はてなキーワード: 偽善とは
[EUMAG] 世界の人権擁護をリードするEU。
人権思想の発祥の地である欧州が、世界的に見て人権の先進地域であることは疑いない。 #euinjapan http://t.co/iKB2mJF6— 駐日欧州連合代表部 (@EUinJapan) 2012年7月17日
中国人死刑囚1人の刑が今日執行されました。フランスはヨーロッパ連合のパートナー諸国と同様に、いかなる場所、いかなる状況においても死刑に反対しています。不公平、非人道的かつ犯罪抑止効果がないこの懲罰の世界的な廃止を呼びかけます。— フランス大使館 (@ambafrancejp_jp) 2019年12月26日
見ていたら以下にも普段平等や自由や弱者保護を嘯いている白人様の本性が現れたかの様なツイートで草。
そりゃこんな傲慢な考え方をしているから、他国の思想や文化を認めずに自らの思想や文化風習を押し付けたり、偽善的な事を喚いて、他国に規制を強要したりする様な行為ばかりするんだと良く認識できるよね。
双方の合意を確認するのだから、双方が署名する合意書であるべきなのに、一方的に相手にだけ書かせる承諾書になってるの、もうこの時点で対等な関係で合意するつもりが自分にこそ無いのがはっきりしていてすごいよな。文章は雑なのにこの醜悪さだけはしっかり形にしていてすごい。— IronNine (@IronNine) 2019年12月22日
例の釣り垢の合意書の話、どうやら例の連中は予想通りガチで捉えだしていたのね(苦笑)
そりゃ立憲のあの手の候補が参院選の時に性暴力禁止法とか中身がとんでもない代物を公約にしていた位だから、こう言うのにガチで食いつく奴も普通に出てくるのは当たり前だよ。
しかしこいつゲーオタ臭いのにここまで残念なのがある意味では凄いと思う。
「嫁を質に入れてでも」は差別表現だ、と言う指摘に「それは慣用句です」と言って反論か何かしてるつもりっぽい人たち、なんで慣用句だと差別OKの特別扱いになると思ってるのだろうか。— IronNine (@IronNine) 2019年12月20日
そしてまーた言葉狩りをしているのか。
今度はことわざに噛みついたのね(呆)
以前はこの手の連中が、男女平等を盾に看護婦を看護師と言い変えさせ、スチュワーデスをキャピンアテンダントとか言い変えさせたりしたもんな。
言葉だけが変わっても男女平等には何ら意味なんてない物なのにな。
所詮こいつらの言う差別や男女平等なんてお気持ちの自己満足の為の行動であると言っている様なものだ。
何せ女性の権利を盾にして、レースクイーンの仕事を潰したり、日本でもグラビア叩きをしでかしたりしたしな。
そりゃこんな事ばかりしているのだから、女性からもお前ら女性の代表面をするなとか言われ嫌われるのも当たり前だよ。
そして反論してきた女性は名誉男性扱いをするから、更に女性に嫌われる悪循環に入る。
いい加減手を組んでいるリベラル政党はその辺も気づいた方が良いよ。
またこれを見ていてイザリウオ→カエルアンコウ、メクラウナギ→ヌタウナギと改名させた件を思い出した。
しかしこの手の潔癖且つ偽善的なお気持ちに合わせていたら、そのうち何もかも差別用語認定される事になるだろう。
その癖自身はその女性や子供等の弱者の権利を盾にして、自身も弱者の振りをして、気に入らない相手をその棒で殴りにかかって、そいつを殴る為だけに逆差別を行う為、新たな差別用語の作成まで行うのだから、非常に性質の悪い連中だと思うよ。
しかし漫画アニメはおろか、海外では過去の絵画等も潰す等、娯楽芸術潰しに躍起になったり、この手の言葉狩りに必死になったりとつくづく知的芸術欲求を否定する連中なのだと見ていて心の底から感じるよ。
そりゃ奴等の言う所の海外でもある意味ではナチス扱いされるのも当然だよね。
ある意味ではこの手のクレーマーこそ本能で動いている生物に近いのかも知れない。
寧ろもう生物ですらないのかもな。
少し前に不正乗車(https://b.hatena.ne.jp/entry/gahalog.2chblog.jp/archives/52479013.html)の話が話題に上がっていたので、この件で勝手な解釈をした怪文書を書きなぐる。
元撮り鉄。2015年あたりから趣味に飽きだし、今ではあまり鉄道趣味をしていない。
