのはきっとお守りになるはずだ。
自分もいざ安楽死ができるようになったら、貯金を使い切って思い切り楽しんで死ぬつもりだ。なんと幸せなことだろう。
誰も損をすると思えない。一刻も早く国が安楽死を認めるのを願ってやまない。
実は比例票は増やしてるんだよなあ。小選挙区で競り負けたので比例の枠を食ったという見方がある。無党派層の投票先1位も依然として立憲民政党である。
その辺を差し引いて評価はできないんじゃないかな。今回の選挙はインターネットの雰囲気を全然反映しない、今の制度化においてはかなり真っ当な選挙戦だったと思うよ
自民現職共産現職維新新人の三つ巴かと思ったら直前に国民新人が出てきて共産何故かキレる
結果は自民>維新>共産>国民。自民候補は得票数少し減らしたくらいで余裕の当選
流石に政治家本人たちは、そんなことは口が裂けても言えないと思う。
しかし立憲共産の取り巻きのツイッターを読んでいると、「国民は野党の理念を理解することが出来なかった」とか本音がちょくちょく散見される。
一番笑ったのは、大阪の小選挙区の全部を維新が取ったことに対して、これからは大阪人を人間だと思わないとはっきり言ったバカがいたこと。
今回の総選挙の投票率は約55%であり、無党派層は野党共闘そのものを黙殺した。
野党共闘に意味があったかなかったなんて議論は、大多数の無党派層を動かせなかった時点で失敗以外の何物でもない。
今回の選挙に限った事ではないが、国政選挙や地方選挙で野党が(というよりサヨクが)負けると100%の確率で愚民批判が始まる。
与党に投票した有権者や、選挙に行かなかった無党派層を批判したところで、その人たちが反発して更に野党不信につながるのが理解できないのかな?
多くの日本国民にとって:今後は立民共産が社民党のように徐々に縮小するのでヨシ!
野党共闘が失敗だと言ってる奴なんて、立民または共産の存続を前提に中立的に日本の将来を案じてる評論家か、立民または共産の中長期的衰退を嘆く立民支持者または共産支持者くらいのもんだろ。
野党共闘が成功だった、失敗だった、見直すべきだ、継続すべきだと意見が出ているけれど
主に立憲民主党や共産党の政治家、支持者からは「成功だった」「一定の成果はあった」「今度も継続」といった言葉が聞こえてくる。
だが、事実として立憲民主党は比例で23議席を失っていて、自民党は比例で6議席を伸ばしている。
一方で小選挙区では、立憲民主党は9議席伸ばし、自民党は21議席失った。
前提としては比例で23議席失うほどの人気の無さがあり、その状態から共闘によって9議席も稼げた、だから成功だ。
というのなら、その主張は分かる。
だが、立憲民主党は政権選択選挙と位置付けていたし、選挙後にも議席を失うとは夢にも思わなかった、と言ってる位だ。
比例代表は党自体の人気を測るには絶好のパラメータにはなる。コロナ禍に政権担当しつつ6議席分人気を更に伸ばした自民党に比べて、
比例で23議席も失っているほどの人気の無さが前提にあるとは微塵も考えてなかったのは明らかだし、すると成功という主張は矛盾する。
小選挙区では9議席伸びたが、比例では23議席を失ったのだから、失敗だという事になる。
直前まで政権交代を夢に見るほど、本当にワクワクして期待して待ってもらえる状況、とまで言っているほどの手ごたえを感じていた立憲民主党だが
その勢いが野党共闘によって失われてしまった、と考えれば、野党共闘は失敗になる。
事実として自民党は小選挙区では負けまくるほどには支持を失っている状態で闘っていたわけだから、その不支持票を取り込めてれば大勝したのは間違いないのだが
そうならなかった理由は、立憲民主党はそれ以上に支持されなかったからと考えるのは自然だろう。
と問われれば、俺はしないと思うと答えるね。
現実的な話として、自公連立で自民党が常に創価学会の組織力にアシストされているのに、野党が連立しなければ勝てないという志位の言葉はもっともなことだ。
立憲以外の反自民系野党の中で創価学会に匹敵する動員力を持つのは共産党だけなのだから、共産党との連携は避けられないという考え方は説得力がある。
その成果を確かめられたのだから成功だという、だが、それは毒饅頭だろう。
相手の出方次第で武力革命するといい、天皇制廃止、自衛隊解散を主張し、日米同盟を破棄しようとしている(連携の為に一時的に棚上げとは言ってるが)共産党への忌避感は
