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2024-11-19

ワンイシュー勝利した町長の末路(長野県松川町の例)

兵庫県知事のあれこれをみていて思い出したので書いておく。

ある県のある町……ってまぁいいか増田だし。

長野県松川町という町があるのだが(松川村ではなくて松川”町”な。南信)そこの前町長がワンイシュー勝利した若い町長の話をしておく。

結論から言うと、町政をまとめきれず、また正直能力微妙で、勢いだけでは持たず、1期で退任。その次の選挙は無投票で決まると言う散々な結果になった。


この町は、よくある衰退を待つ市町村消滅自治体よりはマシだが、平成の大合併の時に住民投票独立を選んでしまったがために、プライドを優先して枯れていく道を選んだ町である。町民にその自覚はなさそうだが。

https://www.town.matsukawa.lg.jp/

まずはこのホームページをみてくれ。日本全国どこにでもある神楽トップページにせざるを得ないとか、閉塞感を絵に描いたような雰囲気が読み取れるのではないかと思う。


さて、ここで、2019年町長選挙があり、宮下智博と言う当時39歳の元役人立候補して当選した。

子育て支援などが争点といった形で報道されているが、地元では、リニア中央新幹線建設で発生する残土を利用して谷を埋め立てると言う前町長(当時70歳)が同意した構想に対しての反対が大きかったと言われる。

その場所過去の水害で崩れて下流被害をだした地点であったこと、リニア中央新幹線に対するカルト的な反対運動などと結びついたものだ。一部では、松川町にはリニアは通らないし、駅も出来ないのに、残土だけ押しつけられると言う意識もあった。

そうして、長年無投票再選が続いてきた町長選に、その計画撤回を明確に打ち出した実質的なワンイシュー町長として宮下出馬を表明、現職と共産系の候補を破って当選という流れであった。

https://static.chunichi.co.jp/chunichi/archives/article/senkyo/chihosen2019/nagano/CK2019042202000058.html


しかし、当選後は散々であった。

まず残土を利用して埋め立てると言う計画撤回したものの、それとほぼ一体で動いていた県の事業、広域道路整備関係でもリニア中央新幹線で出た残土を利用すると言う計画になっていたためである

道路整備は長年要望してきた内容であるし、広域で実施する話だから松川町だけの問題でもない。

ところが、ワンイシュー勝利たこ町長はそこまで考えていなかったために、県とトラブルになり、計画は大幅に遅延した。

https://www.pref.nagano.lg.jp/koho/kensei/koho/hotline/202110/hot_2110-16.html

さらに、町長の登場と共に、まつかわ太陽の会という謎のロビー団体が猛烈に活動を開始する。

https://matsukawataiyo.org/

たいようの会、と言う名称から一見左翼系の団体みえるが、典型的地方に巣くうオール政治団体レガシーではない)である

地元の建材会社(≒公害産業)の竹村工業という会社 https://www.takemura.co.jp/事務局となって動かしている団体で、商工会などとも繋がった既得権益側の組織である

この会の資料を見てみると良いと思うが、外から見るとほとんどイチャモンで、よくもまあこんあものホームページに載せるよな、と言うレベルであはるのだが、この調子で猛烈に攻撃した。

もちろんこの怪文書地元印刷屋によって印刷され、ばらまかれている。

こんなことをして移住者獲得競争プラスに働く訳がないのだが、愚かなことである


さて、この怪文書を書いている俺からみると、宮下町長は非常に勉強熱心で、よく色々な所で見かけた。

例えば、早稲田大学マニフェスト研究所という、地方自治に関する研究支援活動をやっている組織があるが、そう言ったところでもよく見かけたし、

周辺の自治体などが行う勉強会などでも、本気で参加している姿を見ることができた。

実際話をしてみると、理想を語る姿はド正論であるし、悪い人手は無いと思ったが、素朴すぎるし、真面目すぎると言う印象を持っていた。


町民が町政の変化を求めてワンイシュー若い首長を選んだ。言わば「総論である

一方で、極小さいコミュニティ代表者という性質の強いのが、町議会議員である。言わば「各論である

大抵は地元の顔役がこの人に出てほしいと言うことで依頼し、地元候補はこの人だからと言うような具合でなんとなく話があって、そこに票が集まって当選するという動きをする。

概ね、元々この地区仕事をしている中規模会社社長やら、引退した教員やらが引張り出されることになるのだが、構造的に新しい事ができるような人々は出てこない。

松川町もその構造から逃れることが出来ず、議会町長対立が発生。お金がかかる新規事業はことごとく議会を通らず、補助金受給する国や県への事業へも議会同意必要で応募もできず、町政は停滞した。