不正乗車ヘビーユーザーを遠からずも近からずなところから見ていた。深いつながりを持っていたわけではなく、この記事では事実だけでなく予想が入り混じっています。悪しからず。
最近は趣味の人間関係はかなり薄くなったので、"昔は"という話がメインで今についての話はほとんどないと思います。
自動改札設置駅での不正乗車については、元はラジオライフあたりの雑誌の記事から広がっていったと記憶している。
その後は2ちゃんねる(当時)のキセルスレで方法やできる場所の書き込みがあったりとジワジワとネット経由で広がっていった。
そんな中、爆発的に広がったと感じたのは動画サイトとSNSの「爆発的な」普及。
年で言うと2011〜2012年ぐらいから一気にそういうことをした話を聞く回数が増えた。
上の記事にもいくつかあがっているがyoutubeに実際にやった方法を掲載する人が現れ、そこから方法が広まった。
撮り鉄界隈では罵声大会(撮影中に映り込む駅員や撮影者に大勢で暴言を浴びせまくること)や尊師マーチを流す、といったドン引きするようなタブー行動をネタとして見る傾向があり、
当初は自動改札機を突破する動画も一種のネタで話題になっていたが、中高生の大半が動画サイトに流入し始めた時期からネタではなく指南書的な意味でそれらの動画が使われるようになっていった。
こちらのほうが影響は大きかったと思う。特にtwitterが普及しだしてから。
撮り鉄は撮影するための場所が同じになることが多く、当時から撮影地でネット上の知り合いとオフ会状態になることも多々あった。
それだけであれば楽しく愉快な趣味で、母数も多いこの趣味であればそこから爆発的に広がるということはあまりないように思われるかもしれない。
今はどういうのか知らないが、"バリ"バリ"鉄"道趣味をする人のことを「バリ鉄」と呼んでいた。
そういった人は1週間の間に仙台にいたり、新潟にいたり、大阪にいたり、東京にいたり…と通常では考えられないような移動を行っていた(勿論正規の手法で移動する人もいたが)。
特に廃車回送や新車の輸送といった時刻表に掲載されないような臨時列車を追う場合、日本各地を転々とする必要がある。そのため各地で新幹線等の不正乗車を頻繁に行っていた人もいた。
通常であれば、「そんな人間とは縁を切れ!」という話になるがそうも行かない。こういった人の犯罪行為に対して目を瞑ることで、時刻表に掲載されない臨時列車や業務列車の情報が得られたりするから縁を保つ人が多いのである。また、それが人脈のハブに位置している場合、それに対して咎めた場合、それなりの大きさのコミュニティから迫害される可能性もあった(と思う)。
そんなことで、まぁこういった人と付き合うことで趣味的にはヒジョーに美味しい思いができるのである。
twitterやmixiができてからは全く関係のない人間同士であっても、簡単に仲良くできてしまうので、こういった人脈が広くなっていく。その中に特にグイグイ食い込んでいったのが中高生である。そういう時期だしね。
※ ちなみに中には「"元"やっていた」という類の人間もいる。手段や情報の共有は好き勝手に公開で行うが、自分ではやらないタイプである。
・目立ちたい / 優越感に浸ってみたい
・"ワルい"自分に酔う
とヒジョーに面倒な感じになってしまう時期であるが、これは撮り鉄な中高生にも当てはまる。
学校という狭いコミュニティでは野球部やサッカー部といった運動部が華形をとっていき、ヲタクコミュニティにいる人間は多くの場合日陰者になってしまう。
しかし上にあるような不正乗車系バリ鉄と仲良くすると以下のようにこれら2点を満たすことができる。
・不正乗車の方法を知識として得ることができるので、界隈の中でハブでありながら「ワル」になることができる(ヤンキー的なアレである)
→ 運行の情報や不正乗車の情報の知識を教えることでSNSで仲間を増やしながらボス猿的な役割になれる
→ 学校といった趣味が違うコミュニティの中でそういった知識を披露すると、突然その輪の中で主導権を得られたりする。ここあたりから音ゲーの界隈にも広まったのではと予想。
→ 「席」といった隠語を使えば捕まることもなく、アングラな雰囲気を醸し出すことができるという憧れ
