2021-11-02

国民民主に期待したい

この前の選挙ダメ元で政策良さそうな国民民主党に入れたら、想像以上に議席が伸びて少し驚いている。

自分自民党政治に不満はあったけども野党いまいち信頼できないくてやむなく自民党投票する消極的与党支持者だった。なんていうか、自分の中の評価では自民党40点、民主党とその後継政党20点、維新20点、公明共産カルト感がして生理的に無理みたいな感じ。

国民民主最初旧民主党の残党みたいな感じで期待していなかったんだけど、去年の立憲との合流の際に信用できない政治家がごっそりいなくなって、残ったメンバーがまともそうだったので主義主張を聞いてみてもいいかなと思ったのだ。

ちなみに自分評価できなかった立憲合流前の旧国民民主党政治家としては、小沢一郎氏のような古いタイプ政治家や、原口一博氏や森裕子氏のような官僚たたきで溜飲を下すような逆張り目的野党臭い政治家、当選目的になっていて複数政党節操なく移動する有象無象渡り鳥タイプ政治家が該当する。

ついでに言うと残った国民民主党メンバーでも山尾志桜里氏は自分勝手で胡散臭い政治家という印象だった。家族不義理を働く人が、国民不義理を働かないわけがないと思ったからだ。だけど総選挙前に山尾氏も引退したので全面的国民民主党を支持できるようになった。

そんなわけで、今回は生まれて初めて支持できる政党ができて、しか選挙議席が伸びてすごく嬉しいんだけど今後のことで少し不安がある。過去野党と同じように、短期間で政権奪取しようとして離合集散を繰り返さないかと言うことだ。

古くは新進党自由党合併した政権奪取前の民主党最近だと希望の党や旧国民からメンバーを引き抜いた現立憲民主党。これら過去野党はどれも政権交代の可能性を追求して、短期間に小選挙区擁立できる候補を増やすことを優先し規模を追ったことが原因で衰退してしまってる。なんていうか自分たちの理念に基づく良い政治よりも、数の論理や当然のためになりふり構わない行動を優先してしまうあまり結果有権者に見放されるというか。

その点、現国民主党は立憲との合流を拒否して残ったある意味頑固な人の集まりなので今のところはブレていない。だけど保守系野党可能性にかけて維新合併して規模を追ったり、立憲の分裂を誘って旧民主議員の糾合を狙ったら過去野党の二の舞だ。ここは10年くらい時間をかけてもいいから、じっくりと腰を落ち着けて、政治家としての理念が合う人たちを候補として擁立して徐々に規模を大きくする路線をとってほしいと思う。

時間をかけて政党を育てると言うパターンがここ30年くらいの日本には無かった(強いて言えば民主党結党5年くらいはその路線だったのが小沢自由党の合流で崩れて対決路線政権奪取モードになってしまった)ので、国民民主にはそれを期待している。現実主義野党として成長してくれることを期待したい。

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