そうして、1期4年が経った後、宮下は次期町長選への出馬を「説得」されて断念し、

次には北沢秀公と言う、元地元第三セクター会社トップで、地元商工会などとも結びつきの強い人物が無投票で選ばれるという事態となったのであった。

https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023041900055


さて、こうしてみると「総論」として新しいことにチャレンジした若い首長既得権益に負けた、という見方になると思うのだが、実際には正直宮下無能であった。

現実的な落とし所というものを持っていなかったのである

これは有権者選挙問題もある。閉塞感を打破したいと感じて首長若い人を選んだが、実務的にはきちんと処理されないと困るので議員は手堅く選ぶ。すると議会町長がちぐはぐになってしまって動かないのだ。

兵庫の件がこの後どうなっていくかは分からないが、地方議会というのは国会以上に実務的な問題を切実に解決する実務家という性質が強いので、大きくは変わらないだろう。

ましてや、基礎自治体もっと動かないだろう。


自治体の長に本当に求められているのは、改革を求める民意を汲みつつ、着実に地道に進めていく存在であって、劇場型政治ではないのだ。東京名古屋大阪などの特大自治体ならば国政に似た動きをしても大丈夫だろうが、兵庫県ぐらいのサイズではそれは微妙だし、

このように衰退を待つ基礎自治体では、このような選択肢が致命的にもなりうるのである

2024-05-24

コンサルタントは超トップダウンピラミッド組織だよ

https://togetter.com/li/2371891

あのさぁ。

コンサルタントって、ガラス張りの構想ビル会議室、に若手からコンサルタントからベテランコンサルタントまでがずらーっと集まって、みんな盛んに意見を出して、それをシニアマネージャーが腕組んで口挟まずに聞いてて、最後意見を吸い上げて発言して決めるボトムアップ組織ってイメージあんのかな。

それで各自顧客会社現場に行って、現場の人たちと対話しながら作り上げて行くみたいな。


全然ちがうからね?無茶苦茶トップダウンピラミッド組織からね?パートナークラス以下には人権がない、口を出せない軍隊組織からね?


コンサルタント業界は、そもそも仕事の始まりからして違う。

まずパートナーと言われる役員クラス相手会社エグゼクティブトップ営業をかけて仕事を取ってくるんだよ。

で、取ってきた仕事パートナー顧客企業トップで話をして方針を決め、それをひたすら下に落としてくる。この段階では金が動いていないことが多く、だから誰にも知られずに密かに行われる。

下の連中は、ある日突然降ってくるそれらをひたすら処理する。

作り上げられた美しいストーリーに合う様な情報をひたすら集めてレポートにするのが仕事

レポートが出来たらそれに基づいてトップダウンで働き蟻のように動き回って動かすのが仕事

現場の連中に反発喰らって投げられる罵詈雑言経営層の代わりに受け止めて被弾してボロボロになりながら弾よけになるのが仕事

成功するかしないかなんて関係ない。成功したというストーリーを作るのだ。

メテオフォー駆動方式


これが企業相手ではなくて官公庁相手だとさら悲惨コンサルティング会社は、公式非公式わずシンクタンクと称するロビー団体に少なからず関わっている。そいつらが政治家なり超高級官僚ほとんど政治家)にアクセスしてぶち込んで勉強会なるものを開催し洗脳、それで研究案件を立ち上げさせてほぼ指名のような入札をして受注という流れになる。

通常、顧客側の官公庁も、動かすコンサルタント兵隊も何が起こっているか知るときには、全て決まった後だからね。

それで時の政治家に都合の良い報告書を作文して終わり。何も生まないし、何も起こらない、ゴミの様な仕事を超トップダウンでこなすんだよ。

2024-02-21

反生成AIクリエイター可能戦略について

事務処理支援系の生成AIは昨今の株高から設備投資再開の流れで急速に日本含む世界大企業に浸透し

さら研究本丸はすでに研究経営など高度に知的だとされてきた分野に来ている

ここまで来てしまったらもはや生成AI全体への強力な規制絵空事

規制した国から負けていくのが自明から

こういうとき米国IT関連の種々の先例でそうだったように、国際競争のためなら多少原則をゆがめても規制を緩くして他国に勝とうとするから

生成AI全体への規制はまずありえないと言っていいだろう


もちろん、イラストやら文学作品やら、芸術作品なら国家レベルでは割とどうでもいいので特例で規制できる可能性はそれなりに高い

とくにEUあたりはその手のガス抜きを主導して道徳的優位性で他国を殴る戦略が好きだし芸術関係業界団体もいまだ強い

そこから米国に波及すれば押し切れる可能性もある

だがその戦略をとるのに重要なのは

政治業界団体から人を送り込んでちゃんロビー活動をする

業界が他分野の市民に賛成してもらえるだけの好感度を稼ぐ

自分たち特別お目こぼししてもらえるロジック正当性を作る

・そのうえで他国ロビー団体と組んで流れに乗る

という

コミュ力にも団結力にも知性にも国際性にも欠ける日本業界団体には全く期待できないところだ

しろ「生成AIはすべて悪!使ってるやつは泥棒!」

という内容を一日中Xで投稿するbotと化してしまった人が

木っ端クリエイターどころか普通に食っていけているレベル業界からも出てきてしまっている

逆に生成AI業界ロビー活動権化のような人々が市場にもアカデミアにもあふれており

他国に先駆けて著作権法改正にまで着手するなど政治中枢への取り入り速度が非常に速い


この状況からクリエイター業界をまっとうな反生成AI政治運動に動員して規制をつくり、必要なだけの権益を守るためにはどういう戦略がありうるだろうか?

