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はてなキーワード: 方針とは

2024-05-15

anond:20240515202642

その方針転換が守られる保証は誰がしてくれるの?

ただの内部規則だろ?

良くない体制はずっと治らない

組織体制を変えるのは難しいことなんだなと思った。

IT業界で、昔はSESで働いていて、大手によく客先常駐していた。どこも大手ばかりでノウハウはしっかり蓄積され、設計書なども充実していた。

SESを脱退し、そこそこ大手IT企業正社員になれた。しかし、そこはこれまでのSES客先常駐していたような企業とは違い、あまり体制的には良くはなかった。

工数管理

工数管理は基本中の基本であり、やらないIT企業はなかなかないだろう。しかし、当社は違った。

工数管理をしなかったのである

1日に何をしたのか、報告の義務はなく、ただ作業していればよかった。

工数管理とは、案件ごとに工数管理のための番号(工数番号)を振り、さらにその工数番号ごとに要件定義、基本設計、詳細設計実装/単体テスト結合テスト総合テスト、などのサブ番号に分割して、工数登録することである

さらセキュリティ教育などは個々の案件無関係なことが多いので、維持管理用の工数番号が振られていることもある。

リリース後のトラブル対応なども工数を消費するので、それ専用の工数番号などもあったりする。

さらに、日々の工数を詳細に記載する日報のようなものも導入しているところが多く、どの作業に何時間作業たかを15分単位などで記載する。

工数管理のいいところは、作業サボりにくくなることだ。作業効率客観的に見えてしまうため、現実を突きつけられ、もっと頑張らなきゃ、と思う。

工数管理のだめなところは、とにかく面倒くさいことだ。当然だが、工数管理を行うための工数、は工数管理には入力できる枠はない。が、確実に無視できないレベル工数を消費する。あとトイレなどにつける工数などもない。

当社の工数管理

工数管理はないと言ったが、実はある。

しかし、活用されておらず、形式上だけ数字さえ入っていればそれでいい、というものだ。

その形式上すら煩わしいらしく、若手の意見バリバリ言う人から

工数管理は全く意味がない。適当工数入力していても誰もチェックしていないのか、何も言ってこない。

工数管理をしっかりすれば、1日に働いた時間がわかるのだから、勤怠システム不要である工数管理システムと勤怠システムを一本化すべきだ。

などの意見が出ていた。

月末にテキトー工数入力することすら煩わしいらしい。

そりゃあ工数管理根付いてない企業工数管理を行えばそうなるでしょう。

工数管理業務に結びつくものではなく導入メリットは明確には測れない。しかし、めんどくささは圧倒的だ。

結果、工数管理システムは完全に廃れ、入力すらしなくても誰も何も言わなくなった。

まり、当社はよく言えば従業員意見が通りやすい、悪く言えば従業員わがままが通ってしま企業なのだ

従業員意見尊重し、押し付けをせず、それぞれのルールを重んじる。良いことであるが、それでは業務改善できない。

これまでもそこそこやれてるのだから、それを無視して新ルールを導入しても、組織が壊滅する可能性が出てくるだけだ。

工数管理は基本中の基本だ。どこもやっている。それすらも当社は従業員わがままが通ってしまうのだ。

(まあ当社の工数管理はテキトーからダメだったのであって、もっと厳密に管理して、日報なども義務化すれば、これまでサボってた社員もサボれなくなり、結果的業務改善していたと思うが。)

当社はPDCAを回さな

PDCAはPlan, Do, Check, Action頭文字を連ねたもので、つまり、まずは予定(Plan)ありき。予定がないと実行(Do)はしてはいけない。

実行した後は必ず振り返り(Check)を行いなさい。

それらをした上で次の作業を行いなさい(Action)。

という意味である

当社もPDCA概念はあるし、週報という形でそれを実現している。

しかしその概念根付いておらず、週報以外ではPDCA無視している。

まり当社は、まずは実行があり、計画は立てることは必須ではない。多くの人は計画を立てない。

振り返りも当然実施しない。実行のみがある。Do, Do, Doである

これは作業レベルでそうであるし、案件レベルでもそうだ。案件はたしか最後には振り返りの資料作成する必要がある。しかし、これは単に作成しなきゃいけないか作成してるだけで、綺麗事をまとめた振り返りである

本来は、まずは理想を語り、次に現実を語る。しかし当社は、過去グダグダ言っても仕方ない、と理想を一切語らず、現実のみを語る。しかし振り返り資料には上司受けするような荒唐無稽対策記載される。

当社は、作業の前には計画ありき、などの文化は全く根付いていない。優秀な人間でも根付いていない。

私はただの平社員なので、それらについて指摘はできない。指摘したところで「じゃあどうするの?」と詰められて終わりだ。指摘するなら十分な資料作成と具体的な対応策の準備、そして責任人を動かすカリスマ性が必要だ。私にはそれらを準備してまで無駄に頑張る気はない。

当社はマニュアルを作らない。

驚いたのが部の方針説明会の時だ。

業務改善必要だ。

個々のチームで業務改善に取り組んでほしい。」

と書かれていた。

本来は、業務改善は個々のチームだけの問題ではないので、上層部マニュアル化してルール化すべきではないのか?

アイデアは個々のチームから出してもらっても良いだろうが、それを取りまとめて全体で取り組ませるのは上層部の役目ではないのか?

それをなぜ、個々のチームに依頼する?

業務改善といえばマニュアル作成設計フォーマット作成だ。

マニュアルがなぜ必要か?

それは能力の低い人でもマニュアル通りに作業することで能力の高い人と同等の仕事をできるようにするためである

それすなわち業務改善である

しかし、当社はマニュアルを作る習慣はない。自分用のメモは作るが、維持管理に使えるマニュアルは誰も作らない。

また、当社には設計書のフォーマットはない。

フォーマットがあるだけで記載漏れがかなり減る。考慮漏れも減る。作業が具体化されるからタスクも細分化して記載できる。

当社には推奨するプログラミング言語はなく、推奨のフレームワークもない。

これらが共通化されていれば、開発者がいろいろなチームに参加しやすくなるし、別のチームの有識者相談やすくもなる。

こういった業務改善本来上層部が率先して枠組みを作るべきだ。しかしやらない。

上層部知識がなく、やるとしたら雑な仕事しかしないから、やられると逆に困るのだが。

まとめ

当社はとにかく従業員の声が大きい。強い。

業務改善などの施策を出しても、従業員が納得しないと続かない。

そういう組織文化なのだと思う。

そういう文化を変えるのは並大抵のことでは出来ない。

環境が変われば人は変わるだろうが、そもそも環境を変えるには人を変えないといけない。だから変わらない。

仕事が回らなくなり死にかければ変わるかと思ったが、たぶん変わらない。

仕事の仕方を変えるくらいならきっと死を選ぶだろう。それくらい変わらない。

追記

2024/05/15 10:48

工数管理の是非について:

実装者は成果物作成する側だからサボりにくいのよね。

工数管理すべきなのは成果物ではなくサービス提供する人なのかもしれない。例えばPMなど。

当社の開発チームは、開発者PM以外にも、君必要なの?何やってる人なの?打ち合わせには参加してるけど、ただの工数食い虫じゃね?みたいな人もいるのです。

あと外注さんにも何の工数管理しないのはやばいと思う。外注さんリモートワークだから案件掛け持ちされてる疑惑も出てたし。

2024-05-14

anond:20240513212937

これは本当にそう。

脚本家が褒められている作品は結局のところ映像や演技がよく出来ている。

脚本がボロクソにされていても映像だけは褒められることもなくはない(細田守映画とか)。

でも、映像がボロクソで脚本けが褒められるアニメ存在しない。

脚本家作品に与えられる影響力は決して大きくなく、結局のところは大幅減点さえしなければ誰が書いても大差はない。

もしも脚本の影響で作品が大きく損なわれているように感じることあったたら、それは全体指揮を取っているP・D・監督提示した作品方針のものが間違っているだけで、そもそもそういう作品監督脚本もやってたりガンガン口出しをしている(細田守映画とか)。

結局のところ、脚本家なんてのは作品作りにおける小間使いのようなものしかない。

一時期シナリオの酷すぎるアニメが乱発された時期に、話は全部脚本家が作っていると勘違いしたオタク脚本家を叩きまくり、その反動シナリオがよく出来ていたら脚本家を過大に評価する風潮が生まれたけど、あれは全部オタク勘違い

脚本家の影響力なんて本当に微々たるものだよ。

今更「脚本家って実は大した影響力ないよね。作品作りの邪魔になるようなカスじゃなきゃどうでもいいけど、ぶっちゃけ出来が酷かったら監督たちが直すから誰がやってもマジで一緒っぽいね」とは言えないオタク達が10年20年積み重ねた自分たちの誤解を認めようとしてないだけなんだよね。

本当に見苦しいよ。

脚本がクソだの、脚本が凄いだのって。

スクエニに対する評価

ビッグタイトルFFドラクエ)に頼ってるってのはその通り。

ただ、チャレンジしていないってのはそうではなく中規模なタイトルを乱発しまくってたので逆に自社製品で食い合いをしていた(JRPG好きの客を奪い合っていた)

気づいてないかもしれんが、ゲームが発売した次の週に同じスクエニ製のゲームを発売するとかわけのわからんことをやっていた。

それが結局失敗したのでAAAクラスに注力するってのが今回の方針転換ね。


あとマルチプラットフォーム戦略に移行するべきなのは正直その通りだと思う。

PS系列限定して発売するのは将来の客をどんどん逃がしてる。

特に日本じゃもうPS5はきついし。

ある種自分社会性のなさを実感した

とある場で新人研修を行う事となった。

自分社会経験豊富ではない上、今まで小さい会社に勤めていただけだったから、こういった仕事は初めてだった。

 

で、新人たち。まぁ見事に挨拶もしない、返事もしない。こちらが問いかけても全く無反応。

一人だけ反応しようと素振りが見られるが、周りが静かすぎて合わせて沈黙する結果、全員が無反応。

自分たちが社外の人間からだろうか、とも思っていたが、直属の上司にも全く同じ反応。

「連絡事項があります」と声をかけても、喋ることをやめない。

まぁ、社会経験のなさか……よく言われるZ世代の特徴か……?とは思いながら、そこは現状様子を見ている。

 

ちなみに、ここの社風はなかなかに古風なThe 体育会系だ。(研修プログラムの中に、走り込みや登山などがある)

そんな感じだからか、勝手偏見で「こんなだりぃ事やってられっかよ!」みたいな、反発心があるかといえばそこは全然なかった。

とにかく自主性がない。いわれたことはきちんとやる。その代わり、いわれたこと以外は全くしない。

今回の学習方針が「自主性を育てる」だったのも相まって、割と研修者に決定権を委ねる、という事を多々行っているが、皆とにかく困惑する。

誰も動かない上に「いやそっちで決めろよ」という空気すら流れる

 

そんな研修者たちの自主性のなさや熱量の低さと社風の古式ゆかしいシステムが、第三者から見ていてあまりにもアンマッチだった。

とても不思議感覚を覚えた。

都会とは到底言えぬ場所会社を構え、その周辺に引っ越しをさせる。ある人はアパートマンションを借り、ある人は社宅へ居を構える。

居住地でさえ会社に縛られる。その他の様々なアクティブ雰囲気をまとった行事あいまって研修者の性質とのギャップを感じ、頭をひねった。

自分なら間違いなく息苦しさを覚えて、こうも変な風習に縛られるのなら、さっさと離脱してしまうだろうな、と考えた。

 

でもすぐに、こういうのって割と社会人として普通なんだろうな、と思った。

自分社会経験の薄さもあいまって判断に困るのだが、それでもある種自分社会性がないのだな、と気付いた。

ただ、最近若い子は~……と括るのは正直ナンセンスだとは思うのだが、現状はどうなのだろうか。

やはり自主性にも主体性にも乏しいのだろうか。個人的には、そこに恐怖すら感じる。

2024-05-13

はい終わった!弊社終わったよ!

