はてなキーワード: 偽善とは
【ゆ】大人が言ってるなら好きにすればいいけど、子供が大人に吹き込まれてるから気の毒なのよね。
【グ】不登校子供youtuberは非難するのに、学校に行かないアスペルガー症候群の子供に温暖化を批判させると称賛する人達は都合良すぎ。
ということで以下にまとました。「ゆたぼん」、 「グレタ」で検索して約100users前後以上の記事のブコメを対象としています。
【ゆ】「ググればいいから勉強しなくてもいい」とかホリエモンみてえなこと言ってんな。ネットに巣食う魍魎になると似たような形態に収斂するものなのかな
【グ】そりゃ粗探しするよな。有名歌手の子供だから。不登校だから。この子の周囲に環境保護団体がいるから。そういう理由をつけて彼女がぶつけてくる正論を交わそうとする大人、そう君のことだ。君は卑怯だよ。
【グ】なぜこの子の発言に反発を感じるのか、偽善だと嘲笑したいのか、それは彼女の言ってることが図星だからじゃないのか?
【グ】何であんなにみんな「老害」みたいなこと言うようになったんだろな
【ゆ】父親が影響を受けたという衛藤某の周辺を調べると怪しいスピリチュアル系がゴロゴロしてるので、あまり呑気に報道していい案件ではない。
【グ】立派じゃないか。勘ぐれば色々言いたくなる気持ちもわかるけどね。でも疲れ切った大人として「誰もがもう諦めて苦く微笑むけれど 僕らならできるはず 革命チックなダンキンシュート」と歌う若者を馬鹿にはできない。
【ゆ】親が子どもに勉強教えるとか絶対無理だと思うよ…。私は小学校教員だけど、中学の勉強教えられる自信はないよ…。/子ども一人一人をサポートできれば、校則で締め付けなくても秩序は保てる。その人員がいればだが。
【グ】「この子は勉強が足りない」とか言ってる皆さん、本当なら我々がこの子であるべきだったんだよ。我々が子どもの頃から温暖化の危機は指摘されていたし、その頃なら取組みは今よりは容易だった。笑える立場ではない。
【ゆ】虐待/戦時中でも学校に行かされていたっていう黒柳徹子氏のコメントと真逆な物件。国が滅びるよhttps://www.instagram.com/p/BxESLV6pArM/
【ゆ】私も、私に関係ないなら自分の自由に生きればいいと思う。けど、もし、子供の同級生にこの子がいたら、親がいたら、全力で関わらないか、遠巻きに要観察対象。所詮他人だからどうでもいいんでしょ、著名人も、ヒドイ
【グ】それでも、わたしは彼女を支持する。世の中を変えるのは若者、余所者、馬鹿者だ。年寄りで、頭のいい、既得権者なんて、、、未来は僕らの手の中って、THE BLUE HEARTSも歌ってたじゃないか!
【ゆ】10歳児の自主性がどうとかそんな話からはもはやかけ離れたキナくさい次元になってしまっているので、今さら彼を応援するか説教するかで考えるのは周回遅れ。もったいなくても記事の原稿は破棄するのを勧める
【グ】香港の民主主義運動を冷笑する中国人と同レベルの存在として捉えられているという感覚ぐらいは持っておいた方がいいと思うよ
【ゆ】好きなように生きればいい!ってのは正論やけど、好きなように生きるって事は自己責任が伴うんや。その言葉を10才の子供に言うって事は、10才の子供に自己責任を押し付ける事と同じや!もう少し考えてコメントせい!
【グ】このお嬢さんを子供として扱う事に違和感あるわ。年齢的には子供かも知れんが、国際的な会合で堂々と演説するなんて、内容の是非は別にして立派な事やん。子供扱いは出来んと思うで。
ありません
【ゆ】学校に行かないは、譲ってアリとして勉強の否定だけは親は叱ってくれよ。読み書きそろばんは人間の基礎能力だよ。
【グ】彼女の志は立派なんだがこの手の人の末路って人嫌いのテロリストになることが多くてな。フェミ活動とかもだけど原罪ベース憎悪ベースでもの考えすぎるとろくなことにならんのよ。
【ゆ】大人が言ってるなら好きにすればいいけど、子供が大人に吹き込まれてるから気の毒なのよね。
【グ】不登校子供youtuberは非難するのに、学校に行かないアスペルガー症候群の子供に温暖化を批判させると称賛する人達は都合良すぎ。
【ゆ】せっかく学校に行っても、結局ネトウヨになって似たようなことを言ってるじゃん?もういい加減、Wikipedia読んで法律や歴史を語るの、やめれ。学校に行った分、ムダだよ。
【グ】ネトウヨが嫉妬してて笑える。自分達の問題なのに、ネトウヨは賢いつもりで完全に他人事だよな。
【ゆ】視点を変えれば、子供のみならず国民の相当数にこの意見が刺さっている、という事で、危機的状況なのでは。
【グ】この演説を冷笑していいのは同年代の人だけで、それ以上の年齢の人たちは、内容の確からしさ云々を論うのではなく、そう思わせてしまっている事を恥入ることしかできない筈なのだけど。
【ゆ】この子、早すぎるなぁ。30年、40年したら、漢字や文字が不要になる時代は来るかもしれんからね。
【グ】すごい、こんな人が若い世代にいるのか。自分の意識も変えていかないと。
【ゆ】これ、youtubeじゃなくて渋谷交差点で平日にやってたら(やらされてたら)通報するだろ?そういうことやで