ここ1年ほど考えているが答えが出ないまま時だけが過ぎている

2023-05-22

広島サミットバドワイザーLGBTクズ団体からも見放されると

https://www.foxbusiness.com/lifestyle/lgbt-group-removes-anheuser-busch-best-places-work-standing-mulvaney-ad

LGBT団体、マルバニー広告を「支持しない」としてアンハイザー・ブッシュを「最も働きやす職場から除外

LGBTに焦点を当てた人権キャンペーンは、アンハイザー・ブッシュを「してはいけないことの教科書的な例」と呼んだ

ビール大手アンハイザー・ブッシュは、物議を醸したトランスジェンダーキャンペーンの影響で、両側からの支持を失った

バドライトは、トランスジェンダーインフルエンサーディラン・マルバニーとの物議を醸す提携を巡り、全国の消費者が全米で最も売れているビールブランドをボイコットする中、5月まで売上が減少し続けている。

現在HRCが同社の2022年企業平等指数スコア大企業におけるLGBTの受け入れを推進するために使用される独自ランキングシステム)を停止したため、同社は両面から打撃を受けている

🇯🇵Blah

@yousayblah

5月19日

先月、「Bud LightTikTokトランスインフルエンサーDylan Mulvaney(画像左)をPRに起用した背景には、HRCの『企業平等指数(CEI)』がある」と指摘する者が現れ、大きな話題となった(右)。

はいロビー団体ですね。

同和利権じゃないか

2023-04-17

anond:20230417090604

宗教と言うより、中小企業パワーだと思う。

菅義偉アトキンソンに乗って中小企業優遇策を見直し積極的に統廃合を促そう、と言う動きがあったけど、あれが潮目だったっぽい。

日本中小企業は、複数中小企業が寄せ集まって横の繋がりを作り、擬似的な企業みたいにして商売していることが多い。そのため、今更自民党の支持からは抜けられない。

そこで、それほど政治活動積極的では無かった、中小企業関係ロビー団体自民党に影響力を示そうと動くようになったっぽい。彼らは直接利害関係があるので、金をかけられる。商売からだ。従業員を使ったり、自分で動いたりして政治活動を展開している。

一方で、野党支持者は高齢化が著しい。特に共産党などはボロボロで、物理的に活動が難しくなってくる。また、駅前に構える店が自民党支持を出す中で、演説するというのも難しくなっていくだろう。

増田のところがそれに該当するかはわからんが、地元ではこんな感じ。では野党支持者は座して待っているかというとそうではないようではあるんだが。

2022-11-09

anond:20221109182127

その韓国カルト問題だけど牛耳られるほどではなかったというだけでは?

長期政権のおかげで様々なロビー活動成功やす日本というだけで、統一教会はそのロビー団体ひとつしかない

数あるうちのひとつしかないんじゃないのと他のロビー団体恩恵を受けてる人が言っちゃうと、お前は壺なのかと認定されるんだから黙ってるだけだと思うよ

日本会議と創価学会はあからさまにお互いを認識して牽制してるけど統一教会には全く気づいてなかった雰囲気だよね

2022-08-05

なんで自民党創価学会の手先なのが明らかな党と連立しちゃうのか不思議だった

蓋を開けたらアッサリ答えが出たね。

自分無知だったというだけなんだろうけど。

自民党自体支持母体・協力団体黒幕として統一教会共生関係にあるんならそりゃ今更他のカルトと繋がるのなんて気にならんわ。

本人たちの感覚でも「別にすでにそんなの当たり前にやってるんだから今更なんか変わるんですか?」だったんだろうね。

俺はてっきり公明党カルトロビー団体であることについては意図的スルーしてると思ってたけど真逆みたいね

当たり前すぎるからわざわざ話題にする必要なんてないと思ってたんだ。

いやー素晴らしい伏線回収だわ。

面白い面白い

なかなか楽しませてくれるじゃねえのよ。

2022-03-22

原発が、災害電力供給問題にほぼ関係ない理由 又は玉木らの不誠実さ

こんな感じで、今日は電力が足りない見通しで広範囲節電要請が出されている
https://digital.asahi.com/articles/ASQ3P778DQ3PULFA00C.html