そこそこデカ目な地方地域密着型の企業です

2020~2024にかけての産休トラブル会社が見事に終わりました

10人規模の部署で2人が3ヶ月の期間のずれで産休に入る

しゃーないと産休入った子の同期の男性社員新人で頑張る

産休明けて2年後昇進の段で産休に入ったほうが同期の男性社員より先に昇進する(理由女性管理職やす為)

ここで同期の男性社員から「9ヶ月ブランクがあって今もちょくちょく早退したうえで仕事こっちに散らす人間が先に昇進するのは納得がいかない」と物言いが入る

はっきり言っておっしゃる通りではあるんだけど方針を変えることはできないのでなんとかなだめる

そして産休取って管理職になったほうは旦那の方も育休取ってサポートはしてくれたがそれでも管理が疎かになって下の人間が同期の子同調し始めて部内の雰囲気が思わしくなくなる

何度も相談したが「ここで降格は内部的にも対外的にもまずい」ということになり何も手が打てない


結局コロナ明け直後ぐらいに同期の子とそれに同調した後輩合計4人が退職して別県の同業他社にそのまま入社

産休取った子も申し訳ない、ということで依願退職部署は大量の離脱者のせいで新規営業かけられず売上高は当然下がる

業績に直接影響出たのでこれは流石にまずいと昇進プランを見直すことにしたが既に産休を取った女性から待ったがかかる

OB訪問で「女性産休育休は不利にならない」と説明しているのでそれを変えるのはまずいし後輩にも示しがつかない、という話になる

そうして足踏みしている間にどんどんその部署の話は社内で広まっておんなじような話題で各所で火種が燻り始める

もう今経営陣は誰も妊婦してくれるなと神に祈ってる状況

自分転職活動中でーす✰

現場からバックまで雰囲気最悪すぎてもうダメだわこの会社

2024-05-12

アークナイツ サーミ統合戦略難易度12分隊クリアマーク埋め備忘録

何でここで書くかって白Wikiのお砂場勝手に建てたら叱られそうだから……。

転載とか参考にするとかはご自由にどうぞ。あとこの記事個人意見なのとちょくちょく大陸バレあるよ!


サーミ統合戦略 難易度12とは

https://arknights.wikiru.jp/?%E7%B5%B1%E5%90%88%E6%88%A6%E7%95%A5%E3%80%8C%E6%8E%A2%E7%B4%A2%E8%80%85%E3%81%A8%E9%8A%80%E6%B0%B7%E3%81%AE%E6%9E%9C%E3%81%A6%E3%80%8D#d1a24e91

概要はここ見て。難易度12でキツい効果12の「第1、3、5層突入時、耐干渉指数-1」と9の「同時配置可能人数-1」、あと6の「★4以上のオペレーター招集する際に消費する希望+1」。あとはキャラパワーでどうにかなる。

この3つのデバフは★6パワーで何とかならず秘宝で補う必要がある。まり同時配置数+秘宝無しで生垣で同時配置マイナスを引いたら泣いて撤退になる

分隊効果とかは難易度12クリアマーク埋めするような統合戦略廃人なら割愛。白Wiki見て。

以下、役に立った方針とか召集方針とか秘宝とか日記とか書く。


破壊戦術分隊科学主義分隊突撃戦術分隊支援分隊

勝手にやってろ!(割とマジで

以上4つの分隊分隊パワーで難易度12程度なら何とかなるどころか難易度15でも常用できる。

なので以下で書くのはそれ以外の分隊が前提。


初手どうすんの

難易度12なら異リードか異ジェシカ安定。黒騎士実装されたら黒騎士でもいいかも。異ガヴィルは後半役割なくて微妙

増田は異ヤトウスタートは安定投げ捨てすぎて合わなかった。1層全戦闘ステージ踏みたい派なので。

Wikiで初手おススメされてるティフォンは初手で取るもんじゃないしケルシーとか道中通してぶっちゃけいらん。初手オペに限っては対空大正義

初期支援希望+がなくてスポットクルースラヴァスタートは割と結構ある。その場合戦闘後に補助券出ないのを祈れ。


基本的召集方針

希望に余裕ができたらまずはイネスを握れ。できてなかったらまずアンセルスポットを握れ。

これには理由がありまして、3層まではイネスと異リードor異ジェシカが昇進2になっていたら★3オペと併せて全ての緊急がクリアできる。3層初手ゴプニクは知らん。

ムリナールはぶっちゃけ5層まで不要。5層では昇進2必須。異テキは4層からかいケアのために欲しい。

なので召集順に融通が効くようになるロドスの戦術無線は神。何を差し置いても欲しい。

増田の★6召集順目安はイネス>異テキ>異リード昇進>ムリナール>5裏対策オペ(≒モスティマ)だったな。

イネス/異テキ/ムリナール/異リードサーミ統合適正カルテットです。こいつらが軸でこいつらがどれかいないと5層で詰むので最優先召集

5裏行くならティフォンは最後まで要らなくて道中含めて水チェンの方が融通利くとか6表行くのにSP自然回復秘宝無かったらフィリオ召集した方がいいとかそういう小ネタ要る?後で書く。

あと増田は異ヤトウは6面行く以外で不要だと思ってるけど音楽理論の災いには異ヤトウ&ナイチンがスーッと効く。

モスティマじゃなくてカニラート盗塁マンを何とかできるアークナイツ上手いマンマジで羨ましい。増田ゲームが下手


キャノットでお買い物(召集券以外)

ロドスの戦術無線オルゴール>>灯火&角笛>耐干渉指数+秘宝>赤リボン狩人洞察希望+秘宝&オペ昇進秘宝&人事部機密文書>湖の神盾>同時配置プラス秘宝

基本的には「第1、3、5層突入時、耐干渉指数-1」「同時配置可能人数-1」「★4以上のオペレーター招集する際に消費する希望+1」をケアする方針

それにしたって灯火と角笛はマジで性能がイカれてる割に安いので売ってるならぜひ買え。オルゴールと赤リボンには本当に世話になった……。

狩人洞察と湖の神盾は強いっちゃ強いけど無くても普通にクリアできる。

手を含む職強化秘宝に頼ってクリアするようなら三流じゃねって難易度12を数十回やって思ってきた。なのでもう買ってない。PT全員が強くなる方がはるか重要

でも医者・自救と医者・妙手は初手召集する異リード壊れパーツ(=安定度上昇)なので買うのはアリかも。


道中マス踏み

3層終わりまでに生垣踏めなかったら諦めるボタンを押す。あと6層フラグの先行く者は4層で踏む。踏めなかったら諦めるボタンを押す。

分隊機能で上振れを狙えないとぶっちゃけこれが一番の方針になってしまう。

2層の先行く者で6層フラグ踏むのは3層の難易度バカ上がりするから破壊戦術分隊以外無理。特に緊急氷海の虚像

なので2層の先行く者は積極的に踏みに行ってオペを送るべき。もちろん生垣が最優先だけども。

4層までは積極的に緊急を踏んで秘宝を増やしていきたいので、6層フラグは4層で踏むしかない。

なので繁殖の啓示は買ってでも欲しい、でも無理なときは諦めるボタンを押しましょう。

音楽理論の災いのためだけに異ヤトウを召集するかは好み。高規格分隊でそんな余裕はない、それはそう。

なので5層のうち音楽理論の災いだけは避けて通るか啓示で書き換える。他は意地でやるしかねえ!やれなかったらオペ召集できなさすぎてどうせボスで詰む。緊急死者の行軍つらい。

5層追加マップがどう見ても地獄なのでやるなら今のうちだぞ。グレイディーアorノーシス要求されるとか召集セオリーから外れすぎてつらたん

思わぬ遭遇は5裏フラグ啓示か驚き協語か狩猟で潰すとかそういうのは基本だけど一応書いておく。思わぬ遭遇を踏んでいいことはあまりない。戦闘クリアしていくしかない。


啓示板

下側の優先度だけ書いておく。

移住>>>歌唱>巡視>喜び=略奪>沈黙>驚き>慰霊。6面行く場合だけ繁殖が巡視の前に入る。他は要らないので適当に捨てていいよ。

移住が取れたらどんなクソ分隊でも難易度15が何とかなる。それくらいぶっ壊れ啓示なんだが取れるわけねえんだな。というわけで歌唱以下が現実的な目安。

「第1、3、5層突入時、耐干渉指数-1」「同時配置可能人数-1」「★4以上のオペレーター招集する際に消費する希望+1」をケアする方針なのでこうなる。

慰霊位置が低いのはボスで使う上側啓示板と競合するから

巡視は個人的にはめちゃくちゃ重要啓示(崩壊パラドクスで同期性消耗がついたら最悪なのでそのケアに使う)なんだけど難易度15やってる人たちからしたらそうでもないっぽい。

上に挙げたどの啓示も協語で使うこと前提なのだ個人プレイスタイルによる。

突撃戦術分隊科学至上主義分隊なら同期性消失が付いたところで耐久1まで減らしても6表クリアできるからマジであの分隊パワーおかしいと思うの。実体験。


召集小ネタもしくは個人的な日記

サーミ最適正カルテットイネス/異テキ/ムリナール/異リード)以外に召集するオペ

個人意見からな!

5裏:クオーラorニェン、シャイニングorクエルクスモスティマ、水チェンスルト

6表:ティフォン、ナイチンゲール、異ヤトウ、異ジェシカ、テンニンカ、スルトフィリオシス

何だかんだで重装が強いとサーミ統合は楽になる。ニェンが理想だけどクオーラでもいける。ホシグマは反射があるのでNG。異ジェシカも腐っても★6重装の耐久とブロック数があって良い。

ティフォンと水チェンは使い分け。道中は水チェンの方が融通利くと思う。ティフォンS2の起動の遅さは本当に嫌い。

テンニンカは6面行かないなら不要イネスで初動コスト稼ぎきれないなら召集の方を見直した方がいい。旗が必要なのはクレイズセオン1週目までに確殺体制を整える場面くらい。

フィリオクレイズセオン1週目に無敵解除装置OCを間に合わせるためなので秘宝次第で不要。昇進1でも最悪OK

カニラート盗塁マンを何とかできないゲーム下手増田なのでモッさん呼んでるけどカニラートで何とかできるアークナイツ上手いマンはそうした方がいいです。


モスティマ引換券としての術師券(つまり5裏行かないときの術師券)と補助券には希望を割かない

サーミは術ダメは強いが術師が強いわけじゃねえんだなこれが。強いのは異リードそして異テキ、END4に限りケオベなんだ。エイヤ召集して役に立ったと思ったこマジでない。GGも以下同文。

でも5裏行く時だけはモッさんを召集せざるを得ないし腐っても拡散術師なので昇進1でも道中でそこそこ役に立つ。

モッさんS3の「全てをうやむやにする力をーーー!!」に応えてくれる度合はかなり高い。ミヅキローグのノーシスS3くらい高い。なので術券ではモッさんとラヴァ以外召集しなくていいです。

でもEND4ボスはケオベでしか削れないからケオベに慣れるために5裏で使うのは難易度15(防御が最大)ならアリだと思う。


補助券はなぁ。濁ス召集する派とそうでない派がいて増田後者。あとノーシスはミヅキローグほど役に立たない。射程が短いのが悪い。

どうしても医療券来ない時用にクエルクス保険で育ててモジュールつけてもいいけど2回しか使わなかった。5裏はともかく6表行くならナイチンゲールの方がいいからね。


・アビサル

増田は使わない派。特殊券は異テキと異ヤトウが食う。それはそうとして5層追加マップグレイディーアぶっ刺さりってマジ?

難易度15の5裏が最適性だと思うが増田は剣スカジ持ってない。無くても何とかなるので好みでどうぞ。


・★6医療どれにする?