無料かつリアルタイムに写真や情報を得ることができる今となっては、それによる欲求不満を解消するには情報を得ながら不正乗車で移動しまくるというのがベストな選択肢になりうることも、こういったコミュニティが中高生を中心に爆発的に広がった原因にあるのではないかと勝手に予想する。
駅員のことを「犬」、駅員がいるスペースを「犬小屋」と呼び、コソっと不正に下車することを喜んでやっていた中高生(大人にもいたが)はそこそこいた。
人によっては「〇〇線が〇〇両のままだからあの会社に金を払う義理はない!」とよくわからない理屈をこねたりもしていたが、未だによくわからない。面白いと思っていたのだろうか。
まぁそんなこんなでインターネット世界の成長と同時に、こういったコミュニティもぐんぐんと成長していったのである(雑なまとめ)。
ここらへんはどのコミュニティにいるかによって、どう解釈していたのかは別々なので一つの歴史解釈として見てもらえればいい。
まとめ記事にもあったが、
1. そもそもわざわざ出てきて捕まえる駅員が多くない(ピンポーンと1回ぐらい音がなっても、チラ見程度で済ませる場合が多い)
2. 警備員や駅員がいない、もしくは死角になっていることを確認した上でやっている
というところで、捕まる率が少ない。
また、捕まったとしても正規運賃の3倍程度払えば解放されるので、遠距離も含めて10回, 20回とやるなかで1回捕まっただけであれば十分に得になるのであろう。
また、未成年の場合は特にだが、捕まった場合、親や関係者が警察署や駅まで来て解放ということになるが、常習になると「お出迎え」などと言って特にそれを気にすることもなくやる。
何度も同じ警察署になっていればそうも行かないのであろうが、各地の駅で捕まるので連れて行かれる警察署はだいたい別。「また君か」とはならないのであろう。
とにかく、不正乗車を日常的に行う倫理観の持ち主であれば、不正乗車はローリスク・ハイリターンなものでしかないのである。
そんなことはない。乗り鉄もやっている人はやっているし、録り鉄だろうとやっている人はやっている。
そんなことはない。
カメラや三脚といった機材を盗んだり、現役退役問わず車両部品を盗んだり、人を殴る蹴るなど犯罪行為は色々である。
多くの場合は不正乗車も兼ねているので、もう病気の域に達している人もいるのだと思う。
中高生の場合、偏差値が高い私立高校に行っている子や、親がそこそこ教育に関心がある場合は大学進学で突然真人間、もしくはそういった行動を慎みだすか隠すようになることが多い。
一方高卒の場合は就職で真人間になったり、平然とやり続けるパターンもあったり(20代半ば以降でやっている場合はこのパターンが多い)様々。
知っている限りで言えば、不正乗車、窃盗、暴行などを繰り返し少年院になったとしても、鉄道の現場系の職種(関連会社職員、保線系)といった職であれば、大手でもありつける。人不足だしね。
中には昔部品を窃盗したり、不正乗車をしていた会社の系列会社に就職した人間もいるのであるからおかしなものである。
倫理観の問題だと思うので、並大抵の対策ではなくならないと思う。
警備員や改札を増やすというよりかは、不正乗車をするメリットをなくしていく(例えば不正の場合の請求額を高めたり、情報の共有を会社間、もしくは各地の警察署間で行うとか)ことが、根絶につながるんじゃないですかね。
あとをつけて触った、下着を剥ぎ取った、家に押し入って触った、
中には路上で顔を踏みつけて蹴りつけて触ったなんていうのも見た。
どんな顔した奴なのかと思うと痩せこけたおっさん、太ったおっさん、いろんなハゲ、
その辺にいそうな普通の兄ちゃん、陽キャっぽくて性犯罪なんか縁がなさそうな大学生まで様々。
でもみんな目つきは悪い。そして酒に酔って記憶がないって言い訳が圧倒的に多い。
暴行も含まれるし逮捕に至ってるからニュースになる訳で、単純に痴漢のみではない事例だけど
あまりに毎日胸糞悪くなりすぎて意識的に夕方のニュース見なくなった。(朝晩のニュースではあんま見ない)
ニュースじゃないから生々しい語り口で、被害者本人だけじゃなく犯人確保に協力した人の
そんでやっぱりネットだから、反応は同情的なものばっかりじゃない。
自作自演の可能性があるだろ、嘘松、冤罪だったらどう責任とるの?
