はてなキーワード: ドレッシングとは
それ以上食べる気が起きないのなら摂食障害が考えられるので、すぐに実家に帰って通院を勧める。
実家が頼れず、栄養の取りかたが単純に分からないのなら、以下を参考にしてほしい。
増量にせよ減量にせよ、まず消費カロリーを把握するのが必須。これがわからないと何をどう食べるかプランが決まらない。
色々な算出法があるが、MD Mifflinの式を使うといい。
これで基礎代謝がざっくり出る。運動をしていないと思われるので、これに1.2をかけた値があなたの一日の消費カロリー(運動をしている人は1.55、めちゃくちゃしている人は1.725をかける)。
以下は増田が150cm・40kg・20歳・女性と仮定して進める。適宜読み替えてほしい。
1076.5kcal x 1.2 = 1291.8kcal
があなたの消費カロリー。摂取カロリーが1291.8kcalより少ないと痩せ、多いと太る(個人差あり)。
https://dietgenius.jp/macro-nutrient-calculator/
とりあえず削られた身体を戻すべきなので、増量する。
増量期は消費カロリーの1.2倍を摂るべきとされるので、1550.16kcalが当面の目標。
これだとご飯200〜300g、味噌汁、惣菜で生活をしていることになる。カロリーを計算すると、
くらいと推定されるので、あなたは596kcal〜864kcalしか取れてない。これでは小柄な女子でも全く足りない。
しかも、ご飯も味噌汁も基本糖質なので、タンパク質・脂質の供給源が惣菜しかない。「顔はガリガリな一方で下腹部が膨張」というのは、カロリーが足りていないのでガリガリになり、タンパク質が足りていないので筋肉が削ぎ落ちているものと考えられる。
タンパク質は体重(kg)を2倍したものがベストと言われている(40kgなら80g)。
という前提で考える。
スーパーで100g100円くらいの鶏もも肉が売っているので、それを毎日皮ごと200g食べる。
料理ができないなら、鍋に水をはってコンロにかけ、そこに鶏肉をぶちこんで適当に茹で、醤油をかけて食べよう。鍋は100均にある。飽きたらドレッシング、わさび + 塩、豆板醤、ポン酢、マヨネーズ、柚子胡椒など味のバリエーションをつける。それすらも面倒ならコンビニのサラダチキンで代用(ただしお金はかかる)。
これで200kcal、タンパク質は32.4g、脂質も同時に摂れる。食べられるならもっと食べてもいい。慣れたらモヤシやキャベツなど安い野菜を一緒に茹でて、カルシウム、食物繊維、ビタミンなどを増やす。
余分な脂質を摂りたくないビルダーなどは、鶏むね肉やささみを食べて油をカットするのだが、増田には脂質が必要。
料理が面倒なときに、糖質とタンパク質が3分で摂れるので常備。これで200kcal。
プロテインは安いものだと3kg5,000円で売ってる。1食30gなので、100回分、1回50円。タンパク質が20g補給できるので、朝と晩に飲む。
https://item.rakuten.co.jp/x-plosion/10000013/
安い上に良質なタンパク質、脂質、その他栄養が取れる。1個91kcal、タンパク質は7.38g。卵かけご飯が食べられるなら毎食卵かけに。朝晩食べるとして+20円。
ここまでで、一日320円でタンパク質が79.78g取れるので、現状の食事にこれを足せばでタンパク質はバッチリ、肌ツヤや頭痛などは改善すると考えられる。
カロリーについても、
現状の食事(860kcal )+卵ふたつ(182kcal) + 鶏もも200g(200kcal) + バナナ(86kcal) + プロテイン2杯(240kcal) = 1568kcal
となり、クリアできていると思う。身長体重などは推定なので自分で計算してくれ。野菜がないので、お金に余裕があったら野菜を追加しよう。まずはこの食生活を続けてみて、慣れてきたら脂質と炭水化物のバランスも考える。脂質は摂取カロリーの1/4を目安に摂り、残りは炭水化物で摂る。
ただくれぐれも摂食障害ならひとりでは治せないので、単純に食べる気が起きないなら実家に帰って病院へ。
醤油だけで食べるのもったいないと思ってこの一年いろいろ試した。
週3回買い物に行くので週2~3回の頻度で食べている。
年間よく買うのは、トンボシビ・カンパチ・ブリ系。後はちょっと気分が良いときや安いときは盛り合わせ。