ゲームド下手なので盗塁マン入口でクオーラに抱えててもらうけど、それにつける医療どれにする問題。6表ならナイチンゲール一択なので5裏の話。

個人的に道中含めて安定度が上がると思ったのはYモジュシャイニングなんだがこれは増田が異エイヤきじゃない(S1起動が遅いのと元素ダメサーミは痛くない)のがデカい。

凍結ケアルーメンにするかシャイニングにするか異エイヤにするかはマジで好み。アビサル編成スカジにワルファリンorクエルクスつければいいだろというマジレスはやめてね。

END4では異エイヤS3一択なので慣れておくに越したことはなさそう。ケルシーは道中含めて要らない派。


・異ヤトウおらん

スタートで借りて1層死に覚えするしかいね……。とはいえ無くても難易度15も何とかなるはず。

実装含めると初動はElaか黒騎士が最安定と思っている。ガチャをやめられない。


・援護戦術分隊マジでつらかった

増田高台オペ苦手なのとサーミ統合は使いやす高台が少ないのが悪い。主に死者の行軍と音楽理論の災いのことを言ってる。

分隊パワーはあると思うけど個人的に生活至上分隊の次につらかった。


おわり

この記事個人日記なので鵜呑みにされるとちょっと困る。転載とかは好きにしてね。

それはそうとして高規格分隊生活至上主義分隊マジでクソだなと思う……。一番つらかった。

2024-05-10

どうせキチガイに刺されて死ぬんだし、その前に取れるだけ吸い取っておくか

という方針なのだとしたらスゴイ

自分への覚え書き

好き嫌いや愛憎という感情がある。

好き嫌いや愛憎は、個人価値観を反映する。価値観は快・不快と損得(利益と損失)を二軸とするマトリクス図で表せる。マトリクス図には「快く、利益を得る」「不快で、損失を受ける」「快いが、損失を受ける」「不快だが、利益を得る」という四つの区分ができる。このうち「快く、利益になる」が好き、「不快で、損失を受ける」が嫌いに分類される。ちなみに快・不快は生まれつきの性格によって決まり、損得は目的意識によって決まる。すなわち価値観先天的性格後天的人生の目的の二つが揃って初めて確かなものとなる。

快・不快と損得の正負が一致せず、好き嫌いに分類することのできない矛盾した感情がある。「快いが、損失を受ける」「不快だが、利益を得る」の2つである。この2つの感情は、個人内面では明確に区別されない、ほぼ同一のものである。この感情を元にした行動が対象利益になる場合、その感情は愛と呼ばれ、行動が対象に損害を与える場合は憎しみと呼ばれる。

すなわち愛憎は自己他者(あるいは行動主体対象)の快・不快や損得が対立する場合のみ生じる。対象の快や利益が自らの不快や損失となる場合、あるいはその逆の場合に、どちらを選んでどちらを犠牲にするかを選択した場合にのみ、愛や憎しみは生じる。

また、一人の人間内面にも対立する快・不快や損得が存在するため、しばしば自己への愛と自己への憎しみが同時発生する。いわゆるトレードオフである。この対立は、意識して調整する必要がある。

例えば食事について、食べ過ぎて太ることに悩む人がいるとする。食べることが快いのは先天的ことなので簡単には変化しない。太ることにより利益を得ていればそれは「食べることが好き」であり、問題は生じない。しかし太ることにより損失を受けると感じる場合は、自己への愛と自己への憎しみが同時に生じる状態となる。この時、調整の方針は3つある。一つは、愛憎を逆さまにすること、すなわち食べないという不快を選び、太るという損失を受けない状態にすることである二つ目は、快を得たまま利益を得られる方法を考えることである。三つ目は、食べることの快さそのもの否定するものであるが、これは生まれつきの性格否定するため実現は難しい。そして現実には、一つ目の方針として食事制限や拒食、二つ目方針として有酸素運動または過食嘔吐を選ぶ人がいる。そして愛と憎しみを調整せず、好きなだけ食べて自分の体型を嫌悪する人もいる。

愛憎の調整は難しいが、放置はやがて破滅を招く。どの方針を取ってもうまく調整できない場合は、損得の軸を見直す必要がある。すなわち人生の目的見直し場合によっては変更する必要が出てくる。しか人生の目的を変え、損得の軸を変更することは、既存価値観全体が変わることであり、好き嫌いの変化が生じることもある。一人の人間にとって多大なストレスであるため、このような転換はそれを上回るストレスに遭遇しない限りは滅多に行われない。

最近依存先を増やすといって、損得の軸を増やして複数価値観を行き来する方法が紹介されている。価値観の切り替えには、アスリートが用いるルーティン手法が参考になる。

anond:20240510073514

JCBは元々成人向けとマーケットプレイスにかなり厳しかったけど、

2年ほど前から明らかに方針転換していて、各サイトでも使えるようになっています

2024-05-08

漫画を追いかけるにはプログラミング勉強しないといけないみたいな考えになる。

bookliveとかで、登録されている作品を全て一括表示するとそれはそれは何十万件と出るわけだ。

一個一個ざっと見でもサムネ確認して大雑把に内容を確認する、そのなかから気になったものをジャケ読みするという方針をとるにしても、しらみ潰しにそれを行うにはネットワークデータベース挙動に関する知識必要だと知る。

まず検索結果はセッション単位で固定ではない。

これはブラウザ履歴キーワードが反映された検索結果のURLがあってそこからダイレクトアクセスしても検索結果が表示されることからも明らかだ。

これは裏を返せば、たとえば8時丁度に検索結果1ページ目を表示してから何秒か経って一通り見てから2ページ目を表示した場合と、同じ8時丁度に最初から2ページ目を表示するのとではそのページの検索結果としての構成微妙でも異なる可能性があることを示している。

1ページに100件漫画を表示する仕様採用していて検索結果が2000ページだとしよう。ソートは仮に人気順だとする。まあこれはしらみ潰しするうえでは絶対選んじゃいけないソート法なんだけど。

1ページ目を表示したその瞬間に、5ページ目に表示されるようになっている漫画があったとしても、5ページ目を表示したころには1ページ目とか4ページ目に表示されるようになってるかもしれない。普通に順番に次々ページを進めていって5ページ目に到達したときにはこのことに気づかないかもしれない。以降やっとの思いで2000ページ分確認完了しても、ついにその漫画確認する事なくしらみ潰しできた気になってしまい得る。

二周すればいいと思うかもしれないが原理上何周しようが同じように1ページ目に表示されなくてスルーしてたら2ページ目を表示したときには1ページ目に表示順位が変わっていたりして、結局「入れ違い」になり得る。

今のような具体的な話を聞いていると「別タブに1ページ目を表示しておいてじゃあページを進めるたびに1ページ目の表示を更新する定点観測をすればいいじゃん」と浅い考えを持つ人がいるかもしれないが、こうした順位の変動は2000ページの範囲のあらゆるページとページの間で起こりうることなので、そうした考えは全く通用しないことは、少しでもアルゴリズム的な思考を駆使できれば理解できる事だと思う。

最低でも新着順じゃなければならない。新着順にした上で1ページ目を定点観測。ページ進めているときに1ページ目の表示が変動したら、プルプッシュ?式の考え方なら直前に見たページにあったいくつかのデータが今のページに追いやられていることに注意すればいい。しかしこれで果たして完璧なのか?プログラマーセンスがまだまだ足りなすぎて盲点はないか(実際いずれは自動化検討しているのでもろプログラミング技術の学びが必要)?Code CompleteとかClean Architectureとか読まなきゃだめちゃう?みたいなことを考えてしまう。

でもいざ漫画の造詣が深い人で「こういうことを難しく考えて」プログラミング身につけたしプログラミングが役に立った漫画オタクのきょうようだなんて言ってる人聞かないし、自分が考えていることの力点ずれてるだけでもっと気楽に生きるべきって気がしてしまう。

2024-05-07

NISA以外の投資手段説明ってあんまないよね

まあ、実際、新NISAで飛びつくレベル個人でやれる範囲だとお勧めできそうなものって殆どないと思うけど

ただ「円安になって銀行預金毀損してる! 早くNISAしないと!」とか言ってしまブコメを見ると

「じゃあシンプル米国債ドルMMFお勧めしたほうが、預金性質が近くて良くない?」と思ってしま

少なくともオルカンに手出しできる環境を構築したなら、もうMMFも気軽に手出しできるわけだし…

(実際は為替変動リスクは滅茶苦茶リスクいから、今が円安から銀行預金リスク高いよねと説明するのが間違ってるんだけど)

 

特に、20代から投信積立は総資産が少ないだろうから、彼らに投資を勧めるの怖いよなといつも思うんだけどさ

30歳ぐらいで人生の大きな転換点が発生したとき(まるきり違う職業に行ったり、起業したり、結婚出産子育て離婚家庭トラブル等々があったり、普通に個人ごとの変動は多い)、手元の資産のそこそこの額がNISA投信で動かせないってまずいでしょ

20~40歳ぐらいまでは人生方針転換って、これから特に普通に考慮に入れるべきだと思うので、「若いうちから投信しといたほうがお得」は、滅茶苦茶怖い言説がまかり通ってんなと思う次第

投資信託なんて40代半ばで子育て終了も見えて、自分能力を顧みてデカイベントはもうないなという枯れ気味の人のための選択肢だと思っとくべき(40過ぎても俺はまだやれると思ってる人は他人に金の管理を任せる方がおかしい、とも言える)

会社PCに全データ消去の時限爆弾を仕掛けた人の話

いい区切りだったので乱文になるけど吐き出させてほしい

多少はフェイク入ってます

 

8年ほど前、まだ20代後半だった自分が今の会社中途採用された際に同時入社の同期が1人いた

自分とは歳の離れた40代後半であった同期である彼こそが後に、時限爆弾を仕掛ける人物である

 

入社した会社はその時期に基幹システム刷新を考えていたらしく

その募集システム部として採用されたのが自分とその同期であった

 

当時のシステム部の社員は2名体制で1人が60代で定年間近の上司A、もう一人は50代の上司B

2人でなんとか基幹システムの維持だけを行っている状態であった

 

会社としては基幹システム刷新以外にも社員世代交代を徐々に行っていくための採用だったと入社直後に言われた記憶がある

そのために自分と同期の年齢を分けて採用したのだとか

60代の上司A、50代の上司B、40代の同期、そして20代自分

かにそのまま行けば年齢層は順調に推移して、10単位20代採用することを繰り返せばいい感じにも思えた

しかし後のこの方針破綻することとなる

 

入社してから仕事としては60代上司Aの定年退職が控えているため、まずは稼働中の基幹システム仕様理解に日々の業務の引継ぎ

そのうえでシステム刷新とやることは山積みであった

 

 

そんな多忙業務をこなすなか同期と話すうちに彼の人柄が徐々にわかってきた

箇条書きでまとめるとこんな感じだったと思う

 

・今の会社採用される前、同じような職を転々として現在8社目であること

受託システム開発ばかりやっていたが、そろそろゆっくり仕事ができる社内SEまったり過ごしたいこと

・前職の会社では上司に切れてばっくれ退職を決めたこ

・年齢と経歴の割にプログラムが雑なこと(※これは自分視点だがそう的外れではないと思う

 

 

また、今の会社に対してのスタンスや不満が溜まってきていることも伝わってきた

 

システムを作る自分たちのチームが上で、運用するチームを下だと見下していること

・その運用チームから稼働テストの際にミスを指摘されると不機嫌になること

残業が多く、給料が少なくて不満があること

 

中々怪しい気配が漂ってきたと当時の自分は思った

 

残業に関しては、毎日という程ではないが20時頃までは働いていたと思う、遅くても21時までだったはずだ

ただこれはシステム刷新が終わるまでという明確なゴールがあったのでそれまでは申し訳ないが対応してほしいと事前に説明があったし残業代もきっちり出ていた

自分は前職が完全にブラック終電帰り、残業代なしが当たり前という環境もあったため特に問題なく仕事ができていたが同期はかなりストレスだったようだ

 

給料については会社方針として勤続給ではなく年齢給であったため同時入社であるものの同期は自分よりかなり貰っていたはずであるが、それでも不満だったようだ

 

 

そして入社1年半後、あるトラブルが発生する

トラブルといってもただ上司Bが打ち合わせ中の同期の態度について不真面目だと切れて説教したのだ

この上司Bと同期の彼は相性が悪いようで度々小さな衝突はあったが上司Bが声を荒げて説教するのは始めてのことであった。

このとき上司Aが場を納めて事なきを得たのだが

しかしこのことがきっかけで上司Bは同期に対して我慢がきかなくなったのかこの後もおよそ2ヶ月に1度のペースで業務ミスといったこから朝に挨拶をしなかったといった細かいことまで説教は続いた