共産党側に寄った事によるネガティブ効果は小さくなかったと思うが、モリカケ桜追求メンバーの相次ぐ落選、枝野の大苦戦、23もの議席を失った事を見ても分かる様に、普段の立憲への評価も低かったのだろう。
有権者は立憲民主党と書くことを嫌ったという事実だけは残った。その理由は、共闘だけにあるとは思わないが、その理由に含まれないとも全く言えない。トータルで立憲民主党は信頼されないと言う事。
その上に、今やめたところで立憲は共産党と変わらないと考えてしまった層が、再び戻って来るまでには相当な時間がかかるだろうし、その間は共産党の票もないまま負け続けることになる。
やめなければ共産党との連携では負け続けると考える若手議員との溝が深まり、四分五裂することになるだろうし、時がたつほどに共産党を受け入れない人が離れて支持を失っていくだろう。
袋小路に陥った感はあるが、袋小路からの脱出の意味でも、連携継続を正解と考える古参議員と、連携失敗と考える若手議員との争いになる代表選の結果は、今後の党勢を占う意味でも重要になる。
個人的には継続して貰った方がいい。野党共倒素晴らしいじゃないですか、野党共倒は大成功だったと思いますよ。
嫌悪する人が離れて思想的に純粋化するまでシュリンクしていくのも良いでしょう。それでこそ、確かな野党、なのではないでしょうかね。
自民 | 立憲 | 国民 | 希望 | 維新 | |
---|---|---|---|---|---|
2021年小選挙区議席数 | 189議席 | 57議席 | 6議席 | 16議席 | |
2021年小選挙区得票数 | 2762万 | 1721万 | 124万 | 480万 | |
2021年小選挙区得票率 | 48.08% | 29.96% | 2.17% | 8.36% | |
2017年小選挙区議席数 | 218議席 | 18議席 | 18議席 | 3議席 | |
2017年小選挙区得票数 | 2650万 | 472万 | 1143万 | 176万 | |
2017年小選挙区得票率 | 47.82% | 8.53% | 20.64% | 3.18% | |
自民 | 立憲 | 国民 | 希望 | 維新 | |
2021年比例代表議席数 | 72議席 | 39議席 | 5議席 | 25議席 | |
2021年比例代表得票数 | 1991万 | 1149万 | 259万 | 805万 | |
2021年比例代表得票率 | 34.66% | 20.00% | 4.51% | 14.01% | |
2017年比例代表議席数 | 66議席 | 37議席 | 32議席 | 8議席 | |
2017年比例代表得票数 | 1855万 | 1108万 | 967万 | 338万 | |
2017年比例代表得票率 | 33.28% | 19.88% | 17.36% | 6.07% | |
自民 | 立憲 | 国民 | 希望 | 維新 | |
2021年10月政党支持率 | 38.6% | 8.0% | 0.8% | 3.5% | |
2017年10月政党支持率 | 31.2% | 4.4% | 4.8% | 1.3% |
小選挙区での自民党については、前回と今回で得票率はほぼ変わっていないが、議席数は減少している。
立憲民主党については、得票率は前回の「立憲」+「希望」と同程度だが、議席はそれを足し合わせたよりも増加している。
これは前回の希望の党が得票率のわりに議席数が伸びなかった(接戦区を軒並み落としていた)一方、
今回は野党共闘で候補を一本化したことにより勝てた区が多かったことに起因すると思われる。
一方、比例代表での自民党は、得票率はほとんど変わらず、議席数もそれに合わせて微増しただけだが、
立憲民主党は、前回の「立憲」と「希望」の得票率を足し合わせれば37%になるところ、20%しか取れていない。
比例だけなら希望の党のぶんの得票を失って元の立憲民主党だけの勢力に戻ったようにも思えるが、
小選挙区ではきちんと「立憲」+「希望」の勢力を保っている(むしろそれ以上に伸ばしている)のである。
ではなぜ比例で立憲民主党が伸びなかったのか。
考えるにそれは「小選挙区は大政党に、比例代表は小政党に」という人が多いからではないか。
実際に、自民党や立憲民主党などは「小選挙区の得票率>比例の得票率」であり、
国民民主党や日本維新の会、あるいは前回の立憲民主党などは「小選挙区の得票率<比例の得票率」となっている。
