はてなキーワード: シャッターとは
久しぶりに宇多田ヒカルの「Time will tell」が聞きたくなって、本当はネットからすぐにダウンロードできるのだけれど、一駅分となりのTSUTAYAまで自転車を走らせる。春はあけぼの、とは言うけれど、実際わたしは春は夜のほうが好きである。ふわふわした陽気と、新年度の賑々しい人の声、あたたかな街のネオンは、わたしにまるで夢の中にいるみたいな気持ちをくれるのだ。三月の沈丁花の香りが春のはじまりを告げ、いつしか桜が咲き、そのあとにツツジ。東京都心はいわゆるコンクリートジャングルのようだけれど、よくよく見ると季節感にあふれている。思えばわたしが東京で春を迎えたのは、こちらの大学に入学したときのことで、もう七年も前のことになる。あのとき住んでいたのは久我山で、はじめて神田川遊歩道の桜並木をみたときは、もうなんだか、これからいいことが起こるんじゃないかというわくわくした気持ちになったものだ。たぶん久我山という場所は田舎から出てきたわたしにとっては、適度に自然を感じられる良いところだったのだと思う。井の頭線に乗れば吉祥寺にも下北沢にも行けるし、賑やかさを感じたければ渋谷へもすぐに行ける。東京というところはなんと表情豊かな街なのかと、そのころのわたしは感じていた。七年後のわたしはいまだにそう思っているかというと、ちょっと感じ方は変わってきた。もちろん、一駅一駅表情は違うのだけれど、駅を出て出迎えてくれるのは、同じコンビニ、同じ牛丼屋、同じコーヒーショップと、まるで金太郎飴のようなチェーン・ストアの数々。いまでは部屋の壁紙みたいに思っているが、一時はあの感じにほとほと嫌気がさしていた。まぁしかし、今では地方にいってもどこにでも似たような大型ショッピングセンターがあり、駅前の商店街はシャッターで閉ざされ、という感じなので、あの閉塞感にさいなまれるよりはいくらかマシだろうとは思っている。逆に言うとわたしが東京に住んでいる理由はそれくらいしかない。あとは仕事があるかないかくらいの違いだ。
TSUTAYAでCDを借りたわたしは、閉店間際のスターバックスでドリップ・コーヒーを買って外に出た。歩道の柵に腰かけながら飲むコーヒーはまだ少し熱くて、オトナの男性がウイスキーをストレートでたしなむみたいにちびりちびりと飲むほかなかった。オトナ。あれからわたしはオトナになれただろうか。陳腐な問いである。わたしはコーヒーをブラックで飲めるようになったとか、異性と何人か交際したとか社会人になったとか不倫をしたとか、そういう経験値的なものはそれなりに積んできているが、本質的には何も変わっちゃいないと思っている。ただ、子どものときの、あの何もかも新鮮でわくわくを感じさせるきらきらとした気持ちだけが徐々に鈍く灰色を帯びたものになっていく。それがオトナになるということなら、なんとつまらないことだろうか。大学でつるんでいた友だちは私を除いて皆実家暮らしで、一般職で就職して、さいきんは今の彼氏と結婚すべきか否かみたいなことを口をそろえて言うし、平日は定時に退勤する生活を送り、年に一、二回は海外旅行へ行く。彼女たちの違うところは、付き合っている男の顔と、あとは旅行の行き先くらいで、こいつらもやはり金太郎飴だ。たぶん海外旅行というのは、わたしと同じように何事にも刺激を感じにくくなったオトナたちが苦肉の末に発明した麻薬みたいなものなんだろうと思っている。わたしは表面的には彼女たちと仲良くやっているつもりだが、大学を出てからはなんとなく距離を置くようになった。たぶんわたしのほうが「彼女たちとは違う」意識をしてしまったのだろうと思う。ワタシハアナタタチトハチガウ症候群。実際にはなにも違わない、わたしも金太郎飴の一部なのだ。ただただ金太郎飴であることから逃れたかっただけで。
幸せとは何だろうかということを考えるととたんに頭の中は穏やかではない不安で満ちることになるから、いまではそういうことはもう考えなくなった。ただ、春の花のにおいで季節を感じるとわたしはなんとなくよい気持ちになるし、幸せとはそのぐらいの観念で良いだろうということにしている。わたしはコーヒーを飲み干し、目を閉じて大きく深呼吸した。さぁ、明日からまた仕事だ。そう自分自身に言い聞かせるように自転車のペダルを踏みだした。
関東の桜は満開のピークをすぎました。
写真がデジタルになった恩恵の一つは、撮った写真データの合成が容易にできるということです。
桜の花びらが舞い散る様を撮影して、いざ写真を見てみると花びらの少なさにがっくりすることがありませんか?