 

 

この状態に嫌気が差した同期はある時を境にプライベートの予定があるからと基本残業はしなくなった

たまにどうしても必要がある際は業務命令という形で残業を依頼していたが、それでも19時くらいまでであった

しかし同期はそれもかなり不満だったらしく

残業した日は会社の最寄り駅と会社の間にあるビジネスホテルに泊まり

翌朝、ホテルの前を出勤中の社長役員の前を偶然を装ってチェックアウトして遭遇し上司Bが無茶な残業強要するせいでホテルに泊まる羽目になったとアピールするということもあったという

 

そのため、ちょくちょくシステム部にたいして過度な残業に関する指導が入っていたと後に上司Aからいたことがある

 

 

そして入社からおよそ3年が過ぎ、なんとか新システムも完成に近づいた時

このころには既に恒例行事になり始めた上司Bの説教が始まった

しかしこの時は同期も相当機嫌が悪かったのか、それとも今まで積もり積もったストレス限界だったのか、もしくは両方か分からないが

上司Bも同期もお互いに売り言葉に買い言葉収集が付かず、上司Bが一旦頭を冷やすといって席を離れた際に同期はPCを少しいじると私物をまとめ無断で早退として帰っていった

なおこの時、上司Aは有給休み自分電話応対中であったため止める者がおらず気がついたら終わっていたといっていいスピード感だった

 

そして同期は翌日、人事部退職すると電話するとその後出社することはなかった

 

 

同期の彼が使用していたPC退職の連絡があった翌日

システム作成データを取り出すために起動したがそれ以降はそのまま一度も起動することな放置という状態であった

上司Bは撤去したい様子ではあったが、ある役員から戻って来るかもしれないからとりあえずそのままにしておくようにと指示があったので触れることもしなかった

 

その後、同期の担当分を自分が引継ぎ新システム作成にとりかかるが彼の担当していた機能はなんとなく察してはいたが、かなり雑な作りな上

運用部門要望をまったく聞かなかったため、とてもリリースできる状態でないことが発覚

改めて要望に沿った形で修正をする方針で進めると彼が作成したコードで残った部分は30%も残らなかった、ほとんど作り直しと言っていいレベル

 

そしてようやく新システムが完成したこ

そのときには定年から雇用延長となっていた上司Aは区切りがついたと退職

 

会社の業績もあまり安定しない時期でもあったため追加人員採用は見送られシステム部は上司Bと自分の2名体制となった

その際に新システム作成評価されたのと2名体制で苦労をかける事情から自分課長に昇進した、4年目のことである

 

システムはその後、小さなトラブルはあるものの順調に稼働を続ける

なお小さなトラブルの大半は同期の彼が作った部分が関わっていることが多く

その度に彼が作ったコード修正され、今では機能殆どに彼のコードは残っていない

残っているのはせいぜい彼が名付けた関数名や変数名くらいである、中身はもう別物だ

 

そして6年目のある日、上司Bが突然亡くなった

腹痛を訴え病院へ、で即入院してそのまま復帰することなくという形だ

癌だったらしい

 

 

その時の会社上層部はかなり大慌てであったらしいがシステム部としては正直あまり変わりがなかった

というのも新システムを作る際に運用部門要望をほぼ取り込んだ結果

システム部の基幹システムに関する仕事ほとんどなくなったといっていいレベルとなったのだ

しかし周りはそうは思っていないらしく、システム部は1人しかいないのだから極力負担をかけないようにと各部門には通達がいったらしい

しか実態はあれだけ忙しく残業していた日々が嘘のように毎日定時で帰っても問題ないのだ

たとえシステム部が自分一人でも、だ

 

 

同期の彼が望んでいたゆっくり仕事ができる環境がここに完成していた

 

そんな中、同期のPCを残しておくよう指示を出した役員退職する時期となり

いい加減彼が使っていたPC撤去することとなった

そこで改めてPCを起動して中をいろいろ確認していったのだが、そこであることに気づく

 

システムスケジューラーに変なバッチ処理登録されていたのだ

起動回数は1回限りで未実行、起動予定はかなり過去の日付が指定されており、とっくにその日付は過ぎていた

バッチ処理の内容を詳しく見てみるとPCの全ドライブの消去コマンドが書かれていた

 

同期の嫌がらせだったらしい

 

起動予定の日付を良く確認すると彼が退職を連絡した日の翌月が指定されていた

彼の中では1か月猶予をあげた、という認識なのかもしれない

 

しかし実際は彼が退職した翌日以来、PCを起動した事はないしバッチ動作していない

まりこの嫌がらせは不発に終わったといっていい

※今回は不発だったから良いけど実際にやると損賠賠償になるから

 皆はデータ削除なんていう復讐嫌がらせはやめようね

 

このことは報告していないが、業務バッチ処理に関わる度に同期のことを思い出す

 

もし彼が残っていたら昇進したのは自分ではなく同期となり、彼の言う満足いく給料を貰えたかもしれない

(※昇進は年功序列の厳しい職場だったためその可能性が高い

もし彼が残っていたら上司Bがいなくなりストレスがない職場で彼は働けたかもしれない

もし彼が残っていたら運用部門から要請はなくなり、残業とは無縁な仕事が出来たかもしれない

 

いや最後のは無理かな

作ってたコード雑だったし、人の話聞かなかったし

 

ふと彼のその後が気になって調べてみたことがある

世間話で同期がSNSをやっていると聞いたことがあり検索してみたのだ

アカウントは知らなかったが彼の話していた世間話の内容で検索してみると意外なほど簡単に見つけることができた、アイコン自身顔写真にしており間違いないと思われた

 

最近投稿をみると彼は変わらないようで

また次(の次?)の職場残業がらみのトラブルを起こした愚痴が書いてあった

 

うちの会社退職したときの事は何を書いていたのか過去の在職期間の投稿を見てみると大半は案の定愚痴の羅列が並んでいた

そして、その連続した投稿の中で退職直後の時期に面白い投稿があった

要約するならこうだろうか

 

社内システム作っている自分に無茶ぶりばかり、データ全部消去して退職してやった

直してくれと謝罪の連絡してももう遅い、既に新しいホワイト職場まったり仕事中です

 

少し前に流行ったなろう系のタイトルのような投稿であった

彼の中でうちの会社有用スキルを持った人間無能と決めつけ追放したギルドのように写っていたらしい

 

しかし実際はデータ削除の時限爆弾は不発であったし、仮に成功していても

現在彼の書いたコードはほぼ残っていないから直してくれと依頼することもない

そして彼の新しい職場現在SNS投稿を見るに彼基準ではホワイト職場ではないと自白をしている始末だ

 

ところで実際彼に連絡した人がいたのかという話だが

自分はしていないし、上司Aもしていなかったという

上司Bは既に亡くなっているので分からないが、おそらく連絡はとらなかっただろう

 

人事部の仲のいい人と話をする機会があったので確認してみると

彼が退職の連絡をしてきた後、残っていた有給を消化したくらいのタイミング(大体1か月後)で退職に伴う書類の送付先の確認で何度か電話をしたが繋がることはなかったという

どうやら彼はこの連絡を会社から謝罪の連絡だと思っていたのかもしれない

 

SNSの最新の投稿では

ついに現在職場退職したと綴られていた

 

彼は一体何時になったら異世界転生(転職)の末、理想世界(彼の思うホワイト職場)に辿り着けるのだろうか・・・

2024-05-06

ガーディアンもがっつりトランス批判やね

https://www.theguardian.com/commentisfree/2024/apr/26/cass-review-gender-identity-services-report

同一性治療見直しは、理性と証拠への回帰意味する。

ヒラリー・キャスの報告書(これまでに実施された中で最も広範かつ徹底的なエビデンスに基づくレビュー)が一段落した今、彼女調査結果が、私や他の多くの人々が提起してきた重大な懸念裏付けものであることは明らかだ。その中心は、若者思春期ブロッカーを処方されたり、医学的な移行経路を進んだりすることの有効性を主張する裏付けとなる、エビデンスが欠如していることであった。私や他の多くの臨床医は、早期の医学的介入が長期的に有害な結果をもたらすリスク懸念していた。

ジェンダー肯定」、つまり子どもが間違った性別であることを即座に認めるという方針は、影響力のある活動家グループと一部の性同一性発達サービス(Gids)の上級スタッフによってもたらされた不適切な臨床的姿勢であり、その結果、臨床領域が歪められた。研究によれば、医学的介入がない場合、大半の子どもはやめる、つまり考えを変える。

トランスアノンは早めに逃げた方がいいでー

anond:20240506123438

anond:20240506133617

本音で話し合うも何も、こういう宗教じみたレベルの束縛や行動を「育児方針としてこうする事が子供にとって良いに決まってる!」と思い込んで譲らないタイプスピリチュアル女には何話しても無駄やぞ

こういう家庭は話し合いをしていないんじゃなくて、する価値がない相手なんやと察するわ

いまや国連もTERFだから排除されるのはトランスアライなんよ

anond:20240502205151

https://www.ohchr.org/en/statements/2024/04/uk-implementation-cass-report-key-protecting-girls-serious-harm-says-un-expert

女性女児に対する暴力に関する国連特別報告者リーム・アルサレムは本日英国の保健・社会ケア担当国務長官最近子ども若者のための性同一性サービスに関する独立レビュー(キャス・レビュー)に含まれ勧告実施すると約束したこと、またNHSスコットランドウェールズ政府が、報告書の結果を受けて子どもへの思春期阻害剤の処方を停止すると方針を強調し、彼らを支援する専門サービス設立提言したレビューも高く評価した。あまりにも長い間、このグループの子どもや大人の苦しみは無視されたり、軽視されてきた。報告書発見勧告は、彼らの声が聞かれ、彼らの姿が見られ、彼らの特別ニーズ認識されたことを示すものである

キャス・レビューは、ジェンダー移行に関する政策が、女児を含む子どもたちの人権に壊滅的な結果をもたらしたことを、非常に明確に示している。

またそのような意見を表明する個人が、"単にそのような意見を持ち、明確にすることで、沈黙させられたり、脅されたり、脅迫されたりすることがない "ようにする必要性を強調した。

2024-05-05

はてなーの「投資しないと資産を守れないよ」という予測が見事に当たっててすごい

コロナ禍の少し前からNISA投資を始めた靴磨きだけど、当時はてなーが「近いうちにインフレになる。そうしたら日本円貯金価値が下がる。資産を守りたければ外国株インデックスファンド投資すべし」みたいに騒ぎ出したのを真に受けて投資を始めてて本当に良かった。

GWなので投資成績を眺めてみたら、

年始まった新NISA分は早くも+10%超

NISA分は+50%

コロナ禍の暴落時に投資した分は+100%(投資額が2倍に)を超えている……

日本財政経済構造政府日銀政策方針によりこれから円安インフレになるのはほぼ確実だから貯金だけで持ち続けると大損する……という予測を数年前の外国株投資を勧めるはてなー達はしていた記憶があるが、この分析が当たっているかは知らんが、円安物価上昇という結果だけなら見事に当ててる。

はてなは昔からデフレリフレだと経済に関する議論が盛んだった印象があって、自分はあまり興味の無い分野なので詳しく見てなかったんだが、本当に経済金融に詳しい人達が集まってるんだなと感心したし、助けてもらえた。