特に今回は、野党共闘によりその傾向がさらに強まっていたものと思われる。
小選挙区では自民党と立憲民主党の一騎打ちだったので立憲民主党に投票するしかなく、
そのぶんバランスを取って、比例では国民民主党や日本維新の会に投票した、という人が多かったのだろう。
野党への投票はそのほとんどが「無党派層の反自民票」であるということだ。
それは「比例までは野党共闘の効果が及ばなかったから」ではないのか。
であれば、立憲民主党が取るべき道は「比例でも野党共闘をする」ということ。
すなわち、二大政党制を目指して大合流すればいいんじゃねーの?ってことだ。
https://anond.hatelabo.jp/20211103120800
なぜ立民は何回言っても有権者の声を全く聞いてくれないんだろう
「そいつらの相手してる限りどんどんマイナーに落ちぶれるんだよ。」
https://anond.hatelabo.jp/20211102160605
https://anond.hatelabo.jp/20211102152607
選挙コンサルが見た衆院選2021~これからの野党支持者に必要なこと
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/president.jp/articles/-/51509
「共産党と組むなら入れたくない」枝野氏を辞任に追い込んだ民意を、野党は理解しているのか だから「立民躍進」の予想は大外れに
https://anond.hatelabo.jp/20211102032036
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1797076
【新説】日本人はいじめっ子気質だから弱者の味方をする野党が支持されない?
*例によって反野党のアカウントがチェリーピッキングであつめた意見を針小棒大に語ってる記事
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/sugawarataku/status/1455470288762638341
菅原 琢(SUGAWARA, Taku) on Twitter: "今回の選挙、小選挙区では前回選挙よりも立憲民主党などの野党(非維新)の成績は良化しています。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/mainichi.jp/articles/20211102/k00/00m/010/154000c
野党共闘「見直した方がいい」61% 共同通信緊急世論調査 | 毎日新聞
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASPC273FGPC2UTFK007.html
公明党に対して下駄の雪なんて揶揄があるけど、現状の野党共闘における共産党の立ち位置はそれ以下だよな。
自民党は小選挙区で支援してもらった分公明党に比例票回してるからWINWINの関係だが、立憲は小選挙区で票もらってるだけで比例区は知らんぷり。
実際小選挙区でも比例区でも共闘によって増えた共産の議席は無いんだから。
供託金がかかるから以前から下げたがってたし渡りに船、とか言ってる人もいるが、それは共産内部の事情であって共闘から何の利益も得てないのは変わらないでしょ。
組織動員するのだってタダじゃないんだから、金がないなら地方選に集中するか勝ち目のある選挙区に力を入れる方が合理的。
野党共闘ってそもそも何よ?という話なんだけど、共産党が2015年に提唱した「国民連合政府構想」が元ネタなんだな。
国民連合政府構想(こくみんれんごうせいふこうそう)は、2015年9月19日に共産党が当時の民主党・維新の党・生活の党、社民党に呼びかけた選挙協力をした上で自民党政権を打倒し政権交代を目指すために提唱された連立政権構想である。
当時の他の野党からは、さすがに共産党を連立政権入りさせるのはとんでもないと激しく抵抗されたんで、じゃあ選挙協力だけでも、と手を変え品を変えしつこく続けて看板を掛け変えたのが「野党共闘」だったわけだ。
そうまでして共産党が食い下がった理由を、今回の総選挙で理解できた人も多いんじゃないかと思う。