・塩レモン
レモンの絞り汁に塩をいれるだけ。某Youtuberがやってた。
多分、白身の魚じゃないと合わないと思う。サーモンとかイカみたいなのにはよかった。
・塩ライム
上記のやつのライム。こっちのほうが酸いので好み。でも赤身は全く駄目。
全く駄目。だめというか「あ、味噌マヨネーズだな」という感想しかない。
・豆板醤
ほぼほぼ満点。味噌マヨネーズほどの「調味料が主」感は無いものの主張はしてきて、かといって素材を台無しにしない。
赤身にも合う。ただ、調味料自体がサラッとしていないので塗る量に慣れないと微妙。
「あ、豆板醤マヨネーズだな」という感想。学ばないのか、俺は。
「ユッケだな」という感想。いや、ユッケを目指したんだからそうなる。
鮪の血合いなど臭い部位でよくやる。
・わさびしょうゆ
昨日これで食べたけど「あ、これだな。」という感じ。飲み会なんかで刺し身出てくるたびに「あ、これだな。」となる。
(追記)
醤油+○○は大体試してる。(例:醤油マヨネーズ等)というか、醤油マヨネーズとか回転寿司ならサーモンそうなっちゃうし。なので無限にあるから最後のしょうゆわさび以外除いた。
醤油はpatoほど試したわけではないけど、patoの記事で九州の醤油は試した。そのうえで、地元の伊賀越というメーカーの刺身醤油が昔から使ってることもあり一番自分にあってると思うので醤油は伊賀越のさしみたまり。
酢+味噌:酢醤油は試したけど酢味噌はやってない。今度やってみます。(ちなみにつけてみそかけてみそはやった)
ドレッシング系:ごまだれとかはいいかもと思った。試してみます。
ただ、やっぱジャブジャブつけてちょうどいいぐらいの味になってほしいと思ってマヨネーズで割ったけど駄目だったので、
[B! 食] 「お腹が空いていないお客様」|黒ワイン|note
発展途上のお客様を大切に暖かく見守る、というのは、わかる一方で、自分ではいいことをいっているように思っているんだろうけど、選民意識が透けて見える、といったブコメの感想にも同意だな。
たかがイタ飯。リストランテって、内心ではこんなに客を見下しているのかと思うと、怖くて行けないよ、と思われても、やむを得ないよ。
トラットリアだろうが、リストランテだろうが、味とサービスで互角に勝負してほしいわ。
それでもリストランテという誇りを大事にしたいなら、完全予約制にしたらどうか、と思ったり。
とはいえ、客に嫌味をいうのが珍しいかといえば、世界的には別に驚くことじゃないだろう。
ヨーロッパ、特にフランスあたりでは、ダメな客は、嫌味どころか露骨に差別されたりするからな。
映画「プロヴァンスの贈り物(2006年英)」で、注文を取るラッセルクロウが、「ねえ、サラダはノンオイルドレッシングにベーコン散らして」とか頼んでいるアメリカ人夫婦に、
メニューを取り上げて、「マックが近くにあるからそっちにいって」と乱暴にあしらって立ち去るシーンがある。
そこまでの経験はしたことはないが、こちらが英語で必死に頑張っても、フランス語でしか対応してもらえなかったことはあった。文句や苦情がでても、店ではなく徹底的に客のほうが悪いという文化のように感じる。
郷に入れば郷に従え、で、居酒屋には居酒屋の作法があり、バルにはバルの、高級レストランには高級レストランの作法がある。
客の立場として、自分の話をする。カネに余裕ができて、ちょっと背伸びしておしゃれなレストランとか行き出した時期のことだ。
10年くらい前に、ひょんなきっかけで、イタリアワインにちょっとした縁ができた。
俺は今でも全く素人なんだけど、知人つながりで、いろいろ機会が増えて、少しずつイタリアンの面白さがわかってきた。
それまでイタリアンとかフレンチなど全く未知の世界だったが、いつのまにか日本のトップレベルあたりで切磋琢磨している様子も垣間見る機会ができるようになった。
就職したばかりのときは、残業続きで、終電間際の駅前の街中華の半額弁当を買うがせいぜいだったので、まるで別世界に入った感じだ。
テーブルマナーは、失敗しながら教えてもらって身に着けてきた。
テーブルマナーはリストランテに行かないと結局身につかないし、わからないから、お店の人に時には厳しいことを言われるのもしょうがないんじゃないかとも思う。
その意味で、冒頭の黒ワインの人のように、温かく見守るような店のほうが、ど素人にはありがたいね。
それ以来、少しだけだが、グルメに目覚めた気になって、日本のみならず、世界の各地でグルメを楽しむようになった。