人の目で見ているときは時間の経過があるので、次々に花びらが舞っていく量を体感することができますが、いざ写真に撮ってみるとその時に舞っている花びらしか写らないので量を感じるには乏しい物になってしまいます。
これは、写真が瞬間を切り取るものであるからこその悲劇と言えます。
そんなときは、カメラを高速連写モードにして3~5枚ほど一気に撮影しましょう。
その後、撮影した写真データをそれぞれ重ね合わせて合成します。
フォトショップでいうところのレイヤーの描画モードや、スマートフォンアプリなど可能です。
そうすると、それぞれの写真の変化があった部分だけが合成されます。つまり、舞い散る花びらの量だけを増やすことができるのです。
ちょっとした角度の違いで背景がブレてしまうようであれば、舞い散る花びら以外の部分は消しゴムで消してしまいましょう。
あとはお好みで合成する枚数を増やしていけば完成です。
手持ちで撮って余計な部分は消してしまえばいいという手軽さです。覚えておくと便利です。
スローシャッターとは、シャッタースピードを遅くして故意に被写体ブレを起こさせるテクニックです。
花びらや桜の枝を故意にブレさせることによって桜の散る様を表現してみましょう。
シャッターの開いている時間が長くなるということは当然それだけ手ブレのリスクが増えます。
そうなると三脚が必須ですが、人通りの激しい花見の季節にはなかなか取り出せません。
そこでオススメなのはスタンド機能がついている一脚です。マイクスタンドの用に一脚の下の部分がパカリと開きます。
注意して使えば軽いミラーレスでなくても数秒は安定してくれます。
次に大切なことは、光量です。
日中の撮影でスローシャッターをすれば当然露出オーバーになってしまいます。
そこで登場するのがNDフィルターです。
減光フィルターとも言われ、文字通りレンズから入る光の量を減らしてくれます。
フィルターには減らす光量に応じて種類が用意されていますが、光量を可変できる安価なものがあるのでひとまずはそれで十分です。
この時、設定をカメラ任せのままにしていると一向に思った通りの写真ができあがりません。
まずはISOを最低感度に固定。
モードをMにしてF値は11を上限に、シャッタースピードを下げていきましょう。
F値の数値が大きくなれば露光量は下がり、シャッタースピードが遅くなれば露光量は多くなります。
まずはその時の散り具合や風の強さに合わせてシャッタースピードを決め、露出が適正になるようにF値を絞っていくのがいいでしょう。
最後のちょっとした微調整は、NDフィルターの明暗を調整することでも可能です。
デジタルになって一番の恩恵は、なにより撮影結果をその場で確認できるということでしょう。
それまでは高度な技術と知識が必要だったスローシャッター撮影も、撮影結果を確認しつつのトライアンドエラーですぐに成功させることができます。
その場合、液晶に写る写真そのもので成否の確認を行ってもいいのですが、せっかくなのでヒストグラムを確認しましょう。
右や左にはみ出してしまっている量が多いと、つまり白飛びや黒つぶれが起きている証拠であり、レッタッチでは情報を取り戻せない状態です。
中央に向かって山型が描かれていれば、あとはレッタッチでどうにでもなります。
ちなみにNDフィルターを用いたスローシャッター撮影にはもう一つのメリットがあります。
それは、動いているものがブレるために写っている人のプライバシーを守れるというものです。
そんな時にスローシャッターで撮影すれば、当然人は動くので被写体ブレが起きて顔の判別ができなくなるというわけです。
スローシャッターを使った写真をうまく撮影するコツは、写真の中にブレていないポイントしっかり写しこむということです。
なぜなら、写真にピンぼけやブレがあると人はその写真が失敗写真だと感じてしまうからです。
例えば揺れない桜の幹、桜の花の背景など、ブレないものを一緒に写しこむことで桜の枝や花の動きを表現しましょう。
つまり、動きを表現したい背景は表現したいものよりも暗いものを選ぶとより動きが表現できるようになります。
これ以外にも、カメラの世界には表現したいことに対するアンサーが沢山用意されています。
手持ちの機材で限界を感じ始めたらまずは色々とためしてみることで更に世界が広がっていくことでしょう。
またそのうち!
写真が撮られてるかもしれないと思えてぞっとするなら、シャッター音がならないカメラがあることこそ叩くべきなのではないのか?
音が鳴らないなら撮られててもかまわないというなら、主張ぶれぶれだぞ?
横からだが、ケータイのカメラにシャッター音が強制付加されるようになったのは、コンデジ売ってるメーカーの圧力だったという都市伝説を聞いたことがある。
もし本当に盗撮を防ぐ目的でシャッター音が強制付加されているのなら、すべてのデジカメのシャッター音が強制でなければおかしいのに、コンデジのシャッター音はOFFにできる。
「行きつけのフィギュアショップ」のススメwwwフォカヌポウwww
男なら誰しもが憧れるだろうが、そう簡単には手に入らないソレ。
僕は冷や汗をかきながらトイレを探していた。
トイレを貸してくれそうな店はない。
そう思った時に目の前で店のシャッターを開ける、
「すみません。お腹を下してしまって、トイレを貸してはいただけないでしょうか」
と、持ちうる限り最大限の丁寧さでお願いした。すると男性は、
「いいけど、なんか見ていって。ここ、フィギュアショップだから」
と、真顔で答えた。
(この人、腹を下してる人間に何を言ってるんだ……)
フィギュアの代金をお支払する形ではダメでしょうか」と提案すると、
「じゃあ帰りに見に来て。ここはフィギュアショップで、トイレじゃないんだ」
男性はそういうと僕を店内に手招きした。
(そうなると、僕は帰りにここに寄らずに、そのまま帰ることもできるのに、
なんだかとても変わった人だなぁ)そう思いつつ、トイレを済ませると、
「では、帰りに寄らせてもらいます」そう言って僕は店を出た。
面倒だから帰ろうかなとも思った。けれど、ちょっと様子を見てみよう、
そんな気になって、僕は帰りにその店の前を通った。
ガラスがはめられたドアをそっと覗くと、
やはりというか、当然だが、この店のマスターだろう。
正直に言うと、その姿があまりにもカッコよく、様になっていて、
僕は無意識の内にドアを開けていた。
「あんた、変わってるね」と無表情に言った。
(それはおまえの方では……)と思っていると、マスターはフィギュアを出しながら続けた。
「寄らずに帰ろうと思えば帰れた。けれどあんたはここに来た。
あんたいい人だ。今日は店を休もうと思ったけど、開けてよかったよ」
そういってフィギュアスタンドに女の子のフィギュアを立てかけた