「野党共闘」の本質とは、野党第一党である立憲民主党(当時は民進党)の執行部を揺さぶり反共志向の強い支持基盤(連合などの労働組合)の離反を促し、共産党の選挙協力無しでは党勢を維持できない体質へと作り替えるために仕掛けられた政局だった。
近々行われる代表選で、共産党べったりな小川淳也あたりを据えればもう完璧だろう。
そして共産党との連携に否定的だった枝野は、もはや用済みと言わんばかりに叩かれ始めている。小選挙区で接戦だった枝野は、もはや共産党の選挙協力無しでは当選はできない。
今回の総選挙で共産党は単に2議席減らしたのではなく、96議席を要する立憲民主党に圧力をかけられるポジションを獲得したわけだ。
この予想だけは外れると断言できる
つまり野党共闘のおかげで滑り込み当選したようなもので、枝野はもう共産党に頭が上がらなくなってしまった
「不倶戴天の敵の共産党にちょっと浮気したけどやっぱり元サヤでお願いします」と言われて連合系労組がはいはいと納得するとは到底思えんし、そもそも支持母体に頭を下げて詫びを入れるような文化が今の立民には無い
この前の選挙でダメ元で政策良さそうな国民民主党に入れたら、想像以上に議席が伸びて少し驚いている。
自分は自民党の政治に不満はあったけども野党もいまいち信頼できないくてやむなく自民党に投票する消極的与党支持者だった。なんていうか、自分の中の評価では自民党40点、民主党とその後継政党20点、維新20点、公明、共産はカルト感がして生理的に無理みたいな感じ。
国民民主も最初は旧民主党の残党みたいな感じで期待していなかったんだけど、去年の立憲との合流の際に信用できない政治家がごっそりいなくなって、残ったメンバーがまともそうだったので主義主張を聞いてみてもいいかなと思ったのだ。
ちなみに自分が評価できなかった立憲合流前の旧国民民主党の政治家としては、小沢一郎氏のような古いタイプの政治家や、原口一博氏や森裕子氏のような官僚たたきで溜飲を下すような逆張りが目的の野党臭い政治家、当選が目的になっていて複数政党を節操なく移動する有象無象の渡り鳥タイプの政治家が該当する。
ついでに言うと残った国民民主党のメンバーでも山尾志桜里氏は自分勝手で胡散臭い政治家という印象だった。家族に不義理を働く人が、国民に不義理を働かないわけがないと思ったからだ。だけど総選挙前に山尾氏も引退したので全面的に国民民主党を支持できるようになった。
そんなわけで、今回は生まれて初めて支持できる政党ができて、しかも選挙で議席が伸びてすごく嬉しいんだけど今後のことで少し不安がある。過去の野党と同じように、短期間で政権奪取しようとして離合集散を繰り返さないかと言うことだ。
古くは新進党、自由党と合併した政権奪取前の民主党、最近だと希望の党や旧国民からメンバーを引き抜いた現立憲民主党。これら過去の野党はどれも政権交代の可能性を追求して、短期間に小選挙区に擁立できる候補を増やすことを優先し規模を追ったことが原因で衰退してしまってる。なんていうか自分たちの理念に基づく良い政治よりも、数の論理や当然のためになりふり構わない行動を優先してしまうあまり結果有権者に見放されるというか。
その点、現国民民主党は立憲との合流を拒否して残ったある意味頑固な人の集まりなので今のところはブレていない。だけど保守系野党の可能性にかけて維新と合併して規模を追ったり、立憲の分裂を誘って旧民主系議員の糾合を狙ったら過去の野党の二の舞だ。ここは10年くらい時間をかけてもいいから、じっくりと腰を落ち着けて、政治家としての理念が合う人たちを候補として擁立して徐々に規模を大きくする路線をとってほしいと思う。
時間をかけて政党を育てると言うパターンがここ30年くらいの日本には無かった(強いて言えば民主党の結党5年くらいはその路線だったのが小沢自由党の合流で崩れて対決路線で政権奪取モードになってしまった)ので、国民民主にはそれを期待している。現実主義野党として成長してくれることを期待したい。
立憲は共産と組んだが枝野が辞め大衆が求めていた中道左派に戻ると予想できる
維新と国民が伸びたため野党側は反自民ではなく非自民が浮動票を得るテーマだと学んだだろう
一方でれいわみたいに振り切った党も伸びて特定層向けの小規模政党の必要性をアピールしている
どんな声も必要だしそれを届けてくれる政党もきっと出てきてくれる
まだまだ民主政治は死んでないと思うよ
いわゆる野党共闘のことをそう言ってるみたいだけどさすがにカマトトすぎんか?