【グ】絵に描いたような金持ちの道楽だね。言わせた大人も、言った本人も。
【グ】子供を使って主張する奴ら死ぬほど嫌い。そう言うところなんだよ胡散臭いのは。
【ゆ】チャンネル見に行ったけど、読み書きできるみたいだし、勉強してないわけじゃなさそうなのでいいんじゃない。
【グ】「大人に操られた子供」だの「祭りの神輿」だの言ってないで、ちゃんと意見に対して反論しろよ、とは思う。
【ゆ】これ近隣の児相にネット民がバンバン虐待通告したらいいのにね。普通にネグレクトやん。
【ゆ】優しい言葉で不登校を容認してあげて気持ちよくなって終わり、っていう無責任なやつは確かに多いな。
【グ】これは子供の盾やね。人間の鎖とかやっちゃう人たちの発想っぽくてエグい。
【グ】子供を盾にする卑怯者「子供を攻撃するとは何事だ!!!」
【ゆ】周りの大人は何やってんだ。子供にイケハヤみたいなこと言わせるな。
【グ】「子どもを攻撃するな。恥を知れ」これ通常はその通りだと思うのだけど、政治的に悪用されると無敵の盾みたいで嫌だな。
【ゆ】自分の頭の中に知識があれば「関連思考」が出来るんだよ、子供だから関連思考なんて知らなくて当然だが。「宇宙船ビーグル号」の総合科学者グローヴナーの活躍を見れば関連思考の大事さや強力さがよくわかると思う。
【グ】科学と言えば無知蒙昧な庶民が黙ると思ってんだな、この傲慢バカは。科学は手続きの名称に過ぎんし「前提条件」や取捨選択してる「仮説」や「論拠」で結論がホイホイ変わるんだよ?そもヴィーガンって時点でお察し。
【ゆ】ここは本人たちより、煽る連中の危険性をもっと明らかにすべきだよね。件の児童が15年後電線盗んで捕まってもNO科学者は他人事みたいに「悲しい」とかほざくのかな。
【ゆ】こう言うの焚き付けて後で責任とらないのって酷いと思うの。
【グ】ゆたぼんに似たものを感じる。活動家やる前に学校に行くべきじゃないかな。
【ゆ】同調圧力を煮詰めた地獄のようなブコメを見るとはてな民も美しい日本人なんだなと安心する
【グ】反論がだいたい「子供を持ち上げるな」「白人のガキの分際で」「態度が悪い」の三択なので環境問題そのものを疑問視してるトランプのほうが同じ方向を向いてるだけまだ誠実。
【ゆ】「宿題を拒否したところ、放課後や休み時間にさせられ」たことで学校に行かなくなった子が、いじめで苦しんでいる子どもたちへエールってなめてんのかな。
【グ】GuardianがYouTubeにあげているので動画をみると受ける印象がずいぶん違った。それはさておき"we will never forgive you"と分断する言葉を使っているが、グレタさんもyouの側の人間だろう。スウェーデンは水没しないし寒いし。
【ゆ】こういうのを容認するから沖縄は全国最下位の学力と就職率なんだよ、猿もどきを誰が雇う?日光猿軍団だって断るわ、芸を学ぶ頭がないんだから。
【グ】ガキを扇動して既存社会をぶっ壊したい勢力がまたぞろ蠢動してるんだろうな。ヨットなんて見え見えのパフォーマンスじゃなくスカイプでテレビ出席しろよ。学校にも行かないスウェーデン版ゆたぼんの癖に。
【ゆ】高度な学術研究を発表する子供と、起業やこういうので耳目を集める子供、前者は大抵親が良い意味ですごくて、後者は大抵親が悪い意味ですごいんだよな(経験則)
【グ】この人に賛同する人たちは原発の是非とどうやって折り合いをつけてるんだろう 事の複雑さを前に言いよどむ人まで冷淡とか無責任とか言われても困惑するわ 技術革新を待つしかないのかな
【ゆ】こんなの新手の児童虐待案件だろう。乗っかるマスコミがクソofクソ。
【ゆ】とりあえず動画見て欲しい。新聞で取り上げちゃダメな奴だから。
【グ】主張はともかく、この歳でここまで担がれるとこの後が心配。先鋭化するか過激な宗教然となるのが恐ろしいのでしっかり面倒見る人が現れて欲しい。
【ゆ】えっと……20年後にまた会いましょ
【グ】立派ですが悪い大人にいいように使われないようにちゃんとした大人と一緒にいて欲しいですねみたいな
【ゆ】社会問題になったり集団提訴される前にYoutubeは、子供の利用をもっと厳しく制限したほうがいいよ。子供は、制限せずに視させてるだけで精神汚染される危険性のある動画SNSなんだし。この子もその一人かもよ。
【グ】実際、この子、精神疾患あるの有名だし。この子を洗脳?して政治的に悪用してるのを指摘するのは、米国としては真っ当な事だと思うけどね。
【ゆ】ここでコメントしてるひとたちも子供の将来になんの責任も負ってない。著名人が「学校以外に生きる道はある」というメッセージを発信するのは重要。
【グ】“いいからさっさと学校行けや” ウヘァ。これが由緒正しきおっさんマンスプ仕草で、こういうやつらが世界を牛耳ってる結果がこの温暖化ですぇ。こいつらがいなくなると世界かなり良くなるんじゃねぇの、ねぇ。
【ゆ】「不登校の理由を周りが納得しないと許さないという異常さが表れている」げに。批判には、私の考える貧乏人じゃなければ貧乏人じゃないみたいなアトモスフィアを感じる。
【グ】子供の理想論を鼻で笑う様な大人が、子供の頃こうなりたいとあなたが思っていた大人なんですか?