で、これに対する反応として「原発を動かせ」「原発があれば問題ない」という話がちらほらあるけれど、これは間違いだという話をちょっとしたい。
殆ど原発の有無は関係がない。というか再エネによる分散型にでもしない限り、災害対応本質はそこじゃないだろう。

そして、国民民主党の玉木代表ら、電力関係関係者はこのことをよく分かってるのに訂正しないのは不誠実じゃないのかと思っている。

簡単に言えばこうだ。(いずれも現在日本に設置されている既存原発場合

一方で、原発があれば災害耐性がよくなる可能性があるものもある。それはこれだ

  • 年に一度、最大で数ヶ月に及ぶ定期点検停止が必要。その間前面停止するため余剰設備が必ず生まれ

なぜそう考えるのか。説明しよう。

原子力発電所ベースロード電源として設計されているため、緊急だからといって簡単に出力調整が出来ない

原発は「ベースロード電源である、という話を聞いたことがある人は多いと思う。
例えばこんなグラフ

https://www.jaero.or.jp/sogo/detail/cat-01-03.html

サイト日本有数の原子力ロビー団体、「日本原子力文化財団」のもの

これは「優れた供給安定性と効率性を有している」と書いてあるが、逆に、長期間連続して同じ出力で稼働し続ける時に最大の効率を発揮するように設計されているため、出力調整ができない、あるいはしないという前提になっていると言う事になる。

から、今回のように他の発電所災害で停止に追い込まれても、突然原発の出力を上げることは出来ないし、するためのものではない。
電気は余ったからと言って垂れ流して捨てる事もできない。だからいつもバランスをとる必要があるわけだけれど、そのバランスを取る部分には既存原発は使えないわけだ。

原子力は、単体では災害への備えにはならないのである

ただ、これは既存原発の話で、出力調整が柔軟にできる様にする次世代原発の開発も進んでいる。
たとえば、フランスマクロン大統領が(脱原発路線対立候補と違いを鮮明にするため)開発すると言っているのはこちらだ。
この背景には、既にベースロード電源という話がどこかに行ってしまたからだ。
例えば、ドイツは、2018年100%再生可能エネルギー供給する日があった。

https://www.cleanenergywire.org/news/renewables-cover-about-100-german-power-use-first-time-ever
ドイツではその後、こういう日が当たり前に発生するようになって、ニュースにもなってない。日本でもそう言う場合がある
https://www.isep.or.jp/archives/library/11271

太陽光・風力などの再生可能エネルギー燃料費ががほぼゼロなので、余るときはほぼタダで垂れ流してもマイナスにはならない。そうすると全電力需給を賄うほどの電気が生まれ、それが短期市場ではタダみたいな価格で流れ込んでくることになる。この状態の時、ベースロード電源はあるだけ無駄で、タダの電力がある時は止めておける発電所必要とされている。
そのために原子力でも柔軟に出力が変更出来るものが望まれているというわけだ。ただこうなってくるとライバルは蓄電システムスマートグリッドになるわけで、勝ち目がある様には見えないけれど。

それから、上に示した日本原子力文化財団のグラフと、その後に示した再生可能エネルギーが入った実際のグラフを見比べていただくと、これだけで原子力ロビー団体の不誠実さがよく現れていて乾いた笑いが出る。
日本原子力文化財団のグラフでは、既存電源の上に薄く再生可能エネルギーが載っているようなイメージ図で、縦軸には単位がない。完全にミスリードを誘っている。一方で再生可能エネルギーの値は実際の値に基づいている。再生可能エネルギーの値はチャンピオンケースが出がちと言う問題があるが、もう少しどうにかならないのか。

人の良い田舎者に聞こえの良いことだけを吹き込んで原発を受け入れさせる昔からのやり方をやり続けているように見える。そんなのはもうやめろ。

計算上発電コストが安い原発が稼働されると、即応性は高いが計算コストが高い火力が停止されるため、供給弾力性はむしろ落ちる

仮に、このままプーチン侵略戦争が泥沼化し、西側経済制裁が超長期化し、原油LNGがどんどん上がり続け、原子力発電所の優位性が上がったとしよう。
その時、今の電源に加えて、原子力が加わる事にはならない。原子力発電所ができたぶんだけ、既存の発電は停止しなければならない。そうしなければ、コスト垂れ流しになってしまう。

そうなると、災害対応の難しい発電システムである既存原発依存度が高まり災害への対応悪化するので、供給弾力性はむしろ落ちることになる。ただ、これは殊更論うほど影響は大きくないと思う。