小選挙区の導入は結局二大政党制を企図してのものだったし「民意の反映より民意の集約を」がコンセプトだったわけでしょ?
反映については比例代表の方が担当するわけだけど小選挙区の方が定員は多いから当然全体としては集約機能が強めに出る。
つまるところ、いわゆる野党共闘は小選挙区制の民意集約機能が期待するところでしかない。予期されてたものをハックと言うのもおかしいでしょう。
けどまあこういう政局的な話になるから小選挙区制って嫌いなんだよなあ。
中選挙区制よりも小選挙区制の方が政策論争になるって話全くの嘘だったと思うわ。
こういうこと書くと「民意を得られない(?)のを民意の反映ができてないとか言って選挙制度のせいにするな」と反論されたものだが…。
東京23区に住んでいる。私が住んでいる街はもともと左派が強い街だ。商店街や駅前では、自民党の支持者が多いが、駅から離れるにつれ、住環境は悪くなっていき、低所得な独居高齢者がボロボロなアパートに住むというような地域がポツポツ現れる。そういう街では、公明党、共産党、れいわなどのポスターや左派諸派のポスターが増える。環七の向こうは別の街だ。普段、駅周りで生活していると気が付かないが、違う小学校区に足を運ぶと、この街は本来、左派の街なのだな、と思う。
ただ、その左派の一つ一つがかなりの存在感を放っていることもあり、逆にひとつになるということは難しかった。というより、そもそも、保守派がマイノリティな地域であるから、二元的な対立に持ち込まれると基礎票で完全に負けるのだ。いままでは左派が分散していたため、基礎票も割れていた。その結果、現職の大物議員は開票、即当選での勝利を繰り返していたのだ。それが今回小選挙区ではじめての敗北を味わった。
では今回、大物議員が票を減らしているかといえばそんなことはない。前回より多くの得票をしている。陣営もしっかりと基礎票の積み重ねは行ってきた。勝って傲慢になるのではなく、しっかりと対策はしてきていたのだ。しかし、地元では「明確なメッセージを持たない」と思われているその政治家は、ある一定以上のリテラシーを持つ層、街に永住すると決めていない層には刺さらない。彼は政策型の政治家ではなく、陳情窓口型の政治家だと地元では思われている。おらたちの村を発展させてくれる政治家、つまり区議や都議の大将という位置付けなのである。大学で学ぶ政治学や政策はほとんど関係ない。それより公園をつくったり、スケートボードを禁止するほうが大事なのだ。
今回、彼が勝つためには、左派の自滅、浮動票の獲得しかなかった。基礎票は年単位で構築するものであるから、選挙が始まってからここを増大させるのは難しい。今までは左派の自滅で勝てていたのだが、今回は左派は一枚岩になっていた。そうなると、浮動票の獲得しかなかったが、自民党という追い風は、自らのコロナ優先入院騒動で相殺された。小選挙区は、個人に投票するものであるから、党派に賛成していても、その個人への不信感があれば追い風は無風になる。選挙が始まってしまえば、打てる手は実は、ほぼない。選挙前に仕込みをし、あとは選挙前に加速度をつけて、最高速度を更新続けるのが選挙だ。選挙期間の前に、選挙はほとんど終わっている。今回は、左派の作戦勝ちだった。
左派の基礎票は、そのイデオロギー性にある。社会的正義や不平等、不公平感などから生ずる怒りがイデオロギーとなり基礎票を形成する。では、右派、とくに彼の場合の基礎票の正体とはなんであろうか。一体誰が投票しているのであろうか。これは地元にいないとなかなか見えてこない。彼に投票しているのは、利害関係のある業界団体、宗教法人、地域のおじいちゃん、おばあちゃんコミュニティーである。おじいちゃん、おばあちゃんについて、もう少し詳しく話すと、区議の後援会の面々である。この区議の後援会の面々をうまく組織しているのが、彼の事務所であった。