【ゆ】私も「ご自由にどうぞ」派。将来、彼が生活保護を受給することを、私は妨げない。/登校したい子を登校させないなら虐待だが、登校したくない子を許容するのは、私は虐待と認めない。
【グ】世の中、こういう人も必要とされているんだろう。私個人は支持しない。
【ゆ】子供の「好きなように生きる」を大人のそれと同じように扱える神経がわからん。彼ら判断能力ないから契約すらできないのに。
【グ】そんなに若者や子供をありがたがるなら全部子供に決めてもらいなよ。大人が蓄えた知識より、そういうのがいいんでしょう?
【グ】いざ言葉を返されたら「子供を攻撃するな」って、こいつを都合のいい時だけ一人前として扱って、ちょっと困ると無敵の盾にさせて欲しいって話でしょ?ちょっと汚くない?
男性の自殺を書いてくれてる方は、近くあるいは遠くから男性へのサポートを考えてやって欲しいです。適切な後悔が起こるには、誰か「これは社会があらゆる弱い方を守れなかった問題でもあるし私たちがそれができず申し訳ない」と感じる人、「これからはこれらができるしやっていこう」と、肯定的な未来や回復例を知ってる人がいて、「いや私がこうすべきだった、後悔していて、これからはこうできる」とあらわれてくるのだと思いました…(5年10年単位で見守ってほしい気もします。)(まとめ主の書いてくれた罰と更生の意味を、自分なりにこう感じました。)
男性の自殺を書いてくれてる方は、近くあるいは遠くから男性へのサポートを考えてやって欲しいです。自分は偽善で構わないと落としどころをつけて、青少年の自立援助ホームの賛助会員費を送っています。男性相談や色んな人権電話相談のまとめちらしがとある男女参画センターにあるが、地元の男女参画センターにも置いてくれないかと要望してます。この件の男性が自分と相手のことを想って事件になる前にちゃんと別れ、より良い自分の人生を歩むには何が必要だったのでしょうか…
Director of M.I.T. Media Lab Apologizes for Ties to Jeffrey Epstein (2019 8 16)
Jeffrey Epstein は、伊藤穣一と会う5年前の2008年に少女を虐待した罪で有罪になっている。伊藤穣一は Epstein から受けた寄付の金額を明かしていない。Jeffrey Epstein は最先端の科学を支援する慈善家として名声を取り戻そうとした。
M.I.T. Media Lab in Crisis After 2 Scholars Vow to Leave Over Epstein Ties (2019 8 21)
伊藤穣一はMIT Media Lab だけでなく、自身の投資ファンドにも Jeffrey Epstein から寄付を受けていた。伊藤穣一は寄付金額を明らかにせず、コメントも断った。
AI のパイオニアである Marvin Minsky に対して、 Jeffrey Epstein の所有する島で、性交渉を持つように命令された、と当時10代の女性が証言している。
Jeffrey Epstein のチャリティー基金から MIT へ $150,000, $50,000 の2件の寄付があったことが MIT の公開情報に示されている。
学生やポスドクのコメント。「伊藤穣一が超才能あるからって許されるなら、偽善」「寄付の出どころなんて研究センターの責任じゃない。その寄付で研究がうまくいっているなら、どうでもいい」
伊藤穣一はメディアラボの運営の成功で慶應義塾大学から博士号を取得した。その博士論文ではメディアラボの収入支出を年次で説明している。
Jeffrey Epstein Donations to M.I.T. Will Be Focus of University Inquiry (2019 8 22)
MIT 学長 Rafael Reif 「20年間で Epstein のファンドからおよそ $800,000 の寄付を受けた」寄付先はメディアラボや物理学者 Seth Lloyd
「MIT が Epstein の名声を高めることに貢献し、彼の恐ろしい行動を隠すことになったのは、恥ずかしいことだと認識している。」
Seth Lloyd と Epstein の関係は2004年から。Epstein から資金を受けた研究論文19本中18本は Epstein が有罪になった後。
伊藤穣一は Epstein からの寄付の金額を公表していない。メディアラボだけでなく、伊藤穣一自身のファンドにも投資を受けていた。コメントを求めたが返答はない。
【辛い描写が出てくるので閲覧ご注意ください】
京アニの事件があった。あれから、友人に連絡が取れない。既読のつかないライン、夢に出てくる彼の顔、10分置きに被害者リストと検索をかけている。
多くの人が、今日アニのために祈っている。多くの人が、募金箱にお金を入れる。多くの人が、「生きて真相解明を、生きて罰を」と望んでいる。多くの人が失われてしまった京アニの財産を悼み、多くの人が有名な監督の安否を気遣う。それは当然のことで、現実的なことで、そしてとても尊いことだと思う。