ヨーロッパのミシュランガイド星付きの店も結構足を運んだよ。ヨーロッパでは特にスペインの星付きレストランのコスパとサービスのクオリティに驚かされた。
どういう店がクオリティが高いのか、自分なりのスタンダードが次第に作られていくのが楽しくて。
俺的には、ペアリングメニューとかマリアージュを経験して初めて、ワインや料理そのものに興味を持てるようになった。
10年前、興味をもつきっかけを作ってくれたソムリエの方は、先月残念ながら、お亡くなりになった。
その意味では、この世界のサービスがどういうものであるかを一番手っ取り早く知る方法は、グルメの知人をもつことかな。
そして、ミシュランガイドに載っている店やその人の勧める店に、その人と行ってみることだと思う。
その理由は、
1.ミシュランガイド(星の数やいくつかカテゴリがあるけど、さしあたりどれでもいい)に載っている店はサービスにハズレがないと期待できる。
2.自信がつく。ちょっとやそっとのことでは、おどおどしなくなる。経験値からサービスを比較することができるようになってくる。
3.知人の紹介する店に連れて行ってもらうことで、作法を学べる。店の人に嫌な顔をされる前に。また一緒に食べることで、料理やワインに興味がわく。それも含めて舌が肥えてくる。
こうして慣れていくと、逆に、だんだんわからなくなってきたことがあった。
それは高級レストランっていったいなんなの?ということだった。
高級レストランがあることは知っているが、その価値がよくわからなくなってきた。高級の定義はなんぞや。
例えば、ミシュラン・ビブグルマンで選ばれている店は、実は高級とか無関係だ。
トラットリアだろうが、カジュアルな店だろうが、洋食和食、ジャンル問わず、うまくてサービスがよくコスパのいい店が選ばれる。
そうしているうちに、次第に気が付いてきたのが、うまい店はミシュランだけではないこと。
ミシュランに関わらず、世の中には、料理や酒に情熱を注いでいるひとがいて、いっぱい埋もれた名店が潜んでいるということ。
家の近所のイタリアンのスタッフと気が合って、最高!ってことだってある。
近年、ミシュラン獲得したけれど、お客様にカジュアルな雰囲気じゃなくなって敷居が高くなったと思われたくないから引き続き、予約はとらない方針でいく、という店もあった。
一方、記念日利用で、初見で高級なお店を選ぶこともあるんだけど、けっこうイチかバチかだ。
最近は、口コミ評判や値段、高級かそうでないかは、ほとんど当てにならないと思っている。
特に、サービスが悪いっていう口コミは、本当に店のサービスのせいなのか、客が慣れていないだけなのか判断がつかない。
それと、例えば東京カレンダーみたいなマガジンがあるよね?デートの利用先に困ったお兄さんが読むアレ。
景色とか雰囲気重視だったら、ああいう雑誌情報は役に立つと思う。高い金出して、雰囲気を買う。
でも味やサービスという点では、、当たりはずれはあると思う。ハズレというのは、コスパ的な意味に結局はなるかな。これで1人2万円はねーだろ!みたいな。
そう思っていても、東カレみてワクワクしながら期待値マックスで行った高級店であればあるほど、ガッカリ感は大きい。勢い、口コミで、その店をくさしてしまうこともあろう。
俺も、ご多分に漏れず、口コミで店の悪口を書いてしまうこともある。ブコメ感覚でね。
でも、そういう口コミを目にした店のスタッフが発奮して、よし!もっといいサービス頑張ろう!と前向きにとらえてくれるとも思えないわけで。
それに、「この店は味が落ちた」だのなんだの書く俺は、自分自身の体調や経験の変化を考慮していないわけで。
ムカついて書いては、しばらくして反省して消す、みたいなことを繰り返しているうちに、口コミ自体やめてしまった。
結局のところ、
昨今時短とか言って手を抜いて料理するのが流行っているみたいですけど、私も料理は嫌いです。
正直言うと手間がかからなくなったのもあってちょっとは、料理を楽しむ心意気みたいなのは芽生えてきましたけど、どうせなら他人に作らせたいところ。
でもそんな富豪みたいなことできないですよね。
そういう人って最近だとホットクックとか使うんでしょうけど、ぶっちゃけホットクックの蓋とか混ぜ混ぜるるようわからんパーツをバラして洗うのはもっとたるいんじゃ!わかってるか!室温5℃になる部屋で水仕事なんかアホらしいんじゃ!