例えば都議選のときなどは、区議は都議候補のところへボランティアにいく、事務所を貸す。国会議員である彼も応援演説にいく。彼のコネで大物政治家を投入する。逆に区議選では都議、国会議員がサポートに回る。そのような互助会が、後援会の正体だ。国会議員の後援会は、都議の後援会であり、都議の後援会は区議の後援会でもあるのだ。区議が対処できない陳情は都議に持っていき、都議が解決できない陳情は国会議員に投げる。逆に選挙のときは、手伝ってもらう。なぜなら、その後援会の中で一番結束が固いのが、地元の名士をトップとした地域コミュニティーである区議であるからだ。区議の後援会は最強である。そこには政策はいらなく、区議の人望があればいい。その家の看板があればいい。それを旗印に、みんなで戦うというレジャー、人生のスパイスが、おじいちゃん、おばあちゃんたちにとっての選挙なのだ。そして勝てば、みんなでお祭り騒ぎをする、それが楽しいのだ。普通の人がテレビでみるイベントに参加できるという老後の楽しみが選挙という面もあるのだ。シルバー民主主義とかあんまり考えていない。多くの人は楽しいから政治活動に参加している。
私も街頭演説を見てびっくりしたが、彼は抜群に演説がうまい。それは政策を語る、というものではなく、人心掌握という点である。彼の陣営は、おじいちゃん、おばあちゃんのそういう気持ちを熟知していて、街頭演説などでは、後援会の会長の奥様などを見つけて声をかける。国会議員本人が演説中に演説を中断し、「あ!◯◯さん、お久しぶりですね!お元気でしたか?」と高いところから声をかけたりするので、声をかけられた本人はもちろんうれしい。だから、友人たちをたくさん動員し、演説では人一倍拍手をし、がんばって、と声援をかける。そんな友人たちの前で声をかけられれば、「いつも誘ってくる人」から「有名人の知り合い」にランクアップである。そんな区議の後援会のお礼に、彼やその秘書たちは担当を決めて、その地区のお祭りや、野球チームや、寄り合いなどに普段着で遊びにいくのだ。そして、後援会の人にみつかり、なにか一言、というような展開によくなっている。打算的といわれようが、なんだろうが、そこまでするのか、と私はびっくりした。また、私の母も、彼の主催するバスツアーに呼ばれて、旅行に行っていた。高くもなく、安くもなく、普通のバスツアーだったが、帰ってきた母は嬉しそうに話してくれた。
ご飯のとき、本人が横に座ってくれ「困ってることないですか」と聞かれた、だけど、政治のことはわからないので、「近くの側溝から蚊がわいて困ってる」というどうでもいい話をしてしまった、はずかしいと帰ってきた母は嬉しそうに話していた。そして、後日、後援会(というか、なかよし会)のみんなで写った集合写真が届き、そして側溝は掃除された。後援会ごとに写真を取っているんだと思う。それを経験した母はあんなすごい人が私の話を聞いてくれた、となり、そのままファンになっていった。総理大臣を目指すといえば、ときめくのは実はおばあちゃんなのである。おらが村の政治家を総理大臣にするべ!となる。政治家は、バスツアー、街頭演説、選挙、後援会活動などの老後のたのしみとやりがいを提供してくれるエンターテイナーなのである。
新聞ではブランドの崩壊など書かれているが、住んでいる人間、しかも、生まれ育った人間からすると実態を捉えていない。地場の人たちは、とても近くに彼を感じている。政策を語らせるとちょっと頼りないけど、困ってるとき相談するとなんとかしてくれる大将であり、自分の老後人生にハリを与えてくれる人なのだ。彼は自分の身の回りの話しの解説、生活密着といった地上戦の話には強いが、空中戦、つまり憲法、経済、ジェンダーなどの話で深く語ることができない。次回の挑戦までに、秘書たちはもう一度地盤を固め、彼自身は今回取りこぼした浮動票にささる空中戦を体系的に学ぶ必要があると思う。後援会は、高齢化が進んでいる。おじいちゃんおばあちゃん達のアイドルもいまや、還暦を過ぎていて、ここからファンクラブを拡大するのは難しい。そして経年減少を迎えている。だから、選挙に勝つためには、浮動票を取るしかない。リテラシーのある層を取りに行くしかない。それが出来ないと、構造的に負け続ける構造になってしまう。空中戦も戦える候補にならないと、次がない。マーケティングを施したキャッチフレーズは刺さらない。