ありがとう

anond:20240504180148

朝ドラ」というものそもそも分かってないみたいだね。

アレは映像がついてるけど基本的にはラジオなんだよ。

それも家事をやりながらでも聞けるようなラジオイメージしてる。

家事をやりながらっていう主婦の都合も考えて、毎日見ることなんて想定してなくてちょっと話を飛ばしても成立するようにも作ってある。

橋田壽賀子三谷幸喜確立していった手法なんだがね。

日本ドラマは大きく分けて2つの方針があるんだ。

ながら見を前提としていて耳だけちょっと意識を残しておけば全容が把握できる絵付きのラジオドラマ

ちゃんと視聴することを前提としていてちゃんと画面を見なければ成立しない本格派ドラマ

このうち前者に属しているドラマに求められるのは、全体の半分の台詞を聞いていれば話が把握できることなんだよ。

からどうしても簡単な内容になってしまう。

これを幼稚だ女は頭が悪いだと批判するのはそもそもが分かってないね

そもそもの作りが離乳食とは言わずとも携行食レベルなんだよね。

ちゃんと座って向き合うような本格的なドラマと同じ枠組みで評価しようって発想がおかしいわけ。

映画ゲームBGMに対して「これって単品で聞くとそんなでもないねクラシックの方が全然いいわ」と言ってるようなもんだよ。

anond:20240504233949

コメサンクス

そうなんよ、正直医者より自分の方が正しいかについては全然自信は無くて。

しかしたら先生が話してくれなかっただけで似たような状況の子過去言語聴覚士リハビリを受けたら、むしろ発話するけど意味をなさないとかみたいな事例があったりするのでは…とかは不安なところではある。ただ、話せた分については先生懸念クリアしているはずなのに最後病院方針」という言葉シャットアウトされてしまい、医学裏付け理由がなく断られた感じで納得感が皆無なんだよね…。

一方で区の児童発達支援センターの方と今回お試しで来てくれた言語聴覚士さんは共に「受けたほうがいいです」と言ってくれてて、特に区の方は利益関係もないし、支援したいが人手の問題でできないという状況なので一定信頼できるんじゃないかと思っている。

(まあバイアスがかかっていて受ける側の意見を支持しているとは思う。)

2024-05-04

医師書類作成拒否され子ども言語リハビリを受けられない

子ども自閉症児で、今年で5歳になる。

まだ発語がないのだが、1年ほど前からカード写真意思疎通できるようになってきて、ここ半年くらいで喃語を話すようになり、こちらの言うこともある程度理解してくれるようになってきた。

電車が好きで、喃語ではあるが山手線の駅はすべて言うことができ、またこちらが駅名を言うと該当の駅名の文字を指差すことができる。

また50音表お気に入りのようで、文字としてはある程度ひらがな理解しているようだ。

一昨年に区の児童発達支援センター言語聴覚士さんにみてもらったのだが、「早めにリハビリしたほうが良さそうだが、区の言語聴覚士は人数が限られており、定期的なリハビリが難しい」ということで受けることができなかった。

そんな中、自閉症児の親の会の参加者の方から児童言語聴覚士訪問リハビリをしている民間会社がある」と紹介を受けた。

お試しできるということで来ていただいたところ、親や療育ではまったくできなかったあいうえお発音練習子どもがすんなり口の形を作っていてさすが専門家はすごいとなった。

言語聴覚士さんから「飲み込みも早いし理解力もあるのでリハビリを受けるのがよさそうです。いま枠が空いてるので開始にあたり医師書類を書いてもらってください。」と言っていただけた。

3年前から発達専門のクリニックで月一で診てもらっているので、そこの先生書類を書いてもらおうと診察に行ったのが今日

そしてタイトルにあるように書類を書くのを拒否された。

以下、記憶にある範囲での医師との会話。

私「言語聴覚士訪問リハビリを受けようと思うので書類を書いていただきたいのですが。」

医師「お子さんはまだ4歳程度の理解力がないので書類は書けません。」

私「???。音声の言葉理解も進んできてますし、文字や絵カード理解できるようになってきていますダメでしょうか?」

医師言葉理解がまだなのでダメです。言語聴覚士さんの言うことを理解できないと思います。」

私「お試しを受けて、言語聴覚士さんの指導で口の形を作ることができていました。また外国語ですと発音ができるようになることで、聞く音も理解できるようになると言われてますが、母語は異なるのでしょうか?」

医師語学のことは分からないですが、子どもは先に理解がきます。私はそのように習っています。」

私「それについて書かれた本、論文を教えてもらえませんか?」

医師「何に書かれていたか覚えていません。言語聴覚士社会的従事者が少ないので、社会全体のことを考えてより効果の高い一定理解力のある人に付けるべきとの判断です。」

私「言語聴覚士さんの方から『枠があるので医師書類を書いてもらってください』と言われたのですが。」

医師現場言語聴覚士の口頭発言では出せません。」

私「法人として書面を書いていただければ、先生書類を書くことは可能でしょうか?」

医師「書けません。」

私「法人側が『児童言語聴覚士対応できる枠が空いていて受けられる』とおっしゃられていて社会的対応できる人が少ない点はクリアしているかと思うのですが、先生書類を書けないのはなぜですか?」

医師「当院の方針です。」(※補足:クリニックには医師が1名なので実質医師方針

当院の方針と言われたらもはやどれだけ話しても無駄判断し、ここで切り上げた。

まさか児童発達に関して医師ブロックされるとは思わなかった。

とはいえ書類を出せないと言語聴覚士訪問リハビリが受けられない。

現状枠を仮押さえしてもらっているが、書類を出せる見込みがないと流れてしまう。

次にまた枠が空くのは半年後か、1年後になるのか、はたまたそれ以上先になるか分からない。

ということで何らか策を打たなければならない。

(案1) 他の発達の病院・クリニックを探す

以前探した際に、どこも初診が概ね半年〜1年待ちだったりで枠の仮押さえ中の受診現実的ではなさそう。

(ただ、書類作成とは別で、今後も医師ブロックされる可能性を考慮して他を探したほうがよさそうとは思っている)

(案2) かかりつけの小児科医師書類を書いてもらう

発達の診察を受けているわけではないが、風邪予防接種などで5年近く診てもらっていて子ども特性理解もある。書いてもらえる可能性は高そう。医療的に何らかの事情で書けない等がないか懸念

(案3) 訪問リハビリ法人医師書類無しで受けられないか確認してみる

法人ではあるが「医師診断書紹介状がなくてもご利用いただけます」と書かれていたところもあり、法人相談してみるのは一つ手ではありそう。

もし他にも妙案がある、あるいは同じような状況にあったことがある等あったら教えてほしい。

2024-05-03

ECサイト運営に取り組んできた 


中途採用ECサイト業界に入った。二十代半ばの頃である外資ということで緊張してたけど、意外とそうでもなかった。

厳しい社風ではあったが、それはルール数字に厳しいというだけであり。自社のポリシー規則に従って行動していれば、結果が悪くてもそうまで低い評価が付けられることはない。

もっというと、上の意向をしっかり確認して動くということか。いや、違うな。ちゃんとした意思決定過程を踏むということだ。上の判断必要なら議論をし、委任事項であれば自分責任物事に挑み、失敗しても成功しても検証記録を残していく。これだけのことができずに消えていく人間を何十人も見てきた。

語りが過ぎた。私はeコマース(ネットでの買い物)の世界で長い間働いてきた。実はもう転職が決まっている。記念に、これまでの努力過程を書き綴っておきたいと思った。ちょうど今は卒業シーズンである

ただ、努力はしたけれども、いい結果が出ないことの方が多かった。もしくは結果自体の測定ができないか。それでもいくつかの改善はできた。その一部を記していきたい。

私の専門分野はレビューシステムだった。あなたも、ECサイトで★を付けたことが一度はあるのではないか。私は、そのあたりの仕組みやルールを作っていく部門で働いていた。SE寄りではなくて、インフラ寄りでもなくて、格好よくいえば社内Sler企画といったところか。

これから、何点かのトピックに分けて思い出深い改善活動について述べていきたい。なお、特定用語を出すとどこの会社かわかってしまうので、専門用語一般的言葉に置き換える。例えば、あるレビュークリック等で賛意を示すことは「いいね!」で統一する。



1. 愉快犯レビュアー対策

 昔は、ある特定レビュアーへの通報が多かった。違反報告か、問い合わせ窓口(TEL,mail)を通じて、「あのレビュー誹謗中傷だ」「特定個人名誉を傷つけている」「製造メーカーへの粘着が見られる」「差別的表現を用いているので削除すべし」といったものが多かった。確かに通報先のレビューを読んでみると、大変よろしくない表現散見された。

 当時は、電話によるカスタマーサポートがあった。その窓口に、正義感を持った方々が、上記の善くないレビュー及びレビュアー(bad egg)について抗議していた。

 こういった問題あるレビューについて、私がいた部署では対応必要と考えていなかった。直属の上司も、さらに上の人間も、どの国にも地域にもいる悪口をたくさん言う人としか捉えていなかった。

 しかし、私や数人のチームメンバーは、彼ら悪辣レビュアー(bad egg,bad person)の行為が、サイト全体の害になると考えていた。具体的には、次のような行為を彼ら(彼女ら)は行う。

特定企業や出品者の商品に対して一つ星(1/5)を付ける

・彼らのレビューにおいては、読んでいる人を煽る表現が目立つ

商品をわざと口汚く罵り、マイナス評価罵倒コメントが付くことを喜んでいる

 ※アニメ漫画小説といったエンターテインメントに多く見られる

 特に、一番下のタイプ顧客場合サイト利用者不愉快な印象を残す可能性が高い。対処必要と思われた。

 しかし、データがなかった。上司にある対策提案した際に言われたのは、「今あなたがしようとしているのは、私の権限を超える行為であり、本社への協議必要である主観ではなく、根拠を示したうえで提案せよ」というものだった。

 それから半年以上かかったものの、私とその小さいチームで初版検証資料作成した。それは、次の結論から成り立っている。

悪辣レビュアーと論戦になった顧客は、その後半年間での実質退会率が高い

・その顧客層は、その後半年間での商品購入額が低下する

 具体的なマイナス幅を提示することはできないが、統計学上、数パーセント以上という有意範囲顧客マイナスの影響を与えていた。当然売り上げも落ちている。

 悪辣レビュアーは、一般的顧客レビュー内容を巡って論争(※当時はコメント機能あり)になった際、いわゆる煽り行為をする。その口汚い言葉顧客を傷つけ、顧客体験を棄損してしまう。そんな当たり前のことに気が付くのは容易だったが、数値的に証明することは難しかった。

 私たち検証結果は、上の階層へと引き継がれた。さらに細かく検証するという――それから数ヶ月が経って、本社の方から通達があった。

「次のとおりレビューシステム仕様変更検討する。そちらの考えをまとめて回答せよ」とのことだった。以下は仕様変更案の参考文面である

改善案‐

「参考にならなかった」のコンバージョンボタン(Conversion Button)の廃止検討する。

理由:悪質な利用者一定数いることで顧客体験を損ねている。顧客がより安全ショッピングを楽しむためにも、悪意をもって低評価をする者への対処必要である

私たちは、その通達と、添付されていた検証資料を読んだうえで、時間をかけて再検証を行い、廃止は正しい行為であるという回答を上申した。

加えて、現状のレビューシステムにある顧客同士で討論できるコメント機能についても、建設的な議論が行われているとは言い難い状況にあることから廃止提言した。



2. 不正レビュー対策

 積年の課題だった。残念ながら目下解決には至っていない。不正レビュー根絶の目途もつかない。明白な違反者であれば発見処分ができるのだが、グレー段階での処分は難しい。

 実際に、不正を行ったと思しき者を見つけることはできる。AIが発展した現在だと、いわゆるサクラレビューと呼ばれるものシステムの方で自動的発見し、一定確率で怪しいものを報告してくれる。

 昔は、一件一件手作業であったり、Excelフィルタ機能を組み合わせるかのように検索条件を設定して虱潰し(shirami-press)に見ていく必要があった。

 そう、不正行為と思しきレビューを見つけることはできる。あくまで見つけることは。だが、はっきりクロだと断定し、処分を下すのは人間しかできない。1日につき何十件、多い日だと百件以上も上がってくる不正と思しきレビュー対応するのは不可能に近い。

 多くのECサイトには、利用規約社会倫理に反する行為をする利用者(販売者注文者、閲覧者)を処罰するためのポジション存在する。弊社においても当然あったが、少数精鋭が過ぎて不正レビューへの対応が後手に回っていた。

 不正を見つけることはできても、処分することは難しい。冤罪があってはならないのはもちろんのこと、微妙なケースである場合も、利用者が今後弊社を利用してもらえるよう最大限配慮する必要がある。