そのうえで、僕はこの文章を綴る。
なお僕はこの事件のずっと前に、人を焼死というかたちで失くしている。最後の吐息を、苦しむ様を、肌を、僕は知っている。それがどれほど凄惨なものであるかを、知りたくもないのに、僕は知っている。
僕は彼が好きだった。彼が夢を叶えるためのあの場所に、どれほど頑張ってたどり着いたか、どれほどの夢を見ていたかを僕は知っていたし、彼の仕事への姿勢を、僕はとても尊敬していた。一緒に作り上げてきたものがとても素晴らしいものであったことを、僕は誇りに思っている。
こんなことを言うと怒られるかもしれない。でも、僕は、彼が「著名な人間」ではなくても彼を愛していたし、彼が彼の仕事をしていなくても彼のことが大好きだった。
多くのアニメーターさんの命が失われた。文化の消失であり、文明への許せない反逆だ。
多くの人が僕と同じように苦しんでいる。34人の方々の、怪我をされた方々の近しい人たちが、みんな苦しんでいる。直接に関わりのなかった人も、心を寄せ、その無事を祈っている。だから僕は、決して僕が僕と分かる場所で、この言葉を吐きだすことはしない。だってそれは、「35人の方々の、怪我をされた方々の」近しい人への暴言になるかもしれないからだ。
でも、ここでだけ言わせてほしい。
文化や資料の損失、それに思いが至らないくらい、僕はただ、個人でしかない、僕の友人のことが、ただ心配している。その無事を祈っている。
有名な監督の安否を心配する声が流れるなかで、僕はただ、「一個人」であった、まだ名前も出ていない彼の安否を願って夜をすごしている。優秀な技術者だったから、彼を、彼たちを、彼女たちを心配しているわけじゃない。名付けられないスタッフひとりひとりに、その無事を祈る人間がいる。そのことを、どうかだれかひとりにでも知ってほしい。
多くの人が京アニのために募金をし、その再建を祈り、願い、思いをはせている。とても尊いことだと思う。多くの人が「お金では何も戻らない、でも何かせずにはいられない」と考えて、お金を入れている。僕ももちろん入れた。
だけど、多くの人が言っているように、京アニが復活しても、そこには34人の姿はない。
これは決して、「募金をするのが無駄だ」とか「偽善だ」とかじゃない。入れている人達の多くが、戻ってこないことを承知で、それでも自分にできることを探して、大切なお金を入れている。それが前を向くための力になることも知っている。
だからこれはただのやるせなさとどうしようもなさと無念さで言うのだけれど、人の命はお金では買えない。戻ってこない。決して。それにどうやって折り合いをつけたらいいのだろう。
今まで何度もこの言葉を聞いた。僕はそれをわかっているつもりだった。でも、全然わかっていなかった。被災地に、犯罪被害者の方々に届けと入れてきた多くの募金は、それでも僕にとっては「他人事」だったことに気づく。本当にごめんなさい。
選挙のこともほかの芸能ニュースも、申し訳ないけれど、僕にはどうでもいい。だって彼らは生きている。選挙には行ったけれど、世の中のあらゆる動きは、僕にとってはどうでもいい。それらにもとても大切な意味があるということを、今の僕は「知って」はいても、どうしてもクリアには「感じ」られないのだ。
犯人について
犯人の話も出ている。よく見るのは
1.犯人の背景の話
2.生きて償え、生きて真相を語れ
3.これから二度とそんなことが起きないようにするために、対策が必要
という3つだと思う。
1については正直、どうでもいい。犯人の背景にどのようなものがあろうと、その男が全き加害者で、京アニの人達が全き被害者であることは間違いがないからだ。精神障害があった? 苦しんでいた? それがなんだというのか。それによって差別がうんぬん、という話すらどうでもいい。
その男の背景に思いを馳せてその男を許そうとすると考える人がいたとして、そしてそれが今回の件のご家族なのだとしたら、僕はそのご家族の勇気に敬意を表したいと思う。
そうでなければ黙ってろ。その男の背景を持ってその男を擁護する人には、夢を希望を奪われ、苦悶と壮絶な痛みのなかでもがき苦しみ、喉がやけて息ができなくなって、「なぜ」の声も届かないまま死んでいく己の家族を見ても言えるのかと聞きたい。
こういうことを言うと、「仮定の話をしても無意味だ」と言う人もいるだろう。だが、「仮定の話」を考えることができないのであれば、その人は想像力と共感力の欠けた化け物なのだと僕は思う。
2はよく見る意見だし、僕にも分かる部分がある。僕と同じ立場の人でも、このように望んでいる人もいるだろう。ただ、それでも、僕はあくまで僕だけの考えで言いたい。今まで一度も言わなかった言葉で、僕ははっきりとこう言いたい。「死ねばいいのに」ではなくて、心の底から言いたい。
「どうか、死んでいてくれ」。
「刑罰を受けなければならない」「神格化されてはならない」「真相を究明しなければならない」という意見は本当にその通りなのだけれど、僕はあの男がたとえ生きていたとしても、僕たちが望むような刑罰も、僕たちが望むような真相も、齎されることはないと思っている。