これを言ってる人が必ずいる。
これ、純粋になんでそんなこと言うの?って不思議なんだけどマジでなんで?
そりゃーネットだし作り話の可能性なんて大いにあるけどまずそこじゃなくて、
嘘かもしんないけど『さっきそこで歩いてたら急に知らない人にぶん殴られて痛いんだけど』って泣いてる人に
『それ本当なの?嘘じゃないの?証拠は?冤罪だったらどうするの?』って直接聞く奴いたらやばくない?引かない?
これ見るたびいつもAAの「ねえねえ今どんな気持ち?」のやつが浮かぶ。
犯罪があれば冤罪もあって、多角的な見方をしないとダメっていうのはわかるんだよ。
でもどこからともなく全然知らん人が私がジャッジマンです!ってやって来て「ねえねえ今どんな気持ち?」を
しつこくやってさ、逆にそれ『冤罪じゃなかったらどうすんの?冤罪呼ばわりで傷つけた責任とれんの?』って
ブーメランにもなるのにさ、そこはなんか罪になったりしないから今のとこ無法地帯なんだよね。
細かく言えばセカンドレイプになるやつもあるけど捕まるもんでもないしそれ言い出すとフェミとかお気持ちとか
これまためんどくさい話になりそうだから一旦いいや。
とにかく相手が傷つこうが関係ないという謎のジャッジ病、あれは何なんだよ
やっぱあれかな?
不幸や理不尽な目に遭った経験がないか極端に少ない=実際に起きうる事として認識できない=共感できない
からなの?実際に冤罪被害に遭った人なら納得できるけどジャッジマンって別にそういう過去がある訳じゃないよね?
(そういう人はちゃんと活動家としてネット外でも行動してる気がする)
逆に理不尽な目に遭いまくってきたから自分が一番辛い、お前なんかたいした事ないみたいな思考になってるのかな?
前に痴漢に遭わない人にとって痴漢=幽霊みたいなもんで、見た事ないし被害に遭わないから信じられない、
なぜか自分が攻撃されてるように感じて痴漢じゃなくて被害者を叩くって説を聞いて目からウロコだった。
幽霊ほどあやふやな存在ではないだろうよ。少なくとも毎日ニュースで逮捕者映ってるんだから。
(あっちは殴る蹴るの暴行被害があるから逮捕されてんのかもなあ。被害者にとっては触られるのだって暴行なんだけどね。)
これは何の話といえばいいのか正直わかんない。モラル、思いやりっていうと偽善くさいし。
これ系の真偽をジャッジされる話は別に痴漢に限らず不条理に遭った人に共通してて、
接客業の人がいかれた客に酷い事されたとか子連れでいたらこんな辛い事あったとか、
障害者だけどこんな心ないこと言われたとか、ありふれてると言えばもありふれてる事ではある。
あえて痴漢っていう性犯罪に絞ったのは、幽霊の例えしかり『冤罪』って言われやすく、でも確実に毎日起きてるものだから。
あと自分は上記の理不尽経験値(とでも言えばいいのか)が異常に高く、痴漢の他なぜか全くの他人に加害される事が多くて、
冤罪とか嘘とか果ては自慢かとか、血縁者にも警察にも冷たくされた経験がやたらあるから、とにかくジャッジマンを見ると辛いんだよね。
別にちやほや優しくしてほしいんじゃなく、在った事は在った事としてそうなんだって認めて欲しかったな。
大げさかもしんないけど否定されても傷は残るしめちゃくちゃ孤独や絶望を感じるよ。
ツイッターはほどほどにして、夕方のニュースを消しても生きてる限り痴漢の話題は避けられないんだろうな〜。
極論世の中そんなもん、ネットなんてそんなもんって言われる程度のことかもだけど今日もジャッジマンを見てしまって辛いので書いた。猫吸ってくる。
なんだったのだろうあれは。
素晴らしく感動した。シュタインズゲートのラストを初めて見た時のような感覚を味わった。
もう20年も前の作品とは思えない。
流石に映像の画質や演出、台詞回しは多少古臭さはあったし、突っ込もうと思えばいくらでも突っ込める設定ではある。
一応、あらすじを説明すると。
「おはよう。そして会えないときのために、こんにちは、こんばんは、おやすみなさい」というセリフを爽やかな笑みでよく言う青年だ。