年に一度、最大で数ヶ月に及ぶ定期点検停止が必要。その間前面停止するため余剰設備が必ず生まれ

一方で、原発をメインにすると改善する可能性があることも考えてみる。

原発に限らず、発電所は、規模をでかくすればでかくするほど効率が良くなると言うのが常識とされていて、どんどん大型化・集積化されてきた。だからつの発電所が止まると影響が大きい。
さらに、原子力に限っては、法律で年に一回必ず止めて、最大で数ヶ月に及ぶ法定点検必要とされている。そのため原子力発電所稼働率は、実はあまり高く無い。
(余談だが、新世代で開発中の原発がやたらと費用を低く見積もられているのは、このメンテナンス不要だと主張しているため。稼働率が高い事を仮定しているからだったりするが、結局お湯を沸かすわけで、本当にそれできるんか?疑問。閑話休題

そのため、定期メンテナンスをしている間、それを肩代わりするための余剰電源が必要になり、原子力場合には他の発電に比べてこの比率を大きくとらなければならない。
それが結果として、災害時の対応の為のシステムとして利用できるとするならば、より弾力性はよくなるかもしれない。

ただ、いわゆる「限界費用ゼロ社会」の典型としての再生可能エネルギーの登場への対応や、北海道電力ブラックアウトの教訓からまれ分散型電源への転換、さらにはBEVの出現などを考えたときデメリットも大きいのだから、この道を今から選ぶ事は無いと思う。原発活用するにしても、次世代原発役割を譲る事になるだろう。

最後に。電力関係者は、原発災害時の対応にはあまり関係ないことをちゃんと言え

この辺りは、電力関係関係者はよく分かっているようだが、どうもあえて原子力発電再開へ利用したいのか、どうも誤解を放置しているように見える。
例えば国民民主党の玉木代表などが典型だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/032c2bad737bf517c4d2d5948557b217410858a3

ここから引用すると

「当面、国民の皆さんには節電をお願いせざるを得ませんが、本来なら国が責任を持って安全基準を満たした原発は動かすべきなのに、批判を恐れ誰も電力の安定供給責任を持とうとしない現状こそ危険です」

元のツイートはこれか

https://twitter.com/tamakiyuichiro/status/1505521008400560132

これ、よく見ると、今回の電力供給の逼迫に原発有効だ、と主張はしてないのである
国民民主党は、脱原発を党の筆頭政策に掲げる立憲民主党には参加できない電力労連の組織候補が参加しているなど、エネルギー政策については既存電源業界側に立っている政党なので、なるほどよく分かっているなとある意味感心している。

でもこれは最適な社会を実現していくためには問題だ。理想的には全ての情報ちゃんと表に出ていて、そこから何が大事かを考えることが必要だ。
きちんとした情報発信をしてみんなで考える問題だ。
理想的政治家仕事とはそう言うもんじゃないのか。利権団体スピーカーだけなら存在価値はないんだぞと思ってほしい。

2019-05-07

労働組合組織について執行経験者が解説するよ

ここ最近労組関連の増田はてブコメントを見ていると、どうも労組の内部(?)事情というのは思ったより知られてないようだぞ、と感じたので少し知見を共有したいです。なお、当方は小規模な単組の執行経験者です。また、ここで記述する内容はどの組織オフィシャル見解でもなく、個人理解をまとめているだけです。

労働組合階層について

労働組合」という同じ名称で呼ばれる組織でも、大きく分けて2種類に分かれます。「企業労組(単組)」あるいは「ユニオン」と呼ばれるような、直接的に組合員所属する組織と、「産別組織」「上部団体」と呼ばれるような労働組合を束ねる組織です(名称の揺れは多少有ります特に後者はまとめてどう呼べば良いのか私はよく分かっていません...)。

多分、皆さんが「労働組合本来任務」と思うような、会社との交渉・折衝を行う組織は前者の「企業労組」「ユニオン」になります。ただし、(当然ですが)基本的には組合員所属する会社以外のことには口出ししませんし、出来ません。

「産別組織」「上部団体」にも階層があって、例を出すと自動車産業の単組が集まった「自動車総連」、その上部団体の「日本労働組合総連合会連合)」や「金属労協」、といった具合にツリー上の組織構成になっています。大体、「産別」と呼ばれる団体が単組が1次加盟する組織だと私は理解しています。この産別から、すでに個々の会社とのやりとりはしませんが、大体企業側も対になるような組織(何度も例に出して申し訳ないのですが、自動車総連に対しては「日本自動車工業会」など)を作っているので、そこと大枠の交渉・折衝をしていますイメージとしては、個々の企業・単組に対するガイドライン出しをする感じです。産業別、言い換えると同業界ですから景況感などが概ね共通するため、割と単組と会社の折衝でも使えるようなアウトプットが出てきます。ただし、拘束力は皆無だという感触ですが...