日本は法治国家だ。だから僕は、その男が拷問によって死ぬべきだとは決して言わないし、その男の家族に累が及んではいけないと考える。だが、そうである以上、あの男に下されるのはたとえ死刑判決であっても安寧に満ちた「首吊り」という終わり方に過ぎないのだろうし、そしてそれが実行されるのは何十年も後のことになるだろう。
真相などない。狂人に真相などない。そしてたとえ真相が語られたとしても、亡くなった方が生きて帰るわけじゃない。亡くなった方は声をあげることもできずに命を引き取ったのに、なぜあの男にだけ法廷で声を挙げる権利が許されるというのか。なぜ、自らの、けったくその悪い最低最悪の言葉を、「真相」という言葉で語ることが許されるのか。死刑廃止論とかそういう議論に使われるのもごめんだ。私怨で構わない。
死んでくれ。死んでいてくれ。死んでいてくれ。どうか、死んでいてくれ。
これから二度とそんなことが起きないようにするために、対策が必要
3の意見もよく見る。たしかに正しい話だし、二度と同じことが繰り返されてはならない。再発があってはならない。
でも、この言葉を語る人に、反論ではなくて、ただ本当に純粋に聞きたいのだ。
「セーフティーネットや孤独を感じる人へのフォロー、世界が裕福になったとして、本当に『狂人』が現れないと思いますか?」と。
孤独が人を狂わせることはたしかにある。セーフティーネットがあれば防げていた事件もあるだろうし、実際に防がれたこともあると思う。そういう意味では、これは有効だ。
だけれど、どのようなきめ細やかなネットであっても、そこから漏れる人は必ず出てくる。ネットに引っかかっていたとしても、犯罪を起こす人間はいる。
今回の事件は、「社会が悪かったから」起こったんじゃない。社会がよくなっても、事件を起こす人間はいなくならない。
それに、亡くなった人は、「次の事件が起こらない布石になるために」死んだわけじゃない。このような発言をする人も、決してこんな意味で言っているのではないと推測はできる。
歌の歌詞ではないけれど「意味のない悲しみはないと思う」と僕も願いたいし、今までずっとそう思って生きてきた。そしてそうすることが、この痛ましい事件から立ち直る方法のひとつだとしても、それでも僕は、「対策」から外れる人間がいることも知っているし、このような事件がまったく起こらなくなるわけではないと知っている。
「今回の事件から学ぶ」「二度と同じ思いをしない世界へ」これはたしかに意味のあることだ。
だけれど、「今」亡くなった人は、二度とかえってこない。
その言葉をネットに流す意味を、「今」亡くなった人がいた・その人を愛しく思う人達がいるネットに流す意味を、どうかお願いだから考えてほしい。
残された人のこと
未来を夢を希望を一方的に奪われた犠牲者の悲しみを、僕は決して「分かる」なんて言えない。言える筈がない。僕が思いを馳せられるとしたら、「残された人のこと」だけだ。
楽しく語り合った時間、一緒にとった写真、ともに作り上げた作品。それらはすべて優しくて面白い思い出の筈なのに、一番つらい記憶と重なることの残酷さを僕は思う。思い出となるものが、一番苦しい記憶に重なって、そしてそれは決してなくなることはない。思い出が鮮やかであれば鮮やかであるほど、夢と希望と命を奪われた愛する人の胸を苦しみを思い出してしまう。
僕は人の死を何度も見てきた。だけれど、「だれかに、理不尽に、奪われた命」は、また違う意味を持つ。命の尊さやご家族の苦しみに優劣や軽重はない。それはわかったうえで(僕自身も、それの経験者だ)言う。故意に、だれかの手によって、理不尽に、身勝手に、苦しみを持って愛する人を奪われたことの慟哭は、その人と紡いだ楽しい記憶さえ蹂躙してしまうものだと。
もうひとつ。
僕は彼と、随分「大人」になってから知り合った。子どもの頃からの付き合いとは異なり、多分彼の交友関係もまた、彼の家族はそれほど明確に把握はしていなかったと思う。
だから、彼の名前が公式で発表されない限り、僕は彼の安否を直接的に知る方法はほとんどない。あらゆる方法で連絡をとったけれど、ご家族がそれを目にして、そしてご返信をされない限りは(当たり前のことだけれど、それを強制するわけではないです)、僕は彼の本当の安否を状態を、知ることができないのだ。
これはとても難しい問題だと思う。「被害者の名前を公開するな」という気持ちはもちろんあるだろうし、それは責められるべきではない。被害者のプライバシーは守られるべきだ。だから僕は、僕のところに連絡がなくても、それを批判はしない。
ただ、心配なだけだ。ただ、安否が知りたいだけだ。そして、「それがしれない環境」をどう打破していいのか分からず、毎日夜を過ごすことしかできないでいる。
これからのこと