「あんたがこの店で最初に見るアイドルのフィギュアは、これが良い」
目の前に道端でコケそうになっている、何とも可愛らしいフィギュアが出された。
当時、フィギュアを全く知らなかった僕は、とりあえず値段が怖くなり、
「お幾らですか?」と財布を出しながら聞いた。マスターは
「俺は見ていけ、と言っただけで、金をとるとは言ってない
その後、僕はこのショップに足しげく通い、色々なオタクと知り合った。
そんな矢先、マスターが亡くなった。
いつだっただろうか、常連達でしっぽりフィギュアのパンツを覗いていた夜、
『楽天で知ったけどフィギュアの品揃えいいですね。僕好きです』みたいな若造が増えた
俺はそういう客は好かないんだ。機械による巡り合わせは好かないんだ」
僕も含め、何かしらおかしな巡り合わせでこの店とマスターと縁が出来た常連達は、
「では、なぜ楽天に出展を・・・」と思ったが、ネットを探し、三木谷社長に
サイトを取り下げるように頼んだりした。
けれど、三木谷社長は「出展したのはマスターの自由だ」と取り合ってくれなかった。
そんな中、マスターが暫く店を休むと言った。
今思えば、あの頃から体調が悪かったのかも知れない。
そのまま復帰の知らせのないまま、常連仲間からマスターの訃報を聞いた。
会場には見覚えのない女性の等身大フィギュアが2体ならんでいて、
マスターは自分の話を全くしない人で、「俺は既にノンコレクションだ」と言っていたので、
我々はそれが本当だとてっきり信じていた。
「これを渡すように、と言われました」と僕に1体のフィギュアを渡してきた。
何でも亡くなる少し前に、マスターが2人に、僕に渡すように言付けたそうだ。
具体的な商品名は控えるが、某アイドルゲームの永遠のセンター(17歳)と言えば、
分かる人にはその価値がわかると思う。何故こんなものを僕に、と混乱していると、
娘さんがバーで使われていた伝票を渡してきた。裏には走り書きの文字で、
そう書いてあった。
僕に人生とは何か、人付き合いとは何か、
大人になるとはどういうことかを教えてくれた、大切な空間だ。
男なら誰しもが憧れるだろうが、そう簡単には手に入らないソレ。
僕は今後の人生において、もう行きつけのフィギュアショップをつくることはないと思う。
「行きつけのバー」
男なら誰しもが憧れるだろうが、そう簡単には手に入らないソレ。
僕は冷や汗をかきながらトイレを探していた。
トイレを貸してくれそうな店はない。
そう思った時に目の前で店のシャッターを開ける、
「すみません。お腹を下してしまって、トイレを貸してはいただけないでしょうか」
と、持ちうる限り最大限の丁寧さでお願いした。すると男性は、
「いいけど、なんか飲んでって。ここ、バーだから」
と、真顔で答えた。
(この人、腹を下してる人間に何を言ってるんだ……)
お飲み物の代金をお支払する形ではダメでしょうか」と提案すると、
「じゃあ帰りに飲みに来て。ここはバーで、トイレじゃないんだ」
男性はそういうと僕を店内に手招きした。
(そうなると、僕は帰りにここに寄らずに、そのまま帰ることもできるのに、
なんだかとても変わった人だなぁ)そう思いつつ、トイレを済ませると、
「では、帰りに寄らせてもらいます」そう言って僕は店を出た。
面倒だから帰ろうかなとも思った。けれど、ちょっと様子を見てみよう、
そんな気になって、僕は帰りにその店の前を通った。
ガラスがはめられたドアをそっと覗くと、
やはりというか、当然だが、この店のマスターだろう。
正直に言うと、その姿があまりにもカッコよく、様になっていて、
僕は無意識の内にドアを開けていた。
「あんた、変わってるね」と無表情に言った。
(それはあなたの方では……)と思っていると、マスターはグラスを出しながら続けた。
「寄らずに帰ろうと思えば帰れた。けれどあんたはここに来た。
あんたいい人だ。今日は店を休もうと思ったけど、開けてよかったよ」
そういって丸氷を入れたグラスにお酒を注いだ。
目の前に琥珀色より少しばかり深く落ち着いた、何とも美しい色のお酒が出された。
当時、酒を全く知らなかった僕は、とりあえず値段が怖くなり、
「お幾らですか?」と財布を出しながら聞いた。マスターは
「俺は一杯飲んでけ、と言っただけで、金をとるとは言ってない
この一杯はプレゼントだ」と優しく笑った。
その後、僕はこのバーに足しげく通い、色々な人と知り合った。
そんな矢先、マスターが亡くなった。
いつだっただろうか、常連達でしっぽり飲んでいた夜、
『落ち着いたバーですね。僕好きです』みたいな若造が増えた
俺はそういう客は好かないんだ。機械による巡り合わせは好かないんだ」
僕も含め、何かしらおかしな巡り合わせでこの店とマスターと縁が出来た常連達は、
必死にネットを探し、掲載元に記事を取り下げるように頼んだりした。
けれど、大半のところは「言論(表現)の自由だ」と取り合ってくれなかった。
そんな中、マスターが暫く店を休むと言った。
今思えば、あの頃から体調が悪かったのかも知れない。
そのまま復帰の知らせのないまま、常連仲間からマスターの訃報を聞いた。
会場には見覚えのない女性が2人いて、話を聞くと離婚した元奥様と娘さんだった。
マスターは自分の話を全くしない人で、「俺は既に天涯孤独だ」と言っていたので、
我々はそれが本当だとてっきり信じていた。
「これを渡すように、と言われました」と僕に1本の酒を渡してきた。
何でも亡くなる少し前に、マスターが2人に、僕に渡すように言付けたそうだ。
具体的な商品名は控えるが、某日本メーカーのウイスキー(50年)と言えば、
分かる人にはその価値がわかると思う。何故こんなものを僕に、と混乱していると、
娘さんがバーで使われていた伝票を渡してきた。裏には走り書きの文字で、
そう書いてあった。
「行きつけのバー」
僕に人生とは何か、人付き合いとは何か、
大人になるとはどういうことかを教えてくれた、大切な空間だ。
男なら誰しもが憧れるだろうが、そう簡単には手に入らないソレ。
僕は今後の人生において、もう行きつけのバーをつくることはないと思う。
交差点の中心にレンズを向けながら、一体どうしてここに自分の心が動いたのかを考えていた。
わたしはただ、自分の芸術性に向かい合い耳を傾けていたにすぎない。
しかしふと、レンズに向けられる視線がどれも訝しげなものだということに気づいた。
わたしは写真に写る個人なんかに興味はない。しかし、考えてみれば道行く人間にしてみれば見ず知らずの人間のカメラに収められることに何のメリットもないことも理解できた。
わたしは黙ってカメラのストラップを背中に回し、その場所を後にすることにした。
その後は人目の少ない場所を探しては、渋谷という街が抱えるジレンマに向けてにシャッターを切っていた。