軍団は解散した。今度はあなたが軍団の大将だ。赤いポロシャツ軍団を率い、今度は高いところから理念を語る姿を見たいと思っている。
まず前提として、ここではあえて政策論については触れない。
野党共闘の是非についても触れない。
選挙事務所とその周辺における、今さら当たり前の事実を再確認したり、
巷にあふれる選挙分析を眺めていると、無党派層をどう動かすかに終始している意見が多く見られる。
しかし無党派に頼る運動をしていては、いつになっても自民党には勝てない。
選挙の本当の闘いは、公示日(告示日)の直前までに終わっているのだ。
徹底して目に見える票を積み上げていく作業を、選挙のプロは行っている。
では、組織票とは何か。
本当の意味で選挙対策本部のコアとなるのは、そう、地方議員の存在である。
日ごろから地域活動をさせ、できる限り多くの有権者と日常的な関わりを持つこと。
それこそが、選挙運動の長期的戦略の本質であり、自民党が勝ち続けている実態である。
地元小中学校の入学・卒業式、運動会での挨拶はもちろんのこと、
地方議員はあらゆる地域活動に足を運び汗を流し、御用聞きに精を出している。
それこそが結果として、最も身近にして最大の選挙運動効果をもたらしているのはご承知の通りである。
自民党型の地方議員には、選対のコアメンバーということのほかに、もう一つ有用な意味がある。
それは、将来の国政進出へ向けたキャリアパスという位置づけである。
地方議員を増やせば増やすほど、有用な人材が発掘され定着してゆく比率は高くなり、
その中で優秀だと認められた人材が国政進出を果たすというわけだ。
それは当の地方議員たちが国政に関わる際の強いモチベーションにもなっていて、
普段はなかなか会えない広範囲の有権者と直接触れ合う良い機会となっている。
議員のキャリアパスというものが、自民党の組織拡大における大きな相乗効果を果たしているのは無視できない。
与野党問わず、複数の選挙事務所と直に触れあってきたからこそ確実に言えることがある。
総選挙が終わった今、1年足らずのうちに次の国政選挙が控えているとはいえ、
だからこそ次に野党支持者が考えるべきはこのことではなかろうか。
ビジネスの世界には、「人・モノ・金」というスローガンがある。
選挙で言えばそれは「人・金」となるだろう。
選挙のために惜しみなく金を使う。
これが、地方議員の育成に続く第二の手立てだ。
自民党が選挙のために使う金の99.99%は合法的で、その多くは費用対効果をしっかりと考えられてのものだ。
合法的に人を雇い、印刷物を刷り、ビラを撒き、ポスターを張り、広告を打ちまくる。
いくら地方議員が多く、組織が盤石でも金をうまく使えなければ選挙には勝てないのだ。
実は、地方議員の数だけを見ると、自民党と共産党では全国の議員数の合計はさほど変わらない。
(むしろ数年前までは、共産党所属議員が最も多かったし、今では公明党議員が最も多い)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000741465.pdf
それでも共産党が国政で議席を伸ばせない要因の一つは、公約もさることながら、金によるところも大きいと私は見ている。
政党交付金の制度自体に異を唱える共産党は、党の理念として、税金から各政党に分配される「政党交付金」を一銭たりとも受け取っていない。
一方の自民党は、政党交付金だけで年間170億円近くの大金を得ている。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000678653.pdf
仮に自民党が、衆参合わせて400人弱いる国会議員にこの大金を平等に配ったとすれば、
1人あたり年間4,000万円近い金額を選挙対策として使えるのだ。
そして、意外と知られていないのがこの政党交付金の算定方法についてで、