彼は本人も知らぬ間に、自分の人生をずっと世界中に生放送されていた。
彼以外の人間は全て役者で演者だ。近所の人や会社の同僚やそこらへんを歩いている通行人、新聞屋の店員、果ては両親や親友や妻に至るまで。
いや、そもそも彼を取り囲む世界すべてが作り物だ。建物も道路も空も海も何もかも。
『トゥルーマン・ショー』というテレビ番組を面白くするために作られた巨大なドームの中で、彼は何不自由なく暮らしていた。
だがある日彼は日常に疑問を抱く。何かがおかしい。そう思った彼は、その謎を探るべく行動を開始する。
ここまで読んで興味を持った方は、ここから先はネタバレ全開なので、ブラウザバックして本編を見てもらいたい(アマゾンプライムに入っているのであれば今すぐ見れる)
まぁ色々面白いシーンはあるのだが、やはり衝撃的だったのはラストシーンだ。
紆余曲折を得て。
偽物ではない、作られた物ではない、真実の、本当の世界に彼は行こうとしていたのだ。
そしてドームの端っこにあった階段を登ると、EXITと書かれた出口があった。
トゥルーマンはそれを引いた。さぁ行こう、とした所で、彼に背後から声が掛かる。
「聞いてくれ。外に真実などありはしない。私の作った世界こそが真実なんだ。嘘や偽善はあっても、私の世界では、何も恐れるものはない」
プロデューサーは言う。
「君は恐れているんだ。だからそこから出られない。それでいいんだ。よく分かっている」
「ずっと君のことを見てきたんだよ。生まれたとき、初めてよちよち歩きをしたときも。初めて学校に上がった日も、歯が抜けた時のことも知っているぞ」
「君はこの世界を出られない。ここに居るんだ。私と」
プロデューサーはずっとトゥルーマンを見てきた、30年以上も。だからトゥルーマンを実の息子のように思っているのだろう。
言っている内容は残酷だが、語りかける口調はとても優しかった。
しかしトゥルーマンは悩んでいるのか、迷っているのか、押し黙ったままだ。
「トゥルーマン、なにか言ってくれ。生放送なんだぞ! 世界中の人が君を見てるんだ!」
プロデューサーがそういうと、トゥルーマンはようやく反応した、カメラに向かっていつもの爽やかな笑みを浮かべて口を開く。
「会えないときのために、こんにちは、こんばんは、おやすみなさい」
そう言ったあと、演劇が終わったあとの役者がカーテンコールの時によくやるお辞儀をして、新しい世界へと踏み込んでいった。
すごい。素晴らしい。
俺の文章力では、あの爽やかさを、感動を、十分の一も伝えられていないのが口惜しいが。
本当に、気づいたら拍手していた。何度もうなずきながら。
まるで名作落語のオチのような。サッカーやバレーで、ここしか、そこしかないという場所にパスやトスが出たような。
そんな感覚だった。
このオチに何故深く感動したのかと言えば、それはきっとトゥルーマンが成長する瞬間を見れたからだ。
彼はプロデューサーに、怒っても良かった。いや、激怒するのが普通だろう。
だが彼は怒らなかった。何故自分を選んだ、と疑問をぶつける事もせず、プライバシーの侵害だ、訴えてやる! 金を寄越せ! 謝れ!と要求するでもなく。
彼はただ、今までお世話になった世界と視聴者とプロデューサーに感謝した。
本人も知らぬ間に世界中に自分の人生を生中継されていたという凄まじい運命を、彼は受け入れたのだ。笑みさえ浮かべて。
そして最後の最後までトゥルーマン・ショーの中のトゥルーマンを演じきって見せた。
それがすごい。あの場面で、あんなにもスマートかつクールに別れと感謝を告げられるのは、成熟した大人にしか出来ない。
しかしそのシーンに至るまでの彼は、子供だった。妻も親友も居て家も仕事もあったが、それでも彼は子供だったに違いない。
なぜならそれらは、番組を盛り上げるために与えられたものだからだ。彼自身が手に入れたものではないからだ。
しかし彼は、ずっと私の世界に居ろ。ずっとこの世界の子供でいろ、というプロデューサーの言葉を振り切って、自分の意思を貫き通し、ドームから出ていった。