「本当に友人だったらこんなことを書ける精神状態じゃないはずだ」「事件にカコつけてみてもらいたいだけ」「自分に酔っている」と思う人もいるかもしれない(たとえ匿名であっても)。ただ僕は彼のプライバシーを書く気はないし、また僕も「僕」としてここに綴るつもりもない。酔っていると言うのならそうなんだろう、こんなつらい話、いつもの精神状態で、いつもの語り言葉で話せるわけがない。ただ、書いていて、吐き出して、それでいい。僕は僕自身が落ち着かないということで、これを書いているだけだ。
僕は彼からの連絡を待つ。それ以外にできることはない。ただ、そうはわかっていても、僕は何度も被害者名を調べる。身勝手なことだ。ほかのご家族やご友人だって同じ気持ちでいるのに、僕はその「被害者名」のなかに彼がいないことを願って、ずっと調べているのだから。
ただ知りたい。彼がどうしているのか。彼が今何をしているのか。「覚悟を決めなさい」と言われたけれど、それでも彼の無事を祈り、僕は彼の連絡を待っている。
京アニを、なかにいた人を愛していた人たちの「心配」「何かできることを」の気持ちを、この吐露によって傷つけてしまったとしたらごめんなさい。「心配」「祈ること」「自分達ができること」をやりとげる人達に、心から敬意を表します。僕はまだ、現地にいけません。心が追い付きません。まだ安寧を祈るところにまでたどり着けていません。僕自身の未熟さゆえの話です。「安らかな旅路を」とさえ、まだ祈ることもできない。あまりにもむごい事件だったから。
僕はこの事件を、政治的な解釈と結びつけたくはないし、陰謀論も知りたくありません。ほかの犯罪や事故との比較もいりません。僕がこの事件に、今まで接してきた事件のどれよりも深くショックを受けているのは、社会的道義や主義主張などの話ではなく、ただただ身勝手に、僕個人として、僕の友人が心配だからです。僕は僕の怒りを憤りをやるせなさを、社会的道義や社会的倫理観に代えることはしません。犯人の背景や思想もどうでもいいです。ただ友人の無事を祈ります。
僕は仕事をします。彼は僕の仕事のやり方を好きだと言ってくれていたから。だけれど、日常に戻れない人にも僕は寄り添いたいし、寄り添われたいと思います。
「被害者のなかに、実際の知人・友人・家族がいる人」と、「京アニという会社を、なかのスタッフを画面を通して心から愛していた人」と、「痛ましい事故に心を寄せ、自分ができる限りのことをしようとしている人」との間には、たしかにどうしても、どうしても、どうしたって越えることのない、仕切りはあると思います。あります。
その仕切りがあっても、だれもが祈り、願い、心を馳せることの尊さは、決して変わりません。喜びは分け合うことができても、悲しみは分け合うことはできない。でもそれでも、僕は人が持つ人の可塑性を、人の持つ人への愛情を信じたいと思います。その可塑性が亡くなった人にはもうないのだとしても。残された人間にしか感じられないものだとしても。
(また、これはあくまで「人間」を対象としているので、人間ではないあの男に対しての言葉ではありません)
読んでくれてありがとう。
内容をまとめるならクソ長文の一言で終わる話。
https://togetter.com/li/1373336
その呟きは患者さんの視点で、登録者は増えた、でも受ける気がない偽善者は登録しないで欲しいというものだった。
これを私が目にしたのは、正に適合通知を受け取って、悩みながら書類を書いている最中だ。
この方の一連の呟きを何度も読んだ。気持ちは私にわかるものではないけれど、少しは推し量ることは出来る。
その上で私はやっぱり今回のことを断ろうと、書類を書くのをやめて、今現在横で放置されている。
何故私がそう思うに至ったのか、自分の為に整理したくてこれを書いている。
何故なら事情があり、私が書類を受け取った時点で回答期限が直近だったからだ。
ドナーとして髄液の提供は素晴らしいことである、自己犠牲、自分の為になる、するべきという宗教的なべき論。
私は別に崇高なことがしたい訳じゃない。そう思うのは自由だけれど他人に強いるのはやめて欲しい。もししたとしても、そんな目で見ないで欲しい。
あとは偽善者だの自分が良い格好をしたいだけだという、一体誰の為に、何の為になのかわからない言葉達。
善と偽善を一体誰が決めるんだろう。
けれど実際に提供した人のエントリーや体験談(骨髄バンクのものではなく、生の声が聞きたかった)、実際の患者さんの呟きやブログを見て、リスクを具体的に検討しながらもやる方向で決めかけていた。
休みの目処はなんとか立つ、その後のスケジュールは大分変更されるだろう。
カレンダーを眺め、腰の痛みで運動は一ヶ月は出来ないだろうから遊べなくなるが、仕事は出来る。それでも仕方無い。
調べる中で、途中で断ることが迷惑になると知り、昼間親に話して同意を先に得た。
この段階では決心を確実にする為に、情報を得ていた。
私的な動機は、全然違う病気だけれど病気で薬の手放せない友人がいるからだった。
リスクは確かにあっても、暫く通院したり、入院時に仕事を休まなくてはいけなくてもそれでもと思っていた。
同時に元々あまり身体が強くない私は、そもそも是の返事をしたところで選ばれるかはわからない。