 はてなのサービスでいうならば、以下の利用規約適用に係る取扱いが最も近い。

d. 迷惑行為嫌がらせ行為誹謗中傷行為、正当な権利なく他者精神被害経済的被害を与える行為

e. 自分以外の個人会社団体を名乗ったり、権限なく特定会社や団体の名称使用したり、架空個人会社団体を名乗ったり、事実がないにも関わらず他の人物会社団体業務提携や協力関係があると偽ったりする行為

はてな利用規約 第6条第2項から抜粋


 私は、学生時代からはてなのサービスを利用している。はてな匿名ダイアリーにおいては、この規定制限的に運用しているように見える。

 というのも、明らかに釣りと思われる投稿をしたり、他人なりすましたり、特定企業や団体を匂わせる文書を発しているエントリ一定数みられるが、運営規約規範として対処している様子はない。

 推測ではあるが、99%のクロであっても、それが100%でない限りは対処しないという方針であろうと思われる。冤罪を避ける意図もあるが、意見多様性を保持するためでもあるし、はてな匿名ダイアリーひとつ実験場として捉えているのかもしれない。当方は、増田なる場所を蟲毒のひとつであると考えている。

 話を戻す。レビューに関する不正行為について――その大半がサクラ行為であるが、不正行為抽出までは技術的に自動化できるものの、最終判断は人がせねばならない、かつ間違いがあってはならない――という課題について説明した。

 ただし、今のところはそれで問題ないと個人的に考えている。というのも、不正レビューへの対処が迅速ではないというだけで、悪質な行為をする利用者を取り締まること自体はできているからだ。技術が向上すれば、今後の改善も見込まれる。

 今でも、ECサイトを覗いているとサクラレビューが多く散見される。会社を去って他業界に行く自分がいうのもどうかと思うが、今後も建設的な手段により不正行為への対策効率化される未来を願っている。



3. レビュアーランキング

 多くのECサイトでは、役に立つレビューを行った人に賛意を示すことができる(冒頭の「いいね!ボタン)。多くの点数がついたレビューは、商品欄において上位に表示されるようになる。

 どのECサイトも、できるだけ多くのレビュー投稿してほしいと考えている。世の中の儲かる商売というのは、消費者に働いていただくことで成り立っている(GoogleTwitter典型例。もちろんはてなもそうである運営会社ブロガー生産活動によって生きている。ほかに食べログリクルートメルカリなど)。

 過去の弊社においても、どういった仕組みを採用すれば多くの利用者レビューを書いてもらえるのか、サイト黎明期の先達は検討検討を積み重ねた。

 結果として、レビュアーランキングシステムという、今では各社で一般的になった仕組みが誕生した。かつてECサイトが未開の荒野を歩いていた時代発明ひとつである

 永きにわたって活躍したランキングシステムだが、今では隔世の感が否めない。レビュアー同士の競争を促進することで、より多くの良質なレビューが生まれるという判断があったが、それは一企業人の錯覚に過ぎなかった。一企業においても高度の統計分析可能となった現代において判明したのは、その役割を果たさなくなっていることである

 以下は、当時の弊社内での調査研究報告の一部要約になる。

レビュアーランキング存在によって、自らの票を集めることのみを目的としたレビューが増える。初めは良質なレビューを書いていた利用者でも、ランキング上位になった後にレビューの質が低下する傾向にある」

 ある時、自分の書いたレビューがバズったとする。それは、有名な映画小説漫画アニメか、化粧品家電製品衣服か、はたまた書籍か、なんでもいい。自分レビューが数百人からの「いいね!」を集めたとする。その後も良質のレビュー投稿し続け、同じような体験を繰り返したとする。そして、あなたは晴れてレビュアーランキングの相当上位に昇った。あなた投稿したレビューのどこかに、それを示すバッジ掲示される。

 さて、晴れて上位レビュアーとなったあなたであるが、その後に何もしなかった場合順位は落ちていく。数ヶ月も何もしなければ、まず確実にバッジは剥がれる。元に戻るのだ。

 それが嫌なレビュアーもいる。上位レビュアーでありたいがために、関連商品にとりあえずのレビューをいくつも投稿する。人の目を引くために過激表現を使うし、ゴシップサイトさながらの低俗言葉遣いをすることもある。また、省力化のため、自己他者レビュー内容の一部を借用することがあるかもしれない。

 上記調査研究において、上位レビュアーによるそういった傾向が明らかになった。特にサブカルチャーにおいては顕著であった。

【具体例】

・人気作品新刊が発売になると最速でレビューを付ける

・新作アニメの公開時期になると、数行程度のレビュー無差別に付けて回る

・水平展開するコンテンツ原作アニメ小説映画舞台etc)の各所に似たレビューをする

 現在では、レビュアーランキングシステム廃止されている。上に挙げたようなマイナス効果の方が大きいというのが、社内の統一された意見となった。

 レビュー自体については、今後も廃止されることはないだろう。私自身も、レビュー調査研究を続ける度に学びになることがあった。人の親愛の興味深い傾向(ex.数千字にわたって自分家族の話をする)であったり、笑いを狙ったユーモア(ex.ヘッドフォンの音質は、元の電源によって異なる。原子力発電火力発電かソーラー発電かを聞き分けられると一人前)であったり、その道のプロと思われる学術的なレビュー読書カテゴリに多い)も多数拝読した。



日記は以上である。懐かしい思い出を振り返る機会ができてよかった。年度末ということで、新しい職場に移る前に買き始めておきたかった。投稿ゴールデンウィークになってしまった。

次の職場も、一般企業と各消費者を結びつけるタイプ仕事になる。フリマアプリ会社である。残念ながら、自分仕事を通じて、どれほどの顧客体験社会にもたらしたのかを測定できる手法は未だ確立されていない。私が生きているうちに、そういった手法が生み出されることがあるのだろうか。

最後に、ここまでお読みいただきありがとう。今後、あなたが利用した商品レビューしたことで、そのサイトショッピングをする何千、何百万人という利用者が喜ぶ未来を祈っている。

退職エントリー的な何か

ずっとソフトウエアエンジニアで飯食っていたのですが、2021年4月からIT系専門学校教員を3年間やってきました。

今年の3月末で退職し、技術系の会社転職しました。

教員は初めての経験でした。

始めるうえでやって良かったこと。逆にがっかりしたことを書こうと思います

いずれちゃんと書くつもりだったのですが、途中で飽きてしまったのでwとりあえず下書きっぽいのを投げてます

—-

教員になってすぐに、理事長含むお偉方の前で模擬授業をやったのですが、そこでの理事長評価がとても良かったそうです。私がいないところで褒められたので、どこが良かったのかわからないのですが、模擬授業中の他教員からフィードバックでは、「常に教室中を見回して聞き手のことを見ている」「適当時間質問タイムを入れている」などをいただきました。この辺りは説明プレゼンを数多くこなしていれば普通に対応できると思います。どちらかというと、「初手で理事長に好印象付けに成功した」が大きかったと思います

とりあえず、なんとかなりそうだとの感触を持ちました。


まず、何を考えて教員をやったか。やって良かったこと等。

さて、私は大卒専門学校のことも知らないし教員歴もありません。

なので、経験のある社員教育OJT)をベースに、不具合があったところを修正する、という方針で臨みました。

新人から入社数年くらいの社員に対しては

課題解決方法提供、答え合わせまで行う。

課題解決のための材料提供のみ行い、課題解決自身で行なってもらう。こちらが全てお膳立てして、こちらの想定に沿った解決策の提示を行なってもらっているので、まだ自立しているとは言えないが、本人は自分努力解決したという自意識を持っている。

③「なぜこの課題解決すべきなのか」という問題提起のみ行い、解決のためのリソースを入手するところから自力でやってもらう。これができるようになると、こちらの想定を超えた課題解決を行うことがあり、仕事を任せることができる。

という順序で指導を行っています

こちらをベースに、不具合のあるところをアレンジする方針で臨みました。

基本方針

①専門知識は全て教員が持ち、必要情報を全て提供する「教師と生徒(≠学生)の関係

②体調が悪い時には自ら病院に通い、専門技術を持った医者医療サービスを受けるような「医者と患者の関係

RPGの「武器屋」のように、自ら魔王は倒さないけど、各自に合った良い武器の選び方、武器の使い方は教える「勇者武器屋関係

という3つの関係の使い分けです。

③だけちょっと表現が違いますが、これが1番学生に通じやすかったんです。

また、学生は「さん」づけで呼びました。TPOによっては呼び捨てしますが、「あの子」のような「子」とは呼びませんでした。「あの子呼ばわり」というとネガティブな印象の方が私には強いので。


学生対応について

基本的学生との接触回数・接触時間を増やすことで、学生から好感度信頼度は上がります(人によって上昇率に差はあるにせよ)

なので、登校日はできるだけ朝早く教室に顔を出しました。

学生によっては、授業の始まる30分前には学校に来ています

朝早くから在室しているメンバーは固定されがちですが、まずは少数の学生であっても、良い評判を勝ち取り、口コミで他の学生評判が広がってくれれば良いと考えました。

これはずっと続けたかったのですが、特に3年目は仕事が忙しく、時間ギリギリ通勤するのがやっとだったので中断してしまったのが残念です。


専門学校大学と違うところの一つが、専門学校にはゼミ研究室がないことです。

コロナ禍でオンライン登校が多かったせいもあると思いますが、学生同士のつながりが希薄です。クラブ活動も全面ストップだったので、クラス外の学生、学年を跨いだ学生同士の連携ほとんどないように感じました。

大学だと、学生が何かわからないことがあれば、まず同じ研究室生・同級生に、次に先輩に質問し、それでもわからなければ教員に聞きにくると思うのですが、専門学校だと、割と軽微な質問まで教員にきます。もちろん困っている学生がせっかく相談に来てくれたのだからそのつながりは大事しますが、教員に聞きにくるまでに捨てられた無数の質問もあったんだろうなと思いましたので、そちらをなんとかしたいと考えました。

まずクラス内の学生のつながりを強化したいと考えました。

ひとつツールなどの紹介です。

こんな便利なツールがあるよ。よかったら授業で使ってください。という「紹介」をしました。

かい使い方までは言わなかったのですが、特にグループワークで学生自主的に使ってくれました。

特に人気があったのはMiroブレインストーミングカンバンなど)、Figmaアプリデザインなど)、Notion(技術共有などWiki的な使い方)などです。どれも複数人の同時編集機能があるので、グループワークで使うのに相性が良かったようです。

ツールの使い方、どんな図面ドキュメントを書くかなど、学生同士が細かく相談したり、あるチームの成果を別のチームで紹介したり等、学生自主的に動いてくれました。

統制が取れた、良いチームワークができたと思っています

統制とは(辞書に載っている意味とは違うかもしれませんが)個人自主的に別の個人やチームに共感し、自主的にその方針に従っている状態が保たれている時、「統制が取れている」と言う言い方を、私はします。

フォローアーシップが十分に発揮されている状態、と思って頂ければと。


もうひとつ放課後教室開放です。

1年目は登校授業が週1に制限されていたので、放課後学生居残りまで発想が及ばなかったのですが、「夏休み中に登校して、学校基本情報勉強をしたい」との学生の申し出があったのでいろいろ調べたところ、前日までに登校計画書を提出すれば対応可能だとわかりました。計画書さえ出せば毎日登校でも良いそうです。その後、通常授業の日も事前に学生名などを届けることで教室が使えることになったので、できるだけ学生を呼ぶようにしました。

あとひとつ就活の利用です。

卒業の1年以上前内定を取る学生もいますので、彼らに未内定学生フォローを手伝ってもらいました。

面接でどんな質問があるか」等、最新の就活事情は私もわかりませんし、その辺の情報学生が1番詳しいです。

教員就活支援担当のいうことより、同年代学生経験談の方が、説得力もありますし、学生真剣に聞いてくれます

さらには、就活フォロー名目で、学生との1on1に当てていました。

自己PRネタ探し」などの名目で、学生経験などをかなり詳しく聞くことができます普段なかなか聞けない「みんなより1学年上なのはなぜ?」などの質問もできますので、私にとっては貴重な時間です。