東京の、つまりは日本の最先端でありながらも、歪なものを抱えたままの街並みはいくつもの面白い顔を見せてくれた。
そうして誘われるがままに路地を進むと、わたしは歓楽街の中にいることに気づいた。
そこにはレンズを向けるべきものは何もなかったが、すれ違う人間は一様に首からカメラを下げるわたしを嫌うように避けていった。
わたしに悪意があるわけではない。
しかし、もし街中に拳銃を携えた人間が歩いていたらどうだろう。
きっと人々は訝しげな視線を送り、できれば関わりたくないと避けて通ることだろう。
今の世の中において、すでにカメラの地位とはそういうものなのだ。
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523 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 投稿日:2016/01/15(金) 11:36:21.62 ID:EfR1eadj [1/4]
前スレで売れたらいいなで松に5000突っ込んだ者だけど
追加追加で4桁再版してるよ
563 名前:175[sage] 投稿日:2016/01/15(金) 19:46:30.42 ID:A4KD1gke [2/2]
565 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 投稿日:2016/01/15(金) 19:57:27.54 ID:Cx+CXDTa [2/2]
毎回再録並みの分厚い本出してたなら別だが
利益じゃなく純売上ならまあわかる
578 名前:175[sage] 投稿日:2016/01/15(金) 20:44:18.65 ID:mCZnOoX1 [1/2]
>>565
自分も持ってるけどアレかな
宣伝広告費141,000円
皆もウィルスには注意しようね
579 名前:175[sage] 投稿日:2016/01/15(金) 20:49:41.15 ID:mCZnOoX1 [2/2]
>>568
580 名前:175[sage] 投稿日:2016/01/15(金) 21:07:39.26 ID:BdZkr/Rx
597 名前:175[sage] 投稿日:2016/01/16(土) 01:31:11.79 ID:JHnLyUW9 [1/2]
>>595
ランキング入りまくりで半年以上ダラダラ売って最大5000部だからな
納品されて1か月にも満たない松が5000掃ける事は著名なプロ以外あり得ない
3000ならまだ信用されただろうに
602 名前:175[sage] 投稿日:2016/01/16(土) 03:03:03.53 ID:K8D2hcO0
上澄みならってそいつが上澄みなんだよ
おまえの話に合わせると進撃の壁が数百ある錯覚起こすわ
松に突っ込んで欲しいのか知らんけどしつこい
604 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 投稿日:2016/01/16(土) 03:23:10.59 ID:xIgYir0e
あと4000万さんは一回のイベントに最低2冊、多いときは3,4冊ふつうに出してたはずだよ
610 名前:175[sage] 投稿日:2016/01/16(土) 06:18:32.97 ID:JHnLyUW9 [2/2]
4000万は進撃の最上位ではないけど
5000部は最大部数で
816 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 投稿日:2015/12/18(金) 02:33:37.52 ID:qqeIP6ai [1/2]
東方同人が衰退しているという話はよく聞く話で、感覚的には話題性も少なく、同人が売れてるという話も聞かない
しかしそんな個人の感覚とは裏腹に、オンリーでは過去最高来場者を記録し、盛況をしているという情報もある
このギャップから、東方は閉じコン、オンリー重視でコミケ軽視などという推測がよくされる
委託予約ランキングでも、とらのランキングでは100位中に1つか2つしか入らない
ホームグラウンドのメロンでも艦これと大きくその差を離している
「東方はオンリー中心でコミケでは弱い」「東方はイベントに足を運ぶので委託販売を使わない」などといった推測で説明できないこともないが、
東方 86
艦これ 8
オリジナル 2
ボカロ 1
ガンダム 1
スプラトゥーン 1
東方 44
艦これ 28
グラブル 6
悪魔のリドル 5
アイマス 3
ごちうさ 3
PCゲーム 2
なのは 2
オリジナル 2
パズドラ 2
その他 3
とらのあな 同人アイテム 週間ランキング(12月4週 集計)
東方 50
オリジナル 20
遊戯王 6
艦これ 4
コスプレ 2
悪魔のリドル 2
その他 16
同人グッズはキーホルダー、クリアファイル、カレンダー、カードスリーブなどなど
とらの同人アイテムはこれらに含めて、エロCGやエロゲーも含まれる
これらのランキングでは東方が圧倒的に上位をしめているのである
817 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 投稿日:2015/12/18(金) 03:24:40.40 ID:7srR1huB
「東方で売れているのは同人音楽、同人ゲーム、同人グッズ等であって、正直同人誌は売れてないんじゃないか?」
ということである
これで、東方同人誌がイマイチ売れない感と、東方同人イベントに人がたくさん来るという事実のギャップを埋めることができる
東方オンリーに人が多いのは同人音楽、同人ゲーム、同人グッズ等を求めて集まっているからではないだろうか
一次作品自体の売上と二次同人の売上は必ずしも比例するものではないというのは、このスレのテンプレにもある常識だが、
東方は一次作品自体も同人であるという特殊なジャンルである、だから一次作品の公式も同人即売会に参加する
つまり極端な話、同人即売会の来場者数が多いとしても東方の一次作品にだけ興味があって二次同人に一切興味のないファンばかりの可能性もある
話によると、昔に比べて最近の東方一次は公式漫画連載が多く評判も悪くなくけっこう売れてると小耳に挟んだんだが、
それにより公式漫画に需要を取られて健全非エロ二次同人の需要が奪われてる可能性もある
しかしまぁ、2日目の西館に隔離された閉じコンなので真偽の程は不明
そもそも普通は男性向け同人=同人誌なのだから、同人グッズや同人ソフトの世界は消去法的に東方が独占して強いだけの可能性もある
それがすなわち東方の同人誌が売れないという話に結びつくわけではないから、この推測は言いがかりかもしれない