受け取った書類上で条件を確認する限り、健康面は恐らくギリだ。
ちなみに骨髄バンクの冊子で確認する限り、後遺症の確率は結構ある。0.58%はSSRより全然当たると思うソシャゲ脳である。
因果関係が明らかではないが比較的重篤な中長期健康異常は2%以上である。これらはドナー承諾しなければガチャらなくて良いリスクだ。
また冊子を読む限りでは、もし重篤な状態になって働けなくなっても生活保障はない。
当たり前だが、それでも今普通に働いている人にとって躊躇うには充分な内容だ。
しかも別ページの後遺傷害保険の適用はゼロである。(因果関係が証明されないから保険の支払いは出来ないということで、当然だろうが辛い)
関連在りそうな短期の重篤障害は0.28%。肝機能異常が30日はそれ短期か?と思うし、頭痛4%、骨痛16%、倦怠感5%などはどれか当たるだろという気持ちにもなる。
これらを読みつつ過去の医療情報を調べ(古い病歴なんて調べないと出て来ない)、書類を記入してる中、一連の呟きを目にした。
あまりにもリアルタイムの話だったからホームまで行って何度も読んだ。
そして溢れる感情が良くわからなくて、一度書類を書く手を止めた。
数時間後の今分析してみると、私はミーハー気分の偽善という言葉がすごく引っかかったのだと思う。
でも「ミーハー気分の偽善で、本当の善意の方を大多数に埋もれさせないでほしい」とも言う。
患者さんが真実切羽詰まって、感情的になるのは人間だから仕方無い。
少なくとも私は、ミーハー気分の偽善と本当の善意を勝手に決められたくはない。
私がドナーになろうとしたのは別に善意じゃない。そんな立派なものではなかった。
ただ検討してみて、出来そうで、そうしたいと自分が思ったから。怖くもあるしリスクもあっても、自分がしたいと思ったからする。それだけのことだった。
第三者がワァワァと安全圏から騒ぐ時にうんざりする程見た、偽善者という言葉で私は萎えたのだ。
したいからするだったのが、別にしたくないからいいやになってしまった。ちゃんと善意があったり崇高な人なら、こんな気持ちにはならない。
決断に時間を要したり途中で断ることも、結果としてミーハー気分の偽善扱いになるなら、ドナー登録なんて出来ない。
気軽に登録しただけの人が、実際その立場になってから必死に真剣に検討することだってきっとある。
もちろん、絶対にごめんだって人もいるだろう。そいいう人を弾くシステムは必要だと思う。
しかしだ。
そもそもこの、唐突な書類のみで初期確認というのがクソシステムなのだ。
せめて電話かメールで書類送るから検討して返事くれと言って欲しい。
帰国後に受け取った時点で回答期限ギリだ。
もちろん待たせることは良くないわかっていたから、その時点から必死に調べ回った。
だからこそ「生きる邪魔を、未来を望む邪魔をしないでください」の言葉が刺さったんだと思う。
たまたま海外に行っていたことが邪魔になるなら、もういいやと思った。
断る時に、ドナー登録そのものも解除するつもりでいる。私は邪魔をしない。代わりに干渉もしない。
いつ来るかわからないドナー適合通知の為に、いつでも書類を受け取れるように生きるのは私には無理だ。
そしてそれを、断った、返事が遅いという結果だけで"偽善"と決められるのだろうか。
承諾したことで”善意”だと決めつけられるのもうんざりするが、そんな捻くれてる人間は、きっとそんなに多くない。
患者側からみて、断られるのがキツいしやめて欲しいのはその通りだ。
「健康な方の3週間と、命をかけて待つ人間の3週間は大きく違います」というのは真実だ。あまりにも重さが違う。
だからといって、健康な人の3週間が蔑ろにされて良いわけじゃない。
レアケースだからといって、急性C型肝炎になった例を無視して即断出来るわけじゃない。
私のように海外にいる人だっているだろう。外せない重要なプロジェクトの途中の人だっている。近親者に何かあったところかもしれない。
断る場合は簡単に断れるシステムがあって欲しいし、書面を送る前にせめて連絡が欲しい。
一週間以内の返答は、出張が多いなど家を空けがちな人は無茶が過ぎる。
せめて今断りたい人はwebから意思表示できるようにして欲しい。
断る電話が平日の9時から17時受付って、17時に帰れる人がどれだけいるのか。チャンスは昼休みだけである。
ちなみに土日は断る事が出来ないので、彼女が言うところの患者にとって貴重な二日間を浪費させることになる。罪悪感がすごい。
webか少なくとも24時間なんらかの方法でステータス表示をできれば、無理な場合直ぐに次をあたることが出来る。検討中なら検討中ステータス表示にも出来る。
家族の説得に私は時間がかからなかったが、ここで時間のかかる人だっているだろう。
「ミーハーで殺されたくありません。」
この言葉はきっと真実だ。彼女の感情からすれば、彼女を殺すのは無辜の"偽善"ドナーであり、病気ではない。
私は彼女を殺したくないし、誰も殺したくない。