追記・ここは書き方が悪く誤解を与えてしますみません。産別で出されたアウトプット、例えばお互いのトップコメントなどはガイドラインになります拘束力はないと感じる、と言う意味です。上部から要請、例えばイベントの人だしは人数必達で、バリバリ拘束力あります…)

さらに上部の連合などまで行くと、もはや単組や個々の企業など見えていないですね。じゃあ何が任務となるかというと、「政治活動」「平和活動」などの、労組活動じゃないでしょ、と思われがちな(最近評判の悪い)ところをやっています。実際の行動および結果に対する評価は別としますが、理念としては、労働者の数を束ねに束ね、圧力団体として労働者に有利なロビー活動をしよう、あるいは労働者に有利な社会を作ろう、と言うことだと理解しています

単組の活動について

続いて、簡単に単組の活動について触れていきたいのですが、その前に少しご質問労働組合という組織は、会社にとって有益無益か?色々な角度から考えることが出来ると思いますが、労働組合会社にとってメリットをもたらす側面があります。その一つが、対労働者の折衝窓口の一本化。労働協約労使協定企業が人を使う上では労働基準法が定めるとおりにいろいろな取り決めを労働者と結ぶ必要がありますが、全労働者の明示的合意を都度取るのも結構大変です。なので、法律上は「労働者過半数以上で組織する労働組合」あるいはそれがない場合は「労働者過半数代表する者」との間で合意を取ればOK、となっています((法の意図するところが違ったら訂正コメントください))。過半数代表者は真実1名だけが選出されるので全員の意見集約は実質的に難しいと思いますが、労働組合は一応意見を吸い上げるシステムを作っている場合が多いです。なので労働組合と折衝して決めた事項については、話す相手は1つで済む反面、後から個別労働者から文句が出にくい、という利点があります ((ただ、これが悪用されて、労働者の大半の意見無視されて労働組合勝手企業の良いような条件を飲んで協定・協約を交わしてしまう、というのがいわゆる御用組合問題ですね。また、そこまで邪悪でなく、己の怠慢で聞き漏らした声に対しても、事後に上がった声に対しては組合は冷淡な傾向があると思います。)) 。

前置きが長くなりましたが、そういう背景があるので、大体の単組は企業の(あるいは各事業所の)総務部門と密にやりとりをしながら、時に(と言うか大体)労使協調して諸々の業務に当たります。実際の内容については、単組で結構異なるかもしれないので詳述を避けますが、概ね、個人レベルまで見る粒度企業(あるいは各事業所)の労働環境が適正になるような活動をしているのは共通していると思います。例えば、36協定がらみで特別条項適応申請があった人とかは、過去残業時間をチェックしたりして本当に認めて大丈夫判断したりします((しますよね?これは共通でなされていると思いたいのですが...))。

それから、当然ですが組合員の皆さんとの情報共有・吸い上げも重要ですので、そのための業務します。多分、ほとんどの単組は代議員会というシステムを持っているかと思います。個々の組合員の皆さんは、一旦意見代議員の方に集め、その意見を持って代議員さんが代議員会に臨み、議案に対して賛成反対を述べる、あるいは代議員会で連絡のあった事項について代議員さんが個々の組合員の皆さんに展開する、と言った具合に、ここでもツリー上の構成を持っています。このシステムを以て、「全組合員意見を集約した」形を作っているので、この存在は非常に重要です。ですので、各単組は定期的に代議員会を開催するのはもちろんのこと、代議員さんが適正に任務を果たせるような教育を施したりフォローをしたりします。

後は、ろうきんとか全労済とかの労働者互助会的な出自金融機関の窓口にもなります

ここまで明示的に述べていなかったのですが、色々な行為主体が「単組」と表記されていることに違和感を持たれた方もいらっしゃると思います。正確には、「各単組の執行部」がこれらの実際の仕事をこなしており、その構成員には執行部活動だけをして通常の企業営利活動に関わる業務を行わない「専従」の人と,どっちもやる「非専従」の人がいます。これらの人の人数は単組によりバラバラで,全員専従の単組もいれば、全員非専従の単組もあります

ここまでを前置きとして、最近覚えている範囲増田へのコメント


さて、長文を書き慣れていないので大分時間がかかってしまいましたが、上記最近見かけて思うところのあった匿名ダイアリーニュースへの意見として書いた側面もありますので、ちょっとコメントを書かせてください。

https://anond.hatelabo.jp/20190328211509

NTT労組の話で、私はこの記事以外に内情を知らないんだけど、ここまで分かり易く強制力を出すんならユニオンショップ制に出来ないのかな、とか思っちゃいます。ただ、ここまで書き連ねて来たとおり、組織率が高いことが単組活動の暗黙の前提みたいなところがあって、非組合員労働者がいるとその人には会社個別アプローチしないといけないとか、最悪過半数割れすると協定を結ぶ権利すらなくなるとかで、全員加入は必達になるのもよく分かります。でも初っぱなから悪印象を持たれちゃうと、執行部としても後々やりづらくなるので、こういう形になっているのは非常にモヤモヤしながら読みました。