獲得した議席数はもちろんのこと、選挙の得票数も、交付金の額に影響するのだ。
つまり実際の選挙結果においては、いわゆる「死票」になってしまった票も含めて、
1票あたり、およそ300円ほどの価値を持っていると考えることができる。
(政党交付金の年間予算は、人口1人につき250円×約1.2億人=300億円。
有権者数は約1億人、投票率は約50%なので、投票者数は約5000万人である。
議席数に応じた算定と、得票数に応じた算定とが全体予算の1/2ずつなので、
300億÷5000万÷2=300円というざっくりとした計算。
小選挙区と比例の別、衆参の別もあるので厳密にやるともうちょい複雑。)
https://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seitoujoseihou/seitoujoseihou04.html
まるで、某放送局をぶっ壊す政党のようなビジネスライクな話になって恐縮だが、
(というかN党が、議席を取れなくても票さえ得られれば喜んでいるのというは、まさにこういった事情による)
そしてその原資は言うまでもなく私たちの税金であることは、もっと広く知られるべき事実である。
むしろ合法的にバンバン金を使って、バンバン票を集めてもらうよう働きかける必要がある。
金がなければ票は奪えないし、票は文字通り金を生む。
候補者も政党も支持者も、もっと選挙と金の関係をポジティブに捉えなおしてほしいところだ。
そしてできるならば共産党はこの事実を重く受け止め、本当に野党共闘で政権奪取をしたいのであれば、
理念として受け取らないのは理解はできるが、それでは選挙には勝てない。
交付金制度を廃止するのは、政権を取ってからでも遅くはない。というか政権取らないとそもそもできない。
これは統計的なデータがないのであくまで印象論となってしまうが、
投票に行こうと言われて、初めて投票に行く気が起こる人などめったにいない。
それよりも、自分の身近にいる他人を投票所へ向けるために効果的な魔法の言葉がある。
である。
これは是非とも、某CMに参加していた著名人に言いたいことだが、
あのクラスの著名人たちが、芸能活動のリスク覚悟で投票先を公言していたとすれば、
これは決して、「だからあなたも○○に投票してほしい」という投票先の同調を呼び掛けてほしいわけではない。
むしろ、「私は〇〇に投票する。あなたも自分でよく考えて投票に行ってほしい」というところでとどめておいた方が良い。
自分の知り合いに直接、特定政党への支持を訴えかけるという経験はないだろうと思う。
そうでなくとも、SNSで支持政党を公言している人を見かけたならば、
けれどやはり、これでは選挙に勝てないのだ。
先述した通り、全国の地方議員の合計で、公明党の所属議員が最も多いという事実を、今一度よく考えてみてほしい。
「なんとなく、近所のあの人が頑張っているから入れといてやるか」という人はかなり多いのだと思う。
とはいえ、電話帳のア行から順に投票を呼び掛けるなんてことはしなくてもいい。
「Go Vote !」という可愛げな動くスタンプを張り付けたインスタグラムのストーリー画面の端っこに、
「ちなみに〇〇に投票しました」と、ごくごく小さなフォントでテキストを載せてあげるだけでも十分だと思う。
次回の選挙では、支持政党や投票先を公言するブームが訪れていてほしいものだ。(まぁ無理だろうけれど)
と、雑文を書いている間に枝野辞任のニュースが飛び込んできた。
本多平直離党問題とか、公約発表の仕方(順序)とか、東京8区騒動の対応とか、
枝野のやり方が良くなかったところがたくさんあるのは認めるし、代表交代の議論が湧くこと自体は否定しないが、
今このタイミングで代表を挿げ替えたところで果たして良い結果となるとはとても思えない。
小川淳也待望論とかが出てきたら、ある種の風が起こったりするものなのだろうか・・・(冗談)
一体どうなることやら・・・