でもなぁ・・・そんなに売れてる感じがしないんだよなぁ・・・東方同人誌
そこんとこどうなのか、コミケは3日目で出るけど東方のオンリーにも出してみたタイプの人にぶっちゃけた話を聞いてみたい
818 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 投稿日:2015/12/18(金) 03:28:53.60 ID:AeAJYMFp
まさにその両方やってたけどそんな感じでいいと思うぞ
まあ一次創作が来る東方イベって例大祭だけでその他オンリーは前者のみの影響だが
819 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 投稿日:2015/12/18(金) 04:48:14.09 ID:wt7tytPZ
本だけなら書店で買えるし
820 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 投稿日:2015/12/18(金) 05:05:44.96 ID:UNOEd889
あの手のグッズは需要があるから作られてるのではなく パッと用意できて 単価上げられて
オマケの本当にクソペラい8P本つけとけば体裁が保てる壁専用必殺技の為にある
本だけというが 海鮮が本当に欲しいのは本だ
823 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 投稿日:2015/12/18(金) 12:00:57.09 ID:qbBNv8Pa
その書店への委託販路を持たない(持てない)作家が東方で増えてる理由もあると思うぞ
若い世代がどんどん東方に入っていってると言うし、絵師も世代交代が進んでるのは渋見りゃわかる
店側も店側でもうとらもメロンも成長期は過ぎて安定期には入っている
葉鍵型月~東方バブル期あたりの売れる作家でもう店舗は磐石だから、基本的には門前払いする
結果として書店では見ることのない若い同人作家が東方オンリーに次々に集結し
品薄状態の中、オンラインストアでなんとかリコー シータ Sを購入。→ http://store.ricoh-imaging.co.jp/c/c112617/
数日使ってみて感じたことを書く。
・とても楽しい
家族の休日や、友達との食事のときの記念写真がとても面白い。あと、車の中で撮るのも、普通のカメラじゃ入らない運転席助手席と後部座席の全員の顔が入るので面白い。一眼レフやミラーレスの魚眼レンズでも同じ画角は撮れるが、コンパクトな本体のメリットは気軽に撮れること。テーブルの真ん中にポンと置いて、スマホでシャッターを切ると記念写真がすぐに撮れる。
・写真共有時の画質が粗い
撮った写真の共有はtheta360で行うことになるが、圧縮がかかるので画質が粗くなってしまう。月200円くらいの有料プランでオリジナル画質か、せめてGoogleフォトくらいの画質でアップロードできるようにして頂きたい。現状、Googleフォトなどの他社サービスでは全天球画像にならないので、きれいな画像を共有できるサービスが欲しい。
・動画の扱いがむずかしい
スマホでダウンロードしてみることはできるけど、そこからtheta360へのアップロードがほんの少しの秒数しかできない。有料プランでオリジナルの長さでアップロードできるようにしてほしい。これも、月200円くらいだと有難い。
みんな戸建。
Zさん:近所数件ともめている人。配偶者あり。有職者。
1台は近所が出入りする様子がすべて見える。Zさんいわく、これは本物。
Aさん宅のリビングが丸見えになるカメラもあれば、Bさん宅の台所を向いているのもあれば、Cさんの玄関を向いているものもある。
境界線ギリギリに駐車し、ミラーをたたまない為、ミラーがDさんの家の敷地に入っている。
車庫のセンター付き外灯はZさんが納得しないお宅には苦情が入る。
子供を自転車に乗せ運転中のEさんの脇スレスレをZさんの車、Eさん道路外に落ちそうになる。
Fさんのお子さんの脇スレスレを猛スピードでバックするZさんの車。
Zさんが在宅しかつGさんが出かけたり帰宅する→Zさんの車のエンジンがかかるかキーの開錠・施錠による操作音。
平日の夜、Hさん宅が全員帰宅するまで、Zさん宅の2階の窓はカーテンを閉めず照明がついている。毎日。
土日祝の夜、Hさん宅が全員帰宅するまで、Zさん宅の2階の窓はカーテンを閉めず照明がついており、1階はカーテンを閉めるもシャッターが開いている。
Zさんの在宅時、周辺でちょっとした工事(1時間もかからないものでも)でも挨拶等をしないと苦情。
Zさん周辺の家は子供を遊ばせると苦情がくる。自宅の庭でも苦情がくる。
Iさんが自宅の庭で子供を遊ばせる→じっとこっちを見ている。かつ苦情。
育成会のラジオ体操がZさんの家からそう離れてない公園で行われる→苦情。町内に大きい公園がなく、隣の町にて行われる。
Jさんが市役所に相談する→相談しただろうという紙がポストに入る。
Kさんが自治会関係で苦情をいう→こっちはお金を払っているんだ、文句を言うなという。役員は病気だからとやらない。
苦情は、ほとんどその家の旦那さんがいないときに奥さんに言う。
もう10年ぐらいになるのか。
口内発射だのスパンキングでイクなんてエロゲーと二次ドリの世界だけの話だろ、膣内とクリトリス、妥協しても乳首を刺激でもしなきゃ女性がアクメするなんてありえないよね、実際に業界でエロテキスト書いて飯食ってる友人知人(男性も女性もいる)もだいたいそんなことをいう。
しかし…ラピュタは本当にあるんだよ。結局性的興奮を感じるのは女性の脳であって、物理的刺激には限りがありまするが、実に無限にして無尽蔵なのは人間の想像力なのであります。信じてもらえないかもしれないけれど俺が出会った最小限の物理的刺激でイッちゃった女性のお話をしよう。以下の文章において女性のアイデンティティその他については嘘をついてる可能性があるけれど起こったことは正真正銘の事実です。
①
30歳バイオリン奏者
アイマスクで視覚を奪い、ボディストッキングだけを身に着けた女性をラブホのベッドに大の字に縛り付け、触ってと懇願する声を無視してしばらくクネクネする彼女を放置して視姦を楽しむ。おもむろに近づいとボディストッキングをあちこち破くそれだけでビクビクと体を震わせる彼女、そして仕上げとばかりに力を込めて太ももから足の指先まで一気に引き裂いたら…ヒーッヒーッと叫び声をあげて背中を反らせ10秒ほど激しく痙攣。え…もしかしてストッキング破いてるだけでイッちゃったのかよ。一人取り残された俺茫然。ほぼ肌に触れていないのに音の刺激だけでそこまで深い快感を味わうのか。音楽家の耳ってすごい(違うぞ)。