彼の親代わりであるプロデューサーが作った安心かつ安全な作られた世界から出ていき、危険な現実に足を踏み入れ、自分の人生を生きることを決めたのだ。
本当にかっこよかった。
出ていった先の、本当の人生で、トゥルーマンの思うように行かない事もあるだろう。失敗も挫折も経験するに違いない。
あるいはドームに戻りたいと思うくらい、打ちのめされる事もあるかもしれない。
それでも彼ならきっと大丈夫だと思う。彼はもう子供ではないのだから。きっと上手く行くに違いない、と視聴者に思わせてくれる。
そして同時に、トゥルーマンは俺だ、俺たちだ、とも思った。
行きたいと思う道や、やりたい事があっても、それは押し殺される。あるいは自ら押し殺す。
周りの人間や世間から、批判される。誰もが選ぶ道を行けば安心なのに、何故お前はそちらに行くのかと。誰もが我慢しているのに、何故お前だけがやりたいことをやるのか、と。
安心で安全な自分たちと一緒に居ろ、と世間や周りの人間はそう言ってくる。
そう言った言葉に対し、トゥルーマンは、こうすればいいと俺たちに教えてくれた――そんな気さえする。
本当に本当に、素晴らしい映画だった。
ああ、誰かと語り合いたい……。
生まれたときから障害を持って親に捨てられてホームレスになった人もいる。彼は死んでいいのか?おまえもおれもいま稼いで税金払ってるのはたまたまな。明日交通事故にあって動けなくなって社会が見放したときに何を思う。色んな人がいる。もちろんおまえみたいな考えも。それはそれでいい。— 村本大輔(ウーマンラッシュアワー) (@WRHMURAMOTO) 2019年10月13日
このツイートでおれのことを偽善者というやつがいる。偽善綺麗事は余裕あるやつが言えばいい。言えないやつは余裕ができてからでいい。お金、心、余裕があるやつが配ればいい。ないやつは出来た時に配ればいい。誰も悪くない https://t.co/L2q3cm8UdC— 村本大輔(ウーマンラッシュアワー) (@WRHMURAMOTO) 2019年10月13日
税金を払えない人たち、その身内が心苦しくなるような空気を作るな。アホ。— 村本大輔(ウーマンラッシュアワー) (@WRHMURAMOTO) 2019年10月13日
雨風しのぐ家の無いホームレスこそ最優先。拒否は憲法違反ですよ。— MUSASHI WOO! (@MusashiWoo) 2019年10月12日
私も昨日痩せ細ってしまったホームレスがプラカードに、homeless, help. って書いて暑い中立ってて、でも誰も気にしてないから凄く可哀想になって、僅かながらちゃんと飲んでねってお金をあげました。教会とかバンバン募金する人いるけどそれ考えたらなぜホームレスにはしないのか?と思いました— arzsik (@thyfachan6) 2019年10月13日
⇒他人がやらないのがおかしいと価値観を全面に押し付けてくるのであれば、コイツ自身が全国のホームレスに寄付して1文無しになれば良いのに。
言うだけで何もしない、キレイゴトしか言わない偽善者って楽だよな。
他人に「こう行動すべき」と押し付けるくせに「俺の問題じゃねぇ」と言い始める。
人間関係がわずらわしくて働けるのに、自分の意思で、自ら望んでホームレスになり
他人にすがりついていないと生きていけないって悲しいなぁ。
困ったときだけ他人にすがりついて「助けて!」って生きてくの?見通し甘いんじゃないの。
確かあれは、合格して来春から通うことになった高校へ何らかの書類を提出しに行った帰りの電車の中だったように思う。
隣には友達のお母さんがいて、私はそのお母さんと一緒に電車に乗り込んで、3人がけの座席の前に立った。
目の前の席にホームレスの男性が座って寝ているのに異臭で気づいた。
友達のお母さんも私も何も言わず、男性のことには何も触れず、車両を移ろうかというそぶりも見せず、全く関係ない話をして目的の駅で降りた。
全く関係ない話をしながら(臭うなあ、ここに立つ前に気づいていたらこんな席来なかったのに。今更どこか別の場所に移ろうとお母さんに伝えたら、目の前の人は嫌な気持ちになったり怒ったりするだろうか。お母さんや全く気にしないそぶりで座っている周りの人は、この子はホームレスを差別するような子だと思うだろうか)とずっと考えていた。