授業について

私は座学をほとんど受け持たず、実技メインの授業でした。

実技メインなのは助かりました。

技術者として他の人に指導なり水平展開するのと、基本的に同じやり方が取れるからです。

技術リーダー仕事は「自身スキルを持って、他の技術者の成果を向上させる」です。それは教員でもほとんど同じです。

受け持ちも3、4年生なので、2年以上プログラミングを学んだ人たちです。ずぶの素人集団ではありません。

特にグループワークの授業では「チームがより良い成果を出すためには、チームメンバー技術知識経験をフルに生かすこと」を命題に、かつて学んだCrew Resource Managementの技術ベースCRM自体学生に学んで欲しいわけではないので)に、Psychological SafetyやHealthy Conflictの考え方を交えた取り組みを行いました。

引き継いだシラバスからデザイン思考を用いた企画発案、スクラムによるアプリ開発を重点に、他の部分は極力削ぎ落としたり簡単に取り上げるだけにしたのも良かったと思います

実際の授業では、先に挙げた通り学生同士の教え合いを活発化させることをメインに、こまめに学生の机の間を回って、学生から質問なり、ただの雑談があったときにすぐに話ができるようにしていました。

このあたりは、工夫というほどではないですね。

専門学校は1コマが50分しかないので、途中で集中力が切れてしまったら、時間内の回復は難しいです。

なので、できるだけ授業を止めない。たとえばあるチームの質問を他のチームにも展開したいと思った時には、その場で一旦授業を止めるのではなく次のコマの開始時にまとめて話をするようにしました。

逆に、これは50分持たないな、と思った時には、あえて中間に5分ほどアイスブレイクを入れることもあります


この辺り、授業進行・クラス運営技術ではなくアートだなと強く感じました。


優秀な学生への対応

基本的には「中間層の学生をメインに授業設計する」「よりできる学生は本人の自主性・成長力に期待する」「それ以外の学生個別対応」で対応しました。クラスに40名以上もいると、全員個別対応はできませんので・

ただ、できる学生からと放っておいてもいいわけではない。常に気を配っている姿勢を見せつづけないといけない。

で、そういう学生には「こちからお願いごとをする」機会をできるだけ作るようにしました。

直近2年連続で学年総代を私のクラスから輩出させていただいたのですが、彼(女)らは、4月の時点では特に目立って他学生への気配り・目配りができるタイプではなかったです(仲間内では人気がある学生でしたが)。「総代候補」の学生数人を中心にこちからお願い事を増やし「ありがとう」という感謝の意を伝えるようにしました。

結局、総代になった学生は、私から最もお礼を言った学生になりました。

総代になる学生は、何か具合の悪いことが起こった時に逃げたしだりやる気を失ったりせず、問題解決しようとするか、少なくともテンションが大幅に下がることがないですね。そういう「胆力」がある学生結果的に総代になってくれて、個人的にはうれしかったです。


成績・出席率の良くない学生対応

高校時代の出席率が良くない学生は、(高校入試偏差値が高くても)成績がよくないケースが多いです。高校時代の出席率は入試担当部門に行けば見せてもらえるので(そのことを知ったのは教員やって1年以上経ったころでしたが)、予め当たりをつけることができました。

ちなみに今は高校時代の成績、出席率は教務担当オンラインで見られます。なぜか国語の成績はシステムに入ってないので、そちらは相変わらず見に行かないといけないのですが。


人数はそう多くないのですが、高卒資格入学してくる学生は、これらの情報がありません。学生コミュ力結構な差があって一概にいえないのですが、教員含む大人との駆け引きは苦手な学生が多い印象です。つまり就活が大変になるということです。


調子の良くない学生典型例として心療内科受診経験者も結構いたのですが、教員にも隠していることが多く、引き継ぎにも書かれていないケースや、本人から教員に言わないで欲しいという申し出もたまにあります

私の場合心療内科受診を勧めた学生受診歴なしの学生はいなかったのですが(受診歴あるのに本人から申告されるまで気づかなかった学生はいます。)こういう対応ができる教員はそう多くないので、学生が隠したがる一員になっていると考えています

対処法は学生による、としか言いようがないですね。学生むけの無料相談室を勧めるところまでは共通ですが。


前年度の担任から、「特に問題点はない素直な学生だが成績は良くない」という引き継ぎを受けた学生が、実は大人を騙すことになんのためらいも無い人物だったことがありました。私などからすると「こんな単純なウソ大人通用すると本気で思っているのか?」と思える幼稚な対応でしたので、すぐに保護者連絡を取って(当然保護者は気づいていますので)、保護者担任連携が強固に取れていることをアピールすると、少なくともウソ通用しないことは気づきます基本的には保護者から先生、なんとか卒業だけはさせてください」という言質を取って、とっとと卒業してもらう、というスタンスです。

やたら素っ気ない態度と、1年の時から比較して成績が急降下していた学生がいたのですが、彼女の友人から父親と決定的に仲が悪く、そのためか年長男性に心を開かない」ことを教えてもらうまでは、全くとりつく島がなく、苦労した学生がいました。会話が成立するようになってからも、特に強い言葉を使ったつもりもないのに学校に来なくなってしまうことが時々あったのですがなんとか就職も決まり、今は元気にやっている様子です。

出席率・単位が不足する学生には補習を受けてもらうのですが、私を含めごく少数の教員は「他の人よりちょっと多く学校に来てもらうことになったけど、これが終われば進級・卒業できるんだから、あとちょっとけがんばろう」というスタンスでした。補習が終わり「これで卒業決定です。4月から新社会人として頑張ってください」というと、学生自ら反省とか決意とかを言ってくれるので、こちらはそれを信じて送り出します、

一方で補習中ずっと説教モード教員も多く、聞いているこちらがうんざりしました。説教しない教員同士で「学生はすでに十分反省しているのに、なんでまだ怒るんでしょうね」とヒソヒソ話をしてたものです。

保護者面談について

事前に全く想定していませんでした。

私自身、大学どころか、高校中学先生と両親が面談をやっていた記憶がありません。

とりあえず

保護者スポンサーステークホルダーとして対応する」

「できるだけエビデンスを揃える」

で臨みました。

成績の良くない学生就職を控えている学生保護者との面談特に重要です。

「もうすぐ社会人なのだから自分決断・行動してほしい。先生にお尻を叩かれてから行動を起こすようでは困る」という保護者は多い、というか、ほぼ全員です。こちももとよりそのつもりです。

単純に放置する保護者も多いのですが、「1人前になるのはゴールではなくスタートですよね?1人前の人間としての能力を持ったら、その力をどう使うべきでしょう?困っている人を助けるのも、力の使い方のひとつと思います」などと偉そうなことを言って、保護者連携を強化しました。

最新の就職事情がわからない。自身IT系人間ではないので、どういう支援をしたら良いのかわからない、という保護者の方には、過去学生活動事例、本校学生就職先、勤務地などの資料をもとに、説明を繰り返しました。

大学就活に関する情報ネットにたくさんありますが、専門学校生に特化した情報は意外とありません。それはこちらも同じなのですが、「ここは大学生とほぼ同じ。ここは事情が違う」という情報を集めてご報告しました。


保護者自身も、保護者懇談を予想していなかった人もいます

先生と会ってどんな話をしたらいいのかと思っていたが、お話できてよかったです」というメールをいただいた時にはホッとしました。

教員を辞めた理由について

1. とにかく忙しい。

去年の3月末で辞めた教員の補充しなかったため、仕事が山積みになった

その前年にもベテラン2名が辞めていたので、土日も休めない状況になった。

2.やることがなくなってしまった

2年目で数値化できる数値はほぼずべて学年トップ場合によってはIT学科トップや全校でも2、3番手などになってしまい、さらに上を目指すものがなくなった

3.学科長の方針独自すぎる

校長など経営陣の意向を取り違える。他の学科長と連携しないなど、独自路線を突っ走る。かといって学科の取りまとめもやらないので、成果の出ない(クラス数激減)学科になった。

4. 他教員と話が合わない

4年ではスクラム開発を取り上げるのですが、4年担任はよくいえばスクラムガイドに忠実。悪くいえば批判精神がない、なぜこういうルールになったのかまで考えが至らないタイプでした。

スクラムガイドには、チームは「10名以下」と明記されているのですが、チーム開発経験の乏しい学生にこの人数は多すぎです。

実際、成果を出したチームは4人チームが最も多かったのですが、ずっと多人数チームに固執し続けていました。

4年生は当然実力はあるのですが、それに見合った成果が出ませんでした

成果の出ない授業の担当は、本当に苦痛でした。

5.他教員が働かない

関係者以外の目に触れた実例として卒業式の例を。

私は卒業生・保護者来賓の方の誘導係でした。

2、3名で案内をしていたのですが、体が不自由そうな保護者の方をエレベーター誘導したり、 Permalink | 記事への反応(2) | 13:20

資産10億円くらいなら、家賃23万円くらいのところに住んで、服はユニクロ雑貨無印、車は軽自動車、、、みたいな生活するのがベストだろう。

お金に対する不満や不安が一切消えるからだ。

これが都内のタワマンに住んで高級ブランドを身にまとって……とか考え始めると途端に不足感が出始める。

投資に対するリターンも過度に求めるようになってリスクが増える。

結果として人生に対するゆとりが無くなる。

せっかく幸運を掴んだのに不幸になっていては意味がない。

仕事はしたほうがいい。

自分自分管理できる人ならいいがそうでないなら仕事はするべきだ。

もちろん自堕落に生きるという選択もあるが、たぶん身を持ち崩す。

あと資産があっても世の中どう転ぶかわからない。

最近ではインフレが始まって今までのような投資方法大丈夫だろうか?と余計なことを考えることもたまにある。

もっともっとドラスティック日本という国が変わる可能性もある。

万が一、再び労働者として働かなくてはいけないことに備えて社会と関わり合うことは大事なことだ。

と考えるのは自分は一度若いときに1千万円ほどのお金を稼いだあと、そのお金をすっかり溶かすまでの間、無職期間が長かったからだ。

いけないいけない、お金が無くなる前に働かなくてはと思いながら結局動くことが出来なかった。

これは人間としての能力とか性格かいうより、一度人生を完全停止させてしてしまうと再び動くのは至難ということだからだと思う。

まあ若かっただけとも言えるが…。

何にしろ備えあれば憂いなし。

漫画神様といわれた大ヒット漫画家も売れなくなったときに備えて資格を取っていたと聞く。

自分はそこまでのものではないがいざというときパート仕事くらい楽々とクリアできる自分は維持しておきたい。

そして何より仕事というのは最高の暇つぶしになる。

給料を得るためが目的でない仕事というものは興味深いものになる。

刺し身の菊花を乗せる仕事すら面白いものとして捉えることが出来ると自信を持って言える。

何というか仕事というものに対する感覚が変わるのだ。

わかりやすい例を出すと、仕事に対する愚痴が変質する。

お金のために働いていた頃は大体において自身待遇面に対する不満が愚痴と直結している場合が多い。

なんだかんだいっても、よくよく考えてみれば自分待遇に満足していない、という話の変化球しかない。

しかし、一度お金のためでない仕事をすると愚痴待遇の話ではなくなる。

もっとこうすれば、いい仕事が出来るのに、もっとああしてれば最高の仕事ができていたのにという純粋仕事に対するモチから発するものになる。

そういう仕事はそこそこ楽しいし、繰り返しになるが暇つぶしになる。

ただあんまり一生懸命仕事をするとリーダーになって欲しいとか正社員へのお誘いとか面倒なことになる。

から基本、1年以上は働かない。

居心地が良くても辞めて次の仕事へ移る。

次の仕事場があんまりにも自分に合わないようであればすぐに辞めればいいだけの話だし。

お金のために働かなくてはいけないわけではないからだ。

人生の伴侶は求めない方針だ。

素敵な男性に心惹かれることはあるがもしも結婚すれば、結局私の人生はその人に乗っ取られるだろう。

資産10億円程度では動じないハイスペックな人と関わりになりたいとは思わない。

逆に平凡な人生を送っている人なら私の資産に狂ってしまうだろう。

それくらいのことはわかるくらいには年をとっている。

もう少し若い頃に今の状態になっていたら……、とも思うけれど、

それはそれですでに人生が停止するだけだと実証済みなので不満はない。

2024-05-02

学歴コンプレックス卒業した 3/4

https://anond.hatelabo.jp/20240502193039

大学3回生の頃~

この時期は多くのことを考えた。特に就職のことだ。第一志望の大学には入れなかった。だからこそ、今後の人生では逆転したいと思っていた。

就職四季報を読み耽ったし、就職活動の参考になるサイト巡回したし、就職課の方々にもクソお世話になった(ワンピース的な意味で)。

リクナビとかあるじゃん。あれで友達かにURL付きの回答ページを送って、送り主のことを回答してもらって、そしたら他人から見た自分自身分析結果とか、どんな業界が向いてるとか、どんな価値観仕事をしたいとか、いろいろわかるサービスがあった。そういうのをやってた。