②
セーラー服姿で緊縛。後ろ手に縛って拘束したうえでアイマスクとボールギャグを装着、ソファの前に立たせる。カメラを取り出すとどこをどう写しているのか実況しながらシャッターを切る。するとAFの合焦音とシャッター音が響くたびに身体をよじらせるうえに股間には大きなシミが。おおだいぶ盛り上がってるなもうひと押ししてやるか、と連射モードに切り替えストロボの調光をプラス1段にしてより刺激を強くしたら…あれ、なんか反応が変だぞ、撮るたびに釣り上げられた魚みたいに痙攣してる。そして6回目か7回目の連射の直後、彼女はギャグにふさがれた口からくぐもった叫びをあげると足の先から頭まで激しく震わせながらソファに倒れこんだ。あの、俺触るどころか1メートル以内に近づいてすらいないんだけどな…。シャッター音とストロボの光の刺激だけでイッちまったぞ。
ええ、彼女は強烈な露出性癖持ちでAVで成功しなかったのは撮られていると思うだけで頭が真っ白になって演技もセリフも全部飛んじゃうからだそうです。監督さん、大変でしたね。
その瞬間に感じたのは性的興奮よりも人間の想像力の偉大さに対する尊敬の念とほんの少しの敗北感でした。もしかしてこの人たちには俺のちんちん、必要ないんじゃないかという、みみっちい敗北感。いちおう、どちらのケースもそのあと活用は、させていただきました、けれども。
前回のアイレベルは全く鳴かず飛ばずだったけど、今回も頑張るよ。
実はこの消失点はアイレベルとも密接な関係のあるキーワードなのだ。
でもなんとなくつまらない、今ひとついい写真にならないっていうレベルの人に向けた内容だよ。
いわゆる遠近法で使われる言葉で、最も奥行きがある場所、奥行き感が消失する場所が消失点です。
さっきあげたレベルの人というのは、言い換えると被写体はうまく撮れるようになった人と言えます。
それならば、次に大切になってくるのは背景の要素というわけです。
あなたは3分割のラインが交差する部分に被写体を置くようになりました。
この開かれた空間こそが、写真のドラマを演出する空間になるわけです。
まずは手始めに被写体と対になる交点に消失点を持ってきてみましょう。
奥行ある風景の中に、被写体が浮き出てくるような写真が出来上がりました。
被写体から放射状に広がる風景が、何か神秘的な物語を語りはじめそうな写真が出来上がりました。
このように、遠近法によって描かれるパースは、被写体を取り巻くストーリーを物語り始めます。
また、こうしてパースのラインが描かれることによって、写真を見る上での視点の動線が作られるようになります。
背景→被写体と、見る側の視点が迷うことなく導かれることによって、見る側の違和感が解消されていくわけです。
例えば消失点のない左右に平行な線が描かれる写真は、奥行き感の惑わされる不思議な写真として描き出されます。
このように消失点とは、奥行き感という演出を加える大切な要素なのです。
アイレベルでも触れた話ですが、子供の写真を撮るときに大人が直立のままシャッターを切ると消失点は写真の遥か上方向にあることになります。
せっかく愛らしい子供が映った写真なのに、その背景はただでさえおもしろみのない平坦な地面がさらに奥行き感の失われたつまらないものになってしまうわけです。
秋の行楽シーズン。
旅行先に限らず運動会などでもカメラ片手に東奔西走するパパママ達がこれでもかというほど目に入ってくる。
一生懸命に子供の姿を写真に収めようと奮闘しているわけだが、大半の方に惜しいと感じることがある。
一生懸命に走り回るところまでは良いのだが、いざ追いついてみると直立の姿勢でパシャ。また走っては追いついて直立のままパシャ。
惜しい。非常に惜しい。
当然大人の方が子供より背が高いので、大人が立った姿勢からシャッターを切ると子供は頭ばかりが大きくて足が短く写ってしまうことになる。
しかも大人目線から子供の顔を通り抜けた先は地面。周りの景色も写らなければ奥行き感の乏しい写真の出来上がりだ。
そこまで頑張って走ったなら、もう一頑張りしてしゃがんでみよう。
子供と目線の高さを合わせてみることで、その子供が見ている世界が見えてくる。
その世界とともに子供を写真に収めてあげれば、あなたの写真は「子供の写真」から「子供のいる世界の写真」に変わることができる。
確かに上目遣いの子供もかわいいものだ。でもそれは、子供が親に視線を向けている時だからこそ。
親の目線からの写真を表現するときにこそ使うべきアイレベルといえる。
このように、アイレベルとはつまり誰の目線かを表現するためのものである。
さて、写真が上手になってくると人から写真を頼まれることも増えてくる。
今までは自己満足でよかった世界に、急に他人の評価が入り込んでくるのだ。
ではどの高さにアイレベルを合わせるのが最も無難といえるのだろうか。
レンズの画角にも左右されるが、レンズ選びのできない方が使う標準的なレンズでは足が長く頭の小さい写真になる。
一見誰もが喜びそうな変化といえる。
しかし、写真に撮り慣れない被写体は、顔をあなたのレンズに向けてくるだろう。
引きすぎた顎は二重にたるみ、見下ろすような目線は威圧感に満ちあふれ、実に高圧的で傲慢な写真の出来上がりだ。
余談だが、それらを避けるためにこうした角度からの写真は被写体にやや上方向の遠くを見てもらうような姿勢をとってもらうことが一般的だ。
広がる空に目を向けることで、未来や世界に対する広がりを感じられるからである。
それは、女性なら鼻下からおでこ。男性なら鼻下から鎖骨に合わせるというものだ。
一般的な話になるが、女性は瞳が魅力的に写る写真を好み、男性は謙虚ながら存在感のある写真を好む傾向にある。
細かい説明は割愛するが、その黄金率がそれぞれ鼻下を中心に5~10cmの範囲に収まっているといえるわけだ。
あくまで一般論であり最初に立ち返ればアイレベルは表現の入り口に過ぎない。
しかし、頼まれた記念撮影に撮影者の表現が強く現れてしまうことが好まいくないことも確かだ。
記憶の片隅にでも役に立つ知識としてとどめておくと良いであろう。
子供の素晴らしい瞬間を切り取るために恥じらいなんてものは些細な問題だ。
尻を突き出し、時には地面に這いつくばってでも収めた瞬間は、その経験も含めてかけがえの無いものなのだ。
こうして皆の理解がすすみ撮影者が自由になれる世界を心から待ち望んでいる。
とは言え、下の子を抱いたままだったり激しい腰痛をお持ちだったりと簡単に中腰になれない方もいるだろう。
そんな方にはチルト(バリアングル)液晶のついたタイプのカメラが激しくおすすめだ。
例えば街中を歩いていた時に目の前に素晴らしいシャッターチャンスが訪れたとする。
そしてあなたのかばんの中には、相棒と呼ぶに相応しい自慢の愛機が眠っている。
