　問題は、このまとめで挙げられている人たちが、法律に規定されていない「犯罪」を持ち出していることである。様々な疑問があるとは言え、日本社会は一応、建前上は法治主義の国家である。よって理想はともかくとして、法治国家としてのあり方に沿うような配慮が、政治的発言にあたっては求められることもあるのが現実である。

　だから何かを犯罪と認定するのならば、その根拠法を示さねばならない。しかるにこの件では、特定の性癖「である」というだけで犯罪であるとの呼ばわりがなされている。そういう理由で触法行為であるとみなす法律は存在しないし、実際に「する」ことを伴わずに罰するのは、この件においては内心の自由を侵害するため、憲法違反となって法律ができたとしてもどうせ無効であるし、既存の法律を内心の自由を規制できるように解釈するのも不適切とみなされると思う。

　日本国憲法第31条に、「何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。」とある。これは罪刑法定主義を規定していると解されている。罪刑法定主義を否定するようなやり方による「犯罪者認定」は、この精神に反する。

　そして本論であるが、この罪刑法定主義の否定は、為政者による恣意的な投獄などの措置につながるのではないか。法律案の国会による審議を経て必ず成立する法律ならば、勿論それでも様々な問題点はあるとは言え、一応国民の意見が反映された法律と言えよう。この法律に従って犯罪を認定し、取り締まるのは形式上正当である。ここで、法律によらず、「犯罪者認定」することがまかり通る世の中になればどうなるか。法律に問題云々以前に、警察官が個人的な恣意で留置所送りなどを行うことも可能となるのではないか。

　もちろん、この言い方は極論であり、実際に罪刑法定主義が無視された取扱が行われるのは、ありえないだろう。しかし、リベラルの立場に立ち、人権を擁護する主張をするものが、このような人権が無視されるディストピアにつながる観念を肯定してしまうというのは、そもそもふさわしいことではないと思う。昨今の日本では、リベラル的な言論が衰退していると考える人もいるらしいが、さもありなん、である。勿論ネトウヨのようにリベラルで無かったとしても、この国の法律を尊重する立場であるというのならば、あのような言いようは許容され難いだろう。というかこの件、「ネトウヨ」（この集団もまたまったくの無問題ではないが）とされている人たちのがよほど罪刑法定主義や内心の自由に言及し、尊重しようとしているように思える。

　たしかに犯罪行為は良くないことだ。批判されるべきだ。刑法なりなんなり、なんらかの法律に規定された犯罪を犯した人物は批判されるべきだろう。しかし、「犯罪者は批判されるべき」という常識を悪用して、自分に気に入らない思想や思考の人物を犯罪者認定し、「批判されるべき」としてしまうのは、タイトルに書いたとおり危険な考えなのではないだろうか。

9/25追記

togetterの方で一悶着あったようで、まとめの内容はだいぶ変わっているようですが、本論は同じだと思います。

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2016-07-09

■そろそろヨーロッパ 諸国がイスラム化した後のことを考えたほうが良いと思う

移民の数と出生率から考えると、20～30年のうちに、

ヨーロッパ諸国が次々とイスラム国家に変わっていくだろう。

そのとき日本はどうあるべきか、そろそろ考えたほうが良い。

中国が民主化をするとは思えないし、

ロシアは今のまま強権国家のままだろう。

インドに西欧的な人権が普及するには数百年はかかるだろう。

民主主義国家の混乱を見て、民主主義に理想を抱く若者は減るだろう。

タイのように民主化に挫折し、軍事国家や強権国家に逆戻りする新興国も増えるだろう。

あるいは韓国のように、中国の影響が強まって法治主義から人治主義的な国家へと

移行する国がでるかもしれない。

アメリカはどうなるだろう・・・人種・階層間の対立が激しくなり、

一つの強固な共同体としての形が守れないかもしれない。

30年後には主要国の中で西欧的な民主主義・人権主義を掲げる国は、

日本だけになってしまうのかもしれない。

民主主義や人権は、今の共産主義と同じように古臭い過去の遺物とされてしまう。

そのとき、日本はどういった国とどういう関係を築いて生きていくのだろう。

今の日本国憲法は非常に理想主義的だけれども、30年後にはどう評価されるのだろうか。

自民党草案の方がひょっとしたら進歩的なのかもしれない。

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2016-06-20

■日本ディスラプ党次期主張政策 綱領

公共事業によって一人一人が恩恵を受けられるようにします

全国津々浦々の交番及び警察署を改築し、警察官の士気を高め、人材を確保していきます。
小中学校及び公立高校の耐震改修並びに改築を加速して、壁に罅の入った寒い校舎に子供が押し込められる状況を一刻も早く終わらせます。
図書館を二倍に増やし、趣味や実学の専門書を積極的に収蔵します。

