2021-11-04

前回と今回の衆院選比較して考える立憲民主党敗北の理由

自民立憲国民希望維新
2021年小選挙区議席数189議席57議席6議席16議席
2021年小選挙区得票数2762万1721万124万480万
2021年小選挙区得票率48.08%29.96%2.17%8.36%
2017年小選挙区議席数218議席18議席18議席3議席
2017年小選挙区得票数2650万472万1143万176万
2017年小選挙区得票率47.82%8.53%20.64%3.18%
自民立憲国民希望維新
2021年比例代表議席数72議席39議席5議席25議席
2021年比例代表得票数1991万1149万259万805万
2021年比例代表得票率34.66%20.00%4.51%14.01%
2017年比例代表議席数66議席37議席32議席8議席
2017年比例代表得票数1855万1108万967万338万
2017年比例代表得票率33.28%19.88%17.36%6.07%
自民立憲国民希望維新
2021年10月政党支持率38.6%8.0%0.8%3.5%
2017年10月政党支持率31.2%4.4%4.8%1.3%

第49回衆議院議員総選挙 - Wikipedia

第48回衆議院議員総選挙 - Wikipedia

小選挙区での自民党については、前回と今回で得票率はほぼ変わっていないが、議席数は減少している。

立憲民主党については、得票率は前回の「立憲」+「希望」と同程度だが、議席はそれを足し合わせたよりも増加している。

これは前回の希望の党が得票率のわりに議席数が伸びなかった(接戦区を軒並み落としていた)一方、

今回は野党共闘候補を一本化したことにより勝てた区が多かったことに起因すると思われる。

一方、比例代表での自民党は、得票率はほとんど変わらず、議席数もそれに合わせて微増しただけだが、

立憲民主党は、前回の「立憲」と「希望」の得票率を足し合わせれば37%になるところ、20%しか取れていない。

比例だけなら希望の党のぶんの得票を失って元の立憲民主党だけの勢力に戻ったようにも思えるが、

小選挙区ではきちんと「立憲」+「希望」の勢力を保っている(むしろそれ以上に伸ばしている)のである

ではなぜ比例で立憲民主党が伸びなかったのか。

考えるにそれは「小選挙区は大政党に、比例代表は小政党に」という人が多いからではないか

実際に、自民党や立憲民主党などは「小選挙区の得票率>比例の得票率」であり、

国民民主党や日本維新の会、あるいは前回の立憲民主党などは「小選挙区の得票率<比例の得票率」となっている。

特に今回は、野党共闘によりその傾向がさらに強まっていたものと思われる。

小選挙区では自民党と立憲民主党一騎打ちだったので立憲民主党投票するしかなく、

そのぶんバランスを取って、比例では国民民主党や日本維新の会投票した、という人が多かったのだろう。

もともと野党には政党支持率以上に大きく票が集まる。

野党への投票はそのほとんどが「無党派層反自民票」であるということだ。

彼らの投票先は野党候補が増えるごとに分散する。

それを解消するための方策が「野党共闘」だったはずである

つまるところ、立憲民主党がなぜ議席数を減らしたかといえば、

それは「比例までは野党共闘効果が及ばなかったから」ではないのか。

であれば、立憲民主党が取るべき道は「比例でも野党共闘をする」ということ。

すなわち、二大政党制を目指して大合流すればいいんじゃねーの?ってことだ。

野党全部の得票率を合計すれば「51.4%」で過半数!!!

いっそ維新共産も、思想の違いを乗り越えて野合しようぜ!!!

  • 看看现在的纽约时报沦落的样子,就想到将来美国的样子

  • 公明党入れろや!この糞!南無阿弥陀仏!!

  • https://anond.hatelabo.jp/20211104122821 コピペの前のトラバを2つ飛ばして地ならし

  • 今回の選挙で議席が減ったなんて些末なこと たとえ増えてたところでたかがしれてる 根本的には支持率を上げなきゃどうしようもない 当たり前のこと

  • まあそもそも民主党が分裂した時点で負けてたんだよね バラバラの今は勝負の場に立ててすらいない もう一度ひとつにまとまってからが勝負 まとまれればだけど

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