カタログを目を皿のようにしてなめまわしやっとのおもいで選んだ逸品だ。
「さぁ出番だ。今こそお前の性能をフルに発揮してこの感動的瞬間を写真に納めるのだ!」
いま目の前に感動的瞬間があるにも関わらず、カメラをかばんから取り出すことができないのだ。
次第にあなたはこう考えるようになる。
「こんなところでカメラを取り出したら怪しまれるかも知れない」
「カメラを取り出しているうちにその瞬間はもう失われてしまうかもしれない」
「しっかり撮れてなくてあとで見なおして後悔するかもしれない」
「べつにそうまでして写真に撮っても誰かに見せるわけでもない」
「実はそれほどすばらしいシャッターチャンスでも無いのかもしれない」
次々に肥大していく言い訳によって目の前の瞬間は永遠に葬り去れてしまうのだ。
そしてあなたは考える。「あぁ。傷つかなくてよかった」と。
それならば問う。
一体あなたはいつになればそのカメラを躊躇なく取り出すことができるのか。
あなたの実力が満足のいく時点に達した時なか。それとも時間が解決するというのならば一体何年間カメラを続ければ許されるのか。
そうなのだ。あなたが解決してくれると期待している要素では、この問題は解決できないのだ。
あなたの写真に足りないものはカメラの性能でもあなたの実力でもない。
厚顔無恥にカメラを取り出し、その場の空気にはばからずシャッター音を鳴り響かせる人間に対する軽蔑にこそ、あなたの写真が上達しない一番の原因が潜んでいるのだ。
そこまで配慮のあるあなたなら、その写真は愛に満ちたとても素晴らしい作品に仕上がるはずだ。
誰に遠慮して自らの才能に道を譲る必要は無いのだ。
あなたに怪訝な顔を向ける人間がいれば微笑み返してやればいいのだ。
大丈夫だ。全てうまくいく。
カバンにフジのF900-EXR(2,3年前に2万円位で購入)を放り込んであるけど、めちゃくちゃ便利で手放せない。
写真はスマホで全部OKとかいう話が一時出てたけど、そうじゃない理由を書きます。
フジのF900-EXRだと、鞄から出して起動してズームしてフレーミングしてシャッター切るまで数秒くらい。フレーミングしないと2,3秒。
一方、スマホだと手遅れになることが多い。(慣れてないだけかもしれないけど)
(2)シャッター音
スマホのシャッター音のせいでセレモニー会場とかで写真を撮りまくれない。コンデジはそこを気にしなくてよい。
(3)暗い場所でもフラッシュ無しでそこそこ撮れてズームが効いて被写体に緊張させずに自然な絵が取れる。
これはスマホとの比較じゃないけど、高級志向のコンデジとか一眼と比べカメラの存在感が薄いから
フジのF900-EXRは主張の薄い外見なので宴会場でズームで撮っていても撮られた方があまり気づかないみたいで
自然な表情の良い写真と褒められることが多い。フラッシュ無しでもそこそこ速く撮れる性能も効いている。
厳密にはカメラ持ち込みが微妙な場所でも私的な記録の範囲としてお咎めなしで通りやすいような気もする。
(そこはスマホと同じ)
「痴漢にあっています、助けてください。今京王線急行の調布、明大前間です。拡散希望。#京王線」
ある月曜の朝、通学途中に覗くスマホの中にそんなツイートがリツイートされてきた。なんとなくだが、嫌な予感がした。
「特定しました。犯人は30代らしき短髪のサラリーマンで、えんじ色のマフラーが首元に見えます。気持ち悪い笑いしてる。明大前駅の人、駅員さんに通報して待ち受けてください。号車は5号車です。あと少しだから頑張って!#京王線」
そんな別人のツイートもリツイートされてきた。ああ、これは炎上するなぁ、そう直感した。
これもリツイート。このリツイートを読んだときに、「次は〜、明大前、明大前〜」というアナウンスが流れてきた。間抜けだが、このアナウンスを聞くまで件の京王線に乗っていることに気がつかなかった。
まさか、と思って辺りを見回したら、いたよ、泣きそうな顔をしている女子高生。その後ろでニヤニヤしながらスマホを覗いているえんじ色のマフラーの男。
修羅場遭遇の予感!
そう思ってるうちにもカシャ!というスマホシャッターの音がどこかでした。それを聞いてすぐに京王線タグを見に行ったら、あった。
というツイート。すでに幾らかリツイートされている。これは大変な現場に立ち会っているかもしれないと思ったとき、明大前に着いてドアが開いた。
「駅員さん、こっちです!」気の強そうな美人が手を挙げる。瞬く間に辺りはざわつき、えんじ色のマフラーの男は捕まり、泣きそうだった女子高生はさっきの美人とは違う女性に肩を抱かれて保護された。ちなみに俺は野次馬になることにした。
「痴漢の現行犯ということで、お話をうかがわせてください」そう言って駅員が男を掴むと、彼はぽかんとした顔でこう言った。「痴漢って、僕がですか?」いまいち事態を把握しきれてないらしい。そのぽかんとした顔を見て、俺はこれは冤罪なのではないかと思った。
そのうち、駅員と男が揉め始める。その間に俺は京王線タグを見に行って、びっくりした。すでにえんじ色のマフラーをした男の個人情報が特定され始めている。本名、会社名、あとツイッターのアカウントも。
そして、最初の方で特定しましたと言っていたアカウントは、こう呟いていた。
「痴漢が捕まってよかったです。学校行かないといけないので、立ち去ります。#京王線」
「そうだ、目撃者、僕はやってないんです、見てた方いませんか!?」男もこう声を上げた。俺は思わず声を上げた。「見てました!」そう声を上げてから俺は気付いた。男がスマホを持っていたということに。そして、男の荷物は手提げ鞄だということにも。
「どんな場面を見ましたか?」「僕がやってないこと、見ててくれてましたよね!?」駅員と男が口々に訊いてくる。
「その人は痴漢をやってないと思います。その人がスマホをずっと眺めてたのを見てました。そして鞄も持ってる。両手が塞がってるから痴漢ができるわけがないと思います」
そう俺が言うと、駅員は怪訝そうな顔になり、男はホッとした顔をした。だが、「でも気持ち悪い笑顔してた、ってツイッターにあったぞ!」「写真もあったけどニヤついてたわ!」と、周りの人々がざわつき始める。その空気があまりにも悪くて、俺は気圧された。一旦はホッとしていた男の顔も再び不安げに曇る。
「男性がスマホを持っていたという証拠はありますか?」駅員が俺にそう訊いてくる。あるわけねーだろ、そんなもん!と叫びたかったが、周りの空気がそれを許さない。いつの間にやら俺は、痴漢と同罪のような扱いを受けそうになっていた。このままだとまずい。
そう、勝手に写メられて今ネット中をリツイートされて駆け巡ってるはずのこの男の写真。それになら男がスマホを持っていることが写ってるはずだ!