ケチの精神で事業を評価 します

SPARCのように特殊な割には費用対効果の低い製品の採用は極力やめさせ、スケールメリットを活かせる大手の普及版プロセッサによるスパコンを優先して評価させます。
既存のインフラのうち、向こう三十年耐えられるものはしっかり改修して、長く大事に使えるようにしていきます。
JAXAに民間事業者と提携させて、ソフトウェア開発体制、特に品質管理体制とテスト方法論を刷新させ、ひとみの悲劇が二度と繰り返されることのないよう、徹底させます。

自公政権の偽善を暴きます

安保以外の条文をその倍以上盛り込んだ憲法改正を断固阻止します。
法学上の常道を破る乱暴な立法を今すぐやめさせ、法曹教育を再改革し、戦後日本無上の遺産たる法治主義を次の世紀に継承してまいります。
宗教的な情熱や組織を選挙運動の為に動員することを抑制する仕組み作りを検討してまいります。
フランスに倣ったセクト規制制度を日本の実情に沿った形で導入することを検討してまいります。

社会の発展に取り組みます

ひきこもりなど独りでは困難な課題を解決する為の精神医療を助成します。
キャリアなき労働者の為の職能訓練ややり直し高等教育を助成します。
お金さえ出せばいいという制度ではなく、中欧や北欧を参考にして発展させた、自分のペースで学んで無期限在籍可能な、単位制の、無償の職能訓練校と高等教育コースを設置します。
小中学生の教育的就労を合法化し、発達の違いが生活力を身に着ける機会を奪うことがないように努めます。

平等に取り組みます

ヘイトスピーチ法を改正して日本国民に対する侮辱も禁止するようにし、完全な平等と自己決定権の尊重を実現します。
LGBT 活動家による敵対的運動に断固抵抗して、同性婚という言葉を排除し、婚姻相当関係という言葉を推奨します。
男女が同じ空間で過ごしつつ、コンピューター制御で二つの入口と個室の接続を切り替えることによって、LGBTの被差別意識に対応する、汎性トイレの発明と普及に取り組んでまいります。
小中学校並びに公立高校において司法を模した仕組みを設け、校内ハラスメントに対する客観的な対応を実現し、いじめ被害をなくします。
小中学校並びに公立高校における規律を見直し、時間外の出席や退席に対する罪の意識をなくして、いじめの背景にある社会的制約を撤廃します。

日本の心を大切にします

日本語の標準化を継続させると同時に、伝統的な文脈を理解する若い世代を増やします。
英語教育に言語学の授業を導入し、英語崇拝と苦手意識をなくします。
一つの社会から成る日本を支持し、アイヌ語主義を阻止します。
アイヌ系の国民の所得格差をなくすよう、全員を対象とし、十分な金額を与え、挑戦の回数を限定しない奨学金制度を設けることで、議論に終止符を打ちます。
世界的に稀な抱合語であって難解なアイヌ語の文法教育を全ての市民に無償で提供し、日本に言語格差が生じることを断固阻止します。

公衆浴場の文化を是正 します

銭湯の湯船において清潔なタオルや手ぬぐいの使用を認めさせます。
刺青の民俗学的研究を助成し、見る人を威圧する刺青を排除しながらも、それ以外の刺青をした人が将来的に公衆浴場を利用できるよう、取り組んでまいります。

生活を守ります

生活者に不利な住宅の賃貸制度を見直し、生活者に有利なものに漸次的に改革してまいります。
破産者でも利用可能な少額のショッピング利用限定のデポジット式のクレジットカード―credimus.go .jp―を国営で立ち上げて、家計を支えます。
MVNOにペイジー対応を義務付け、家計を支えます。

安全保障を次世代につなぎます

アメリカ軍の軍紀及び修養に関する研究を行って、外交ルートを通じてその改善を働きかけます。

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2015-12-17

■

はてなーの総意としては、アホみたいな慣習に縛られ自由が全くなくて、法治主義や民主主義が根付いてなくて、ネトウヨ政権で、自国民だけじゃなく外国人も奴隷扱いするブラック企業体質で、歴史を捏造して周囲の国の感情を煽って、ひたすら自画自賛を繰り返して、国旗を掲げたりもして、戦争法案を通すなど着々と戦争の準備をしていて、PCの概念を無視したような幼稚なハーレムアニメや艦これやとうらぶなどの軍国主義を助長するようなゲーム未満のゲームがはびこっていて、LGBTや女性差別を繰り返すようなポルノ大国の中世ジャップランドなんてなくなったほうがいいってことでOK？

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