ところで、個々人の組合員が、単組を評価して「こいつら居なくても良いんじゃないの?」という感想と、自分労働環境評価して「まぁ今の待遇特に不満無いかな」という感想を両立して持っているなら、単組の活動としては概ね成功しています労働組合基本的に、有事の際、すなわち労働者権利侵害されたときにその真価を発揮する組織であって、実は会社側に切れるカード結構な枚数を持っています。ので,有事には頼れる組織なのですが、残念なのはそのカードを切るより組織を維持することの方に莫大なコストがかかってしまうことです。つまり活躍していてもしていなくても大体かかるお金は一緒です。上記のように平常運転でもそれなりに業務が発生するもので、その人件費馬鹿になりません。自分が払っている組合費と、自分事業所の人数をかけ算してみて、人が何人雇えるか考えて見るとイメージがつくかと思います。もし、今の待遇に不満を持っているならそれは執行部に(というか代議員に)伝えましょう。それが出来るのが、組合費の対価だと私は考えます。...なので、あんまり組合のことを悪く思わないでね...


https://www.asahi.com/articles/ASM4J55H4M4JULFA021.html

ニュース記事へのリンクですが、港湾労働者ストライキの話。正直すごいと思いました。ストを打つとなると、当然組合員にはもれなく業務放棄してもらわないといけないのですが、私の肌感覚ではまぁこ理解を得ることが無理だろうな、と思っていたので。みんな、業務に対する責任感がすごいですよね。メンバーシップ雇用型の作用かもしれませんが、上が一元で責任を持たないので、割と組合員層まで責任を感じて仕事に励む傾向があると思います会社の発展のためとか、本人のモチベーション維持的には良いと思うのですが、この状態だとスト中の逸失利益とかも自分責任と感じますし、だから業務放棄したくないですよね。私が執行部だとすると、説得する自信がありません。まぁ業界とか色々あるのかもしれません。

と言うことで、お願いなのですが、「港湾でスト打てたんだから他産別・他単組で打てないのは労組の怠慢だ!戦え!」とは言わないでくださいね(まだそういう意見は見かけていませんが)。


https://anond.hatelabo.jp/20190504184608

さて、本当に長くなりました。直接的にこの匿名ダイアリーを書こうと思った理由記事です。とは言っても、もう結構な前半でこれに対するアンサーは書いていて、ここで言う「労働組合の本分」は各単組がやっています。で、反戦活動平和活動は上部団体がやっています役割分担。ただ、当然、個々の賃上げ資するような活動も上部団体ミッションなので、そういうロビー活動はやるべきです。ただ正直、もはや連合レベルまで行くと、単組の交渉で使えるようなアウトプットがない気がするんですよね。高プロの件だって阻止できなかったし(なので、単組レベルで阻止するしかないですよね。自分企業労働協約改悪しないようにする形で)。ただ、生臭い話ですが、圧力団体ロビー団体政局に影響を与えられるレベルの集票力が背景に無いと成立しないので、支持政党民進党(か立憲民主党?正直どっちになったかよく分からない)をもっと当選させられる集票力が無いとそういうことが出来ないんでしょう。

労働組合話題については、正規非正規問題や、同一労働同一賃金話題とか、同じ労働者の中で対立が生じる矛盾もあり、当然批判はあるべきかと思っています。ただ、政治参加の話と同じことで、コメントしている人が労働者であれば、その人も労働活動の一端を担っているわけです。多分、政治家になるよりは遙かに簡単に、労働組合組織の中でステップアップが出来るんじゃ無いかと思います労働者が、労働組合活動を「享受するサービス」ではなく、「共に行う活動」と考えてくれることを祈り、本稿を終えたいと思います