まぁでかい食洗機も変えばいいとか言うやつも出てくるかもしれんけどよ!5℃になる安普請のどこにそんなものを置ける場所があるんだよ!答えろお前の番だ!
それにそうやって場当たり的に継ぎ接ぎみたいに家電を買っていたら、ガラクタで部屋が埋まってしまいます。
そこで私がおすすめするのは三菱電機のジタングっていうレンジだ。
こいつは安くても5万円以上するっていう高級オーブンレンジなんだけどよ、私は好きです。
三菱電機はなんか社員を働かせまくってるヤバい会社なんだけど、そういうブラック企業がこんなに良い製品を出してるのは皮肉ですね。
まぁぶっちゃけジタングができることは、レンジー>グリルを自動でやるっていう機能なんだけど、そんだけの機能(オーブンも使えるけどまぁ使わねーよ。予熱とかめんどくさい)これが想像以上に便利すぎる。
具体的にこれでどうやって調理するかって言うと、朝出かける前に、耐熱皿に冷凍しておいたご飯、冷凍野菜、冷凍魚の切り身を乗っけて、冷蔵庫に放置してでかけます。
くったくたのカラッカラになってほうほうの体で帰ってきたら、これににんにくチューブを少し追加して、レンジー>グリル でオート調理。
大体7分-10分くらいで終わるので、できたてほやほやの物体にドレッシング的なのかけて食うだけです。
は?食洗機は持ってるよ小さいやつをな。でかい食洗機はおけないけど、耐熱皿を洗えるくらいの小さい食洗機は必要だろ?室温5℃になるんだぜこの安普請は。
母親の休みは基本的に週1で父親は不定休だが母親よりも休みは多くてほぼ定時で帰宅する。母親はほぼ残業している。
もし、自分が母親の立場だったらと思うとゾッとする。休みが週1しかないのに、その休みを使って溜め込んだ家事を終わらせての生活の繰り返し
父親は休みの日に家の用事を頼んでも「疲れているから」と簡単に断り、それを許される環境にいる。
母親は家事を全部しなくちゃいけなくて、毎日やっているのに父親は家の用事を何もせず、休みの日は自分の好きなように、ぼーっと過ごす。
そんな父親が気持ち悪くて仕方がない。父親はかなり知能が低下しているので、当たり前のことができない。
クーラーをしているのにドアを開けっ放しにしたり、ドレッシングや醤油の蓋を開けっ放しにしたりする。たまにならともかく、しょっちゅうである。「疲れているからしょうがない」という認識なため、家族がフォローするのが当たり前となっている。父親は本当に常識がないバカなので冷凍ごはんの解凍の仕方がわからないし、風呂の蓋の裏表の区別がつかない。
父親が家事をしないという問題を何十年単位で放置してきた母親にも、責任があり、両親の問題は子供には関係がないし、子供に落ち度は全くない他人事ではあるのだが、自己中心的な父親が気持ち悪くて仕方がない。
2013年前半のある日。
少しだけ、困難をかかえた子どもに関わっていた私は、豊島区のとある一軒家で行われたイベントに招かれた。今の日本で最も有名な「子ども食堂」の会場として、数えきれないほどテレビや新聞で紹介され、エピソードが演劇作品となったりもしている一軒家だ。
そのイベントには、後に「子ども食堂」の立役者として知られることになる元内閣府参与がいた。今や「子ども食堂」を代表する存在となった、Kさんという女性もいた。その後、日本一有名な「子ども食堂」の店主として名を知られることとなった男性Yさんもいた。そして台所からは、主婦たちの楽しそうな話し声が聞こえてきた。その地域のマクロビ活動で知り合ったという主婦たちだった。Kさんも、その一員だということだった。
食卓には、野菜を中心とした料理の数々が並べられていた。有機無農薬栽培という野菜は、確かに美味しかった。主婦たちが代わる代わる、有機農業ではない農業や農薬の問題を力説するのは、「はいはい、ご説ごもっとも」と拝聴するしかなかった。日本の農業者の平均年齢は何歳なのか。有機無農薬栽培は全国の農業者の現実的な選択肢になれるのか。農薬の害を直接受ける農業者たちが、どれほど注意深く農薬を取り扱っているか。そんなことを聞く耳があるとは思えない。相手はマクロビだ。