「ツイッターにアップって、どういうことですか?」男がまた混乱したといった顔をして聞いてくる。俺は彼に答える。
「この件は最初からツイッターで中継されてるんですよ。その中に電車の中でのあなたの写真もあります。一緒に確認しましょう」
駅員は混乱した様子もなく、一緒に俺のスマホを覗き込み始めた。そういえばこの駅員はツイッターでこの件を見た奴に呼ばれてやってきたのだから、少なくとも実況のことは把握してるはずだ。呼んだ奴が誰だかはわからない。この場にまだいるのかどうかも。
俺のスマホを覗き込んでみると、この件は大炎上しているようだった。この場の写真も多数アップされ、俺の名前も特定されていた。背筋が寒くなる。俺もはっきりと男の冤罪を証明しないと逃げられない、そう思った。
そうしてリツイートされまくっている先ほどの写真を探し出した。が、そこでまた俺は絶望した。写真は男の斜め後ろから撮った写真で、手元に持ってたはずのスマホが写ってなかったのだ。ニヤニヤ笑っている男の顔と、えんじ色のマフラーしか写っていなかった。
「どうやら、証明できないようですね」冷たく駅員が言い放つ。「そんな!」男は悲鳴を上げ、周りの野次馬たちはざわつき始める。
「助けてください!見てたんでしょう!?」男が俺にすがりついてきた。「俺だって助けたいです」これは嘘偽りなく本心だった。さっき見た感じだと、すでに事態は俺の身にも飛び火しているのだ。「なにか、スマホを見ていたと証明できるものはありませんか?スマホでどんなページを見ていたのかとかでもいいです」「いろんなウェブページを見て、ブクマしてました…」「それだと時間が出ないから証明にならない…」俺は途方にくれた。
せめてツイッターをしていてくれたら。ツイッターなら細かい時間が出るのに。俺は心底思った。いや、待てよ。
「もしかしてそのブクマ、ツイッターと連携してますか!?」俺は男の肩を掴んで尋ねる。びっくりした様子の男だったが、徐々に理解の色が広がった。「…!してます、してます!」
「今度はなんなんですか?もう警察が到着しますよ?」そう言う駅員に、俺たちは答えた。「今度こそスマホを使っていたことを証明できるかもしれないんです!」
早速、男のスマホを開いてツイッターアプリを呼び出す。男のツイッターは通知がひどいことになっていた。ちらっとだけ見たが、「死ね」だの「人間のクズ」だの、罵声のオンパレードだった。しかし、それらは無視して男のツイートを呼び出す。そうしたら、あった。ちょうど電車に乗っている時間のブクマツイートが。
「これで証明にならないでしょうか?駅員さんだから、この時間俺たちが乗っていた電車が走っていたことはわかるでしょう?その時間にこのツイートはされているんです。スマホを使っていた証拠です」「面白い申し開きですね。これ以上は署で聞きましょう」突然声が割り込んできた。警察だった。
警察に行ってからがまた長かったが、結論からすると、男は逮捕されずに済んだ。被害者の女性がいつの間にか現場からいなくなっていたからだ。その理由はわからない、とは言わない。家に帰ってから彼女のアカウントを見てみると、鍵付きになっていた。俺が駅で見ていた時点でも、彼女のアカウントには大量のメンションが飛んでいた。それを見てきっと怖くなったのだろう。いろいろと。
この件はトゥギャッターでもまとめられていた。そして幸い、このまとめは男が冤罪であること、俺が善意の第3者であることがわかるようにまとめられていた。そして、真犯人が捕まることを祈るというように〆られていた。
特定しました、と言った後に立ち去った学生のアカウントは、最初は冤罪ではないことを主張していたが、関連ツイートを削除し鍵付きアカウントに移行した。写真を撮って晒した奴は、学生のツイートが悪いと開き直りを見せた後、「めんどくせ」と言い残して鍵付きになった。
男のアカウントは削除されていた。これはもう、仕方がないとしか言いようがない。冤罪だということがネットでも認められつつある今でも、流れ出した彼の個人情報は消えることはない。
俺の個人情報もまた同様だった。男と同じほど拡散されてはいないが、血気にはやった第3者の情報提供がされている。そして同時に、メンションもたくさん届いていた。うまく逃げたな、的なものもあったが、そのほとんどが俺の勇気をたたえるとか、そんな感じのものだった。
俺は、この件について考えあぐねていた。俺が男を助けたのは多分事実だ。今でも十二分にひどい状態だが、俺が出なければもっとひどいことになっていただろう。けれども、俺自身はそれで自分を讃える気にはならない。あのときは思わず声が出ただけで、男を助けようというはっきりした勇気を持っていたわけではない。最後まで頑張ったのは、ネットリンチが怖かったからという理由だ。
ただ、嫌な時代になったな、とは痛感した。今回俺たちの個人情報を晒したりリツイートした奴らの多くは、何も責任らしきものを取っていない。何もなかったかのように今でもツイートしている。俺たちは、彼らに復讐したくとも彼らの顔もわからない。
俺のアカウントは結局どうするのか?それをよくよく考えたが、結局残すことにした。ネットリンチが怖くてがんばり、幸い最後には冤罪が証明できたのだから、ここでアカウントを消してはいけない。リンチされるのが怖いだけではなく、それに屈することになるのは嫌だ。俺を叩いた奴らが何も考えずのうのうとしているのに、自分は思いつめて日常の一部を手放してしまうなんて馬鹿馬鹿しい。