そして10年以上来なかった適合通知がたまたま海外にいる時に来るなんて想像できなかったし、しなくて良いことだ。
それが殺意になるなら、私は登録しておくことが出来ないと思った。
私から見れば彼女を殺すのは不完全なシステムだし、救うのもまた、この不完全な骨髄移植システムだ。
その齟齬はいかんともしがたい。あまりに私は無神経で、彼女の感情とは隔たりがある。
当事者である彼女も自分の苦しみと比べて、あまりにちっぽけで簡単なリスクであるドナーを鑑みるのは酷な話だ。聖人じゃないんだから。
話は飛ぶか、本当に提供の意思がある人は善意。する気がないのに登録してるのが偽善。
他人の本心なんて、誰もわからない。自分の気持ちだって、人は正確に把握してない。
その気が本当にあるのかどうか、何をもって判断するのか。脳波?それだって思い込みがあれば欺けてしまう。
ある人は提供のつもりがあると思い込んで、毎回出来ない理由を探しているかもしれない。
する気はないけど登録だけしてみた人が、たまたまどうしても人助けがしてみたい気持ちの時かもしれない。
(情けは人の為ならず的な、人を救うことで救われたい感情のタイミングは存在する)
善か偽善かの二択を第三者に決められることが、私にはぞっとすることなのだ。
この二つに仕分けられることが、もう嫌だ。
別になんとなく登録して、なんとなく提供したって良い筈なのに。
あの呟きは、社会を動かす切っ掛けになるのかもしれない。
頭の良い人達が、もっと効率的なシステムを考えてくれるかもしれない。
出来れば、そうであって欲しい。
これを書いて少し寝て起きて感情の整理が出来たので、今、書類の記入に戻っている。土日でオーバーして間に合わないならもうそれはそれで良い。
しかしやっぱり、善意だの偽善だの、自分の行動が良いだの悪いだのを、他人から決められたくはないままだ。
書き終わった後に投函するかはわからない。けど書き終わらなければ投函は出来ない。
先ほど更に呟きがあったので追記。
>提供できないのであれば早めの返事or登録の解除・保留をお願いしたいのです。
現行システムだとこれが出来ない人も多いのに、返答が遅れるのは提供するドナー側の問題と捉えている。違うんだ。そうしたくても出来ない人がいる。
これを望むなら最低限電話を24時間対応にして欲しい。自動応答でプッシュボタン式でも断るだけなら出来る。
>意思がないのであれば、引いて道を開く優しさを持ってください。
返答が遅れたら優しさがないと判断されるのはプレッシャーだし、様々な事情があるのに遅れたら優しく無いと判断されるの、ドナー登録デメリットが大きすぎる。
本当に意思がない人と、事情があって判断が遅れる人を、第三者は区別出来ない。
また返答を急がせるとしたら、どうしたって断る率が高くなってしまう。だから「どっちでも決めたらすぐ連絡して」という方が良いんじゃないだろうか。
彼女はそう言いたかったのかもしれないが、私は一連の表現をそう受け止められなかった。
もっといえば、時間をかけて検討するのは優しさじゃない、さっさと断るのが優しさだと感じる人もいるんじゃないだろうか。
私は深刻な事情がなく最初から優しさはないが、返答まで時間のかかった人は優しさを持ってない(と受け止められる言い方)は違和感がある。
なによりも ”判断すること自体が他人(患者)から恨まれたり、優しく無いと後ろ指をさされるリスクがある" のを示すのは躊躇う人を増やさないだろうか。
提供すれば自己満足の偽善者(本当にこういう人がいる)、登録したら提供すべき(本当にこういう人がいる)、断ればその気のない偽善者、返答が遅ければ優しくないってドナー登録の障壁が高すぎる。
確かに適合者に断られることは減るかもしれない。ただ適合機会が減る。それのどちらが手術に至る確率が高いのか、私はわからない。
患者は彼女だけではないから、何度断られ続けてもともかく適合機会が欲しい人もいるだろう。貴重な一意見ではあるが、彼女の感覚だけが全てではない。
無責任に「人生のいつでも提供できないならドナー登録解除すべき!」みたいな意見を大量に見てうんざりしたから、これらを見るのも登録者数と手術数の相関データを漁るのも放棄してしまった。
論争するより、書類を埋める方が良い。
ちなみに、ドナーの負担が断りの原因であるならばなぜ登録するのか?というのは、大多数の人は具体的なリスクを把握せずに登録しているからだろう。
登録時に70ページを越える資料を読み込み、各種データを把握し、リスク事例を納得するまで調べ、金銭負担や休業補償、病院が遠い場合のことを考え、家族の同意をとりつけてから登録する人は、恐らくだが殆どいない。
具体的なリスクを把握した人でも、タイミングが合えば提供したいと思っている程度で登録する人も多いだろうと思う。
追記が終わらないので、ここで終わり。
まとまりのない長文を最後まで読んでくれた人、ありがとうございました。
願わくば、今追い詰められてる患者さんに直接酷い言葉を投げないで欲しいし(本当にいた)、感情論でなくデータとして手術数を増やす方向になって欲しい。