なぜ、茶碗蒸しが卵であってはならないのか。肉に似せてまで肉ではない何かをトンカツ風にしなくてはならないのか。私にはわからない。とはいえ、マクロビの野菜料理は、確かに美味しい。それは認める。「65℃で2晩寝かせて酵素がたっぷり出た」という玄米ご飯も、その説を調味料としていただくのなら、そして毒ではないのなら、異国でネタとして食べる料理の楽しみと同じだ。しかし「65℃で活性を発揮する酵素とは?」という謎が、未だに残っている。
そこにいた主婦たちは、マクロビがプライドの元であるようだった。精進料理で肉代わりに車麩を使用する場合があることくらい、料理に少し関心がある日本人にとっては常識だと思うのだが、そんなことが「あなた知らないでしょ?」とトクトクと語られるのだった。ご説を拝聴して差し上げようではないか。そこで出会ってそれっきりの相手だろう。
Kさんは、既に試行を始めていた「子ども食堂」計画について語りはじめた。
Kさんによれば、もともと地域にマクロビを普及させたい地域の主婦たちのサークルがあり、活動を続けているという。もともと中心となっていたのは、現在、日本一有名な「子ども食堂」店主として知られるYさんの、亡くなったお連れ合いだった。がん闘病の末に亡くなったお連れ合いは、最後まで一般的ながん治療を受けず、マクロビでの闘病を続け、幸せに亡くなったという。ご本人もご遺族もそれで満足なのなら、それはそれで結構ではないか。それしか言えない。相手はマクロビだ。
Kさんによれば、マクロビサークルの誰かがマクロビ普及活動の一環として、地域の貧困の子どもに食べさせることを思いついたという。しかし、子どもたちはマクロビを歓迎しない。だから肉も魚も出すことにした。そうしないと、子どもたちは来てくれないから。その時、Kさんは確かにそう語った。
時間が過ぎていった。食卓の上の食べ物は、概ね誰かのお腹に収まったけれども、ウドンサラダだけが大量に残っていた。近所の専門のお店(マクロビ専門店か)に数日前に頼んで手打ちしてもらったというウドンは、太さも硬さも均一ではなく、手でひねりながら延ばした感じだった。手でひねって延ばす麺は、世界の各地にある。美味しくて衛生上の問題がないのなら、問題ないだろう。そのウドンの問題は、美味しくなかったことだ。ウドンを作った「専門のお店」は、店舗で食品を加工して販売する以上、最低限の衛生基準は満たしていたと信じたい。
Kさんは、まだ残っていた来客たちに、そのウドンサラダを持ち帰ってもらうことにしたようだ。スーパーか店舗での使用済みのレジ袋が何枚か持って来られた。そしてKさんは、手で、ドレッシングがまみれて下の方は水っぽくなっていたウドンと野菜をつかみ、レジ袋に入れて配った。私も、その「お福分け」に与った一人だ。持ち帰り、自宅の冷蔵庫に入れる前に、野菜を除去してウドンだけにし、水で洗い、酢で洗い、焼酎をまぶしておいた。翌日、1食だけ食べてみた。食中毒は起こさなかった。でも、それ以上食べる気になれず、申し訳ないけれども捨てた。あまりにも、美味しくなかったからだ。Kさんの手についていたであろう雑菌が、水や酢や焼酎で殺されずに冷蔵庫の中で繁殖していたら、美味しかったのかもしれない。けれども、マクロビの味見に自分の命をかけたくなかった。
子どもの欠食が改善されることも、地域の子どもたちに大人たちが関心を向けることも、決して悪いことではないだろう。
継続して食事を提供するのなら、衛生面での問題はない食材食品の取扱いがされていると期待したい。
あの「子ども食堂」、そしてKさん一派の「子ども食堂」で食中毒が発生したという話は、今のところ耳にしていない。
けれども、日本一有名なあの「子ども食堂」の名を見るたびに、Kさんの名を見るたびに、2013年のあの日の会話と、酵素たっぷりという謎の玄米ご飯と、洗いも消毒もしていない使用済みのレジ袋に手づかみでウドンサラダを入れるKさんの手を、どうしても思い出してしまう私がいる。