もう25年も昔の話だ。
就職して何年か経ち、もらったはいいが持て余した夏休みを、一泊二日の箱根ひとり旅に使おうと出かけた時のことだ。
よくある観光コースの例にそのまま倣って、旅館へは直行せず、ケーブルカーやロープウェイに乗って向かうことにした。
観光シーズンだからかロープウェイに向かう行列は非常に混んでいた。だいたい30分〜1時間は並んでいたように思う。今のようにスマホで気軽に暇が潰せる時代ではなかったので、みな愚直に待っていた。
すると私の何人か後の行列で奇声が上がった。知的障害を抱えた成人男性特有の甲高い声だ。
声はそれからも断続的に上がった。静かにするよう諭す保護者の声はなく、誰も何も言わなかった。しかしその場にいる多くの人が無言のストレスを抱えていたこともわかった。
(静かにしてくれ)と思いながら私は待っていた。(あの後ろの人と同じロープウェイに乗る羽目になったら景色が台無しだ)というような事をおそらく考えていたのだと思うが覚えていない。
愚かにも、後ろの障害者男性から少しでも距離を離そうと歩を進め、無理に前に詰めようとしたから。
「ああ、後ろの人と一緒になりたくないのを見透かされた」という感情に頬を張られた衝撃しか覚えていない。
この箱根の旅行で唯一楽しかったと思えたのは、翌日の早朝にたった1人で散策した広場のウッドチップの柔らかさと澄んだ空気だけだ。
もう20年も昔の話だ。
「お前は偽善者だ」という恥を突きつけられた、あの恐ろしい2つの思い出を忘れた事はない。
あんな思いをするくらいなら差別主義者だと非難される方がずっとましだった。
彼らとは関わりたくはない。彼らを助けるために税金が使われるのは全く構わない。けれど自分の目の届かない場所でやってほしい。彼らを助ける労力を担う人に十分な報酬を与えてあげてほしい。
私は彼らと同じ場所で過ごしたくはない。同じ避難所に入れというなら心底嫌だが甘んじて受け入れる。けれど不潔な人間に免疫力のない子供や妊婦、病人、老人を近づける事を決して許したくないし、幼子でもないのにあたりの迷惑を顧みず騒音を垂れ流す人間に心近しく接する事は決してないだろう。
差別主義者の私にできることはそこまでだ。
かわいそうだから助けてあげるべきだ、それが人権だ、それをしない職員は人でなしの無能だなどと口が裂けても言いたくない。
私は差別主義者だ。
「金のないおっさん」の究極形だろうに。
彼らは「KKOは可哀想ランキング下位で社会に守られない!弱者扱いされない!本当の可哀想な弱者なんだ!」と主張するのが目的なので、KKOからホームレスをハブく。
そこまで「金がなく」なってしまうと弱者扱いで守られるようになってしまい、自説に都合が悪いからだ。
だから、KKO論者は今避難所のホームレスお断りを擁護し、「ホームレスは臭い。一緒にいたくない」と差別し、彼らを助けようとするリベラルを「偽善w」と叩いている。
彼らが「キモくて金のないおっさんは守られない!」と叫ぶのは、守られているキモくて金のないおっさんをKKOの内に入れていないからだ。
俺は間違っていなかった。
なんで皆、普通になりたがる?
本当は怖いんだろ? 馬鹿にされるのが
俺だってどうなりたいって聞かれたら言うよ
頭じゃわかってんだけど、そんなんつまんねぇよって思ってた。
もっと抑圧された感情を爆発させるような事が好きなんだ。面白いんだよ。
主観が一番。皆んなが良いって言ってるから良い? 笑わせんなw
その考えが笑えるよ。何がハッピーだよ
皆 俺の話なんて聞きやしない。
口を揃えて言う。良いから黙っとけって
そんな奴らに俺の気持ちなんてわかるか
みんな嘘ばっかだ 愛想笑いばっか
のが嫌なんだ。
思ってんだ。
なにやってもいい お前が思う通りに動けばいい。俺だってそうする
優しくしたい奴にはする、したくない奴にはしない。
そう思う人もいる。
わかってくれ くそども