2018-10-07

anond:20181007220511

それをいうなら表現規制反対派だって政治家にもいるしロビー団体もいるわけですが

から単純にイデオロギーの衝突以上でも以下でもないよ

2018-08-13

日本アメリカみたいにもっとロビー団体作れよ

人権だの多様性だのふんわりしすぎで主張が伝わらない

2017-11-08

自民党「あるマスコミが発表している議員格付けを考慮して与党質問時間を伸ばすべき」

あるマスコミNPO 万年野党による 「国会議員三ッ星ランキング」だそうで

万年野党ってのは竹中とか高橋洋一とかがやってる単なるロビー団体

ガチで腐り過ぎ

2017-11-06

また銃乱射事件

犯人はほぼ射殺。

そしてまた誰かが銃を乱射。

アメリカこの繰り返しじゃんね。

それでも銃を規制する動きにはならないのか不思議

持っていないと怖い、ってことなのかな。

にしてもアメリカは銃で人が死にすぎ。

年間数百人は亡くなっているのでは?と思ったら、

2016年米国では1万1000人以上が銃によって死亡

http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-41494344

こりゃ駄目だろ。

規制に反対するのは誰か

全米ライフル協会NRA)は、米国のあらゆる銃規制に反対するロビー団体で、

市民がより多くの銃を持てば持つほど、国は安全になると主張する。

NRA米国で最も強力な圧力団体ひとつ。国の銃政策に影響力を行使するため、

多数の連邦議員に多額の寄付をしている。

これさ、

市民がより多くの銃を持てば持つほど、国は安全になると主張する。⇒市民がより多くの銃を持てば持つほど、乱射事件が増える。

の間違いじゃないの。

銃怖い。

2012-02-17

http://anond.hatelabo.jp/20120217102208

左派も腐敗するから

だいたいは特定の団体や外国人に取り込まれたり癒着したりしてそれらのロビー団体なっちゃった

ギリギリで「市民弱者の味方」と認識されてる&その資格があるのは共産党ぐらい

2010-08-30

http://anond.hatelabo.jp/20100829192124

どのみち一会社でやろうたって体力ないだろうし、専用の会社があるべきだと思うけども。

この発想はありだとは思うけど、やはり正攻法しかないのではないかと。

特定のソフトハウス叩きを避けるために、偽ソフトを放流する為の専用の会社とか作って、どんどん流す。

これじゃロマンシングがやった詐欺とあんま変わらない気がする。その点で、「ウィルスとかスパイウェア的扱い」されてもおかしくはないと思う。ちなみに、割れ界隈はそういった仕組みを除去したり、回避する手法を併記してリリースしてる。

「偽ソフトを放流する為の専用の会社」が流すファイルの入手・インストール違法行為ならば、その専用の会社が放流する行為をどう捉えるかが問題。偽ソフトであろうと正規に配信されているのであれば、その入手やインストール違法行為に当たらないのでは?

ちなみに、冒頭のスイミー的なやり方だとコンテンツ・ソフト協同組合(CSA)というところが近いかと。AVメーカーが多いけど、エロゲメーカーもいくつか加盟している団体で、海賊版対策なども進めているみたい。

http://www.contents-soft.or.jp/kaizoku.html

今年初めに、AV著作権侵害で刑事告訴していたりもするし、エロゲでも同様の取り組みがあってもよいのかもしれない。また、こうした団体がWinny上での著作権侵害コンテンツ共有者への警告メールキャンペーンなどに参加できるようになることも必要。

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100610_373278.html

それと、http://anond.hatelabo.jp/20100829211014

任天堂さん音頭取って、政治献金するとか天下り受け入れの業界団体作るとかして、政治を動かしてよ」

著作権侵害に関して大手ゲームメーカー実質的ロビー団体ACCSというかたちで存在していると思う(任天堂ソニーも正会員だよ)。

購入しているユーザーがバカを見つづけるだけではないのか。

すごく素直な感情だと思うし、同じような気持ちは持っているけど、そうした感情を持つことで、解決方法だと思っているものが実際には「懲らしめ」るための方向を向いてしまっているようにも思えるよ。

メーカー側だってもっと「懲らしめ」が必要だとは思っているだろうけど、現実問題としてリソースが足りなすぎる。ユーザがもっとやれと一方的に期待しても限界があると思う。

でも、何のために「懲らしめ」が必要かっていえば、海賊流通抑制して、正規流通へとユーザを向ける、または引き戻すためであって、「懲らしめ」それ自体が目的なわけじゃない。それに「懲らしめ」による抑制効果を狙うとしても、実際に行動を起こせるのはメーカーだけなんだよね。メーカーだって馬鹿じゃないんだから、それくらいは考えている。だから、「懲らしめ」に関してはメーカーに任せるしかないんだと思う。

それでも、ユーザにできることはまだあると思うよ。不正ダウンローダーに働きかけて、彼らを変えること、つまり正規流通に促すってこと。そのためには、感情にまかせて敵意を向けるのではなく、どうやったら彼らを変えることができるか、どうやったら声を届けることができるのか、を真剣に考える必要がある。「何で割れ厨ごときのためにそんなこと(ry」と思われても仕方ないけど、「海賊流通抑制して、正規流通へとユーザを向ける、または引き戻す」ことが第一にあるんじゃないのかな。たとえ自分に非があるとして、いきなり言葉つぶてを投げつけるような人たちの話を聞いてもらえるとは思いにくいんだ。

2010-07-18

http://anond.hatelabo.jp/20100718211347

一律課税にせず軽減税率やると線引きをどこにするかで裁量の余地が出てきて、ますます官僚政治家の権限が拡大して中央集権が加速するだけでは?特区とかも結局特定地域への利益誘導になるだけ。どこを特区にするかどの商品を優遇するかでまたロビー団体跋扈する。

 
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