当時は、LINEとかTwitter一般的だった。ひと昔前の人って、LINEとかなかったんだろ? もしかして、全部メールとか郵便就職活動をしてたんだろうか、一体どうやって? という疑問を感じていた。

5.学内TOEIC受験の思い出

 本格的に就職活動が始まろうとしていた。自分は、1回生の頃からTOEIC】の勉強に励んでいた。少しずつではあるけど実力を身に付けていた。勉強時間はそれほどでもないけど、ずっと続けていた。二年半。

 受験にはお金がかかるし、実力を付けてから挑んでみようと考えていた。そしてついに、秋頃だったかな。受験料が少ないタイプ学内試験(※本番で実施済のテストを使い回すやつ)を受けることにした。

 人生で初めてのTOEICは……うん、こんなもんかって感じだった。緊張していて、そこまで問題は解けなかったけど、ベストを尽くすことができた。

 その結果は、なんと……(ドラムロール鳴る)……760点だった!! 当時の自分は、大喜びだった。狂喜乱舞だった。心の中でもリアルワールドでも小躍りをしていた。実際、佛教大学でのランキングは堂々の二位だった。一位は確か、文学部英米学科の人だったと思う。

 これは、この結果は……紛れもない一流である!! おそらくきっと、この点数は、同志社だろうと立命館だろうと飛び抜けた点数だろう。京都大学でも通用するし、ましてや就職活動通用しないはずがない。祇園木屋町などの飲み屋街、東本願寺渉成園とかの観光地で【外国人】とトークをしても通用するだけの英語力を、ついに、ついに身に付けたのだ!!

※そんなふうに考えた時期が俺にもありました

そんなこんなで、就職活動が本格スタートした。俺は必死で、シューカツとやらに取り組んだよ。リクスー集団に交じってさ、学内企業説明会とか、大阪城ホールでの合同説明会とか、東京までOB訪問に行ったこともあったっけ。とにかくマジだった。

あの頃の自分は飢えていた。なんの実力も実績も持っていないのが嫌だった。とにかく何か、ほかの人から見て、「あいつはスゴイ」となるものを最低一つはほしいと考えていた。

6.佛大就職の話

 いつからか知ることになったのだが、この佛大というのは宗教系の比較的裕福な大学である。当時の週刊誌大学職員給料ランキングでは、慶應関西大学などの有名私大と肩を並べていた。キャッシュフロー的な意味で裕福な理由はいくつかあるが、そこまでは述べない(この日記趣旨ではない)。

 大学構内には、相応の見た目の講義棟(兼研究棟)が鎮座している。学生時代は「おしゃれ~でかい~」くらいの印象だったが、歴戦の社会人となった今ではわかる。あの1棟ものの巨大な建物は、建設工事だけで百億とかいってるかもしれない。同じ規模の大学で、あれを作れるところは少ないだろう。

 あれは確か、3回生の終わり頃だったかな。本日部活もさあ終わりだ、という時に、部長(※教員側の部活責任者)から声がかかった。ほかの3回生も一緒だった。「佛大の就職試験を受ける気はないか? 希望者がいたら優遇する」ということだった。

 考えたのだけど、大学職員というのは、その大学がすんごく好きな人がなるものだと思った。当時は、民間企業への就職視野に入れていた。優遇できる枠は1名ということで、ほかの同回生が手を挙げることになった。

 まあ、年収であるとか、職務内容とかのバランスを考えると、「魅力的だ」とは正直思った。当方は、人生の方向転換が苦手なタイプである。この頃は、先輩やOBOGを探して、就職活動に関する考え方や情報を集めていた。何でもいい、そういう生のデータがほしかった。

けど、嫌なことはやっぱり起きる。わざわざ日記に書いているのだから、当時の俺は相当ムカついたのだろう。

就職に関する情報を探してる中で、聞き込みのために学内アルバイトをすることがあった。それは講義の出席者からレポートを受け取って、受付番号を整理して、最後に整頓するようなアルバイトだった。1日勤務で六千円だった気がする。

二人一組で受付作業をするのだが、隣の組を見てると気分が悪くなった――と日記には書いてある。

その組は、男子女子の組み合わせだったのだが、男子の方がやたらと女子の方にがっついている。レポート提出者がいない時に、割と雑談をしていた。

その中で、男子の方が「彼氏いる?」と聞いた後で、女子の方が「いる」と答えると、男子の態度が急に悪くなったのだ。それは仕事終わりまで続いた。

最後レポート仕分け確認をする時も、その男子は怒鳴りつけるようにして女子に当たっていた。俺はあまりにムカついたので、「ちょっとかにやってもらえます?」と声をかけて、ようやく静かになった……。

と、記憶を思い返したけど、今の俺にそこまで思うことはない。「男の態度がひどいね。でも、オスってそんなもんじゃね?」くらいしか思わない。間近で見たらムカつくんだろうけど。注意とかするかもしれない。

当時は、実際どんな人間だったんだろう。俺って。記憶が薄らいでるとかい次元ではない。消失している。全然からない。

なんかさ、十年前の自分ってさ、もはや『他人』じゃないか。体の細胞でいうと、20回分は完全に入れ替わっている。もはや完全に他人である

余談だが、佛教大学に通ってる女子には可愛い子が多いと、アルバイト先の立命館大学の人に言われることがよくあった。

根拠は全くないものの、社会に出た後の個人的感想では当たっていると感じる。福祉教育に強い大学はそうなのだろうか?



大学4回生の頃~

就職活動に本気だった。この頃は、大手企業は今よりも早く内定を出していた(4月の1週目くらい?)。就職活動以外に教職課程のこともあったが、時間の隙間を縫って面接試験を受けに行った。まあ、書類選考でお祈りされることの方がずっと多かったけど。

うちの大学卒業生で、すごい就職先に進んだ人っているのだろうか? 自分高望みをしていないだろうか? そんなことが気になっていた。大手病に罹患していた可能性が極めて高い。

7.偉大な先輩方の話

 当時は社会学部政策学を学んでいた。社会学だけじゃなくて、社会科学ならなんでも学べる学部だった。地域を盛り上げる系のゼミに入っていたのだけど、どんな先輩方がどんな進路に進んでいるか、正直気になるところだった。

 ほかのゼミ交流する機会があった時に、同輩や先生方に聞いて回ったのだけど、凄い人というのはやっぱりいた。学生が六千人もいるのだからレベルが高い人は一定存在しているのだ。

 社会学部の先輩(俺と同じ公共政策学科)の例だと、自分入学する数年前に総合商社内定を取った人がいたらしい。学業だけじゃなくて、外の世界に飛び出して活動していた人だと聞いた。とにかく忙しい人で、授業にはそこまで出席してなくて、水商売仕事に明け暮れていたらしい。

 単位はそれなりに取得して、教職課程最難関の講義(兼演習)ではチーム全員で百点満点を取って、大学同士の研究分科会では発表役になって、大学学園祭ではパヒュームダンスを踊ってウケを取って……とにかく活動的な人だったらしい。

 学歴って、仕事の実力とは相関が薄いよな。多く見積もっても3割くらいだ。『誰もが嘘をついている』という本に書いてあったのだが、高偏差値名門校に1点差で受かった人・落ちた人を追跡調査する社会実験があったらしい。結果的には、学歴現在地位相関関係はないという結論だった。相関係数は0.1程度とあった。

 アメリカ合衆国での話なので、日本だとどうなるかわからない。けど、自分同意である。どんな中学高校大学を出てるとか、そういうのは人生での成功にはほぼ関係ない。

 どんな瞬間だって自分が今どこにいて、何を目指していて、どんな努力をしているかそれが大事だ。学歴を振り返ってる暇があるなら、さっさとやることをやって次の先に進むのだ。

就職活動の話に戻るけど……就職活動面接で問われる内容(志望動機自己分析自己アピール就職活動の軸、ガクチカ)とかってさ。釈迦人になった今ではわかるんだけど、ぶっちゃけ茶番だよな。はてなブログだと、借金玉さんがそんなことを言ってた。部族の掟に近いものがあるってさ。

就活的なキャラの型枠を、リクルートその他の人材会社が用意したうえで、企業側が「茶番」に対して本気になれる人材会社方針を素直に受け入れて、貢献してくれる)を探してる。それだけだ。

若き大学生が当日記を読んでる可能性は低いけど、たったひとつだけ、ただひとつだけ、会社選びで言えることがあるとすれば……以前、どっかの増田日記に書いてあったのを参考にすると、こんなところだ。

自分が入りたい会社というのは、自分が将来、どんなキャリアを描きたいのか、どんな人生を歩みたいのか、どんな人間になりたいのか。そういうところから逆算して決めていく」

就職活動の軸というよりは、人生の軸という観点である。ちなみに軸、というのは「他人関係なく、自分が正しいと思える考え方」という意味だ。

経済社会バリバリ働きたいなら、そういう会社に行くべきだし、あなた大事にしてる『たましいの仕事』があって、仕事副業でやりたいなら暇そうな業界を選ぶべきだ。

将来、どんな人生を歩みたいのか? それさえ決まっていれば、業界会社を決めることはできる。職種についてはナントモだが……敢えて言うと、保育所とか幼稚園とか小学校とか、それくらいの年頃に何が面白かったのか、が答えになるんじゃないか。その年代に心から楽しめたものは、大人になってからもきっと楽しい

結局、その年の春の終わりに就職活動を終えて、内定をもらえたのは……京都市内にある電子機器メーカーだった。

大手企業を受けるのはやめた。大手病を克服したのだ。それで地元会社一本に絞った。ここまで絞ると、受験できる会社の数は十社程度になった。自分の力をそんなに分散する必要もない。十分に集中できる。

当時は嬉しかったよ。両親に報告したら、父も母も衝撃を受けていた。うちの親って、自分の子どもを親戚の子と比べたがる嫌いがある。それはムカつくのだが、いい結果を報告できてよかった。

両親が、俺が出した実績をありがたがって聞いている。その実績を、電話などで親戚やご近所に知らせて調子に乗りまくっている。スタンダール小説の『赤と黒』を思い出した。小説の中で、こんな感じの場面がなかったっけ? ブクマカで詳しい人がいたら教えてほしい。

両親よりも喜んでいたのは就職課の人だった。内定先を告げると、ご機嫌なビートで小躍りするようにして、ハッピーな感じでターンをキメていた。ずっと以前から、いろいろとお世話になっていた。喜んでもらえてよかった。

この年度の終わり頃、卒業間近だったか大学が出してる何かの広報で、俺の就職先がデカデカと上の方に載っていた。トレーニングルームでそれを読んでいる時、隣にいた学生達も同じ広報の同じページを読んでいた。

「うちの学校から、こんな会社内定が取れるんや」

「ん。どこどこ?」

「ほら、ここや。この会社

「ああ、それマンコやろ」

「……」

「女の一般事務職だって総合職ちゃうし。こんな掲載詐欺に近い」

俺の怒りは有頂天に達していた。当時の日記には「有頂天」と書いてあったが、怒髪天と書きたかったのだと信じたい。

こういう連中はどこにでもいる。気にしたら負けである増田の読者の人も、レベルが高い解釈と低い解釈があるとしたら、迷わず高い方を選ぼう。そっちの方が心身ともに健やかな人生を送ることができる。

https://anond.hatelabo.jp/20240502193041

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